JP2000229650A - チューブ絞り出し装置 - Google Patents

チューブ絞り出し装置

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JP2000229650A
JP2000229650A JP2000028080A JP2000028080A JP2000229650A JP 2000229650 A JP2000229650 A JP 2000229650A JP 2000028080 A JP2000028080 A JP 2000028080A JP 2000028080 A JP2000028080 A JP 2000028080A JP 2000229650 A JP2000229650 A JP 2000229650A
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reel
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    • B65D35/00Pliable tubular containers adapted to be permanently or temporarily deformed to expel contents, e.g. collapsible tubes for toothpaste or other plastic or semi-liquid material; Holders therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟性チューブ容器の内容物を絞り出すための
装置であって、巻き取られたチューブの巻き戻りを効果
的に防止でき、チューブをリールにしっかりと保持で
き、製造業者の組み立て工程の時間を短縮しコストを軽
減できるような、チューブ絞り出し装置を提供する。 【解決手段】 チューブを巻き取るリールと巻き取られ
たチューブを収納する巻き取り室とを有するハウジング
からなるチューブ絞り出し装置において、ハウジングに
形成された一対の平坦縁がチューブの側壁を加圧するこ
とにより、チューブの内容物のほぼ全量を絞り出すこと
を可能にする。またハウジングの一端壁及びリールに設
けられたブレーキ部が互いに係合して、リールの一方向
の回転を制動し、チューブの巻戻りを防止する。またリ
ールは、チューブの閉止端を収納し保持するコネクタと
してコネクタスロットを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟性チューブ容器
の内容物を絞り出すチューブ絞り出し装置に関し、特に
チューブの巻き戻りを防止するブレーキ部を有する、改
良型巻き取り式チューブ絞り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軟性チューブ容器は、他の形態の製品パ
ッケージ容器に比べて、比較的清潔であり、少量の内容
物も人の手によって加減しながら開口部又はオリフィス
を通して容器外に絞り出すことができるという利点を有
する。これらのチューブ容器はまた、粘性の大きな内容
物を絞り出す場合にも有用である。
【0003】これらの軟性チューブ容器は一般的に、一
端に従来型の絞り出し口及びキャップを備え、一体の軟
性側壁により形成された容器である。チューブの他端は
一般的に開放されており、ペースト状の内容物を充填し
密閉できるようになっている。
【0004】このようなチューブの内容物は一般的に、
キャップをはずして手でチューブから絞り出されて使用
される。この方法では、一般的に蓄えられた内容物は無
造作に動かされることになるため、比較的詰まったチュ
ーブでは容易な操作でペースト状の内容物を取り出すこ
とができるが、チューブが空の状態に近づくと、残って
いる内容物を絞り出すことが難しくなる。内容物の最後
の残留物を絞り出すために、平坦な縁を持った器具を用
いて、後方から絞り出し口に向けてチューブを平坦にな
らし、内容物を一方向に送り出して、チューブの外に絞
り出すことができる。
【0005】また、チューブの閉止端から絞り出し口に
向けて手でチューブを巻き上げて、チューブのほとんど
空になった部分から内容物を絞り出すこともできる。し
かしながら、この方法では、手の力が解除されるとチュ
ーブが巻き戻るので、同じ動作を毎回繰り返さなければ
ならない。この欠点は、チューブが長いほど顕著とな
り、またプラスチック製チューブのように、まっすぐな
形状に保持されるようにできたチューブにおいては特に
顕著である。
【0006】比較的空になったチューブから内容物の最
後の残りを取り出すことに困難を感じると、消費者はこ
のような内容物が残った状態のチューブを捨ててしまう
ことが多い。これにより不要な廃棄物が生まれることと
なり、利用可能なごみ埋立地を急速に埋めてしまうこと
になると考えられる。一般的に、軟性チューブ容器に
は、捨てられる際に相当な量の内容物が残されているた
め、この内容物を使用できるようにすれば、内容物が残
った状態で捨てられる軟性チューブ容器の数が減少し、
利用可能な埋め立てスペースの保存につながるので、環
境保全に大きく貢献することができる。
【0007】このような軟性チューブ容器の内容物を絞
り出す手段として、一般にキーと呼ばれる、細く伸長さ
れたロッドをチューブの閉止端に取り付けることによ
り、軟性チューブ容器の内容物を絞り出す方法が知られ
ている。このような装置の例として、モリソンの米国特
許955530号、ロスティゼルの米国特許17709
46号、レドマーの米国特許1986409号、ゴンザ
レスの米国特許2545773号、ケンドリックの米国
特許4653670号がある。これらの装置はチューブ
の巻き取りにおいては有用であるが、チューブの巻き戻
りは防止できず、特にプラスチック製チューブの巻き戻
りの防止は容易でない。
【0008】これらの問題に対処するために、回動自在
なリール型のチューブ絞り出し装置が提供されている。
この装置は一般的に、チューブの一部を収納するスリッ
トを備えたハウジングを有し、その内部ではチューブの
一端を差し込むためのコネクタスロットを備えたリール
部を収納できるようになっている。リールがホイールな
どにより回転されると、チューブがハウジングのスリッ
トを通して引き取られ、このスリットが内容物をチュー
ブの絞り出し口に向けて押し出すことにより、内容物が
チューブから絞り出される。この装置では、ハウジング
とチューブの間の摩擦あるいはチューブが有する柔軟性
によって、チューブの巻き戻りが防止されている。ま
た、チューブの内容物の流れを逐次コントロールするこ
とにより、内容物のほぼ全量を使用できるようになって
いる。
【0009】チューブを巻き取り、巻き戻りを防止する
装置の他の例として、エリアスらの米国特許45763
14号、ウッドの米国特許4570828号、本出願人
の米国特許5685457号がある。
