JP2000229954A - 3−メチル−5−〔(シス)−1−プロペニル〕イソオキサゾール及びその製造方法 - Google Patents

3−メチル−5−〔(シス)−1−プロペニル〕イソオキサゾール及びその製造方法

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JP2000229954A
JP2000229954A JP11031977A JP3197799A JP2000229954A JP 2000229954 A JP2000229954 A JP 2000229954A JP 11031977 A JP11031977 A JP 11031977A JP 3197799 A JP3197799 A JP 3197799A JP 2000229954 A JP2000229954 A JP 2000229954A
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methyl
isoxazole
propynyl
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JP11031977A
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Yuuki Nakagawa
祐毅 中川
Tadashi Sugiura
忠司 杉浦
Hideaki Omura
英明 大村
Hiroyuki Adachi
弘之 阿達
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】医薬・農薬等、特に除草活性を有する化合物の
製造中間体である3−メチル−5−〔(シス)−1−プ
ロペニル〕イソオキサゾール及びその製造方法、並びに
製造中間体である3−メチル−5−(1−プロピニル)
イソオキサゾールの工業的に有利な製造方法を提供す
る。 【解決手段】3−メチル−5−(1−プロピニル)イソ
オキサゾールを、触媒の存在下に水素化することによ
り、3−メチル−5−〔(シス)−1−プロペニル〕イ
ソオキサゾールを製造する方法、及び(a)ジプロピニ
ルケトンとヒドロキシルアミンとの反応、(b)5−ア
ミノ−3−メチル−4−(3−メチルイソオキサゾール
−5−イル)イソオキサゾールをジアゾ化分解、又は
(c)テトロール酸エステルとアセトンオキシムとの反
応により、3−メチル−5−(1−プロピニル)イソオ
キサゾールを製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農医薬の製造中間
体として有用な3−メチル−5−〔(シス)−1−プロ
ペニル〕イソオキサゾール、その製造方法及びその製造
中間体である3−メチル−5−(1−プロピニル)イソ
オキサゾールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プロペニルイソオキサゾール類は、Di
els−Alder反応等の環状付加反応により、一段
階でイソオキサゾール基及びメチル基が導入された種々
の環状化合物に誘導することができるため、農医薬製造
中間体として有用な化合物である。また、プロピニルイ
ソキサゾール類も、還元反応によりプロピニルイソオキ
サゾールに用に誘導することができ、農医薬製造中間体
として有用である。
【0003】プロペニルイソオキサゾール(A)及びそ
の製造方法は、Vagina etal.,Zh.Or
gan.Khim.,,417−423(1966)
(J.Org.Chem.USSR(Engl.Tra
nsl.),417−423(1966))に記載さ
れている。
【0004】
【化2】
【0005】しかしながら、上記文献においては、プロ
ペニルイソオキサゾール(A)のオレフィン部分の立体
化学は特定されておらず、(Z)−プロペニルイソオキ
サゾールを立体選択的に合成する方法はこれまで報告さ
れていない。また、この製造方法は、原料となるエンイ
ン化合物(B)の合成及びその取扱性に問題があり、工
業的にすぐれた製造方法とは言いがたい。
【0006】また、前記引用文献には、ビニルメチルア
セチレンとニトリルオキシドとの1,3−双極子付加反
応により得られる、3−メチル−5−プロピニルイソオ
キサゾリンを酸化することにより、プロピニルイソオキ
サゾール(B)を合成する方法も記載されている(下記
反応式)。
【0007】
【化3】
【0008】しかしながら、この製造方法も前記と同
様、製造上問題となるエンイン化合物(B)を用いるも
のであり、また、高価な酸化剤が必要であり工業的に有
利な方法ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、農薬や医薬
等の製造中間体、特に除草活性を有する化合物の製造中
間体として有用な3−メチル−5−〔(シス)−1−プ
ロペニル〕イソオキサゾール、並びに3−メチル−5−
〔(シス)−1−プロペニル〕イソオキサゾール及びそ
の製造中間体である3−メチル−5−(1−プロピニ
ル)イソオキサゾールを工業的に有利に製造する方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく、
本発明は、(a)3−メチル−5−〔(シス)−1−プ
