JP2000230461A - 内燃機関の燃料分配管構造 - Google Patents

内燃機関の燃料分配管構造

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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のエンジンに使用される燃料分配
管を改良する。 【解決手段】 複数のシリンダにそれぞれインジェクタ
13を取付け、このインジェクタ13に燃料を分配する
燃料分配管15の縦断面形状をL字状にし、これにより
得られる凹部に燃料導入管16を配設した。そして、こ
の燃料導入管16の先端の燃料導入口を、燃料分配管1
5の両端部を避けた位置で燃料分配管15に接続した。
燃料導入管16が凹部に納まるのでレイアウトがコンパ
クトになり、燃料分配管15の容積が増大するので、各
シリンダへの燃料供給量が十分なものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
る燃料噴射式のエンジンに適用する、内燃機関の燃料分
配管構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料噴射式のエンジンでは、複
数の気筒にそれぞれインジェクタを取付け、このインジ
ェクタに燃料を分配する燃料分配管を、複数の気筒が並
んだ方向に配設したものが普通である(特開平9−15
1831号公報等参照)。そして燃料噴射式のエンジン
の燃料供給部の構造は、複数の気筒にそれぞれインジェ
クタを取付け、このインジェクタに燃料を分配する燃料
分配管を複数のシリンダが並んだ方向に配設する構造に
なっている。
【0003】燃料噴射式のエンジンの概要を図16およ
び図17について説明する。シリンダヘッド1には吸気
ポート2と排気ポート3とが設けられており、吸気ポー
ト2には上端にスロットルボディ4を結合したインテー
クマニホールド5の下端が結合し、排気ポート3にはエ
キゾーストマニホールド(図示せず)の下端が結合して
いる。シリンダヘッド1の内部には吸気バルブ6と排気
バルブ7が設けられ、カムシャフトで駆動される8の回
転力がロッカアーム9,10を介して伝えられて上下動
し、吸気ポート2および排気ポート3と各気筒の燃焼室
11との連通、遮断を行うようになっている。これら動
弁機構の上部は、シリンダヘッドカバー12で覆われて
いる。
【0004】インテークマニホールド5のシリンダヘッ
ド1への結合部近傍にはインジェクタ13が設けられて
おり、吸気ポート2に向けて燃料を噴射するようになっ
ている。このインジェクタ13は各シリンダごとに設け
られるので、3気筒エンジンであるこの実施の形態で
は、図17に示すように3個設けられている。図16お
よび図17に示すように、インジェクタ13の基部に
は、インジェクタホルダ14(14a,14b,14
c)を介して燃料分配管(デリバリパイプ)15が取付
けられている。この燃料分配管15は、先端(図17に
おける左端)が閉塞したパイプ状のもので、基端(図1
7における右端)には燃料導入管16の先端が接続され
ている。17は燃料分配管15をインテークマニホール
ド5に結合するステーである。
【0005】図18は、図16のうちのインジェクタ1
3の部分を示すものであり、図19は、それを矢印Aの
方向から見たものである。この構造では、燃料分配管1
5の基端(インジェクタホルダ14c側)に燃料導入管
16の先端が接続されている。
【0006】この構造では、燃料導入管16から燃料分
配管15に燃料が供給されるとき、燃料分配管15の基
端部(燃料導入管16に近い部分)のインジェクタホル
ダ14cに多くの燃料が供給され、その先のインジェク
タホルダ14b,14aには燃料供給量が順次減少する
傾向があった。このため、これらのインジェクタホルダ
14b,14aに結合するインジェクタ13からの燃料
噴射量が不足しがちになる問題があった。
【0007】そこで、これを改良したものが図20と図
21に示すものである。これらの図に示すものは、燃料
導入管16から燃料分配管15に燃料を導入する部位
