JP2000230546A - 回転体装置 - Google Patents
回転体装置Info
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- JP2000230546A JP2000230546A JP3423299A JP3423299A JP2000230546A JP 2000230546 A JP2000230546 A JP 2000230546A JP 3423299 A JP3423299 A JP 3423299A JP 3423299 A JP3423299 A JP 3423299A JP 2000230546 A JP2000230546 A JP 2000230546A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】移動ステージ等の回転・揺動・旋回運動する軸
の支持に用いることができかつ運動精度の低下及びコス
トの高騰を抑制できる回転体装置を提供する。 【解決手段】回転体装置としての球面転がり軸受1は内
輪2と外輪3と球体としての玉4と保持器5を備えてい
る。内輪2は内周に支持軸6が嵌合する。外輪3は内周
面8が断面円弧状に形成されている。外輪3はその幅O
が内輪2の幅Iより大きく形成されている。外輪3の端
面3aから支持軸6が突出する。外輪3の内周面8の曲
率の中心Cは軸線P上でかつ外輪3の幅を二等分する位
置またはこの位置から端面3aよりに位置している。外
輪3の軸線Pと支持軸6とのなす角をθ0とし外輪3の
内周面8の曲率半径をr2とし支持軸6の直径をdとす
ると曲率の中心Cと端面3aとの間の間隔BはB≦−ta
nθ0×r2+((tan2θ0+2)r2 2−(d/cosθ0)r2)1/2
を満たしている。
の支持に用いることができかつ運動精度の低下及びコス
トの高騰を抑制できる回転体装置を提供する。 【解決手段】回転体装置としての球面転がり軸受1は内
輪2と外輪3と球体としての玉4と保持器5を備えてい
る。内輪2は内周に支持軸6が嵌合する。外輪3は内周
面8が断面円弧状に形成されている。外輪3はその幅O
が内輪2の幅Iより大きく形成されている。外輪3の端
面3aから支持軸6が突出する。外輪3の内周面8の曲
率の中心Cは軸線P上でかつ外輪3の幅を二等分する位
置またはこの位置から端面3aよりに位置している。外
輪3の軸線Pと支持軸6とのなす角をθ0とし外輪3の
内周面8の曲率半径をr2とし支持軸6の直径をdとす
ると曲率の中心Cと端面3aとの間の間隔BはB≦−ta
nθ0×r2+((tan2θ0+2)r2 2−(d/cosθ0)r2)1/2
を満たしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複数脚を伸
縮させて駆動する移動ステージ(パラレルリンク機構を
用いた移動ステージ)などの回転・揺動・旋回運動に用
いられる回転体装置に関する。
縮させて駆動する移動ステージ(パラレルリンク機構を
用いた移動ステージ)などの回転・揺動・旋回運動に用
いられる回転体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の軸方向、およびこれらの軸線回り
の運動を実現するために、特開平8−11080号公報
「空間3自由度の駆動装置」や、特開平8−11081
号公報「空間3及び空間4自由度の駆動装置」等に記載
された移動ステージ100(図5に参照)が用いられて
きた。
の運動を実現するために、特開平8−11080号公報
「空間3自由度の駆動装置」や、特開平8−11081
号公報「空間3及び空間4自由度の駆動装置」等に記載
された移動ステージ100(図5に参照)が用いられて
きた。
【0003】図5に例示された移動ステージ100は、
駆動テーブル101と、これら駆動テーブル101を支
持する複数のシリンダ機構102と、床部材103など
を備えている。移動ステージ100は、シリンダ機構1
02をそれぞれ伸縮することによって、駆動テーブル1
01を前述した複数の軸方向及びこれらの軸回りに運動
させる。
駆動テーブル101と、これら駆動テーブル101を支
持する複数のシリンダ機構102と、床部材103など
を備えている。移動ステージ100は、シリンダ機構1
02をそれぞれ伸縮することによって、駆動テーブル1
01を前述した複数の軸方向及びこれらの軸回りに運動
させる。
【0004】移動ステージ100は、それ自体の駆動速
度の高速化、前記駆動テーブル101を位置決めする際
の位置決め精度などの高精度化及び、前記高速化及び高
精度化にともなう前述したシリンダ機構102などの高
剛性化などが要求されている。
度の高速化、前記駆動テーブル101を位置決めする際
の位置決め精度などの高精度化及び、前記高速化及び高
精度化にともなう前述したシリンダ機構102などの高
剛性化などが要求されている。
【0005】移動ステージ100では、従来、駆動テー
ブル101とシリンダ機構102とを互いに連結する際
及びシリンダ機構102と床部材103とを互いに連結
する際に、図6に示すようなボール型自在継手51が用
いられてきた。ボール型自在継手51は、中空球体52
と、この中空球体52内に揺動自在に収容される球体5
3と、この球体53に取付けられる支持軸54などを備
えている。
ブル101とシリンダ機構102とを互いに連結する際
及びシリンダ機構102と床部材103とを互いに連結
する際に、図6に示すようなボール型自在継手51が用
いられてきた。ボール型自在継手51は、中空球体52
と、この中空球体52内に揺動自在に収容される球体5
3と、この球体53に取付けられる支持軸54などを備
えている。
【0006】中空球体52は、その一部にその内周側と
外周側とを貫通する貫通孔55が形成されている。前記
支持軸54は、貫通孔55を通ってその一端部が球体5
3に連結している。このボール型自在継手51を、移動
ステージ100に用いる際には、前記中空球体52と支
持軸54とのうち一方を、駆動テーブル101または床
部材103と、前記シリンダ機構102とのうちの一方
に取付ける。中空球体52と支持軸54とのうち他方
を、駆動テーブル101または床部材103と、前記シ
リンダ機構102とのうちの他方に取付ける。
外周側とを貫通する貫通孔55が形成されている。前記
支持軸54は、貫通孔55を通ってその一端部が球体5
3に連結している。このボール型自在継手51を、移動
ステージ100に用いる際には、前記中空球体52と支
持軸54とのうち一方を、駆動テーブル101または床
部材103と、前記シリンダ機構102とのうちの一方
に取付ける。中空球体52と支持軸54とのうち他方
を、駆動テーブル101または床部材103と、前記シ
リンダ機構102とのうちの他方に取付ける。
【0007】また、前記移動ステージ100において、
駆動テーブル101とシリンダ機構102とを連結する
際及びシリンダ機構102と床部材103とを互いに連
結する際に、複数の転がり軸受を組み合せて用いること
もあった。
駆動テーブル101とシリンダ機構102とを連結する
際及びシリンダ機構102と床部材103とを互いに連
結する際に、複数の転がり軸受を組み合せて用いること
もあった。
【0008】この場合、一つのシリンダ機構102と床
部材103を互いに連結する際に、転がり軸受が3つ必
要となるとともに、一つのシリンダ機構102と駆動テ
ーブル101とを互いに連結する際にも、転がり軸受が
3つ必要となる。このようにシリンダ機構102一つに
対し合計6つの転がり軸受が必要であった。
部材103を互いに連結する際に、転がり軸受が3つ必
要となるとともに、一つのシリンダ機構102と駆動テ
ーブル101とを互いに連結する際にも、転がり軸受が
3つ必要となる。このようにシリンダ機構102一つに
対し合計6つの転がり軸受が必要であった。
【0009】さらに、駆動テーブル101とシリンダ機
構102とを互いに連結する際に、図7に示す自動調心
玉軸受61を用いることが考えられる。自動調心玉軸受
61は、内輪62と、外輪63と、玉64などを備えて
いる。外輪63は、円環状に形成されており、その内周
面68が断面円弧状に形成されている。内輪62は、外
輪63の内径より小径な外径を有する円環状に形成され
ている。
構102とを互いに連結する際に、図7に示す自動調心
玉軸受61を用いることが考えられる。自動調心玉軸受
61は、内輪62と、外輪63と、玉64などを備えて
いる。外輪63は、円環状に形成されており、その内周
面68が断面円弧状に形成されている。内輪62は、外
輪63の内径より小径な外径を有する円環状に形成され
ている。
【0010】玉64は、内輪62の外周面67と、外輪
63の内周面68との間に転動自在に複数設けられてい
る。玉64は、内輪62と外輪63の周方向に沿って略
等間隔に配されている。玉64は、内外輪62,63の
