JP2000234573A - 燃料タンク - Google Patents

燃料タンク

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JP2000234573A JP3458699A JP3458699A JP2000234573A JP 2000234573 A JP2000234573 A JP 2000234573A JP 3458699 A JP3458699 A JP 3458699A JP 3458699 A JP3458699 A JP 3458699A JP 2000234573 A JP2000234573 A JP 2000234573A
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時男 小浜
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料タンクからチャコールキャニスタへ流れ
る燃料蒸気の量を減少させて、キャニスタを小型化、低
コスト化する。 【解決手段】 燃料タンク1内に仕切板31によって小
容量の副室41を形成して、給油通路11を介して副室
41内へ燃料を供給するように構成すると共に、キャニ
スタ13に接続される蒸気通路5への入口5aを、副室
41の上部空間41aに開口させる。副室41内には供
給されたばかりの比較的低温の燃料が貯溜されるのと、
主室42内等から蒸気通路5を経てキャニスタ13へ導
かれる燃料蒸気を含む気体部分は必ず副室41内を通過
することになるため、燃料蒸気は副室41内で冷却され
て液化し、キャニスタ13へ流れるものは燃料蒸気を殆
ど含まない空気のみとなる。蒸気通路5を副室41内で
屈曲させたり、副室41に他の冷却手段や気液分離手段
を併せて設けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用の燃料
タンクに係り、特に燃料タンク内へ燃料を補給する際に
大気中へ放出される燃料蒸気の量を従来よりも大幅に抑
制することができる新規な構成の燃料タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】図18に内燃機関用の従来の標準的な燃
料タンクの概略構成を示す。燃料タンク1の内部に貯溜
されている燃料2の量が減少すると、筒状の給油通路1
1に給油ガンのような給油装置12が挿入されて図示の
ように燃料が補給される。燃料タンク1内の燃料2の量
が増加するのに従って燃料タンク1内で発生した燃料蒸
気が外部へ流出するので、燃料蒸気が大気中へ放出され
て大気を汚染するのを防止するために、燃料タンク1内
に通じる蒸気通路5にはキャニスタ(チャコールキャニ
スタ)13が設けられていて、その中に収容されている
活性炭のような吸着剤14によって燃料蒸気を一時的に
吸着させる。
【0003】キャニスタ13の吸着剤14が燃料蒸気に
よって飽和して吸着能力を失うことを防止し、吸着剤1
4を繰り返して使用するために、図示しない内燃機関が
運転されている状態において、その吸気通路に接続され
ているパージ通路16に設けられた弁が開き、低圧とな
っている内燃機関の吸気通路へ大気通路15からキャニ
スタ13を通過させて空気を吸入し、通過する空気によ
って吸着剤14に吸着されている燃料蒸気を脱離させ
て、その燃料蒸気を内燃機関の燃焼室において燃焼させ
て処理することにより、キャニスタ13の吸着剤14の
吸着能力を繰り返し再生させる。
【0004】給油装置12による燃料タンク1への給油
速度は通常毎分30リットル程度であるから、大気中へ
の燃料蒸気の放出を完全に防止するためには、それと同
程度の体積速度で燃料タンク1内の燃料蒸気をキャニス
タ13の吸着剤14に吸着させなければならない。その
ためにはキャニスタ13を大型化したり、その圧力損失
を低下させる必要がある。しかしながらキャニスタ13
を大型化するようなことは現実的ではないので、この問
題を別の方法によって解決しようとする試みが行われて
いる。
【0005】例えば、特開平8−113045号公報に
記載されたものでは、燃料タンク内の上部に燃料の液面
と略平行に燃料受け皿を固定し、この燃料受け皿に多数
の透孔を穿設して、燃料受け皿の上へ給油された比較的
低温の燃料を透孔を通して燃料タンク内へ滴下させるこ
とにより、燃料タンク内の燃料蒸気を冷却して液化させ
ると共に、給油による燃料蒸気の発生を抑制して、キャ
ニスタへ流入する燃料蒸気の量を低減させることを図っ
ている。
【0006】しかしながら、燃料タンク内へ供給される
燃料をこのように燃料受け皿の多数の透孔から滴下させ
ると、燃料受け皿から落下する燃料の液滴と、燃料タン
ク内に溜まっている燃料の液面との衝突によって、燃料
タンク内で燃料の激しい攪拌状態が生じることは避けら
れず、それによって燃料蒸気の発生が一層促進される可
能性がある。また、給油が終わった後の内燃機関の運転
状態において、燃料タンク内の燃料の液面が燃料受け皿
の位置よりも低くなると、燃料受け皿上には実質的に燃
料がなくなるから、燃料受け皿の透孔から滴下する燃料
液滴によって燃料蒸気の液化を図ることは不可能とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
おける前述のような問題に対処して、比較的簡単な手段
によって、給油の際に燃料タンク内からキャニスタへ送
られる燃料蒸気の量を従来よりも大幅に低減させること
ができる改良された燃料タンクを提供することを目的と
している。それによって、本発明はまた、燃料タンクに
