JP2000229911A - 2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類の製造方法 - Google Patents
2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類の製造方法Info
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- JP2000229911A JP2000229911A JP11029014A JP2901499A JP2000229911A JP 2000229911 A JP2000229911 A JP 2000229911A JP 11029014 A JP11029014 A JP 11029014A JP 2901499 A JP2901499 A JP 2901499A JP 2000229911 A JP2000229911 A JP 2000229911A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、従来製造が困難であった2−アル
キル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類を高収
率かつ速い反応速度で製造する方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 ベンゾイルクロリドまたは三塩化リンと
(メタ)アクリル酸とを反応させて合成した(メタ)ア
クリロイルクロリドと、下記式(I)に示される2−ア
ルキル−2−アダマンタノール類とを反応させることを
特徴とする下記式(II)で示される2−アルキル−2
−アダマンチル(メタ)アクリレート類の製造方法。 【化1】 (式中、R2はアルキル基、R3〜R6は互いに独立に水
素またはアルキル基を表す。) 【化2】 (式中、R1は水素またはメチル基を表し、R2およびR
3〜R6は前記と同義である。)
キル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類を高収
率かつ速い反応速度で製造する方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 ベンゾイルクロリドまたは三塩化リンと
(メタ)アクリル酸とを反応させて合成した(メタ)ア
クリロイルクロリドと、下記式(I)に示される2−ア
ルキル−2−アダマンタノール類とを反応させることを
特徴とする下記式(II)で示される2−アルキル−2
−アダマンチル(メタ)アクリレート類の製造方法。 【化1】 (式中、R2はアルキル基、R3〜R6は互いに独立に水
素またはアルキル基を表す。) 【化2】 (式中、R1は水素またはメチル基を表し、R2およびR
3〜R6は前記と同義である。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2−アルキル−2−
アダマンチル(メタ)アクリレート類を製造する方法に
関する。
アダマンチル(メタ)アクリレート類を製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】2−アルキル−2−アダマンチル(メ
タ)アクリレート類は、その重合物がAl、Si、F
e、Cuなどの金属表面上で優れた塗膜性能やパターニ
ング特性を示すことから塗料、接着剤、粘着剤、インキ
用レジン、レジストなどの材料の原料として有用であ
り、工業的に簡便な製造方法が求められている。
タ)アクリレート類は、その重合物がAl、Si、F
e、Cuなどの金属表面上で優れた塗膜性能やパターニ
ング特性を示すことから塗料、接着剤、粘着剤、インキ
用レジン、レジストなどの材料の原料として有用であ
り、工業的に簡便な製造方法が求められている。
【0003】一般にエステル合成の方法としては、アル
カリ金属、チタン、スズなどの触媒によるエステル交換
法、硫酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸
などの酸触媒によるエステル化法、脂肪酸クロリドによ
るエステル化法(以下、酸クロ法という)、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド(DCC)などの脱水縮合剤によ
るエステル化法などがある。
カリ金属、チタン、スズなどの触媒によるエステル交換
法、硫酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸
などの酸触媒によるエステル化法、脂肪酸クロリドによ
るエステル化法(以下、酸クロ法という)、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド(DCC)などの脱水縮合剤によ
るエステル化法などがある。
【0004】しかし、2−アルキル−2−アダマンチル
(メタ)アクリレート類のようなかさ高いエステルの合
成に対しては、エステル交換法や脱水縮合剤による方法
では、立体障害のため十分な反応速度が得られない。ま
た、2−アルキル−2−アダマンタノール類及び2−ア
ルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類は酸
分解性であり、酸触媒によるエステル化法では原料及び
生成物が脱水分解するので高収率で目的物を得ることは
困難である。
(メタ)アクリレート類のようなかさ高いエステルの合
成に対しては、エステル交換法や脱水縮合剤による方法
では、立体障害のため十分な反応速度が得られない。ま
た、2−アルキル−2−アダマンタノール類及び2−ア
ルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類は酸
分解性であり、酸触媒によるエステル化法では原料及び
生成物が脱水分解するので高収率で目的物を得ることは
困難である。
【0005】反応性の高い酸クロリドを用いる酸クロ法