軸線P2に沿って二列配されている。また、外輪63の
軸線P2に沿った幅と、内輪62の軸線P2に沿った幅
とは、互いに略同寸法に形成されている。
63の内周面68との間に転動自在に複数設けられてい
る。玉64は、内輪62と外輪63の周方向に沿って略
等間隔に配されている。玉64は、内外輪62,63の
軸線P2に沿って二列配されている。また、外輪63の
軸線P2に沿った幅と、内輪62の軸線P2に沿った幅
とは、互いに略同寸法に形成されている。
【0011】前述した構成の自動調心玉軸受61を、移
動ステージ100に用いる際には、内輪62の内周に軸
66を嵌合させるなどして取付け、前記外輪63と軸6
6とのうち一方を、駆動テーブル101または床部材1
03と、シリンダ機構102とのうちの一方に取付け
る。前記外輪63と軸66とのうち他方を、駆動テーブ
ル101または床部材103と、シリンダ機構102と
のうちの他方に取付ける。
動ステージ100に用いる際には、内輪62の内周に軸
66を嵌合させるなどして取付け、前記外輪63と軸6
6とのうち一方を、駆動テーブル101または床部材1
03と、シリンダ機構102とのうちの一方に取付け
る。前記外輪63と軸66とのうち他方を、駆動テーブ
ル101または床部材103と、シリンダ機構102と
のうちの他方に取付ける。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したボール型自在
継手51は、比較的低価格で入手しやすいが、前記中空
球体52が中空に形成されているため、比較的剛性が低
くなっている。このため、シリンダ装置102が伸縮す
る際に生じる荷重や、駆動テーブル上に支持される物体
の質量などによって、ステージ全体が変形しやすく、重
量物の移動には適していなかった。
継手51は、比較的低価格で入手しやすいが、前記中空
球体52が中空に形成されているため、比較的剛性が低
くなっている。このため、シリンダ装置102が伸縮す
る際に生じる荷重や、駆動テーブル上に支持される物体
の質量などによって、ステージ全体が変形しやすく、重
量物の移動には適していなかった。
【0013】また、前記中空球体52や球体53は、主
に鍛造加工によって成形されるため、寸法精度が比較的
低くなる傾向であった。このため、ボール型自在継手5
1を移動ステージ100に用いると、駆動テーブル10
1の移動軌跡などに誤差が生じるとともに、前記駆動テ
ーブル101を所定の位置に位置決めする際の位置決め
精度が低下するなどの運動精度が低下する傾向となって
いた。
に鍛造加工によって成形されるため、寸法精度が比較的
低くなる傾向であった。このため、ボール型自在継手5
1を移動ステージ100に用いると、駆動テーブル10
1の移動軌跡などに誤差が生じるとともに、前記駆動テ
ーブル101を所定の位置に位置決めする際の位置決め
精度が低下するなどの運動精度が低下する傾向となって
いた。
【0014】さらに、前記ボール型自在継手51を移動
ステージ100に用いると、このボール型自在継手51
は、支持軸54に沿って比較的長く形成されているの
で、シリンダ機構102との接続部が長くなって、この
接続部が前述した荷重によって、曲がり易くなるという
問題が生じる。
ステージ100に用いると、このボール型自在継手51
は、支持軸54に沿って比較的長く形成されているの
で、シリンダ機構102との接続部が長くなって、この
接続部が前述した荷重によって、曲がり易くなるという
問題が生じる。
【0015】このボール型自在継手51は、球体53と
中空球体52との内周面とが互いに摺動して前記支持軸
54が揺動する。このため、支持軸54が揺動する際の
摩擦力が増大する傾向となって、移動ステージ100の
移動速度が低下する傾向となっていた。
中空球体52との内周面とが互いに摺動して前記支持軸
54が揺動する。このため、支持軸54が揺動する際の
摩擦力が増大する傾向となって、移動ステージ100の
移動速度が低下する傾向となっていた。
【0016】また、複数の転がり軸受を移動ステージ1
00に用いると、これらの転がり軸受を互いに取付ける
際の隙間などの調整が困難である。このため、シリンダ
機構102毎に揺動する際の反力がばらつく傾向となっ
て、シリンダ機構102毎の伸縮する際の動作がばらつ
く傾向となっていた。
00に用いると、これらの転がり軸受を互いに取付ける
際の隙間などの調整が困難である。このため、シリンダ
機構102毎に揺動する際の反力がばらつく傾向となっ
て、シリンダ機構102毎の伸縮する際の動作がばらつ
く傾向となっていた。
【0017】一つのシリンダ機構102に合計6つの転
がり軸受を用いるため、大型化する傾向となっていた。
このため、質量が増加して、移動ステージ100の移動
速度が低下するとともに駆動テーブル101の位置決め
精度が低下する傾向となっていた。また、構造が複雑で
かつ価格が高騰する傾向となっていた。
がり軸受を用いるため、大型化する傾向となっていた。
このため、質量が増加して、移動ステージ100の移動
速度が低下するとともに駆動テーブル101の位置決め
精度が低下する傾向となっていた。また、構造が複雑で
かつ価格が高騰する傾向となっていた。
【0018】また、前述した自動調心玉軸受61は、玉
64が外輪63の内周面68を転動することによって、
内輪62が外輪64に対して傾いてもこの内輪62が回
転できる構造となっている。しかし、この自動調心玉軸
受61は、その取付け誤差を吸収できる程度までしか、
内輪62の傾きを許容することができない。
64が外輪63の内周面68を転動することによって、
内輪62が外輪64に対して傾いてもこの内輪62が回
転できる構造となっている。しかし、この自動調心玉軸
受61は、その取付け誤差を吸収できる程度までしか、
内輪62の傾きを許容することができない。
【0019】このため、このため、移動ステージ100
に必要とされる角度まで、内輪62が傾くと、内輪62
と外輪63との間から玉64が抜け出してしまい、シリ
ンダ機構102などを支持できなくなる。
に必要とされる角度まで、内輪62が傾くと、内輪62
と外輪63との間から玉64が抜け出してしまい、シリ
ンダ機構102などを支持できなくなる。
【0020】従って、本発明の目的は、複数の軸方向及
びこれらの軸回りの運動を実現できる移動ステージに確
実に用いることができ、この移動ステージの運動精度の
低下を抑制できるとともに、コストの高騰を抑制できる
回転体装置を提供することにある。
びこれらの軸回りの運動を実現できる移動ステージに確
実に用いることができ、この移動ステージの運動精度の
低下を抑制できるとともに、コストの高騰を抑制できる
回転体装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の回転体装置は、円環状または
直方体状に形成されかつ内周面が断面円弧状に形成され
た外輪と、前記外輪に対し全方向に揺動自在に支持され
た支持軸と、前記外輪内に設けられかつ前記外輪の内周
面とともに前記支持軸を全方向に揺動自在に支持する球
体と、を備え、前記外輪の軸線と支持軸との間のなす回
転角θ0に対し、B≦−tanθ0×r2+((tan2θ0+2)r
22−(d/cosθ0)r2)1/2と、C≧(d/2)/cosθ0+
rsinθ0と、のうち少なくとも一方の関係を満たすこと
を特徴としている。
達成するために、本発明の回転体装置は、円環状または
直方体状に形成されかつ内周面が断面円弧状に形成され
た外輪と、前記外輪に対し全方向に揺動自在に支持され
た支持軸と、前記外輪内に設けられかつ前記外輪の内周
面とともに前記支持軸を全方向に揺動自在に支持する球
体と、を備え、前記外輪の軸線と支持軸との間のなす回
転角θ0に対し、B≦−tanθ0×r2+((tan2θ0+2)r
22−(d/cosθ0)r2)1/2と、C≧(d/2)/cosθ0+
rsinθ0と、のうち少なくとも一方の関係を満たすこと
を特徴としている。
【0022】ただし、r2:外輪の内周面の曲率半径、
B:外輪の水平軸から支持軸が突出した側に位置する端
面までの幅、C:外輪の支持軸が突出した側に位置する
端面における内径、d:支持軸の直径、r:球体の外径
である。
B:外輪の水平軸から支持軸が突出した側に位置する端
面までの幅、C:外輪の支持軸が突出した側に位置する
端面における内径、d:支持軸の直径、r:球体の外径
である。
【0023】すなわち、以下に示す式1を満たす場合に
は、 B≦−tanθ0×r2+((tan2θ0+2)r22−(d/cosθ0)r2)1/2……式1 回転体装置1は、図3に示すように、内輪2と外輪3と
これら内輪2と外輪3との間に転動自在に設けられた球
体としての玉4と、図中に二点鎖線で示す支持軸6を備
えている。外輪3は、円環状に形成されかつその内周面
8が断面円弧状に形成されている。外輪3の内周面8の
