JPH05195884A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents
蒸発燃料処理装置Info
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- JPH05195884A JPH05195884A JP4265361A JP26536192A JPH05195884A JP H05195884 A JPH05195884 A JP H05195884A JP 4265361 A JP4265361 A JP 4265361A JP 26536192 A JP26536192 A JP 26536192A JP H05195884 A JPH05195884 A JP H05195884A
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- polymer
- activated carbon
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- vapor
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- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
- F02M25/0854—Details of the absorption canister
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/02—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by adsorption, e.g. preparative gas chromatography
- B01D53/04—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by adsorption, e.g. preparative gas chromatography with stationary adsorbents
- B01D53/0407—Constructional details of adsorbing systems
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D2253/00—Adsorbents used in seperation treatment of gases and vapours
- B01D2253/10—Inorganic adsorbents
- B01D2253/102—Carbon
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- B01D—SEPARATION
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- B01D2253/20—Organic adsorbents
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- B01D—SEPARATION
- B01D2257/00—Components to be removed
- B01D2257/70—Organic compounds not provided for in groups B01D2257/00 - B01D2257/602
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D2259/00—Type of treatment
- B01D2259/40—Further details for adsorption processes and devices
- B01D2259/40083—Regeneration of adsorbents in processes other than pressure or temperature swing adsorption
- B01D2259/40086—Regeneration of adsorbents in processes other than pressure or temperature swing adsorption by using a purge gas
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D2259/00—Type of treatment
- B01D2259/45—Gas separation or purification devices adapted for specific applications
- B01D2259/4516—Gas separation or purification devices adapted for specific applications for fuel vapour recovery systems
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車の駐停車時において,高分子吸収剤3
に吸収されている蒸発燃料が活性炭室11の活性炭4の
方へ移行することを防止し,かつ液体状の蒸発燃料が活
性炭に吸収されないようにすること。 【構成】 高分子吸収剤3が充填された高分子室12
と,活性炭4が充填された活性炭室11とを有し,燃料
貯溜装置82及びエンジン吸気通路85と前記高分子室
12とがそれぞれ燃料蒸気の導入パイプ15,パージパ
イプ16によって連通されている。活性炭室11には大
気パイプ17が連結されている。高分子室12と活性炭
4との間には,燃料蒸気を通す蒸気移行連通路を設け
る。該蒸気移行連通路としては,例えば高分子室12の
外周に螺旋状に迂回して形成された螺旋通路35があ
る。
に吸収されている蒸発燃料が活性炭室11の活性炭4の
方へ移行することを防止し,かつ液体状の蒸発燃料が活
性炭に吸収されないようにすること。 【構成】 高分子吸収剤3が充填された高分子室12
と,活性炭4が充填された活性炭室11とを有し,燃料
貯溜装置82及びエンジン吸気通路85と前記高分子室
12とがそれぞれ燃料蒸気の導入パイプ15,パージパ
イプ16によって連通されている。活性炭室11には大
気パイプ17が連結されている。高分子室12と活性炭
4との間には,燃料蒸気を通す蒸気移行連通路を設け
る。該蒸気移行連通路としては,例えば高分子室12の
外周に螺旋状に迂回して形成された螺旋通路35があ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動車の燃料タンクに
付設するキャニスタのごとき蒸発燃料処理装置に関す
る。
付設するキャニスタのごとき蒸発燃料処理装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】自動車の燃料タンク内に,給油ガンにより
燃料を供給する際には,比較的多くの燃料が蒸発する。
また,自動車の走行時,停止時いずれにおいても,燃料
タンク,気化器フロート室内の燃料が一部気化する。そ
こで,これら蒸発燃料を大気中に漏らさないようにする
ため,これら燃料タンク等に,吸収剤を充填した蒸発燃
料処理装置が連結されている。この吸収剤は,蒸発燃料
を捕捉するためのものである。そして,蒸発燃料処理装
置に用いる吸収剤としては,従来,主として活性炭が用
いられている。
燃料を供給する際には,比較的多くの燃料が蒸発する。
また,自動車の走行時,停止時いずれにおいても,燃料
タンク,気化器フロート室内の燃料が一部気化する。そ
こで,これら蒸発燃料を大気中に漏らさないようにする
ため,これら燃料タンク等に,吸収剤を充填した蒸発燃
料処理装置が連結されている。この吸収剤は,蒸発燃料
を捕捉するためのものである。そして,蒸発燃料処理装
置に用いる吸収剤としては,従来,主として活性炭が用
いられている。
【0003】しかしながら,上記活性炭を用いた蒸発燃
料処理装置では,しばしば,蒸発燃料を捕捉しきれず,
蒸発燃料が大気に放出されることが起こる。この主な原
因の一つは,活性炭と液状燃料との接触による蒸気捕捉
能(ワーキングキャパシティ)の低下である。これは,
蒸発燃料処理装置につながっている配管及び蒸発燃料処
理装置内の活性炭が存在しない空間の内壁面に蒸発燃料
