JP2000232147A - プロセスチャンバでの基板位置決め装置、および搬送機構のアーム位置の監視装置 - Google Patents

プロセスチャンバでの基板位置決め装置、および搬送機構のアーム位置の監視装置

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JP2000232147A
JP2000232147A JP3152199A JP3152199A JP2000232147A JP 2000232147 A JP2000232147 A JP 2000232147A JP 3152199 A JP3152199 A JP 3152199A JP 3152199 A JP3152199 A JP 3152199A JP 2000232147 A JP2000232147 A JP 2000232147A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送用チャンバに設けられた基板搬送機構によ
って基板をプロセスャンバに搬入する場合にプロセスチ
ャンバでの基板位置決めを簡単かつ正確に行うプロセス
チャンバでの基板位置決め装置およびアーム位置監視装
置を提供する。 【解決手段】プロセスチャンバ13aと、基板搬送機構
21が設けられたセパレーションチャンバ12を備え、
基板搬送機構はアーム22とフォーク23を有し、フォ
ークで基板を支持し、アームで基板をプロセスチャンバ
内に搬送する。さらに基板搬送機構に基板位置検出に使
用されるマーク26を設け、セパレーションチャンバの
外側にアームが伸び停止位置にあるときマークを測定す
るCCDカメラ15aを設ける。マークの測定位置デー
タと基準位置データを比較し、その差が補正可能範囲内
であれば当該差が実質的に0になるように基板搬送機構
の動作を補正する制御手段(16,17,18)を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスチャンバ
での基板位置決め装置、および搬送機構のアーム位置監
視装置に関し、特に、各種半導体デバイスを製造する半
導体製造装置に使用される基板搬送機構の動作位置を中
央に位置するセパレーションチャンバでCCDカメラを
用いて監視しながら、プロセスチャンバでの基板の配置
位置が予めティーチングされた位置に正しくセットされ
るように基板搬送機構の動作状態を自動的に補正する装
置、および汎用性の高い搬送機構のアーム位置の監視装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばLSI等の半導体デバイスは、基
板に対する多くの表面処理を経て製作される。基板に対
して表面処理を行う装置は一般的に半導体製造装置と総
称され、この中にはスパッタリングや化学蒸着(CV
D)等の薄膜作製を行う装置や、エッチングや不純物注
入等の表面加工を行う装置が含まれる。
【0003】上記の半導体製造装置では、未処理の基板
をプロセスチャンバ内に搬入したり処理後の基板をプロ
セスチャンバから搬出することが必要である。このため
多くの半導体製造装置では基板搬送機構(搬送ロボッ
ト)を備えている。従来の基板搬送機構の一例は特願平
6−224284号公報に開示される。この文献に開示
される基板搬送機構は、マルチチャンバ型スパッタリン
グ装置に適用された例を示している。
【0004】上記文献に記述される基板搬送機構は、ロ
ボットによるハンドリングに適用され、位置制御機構を
有し、プロセスチャンバ内の所定位置に基板を搬送し配
置するための機構である。この装置では、搬送ロボット
を備えた移送チャンバが中央に設けられ、この移送チャ
ンバの周囲に複数のプロセスチャンバが設けられてい
る。移送チャンバの搬送ロボットで基板を各プロセスチ
ャンバへ移送するとき、基板そのものの移動状態を監視
し、得られた監視データを用いて基板の中心点を決定
し、基板を支持する支持ブレードの移送ための動作状態
を較正する。基板の移動状態を監視する手段は、移送チ
ャンバに設けられたセンサアレイである。さらに詳しく
は、上記文献による基板搬送機構では、複数のプロセス
チャンバの各々へ基板を移送するとき各プロセスチャン
バごとで予め決められた目的位置に対して基板を正確に
位置決めするため、基板および支持ブレードの運動によ
る円弧軌道に対してほぼ横方向に配置されたセンサアレ
イを移送チャンバに設け、このセンサアレイによって基
板の移動状態を監視し、基板および支持ブレードの目的
位置に対する相対的な位置を検出するように構成されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】基板搬送機構は、真空
中で基板を搬送する場合、回転や上下方向の動作だけで
なく、伸び縮みの動作を行うため、特にアームが伸びた
状態での停止精度が問題になる。また真空中における基
板搬送機構の停止精度は、基板の破損またはパーティク
ル発生などの製品の歩留まり低下の原因になる。さらに
基板搬送機構の停止精度は3次元での精度向上が要求さ
れ、特に2次元の精度が悪いと、基板の破損、パーティ
クル発生などの歩留まり低下の原因にもなっている。
【0006】さらに、マルチチャンバ型の半導体製造装
置においてプロセスチャンバごとの基板搬送機構をその
製造工程に多く用いる半導体製造においては、そのデザ
インルームの微小化に伴って、近年、基板搬送装置の停
止精度の向上が必要とされている。
【0007】前述の従来の基板搬送機構によれば、検出
手段として少なくとも三対の発光器と受光器からなるユ
ニットのセンサアレイを利用しているが、この基板搬送
機構において検出手段として例えばCCDカメラを利用
して構成した場合、基板の中心位置を決定するためのセ
ンサアレイとして少なくとも3つのCCDカメラを必要
とし、複数のCCDカメラを利用しなければならないこ
とから、装置構成が全体として複雑となる。また実際
上、3つのCCDカメラを用いて基板の中心位置を正確
に求めることは非常に難しいデータ処理を行わなければ
ならない。さらに上記の3つのCCDカメラは移送チャ
ンバの外側の箇所に配置されることになるので、真空処
理装置を組み立てる際に、CCDカメラの配置場所の絶
対位置がずれやすいという問題も生じる。
【0008】本発明の目的は、上記問題を解決すること
にあり、搬送用チャンバに設けられた基板搬送機構によ
って基板をプロセスャンバに搬入する場合にプロセスチ
ャンバでの基板位置決めを簡単かつ正確に行うプロセス
チャンバでの基板位置決めを行う装置を提供することに
ある。さらに本発明の目的は、例えば上記基板位置決め
装置に最適な搬送機構のアーム位置の監視装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
プロセスチャンバでの基板位置決めを行う装置は、上記
目的を達成するため、次のように構成される。
【0010】本発明による基板位置決め装置は、基板処
理を行う少なくとも1つのプロセスチャンバと、基板搬
送機構が設けられた搬送用チャンバ(セパレーションチ
ャンバ)を備え、基板搬送機構は回転・伸縮自在なアー
ムとこのアームの先部に設けられた基板支持部(フォー
ク)とからなり、基板支持部で基板を支持し、アームの
回転・伸縮動作で基板をプロセスチャンバの内部の所定
位置に搬送し配置するように構成された装置に適用され
る。本装置は、さらに基板搬送機構に基板位置検出に使
用される対象部(マーク)を設け、搬送用チャンバの外
側に、アームが伸び停止位置にあるとき、搬送用チャン
バにて対象部を測定する撮像装置(CCDカメラ)を設
け、さらに、撮像装置の測定で得られた対象部の位置デ
ータと予め教示された基準位置データとを比較し、位置
データと基準位置データの差が補正可能範囲内であれば
当該差が実質的に0になるように基板搬送機構の動作を
補正する処理制御手段を備えている。
【0011】本発明による装置では、搬送用チャンバの
内部に装備された基板搬送機構の適切な部分にアーム位
置(実質的に基板の配置位置)を認識できる対象部を設
け、この対象部を、搬送用チャンバの天井部に設けられ
たビューイングポートを介して、搬送用チャンバの上方
外側に配備した撮像装置すなわちCCDカメラによって
監視・撮像し、アームの伸び停止位置を測定する。撮像
装置には撮像制御用のコントローラが接続されている。
このコントローラで処理された撮像データを管理用パソ
コンに送り、当該パソコンで撮像データと予めティーチ
ングされた基準位置データが比較され、そのズレが補正
可能範囲であれば、ズレ量をアーム位置補正のための量
に変換し、装置全体の動作を制御するコントローラに補
正用データを送り、基板搬送機構のアームの停止位置が
適切な位置になるように制御を行う。
【0012】上記の構成において、上記対象部は、好ま
しくは、基板支持部の後端から後方に延設された部材に
設けられる。
【0013】上記の構成において、好ましくは、上記基
板支持部は、アームの先部を中心として、搬送用チャン
バの径方向に向かってかつ対称的に配置された第1支持
部と第2支持部からなり、これらの第1支持部と第2支