【0010】折りたたみ可能なチューブは広く使用され
ており、チューブの巻き戻り防止の問題が避けられない
ため、製造業者はチューブ絞り出し装置を折りたたみ可
能なチューブに永続的に取り付けて、一体として販売す
ることにより消費者の便益を図っている。これにより、
消費者には、すぐに使える状態の組み立て済パッケージ
が提供される。
【0011】これらの組み立て済みパッケージの組み立
ては一般的に、次の2つの方法の何れかにより行われ
る。第1の方法は、チューブをリールに取り付けた後、
チューブ及びリールを、ハウジングの一端で開口したス
リットを通してハウジングに挿入して、組み立てを完成
させるものである。第2の方法は、リールをハウジング
に取り付けた後、チューブをハウジングのスリットに挿
入し、さらにリールのコネクタスロットに挿入するもの
である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のチューブ絞り出し装置には、以下のような問
題点があった。
【0013】上記の回動自在なリール型のチューブ絞り
出し装置においては、チューブは単にリールとハウジン
グの間の摩擦のみで保持されるため、チューブの巻き戻
りを十分に防止することはできないという問題点があっ
た。特にプラスチック製チューブは一般に弾力性が大き
いため、この問題は顕著であった。
【0014】米国特許5685457号に示された本出
願人の発明においては、チューブとチューブ絞り出し装
置の組み立てが容易ではないという問題があった。
【0015】上記の組み立て済みパッケージにおいて、
第1の方法による組み立ての際には、チューブの閉止端
をリールの狭いコネクタスロットに正確にそろえて配置
する必要がある。また、第2の方法による組み立ての際
には、リールとハウジングのスリットを正確にそろえて
配置する必要がある。これらの工程のため、組み立て済
みパッケージの製造には時間がかかり、製造業者が大量
組み立てを行いにくいという問題点があった。
【0016】さらに、一般的にはチューブをチューブ絞
り出し装置に取り付けた後に、チューブがリールから引
き取られるのを防止するために、チューブの一定の長さ
部分をリールのコネクタスロットに挿入し、リールに数
回巻き取って、チューブをリールに十分に固定する必要
がある。この巻き取り工程により、組み立てにさらなる
時間が必要となり、したがって大量組み立てをさらに行
いにくくしているという問題点があった。
【0017】また、本出願人に付与された米国特許50
97987号は、この配置の問題に対処したものであ
る。しかしながら製造業者は、チューブとチューブ絞り
出し装置を組み立てる工程の時間を短縮しコストを軽減
できるような装置を引き続き模索している。
【0018】そこで本発明は、軟性チューブ容器に取り
付けてチューブの内容物をほぼ全量を絞り出すための装
置であって、巻き取られたチューブの巻き戻りを効果的
に防止でき、チューブをリールにしっかりと保持でき、
製造業者の組み立て工程の時間を短縮しコストを軽減で
きるような、低価格のチューブ絞り出し装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のチューブ絞り出し装置は、折りたたみ可能
な側壁を有するチューブの平坦な閉止端に取り付けて、
チューブの内容物を絞り出す装置において、巻き取り室
及び互いに離隔した平坦縁が形成されることにより、チ
ューブの側壁を滑動自在に収納するスリットが形成さ
れ、一端壁を有するハウジングと、該ハウジングの一端
壁に設けられた第1ブレーキ部と、前記巻き取り室内に
位置し前記ハウジングに回動自在に設けられ、チューブ
の閉止端を連結するコネクタを有するリールシャフトを
含むリールと、該リール上に設けられ、前記第1ブレー
キ部に係合し前記第1ブレーキ部の回転を制動する第2
ブレーキ部と、前記リール上に設けられ前記リールを回
転させるノブと、を備え、チューブの閉止端が前記スリ
ットを通して挿入されて前記コネクタに係合され、前記
ノブを回転してチューブの閉止端を前記リールシャフト
上に巻き取ることができるようにして、チューブの側壁
に係合する前記スリットを通して徐々にチューブを引き
取り、チューブの巻き戻りを防止するよう前記第1ブレ
ーキ部及び第2ブレーキ部によって制動するようにした
ことを特徴とする。この構成により、本発明のチューブ
絞り出し装置では、回転自在なノブによってリールを回
転させて、チューブをハウジング内に巻き取ることが可
能であり、また第1ブレーキ部と第2ブレーキ部が係合
して、リールの一方向の回転を制動するようになってい
るので、チューブの巻き戻りを防止することができる。
【0020】また、本発明のチューブ絞り出し装置は、
前記ハウジングの一端壁に貫通孔を有し、該貫通孔に係
合するファスナーボスを前記リールシャフトの一端に有
することを特徴とする。この構成により、前記リール
が、前記ハウジングに永続的に固定されながら、回転さ
れてチューブを前記ハウジング内に巻き取ることができ
る。このファスナーボスは、ハウジングと着脱自在に係
合する柔軟なタブであってもよく、あるいは永続的に固
定されるような弾力性を有するものでもよい。
【0021】また、本発明のチューブ絞り出し装置は、
前記ハウジングの他端の壁から突出したフランジを有
し、該フランジが前記ノブの内部表面上の対応する溝に
収納されるようにしたことを特徴とする。この構成によ
り、前記ハウジング及び前記リールの構造的一体性が強
化される。
【0022】また、本発明のチューブ絞り出し装置は、
前記コネクタが、チューブの平坦な閉止端を保持するた
めの引掛りを有し、該引掛かりがチューブの平坦な閉止
端を貫通してチューブを前記リールに永続的に固定する
ようにしたことを特徴とする。この構成により、本発明
のチューブ絞り出し装置のチューブ保持力が強化され
る。
【0023】また、本発明のチューブ絞り出し装置は、
前記リールが、外側方向に偏倚された一対の先端を含む
リールシャフトを有し、該先端が重ね合わせられること
により、前記コネクタ、ジャーナル及びマウンティング
タブを形成することを特徴とする。この構成により、組
み立ての際、チューブを前記リールに取り付ける工程を
容易に行うことができる。
【0024】また、本発明のチューブ絞り出し装置は、
前記ハウジングの一端壁が環状溝を有し、該環状溝に回
動自在に収納される円筒形ディスクが前記リールの一端
壁側の端に備えられたことを特徴とする。この構成によ
り、前記ハウジング及び前記リールの構造的一体性が強
化される。
【0025】また、本発明のチューブ絞り出し装置は、
前記ハウジングがヒンジにより連結された2つの蛤殻状
部からなり、該蛤殻状部が該ヒンジにより回転して、水
平方向の壁を接しながら互いに閉じることにより、前記
ハウジングが閉じて巻き取り室を形成する装置であっ
て、前記ハウジング内に前記リールシャフトに向かって
伸びた一連のリブ515を有し、該リブに形成された勾
