JP2000233658A - 鞍乗型車両における駆動装置の構成部品配設構造 - Google Patents

鞍乗型車両における駆動装置の構成部品配設構造

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JP2000233658A
JP2000233658A JP3654299A JP3654299A JP2000233658A JP 2000233658 A JP2000233658 A JP 2000233658A JP 3654299 A JP3654299 A JP 3654299A JP 3654299 A JP3654299 A JP 3654299A JP 2000233658 A JP2000233658 A JP 2000233658A
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vehicle
cylinder
seat
body frame
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English (en)
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Masamitsu Fukushima
正満 福島
Homare Nojiri
誉 野尻
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の走行用駆動装置における内燃機関本体
の応答性を向上させるようにする。また、駆動装置の構
成部品をコンパクトに配設して車両の外形が過大になら
ないようにし、かつ、マスを集中させて車両の操縦性を
向上させる。 【解決手段】 車体フレーム3の上面側にシート11を
支持させると共に、このシート11の前端部の下方で上
記車体フレーム3に内燃機関本体53を支持させる。こ
の内燃機関本体53がクランクケース54と、このクラ
ンクケース54から前上方に向って突出するシリンダ5
5とを備える。このシリンダ55に気化器57とエアク
リーナ58とを連結させる。上記シリンダ55の上方に
気化器57を配設すると共に、上記シリンダ55の突出
端部の上方で上記気化器57の前方に上記エアクリーナ
58を配設する。上記クランクケース54の上方で上記
気化器57の後方に上記燃料タンク59を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、鞍乗型の前、後4
輪車両における走行用駆動装置の構成部品配設構造に関
し、より詳しくは、内燃機関本体周りでの気化器、エア
クリーナ、および燃料タンク等の配設構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】上記鞍乗型車両には、従来、特開平5‐
58368号公報で示されるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、車体フレームに
それぞれ左右一対の前、後車輪が懸架され、上記車体フ
レームの上面側にライダーが鞍乗式に着座可能なシート
が支持されている。このシートの前端部の下方で上記車
体フレームには走行用駆動装置を構成する内燃機関本体
が支持され、この内燃機関本体はクランクケースと、こ
のクランクケースから前上方に向って突出するシリンダ
とを備えている。このシリンダに気化器とエアクリーナ
とがこの順序で連結され、かつ、上記気化器を通しシリ
ンダに供給される燃料を溜める燃料タンクが設けられ、
更に、上記シリンダから延出する排気管が設けられてい
る。
【0004】上記内燃機関本体が駆動するとき、その外
部の空気が上記エアクリーナと気化器を順次通って上記
シリンダの内部に吸入される。また、これと同時に、上
記燃料タンクから気化器に供給された燃料も、上記吸入
される空気と共にシリンダに吸入され、ここで燃焼に供
される。
【0005】一方、上記燃焼で生じた排気は上記排気管
を通して車体の後方に排出される。
【0006】そして、上記燃焼により内燃機関本体から
出力される駆動力によって、上記後車輪が駆動させら
れ、車両が荒地などの走行面を走行可能とされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の走行
中にライダーが加速操作をしたときには、この操作に内
燃機関本体が迅速に応答して所望の加速が得られるよう
にすることが望ましい。
【0008】そこで、上記シリンダの上方に気化器を配