ロペニル〕イソオキサゾール(1)、(b)3−メチル
−5−(1−プロピニル)イソオキサゾール(2)を、
触媒の存在下に水素化することを特徴とする、3−メチ
ル−5−〔(シス)−1−プロペニル〕イソオキサゾー
ル(1)の製造方法、
【0011】(c)ジプロピニルケトン(3)とヒドロ
キシルアミンとを反応させることを特徴とする、3−メ
チル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾール(1)
の製造方法、(d)5−アミノ−3−メチル−4−(3
−メチルイソオキサゾール−5−イル)イソオキサゾー
ル(4)をジアゾ化分解することを特徴とする、3−メ
チル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾール(2)
の製造方法、及び、(e)一般式(5)
【化4】 (式中、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、t−ブチル基等の低級アルキル基を表
す。)で表されるテトロール酸エステル化合物とアセト
ンオキシム(6)とを反応させることを特徴とする、3
−メチル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾール
(2)の製造方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明化合物である3−メチル−
5−〔(シス)−1−プロペニル〕イソオキサゾール
(1)は、次の方法によって製造することができる。
【0013】
【化5】
【0014】即ち、3−メチル−5−(1−プロピニ
ル)イソオキサゾール(2)を触媒の存在下、水素化す
ることにより、3−メチル−5−〔(シス)−1−プロ
ペニル〕イソオキサゾール(1)を製造することができ
る。この水素化反応は、一般的には溶媒中、常圧もしく
は加圧下の水素ガス雰囲気下で行われる。反応は、通
常、0℃から100℃で円滑に進行する。
【0015】この反応に用いることができる触媒として
は、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム等に
担持したパラジウム等が挙げられ、Lindler触媒
[Pd/CaCO3 −Pd(OAc)2 ]あるいは前述
のパラジウム触媒とともにキノリンを共存させた触媒系
を用いるのが特に好ましい。
【0016】また、反応に用いることのできる溶媒とし
ては、メタノール、エタノール等のアルコール類、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、酢
酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、シクロヘキサン
等の炭化水素類、酢酸等のカルボン酸類、水等が挙げら
れる。
【0017】次に、原料化合物である3−メチル−5−
(1−プロピニル)イソオキサゾール(2)の製造方法
について説明する。 (製造方法1)
【0018】
【化6】
【0019】即ち、ジプロピニルケトン(3)とヒドロ
キシルアミンとを、適当な溶媒中、0℃から用いる溶媒
の沸点の間の温度で反応させることによって、3−メチ
ル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾール(2)を
製造することができる。
【0020】この反応においては、ヒドロキシルアミン
として、ヒドロキシルアミンのほか、ヒドロキシルアミ
ンの塩酸塩、硫酸塩等のヒドロキシルアミンの塩を適当
な塩基で中和して用いることができる。
【0021】用いることにできる塩基としては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物、及びアルカリ土類金属水酸化物、炭酸カリウム、炭
酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ
土類金属炭酸塩、ナトリウムメチラート、ナトリウエチ
ラート、カリウム t−ブトキシド等の金属アルコラー
ト類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、ピリジン、DBU(1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0] ウンデ−7−エン)等の有機塩基等が挙げられる。
【0022】また、この反応に用いられる溶媒として
は、メタノール、エタノール等のアルコール類、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ベン
ゼン、トルエン等の炭化水素類、ジクロロメタン、クロ
ロホルム等のハロゲン化炭化水素類、水等の一種又は2
種以上の混合溶媒が挙げられる。
【0023】(製造方法2)
【0024】
【化7】
【0025】即ち、希塩酸、希硫酸等の希酸水溶液と有
機溶媒との混合溶媒にアミノイソオキサゾール誘導体
(4)を加え、−5℃から50℃の間の温度で、亜硝酸
ナトリウムの水溶液を滴下し、反応させることによっ
て、3−メチル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾ
ール(2)を製造することができる。