が液化蒸着し,前記内壁面を伝い活性炭に到達すること
により起こる。
料処理装置では,しばしば,蒸発燃料を捕捉しきれず,
蒸発燃料が大気に放出されることが起こる。この主な原
因の一つは,活性炭と液状燃料との接触による蒸気捕捉
能(ワーキングキャパシティ)の低下である。これは,
蒸発燃料処理装置につながっている配管及び蒸発燃料処
理装置内の活性炭が存在しない空間の内壁面に蒸発燃料
が液化蒸着し,前記内壁面を伝い活性炭に到達すること
により起こる。
【0004】もう一つの原因は,燃料中の高沸点成分が
活性炭に吸収されることによるワーキングキャパシティ
の低下である。活性炭に吸収された燃料成分のうち,炭
素原子数が4又は5以下の低沸点成分はパージ中に容易
に離脱するのに対し,これより大きな高沸点成分は離脱
し難い性質を有している。
活性炭に吸収されることによるワーキングキャパシティ
の低下である。活性炭に吸収された燃料成分のうち,炭
素原子数が4又は5以下の低沸点成分はパージ中に容易
に離脱するのに対し,これより大きな高沸点成分は離脱
し難い性質を有している。
【0005】また,上記問題に対応するため,特開平1
−227861号公報や,米国特許第4684382の
ように,吸収剤として活性炭と共に高分子吸収剤を用い
ることが提案されている。これらは,従来から周知の蒸
発燃料処理装置の吸収剤室を多数の細孔を有する仕切板
により2室に分割し,一方の室には活性炭を充填し,他
方の室には高分子吸収剤を充填した構成としたものであ
る。そして,燃料蒸気中の高沸点成分と液化した燃料と
を,前記高分子吸収剤により吸収することにより前記活
性炭のワーキングキャパシティを確保している。
−227861号公報や,米国特許第4684382の
ように,吸収剤として活性炭と共に高分子吸収剤を用い
ることが提案されている。これらは,従来から周知の蒸
発燃料処理装置の吸収剤室を多数の細孔を有する仕切板
により2室に分割し,一方の室には活性炭を充填し,他
方の室には高分子吸収剤を充填した構成としたものであ
る。そして,燃料蒸気中の高沸点成分と液化した燃料と
を,前記高分子吸収剤により吸収することにより前記活
性炭のワーキングキャパシティを確保している。
【0006】
【解決しようとする課題】しかし,上記従来技術(特開
平1−227861号公報)では,高分子吸収剤と活性
炭は多数の通孔により隣接しており,高分子吸収剤が吸
収した蒸発燃料は時間が経つにつれて蒸発し,隣接する
活性炭に移行吸収される。そのため活性炭の吸収能力が
低下する。また,上記米国特許第4684382では,
EPDMエラストマーフォームが吸収した蒸発燃料が蒸
発し,隣接する活性炭に移行吸収され,活性炭の吸収能
力が低下する。本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,
活性炭のワーキングキャパシティを低下させることがな
く,優れた蒸発燃料捕捉能力を有する蒸発燃料処理装置
を提供しようとするものである。
平1−227861号公報)では,高分子吸収剤と活性
炭は多数の通孔により隣接しており,高分子吸収剤が吸
収した蒸発燃料は時間が経つにつれて蒸発し,隣接する
活性炭に移行吸収される。そのため活性炭の吸収能力が
低下する。また,上記米国特許第4684382では,
EPDMエラストマーフォームが吸収した蒸発燃料が蒸
発し,隣接する活性炭に移行吸収され,活性炭の吸収能
力が低下する。本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,
活性炭のワーキングキャパシティを低下させることがな
く,優れた蒸発燃料捕捉能力を有する蒸発燃料処理装置
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,高分子吸収剤が充填され
た高分子室と,活性炭が充填された活性炭室とを有し,
該活性炭室と上記高分子室とは互いに連通しており,ま
た,燃料貯溜装置及びエンジン吸気通路と高分子室とが
それぞれ蒸発燃料の導入パイプ,パージパイプによって
連通され、上記活性炭室には大気開放手段が備えられた
蒸発燃料処理装置において,上記高分子室と上記活性炭
室との間には,燃料捕捉時において液体として捕捉され
た液体燃料は通さず,一方蒸気として捕捉された燃料蒸
気は通す,蒸気移行連通路を配設したことを特徴とする
蒸発燃料処理装置にある。
た高分子室と,活性炭が充填された活性炭室とを有し,
該活性炭室と上記高分子室とは互いに連通しており,ま
た,燃料貯溜装置及びエンジン吸気通路と高分子室とが
それぞれ蒸発燃料の導入パイプ,パージパイプによって
連通され、上記活性炭室には大気開放手段が備えられた
蒸発燃料処理装置において,上記高分子室と上記活性炭
室との間には,燃料捕捉時において液体として捕捉され
た液体燃料は通さず,一方蒸気として捕捉された燃料蒸
気は通す,蒸気移行連通路を配設したことを特徴とする
蒸発燃料処理装置にある。
【0008】上記蒸気移行連通路は,上記導入パイプに
より高分子室へ導入した蒸発燃料の中,液体燃料は通さ
ず燃料蒸気を通すための通路である。また,上記蒸気移
行連通路は,上記高分子室の外周に螺線状に迂回して形
成した,螺線通路により構成することもできる。この場
合,蒸気移行連通路としての螺線通路は,高分子室の周
囲に設けてあるため,その距離は格段に長いものとな
る。それ故,燃料蒸気が活性炭室に至ることが非常に少
なくなる。
より高分子室へ導入した蒸発燃料の中,液体燃料は通さ
ず燃料蒸気を通すための通路である。また,上記蒸気移
行連通路は,上記高分子室の外周に螺線状に迂回して形
成した,螺線通路により構成することもできる。この場
合,蒸気移行連通路としての螺線通路は,高分子室の周
囲に設けてあるため,その距離は格段に長いものとな
る。それ故,燃料蒸気が活性炭室に至ることが非常に少
なくなる。
【0009】また,上記蒸気移行連通路は上記高分子室
の内部に配置した内部パイプにより構成してなり,また
該内部パイプはその蒸気排出口が高分子室の外部へ開口
して,活性炭室と連通している構造とすることもできる
(図8)。上記内部パイプは,その一端が高分子室の内
部にあり,他端の蒸気排出口は高分子室の外部へ開口し
ている。蒸気排出口からは高分子室で吸収されなかった
燃料蒸気が,活性炭室へ移行する。
の内部に配置した内部パイプにより構成してなり,また
該内部パイプはその蒸気排出口が高分子室の外部へ開口
して,活性炭室と連通している構造とすることもできる
(図8)。上記内部パイプは,その一端が高分子室の内
部にあり,他端の蒸気排出口は高分子室の外部へ開口し
ている。蒸気排出口からは高分子室で吸収されなかった
燃料蒸気が,活性炭室へ移行する。
【0010】また,上記蒸気移行連通路は高分子室の内
部の下方から上方へ向って傾斜する傾斜パイプにより構
成され,該傾斜パイプの蒸気排出口は高分子室の外部へ
開口して,活性炭室と連通している構造とすることもで
きる(図12)。上記傾斜パイプは,下端が高分子室の
下方に開口し,上方の蒸気排出口は高分子室の外部へ開
口している。蒸気排出口からは,高分子室で吸収されな
かった燃料蒸気が,活性炭室に移行する。
部の下方から上方へ向って傾斜する傾斜パイプにより構
成され,該傾斜パイプの蒸気排出口は高分子室の外部へ
開口して,活性炭室と連通している構造とすることもで
きる(図12)。上記傾斜パイプは,下端が高分子室の
下方に開口し,上方の蒸気排出口は高分子室の外部へ開
口している。蒸気排出口からは,高分子室で吸収されな
かった燃料蒸気が,活性炭室に移行する。
【0011】また,上記高分子室はインナーケースとア
ウターケースとよりなり,両者の間にはインナーケース
の下方からアウターケースの上方へ向かう蒸気移行連通
路が形成されており,該蒸気移行連通路の入口はインナ
ーケースの内部に開口し,一方その蒸気排出口はアウタ
ーケースの外部へ開口して,活性炭室と連通している構
造とすることもできる(図15)。この場合には,イン
ナーケース内において吸収されなかった燃料蒸気は,イ
ンナーケースとアウターケースとの間に形成された長い
蒸気移行連通路を経て,排出される。次いで活性炭室へ
移行する。
ウターケースとよりなり,両者の間にはインナーケース
の下方からアウターケースの上方へ向かう蒸気移行連通
路が形成されており,該蒸気移行連通路の入口はインナ
ーケースの内部に開口し,一方その蒸気排出口はアウタ
ーケースの外部へ開口して,活性炭室と連通している構