付設されるキャニスタを従来よりも大型化させること、
及びその圧力損失を低下させることをいずれも不要とし
て、搭載される車両等においてキャニスタの占めるスペ
ースの増大とコストの上昇を抑えることを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために特許請求の範囲の請求項1に記載された
燃料タンクを提供する。この燃料タンクは内部空間の大
部分を占める主室の他に、仕切板によって主室と仕切ら
れた比較的容積の小さい副室を備えており、給油時には
燃料が副室の中へ供給されて、副室内において一時的に
貯溜されるようになっている。そして燃料タンク内の燃
料蒸気を処理するチャコールキャニスタへ燃料蒸気を導
くための蒸気通路の入口が、従来のように主室の上部で
はなく、副室空間の上部に開口している点に特徴があ
る。
【0009】従って、燃料タンク内の主室において発生
した燃料蒸気も、必ず副室を経由してから蒸気通路によ
ってそれを処理するチャコールキャニスタの方へ導かれ
ることになる。給油時には燃料タンク内で燃料が攪拌さ
れるために燃料蒸気の発生する量が多く、しかも給油口
が開放されているため燃料蒸気が大気中へ放出され易い
ので何らかの排出防止対策が必要になるが、本発明の燃
料タンクにおいては給油されたばかりの比較的低温の燃
料が副室内に一時的に貯溜されているから、燃料蒸気は
副室内を通過する際に冷却されて少なくともその一部が
液化するために、蒸気通路の方へ流れるのは殆ど空気ば
かりになり、それに含まれている燃料蒸気の割合が低下
する。このように副室自体が気液分離作用を行って燃料
蒸気の排出量を減少させるため、チャコールキャニスタ
の吸着負荷が小さくなり、それを小型化、低コスト化す
ることが可能になる。
【0010】より具体的に、請求項2の燃料タンクにお
いては、蒸気通路が副室内に屈曲して設けられて、燃料
蒸気が副室内に貯溜されている低温の燃料の中を通過し
て流れるので、燃料蒸気がよく冷却されて液化する割合
が増加し、その分だけチャコールキャニスタへ流れる燃
料蒸気の量が減少する。更に請求項3の燃料タンクにお
いては、副室内を通過する蒸気通路の途中に気液分離手
段が設けられるので、燃料蒸気が一層確実に液化して空
気から分離され、チャコールキャニスタへ流れるのは実
質的に空気ばかりになる。液化した燃料は副室内へ流出
して、そこに貯溜されている燃料に加わる。
【0011】請求項4の燃料タンクにおいては、液化し
た燃料を含む副室内の燃料は燃料戻し通路を経て主室内
へ流出し、それによって副室内の燃料レベルが適正に調
整される。請求項5の燃料タンクにおいてはこの燃料戻
し通路に開閉弁を設けることができるので、副室の燃料
レベルの調整が円滑に行われる。請求項6の燃料タンク
においては、この開閉弁を電磁弁のように外部制御が可
能な弁とすることができる。また、請求項7の燃料タン
クにおいては、この開閉弁をそれ自体が自動的に作動す
る逆止弁とすることができる。より具体的に、請求項8
の燃料タンクにおいては、この逆止弁のチェックボール
を浮力を有するものとして、貯溜された燃料が減少した
ときに逆止弁が開弁するようにすることができる。
【0012】一般的にチャコールキャニスタは燃料タン
クの外部に設けることができるが、請求項9の燃料タン
クにおいては、それを燃料タンクの副室の内部に貯溜さ
れている低温の燃料に浸るように設置することができ
る。それによってキャニスタそのものが燃料によって冷
却されるので内部の吸着剤の吸着能力が大きくなり、比
較的に小型で低コストのものでも十分な吸着性能を持つ
ようになる。
【0013】請求項10の燃料タンクにおいては、副室
に温度調節手段を設けて、積極的に副室を冷却すること
によって気液分離作用を高めたり、副室にキャニスタを
設けた場合に吸着燃料を脱離させる際には副室を加熱し
て脱離を促進することができる。請求項11の燃料タン
クにおいては、温度調節手段は具体的にペルチェ素子と
して、通電によって簡単に副室の冷却或いは加熱を行う
ことができる。
【0014】請求項12の燃料タンクにおいては、主室
に対して副室を仕切る仕切板を熱伝導性のある材料によ
って製作し、その主室側又は副室側にフィンを設ける。
従って、給油の際に副室へ供給される比較的低温の燃料
によって主室内の気体部分がよく冷却されるので、副室
を経てチャコールキャニスタへ流れる燃料蒸気の量が減
少する。
【0015】請求項13の燃料タンクにおいては、副室
内から主室内へ移動する燃料の少なくとも一部を表面伝
いに流動させるための案内面が形成されているので、副
室内の燃料が主室へ移動する際にはその案内面に沿って
円滑に流れる。従って、主室内で燃料が攪拌されること
がないので、燃料蒸気の発生量も少なくなる。
【0016】請求項14の燃料タンクにおいては、仕切
板が概ね上下方向に延びていて、外殻の側壁の一部との
間に副室を形成する板材とすることができ、請求項15
の燃料タンクにおいては、この仕切板の主室側の面を、
副室内から主室内へ移動する燃料の少なくとも一部を表
面伝いに流動させるための案内面として利用することが
できる。
【0017】請求項16の燃料タンクにおいては仕切板
が概ね水平方向に延びているので、外殻の上壁の一部と
の間に副室を形成することがきる。また、請求項17の
燃料タンクにおいては、この仕切板の周縁部に近い燃料
タンクの側壁の内面を燃料が主室内へ流下する際の案内
面として利用することができる。
【0018】請求項18の燃料タンクにおいては、副室
又は主室の少なくとも一方に、例えばペルチェ素子のよ
うな冷却装置を設けて、それによって燃料蒸気が追加的