設して上記シリンダに吸入される空気と燃料とをダウン
ドラフトさせ、もって、上記した応答性を向上させるこ
とが考えられる。
【0009】しかし、上記従来の技術では、上記シリン
ダの上方近傍に燃料タンクが配設されているため、上記
したようにシリンダの上方に気化器を配設させようとし
ても、これは、上記燃料タンクが邪魔になって容易には
できない。
【0010】そこで、上記燃料タンクの配設位置を変更
して、上記シリンダの上方に気化器を配設させることも
考えられるが、単に、このようにすると、駆動装置の構
成部品のコンパクトな配設が阻害されて、車両の外形が
過大になるおそれを生じる。また、それぞれに重量物で
ある上記内燃機関本体と燃料タンクが大きく離れるおそ
れがあり、これはマスの集中を低下させ、もって、操縦
性が低下させられるおそれを生じる。
【0011】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、車両の走行用駆動装置における内燃機関
本体の応答性を向上させるようにし、かつ、このように
した場合でも、駆動装置の構成部品をコンパクトに配設
して車両の外形が過大にならないようにし、かつ、マス
を集中させて車両の操縦性を向上させるようにすること
を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の鞍乗型車両における駆動装置の構成部品配設
構造は、次の如くである。
【0013】請求項1の発明は、車体フレーム3にそれ
ぞれ左右一対の前、後車輪4,6を懸架させ、上記車体
フレーム3の上面側にライダーが鞍乗式に着座可能なシ
ート11を支持させると共に、このシート11の前端部
の下方で上記車体フレーム3に内燃機関本体53を支持
させ、この内燃機関本体53がクランクケース54と、
このクランクケース54から前上方に向って突出するシ
リンダ55とを備え、このシリンダ55に気化器57と
エアクリーナ58とをこの順序で連結させ、かつ、上記
気化器57を通しシリンダ55に供給される燃料を溜め
る燃料タンク59を設けた鞍乗型車両において、
【0014】上記シリンダ55の上方に気化器57を配
設すると共に、上記シリンダ55の突出端部の上方で上
記気化器57の前方に上記エアクリーナ58を配設し、
一方、上記クランクケース54の上方で上記気化器57
の後方に上記燃料タンク59を配設したものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記シート11の前後方向の中途部62の上面をラ
イダーの着座面とし、上記シート11の前端部63の上
面を上記中途部62側から前上がりとなる傾斜面とした
鞍乗型車両において、
【0016】上記シート11の前端部63の内部に上記
気化器57の少なくとも一部を収納させたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0018】図中符号1は、鞍乗型かつオフロード用の
4輪車両で、矢印Frはその前方を示し、下記する左右
とは、上記前方に向っての車両1の車体2の幅方向をい
うものとする。
【0019】上記車体2は、その主体として車体フレー
ム3を備えている。この車体フレーム3の前部にそれぞ
れサスペンションを介して左右一対の前車輪4,4が操
向自在に独立懸架され、上記車体フレーム3の後部にそ
れぞれ他のサスペンション5を介して左右一対の後車輪
6,6が独立懸架されている。そして、上記各サスペン
ション5と各車輪4,6とにより、走行面7上に上記車
体2の車体フレーム3が支持されている。
【0020】上記車体2の車体フレーム3の前部にはそ
の上方に向って突出するハンドル10が操向操作自在に
支承され、このハンドル10と上記前車輪4,4とが互
いに連動連結されている。ライダーが鞍乗式に着座可能
なシート11が上記ハンドル10の後方の車体フレーム
3の上面側に支持されている。上記ハンドル10とシー
ト11とは、車体2の平面視でこの車体2の幅方向ほぼ
中央を通る車体中心12上に配設されている。
【0021】上記車体2は、上記シート11の前部の各
外側下方、かつ、車体フレーム3の下端部の各外側方に
配設されて上記車体フレーム3に支持されるフートステ
ップ14を備えている。このフートステップ14上に上
記シート11上のライダーの足が載置可能とされ、か
つ、このライダーによって、上記ハンドル10の操向操
作が可能とされる。
【0022】また、上記車体2は、各前車輪4をその上
方から覆うフロントフェンダ15と、各後車輪6をその
