JP2000234862A - 窯業成形物の乾燥方法およびその装置 - Google Patents
窯業成形物の乾燥方法およびその装置Info
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- JP2000234862A JP2000234862A JP11033097A JP3309799A JP2000234862A JP 2000234862 A JP2000234862 A JP 2000234862A JP 11033097 A JP11033097 A JP 11033097A JP 3309799 A JP3309799 A JP 3309799A JP 2000234862 A JP2000234862 A JP 2000234862A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】熱風の温度制御による湿球温度の制御と、熱風
の供給量の制御による温度制御とにより、温度と相対湿
度との関係を考慮することなく窯業成形物の乾燥の制御
を容易にするほか乾燥時における窯業成形物の変形や亀
裂を防止する。 【構成】乾燥炉内の設定湿球温度と炉内設定温度を予め
設定し、外気の温度と相対湿度を測定して外気温度と外
気相対湿度を求め、乾燥炉内の設定湿球温度、外気温度
および外気相対湿度に基づいて乾燥炉内に供給する熱風
の目標温度を求め、求められた熱風の目標温度となるよ
うに外気を加熱し、外気を加熱して得られた熱風を乾燥
炉へ供給し、他方、乾燥炉内の温度を測定して炉内温度
を求め、炉内設定温度と測定された炉内温度の差に基づ
いて乾燥炉内へ供給する熱風の供給量を制御する。
の供給量の制御による温度制御とにより、温度と相対湿
度との関係を考慮することなく窯業成形物の乾燥の制御
を容易にするほか乾燥時における窯業成形物の変形や亀
裂を防止する。 【構成】乾燥炉内の設定湿球温度と炉内設定温度を予め
設定し、外気の温度と相対湿度を測定して外気温度と外
気相対湿度を求め、乾燥炉内の設定湿球温度、外気温度
および外気相対湿度に基づいて乾燥炉内に供給する熱風
の目標温度を求め、求められた熱風の目標温度となるよ
うに外気を加熱し、外気を加熱して得られた熱風を乾燥
炉へ供給し、他方、乾燥炉内の温度を測定して炉内温度
を求め、炉内設定温度と測定された炉内温度の差に基づ
いて乾燥炉内へ供給する熱風の供給量を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、瓦、タイル、煉瓦な
どの窯業成形物の乾燥方法およびその装置に関するもの
である。
どの窯業成形物の乾燥方法およびその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般的に瓦、タイル、煉瓦などの窯業製
品は水分を含んだ粘土を主体とする原料から製造される
が、成形された直後の窯業成形物の水分率は約20%で
あるから、窯業成形物を乾燥させる必要のあることは知
られるとおりである。窯業成形物の乾燥の際、乾燥に伴
う収縮が窯業成形物に発生することは避けられない。
品は水分を含んだ粘土を主体とする原料から製造される
が、成形された直後の窯業成形物の水分率は約20%で
あるから、窯業成形物を乾燥させる必要のあることは知
られるとおりである。窯業成形物の乾燥の際、乾燥に伴
う収縮が窯業成形物に発生することは避けられない。
【0003】とくに、当業界で広く採用されている熱風
を利用したいわゆる強制乾燥の場合では、この乾燥に伴
う収縮の差が著しく生じるおそれがあり、乾燥に伴う著
しい収縮の差が窯業成形物の変形や亀裂の原因となって
いた。したがって、窯業成形物に変形や亀裂を生じさせ
ないようにするためには、窯業成形物の乾燥を適切に制
御することが重要であり、そのための乾燥方法やその装
置の選択や工夫は適切な乾燥を実現する大きな要素であ
った。
を利用したいわゆる強制乾燥の場合では、この乾燥に伴
う収縮の差が著しく生じるおそれがあり、乾燥に伴う著
しい収縮の差が窯業成形物の変形や亀裂の原因となって
いた。したがって、窯業成形物に変形や亀裂を生じさせ
ないようにするためには、窯業成形物の乾燥を適切に制
御することが重要であり、そのための乾燥方法やその装
置の選択や工夫は適切な乾燥を実現する大きな要素であ
った。
【0004】窯業成形物の乾燥は、予熱期間、恒率乾燥
期間、減率乾燥期間の3つの期間に区分することができ
る。
期間、減率乾燥期間の3つの期間に区分することができ
る。
【0005】予熱期間は、窯業成形物の温度が上昇し、
一定の温度に保たれるまでの期間をいう。予熱期間は、
乾燥炉内に供給される熱風により窯業成形物の温度が上
昇する期間であり、熱風の熱のほとんどは窯業成形物の
温度上昇に費やされ、窯業成形物の乾燥には費やされな
い。
一定の温度に保たれるまでの期間をいう。予熱期間は、
乾燥炉内に供給される熱風により窯業成形物の温度が上
昇する期間であり、熱風の熱のほとんどは窯業成形物の
温度上昇に費やされ、窯業成形物の乾燥には費やされな
い。
【0006】ただし、窯業成形物の内部の温度が上昇す
る前に、窯業成形物の表面から乾燥が行われると、窯業
成形物の内部の水分は十分に移動できないから、乾燥に
伴う著しい収縮の差を生じ、この著しい収縮の差により
窯業成形物に変形や亀裂を生じる。
る前に、窯業成形物の表面から乾燥が行われると、窯業
成形物の内部の水分は十分に移動できないから、乾燥に
伴う著しい収縮の差を生じ、この著しい収縮の差により
窯業成形物に変形や亀裂を生じる。
【0007】そこで、窯業成形物の表面からの乾燥を抑
制する一方、乾燥時間を短縮するために窯業成形物の温
度をできるだけ上昇させることが求められる。
制する一方、乾燥時間を短縮するために窯業成形物の温
度をできるだけ上昇させることが求められる。
【0008】恒率乾燥期間は、窯業成形物の温度がほぼ
一定に保たれた状態から窯業成形物の水分率が限界水分
率に達するまでの期間をいう。恒率乾燥期間では、窯業
成形物の温度がほぼ一定の温度を保つが、窯業成形物の
表面から水分が蒸発し、表面からの水分の蒸発に追従す
るように窯業成形物の内部の水分は表面に向けて移動す
る状態にある。したがって、恒率乾燥期間では窯業成形