に冷却されるように構成されているので、副室にある比
較的低温の燃料による冷却作用と共に、燃料蒸気を更に
強力に冷却して、チャコールキャニスタへ流れる量を減
少させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例を図1を用い
て説明する。図1において1は内燃機関用の燃料タンク
であって、2はその内部に収容された燃料を示してい
る。燃料タンク1の外殻は側壁1a及び上壁1b等から
なっているが、燃料タンク1の内部にはその空間の一部
を区画するように、概ね上下方向に延びる垂直壁部分3
1aと、水平方向に延びる底部分31bとを有する仕切
板31が取り付けられていて、それによって燃料タンク
1の側壁1aとの間に比較的容積の小さな空間としての
副室41が形成されている。以下、仕切板31によって
小さく仕切られた副室41と対比して、燃料タンク1内
の副室41以外の大部分の空間を主室42を呼ぶことに
する。管状の給油通路11が燃料タンク1内に挿入され
た状態で固定されており、その内端の開口11aは副室
41内に開いている。なお、図示していないが、主室4
2の底部から取り出された燃料が燃料ポンプによって加
圧されて内燃機関へ供給されるようになっている。
【0020】仕切板31は副室41の上部においてその
空間を開放しているので、その部分に狭い隙間3が形成
され、その隙間3を介して副室41の上部空間41aは
主室42の上部空間と連通している。本発明の特徴に対
応して、副室41の上部となる燃料タンク1の上壁1b
には蒸気通路5への入口5aが開口していて、蒸気通路
5を介してキャニスタ13に接続している。通常のもの
と同様にキャニスタ13には活性炭粒のような吸着剤1
4が充填されており、一端側は大気通路15によって外
気に通じていると共に、他端側はパージ通路16と図示
しない弁を介して内燃機関の吸気通路に接続している。
なお、本発明の効果として、キャニスタ13の容量、従
って大きさは従来のものよりも小さくてよい。
【0021】図1に示す第1実施例においては、仕切板
31の底部分31bに燃料戻し通路91となる小さな開
口が設けられている。従って、副室41は上部空間41
aが隙間3によって、底部の空間41bが燃料戻し通路
91によって、それぞれ主室42と常時連通している。
言うまでもなく、燃料戻し通路91の断面積、即ち穴の
直径は大小の選択が可能である。なお、副室41の容積
は燃料タンク1全体の容積の5分の1以下で十分であっ
て、例えば500cc程度で十分に機能することができ
る。
【0022】第1実施例の燃料タンク1はこのように構
成されているので、給油通路11の外端の開口11bに
給油装置(給油ガン)12を挿入して給油を行うとき、
給油装置12から流出する燃料は先ず副室41内に溜ま
ってそれを満たす。そして、隙間3において仕切板31
を越えてオーバーフローした分が、矢印で示したように
仕切板31の垂直壁部分31aの外側、即ち主室42側
の面に沿って、その面を案内面として静かに主室42内
へ流下する。他方、副室41内にある燃料の一部は、底
部の空間41bから燃料戻し通路91を通って、その穴
の大きさに応じた流速で徐々に主室42内へ流出する。
【0023】燃料がこのようにして副室41から主室4
2内へ流出すると、それに見合った体積の気体部分、即
ち空気や燃料蒸気が図1に矢印で示したように主室42
内から隙間3を通って副室41内へ流入する。このとき
に副室41内は供給されたばかりの低温の燃料のみによ
って上部空間41aの一部を除いて殆ど満たされている
ために、隙間3と上部空間41aを経て入口5aから蒸
気通路5へ流入してキャニスタ13へ流れる気体は、副
室41の上部空間41aを通る際に冷却されることにな
り、それによって気体に含まれていた燃料蒸気の大部分
が液化して副室41内に捕捉され、殆ど空気だけが蒸気
通路5からキャニスタ13内へ流れる。その結果、キャ
ニスタ13へ流入する気体の量が減少するだけでなく、
キャニスタ13の負担となる燃料蒸気の量が激減する。
このように副室41は効果的な気液分離作用を奏する。
【0024】また、副室41から隙間3を通ってオーバ
ーフローして主室42へ流出する燃料は、仕切板31の
垂直壁部分31aの表面を案内面として、それに沿って
静かに流れるので、主室42内で燃料の攪拌が生じるこ
とが抑えられて、燃料蒸気の発生量が少なくなる。更
に、主室42内で発生した燃料蒸気がキャニスタ13に
向かって流れる経路の途中を、給油された燃料によって
冷却された仕切板31の垂直壁部分31a等が横切って
いるので、燃料蒸気が低温の仕切板31に触れて再び液
化する可能性が高くなり、実際にキャニスタ13の蒸気
通路5へ流入し得る燃料蒸気の量は一層少なくなる。
【0025】第1実施例においては、前述のように蒸気
通路5への入口5aを開口させる位置としてきわめて効
果的な副室41を、燃料タンク1の側壁1aの一部と、
垂直壁部分31a及び底部分31bを有する仕切板31
によって形成しているが、本発明に言う副室は図1のよ
うな構造の副室41に限られる訳ではない。図2に示す
第2実施例の燃料タンク1においては、副室43は燃料
タンク1内に燃料2の液面と概ね平行になるように水平
に取り付けられた平板状の仕切板32の上部側に形成さ
れている。従って、仕切板32の下部の空間が燃料タン
ク1の主室44となる。副室43と主室44の容積比は
第1実施例の場合と同程度でよい。重要なことは、キャ
ニスタ13に通じる蒸気通路5への入口5aが、副室4
3の上部空間の、燃料タンク1の上壁1bの最上位置に
開口していることである。