の場合は、このような合成困難なかさ高いエステルも合
成が可能であり、実際、K.Nozaki et a
l.,Jpn.J.Appl.Phys.35,528
(1996)には、メタクリロイルクロリドを用いたエ
ステル化反応により2−メチル−2−アダマンチルメタ
クリレート(177080−67−0)を合成したこと
が記載されている。また、特開平10−182552号
公報には、メタクリロイルクロリドと2−アダマンタノ
ンから2−メチル−2−アダマンチルメタクリレートを
合成したことが記載されている。
の場合は、このような合成困難なかさ高いエステルも合
成が可能であり、実際、K.Nozaki et a
l.,Jpn.J.Appl.Phys.35,528
(1996)には、メタクリロイルクロリドを用いたエ
ステル化反応により2−メチル−2−アダマンチルメタ
クリレート(177080−67−0)を合成したこと
が記載されている。また、特開平10−182552号
公報には、メタクリロイルクロリドと2−アダマンタノ
ンから2−メチル−2−アダマンチルメタクリレートを
合成したことが記載されている。
【0006】一般に脂肪酸クロリドを合成するには、塩
化チオニル(B.Helferich,Org.Synth.I,147(1941).)、
五塩化リン(Burcher,Ann.chim.phys.(5)26,468(188
2).)、ホスゲン(F.Reber et al.,Helv.Chem.Acta.,37,4
5(1954).)を用いることが多い。しかしながら、本発明
者の検討によれば、このような方法で合成した脂肪酸ク
ロリドは、蒸留などの簡易な操作では除去が困難な酸性
成分を含むため、2−アルキル−2−アダマンチル(メ
タ)アクリレート類の合成に用いた場合、原料の2−ア
ルキル−2−アダマンタノール類または生成物である2
−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類
の脱水分解反応が優先し、目的生成物を得ることが困難
であることがわかった。尚、前記Jpn.J.App
l.Physおよび特開平10−182552号公報に
は、用いたメタクリロイルクロリドの合成法についての
記載はない。
化チオニル(B.Helferich,Org.Synth.I,147(1941).)、
五塩化リン(Burcher,Ann.chim.phys.(5)26,468(188
2).)、ホスゲン(F.Reber et al.,Helv.Chem.Acta.,37,4
5(1954).)を用いることが多い。しかしながら、本発明
者の検討によれば、このような方法で合成した脂肪酸ク
ロリドは、蒸留などの簡易な操作では除去が困難な酸性
成分を含むため、2−アルキル−2−アダマンチル(メ
タ)アクリレート類の合成に用いた場合、原料の2−ア
ルキル−2−アダマンタノール類または生成物である2
−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類
の脱水分解反応が優先し、目的生成物を得ることが困難
であることがわかった。尚、前記Jpn.J.App
l.Physおよび特開平10−182552号公報に
は、用いたメタクリロイルクロリドの合成法についての
記載はない。
【0007】このように、2−アルキル−2−アダマン
チル(メタ)アクリレート類は分子構造がかさ高く、ま
た酸分解性のために効率の良い合成方法が知られていな
かった。
チル(メタ)アクリレート類は分子構造がかさ高く、ま
た酸分解性のために効率の良い合成方法が知られていな
かった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点に鑑みてなされたものであり、2−アルキ
ル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類を高収率
かつ速い反応速度で簡単な工程で製造する方法を提供す
ることを目的とする。
従来の問題点に鑑みてなされたものであり、2−アルキ
ル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類を高収率
かつ速い反応速度で簡単な工程で製造する方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベンゾイルク
ロリドまたは三塩化リンと(メタ)アクリル酸とを反応
させて合成した(メタ)アクリロイルクロリドと、下記
式(I)に示される2−アルキル−2−アダマンタノー
ル類とを反応させることを特徴とする下記式(II)で
示される2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アク
リレート類の製造方法に関する。
ロリドまたは三塩化リンと(メタ)アクリル酸とを反応
させて合成した(メタ)アクリロイルクロリドと、下記
式(I)に示される2−アルキル−2−アダマンタノー
ル類とを反応させることを特徴とする下記式(II)で
示される2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アク
リレート類の製造方法に関する。
【0010】
【化4】 (式中、R2はアルキル基、R3〜R6は互いに独立に水
素またはアルキル基を表す。)
素またはアルキル基を表す。)
【0011】
【化5】 (式中、R1は水素またはメチル基を表し、R2およびR
3〜R6は前記と同義である。) また本発明は、ベンゾイルクロリドまたは三塩化リンと
(メタ)アクリル酸とを反応させて合成した(メタ)ア
クリロイルクロリドと、式(III)に示される2−ア
ダマンタノンとを、R2(R2は前記と同義である。)を
含む有機金属化合物の存在下で反応させることを特徴と
する前記式(II)で示される2−アルキル−2−アダ
マンチル(メタ)アクリレート類の製造方法に関する。
3〜R6は前記と同義である。) また本発明は、ベンゾイルクロリドまたは三塩化リンと