物の水分率が限界水分率に達するまでほぼ一定の乾燥速
度で窯業成形物が乾燥される。
一定に保たれた状態から窯業成形物の水分率が限界水分
率に達するまでの期間をいう。恒率乾燥期間では、窯業
成形物の温度がほぼ一定の温度を保つが、窯業成形物の
表面から水分が蒸発し、表面からの水分の蒸発に追従す
るように窯業成形物の内部の水分は表面に向けて移動す
る状態にある。したがって、恒率乾燥期間では窯業成形
物の水分率が限界水分率に達するまでほぼ一定の乾燥速
度で窯業成形物が乾燥される。
【0009】一般的に、窯業成形物の温度が高いほど窯
業成形物の内部から表面へ移動する水分が多くなる。し
かし、単に乾燥炉内の温度を上昇させ、窯業成形物の温
度を高めると、その表面から蒸発する水分が増加する一
方、内部から表面に向けて移動する水分が表面から蒸発
する水分に対応して追従することができなくなる。
業成形物の内部から表面へ移動する水分が多くなる。し
かし、単に乾燥炉内の温度を上昇させ、窯業成形物の温
度を高めると、その表面から蒸発する水分が増加する一
方、内部から表面に向けて移動する水分が表面から蒸発
する水分に対応して追従することができなくなる。
【0010】したがって、窯業成形物の表面と内部にお
いて乾燥状態に差が生じる。その結果、窯業成形物に乾
燥に伴う著しい収縮の差が生じ、窯業成形物に変形や亀
裂が発生する。そこで、恒率乾燥期間では窯業成形物に
対して乾燥に伴う収縮の差を極力生じさせないようにす
ることが重要となる。
いて乾燥状態に差が生じる。その結果、窯業成形物に乾
燥に伴う著しい収縮の差が生じ、窯業成形物に変形や亀
裂が発生する。そこで、恒率乾燥期間では窯業成形物に
対して乾燥に伴う収縮の差を極力生じさせないようにす
ることが重要となる。
【0011】減率乾燥期間は、窯業成形物の水分率が限
界水分率から平衡水分率に達するまでの乾燥期間をい
う。減率乾燥期間では、窯業成形物の表面から蒸発する
水分が内部から表面に移動する水分よりも多くなり、窯
業成形物に残存する水分の低下に伴って乾燥速度は低下
する。減率乾燥期間では窯業成形物の温度は上昇し、窯
業成形物の水分率が平衡水分率に達すると窯業成形物の
乾燥が終了する。減率乾燥期間では、窯業成形物に対す
る乾燥の収縮がほとんど発生しないので、乾燥による変
形や亀裂などの窯業成形物への影響は小さいものであ
る。
界水分率から平衡水分率に達するまでの乾燥期間をい
う。減率乾燥期間では、窯業成形物の表面から蒸発する
水分が内部から表面に移動する水分よりも多くなり、窯
業成形物に残存する水分の低下に伴って乾燥速度は低下
する。減率乾燥期間では窯業成形物の温度は上昇し、窯
業成形物の水分率が平衡水分率に達すると窯業成形物の
乾燥が終了する。減率乾燥期間では、窯業成形物に対す
る乾燥の収縮がほとんど発生しないので、乾燥による変
形や亀裂などの窯業成形物への影響は小さいものであ
る。
【0012】次に、従来のこの種の乾燥装置を乾燥方法
と併せて説明する。図6に示された乾燥装置は、湿式成
形された窯業成形物を収容する乾燥炉aにバ−ナ−iを介
設した熱風供給路が接続され、乾燥炉aに設けられた炉
内温度センサkにより炉内温度の検出値と炉内温度の設
定値に基づいてバ−ナ−iの燃焼量を制御して乾燥炉内
の温度調整を行うようにしたものである。
と併せて説明する。図6に示された乾燥装置は、湿式成
形された窯業成形物を収容する乾燥炉aにバ−ナ−iを介
設した熱風供給路が接続され、乾燥炉aに設けられた炉
内温度センサkにより炉内温度の検出値と炉内温度の設
定値に基づいてバ−ナ−iの燃焼量を制御して乾燥炉内
の温度調整を行うようにしたものである。
【0013】そして、熱風供給路に介設されて熱風中に
蒸気を混入する加湿器jと、供給される熱風の相対湿度
を検出する熱風湿度センサrと、供給される熱風の温度
を検出する熱風温度センサpと、炉内相対湿度の設定値
と、前記炉内温度センサkによる炉内温度の検出値また
は炉内温度の設定値とから絶対湿度を演算し、さらに、
その絶対湿度に対する前記熱風温度センサpで得られた
熱風の温度における相対湿度を演算し、その演算値を相
対湿度の補正値として出力する演算手段tとを備えたも
のである。
蒸気を混入する加湿器jと、供給される熱風の相対湿度
を検出する熱風湿度センサrと、供給される熱風の温度
を検出する熱風温度センサpと、炉内相対湿度の設定値
と、前記炉内温度センサkによる炉内温度の検出値また
は炉内温度の設定値とから絶対湿度を演算し、さらに、
その絶対湿度に対する前記熱風温度センサpで得られた
熱風の温度における相対湿度を演算し、その演算値を相
対湿度の補正値として出力する演算手段tとを備えたも
のである。
【0014】さらに、前記熱風湿度センサrの検出値と
前記演算手段で得られた前記補正設定値の差に基づい
て、前記加湿器jの蒸気混入量を制御する制御手段sを備
えている。
前記演算手段で得られた前記補正設定値の差に基づい
て、前記加湿器jの蒸気混入量を制御する制御手段sを備
えている。
【0015】この装置によれば、乾燥炉aの相対湿度を
制御するに際して、演算手段tにより予め設定された炉
内相対温度の設定値と、炉内温度センサkによる炉内温
度の検出値または予め定められた炉内温度の設定値とか
ら絶対湿度が演算され、さらにその絶対湿度に対する熱
風温度センサpで得られた熱風の温度における相対湿度
が演算され、その演算値が相対湿度の補正値として出力
される。
制御するに際して、演算手段tにより予め設定された炉
内相対温度の設定値と、炉内温度センサkによる炉内温
度の検出値または予め定められた炉内温度の設定値とか
ら絶対湿度が演算され、さらにその絶対湿度に対する熱
風温度センサpで得られた熱風の温度における相対湿度
が演算され、その演算値が相対湿度の補正値として出力
される。
【0016】つづいて、制御手段sにおいて、熱風湿度
センサrで得られた熱風の相対湿度の検出値が、上記の
演算手段tから出力された補正設定値と比較されて、そ
の差に基づいて加湿器jから熱風中に混入される蒸気量
が制御され、熱風の相対湿度が補正設定値に制御され
る。
センサrで得られた熱風の相対湿度の検出値が、上記の
演算手段tから出力された補正設定値と比較されて、そ
の差に基づいて加湿器jから熱風中に混入される蒸気量
