JP2000230892A - 試験治具 - Google Patents
試験治具Info
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Landscapes
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 荷重の負荷により剛性を向上させることがで
き、しかも、荷重の作用点と試験片との間のクリアラン
スを容易に調整することのできる、試験治具を提供す
る。 【解決手段】 下部基部4と、上部基部20と、作用点
32を有し上部基部20に結合される荷重負荷部30
と、下部基部4に立設されるスタビライザー50と、ス
タビライザー50の上端側を支持し上部基部側と連結さ
れるスタビライザー支持部60、とを備える。スタビラ
イザー支持部60と上部基部20側とは、ネジ軸方向が
試験治具上下方向であるネジ手段により連結され、この
ネジ手段により作用点と試験片間のクリアランスが調節
可能である。
き、しかも、荷重の作用点と試験片との間のクリアラン
スを容易に調整することのできる、試験治具を提供す
る。 【解決手段】 下部基部4と、上部基部20と、作用点
32を有し上部基部20に結合される荷重負荷部30
と、下部基部4に立設されるスタビライザー50と、ス
タビライザー50の上端側を支持し上部基部側と連結さ
れるスタビライザー支持部60、とを備える。スタビラ
イザー支持部60と上部基部20側とは、ネジ軸方向が
試験治具上下方向であるネジ手段により連結され、この
ネジ手段により作用点と試験片間のクリアランスが調節
可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、試験片に荷重を
負荷するのに用いる試験治具に関し、とくに、き裂のあ
る脆性材料の安定破壊を容易に達成することのできる曲
げ試験装置に用いるのに好ましい試験治具に関する。
負荷するのに用いる試験治具に関し、とくに、き裂のあ
る脆性材料の安定破壊を容易に達成することのできる曲
げ試験装置に用いるのに好ましい試験治具に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスや超硬合金等の脆性材料の
強度や破壊挙動を明らかにすることは、材料開発のため
に重要である。とくに、亀裂を有する試験片の亀裂進展
抵抗を測定することが、脆性材料にとって重要な材料特
性を知ることになる。亀裂進展抵抗を測定するために
は、圧縮試験機と3点曲げ試験治具により、亀裂を有す
る試験片に曲げ荷重をかけることにより、亀裂がゆっく
りと進むような安定破壊を得、亀裂の進展速度を測定す
る必要がある。しかしながら、脆性材料の場合、亀裂が
急激に進展するために、通常の3点曲げ試験治具では、
亀裂進行抵抗を測定することはできない。このため、脆
性材料の場合に安定破壊を達成し亀裂進行抵抗を測定す
るには、剛性の高い試験治具で荷重をかけることが必要
とされている。
強度や破壊挙動を明らかにすることは、材料開発のため
に重要である。とくに、亀裂を有する試験片の亀裂進展
抵抗を測定することが、脆性材料にとって重要な材料特
性を知ることになる。亀裂進展抵抗を測定するために
は、圧縮試験機と3点曲げ試験治具により、亀裂を有す
る試験片に曲げ荷重をかけることにより、亀裂がゆっく
りと進むような安定破壊を得、亀裂の進展速度を測定す
る必要がある。しかしながら、脆性材料の場合、亀裂が
急激に進展するために、通常の3点曲げ試験治具では、
亀裂進行抵抗を測定することはできない。このため、脆
性材料の場合に安定破壊を達成し亀裂進行抵抗を測定す
るには、剛性の高い試験治具で荷重をかけることが必要
とされている。
【0003】そこで、従来より、脆性材料の安定破壊に
は特殊な試験治具が用いられている。この治具402を
図8に示す。この試験治具402は、下部基部404
と、上部基部420と、荷重負荷部430と、クラック
スタビライザー450とを備えている。下部基部404
は、試験片を2点で支持して載置できるようになってお
り、荷重負荷装置の被圧縮部に設置されるようになって
いる。荷重負荷部430は、装置からの荷重を試験片に
負荷する作用点432を有する部位である。その表面に
は、歪みゲージ434が付与されている。クラックスタ
ビライザー450は、下部基部404と、上部基部42
0との間で配置され、無荷重の状態で、試験片と荷重負
荷部の先端432(作用点)とが0.05mm程度のク
リアランスが生じるように、その長さが設定されてい
る。
は特殊な試験治具が用いられている。この治具402を
図8に示す。この試験治具402は、下部基部404
と、上部基部420と、荷重負荷部430と、クラック
スタビライザー450とを備えている。下部基部404
は、試験片を2点で支持して載置できるようになってお
り、荷重負荷装置の被圧縮部に設置されるようになって
いる。荷重負荷部430は、装置からの荷重を試験片に
負荷する作用点432を有する部位である。その表面に
は、歪みゲージ434が付与されている。クラックスタ
ビライザー450は、下部基部404と、上部基部42
0との間で配置され、無荷重の状態で、試験片と荷重負
荷部の先端432(作用点)とが0.05mm程度のク
リアランスが生じるように、その長さが設定されてい
る。
【0004】この試験治具402によれば、装置によっ
てこの試験治具402にかかる荷重を受けて、最初にス
タビライザー450が圧縮変形され、ついて、作用点4
32が試験片に接触される。作用点432が試験片に接
触するまでに負荷される荷重は、1〜20トン程度であ
り、この荷重により試験治具402全体の剛性が向上さ
れるようになっている。この結果、剛性の高い状態で作
用点432が試験片を荷重することになり、安定破壊試
験条件が達成される。
てこの試験治具402にかかる荷重を受けて、最初にス
タビライザー450が圧縮変形され、ついて、作用点4
32が試験片に接触される。作用点432が試験片に接
触するまでに負荷される荷重は、1〜20トン程度であ
り、この荷重により試験治具402全体の剛性が向上さ
れるようになっている。この結果、剛性の高い状態で作
用点432が試験片を荷重することになり、安定破壊試
験条件が達成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この試験治具402で
は、クラックスタビライザー450を用いることによ
り、試験治具402の剛性を十分に大きくすることが可
能となっている。このために、試験片に安定破壊を起こ
させ、亀裂進展速度を観察可能な程度に遅くすることが
可能となる。しかしながら、このような試験治具402
では、一定の高さを有する試験片と作用点との間に必要
とされるクリアランス量に応じてスタビライザー450
の長さが決定されている。したがって、同じスタビライ
ザー450を用いて異なる高さの試験片を試験する場合
には、作用点との間のクリアランスが大きすぎたり、小
さすぎる場合がでてくる。クリアランスの量が大きすぎ
ると、作用点432が試験片に接触するまでの圧縮荷重
が大きくなりすぎて荷重負荷装置の負荷容量を越える
か、試験治具の破損に繋がることになる。また、クリア
ランスの量が小さすぎると、試験片を取り付けすること
ができなかったり、試験治具に十分な剛性がかかる前に
作用点が試験片に接触してしまい、安定破壊が達成され
ないことになる。一方、試験片の高さに応じて、異なる
長さのスタビライザーを用意するのは現実的ではない。
は、クラックスタビライザー450を用いることによ
り、試験治具402の剛性を十分に大きくすることが可
能となっている。このために、試験片に安定破壊を起こ
させ、亀裂進展速度を観察可能な程度に遅くすることが
可能となる。しかしながら、このような試験治具402
では、一定の高さを有する試験片と作用点との間に必要
とされるクリアランス量に応じてスタビライザー450
の長さが決定されている。したがって、同じスタビライ
ザー450を用いて異なる高さの試験片を試験する場合
には、作用点との間のクリアランスが大きすぎたり、小
さすぎる場合がでてくる。クリアランスの量が大きすぎ
ると、作用点432が試験片に接触するまでの圧縮荷重
が大きくなりすぎて荷重負荷装置の負荷容量を越える