造とすることもできる(図15)。この場合には,イン
ナーケース内において吸収されなかった燃料蒸気は,イ
ンナーケースとアウターケースとの間に形成された長い
蒸気移行連通路を経て,排出される。次いで活性炭室へ
移行する。
【0012】また,上記蒸気移行連通路は,高分子室の
下方において,高分子室の外形に沿って2個形成されて
おり,その蒸気排出口は高分子室の外方へ開口して,活
性炭室と連通している構造とすることもできる(図1
8)。この場合,高分子吸収剤に吸収されなかった燃料
蒸気は,上記高分子室の外形状に沿った蒸気移行連通路
を経て高分子室の外方へ排出され,更に活性炭室へ移行
する。
下方において,高分子室の外形に沿って2個形成されて
おり,その蒸気排出口は高分子室の外方へ開口して,活
性炭室と連通している構造とすることもできる(図1
8)。この場合,高分子吸収剤に吸収されなかった燃料
蒸気は,上記高分子室の外形状に沿った蒸気移行連通路
を経て高分子室の外方へ排出され,更に活性炭室へ移行
する。
【0013】
【作用及び効果】本発明においては,導入パイプにより
導入された蒸発燃料は,まず高分子吸収剤に吸収され
る。そして,該高分子吸収剤に吸収されなかった蒸発燃
料のみが,蒸気移行連通路を経て活性炭室に入り,活性
炭に吸収される。一方,パージの際には,大気が活性炭
室,蒸気移行連通路,高分子室を順次通過し,活性炭及
び高分子吸収剤に吸収されていた蒸発燃料を離脱させる
と共に,該蒸発燃料を伴ってパージパイプを経てエンジ
ン吸気側へ導出される。
導入された蒸発燃料は,まず高分子吸収剤に吸収され
る。そして,該高分子吸収剤に吸収されなかった蒸発燃
料のみが,蒸気移行連通路を経て活性炭室に入り,活性
炭に吸収される。一方,パージの際には,大気が活性炭
室,蒸気移行連通路,高分子室を順次通過し,活性炭及
び高分子吸収剤に吸収されていた蒸発燃料を離脱させる
と共に,該蒸発燃料を伴ってパージパイプを経てエンジ
ン吸気側へ導出される。
【0014】そして,本発明において最も重要なこと
は,上記高分子室と活性炭室との間に上記の蒸気移行連
通路を設けたことである。これにより,自動車の駐停車
時に,高分子吸収剤に液体として捕捉されていた液体燃
料が容易に活性炭室に移行していかないようにすること
ができる。即ち,上記蒸気移行連通路は,高分子室と活
性炭室との間に配設してある。そのため,高分子室と活
性炭室との間の距離は,蒸気移行連通路を設けない場合
に比して長いものとなる。
は,上記高分子室と活性炭室との間に上記の蒸気移行連
通路を設けたことである。これにより,自動車の駐停車
時に,高分子吸収剤に液体として捕捉されていた液体燃
料が容易に活性炭室に移行していかないようにすること
ができる。即ち,上記蒸気移行連通路は,高分子室と活
性炭室との間に配設してある。そのため,高分子室と活
性炭室との間の距離は,蒸気移行連通路を設けない場合
に比して長いものとなる。
【0015】そして,高分子吸収剤に捕捉されていた燃
料が活性炭に移行する機構は次のように考えられる。即
ち,高分子吸収剤から燃料が蒸発して高分子室内の燃料
蒸気濃度が高くなる。一方,活性炭室の燃料蒸発濃度は
低い。この燃料蒸気の濃度勾配により,燃料蒸気が活性
炭室に拡散し,活性炭に吸収される。
料が活性炭に移行する機構は次のように考えられる。即
ち,高分子吸収剤から燃料が蒸発して高分子室内の燃料
蒸気濃度が高くなる。一方,活性炭室の燃料蒸発濃度は
低い。この燃料蒸気の濃度勾配により,燃料蒸気が活性
炭室に拡散し,活性炭に吸収される。
【0016】一般に,拡散速度は拡散面積に比例し,拡
散距離に反比例する。本発明においては高分子室と活性
炭室の間に蒸気移行連通路を設けてあるので,拡散面積
を小さくし,拡散距離を長くすることができる。そのた
め,蒸気移行連通路は燃料蒸気の拡散速度を小さくで
き,燃料蒸気の高分子室から活性炭室への移行を極力抑
えることができる。
散距離に反比例する。本発明においては高分子室と活性
炭室の間に蒸気移行連通路を設けてあるので,拡散面積
を小さくし,拡散距離を長くすることができる。そのた
め,蒸気移行連通路は燃料蒸気の拡散速度を小さくで
き,燃料蒸気の高分子室から活性炭室への移行を極力抑
えることができる。
【0017】したがって,揮散した燃料蒸気が高分子室
から活性炭室内に入ることを防止でき,活性炭のワーキ
ングキャパシティの低下を抑制することができる。ま
た,捕捉時に蒸気として捕捉した燃料蒸気は,一部は高
分子室で吸収されるが,大部分が上記高分子室,蒸気移
行連通路を通って活性炭室に入り,活性炭に吸収され
る。この高分子室に吸収された蒸気として捕捉された成
分は,揮発した場合は活性炭室に移行し,吸収される。
これらの成分は低沸点成分であり,活性炭のワーキング
キャパシィを低下させることが少ない。
から活性炭室内に入ることを防止でき,活性炭のワーキ
ングキャパシティの低下を抑制することができる。ま
た,捕捉時に蒸気として捕捉した燃料蒸気は,一部は高
分子室で吸収されるが,大部分が上記高分子室,蒸気移
行連通路を通って活性炭室に入り,活性炭に吸収され
る。この高分子室に吸収された蒸気として捕捉された成
分は,揮発した場合は活性炭室に移行し,吸収される。
これらの成分は低沸点成分であり,活性炭のワーキング
キャパシィを低下させることが少ない。
【0018】また,上記より知られるごとく,導入パイ
プにより導入された蒸発燃料のうち,液状の蒸発燃料
(液体燃料),及び気化し難い炭素数の多い蒸発燃料
は,その殆どが高分子吸収剤に吸収され,これらは殆ど
活性炭と直接接触することがない。
プにより導入された蒸発燃料のうち,液状の蒸発燃料
(液体燃料),及び気化し難い炭素数の多い蒸発燃料
は,その殆どが高分子吸収剤に吸収され,これらは殆ど
活性炭と直接接触することがない。
【0019】そのため,その点でも,活性炭のワーキン
グキャパシティを劣化させることがない。また,活性炭
の蒸気捕捉能を100%近く利用できるために,いたず
らに活性炭の量を多くする必要がなく,蒸発燃料処理装
置を小型化することができる。このように,本発明によ
れば,活性炭のワーキングキャパシティを低下させるこ
とがなく,優れた蒸発燃料捕捉能力を有する蒸発燃料処
理装置を提供することができる。
グキャパシティを劣化させることがない。また,活性炭
の蒸気捕捉能を100%近く利用できるために,いたず
らに活性炭の量を多くする必要がなく,蒸発燃料処理装
置を小型化することができる。このように,本発明によ
れば,活性炭のワーキングキャパシティを低下させるこ
とがなく,優れた蒸発燃料捕捉能力を有する蒸発燃料処
理装置を提供することができる。
【0020】
実施例1 本発明の実施例にかかる蒸発燃料処理装置を,図1及び
図2により説明する。本例の装置は,自動車用の蒸発燃
料処理装置に関するものである。この蒸発燃料処理装置
1は,図1に示すごとく,大きく分けて,収納タンク1
0の上部に配置される活性炭室11と,下部に配置され
る高分子室12,及びそれらを連通する蒸気移行連通路
としての螺旋通路35,空間室と,収納タンク10内と
燃料タンク82内上部空間とを連通する導入パイプ15
と,収納タンク内とエンジン気化器85の吸気通路とを
連通するパージパイプ16とからなる。
図2により説明する。本例の装置は,自動車用の蒸発燃
料処理装置に関するものである。この蒸発燃料処理装置
1は,図1に示すごとく,大きく分けて,収納タンク1
0の上部に配置される活性炭室11と,下部に配置され
る高分子室12,及びそれらを連通する蒸気移行連通路
としての螺旋通路35,空間室と,収納タンク10内と
燃料タンク82内上部空間とを連通する導入パイプ15
と,収納タンク内とエンジン気化器85の吸気通路とを
連通するパージパイプ16とからなる。
【0021】前記活性炭室11には,後述する活性炭4
が充填され,前記高分子室12には後述する高分子吸収
剤3が充填される。高分子室12の上方には第1空間室
31,下方には第2空間室32が形成される。一方活性
炭室11の上方には第3空間室33,下方には第4空間
室34が形成される。前記第1空間室31と第4空間室
34とは,仕切板311によって連通不能に仕切られ隣
接している。
が充填され,前記高分子室12には後述する高分子吸収
剤3が充填される。高分子室12の上方には第1空間室
31,下方には第2空間室32が形成される。一方活性
炭室11の上方には第3空間室33,下方には第4空間