(メタ)アクリル酸とを反応させて合成した(メタ)ア
クリロイルクロリドと、式(III)に示される2−ア
ダマンタノンとを、R2(R2は前記と同義である。)を
含む有機金属化合物の存在下で反応させることを特徴と
する前記式(II)で示される2−アルキル−2−アダ
マンチル(メタ)アクリレート類の製造方法に関する。
【0012】
【化6】 (式中、R3〜R6は前記と同義である。) 本発明者は、ベンゾイルクロリドまたは三塩化リンと
(メタ)アクリル酸とを反応させて得た(メタ)アクリ
ロイルクロリドを用いることにより、原料の2−アルキ
ル−2−アダマンタノール類および/または生成物であ
る2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレー
ト類の脱水分解反応を効果的に防止できることを見出し
本発明に至ったものである。即ち、ベンゾイルクロリド
または三塩化リンと(メタ)アクリル酸とを反応させる
ことにより、精製等に多大の工程や時間を要することな
く酸性成分の少ない(メタ)アクリロイルクロリドを容
易に得ることができるため、このようにして得られた
(メタ)アクリロイルクロリドを用いて、従来、製造の
困難であった2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)
アクリレート類を高収率かつ速い反応速度で簡単な工程
で製造することができる。
(メタ)アクリル酸とを反応させて得た(メタ)アクリ
ロイルクロリドを用いることにより、原料の2−アルキ
ル−2−アダマンタノール類および/または生成物であ
る2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレー
ト類の脱水分解反応を効果的に防止できることを見出し
本発明に至ったものである。即ち、ベンゾイルクロリド
または三塩化リンと(メタ)アクリル酸とを反応させる
ことにより、精製等に多大の工程や時間を要することな
く酸性成分の少ない(メタ)アクリロイルクロリドを容
易に得ることができるため、このようにして得られた
(メタ)アクリロイルクロリドを用いて、従来、製造の
困難であった2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)
アクリレート類を高収率かつ速い反応速度で簡単な工程
で製造することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明において、2−アルキル−
2−アダマンチル(メタ)アクリレート類は、下記に示
す化学反応式(IV)または(V)により製造される。
2−アダマンチル(メタ)アクリレート類は、下記に示
す化学反応式(IV)または(V)により製造される。
【0014】
【化7】
【0015】(式中、Xはハロゲンを表し、R1〜R6は
前記と同義である。) まず本発明において、2−アルキル−2−アダマンチル
(メタ)アクリレート類を製造するためには、(メタ)
アクリル酸とベンゾイルクロリドまたは三塩化リンを反
応させることにより、(メタ)アクリロイルクロリドを
合成する。
前記と同義である。) まず本発明において、2−アルキル−2−アダマンチル
(メタ)アクリレート類を製造するためには、(メタ)
アクリル酸とベンゾイルクロリドまたは三塩化リンを反
応させることにより、(メタ)アクリロイルクロリドを
合成する。
【0016】このときの反応温度は−20℃〜150℃
が好ましく、温度が高い程反応速度が速くなり、低い程
副反応が抑制できることから30℃〜120℃がより好
ましい。反応は減圧下で生成する(メタ)アクリロイル
クロリドを系外に除去しながら行う。この反応は、無溶
媒で行うことができるが、必要により反応に不活性な溶
媒を用いてもよい。得られた(メタ)アクリロイルクロ
リドは、減圧蒸留により精製することが好ましい。(メ
タ)アクリロイルクロリドの沸点は50℃〜60℃/1
8.6〜20.0kPaである。
が好ましく、温度が高い程反応速度が速くなり、低い程
副反応が抑制できることから30℃〜120℃がより好
ましい。反応は減圧下で生成する(メタ)アクリロイル
クロリドを系外に除去しながら行う。この反応は、無溶
媒で行うことができるが、必要により反応に不活性な溶
媒を用いてもよい。得られた(メタ)アクリロイルクロ
リドは、減圧蒸留により精製することが好ましい。(メ
タ)アクリロイルクロリドの沸点は50℃〜60℃/1
8.6〜20.0kPaである。
【0017】次に、得られた(メタ)アクリロイルクロ
リドと、式(I)で表される2−アルキル−2−アダマ
ンタノール類または式(III)で表される2−アダマ
ンタノン類とを反応(エステル合成反応)させ、2−ア
ルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類を得
る。
リドと、式(I)で表される2−アルキル−2−アダマ
ンタノール類または式(III)で表される2−アダマ
ンタノン類とを反応(エステル合成反応)させ、2−ア
ルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類を得
る。
【0018】式(III)で表される2−アダマンタノ
ン類から合成する場合、R2を含む有機金属化合物を用
いる。このような有機金属化合物としては、反応性およ
び安価であることからR2MgX(Xは、ハロゲンを表
す。)で表されるグリニヤー試薬およびR2Liで表され
るアルキルリチウム化合物が好ましい。
ン類から合成する場合、R2を含む有機金属化合物を用
いる。このような有機金属化合物としては、反応性およ
び安価であることからR2MgX(Xは、ハロゲンを表
す。)で表されるグリニヤー試薬およびR2Liで表され
るアルキルリチウム化合物が好ましい。
【0019】本発明で用いられる式(I)で表される2
−アルキル−2−アダマンタノール類および有機金属化
合物において、アルキル基R2の炭素数は特に制限され