か、試験治具の破損に繋がることになる。また、クリア
ランスの量が小さすぎると、試験片を取り付けすること
ができなかったり、試験治具に十分な剛性がかかる前に
作用点が試験片に接触してしまい、安定破壊が達成され
ないことになる。一方、試験片の高さに応じて、異なる
長さのスタビライザーを用意するのは現実的ではない。
【0006】そこで、本発明では、荷重の負荷により剛
性を向上させることができ、しかも、荷重の作用点と試
験片との間のクリアランスを容易に調整することのでき
る、試験治具を提供することを、目的とする。
性を向上させることができ、しかも、荷重の作用点と試
験片との間のクリアランスを容易に調整することのでき
る、試験治具を提供することを、目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、試験治具に
おける作用点高さあるいはスタビライザーの長さを調節
可能としつつ、荷重負荷により剛性を向上させることが
できることを見いだし、以下の発明を完成した。すなわ
ち、本発明は、下部基部と、上部基部と、作用点を有し
上部基部に結合される荷重負荷部と、下部基部に立設さ
れるスタビライザーと、スタビライザーの上端側を支持
し上部基部側と連結されるスタビライザー支持部、とを
備え、スタビライザー支持部に対する上部基部側の連結
高さが調節可能となっている試験治具を提供する。この
試験治具によると、上部基部側のスタビライザー支持部
に対する連結高ささが調節可能となっているため、荷重
負荷部の作用点と下部基部間とのクリアランスが調節可
能となっている。このため、下部基部に配置される試験
片の荷重点と作用点との間のクリアランスも調節可能と
なる。
おける作用点高さあるいはスタビライザーの長さを調節
可能としつつ、荷重負荷により剛性を向上させることが
できることを見いだし、以下の発明を完成した。すなわ
ち、本発明は、下部基部と、上部基部と、作用点を有し
上部基部に結合される荷重負荷部と、下部基部に立設さ
れるスタビライザーと、スタビライザーの上端側を支持
し上部基部側と連結されるスタビライザー支持部、とを
備え、スタビライザー支持部に対する上部基部側の連結
高さが調節可能となっている試験治具を提供する。この
試験治具によると、上部基部側のスタビライザー支持部
に対する連結高ささが調節可能となっているため、荷重
負荷部の作用点と下部基部間とのクリアランスが調節可
能となっている。このため、下部基部に配置される試験
片の荷重点と作用点との間のクリアランスも調節可能と
なる。
【0008】この発明において、前記スタビライザー支
持部と前記上部基部側とは、ネジ軸方向が試験治具上下
方向であるネジ手段により連結され、このネジ手段によ
りスタビライザー支持部に対する上部基部側の連結高さ
が調節可能である試験治具も提供する。この試験治具に
よれば、上部基部側にかけられた荷重により、ネジ手段
における接触部も荷重されてその接触部による剛性の低
下が回避され、試験治具全体の剛性が向上される。
持部と前記上部基部側とは、ネジ軸方向が試験治具上下
方向であるネジ手段により連結され、このネジ手段によ
りスタビライザー支持部に対する上部基部側の連結高さ
が調節可能である試験治具も提供する。この試験治具に
よれば、上部基部側にかけられた荷重により、ネジ手段
における接触部も荷重されてその接触部による剛性の低
下が回避され、試験治具全体の剛性が向上される。
【0009】また、本発明は、下部基部と、上部基部
と、上部基部に結合される荷重負荷部と、下部基部に立
設され上部基部側に連結されるスタビライザー、とを備
え、前記スタビライザーの上部基部側及び/又は下部基
部に対する連結深さが調節可能となっている試験治具を
提供する。この試験治具によると、スタビライザーの上
部基部側及び/又は下部基部に対する連結深さが調節可
能となっているために、上部基部と下部基部間距離が調
節可能であり、ひいては、荷重負荷部の先端の作用点と
下部基部に配置される試験片の荷重点との間のクリアラ
ンスが調節可能となる。
と、上部基部に結合される荷重負荷部と、下部基部に立
設され上部基部側に連結されるスタビライザー、とを備
え、前記スタビライザーの上部基部側及び/又は下部基
部に対する連結深さが調節可能となっている試験治具を
提供する。この試験治具によると、スタビライザーの上
部基部側及び/又は下部基部に対する連結深さが調節可
能となっているために、上部基部と下部基部間距離が調
節可能であり、ひいては、荷重負荷部の先端の作用点と
下部基部に配置される試験片の荷重点との間のクリアラ
ンスが調節可能となる。
【0010】この試験治具において、前記スタビライザ
ーと前記上部基部側及び/又は下部基部とは、ネジ軸方
向が試験治具上下方向であるネジ手段により連結され、
このネジ手段により上部基部側及び/又は下部基部に対
する連結深さが調節可能である試験治具も提供する。こ
の試験治具によれば、上部基部側にかけられた荷重によ
り、ネジ手段における接触部も荷重されてその接触部に
よる剛性の低下が回避され、試験治具全体の剛性が向上
される。
ーと前記上部基部側及び/又は下部基部とは、ネジ軸方
向が試験治具上下方向であるネジ手段により連結され、
このネジ手段により上部基部側及び/又は下部基部に対
する連結深さが調節可能である試験治具も提供する。こ
の試験治具によれば、上部基部側にかけられた荷重によ
り、ネジ手段における接触部も荷重されてその接触部に
よる剛性の低下が回避され、試験治具全体の剛性が向上
される。
【0011】また、本発明は、下部基部と、上部基部
と、作用点を有し上部基部に結合される荷重負荷部と、
下部基部に立設されるスタビライザーと、スタビライザ
ーの上端側を支持し、上部基部側に連結されるスタビラ
イザー支持部、とを備え、前記スタビライザーのスタビ
ライザー支持部及び/又は下部基部に対する連結深さが
調節可能となっている試験治具を提供する。この試験治
具によれば、スタビライザーのスタビライザー支持部及
び/又は下部基部に対する連結深さが調節可能となって
いるために、上部基部と下部基部間距離が調節可能であ
り、ひいては、作用点と下部基部に配置される試験片の
荷重点との間のクリアランスが調節可能となる。
と、作用点を有し上部基部に結合される荷重負荷部と、
下部基部に立設されるスタビライザーと、スタビライザ
ーの上端側を支持し、上部基部側に連結されるスタビラ
イザー支持部、とを備え、前記スタビライザーのスタビ
ライザー支持部及び/又は下部基部に対する連結深さが
調節可能となっている試験治具を提供する。この試験治
具によれば、スタビライザーのスタビライザー支持部及
び/又は下部基部に対する連結深さが調節可能となって
いるために、上部基部と下部基部間距離が調節可能であ
り、ひいては、作用点と下部基部に配置される試験片の
荷重点との間のクリアランスが調節可能となる。
【0012】この試験治具において、前記スタビライザ
ーとスタビライザー支持部及び/又は下部基部とは、ネ
ジ軸方向が試験治具上下方向であるネジ手段により連結
され、このネジ手段によりスタビライザー支持部及び/
又は下部基部に対する連結深さが調節可能である試験治
具も提供する。この試験治具によれば、上部基部側にか
けられた荷重により、ネジ手段における接触部も荷重さ
れてその接触部による剛性の低下が回避され、試験治具
全体の剛性が向上される。
ーとスタビライザー支持部及び/又は下部基部とは、ネ
ジ軸方向が試験治具上下方向であるネジ手段により連結
され、このネジ手段によりスタビライザー支持部及び/
又は下部基部に対する連結深さが調節可能である試験治
具も提供する。この試験治具によれば、上部基部側にか
けられた荷重により、ネジ手段における接触部も荷重さ
れてその接触部による剛性の低下が回避され、試験治具
全体の剛性が向上される。
【0013】本発明は、上記いずれかの試験治具におい
て、前記荷重負荷部は上部基部の一部分である試験治具
も提供する。この試験治具によると、荷重負荷部が上部
基部の一部分であるために、両者の接触部による剛性低
下が回避される。
て、前記荷重負荷部は上部基部の一部分である試験治具
も提供する。この試験治具によると、荷重負荷部が上部
基部の一部分であるために、両者の接触部による剛性低
下が回避される。