上方から覆うリヤフェンダ16と、平面視で上記シート
11の前端縁および左右フロントフェンダ15,15の
車体中心12側の各内端縁とで囲まれた空間をその上方
から覆うカバー体17とを備え、これら15〜17もそ
れぞれ上記車体フレーム3に支持されている。
【0023】上記各後車輪6,6を駆動させて車両1を
走行可能とさせる駆動装置20が設けられている。ま
た、この駆動装置20に連動連結されて車両1の前後進
を切換可能とする切換操作手段21が設けられている。
更に、上記各後車輪6,6を制動させて車両1の走行を
制動可能とさせる走行制動装置22と、上記車両1のパ
ーキング時の制動を可能とする駐車制動装置23とが設
けられている。
【0024】図1〜3において、前記車体フレーム3
は、金属製パイプ材で枠組み成形されたもので、この車
体フレーム3の上部を構成して前後に長く延びる左右一
対の上部フレーム26,26と、上記車体フレーム3の
下部を構成して前後に長く延びる左右一対の下部フレー
ム27,27と、上下に延びてこれら上部フレーム26
と下部フレーム27を互いに結合させる縦結合フレーム
28と、車体2の幅方向に延びて左右フレーム26〜2
8同士を互いに結合させる横結合フレーム29とを備え
ている。
【0025】図1〜4において、前記各サスペンション
5は、前記のように左右独立懸架式であってウィッシュ
ボン式といわれるもので、上記車体フレーム3の後端部
の外側方に配設されてその車体中心12側の端部が枢支
具32により上記車体フレーム3の後端部の側部に枢支
されるアッパアーム33とロアアーム34とを備え、こ
れらアッパアーム33とロアアーム34の各外側端部が
上記各枢支具32を中心として上下に揺動自在とされて
いる。
【0026】また、上記各サスペンション5は、上記ア
ッパアーム33とロアアーム34の各揺動端部にそれぞ
れ他の枢支具35により枢支されるハブ36を備え、こ
のハブ36には車体2の幅方向に延びる軸心38回りに
回転自在となるよう車軸39が支承され、この車軸39
と共に回転するようこの車軸39に上記車輪6が支持さ
れている。上記アッパアーム33とロアアーム34がそ
れぞれ枢支具32を中心として上下に揺動するとき、こ
れに伴い上記ハブ36、車軸39、および車輪6は上下
にほぼ平行移動するよう揺動する。
【0027】また、上記サスペンション5は、上記車体
フレーム3の後端部の上部と、上記ロアアーム34の揺
動端部との間に架設されて伸長方向に付勢されているシ
ョックアブソーバ40を備えている。
【0028】車両1の走行時に、上記走行面7から各後
車輪6,6に対し衝撃力が与えられるとき、上記サスペ
ンション5が作動し、つまり、そのアッパアーム33と
ロアアーム34の上下揺動により、車体2に対する各後
車輪6,6の上下変動を上下方向の所定の変動可能幅の
範囲内で許容すると共に、この上下変動に伴い上記ショ
ックアブソーバ40が伸縮動作することにより、上記衝
撃力を緩和することとされている。
【0029】図1〜3において、前記駆動装置20は、
上記車体フレーム3に支持され駆動源となる内燃機関4
3と、この内燃機関43の後側に連設される動力伝達装
置44と、これら内燃機関43と動力伝達装置44とは
別体に設けられて上記車体フレーム3の後端部の枠内に
配設されこの車体フレーム3に支持手段45により支持
される歯車式減速装置46と、上記動力伝達装置44に
減速装置46を連動連結させるチェーン巻掛手段47
と、上記減速装置46に上記各車輪6を連動連結させる
左右一対の連動手段49,49とを備えている。
【0030】上記内燃機関43はガソリンを燃料とする
4サイクルエンジンである内燃機関本体53を備え、こ
の内燃機関本体53は、上記シート11の前端部の下方
かつ上記車体フレーム3の前後方向の中途部の枠内に配
設されており、上記前、後車輪4,6の間で車体フレー
ム3に支持されるクランクケース54と、このクランク
ケース54の上面から前上方に向って突出するシリンダ
55とを備えている。また、上記内燃機関43は、上記
シリンダ55の後上面に連結されてこの後上面から上方
に延出する吸気管56と、上記シリンダ55の上方に配
設されて上記吸気管56の延出端に連結される気化器5
7と、上記シリンダ55の突出端部の上方で上記気化器
57の前方に配設されてこの気化器57に連結されるエ
アクリーナ58と、上記気化器57を通しシリンダ55
に供給される燃料を溜める燃料タンク59を備えてい
る。なお、上記内燃機関本体53は2サイクルエンジン
であってもよい。
