JP2000230612A - ベルト伝動装置 - Google Patents

ベルト伝動装置

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JP2000230612A
JP2000230612A JP11031084A JP3108499A JP2000230612A JP 2000230612 A JP2000230612 A JP 2000230612A JP 11031084 A JP11031084 A JP 11031084A JP 3108499 A JP3108499 A JP 3108499A JP 2000230612 A JP2000230612 A JP 2000230612A
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belt
pulley
driven
alternator
rotary shaft
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JP11031084A
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English (en)
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Atsushi Someta
厚 染田
Hiroo Kishi
裕雄 木子
Masashi Fujimaru
昌司 藤丸
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes or chains 
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/081Torsion springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes or chains 
    • F16H2007/0863Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
    • F16H2007/0874Two or more finally actuated members

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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン1のクランクプーリ3と、補機とし
てのオルタネータのオルタネータ回転軸4上のプーリ5
との間にVリブドベルト12を巻き掛けてベルト伝動を
行う場合、オルタネータの負荷が大きい場合であって
も、Vリブドベルト12のリブ部15,15,…に剪断
歪みが発生させるのを抑制し、ベルト12の高寿命化を
図る。 【解決手段】 ベルト12の張り側及び緩み側スパン1
2a,12bをそれぞれオートテンショナ17,18の
テンションプーリ28,28により弾性をもって押圧
し、クランク軸2の加速状態でベルト12のクランクプ
ーリ3上の部分と張り側スパン12aとの心線13の加
速後にプーリ5上のベルト心線13が加速するまでの力
の伝達を、また減速状態ではプーリ3上の部分と緩み側
スパン12bとの心線13の減速後にプーリ5上のベル
ト心線13が減速するまでの力の伝達をそれぞれプーリ
28,28の弾性変位で緩和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角速度の微小変動
(回転変動)を伴う駆動回転軸の回転力を、回転慣性の
ある従動回転軸にベルトを介して伝動するようにしたベ
ルト伝動装置に関し、特にベルトの寿命を延ばすための
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジン(内燃機関)において
は、その爆発行程のみで駆動エネルギーを生じ、他の行
程では回転トルクを発生しないので、そのクランク軸に
常に角速度変動が生じる。従って、このエンジンの回転
トルクを他の従動回転軸にベルトにより伝動する場合、
その従動回転軸側の負荷が増大するほど上記角速度変動
の影響が顕在化する問題がある。
【0003】すなわち、エンジンを駆動源とするベルト
伝動装置においては、上記角速度の変動によりベルトも
同時に周速度が変動する。このため、従動回転軸の回転
慣性が大きい場合には、従動回転軸上のプーリとベルト
との間で上記周速度の変動に起因してベルトの底ゴムに
加わる剪断歪み(変形)が大きくなり、これが原因とな