【0014】本発明は、また、上記したいずれかの試験
治具を備えた曲げ試験装置を提供する。この曲げ試験装
置によれば、予め試験装置による荷重負荷により試験治
具の剛性を高めた後に、試験片を荷重することができ
る。
治具を備えた曲げ試験装置を提供する。この曲げ試験装
置によれば、予め試験装置による荷重負荷により試験治
具の剛性を高めた後に、試験片を荷重することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明の試験治具は、3点曲げ試験
の他、4点曲げ試験にも用いられる。さらに、各種圧縮
試験において試験治具の剛性を高めたい場合に使用する
ことができる。本発明では、以下の試験治具を提供す
る。
て詳細に説明する。本発明の試験治具は、3点曲げ試験
の他、4点曲げ試験にも用いられる。さらに、各種圧縮
試験において試験治具の剛性を高めたい場合に使用する
ことができる。本発明では、以下の試験治具を提供す
る。
【0016】(第1の実施形態)第1の実施形態の試験
治具2を図1及び図2に示す。本形態は、請求項1及び
2に対応する。第1の試験治具2は、下部基部4と、上
部基部20と、荷重負荷部30と、下部基部4に立設さ
れて荷重を受けるスタビライザー50と、スタビライザ
ー50の上端側を支持し、上部基部20側に連結される
スタビライザー支持部60、とを備えている。この試験
治具2においては作用点高さが調節可能となっている。
治具2を図1及び図2に示す。本形態は、請求項1及び
2に対応する。第1の試験治具2は、下部基部4と、上
部基部20と、荷重負荷部30と、下部基部4に立設さ
れて荷重を受けるスタビライザー50と、スタビライザ
ー50の上端側を支持し、上部基部20側に連結される
スタビライザー支持部60、とを備えている。この試験
治具2においては作用点高さが調節可能となっている。
【0017】下部基部4は、通常、試験装置の被圧縮部
に載置される部分であり、試験治具2の基台部分を構成
する。下部基部4の上面には試験片載置するための部位
を有している。試験片載置部位は、通常、2点で試験片
を支持するようになっている。本治具2においては、下
部基部4に、溝6が形成されており、予め、2つの支点
8が形成されている。なお、後に、支点となる棒状体を
載置するようになっている場合もある。この場合、支点
となる棒状体を収納可能な溝が形成されることが多い。
本発明における下部基部4には、スタビライザー50が
立設される。スタビライザー50は、その底部が下部基
部4上に載置されることもあるが、本治具2において
は、下部基部4に形成した凹部10にスタビライザー5
0の下端部がはめ込まれて立設されるようになってい
る。スタビライザー50は、試験片を挟んで対称に配置
されることが好ましいので、スタビライザー50を立設
するための凹部10も、下部基部4に載置された試験片
に対称となるように形成される。このため、スタビライ
ザー50の立設のための凹部10が形成される場合に
は、少なくとも2個以上形成される。本治具2において
は、凹部10は2個形成されている。
に載置される部分であり、試験治具2の基台部分を構成
する。下部基部4の上面には試験片載置するための部位
を有している。試験片載置部位は、通常、2点で試験片
を支持するようになっている。本治具2においては、下
部基部4に、溝6が形成されており、予め、2つの支点
8が形成されている。なお、後に、支点となる棒状体を
載置するようになっている場合もある。この場合、支点
となる棒状体を収納可能な溝が形成されることが多い。
本発明における下部基部4には、スタビライザー50が
立設される。スタビライザー50は、その底部が下部基
部4上に載置されることもあるが、本治具2において
は、下部基部4に形成した凹部10にスタビライザー5
0の下端部がはめ込まれて立設されるようになってい
る。スタビライザー50は、試験片を挟んで対称に配置
されることが好ましいので、スタビライザー50を立設
するための凹部10も、下部基部4に載置された試験片
に対称となるように形成される。このため、スタビライ
ザー50の立設のための凹部10が形成される場合に
は、少なくとも2個以上形成される。本治具2において
は、凹部10は2個形成されている。
【0018】上部基部20は、下部基部4の上方に上下
に対向状に配設され治具2の上部を構成する。上部基部
20は、試験装置からの荷重を上方で受ける部分であ
る。図2に示すように、上部基部20には、荷重負荷部
30が結合され、あるいは、荷重負荷部30が上部基部
20の一部分として一体となっている。荷重負荷部30
と上部基部20とは一つの材料から形成されているこ
と、すなわち、一体となっていることが好ましい。接合
によりあるいは他の部材を用いて結合されている場合に
は、接触部における変形により試験治具の剛性が低下す
るおそれがあるからである。本治具2においては、合金
工具鋼あるいは構造用合金鋼製の材料が切削加工等され
ることにより、荷重負荷部30は上部基部20の下方に
一体となった状態で形成されている。
に対向状に配設され治具2の上部を構成する。上部基部
20は、試験装置からの荷重を上方で受ける部分であ
る。図2に示すように、上部基部20には、荷重負荷部
30が結合され、あるいは、荷重負荷部30が上部基部
20の一部分として一体となっている。荷重負荷部30
と上部基部20とは一つの材料から形成されているこ
と、すなわち、一体となっていることが好ましい。接合
によりあるいは他の部材を用いて結合されている場合に
は、接触部における変形により試験治具の剛性が低下す
るおそれがあるからである。本治具2においては、合金
工具鋼あるいは構造用合金鋼製の材料が切削加工等され
ることにより、荷重負荷部30は上部基部20の下方に
一体となった状態で形成されている。
【0019】荷重負荷部30は、作用点32を下端に有
し、試験装置によって付与される荷重を試験片に負荷す
る部位である。試験片に負荷された荷重を検出するため
に、通常、歪みゲージ34等が取り付けられる。本形態
においては、上部基部20と荷重負荷部30との間に
は、スタビライザー支持部50を連結するための連結部
としてネジ部40を有している。このネジ部は、外周に
所定の範囲で雄ネジ部が形成されている。この雄ネジ部
のネジ軸は、試験治具2の上下方向を指向している。
し、試験装置によって付与される荷重を試験片に負荷す
る部位である。試験片に負荷された荷重を検出するため
に、通常、歪みゲージ34等が取り付けられる。本形態
においては、上部基部20と荷重負荷部30との間に
は、スタビライザー支持部50を連結するための連結部
としてネジ部40を有している。このネジ部は、外周に
所定の範囲で雄ネジ部が形成されている。この雄ネジ部
のネジ軸は、試験治具2の上下方向を指向している。
【0020】スタビライザー50は、圧縮変形可能な材
料で形成されている。通常、数トン程度の荷重によって
圧縮変形する程度の材料が用いられる。好ましい材料と
しては、剛性の大きい材料である。一般には、金属や合
金、プラスチック、複合材料等である。具体的には、ア
ルミ、鉄、銅、ジュラルミン、ステンレス鋼、工具鋼、
ベリリウム銅、ニッケル−アルミ合金、ポリアミド、F
RP等である。スタビライザー50は、試験片に対して
安定して荷重を負荷できるような形態に形成され、かつ
配置されることが好ましい。したがって、スタビライザ
ー50が柱状体で形成される場合、試験片を挟んで対称
に配置されるのが好ましい。この場合、少なくとも2個
以上が配置される。なお、スタビライザー50の形状
は、柱状体に限定するものでない。板状体、リング状
体、試験片を取り囲むようなリング状体であってもよ
い。
料で形成されている。通常、数トン程度の荷重によって
圧縮変形する程度の材料が用いられる。好ましい材料と
しては、剛性の大きい材料である。一般には、金属や合
金、プラスチック、複合材料等である。具体的には、ア
ルミ、鉄、銅、ジュラルミン、ステンレス鋼、工具鋼、
ベリリウム銅、ニッケル−アルミ合金、ポリアミド、F
RP等である。スタビライザー50は、試験片に対して
安定して荷重を負荷できるような形態に形成され、かつ
配置されることが好ましい。したがって、スタビライザ
ー50が柱状体で形成される場合、試験片を挟んで対称