配付きエッジが、チューブの側壁を押圧することによ
り、チューブの絞り出し口に向かって内容物を押し出す
ようにしたことを特徴とする。この構成により、チュー
ブの内容物をほとんど残さずに絞り出すことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施形
態を図面に基づいて説明する。
【0027】図1乃至5は本発明にかかるチューブ絞り
出し装置の第1実施形態を示す。
【0028】チューブ絞り出し装置60は軟性チューブ
容器61(以下、単に「チューブ」と呼ぶ。)の内容物
を絞り出すためのものである。このチューブ絞り出し装
置60は、チューブ61を加圧し収納するためのハウジ
ング62、ハウジング62に備えられチューブ61に接
続して円周方向に巻き取るリール64、リール64を回
転させるノブ66、第1ブレーキ部68、及び第1ブレ
ーキ部68とともに作用してリール64の巻き戻りを防
止する第2ブレーキ部70を有する。以下、本発明の記
載においては、ハウジング62の伸長方向を一般的に横
方向と定義する。
【0029】ハウジング62は、円筒形のシェル72の
形状をしており、内部に巻き取り室74を形成する。巻
き取り室74は、リール64を収納し、チューブ61の
内容物のほぼ全量が絞り出されるまでチューブ61を巻
き取ることができるような寸法を有する。ハウジング6
2内部の断面が円形であることが好ましいが、本発明は
これに限定されることはなく、様々な形状のハウジング
を使用することができる。このようなシェル72の前面
には、横方向に延びた一対の平坦縁76を有する横方向
に伸長されたスリット78が形成され、チューブ61が
巻き取り室74に引き込まれると、柔軟なチューブ壁を
滑動自在に収納できるようになっている。チューブ61
の加圧を容易にするため、平坦縁76はより硬質の物質
で作られていてもよい。このスリット78はまた、開口
部79を有し、チューブ絞り出し装置60とチューブ6
1の水平位置を適合させることができるようになってい
る。
【0030】シェル72を構造的に強化するため、ハウ
ジング62の一端は一端壁80により閉じられている。
一端壁80の中心には、環状に配置されたブレーキ歯8
6を備えた軸方向の貫通孔82が形成されている。この
ブレーキ歯86が、第1ブレーキ部としてリールの一端
に形成された第2ブレーキ部70と係合することによ
り、リール64の巻き戻りを制動する。
【0031】シェル72は開口部90を有し、開口部9
0にはシェル72より小さい外径を有する環状座部94
が形成されており、環状座部94は軸方向外側に面した
ショルダ92を形成する。さらに図2に示すとおり、ノ
ブ66は軸方向内側に開口した環状溝136を有し、こ
の環状溝136が滑動自在に環状座部94を収納するこ
とにより、リール64のハウジング62に対する回転を
可能にする。ノブ66は一般的には円筒形であり、その
円周上に鋸歯状のハンドグリップ部130を有する。
【0032】リール64には、軸方向に伸びたリールシ
ャフト100とノブ66とが一体形成されている。リー
ルシャフト100は、チューブ61の平坦な閉止端を連
結するコネクタとして、コネクタスロット102を有す
る。コネクタスロット102は、ほぼリールシャフト1
00に沿って延伸し、一端104で開口しており、チュ
ーブ61の平坦な閉止端を収納できるようになってい
る。このように、コネクタスロット102はリール64
の終端まで延びていることが好ましいが、リール64の
途中で終わっていてもよい。
【0033】リールシャフト100は、表面にチューブ
61を効率よく巻取るために、円筒形をしていることが
好ましい。図2及び図4において、リールシャフト10
0は2つの離隔された柔軟な先端116を有するフォー
クを備え、それぞれの先端116が放射方向外側に突出
した弾力性のフランジ120を有することにより、ファ
スナーボス110を形成する。ファスナーボス110
は、十分な弾力性を有し、フランジ120が一度ハウジ
ング62の外壁に対して設置されるとハウジング62に
永続的に取り付けられるような形状を有することが好ま
しい。しかしながら、これよりも弾力性の低いファスナ
ーボスを用いて、ハウジング62に着脱自在に取り付け
るようにすることもできる。チューブ61の平坦な閉止
端を先端116の間に横方向で挿入し、摩擦力によりチ
ューブ61をコネクタスロット102に保持させること
ができる。コネクタスロット102はチューブ61の平
坦な閉止端を収納できるような寸法を有し、リール64
はハウジング62の一端壁80に固定されると、チュー
ブ61の平坦な閉止端を圧迫してコネクタスロット10
2に保持するのに十分な弾力性を有する。チューブ61
とコネクタの連結を容易にするために、リール64の開
口部104においては、先端116が互いに滑らかな形
状で離隔した部分を有することにより、チューブ61の
平坦な閉止端を横方向に収納しやすくなっている。この
拡開された開口部104によって、チューブ取り付けの
際に要求されるチューブ61の閉止端及びコネクタスロ
ット102の配置の精密さが緩和されるため、組み立て
時間が短縮されコストが軽減される。リール64内部の
これら以外の部分は、材料節約のため空洞になっていて
もよい。
【0034】ファスナーボス110の後方に、第2ブレ
ーキ部70を構成するつめを有することによりブレーキ
歯86と着脱自在に係合するジャーナル112が形成さ
れている。本発明においては、ジャーナル112が、互
いに等間隔に離隔された複数のつめを有することもでき
る。あるいは、一連のラチェット歯がジャーナル112
から突出し、1または複数のつめが貫通孔の淵に設置さ
れているようなブレーキ部を有することもできる。
【0035】本発明のチューブ絞り出し装置では、上記
のリール又はコネクタの他にも、図6から図11に例示
されているような様々なリール又はコネクタを使用する
ことができる。
【0036】次に図6及び図7に示すリール180は、
伸張され外側に拡開した弾力性のある一対の柔軟な先端
184を有するフォークを備えたリールシャフト182
を有する。先端184のそれぞれの自由端には、ジャー
ナル186及び軸方向外側に突出したタブ188が形成
されている。タブ188は、軸方向内側に面したショル
ダ190を有し、これによりリール180がハウジング
62の一端壁80と嵌合する。突起192が先端184
の1つからリールシャフト182の内側方向に突出し、
対面する先端184の近傍まで伸びており、チューブ6
1の閉止端をリールシャフト182内に保持するコネク
タを構成する。リール180は、軸方向内側に開口した
環状溝196を内側表面198に有するノブ194を備
えていることが好ましい。
【0037】図7に示すようにリール180が開かれた
状態では、外側に向けて偏倚された先端184が、組み
立て時にチューブ61の閉止端を水平方向に収納するた
めの集束路を形成する。これにより、直線形の閉じたコ
ネクタスロットを有するチューブ絞り出し装置に比べ