って摩耗等によりベルト耐用寿命が著しく短くなる。
【0004】例えば自動車において、エンジンを駆動源
として補機の1つである発電機としてのオルタネータを
ベルト伝動により駆動するとき、オルタネータ回転軸は
大きな回転慣性を有するため、上記エンジン特有の角速
度変動によりオルタネータ回転軸のプーリ上でベルトの
底ゴムに加わる剪断歪みが大きくなる。しかも、一般
に、オルタネータはエンジンのクランク軸に対し、プー
リ径の大きい増速の速比関係とされるので、上記問題は
さらに顕著となる。
【0005】特に、ベルトが、専有スペースのコンパク
ト化を目的として採用されるVリブドベルトである場
合、ベルト表面の摩耗は直接、そのVリブドベルトの耐
用寿命を著しく短縮化させる原因となり、上記底ゴムの
剪断歪みの抑制は無視し得ない問題である。
【0006】このような問題を解決するため、通常のエ
ンジンでは、そのクランク軸にフライホイールを設けて
その慣性力を大きくし、スムーズランニングに近付ける
方法が採用されている。しかし、クランク軸の捩り強度
の関係上、慣性力を大きくするには限界があり、ガソリ
ンエンジンでは最大1.5〜2.0°程度のクランク軸
の角速度変動が、またディーゼルエンジンでは最大6〜
8°程度のクランク軸の角速度変動がそれぞれ生じるの
は回避し得ない。
【0007】また、従来から、ベルトの構造的又は強度
的な改良が種々試みられ、ある程度の効果が得られてい
る。しかし、上記の如く駆動回転軸の角速度変動を完全
には回避できない以上、ベルトの摩耗や異音発生の減少
は程度上の問題に過ぎない。
【0008】そこで、本出願人は、前に、斯かる駆動回
転軸の角速度変動を伴うベルト伝動において、その駆動
回転軸とプーリとの間に一方向クラッチを介在させたも
のを提案している。このものによると、駆動回転軸の正
転方向のみの伝動を一方向クラッチの係合作動により行
い、相対的に逆転方向となる回転力は一方向クラッチの
係合解除作動により緩和するようにして、ベルトに無理
な応力が作用するのを防ぎ、その超寿命化や低騒音化を
図るようにしている(特開昭61―228153号公報
参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のでも全く問題がないわけではない。すなわち、駆動回
転軸の回転変動のうち減速状態を考えると、まず、駆動
回転軸が減速した後、ベルトにおいて駆動プーリ上にあ
る部分(プーリ巻付部分)と駆動及び従動プーリ間にあ
る緩み側スパンとの各々の心線が減速し、次いで、従動
回転軸の従動プーリ上のベルトの心線が減速するが、従
動回転軸の回転慣性が大きくて減速し難いので、その従
動プーリに係合しているベルトの底ゴムに剪断歪みが生
じる。そして、上記提案のものでは、上記従動回転軸の
従動プーリと該プーリ上のベルトの心線との間の力の伝
達を緩和することで、ベルトの底ゴムの剪断歪みを低減
しているが、その従動回転軸の負荷が大きいときには、
上記従動回転軸の従動プーリとベルトの心線との間の力
の伝達緩和作用が不十分で、ベルトの底ゴムの剪断歪み
を低減するのが困難となり、有効な効果が得られない虞
れがある。
【0010】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、上記のベルト伝動装置の構造に改良
を加えることで、従動回転軸の負荷が大きい場合であっ
ても、伝動ベルトの底ゴムに剪断歪みが発生するのを抑
制し、伝動ベルトの高寿命化を図ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、この発明では、駆動回転軸上の駆動プーリと従動回
転軸上の従動プーリとの間に掛け渡される伝動ベルトの
張り側及び緩み側スパンの双方をそれぞれオートテンシ
ョナ又はプーリ可変のアイドラプーリからなる弾性押圧
手段により弾性的に押圧して、この弾性押圧手段のプー
リの変位により力の伝達を緩和するようにした。
【0012】具体的には、請求項1の発明では、角速度
が微小変動しながら回転する駆動回転軸上に駆動プーリ
が設けられている一方、回転慣性を有する従動回転軸上
に従動プーリが設けられ、少なくとも上記駆動プーリと
従動プーリとの間に伝動ベルトが巻き掛けられたベルト
伝動装置が前提である。
【0013】そして、上記駆動プーリと従動プーリとの
間の張り側スパン及び緩み側スパンをそれぞれ弾性変位
可能なプーリにより弾性をもって押圧する弾性押圧手段
を設ける。
【0014】すなわち、駆動回転軸の回転変動のうち加
速状態を考えたとき、まず、(1)駆動回転軸が加速した
後、(2)ベルトにおいて駆動プーリ上にある部分(プー