ないが、反応性、精製のしやすさ、重合性等の観点か
ら、炭素数1〜5が好ましく、また、R2は直鎖状のも
のが好ましい。特に、メチル、エチル、n−プロピル、
n−ブチルが好ましい。
−アルキル−2−アダマンタノール類および有機金属化
合物において、アルキル基R2の炭素数は特に制限され
ないが、反応性、精製のしやすさ、重合性等の観点か
ら、炭素数1〜5が好ましく、また、R2は直鎖状のも
のが好ましい。特に、メチル、エチル、n−プロピル、
n−ブチルが好ましい。
【0020】また、式(I)で表される2−アルキル−
2−アダマンタノール類および式(III)で表される
2−アダマンタノン類において、R3〜R6は、反応性、
精製などの観点から、水素または炭素数1〜5のアルキ
ル基が好ましく、特に水素または炭素数1〜5の直鎖状
アルキル基が好ましい。具体的には、水素、メチル、エ
チルが好ましい。
2−アダマンタノール類および式(III)で表される
2−アダマンタノン類において、R3〜R6は、反応性、
精製などの観点から、水素または炭素数1〜5のアルキ
ル基が好ましく、特に水素または炭素数1〜5の直鎖状
アルキル基が好ましい。具体的には、水素、メチル、エ
チルが好ましい。
【0021】式(I)で表される2−アルキル−2−ア
ダマンタノール類を用いるエステル合成反応では、塩基
触媒を使用する。この塩基触媒は生成する酸を中和する
ものであれば特に限定されないが、例えばトリエチルア
ミン、ピリジン、炭酸水素ナトリウム等の通常の酸クロ
法に使用される塩基触媒を挙げることができる。
ダマンタノール類を用いるエステル合成反応では、塩基
触媒を使用する。この塩基触媒は生成する酸を中和する
ものであれば特に限定されないが、例えばトリエチルア
ミン、ピリジン、炭酸水素ナトリウム等の通常の酸クロ
法に使用される塩基触媒を挙げることができる。
【0022】エステル合成反応の反応温度は通常−50
℃〜100℃、好ましくは10℃〜40℃である。反応
温度は低い程副反応が抑制される。反応時間は通常5〜
40時間、好ましくは10〜30時間である。反応時間
は短い程副反応が抑制される。また必要に応じて、ハロ
ゲン化炭化水素、エーテル等の反応に不活性な溶媒を用
いてもよい。
℃〜100℃、好ましくは10℃〜40℃である。反応
温度は低い程副反応が抑制される。反応時間は通常5〜
40時間、好ましくは10〜30時間である。反応時間
は短い程副反応が抑制される。また必要に応じて、ハロ
ゲン化炭化水素、エーテル等の反応に不活性な溶媒を用
いてもよい。
【0023】このような反応により、式(II)で表さ
れる2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレ
ート類が得られる。これを、例えばカラムクロマトグラ
フィーなどの常法によりさらに精製することができる。
れる2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレ
ート類が得られる。これを、例えばカラムクロマトグラ
フィーなどの常法によりさらに精製することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳しく説明す
るが、これらに限定されるものではない。実施例におけ
る分析はガスクロマトグラフィー(以下GCという)お
よび、NMRにより行った。
るが、これらに限定されるものではない。実施例におけ
る分析はガスクロマトグラフィー(以下GCという)お
よび、NMRにより行った。
【0025】生成物の純度はGCのピーク面積から次式
により算出した。
により算出した。
【0026】純度(%)=(A/B)×100 ここで、Aは目的生成物である2−アルキル−2−アダ
マンチル(メタ)アクリレート類のピーク面積、Bは全
ピークの面積の合計を表す。
マンチル(メタ)アクリレート類のピーク面積、Bは全
ピークの面積の合計を表す。
【0027】また、実得収率は次式により算出した。
【0028】実得収率(%)=(C/D)×100 ここで、Cは目的生成物のモル数(生成物の重量に純度
を乗じ、目的生成物の分子量で除して算出)、Dは原料
である2−アルキル−2−アダマンタノール類または
(メタ)アクリル酸のモル数を表す。
を乗じ、目的生成物の分子量で除して算出)、Dは原料
である2−アルキル−2−アダマンタノール類または
(メタ)アクリル酸のモル数を表す。
【0029】[実施例1] (メタクリロイルクロリドの合成)攪拌機、滴下ロー
ト、温度計、リービッヒ冷却管、受器を備えたガラスフ
ラスコに、窒素気流下にて、メタクリル酸500g
(5.8mol)、塩化ベンゾイル917g(6.5mo
l)の順に滴下した。1.5時間かけて60℃まで昇温
し、その後、減圧下、生成したメタクリロイルクロリド
を留出させながら反応を進めた。内圧は17〜20kP
a 、内温は60〜100℃にコントロールした。3時
間後、留出したメタクリロイルクロリドにMEHQ(ヒ
ドロキノンモノメチルエーテル)1000ppmを加
え、50〜55℃/18.5〜20.0kPaで再度蒸
留し、メタクリロイルクロリド308gを得た。
ト、温度計、リービッヒ冷却管、受器を備えたガラスフ
ラスコに、窒素気流下にて、メタクリル酸500g
(5.8mol)、塩化ベンゾイル917g(6.5mo
l)の順に滴下した。1.5時間かけて60℃まで昇温
し、その後、減圧下、生成したメタクリロイルクロリド
を留出させながら反応を進めた。内圧は17〜20kP
a 、内温は60〜100℃にコントロールした。3時
間後、留出したメタクリロイルクロリドにMEHQ(ヒ
ドロキノンモノメチルエーテル)1000ppmを加
え、50〜55℃/18.5〜20.0kPaで再度蒸
留し、メタクリロイルクロリド308gを得た。
【0030】(2−メチル−2−アダマンチルメタクリ
レートの合成)攪拌機、2つの滴下ロート、温度計、ジ
ムロート冷却管を備えたガラスフラスコに、窒素気流
下、2−メチル−2−アダマンタノール400g(2.