て、容易に組み立てが行えるので、組み立ての時間が短
縮されコストが軽減される。チューブ61の閉止端を先
端184の間に収納して、先端184の自由端を互いに
引き寄せてチューブ61の閉止端を挟んで保持すること
ができる。それぞれの先端184の一端に設けられたイ
ンターロッキングスナップ199により、先端184を
互いに固定しリールシャフト182の自由端を一体にま
とめることができる。あるいは、それぞれの先端184
が内側方向に突出したスペーサを有し、互いに係合する
ようにすることもできる。また、当業者であれば、先端
184の間の突起192の数、形状及び配置を、本発明
の範囲内で自由に変化させることができるであろう。
【0038】図6及び図7に示されたリール180で
は、チューブをリール180の自由端からノブ194に
向けて横方向に滑り込ませることができる。また、先端
184の柔軟性により、コネクタの開口部の形状が変化
できるので、実質的に平坦でないチューブ端の保持が可
能となる。例えば図7では、チューブの閉止端を先端1
84の間に滑り込ませた後に、先端184はインターロ
ッキングスナップ199により連結されて、タブ188
が図6に示すように互いに近接した位置に配置される。
次にタブ188のショルダ190を、図1で示したハウ
ジング62の貫通孔82と同様な貫通孔に通過させ、ジ
ャーナル186が貫通孔内に位置してハウジングとリー
ル180とが回動自在に結合されるようにする。チュー
ブがチューブ絞り出し装置から引き離されないように、
チューブをコネクタに永続的に取り付けることが好まし
い。
【0039】次に、図8(a)及び図8(b)は本発明
のチューブ絞り出し装置に用いるリールの他の例を示
す。リール200は、ノブ202から横方向に突出した
リールシャフト201を有する。リールシャフト201
の自由端にはファスナーボス203が形成されている。
ファスナーボス203は弾力性のショルダ204を有
し、図2に示したようなハウジングに永続的に取り付け
られるようになっている。互いに横方向に離隔された一
対の保持クリップ205により、チューブの平坦な閉止
端を保持できる。図8(b)に示すように、この円弧状
の保持クリップ205はリールシャフト201上に片持
ち梁状に固定されている。それぞれの保持クリップ20
5は、リールシャフト201に固定された固定端207
から自由端208に向けて円周方向に伸びた弾性部分2
06を有する。自由端208において球状ストップ20
9が放射方向内側に突出しており、リールシャフト20
1の外周と接している。チューブの平坦な閉止端を、リ
ールシャフト201と弾力性の保持クリップ205の球
状ストップ209との間に挿入し、リール200上に保
持することができる。このリール200に固定するチュ
ーブは、図11に示すチューブ221のように、保持ク
リップ205の球状ストップ209に係合する孔を有す
ることが好ましい。このチューブの孔が球状ストップ2
09に係合することにより、チューブがリール200上
にしっかりと保持される。また、このクリップ205の
使用により、チューブの平坦な閉止端をリールシャフト
201上に巻き取って保持する必要がなくなり、組み立
て時間が短縮される。
【0040】図9に示された他のリール210は、ノブ
212から横方向に突出したリールシャフト211を有
する。リールシャフト211の終端にはファスナーボス
が形成され、リール210がハウジングに取り付けられ
るようになっている。リール210はさらに、ノブ21
2に片持ち梁状に固定され、リールシャフト211に沿
って横方向に伸長した保持クリップ213を有する。保
持クリップ213はまた、リールシャフト211のノブ
212側の一端に固定されていてもよい。保持クリップ
213の自由端214には、保持クリップ213から放
射方向内側に突出した球状ストップ215が備えられ、
球状ストップ215はリールシャフト211と接してい
る。スタッド216はリールシャフト211から放射方
向外側に突出しており、保持クリップ213の内側表面
に接している。チューブの閉止端が、リールシャフト2
11に沿って保持クリップ213とリールシャフト21
1の間に横方向に挿入されて、球状ストップ215及び
スタッド216に挟まれることにより、チューブがリー
ルシャフト211上に保持される。チューブは保持クリ
ップ213の弾力性によって、リールシャフト211と
保持クリップ213の間に保持される。図11に示すチ
ューブ221ような孔を有するチューブを、このリール
210とともに使用することが好ましい。チューブの孔
が球状ストップ215及びスタッド216に係合するこ
とにより、チューブとリール210が横方向においても
チューブの長さ方向においてもさらに強固に固定される
からである。さらに、チューブをリールシャフト211
に固定するための巻き取り工程が必要ないため、組み立
て時間が短縮される。
【0041】次に、図10及び図11は他の修正を加え
たリール220を示す。リールシャフト224を貫通し
てコネクタスロット222が形成されることにより、チ
ューブ221の閉止端の挿入口が2箇所備えられてい
る。これにより、組み立て時にコネクタスロット222
とハウジングのスリットとをそろえるための時間を短縮
できるため、チューブ絞り出し装置の組み立てが容易に
なる。リールシャフト224は、チューブ221の閉止
端に連結するコネクタとして、コネクタスロット222
内部に突出した引掛り226を有する。図に示すよう
に、挿入されたチューブ221の閉止端は、コネクタス
ロット222内部の引掛り226の上を滑ることができ
るようになっている。チューブ221の閉止端が引掛り
226上を通過すると、チューブ221の挿入方向に突
出した引掛り226がチューブ221の閉止端に形成さ
れた孔と係合してチューブを保持し、チューブ221が
リール220から引き取られるのを防止することができ
る。
【0042】本発明にかかるチューブ絞り出し装置の第
2実施形態を、図12から図15に示す。チューブ絞り
出し装置300は、第1実施形態と異なったブレーキ部
の配置を特徴とする。チューブ絞り出し装置300は、
中空の円筒形ハウジング302とノブ306を備えたリ
ール304とを有する。ハウジング302は円筒形のシ
ェル308の内部に巻き取り室310を形成する。ま
た、ハウジング302には、図1に示すようなスリット
及び平坦縁(図には示していない)が形成されている。
【0043】引き続き図12から図15において、ハウ
ジング302は一端壁312により一端で閉止されてお
り、一端壁312はリールシャフトの一端を収納するた
めの軸方向の貫通孔314を有する。ハウジング302
の他方の端は開口しており、この端にはシェル308よ
り小さい外径を有するフランジ322が設けられてい
る。ノブ306の内側表面には、軸方向内側に開口した
環状溝332が設けられており、フランジ322を滑動
自在に収納して回転させることができるようになってい