【0026】この反応に用いることのできる有機溶剤と
しては、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化
炭化水素類、THF(テトラヒドロフラン)、ジメトキ
シエタン等のエーテル類、アセトニトリル等のニトリル
類、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)等のアミ
ド類等が挙げられる。
【0027】希塩酸、希硫酸等の希酸水溶液と有機溶媒
との混合溶媒の混合割合としては、希酸水溶液:有機溶
媒=10:1〜1:10(体積比)程度が好ましい。
【0028】また、反応に用いる亜硝酸ナトリウムの量
は、アミノイソオキサゾール誘導体(4)1当量に対
し、2倍から10倍当量が好ましい。
【0029】アミノオキサゾール誘導体からアセチレン
化合物の一般的な合成に関しては、例えば、J.Or
g.Chem.,50(13),2372−2375
(1985)に記載されている。しかしながら、この文
献記載の方法をそのまま本発明化合物の製造に適用した
ところ、工業的製造方法としては、亜硝酸ナトリウムの
添加法、収率に問題があった。そこで、種々検討した結
果、溶媒として塩酸、硫酸等の希酸水溶液と有機溶媒と
の混合溶媒を用いることにより、仕込み操作及び反応の
安全性が改善され、しかも収率よく目的物を得ることが
できることを見出したものである。
【0030】(製造方法3)
【0031】
【化8】
【0032】(式中、Rは前記と同じ意味を表す。) 即ち、適当な溶媒中、アセトンオキシム(6)に塩基を
反応させてジアニオンとし、これにテトロール酸エステ
ル(5)を反応させることによって、3−メチル−5−
(1−プロピニル)イソオキサゾール(2)を製造する
ことができる。
【0033】この反応に用いられる塩基としては、n−
ブチルリチウム等のアルキルリチウム、フェニルリチウ
ム等のアリルリチウム、リチウムジイソプロピルアミ
ド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド等のリチ
ウムアミド、ナトリウム、水素化ナトリウム等が挙げら
れる。塩基の使用量は、アセトンオキシムに対して通常
2倍モルから5倍モルが好ましい。
【0034】また、この反応に用いられる溶媒として
は、THF、ジエチルエーテル等のエーテル類、n−ヘ
キサン、トルエン等の炭化水素類あるいはこれら2種以
上からなる混合溶媒が挙げられる。
【0035】生成したジアニオンとテトロール酸エステ
ルとの反応は、さらに2段階に分けられる。すなわち、
(i)ジアニオンとテトロール酸エステルとの縮合によ
りジケトンモノオキシム体が生成する段階、及び、(i
i)このものが閉環することにより、3−メチル−5−
(1−プロピニル)イソオキサゾール(2)が生成する
段階である。
【0036】前者(i)の反応は、−78℃〜室温、好
ましくは、−20℃〜室温で行われる。
【0037】後者(ii)の反応は、ジケトンモノオキシ
ム体を室温から用いる溶媒の沸点までの間の温度で閉環
させるものであるが、塩酸、硫酸等の酸で酸性下で行う
ことがより好ましい。即ち、反応系内で原料となるテト
ロール酸エステルが消失し、ジケトンモノオキシム体が
生成したのを確認した後、過剰量の硫酸、塩酸等の酸を
加えて反応系内を酸性として、室温から用いられる溶媒
の沸点までの温度範囲で閉環反応を完結させることによ
り、3−メチル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾ
ール(2)を得ることができる。
【0038】また、ジケントンモノオキシム体を単離で
きる場合には、ジケントンモノオキシム体を単離した
後、このものを酸性条件下で閉環させることにより、3
−メチル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾール
(2)を得ることもできる。
【0039】本発明化合物等は、反応終了後、通常の後
処理を行うことにより得ることができる。また、本発明
化合物等の構造は、IR,NMR及びMASSスペクト
ル等により決定することができる。
【0040】
【実施例】次に参考例、実施例を挙げて、本発明を更に
具体的に説明する。
【0041】参考例1 ヘプタ−2,5−ジイン−4−オールの製造
【0042】
【化9】
【0043】1−プロピニルマグネシウムブロミドの
0.5MTHF溶液20mlを窒素雰囲気下、0℃に冷
却し、そこへ、ギ酸エチル0.37gを滴下した。この
混合物を0℃で1時間攪拌した後、同温度で6N−塩酸
10mlを滴下した。反応混合物に水50mlを加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を分取し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、減圧濃縮することにより、白色
結晶としてヘプタ−2,5−ジイン−4−オール0.5
4gを得た。収率100%〔参考文献:Chauvel
ier,Ann.Chim.(Paris).,12
(3),411(1948)〕
【0044】参考例2 ヘプタ−2,5−ジイン−4−オンの製造
【0045】
【化10】
【0046】ヘプタ−2,5−ジイン−4−オール0.