曲率の中心Cは、外輪3の軸線P上に位置している。前
記内輪2は、支持軸6の外周に嵌合する。内輪2の幅I
より外輪3の幅Oの方が大きく形成されている。
は、 B≦−tanθ0×r2+((tan2θ0+2)r22−(d/cosθ0)r2)1/2……式1 回転体装置1は、図3に示すように、内輪2と外輪3と
これら内輪2と外輪3との間に転動自在に設けられた球
体としての玉4と、図中に二点鎖線で示す支持軸6を備
えている。外輪3は、円環状に形成されかつその内周面
8が断面円弧状に形成されている。外輪3の内周面8の
曲率の中心Cは、外輪3の軸線P上に位置している。前
記内輪2は、支持軸6の外周に嵌合する。内輪2の幅I
より外輪3の幅Oの方が大きく形成されている。
【0024】玉4は、内輪2と外輪3との間に周方向に
沿って互いに等間隔となる位置に複数配されている。玉
4は、内輪2の外周面によって転動自在に支持されてい
る。玉4は、内輪2の幅方向に沿って二列配されてい
る。玉4は、前記外輪3の内周に潤滑剤によって潤滑さ
れた状態で設けられている。
沿って互いに等間隔となる位置に複数配されている。玉
4は、内輪2の外周面によって転動自在に支持されてい
る。玉4は、内輪2の幅方向に沿って二列配されてい
る。玉4は、前記外輪3の内周に潤滑剤によって潤滑さ
れた状態で設けられている。
【0025】支持軸6は、移動ステージ100のシリン
ダ機構102などと連結する。支持軸6は、外輪3の内
周穴27を通って外部に突出している。支持軸6は、玉
4などによって外輪3の軸線Pに対して全方向に揺動自
在に支持されている。回転体装置1は、玉4が外輪3の
内周面8を転動することによって、内輪2が外輪3に対
して傾いても内輪2が回転できるようになっている。
ダ機構102などと連結する。支持軸6は、外輪3の内
周穴27を通って外部に突出している。支持軸6は、玉
4などによって外輪3の軸線Pに対して全方向に揺動自
在に支持されている。回転体装置1は、玉4が外輪3の
内周面8を転動することによって、内輪2が外輪3に対
して傾いても内輪2が回転できるようになっている。
【0026】図1に示した回転体装置1において、例え
ば内輪2が支持軸6の外周に嵌合しかつ支持軸6に沿っ
た荷重を支持する際には、例えば内輪2が外輪3に対し
て傾いた状態では、玉4のうち支持軸6及びこの支持軸
6に連結した移動ステージ100のシリンダ機構102
から離れた側の外輪3の端面3bの近傍に位置する玉4
が、前述した荷重を支持するとともに、支持軸6に連結
した移動ステージ100のシリンダ機構102に近い外
輪3の端面3aの近傍に位置する玉4は前述した荷重を
ほとんど支持しないか極めて小さい荷重しか支持しな
い。なお、前記外輪3の端面3aは、支持軸6が突出し
た側に位置する端面をなしている。
ば内輪2が支持軸6の外周に嵌合しかつ支持軸6に沿っ
た荷重を支持する際には、例えば内輪2が外輪3に対し
て傾いた状態では、玉4のうち支持軸6及びこの支持軸
6に連結した移動ステージ100のシリンダ機構102
から離れた側の外輪3の端面3bの近傍に位置する玉4
が、前述した荷重を支持するとともに、支持軸6に連結
した移動ステージ100のシリンダ機構102に近い外
輪3の端面3aの近傍に位置する玉4は前述した荷重を
ほとんど支持しないか極めて小さい荷重しか支持しな
い。なお、前記外輪3の端面3aは、支持軸6が突出し
た側に位置する端面をなしている。
【0027】このため、前記玉4は、内輪2などが回転
する際に、外輪3の端面3bの近傍に位置した場合には
前記内輪2の外周面と外輪3の内周面8とによって保持
されているのが望ましく、前記外輪3の端面3aの近傍
に位置した場合には必ずしも内輪2の外周面と外輪3の
内周面8とによって保持されなくても良い。
する際に、外輪3の端面3bの近傍に位置した場合には
前記内輪2の外周面と外輪3の内周面8とによって保持
されているのが望ましく、前記外輪3の端面3aの近傍
に位置した場合には必ずしも内輪2の外周面と外輪3の
内周面8とによって保持されなくても良い。
【0028】図3に示した回転体装置1では、外輪3の
幅Oが内輪2の幅Iより大きく形成されているととも
に、前記外輪3の内周面8の曲率の中心Cが、外輪3の
幅方向の中心、またはこの中心より荷重が作用する側つ
まり端面3a側に寄っている。このため、外輪3の幅方
向に沿った内周面8の曲率の中心Cと端面3bとの間の
間隔Aと、外輪3の幅方向に沿った内周面8の曲率の中
心Cと端面3aとの間の間隔Bとは、以下に示す式2を
満たしている。なお、中心Cを通りかつ外輪3の径方向
に沿う軸線Sは外輪3の水平軸をなしている。間隔B
は、外輪3の水平軸Sから端面3aまでの幅をなしてい
る。
幅Oが内輪2の幅Iより大きく形成されているととも
に、前記外輪3の内周面8の曲率の中心Cが、外輪3の
幅方向の中心、またはこの中心より荷重が作用する側つ
まり端面3a側に寄っている。このため、外輪3の幅方
向に沿った内周面8の曲率の中心Cと端面3bとの間の
間隔Aと、外輪3の幅方向に沿った内周面8の曲率の中
心Cと端面3aとの間の間隔Bとは、以下に示す式2を
満たしている。なお、中心Cを通りかつ外輪3の径方向
に沿う軸線Sは外輪3の水平軸をなしている。間隔B
は、外輪3の水平軸Sから端面3aまでの幅をなしてい
る。
【0029】A≧B………式2 また、図3に示した回転体装置1は、外輪3に対し内輪
2が回転角θ0傾いた際に、すなわち外輪3の軸線Pと
支持軸6とのなす角度が回転角θ0となった際には、外
輪3の曲率半径をr2とすると、前記外輪3の端面3a
における内径rは以下に示す式3を満たす。
2が回転角θ0傾いた際に、すなわち外輪3の軸線Pと
支持軸6とのなす角度が回転角θ0となった際には、外
輪3の曲率半径をr2とすると、前記外輪3の端面3a
における内径rは以下に示す式3を満たす。
【0030】r=(r22−B2)1/2………式3 このとき、前記外輪3の端面3a上において、前記外輪
3の軸線Pと、内輪2の軸線Rとの間の間隔S1は、以
下の式4を満たす。
3の軸線Pと、内輪2の軸線Rとの間の間隔S1は、以
下の式4を満たす。
【0031】S1=B×tanθ0………式4 また、内輪2の内径すなわち支持軸6の外径をdとする
と、前記外輪3の端面3a上において、内輪2の軸線R
と、支持軸6の外周面すなわち内輪2の内周面のうち最
も外輪3の内周縁3cに近接する部分2aとの間の間隔
S2は、以下の式5を満たす。
と、前記外輪3の端面3a上において、内輪2の軸線R
と、支持軸6の外周面すなわち内輪2の内周面のうち最
も外輪3の内周縁3cに近接する部分2aとの間の間隔
S2は、以下の式5を満たす。
【0032】S2=(d/2)/cosθ0………式5 図3に示すように、内輪2が外輪3に対して回転角θ0
傾いた際に、支持軸6と外輪3とが互いに干渉しないた
めには、前記内径rと間隔S1と間隔S2とが以下に示す
式6に関係を満たさなければならない。
傾いた際に、支持軸6と外輪3とが互いに干渉しないた
めには、前記内径rと間隔S1と間隔S2とが以下に示す
式6に関係を満たさなければならない。
【0033】r≧S1+S2………式6 すなわち、以下の式7が得られる。
【0034】 (r22−B2)1/2≧B×tanθ0+(d/2)/cosθ0………式7 この式7をBに関して解くと、前述した式1が得られ
る。
る。
【0035】このため、本発明の回転体装置は、支持軸
を回転角θ0の範囲内で外輪の軸線に対し全方向に揺動
させても、支持軸が外輪などと干渉しないとともに、球
体が外輪と内輪との間から抜け出すことがない。このた
め、確実に移動ステージに用いることができる。また、
中空球体などと比較して剛性の高い外輪と内輪と球体な
どを用いるので、移動ステージのシリンダ機構などの揺
動トルクなどによって変形することを抑制できる。この
ため、移動ステージの運動精度の低下を抑制することが
できる。
を回転角θ0の範囲内で外輪の軸線に対し全方向に揺動
させても、支持軸が外輪などと干渉しないとともに、球
体が外輪と内輪との間から抜け出すことがない。このた
め、確実に移動ステージに用いることができる。また、
中空球体などと比較して剛性の高い外輪と内輪と球体な
どを用いるので、移動ステージのシリンダ機構などの揺
動トルクなどによって変形することを抑制できる。この
ため、移動ステージの運動精度の低下を抑制することが
できる。
【0036】また、外輪と内輪と球体などから構成され
ているので、移動ステージへの取付けが容易であるとと
もに、部品点数を抑制することができる。さらに、回転
装置自体の小型化を図ることが可能となる。このため、
コストの高騰を抑制できる。
ているので、移動ステージへの取付けが容易であるとと
もに、部品点数を抑制することができる。さらに、回転
装置自体の小型化を図ることが可能となる。このため、
コストの高騰を抑制できる。
【0037】また、前記式1によれば、間隔Bを小さく