【0026】第2実施例においては、上部の副室43と
下部の主室44は、水平な平板である仕切板32の周囲
の少なくとも一部に形成された隙間、即ち仕切板32の
少なくとも一方の端部と、燃料タンク1の側壁1aとの
間に形成された隙間からなるスリット状の通路92によ
って連通している。なお、通路92はスリットである必
要はなく、仕切板32の縁部に形成された半円形の穴等
であってもよいが、その場合でも通路92を通って副室
43から主室44へ流下する燃料が燃料タンク1の側壁
1aの内面を案内面として、それを伝って流れるように
する。また、給油通路11の内端の開口11aは仕切板
32の上に開口させて、給油装置12からの燃料を副室
43内へ流出させるようになっている。
【0027】第2実施例の燃料タンク1はこのように構
成されているので、仕切板32の形状や、それに関連す
る構造が第1実施例の場合とは異なっていても、基本的
には同様な気液分離作用をするので概ね同様な効果が得
られる。即ち、給油装置12から給油通路11を介して
供給された低温の燃料は、まず副室43内に一時停滞し
てから通路92を通って主室44へ流下する。その時に
燃料タンク1の側壁1aを案内面として静かに流れるの
で、主室44内において燃料の攪拌が生じることがな
く、燃料蒸気の発生が抑えられる。
【0028】副室43から主室44への燃料の流入に伴
って主室44内の気体部分が矢印で示したように通路9
2を通って副室43へ移動するが、容積の小さい副室4
3は給油されたばかりの低温の燃料によって冷却されて
低温となっているから、気体部分に含まれる燃料蒸気は
副室43内で再び液化して分離され、殆ど空気だけの気
体部分が蒸気通路5への入口5aに到達する。従って、
蒸気通路5を通ってキャニスタ13へ流れる気体部分に
含まれる燃料蒸気は少なくなる。また、気体部分が主室
44から副室43へ流れる際に仕切板32に接触する可
能性が高いことと、仕切板32が給油された燃料によっ
て冷却されて低温となっているために、その接触によっ
て燃料蒸気が液化する可能性も高い。
【0029】図3及び図4は第2実施例の変形としての
第3実施例の燃料タンク1を示すもので、第3実施例が
第2実施例と異なる点は、燃料タンク1の内部空間を上
下に副室43と主室44とに仕切る仕切板32に管状の
通路30を設けた点にあり、この管状通路30の上端3
0aは副室43内でも上部に開口させると共に、管状通
路30の下端30bは主室44の上部、即ち仕切板32
の下面の近くに開口させている。また、仕切板32の周
縁部に形成する通路93も、図4に示すように穴状の通
路としている点で、図2に示した第2実施例におけるス
リット状の通路92とは形状が多少異なっている。
【0030】第3実施例における管状通路30は、特に
気体を通過させるために設けたものである。気体のため
に専用の管状通路30を設けた結果、通路93は、少な
くとも給油状態においては主として液状の燃料を流下さ
せるための通路として作用するので、図2の第2実施例
における通路92が、副室から主室へ液状の燃料を流下
させるのと同時に、それと反対方向に主室から副室へ燃
料蒸気を含む気体部分を通過させるために設けられてい
るのとは異なっている。
【0031】第3実施例においては、液状の燃料の通路
と、燃料蒸気を含む気体部分の通路とを分けたので、通
路93を狭くすることによって、給油通路11から流入
する低温の燃料を副室43内に比較的長時間滞留させる
ことができるため、副室43の気液分離作用を第2実施
例の場合よりも更に強化することができる。それによっ
て、蒸気通路5を通ってキャニスタ13へ到達する気体
部分に含まれる燃料蒸気の量が更に減少して、給油時に
おけるキャニスタ13の負担が軽くなり、その分だけキ
ャニスタ13を小型化することが可能になる。
【0032】図5は本発明の第4実施例の燃料タンク1
を示すもので、この場合は図1に示した第1実施例の場
合と同様に、垂直壁部分31aと底部分31bを有する
仕切板31によって副室41を形成している。第1実施
例と異なる点は、仕切板31の底部分31bに取り付け
た管状の燃料戻し通路94に例えば電磁弁のような開閉
弁10を設けて、必要に応じて燃料戻し通路94を開閉
し得るようにした点にある。開閉弁10は常時は閉弁し
ており、給油通路11を介して給油された比較的低温の
燃料を、液状の燃料が隙間3からオーバーフローしない
限り副室41内に保持することができる。それによっ
て、第1実施例の場合と同様に、副室41に気液分離作
用を行わせることができることは言うまでもない。
【0033】第4実施例においては、例えば図示しない
残量センサ等によって検出される主室42内の燃料のレ
ベルが所定の高さ以下まで低下した時に、開閉弁10を
開弁させて燃料戻し通路94を介して燃料を主室42へ
流下させることによって内燃機関へ供給するというよう
に、副室41をサブタンクとして利用することも可能に
なる。
【0034】図6及び図7は本発明の第5実施例として
の燃料タンク1を示すもので、全体の構成は図3に示す
第3実施例に似ているが、管状の通路29が第3実施例
における管状通路30とは異なって仕切板32の周縁部
の一部を貫通するように設けられていることと、液状の
燃料を流下させる通路93の代わりに管状の燃料戻し通
路95が燃料タンク1の側壁1aに沿って取り付けられ
ていて、この通路95に開閉弁10が設けられている点
において異なっている。管状通路29は主として気体部
分の通過のために設けられており、開閉弁10は第4実
施例におけるそれと同様なものであるから、第5実施例
は第4実施例と同様な効果を奏する。