が制御され、熱風の相対湿度が補正設定値に制御され
る。
【0017】この場合、炉内温度が変化し、炉内相対湿
度が変化するのを見越してそれを補完するように熱風へ
混入する蒸気量が制御され、炉内温度が変化するにもか
かわらず炉内相対湿度が設定値に正確に調整される。
度が変化するのを見越してそれを補完するように熱風へ
混入する蒸気量が制御され、炉内温度が変化するにもか
かわらず炉内相対湿度が設定値に正確に調整される。
【0018】したがって、炉内相対湿度の制御がより正
確で繊細に行われるので、複雑な形状の窯業成形物でも
切れや変形を防止して乾燥歩留まりの向上を図ることが
でき、また、乾燥時間のより短縮化を図ることなどの利
点を有するとされている。
確で繊細に行われるので、複雑な形状の窯業成形物でも
切れや変形を防止して乾燥歩留まりの向上を図ることが
でき、また、乾燥時間のより短縮化を図ることなどの利
点を有するとされている。
【0019】しかし、前記した従来例の技術では、乾燥
炉内の温度を測定し、測定された炉内温度と炉内温度の
設定値の差に基づいて乾燥炉内の温度を制御する一方、
設定された乾燥炉内の相対湿度を維持するために、熱風
の相対湿度を加湿器を用いて制御するというものであ
る。つまり、乾燥炉内の温度制御は熱風の加熱制御によ
り行い、乾燥炉内の相対湿度の制御を熱風の蒸気混入量
の制御により行うものである。
炉内の温度を測定し、測定された炉内温度と炉内温度の
設定値の差に基づいて乾燥炉内の温度を制御する一方、
設定された乾燥炉内の相対湿度を維持するために、熱風
の相対湿度を加湿器を用いて制御するというものであ
る。つまり、乾燥炉内の温度制御は熱風の加熱制御によ
り行い、乾燥炉内の相対湿度の制御を熱風の蒸気混入量
の制御により行うものである。
【0020】ところが、乾燥炉内の温度制御のために熱
風の温度を制御すると熱風の相対湿度が追従して変化
し、乾燥炉内の相対湿度が変化する。そこで、相対湿度
の変化に対応させて蒸気を混入し、設定された相対湿度
に維持させるが、適切な蒸気量の制御のために以下の手
順が必要となる。 炉内の相対湿度の設定値と炉内温度の測定値により絶
対湿度を求める。 熱風の温度を測定し、熱風の温度の測定値と算出され
た炉内の絶対湿度とにより補正設定値としての相対湿度
を求める。 熱風湿度センサにより測定された熱風の湿度の測定値
と、補正設定値を比較する。 比較結果により混入する蒸気量を制御する。
風の温度を制御すると熱風の相対湿度が追従して変化
し、乾燥炉内の相対湿度が変化する。そこで、相対湿度
の変化に対応させて蒸気を混入し、設定された相対湿度
に維持させるが、適切な蒸気量の制御のために以下の手
順が必要となる。 炉内の相対湿度の設定値と炉内温度の測定値により絶
対湿度を求める。 熱風の温度を測定し、熱風の温度の測定値と算出され
た炉内の絶対湿度とにより補正設定値としての相対湿度
を求める。 熱風湿度センサにより測定された熱風の湿度の測定値
と、補正設定値を比較する。 比較結果により混入する蒸気量を制御する。
【0021】このように、熱風の温度を制御することに
よる乾燥炉内の温度の制御は、温度と相対湿度との密接
かつ複雑な関係にあることから、温度の変化に対応する
ように相対湿度の変化を考慮しなければならず、乾燥炉
内の相対湿度の制御を複雑化する結果となるほか、窯業
成形物の最適な乾燥を実現するための条件を見いだすこ
とが極めて困難であった。
よる乾燥炉内の温度の制御は、温度と相対湿度との密接
かつ複雑な関係にあることから、温度の変化に対応する
ように相対湿度の変化を考慮しなければならず、乾燥炉
内の相対湿度の制御を複雑化する結果となるほか、窯業
成形物の最適な乾燥を実現するための条件を見いだすこ
とが極めて困難であった。
【0022】したがって、最適な乾燥を実現するための
乾燥の制御は、乾燥装置の設計者など乾燥技術に精通し
た者に限られ、窯業成形物の製造に従事するオペレ−タ
が、窯業成形物の変更などに応じてこれらの制御を自由
に変更することは不可能であった。
乾燥の制御は、乾燥装置の設計者など乾燥技術に精通し
た者に限られ、窯業成形物の製造に従事するオペレ−タ
が、窯業成形物の変更などに応じてこれらの制御を自由
に変更することは不可能であった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、従来の乾燥技術が熱風の温度を制御して
乾燥炉内の温度を制御する一方、熱風に蒸気を混入して
乾燥炉内の相対湿度を制御するため、乾燥炉内の相対湿
度の制御を複雑化する点や温度と相対湿度との密接かつ
複雑な関係により、温度の変化に対応するように相対湿
度の変化を考慮しなければならず、温度と相対湿度の制
御を個別にすることができない点にあるほか、窯業成形
物の最適な乾燥を実現するための条件を見いだすことが
困難である点であり、乾燥炉内の相対湿度や温度の制御
は乾燥の専門的な知識を有する者に限られる点である。
とする課題は、従来の乾燥技術が熱風の温度を制御して
乾燥炉内の温度を制御する一方、熱風に蒸気を混入して
乾燥炉内の相対湿度を制御するため、乾燥炉内の相対湿
度の制御を複雑化する点や温度と相対湿度との密接かつ
複雑な関係により、温度の変化に対応するように相対湿
度の変化を考慮しなければならず、温度と相対湿度の制
御を個別にすることができない点にあるほか、窯業成形
物の最適な乾燥を実現するための条件を見いだすことが
困難である点であり、乾燥炉内の相対湿度や温度の制御
は乾燥の専門的な知識を有する者に限られる点である。
【0024】この発明の目的は、窯業成形物の最適な乾
燥を実現することのほか、熱風の温度の制御と供給量の
制御を個別に行い、窯業成形物の最適な乾燥の制御をよ
り容易なものとし、乾燥の制御に特別な知識や経験のな
い乾燥炉のオペレ−タなどが手軽に乾燥条件の制御を行
うことができる窯業成形物の乾燥方法とその装置を提供
することにある。
燥を実現することのほか、熱風の温度の制御と供給量の
制御を個別に行い、窯業成形物の最適な乾燥の制御をよ
り容易なものとし、乾燥の制御に特別な知識や経験のな
い乾燥炉のオペレ−タなどが手軽に乾燥条件の制御を行
うことができる窯業成形物の乾燥方法とその装置を提供
することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記の目
的を達成するため、請求項1記載の窯業成形物の乾燥方
法は、湿式成形された窯業成形物を乾燥炉に収容し、外
気を加熱して熱風を得るとともに熱風を乾燥炉内へ供給
し、供給された熱風により窯業成形物を乾燥させる窯業
成形物の乾燥方法において、乾燥炉内の設定湿球温度と
炉内設定温度を予め設定し、外気の温度と相対湿度を測
定して外気温度と外気相対湿度を求め、乾燥炉内の設定
湿球温度、外気温度および外気相対湿度に基づいて乾燥
炉内に供給する熱風の目標温度を求め、求められた熱風
の目標温度となるように外気を加熱し、外気を加熱して
得られた熱風を乾燥炉へ供給し、他方、乾燥炉内の温度
を測定して炉内温度を求め、炉内設定温度と測定された
炉内温度の差に基づいて乾燥炉内へ供給する熱風の供給
量を制御することを特徴とするものである。
的を達成するため、請求項1記載の窯業成形物の乾燥方
法は、湿式成形された窯業成形物を乾燥炉に収容し、外
気を加熱して熱風を得るとともに熱風を乾燥炉内へ供給
し、供給された熱風により窯業成形物を乾燥させる窯業
成形物の乾燥方法において、乾燥炉内の設定湿球温度と
炉内設定温度を予め設定し、外気の温度と相対湿度を測
定して外気温度と外気相対湿度を求め、乾燥炉内の設定
湿球温度、外気温度および外気相対湿度に基づいて乾燥
炉内に供給する熱風の目標温度を求め、求められた熱風
の目標温度となるように外気を加熱し、外気を加熱して
得られた熱風を乾燥炉へ供給し、他方、乾燥炉内の温度
を測定して炉内温度を求め、炉内設定温度と測定された
炉内温度の差に基づいて乾燥炉内へ供給する熱風の供給
量を制御することを特徴とするものである。
【0026】したがって、請求項1記載の窯業成形物の
乾燥方法は、乾燥炉内の設定湿球温度、外気温度および
外気相対湿度に基づいて乾燥炉内に供給する熱風の目標
温度が求められ、求められた熱風の目標温度となるよう
に外気を加熱し、外気を加熱して得られた熱風が乾燥炉
内へ供給される。
乾燥方法は、乾燥炉内の設定湿球温度、外気温度および
外気相対湿度に基づいて乾燥炉内に供給する熱風の目標
温度が求められ、求められた熱風の目標温度となるよう
に外気を加熱し、外気を加熱して得られた熱風が乾燥炉
内へ供給される。
【0027】そして、乾燥炉内へ供給された熱風により
窯業成形物の乾燥が行われるが、乾燥炉内に供給された
熱風の湿球温度は乾燥炉内の設定湿球温度と同じであ
る。また、乾燥により熱風が断熱冷却されると熱風の相
対湿度は上昇するが、熱風の湿球温度は変化しない。
窯業成形物の乾燥が行われるが、乾燥炉内に供給された
熱風の湿球温度は乾燥炉内の設定湿球温度と同じであ
る。また、乾燥により熱風が断熱冷却されると熱風の相
対湿度は上昇するが、熱風の湿球温度は変化しない。
【0028】したがって、窯業成形物の温度と乾燥炉内
の湿球温度に差が生じないので、乾燥が安定して進行
し、乾燥に伴う著しい収縮の差による変形や亀裂の発生
を抑制して窯業成形物の乾燥が行われる。
の湿球温度に差が生じないので、乾燥が安定して進行
し、乾燥に伴う著しい収縮の差による変形や亀裂の発生
を抑制して窯業成形物の乾燥が行われる。
【0029】他方、乾燥炉内に供給される熱風は乾燥炉
内の設定湿球温度、外気温度および外気相対湿度に基づ
く目標温度が設定されているため、熱風の温度を乾燥炉
内の温度変化に追従させることができない。
内の設定湿球温度、外気温度および外気相対湿度に基づ
く目標温度が設定されているため、熱風の温度を乾燥炉
内の温度変化に追従させることができない。
【0030】そこで、乾燥炉内の温度を測定して炉内温
度を求め、炉内温度と炉内設定温度との差を求め、この
差に基づいて熱風の供給量を制御することにより、乾燥
炉内の温度は炉内設定温度に保たれる。なお、炉内設定
温度を経時的に上昇させるように設定すれば乾燥時間を
短縮化することが可能となる。
度を求め、炉内温度と炉内設定温度との差を求め、この
差に基づいて熱風の供給量を制御することにより、乾燥
炉内の温度は炉内設定温度に保たれる。なお、炉内設定
温度を経時的に上昇させるように設定すれば乾燥時間を
短縮化することが可能となる。
【0031】請求項1記載の窯業成形物の乾燥方法は、
上記のように構成されているので以下の利点を有する。
外気の加熱により得られた熱風は、乾燥炉内の設定湿球
温度に対応する目標温度にあるので、熱風の湿球温度と
窯業成形物の温度が一致し、熱風の湿球温度と窯業成形
物の温度との差により生じがちな著しい収縮を抑制する
ことができ、変形や亀裂を抑制して窯業成形物を乾燥す
ることができる。
上記のように構成されているので以下の利点を有する。
外気の加熱により得られた熱風は、乾燥炉内の設定湿球
温度に対応する目標温度にあるので、熱風の湿球温度と
窯業成形物の温度が一致し、熱風の湿球温度と窯業成形
物の温度との差により生じがちな著しい収縮を抑制する
ことができ、変形や亀裂を抑制して窯業成形物を乾燥す
ることができる。
【0032】また、乾燥炉内の温度制御は熱風の温度を
変化させることなく、熱風の供給量の制御により行うの
で、熱風の温度制御により乾燥炉内の温度制御を図る場
合と比較して、熱風の温度の変化に追従して熱風の相対
湿度が変化するという複雑な関係を考慮する必要がな
い。
変化させることなく、熱風の供給量の制御により行うの
で、熱風の温度制御により乾燥炉内の温度制御を図る場
合と比較して、熱風の温度の変化に追従して熱風の相対
湿度が変化するという複雑な関係を考慮する必要がな
い。
【0033】このように、目標温度の熱風による乾燥炉
内の湿球温度の制御と、熱風の供給量の制御による乾燥
炉内の温度制御により、窯業成形物の理想的な乾燥を実
現し、窯業成形物の乾燥歩留まりを向上させることがで
きる。
内の湿球温度の制御と、熱風の供給量の制御による乾燥
炉内の温度制御により、窯業成形物の理想的な乾燥を実
現し、窯業成形物の乾燥歩留まりを向上させることがで
きる。
【0034】また、熱風の温度制御が乾燥炉内の湿球温
度の制御を目的としており、温度変化に伴う相対湿度の
変化を考慮する必要がなく、熱風の供給量の制御が乾燥
炉内の温度制御を目的としているので、熱風の温度と供