するほうが、支持軸の揺動を妨げないことが明らかにな
る。このため、回転体装置は、前記式2の関係を満たす
ことによって、支持軸の揺動を確保できるとともに、球
体が内外輪の間から抜け出ることを防止できる。
するほうが、支持軸の揺動を妨げないことが明らかにな
る。このため、回転体装置は、前記式2の関係を満たす
ことによって、支持軸の揺動を確保できるとともに、球
体が内外輪の間から抜け出ることを防止できる。
【0038】さらに、前述した回転装置において、以下
に示す式8の関係を満たしているのが望ましい。
に示す式8の関係を満たしているのが望ましい。
【0039】 B≦−0.577r2+((2.33r22−1.15dr2)1/2……式8 この式8は、前記式1において、回転角θ0=30度と
した時に得られる。一方、移動ステージでは、シリンダ
機構を揺動自在に支持する際に最大30度までの角度で
の揺動が要求されている。このため、前記式8を満たし
た回転体装置は、より確実に移動ステージに用いること
ができる。
した時に得られる。一方、移動ステージでは、シリンダ
機構を揺動自在に支持する際に最大30度までの角度で
の揺動が要求されている。このため、前記式8を満たし
た回転体装置は、より確実に移動ステージに用いること
ができる。
【0040】図3に示す回転体装置の剛性及び揺動トル
クは、球体としての玉の寸法を変えることで調整が可能
である。玉軸受用鋼球は、呼び寸法に対してμm単位で
寸法が異なる玉が複数用意されているので、組み込む玉
の寸法を変えることにより、容易に剛性及び揺動トルク
を変えることができるとともに、管理することができ
る。
クは、球体としての玉の寸法を変えることで調整が可能
である。玉軸受用鋼球は、呼び寸法に対してμm単位で
寸法が異なる玉が複数用意されているので、組み込む玉
の寸法を変えることにより、容易に剛性及び揺動トルク
を変えることができるとともに、管理することができ
る。
【0041】また、本発明の回転体装置は、通常油やグ
リース等の潤滑剤しい潤滑されて使用されるが、使用さ
れる装置によっては、玉と内外輪の潤滑、防塵が重要に
なると考えられる。この両方の機能を満たすためには、
固形油潤滑やそれを含んだシール、例えばルブガード、
K1シール(共に日本精工株式会社)等を用いると省ス
ペース、メンテナンスにおいて有効である。
リース等の潤滑剤しい潤滑されて使用されるが、使用さ
れる装置によっては、玉と内外輪の潤滑、防塵が重要に
なると考えられる。この両方の機能を満たすためには、
固形油潤滑やそれを含んだシール、例えばルブガード、
K1シール(共に日本精工株式会社)等を用いると省ス
ペース、メンテナンスにおいて有効である。
【0042】上記回転体装置は、図3に示した球面転が
り軸受について記載している。しかし、本発明では回転
体装置としての図4に示す球面形流体軸受においては、
以下に示す式9を満たすのが望ましい。
り軸受について記載している。しかし、本発明では回転
体装置としての図4に示す球面形流体軸受においては、
以下に示す式9を満たすのが望ましい。
【0043】C≧(d/2)/cosθ0+rsinθ0……式9 回転体装置11は、図4に示すように、外輪としての一
対の球面摺動部13a,13bと、球体14と、支持軸
16などを備えている。一対の球面摺動部13a,13
bは、それぞれ円環状または直方体状に形成されてお
り、互いの軸線P1が同軸となるように配される。
対の球面摺動部13a,13bと、球体14と、支持軸
16などを備えている。一対の球面摺動部13a,13
bは、それぞれ円環状または直方体状に形成されてお
り、互いの軸線P1が同軸となるように配される。
【0044】球面摺動部13a,13bは、互いの軸線
P1が同軸となる位置に配された際に、内周面18a,
18bが、互いに同じ中心Cを中心とした断面円弧状に
形成されている。内周面18a,18bの曲率の中心C
は、軸線P1上に位置している。一対の球面摺動部13
a,13bの内周には、外部から圧縮空気などの圧縮流
体が供給されるようになっている。また、球面摺動部1
3a,13bのうち一方の球面摺動部13bは、支持軸
16が通ることのできる貫通穴27を備えている。
P1が同軸となる位置に配された際に、内周面18a,
18bが、互いに同じ中心Cを中心とした断面円弧状に
形成されている。内周面18a,18bの曲率の中心C
は、軸線P1上に位置している。一対の球面摺動部13
a,13bの内周には、外部から圧縮空気などの圧縮流
体が供給されるようになっている。また、球面摺動部1
3a,13bのうち一方の球面摺動部13bは、支持軸
16が通ることのできる貫通穴27を備えている。
【0045】球体14は、その半径が、球面摺動部13
a,13bに内周面18a,18bの曲率半径と略等し
く形成されている。球体14は、球面摺動部13a,1
3bの内周面18a,18bによって挟み込まれた状態
で設けられている。
a,13bに内周面18a,18bの曲率半径と略等し
く形成されている。球体14は、球面摺動部13a,1
3bの内周面18a,18bによって挟み込まれた状態
で設けられている。
【0046】支持軸16は、球体14に取付けられてい
る。支持軸16は、一方の球面摺動部13bの貫通穴2
7を通って外部に突出している。支持軸16には、移動
ステージ100のシリンダ機構102などに接続する。
る。支持軸16は、一方の球面摺動部13bの貫通穴2
7を通って外部に突出している。支持軸16には、移動
ステージ100のシリンダ機構102などに接続する。
【0047】この回転体装置11は、球体14が球面摺
動部13a,13bの内周面18a,18bを摺動す
る。このため、支持軸16は、球体14などによって球
面摺動部13a,13bの軸線P1に対し全方向に揺動
自在に支持されている。
動部13a,13bの内周面18a,18bを摺動す
る。このため、支持軸16は、球体14などによって球
面摺動部13a,13bの軸線P1に対し全方向に揺動
自在に支持されている。
【0048】図4に示した回転体装置11において、例
えば支持軸16がシリンダ機構102に接続して支持軸
16に沿った荷重を支持する際には、外部から球面摺動
部13a,13b内に圧縮空気などの圧縮流体が供給さ
れる。そして、球体14の表面には、薄い空気膜などの
供給された圧縮流体からなる流体膜が形成される。そし
て、流体膜が、前述した荷重を球面摺動部13a,13
bの内周面18a,18bとともに保持する。
えば支持軸16がシリンダ機構102に接続して支持軸
16に沿った荷重を支持する際には、外部から球面摺動
部13a,13b内に圧縮空気などの圧縮流体が供給さ
れる。そして、球体14の表面には、薄い空気膜などの
供給された圧縮流体からなる流体膜が形成される。そし
て、流体膜が、前述した荷重を球面摺動部13a,13
bの内周面18a,18bとともに保持する。
【0049】また、図4に示した回転体装置11は、球
面摺動部13a,13bの軸線P1に対し支持軸16が
回転角θ0傾いた際に、球面摺動部13a,13bの内
周面18a,18bの曲率半径をrとすると、球面摺動
部13bの支持軸16の近傍に位置しかつ前記貫通穴2
7が形成された端面28における支持軸16の軸線Rと
球面摺動部13a,13bの軸線Pとの間の間隔S3は
以下に示す式10を満たす。なお、前記端面28は、球
面摺動部13bの支持軸16が突出した側に位置する端
面をなしている。
面摺動部13a,13bの軸線P1に対し支持軸16が
回転角θ0傾いた際に、球面摺動部13a,13bの内
周面18a,18bの曲率半径をrとすると、球面摺動
部13bの支持軸16の近傍に位置しかつ前記貫通穴2
7が形成された端面28における支持軸16の軸線Rと
球面摺動部13a,13bの軸線Pとの間の間隔S3は
以下に示す式10を満たす。なお、前記端面28は、球
面摺動部13bの支持軸16が突出した側に位置する端
面をなしている。
【0050】S3=rsinθ0………式10 このとき、前記球面摺動部13bの端面28上におい
て、前記球面摺動部13a,13bの軸線P1と、支持
軸16の外周面のうち最も球面摺動部13bの貫通穴1
8を形成する内周縁28cに近接する部分22cとの間
の間隔S4は、以下の式11を満たす。
て、前記球面摺動部13a,13bの軸線P1と、支持
軸16の外周面のうち最も球面摺動部13bの貫通穴1
8を形成する内周縁28cに近接する部分22cとの間
の間隔S4は、以下の式11を満たす。
【0051】S4=(d/2)/cosθ0………式11 前記端面28における球面摺動部13bの内径をCとす
ると、支持軸16が球面摺動部13a,13bの軸線P
1に対して回転角θ0傾いた際に、支持軸16と球面摺
動部13a,13bとが互いに干渉しないためには、前
記間隔S3と間隔S4とが以下に示す式12の関係を満
たさなければならない。