【0031】上記の場合、車体フレーム3の枠内におい
て、シリンダ55の上方近傍に吸気管56と気化器57
とが配設され、上記カバー体17の下方、上記シリンダ
55の突出端部の上方、および、上記気化器57の前方
で、これら17,55,57で囲まれた空間60に上記
エアクリーナ58のほぼ全体であるその前部が配設され
ている。また、車体フレーム3の枠内において、上記ク
ランクケース54の上方、および上記気化器57の後方
近傍で、これら54,57とシート11とで囲まれた空
間61に上記燃料タンク59が配設されている。
【0032】また、前記シート11は、その前後方向の
中途部62の上面がライダーの主たる着座面とされてお
り、上記シート11の前端部63の上面は、上記中途部
62側から前上がりとなる傾斜面とされ、つまり、上記
車両1がオフロードである荒地を走行する場合に、上記
中途部62上のライダーがそれ以上に無意的に前方移動
することは上記前端部63により阻止されて、上記シー
ト11に対し安定した着座姿勢が確保されるようになっ
ている。
【0033】上記内燃機関本体53は、上記シート11
の前端部63の下方で車体フレーム3に支持されてお
り、上記したように前上がりとされたシート11の前端
部63の内部によって、上記空間60,61が上方に拡
張されており、上記前端部63の内部に上記気化器57
の少なくとも一部である上部と、エアクリーナ58の少
なくとも一部である後部と、燃料タンク59の少なくと
も一部である上部とが収納させられている。つまり、オ
フロード車である車両1のシート11の前端部63の内
部が利用されて、上記気化器57、エアクリーナ58、
および燃料タンク59がコンパクトに配設されている。
【0034】また、上記内燃機関43は、上記シリンダ
55の前下面から車体2の後部に向けて延出する排気管
64を備え、この排気管64は、上記シリンダ55から
延出した径小の排気管本体65と、この排気管本体65
の延出端から更に後方に延出したマフラ66とを備えて
いる。上記排気管本体65は上記シリンダ55の前下面
から一旦前下方に延出した後、上記車体フレーム3とシ
リンダ55の各外側方(右側方)近傍を通って後方に延
出するよう折り返され、この排気管本体65の延出端側
と上記マフラ66とは車体フレーム3の後上部の枠内で
上記減速装置46よりも上側に配設ている。
【0035】上記内燃機関本体53が駆動するとき、そ
の外部の空気が上記エアクリーナ58と気化器57を順
次通って上記シリンダ55の内部に吸入される。また、
これと同時に、上記燃料タンク59から気化器57に供
給された燃料も、上記吸入される空気と共にシリンダ5
5に吸入され、ここで燃焼に供される。
【0036】一方、上記燃焼で生じた排気は上記排気管
64を通して車体2の後方に排出される。
【0037】そして、上記燃焼により内燃機関本体53
から出力される駆動力によって、上記後車輪6,6が駆
動させられ、車両1が荒地などの走行面を走行可能とさ
れる。
【0038】図1,2において、前記動力伝達装置44
は上記クランクケース54に結合されるミッションケー
ス69と、このミッションケース69に支承されて上記
内燃機関本体53から入力された駆動力を出力する出力
軸70とを備えている。
【0039】全図において、前記減速装置46は、その
外殻を構成して車体フレーム3の後端部の枠内に配設さ
れ前記支持手段45により車体フレーム3に支持される
剛性のある金属製ケーシング71と、このケーシング7
1の内部に収納されると共にこのケーシング71にそれ
ぞれ車体2の幅方向に延びる軸心72回りに回転自在に
支承される入力軸73、中間軸74、出力軸75、およ
び逆転軸76と、これら各軸73〜76に支承されて互
いに連動連結可能とされる歯車組77とを備えている。
また、上記各軸73〜76は、その各軸心72が互いに
平行となるよう並設されている。
【0040】上記の場合、ケーシング71は駆動装置2
0の一部を構成するものであって、車体2に支持される
固定側部材に相当するものである。また、上記ケーシン
グ71は左右に分割されて互いに着脱自在に固着された
上部ケーシング71a,71aで構成される上部と、こ
の上部に対し着脱自在に固着された下部ケーシング71
bとで構成されている。なお、上記ケーシング71は全
体的に左右に分割されて互いに着脱自在に固着される左
右ケーシングで構成してもよい。
【0041】前記チェーン巻掛手段47は、上記動力伝
達装置44の出力軸70に取り付けられて上記動力伝達
装置44に回転自在に支承される駆動鎖車79と、上記