に配置されるのが好ましい。この場合、少なくとも2個
以上が配置される。なお、スタビライザー50の形状
は、柱状体に限定するものでない。板状体、リング状
体、試験片を取り囲むようなリング状体であってもよ
い。
【0021】本治具2において、スタビライザー50
は、下部基部4と上部基部20からの荷重を受けること
ができるよう柱状体に形成され、試験片を挟んで2個配
置されている。スタビライザー50の下端側は、下部基
部4に載置可能に、安定した底面を有するように形成す
ることが好ましい。下部基部4の凹部10にスタビライ
ザー50の下端側をはめ込む場合には、必要あれば、特
に、はめ込みのための下端部形状を有するようにするこ
ともできる。本治具2においては、スタビライザー50
の下端側は、凹部10にはめ込み可能に断面形状が細く
形成されている。本治具のスタビライザー50の上端側
は、スタビライザー支持部60によって支持される。
は、下部基部4と上部基部20からの荷重を受けること
ができるよう柱状体に形成され、試験片を挟んで2個配
置されている。スタビライザー50の下端側は、下部基
部4に載置可能に、安定した底面を有するように形成す
ることが好ましい。下部基部4の凹部10にスタビライ
ザー50の下端側をはめ込む場合には、必要あれば、特
に、はめ込みのための下端部形状を有するようにするこ
ともできる。本治具2においては、スタビライザー50
の下端側は、凹部10にはめ込み可能に断面形状が細く
形成されている。本治具のスタビライザー50の上端側
は、スタビライザー支持部60によって支持される。
【0022】スタビライザー支持部60は、スタビライ
ザー50の上端側を支持できるようになっているととも
に、ネジ部40に連結可能になっている。支持部60の
外形形態は、とくに限定しないがブロック状等に形成さ
れている。本治具2においては、スタビライザー50の
上端側を支持部60に設けた凹部62に挿入することに
より支持可能に形成されている。なお、特に、凹部62
を設けることなく、スタビライザー50の上端面に支持
部60を載置するようにすることもできる。
ザー50の上端側を支持できるようになっているととも
に、ネジ部40に連結可能になっている。支持部60の
外形形態は、とくに限定しないがブロック状等に形成さ
れている。本治具2においては、スタビライザー50の
上端側を支持部60に設けた凹部62に挿入することに
より支持可能に形成されている。なお、特に、凹部62
を設けることなく、スタビライザー50の上端面に支持
部60を載置するようにすることもできる。
【0023】つぎに、スタビライザー支持部60と上部
基部20側、すなわち、上部基部20から作用点に至る
までのいずれかの部位との連結について説明する。支持
部60と上部基部20側との連結は、連結高さ位置を調
整可能に形成される。さらに、かかる連結は、荷重負荷
時において剛性を良好に維持できるようにするのが好ま
しい。無段階に連続して連結高さ位置を調整可能にする
には、治具2の上下方向に沿ったネジ軸を有するネジ手
段によることが好ましい。具体的には、本治具2に示す
ように、上部基部20側の少なくとも一部に設けたネジ
部40と、支持部60のほぼ中央に設けた貫通孔の内周
に設けたネジ部66との組み合わせを挙げることができ
る。ネジ手段は、軽い接触でネジ部が螺合する程度の精
度で形成されていればよい。このネジ手段によれば、支
持部60に対する上部基部40の連結高さ位置を、無段
階に調節でき、微調整も可能である。さらに、試験装置
によって荷重が負荷された場合に、荷重されることによ
り、ネジ部の螺合部という接触部位の存在による剛性低
下が改善され、治具2の全体の剛性が確保される。な
お、本治具2においては、支持部60に対する上部基部
20側の連結高さを調節可能であれば良い。したがっ
て、上部基部20でも、荷重負荷部30でも、あるいは
その他の上部基部20側に結合されている部位にでも、
ネジ部等の連結部を設けることにより、連結高さの調節
を達成できれば良い。
基部20側、すなわち、上部基部20から作用点に至る
までのいずれかの部位との連結について説明する。支持
部60と上部基部20側との連結は、連結高さ位置を調
整可能に形成される。さらに、かかる連結は、荷重負荷
時において剛性を良好に維持できるようにするのが好ま
しい。無段階に連続して連結高さ位置を調整可能にする
には、治具2の上下方向に沿ったネジ軸を有するネジ手
段によることが好ましい。具体的には、本治具2に示す
ように、上部基部20側の少なくとも一部に設けたネジ
部40と、支持部60のほぼ中央に設けた貫通孔の内周
に設けたネジ部66との組み合わせを挙げることができ
る。ネジ手段は、軽い接触でネジ部が螺合する程度の精
度で形成されていればよい。このネジ手段によれば、支
持部60に対する上部基部40の連結高さ位置を、無段
階に調節でき、微調整も可能である。さらに、試験装置
によって荷重が負荷された場合に、荷重されることによ
り、ネジ部の螺合部という接触部位の存在による剛性低
下が改善され、治具2の全体の剛性が確保される。な
お、本治具2においては、支持部60に対する上部基部
20側の連結高さを調節可能であれば良い。したがっ
て、上部基部20でも、荷重負荷部30でも、あるいは
その他の上部基部20側に結合されている部位にでも、
ネジ部等の連結部を設けることにより、連結高さの調節
を達成できれば良い。
【0024】このように形成した第1の試験治具2によ
れば、支持部60に対する上部基部20の連結高さを調
節可能であるので、荷重負荷部30の作用点32の位置
の高さ位置が調節可能となっている。しかも、本治具2
においては、治具2の上下に沿ったネジ軸を有するネジ
手段を介して支持部60と上部基部20側とが連結され
ているので、荷重負荷時において、ネジ手段の螺合部に
おける接触部位の剛性も改善、確保され、結果として、
治具2の剛性が確保されることになる。
れば、支持部60に対する上部基部20の連結高さを調
節可能であるので、荷重負荷部30の作用点32の位置
の高さ位置が調節可能となっている。しかも、本治具2
においては、治具2の上下に沿ったネジ軸を有するネジ
手段を介して支持部60と上部基部20側とが連結され
ているので、荷重負荷時において、ネジ手段の螺合部に
おける接触部位の剛性も改善、確保され、結果として、
治具2の剛性が確保されることになる。
【0025】つぎに、第1の実施形態の試験治具2を用
い、光学顕微鏡により、試験片に発生する亀裂を観察す
る例について、図1及び図3に基づいて説明する。ま
ず、下部基部4の凹部10に、スタビライザー50の下
端側を挿入して固定する。つぎに、下部基部4に立設さ
れたスタビライザー50の上端側を、支持部60の凹部
62に挿入させて固定する。そして、ネジ部40を支持
部60のネジ部66と螺合させて、上部基部20側と支
持部60とを連結させる。
い、光学顕微鏡により、試験片に発生する亀裂を観察す
る例について、図1及び図3に基づいて説明する。ま
ず、下部基部4の凹部10に、スタビライザー50の下
端側を挿入して固定する。つぎに、下部基部4に立設さ
れたスタビライザー50の上端側を、支持部60の凹部
62に挿入させて固定する。そして、ネジ部40を支持
部60のネジ部66と螺合させて、上部基部20側と支
持部60とを連結させる。
【0026】つぎに、所定の大きさに調製した試験片7
0を、下部基部4の支点8で支持させるように配置す
る。試験片70に形成したノッチが治具2中心になるよ
うに配置する。そして、この試験片70の中央部位に荷
重点となる丸棒72を配置する。そして、支持部60に
対してネジ部40を回転させて、螺合位置を調節して、
荷重負荷部30の作用点32と、丸棒72の上端とのク
リアランスを、5〜100μm程度に調節する。
0を、下部基部4の支点8で支持させるように配置す
る。試験片70に形成したノッチが治具2中心になるよ
うに配置する。そして、この試験片70の中央部位に荷
重点となる丸棒72を配置する。そして、支持部60に
対してネジ部40を回転させて、螺合位置を調節して、
荷重負荷部30の作用点32と、丸棒72の上端とのク
リアランスを、5〜100μm程度に調節する。
【0027】このように作用点32の高さが調節された