ると、支持軸16が球面摺動部13a,13bの軸線P
1に対して回転角θ0傾いた際に、支持軸16と球面摺
動部13a,13bとが互いに干渉しないためには、前
記間隔S3と間隔S4とが以下に示す式12の関係を満
たさなければならない。
【0052】C≧S3+S4………式12 すなわち、前述した式9が得られる。
【0053】このため、本発明の回転体装置は、支持軸
を回転角θ0の範囲内で外輪の軸線に対し全方向に揺動
させても、支持軸が外輪としての球面摺動部などと干渉
しないため、確実に移動ステージに用いることができ
る。
を回転角θ0の範囲内で外輪の軸線に対し全方向に揺動
させても、支持軸が外輪としての球面摺動部などと干渉
しないため、確実に移動ステージに用いることができ
る。
【0054】また、球面摺動部内に圧縮空気などの圧縮
流体を供給し、この圧縮流体によって、球体の表面に流
体膜が形成されて、この流体膜が球面摺動部の内周面と
ともに、移動ステージのシリンダ機構などの揺動トルク
に伴う荷重を支持する。このため、球面摺動部の変形を
抑制できるとともに、球体の形状の誤差の影響が緩和さ
れる。したがって、移動ステージの運動精度の低下を抑
制することができる。
流体を供給し、この圧縮流体によって、球体の表面に流
体膜が形成されて、この流体膜が球面摺動部の内周面と
ともに、移動ステージのシリンダ機構などの揺動トルク
に伴う荷重を支持する。このため、球面摺動部の変形を
抑制できるとともに、球体の形状の誤差の影響が緩和さ
れる。したがって、移動ステージの運動精度の低下を抑
制することができる。
【0055】また、球面摺動部と球体と支持軸などから
構成されているので、移動ステージへの取付けが容易で
あるとともに、部品点数を抑制することができる。ま
た、球体の表面に流体膜が形成されているので、支持軸
が揺動する際の摩擦力が抑制される。このため、シリン
ダ機構の駆動力を抑制でき、このシリンダ機構の小型化
を図ることが可能となる。このため、コストの高騰を抑
制できる。
構成されているので、移動ステージへの取付けが容易で
あるとともに、部品点数を抑制することができる。ま
た、球体の表面に流体膜が形成されているので、支持軸
が揺動する際の摩擦力が抑制される。このため、シリン
ダ機構の駆動力を抑制でき、このシリンダ機構の小型化
を図ることが可能となる。このため、コストの高騰を抑
制できる。
【0056】さらに、前述した回転装置において、以下
に示す式8の関係を満たしているのが望ましい。
に示す式8の関係を満たしているのが望ましい。
【0057】C≧0.5773d+0.5r……式14 この式14は、前記式9において、回転角θ0=30度
とした時に得られる。一方、移動ステージでは、シリン
ダ機構を揺動自在に支持する際に最大30度までの角度
での揺動が要求されている。このため、前記式14を満
たした回転体装置は、より確実に移動ステージに用いる
ことができる。
とした時に得られる。一方、移動ステージでは、シリン
ダ機構を揺動自在に支持する際に最大30度までの角度
での揺動が要求されている。このため、前記式14を満
たした回転体装置は、より確実に移動ステージに用いる
ことができる。
【0058】なお、本発明の回転体装置は、外輪との間
に支持された軸は、一方向に回転あるは旋回するもので
あっても、両方向に揺動するものであっても良く、それ
らが組み合わされた運動をするものであっても良い。
に支持された軸は、一方向に回転あるは旋回するもので
あっても、両方向に揺動するものであっても良く、それ
らが組み合わされた運動をするものであっても良い。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
ついて図1及び図5を参照して説明する。
ついて図1及び図5を参照して説明する。
【0060】図1に示す回転体装置としての球面転がり
軸受1は、図5に示す移動ステージ100に用いられ
る。移動ステージ100は、駆動テーブル101と、複
数のシリンダ機構102と、床部材103などを備えて
いる。複数のシリンダ機構102は、それぞれ、一端部
が床部材103に接続しているとともに、他端部が駆動
テーブル101に接続している。シリンダ機構102
は、それぞれ伸縮自在となっている。
軸受1は、図5に示す移動ステージ100に用いられ
る。移動ステージ100は、駆動テーブル101と、複
数のシリンダ機構102と、床部材103などを備えて
いる。複数のシリンダ機構102は、それぞれ、一端部
が床部材103に接続しているとともに、他端部が駆動
テーブル101に接続している。シリンダ機構102
は、それぞれ伸縮自在となっている。
【0061】移動ステージ100は、シリンダ機構10
2を伸縮することによって、複数の軸方向と、これらの
軸回りの方向と、に駆動テーブル101を移動する。図
示例において、移動ステージ100は、シリンダ機構1
02を6つ備えており、互いに直交する3軸の方向と、
これら3軸回りの方向とに駆動テーブル101を移動す
る。
2を伸縮することによって、複数の軸方向と、これらの
軸回りの方向と、に駆動テーブル101を移動する。図
示例において、移動ステージ100は、シリンダ機構1
02を6つ備えており、互いに直交する3軸の方向と、
これら3軸回りの方向とに駆動テーブル101を移動す
る。
【0062】球面転がり軸受1は、それぞれのシリンダ
機構102の両端部と、駆動テーブル101または床部
材103と、の間を連結する。球面転がり軸受1は、前
述した駆動テーブル101が複数の軸方向とこれらの軸
回りの方向とに移動する際に、この駆動テーブル101
の移動を妨げないように、シリンダ機構102の揺動を
妨げないようになっている。
機構102の両端部と、駆動テーブル101または床部
材103と、の間を連結する。球面転がり軸受1は、前
述した駆動テーブル101が複数の軸方向とこれらの軸
回りの方向とに移動する際に、この駆動テーブル101
の移動を妨げないように、シリンダ機構102の揺動を
妨げないようになっている。
【0063】球面転がり軸受1は、図1に示すように、
内輪2と外輪3とこれら内輪2と外輪3との間に転動自
在に設けられた球体としての玉4と、保持器5と、図中
二点鎖線で示す支持軸6と、を備えている。
内輪2と外輪3とこれら内輪2と外輪3との間に転動自
在に設けられた球体としての玉4と、保持器5と、図中
二点鎖線で示す支持軸6と、を備えている。
【0064】内輪2は、円環状に形成されている。内輪
2の内周には、支持軸6が嵌合するなどして取付けられ
る。内輪2の外周面には、断面円弧状の軌道溝7が全周
に亘って形成されている。内輪2は、軌道溝7をその幅
方向に沿って二つ形成している。それぞれの軌道溝7
は、互いに平行に配されている。
2の内周には、支持軸6が嵌合するなどして取付けられ
る。内輪2の外周面には、断面円弧状の軌道溝7が全周
に亘って形成されている。内輪2は、軌道溝7をその幅
方向に沿って二つ形成している。それぞれの軌道溝7
は、互いに平行に配されている。
【0065】外輪3は、内輪2の外径より内径が大きな
軸線P回りに円環状に形成されている。外輪3は、その
内周面8が断面円弧状に形成されている。外輪3の内周
面8の曲率の中心Cは、外輪3の軸線P上に位置してい
る。内輪2の幅Iより外輪3の幅Oの方が大きく形成さ
れている。支持軸6は、内輪2の内周に嵌合しかつ外輪
3の一方の端面3aから球面転がり軸受1の外方向に突
出した格好で取付けられる。なお、外輪3の端面3a
は、支持軸6が突出した側に位置する端面をなしてい
る。
軸線P回りに円環状に形成されている。外輪3は、その
内周面8が断面円弧状に形成されている。外輪3の内周
面8の曲率の中心Cは、外輪3の軸線P上に位置してい
る。内輪2の幅Iより外輪3の幅Oの方が大きく形成さ
れている。支持軸6は、内輪2の内周に嵌合しかつ外輪
3の一方の端面3aから球面転がり軸受1の外方向に突
出した格好で取付けられる。なお、外輪3の端面3a
は、支持軸6が突出した側に位置する端面をなしてい
る。
【0066】また、前記外輪3の断面円弧状の内周面8
の曲率の中心Cは、外輪3の幅方向の中心、又はこの中
心より支持軸6が突出した前記端面3a側に寄って配さ
れている。内周面8の曲率の中心Cと端面3aとの間の
外輪3の幅方向に沿った間隔Bと、内周面8の曲率の中
心Cと前記他方の端面3bとの間の外輪3の幅方向に沿
った間隔Aとは、前述した式2を満たしている。なお、
中心Cを通りかつ外輪3の径方向に沿う軸線Sは、外輪
3の水平軸をなしている。間隔Bは、外輪3の水平軸S
から端面3aまでの幅をなしている。
の曲率の中心Cは、外輪3の幅方向の中心、又はこの中
心より支持軸6が突出した前記端面3a側に寄って配さ
れている。内周面8の曲率の中心Cと端面3aとの間の
外輪3の幅方向に沿った間隔Bと、内周面8の曲率の中
心Cと前記他方の端面3bとの間の外輪3の幅方向に沿