持部の各々に対象部が設けられ、第1支持部で基板をプ
ロセスチャンバに搬送して配置するときには第2支持部
の対象部が基板位置検出のために使用される。
【0014】上記の構成において、撮像装置の設置位置
についての位置ズレを検出する位置ズレ検出部を、撮像
装置の設置に関連させて搬送用チャンバに設けたことを
特徴とする。
【0015】本発明による他の基板位置決め装置は、基
板搬送機構が設けられた中央チャンバと、この中央チャ
ンバの周囲に設けられかつ各々で基板が処理される複数
のプロセスチャンバとを備え、基板搬送機構によって基
板を複数のプロセスチャンバの各々に搬送して配置し、
基板を順次処理するマルチチャンバシステムに適用され
る装置である。本装置は、基板搬送機構に基板位置検出
に使用される対象部を設け、対象部を検出する撮像装置
をプロセスチャンバごとに中央チャンバの外側に設け、
さらに、撮像装置の検出で得られた対象部の位置データ
と予め教示された基準位置データとを比較し、位置デー
タと基準位置データの差が補正可能範囲内であれば当該
差が実質的に0になるように基板搬送機構の動作を補正
する制御手段を備えている。
【0016】本発明では、基板搬送機構の付加された検
出対象部と撮像装置とを含んでなる基板位置決め装置
が、マルチチャンバシステムにおける中央チャンバを利
用して設けられる。
【0017】上記の構成において、基板搬送機構は、中
央チャンバの中心部の周りで回転しかつ中央チャンバの
径方向に伸縮するなアームと、このアームの先部に設け
られ径方向に延設された基板支持部とからなり、基板支
持部で基板を支持し、アームの回転・伸縮動作で基板を
プロセスチャンバの内部の所定位置に搬送し配置するよ
うに構成され、さらに対象部は基板支持部に関連する部
分に設けられることを特徴とする。
【0018】上記の構成において、対象部は、好ましく
は、基板支持部の後端から後方に延設された部材に設け
られることを特徴とする。
【0019】上記の構成において、好ましくは、基板支
持部は、アームの先部を中心として、中央用チャンバの
径方向に向かってかつ対称的に配置された第1支持部と
第2支持部からなり、これらの第1支持部と第2支持部
の各々に対象部が設けられ、第1支持部で基板をプロセ
スチャンバに搬送して配置するときには第2支持部の対
象部が基板位置検出のために使用されることを特徴とす
る。
【0020】上記の構成において、好ましくは、上記撮
像装置は複数のプロセスチャンバの各々に対応して複数
設けられることを特徴とする。撮像装置は複数のプロセ
スチャンバの各プロセスチャンバごとに1台ずつ設けら
れ、かつプロセスチャンバごとに1台の撮像装置を設け
るだけで基板位置決めの監視・撮像、自動補正が行われ
る。
【0021】上記の構成において、好ましくは、上記対
象部は、中央チャンバに対して径方向の位置が異なるプ
ロセスチャンバごとに対応して複数設けられることを特
徴とする。
【0022】上記の構成において、上記撮像装置は、基
板搬送機構のアームが伸び停止位置にあるとき、対象部
を検出するように配置されることを特徴とする。
【0023】上記の構成において、好ましくは、上記差
が補正可能範囲外であれば基板搬送機構の動作を停止さ
せることを特徴とする。
【0024】上記の構成において、撮像装置の設置位置
についての位置ズレを検出する位置ズレ検出部を、撮像
装置の設置位置に関連させて中央チャンバに設けたこと
を特徴とする。
【0025】本発明に係る搬送機構のアーム位置の監視
装置は次のように構成される。当該監視装置は、搬送機
構が設けられた搬送用チャンバを備え、搬送機構は回転
・伸縮自在なアームとこのアームの先部に設けられた支
持部とからなり、支持部で支持対象物を支持し、アーム
の回転・伸縮動作で支持対象物を搬送する装置に適用さ
れる。監視装置は、さらに、搬送機構に位置検出に使用
される対象部を設け、搬送用チャンバの外側に、アーム
が停止位置にあるとき、搬送用チャンバにて対象部を測
定する撮像装置を設け、撮像装置の測定で得られた対象
部の位置データに基づいて、アームの位置を監視するこ
とにより、支持対象物の位置を監視する監視手段を備え
ている。また上記対象部は、アームを含む移動部の一部
に設けられることが好ましい。さらに撮像装置の設置位
置についての位置ズレを検出する位置ズレ検出部を、撮
像装置に関連させて搬送用チャンバに設けるようにする
ことも好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0027】図1に従って全体の構成を説明する。図1
に示した構成は代表的な例であり、本発明はこれに限定
されない。11は、本発明によるプロセスチャンバでの
基板位置決め装置、および基板搬送機構のアーム位置の
監視装置が適用されるマルチチャンバシステムである。
マルチチャンバシステム11は、中央に設けられたセパ
レーションチャンバ12と、このセパレーションチャン
バ12の周囲に設けられた複数のプロセスチャンバ(中
央チャンバ)13a〜13eおよびロードロックチャン
バ14とを備えている。セパレーションチャンバ12
は、搬送用チャンバであり、その内部に、基板を各プロ
セスチャンバ内へ搬入しかつそこから搬出するための基
板搬送機構(図1中図示せず)を内蔵する。プロセスチ
ャンバ13a〜13eは、それぞれ、予め定められた位
置に配置された基板に対して成膜やエッチング等の各処
理が行われる。セパレーションチャンバ12の基準位置
となる例えば中心位置に対して、プロセスチャンバ13
a〜13eの各々の設置位置は異なっている。
【0028】本発明に係るプロセスチャンバでの基板位
置決め装置、およびこれの基になる搬送機構のアーム位
置の監視装置は、上記マルチチャンバシステム11のセ
パレーションチャンバ12に付設される。この基板位置
決め装置は、基板搬送機構によってセパレーションチャ
ンバ12からプロセスチャンバ13a〜13eの各々に
基板を搬入するとき、各プロセスチャンバ内の所定の位
置に正確に基板を配置する。この場合において、各プロ
セスチャンバに関して基板設置位置はそれぞれ異なるの
で、セパレーションチャンバ12に設けられた基板位置
決め装置によれば、セパレーションチャンバ12におい
て、プロセスチャンバごとに基板に関する位置監視を監
視装置によって行い、各プロセスチャンバで正しい位置
に基板を配置する。そのため基板位置決め装置は、セパ
レーションチャンバ12の天井壁の外側にプロセスチャ
ンバ13a〜13eの各々に対応してCCDカメラ15
a〜15eが設けられている。セパレーションチャンバ
12での基板に関する位置監視は、対応する1台のCC
Dカメラによって基板を搬送する基板搬送機構を監視
し、その動作が適切か否かを判断することによって行わ
れる。より具体的には、好ましくは、プロセスチャンバ
ごとに後述するごとく基板搬送機構における基板を支持
する支持部材(以下「フォーク」という)に設けられた
マーク(監視対象部)を1台のCCDカメラによって監
視することにより行われる。従って基板に関する位置監
視はフォーク位置の監視を意味する。
【0029】上記マルチチャンバシステム11に対し
て、制御系として、少なくとも2種類のコントローラ
(シーケンス制御部)16,17と、フォーク位置監視
用コンピュータ18とが設けられている。コントローラ
16はマルチチャンバシステム11の全体動作を制御す
る制御手段であり、コントローラ17は基板位置決め装
置に含まれる上記CCDカメラ15a〜15eの動作を
制御する制御手段である。コントローラ16,17の各
々は所定作業を実行するためのプログラムが用意されて
いる。フォーク位置監視用コンピュータ18は、基板搬
送機構21のアーム22で基板を搬送するとき、アーム
22に設けられたフォークの位置監視に使用される制御
手段であり、必要な条件の設定、情報の入力・提示を行
うための手段である。
【0030】図2はセパレーションチャンバ12と1つ
のプロセスチャンバ13aの内部および外部の構造とフ
ォーク位置監視を行う装置構成と制御系を示し、図3と
図4は上述した基板搬送機構21のアーム22の伸び停
止と縮み停止の状態を示している。
【0031】セパレーションチャンバ12の内部に設け
られた基板搬送機構21はアーム22とフォーク23を
備えている。アーム22は、4つの比較的に長い片22
aを回転自在な結合部で結合し、その形が変形するほぼ
平行四辺形を形成するようにして構成されている。アー
ム22の基端22bは、セパレーションチャンバ12の
下壁12aのほぼ中心部の下側に設けられたモータ24
の回転軸24aに結合されている。アーム22はモータ
24によって基端22bを中心に自在に回転するように
構成されている。またアーム22は、セパレーションチ
ャンバ12の径方向25において伸縮する機構として構
成されている。図3はアーム22が伸び停止位置にある
状態を示し、図4はアーム22が縮み停止位置にある状
態を示している。アーム22の回転は、図4に示される
ようにアーム22が縮み停止状態にあるときに行われ
る。アーム22の先端22cにはフォーク23が固定さ