を、燃料分配管15の中央部近傍、具体的にはインジェ
クタホルダ14cとインジェクタホルダ14bの間で、
インジェクタホルダ14bに近いところにしてある(図
21参照)。この位置から燃料分配管15に燃料を導入
すると、燃料は、3個のインジェクタホルダ14a〜1
4cに、実用上問題がない程度に均一に供給される。
【0008】しかしながら上記構造では、燃料分配管1
5の容積が小さいため、自動車が加速をするときのよう
に、燃料の各気筒への供給量が急激に増大するときにこ
れに対応することが難しいことがあった。そこで図22
に示すように、燃料分配管15の容積を拡大したものが
考えられた。このように燃料分配管15の容積を拡大す
れば急加速などにも十分に対応できることになる。
【0009】ところで、近年のエンジンまわりのレイア
ウトはコンパクトになってきていることから、図22に
示すように燃料分配管15の容積を拡大すると、燃料分
配管15を脱着するときに必要となるクリアランスY
(インテークマニホールド5と燃料分配管15との間の
クリアランス)を確保するために、図23に示すよう
に、インテークマニホールド5の下部の中心線とインジ
ェクタ13の中心線との角度α(図22参照)をα+x
のように大きくしなければならなくなる。このことか
ら、燃料分配管15の容積を拡大することは、レイアウ
ト上、困難なことであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの点に鑑み
てなされたものであり、狭いエンジンルーム内において
もレイアウトに問題がなく、しかも燃料分配管の容積を
十分に大きくとれるようにした内燃機関の燃料分配管構
造を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明
は、複数の気筒にそれぞれインジェクタを取付け、該イ
ンジェクタに燃料を分配する燃料分配管を前記複数の気
筒が並んだ方向に配設した燃料噴射装置において、前記
燃料分配管の縦断面形状をL字状に形成し、該L字状に
したことにより得られる凹部に燃料導入管を配設すると
共に、該燃料導入管の先端の燃料導入口を、前記燃料分
配管の両端部を避けた位置において該燃料分配管に接続
したことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載された発明は、複数
の気筒にそれぞれインジェクタを取付け、該インジェク
タに燃料を分配する燃料分配管を前記複数の気筒が並ん
だ方向に配設した燃料噴射装置において、前記燃料分配
管の一部の縦断面形状をL字状に形成し、該L字状部分
の先の縦断面形状は方形とし、前記L字状にしたことに
より得られる凹部に燃料導入管を配設すると共に、該燃
料導入管の先端の燃料導入口を、前記燃料分配管の両端
部を避けた位置において該燃料分配管に接続したことを
特徴とする。
【0013】さらに、請求項3に記載された発明は、複
数の気筒にそれぞれインジェクタを取付け、該インジェ
クタに燃料を分配する燃料分配管を前記複数の気筒が並
んだ方向に配設した燃料噴射装置において、前記燃料分
配管の前記複数の気筒が並んだ方向の略中央部のみを縦
断面方形の形状にし、他の部分の縦断面形状はL字状に
形成し、前記L字状にしたことにより得られる凹部に燃
料導入管を配設すると共に、該燃料導入管の先端の燃料
導入口を、前記縦断面方形の部分において該燃料分配管
に接続したことを特徴とする。
【0014】上記の請求項1に記載の構成とすれば、L
字状に形成された燃料分配管によって、その内部を流れ
る燃料の量が増大する。また、燃料分配管の凹部に燃料
導入管を配設することによってインテークマニホールド
との間に余裕ができる。さらに燃料導入管を燃料分配管
の両端部以外のところに接続したことにより、気筒間の
燃料供給バランスが保たれる。
【0015】また、請求項2に記載の構成とすれば、燃
料分配管の一部をL字状に形成し、その先の縦断面形状
は方形としたことにより、燃料供給管の接続部から離れ
たところの燃料供給量を多くすることができる。さら
に、請求項3に記載の構成とすれば、燃料分配管の両端
部に近いところのインジェクタへの燃料供給が同条件に