リ巻付部分)と張り側スパンとの心線が加速し、次い
で、(3)従動回転軸の従動プーリ上のベルトの心線が加
速するが、従動回転軸の回転慣性が大きくて加速し難い
ので、その従動プーリ上のベルトの底ゴムに剪断歪みが
生じようとする。一方、減速状態では、前述の如く、
(1′)駆動回転軸が減速した後、(2′)ベルトにおいて駆
動プーリ上の部分と緩み側スパンとの心線とが減速し、
次いで、(3′)従動回転軸の従動プーリ上のベルトの心
線が減速するが、従動回転軸の回転慣性が大きくて減速
し難いので、その従動プーリ上のベルトの底ゴムに剪断
歪みが生じようとする。
【0015】しかし、上記請求項1の発明の構成によれ
ば、ベルトの張り側スパンと緩み側スパンとはそれぞれ
弾性押圧手段のプーリにより弾性をもって押圧されてい
るので、上記加速状態では、上記ベルトにおいて駆動プ
ーリ上の部分と張り側スパンとの心線が加速してから従
動回転軸の従動プーリ上のベルトの心線が加速するまで
の間(上記(2)と(3)との間)の力の伝わりが弾性押圧手
段におけるプーリの弾性変位により緩和される。一方、
減速状態では、ベルトにおいて駆動プーリ上の部分と緩
み側スパンとの心線が減速してから従動回転軸の従動プ
ーリ上のベルトの心線が減速するまでの間(上記(2′)
と(3′)との間)の力の伝わりが弾性押圧手段のプーリ
の弾性変位により同様にして緩和される。このことで、
従動回転軸の負荷が大きい場合であっても、弾性押圧手
段におけるプーリの弾性変位が生じるだけで、そのこと
でベルトの底ゴムの変形が吸収緩和されることとなり、
その底ゴムの変形を抑えてベルトの寿命を延ばすことが
できる。
【0016】請求項2の発明では、上記弾性押圧手段は
オートテンショナとする。請求項3の発明では、弾性押
圧手段はプーリ径可変のアイドラプーリとする。こうす
ると、望ましい弾性押圧手段が容易に得られる。
【0017】請求項4の発明では、上記駆動回転軸はエ
ンジン(内燃機関)のクランク軸であり、従動回転軸
は、エンジンにより駆動される補機に設けられた補機軸
とする。この構成によると、エンジンのクランク軸の駆
動力をベルト伝動を介して補機に伝達してそれを駆動す
る場合、たとえクランク軸に角速度変動があってもその
角速度変動を弾性押圧手段のプーリ変位で吸収してベル
トの底ゴムに作用する剪断歪みの増大を抑制し、ベルト
の高寿命化を図ることができる。
【0018】請求項5の発明では、上記補機はオルタネ
ータとする。こうすれば有効な効果が得られる。
【0019】請求項6の発明では、伝動ベルトはVリブ
ドベルトとする。また、請求項7の発明では、伝動ベル
トはVベルトとする。このことで望ましい伝動ベルトが
得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係るベ
ルト伝動装置Aを示し、1は自動車に搭載されたディー
ゼルエンジンで、このエンジン1は、角速度の微小変動
を伴う駆動回転軸としてのクランク軸2を有し、このク
ランク軸2のエンジン1前面側に突出する端部には所定
のプーリ径を有するVリブドプーリからなるクランクプ
ーリ3が回転一体に取り付けられている。
【0021】上記エンジン1の前側にはオルタネータ回
転軸4、ポンプ回転軸6及びコンプレッサ回転軸8がそ
れぞれクランク軸2と平行に配置されて回転可能に支持
されている。上記オルタネータ回転軸4は補機としての
図外のオルタネータに設けられており、このオルタネー
タの発電に伴う負荷によりオルタネータ回転軸4は回転
慣性のある従動回転軸とされている。また、同様に図示
しないが、上記ポンプ回転軸6はパワーステアリング装
置を構成する他の補機としての油圧ポンプに、またコン
プレッサ回転軸8は車載空調機を構成する他の補機とし
てのコンプレッサにそれぞれ設けられている。
【0022】そして、上記オルタネータ回転軸4にはV
リブドプーリからなるオルタネータ用プーリ5が、また
ポンプ回転軸6には同様のポンプ用プーリ7が、さらに
コンプレッサ回転軸8には同様のコンプレッサ用プーリ
9がそれぞれ回転一体に取り付けられ、以上のプーリ
3,5,7,9と、エンジン1の上部に配置支持したV
リブドプーリからなるアイドラプーリ10と、後述する
張り側及び緩み側オートテンショナ17,18のテンシ
ョンプーリ28,28との間には伝動ベルトとしてのV
リブドベルト12がクランクプーリ3、緩み側オートテ
ンショナ18のテンションプーリ28、オルタネータ用
プーリ5、ポンプ用プーリ7、アイドラプーリ10、コ
ンプレッサ用プーリ9及び張り側オートテンショナ17
のテンションプーリ28の順に走行するようにいわゆる