れている。フォーク23は長形の形状を有し、その中央
部でアーム22の先端22cに取り付けられている。フ
ォーク23はその長手方向が常にセパレーションチャン
バ12の径方向を向くように保持される。またフォーク
23は、その中央部を中心にして、図3または図4で好
ましくは線対称の位置関係にある右側の第1フォーク2
3aと左側の第2フォーク23bから構成される。第1
フォーク23aは少なくとも1枚の基板をほぼ水平状態
で載置させ、支持する部分として機能する。第1フォー
ク23aによって基板は1枚づつ各プロセスチャンバに
搬入される。さらに第2フォーク23bの上面には、基
板搬送機構21のアーム22の位置を監視する対象部と
してのマーク26が複数の位置(A,B,C)設けられ
ている。この例では、第2フォーク23bの上面には3
つのマーク26が示される。一方、第1フォーク23a
の上面にはマーク27が2箇所の位置(D,E)に示さ
れている。これらのマークはプロセスチャンバ13a〜
13eあるいはロードロックチャンバ14の各々での基
板の位置決めに用いられる。
【0032】上記フォーク23において、基板を支持す
るための第1フォーク23aに対して、第2フォーク2
3bは、例えば第1フォーク23aの後端から後方へ延
設されたマーク表示用部材として認識することも可能で
ある。このマーク表示用部材は、第1フォーク23aと
一定の位置関係にある延設部として認識される。このよ
うな観点の場合、第1フォークおよび第2フォークは必
ずしも対称に設けられる必要はない。また第1フォーク
と第2フォークが対称である場合には、第1フォークと
第2フォークに基板支持とマーク表示の同じ機能を同等
に持たせることも可能である。
【0033】図3において、矢印28の方向から基板搬
送機構21を見ると、図5に示すごとくなる。基端側の
一対のアーム片と先端側の一対のアーム片は高さ位置を
異ならせて連結されており、これにより前述の伸縮動作
を可能にしている。また基板搬送機構21は全体の位置
を高さ方向に移動させることが可能である。
【0034】図6を参照してさらにフォーク23の一例
を詳述する。図6は、第2フォーク23b上のマーク2
6の位置がA,B,Cの例えば3通りの場合、および第
1フォーク23aにおける基板保持中心部の位置がD
(プロセスチャンバの電極中心部に一致する場合),E
(ロードロックチャンバの中心部の場合)の例えば2通
りの場合を示したものである。前述の通り、マーク26
を複数の位置に用意することにより、セパレーションチ
ャンバ12の中心部から各プロセスチャンバ13a〜1
3eのまでの位置が一定ではなく各プロセスチャンバご
とに異なる構成に対応させている。基板搬送機構21の
アーム22が回転運動を行う際、第2フォーク23bで
利用されるマーク26の位置、および第1フォーク23
aで利用される基板保持中心部の位置に応じて、円周方
向の移動の長さ(弧の長さ)が異なる。そこで、第2フ
ォーク23bのマーク26の位置と第1フォーク23a
の基板保持中心部の位置によって、アーム22が回転し
た際の弧の長さをパルス数に変換することにより、セパ
レーションチャンバ12の中心部から各プロセスチャン
バ13a〜13eまでの位置が一定でない場合でも、そ
れぞれの基板29の配置位置に関するティーチング(教
示)が可能になった。
【0035】次に、図2を参照して基板(図2中、図示
を省略している)をプロセスチャンバ13aに搬入する
動作を説明する。図2では、セパレーションチャンバ1
2およびプロセスチャンバ13aで、基板搬送機構21
が図3に示す伸び停止状態にあり、基板はプロセスチャ
ンバ13a内に搬入されている。このときプロセスチャ
ンバ13aにおける基板のセット位置が予め定められた
正しい位置にあるか否かが、セパレーションチャンバ1
2に付設された前述の監視装置によって監視される。当
該監視装置は、プロセスチャンバ13aに対応するCC
Dカメラ15aを含んで成る。CCDカメラ15aは、
セパレーションチャンバ12の天井壁12bの外側に固
定状態で設けられ、天井壁12bに設けられたビューイ
ングポート31を通してセパレーションチャンバ12の
内部を上側から撮影するようになっている。
【0036】上記の位置監視用CCDカメラはプロセス
チャンバ13a〜13eの各々に対応して設けられる。
その理由は、プロセスチャンバごとの配置位置が異な
り、かつ各プロセスチャンバごとに基板のセット位置が
異なるからである。
【0037】CCDカメラ15aはCCDカメラ用コン
トローラ17に接続され、CCDカメラ用コントローラ
17はフォーク位置監視用パソコン18に接続されてい
る。CCDカメラ用コントローラ17は、CCDカメラ
15aの撮像制御を行い、処理した撮像データを監視用
パソコン18に送る。CCDカメラ用コントローラ17
と監視用パソコン18は装置本体のためのコントローラ
16に接続されている。コントローラ16はさらに基板
搬送機構21の駆動を制御する駆動用コントローラ32
に接続されている。コントローラ32は基板搬送機構2
1を駆動するモータ24の動作を制御する。
【0038】上記ビューイングポート31の外側であっ
てCCDカメラ15aの周囲には例えば複数の照明器3
3が配設される。照明器33には例えばランプが使用さ
れる。これらの照明器33は光源ユニット34に接続さ
れている。照明器33はビューイングポート31を通し
てセパレーションチャンバ12の内部を明るくし、CC
Dカメラ15aによる撮像・観察を容易化している。図
2に示された状態では、第1フォーク23aに基板(不
図示)を保持し、アーム23が伸び、その伸び停止位置
で基板をプロセスチャンバ13aの所定位置にセットし
ている。このとき上側のCCDカメラ15aは、ビュー
イングポート31を通して、基板搬送機構21のアーム
22の第2フォーク23bにおけるマーク26の位置を
監視し、撮像する。監視対象となるマーク26は、前述
の3つのマーク(A〜C)のうちのプロセスチャンバ1
3aに関連するマークである。ここでは、当該マークを
マーク26であるとする。CCDカメラ15aは固定さ
れた位置で上方より第2フォーク23bの上記マーク2
6の位置を監視し、撮像し、その位置を測定する。本実
施形態による基板位置決め装置では、基板搬送機構21
におけるプロセスチャンバ13aに対する基板搬入のた
めのアーム22の伸び停止位置において、マーク26の
位置を検出し、当該位置を、ティーチングされた予め決
められた位置と比較することにより、プロセスチャンバ
13aにおいて基板が決められた位置に正しく配置され
たか否かを判断する。基板の配置が決められた位置より
許容範囲内でずれているときには、後述される所定条件
の下で補正が自動的に行われ、正しい位置に位置決めが
行われる。
【0039】またセパレーションチャンバ12の下壁1
2aの内面において、セパレーションチャンバ12aの
外部に固定して配置されたCCDカメラ15aの固定位
置に対応して、CCDカメラ15a自体のズレ検出用の
マーク35が設けられている。CCDカメラ15aは、
常にマーク35を撮像できるように取り付けられてい
る。マーク35は例えば下壁12aに形成されたマーク
であり、その位置は不変である。従って、CCDカメラ
15aで撮像されたマーク35の像が予め決められた位
置から変化することは、CCDカメラ15aの取付け位
置自体がずれ、変化していることを意味する。マーク3
5を利用することによってCCDカメラ15a自体の位
置ズレを検出することが可能となる。セパレーションチ
ャンバ12におけるプロセスチャンバ12に関するCC
Dカメラ15aとマーク35等の構成は他のプロセスチ
ャンバに関しても同じである。従って、各プロセスチャ
ンバのCCDカメラに対応してビューイングポートが設
けられ、各チャンバの下壁の内面における対応する位置
にマークが形成されている。
【0040】なお図1において、セパレーションチャン
バ12の天井壁12aの外側には、プロセスチャンバ1
3a〜13eの各々に対応して5つのCCDカメラ15
a〜15eが設けられている。
【0041】次に図1〜図6に示されたハードとしての
構成、さらに図7〜図16を参照して、各プロセスチャ
ンバ等における基板の搬入・搬出を行う基板搬送機構2
1のアーム動作、CCDカメラ15a〜15eによる基
板位置に関する測定・監視および自動補正の動作、CC
Dカメラ自体のズレ検出などの動作を説明する。セパレ
ーションチャンバ12における基板搬送機構21は、セ
パレーションチャンバ12の周囲のプロセスチャンバ1
3a〜13eの各々において基板の搬入・搬出を行う。
ここでは一例としてプロセスチャンバ13aでの基板の
搬送について説明する。
【0042】基板搬送機構21において、アーム22
は、その基端22b(セパレーションチャンバ12の中
心部に位置する)を中心として回転自在であり、かつセ
パレーションチャンバ12の径方向25に伸縮自在であ
る。アーム22の伸縮動作において、伸び停止位置(図
3に示される状態)と縮み停止位置(図4に示される状
態)の2つの停止状態が存在する。アーム22の回転動