【0035】図8に本発明の第6実施例としての燃料タ
ンク1の構成を示す。第6実施例においては、仕切板3
1によって形成した副室41内に気液分離室6を設け
て、それ自体が気液分離作用を有する副室41の作用を
更に強化したものである。この場合の気液分離室6は熱
伝導性のある金属薄板のような材料によって形成された
箱形のもので、キャニスタ13に連通する蒸気通路5の
他に、上端が副室41の上部空間41aに開口している
蒸気通路4を接続していて、主室42内から隙間3を通
って副室41内へ流入する気体を蒸気通路4を介して気
液分離室6内へ受け入れるようになっている。第6実施
例では特に燃料タンク1の上壁1bの一部に、蒸気通路
4の上端の入口4aを隙間を残して受け入れる窪み1c
を形成し、入口4aの位置を高くして、気液分離室6内
へ液状の燃料を含まない気体だけが確実に吸入されるよ
うにしている。
【0036】また、気液分離室6の底部には副室41内
に連通し得る管状の液回収通路7を取り付けると共に、
この液回収通路7に開閉弁8を設けている。開閉弁8は
電磁弁のように外部から開閉制御を行うことができる制
御弁であってもよいが、図示の例においては液状の燃料
よりも比重が小さいプラスチックのような材料から製作
されたチェックボールを有する逆止弁型のフロート弁を
用いている。従って、副室41内に貯溜された液状の燃
料のレベルが低下したときに開閉弁8が自動的に開弁し
て、気液分離室6内で液化した燃料を副室41内へ流出
させる。
【0037】更に、副室41の底部、即ち仕切板31の
底部分31bにも管状の燃料戻し通路9が取り付けられ
て、それに開閉弁10が設けられている。開閉弁10も
前述の開閉弁8と同様にチェックボールを有する逆止弁
型のフロート弁であって、主室42内の液状の燃料のレ
ベルが所定の高さ以下になったときに自動的に開弁して
副室41内の液状の燃料を主室42内へ流出させる。
【0038】第6実施例の燃料タンク1はこのような構
成を有するから、給油の際には副室41内へ供給されて
滞留している比較的低温の燃料によって蒸気通路4、気
液分離室6及び蒸気通路5が冷却されると、燃料タンク
1内から排除されてこれらの蒸気通路4,5と気液分離
室6を通ってキャニスタ13へ流れる気体部分の中でも
特に高沸点の燃料蒸気の成分が液化して、気液分離室6
の底部に溜まる。従って、キャニスタ13へ到達する気
体の中に含まれる燃料蒸気の量が減少して、キャニスタ
13の吸着負荷が小さくなるだけでなく、キャニスタ1
3の吸着剤14を再生させるための内燃機関のパージ負
荷も小さくなる。燃料の高沸点成分は、それが吸着剤1
4に一旦吸着されると脱離し難いが、本発明の燃料タン
ク1においては副室41或いは蒸気通路4,5、気液分
離室6等において高沸点成分から優先的に液化して捕捉
されるので、この問題も解消する。
【0039】給油時以外の状態においては、副室41内
を含めて燃料タンク1内では、燃料が気化することによ
って気化潜熱を奪われた液状の燃料の温度が低下する結
果、液状の燃料の温度は燃料蒸気を含む気体部分の温度
よりも低くなる。また、本発明の基本的な特徴として、
蒸気通路5への入口5aが副室41内に設けられている
ために、副室41内の燃料は主室42内の燃料よりも優
先的に気化するから、副室41内にある液状の燃料の温
度は主室42内の燃料の温度よりも低くなる。従って、
気液分離室6及び蒸気通路4,5における燃料蒸気の液
化作用は給油時以外においても生じる。
【0040】図9は、第6実施例の1つの変形例として
の第7実施例の燃料タンク1を示すもので、第7実施例
においては垂直壁部分のみからなる仕切板33と、燃料
タンク1の側壁1aの一部との間に副室45が形成され
ている。副室45内には第6実施例と同様に気液分離室
6が設けられ、その底部に取り付けられた液回収通路7
には開閉弁8が設けられているが、副室45において液
化した燃料を主室46へ戻すための開閉弁26は仕切板
33の下部に取り付けられている。第7実施例の作用効
果は第6実施例のそれと概ね同様である。
【0041】また、図10は、第6実施例の他の変形例
としての第8実施例の燃料タンク1を示すもので、第8
実施例においては仕切板の代わりに燃料タンク1の側壁
1aの一部が利用されており、その外側に、副室47を
内部に形成する側壁34が取り付けられている。燃料タ
ンク1の上壁1bは主室48と同時に副室47をも覆う
大きさとなっている。副室47内には第6実施例の場合
と同様に気液分離室6が設けられ、その底部に取り付け
られた液回収通路7にも開閉弁8が設けられているが、
副室47において液化した燃料を主室48へ戻すための
開閉弁27は側壁1aの下部に取り付けられている。第
8実施例の作用効果は第6実施例や第7実施例のそれと
概ね同様である。
【0042】図11に本発明の第9実施例としての燃料
タンク1の構成を示す。基本的な構成は図8に示した第
6実施例の燃料タンク1と同様である。第9実施例にお
いては、副室41を給油通路11から供給される低温の
燃料によって冷却するだけでなく、積極的に副室41を
冷却するための冷却装置17を燃料タンク1の側壁1a
に取り付けている点に特徴がある。冷却装置17として
は、例えば通電されることによって1つの面が冷却され
るペルチェ素子を利用することができる。18は冷却装
置17への通電を制御するスイッチであり、19はバッ
テリーからの電力配線を示している。
【0043】第9実施例においては、内燃機関の運転時
にスイッチ18をONとして冷却装置17に通電する
と、冷却装置17によって副室41内の液状の燃料が強
く冷却されて一層低温になるために、気液分離室6及び