減速装置46のケーシング71の一側部(左側部)の外
側方で上記入力軸73の一端部に取り付けられて上記減
速装置46に回転自在に支承される従動鎖車80と、上
記車体フレーム3の一側部(左側部)の外側方近傍で駆
動鎖車79と従動鎖車80とに巻き掛けられる無端チェ
ーン81とを備えている。
【0042】図3〜7において、前記各連動手段49
は、上記減速装置46の出力軸75に連動連結される等
速継手83と、この等速継手83に連動連結される一
方、上記車軸39を連動連結させる他の等速継手84と
を備えている。上記等速継手83は、上記出力軸75の
軸心72上でこの出力軸75に一体成形されるほぼ円筒
形状の外輪86と、この外輪86に内嵌される内輪87
と、上記外輪86と内輪87に形成された各係合溝に跨
るように嵌入されて上記外輪86と共に内輪87を上記
軸心72回りに回転させるボール88と、このボール8
8を上記外輪86と内輪87の所定位置に保持するケー
ジ89と、上記内輪87の外側方で車体2の幅方向に長
く延びてその内輪87側の一端部がこの内輪87に連結
される駆動軸90とを備えている。
【0043】また、上記他の等速継手84は、図中符号
では示していないが、上記車軸39の軸心38上でこの
車軸39に連結されるほぼ円筒形状の外輪86と、この
外輪86に内嵌される内輪87と、上記内輪87と内輪
87に形成された各係合溝に跨るように嵌入されて上記
内輪87と共に外輪86を上記軸心38回りに回転させ
るボール88と、このボール88を上記外輪86と内輪
87の所定位置に保持するケージ89と、上記内輪87
の車体中心12側の内側方で車体2の幅方向に長く延び
てその内輪87側の一端部がこの内輪87に連結される
図中符号で示す駆動軸91とを備えている。
【0044】上記両駆動軸90,91は互いに共通の軸
心92上に位置して互いに一体成形され、この駆動軸9
0,91は各外輪86、内輪87、および車軸39等を
介して上記減速装置46の出力軸75と、各車輪6とを
互いに連動連結させている。
【0045】上記の場合、出力軸75(外輪86)の軸
心72と、駆動軸90,91の軸心92とがなす交角θ
の値は前記サスペンション5の作動に伴い変動する。上
記左右等速継手83の左右各外輪86,86同士は上記
軸心72上で互いに一体成形されて、全体として、ほぼ
円筒形状とされている。また、上記左右外輪86,86
の各内部空間94を互いに隔離させると共に、上記各外
輪86に一体成形される円板形状の隔壁95が設けられ
ている。更に、上記各内部空間94にはそれぞれ外輪8
6、内輪87、ボール88、およびケージ89の互いの
潤滑のためにグリースが充填されている。また、この場
合、上記各外輪86の外側端部と、これを貫通する駆動
軸90との間の開口は、弾性でゴム製の不図示のブーツ
によって閉じられており、上記内部空間94からのグリ
ースの洩出が防止されている。
【0046】図5〜7において、前記切換操作手段21
は、上記減速装置46のケーシング71の内部に収容さ
れると共にこのケーシング71に回転自在に支承される
操作軸97と、この操作軸97にカム係合する一方、上
記歯車組77に係合する係合子98と、上記ケーシング
71の外部で上記操作軸97に突設される回動アーム9
9と、一端部が前記ハンドル10の近傍に配設されてラ
イダーにより操作可能とされ他端部が上記回動アーム9
9に連結される操作手段本体である連動ケーブル100
とを備えている。
【0047】上記ライダーの操作により、上記連動ケー
ブル100、回動アーム99、および操作軸97を介し
て上記係合子98を上記歯車組77の一部に係合させれ
ば(図6中矢印A)、前記内燃機関43からチェーン巻
掛手段47を介し上記減速装置46の入力軸73に入力
された駆動力は、上記車両1を前進させるよう上記中間
軸74、出力軸75、歯車組77、各等速継手83,8
4、および各車軸39を介し上記各車輪6に伝達され、
これら各車輪6が正転させられる。
【0048】一方、上記ライダーの操作により、上記し
た連動ケーブル100等を介して上記係合子98を上記
歯車組77の他部に係合させれば(図6中矢印B)、上
記内燃機関43からチェーン巻掛手段47を介し上記減
速装置46の入力軸73に入力された動力は、上記車両
1を後進させるよう上記逆転軸76、中間軸74、出力
軸75、歯車組77、各等速継手83,84、および各
車軸39を介し上記各車輪6に伝達され、これら各車輪
6が逆転させられる。
【0049】全図において、前記支持手段45につき説