5gをベンゼン20mlに溶解し、その溶液に、二酸化
マンガン1.01gを室温で添加した。この溶液を終夜
攪拌した後、反応混合物をセライト濾過し、得られた濾
液を減圧濃縮することにより、白色結晶として、ヘプタ
−2,5−ジイン−4−オン0.46gを得た。収率9
4% 融点:78〜79℃〔参考文献:Regnaul
t du Mottier et al.,Mol.C
ryst.,154,418(1988)〕
【0047】実施例1 3−メチル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾール
の製造
【0048】
【化11】
【0049】ヘプタ−2,5−ジイン−4−オン0.3
5gをメタノール20mlに溶解し、その溶液にヒドロ
キシルアミン塩酸塩0.28g及びトリエチルアミン
0.37gを室温で順次添加した。この溶液を終夜攪拌
した後、反応混合物を減圧濃縮した。濃縮残渣に水を添
加した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル抽出液を
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮すること
により得られた粗生成物を、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、
3−メチル−5−(プロピン−1−イル)イソオキサゾ
ール0.24gを淡黄色油状物として得た。収率60%
【0050】参考例3 5−シアノメチル−3−メチルイソオキサゾールの製造
【0051】
【化12】
【0052】5−クロルメチル−3−メチルイソオキサ
ゾール62.0gをトルエン500mlに溶解し、この
溶液に、シアン化カリウム45.97gの水200ml
溶液を添加した。さらに、ベンジルトリエチルアンモニ
ウムクロリド5.37gを加えて3時間加熱還流した。
反応混合物を冷却後、有機層を分液し、有機層を飽和食
塩水で洗浄して、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を減圧濃縮して得られた粗生成物を、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=4
/1〜7/3)により精製して、油状物として表記化合
物9.87gを得た。
【0053】参考例4 5−アミノ−3−メチル−4−(3−メチルイソオキサ
ゾール−5−イル)イソオキサゾールの製造
【0054】
【化13】
【0055】アセトアルドキシム0.89gの水9ml
溶液中に、塩素ガスを5℃で10分間吹き込み、この混
合物を5℃でさらに30分攪拌した。反応混合物をエー
テルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥して、クロ
ロアセトアルドキシムのエーテル溶液を得た。次に、金
属ナトリウム0.23gとエタノール15mlから調製
したナトリウムエトキシド中に、参考例3で得た5−シ
アノメチル−3−メチルイソオキサゾール1.22gの
エーテル15ml溶液を室温で滴下し、次いで、上記ク
ロロアセトアルドキシムのエーテル溶液を、3〜7℃で
5分間かけて滴下した。反応混合物を室温でさらに1時
間攪拌した後、溶媒を減圧留去した。残留物をクロロホ
ルムで2回抽出し、クロロホルム層を水洗後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた
粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−
ヘキサン/酢酸エチル=7/3〜1/9)で精製して、
白色結晶として表記化合物を0.34g得た。mp.1
97−198℃
【0056】実施例2 3−メチル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾール
の製造
【0057】
【化14】
【0058】水1380mlと濃硫酸125.3mlから
調製した希硫酸中に、10℃以下で攪拌しながら、5−
アミノ−3−メチル−4−(3−メチルイソキサゾール
−5−イル)イソオキサゾール125.3g及びアセト
ニトリル1250mlを加え、さらに、亜硝酸ナトリウ
ム338.1gの水500ml溶液を、20〜25℃で
35分かけて滴下した。滴下終了後、さらに室温で35
分間攪拌した後、有機層を分液し、水層は酢酸エチルで
2回抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で2回洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧濃縮
後、得られた残留物を減圧蒸留することにより表記化合