室34が形成される。前記第1空間室31と第4空間室
34とは,仕切板311によって連通不能に仕切られ隣
接している。
【0022】図2に示すごとく,外壁356と収納タン
ク10の外壁357との間に,全周にわたって間隙が形
成されている。そして,上記間隙の間には,高分子室の
外壁356の外周に沿って螺旋状に螺旋通路35が形成
されるよう,螺旋状の通路壁351が設けられている。
また,前記螺旋通路35の下方端は,前記第2空間室3
2に連通され,上方端は前記第4空間室34に連通され
ている。
ク10の外壁357との間に,全周にわたって間隙が形
成されている。そして,上記間隙の間には,高分子室の
外壁356の外周に沿って螺旋状に螺旋通路35が形成
されるよう,螺旋状の通路壁351が設けられている。
また,前記螺旋通路35の下方端は,前記第2空間室3
2に連通され,上方端は前記第4空間室34に連通され
ている。
【0023】図1に示すごとく,前記燃料タンク82か
らの導入パイプ15及び前記気化器85の吸気通路から
のパージパイプ16は,前記収納タンク10の上端から
前記第3空間室33,前記活性炭室11,前記第4空間
室34を通り,前記仕切板311の略中間部の開孔部3
58に挿通され,該導入パイプ15及びパージパイプ1
6が前記第1空間室31内に開口している。
らの導入パイプ15及び前記気化器85の吸気通路から
のパージパイプ16は,前記収納タンク10の上端から
前記第3空間室33,前記活性炭室11,前記第4空間
室34を通り,前記仕切板311の略中間部の開孔部3
58に挿通され,該導入パイプ15及びパージパイプ1
6が前記第1空間室31内に開口している。
【0024】本実施例1では,パージパイプ16は導入
パイプ15の周囲を取り巻くように,即ち両パイプを二
重管式にして第1空間室31に開口させている。また,
前記第3空間室33の上部には,活性炭4が充填された
比較的小容量のバッファキャニスタ115が隣接して設
けられ,連通管116により,前記第3空間室33と前
記バッファキャニスタ115が連通されている。
パイプ15の周囲を取り巻くように,即ち両パイプを二
重管式にして第1空間室31に開口させている。また,
前記第3空間室33の上部には,活性炭4が充填された
比較的小容量のバッファキャニスタ115が隣接して設
けられ,連通管116により,前記第3空間室33と前
記バッファキャニスタ115が連通されている。
【0025】前記バッファキャニスタ115には大気と
連通するための大気パイプ17が設けられており,前記
収納タンク10内は,前記大気パイプ17,バッファキ
ャニスタ115,連通管116を介して大気に連通され
る。前記バッファキャニスタ115は,前記収納タンク
10内に蓄えられた蒸発燃料の大気中への放出を防止す
るためのサブキャニスタである。また前記第1空間室3
1において,前記導入パイプ15の開口部近傍には,前
記導入パイプ15から流下する液化燃料を,高分子室1
2内の高分子吸収剤と広い範囲で接触させるために,適
当な液化燃料分散部材を設けておくことが好ましい。
連通するための大気パイプ17が設けられており,前記
収納タンク10内は,前記大気パイプ17,バッファキ
ャニスタ115,連通管116を介して大気に連通され
る。前記バッファキャニスタ115は,前記収納タンク
10内に蓄えられた蒸発燃料の大気中への放出を防止す
るためのサブキャニスタである。また前記第1空間室3
1において,前記導入パイプ15の開口部近傍には,前
記導入パイプ15から流下する液化燃料を,高分子室1
2内の高分子吸収剤と広い範囲で接触させるために,適
当な液化燃料分散部材を設けておくことが好ましい。
【0026】そして,活性炭室11と第4空間室34と
の間は多孔隔壁190により,また第1空間室31と高
分子室12の間は多孔隔壁191により,また高分子室
12と第2空間室32の間は多孔隔壁192により,更
に,第3空間室33と活性炭室11との間は,多孔隔壁
193により区画してある。また,前記多孔隔壁19
0,191,192,193は,前記各室を区画でき,
蒸発燃料及びパージ時の空気が流通し易く,活性炭,高
分子吸収剤が各収納室から飛び出すことを防止できるも
のであれば良く,金網,多孔板等種々の構成が考えられ
る。
の間は多孔隔壁190により,また第1空間室31と高
分子室12の間は多孔隔壁191により,また高分子室
12と第2空間室32の間は多孔隔壁192により,更
に,第3空間室33と活性炭室11との間は,多孔隔壁
193により区画してある。また,前記多孔隔壁19
0,191,192,193は,前記各室を区画でき,
蒸発燃料及びパージ時の空気が流通し易く,活性炭,高
分子吸収剤が各収納室から飛び出すことを防止できるも
のであれば良く,金網,多孔板等種々の構成が考えられ
る。
【0027】また,導入パイプ15の基端は,バルブ1
51を介して,燃料タンク82の上方に連通させてあ
る。また,パージパイプ16の基端は,バルブ161を
介して,エンジン吸気側の気化器85に連通させてあ
る。該気化器85は,フロート室81に接続されてい
る。なお,図中符号8はガソリン燃料,102は多孔隔
壁190を支承するためのスプリングコイルである。
51を介して,燃料タンク82の上方に連通させてあ
る。また,パージパイプ16の基端は,バルブ161を
介して,エンジン吸気側の気化器85に連通させてあ
る。該気化器85は,フロート室81に接続されてい
る。なお,図中符号8はガソリン燃料,102は多孔隔
壁190を支承するためのスプリングコイルである。
【0028】前記高分子吸収剤としては,具体的には,
例えばポリプロピレン,ポリイソプレン,ポリブタジエ
ン,ポリイソブチレン,ポリスチレン,ポリノルボルネ
ン,ポリジメチルシロキサン,エチレン−プロピレン−
ジエン共重合体,スチレン−ブタジエン共重合体,エチ
レン−プロピレン共重合体,イソブチレン−イソプレン
共重合体,ブタジエン−アクリロニトリル共重合体があ
り,これらの1種又は2種以上を用いる。
例えばポリプロピレン,ポリイソプレン,ポリブタジエ
ン,ポリイソブチレン,ポリスチレン,ポリノルボルネ
ン,ポリジメチルシロキサン,エチレン−プロピレン−
ジエン共重合体,スチレン−ブタジエン共重合体,エチ
レン−プロピレン共重合体,イソブチレン−イソプレン
共重合体,ブタジエン−アクリロニトリル共重合体があ
り,これらの1種又は2種以上を用いる。
【0029】上記高分子吸収剤には,未架橋高分子,架
橋高分子(高分子ゲル)があるが,いずれも用いること
ができる。前者の未架橋高分子は,燃料に溶解或いは膨
潤するタイプのもので,一般には疎水性高分子と呼ばれ
ており,前記ポリイソプレン等のホモポリマー,スチレ
ン−ブタジエン共重合体等のコポリマーなどがある。
橋高分子(高分子ゲル)があるが,いずれも用いること
ができる。前者の未架橋高分子は,燃料に溶解或いは膨
潤するタイプのもので,一般には疎水性高分子と呼ばれ
ており,前記ポリイソプレン等のホモポリマー,スチレ
ン−ブタジエン共重合体等のコポリマーなどがある。
【0030】また,後者の高分子ゲルとは,上記疎水性
高分子が架橋されたものであり,この架橋により高分子
ゲルは燃料に不溶となるが膨潤可能である。ここに,架
橋とは,特に架橋剤を用いて導入された化学的架橋に限
らず,化学的な自己架橋や物理的架橋をも含むものであ
る。
高分子が架橋されたものであり,この架橋により高分子
ゲルは燃料に不溶となるが膨潤可能である。ここに,架
橋とは,特に架橋剤を用いて導入された化学的架橋に限
らず,化学的な自己架橋や物理的架橋をも含むものであ
る。
【0031】上記高分子吸収剤の形状は粉末,粒子,フ
ィルム,糸状,ハニカム状,板状等吸収性とパージ性が
優れていれば特に問うものではない。また,特に繊維に
高分子ゲルを付着させた糸状の吸収剤(長さ10mm〜
50mm)は,吸収性,パージ性に優れている。また,
余り大きい塊を用いると表面だけが膨潤して,中の方ま
で吸収が進まず,吸収能力が低下するおそれがある。し
たがって,該吸収剤は直径或いは厚みを5mm以下とし
ておくことが好ましい。
ィルム,糸状,ハニカム状,板状等吸収性とパージ性が
優れていれば特に問うものではない。また,特に繊維に
高分子ゲルを付着させた糸状の吸収剤(長さ10mm〜
50mm)は,吸収性,パージ性に優れている。また,
余り大きい塊を用いると表面だけが膨潤して,中の方ま