った間隔Aとは、前述した式2を満たしている。なお、
中心Cを通りかつ外輪3の径方向に沿う軸線Sは、外輪
3の水平軸をなしている。間隔Bは、外輪3の水平軸S
から端面3aまでの幅をなしている。
【0067】玉4は、内輪2と外輪3との間に周方向に
沿って互いに等間隔となる位置に複数配されている。玉
4は、内輪2の軌道溝7それぞれの内に配されている。
玉4は、内輪2の幅方向に沿って二列配されている。玉
4は、前記内輪2の外周側や外輪3の内周側に、油やグ
リースなどの潤滑剤によって潤滑された状態で設けられ
ている。保持器5は、ぞれぞれの玉4を内輪2の軌道溝
7と外輪3の内周面8との間に、転動自在に保持してい
る。
沿って互いに等間隔となる位置に複数配されている。玉
4は、内輪2の軌道溝7それぞれの内に配されている。
玉4は、内輪2の幅方向に沿って二列配されている。玉
4は、前記内輪2の外周側や外輪3の内周側に、油やグ
リースなどの潤滑剤によって潤滑された状態で設けられ
ている。保持器5は、ぞれぞれの玉4を内輪2の軌道溝
7と外輪3の内周面8との間に、転動自在に保持してい
る。
【0068】前述した構成によって、支持軸6は、玉4
などによって外輪3の軸線Pに対して全方向に揺動自在
に支持されている。球面転がり軸受1は、玉4が外輪3
の内周面8を転動することによって内輪2が外輪3に対
して傾いても内輪2が回転できるようになっている。
などによって外輪3の軸線Pに対して全方向に揺動自在
に支持されている。球面転がり軸受1は、玉4が外輪3
の内周面8を転動することによって内輪2が外輪3に対
して傾いても内輪2が回転できるようになっている。
【0069】さらに、前記間隔Bは、支持軸6の外径を
d、外輪3の内周面8の曲率半径をr2、支持軸6と外
輪3の軸線Pとのなす角をθ0とすると、前述した式1
で示した関係を満たしている。また、図示例において、
図中に一点鎖線Qで示す内輪2及び玉4が揺動する際の
軌跡の曲率半径r1は、外輪3の内周面8の曲率半径r2
と略等しくなっている。
d、外輪3の内周面8の曲率半径をr2、支持軸6と外
輪3の軸線Pとのなす角をθ0とすると、前述した式1
で示した関係を満たしている。また、図示例において、
図中に一点鎖線Qで示す内輪2及び玉4が揺動する際の
軌跡の曲率半径r1は、外輪3の内周面8の曲率半径r2
と略等しくなっている。
【0070】前記球面転がり軸受1が移動ステージ10
0に用いられる際には、外輪3が、駆動テーブル101
または床部材103に固定され、支持軸6の外輪3の端
面3aから突出した端部がシリンダ機構102と固定さ
れる。このため、シリンダ機構102が伸縮すると、支
持軸6に沿って、球面転がり軸受1に荷重が作用する。
0に用いられる際には、外輪3が、駆動テーブル101
または床部材103に固定され、支持軸6の外輪3の端
面3aから突出した端部がシリンダ機構102と固定さ
れる。このため、シリンダ機構102が伸縮すると、支
持軸6に沿って、球面転がり軸受1に荷重が作用する。
【0071】前記球面転がり軸受1は、支持軸6を外輪
3の軸線Pとのなす角が回転角θ0までの範囲内で、こ
の外輪3の軸線Pに対し全方向に揺動させても、支持軸
6が外輪3などと干渉しないとともに、玉4が外輪3と
内輪2との間から抜け出すことがない。このため、確実
に移動ステージ100に用いることができる。
3の軸線Pとのなす角が回転角θ0までの範囲内で、こ
の外輪3の軸線Pに対し全方向に揺動させても、支持軸
6が外輪3などと干渉しないとともに、玉4が外輪3と
内輪2との間から抜け出すことがない。このため、確実
に移動ステージ100に用いることができる。
【0072】また、球面転がり軸受1は、内輪2の幅方
向に沿って玉4を二列配している。このため、シリンダ
機構102から作用した荷重は、図1中の矢印α,βに
示すように、内輪2の幅方向に沿って配された玉4とそ
れぞれに向かう方向に分離する。さらに、中空球体など
と比較して剛性の高い外輪3と内輪2と球体としての玉
4などを用いるので、シリンダ機構102などの荷重に
対する剛性を確保することができる。このため、移動ス
テージ100の運動精度の低下を抑制することができ
る。
向に沿って玉4を二列配している。このため、シリンダ
機構102から作用した荷重は、図1中の矢印α,βに
示すように、内輪2の幅方向に沿って配された玉4とそ
れぞれに向かう方向に分離する。さらに、中空球体など
と比較して剛性の高い外輪3と内輪2と球体としての玉
4などを用いるので、シリンダ機構102などの荷重に
対する剛性を確保することができる。このため、移動ス
テージ100の運動精度の低下を抑制することができ
る。
【0073】また、球面転がり軸受1は、外輪3と内輪
2と玉4などから構成されており、シリンダ機構102
の端部それぞれに一つのみ取付けるだけで、シリンダ機
構102を支持することができる。このため、移動ステ
ージ100への取付けが容易となるとともに、部品点数
を抑制することができる。さらに、小型化を図ることが
可能となる。したがって、コストの高騰を抑制できる。
2と玉4などから構成されており、シリンダ機構102
の端部それぞれに一つのみ取付けるだけで、シリンダ機
構102を支持することができる。このため、移動ステ
ージ100への取付けが容易となるとともに、部品点数
を抑制することができる。さらに、小型化を図ることが
可能となる。したがって、コストの高騰を抑制できる。
【0074】さらに、前述した球面転がり軸受1におい
て、前述した式8の関係を満たしているのが望ましい。
この式8は、前記式1において、回転角θ0=30度と
した時に得られる。移動ステージ100では、シリンダ
機構102を揺動自在に支持する際に最大30度までの
角度での揺動が要求されている。このため、前記式8を
満たした球面転がり軸受1は、より確実に移動ステージ
100に用いることができる。
て、前述した式8の関係を満たしているのが望ましい。
この式8は、前記式1において、回転角θ0=30度と
した時に得られる。移動ステージ100では、シリンダ
機構102を揺動自在に支持する際に最大30度までの
角度での揺動が要求されている。このため、前記式8を
満たした球面転がり軸受1は、より確実に移動ステージ
100に用いることができる。
【0075】以下、本発明の第2の実施形態について図
2及び図5を参照して説明する。
2及び図5を参照して説明する。
【0076】図1に示す回転体装置としての球面形流体
軸受11は、図5に示す移動ステージ100に用いられ
る。
軸受11は、図5に示す移動ステージ100に用いられ
る。
【0077】球面形流体軸受11は、図2に示すよう
に、ハウジング12と、外輪としての一対の球面摺動部
13a,13bと、球体14と、支持軸16などを備え
ている。ハウジング12は、第1のケース部材12a
と、第2のケース部材12bと、スペーサ部材15と、
を備えている。
に、ハウジング12と、外輪としての一対の球面摺動部
13a,13bと、球体14と、支持軸16などを備え
ている。ハウジング12は、第1のケース部材12a
と、第2のケース部材12bと、スペーサ部材15と、
を備えている。
【0078】第1及び第2のケース部材12a,12b
及びスペーサ部材15は、それぞれ円環状に形成されて
いる。第1のケース部材12aは、スペーサ部材15を
介して第2のケース部材12bとボルト17などによっ
て固定される。第1のケース部材12a、スペーサ部材
15及び第2のケース部材12bは、互いに同軸となる
位置に配されている。第1のケース部材12a、スペー
サ部材15及び第2のケース部材12bは、内周側に球
面摺動部13a,13b及び球体14などを収容する。
及びスペーサ部材15は、それぞれ円環状に形成されて
いる。第1のケース部材12aは、スペーサ部材15を
介して第2のケース部材12bとボルト17などによっ
て固定される。第1のケース部材12a、スペーサ部材
15及び第2のケース部材12bは、互いに同軸となる
位置に配されている。第1のケース部材12a、スペー
サ部材15及び第2のケース部材12bは、内周側に球
面摺動部13a,13b及び球体14などを収容する。
【0079】第1のケース部材12aは、外部からその
内周面19a及びスペーサ部材15に相対する端面19
bに亘って、圧縮空気などの流体を導く第1の流体導入
路20を備えている。第1の流体導入路20は、内周面
19aに開口する内周面開口部20aと、端面19bに
開口する端面開口部20bと、を備えている。
内周面19a及びスペーサ部材15に相対する端面19
bに亘って、圧縮空気などの流体を導く第1の流体導入
路20を備えている。第1の流体導入路20は、内周面
19aに開口する内周面開口部20aと、端面19bに
開口する端面開口部20bと、を備えている。
【0080】スペーサ部材15は、第1のケース部材1
2aに相対する端面15aと、第2のケース部材12b