作における停止位置で、基板の搬入・搬出を行うプロセ
スチャンバが選択される。アーム22の伸び動作におけ
る伸び停止位置で、第1フォーク23aに支持された基
板29のプロセスチャンバにおける配置位置が決定され
る。さらに基板搬送機構21におけるアーム22の上下
動作は、各プロセスチャンバに対する停止位置の高さ方
向の調整を行うときに使われる。基板搬送機構21の上
記アーム22の各停止位置は、位置決め装置の主要部を
実現する全体動作用コントローラ16に対し予めのティ
ーチングによって与えられている。
【0043】次に基板位置決め装置の動作を詳述する。
最初はフォーク位置監視用パソコン18側の動作から説
明する。図7のフローチャートは、監視用パソコン18
の表示装置18aの画面における表示内容(操作メニュ
ー)と、表示内容に対する操作の処理フローを示してい
る。表示内容である操作メニューの初期段階では、初期
メニュー画面が表示される(ステップS101)。
【0044】初期メニュー画面41の一例を図8に示
す。初期メニュー画面41には、操作メニューとして
「CCDカメラ位置監視および自動補正」の操作ボタン
42と、「CCDカメラ位置監視」の操作ボタン43
と、その他の機能のための操作ボタン44,45とが設
けられている。「CCDカメラ位置監視および自動補
正」の操作ボタン42を押すと、基板位置決め装置のシ
ステム全体は「補正モード」に設定される。ここで「補
正モード」とは、基板搬送機構21のアーム22によっ
て基板を例えばプロセスチャンバ13aに受け渡す際、
アーム22の伸び停止位置をCCDカメラ15aで監視
・撮像し、撮像で得られた位置データをティーチングさ
れた基準位置と比較し、それらの差に基づき位置の補正
の要・不要を判定し、必要に応じて補正を自動的に行
い、アーム22を本来の正しい伸び停止位置に位置決め
し、もって基板をプロセスチャンバ15a内の正しい位
置にセットするための制御を行う動作状態をいう。基板
搬送機構21のアーム22によってプロセスチャンバ1
5aから基板を受け取る際にも同様な補正モードによる
動作が行われる。また「CCDカメラ位置監視」の操作
ボタン43を押すと、基板位置決め装置のシステム全体
は「監視モード」に設定される。ここで「監視モード」
とは、単に基板搬送機構21のアーム22の停止位置を
監視する動作状態をいう。下記において補正モードまた
は監視モードであるときには「補正/監視モード」と記
載される。以上の初期メニュー画面41において操作ボ
タン42,43により補正モード、監視モードの各々を
選択するか否かの操作が行える。
【0045】再び図7のフローチャートに戻る。次の判
定ステップS102では「補正モード」が選択された否
かが判断される。補正モードが選択された場合、例えば
基板29がプロセスチャンバ15a(他のプロセスチャ
ンバの場合でも同じ)に搬入されるまで待機し、基板2
9がプロセスチャンバ15aに搬入する動作が開始され
た時点で(ステップS103)、補正モード処理(ステ
ップS104)が実行される。スタンバイ中か否かを判
定するステップS103は、基板搬送機構21の動作状
態に基づいて決まる。補正モード処理のステップS10
4では、CCDカメラ15aによる位置監視と自動補正
が行われる。補正モードが選択されない場合には「監視
モード」の選択に関する判定ステップS105に移行す
る。監視モードが選択された場合には、ステップS10
6で監視モード処理が実行される。監視モード処理のス
テップS106では、CCDカメラ15aによる位置監
視が行われる。監視モードが選択されない場合には、そ
の他の機能の選択に関する判定ステップS107に移行
する。その他の機能が選択された場合には当該機能につ
いての処理が実行される(ステップS108)。判定ス
テップS107でNOと判断された場合には、初期メニ
ュー画面41から出るか否か(EXIT)が判定される(ステ
ップS109)。判定ステップS109でYESのとき
には他のメニュー画面に移行し、NOのときのはステッ
プS101に移行する。上述のステップS103,S1
04,S106,S108,S109の各々が終了した
段階では、再度ステップS101に移行する。
【0046】図9に、プロセスチャンバでの基板位置決
め動作の全体を概略的に示す。基板位置決め動作は、基
板搬送機構21のアーム22の伸び動作等と、プロセス
チャンバに基板を搬入するときの基板の配置位置に関す
る測定動作と、基板の配置位置に関する位置監視および
自動補正の動作とから成る。基板の配置位置に関する測
定動作、位置監視および自動補正の動作は、基板搬送機
構21のアーム22の位置の測定、位置監視および自動
補正によって行われる。すなわち、基板の配置位置の測
定、位置監視および自動補正は、アーム22の先部に設
けた第2フォーク23bに付されたマーク26を利用し
て行われる。なおこの動作では、後述するステップS1
15が実行できるように、初期メニュー画面41の操作
ボタン42が押され、補正モードにセットされている。
【0047】ステップS111では、コントローラ16
による制御に基づき、基板搬送機構21のアーム22の
伸び動作の開始によって基板29の搬送が開始され、ア
ーム22の伸び動作終了で基板29の搬入が完了する。
基板29は、アーム22の先端の第1フォーク23aに
支持されている。プロセスチャンバン13aへの基板の
搬入であるので、基板は所定位置のマーク26を基準に
して取り付けられている。基板搬送機構21のアーム2
2はその回転動作によりプロセスチャンバ13aに向か
う方向に位置決めされる。その後、アーム22は伸び動
作を行い、基板29をプロセスチャンバ13aの中に差
し入れるべく、伸び停止位置に向かって移動する(ステ
ップS111)。このとき、図2に示すごとく、第1フ
ォーク23aおよび基板がプロセスチャンバ13a内に
進入できるように、セパレーションチャンバ11とプロ
セスチャンバ13aの間に設けられたゲートバルブは開
いた状態にある。プロセスチャンバ13a内での基板の
配置位置は予めアーム22の伸び停止位置としてティー
チングされている。従ってアーム22の停止位置が正し
い伸び停止位置であれば、基板はプロセスチャンバ13
a内で正しい位置に配置される。
【0048】ステップS112では、アーム22が伸び
停止位置に停止したとき、この停止位置がティーチング
された位置に一致するか否かを判断するため、アーム停
止位置がCCDカメラ用コントローラ17に基づきビュ
ーイングポート31を介しCCDカメラ15aによる撮
像によって測定され、これによりアーム位置が測定され
る。CCDカメラ15aによる撮像で得られたマーク2
6の位置データは、CCDカメラ用コントローラ17を
介して監視用パソコン18に与えられる。パソコン18
では、アーム22の伸び停止位置が適切であるか否かを
判定する(ステップS113)。アーム22の伸び停止
位置が適切である場合には、基板搬送機構21による基
板搬送動作が継続される(ステップS114)。アーム
22の伸び停止位置が適切でない位置にある場合には、
ステップS115でアーム22の位置監視および自動補
正が行われる。ステップS115でアーム22の位置監
視および自動補正が行えるように、前述の通り、システ
ムは補正モードに設定されている。ステップS115
は、図7に示したステップS104の補正モード処理に
対応している。
【0049】なおステップS115で自動補正の処理を
行う場合には、アーム22の伸び停止位置に関する補正
が可能であるか否かが判定される。アーム22の伸び停
止位置に関する補正は、実質的に、プロセスチャンバ1
5aにおける基板の配置位置を補正することを意味す
る。アーム22の伸び停止位置に関する補正は、X軸位
置、Y軸位置等の各々が順次に独立に判断される。アー
ム22の伸び停止位置に関する補正では、検出されたア
ーム22の実際の伸び停止位置とティーチングされたア
ーム22の伸び停止位置のズレの量が、予めパソコン1
8で設定されている許容範囲内にあり、かつ補正可能範
囲にあるとき、補正を行えると判断され、補正が行われ
る。ズレの量が許容範囲を越えるとき、あるいは補正可
能範囲を越えるときには、補正を行わず、停止処理が行
われる。以上の点に関しては、さらに後で詳しく説明さ
れる。
【0050】次に前述のステップS104すなわちステ
ップS115の内容(補正モード処理)を図10〜図1
5のフローチャートを参照してさらに詳しく説明する。
【0051】図10と図11が補正モード処理の主要フ
ローを示している。図10と図11のフローチャートは
一続きの処理フローを分割して示している。図10で、
最初の判定ステップS201では、図8に示した初期メ
ニュー画面41で他の操作ボタンが押された否かが判定
される。操作ボタンが押された場合には、補正モード処
理のフローから離脱し、元に戻る(ステップS20
2)。操作ボタンが押されない場合には、ステップS2
03に移行し、ここでCCDカメラ処理が実行される。
このCCDカメラ処理は、CCDカメラ用コントローラ
17(カメラ側プログラム)で実行される。このとき監
視用パソコン18の側では、コントローラ17からの信