状態の試験治具2を、荷重負荷装置の被圧縮部に配置す
る。さらに、亀裂観察用のCCDカメラ90を取り付け
た光学顕微鏡80を、試験片70のノッチを観察可能に
配置する。光学顕微鏡80は、位置調整をしやすいよう
に、及びノッチから進展する亀裂を観察しやすいよう
に、X−Y−Z駆動ステージに載置することが好まし
い。この状態で荷重負荷装置により試験治具2に荷重を
負荷すると、まず、上部基部20側のネジ部40と支持
部60のネジ部66における接触部位(螺合部)が加圧
される。試験片に作用点が接触するまでの荷重の大きさ
は、初期(無荷重時)に設定したクリアランスの大きさ
により変わるが、通常1トンから20トン程度である。
トン単位の荷重により、螺合部の接触圧は十分高くなっ
ている。したがって、接触部位の剛性が向上されこの接
触部位があることによる剛性の低下が回避される。さら
に、加圧によりスタビライザー50に荷重がかかり、ス
タビライザー50が圧縮変形し、試験治具2全体の剛性
が向上される。
状態の試験治具2を、荷重負荷装置の被圧縮部に配置す
る。さらに、亀裂観察用のCCDカメラ90を取り付け
た光学顕微鏡80を、試験片70のノッチを観察可能に
配置する。光学顕微鏡80は、位置調整をしやすいよう
に、及びノッチから進展する亀裂を観察しやすいよう
に、X−Y−Z駆動ステージに載置することが好まし
い。この状態で荷重負荷装置により試験治具2に荷重を
負荷すると、まず、上部基部20側のネジ部40と支持
部60のネジ部66における接触部位(螺合部)が加圧
される。試験片に作用点が接触するまでの荷重の大きさ
は、初期(無荷重時)に設定したクリアランスの大きさ
により変わるが、通常1トンから20トン程度である。
トン単位の荷重により、螺合部の接触圧は十分高くなっ
ている。したがって、接触部位の剛性が向上されこの接
触部位があることによる剛性の低下が回避される。さら
に、加圧によりスタビライザー50に荷重がかかり、ス
タビライザー50が圧縮変形し、試験治具2全体の剛性
が向上される。
【0028】十分にスタビライザーが圧縮変形し、試験
治具2の剛性が高まった状態で、作用点32が丸棒72
に接触し、3点曲げ試験が実施される。すなわち、負荷
荷重装置により一定のクロスヘッドスピードで試験治具
2を圧縮すると、片側ノッチ付き曲げ試験片70は徐々
にたわみ始め、ある荷重からノッチ先端を起点とする亀
裂の進展が開始される。
治具2の剛性が高まった状態で、作用点32が丸棒72
に接触し、3点曲げ試験が実施される。すなわち、負荷
荷重装置により一定のクロスヘッドスピードで試験治具
2を圧縮すると、片側ノッチ付き曲げ試験片70は徐々
にたわみ始め、ある荷重からノッチ先端を起点とする亀
裂の進展が開始される。
【0029】この試験治具2によれば、試験治具2の剛
性が高い状態で試験が行われるために、安定破壊試験が
達成される。亀裂の進展度合いは、光学顕微鏡80によ
り拡大され、CCDカメラ90により画像として取り込
まれ、接続されたモニター(図示せず)に映し出され、
モニター上において亀裂の進展度合いや長さをその場観
察することできる。また、録画により、再生あるいは印
刷により亀裂の進展等を観察、測定することもできる。
同時に、歪みゲージ34により測定される荷重は、コン
ピューター等に記録され、保存される。
性が高い状態で試験が行われるために、安定破壊試験が
達成される。亀裂の進展度合いは、光学顕微鏡80によ
り拡大され、CCDカメラ90により画像として取り込
まれ、接続されたモニター(図示せず)に映し出され、
モニター上において亀裂の進展度合いや長さをその場観
察することできる。また、録画により、再生あるいは印
刷により亀裂の進展等を観察、測定することもできる。
同時に、歪みゲージ34により測定される荷重は、コン
ピューター等に記録され、保存される。
【0030】なお、亀裂進展抵抗については、文献(J.
E. Srawley, "Wide Range StressIntensity Factor Ex
pressions for ASTM E399 Standard Fracture Toughnes
sSpecimens," Int. J. Fract., 12[3]475-476(1976))
に計算式が示されている。
E. Srawley, "Wide Range StressIntensity Factor Ex
pressions for ASTM E399 Standard Fracture Toughnes
sSpecimens," Int. J. Fract., 12[3]475-476(1976))
に計算式が示されている。
【0031】
【数1】 ただし、KRは、亀裂進展抵抗、Pbは曲げ荷重(N)、
Lは3点曲げ支点間距離(m)、Bは片側ノッチ付き曲
げ試験片の厚み(m)、Wは片側ノッチ付き曲げ試験片
の高さ(m)、aは亀裂長さ(m)、αはa/Wであ
る。この式に、片側ノッチ付き曲げ試験片の厚み及び高
さと、支点間距離を代入し、亀裂進展中の曲げ荷重値と
その亀裂長さ(初期のノッチ長さと亀裂進展量の和)を
代入することにより、ノッチから進展した亀裂進展量と
亀裂進展抵抗の関係(R曲線)を得ることができる。
Lは3点曲げ支点間距離(m)、Bは片側ノッチ付き曲
げ試験片の厚み(m)、Wは片側ノッチ付き曲げ試験片
の高さ(m)、aは亀裂長さ(m)、αはa/Wであ
る。この式に、片側ノッチ付き曲げ試験片の厚み及び高
さと、支点間距離を代入し、亀裂進展中の曲げ荷重値と
その亀裂長さ(初期のノッチ長さと亀裂進展量の和)を
代入することにより、ノッチから進展した亀裂進展量と
亀裂進展抵抗の関係(R曲線)を得ることができる。
【0032】ネジ手段による高さ調節は、自動化するこ
とも可能である。例えば、モーターの軸にゴム製のプー
リーを取り付け、これを上部基部20に取り付け、モー
ターを回転させることによりネジを回転させる、あるい
は、上部基部20にゴム製のベルトをかけモーターのプ
ーリーと結び回転させることによりネジを回転させるこ
とにより、高さを調節するようにすることができる。ま
た、一旦、高さを下げておき、適度な荷重を負荷させる
と同時にネジを逆に回転させて、クリアランスを予め設
定した値に自動的に調整するシステムとすることもでき
る。また、亀裂の進展状況を観察した画像をコンピュー
ター処理することにより、亀裂長さを得て、R曲線をコ
ンピューターに作成させることも可能である。
とも可能である。例えば、モーターの軸にゴム製のプー
リーを取り付け、これを上部基部20に取り付け、モー
ターを回転させることによりネジを回転させる、あるい
は、上部基部20にゴム製のベルトをかけモーターのプ
ーリーと結び回転させることによりネジを回転させるこ
とにより、高さを調節するようにすることができる。ま
た、一旦、高さを下げておき、適度な荷重を負荷させる
と同時にネジを逆に回転させて、クリアランスを予め設
定した値に自動的に調整するシステムとすることもでき
る。また、亀裂の進展状況を観察した画像をコンピュー
ター処理することにより、亀裂長さを得て、R曲線をコ
ンピューターに作成させることも可能である。
【0033】(第2の実施形態)第2の試験治具102
が図4に示されている。この治具102は、下部基部1
04と、上部基部120と、荷重負荷部130と、下部
基部104に立設されて上部基部120に連結されるけ
るスタビライザー150、とを備え、前記スタビライザ
ー150の上部基部120に対する連結深さが調節可能
となっている。この治具102は、請求項3及び4に対
応する。本治具102は、第1の治具2と異なり、スタ
ビライザー支持部を備えていない。
が図4に示されている。この治具102は、下部基部1
04と、上部基部120と、荷重負荷部130と、下部
基部104に立設されて上部基部120に連結されるけ
るスタビライザー150、とを備え、前記スタビライザ
ー150の上部基部120に対する連結深さが調節可能
となっている。この治具102は、請求項3及び4に対
応する。本治具102は、第1の治具2と異なり、スタ
ビライザー支持部を備えていない。
【0034】以下、本実施形態に含まれる各構成部材
は、この実施形態において特に説明しない限り、第1の
実施形態の対応する部材と同様の態様で実施されるもの