に相対する端面15bとに亘って貫通した貫通孔21を
備えている。この貫通孔21は、第1の流体導入路20
につながっている。
2aに相対する端面15aと、第2のケース部材12b
に相対する端面15bとに亘って貫通した貫通孔21を
備えている。この貫通孔21は、第1の流体導入路20
につながっている。
【0081】第2のケース部材12bは、スペーサ部材
15に相対する端面22bからその内周面22aに亘っ
て、前述した圧縮空気などの流体を導く第2の流体導入
路23を備えている。第2の流体導入路23は、端面2
2bに開口する端面開口部23bと、内周面22aに開
口する内周面開口部23aと、を備えている。第2の流
体導入路23は、スペーサ部材25の貫通孔21とつな
がっている。
15に相対する端面22bからその内周面22aに亘っ
て、前述した圧縮空気などの流体を導く第2の流体導入
路23を備えている。第2の流体導入路23は、端面2
2bに開口する端面開口部23bと、内周面22aに開
口する内周面開口部23aと、を備えている。第2の流
体導入路23は、スペーサ部材25の貫通孔21とつな
がっている。
【0082】一対の球面摺動部13a,13bは、それ
ぞれ軸線P1回りに円環状に形成されている。球面摺動
部13a,13bのうち一方の球面摺動部13aは、第
1のケース部材12aの内周に嵌合するなどして配され
る。他方の球面摺動部13bは、第2のケース部材12
bの内周に嵌合するなどして配される。球面摺動部13
a,13bは、互いに同軸的に配される。
ぞれ軸線P1回りに円環状に形成されている。球面摺動
部13a,13bのうち一方の球面摺動部13aは、第
1のケース部材12aの内周に嵌合するなどして配され
る。他方の球面摺動部13bは、第2のケース部材12
bの内周に嵌合するなどして配される。球面摺動部13
a,13bは、互いに同軸的に配される。
【0083】球面摺動部13a,13bは、互いの軸線
P1が同軸となる位置に配された際に、内周面18a,
18bが、互いに同じ中心C1を中心とした断面円弧状
に形成されている。内周面18a,18bの曲率の中心
C1は、軸線P1上に位置している。内周面18a,1
8bの曲率の中心C1は、軸線P1に沿って球面摺動部
13a,13b間の距離を二等分する位置でも良く、ま
た、球面摺動部13a,13b間の距離を二等分する位
置から、支持軸16が突出する球面摺動部13b側に寄
っていても良い。このため、軸線P1に沿ったスペーサ
部材15の幅において、前記曲率の中心C1から前記端
面15aまでの間隔Eと、前記曲率の中心C1から端面
15bまでの間隔Fとは、以下に示す式15を満たして
いる。
P1が同軸となる位置に配された際に、内周面18a,
18bが、互いに同じ中心C1を中心とした断面円弧状
に形成されている。内周面18a,18bの曲率の中心
C1は、軸線P1上に位置している。内周面18a,1
8bの曲率の中心C1は、軸線P1に沿って球面摺動部
13a,13b間の距離を二等分する位置でも良く、ま
た、球面摺動部13a,13b間の距離を二等分する位
置から、支持軸16が突出する球面摺動部13b側に寄
っていても良い。このため、軸線P1に沿ったスペーサ
部材15の幅において、前記曲率の中心C1から前記端
面15aまでの間隔Eと、前記曲率の中心C1から端面
15bまでの間隔Fとは、以下に示す式15を満たして
いる。
【0084】E≧F………式15 球面摺動部13a,13bは、それぞれの外周面24
a,24bに、これらの外周面24a,24bから凹に
形成された凹溝25a,25bを、全周に亘って形成し
ている。これらの凹溝25a,25bは、球面摺動部1
3a,13bが第1及び第2のケース部材12a,12
b内に取付けられた際に、内周面開口部20a,20b
と相対する。
a,24bに、これらの外周面24a,24bから凹に
形成された凹溝25a,25bを、全周に亘って形成し
ている。これらの凹溝25a,25bは、球面摺動部1
3a,13bが第1及び第2のケース部材12a,12
b内に取付けられた際に、内周面開口部20a,20b
と相対する。
【0085】球面摺動部13a,13bは、多孔質焼結
部材から構成されている。球面摺動部13a,13b
は、それぞれ、凹溝25a,25bから内周面18a,
18bに亘って貫通したオリフィス状の流体供給孔26
a,26bを多数備えている構造のものでも良い。球体
供給孔26a,26bは、球面摺動部13a,13bの
それぞれの内周面18a,18bにおいて互いに略等間
隔となる位置に開口している。
部材から構成されている。球面摺動部13a,13b
は、それぞれ、凹溝25a,25bから内周面18a,
18bに亘って貫通したオリフィス状の流体供給孔26
a,26bを多数備えている構造のものでも良い。球体
供給孔26a,26bは、球面摺動部13a,13bの
それぞれの内周面18a,18bにおいて互いに略等間
隔となる位置に開口している。
【0086】前述した構成によって、球面摺動部13
a,13bの内周に、外部から圧縮空気などの圧縮流体
が第1の流体導入路20、貫通孔21、第2の流体導入
路23、凹溝25a,25b及び流体供給孔26a,2
6bを介して、供給されるようになっている。
a,13bの内周に、外部から圧縮空気などの圧縮流体
が第1の流体導入路20、貫通孔21、第2の流体導入
路23、凹溝25a,25b及び流体供給孔26a,2
6bを介して、供給されるようになっている。
【0087】また、球面摺動部13a,13bのうち第
2のケース部材12a内に嵌合して取付けられる球面摺
動部13aの内周穴27には、支持軸16が通るように
なっている。球面摺動部13a,13bの軸線P1に対
し支持軸16が回転角θ0傾いた際に、球面摺動部13
a,13bの曲率半径をrとすると、球面摺動部13b
の外側に位置するすなわち支持軸16が突出した側に位
置する端面28における内径Cは、式9を満たしてい
る。
2のケース部材12a内に嵌合して取付けられる球面摺
動部13aの内周穴27には、支持軸16が通るように
なっている。球面摺動部13a,13bの軸線P1に対
し支持軸16が回転角θ0傾いた際に、球面摺動部13
a,13bの曲率半径をrとすると、球面摺動部13b
の外側に位置するすなわち支持軸16が突出した側に位
置する端面28における内径Cは、式9を満たしてい
る。
【0088】球体14は、その半径が、球面摺動部13
a,13bに内周面18a,18bの曲率半径と略等し
いか、または前記内周面18a,18bの曲率半径より
若干小さく形成されている。球体14は、球面摺動部1
3a,13bの内周面18a,18bによって挟み込ま
れた状態で配されている。
a,13bに内周面18a,18bの曲率半径と略等し
いか、または前記内周面18a,18bの曲率半径より
若干小さく形成されている。球体14は、球面摺動部1
3a,13bの内周面18a,18bによって挟み込ま
れた状態で配されている。
【0089】支持軸16は、球体14に取付けられてい
る。支持軸16は、一方の球面摺動部13bの内周穴2
7を通って外部に突出している。支持軸16には、移動
ステージ100のシリンダ機構102などが接続する。
る。支持軸16は、一方の球面摺動部13bの内周穴2
7を通って外部に突出している。支持軸16には、移動
ステージ100のシリンダ機構102などが接続する。
【0090】この球面形流体軸受11は、球体14が球
面摺動部13a,13bの内周面18a,18bを摺動
する。このため、支持軸16は、球体14などによって
球面摺動部13a,13bの軸線P1に対して全方向に
揺動自在に支持されている。
面摺動部13a,13bの内周面18a,18bを摺動
する。このため、支持軸16は、球体14などによって
球面摺動部13a,13bの軸線P1に対して全方向に
揺動自在に支持されている。
【0091】図2に示した球面形流体軸受11におい
て、例えば、支持軸16がシリンダ機構102などに取
付けられて支持軸16に沿った荷重を支持する際には、
外部から球面摺動部13a,13b内に圧縮空気などの
圧縮流体が供給される。そして、球体14の表面には、
薄い空気膜などの供給された圧縮流体からなる流体膜が
形成される。そして、流体膜が、前述した荷重を球面摺
動部13a,13bの内周面18a,18bとともに保
持する。
て、例えば、支持軸16がシリンダ機構102などに取
付けられて支持軸16に沿った荷重を支持する際には、
外部から球面摺動部13a,13b内に圧縮空気などの
圧縮流体が供給される。そして、球体14の表面には、
薄い空気膜などの供給された圧縮流体からなる流体膜が
形成される。そして、流体膜が、前述した荷重を球面摺
動部13a,13bの内周面18a,18bとともに保
持する。
【0092】また、球面形流体軸受11は、前記支持軸
16が通った球面摺動部13bの端面28の内径Cは、