る。フランジ322の軸方向外側の端には、第1ブレー
キ部326として、軸方向外側に突出した弾力性を有す
るつめ328が設けられている。つめ328は1つでも
よく、または複数あってハウジング302のリップに沿
って互いに離隔されていてもよい。第2ブレーキ部33
0は環状溝332の内部に設けられた一連の歯であり、
つめ328と係合するものである。図14では、第2ブ
レーキ部330はノブ306の内部表面334に設けら
れている。環状溝332はフランジ322を収納できる
ようになっており、また第1ブレーキ部326は第2ブ
レーキ部330と係合して、リール304の回転を一方
向に制動するラチェット機構を構成することにより、リ
ール304に固定されたチューブの巻き戻りを防止でき
るようになっている。また、フランジ322が環状溝3
32に収納されることにより、ハウジング302の及び
リール304の構造的一体性が強化される。第1及び第
2ブレーキ部は互いに入れ替えてもよい。
【0044】図15は制動方法の他の例を示す。フラン
ジ342から放射方向外側に突出した第1ブレーキ部3
40が、環状溝346の放射方向外側表面上に設けられ
た一連の歯からなる第2ブレーキ部344と係合して、
リール304の回転を制動する。
【0045】図12において、リール304のリールシ
ャフトはノブ306から水平方向に突出し、巻き取り室
310を通り、その端には貫通孔314に収納されるジ
ャーナル352を有する。リールシャフトの終端には柔
軟なショルダ354が形成されていて、貫通孔314を
通過してハウジング302の一端壁に嵌まるようになっ
ており、また、ショルダ354は、リール304をハウ
ジング302に永続的に固定するのに十分な弾力性を有
する。また、リールシャフトには、ノブ306の近傍か
らジャーナル352の近傍まで水平方向に伸びたスピン
ドル350が形成されている。リール304はさらにチ
ューブを保持するための保持部材(図には示していな
い)を有する。この保持部材は、例えば図10に示した
ような、チューブの平坦な閉止端に連結して保持できる
コネクタであってもよい。
【0046】次に、本発明にかかるチューブ絞り出し装
置の第3実施形態を図16に示す。チューブ絞り出し装
置370は円筒形のハウジング372を有し、ハウジン
グ372の外周部分のシェル374はその内部に巻き取
り室376を形成する。ハウジング372には、図1に
示したような横方向に伸長された加圧スリット(図には
示していない)が形成されており、チューブの平坦な閉
止端が巻き取り室376内に巻き取られる際に、この加
圧スリットがチューブの側壁を加圧する。ハウジング3
72の一端は一端壁378により閉止されており、一端
壁378にはリール386の一端を収納するための貫通
孔384が形成されている。ハウジング372の他端は
開口しており、シェル374の終端には環状縁388が
形成されている。一端壁378の内側表面には、軸方向
内側に開口し、貫通孔384を同心で包囲する環状溝3
92が形成されている。この環状溝392の軸方向内側
の表面上にギア歯396が形成されている。
【0047】また、図16において、リール386は円
筒形のノブ414から軸方向に突出したリールシャフト
398を有する。リールシャフト398には、図10に
示したようなコネクタ(図16には示していない)が設
けられており、このコネクタはチューブの閉止端を接続
してチューブを保持できるようになっている。リールシ
ャフト398の自由端には、シェル374より小さい外
径を有するジャーナル404と弾力性を有するフランジ
406が形成されており、フランジ406は貫通孔38
4内に嵌まって回転できるようになっている。フランジ
406は放射方向に伸びたショルダを有し、このショル
ダはリールシャフト398の終端に平行に面しているの
で、このショルダと終端の間の離隔されたスペースに、
一定の厚みを有するハウジング372の一端壁378を
挟み込むようになっている。リールシャフトの終端に
は、軸方向外側に突出したつめ408が形成され、環状
溝392内のギア歯396と係合するようになってい
る。ノブ414の軸方向内側の壁には、ベアリングディ
スク412が形成されており、これがハウジング372
の開口された端の内側に収納されることにより、リール
386がハウジング372に対して回転できるようにな
っている。
【0048】図17は制動方法の他の例を示す。この例
においては、ハウジングの一端壁434の軸方向内側の
貫通孔437の周囲に、軸方向内側に向かって開口した
凹状の環状座部436を有する。リール442はその終
端において、円盤状に形成され放射方向外側に突出した
ディスク444を有する。ディスク444は、一部が環
状座部436に収納され、ファスナーボス445を終端
に有する。ハウジングの一端壁434が、ディスク44
4とファスナーボス445の間に永続的に嵌合されるこ
とが好ましい。ディスク444及びファスナーボス44
5は環状座部436に回動自在に嵌合されており、リー
ルとハウジングの回転を可能にしている。一端壁434
の貫通孔437においては、第1ブレーキ部として、弾
力性を有するつめ438が環状座部436の内部から放
射方向内側に突出しており、またディスク444はその
外周上に、第2ブレーキ部440としてギア歯を有る。
第1ブレーキ部のつめが第2ブレーキ部440と係合す
ることにより、リールの一方向の回転が制動されて、チ
ューブの巻き戻りが防止される。
【0049】次に、本発明にかかるチューブ絞り出し装
置の第4実施形態を図18及び図19に示す。チューブ
絞り出し装置500のハウジング502は、上半部50
4及び下半部506からなり、ヒンジ508により一辺
に沿って互いに連結されていて、蛤殻状に形成されてい
る。上半部504及び下半部506の縁510は、ハウ
ジング502が閉じた位置で互いに接触するようになっ
ている。上半部504及び下半部506は、ヒンジ50
8を軸に回転して互いに閉じて巻き取り室512を形成
する。上半部504及び下半部506のヒンジ508に
連結された縁と反対側の縁には、平坦縁514が形成さ
れている。ハウジング502の内部には、一連のリブ5
15が形成されており、それぞれ一端で平坦縁514に
接している。図18では、下半部506のみがリブ51
5を有しているが、上半部504も同様な一連のリブを
有するようにしてもよい。リブ515はハウジング50
2内をリールシャフト520に向かって伸びており、チ
ューブの側壁に圧力を加えることにより、チューブの内
容物を絞り出し口に向かって押し出すことができる。リ
ブ515の他端は加圧壁517に接しており、加圧壁5
17は上半部504の加圧壁(図には示していない)と
ともに狭いスリットを形成して、ハウジング502内部
に巻き取られたのチューブの側壁を加圧することができ
る。この内部の加圧壁によりチューブ壁を平坦にするこ
とができる。リブ515はまたチューブの過剰な内容物