4mol)、塩化メチレン1600mlを仕込み、滴下
ロートの一方に上記の方法で得られたメタクリロイルク
ロリド300g(2.9mol)、もう一方にトリエチル
アミン313g(3.1mol)を仕込んだ。ガラスフラ
スコ内を攪拌しながら、トリエチルアミンとメタクリロ
イルクロリドをメタクリロイルクロリドに対してトリエ
チルアミンが小過剰になるように調整しながら1時間か
けて滴下した。この時わずかな発熱が認められた。滴下
終了後、ジメチルアミノピリジン5.8gを添加し、2
0〜24℃で20時間攪拌を続けた。反応液を水2Lで
洗浄後、5%NaHCO3水溶液3L、10%NaCl
水溶液3Lでさらに順次洗浄した後、硫酸マグネシウム
を30g加えて乾燥し、濾過した濾液を濃縮して粗2−
メチル−2−アダマンチルメタクリレート520gを得
た。これをシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで精
製し、2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート4
86g(2.07mol)を得た。
レートの合成)攪拌機、2つの滴下ロート、温度計、ジ
ムロート冷却管を備えたガラスフラスコに、窒素気流
下、2−メチル−2−アダマンタノール400g(2.
4mol)、塩化メチレン1600mlを仕込み、滴下
ロートの一方に上記の方法で得られたメタクリロイルク
ロリド300g(2.9mol)、もう一方にトリエチル
アミン313g(3.1mol)を仕込んだ。ガラスフラ
スコ内を攪拌しながら、トリエチルアミンとメタクリロ
イルクロリドをメタクリロイルクロリドに対してトリエ
チルアミンが小過剰になるように調整しながら1時間か
けて滴下した。この時わずかな発熱が認められた。滴下
終了後、ジメチルアミノピリジン5.8gを添加し、2
0〜24℃で20時間攪拌を続けた。反応液を水2Lで
洗浄後、5%NaHCO3水溶液3L、10%NaCl
水溶液3Lでさらに順次洗浄した後、硫酸マグネシウム
を30g加えて乾燥し、濾過した濾液を濃縮して粗2−
メチル−2−アダマンチルメタクリレート520gを得
た。これをシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで精
製し、2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート4
86g(2.07mol)を得た。
【0031】得られた2−メチル−2−アダマンチルメ
タクリレートの純度は98%、実得収率は86%(2−
メチル−2−アダマンタノール基準)、36%(メタク
リル酸基準)であった。生成物の1H−NMRのスペク
トルデータは以下のとおりであった。
タクリレートの純度は98%、実得収率は86%(2−
メチル−2−アダマンタノール基準)、36%(メタク
リル酸基準)であった。生成物の1H−NMRのスペク
トルデータは以下のとおりであった。
【0032】1 H-NMR(CDCl3) 1.6-2.4(20H,m), 5.5(1H,s), 6.1(1H,s) [実施例2] (メタクリロイルクロリドの合成)攪拌機、滴下ロー
ト、温度計、リービッヒ冷却管、受器を備えたガラスフ
ラスコに、窒素気流下、三塩化リン25g(0.18mol)を
仕込み、メタクリル酸23.2g(0.27mol)を滴下し
た。2時間かけて60℃まで昇温し、その後、減圧下、
生成したメタクリロイルクロリドを留出させながら反応
を進めた。内圧は12〜15kPa、内温は35〜40
℃にコントロールした。メタクリロイルクロリド8.8
gを得た。
ト、温度計、リービッヒ冷却管、受器を備えたガラスフ
ラスコに、窒素気流下、三塩化リン25g(0.18mol)を
仕込み、メタクリル酸23.2g(0.27mol)を滴下し
た。2時間かけて60℃まで昇温し、その後、減圧下、
生成したメタクリロイルクロリドを留出させながら反応
を進めた。内圧は12〜15kPa、内温は35〜40
℃にコントロールした。メタクリロイルクロリド8.8
gを得た。
【0033】(2−メチル−2−アダマンチルメタクリ
レートの合成)攪拌機、温度計、ジムロート冷却管を備
えたガラスフラスコに、窒素気流下、2−メチル−2−
アダマンタノール6.6g(0.04mol)、塩化メチレン4
0mlを仕込み、メタクリロイルクロリド5g(0.048mo
l)、トリエチルアミン5.3g(0.052mol)を加えた。室
温で攪拌しつつ、ジメチルアミノピリジン0.1gを添
加し、20〜24℃で20時間攪拌を続けた。反応液を
水40ml、飽和NaHCO3水溶液40ml、飽和N
aCl水溶液40mlで洗浄した後、硫酸マグネシウム
を1g加えて乾燥し、濾過した濾液を濃縮して粗2−メ
チル−2−アダマンチルメタクリレート9.1gを得
た。これをシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで精
製し、2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート
7.5g(0.032mol)を得た。
レートの合成)攪拌機、温度計、ジムロート冷却管を備
えたガラスフラスコに、窒素気流下、2−メチル−2−
アダマンタノール6.6g(0.04mol)、塩化メチレン4
0mlを仕込み、メタクリロイルクロリド5g(0.048mo
l)、トリエチルアミン5.3g(0.052mol)を加えた。室
温で攪拌しつつ、ジメチルアミノピリジン0.1gを添
加し、20〜24℃で20時間攪拌を続けた。反応液を
水40ml、飽和NaHCO3水溶液40ml、飽和N
aCl水溶液40mlで洗浄した後、硫酸マグネシウム
を1g加えて乾燥し、濾過した濾液を濃縮して粗2−メ
チル−2−アダマンチルメタクリレート9.1gを得
た。これをシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで精
製し、2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート
7.5g(0.032mol)を得た。
【0034】得られた2−メチル−2−アダマンチルメ
タクリレートの純度は98%、実得収率は80%(2−
メチル−2−アダマンタノール基準)、21%(メタク
リル酸基準)であった。生成物の1H−NMRのスペク
トルデータは以下のとおりであった。
タクリレートの純度は98%、実得収率は80%(2−
メチル−2−アダマンタノール基準)、21%(メタク
リル酸基準)であった。生成物の1H−NMRのスペク
トルデータは以下のとおりであった。
【0035】1 H-NMR(CDCl3) 1.6-2.4(20H,m), 5.5(1H,s), 6.1(1H,s)
【0036】[実施例3] (メタクリロイルクロリドの合成)攪拌機、滴下ロー
ト、温度計、リービッヒ冷却管、受器を備えたガラスフ
ラスコに、窒素気流下、メタクリル酸500g(5.8mo
l)、塩化ベンゾイル917g(6.5mol)の順に滴下した。
1.5時間かけて60℃まで昇温し、その後、減圧下、
生成したメタクリロイルクロリドを留出させながら反応
を進めた。内圧は17〜20kPa、内温は60〜10
0℃にコントロールした。3時間後、留出したメタクリ
ロイルクロリドにMEHQ(ヒドロキノンモノメチルエ
ーテル)1000ppmを加え、50〜55℃/18.