物を60.74g得た。沸点:100−108℃/27
mmHg
【0059】実施例3 3−メチル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾール
の製造
【0060】
【化15】
【0061】窒素気流下でアセトンオキシム15.95
gを無水テトラヒドロフラン800mlに溶解して冷却
し、そこへ、1.6Mのn−ブチルリチウムn−ヘキサ
ン溶液272.68mlを−2℃〜2℃で1時間で滴下
した。滴下終了後、反応系を0℃に昇温し、同温度でさ
らに25分間攪拌した。そこへ、テトロール酸メチルエ
ステル10.7gの無水テトラヒドロフラン30ml溶
液を−3℃〜2℃で30分間で滴下し、滴下終了後、0
℃でさらに1.5時間攪拌した。
【0062】次いで、得られた反応混合物に、濃硫酸3
6.25ml、水85.55ml及びTHF342.1
8mlから調製した混合液を−4℃〜5℃で30分間で
滴下し、その後2時間加熱還流した。反応液を冷却した
後分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
して、淡黄色油状物として表記化合物8.55gを得
た。
【0063】実施例4 3−メチル−5−〔(シス)−1−プロペニル〕イソオ
キサゾールの製造
【0064】
【化16】
【0065】3−メチル−5−(1−プロピニル)イソ
オキサゾール8.54gをジエチルエーテル110ml
に溶解し、キノリン0.14gを加え、反応容器内を窒
素置換した。この中へ、5%パラジウム−硫酸バリウム
触媒0.14gを添加し、系内を水素置換した後、水素
の入った容積2リットルのゴム風船を付けて24時間攪
拌した。その後さらに、キノリン0.14g及び5%パ
ラジウム−硫酸バリウム触媒0.14gを添加して、3
1時間攪拌した。反応液から触媒を濾別し、触媒をエー
テルで洗浄して得られた濾液を減圧濃縮して粗生成物
9.8gを得た。このものをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=7/3)によ
り精製して、淡黄色油状物として表記化合物7.58g
を得た。
【0066】1H−NMR(δppm,CDCl3):
2.03(d,3H),2.31(s,3H),6.0
2(s,1H),6.04(m.1H),6.30
(m,1H)
【0067】実施例5 3−メチル−5−〔(シス)−1−プロペニル〕イソオ
キサゾールの製造
【0068】3−メチル−5−(1−プロピニル)イソ
オキサゾール55.0g、エタノール500ml及びキ
ノリン1.76gを1リットルのガラス製オートクレー
ブに仕込み、反応容器内を窒素置換した。この中へ、5
%パラジウム−硫酸バリウム触媒0.88gを添加して
水素置換した後、水素を圧力10kg/cm2 になるま
で系内に導入し、全容を室温で3時間攪拌した。この間
内圧が1.5kg/cm2 になった時点で水素をさらに
導入する操作を2回行い、圧の変化が見られなくなった
時点で反応を停止した。反応液から触媒を濾別し、触媒
をエタノールで洗浄後、濾液を減圧濃縮した。得られた
粗生成物を減圧蒸留して表記化合物を58.4g得た。
沸点:105−110℃/52mmHg
【0069】応用例1 4,5−ジクロロ−2−メチル−3−(3−メチルイソ
オキサゾール−5−イル)ベンゾイックアシッド メチ
ルエステルの製造
【0070】
【化17】
【0071】5,5−ジメトキシ−1,2,3,4−テ
トラクロロシクロペンタ−1,3−ジエン64.39
g、3−メチル−5−〔(シス)−1−プロペニル〕イ
ソオキサゾール20.00g、炭酸水素ナトリウム1
4.07g及びハイドロキノン2.00gを混合し、1
20℃で6時間加熱攪拌した。反応液を冷却し、水50
0mlを加え、不溶物を濾別した後、酢酸エチルで3回
抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた粗生成物
にn−ヘキサンを加えて析出した結晶を濾取して、6−
メチル−シス−5−(3−メチルイソオキサゾール−5
−イル)−7,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テト
ラクロロビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エンを4
5.81g得た。mp.100−101℃ 上記濾液を減圧濃縮して、上記と同様の後処理操作を行
うことにより同化合物4.5gをさらに得た。
【0072】得られた6−メチル−シス−5−(3−メ
チルイソオキサゾール−5−イル(−7,7−ジメトキ
シ−1,2,3,4−テトラクロロビシクロ[2.2.