給量を個別に制御することが可能であり、乾燥条件の変
動が発生しても乾燥炉のオペレ−タなどが手軽に制御の
変更を行うことができる。
度の制御を目的としており、温度変化に伴う相対湿度の
変化を考慮する必要がなく、熱風の供給量の制御が乾燥
炉内の温度制御を目的としているので、熱風の温度と供
給量を個別に制御することが可能であり、乾燥条件の変
動が発生しても乾燥炉のオペレ−タなどが手軽に制御の
変更を行うことができる。
【0035】請求項2記載の窯業成形物の乾燥方法は、
湿式成形された窯業成形物を乾燥炉に収容し、外気を加
熱して熱風を得るとともに熱風を乾燥炉内へ供給し、供
給された熱風により窯業成形物を乾燥させる窯業成形物
の乾燥方法において、乾燥炉内の設定湿球温度と炉内設
定温度を予め設定し、乾燥炉内へ供給される熱風の温度
と相対湿度を測定して熱風温度と熱風相対湿度を求め、
乾燥炉内の設定湿球温度、熱風温度および熱風相対湿度
に基づいて乾燥炉内へ供給する熱風の目標温度を求め、
求められた熱風の目標温度となるように外気を加熱し、
外気を加熱して得られた熱風を乾燥炉内へ供給し、他
方、乾燥炉内の温度を測定して炉内温度を求め、炉内設
定温度と測定された炉内温度の差に基づいて乾燥炉内へ
供給する熱風の供給量を制御することを特徴とするもの
である。
湿式成形された窯業成形物を乾燥炉に収容し、外気を加
熱して熱風を得るとともに熱風を乾燥炉内へ供給し、供
給された熱風により窯業成形物を乾燥させる窯業成形物
の乾燥方法において、乾燥炉内の設定湿球温度と炉内設
定温度を予め設定し、乾燥炉内へ供給される熱風の温度
と相対湿度を測定して熱風温度と熱風相対湿度を求め、
乾燥炉内の設定湿球温度、熱風温度および熱風相対湿度
に基づいて乾燥炉内へ供給する熱風の目標温度を求め、
求められた熱風の目標温度となるように外気を加熱し、
外気を加熱して得られた熱風を乾燥炉内へ供給し、他
方、乾燥炉内の温度を測定して炉内温度を求め、炉内設
定温度と測定された炉内温度の差に基づいて乾燥炉内へ
供給する熱風の供給量を制御することを特徴とするもの
である。
【0036】したがって、請求項2記載の窯業成形物の
乾燥方法は、請求項1記載の窯業成形物の乾燥方法の場
合と同様な作用を奏するが、熱風の目標温度は乾燥炉内
の設定湿球温度、熱風温度および熱風相対湿度に基づい
ているため、外気を加熱した熱風の目標温度がより正確
に維持される。
乾燥方法は、請求項1記載の窯業成形物の乾燥方法の場
合と同様な作用を奏するが、熱風の目標温度は乾燥炉内
の設定湿球温度、熱風温度および熱風相対湿度に基づい
ているため、外気を加熱した熱風の目標温度がより正確
に維持される。
【0037】したがって、請求項2記載の窯業成形物の
乾燥方法は、請求項1記載の窯業成形物の乾燥方法が奏
する効果のほか、外気を加熱した熱風の目標温度をより
正確に維持することができるので、乾燥炉内の設定湿球
温度に対する熱風の湿球温度をより安定して保つことが
でき、より正確な乾燥の制御を行うことができる。
乾燥方法は、請求項1記載の窯業成形物の乾燥方法が奏
する効果のほか、外気を加熱した熱風の目標温度をより
正確に維持することができるので、乾燥炉内の設定湿球
温度に対する熱風の湿球温度をより安定して保つことが
でき、より正確な乾燥の制御を行うことができる。
【0038】請求項3記載の窯業成形物の乾燥装置は、
湿式成形された窯業成形物を収容する乾燥炉が備えら
れ、乾燥炉に接続された熱風供給ダクトに熱風発生源が
設けられ、熱風発生源に外気吸引ダクトが接続され、乾
燥炉に排気ダクトが接続された窯業成形物の乾燥装置に
おいて、外気の温度を測定する外気温度センサと外気の
相対湿度を測定する外気湿度センサが外気吸引ダクトに
設けられ、外気温度センサにより測定された外気温度と
外気温度センサに測定された外気相対湿度とにより、予
め設定された乾燥炉内の設定湿球温度に対応する熱風の
目標温度を求める演算手段が設けられ、乾燥炉内へ供給
される熱風の温度が目標温度となるように熱風発生源を
制御する加熱制御手段が設けられ、他方、乾燥炉に該乾
燥炉内の温度を測定する炉内温度センサが設けられ、炉
内温度センサにより測定された炉内温度と予め設定され
た炉内設定温度の差に基づいて熱風の供給量を制御する
風量制御手段が設けられたことを特徴とするものであ
る。
湿式成形された窯業成形物を収容する乾燥炉が備えら
れ、乾燥炉に接続された熱風供給ダクトに熱風発生源が
設けられ、熱風発生源に外気吸引ダクトが接続され、乾
燥炉に排気ダクトが接続された窯業成形物の乾燥装置に
おいて、外気の温度を測定する外気温度センサと外気の
相対湿度を測定する外気湿度センサが外気吸引ダクトに
設けられ、外気温度センサにより測定された外気温度と
外気温度センサに測定された外気相対湿度とにより、予
め設定された乾燥炉内の設定湿球温度に対応する熱風の
目標温度を求める演算手段が設けられ、乾燥炉内へ供給
される熱風の温度が目標温度となるように熱風発生源を
制御する加熱制御手段が設けられ、他方、乾燥炉に該乾
燥炉内の温度を測定する炉内温度センサが設けられ、炉
内温度センサにより測定された炉内温度と予め設定され
た炉内設定温度の差に基づいて熱風の供給量を制御する
風量制御手段が設けられたことを特徴とするものであ
る。
【0039】したがって、請求項3記載の窯業成形物の
乾燥装置によれば、外気吸引ダクトに外気が吸引され、
外気温度センサにより外気温度が測定されるとともに外
気湿度センサにより外気相対湿度が測定される。予め設
定された乾燥炉内の設定湿球温度、測定された外気温度
および外気相対湿度に基づいて乾燥炉内へ供給する熱風
の目標温度が演算手段により求められる。
乾燥装置によれば、外気吸引ダクトに外気が吸引され、
外気温度センサにより外気温度が測定されるとともに外
気湿度センサにより外気相対湿度が測定される。予め設
定された乾燥炉内の設定湿球温度、測定された外気温度
および外気相対湿度に基づいて乾燥炉内へ供給する熱風
の目標温度が演算手段により求められる。
【0040】求められた熱風の目標温度となるように加
熱制御手段が熱風発生源を制御し、熱風発生源により外
気が加熱され、目標温度の熱風は熱風供給ダクトを通じ
て乾燥炉内へ供給される。
熱制御手段が熱風発生源を制御し、熱風発生源により外