サーペンタインレイアウトで巻き掛けられている。尚、
ベルト12は、上記Vリブドプーリからなるクランクプ
ーリ3、オルタネータ用プーリ5、ポンプ用プーリ7、
コンプレッサ用プーリ9及びアイドラプーリ10につい
てはベルト内周側(底面側)で、また他のプーリ18,
18についてはベルト外周側(背面側)でそれぞれ巻き
掛けられている。
【0023】上記Vリブドベルト12は、図2に示すよ
うに、ベルト長さ方向に螺旋状に巻かれた心線13が埋
設されたベルト本体14と、このベルト本体14の底面
側に設けられた複数のリブ部15,15,…と、ベルト
本体14の背面側に設けられた帆布層16とを備えてお
り、エンジン1のクランク軸2の回転をVリブドベルト
12を介して各補機の回転軸4,6,8に伝動してそれ
ら補機を駆動する。
【0024】本発明の特徴として、図1に示すように、
上記クランクプーリ3とコンプレッサ用プーリ9との間
には、クランクプーリ3とオルタネータ用プーリ5との
間のベルト12の張り側スパン12aを弾性をもって押
圧する張り側オートテンショナ17が、またクランクプ
ーリ3とオルタネータ用プーリ5との間には、上記クラ
ンクプーリ3とオルタネータ用プーリ5との間のベルト
12の緩み側スパン12bを弾性をもって押圧する緩み
側オートテンショナ18がそれぞれ配設されている。上
記張り側及び緩み側オートテンショナ17,18はいず
れも弾性押圧手段を構成するもので、基本的に同じ構造
を有し、後述する捩りコイルばね30の捩りトルクやダ
ンピング部材の摩擦係数等からなるダンピング力が異な
っていて、張り側オートテンショナ17のダンピング力
が緩み側オートテンショナ18よりも大とされている
(尚、この他、張り側及び緩み側オートテンショナ1
7,18のダンピング力を同じとしてもよい)。また、
上記張り側オートテンショナ17のテンションプーリ2
8の最大変位量は、例えばエンジンのアイドル運転時の
クランクプーリ3の角度変位量(クランク角変位量)に
対応した値に設定される。
【0025】上記各オートテンショナ17,18につい
て詳細に説明すると、この各オートテンショナ17,1
8は、図3及び図4に示すように、エンジン1に固定さ
れる固定部材19を備えている。この固定部材19はア
ルミニウム合金等の金属製のもので、一側(エンジン1
の前側)に開口する有底円筒状のカップ部19aを有
し、このカップ部19aの底部には外周から半径方向外
側に突出する複数の取付片19b,19b,…が形成さ
れ、これら取付片19b,19b,…により固定部材1
9がエンジン1側に取付固定される。また、カップ部1
9aの周壁には該周壁を貫通する係止部19cが設けら
れている。上記カップ部19a内部の底壁中央には軸心
Pを有する中空円筒状の軸部20がカップ部19aの開
口側に向かうように突設され、この軸部20の外周面は
先端側に向かって漸次小径となるテーパ面に形成されて
いる。また、軸部20外周面には軸方向に延びるキー溝
(図示せず)が設けられている。
【0026】上記固定部材19の軸部20にはアルミニ
ウム合金等の金属からなる回動部材22が回動可能に支
持されている。すなわち、この回動部材22は、一側
(エンジン1の後側)に開口する有底円筒状のカップ部
22aを有し、このカップ部22a内の底壁中央には、
上記固定部材19の軸部20に外嵌合可能な中空円筒状
のボス部23がカップ部22aの開口側に延びるように
突設されており、このボス部23を固定部材19の軸部
20に後述のインサートベアリング33を介して回動可
能に外嵌合することで、回動部材22が固定部材19に
対し、回動部材22のカップ部22aの開口部と固定部
材19のカップ部19aの開口部とを対向せしめた状態
で回動可能に支持されている。
【0027】上記固定部材19の軸部20先端部には、
回動部材22のカップ部22a外の底面側に位置して回
動部材22のボス部23を軸部20から抜け止めする円
板状の金属製プレート部材24が止着され、このプレー
ト部材24とカップ部22a外底面との間にはダンピン
グ部材としての樹脂製のスラストワッシャ25が介装さ
れている。
【0028】上記回動部材22におけるカップ部22a
の周壁には該周壁を貫通する係止孔22bが設けられて
いる。また、上記カップ部22aにはその外周から半径
方向外側に向かって延びるアーム26が一体に設けら
れ、このアーム26の先端には、上記ボス部23の中心
(固定部材19の軸部20の軸心P)と平行な軸心Qを
有するプーリ軸27が突設され、このプーリ軸27には
アーム26と一体的に軸心P回りに回動するテンション
プーリ28がベアリング(図示せず)を介して回転可能