で吸収が進まず,吸収能力が低下するおそれがある。し
たがって,該吸収剤は直径或いは厚みを5mm以下とし
ておくことが好ましい。
【0032】なお,蒸発燃料を吸収することにより膨潤
した高分子吸収剤は,蒸発燃料処理装置内をパージする
通常の工程で,脱膨潤され,その蒸発燃料吸収能力が復
活し,継続して使用することができる。次に,前記活性
炭としては,従来の蒸発燃料処理装置に用いられてい
た,水蒸気賦活・粒状活性炭などの活性炭を用いる。
した高分子吸収剤は,蒸発燃料処理装置内をパージする
通常の工程で,脱膨潤され,その蒸発燃料吸収能力が復
活し,継続して使用することができる。次に,前記活性
炭としては,従来の蒸発燃料処理装置に用いられてい
た,水蒸気賦活・粒状活性炭などの活性炭を用いる。
【0033】次に作用効果につき説明する。まず,燃料
タンク82内の蒸発燃料は,接続管821を経て導入パ
イプ15に入り,その下端より第1空間室31内に落下
する。そして,該蒸発燃料は多孔隔壁191より高分子
室12内に入り,高分子吸収剤3に吸収される。一方,
高分子吸収剤3に吸収されなかった気体成分である燃料
蒸気は,高分子室12より第2空間室32に入り,蒸気
移行連通路としての経路の長い螺旋通路35を上昇し
て,第4空間室34より活性炭室11内に入り,活性炭
4に吸収される。この状態を図1に実線矢印で示す。
タンク82内の蒸発燃料は,接続管821を経て導入パ
イプ15に入り,その下端より第1空間室31内に落下
する。そして,該蒸発燃料は多孔隔壁191より高分子
室12内に入り,高分子吸収剤3に吸収される。一方,
高分子吸収剤3に吸収されなかった気体成分である燃料
蒸気は,高分子室12より第2空間室32に入り,蒸気
移行連通路としての経路の長い螺旋通路35を上昇し
て,第4空間室34より活性炭室11内に入り,活性炭
4に吸収される。この状態を図1に実線矢印で示す。
【0034】そして,ここに最も重要なことは,上記第
2空間室32と第4空間室34との間に,蒸気移行連通
路としての螺旋状の螺旋通路35を設けたことである。
これにより,自動車の駐停車時に,高分子吸収剤に吸収
されていた蒸発燃料が容易に活性炭室11に移行してい
かないようにすることができる。
2空間室32と第4空間室34との間に,蒸気移行連通
路としての螺旋状の螺旋通路35を設けたことである。
これにより,自動車の駐停車時に,高分子吸収剤に吸収
されていた蒸発燃料が容易に活性炭室11に移行してい
かないようにすることができる。
【0035】即ち,上記螺旋通路35は高分子室12の
周囲を取り巻くように配設してある。そのため,第2空
間室32と第4空間室34との間の距離は,蒸気移行連
通路としての螺旋通路35を設けない場合に比して格段
に長いものとなる。そのため,高分子吸収剤3から蒸発
した蒸発燃料は,この螺旋通路35を回りながら長い道
程を経て活性炭室11に至ることとなる。
周囲を取り巻くように配設してある。そのため,第2空
間室32と第4空間室34との間の距離は,蒸気移行連
通路としての螺旋通路35を設けない場合に比して格段
に長いものとなる。そのため,高分子吸収剤3から蒸発
した蒸発燃料は,この螺旋通路35を回りながら長い道
程を経て活性炭室11に至ることとなる。
【0036】それ故,上記の蒸発燃料は,活性炭室11
に入らず,その一部が螺旋通路内に滞留した状態を呈す
る。したがって,活性炭室内に入ってくる蒸発燃料量も
少なくなり,活性炭のワーキングキャパシティの低下を
抑制することができる。また,高分子室12は,螺旋通
路35等の空間によって囲まれているため,外気温が上
昇しても,熱が直接高分子室に伝わることがなく,高分
子室に吸収された燃料成分の蒸発揮散が抑制される。
に入らず,その一部が螺旋通路内に滞留した状態を呈す
る。したがって,活性炭室内に入ってくる蒸発燃料量も
少なくなり,活性炭のワーキングキャパシティの低下を
抑制することができる。また,高分子室12は,螺旋通
路35等の空間によって囲まれているため,外気温が上
昇しても,熱が直接高分子室に伝わることがなく,高分
子室に吸収された燃料成分の蒸発揮散が抑制される。
【0037】次に,パージ操作の際には,気化器85に
おける負圧により,図1に点線矢印で示すごとく,大気
パイプ17より空気がバッファキャニスタ115,連通
管116を経て,第3空間室33内に吸入される。そし
て,この空気は,第3空間室33から多孔隔壁193を
通じて活性炭室11内に入り,活性炭4に吸収されてい
る蒸発燃料を離脱させる。
おける負圧により,図1に点線矢印で示すごとく,大気
パイプ17より空気がバッファキャニスタ115,連通
管116を経て,第3空間室33内に吸入される。そし
て,この空気は,第3空間室33から多孔隔壁193を
通じて活性炭室11内に入り,活性炭4に吸収されてい
る蒸発燃料を離脱させる。
【0038】更に,該空気は多孔隔壁190,第4空間
室34,螺旋通路35,第2空間室32,多孔隔壁19
2を経て高分子室12に入り,高分子吸収剤3に吸収さ
れている蒸発燃料を離脱させる。次いで,上記のごと
く,離脱蒸発燃料を伴った空気は第1空間室31に入
り,パージパイプ16を経て気化器85に入り,エンジ
ンへ送られる。
室34,螺旋通路35,第2空間室32,多孔隔壁19
2を経て高分子室12に入り,高分子吸収剤3に吸収さ
れている蒸発燃料を離脱させる。次いで,上記のごと
く,離脱蒸発燃料を伴った空気は第1空間室31に入
り,パージパイプ16を経て気化器85に入り,エンジ
ンへ送られる。
【0039】以上のごとく,本例によれば,第1空間室
31に導入された蒸発燃料の中,液体部分と一部の気体
部分は高分子吸収剤3に吸収され,高分子吸収剤3に吸
収されなかった気体状の蒸発燃料,即ち燃料蒸気が活性
炭に接触し吸収される。そして,高分子吸収剤3から第
2空間室に洩れ出た気体状の蒸発燃料は,蒸気移行連通
路としての長い経路の螺旋通路35と第4空間室34を
経て活性炭室11に至るので,上記蒸発燃料は直ちには
活性炭室11に入らず,上記のごとく活性炭の吸収能力
を低下させることが非常に少ない。
31に導入された蒸発燃料の中,液体部分と一部の気体
部分は高分子吸収剤3に吸収され,高分子吸収剤3に吸
収されなかった気体状の蒸発燃料,即ち燃料蒸気が活性
炭に接触し吸収される。そして,高分子吸収剤3から第
2空間室に洩れ出た気体状の蒸発燃料は,蒸気移行連通
路としての長い経路の螺旋通路35と第4空間室34を
経て活性炭室11に至るので,上記蒸発燃料は直ちには
活性炭室11に入らず,上記のごとく活性炭の吸収能力
を低下させることが非常に少ない。
【0040】また,活性炭の蒸気捕捉能を100%近く
利用できるため,活性炭4の量が少なくて済み,蒸発燃
料処理装置を小型化できる。また,本例では,導入パイ
プ15をパージパイプ16の中に挿通させたので,両者
を第1空間室31の1ヶ所に開口させれば良く,シール
が容易である。また,液状の蒸発燃料,及び気化し難い
炭素数の多い蒸発燃料は,高分子室12内の高分子吸収
剤に吸収される。
利用できるため,活性炭4の量が少なくて済み,蒸発燃
料処理装置を小型化できる。また,本例では,導入パイ
プ15をパージパイプ16の中に挿通させたので,両者
を第1空間室31の1ヶ所に開口させれば良く,シール
が容易である。また,液状の蒸発燃料,及び気化し難い
炭素数の多い蒸発燃料は,高分子室12内の高分子吸収
剤に吸収される。
【0041】また,高分子室12は,螺旋通路35,第
1空間室31,第2空間室32のような空間によって囲
まれているため,外気温が高くなっても,直接その熱が
高分子室に伝わることがなく,高分子室に吸収された燃
料成分の蒸発,揮散が抑制される。なお,蒸発燃料を吸
収することにより膨潤した高分子吸収剤は,上記パージ
により脱膨潤され,その蒸発燃料吸収能力が復活し,継
続使用できる。
1空間室31,第2空間室32のような空間によって囲
まれているため,外気温が高くなっても,直接その熱が
高分子室に伝わることがなく,高分子室に吸収された燃
料成分の蒸発,揮散が抑制される。なお,蒸発燃料を吸
収することにより膨潤した高分子吸収剤は,上記パージ
により脱膨潤され,その蒸発燃料吸収能力が復活し,継
続使用できる。
【0042】実施例2 本例は,図3及び図4に示すごとく,導入パイプ15と
パージパイプ16とを別々に第1空間室31に開口させ
たものである。また,第3空間室33には,多孔隔壁1
93を活性炭4の方向に押圧しておく,スプリングコイ