号を待つ状態となる。CCDカメラ処理の内容は図12
に示されている。
【0052】図12のフローチャートを参照して「補正
モード」でのCCDカメラ処理を説明する。最初に、全
体動作用コントローラ16からケーブル51(図1に示
す)を経由してコントローラ17へ与えられる測定タイ
ミングデータ(出力I/O)が読み込まれる(ステップ
S301)。読み込まれた測定タイミングデータによっ
て、プロセスチャンバ13a〜13eのうちのどのプロ
セスチャンバのCCDカメラで基板搬送機構21のアー
ム22(第2フォーク23a上のマーク26)を測定す
るか、あるいはCCDカメラ自体のズレ検出を行うか、
を決定する。測定タイミングデータに基づいて、この場
合にはCCDカメラ15aが対象となる。CCDカメラ
15aについてCCDカメラ処理が行われる。測定タイ
ミングデータを受けた後、プロセスチャンバ13aのC
CDカメラ15aでは、測定トリガのオン・オフ状態が
判断される(ステップS302)。測定トリガがオフで
あれば、EXITへ移り、CCDカメラ15aによる監
視処理は終了し、この処理ルートから出る。測定トリガ
がオンであるときには、コントローラ16から送られて
くる上記測定タイミングデータ(出力I/O)の内容を
識別することにより、CCDカメラ15aでアーム22
を測定する補正/監視モードの処理を行うか、あるいは
CCDカメラ15a自体のズレ検出の処理か、を判断す
る(ステップS303)。補正/監視モードの処理のと
きにはCCD測定アーム側についての処理ステップS3
04に移り、ズレ検出の処理のときにはCCD測定下壁
側についての処理ステップS305に移る。
【0053】なお本発明では、前述の通りセパレーショ
ンチャンバ12の下壁12aのマーク35を利用してC
CDカメラ15a自体の位置に関するズレ検出が行われ
る。ここで「ズレ検出」とは、CCDカメラ自体の位置
が本来の設置されているべき正しい位置からずれている
かどうかを判断する処理をいう。このズレ検出も「補正
モード処理」の際にのみ行われるようになっている。従
って、CCDカメラの処理では、CCDカメラ15a
は、補正/監視モードの場合にはアーム22側の第2フ
ォーク23b上のマーク26の監視・撮像にセットさ
れ、マーク26の測定データを取得し(ステップS30
4)、ズレ検出の場合には下壁12aのマーク35の監
視・撮像にセットされ、マーク35の測定データを取得
する(ステップS305)ように工程が構成される。
【0054】なおCCDカメラ15a自体のズレ検出
は、通常、そのロットの最初のカセットレシピ(プロセ
スチャンバ13aでどのような真空処理を行うかを決め
ること)が変更になった際にのみカセット毎に行われ
る。ズレ検出は、フローチャート上で、後述のステップ
S209で実行される。ズレ検出の処理の実行タイミン
グを具体的に述べる。マルチチャンバシステムの動作を
開始し、ロードロックチャンバ14に基板を搬入し(例
えば1カセットに25枚の基板が収納可能な場合に処理
時間約8分)、次にロードロックチャンバ14内を真空
ポンプにより真空排気する(処理時間約4分)。ロード
ロックチャンバ14を真空排気した後、プロセスチャン
バ13a〜13eの各々で所定の処理を行う前に、各プ
ロセスチャンバに対応するCCDカメラ15a〜15e
の各々のズレ検出が行われる。CCDカメラのズレ検出
の処理時間は、1つのプロセスチャンバで約1秒なの
で、プロセスチャンバ13a〜13eのすべてに設置さ
れているCCDカメラ自体のズレ検出をすべて行っても
約5秒(1秒×5チャンネル分)であり、スループット
に影響を与えることはない。
【0055】またカセットレシピが変更にならない場合
には、原則として、本来の補正/監視モードの処理が行
われる。
【0056】図12のフローチャートにおいて、さらに
ステップS306では、ステップS304で得られた測
定データまたはステップS305で得られた測定データ
を、それぞれ、コントローラ17から監視用パソコン1
8側にケーブル52(図1に示す)を経由して送信する
ために、送信形式(RS−232C)に適したデータに
加工処理する。ステップS306での加工処理で得られ
た測定データによれば、アーム22側の測定データか、
あるいは下壁12a側の測定データかを識別することが
可能である。次のステップS307では、加工処理され
た測定データを測定結果としてパソコン18側へ送信す
る。以上により、CCDカメラ処理は終了し、その後、
図10に示した元の主要フローに戻る。
【0057】図10において、判定ステップS204で
は、CCDカメラ側のコントローラ17から測定結果が
送られてきたか否かを判断する。測定結果が送られてき
ていないとき(NOのとき)にはステップS201に戻
る。測定結果が送られてきたとき(YESのとき)には
ステップS205に移る。ステップS205ではCCD
カメラ15aを照らす照明器33が切れているか否かが
確認される。照明器33が切れている場合には、アボー
ト(中止処理)が行われ、さらに表示装置18aで「C
CDカメラランプ切れ異常」の表示が行われる(ステッ
プS206)。この場合に、初期メニュー画面で「O
K」のボタンが押されたときには、その後、監視処理
(ステップS207)に移行し、当該監視処理が実行さ
れる。監視処理については後で図15を参照して説明さ
れる。また照明器33が切れていない場合には、次の判
定ステップS208に移り、ステップS208でCCD
カメラ15aのズレ検出を行うか否かを判断する。この
判定ステップS208の判断では、上記のCCDカメラ
処理(ステップS203)でCCDカメラ用コントロー
ラ17側から送信されてきたデータがセパレーションチ
ャンバ12の下壁12aのマーク35の撮像に関する測
定データである場合に、CCDカメラのズレ検出である
と判断される。判定ステップS208でYESの場合に
は、カメラズレ検出のステップS209が実行される。
CCDカメラ処理(上記ステップS203)でCCDカ
メラ用コントローラ17側から送信されてきたデータが
基板搬送機構21のアーム22側のマーク26の撮像に
よる測定データである場合には、補正モードであるの
で、判定ステップS208でNOと判定される。判定ス
テップS208でNOである場合には、補正モードであ
るとして、ステップS210に移行する。
【0058】ステップS209で実施されるカメラズレ
検出の処理を、図13を参照して詳述する。カメラズレ
検出は、ステップS208で、コントローラ17側から
送られた測定データに基づき、CCDカメラ15a自体
のズレ検出と判断された場合に行われる。
【0059】最初に、カメラズレ検出の処理を行う意義
を説明する。「CCDカメラ自体がずれている場合」と
は、CCDカメラ15aが本来設置されていなければな
らない正しい位置からずれていることをいう。CCDカ
メラ15a自体がずれるのは主に次の理由による。CC
Dカメラ15aは、セパレーションチャンバ12の外
側、すなわちセパレーションチャンバ12の上蓋(上記
天井部12b)のビューイングポート31の上側に設け
られる。ところが、この箇所は、セパレーションチャン
バ12の上蓋を開く際や、メンテナンスの際などに振動
等が生じる。この振動等により、CCDカメラ15a自
体がずれやすいと考えられる。CCDカメラ15aの取
付け位置に関してズレが生じると、CCDカメラ15a
のアーム22の第2フォーク23bのマーク26の位置
を撮像しても、アーム22の伸び停止位置を正確に監視
することができず、そのため正確な補正制御を行うこと
ができなくなる。すなわち、CCDカメラ15a自体が
ずれている場合には、基板搬送機構21のアーム22が
本来の伸び停止位置にある場合にも、本来の停止位置に
ないと判断されるおそれが生じる。そのためCCDカメ
ラ15a自体のズレ検出を行う必要が生じる。そこで本
実施形態では、ステップS209で、CCDカメラ自体
がずれているか否かを判断することとした。
【0060】さらに本実施形態において「CCDカメラ
自体のズレ検出」を真空中で行うのは、次の理由によ
る。セパレーションチャンバ12は、その内部が真空中
である場合には、セパレーションチャンバ12の上蓋
(ビューイングポート31が設置されている天井部12
bの部分)が内側に歪む。従ってセパレーションチャン
バ12の内部が大気中である場合にCCDカメラ15a
自体のズレを測定したとしても、セパレーションチャン
バ12の内部が真空中である場合には、上蓋が内側に歪
むため、CCDカメラ自体のズレ検出を行う意義がなく
なる。そこで、セパレーションチャンバ12の内部が真
空であるときに、カメラズレ検出を行う。
【0061】CCDカメラ15a自体のズレ検出は、上
記のごとく、セパレーションチャンバ12の下壁12a
のマーク35の位置をCCDカメラ15aで撮像し(ス
テップS305)、この撮像で得た測定データをティー
チングされた設定値と比較することにより行われる。C
CDカメラ15aのズレ検出の詳細は図13に示され
る。ステップS401〜S404はCCDカメラのズレ
検出の処理フローを示す。CCDカメラ自体のズレ検出