蒸気通路4,5を通過する気体部分に含まれている燃料
蒸気が確実に液化し、キャニスタ13へ送られる気体部
分の中に燃料蒸気が殆ど全く含まれない状態とすること
が可能である。
【0044】また駐車時においては、前述の第6実施例
等と同様に、副室41内の燃料の温度が燃料蒸気の温度
よりも低い間は、副室41内にある気液分離室6及び蒸
気通路4,5において燃料蒸気が冷却されるので、一部
が液化される結果、キャニスタ13へ流入する燃料蒸気
の量を減少させることができる。また、時間が経過した
後は、副室41内における燃料の蒸発によって副室41
が主室42よりも低温となるために、燃料タンク1内全
体の燃料蒸気の発生量を比較的低く抑えることができ
る。
【0045】図12に本発明の第10実施例としての燃
料タンク1の構成を示す。第10実施例の特徴は仕切板
31によって形成された副室41の空間内へキャニスタ
13を取り込んだ点にある。キャニスタ13の大気通路
15とパージ通路16は燃料タンク1或いは副室41外
へ導出する。その他の点は前述の第6実施例(図8)等
と同様な構成となっている。
【0046】第10実施例においては、給油の際に、キ
ャニスタ13全体が副室41内へ給油されたばかりの比
較的低温の燃料によって冷却されるので、キャニスタ1
3の内部の吸着剤14の吸着能力が増大するだけでな
く、気体部分が蒸気通路4や気液分離室6を通過する時
に冷却されて、その中に含まれている燃料蒸気が減少し
た後にキャニスタ13内へ流入するため、キャニスタ1
3が小型であっても十分な燃料蒸気の排出防止効果が得
られる。
【0047】第10実施例の変形例として図13に示す
第11実施例の燃料タンク1においては、副室41内に
キャニスタ13を収容しているだけでなく、副室41に
調温装置24を設けている点に特徴がある。調温装置2
4には第9実施例(図11)における冷却装置17と同
様にペルチェ素子を使用することができるので、スイッ
チ18や電力配線19も設けられている。
【0048】第11実施例において調温装置24を用い
た理由は、キャニスタ13内の吸着剤14が燃料蒸気に
よって飽和するのを防止するために行う再生のためのパ
ージ処理の際には、キャニスタ13は冷却するよりも寧
ろ或る程度加熱した方がよいので、調温装置24を、前
述の冷却装置17(図11に示す第9実施例)のように
冷却を行うだけではなく、加熱をも行うこともできるも
のとしている。調温装置24がペルチェ素子である場合
は、例えばスイッチ18等によって、電力配線19を流
れる電流の方向を逆方向に切り換えれば、調温装置24
が熱を発生するので副室41を加熱することができる。
【0049】図12に示す第10実施例の他の1つの変
形例として、第12実施例の燃料タンク1を図14に示
す。主室42に貯溜されている燃料を燃料ポンプ20に
よって汲み上げて調量した後に図示しない内燃機関へ供
給する場合に、余剰の燃料が燃料タンク1へ戻される
が、第12実施例においては、余剰の燃料を戻す先を切
換弁21によって切り換えて、第1のリターン通路22
によって副室41内へ戻すか、或いは第2のリターン通
路23によって主室42内へ戻すように、自由に選択す
ることができるようになっている。
【0050】第12実施例において余剰の燃料を戻す先
を切換弁21によって切り換える理由は、燃料タンク1
へ戻される燃料は、それがどの位置から戻されるにして
も、燃料ポンプ20或いは内燃機関本体によって加熱さ
れることによって温度が多少とも上昇しているので、キ
ャニスタ13のパージを行っている際には、戻りの燃料
を切換弁21から第1のリターン通路22によって副室
41内へ戻し、キャニスタ13を加熱することによって
吸着剤14からの燃料蒸気の脱離を促進するためであ
る。従って、それ以外の運転状態や内燃機関の停止状態
においては、切換弁21を第2のリターン通路23側に
切り換えて、戻りの燃料を主室42側へ流出させる。
【0051】図12に示す第10実施例の更に他の1つ
の変形例として、第13実施例の燃料タンク1を図15
に示す。この例では、気液分離室6の底部に取り付ける
べき液回収通路と開閉弁を廃止しており、その代わりに
キャニスタ13の吸着剤14ためのパージ通路28を設
けて、パージ通路28を図示しない弁を介して内燃機関
の吸気通路へ接続することにより構成を簡略化してい
る。言うまでもなく、キャニスタ13そのものにはパー
ジ通路を設けない。また、気液分離室6の上部の蒸気通
路4の接続部分には電磁弁のような開閉弁25を設けて
いる。
【0052】キャニスタ13内の吸着剤14のパージ処
理を行う際には開閉弁25が閉弁される。その結果、気
液分離室6内に溜まっている液状の燃料が優先的に内燃
機関へ送られてパージされ、その後に吸着剤14に吸着
された燃料蒸気がパージされることになる。それによっ
て気液分離室6内燃機関の液状の燃料のレベルの過度の
上昇を抑制することができる。
【0053】図16に本発明の第14実施例としての燃
料タンク1の概略構成を示す。この例は図2に示す第2
実施例の変形に相当するものである。燃料タンク1内の
上部に副室43を形成するために概ね水平に取り付けら
れた仕切板32の下面には、熱伝導性のある多数のフィ
ン35が取り付けられている。この場合、仕切板32自
体もフィン35と同様な熱伝導性のある金属材料によっ
て形成するのがよい。なお、フィン35は仕切板32の
上面に設けてもよい。副室43の上部空間とキャニスタ
13を接続する蒸気通路5には双方向弁36と、給油時
に開弁される電磁弁のような開閉弁37が並列に挿入さ
れている。