である。本治具102においても、上部基部120は、
荷重負荷部130を一体に有している。この治具102
においては、上部基部120と荷重負荷部130との間
にはネジ部40を有していない。本治具102において
は、スタビライザー150は、下部基部104に立設さ
れ、上端側が上部基部120によって保持されている。
スタビライザー150の下端側は、下部基部104上に
載置されるようになっている。一方、スタビライザー1
50の上端側は、上部基部120の下面側に形成された
凹部122に、連結深さ可能に連結されている。かかる
連結は、治具上下方向に沿ったネジ軸を有するネジ手段
により達成されている。すなわち、スタビライザー15
0の上端側の外周にはネジ部152が形成され、凹部1
22の内周にもネジ部124が形成されている。このネ
ジ手段によって両者が連結されることにより、スタビラ
イザー150の上端側と上部基部120との連結におい
て、スタビライザー150の連結深さを調節することが
できる。この結果、上下基部間距離を調節することがで
き、結果として試験片の荷重点と作用点間のクリアラン
スを調節することができる。
は、この実施形態において特に説明しない限り、第1の
実施形態の対応する部材と同様の態様で実施されるもの
である。本治具102においても、上部基部120は、
荷重負荷部130を一体に有している。この治具102
においては、上部基部120と荷重負荷部130との間
にはネジ部40を有していない。本治具102において
は、スタビライザー150は、下部基部104に立設さ
れ、上端側が上部基部120によって保持されている。
スタビライザー150の下端側は、下部基部104上に
載置されるようになっている。一方、スタビライザー1
50の上端側は、上部基部120の下面側に形成された
凹部122に、連結深さ可能に連結されている。かかる
連結は、治具上下方向に沿ったネジ軸を有するネジ手段
により達成されている。すなわち、スタビライザー15
0の上端側の外周にはネジ部152が形成され、凹部1
22の内周にもネジ部124が形成されている。このネ
ジ手段によって両者が連結されることにより、スタビラ
イザー150の上端側と上部基部120との連結におい
て、スタビライザー150の連結深さを調節することが
できる。この結果、上下基部間距離を調節することがで
き、結果として試験片の荷重点と作用点間のクリアラン
スを調節することができる。
【0035】スタビライザー150側におけるネジ部1
52は、スタビライザー150の全体に施されていても
よいし、上部基部120との連結部位、すなわち、スタ
ビライザー150の上端側にのみ形成されていてもよい
し、下部基部104側との連結部位、すなわち、スタビ
ライザー150の下端側にのみ形成されていてもよい
し、上端側と下端側との双方に形成されていてもよい。
スタビライザー150における連結深さ調節可能部位に
応じて、上部基部120あるいは下部基部104、ある
いはこれらの双方に、内周にネジ部を有する凹部が形成
される。本治具102においては、スタビライザー15
0の上端側に設けたネジ部152によって上部基部12
0との取り付け深さを調節可能に設けたが、このネジ部
152の変わりに、スタビライザー150の下端側にネ
ジ部を設けて、下部基部104の凹部110内周にもネ
ジ部を設けることにより、スタビライザー150の上端
側で上下基部間距離を調節することもできる。さらに、
スタビライザー150の上端側と下端側との双方にネジ
部を設けて、それぞれ上部基部120と下部基部104
に形成した凹部にもネジ部を設けることにより、スタビ
ライザー150の上下端側の双方で、上下基部間距離を
調節するようにすることもできる。さらに、スタビライ
ザー150の全体の外周にネジ部を設け、上下基部の凹
部の内周にそれぞれ設けたネジ部と螺合させることによ
って、上下基部間距離を調節するようにすることもでき
る。
52は、スタビライザー150の全体に施されていても
よいし、上部基部120との連結部位、すなわち、スタ
ビライザー150の上端側にのみ形成されていてもよい
し、下部基部104側との連結部位、すなわち、スタビ
ライザー150の下端側にのみ形成されていてもよい
し、上端側と下端側との双方に形成されていてもよい。
スタビライザー150における連結深さ調節可能部位に
応じて、上部基部120あるいは下部基部104、ある
いはこれらの双方に、内周にネジ部を有する凹部が形成
される。本治具102においては、スタビライザー15
0の上端側に設けたネジ部152によって上部基部12
0との取り付け深さを調節可能に設けたが、このネジ部
152の変わりに、スタビライザー150の下端側にネ
ジ部を設けて、下部基部104の凹部110内周にもネ
ジ部を設けることにより、スタビライザー150の上端
側で上下基部間距離を調節することもできる。さらに、
スタビライザー150の上端側と下端側との双方にネジ
部を設けて、それぞれ上部基部120と下部基部104
に形成した凹部にもネジ部を設けることにより、スタビ
ライザー150の上下端側の双方で、上下基部間距離を
調節するようにすることもできる。さらに、スタビライ
ザー150の全体の外周にネジ部を設け、上下基部の凹
部の内周にそれぞれ設けたネジ部と螺合させることによ
って、上下基部間距離を調節するようにすることもでき
る。
【0036】上部基部120と下部基部104とその間
に立設されるスタビライザーとが治具上下方向に沿って
ネジ軸を有するネジ手段により連結されていれば、スタ
ビライザーの連結深さが調節可能となる。同時に、ネジ
手段における接触部位(螺合部)は、試験装置による荷
重がかかるため、接触部位の存在による剛性の低下が改
善され、荷重による試験治具の剛性向上を妨げることが
ない。しかも、治具上下方向に駆動可能なネジ手段であ
れば、治具上下方向におけるスタビライザー150の連
結深さが無段階で調節可能である。
に立設されるスタビライザーとが治具上下方向に沿って
ネジ軸を有するネジ手段により連結されていれば、スタ
ビライザーの連結深さが調節可能となる。同時に、ネジ
手段における接触部位(螺合部)は、試験装置による荷
重がかかるため、接触部位の存在による剛性の低下が改
善され、荷重による試験治具の剛性向上を妨げることが
ない。しかも、治具上下方向に駆動可能なネジ手段であ
れば、治具上下方向におけるスタビライザー150の連
結深さが無段階で調節可能である。
【0037】(第3の実施形態)第3の試験治具202
は、第1の実施形態の治具2の変形例である。この治具
202においては、スタビライザー支持部260とスタ
ビライザー250と下部基部204以外は、第1の実施
形態と同様の構成要素を有する。この治具202は、ス
タビライザー支持部260とスタビライザー250の上
端側の連結部位における連結深さ、およびスタビライザ
ー250の下端側と下部基部204との連結深さの双方
を調節できるようにすることにより、上下基部間距離を
調節可能とし、ひいては、試験片の荷重点と作用点との
間のクリアランスを調節可能とする。本実施形態の治具
202は、請求項5および6に対応する。
は、第1の実施形態の治具2の変形例である。この治具
202においては、スタビライザー支持部260とスタ
ビライザー250と下部基部204以外は、第1の実施
形態と同様の構成要素を有する。この治具202は、ス
タビライザー支持部260とスタビライザー250の上
端側の連結部位における連結深さ、およびスタビライザ
ー250の下端側と下部基部204との連結深さの双方
を調節できるようにすることにより、上下基部間距離を
調節可能とし、ひいては、試験片の荷重点と作用点との
間のクリアランスを調節可能とする。本実施形態の治具
202は、請求項5および6に対応する。
【0038】本形態において、スタビライザー支持部2
60は、第1の実施形態と同様に上部基部20側に連結
されている。すなわち、上部基部20に連結される場合
の他、上部基部20に連結され作用点32に至る部分の
いずれかの部分との間において連結されている。連結手
段は、第1の実施形態と同様に、治具上下方向に沿った
ネジ軸によるネジ手段による。ネジ手段は、支持部26
0の中央部の貫通孔の内周に形成したネジ部268と、
上部基部20側のネジ部40との螺合による。なお、ス