ル103を設けた。これにより,活性炭の揺動が防止で
きる。
パージパイプ16とを別々に第1空間室31に開口させ
たものである。また,第3空間室33には,多孔隔壁1
93を活性炭4の方向に押圧しておく,スプリングコイ
ル103を設けた。これにより,活性炭の揺動が防止で
きる。
【0043】また,図4に示すごとく,バッファキャニ
スタ115内にも,その中の活性炭4を押圧しておくた
めのプレート1152,1153,スプリングコイル1
17を設けてある。その他は,実施例1と同様である。
また,本例によれば,実施例1と同様の作用効果を得る
ことができる。
スタ115内にも,その中の活性炭4を押圧しておくた
めのプレート1152,1153,スプリングコイル1
17を設けてある。その他は,実施例1と同様である。
また,本例によれば,実施例1と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0044】実験例 次に,本発明における蒸気移行連通路の効果に関する実
験につき,図5〜図7により示す。本実験は,図5に示
す実験装置により,実施したものである。本装置は,活
性炭4を充填した活性炭室11と,高分子吸収剤3を充
填した高分子室12とを設けたもので,両室の間をホー
ス9により連結してある。上記ホース9は,本発明にお
ける蒸気移行連通路に相当する通路である。また,活性
炭室4の下部には,ホース9との間に第4空間室34
を,一方高分子室12の上部にはホース9との間に第2
空間室32を設けてある。そして,上記高分子吸収剤3
には,燃料液又は燃料の単一成分液を吸収させた。
験につき,図5〜図7により示す。本実験は,図5に示
す実験装置により,実施したものである。本装置は,活
性炭4を充填した活性炭室11と,高分子吸収剤3を充
填した高分子室12とを設けたもので,両室の間をホー
ス9により連結してある。上記ホース9は,本発明にお
ける蒸気移行連通路に相当する通路である。また,活性
炭室4の下部には,ホース9との間に第4空間室34
を,一方高分子室12の上部にはホース9との間に第2
空間室32を設けてある。そして,上記高分子吸収剤3
には,燃料液又は燃料の単一成分液を吸収させた。
【0045】そして,室温において15時間放置した場
合の,放置前後におけるの高分子吸収剤の重量を測定し
た。また,ホース9は,そのホース径(内径),長さを
種々に変えて実験した。その結果を,図6及び図7に示
す。図6は,ホース径が6mm(曲線A)と,19mm
(曲線B)の場合について,ホース長さと減少率との関
係を示している。ここに減少率とは,〔放置前の高分子
吸収剤の重量−放置後の高分子吸収剤の重量/放置前の
高分子吸収剤の重量〕の割合(%)を示す。減少率が小
さい程,活性炭室11への燃料の移行量が少ないことを
意味する。
合の,放置前後におけるの高分子吸収剤の重量を測定し
た。また,ホース9は,そのホース径(内径),長さを
種々に変えて実験した。その結果を,図6及び図7に示
す。図6は,ホース径が6mm(曲線A)と,19mm
(曲線B)の場合について,ホース長さと減少率との関
係を示している。ここに減少率とは,〔放置前の高分子
吸収剤の重量−放置後の高分子吸収剤の重量/放置前の
高分子吸収剤の重量〕の割合(%)を示す。減少率が小
さい程,活性炭室11への燃料の移行量が少ないことを
意味する。
【0046】また,図7は,ホース長さが1cmの場合
について,ホース径と吸収減少率との関係を示してい
る。上記図6及び図7より知られるごとく,上記ホース
9の通路径(内径)が小さい程,また通路長さが長い
程,高分子吸収剤の減少率が小さく,高分子吸収剤が吸
収した蒸発燃料を,良く捕捉していることが分かる。
について,ホース径と吸収減少率との関係を示してい
る。上記図6及び図7より知られるごとく,上記ホース
9の通路径(内径)が小さい程,また通路長さが長い
程,高分子吸収剤の減少率が小さく,高分子吸収剤が吸
収した蒸発燃料を,良く捕捉していることが分かる。
【0047】実施例3 本例の蒸発燃料処理装置は,図8〜図10に示すごと
く,活性炭室11に隣接して高分子室2を配置し,該高
分子室2内に蒸気移行連通路20を形成する内部パイプ
21を設けたものである。即ち,図8に示すごとく,本
例装置においては,活性炭室11の側面に隔壁201を
介在させて,収納室202を設け,該収納室202の中
に高分子室2を構成する筒状のケース200を収納して
いる。
く,活性炭室11に隣接して高分子室2を配置し,該高
分子室2内に蒸気移行連通路20を形成する内部パイプ
21を設けたものである。即ち,図8に示すごとく,本
例装置においては,活性炭室11の側面に隔壁201を
介在させて,収納室202を設け,該収納室202の中
に高分子室2を構成する筒状のケース200を収納して
いる。
【0048】高分子室2は,高分子吸収剤3を収納する
と共に,その内部にほぼ水平方向に設けた内部パイプ2
1を有する。該内部パイプ21は,燃料捕捉時において
液体として捕捉された液体燃料は通さず,一方蒸気とし
て捕捉された燃料蒸気は通す蒸気移行連通路20を有す
る。また,内部パイプ21の下方には,底板28を有す
る。また,内部パイプ21は,高分子室2の直径方向に
伸びておりその蒸気排出口212は高分子室2の外部,
即ち上記活性炭室11の下方の開口部203へ開口し,
一方蒸気入口部211は高分子室の奥方向に位置してい
る。蒸気入口部211の前方には空間室230を有す
る。
と共に,その内部にほぼ水平方向に設けた内部パイプ2
1を有する。該内部パイプ21は,燃料捕捉時において
液体として捕捉された液体燃料は通さず,一方蒸気とし
て捕捉された燃料蒸気は通す蒸気移行連通路20を有す
る。また,内部パイプ21の下方には,底板28を有す
る。また,内部パイプ21は,高分子室2の直径方向に
伸びておりその蒸気排出口212は高分子室2の外部,
即ち上記活性炭室11の下方の開口部203へ開口し,
一方蒸気入口部211は高分子室の奥方向に位置してい
る。蒸気入口部211の前方には空間室230を有す
る。
【0049】また,ケース200は,その上方にスクリ
ーン蓋29を有し,その側面には収納室202内に位置
決めするためのガイドフィン292を有する。ケース2
00の上部は,隔壁201及び外壁205との間に,シ
ール材291が介設してある。また,蓋29と収納室の
天井板206との間には,ケース200を安定保持する
ための,スプリングコイル207が介設してある。天井
板206には,パージパイプ16,導入パイプ15が連
結されている。
ーン蓋29を有し,その側面には収納室202内に位置
決めするためのガイドフィン292を有する。ケース2
00の上部は,隔壁201及び外壁205との間に,シ
ール材291が介設してある。また,蓋29と収納室の
天井板206との間には,ケース200を安定保持する
ための,スプリングコイル207が介設してある。天井
板206には,パージパイプ16,導入パイプ15が連
結されている。
【0050】一方,活性炭室11は,収納タンク10内
に形成されており,その上には実施例1と同様のバッフ
ァキャニスタ115を有する。また,パージ用空気が高
分子吸収剤3の下部より均等に高分子吸収剤3に通気さ
れるように,空間室230を設けてある。また,高分子
吸収剤3が,この空間室230に脱落しないように,通
気性を有する不織布235を立棒23上に付設してあ
る。その他は,実施例1と同様である。
に形成されており,その上には実施例1と同様のバッフ
ァキャニスタ115を有する。また,パージ用空気が高
分子吸収剤3の下部より均等に高分子吸収剤3に通気さ
れるように,空間室230を設けてある。また,高分子
吸収剤3が,この空間室230に脱落しないように,通
気性を有する不織布235を立棒23上に付設してあ
る。その他は,実施例1と同様である。
【0051】次に,作用効果につき説明する。まず,燃
料タンク82内の蒸発燃料は,実施例1と同様に,導入
パイプ15を経て,収納室202内に導入され,更にス
クリーン蓋29を通って高分子室2内に入る。そして,
高分子吸収剤3に吸収される。一方,高分子吸収剤3に
吸収されなかった燃料蒸気は内部パイプ21の蒸気移行
連通路20,活性炭室下方の開口部203を経て,高分
子室2より活性炭室11下方の第4空間室34に至る。
料タンク82内の蒸発燃料は,実施例1と同様に,導入
パイプ15を経て,収納室202内に導入され,更にス