に取付支持されている。
【0029】上記回動部材22のボス部23外周には、
回動部材22を固定部材19に対し上記テンションプー
リ28がベルト12の各スパン12a,12bを押圧す
るように回動付勢する捩りコイルばね30が固定部材1
9及び回動部材22間に軸方向に圧縮された状態で配置
され、この捩りコイルばね30は、後述するスプリング
サポート31の摺接部31aに外嵌合されている。捩り
コイルばね30のコイル部は円筒状をなしていて例えば
右巻きとされ、一方のタングである固定側タング30a
と他方のタングである回動側タング30bとは何れもコ
イル部から半径方向外側に向かって突出し、固定側タン
グ30aは固定部材19に対し上記係止部19cを半径
方向に貫通した状態で、また回動側タング30bは回動
部材22に対しその係止孔22bを半径方向に貫通した
状態でそれぞれ係止されており、固定部材19の係止部
19cに係止されている固定側タング30aを支点とし
て捩りコイルばね30の回動側タング30bが回動部材
22に係止孔22bにてコイル部が拡径する方向の捩り
トルクを加え、この捩りコイルばね30の捩りトルクに
より回動部材22を固定部材19に対しテンションプー
リ28がベルト12を押圧する方向(図3の反時計回り
方向)に軸心P回りに回動付勢している。
【0030】上記回動部材22のボス部23周りには、
ダンピング部材としての樹脂製のスプリングサポート3
1が配置されている。このスプリングサポート31は、
上記ボス部23と捩りコイルばね30のコイル部との間
に周方向に延びるように介装された摺接部31aを有
し、この摺接部31aは、捩りコイルばね30の捩りト
ルクの固定側タング30aを支点とする反力を受けて半
径方向内側に押圧されてボス部23外周面に押し付けら
れる。上記摺接部31aにおいて上記軸部20の基端側
に対応する端部(図4の下端部)には、その外周から半
径方向外側に延びるフランジ部31bが一体に形成さ
れ、このフランジ部31bは、捩りコイルばね30に軸
方向に押圧されてスプリングサポート31を固定部材1
9に対し回動不能に固定する。尚、このように捩りコイ
ルばね30の捩りトルクの固定側タング30aを支点と
する反力により、スプリングサポート31の摺接部31
aが押圧されて回動部材22のボス部23に押し付けら
れるのに伴い、ボス部23も押圧されて後述のインサー
トベアリング33に押し付けられる。
【0031】上記固定部材19の軸部20と回動部材2
2のボス部23との間には、上記スプリングサポート3
1とは別のダンピング部材であるインサートベアリング
33が介装されている。このインサートベアリング33
は円筒状樹脂製のもので、その内外周面は共に軸部20
の先端側に向かって小径となるテーパ面に形成されてお
り、このインサートベアリング33は、内周面のキー部
(図示せず)を上記軸部2外周面のキー溝に係合するこ
とで、軸部20に回動不能に固定され、外周面はボス部
23の内周面に摺接するようになっている。
【0032】したがって、上記実施形態においては、デ
ィーゼルエンジン1の運転により、エンジン1のクラン
ク軸2の回転駆動力がVリブドベルト12を介して補機
としての空調機用コンプレッサ、パワーステアリング装
置用油圧ポンプ及びオルタネータに伝動され、それらが
駆動される。
【0033】その場合、上記クランクプーリ3とオルタ
ネータ用プーリ5との間の伝動についてみたとき、クラ
ンク軸2が回転変動のうちの加速状態にあると、まず、
クランク軸2が加速した後、ベルト12のうちクランク
プーリ3上にある部分(プーリ巻付部分)と張り側スパ
ン12aとの各々の心線13が加速し、次いで、オルタ
ネータ用プーリ5上のベルト12の心線13が加速する
が、オルタネータ回転軸4の回転慣性が大きくて加速し
難いので、そのオルタネータ用プーリ5上のベルト12
のリブ部15,15,…(底ゴム)に剪断歪みが生じよ
うとする。一方、減速状態では、クランク軸2が減速し
た後、ベルト12においてクランクプーリ3上の部分と
緩み側スパン12bとの各々の心線13が減速し、次い
で、オルタネータ用プーリ5上のベルト12の心線13
が減速するが、オルタネータ回転軸4の回転慣性が大き
くて減速し難いので、オルタネータ用プーリ5上のベル
ト12のリブ部15,15,…に剪断歪みが生じようと
する。
【0034】ところが、この実施形態では、上記Vリブ
ドベルト12の張り側スパン12aは張り側オートテン
ショナ17のテンションプーリ28により、また緩み側
スパン12bは緩み側オートテンショナ18のテンショ
ンプーリ28によりそれぞれ弾性をもって押圧されてい