明する。
【0050】上記支持手段45は、前記したように減速
装置46を車体フレーム3に支持させるものであるが、
上記チェーン巻掛手段47のチェーン81を所望の引張
状態にさせるテークアップ装置を兼ねている。
【0051】上記チェーン巻掛手段47における従動鎖
車80の軸心102は、上記減速装置46の入力軸73
の軸心72と同軸上とされて後車輪6の軸心38の上方
に位置させられている。また、上記減速装置46のケー
シング71の前下端部は、軸心が車体2の幅方向に延び
る枢支具103によって上記車体フレーム3の下部フレ
ーム27に枢支され、上記枢支具103を中心として上
記ケーシング71の上部が前後に揺動自在(図4中矢印
C)されている。上記減速装置46のケーシング71の
揺動端部である上部に上記従動鎖車80が支承させられ
ており、この従動鎖車80は上記ケーシング71の上部
と共に枢支具103を中心として前後に揺動自在とされ
ている。
【0052】上記支持手段45は、上記ケーシング71
の上部の任意揺動位置で、このケーシング71を上記車
体フレーム3の横結合フレーム29に固着させる固着手
段105を備えている。この固着手段105は、上記減
速装置46のケーシング71の前方で一端部が上記車体
フレーム3の横結合フレーム29に枢支により連結さ
れ、他端部が上記ケーシング71の回動端部である上部
に枢支により連結される棒形状のターンバックルで構成
され、上記固着手段105は、これに対する外部からの
捻回操作でその長手方向に伸縮自在とされている。ま
た、上記固着手段105は前後方向に長く延びるよう配
設されている。
【0053】上記固着手段105を収縮させれば(図4
中二点鎖線)、上記ケーシング71の上部が従動鎖車8
0と共に前方に揺動し、チェーン81が緩められ、これ
とは逆に、上記固着手段105を伸長させれば(図4中
実線)、上記ケーシング71の上部が従動鎖車80と共
に後方に揺動し、チェーン81がより強く引張させられ
る。
【0054】上記固着手段105は、上記車体中心12
に対し車体2の一側部(左側部)に偏位して設けられ、
このため、上記固着手段105に対する車体2の一側部
の外側方からの操作が容易にできることとなっている。
【0055】また、前記した駆動鎖車79、従動鎖車8
0、およびチェーン81も、車体2の上記一側部に偏位
して配設されており、この場合、車体2の側面視(図
4)で、上記固着手段105はそのほぼ全体が駆動鎖車
79、従動鎖車80、およびこれらに巻き掛けられたチ
ェーン81の内部空間に配設されている。このため、上
記固着手段105に対する操作が上記チェーン81等に
邪魔されずに円滑にできることとされている。
【0056】図4,5,7において、上記支持手段45
は他の固着手段107を備えている。この固着手段10
7は車体フレーム3の最後端部を構成する左右縦結合フ
レーム28,28に突設された支持片108,108
と、これら各支持片108に上記枢支具103周りに延
びるよう形成される長孔109と、上記ケーシング71
の上端部と上記各長孔109とを貫通して、上記ケーシ
ング71の任意揺動位置で、このケーシング71を上記
車体フレーム3に着脱自在に締結させる締結具110と
を備えている。
【0057】そして、上記減速装置46は、上記枢支具
103と各固着手段105,107によって車体フレー
ム3に強固に支持されている。
【0058】図6において、前記走行制動装置22は、
上記減速装置46のケーシング71の他側部(右側部)
の外側方で、上記後車輪6と連動連結される動力伝達系
である上記入力軸73の他端部に取り付けられるブレー
キディスク113と、上記車体フレーム3に支持されて
上記ブレーキディスク113と摩擦接合可能とされる油
圧式のキャリパ114とを備え、車体2の幅方向で、上
記減速装置46のケーシング71を基準として、上記従
動鎖車80とは反対側に上記回動アーム99や、ブレー
キディスク113およびキャリパ114が配設されてい
る。
【0059】図5,6において、前記駐車制動装置23
は、上記減速装置46のケーシング71の内部に配設さ
れてこの減速装置46の動力伝達系の一部である中間軸
74に支持されるブレーキ歯車116と、上記ケーシン
グ71の内部に配設されてこのロックアーム117に揺
動自在に支承されるロックアーム117と、このロック
アーム117の揺動端部を上記ブレーキ歯車116に係
合させるよう付勢するばね118とを備え、上記ロック
アーム117の他の揺動端部は前記操作軸97に係合さ