5〜20.0kPaで再度蒸留し、メタクリロイルクロ
リド308gを得た。
ト、温度計、リービッヒ冷却管、受器を備えたガラスフ
ラスコに、窒素気流下、メタクリル酸500g(5.8mo
l)、塩化ベンゾイル917g(6.5mol)の順に滴下した。
1.5時間かけて60℃まで昇温し、その後、減圧下、
生成したメタクリロイルクロリドを留出させながら反応
を進めた。内圧は17〜20kPa、内温は60〜10
0℃にコントロールした。3時間後、留出したメタクリ
ロイルクロリドにMEHQ(ヒドロキノンモノメチルエ
ーテル)1000ppmを加え、50〜55℃/18.
5〜20.0kPaで再度蒸留し、メタクリロイルクロ
リド308gを得た。
【0037】(2−メチル−2−アダマンチルメタクリ
レートの合成)攪拌機、2つの滴下ロート、温度計、ジ
ムロート冷却管を備えたガラスフラスコに、窒素気流
下、マグネシウム62g(2.6mol)、THF300mlを
仕込み、滴下ロートからヨウ化メチル369g(2.6mol)
のTHF溶液(THF300ml)を内温約40℃を保
つ速度でゆっくり滴下した。約1時間攪拌後、2−アダ
マンタノン360g(2.4mol)のTHF溶液(THF15
00ml)を滴下した。滴下ロートの一方に上記の方法
で得られたメタクリロイルクロリド300g(2.9mol)、
もう一方にトリエチルアミン313g(3.1mol)を仕込ん
だ。ガラスフラスコ内を攪拌しながら、トリエチルアミ
ンとメタクリロイルクロリドをメタクリロイルクロリド
に対してトリエチルアミンが小過剰になるように調整し
ながら1時間かけて滴下した。この時わずかな発熱が認
められた。滴下終了後、ジメチルアミノピリジン5.8
gを添加し、20〜24℃で20時間攪拌を続けた。反
応液を水2Lで洗浄、5%NaHCO3水溶液3L、1
0%NaCl水溶液3Lで洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムを30g加えて乾燥し、濾過した濾液を濃縮して粗2
−メチル−2−アダマンチルメタクリレート532gを
得た。これをシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで
精製し、2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート
476g(2.03mol)を得た。
レートの合成)攪拌機、2つの滴下ロート、温度計、ジ
ムロート冷却管を備えたガラスフラスコに、窒素気流
下、マグネシウム62g(2.6mol)、THF300mlを
仕込み、滴下ロートからヨウ化メチル369g(2.6mol)
のTHF溶液(THF300ml)を内温約40℃を保
つ速度でゆっくり滴下した。約1時間攪拌後、2−アダ
マンタノン360g(2.4mol)のTHF溶液(THF15
00ml)を滴下した。滴下ロートの一方に上記の方法
で得られたメタクリロイルクロリド300g(2.9mol)、
もう一方にトリエチルアミン313g(3.1mol)を仕込ん
だ。ガラスフラスコ内を攪拌しながら、トリエチルアミ
ンとメタクリロイルクロリドをメタクリロイルクロリド
に対してトリエチルアミンが小過剰になるように調整し
ながら1時間かけて滴下した。この時わずかな発熱が認
められた。滴下終了後、ジメチルアミノピリジン5.8
gを添加し、20〜24℃で20時間攪拌を続けた。反
応液を水2Lで洗浄、5%NaHCO3水溶液3L、1
0%NaCl水溶液3Lで洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムを30g加えて乾燥し、濾過した濾液を濃縮して粗2
−メチル−2−アダマンチルメタクリレート532gを
得た。これをシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで
精製し、2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート
476g(2.03mol)を得た。
【0038】得られた2−メチル−2−アダマンチルメ
タクリレートの純度は99%、実得収率は85%(2−
アダマンタノン基準)、36%(メタクリル酸基準)で
あった。生成物の1H−NMRのスペクトルデータは以
下のとおりであった。
タクリレートの純度は99%、実得収率は85%(2−
アダマンタノン基準)、36%(メタクリル酸基準)で
あった。生成物の1H−NMRのスペクトルデータは以
下のとおりであった。
【0039】1 H-NMR(CDCl3) 1.6-2.4(20H,m), 5.5(1H,s), 6.1(1H,s)
【0040】[比較例1] (メタクリロイルクロリドの合成)攪拌機、滴下ロー
ト、温度計、リービッヒ冷却管、受器を備えたガラスフ
ラスコに、窒素気流下にて、メタクリル酸60.2g
(0.70mol)、塩化チオニル91.6g(0.77mol)の順に滴
下した。50℃で3時間反応させた後、室温まで放冷
し、13kPa〜26kPaで減圧下、副生した塩化水
素、二酸化硫黄などの酸性ガスを除去した。さらに、5
0〜60℃/18.6〜20.0kPaで減圧蒸留し、