るので、上記加速状態では、上記クランクプーリ3上の
ベルト12の部分と張り側スパン12aとの各心線13
が加速してからオルタネータ用プーリ5上のベルト12
の心線13が加速するまでの間の力の伝わりが張り側オ
ートテンショナ17におけるテンションプーリ28の移
動変位により緩和される。一方、減速状態では、ベルト
12のクランクプーリ3上の部分と緩み側スパン12b
との心線13が減速してからオルタネータ用プーリ5上
のベルト12の心線13が減速するまでの間の力の伝わ
りが緩み側オートテンショナ18のテンションプーリ2
8の移動変位により緩和される。それ故、オルタネータ
の電気負荷の増大によりオルタネータ回転軸4の負荷が
大きい状態であっても、各オートテンショナ17,18
のテンションプーリ28の変位が生じるだけであり、そ
のことでベルト12のリブ部15,15,…の変形が吸
収されて緩和され、そのリブ部15,15,…の変形を
抑えてVリブドベルト12の寿命を延ばすことができ
る。
【0035】尚、上記実施形態では、クランクプーリ3
とコンプレッサ用プーリ9との間に張り側オートテンシ
ョナ17を配置しているが、この張り側オートテンショ
ナ17は例えばコンプレッサ用プーリ9とポンプ用プー
リ7との間に配設してもよく、クランクプーリ3からオ
ルタネータ用プーリ5に至る張り側スパン12aを押圧
するものであればよい。
【0036】また、上記実施形態では、ディーゼルエン
ジン1によりオルタネータを駆動する場合に適用してい
るが、本発明は、ガソリンエンジンによりオルタネータ
を駆動する場合、或いはオルタネータ以外の他の補機
や、その他の軸上の機器を駆動する場合にも適用するこ
とができる。要は、角速度微小変動を伴う駆動回転軸の
回転力を回転慣性のある従動回転軸に伝動ベルトを介し
て伝動するベルト伝動装置であればよい。
【0037】さらに、上記実施形態では、ベルト12の
張り側及び緩み側スパン12a,12bをそれぞれ弾性
を持って押圧する弾性押圧手段をいずれもオートテンシ
ョナ17,18としているが、その一方又は両方を、例
えば公知のプーリ径可変のアイドラプーリに変更しても
よく、上記実施形態と同様の作用効果を奏することがで
きる。
【0038】また、伝動ベルトとしてVリブドベルト1
2に代えてVベルトや他のタイプの伝動ベルトを用いて
も同様の効果を奏することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、角速度の微小変動を伴う駆動回転軸に駆動プー
リが、また回転慣性のある従動回転軸に従動プーリがそ
れぞれ取り付けられ、少なくとも両プーリ間に伝動ベル
トが巻き掛けられたベルト伝動装置に対し、駆動プーリ
と従動プーリとの間のベルトの張り側及び緩み側スパン
をそれぞれ弾性変位可能なプーリにより弾性をもって押
圧する弾性押圧手段を設けたことにより、加速状態で
は、ベルトにおいて駆動プーリ上の部分と張り側スパン
との心線が加速した後に従動プーリ上のベルトの心線が
加速するまでの間の力の伝わりを、また減速状態では、
ベルトの駆動プーリ上の部分と緩み側スパンとの心線が
減速してから従動プーリ上のベルトの心線が減速するま
での間の力の伝わりを、それぞれ弾性押圧手段のプーリ
変位により緩和することができ、従動回転軸の負荷が大
きい場合であっても、弾性押圧手段のプーリ変位のみを
生じさせてベルトの底ゴムの変形を吸収緩和し、ベルト
の高寿命化を図ることができる。
【0040】請求項2の発明では、弾性押圧手段はオー
トテンショナとした。請求項3の発明では、弾性押圧手
段はプーリ径可変のアイドラプーリとした。これら発明
によると、望ましい弾性押圧手段が容易に得られる。
【0041】請求項4の発明によると、駆動回転軸はエ
ンジンのクランク軸とし、従動回転軸は、エンジンによ
り駆動される補機の軸としたことにより、エンジンのク
ランク軸の駆動力をベルト伝動を介して補機に伝達して
それを駆動する場合、クランク軸の角速度変動を吸収し
てベルトの底ゴムに作用する剪断歪みの増大を抑制し、
ベルトの高寿命化を図ることができる。
【0042】請求項5の発明によると、補機をオルタネ
ータとしたことにより、有効な効果が得られる。
【0043】請求項6の発明では、伝動ベルトはVリブ
ドベルトとした。また、請求項7の発明では、伝動ベル
トはVベルトとした。これらの発明によれば、望ましい
伝動ベルトが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るベルト伝動装置を概略
的に示す正面図である。
【図2】Vリブドベルトの一部を示す拡大斜視図であ
る。