の処理では、最初に、前述のステップS305で測定さ
れたCCDカメラ15aのズレ量(CCDズレ量)がズ
レ検出許容範囲に含まれるか否かが判断される(ステッ
プS401)。CCDカメラ15aのズレ量がズレ検出
許容範囲外にあるとき(NOのとき)には、アボート
(中止処理)が行われ、表示装置18aに「CCDカメ
ラズレ検出異常」という表示(CRT表示)の処理が行
われる(ステップS402)。これによりアボートの内
容が確認される。その後、監視処理へ移行する(ステッ
プS403)。ここで「ズレ検出許容範囲」とは、CC
Dカメラ自体のズレ量が基板搬送機構21のアーム22
の伸び停止位置の検出において支障のない範囲をいう。
他方、CCDカメラ15aのズレ量がズレ検出許容範囲
内にあるとき(YESのとき)にはステップS404へ
移行し、さらにステップS210に移行する。
【0062】次にステップS210が実行される。ステ
ップS210以降の処理は、補正モードの処理、すなわ
ち図9に示されたステップS113,S115の内容に
関する処理である。要約すると、基板搬送機構21のア
ーム22の伸び停止位置でCCDカメラ15aの撮像で
測定された第2フォーク23b上のマーク26の位置デ
ータの、ティーチングされた基準点位置に対するズレ量
が、許容範囲に含まれるか否かが判断され、さらに補正
可能範囲に含まれているか否かが判断され、補正の必要
があるときには自動的に補正を行う処理である。ここで
「アームの伸び停止位置に関する許容範囲」とは、基板
搬送機構21のアーム22の伸び停止位置が、ティーチ
ングされた基準点の位置よりはずれているが、当該ズレ
はあえて補正処理を行う必要がない程のズレであり、そ
のままでも支障が生じない範囲をいう。従って、マーク
26の位置データに関する上記ズレ量が当該許容範囲に
含まれるときには補正処理は行われず、かつ当該許容範
囲に含まれないときには補正可能範囲に含まれているか
否かが判断される。上記の許容範囲は装置の特性に応じ
て任意に変更することができる。
【0063】上記ステップS210の実行は補正モード
であることが条件であり、このステップでは、上記ステ
ップS304でCCDカメラ15aの撮像によって測定
された第2フォーク23b上のマーク26の位置データ
に関するズレ量が許容範囲内に含まれるか否かが判定さ
れる。マーク26のズレ量は、CCDカメラ15aの撮
像で得られたマーク26の位置データと、アーム22の
伸び停止位置についての基準点の位置データとの差とし
て求められている。マーク26のズレ量が許容範囲内に
含まれているとき(NOのとき)には、補正を行わない
ものとして、マーク26のズレ量に関する測定結果がフ
ァイルに書き込まれる(ステップS211)。ステップ
S211の後、最初のステップS201へ戻ってCCD
カメラ処理(ステップS203)を行う。またアーム2
2側のマーク26のズレ量が許容範囲内に含まれないと
き(YESのとき)には、補正を行うものとして、次の
ステップS212に移行する。
【0064】ステップS212では、前述のマーク26
のズレ量と図8に示された初期メニュー画面41で設定
された補正可能範囲とが比較され、マーク26のズレ量
が補正可能範囲内に含まれているか否かが判定される。
補正可能範囲内に含まれないとき(NOのとき)には、
アボート処理がされ、さらに表示装置18aにおいて
「アーム自動補正不能」という表示(CRT表示)が行
われる(ステップS213)。この場合に、初期メニュ
ー画面で「OK」のボタンが押されたときには、その
後、監視処理に移行する(ステップS214)。ステッ
プS212で補正範囲内に含まれると判断されたとき
(YESのとき)には、変換処理ステップS215に移
行する。
【0065】上記において「補正可能範囲」とは、CC
Dカメラ15aによる撮像で得られたマーク26のズレ
量(アーム22の伸び停止位置に関する位置ズレ量)
が、ティーチングによって補正することが可能な範囲を
いう。補正可能範囲は、初期メニュー画面41において
状況に応じて任意に設定することができる。
【0066】CCDカメラ15aの撮像に基づいて検出
されたマーク26の位置に関するズレ量は、本来長さデ
ータ(ミリ(mm)の単位で表される)で与えられている
が、この長さに関してミリから当該長さに対応するパル
ス数に変換される(ステップS215)。ステップS2
15で、マーク26のズレ量をミリからパルスに変換す
るのは、アーム22の駆動部24はパルスモータで構成
されているためである。そしてその後、再度、判定ステ
ップS216で補正可能か否かが判断される。
【0067】ステップS216での判定は、マーク21
6ズレ量として検出されたアーム22の伸び停止位置
を、アーム22を動作させることにより、本来の正しい
伸び停止位置になるように補正するにあたって、機械的
な構成の上で可能であるか否かを判断するためのもので
ある。
【0068】ステップS216における補正可能か否か
の判断方法について説明する。補正可能か否かの判断
は、以下の4つの因子X,Y,H,Wによって決定され
る。
【0069】X:ティーチングされた原点としてのポイ
ントの位置データ(メンテナンスプログラムで取得) Y:最大ズレ量(パルスの数で表される。メンテナンス
プログラムで取得) H:現在のティーチングポイントの位置データ W:CCDカメラ15aの撮像で得られたマーク26の
ズレ量(パルス数に変換された値)
【0070】上記の4つの因子X,Y,H,Wの位置的
関係の一例を、X軸とY軸からなる座標系において位置
補正の対象である基板29との関係で示すと、図16の
ようになる。この図16に示すごとく、メンテナンスプ
ログラムでティーチングの原点となるポイントXを決め
ておき、さらにこの原点ポイントXから仮想的に基板が
最大にずれた量を最大ズレ量Yとして決めておく。そし
て、かかるX+Yの量に対するH+Wの量の大小関係に
基づき補正の可能・不可能が判断される。すなわち、X
+Y>H+Wのときには補正を行うことが可能であると
判断され、X+Y≦H+Wのときには補正を行うことが
不可能であると判断される。以上のように、基板29の
位置を補正する場合、その基板の位置が、補正可能な範
囲内か、それとも補正可能な範囲外かが決定される。
【0071】X+Y≦H+Wの場合には、補正不可能と
してアボート処理を行い、CRT表示を行う(ステップ
S217)。この場合に、初期メニュー画面41で「O
K」のボタンが押されたときには、その後、監視処理に
移行する(ステップS218)。ステップS216で補
正可能と判断されたときには、ステップS219に移行
する。
【0072】ステップS219では補正用の上記パルス
(以下「補正パルス」という)の積算が行われる。補正
パルスの数を積算するのは、プロセスチャンバ13a〜
13eの各々に基板を搬入する場合に、どのプロセスチ
ャンバで基板の位置ズレが多く発生するかをデータ化す
るためである。その後、判定ステップS220へ移行す
る。
【0073】判定ステップS220では、補正パルスの
積算値が累積値に対して大きいか否かが判定される。累
積値は例えば250パルスに設定される。一例を述べる
と、プロセスチャンバ13aの補正処理を行う場合に、
1回目のアーム22の伸び停止位置の補正処理に200
パルスを要し、2回目の補正処理を行う場合に100パ
ルスを要した場合、補正パルスの積算値は300パルス
となる。この場合には、補正パルスの積算値が累積値よ
り大きくなる。
【0074】判定ステップS220で、補正パルスの積
算値が累積値よりも大きいとき(YESのとき)には、
アボート処理を行い、「アーム自動補正累積値超過異
常」というCRT表示が行われる(ステップS22
1)。この場合に、初期メニュー画面で「OK」のボタ
ンが押されたときには、その後、監視処理に移行する
(ステップS222)。
【0075】判定ステップS220で、補正パルスの積
算値が累積値以下のとき(NOのとき)には、ステップ
S223に移行する。ステップS223では、同一のプ
ロセスチャンバ(13a〜13e)で行われた補正処理
の回数がカウントされる。この例ではプロセスチャンバ
13aでアーム22の伸び停止位置について補正処理が
必要なときには1がカウントされ、補正処理が不要なと
きには0がカウントされる。その後、判定ステップS2
24に移行する。
【0076】なお全体の処理の流れとして、プロセスチ
ャンバ13a〜13eの各々についての補正処理が完了
すると、最初のプロセスチャンバに戻り、基板搬送機構
21のアーム22の伸び停止位置に関する補正処理が必
要かが判断される。例えばプロセスチャンバ13aのア
ーム22の伸び停止位置に関する補正処理が、再度必要
な場合にはプロセスチャンバ13aの2回目の補正処理
としてカウントされる。このように順次にプロセスチャ
ンバ13a〜13eにおいてアーム22の伸び停止位置
の補正処理の必要性の有無をカウントし(ステップS2
23)、ステップS224で特定のプロセスチャンバ
(例えばプロセスチャンバ13a)の補正処理が3回に
なったとき(YESのとき)には、同一のプロセスチャ