タビライザー支持部260は、上部基部20側に固定的
に連結されていてもよい。例えば、直接接合や、接着剤
等による接合、機械的結合などにより連結されていても
よい。
60は、第1の実施形態と同様に上部基部20側に連結
されている。すなわち、上部基部20に連結される場合
の他、上部基部20に連結され作用点32に至る部分の
いずれかの部分との間において連結されている。連結手
段は、第1の実施形態と同様に、治具上下方向に沿った
ネジ軸によるネジ手段による。ネジ手段は、支持部26
0の中央部の貫通孔の内周に形成したネジ部268と、
上部基部20側のネジ部40との螺合による。なお、ス
タビライザー支持部260は、上部基部20側に固定的
に連結されていてもよい。例えば、直接接合や、接着剤
等による接合、機械的結合などにより連結されていても
よい。
【0039】本実施形態のスタビライザー250は、そ
の上下端側にそれぞれネジ部252、254を有してい
る。上端側のネジ部252は、スタビライザー支持部2
60の下面側に下方に開口した凹部262の内周に形成
されたネジ部264と螺合され、連結深さを調節できる
ようになっている。また、スタビライザー250の下端
側のネジ部254は、下部基部204の上面に開口する
凹部210の内周側に形成されたネジ部212と螺合さ
れ、連結深さを調節できるようになっている。本治具2
02では、さらに、上述のように、スタビライザー支持
部260に対する上部基部側の連結高さ位置を調節可能
とすることにより、より広範に作用点と試験片間のクリ
アランスの調節が可能となる。また、スタビライザー2
50におけるネジ部は、第2の実施形態と同様に施され
る。例えば、スタビライザー250の全体においてネジ
部を形成することもできるし、上端側にのみ形成するこ
ともできるし、下端側にのみ形成することもできる。上
端側にのみネジ部を形成する場合には、この上端側とス
タビライザー支持部260との連結深さが調節され、下
端側にのみネジ部を形成する場合には、この下端側と下
部基部204との連結深さが調節される。
の上下端側にそれぞれネジ部252、254を有してい
る。上端側のネジ部252は、スタビライザー支持部2
60の下面側に下方に開口した凹部262の内周に形成
されたネジ部264と螺合され、連結深さを調節できる
ようになっている。また、スタビライザー250の下端
側のネジ部254は、下部基部204の上面に開口する
凹部210の内周側に形成されたネジ部212と螺合さ
れ、連結深さを調節できるようになっている。本治具2
02では、さらに、上述のように、スタビライザー支持
部260に対する上部基部側の連結高さ位置を調節可能
とすることにより、より広範に作用点と試験片間のクリ
アランスの調節が可能となる。また、スタビライザー2
50におけるネジ部は、第2の実施形態と同様に施され
る。例えば、スタビライザー250の全体においてネジ
部を形成することもできるし、上端側にのみ形成するこ
ともできるし、下端側にのみ形成することもできる。上
端側にのみネジ部を形成する場合には、この上端側とス
タビライザー支持部260との連結深さが調節され、下
端側にのみネジ部を形成する場合には、この下端側と下
部基部204との連結深さが調節される。
【0040】以上、本発明の実施形態により説明したよ
うに、本発明の試験治具によれば、試験片の荷重点と作
用点との間のクリアランスを調節することができる。こ
の結果、高さの異なる試験片に対しても、安定破壊試験
を容易に実施できるようになる。このように試験治具の
剛性が向上されれば、試験片に対しての安定破壊試験を
実施することができる。安定破壊試験においては、亀裂
進展速度を十分に遅くすることができるため、亀裂を安
定的に進展させ、亀裂長さを観察手段により観察するこ
とができるようになる。さらに、クリアランスの調節を
自動化することも可能となる。通常、クリアランスは、
非常に小さい距離であるので、クリアランス調節を自動
化することにより、試験実施が効率化され、精度も向上
される。また、特に、治具の上下に駆動されるネジ手段
によって調節される場合には、無段階に高さ等の調節が
可能であるとともに、治具の上下から荷重が負荷された
場合、ネジ手段の接触部に荷重されて、ネジ手段が存在
することによる剛性の低下が改善される。この結果、荷
重負荷による試験治具全体の剛性向上が図られる。
うに、本発明の試験治具によれば、試験片の荷重点と作
用点との間のクリアランスを調節することができる。こ
の結果、高さの異なる試験片に対しても、安定破壊試験
を容易に実施できるようになる。このように試験治具の
剛性が向上されれば、試験片に対しての安定破壊試験を
実施することができる。安定破壊試験においては、亀裂
進展速度を十分に遅くすることができるため、亀裂を安
定的に進展させ、亀裂長さを観察手段により観察するこ
とができるようになる。さらに、クリアランスの調節を
自動化することも可能となる。通常、クリアランスは、
非常に小さい距離であるので、クリアランス調節を自動
化することにより、試験実施が効率化され、精度も向上
される。また、特に、治具の上下に駆動されるネジ手段
によって調節される場合には、無段階に高さ等の調節が
可能であるとともに、治具の上下から荷重が負荷された
場合、ネジ手段の接触部に荷重されて、ネジ手段が存在
することによる剛性の低下が改善される。この結果、荷
重負荷による試験治具全体の剛性向上が図られる。
【0041】また、広範囲に試験片の荷重点と作用点間
のクリアランスを調節することができるため、例えば、
同じ試験治具で3点曲げ試験にも4点曲げ試験にも使用
することができるし、試験片に対して各種のガイドや保
持具を利用することが容易になる。そして、これらの適
用時には、いつも、剛性の高い状態で試験片に対して荷
重を負荷することができる。
のクリアランスを調節することができるため、例えば、
同じ試験治具で3点曲げ試験にも4点曲げ試験にも使用
することができるし、試験片に対して各種のガイドや保
持具を利用することが容易になる。そして、これらの適
用時には、いつも、剛性の高い状態で試験片に対して荷
重を負荷することができる。
【0042】
【実施例】つぎに、本発明を具体例を挙げて説明する。
本実施例で用いる試験治具302は、図6に示すとおり
であり、以下の2点において、第1の実施形態の試験治
具2と異なるのみで、他の構成は同じである。したがっ
て、図6において、試験治具2と同じ部材は、同じ符号
を用いる。すなわち、第1に、下部基部304におい
て、片側ノッチ付き試験片70を、支点となる2本の丸
棒308と荷重点となる1本の丸棒310により3点支
持するようになっており、下部基部304に支点となる
2本の丸棒を保持する溝部312と、中央の荷重点とな
る丸棒を保持するガイド314を設けている。第2に、
この荷重点となる丸棒310に負荷を伝達するのに、上
部を半球状にした円柱状の押し棒316を載せている。
このような試験片支持手段を用いると、片側ノッチ付き
試験片の上下面が理想的な平行度を平行度を保てない場
合であっても、荷重点310が試験片に偏って当接する
のを緩和することができる。本実施例において、スタビ
ライザーは構造用合金鋼製であり、丸棒308、31
0、押棒316は、それぞれ炭化ケイ素製である。
本実施例で用いる試験治具302は、図6に示すとおり
であり、以下の2点において、第1の実施形態の試験治
具2と異なるのみで、他の構成は同じである。したがっ
て、図6において、試験治具2と同じ部材は、同じ符号
を用いる。すなわち、第1に、下部基部304におい
て、片側ノッチ付き試験片70を、支点となる2本の丸
棒308と荷重点となる1本の丸棒310により3点支
持するようになっており、下部基部304に支点となる
2本の丸棒を保持する溝部312と、中央の荷重点とな
る丸棒を保持するガイド314を設けている。第2に、
この荷重点となる丸棒310に負荷を伝達するのに、上
部を半球状にした円柱状の押し棒316を載せている。
このような試験片支持手段を用いると、片側ノッチ付き
試験片の上下面が理想的な平行度を平行度を保てない場
合であっても、荷重点310が試験片に偏って当接する
のを緩和することができる。本実施例において、スタビ
ライザーは構造用合金鋼製であり、丸棒308、31