クリーン蓋29を通って高分子室2内に入る。そして,
高分子吸収剤3に吸収される。一方,高分子吸収剤3に
吸収されなかった燃料蒸気は内部パイプ21の蒸気移行
連通路20,活性炭室下方の開口部203を経て,高分
子室2より活性炭室11下方の第4空間室34に至る。
【0052】そして,その燃料蒸気は多孔隔壁190を
通過して,活性炭室11に入り活性炭4に吸収される。
この状態を図8に実線矢印により示す。ここに重要なこ
とは,高分子室1と第4空間室34との間に,内部パイ
プ21による蒸気移行連通路20を設けたことである。
これにより,自動車の駐停車時に,高分子吸収剤3に吸
収されていた蒸発燃料が,容易に活性炭室11に移行し
ないようにすることができる。このことは,実施例1の
説明と同様である。
通過して,活性炭室11に入り活性炭4に吸収される。
この状態を図8に実線矢印により示す。ここに重要なこ
とは,高分子室1と第4空間室34との間に,内部パイ
プ21による蒸気移行連通路20を設けたことである。
これにより,自動車の駐停車時に,高分子吸収剤3に吸
収されていた蒸発燃料が,容易に活性炭室11に移行し
ないようにすることができる。このことは,実施例1の
説明と同様である。
【0053】次に,パージの際には,気化器85におけ
る負圧により,図8に点線矢印で示すごとく,大気パイ
プにより空気がバッファキャニスタ115,活性炭室1
1,第4空間室34,内部パイプ21を経て高分子室2
に入る。この間に空気は,活性炭4,高分子吸収剤3に
吸収されて蒸発燃料を離脱させる。更に,上記空気は収
納室202上部のパージパイプ16を経て,気化器85
に入る。これらの経路は,実施例1と同様である。本例
においても,実施例1と同様の効果を得ることができ
る。
る負圧により,図8に点線矢印で示すごとく,大気パイ
プにより空気がバッファキャニスタ115,活性炭室1
1,第4空間室34,内部パイプ21を経て高分子室2
に入る。この間に空気は,活性炭4,高分子吸収剤3に
吸収されて蒸発燃料を離脱させる。更に,上記空気は収
納室202上部のパージパイプ16を経て,気化器85
に入る。これらの経路は,実施例1と同様である。本例
においても,実施例1と同様の効果を得ることができ
る。
【0054】実施例4 本例の蒸発燃料処理装置は,図11〜図13に示すごと
く,高分子室2内に傾斜パイプ25を設け,その中に蒸
気移行連通路250を形成したものである。上記傾斜パ
イプ25は,高分子室2の底板28からケース200の
中間高さ付近まで傾斜させて配設したものである。傾斜
パイプ25は,下部に入口部251を,上部に蒸気排出
口252を有し,その間に蒸気移行連通路250を有す
る。
く,高分子室2内に傾斜パイプ25を設け,その中に蒸
気移行連通路250を形成したものである。上記傾斜パ
イプ25は,高分子室2の底板28からケース200の
中間高さ付近まで傾斜させて配設したものである。傾斜
パイプ25は,下部に入口部251を,上部に蒸気排出
口252を有し,その間に蒸気移行連通路250を有す
る。
【0055】その他は,実施例3と同様である。本例に
おいては,傾斜パイプ25が傾斜しているため蒸気移行
連通路を長くとることができる。また,一時に多量の液
体燃料が高分子室に流入し,高分子吸収剤に吸収しきれ
ない場合も,傾斜パイプ25の蒸気排出口252が上方
にあるため液体燃料が活性炭に侵入することを防止でき
る。また,本例においても,実施例3と同様の効果を得
ることができる。
おいては,傾斜パイプ25が傾斜しているため蒸気移行
連通路を長くとることができる。また,一時に多量の液
体燃料が高分子室に流入し,高分子吸収剤に吸収しきれ
ない場合も,傾斜パイプ25の蒸気排出口252が上方
にあるため液体燃料が活性炭に侵入することを防止でき
る。また,本例においても,実施例3と同様の効果を得
ることができる。
【0056】実施例5 本例の蒸発燃料処理装置は,図14〜図16に示すごと
く,高分子室2をインナーケース51とアウターケース
52とにより構成し,両ケースの間に蒸気移行連通路5
0を形成したものである。インナーケース51は,アウ
ターケース52内に挿入され,かつインナーケース51
の外壁面とアウターケース52の内壁面との間には上記
蒸気移行連通路50が設けてある。
く,高分子室2をインナーケース51とアウターケース
52とにより構成し,両ケースの間に蒸気移行連通路5
0を形成したものである。インナーケース51は,アウ
ターケース52内に挿入され,かつインナーケース51
の外壁面とアウターケース52の内壁面との間には上記
蒸気移行連通路50が設けてある。
【0057】該蒸気移行連通路50の入口503は,イ
ンナーケース51の下方に設けられ,蒸気排出口504
はアウターケース52の上部に設けてある(図16)。
本例においては,インナーケース51とアウターケース
52の間の蒸気移行連通路50を,燃料蒸気又はパージ
空気が通過する。その他は,実施例3と同様である。本
例においても,実施例3と同様の効果を得ることができ
る。
ンナーケース51の下方に設けられ,蒸気排出口504
はアウターケース52の上部に設けてある(図16)。
本例においては,インナーケース51とアウターケース
52の間の蒸気移行連通路50を,燃料蒸気又はパージ
空気が通過する。その他は,実施例3と同様である。本
例においても,実施例3と同様の効果を得ることができ
る。
【0058】実施例6 本例の蒸発燃料処理装置は図17,図18に示すごと
く,高分子室2の下方に,高分子室の外形に沿って形成
した,2個の半円状の蒸気移行連通路60を形成したも
のである。本例の高分子室2は,実施例3に示したケー
ス200と同様に筒状のケース6よりなる。上記半円状
の蒸気移行連通路60は,図18に示すごとく,底板6
8の外周において,半円状の隔壁61,62により形成
されている。一方の蒸気移行連通路60は,入口部60
1と蒸気排出口602を有し,他方の蒸気移行連通路6
0は入口部605と蒸気排出口606とを有する。
く,高分子室2の下方に,高分子室の外形に沿って形成
した,2個の半円状の蒸気移行連通路60を形成したも
のである。本例の高分子室2は,実施例3に示したケー
ス200と同様に筒状のケース6よりなる。上記半円状
の蒸気移行連通路60は,図18に示すごとく,底板6
8の外周において,半円状の隔壁61,62により形成
されている。一方の蒸気移行連通路60は,入口部60
1と蒸気排出口602を有し,他方の蒸気移行連通路6
0は入口部605と蒸気排出口606とを有する。
【0059】底板68には,スクリーン683を有す
る。上記ケース6は,実施例3のケース200と同様
に,収納室202(図8)の内部に収納する。本例にお
いては,実施例3と同様に蒸気移行連通路60,60の
間を燃料蒸気,パージ空気が通過する。本例においても
実施例3と同様の効果を得ることができる。
る。上記ケース6は,実施例3のケース200と同様
に,収納室202(図8)の内部に収納する。本例にお
いては,実施例3と同様に蒸気移行連通路60,60の
間を燃料蒸気,パージ空気が通過する。本例においても
実施例3と同様の効果を得ることができる。
【図1】実施例1における蒸発燃料処理装置の断面図。
【図2】実施例1における高分子吸収剤及び螺旋通路の
拡大断面図。
拡大断面図。
【図3】実施例2の蒸発燃料処理装置の断面図。
【図4】実施例2の蒸発燃料処理装置の平面図。
【図5】実験例における実験装置の説明図。
【図6】実験例における,ホース長さと減少率との関係
を示す図。
を示す図。
【図7】実験例における,ホース径と減少率との関係を
示す図。
示す図。
【図8】実施例3における蒸発燃料処理装置の断面図。
【図9】実施例3における高分子室の一部断面図。
【図10】図9のA−A線矢視断面図。
【図11】実施例4における蒸発燃料処理装置の断面
図。
図。
【図12】実施例4における高分子室の一部断面図。
【図13】図12のB−B線矢視断面図。
【図14】実施例5における蒸発燃料処理装置の断面
図。
図。
【図15】実施例5における高分子室の一部断面図。
【図16】図14のC−C線矢視断面図。
【図17】実施例6における蒸発燃料処理装置の断面
図。
図。
【図18】図17の裏面図。