ンバ13a関するアーム22の3回補正としてアボート
処理を行い、「アーム自動補正同一アーム3回連続発生
異常」というCRT表示を行う(ステップS225)。
この場合に、初期メニュー画面41で「OK」のボタン
が押されたときには、その後、監視処理に移行する(ス
テップS226)。またステップS224で特定のプロ
セスチャンバ(例えばプロセスチャンバ15a)の補正
処理が2回以下になったとき(NOのとき)には、ステ
ップS227に移行する。
【0077】以上のように、本実施形態では、ステップ
S220において同一プロセスチャンバにおける補正回
数に関係なく、補正パルスの積算値が累積値より多いか
少ないかによって補正処理の異常を判断することが可能
である。さらに、ステップS224において、同一プロ
セスチャンバの補正回数が3回に達した場合、補正処理
の異常と判断することが可能である。
【0078】上記ステップS227では補正処理が実行
される。補正処理の詳細な内容は図14に示される。図
14において、最初のステップS501では、パソコン
18からケーブル53(図1に示す)を経由してコント
ローラ16に対しアーム22の位置に関する情報(アー
ムポジション、符号、補正パルス数)を送り、コントロ
ーラ16に書き込む。次にコントローラ16は上記位置
情報を用いてアーム22の伸び停止位置について補正処
理を開始する(ステップS502)。基板搬送機構21
のアーム22の位置を監視するシステム側では、θ、X
軸、Y軸について別々に補正処理が行われる。補正処理
が完了した後には、再度、CCDカメラ15aでアーム
22の位置の測定を開始する(ステップS503)。次
の判定ステップS504でCCDカメラ15aの再測定
データが不受信のとき(YESのとき)には、アボート
処理を行い、「CCD再測定データ受信異常」というC
RT表示が行われる(ステップS505)。その後、監
視処理のモードへ移行する(ステップS506)。
【0079】判定ステップS504でCCD再測定デー
タが不受信でないとき(NOのとき)には、プロセスチ
ャンバ13aにおける補正処理が完了した基板搬送機構
21のアーム22の位置と、受信されたCCDカメラ再
測定データに基づくアーム22の位置とが一致している
か否かが判断される(ステップS507)。ステップS
507で、不一致であると判断されるときには、アボー
ト処理が行われ、「アーム自動補正照合異常」というC
RT表示が行われる(ステップS508)。その後、監
視モードに移行する(ステップS509)。他方、ステ
ップS507で一致していると判断されるときには、補
正処理を終了し、図11に示すステップS228に戻る
(ステップS510)。
【0080】ステップS228では、CCD再測定の結
果が正常であるか異常であるかが判断される。CCD再
測定の結果が異常であるとき(NOのとき)には、アボ
ート処理が行われ、「CCD再測定データ許容範囲超過
異常」というCRT表示が行われる(ステップS22
9)。その後、監視処理に移行する(ステップS23
0)。CCD再測定の結果が正常であるとき(YESの
とき)には、ステップS231に移行する。ステップS
231では、ティーチングデータを、ティーチングデー
タを管理するCCD管理用パソコン18のファイルへの
書き込む。次のステップS232では、さらにCCD再
測定による測定結果(測定値データ)をログファイルへ
書き込む。その後において、装置の再スタートが行われ
(ステップS233)、最初のステップS201が実行
される。
【0081】次に、図15に示された監視処理について
説明する。監視処理(図7に示したステップS106)
は、初期メニュー画面41が表示された際に、補正モー
ドが押されず(ステップS102でNO)、監視モード
が押された場合(ステップS105でYES)に行われ
る。
【0082】図15において、最初のステップS601
において初期メニュー画面41でのメニューキーが押さ
れたか否かが判断される。押されたとき(YESのと
き)には、図7に示した最初ステップS101に移行す
る。ステップS101でNOであるときには、CCDカ
メラ測定が開始される(ステップS602)。CCDカ
メラ測定はコントローラ17によって実行される。この
CCDカメラ測定は、補正モード処理におけるステップ
S203の内容と実質的に同じである。ただし、この場
合には、CCDカメラ15aによって基板搬送機構21
のアーム22の第2フォーク23b上のマーク26を利
用してその位置を撮像する。CCDカメラ15aで測定
されたアーム22の第2フォーク23bのマーク26の
位置は、測定結果として受信される(ステップS60
3)。測定結果は、CCD管理用パソコン18にケーブ
ル52(RS232C)を介して送信され、測定ファイ
ルとしてCCD管理用パソコン18に書き込まれる(ス
テップS604)。以上により監視処理が終了する。
【0083】以上の説明では、プロセスチャンバ13a
における基板の配置位置に関してのCCDカメラ15a
を利用した基板位置決め動作を説明したが、他のプロセ
スチャンバ13b〜13eに関しても各々のCCDカメ
ラ15b〜15eの監視・撮像動作を利用して同様に行
われる。この場合の制御動作は、前述のコントローラ1
6,17および監視用コンピュータ18の各制御動作の
組み合わせによって行われる。また前述の実施形態で
は、セパレーションチャンバ12の周囲に複数のプロセ
スチャンバ13a〜13eが設けられてなるマルチチャ
ンバシステムの例で説明されたが、本発明に係る基板位
置決め装置が適用される装置はマルチチャンバシステム
に限定されない。さらに搬送機構のアーム位置の監視装
置についても、その利用は基板搬送機構だけに限定され
ず、各種の搬送機構のアーム位置の監視に応用すること
ができる。
【0084】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、次の効果を奏する。
【0085】回転自在および伸縮自在なアームを有する
基板搬送機構が装備された搬送チャンバ(またはマルチ
チャンバシステムの場合には中央のセパレーションチャ
ンバ)と、これに接続されたプロセスチャンバとを含ん
でなる基板処理装置において、基板を処理すべくプロセ
スチャンバに基板を配置するとき、搬送チャンバの外側
上方に設けたCCDカメラで搬送チャンバ内の基板搬送
機構のアームの伸び停止位置を、その対象部を監視し、
さらに撮像することにより測定し、この測定データを予
めティーチングされた基準位置データと比較し、ズレが
存在するときには当該ズレがなくなるように自動的に補
正を行うようにしたため、基板をプロセスチャンバの最
適位置に常に配置でき、基板搬送装置の信頼性を向上
し、基板処理の効率を高めることができる。
【0086】プロセスチャンバにおける基板位置決め制
御に関係する装置部分として、基板以外の基板搬送機構
のアームに関連する部分(第2フォーク上のマーク)を
利用し、さらにプロセスチャンバ以外の比較的に清浄な
環境である搬送チャンバ内のスペースを利用できるよう
に当該搬送チャンバの外側にCCDカメラを設けてビュ
ーイングポートを利用して監視・撮像するように構成し
たため、プロセスチャンバごとのCCDカメラの台数が
1台で足り、構成が容易であると共に、監視・撮像が容
易であり、測定データのデータ処理が容易となり、自動
補正処理も容易に行うことができ、さらにビューイング
ポートの汚染が少なく、メンテナンス管理を容易に行う
ことができるという効果も有する。
【0087】本発明に係る基板位置決め装置を複数のプ
ロセスチャンバを備えたマルチチャンバシステムに適用
する場合において、各プロセスチャンバごとに設けられ
るCCDカメラは1台で済むので、構成が簡素となる。
【0088】さらにCCDカメラの配置位置に対応させ
て搬送チャンバ内における監視可能箇所にマークを設け
るようにし、このマークを利用してCCDカメラ自体の
ズレの発生も判断できるようにしたため、基板位置決め
装置の性能を常に高く維持でき、作業効率の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板位置決めが適用されるマルチ
チャンバ式基板処理装置とこれに付設された制御系を概
略的に示す平面図である。
【図2】基板位置決め装置の要部の構成を示し、セパレ
ーションチャンバと1つのプロセスチャンバの内部構造
を示すと共に、チャンバに付設された監視装置と処理装
置を含んでなる制御系を示す図である。
【図3】セパレーションチャンバに設けられた基板搬送
機構のアームが伸び停止位置にある状態を示す平面図で
ある。
【図4】セパレーションチャンバに設けられた基板搬送
機構のアームが縮み停止位置にあって回転する状態を示
す平面図である。
【図5】図3で矢視(28)方向からアームを見た側面
図である。
【図6】基板支持部のみの一例を示す平面図である。
【図7】基板位置決め動作の全体の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図8】初期メニュー画面の一例を示す図である。