なる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1ないし図4に示すものは、本
発明の実施の形態であり、請求項1に対応するものであ
る。この構造の従来技術との大きな相違点は、燃料分配
管15の縦断面形状を方形の2個の各一辺の一部を接続
したL字状に形成したことである。そして、このL字状
に形成したことにより得られる凹部15aに燃料導入管
16を配設すると共に、その先端の燃料導入口16a
を、燃料分配管15の両端部を避けた位置、すなわち、
複数並んだインジェクタが取付けられる範囲内(インジ
ェクタホルダ14b,14cの間)に接続してある。
【0017】このように構成すると、図1および図3に
示すように、燃料導入管16の先端以外の部分が燃料分
配管15の凹部15a内に納まるので、インテークマニ
ホールド5との間に十分な間隙をとることができる。ま
たL字状にしたことにより燃料分配管15の容積が増大
するので、各気筒への燃料供給量が多くなる。
【0018】図5ないし図8に示すものはL字状にした
燃料分配管15の変形例である。いずれもL字状であ
り、その凹部15aに燃料導入管16を配設した点は同
一であるが、インジェクタ13の取付け場所を変えたも
のである。このように変えても、燃料分配管15の容積
は変わらないので、インジェクタを介して気筒に供給さ
れる燃料の量は変わらない。インテークマニホールド5
とのレイアウトの都合で、適宜選択することになる。
【0019】図9ないし図11に示すものは本発明の他
の実施の形態であり、請求項2に対応するものである。
この実施の形態では、燃料分配管15の基端部側(イン
ジェクタホルダ14cを取付けた側)から略中央部まで
の縦断面形状を2個の方形の各一辺の一部を接続したL
字状に形成し、L字状部分の先の縦断面形状は、図11
に示すように方形部分15bとしてある。そして、L字
状としたことにより得られる凹部15aに燃料導入管1
6を配設してある。また、この燃料導入管16の先端の
燃料導入口16aを、燃料分配管15の両端部を避けた
位置、すなわち複数並んだインジェクタが取付けられる
範囲内(インジェクタホルダ14b,14cの間)、す
なわち、複数並んだインジェクタが取付けられる範囲内
(両端のものに規定される範囲)に接続してある。
【0020】この構造とすると、図1ないし図4に示し
た実施の形態の効果に加え、燃料導入管16の先端の燃
料導入口16aから先が縦断面形状が方形部分15bと
なっていることから、十分な容積が取れ、燃料導入口1
6aからもっとも離れたインジェクタホルダ14aにも
十分な量の燃料が供給されることになる。
【0021】図12ないし図15に示すものは本発明の
さらに他の実施の形態であり、請求項3に対応するもの
である。この実施の形態では、図12で明らかなよう
に、燃料分配管15の複数の気筒が並んだ方向の略中央
部のみを縦断面方形の部分15cに形成し、他の部分は
一端部から中間部にわたり、その縦断面形状を、2個の
方形の各一辺の一部を接続したL字状に形成してある。
そして、L字状にしたことにより得られる凹部15aに
燃料導入管16を配設すると共に、燃料導入管16の先
端の燃料導入口16aを、縦断面形状が方形部分15c
で燃料分配管15に接続してある。
【0022】この構造とすると、縦断面方形の部分15
cから燃料が供給され、その左右のL字状部分に流れる
ことになる。その結果、複数の気筒へは、ほぼ平等に燃
料供給ができることになる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た内燃機関の燃料分配管構造であるから、請求項1ない
し3に記載された発明によれば、最近の傾向であるエン
ジンまわりのレイアウトがコンパクトになったもので
も、インテークマニホールドとの間隙を十分に取りつ
つ、燃料分配管の容積を大きく取ることができることに
なる。燃料分配管の容積が大きくなることにより、ドラ
イバビリティが向上する。燃料導入口の位置が変わるこ
とにより、動力性能と排気処理性能が向上する。さら
に、燃料導入管の位置のレイアウトに自由度が出ること
により、インジェクタの取付角度と燃料分配管の周辺部