気が加熱され、目標温度の熱風は熱風供給ダクトを通じ
て乾燥炉内へ供給される。
【0041】そして、乾燥炉内に供給された熱風により
窯業成形物の乾燥が行われるが、乾燥炉内に供給された
熱風の湿球温度は乾燥炉内の設定湿球温度と同じであ
る。また、乾燥により熱風が断熱冷却されると熱風の相
対湿度は上昇するが、熱風の湿球温度は変化しない。し
たがって、窯業成形物の温度と乾燥炉内の湿球温度に差
が生じないので、乾燥が安定して進行し、乾燥に伴う著
しい収縮の差による窯業成形物の変形や亀裂の発生を抑
制される。
窯業成形物の乾燥が行われるが、乾燥炉内に供給された
熱風の湿球温度は乾燥炉内の設定湿球温度と同じであ
る。また、乾燥により熱風が断熱冷却されると熱風の相
対湿度は上昇するが、熱風の湿球温度は変化しない。し
たがって、窯業成形物の温度と乾燥炉内の湿球温度に差
が生じないので、乾燥が安定して進行し、乾燥に伴う著
しい収縮の差による窯業成形物の変形や亀裂の発生を抑
制される。
【0042】他方、乾燥炉内に供給される熱風は乾燥炉
内の設定湿球温度、外気温度および外気相対湿度に基づ
く目標温度が設定されているため、熱風の温度を乾燥炉
内の温度変化に追従させることができない。そこで、乾
燥炉内の温度を炉内温度センサにより測定して炉内温度
を求め、炉内温度と炉内設定温度との差を求め、この差
に基づいて風量制御手段を制御して熱風の供給量を制御
することにより、乾燥炉内の温度は炉内設定温度に保た
れる。
内の設定湿球温度、外気温度および外気相対湿度に基づ
く目標温度が設定されているため、熱風の温度を乾燥炉
内の温度変化に追従させることができない。そこで、乾
燥炉内の温度を炉内温度センサにより測定して炉内温度
を求め、炉内温度と炉内設定温度との差を求め、この差
に基づいて風量制御手段を制御して熱風の供給量を制御
することにより、乾燥炉内の温度は炉内設定温度に保た
れる。
【0043】請求項3記載の窯業成形物の乾燥装置は、
上記のように構成されているので、以下の利点を有す
る。乾燥炉内の設定湿球温度に対応する目標温度の熱風
を供給することができ、熱風の湿球温度と窯業成形物の
温度が一致した状態で窯業成形物を乾燥することができ
るので、熱風の湿球温度と窯業成形物の温度の差により
生じがちな乾燥に伴う著しい収縮の差による窯業成形物
の変形や亀裂が抑制され、理想的な窯業成形物の乾燥を
行うことができる。
上記のように構成されているので、以下の利点を有す
る。乾燥炉内の設定湿球温度に対応する目標温度の熱風
を供給することができ、熱風の湿球温度と窯業成形物の
温度が一致した状態で窯業成形物を乾燥することができ
るので、熱風の湿球温度と窯業成形物の温度の差により
生じがちな乾燥に伴う著しい収縮の差による窯業成形物
の変形や亀裂が抑制され、理想的な窯業成形物の乾燥を
行うことができる。
【0044】熱風の温度制御による乾燥炉内の湿球温度
の制御と、熱風の供給量の制御による乾燥炉内の温度制
御により、窯業成形物の理想的な乾燥を実現し、窯業成
形物の乾燥歩留まりを向上させることができる。
の制御と、熱風の供給量の制御による乾燥炉内の温度制
御により、窯業成形物の理想的な乾燥を実現し、窯業成
形物の乾燥歩留まりを向上させることができる。
【0045】また、熱風の温度制御は乾燥炉内の湿球温
度の制御を目的とし、熱風の供給量の制御は乾燥炉内の
温度制御を目的としているので、従来のような温度と相
対湿度を制御するために熱風の温度と蒸気混入量を制御
する場合と比較して、熱風の温度と供給量を独立させて
制御することが可能であり、乾燥炉内の雰囲気を最適な
状態にすることが極めて容易となり、乾燥に対する特別
な知識を持たない乾燥炉のオペレ−タなどが手軽に乾燥
の制御を変更することができる。
度の制御を目的とし、熱風の供給量の制御は乾燥炉内の
温度制御を目的としているので、従来のような温度と相
対湿度を制御するために熱風の温度と蒸気混入量を制御
する場合と比較して、熱風の温度と供給量を独立させて
制御することが可能であり、乾燥炉内の雰囲気を最適な
状態にすることが極めて容易となり、乾燥に対する特別
な知識を持たない乾燥炉のオペレ−タなどが手軽に乾燥
の制御を変更することができる。
【0046】請求項4記載の窯業成形物の乾燥装置は、
湿式成形された窯業成形物を収容する乾燥炉が備えら
れ、乾燥炉に接続された熱風供給ダクトに熱風発生源が
設けられ、熱風発生源に外気吸引ダクトが接続され、乾
燥炉に排気ダクトが接続された窯業成形物の乾燥装置に
おいて、熱風の温度を測定する熱風温度センサと熱風の
相対湿度を測定する熱風湿度センサが熱風供給ダクトに
設けられ、熱風温度センサにより測定された熱風温度と
熱風湿度センサにより測定された熱風相対湿度とによ
り、予め設定された乾燥炉内の設定湿球温度に対応する
熱風の目標温度を求める演算手段と、乾燥炉内へ供給さ
れる熱風の温度が目標温度となるように熱風発生源を制
御する加熱制御手段が設けられ、他方、乾燥炉に該乾燥
炉内の温度を測定する炉内温度センサが設けられ、炉内
温度センサにより測定された炉内温度と予め設定された
炉内設定温度の差に基づいて熱風の供給量を制御する風
量制御手段が設けられたことを特徴とするものである。
湿式成形された窯業成形物を収容する乾燥炉が備えら
れ、乾燥炉に接続された熱風供給ダクトに熱風発生源が
設けられ、熱風発生源に外気吸引ダクトが接続され、乾
燥炉に排気ダクトが接続された窯業成形物の乾燥装置に
おいて、熱風の温度を測定する熱風温度センサと熱風の
相対湿度を測定する熱風湿度センサが熱風供給ダクトに
設けられ、熱風温度センサにより測定された熱風温度と
熱風湿度センサにより測定された熱風相対湿度とによ
り、予め設定された乾燥炉内の設定湿球温度に対応する
熱風の目標温度を求める演算手段と、乾燥炉内へ供給さ
れる熱風の温度が目標温度となるように熱風発生源を制
御する加熱制御手段が設けられ、他方、乾燥炉に該乾燥
炉内の温度を測定する炉内温度センサが設けられ、炉内
温度センサにより測定された炉内温度と予め設定された
炉内設定温度の差に基づいて熱風の供給量を制御する風
量制御手段が設けられたことを特徴とするものである。
【0047】請求項4記載の窯業成形物の乾燥装置によ
れば、外気吸引ダクトに外気が吸引され、外気は熱風発