を取り除くので、したがって製造コストを軽減すること
ができる。図18においては、リブ515と加圧壁51
7がハウジング502の下半部506にのみ示されてい
るが、1組のリブと加圧壁が上半部及び下半部両方に設
置されることが好ましい。
【0050】本実施形態では、平坦縁514をリールか
ら遠くに位置させることにより、巻き取り室512の容
量を増加させている。平坦縁514に様々な曲率を与え
ることにより、チューブの外形を完成させ、チューブと
チューブ絞り出し装置500に美的に調和の取れたユニ
ットとしての外見を与えることができる。上半部504
と下半部506を連結するヒンジ508は、柔軟な薄い
一枚のプラスチック材から作ることができる。あるい
は、従来式のピンを有するヒンジを用いてもよい。上半
部504及び下半部506は、何れか一方に取り付けら
れたロッキングタブ516が、他方にあるへこみ部分5
18と係合することにより、互いに結合し、保持され
る。
【0051】リールシャフト520は、これまでに記し
た何れかのコネクタ522を有し、チューブの平坦な閉
止端と係合し、チューブが巻き取り室512に巻き取ら
れることができるようになっている。ヒンジ508で連
結されたハウジング502の各半部の側壁は、中央に一
対の半円形のカットアウト524を有し、これらのカッ
トアウト524は、上半部504及び下半部506が互
いにロックされたときにはネスティング孔526を形成
する。このネスティング孔526は、両端に固定された
一対のノブ528を有するリールシャフト520の円筒
形の両端を収納することができる。当業者にとって明ら
かなように、ノブ528及びリールが一体に形成されて
いてもよく、または互いに組み立て可能な個別の部品か
らできていてもよい。ネスティング孔526はリールシ
ャフト520の回動自在に収納し、孔に沿って第1ブレ
ーキ部532を有する。第1ブレーキ部532は、図3
に示すようなラチェット歯であってもよい。リールシャ
フト520上に設けられた第2ブレーキ部536は、リ
ールシャフト520から伸びたつめの形状をしており、
第1ブレーキ部532と係合し、リールの一方向の回転
を抑えるようになっている。何れか一方のノブを回すこ
とにより、チューブを巻き取り室512内に巻き取るこ
とができる。
【0052】図20は、本発明の他の特徴として、ハウ
ジング601の外部表面から突出したひれ600を有す
る装置を示す。ひれ600の中央には、家庭内の便利な
場所や店舗の棚にあるフックに吊るすためのフック穴6
02が形成されている。取り付けられたチューブ604
は、ハウジング601からぶら下がり、この状態で使用
すると、重力によりチューブ604の内容物が下方に押
し出されるので、内容物の取り出しが容易になる。
【0053】図21は本発明の他の有用な修正例を示
す。ハウジングの一辺に、ベース610が備えられてい
る。ベース610は、チューブを収納するスリットの反
対側に設けられ、図に示した脚のような平面状の表面を
有し、装置全体を直立位置に保持して、市場や家庭内の
台の上に置いておくことができるようにするものであ
る。
【0054】ここに記載したハウジング、リール、ノブ
及びブレーキ部は、軽量の硬質プラスチックでできてい
ることが好ましい。ブレーキ部などの摩擦しながら係合
する部材は、磨耗を防ぐためより堅いプラスチックでで
きていてもよい。その他の材質であって、当業界で知ら
れており、使用に適した、金属などの材質は、前記のよ
うな形状にできるものであれば、これを使用してもよ
い。さらに、いくつかの部材を他の部材と異なる材料か
らなるものにしてもよい。
【0055】ここに記載した部材は一体形成されていて
もよく、個々の部材から構成されていてもよく、または
その両方を含んでいてもよい。例えば、図4に示すリー
ルとノブは一体形成されたユニットであり、独立したハ
ウジング部材を有する。実際にはチューブ絞り出し装置
は多数の部材からなるものであり、例えば、独立したリ
ールと独立したノブとからなることもあるし、あるいは
ハウジングが2つの独立した半部からなることもある。
図18に示すように、2つ以上のノブを使用してもよ
く、ノブの形状は様々に変化させることができる。2つ
の開口端を有するハウジングを、ノブ又はキャップとと
もに用いて、ノブ又はキャップの内部に面した表面に前
記の一端壁の働きをさせてもよい。一方向の回転を防止
する他のブレーキ部を本発明に用いてもよい。また、第
1ブレーキ部及び第2ブレーキ部は配置を互いに入れ替
えてもよく、それぞれ部材から突出させずに、へこませ
ることにより形成してもよい。当業者はその他の変更を
加えることも可能であろうが、そのような変更は本発明
の範疇に含まれるものである。
【0056】次に、図1から図5を参照しながら本発明
の作用を説明する。本発明にかかるチューブ絞り出し装
置60は、チューブ61の巻き戻りを制止しながら、チ
ューブの内容物の流れを逐次コントロールできる。図4
に示したリールはノブ66と一体形成されている。ま
ず、軟性チューブ容器の平坦な閉止端をリール64のコ
ネクタスロット102に挿入する。次にリール、ノブ6
6及びチューブの集合体をハウジング62に滑り込ませ
る。このときチューブ61の側壁は、スリット78の開
口部79を通ってハウジングの平坦縁76の間に横方向
に滑り込むようにする。次に、ファスナーボス110
を、貫通孔82に通じて、柔軟な先端116の放射方向
外側向きのフランジ120を一端壁80の外部表面に接
触させることによって、リールをハウジング62に永続
的に固定するのが好ましい。先端は、ハウジングに永続
的に固定するのに十分な弾力性を有する。また、リール
を一端壁80に挿入し、ブレーキ歯86と第2ブレーキ
部70のつめを互いに係合する状態に配置することによ
り、チューブ絞り出し装置の組み立てが完成する。
【0057】チューブ61がキャップその他のふたを有
していれば、これを取り外して、チューブ61の中身を
人の手により搾ることにより絞り出すことができる。チ
ューブ61を搾って内容物の一部を取り出した後、チュ
ーブ絞り出し装置によって内容物を開口部に向けて絞り
出す必要があれば、チューブ61は巻き取られ、チュー
ブ61の使用済みの部分がハウジング62に収納され
る。
【0058】チューブ61を巻き取るために、ノブ66
をハンドグリップ部130で握り、ブレーキ部の回転制
御に応じて時計回り方向又は半時計回り方向のどちらか
一方向に回転させる。ノブ66の回転により、隣接する
リール64が回転して、チューブ61がまずリールの外
部表面上に、続いてチューブ自身の上に巻き取られる。
また、この回転によりチューブ61がハウジング62の
平坦縁76の間を通って引き取られ、平坦縁に76より
チューブの側壁が加圧されてチューブ61の内容物が開
口部に向けて絞り出される。チューブ61をリール上に
巻き取り、平坦縁76の間に通すことにより、チューブ
61の内容物が開口部から離れた方向に移動することが
防止される。ノブ66の回転は、チューブ61の使用済