メタクリロイルクロリド34.5gを得た。得られたメ
タクリロイルクロリドの実得収率47%は(メタクリル
酸基準)であった。
ト、温度計、リービッヒ冷却管、受器を備えたガラスフ
ラスコに、窒素気流下にて、メタクリル酸60.2g
(0.70mol)、塩化チオニル91.6g(0.77mol)の順に滴
下した。50℃で3時間反応させた後、室温まで放冷
し、13kPa〜26kPaで減圧下、副生した塩化水
素、二酸化硫黄などの酸性ガスを除去した。さらに、5
0〜60℃/18.6〜20.0kPaで減圧蒸留し、
メタクリロイルクロリド34.5gを得た。得られたメ
タクリロイルクロリドの実得収率47%は(メタクリル
酸基準)であった。
【0041】(2−メチル−2−アダマンチルメタクリ
レートの合成)攪拌機、2つの滴下ロート、温度計、ジ
ムロート冷却管を備えたガラスフラスコに、窒素気流
下、2−メチル−2−アダマンタノール36g(0.22mo
l)、塩化メチレン150mlを仕込み、滴下ロートの一
方に上記の方法で得られたメタクリロイルクロリド2
7.2g(0.26mol)、もう一方にトリエチルアミン2
8.5g(0.28mol)を仕込んだ。ガラスフラスコ内を攪
拌しながら、トリエチルアミンとメタクリロイルクロリ
ドをメタクリロイルクロリドに対してトリエチルアミン
が小過剰になるように調整しながら30分かけて滴下し
た。滴下終了後、ジメチルアミノピリジン0.53gを
添加し、20〜24℃で20時間攪拌を続けた。反応液
を水150mlで洗浄後、飽和NaHCO3水溶液15
0ml、飽和NaCl水溶液150mlでさらに順次洗
浄した後、硫酸マグネシウムを10g加えて乾燥し、濾
過した濾液を濃縮して、32gの黄色オイルを得た。
レートの合成)攪拌機、2つの滴下ロート、温度計、ジ
ムロート冷却管を備えたガラスフラスコに、窒素気流
下、2−メチル−2−アダマンタノール36g(0.22mo
l)、塩化メチレン150mlを仕込み、滴下ロートの一
方に上記の方法で得られたメタクリロイルクロリド2
7.2g(0.26mol)、もう一方にトリエチルアミン2
8.5g(0.28mol)を仕込んだ。ガラスフラスコ内を攪
拌しながら、トリエチルアミンとメタクリロイルクロリ
ドをメタクリロイルクロリドに対してトリエチルアミン
が小過剰になるように調整しながら30分かけて滴下し
た。滴下終了後、ジメチルアミノピリジン0.53gを
添加し、20〜24℃で20時間攪拌を続けた。反応液
を水150mlで洗浄後、飽和NaHCO3水溶液15
0ml、飽和NaCl水溶液150mlでさらに順次洗
浄した後、硫酸マグネシウムを10g加えて乾燥し、濾
過した濾液を濃縮して、32gの黄色オイルを得た。
【0042】このオイルをGCおよび1H−NMRで分
析した結果、目的の2−メチル−2−アダマンチルメタ
クリレートではなく、原料の2−メチル−2−アダマン
タノールと、脱水物である2−メチレンアダマンタンで
あることが確認された。
析した結果、目的の2−メチル−2−アダマンチルメタ
クリレートではなく、原料の2−メチル−2−アダマン
タノールと、脱水物である2−メチレンアダマンタンで
あることが確認された。
【0043】[比較例2] (2−メチル−2−アダマンチルメタクリレートの合
成)攪拌機、温度計、10段オールダーショー、冷却管
を備えたガラスフラスコに、2−メチル−2−アダマン
タノール83g(0.5mol)、脱水MMA500g(5mo
l)、ジブチルスズオキシド24.9g(0.1mol)を仕込ん
だ。ガラスフラスコ内を攪拌しながら、内温97〜99
℃で22時間攪拌を続けた。室温まで冷却すると、大量
の結晶が析出した。
成)攪拌機、温度計、10段オールダーショー、冷却管
を備えたガラスフラスコに、2−メチル−2−アダマン
タノール83g(0.5mol)、脱水MMA500g(5mo
l)、ジブチルスズオキシド24.9g(0.1mol)を仕込ん
だ。ガラスフラスコ内を攪拌しながら、内温97〜99
℃で22時間攪拌を続けた。室温まで冷却すると、大量
の結晶が析出した。
【0044】この結晶をGCおよび1H−NMRで分析
した結果、目的の2−メチル−2−アダマンチルメタク
リレートではなく、原料の2−メチル−2−アダマンタ
ノールであることが確認された。
した結果、目的の2−メチル−2−アダマンチルメタク
リレートではなく、原料の2−メチル−2−アダマンタ
ノールであることが確認された。
【0045】[比較例3] (メタクリロイルクロリドの合成)攪拌機、滴下ロー
ト、温度計、リービッヒ冷却管、受器を備えたガラスフ
ラスコに、窒素気流下、五塩化リン25g(0.12mol)を
仕込み、メタクリル酸10.3g(0.12mol)を滴下し
た。約40℃まで発熱した。30分間60℃で加熱した
後、減圧下、生成したメタクリロイルクロリドを留出さ
せながら反応を進めた。内圧は12〜15kPa、内温
は25〜40℃にコントロールした。メタクリロイルク
ロリド12gを得た。
ト、温度計、リービッヒ冷却管、受器を備えたガラスフ
ラスコに、窒素気流下、五塩化リン25g(0.12mol)を
仕込み、メタクリル酸10.3g(0.12mol)を滴下し
た。約40℃まで発熱した。30分間60℃で加熱した