0、押棒316は、それぞれ炭化ケイ素製である。
【0043】このような試験治具を用いて、以下に示す
実験条件の下、窒化ケイ素セラミックスの安定破壊試験
を実施した。試験は、荷重負荷装置のクロスヘッドスピ
ードを0.01mm/分、試験片の大きさを、厚み3m
m×高さ4mm×長さ20mm、片側ノッチの深さ2m
mで実施した。無負荷時のクリアランスを50μmと
し、クロスヘッドで荷重を負荷し5トンの荷重でクリア
ランスが無くなり試験片に曲げ荷重が加わった。曲げ荷
重は徐々に増加し、約6kgで最大を示し、亀裂の進展
とともに徐々に減少した。この結果、ノッチを起点とす
る亀裂の成長を観察することができ、図7に示すような
R曲線を作成することができた。
実験条件の下、窒化ケイ素セラミックスの安定破壊試験
を実施した。試験は、荷重負荷装置のクロスヘッドスピ
ードを0.01mm/分、試験片の大きさを、厚み3m
m×高さ4mm×長さ20mm、片側ノッチの深さ2m
mで実施した。無負荷時のクリアランスを50μmと
し、クロスヘッドで荷重を負荷し5トンの荷重でクリア
ランスが無くなり試験片に曲げ荷重が加わった。曲げ荷
重は徐々に増加し、約6kgで最大を示し、亀裂の進展
とともに徐々に減少した。この結果、ノッチを起点とす
る亀裂の成長を観察することができ、図7に示すような
R曲線を作成することができた。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、荷重の負荷により剛性
を向上させることができ、しかも、荷重の作用点と試験
片との間のクリアランスを容易に調整することのでき
る、試験治具を提供することができる。
を向上させることができ、しかも、荷重の作用点と試験
片との間のクリアランスを容易に調整することのでき
る、試験治具を提供することができる。
【図1】第1の実施形態の試験治具を示す図である。
【図2】第1の実施形態の試験治具の上部基部及び荷重
負荷部を示す図である。
負荷部を示す図である。
【図3】第1の実施形態の試験治具を用いた3点曲げ試
験を、光学顕微鏡で観察する状態を示す図である。
験を、光学顕微鏡で観察する状態を示す図である。
【図4】第2の実施形態の試験治具を示す図である。
【図5】第3の実施形態の試験治具を示す図である。
【図6】実施例の試験治具を示す図である。
【図7】実施例によって得られたR曲線を示す図であ
る。
る。
【図8】従来の試験治具を示す図である。
2、102、202、302 試験治具 4、104、204、304 下部基部 20、120 上部基部 30、130 荷重負荷部 40 ネジ部(連結部) 50、150、250 スタビライザー 60、260 スタビライザー支持部 66、268 ネジ部
フロントページの続き Fターム(参考) 2G061 AA07 AB01 BA03 CA05 CB02 CB07 DA10 DA16 EA01 EB04 EC04
Claims (8)
- 【請求項1】 下部基部と、上部基部と、作用点を有し
上部基部に結合される荷重負荷部と、下部基部に立設さ
れるスタビライザーと、スタビライザーの上端側を支持
し上部基部側と連結されるスタビライザー支持部、とを
備え、スタビライザー支持部に対する上部基部側の連結
高さが調節可能となっている試験治具。 - 【請求項2】 前記スタビライザー支持部と前記上部基
部側とは、ネジ軸方向が試験治具上下方向であるネジ手
段により連結され、このネジ手段によりスタビライザー
支持部に対する上部基部側の連結高さが調節可能である
請求項1記載の試験治具。 - 【請求項3】 下部基部と、上部基部と、作用点を有し
上部基部に結合される荷重負荷部と、下部基部に立設さ
れ上部基部側に連結されるスタビライザー、とを備え、
前記スタビライザーの上部基部側及び/又は下部基部に
対する連結深さが調節可能となっている試験治具。 - 【請求項4】 前記スタビライザーと前記上部基部側及
び/又は下部基部とは、ネジ軸方向が試験治具上下方向
であるネジ手段により連結され、このネジ手段により上
部基部側及び/又は下部基部に対する連結深さが調節可
能である請求項3記載の試験治具。 - 【請求項5】 下部基部と、上部基部と、作用点を有し
上部基部に結合される荷重負荷部と、下部基部に立設さ
れるスタビライザーと、スタビライザーの上端側を支持
し上部基部側に連結されるスタビライザー支持部、とを
備え、前記スタビライザーのスタビライザー支持部及び
/又は下部基部に対する連結深さが調節可能となってい
る試験治具。 - 【請求項6】 前記スタビライザーとスタビライザー支
持部及び/又は下部基部とは、ネジ軸方向が試験治具上
下方向であるネジ手段により連結され、このネジ手段に
よりスタビライザー支持部及び/又は下部基部に対する
連結深さが調節可能である請求項5記載の試験治具。 - 【請求項7】 前記荷重負荷部は上部基部の一部分であ
る請求項1ないし6記載の試験治具。 - 【請求項8】 請求項1ないし7記載のいずれかの試験
治具を備えた曲げ試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11031717A JP2000230892A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 試験治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11031717A JP2000230892A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 試験治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000230892A true JP2000230892A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12338822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11031717A Pending JP2000230892A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 試験治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000230892A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002310871A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-23 | Nitto Denko Corp | シート状物の切断加工性観察装置及びシート状物の切断加工性観察方法 |
| KR100947276B1 (ko) | 2008-05-09 | 2010-03-11 | 국방과학연구소 | 응력이완 시험장치 |
| JP2020176891A (ja) * | 2019-04-17 | 2020-10-29 | 株式会社ディスコ | 試験方法及び試験装置 |
-
1999
- 1999-02-09 JP JP11031717A patent/JP2000230892A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002310871A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-23 | Nitto Denko Corp | シート状物の切断加工性観察装置及びシート状物の切断加工性観察方法 |
| KR100947276B1 (ko) | 2008-05-09 | 2010-03-11 | 국방과학연구소 | 응력이완 시험장치 |
| JP2020176891A (ja) * | 2019-04-17 | 2020-10-29 | 株式会社ディスコ | 試験方法及び試験装置 |
| JP7292794B2 (ja) | 2019-04-17 | 2023-06-19 | 株式会社ディスコ | 試験方法及び試験装置 |
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