【0054】第14実施例の燃料タンク1はこのように
構成されているので、給油通路11を介して比較的低温
の燃料が副室43内へ供給されると、熱伝導性のある仕
切板32とフィン35を介して、副室43内は勿論、主
室44の上部に溜まっている燃料蒸気も冷却されてその
一部が液化する。従って、双方向弁36と蒸気通路5を
通ってキャニスタ13へ流れる燃料蒸気の量が減少し、
前述の各実施例において説明したのと同様な効果が得ら
れる。第14実施例の燃料タンク1においては仕切板3
2にフィン35が設けられているので、仕切板32の表
面積が増大し、燃料蒸気を効率よく冷却して液化するこ
とができる。
【0055】図17は第14実施例の変形としての第1
5実施例を示すもので、第14実施例と異なる点は、仕
切板32にフィン35を設ける代わりに、仕切板32に
冷却装置38を取り付けて、仕切板32に接触する燃料
蒸気を冷却して液化させるように構成していることであ
る。冷却装置38としては前述の第9実施例のようにペ
ルチェ素子を利用することができるが、この場合は放熱
面を燃料タンク1の外部に形成する必要があることは言
うまでもない。このような冷却装置38による強制的な
冷却を行うことによって、給油時のみならず、走行中等
においても燃料蒸気に強力な液化作用を及ぼすことがで
きる。但し、常に冷却装置38に通電していると電力を
浪費するので、例えば燃料の残量計が一定量以上の燃料
の残量を示しているときは給油の可能性が低いことか
ら、冷却装置38への通電を禁止する等の方法で節電を
図ることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の燃料タンクの構成と作用を示す縦
断正面図である。
【図2】第2実施例の燃料タンクの構成と作用を示す縦
断正面図である。
【図3】第3実施例の燃料タンクの構成と作用を示す縦
断正面図である。
【図4】第3実施例の燃料タンクの横断平面図である。
【図5】第4実施例の燃料タンクの構成と作用を示す縦
断正面図である。
【図6】第5実施例の燃料タンクの構成と作用を示す縦
断正面図である。
【図7】第5実施例の燃料タンクの横断平面図である。
【図8】第6実施例の燃料タンクの構成と作用を示す縦
断正面図である。
【図9】第7実施例の燃料タンクの構成と作用を示す縦
断正面図である。
【図10】第8実施例の燃料タンクの構成と作用を示す
縦断正面図である。
【図11】第9実施例の燃料タンクの構成と作用を示す
縦断正面図である。
【図12】第10実施例の燃料タンクの構成と作用を示
す縦断正面図である。
【図13】第11実施例の燃料タンクの構成と作用を示
す縦断正面図である。
【図14】第12実施例の燃料タンクの構成と作用を示
す縦断正面図である。
【図15】第13実施例の燃料タンクの構成と作用を示
す縦断正面図である。
【図16】第14実施例の燃料タンクの構成と作用を示
す縦断正面図である。
【図17】第15実施例の燃料タンクの構成と作用を示
す縦断正面図である。
【図18】従来の燃料タンクの構成と作用を示す縦断正
面図である。
【符号の説明】
1…燃料タンク 1a…側壁 1b…上壁 2…液状の燃料 3…隙間 4…蒸気通路 4a…蒸気通路4への入口 5…キャニスタへの蒸気通路 5a…蒸気通路5への入口 6…気液分離室 7…液回収通路 8…開閉弁 9…燃料戻し通路 10…開閉弁 11…給油通路 12…給油装置(給油ガン) 13…キャニスタ(チャコールキャニスタ) 14…吸着剤 15…大気通路 16…パージ通路 17…冷却装置 18…スイッチ 19…電力配線 20…燃料ポンプ 21…切換弁 22…第1リターン通路 23…第2リターン通路 24…調温装置 25,26,27…開閉弁 29,30…管状通路 31,32,33…仕切板 35…フィン 38…冷却装置 41,43,45,47…副室 42,44,46,48…主室 91…燃料戻し通路 92,93…通路 94,95…燃料戻し通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 久喜 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 板倉 秀明 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 天野 典保 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 小浜 時男 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 兵道 義彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 村井 俊水 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D038 CA09 CA25 CC02 CC04 CC05 CC09 CC11 CD14

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に燃料を収容し得るように密閉して
    形成された外殻と、前記外殻の内部に取り付けられる仕
    切板と、外部から供給される燃料を一時的に貯溜し得る
    ように前記仕切板によって前記外殻の内部空間の一部を
    区画して形成される副室と、前記外殻の内部空間のうち
    で前記副室以外の大部分の空間として形成される主室
    と、外部から前記副室の内部へ燃料を供給するために前
    記副室の内部に出口を開口している給油通路と、前記副