後、減圧下、生成したメタクリロイルクロリドを留出さ
せながら反応を進めた。内圧は12〜15kPa、内温
は25〜40℃にコントロールした。メタクリロイルク
ロリド12gを得た。
【0046】(2−メチル−2−アダマンチルメタクリ
レートの合成)攪拌機、温度計、ジムロート冷却管を備
えたガラスフラスコに、窒素気流下、2−メチル−2−
アダマンタノール6.6g(0.04mol)、塩化メチレン4
0mlを仕込み、メタクリロイルクロリド5g(0.048mo
l)、トリエチルアミン5.3g(0.052mol)を加えた。室
温で攪拌しつつ、ジメチルアミノピリジン0.1gを添
加し、20〜24℃で20時間攪拌を続けた。反応液は
黒褐色に変化した。反応液に水40mlを加えると発
熱、発煙した。飽和NaHCO3水溶液40ml、飽和
NaCl水溶液40mlで洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムを1g加えて乾燥し、濾過した濾液を濃縮して固体+
オイル7.1gを得た。GC、1H−NMRから原料の
2−メチル−2−アダマンタノール、および脱水物であ
る2−メチレンアダマンタンであることが確認された。
レートの合成)攪拌機、温度計、ジムロート冷却管を備
えたガラスフラスコに、窒素気流下、2−メチル−2−
アダマンタノール6.6g(0.04mol)、塩化メチレン4
0mlを仕込み、メタクリロイルクロリド5g(0.048mo
l)、トリエチルアミン5.3g(0.052mol)を加えた。室
温で攪拌しつつ、ジメチルアミノピリジン0.1gを添
加し、20〜24℃で20時間攪拌を続けた。反応液は
黒褐色に変化した。反応液に水40mlを加えると発
熱、発煙した。飽和NaHCO3水溶液40ml、飽和
NaCl水溶液40mlで洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムを1g加えて乾燥し、濾過した濾液を濃縮して固体+
オイル7.1gを得た。GC、1H−NMRから原料の
2−メチル−2−アダマンタノール、および脱水物であ
る2−メチレンアダマンタンであることが確認された。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、塗料、接着剤、粘着
剤、インキ用レジン、レジストなどの材料の原料として
有用でありながら、製造の困難であった2−アルキル−
2−アダマンチル(メタ)アクリレート類を高収率かつ
速い反応速度で簡単な工程で製造することができる。
剤、インキ用レジン、レジストなどの材料の原料として
有用でありながら、製造の困難であった2−アルキル−
2−アダマンチル(メタ)アクリレート類を高収率かつ
速い反応速度で簡単な工程で製造することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 ベンゾイルクロリドまたは三塩化リンと
(メタ)アクリル酸とを反応させて合成した(メタ)ア
クリロイルクロリドと、下記式(I)に示される2−ア
ルキル−2−アダマンタノール類とを反応させることを
特徴とする下記式(II)で示される2−アルキル−2
−アダマンチル(メタ)アクリレート類の製造方法。 【化1】 (式中、R2はアルキル基、R3〜R6は互いに独立に水
素またはアルキル基を表す。) 【化2】 (式中、R1は水素またはメチル基を表し、R2およびR
3〜R6は前記と同義である。) - 【請求項2】 ベンゾイルクロリドまたは三塩化リンと
(メタ)アクリル酸とを反応させて合成した(メタ)ア
クリロイルクロリドと、式(III)に示される2−ア
ダマンタノンとを、R2(R2は前記と同義である。)を
含む有機金属化合物の存在下で反応させることを特徴と
する前記式(II)で示される2−アルキル−2−アダ
マンチル(メタ)アクリレート類の製造方法。 【化3】 (式中、R3〜R6は前記と同義である。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11029014A JP2000229911A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11029014A JP2000229911A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000229911A true JP2000229911A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12264566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11029014A Pending JP2000229911A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000229911A (ja) |
Cited By (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1999
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