みの部分が巻き取り室74に収納されるまで続けられ
る。チューブは次回の使用時までキャップ又はシールす
ることができる。
【0059】チューブの端をリールに及びリールをハウ
ジングに永続的に取り付けることが望ましい。一方、弾
力性のより小さいファスナーボス110を使用して、ハ
ウジング62に着脱可能に取り付けた場合には、ファス
ナーボス110を貫通孔82から取り外して、リール6
4、ノブ66及びチューブ61の全体をハウジング62
の巻き取り室74から取り除くことができる。次に、チ
ューブ61を巻き戻し、チューブ61の平坦な閉止端を
リールのコネクタスロット102から取り除くと、次の
チューブ61をリールに取り付けることができる。
【0060】また、他の組み立て方法を採用することも
できる。ノブ66及びリール64をハウジング62内に
設置し、定位置にはめ込むこともできる。続いて、チュ
ーブ61の閉止端を、ハウジング62のスリット78及
びリールのコネクタスロット102に挿入する。チュー
ブ61のハウジング62内への巻き取りを前記と同様に
行うことができる。
【0061】さらに、伸長された終端を有するチューブ
を用いることにより、リールとチューブの結合を着脱自
在にすることも本発明の範疇に含まれる。伸長された終
端をリールのコネクタスロットに滑り込ませた後、リー
ルを十分な回数回転させてチューブの終端を巻き取るこ
とにより、チューブがリールから引き離されることを防
止できる。このリール及びチューブの使用は、チューブ
がリールから外れるのを防止するために、リール上にチ
ューブを数回巻き取る工程を追加する必要があるため、
他のものに比べて好ましくない。このリール及びチュー
ブにおいても、本発明のブレーキ部は、チューブの巻き
戻りを防止し、チューブの内容物をコントロールするこ
とができる。
【0062】
【発明の効果】本発明のチューブ絞り出し装置によれ
ば、チューブの側壁を加圧して、チューブの内容物を絞
り出し口に向けて逐次移動させるための平坦縁がハウジ
ングの表面に形成されているので、チューブの内容物の
ほぼ全量を簡単な操作で絞り出すことができ、したがっ
てチューブが内容物を残した状態で捨てられることを防
止できる。
【0063】また、本発明のチューブ絞り出し装置によ
れば、リールがコネクタを有することにより、チューブ
の閉止端がリールシャフトにしっかりと固定されるの
で、チューブの閉止端をリール上に巻き取る工程が必要
なくなるので、チューブとチューブ絞り出し装置の組み
立てが容易となり、製造コストを軽減し、時間を短縮す
ることができる。
【0064】また、本発明のチューブ絞り出し装置によ
れば、リールの一方向の回転を制動するブレーキ部を備
えているので、リール上に巻き取ったチューブが巻き戻
ることを効果的に防止でき、特に弾力性の大きいプラス
チック製チューブの巻き戻りも防止することができる。
【0065】本発明に係るチューブ絞り出し装置のいく
つかの実施形態をここに記載したが、本発明の範疇を逸
脱することなく、様々な修正を加えることができること
は明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチューブ絞り出し装置の斜視図で
ある。
【図2】図1に示すチューブ絞り出し装置の拡大断面図
である。
【図3】図2の3−3線に沿った、ハウジングの右端側
面図である。
【図4】図2に示すリール及びノブの正面図である。
【図5】図4の5−5線に沿った断面図である。
【図6】図4に示すリールを修正したリールの正面断面
図である。
【図7】図6に示すリールが開いた状態での、縮小正面
断面図である。
【図8】(a)図4に示すリールの他の例で、一対のク
リップを有するリールの縮小正面図である。(b)図8
(a)の8B−8B線に沿った横方向断面図である。
【図9】図4に示すリールのさらに他の実施形態で、横
方向に伸長した1つのクリップを有するリールの縮小正
面図である。
【図10】図4に示すリールをさらに修正したリール及
びハウジングの横方向の縮小断面図である。
【図11】図10の11−11線に沿った断面図及び平
坦な閉止端に孔を有するチューブを示した図である。
【図12】本発明に係るチューブ絞り出し装置の第2実
施形態の長さ方向正面断面図である。
【図13】図12の13−13線に沿った断面図であ
る。
【図14】図12のだ円で囲んだ部分の詳細拡大図であ
る。
【図15】ブレーキ部の他の例を示す、図14と同様な
断面図である。
【図16】本発明に係る第3実施形態の拡大正面図であ
り、ハウジングは断面図で示している。
【図17】ブレーキ部の他の例を示す、部分断面図であ
る。
【図18】本発明に係るチューブ絞り出し装置の第4実
施形態の斜視図である。
【図19】図18において、ハウジングが部分的に閉じ
て、リールを省いた状態の斜視図である。
【図20】図1に示すハウジングを修正した、フック穴
を有するハウジングの縮小上面図である。
【図21】図1に示すハウジングを修正した、スタンド
を有するハウジングの縮小上面図である。
【符号の説明】
60、300、370、500 チューブ絞り出し装置 61、221、604 チューブ(軟性チューブ容器) 62、302、372、502、601 ハウジング 64、180,200、210、220、304、38
6、442 リール 66、194、202、212、306、414、52
8 ノブ 68、326、340、532 第1ブレーキ部 70、330、344、440、536 第2ブレーキ
部 72、308、374 シェル 74、310、376、512 巻き取り室 76、514 平坦縁 78 スリット 79 開口部 80、312、378、434 一端壁 82、314、384、437 貫通孔 86 ブレーキ歯 92、190、204、354 ショルダ 94、436 環状座部 100、182、201、211、224、398、5
20 リールシャフト 102、222 コネクタスロット 110、203、445 ファスナーボス 112、186、352、404 ジャーナル 116、184 先端 120、322、342、406 フランジ 130 ハンドグリップ部 136、196、332、346、392 環状溝 188 タブ 192 突起 199 インターロッキングスナップ 205、213 保持クリップ 209、215 球状ストップ 216 スタッド 350 スピンドル 388 環状縁 396 ギア歯 412 ベアリングディスク 444 ディスク 504 上半部 506 下半部 508 ヒンジ 515 リブ 516 ロッキングタブ 517 加圧壁 524 カットアウト 526 ネスティング孔 602 フック穴 610 ベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500054787 12143 Pumpkin Hollow Road, Bentonville, Arkansas 72712, U.S.A.