生源により加熱され熱風供給ダクトに送入される。熱風
温度センサにより熱風温度が測定されるとともに熱風湿
度センサにより熱風相対湿度が測定される。
れば、外気吸引ダクトに外気が吸引され、外気は熱風発
生源により加熱され熱風供給ダクトに送入される。熱風
温度センサにより熱風温度が測定されるとともに熱風湿
度センサにより熱風相対湿度が測定される。
【0048】予め設定された炉内の設定湿球温度、測定
された熱風温度および熱風相対湿度に基づいて乾燥炉内
に供給する熱風の目標温度が演算手段により求められ
る。求められた熱風の目標温度となるように加熱制御手
段が熱風発生源を制御し、熱風発生源により外気が加熱
され、目標温度の熱風は熱風供給ダクトを通じて乾燥炉
内へ供給される。
された熱風温度および熱風相対湿度に基づいて乾燥炉内
に供給する熱風の目標温度が演算手段により求められ
る。求められた熱風の目標温度となるように加熱制御手
段が熱風発生源を制御し、熱風発生源により外気が加熱
され、目標温度の熱風は熱風供給ダクトを通じて乾燥炉
内へ供給される。
【0049】そして、供給された熱風により窯業成形物
の乾燥が行われるが、乾燥炉内に供給された熱風の湿球
温度は乾燥炉内の設定湿球温度と同じである。また、乾
燥により熱風が断熱冷却されると熱風の相対湿度は上昇
するが熱風の湿球温度は変化しない。したがって、窯業
成形物の温度と乾燥炉内の湿球温度に差が生じないの
で、乾燥が安定して進行し、乾燥に伴う著しい収縮の差
による窯業成形物の変形や亀裂の発生が抑制される。
の乾燥が行われるが、乾燥炉内に供給された熱風の湿球
温度は乾燥炉内の設定湿球温度と同じである。また、乾
燥により熱風が断熱冷却されると熱風の相対湿度は上昇
するが熱風の湿球温度は変化しない。したがって、窯業
成形物の温度と乾燥炉内の湿球温度に差が生じないの
で、乾燥が安定して進行し、乾燥に伴う著しい収縮の差
による窯業成形物の変形や亀裂の発生が抑制される。
【0050】他方、乾燥炉内に供給される熱風は乾燥炉
内の設定湿球温度、熱風温度および熱風相対湿度に基づ
く目標温度が設定されているため、熱風の温度を乾燥炉
内の温度変化に追従させることができない。そこで、乾
燥炉内の温度を炉内温度センサにより測定して炉内温度
を求め、炉内温度と炉内設定温度との差を求め、この差
に基づいて風量制御手段を制御して熱風の供給量を制御
することにより、乾燥炉内の温度が炉内設定温度に保た
れる。
内の設定湿球温度、熱風温度および熱風相対湿度に基づ
く目標温度が設定されているため、熱風の温度を乾燥炉
内の温度変化に追従させることができない。そこで、乾
燥炉内の温度を炉内温度センサにより測定して炉内温度
を求め、炉内温度と炉内設定温度との差を求め、この差
に基づいて風量制御手段を制御して熱風の供給量を制御
することにより、乾燥炉内の温度が炉内設定温度に保た
れる。
【0051】請求項4記載の窯業成形物の乾燥装置は、
上記のように構成されているので、請求項3記載の窯業
成形物の乾燥装置の効果を奏するほか以下の利点を有す
る。熱風温度センサと熱風湿度センサが熱風供給ダクト
に設けられているので、乾燥炉内へ供給される熱風の目
標温度をより安定して維持できる。なお、これらのセン
サを熱風供給ダクトの乾燥炉寄りに設ければ、熱風の目
標温度の正確性を一層図ることができる。
上記のように構成されているので、請求項3記載の窯業
成形物の乾燥装置の効果を奏するほか以下の利点を有す
る。熱風温度センサと熱風湿度センサが熱風供給ダクト
に設けられているので、乾燥炉内へ供給される熱風の目
標温度をより安定して維持できる。なお、これらのセン
サを熱風供給ダクトの乾燥炉寄りに設ければ、熱風の目
標温度の正確性を一層図ることができる。
【0052】請求項5記載の窯業成形物の乾燥装置は、
請求項3または4記載の窯業成形物の乾燥装置におい
て、風量制御手段が、外気吸引ダクトに設けられた送風
ファンと、炉内温度センサにより測定される炉内温度と
炉内設定温度との差に基づいて送風ファンを制御する送
風用制御器とからなることを特徴とするものである。
請求項3または4記載の窯業成形物の乾燥装置におい
て、風量制御手段が、外気吸引ダクトに設けられた送風
ファンと、炉内温度センサにより測定される炉内温度と
炉内設定温度との差に基づいて送風ファンを制御する送
風用制御器とからなることを特徴とするものである。
【0053】請求項5記載の窯業成形物の乾燥装置によ
れば、炉内温度センサにより測定された炉内温度と炉内
設定温度との差に基づいて送風用制御器が送風ファンを
制御するので、乾燥炉の設定温度に対応する熱風の供給
量が正確に制御される。
れば、炉内温度センサにより測定された炉内温度と炉内
設定温度との差に基づいて送風用制御器が送風ファンを
制御するので、乾燥炉の設定温度に対応する熱風の供給
量が正確に制御される。
【0054】また、請求項5記載の窯業成形物の乾燥装
置は、上記の構成であるから、請求項3または4記載の
窯業成形物の乾燥装置が奏する効果のほか、送風ファン
により外気を吸引して熱風を乾燥炉内に供給するので、
外気吸引ダクトや熱風供給ダクトにダンパを設ける必要
がなく、装置の構造が簡単になるほか、風量制御手段が
送風ファンと送風用制御器からなることから、送風用制
御器により送風ファンは制御されるので、炉内設定温度
に対応する熱風を正確に供給することができ、乾燥炉の
温度制御を容易にかつ正確に行うことができる。
置は、上記の構成であるから、請求項3または4記載の
窯業成形物の乾燥装置が奏する効果のほか、送風ファン
により外気を吸引して熱風を乾燥炉内に供給するので、
外気吸引ダクトや熱風供給ダクトにダンパを設ける必要
がなく、装置の構造が簡単になるほか、風量制御手段が
送風ファンと送風用制御器からなることから、送風用制
御器により送風ファンは制御されるので、炉内設定温度
に対応する熱風を正確に供給することができ、乾燥炉の
温度制御を容易にかつ正確に行うことができる。
【0055】請求項6記載の窯業成形物の乾燥装置は、
請求項3または4記載の窯業成形物の乾燥装置におい
て、外気吸引ダクトに送風ファンが設けられ、風量制御
手段が、熱風供給ダクトに設けられた熱風用ダンパと、
炉内温度センサにより測定される炉内温度と炉内設定温