1]ヘプタ−2−エン0.99gに、濃硫酸6.02g
を氷冷下に加え、室温で1時間攪拌した。反応液は均一
になり、そのまま室温で15時間放置した。反応液を氷
水20ml中に注ぎ、酢酸エチル20mlで2回抽出し
た。有機層を重曹水で2回洗浄後、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し
て黄色あめ状物質として6−メチル−シス−5−(3−
メチルイソオキサゾール−5−イル)−1,2,3,4
−テトラクロロビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エ
ン−7−オンの粗生成物を0.97g得た。
【0073】次いで、得られた粗製6−メチル−シス−
5−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)−1,
2,3,4−テトラクロロビシクロ[2.2.1]ヘプ
タ−2−エン−7−オン0.94gをメタノール10m
lに溶解させ、そこへ、28%ナトリムメチラート−メ
タノール溶液1.44gを氷冷下に5分で滴下し、この
混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合物を氷水50
mlに注ぎ、酢酸エチル30mlで2回抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、溶媒を減圧留去して粘稠な液体を得た。このもの
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶剤:n
−ヘキサン/酢酸エチル)で精製して、白色結晶として
4,5−ジクロロ−2−メチル−3−(3−メチルイソ
オキサゾール−5−イル)ベンゾイックアシッド メチ
ルエステルを0.42g得た。mp.76−77℃
【0074】以上のようにして得られた4,5−ジクロ
ロ−2−メチル−3−(3−メチルイソオキサゾール−
5−イル)ベンゾイックアシッド メチルエステルは、
WO97/41117号公報及びWO97/41118
号公報等に記載の除草性化合物の製造中間体として有用
である。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
農薬や医薬の製造中間体、特に除草性の化合物の製造中
間体として有用な3−メチル−5−〔(シス)−1−プ
ロペニル〕イソオキサゾール及び3−メチル−5−
〔(シス)−1−プロペニル〕イソオキサゾールの製造
中間体である3−メチル−5−(1−プロピニル)イソ
オキサゾールを、低廉された製造コスト、簡便かつ高収
率で製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 英明 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内 (72)発明者 阿達 弘之 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内 Fターム(参考) 4C056 AA01 AB01 AC01 AD01 AE03 AF01 FA03 FB01 FC01 4H039 CA22 CA29 CB10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3−メチル−5−〔(シス)−1−プロペ
    ニル〕イソオキサゾール
  2. 【請求項2】3−メチル−5−(1−プロピニル)イソ
    オキサゾールを、触媒の存在下に、水素化することを特
    徴とする、 3−メチル−5−〔(シス)−1−プロペニル〕イソオ
    キサゾールの製造方法。
  3. 【請求項3】ジプロピニルケトンとヒドロキシルアミン
    とを反応させることを特徴とする、 3−メチル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾール
    の製造方法。
  4. 【請求項4】5−アミノ−3−メチル−4−(3−メチ
    ルイソオキサゾール−5−イル)イソオキサゾールをジ
    アゾ化分解することを特徴とする、 3−メチル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾール
    の製造方法。
  5. 【請求項5】一般式(5) 【化1】 (式中、Rは低級アルキル基を表す。)で表されるテト
    ロール酸エステル化合物とアセトンオキシムとを反応さ
    せることを特徴とする、 3−メチル−5−(1−プロピニル)イソオキサゾール
    の製造方法。
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