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折りたたみ可能な側壁を有するチューブの
    平坦な閉止端に取り付けて、チューブの内容物を絞り出
    す装置において、 巻き取り室及び互いに離隔した平坦縁が形成されること
    により、チューブの側壁を滑動自在に収納するスリット
    が形成され、一端壁を有するハウジングと、 該ハウジングの一端壁に設けられた第1ブレーキ部と、 前記巻き取り室内に位置し前記ハウジングに回動自在に
    設けられ、チューブの閉止端を連結するコネクタを有す
    るリールシャフトを含むリールと、 該リール上に設けられ、前記第1ブレーキ部に係合し前
    記第1ブレーキ部の回転を制動する第2ブレーキ部と、 前記リール上に設けられ前記リールを回転させるノブ
    と、を備え、 チューブの閉止端が前記スリットを通して挿入されて前
    記コネクタに係合され、前記ノブを回転してチューブの
    閉止端を前記リールシャフト上に巻き取ることができる
    ようにして、チューブの側壁に係合する前記スリットを
    通して徐々にチューブを引き取り、チューブの巻き戻り
    を防止するよう前記第1ブレーキ部及び第2ブレーキ部
    によって制動するようにしたことを特徴とするチューブ
    絞り出し装置。
  2. 【請求項2】前記リールシャフトにファスナーボスを形
    成することにより、前記リールシャフトが前記ハウジン
    グに永続的に固定されるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載のチューブ絞り出し装置。
  3. 【請求項3】前記コネクタが前記チューブに永続的に固
    定されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    チューブ絞り出し装置。
  4. 【請求項4】前記第1ブレーキ部が一連のラチェット歯
    からなり、前記第2ブレーキ部が前記ラチェット歯に着
    脱自在に係合する少なくとも一つの爪を有することを特
    徴とする請求項1に記載のチューブ絞り出し装置。
  5. 【請求項5】前記ハウジングの一端壁に孔が形成され、
    前記リールシャフトに該孔と着脱自在に係合するファス
    ナーボスを形成することにより、前記リールシャフトと
    該孔とが着脱自在に係合するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載のチューブ絞り出し装置。
  6. 【請求項6】前記リールシャフトが柔軟な先端を有する
    フォークを備え、該先端がその自由端で前記ファスナー
    ボスを形成し、該ファスナーボスが前記孔の内側面に対
    して弾性的に押圧されることを特徴とする請求項5に記
    載のチューブ絞り出し装置。
  7. 【請求項7】前記ハウジングの一端壁に軸方向内側に向
    けて開放された環状座部が形成され、前記リールの前記
    一端壁に近接する端に、該環状座部に回動自在に収納さ
    れる円筒形ディスクが形成されたことを特徴とする請求
    項1に記載のチューブ絞り出し装置。
  8. 【請求項8】前記コネクタが少なくとも一つの引掛りを
    有することを特徴とする請求項1に記載のチューブ絞り
    出し装置。
  9. 【請求項9】前記リールが、前記コネクタを形成するコ
    ネクタスロットを備えていることを特徴とする請求項1
    に記載のチューブ絞り出し装置。
  10. 【請求項10】前記リールが、前記ノブから突出し外側
    に向けて互いから拡開するよう偏倚された弾性を有する
    一対の先端を備えていることを特徴とする請求項1に記
    載のチューブ絞り出し装置。
  11. 【請求項11】前記ハウジングが前記チューブを直立位
    置に保持するベースを有することを特徴とする請求項1
    に記載のチューブ絞り出し装置。
  12. 【請求項12】前記平坦縁の近くから前記巻き取り室に
    向けて伸展する先細の支持リブをさらに有することを特
    徴とする請求項1に記載のチューブ絞り出し装置。
  13. 【請求項13】前記ハウジングが表面にフック穴を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載のチューブ絞り出し
    装置。
  14. 【請求項14】前記第1ブレーキ部が少なくとも一つの
    爪を有し、前記第2ブレーキ部が一連のラチェット歯か
    らなり、該ラチェット歯が該爪に係合することにより、
    前記リールの一方向の回転を制動し、他方向の回転を可
    能にすることを特徴とする請求項1に記載のチューブ絞
    り出し装置。
  15. 【請求項15】前記コネクタが少なくとも一つのクリッ
    プを有することを特徴とする請求項1に記載のチューブ
    絞り出し装置。
  16. 【請求項16】前記ハウジングがヒンジにより一辺で互
    いに連結された一対の蛤殻状部からなり、該蛤殻状部が
    該ヒンジにおいて回動自在に連結されることにより互い
    に閉じて前記巻き取り室を形成し、前記蛤殻状部がそれ
    ぞれの自由端において前記スリットを形成する横方向に
    延在したカットバックノッチを備え、前記蛤殻状部が閉
    じた位置で互いに接触するような縁を前記蛤殻状部の横
    方向の両端壁の終端に備え、該縁がその中央に半円形の
    カットアウトを備えることにより前記リールシャフトの
    両端を回動自在に収納するそれぞれのネスティング孔を
    形成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    チューブ絞り出し装置。
  17. 【請求項17】折りたたみ可能な側壁を有するチューブ
    の平坦な閉止端を保持し、チューブの内容物を絞り出す
    装置において、 互いに接合する上半部と下半部からなり、それぞれの自
    由端に横方向に延在したカットバックノッチを備えるこ
    とにより圧縮スリットを形成するようにしたハウジング
    であって、前記上半部及び下半部が接合したときに互い
    に接触するような縁を前記上半部及び下半部の横方向の
    両端壁の終端に備え、該縁がその中央に半円形のカット
    アウトを備えることにより一対のネスティング孔を形成
    するようにしたハウジングと、 前記ネスティング孔のうち少なくとも一つに形成された
    第1ブレーキ部と、 チューブの閉止端に連結するコネクタを有するリールシ
    ャフトを含み、該第1ブレーキ部と係合して前記リール
    シャフトの一方向の回転を制動する第2ブレーキ部を有
    し、前記リールシャフトがさらに両端において前記ネス
    ティング孔に収納されるようにしたリールと、 該リールの一端に形成されたノブとを備えたことを特徴
    とするチューブ絞り出し装置。
  18. 【請求項18】折りたたみ可能な側壁を有するチューブ
    の平坦なひだの付いた端を保持し、チューブの内容物を
    絞り出す装置において、 巻き取り室と、互いに離隔された加圧表面とが形成され
    ることにより、チューブの側壁を滑動自在に収納する加
    圧スリットが形成され、一端から突出したリング状のリ
    ップを有するハウジングと、 該リップに備えられた第1ブレーキ部と、 前記巻き取り室に収納され、前記ハウジングに回動自在
    に連結され、ひだの付いた端を保持する保持部を有する
    スピンドルを備えたリールと、 該リールに固定され、前記リップの一部を収納するよう
    環状溝が形成された内部表面を有するノブであって、チ
    ューブのひだの付いた端を前記保持部内に位置させた
    後、該ノブが前記リールを回転させることにより、チュ
    ーブが前記加圧スリットを通して前記巻き取り室に引き
    取られるようにしたノブと、 前記環状溝内に配置され、前記第1ブレーキ部と係合す
    ることにより前記リールの逆回転を抑制する第2ブレー
    キ部と、 を備えたことを特徴とするチューブ絞り出し装置。
  19. 【請求項19】流動性の物質を貯蔵し絞り出すための、
    チューブ及び絞り出し装置を組み合わせた装置であっ
    て、 放射状に広がって貯蔵室を形成し、操作可能な絞り出し
    端及び平坦な閉止端を備えた、折りたたみ可能な側壁面
    を有する軟性チューブと、 巻き取り室及び互いに離隔した平坦縁が形成されること
    により前記チューブの側壁を滑動自在に収納するスリッ
    トが形成され、一端壁を有するハウジングと、該ハウジ
    ングの一端壁に設けられた第1ブレーキ部と、 前記巻き取り室内に位置しハウジングに回動自在に設け
    られ、前記チューブの閉止端に永続的に連結されるコネ
    クタを有するリールシャフトを含むリールと、該リール
    上に設けられ第1ブレーキ部に係合し第1ブレーキ部の
    回転を制動する第2ブレーキ部と、 前記リール上に設けられ前記リールを回転するノブと、
    を備え、 前記チューブの閉止端が前記スリットを通して挿入され
    てコネクタに係合され、前記ノブを回転してチューブの
    閉止端を前記リールシャフト上に巻き取ることができる
    ようにして、前記スリットを通して前記チューブを徐々
    に引き取り、前記チューブの側壁を係合させ、前記チュ
    ーブの巻き戻りを防止するよう前記第1ブレーキ部及び
    第2ブレーキ部によって制動するようにしたことを特徴
    とするチューブ絞り出し装置。
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