せられている。
【0060】車両1の前、後進時など、走行中における
上記切換操作手段21の操作時には、上記操作軸97に
対するロックアーム117の係合で、このロックアーム
117は上記ブレーキ歯車116からばね118に抗し
て離脱させられ、上記減速装置46における動力伝達が
許容されるようになっている。
【0061】上記車両1の駐車時に、上記切換操作手段
21の操作により、駐車制動を選択すれば、上記操作軸
97に対するロックアーム117の係合が解除され、ば
ね118の付勢力によって、上記ロックアーム117が
ブレーキ歯車116に係合し、もって、上記減速装置4
6における動力伝達が阻止されることにより車輪6が制
動され、車両1が駐車状態に保持されるようになってい
る。
【0062】前記構成によれば、シリンダ55の上方に
気化器57が配設されると共に、上記シリンダ55の突
出端部の上方で上記気化器57の前方に上記エアクリー
ナ58が配設され、一方、上記クランクケース54の上
方で上記気化器57の後方に上記燃料タンク59が配設
されている。
【0063】このため、上記気化器57を通ってシリン
ダ55に吸入される空気と燃料とはダウンドラフトする
こととなって、上記内燃機関本体53の応答性が向上す
る。
【0064】また、上記のようにした場合、シリンダ5
5の突出端部の上方で上記気化器57の前方に生じる空
間60に上記エアクリーナ58を配設し、一方、上記ク
ランクケース54の上方で上記気化器57の後方に生じ
る空間61に上記燃料タンク59を配設してある。
【0065】このため、無用な余剰の空間60,61が
生じることが防止されて、駆動装置20の構成部品であ
る上記内燃機関本体53、気化器57、エアクリーナ5
8、および燃料タンク59が互いにコンパクトに配設さ
れる。
【0066】よって、車両1の外形が過大になるという
ことが防止され、この車両1に対する所望の鞍乗姿勢が
確保されるなど、有益である。
【0067】更に、上記したように、クランクケース5
4の上方で上記気化器57の後方に燃料タンク59を配
設したため、これら54,57,59は互いにコンパク
トに配設され、しかも、これら54,57,59はいず
れも重量物であることから駆動装置20におけるマスの
集中が達成される。
【0068】よって、車両1の操縦性が向上させられ
る。
【0069】また、前記したように、シート11の前後
方向の中途部62の上面をライダーの着座面とし、上記
シート11の前端部63の上面を上記中途部62側から
前上がりとなる傾斜面とした場合において、上記シート
11の前端部63の内部に上記気化器57、エアクリー
ナ58、および燃料タンク59のそれぞれ少なくとも一
部を収納させてある。
【0070】このため、特にオフロードの車両1で採用
される上記したシート11の構造のものにおいて、この
シート11の前端部63の内部が有効に利用されて、上
記駆動装置20の構成部品である気化器57等が配設さ
れることとなる。
【0071】よって、この点でも、駆動装置20の構成
部品がコンパクトに配設され、車両1の外形が過大にな
るということが防止される。
【0072】上記の場合、それぞれ重量物である内燃機
関43の内燃機関本体53、動力伝達装置44、減速装
置46、排気管本体65の延出端側、およびマフラ66
は、平面視で、ほぼ車体中心12上に配設されており、
車両1の左右の重量バランスがほぼ均等となるようにさ
れている。
【0073】このため、車両1は左右独立懸架式の各サ
スペンション5,5によって走行面7上に支持されてい
て、左右のバランスが不安定になりがちではあるが、こ
のように不安定になることが防止されてこの車両1への
乗り心地が向上する。
【0074】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0075】請求項1の発明は、車体フレームにそれぞ
れ左右一対の前、後車輪を懸架させ、上記車体フレーム
の上面側にライダーが鞍乗式に着座可能なシートを支持
させると共に、このシートの前端部の下方で上記車体フ
レームに内燃機関本体を支持させ、この内燃機関本体が
クランクケースと、このクランクケースから前上方に向
って突出するシリンダとを備え、このシリンダに気化器
とエアクリーナとをこの順序で連結させ、かつ、上記気
化器を通しシリンダに供給される燃料を溜める燃料タン
クを設けた鞍乗型車両において、
【0076】上記シリンダの上方に気化器を配設すると
共に、上記シリンダの突出端部の上方で上記気化器の前