前述した式9を満たしている。このため、球面形流体軸
受11は、支持軸16を回転角θ0の範囲内で球面摺動
部13a,13bの軸線P1に対して全方向に揺動させ
ても、支持軸16が球面摺動部13a,13bなどと干
渉しないため、確実に移動ステージ100に用いること
ができる。
16が通った球面摺動部13bの端面28の内径Cは、
前述した式9を満たしている。このため、球面形流体軸
受11は、支持軸16を回転角θ0の範囲内で球面摺動
部13a,13bの軸線P1に対して全方向に揺動させ
ても、支持軸16が球面摺動部13a,13bなどと干
渉しないため、確実に移動ステージ100に用いること
ができる。
【0093】また、球面摺動部13a,13b内に圧縮
空気などの圧縮流体を供給し、この圧縮流体によって、
球体14の表面に流体膜が形成されて、この流体膜が球
面摺動部13a,13bの内周面18a,18bととも
に、移動ステージ100のシリンダ機構102などの揺
動トルクに伴う荷重を支持する。このため、球面摺動部
13a,13bの変形を抑制できるとともに、球体14
の形状の誤差の影響を緩和できる。したがって、移動ス
テージ100の運動精度の低下を抑制することができ
る。
空気などの圧縮流体を供給し、この圧縮流体によって、
球体14の表面に流体膜が形成されて、この流体膜が球
面摺動部13a,13bの内周面18a,18bととも
に、移動ステージ100のシリンダ機構102などの揺
動トルクに伴う荷重を支持する。このため、球面摺動部
13a,13bの変形を抑制できるとともに、球体14
の形状の誤差の影響を緩和できる。したがって、移動ス
テージ100の運動精度の低下を抑制することができ
る。
【0094】また、球面摺動部13a,13bと球体1
4と支持軸16などから構成されているので、移動ステ
ージ100への取付けが容易であるとともに、部品点数
を抑制することができる。また、球体14の表面に流体
膜が形成されているので、支持軸16が揺動する際の摩
擦力が抑制される。このため、シリンダ機構102の駆
動力を抑制でき、このシリンダ機構102の小型化を図
ることが可能となる。このため、コストの高騰を抑制で
きる。
4と支持軸16などから構成されているので、移動ステ
ージ100への取付けが容易であるとともに、部品点数
を抑制することができる。また、球体14の表面に流体
膜が形成されているので、支持軸16が揺動する際の摩
擦力が抑制される。このため、シリンダ機構102の駆
動力を抑制でき、このシリンダ機構102の小型化を図
ることが可能となる。このため、コストの高騰を抑制で
きる。
【0095】前記球面形流体軸受11は、前述した式1
4の関係を満たしているのが望ましい。この場合、この
式14は、前記式9において、回転角θ0=30度とし
た時に得られる。移動ステージ100では、シリンダ機
構102を揺動自在に支持する際に最大30度までの角
度での揺動が要求されている。このため、前記式14を
満たした球面形流体軸受11は、より確実に移動ステー
ジ100に用いることができる。
4の関係を満たしているのが望ましい。この場合、この
式14は、前記式9において、回転角θ0=30度とし
た時に得られる。移動ステージ100では、シリンダ機
構102を揺動自在に支持する際に最大30度までの角
度での揺動が要求されている。このため、前記式14を
満たした球面形流体軸受11は、より確実に移動ステー
ジ100に用いることができる。
【0096】なお、本発明は、移動ステージ用の支持に
最も適するものであるが、この用途に限らず、従来の自
動調心玉軸受が適用できない回転・揺動・旋回運動を行
う機構の支持装置としても適している。
最も適するものであるが、この用途に限らず、従来の自
動調心玉軸受が適用できない回転・揺動・旋回運動を行
う機構の支持装置としても適している。
【0097】
【発明の効果】本発明によると、支持軸を回転角θ0の
範囲内で外輪の軸線に対し全方向に揺動させても、支持
軸が外輪などと干渉しないため、確実に移動ステージに
用いることができる。また、移動ステージの運動精度の
低下を抑制することができ、かつ移動ステージへの取付
けが容易であるとともに部品点数を抑制することができ
るため、コストの高騰を抑制できる。
範囲内で外輪の軸線に対し全方向に揺動させても、支持
軸が外輪などと干渉しないため、確実に移動ステージに
用いることができる。また、移動ステージの運動精度の
低下を抑制することができ、かつ移動ステージへの取付
けが容易であるとともに部品点数を抑制することができ
るため、コストの高騰を抑制できる。
【図1】本発明の第1の実施形態の球面転がり軸受を示
す断面図。
す断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態の球面形流体軸受を示
す断面図。
す断面図。
【図3】本発明の球面転がり軸受が揺動した状態を模式
的に示す断面図。
的に示す断面図。
【図4】本発明の球面形流体軸受が揺動した状態を模式
的に示す断面図。
的に示す断面図。
【図5】移動ステージを模式的に示す斜視図。
【図6】従来のボール型自在継手を示す断面図。
【図7】従来の自動調心玉軸受を示す断面図。
1…球面転がり軸受 2…内輪 3…外輪 4…玉(球体) 6…支持軸 8…内周面 11…球面形流体軸受 13,13a…球面摺動部(外輪) 14…球体 16…支持軸 18a,18b…内周面
Claims (1)
- 【請求項1】円環状に形成されかつ内周面が断面円弧状
に形成された外輪と、 前記外輪に対し全方向に揺動自在に支持された支持軸
と、 前記外輪内に設けられかつ前記外輪の内周面とともに前
記支持軸を全方向に揺動自在に支持する球体と、を備
え、 前記外輪の軸線と支持軸との間のなす回転角θ0に対
し、 B≦−tanθ0×r2+((tan2θ0+2)r22−(d/cosθ
0)r2)1/2と、 C≧(d/2)/cosθ0+rsinθ0と、 のうち少なくとも一方の関係を満たすことを特徴とする
回転体装置。ただし、r2:外輪の内周面の曲率半径、
B:外輪の水平軸から支持軸が突出した側に位置する端
面までの幅、C:外輪の支持軸が突出した側に位置する
端面における内径、d:支持軸の直径、r:球体の外径
である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3423299A JP2000230546A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 回転体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3423299A JP2000230546A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 回転体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000230546A true JP2000230546A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12408416
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3423299A Pending JP2000230546A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 回転体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000230546A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009237535A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-15 | Hon Hai Precision Industry Co Ltd | 撮像装置 |
| CN106442102A (zh) * | 2016-12-07 | 2017-02-22 | 中航工业哈尔滨轴承有限公司 | 一种轴承方孔金属保持架强度测试装置 |
| CN107165935A (zh) * | 2017-06-06 | 2017-09-15 | 西安石油大学 | 一种动态指向式旋转导向钻井工具的传力关节轴承 |
| JP2020503925A (ja) * | 2016-12-28 | 2020-02-06 | マッケ・ゲゼルシャフトミットベシュレンクターハフトゥング | 安定化案内部を有する手術台柱脚 |
-
1999
- 1999-02-12 JP JP3423299A patent/JP2000230546A/ja active Pending
Cited By (6)
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