【図9】本発明に係る基板位置決め装置による監視・撮
像、自動補正のプロセスを示すフローチャートである。
【図10】基板位置決めのプロセスにおける補正モード
処理の流れの前半部を示すフローチャートである。
【図11】基板位置決めのプロセスにおける補正モード
処理の流れの後半部を示すフローチャートである。
【図12】CCDカメラ処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図13】カメラズレ検出の流れを示すフローチャート
である。
【図14】補正処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図15】監視処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図16】自動補正の可能・不可能を決めるX,Y,
H,Wの位置的関係を図解する図である。
【符号の説明】
11 マルチチャンバシステム 12 セパレーションチャンバ 13a〜13e プロセスチャンバ 14 ロードロックチャンバ 15a〜15e CCDカメラ 16 全体動作用コントローラ 17 CCDカメラ用コントローラ 18 フォーク位置監視用コンピュー
タ 21 基板搬送機構 22 アーム 23 フォーク 26,27 マーク 31 ビューイングポート
フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA02 FA12 GA43 GA47 GA48 JA04 JA14 JA22 JA30 JA38 JA49 LA07 MA04 MA28 MA29 MA32 PA26

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板処理を行う少なくとも1つのプロセ
    スチャンバと、基板搬送機構が設けられた搬送用チャン
    バを備え、前記基板搬送機構は回転・伸縮自在なアーム
    とこのアームの先部に設けられた基板支持部とからな
    り、前記基板支持部で基板を支持し、前記アームの回転
    ・伸縮動作で前記基板を前記プロセスチャンバの内部の
    所定位置に搬送し配置するように構成された装置に適用
    され、 前記基板搬送機構に基板位置検出に使用される対象部を
    設け、 前記搬送用チャンバの外側に、前記アームが伸び停止位
    置にあるとき、前記搬送用チャンバにて前記対象部を測
    定する撮像装置を設け、 前記撮像装置の測定で得られた前記対象部の位置データ
    と予め教示された基準位置データとを比較し、前記位置
    データと前記基準位置データの差が補正可能範囲内であ
    れば当該差が実質的に0になるように前記基板搬送機構
    の動作を補正する処理制御手段を備えた、 ことを特徴とするプロセスチャンバでの基板位置決め装
    置。
  2. 【請求項2】 前記対象部は、前記基板支持部の延設部
    に設けられることを特徴とする請求項1記載のプロセス
    チャンバでの基板位置決め装置。
  3. 【請求項3】 前記基板支持部は、前記アームの先部を
    中心として、前記搬送用チャンバの径方向に向かってか
    つ対称的に配置された第1支持部と第2支持部からな
    り、これらの第1支持部と第2支持部の各々に前記対象
    部が設けられ、前記第1支持部で基板をプロセスチャン
    バに搬送して配置するときには前記第2支持部の前記対
    象部が基板位置検出のために使用されることを特徴とす
    る請求項1記載のプロセスチャンバでの基板位置決め装
    置。
  4. 【請求項4】 前記撮像装置の設置位置についての位置
    ズレを検出する位置ズレ検出部を、前記撮像装置に関連
    させて前記搬送用チャンバに設けたことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載のプロセスチャンバで
    の基板位置決め装置。
  5. 【請求項5】 基板搬送機構が設けられた中央チャンバ
    と、この中央チャンバの周囲に設けられかつ各々で基板
    が処理される複数のプロセスチャンバとを備え、前記基
    板搬送機構によって前記基板を前記複数のプロセスチャ
    ンバの各々に搬送して配置し、前記基板を順次処理する
    マルチチャンバシステムに適用されるプロセスチャンバ
    での基板位置決め装置であり、 前記基板搬送機構に基板位置検出に使用される対象部を
    設け、 前記対象部を検出する撮像装置を前記中央チャンバの外
    側に設け、 前記撮像装置の検出で得られた前記対象部の位置データ
    と予め教示された基準位置データとを比較し、前記位置
    データと前記基準位置データの差が補正可能範囲内であ
    れば当該差が実質的に0になるように前記基板搬送機構
    の動作を補正する制御手段を備えた、 ことを特徴とするプロセスチャンバでの基板位置決め装
    置。
  6. 【請求項6】 前記基板搬送機構は、前記中央チャンバ
    の中心部の周りで回転しかつ前記中央チャンバの径方向
    に伸縮するアームと、このアームの先部に設けられ前記
    径方向に延設された基板支持部とからなり、前記基板支
    持部で基板を支持し、前記アームの回転・伸縮動作で前
    記基板を前記プロセスチャンバの内部の所定位置に搬送
    し配置するように構成され、さらに前記対象部は前記基
    板支持部に関連する部分に設けられることを特徴とする
    請求項5記載のプロセスチャンバでの基板位置決め装
    置。
  7. 【請求項7】 前記対象部は、前記基板支持部の延設部
    に設けられることを特徴とする請求項6記載のプロセス
    チャンバでの基板位置決め装置。
  8. 【請求項8】 前記基板支持部は、前記アームの先部を
    中心として、前記中央用チャンバの径方向に向かってか
    つ対称的に配置された第1支持部と第2支持部からな
    り、これらの第1支持部と第2支持部の各々に前記対象
    部が設けられ、前記第1支持部で基板をプロセスチャン
    バに搬送して配置するときには前記第2支持部の前記対
    象部が基板位置検出のために使用されることを特徴とす
    る請求項6記載のプロセスチャンバでの基板位置決め装
    置。
  9. 【請求項9】 前記撮像装置は前記複数のプロセスチャ
    ンバの各々に対応して複数設けられることを特徴とする
    請求項5記載のプロセスチャンバでの基板位置決め装
    置。
  10. 【請求項10】 前記対象部は、前記中央チャンバに対
    して径方向の位置が異なるプロセスチャンバごとに対応
    して複数設けられることを特徴とする請求項5記載のプ
    ロセスチャンバでの基板位置決め装置。
  11. 【請求項11】 前記撮像装置は、前記基板搬送機構の
    前記アームが伸び停止位置にあるとき、前記対象部を検
    出するように配置されることを特徴とする請求項6〜7
    のいずれか1項に記載のプロセスチャンバでの基板位置
    決め装置。
  12. 【請求項12】 前記位置データと前記基準位置データ
    の前記差が前記補正可能範囲外であれば前記基板搬送機
    構の動作を停止させることを特徴とする請求項1または
    5記載のプロセスチャンバでの基板位置決め装置。
  13. 【請求項13】 前記撮像装置の設置位置についての位
    置ズレを検出する位置ズレ検出部を、前記撮像装置に関
    連させて前記中央チャンバに設けたことを特徴とする請
    求項5記載のプロセスチャンバでの基板位置決め装置。
  14. 【請求項14】 搬送機構が設けられた搬送用チャンバ
    を備え、前記搬送機構は回転・伸縮自在なアームとこの
    アームの先部に設けられた支持部とからなり、前記支持
    部で支持対象物を支持し、前記アームの回転・伸縮動作
    で前記支持対象物を搬送する装置に適用され、 前記搬送機構に位置検出に使用される対象部を設け、 前記搬送用チャンバの外側に、前記アームが停止位置に
    あるとき、前記搬送用チャンバにて前記対象部を測定す
    る撮像装置を設け、 前記撮像装置の測定で得られた前記対象部の位置データ
    に基づいて、前記アームの位置を監視することにより、
    前記支持対象物の位置を監視する監視手段を備えた、 ことを特徴とする搬送機構のアーム位置の監視装置。
  15. 【請求項15】 前記対象部は、前記アームを含む移動
    部の一部に設けられることを特徴とする請求項14記載
    の搬送機構のアーム位置の監視装置。
  16. 【請求項16】 前記撮像装置の設置位置についての位
    置ズレを検出する位置ズレ検出部を、前記撮像装置に関
    連させて前記搬送用チャンバに設けたことを特徴とする
    請求項14,15のいずれか1項に記載の搬送機構のア
    ーム位置の監視装置。
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