【図3】オートテンショナの拡大正面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
A ベルト伝動装置 1 エンジン 2 クランク軸(駆動回転軸) 3 クランクプーリ(駆動プーリ) 4 オルタネータ回転軸(従動回転軸、補機軸) 5 オルタネータ用プーリ(従動プーリ) 12 Vリブドベルト(伝動ベルト) 13 心線 15 リブ部(底ゴム) 17 張り側オートテンショナ 18 緩み側オートテンショナ 28 テンションプーリ 30 捩りコイルばね
フロントページの続き (72)発明者 藤丸 昌司 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バンドー化学株式会社内 Fターム(参考) 3J049 AA02 AA04 BB05 BB15 BC03 CA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角速度が微小変動しながら回転する駆動
    回転軸上に駆動プーリが設けられている一方、回転慣性
    を有する従動回転軸上に従動プーリが設けられ、少なく
    とも上記駆動プーリと従動プーリとの間に伝動ベルトが
    巻き掛けられたベルト伝動装置において、 上記駆動プーリと従動プーリとの間のベルトの張り側及
    び緩み側スパンをそれぞれ弾性変位可能なプーリにより
    弾性をもって押圧する弾性押圧手段が設けられているこ
    とを特徴とするベルト伝動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のベルト伝動装置において、 弾性押圧手段はオートテンショナであることを特徴とす
    るベルト伝動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のベルト伝動装置において、 弾性押圧手段はプーリ径可変のアイドラプーリであるこ
    とを特徴とするベルト伝動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかのベルト伝動装
    置において、 駆動回転軸はエンジンのクランク軸であり、 従動回転軸は、エンジンにより駆動される補機に設けら
    れた補機軸であることを特徴とするベルト伝動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4のベルト伝動装置において、 補機はオルタネータであることを特徴とするベルト伝動
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかのベルト伝動装
    置において、 伝動ベルトはVリブドベルトであることを特徴とするベ
    ルト伝動装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかのベルト伝動装
    置において、 伝動ベルトはVベルトであることを特徴とするベルト伝
    動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7086373B2 (en) 2002-11-01 2006-08-08 The Gates Corporation Damped accessory drive system including a motor/generator
CN101868657A (zh) * 2007-11-21 2010-10-20 乔瓦尼.韦格纳诺 风力发电机和船用卷扬机驱动应用的有缆电力传输系统
DE102004032598B4 (de) 2004-07-06 2019-09-05 Volkswagen Ag Nebenaggregate-Antrieb

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7086373B2 (en) 2002-11-01 2006-08-08 The Gates Corporation Damped accessory drive system including a motor/generator
DE102004032598B4 (de) 2004-07-06 2019-09-05 Volkswagen Ag Nebenaggregate-Antrieb
CN101868657A (zh) * 2007-11-21 2010-10-20 乔瓦尼.韦格纳诺 风力发电机和船用卷扬机驱动应用的有缆电力传输系统

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