1...蒸発燃料処理装置, 10...収納タンク, 11...活性炭室, 12,2...高分子室, 15...導入パイプ, 16...パージパイプ, 17...大気パイプ, 20,250...蒸気移行連通路, 21...内部パイプ, 200...ケース, 202...収納室, 25...傾斜パイプ, 3...高分子吸収剤, 35...螺旋通路, 4...活性炭, 50...蒸気移行連通路, 51...インナーケース, 52...アウターケース, 6...ケース, 60...蒸気移行連通路, 8...ガソリン燃料,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 英 久雄 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 大橋 民佳 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 水野 正美 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 青木 智英 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 沢田 祐弘 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 中川 正幸 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 森光 信孝 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 兵道 義彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 伊藤 隆晟 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 太田 隆 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 佐藤 紀夫 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 岡田 茜 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 高分子吸収剤が充填された高分子室と,
活性炭が充填された活性炭室とを有し,該活性炭室と上
記高分子室とは互いに連通しており,また,燃料貯溜装
置及びエンジン吸気通路と高分子室とがそれぞれ蒸発燃
料の導入パイプ,パージパイプによって連通され、上記
活性炭室には大気開放手段が備えられた蒸発燃料処理装
置において,上記高分子室と上記活性炭室との間には,
燃料捕捉時において液体として捕捉された液体燃料は通
さず,一方蒸気として捕捉された燃料蒸気は通す,蒸気
移行連通路を配設したことを特徴とする蒸発燃料処理装
置。 - 【請求項2】 請求項1において,上記蒸気移行連通路
は,上記高分子室の外周に螺線状に迂回して形成した,
螺線通路により構成されていることを特徴とする蒸発燃
料処理装置。 - 【請求項3】 請求項1において,上記蒸気移行連通路
は上記高分子室の内部に配置した内部パイプにより構成
してなり,また該内部パイプはその蒸気排出口が高分子
室の外部へ開口して,活性炭室と連通していることを特
徴とする蒸発燃料処理装置。 - 【請求項4】 請求項1において,上記蒸気移行連通路
は高分子室の内部の下方から上方へ向って傾斜する傾斜
パイプにより構成され,該傾斜パイプの蒸気排出口は高
分子室の外部へ開口して,活性炭室と連通していること
を特徴とする蒸発燃料処理装置。 - 【請求項5】 請求項1において,上記高分子室はイン
ナーケースとアウターケースとよりなり,両者の間には
インナーケースの下方からアウターケースの上方へ向か
う蒸気移行連通路が形成されており,該蒸気移行連通路
の入口はインナーケースの内部に開口し,一方その蒸気
排出口はアウターケースの外部へ開口して,活性炭室と
連通していることを特徴とする蒸発燃料処理装置。 - 【請求項6】 請求項1において,上記蒸気移行連通路
は,高分子室の下方において,高分子室の外形に沿って
2個形成されており,その蒸気排出口は高分子室の外部
へ開口して,活性炭室と連通していることを特徴とする
蒸発燃料処理装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4265361A JPH05195884A (ja) | 1991-10-10 | 1992-09-08 | 蒸発燃料処理装置 |
| US07/958,897 US5269837A (en) | 1991-10-10 | 1992-10-09 | Evaporation loss control device |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29096391 | 1991-10-10 | ||
| JP3-290963 | 1991-10-10 | ||
| JP4265361A JPH05195884A (ja) | 1991-10-10 | 1992-09-08 | 蒸発燃料処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05195884A true JPH05195884A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=26546942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4265361A Pending JPH05195884A (ja) | 1991-10-10 | 1992-09-08 | 蒸発燃料処理装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5269837A (ja) |
| JP (1) | JPH05195884A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US5456237A (en) * | 1993-10-04 | 1995-10-10 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Evaporative fuel processing device |
| JP2012503135A (ja) * | 2008-09-22 | 2012-02-02 | マスト カーボン オートモーティヴ リミテッド | 燃料蒸気貯蔵装置 |
| JP2020007935A (ja) * | 2018-07-05 | 2020-01-16 | 愛三工業株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
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| JP5022497B2 (ja) * | 2007-12-20 | 2012-09-12 | コーテックス テクストロン ジーエムビーエイチ アンド シーオー ケージー | 流体用ヒーター |
| DE102010055315B4 (de) * | 2010-12-21 | 2017-06-01 | Audi Ag | Vorrichtung zur Kühlung und Kondensation von Kraftstoffdämpfen |
| DE102011054329A1 (de) | 2011-10-10 | 2013-04-11 | Haldex Brake Products Gmbh | Lufttrocknungskartusche |
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| JP7715758B2 (ja) * | 2023-04-20 | 2025-07-30 | フタバ産業株式会社 | キャニスタ |
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- 1992-09-08 JP JP4265361A patent/JPH05195884A/ja active Pending
- 1992-10-09 US US07/958,897 patent/US5269837A/en not_active Expired - Fee Related
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