品のレイアウトに自由度が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の要部の縦断面図で
ある。
【図2】図1を矢印Aの方向から見た矢視図である。
【図3】図1のものの燃料分配管と燃料供給管の位置関
係を示す縦断面図である。
【図4】図2のものを斜め下方から見た斜視図である。
【図5】図1のものを示す図3に対する変形例を示す縦
断面図である。
【図6】図1のものを示す図3に対する変形例の他の例
を示す縦断面図である。
【図7】図1のものを示す図3に対する変形例の他の例
を示す縦断面図である。
【図8】図1のものを示す図3に対する変形例の他の例
を示す縦断面図である。
【図9】本発明の実施の形態の他の例の要部を示すもの
であり、図10のD−D線に沿う断面図である。
【図10】図9のB−B線に沿う断面図である。
【図11】図9のC−C線に沿う断面図である。
【図12】本発明の実施の形態のさらに他の例の要部を
示すものであり、図13のH−H線に沿う断面図であ
る。
【図13】図12のE−E線に沿う断面図である。
【図14】図12のF−F線に沿う断面図である。
【図15】図12のG−G線に沿う断面図である。
【図16】燃料噴射式のエンジンの概要を示す一部縦断
面図である。
【図17】図16のものを上方から見た平面図である。
【図18】従来のものの要部の構造を示す縦断面図であ
る。
【図19】図18のものを矢印A方向から見た矢視図で
ある。
【図20】従来のものの他のものの要部の構造を示す縦
断面図である。
【図21】図20のものを矢印A方向から見た矢視図で
ある。
【図22】本発明に至る検討事項を説明する説明図であ
る。
【図23】本発明に至る検討事項を説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 吸気ポート 3 排気ポート 13 インジェクタ 15 燃料分配管 15a 凹部 15b 方形部分 15c 方形部分 16 燃料導入管 16a 燃料導入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の気筒にそれぞれインジェクタを取
    付け、該インジェクタに燃料を分配する燃料分配管を前
    記複数の気筒が並んだ方向に配設した内燃機関の燃料分
    配管構造において、前記燃料分配管の縦断面形状をL字
    状に形成し、該L字状に形成したことにより得られる凹
    部に燃料導入管を配設すると共に、該燃料導入管の先端
    の燃料導入口を、前記燃料分配管の両端部を避けた位置
    において該燃料分配管に接続したことを特徴とする内燃
    機関の燃料分配管構造。
  2. 【請求項2】 複数の気筒にそれぞれインジェクタを取
    付け、該インジェクタに燃料を分配する燃料分配管を前
    記複数の気筒が並んだ方向に配設した内燃機関の燃料分
    配管構造において、前記燃料分配管の一部の縦断面形状
    をL字状に形成し、該L字状部分の先の縦断面形状は方
    形とし、前記L字状に形成したことにより得られる凹部
    に燃料導入管を配設すると共に、該燃料導入管の先端の
    燃料導入口を、前記燃料分配管の両端部を避けた位置に
    おいて該燃料分配管に接続したことを特徴とする内燃機
    関の燃料分配管構造。
  3. 【請求項3】 複数の気筒にそれぞれインジェクタを取
    付け、該インジェクタに燃料を分配する燃料分配管を前
    記複数の気筒が並んだ方向に配設した内燃機関の燃料分
    配管構造において、前記燃料分配管の前記複数の気筒が
    並んだ方向の略中央部のみを縦断面方形の形状にし、他
    の部分の縦断面形状はL字状に形成し、前記L字状に形
    成したことにより得られる凹部に燃料導入管を配設する
    と共に、該燃料導入管の先端の燃料導入口を、前記縦断
    面方形の部分において該燃料分配管に接続したことを特
    徴とする内燃機関の燃料分配管構造。
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