方に上記エアクリーナを配設し、一方、上記クランクケ
ースの上方で上記気化器の後方に上記燃料タンクを配設
してある。
【0077】このため、上記気化器を通ってシリンダに
吸入される空気と燃料とはダウンドラフトすることとな
って、上記内燃機関本体の応答性が向上する。
【0078】また、上記のようにした場合、シリンダの
突出端部の上方で上記気化器の前方に生じる空間に上記
エアクリーナを配設し、一方、上記クランクケースの上
方で上記気化器の後方に生じる空間に上記燃料タンクを
配設してある。
【0079】このため、無用な余剰の空間が生じること
が防止されて、駆動装置の構成部品である上記内燃機関
本体、気化器、エアクリーナ、および燃料タンクが互い
にコンパクトに配設される。
【0080】よって、車両の外形が過大になるというこ
とが防止され、この車両に対する所望の鞍乗姿勢が確保
されるなど、有益である。
【0081】更に、上記したように、クランクケースの
上方で上記気化器の後方に燃料タンクを配設したため、
これらは互いにコンパクトに配設され、しかも、これら
はいずれも重量物であることから駆動装置におけるマス
の集中が達成される。
【0082】よって、車両の操縦性が向上させられる。
【0083】請求項2の発明は、上記シートの前後方向
の中途部の上面をライダーの着座面とし、上記シートの
前端部の上面を上記中途部側から前上がりとなる傾斜面
とした鞍乗型車両において、
【0084】上記シートの前端部の内部に上記気化器の
少なくとも一部を収納させてある。
【0085】このため、特にオフロードの車両で採用さ
れる上記したシートの構造のものにおいて、このシート
の前端部の内部が有効に利用されて、上記駆動装置の構
成部品である気化器が配設されることとなる。
【0086】よって、この点でも、駆動装置の構成部品
がコンパクトに配設され、このため、車両の外形が過大
になるということが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の全体側面図である。
【図2】車両の全体平面図である。
【図3】車両の部分背面図である。
【図4】図1の部分拡大図である。
【図5】図4の部分拡大部分断面図である。
【図6】図5の6‐6線矢視断面図である。
【図7】図5の7‐7線矢視断面図である。
【符号の説明】 1 車両 2 車体 3 車体フレーム 4 車輪 5 サスペンション 6 車輪 11 シート 20 駆動装置 53 内燃機関本体 54 クランクケース 55 シリンダ 57 気化器 58 エアクリーナ 59 燃料タンク 60,61 空間 62 中途部 63 前端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームにそれぞれ左右一対の前、
    後車輪を懸架させ、上記車体フレームの上面側にライダ
    ーが鞍乗式に着座可能なシートを支持させると共に、こ
    のシートの前端部の下方で上記車体フレームに内燃機関
    本体を支持させ、この内燃機関本体がクランクケース
    と、このクランクケースから前上方に向って突出するシ
    リンダとを備え、このシリンダに気化器とエアクリーナ
    とをこの順序で連結させ、かつ、上記気化器を通しシリ
    ンダに供給される燃料を溜める燃料タンクを設けた鞍乗
    型車両において、 上記シリンダの上方に気化器を配設すると共に、上記シ
    リンダの突出端部の上方で上記気化器の前方に上記エア
    クリーナを配設し、一方、上記クランクケースの上方で
    上記気化器の後方に上記燃料タンクを配設した鞍乗型車
    両における駆動装置の構成部品配設構造。
  2. 【請求項2】 上記シートの前後方向の中途部の上面を
    ライダーの着座面とし、上記シートの前端部の上面を上
    記中途部側から前上がりとなる傾斜面とした鞍乗型車両
    において、 上記シートの前端部の内部に上記気化器の少なくとも一
    部を収納させた請求項1に記載の鞍乗型車両における駆
    動装置の構成部品配設構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3456973B2 (ja) 2001-01-19 2003-10-14 川崎重工業株式会社 騎乗型四輪不整地走行車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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