    室と前記主室を連通する少なくとも1つの通路手段と、
    前記外殻の内部空間にある燃料蒸気をチャコールキャニ
    スタの方へ導くために前記副室内の空間の上部に入口を
    開口している蒸気通路とを備えていることを特徴とする
    燃料タンク。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記蒸気通路が、前
    記副室内の空間の上部に開口している入口から前記副室
    内へ下降し、反転して上昇した後に前記チャコールキャ
    ニスタの方へ接続されていることにより、前記蒸気通路
    の内部を流れる燃料蒸気が前記副室内に貯溜されている
    燃料の中を通過して冷却されるように構成されているこ
    とを特徴とする燃料タンク。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記蒸気通路の途中
    に設けられた気液分離手段と、前記気液分離手段によっ
    て分離された燃料を前記副室内へ流出させるように前記
    気液分離手段と前記副室とを連通する液回収通路とを備
    えていることを特徴とする燃料タンク。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記副室の内部の燃料量を調整するために、前記副室の
    下部に前記主室へ通じる燃料戻し通路が設けられている
    ことを特徴とする燃料タンク。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記燃料戻し通路に
    開閉弁が設けられていることを特徴とする燃料タンク。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記開閉弁が外部か
    ら開閉制御される制御弁であることを特徴とする燃料タ
    ンク。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記開閉弁が前記副
    室の内外の燃料量に応じて自動的に開閉する逆止弁であ
    ることを特徴とする燃料タンク。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記逆止弁が浮力を
    有するチェックボールを備えていることを特徴とする燃
    料タンク。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかにおいて、
    前記副室の内部に、燃料蒸気を吸着する前記チャコール
    キャニスタを収容していることを特徴とする燃料タン
    ク。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかにおい
    て、前記副室に温度調節手段を備えていることを特徴と
    する燃料タンク。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記温度調節手
    段がペルチェ素子からなることを特徴とする燃料タン
    ク。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかにおい
    て、前記仕切板が、熱伝導性のある材料によって製作さ
    れていると共に、前記主室及び前記副室の少なくとも一
    方の側に熱交換を促進するためのフィンを備えているこ
    とを特徴とする燃料タンク。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかにおい
    て、前記副室内から前記主室内へ移動する燃料の少なく
    とも一部を表面伝いに流動させるための案内面が形成さ
    れていることを特徴とする燃料タンク。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかにおい
    て、前記仕切板が概ね上下方向に延びていて、前記外殻
    の側壁の一部との間に前記副室を形成していることを特
    徴とする燃料タンク。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記仕切板の前
    記主室側の面によって、前記副室内から前記主室内へ移
    動する燃料の少なくとも一部を表面伝いに流動させるた
    めの案内面が形成されていることを特徴とする燃料タン
    ク。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし13のいずれかにおい
    て、前記仕切板が概ね水平方向に延びていて、前記外殻
    の上壁の一部との間に前記副室を形成していることを特
    徴とする燃料タンク。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記仕切板の周
    縁部に近い前記外殻の側壁の内面によって、前記副室内
    から前記主室内へ移動する燃料の少なくとも一部を表面
    伝いに流動させるための案内面が形成されていることを
    特徴とする燃料タンク。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし17のいずれかにおい
    て、前記副室又は前記主室の少なくとも一方に設けられ
    た冷却装置によって燃料蒸気が追加的に冷却されるよう
    に構成されていることを特徴とする燃料タンク。
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