度との差に基づいて熱風用ダンパを開閉する開閉用制御
器とからなり、熱風用ダンパにより分岐された熱風の一
部を外気吸引ダクトへ循環させる循環ダクトが設けられ
るとともに外気吸引ダクトに送風ファンが設けられたこ
とを特徴とするものである。
請求項3または4記載の窯業成形物の乾燥装置におい
て、外気吸引ダクトに送風ファンが設けられ、風量制御
手段が、熱風供給ダクトに設けられた熱風用ダンパと、
炉内温度センサにより測定される炉内温度と炉内設定温
度との差に基づいて熱風用ダンパを開閉する開閉用制御
器とからなり、熱風用ダンパにより分岐された熱風の一
部を外気吸引ダクトへ循環させる循環ダクトが設けられ
るとともに外気吸引ダクトに送風ファンが設けられたこ
とを特徴とするものである。
【0056】請求項6記載の窯業成形物の乾燥装置によ
れば、送風ファンにより外気を吸引くするとともに熱風
を乾燥炉内へ供給する。熱風が供給される熱風供給ダク
トに熱風用ダンパが設けられており、炉内温度センサに
より測定された炉内温度と炉内設定温度との差に基づい
て開閉用制御器が熱風用ダンパの開閉による送風を制御
するので、乾燥炉の設定温度に対応する熱風の供給量が
正確に制御される。また、熱風用ダンパにより分岐され
た熱風の一部は、循環ダクトを通じて外気吸引ダクトへ
循環される。
れば、送風ファンにより外気を吸引くするとともに熱風
を乾燥炉内へ供給する。熱風が供給される熱風供給ダク
トに熱風用ダンパが設けられており、炉内温度センサに
より測定された炉内温度と炉内設定温度との差に基づい
て開閉用制御器が熱風用ダンパの開閉による送風を制御
するので、乾燥炉の設定温度に対応する熱風の供給量が
正確に制御される。また、熱風用ダンパにより分岐され
た熱風の一部は、循環ダクトを通じて外気吸引ダクトへ
循環される。
【0057】請求項6記載の窯業成形物の乾燥装置は、
上記の構成であるから、請求項3または4記載の窯業成
形物の乾燥装置の効果のほか、外気を吸引するとともに
熱風を乾燥炉内へ供給する送風ファンが設けられている
ものの、熱風用ダンパの開閉により、乾燥炉内への熱風
の供給量を制御するとともに、熱風用ダンパにより分岐
された熱風の一部は、循環ダクトを通じて外気吸引ダク
トへ循環されるので、熱風の再利用を図ることができ、
熱風発生源による外気への加熱量を低減して乾燥装置の
省エネルギ−化を図ることができる。
上記の構成であるから、請求項3または4記載の窯業成
形物の乾燥装置の効果のほか、外気を吸引するとともに
熱風を乾燥炉内へ供給する送風ファンが設けられている
ものの、熱風用ダンパの開閉により、乾燥炉内への熱風
の供給量を制御するとともに、熱風用ダンパにより分岐
された熱風の一部は、循環ダクトを通じて外気吸引ダク
トへ循環されるので、熱風の再利用を図ることができ、
熱風発生源による外気への加熱量を低減して乾燥装置の
省エネルギ−化を図ることができる。
【0058】また、風量制御手段が熱風用ダンパと開閉
用制御器とからなることから、開閉用制御器により熱風
用ダンパの開閉は制御されるので、炉内設定温度に対応
する熱風を正確に供給することができ、乾燥炉内の温度
制御を容易にかつ正確に行うことができるほか、送風フ
ァンを一定の回転数を保って運転することができる。
用制御器とからなることから、開閉用制御器により熱風
用ダンパの開閉は制御されるので、炉内設定温度に対応
する熱風を正確に供給することができ、乾燥炉内の温度
制御を容易にかつ正確に行うことができるほか、送風フ
ァンを一定の回転数を保って運転することができる。
【0059】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して以下に説明する。図1はこの実施の形態その1に
係る窯業成形物の乾燥装置の概略図、図2は実施の形態
その2に係る窯業成形物の乾燥装置の概略図、図3は実
施の形態その3に係る窯業成形物の乾燥装置の概略図、
図4は湿球温度と温度制御との関係を示す説明図、図5
は実施の形態その1に係る窯業成形物の乾燥装置による
乾燥特性を示すグラフ、図6は従来例の窯業成形物の乾
燥装置の概略図である。
照して以下に説明する。図1はこの実施の形態その1に
係る窯業成形物の乾燥装置の概略図、図2は実施の形態
その2に係る窯業成形物の乾燥装置の概略図、図3は実
施の形態その3に係る窯業成形物の乾燥装置の概略図、
図4は湿球温度と温度制御との関係を示す説明図、図5
は実施の形態その1に係る窯業成形物の乾燥装置による
乾燥特性を示すグラフ、図6は従来例の窯業成形物の乾
燥装置の概略図である。
【0060】この発明の実施の形態その1に係る窯業成
形物の乾燥装置について説明する。 (全体構成)図1に示されるように、窯業成形物を収容
するバッチ式の乾燥炉10が設けられており、図示しな
いが乾燥炉10の内部には乾燥炉10内の空気を撹拌し
て乾燥炉10内の雰囲気をより均一にするための撹拌用
ファンが設けられている。
形物の乾燥装置について説明する。 (全体構成)図1に示されるように、窯業成形物を収容
するバッチ式の乾燥炉10が設けられており、図示しな
いが乾燥炉10の内部には乾燥炉10内の空気を撹拌し
て乾燥炉10内の雰囲気をより均一にするための撹拌用
ファンが設けられている。
【0061】この乾燥炉10に熱風供給ダクト12の一
端が接続され、熱風供給ダクト12の他端に熱風発生源
14が接続され、熱風発生源14に外気吸引ダクト18
の一端が接続され、外気吸引ダクト18の他端は開放さ
れている。
端が接続され、熱風供給ダクト12の他端に熱風発生源
14が接続され、熱風発生源14に外気吸引ダクト18
の一端が接続され、外気吸引ダクト18の他端は開放さ
れている。
【0062】熱風供給ダクト12は、熱風(熱風発生源
14により加熱された外気)を乾燥炉10内へ供給する
ものである。外気吸引ダクト18は外気を熱風発生源1
4へ送るためのものであり、熱風発生源14は外気を加
熱するためのもので、具体的手段としてバ−ナが採用さ
れている。
14により加熱された外気)を乾燥炉10内へ供給する
ものである。外気吸引ダクト18は外気を熱風発生源1
4へ送るためのものであり、熱風発生源14は外気を加
熱するためのもので、具体的手段としてバ−ナが採用さ
れている。
【0063】外気吸引ダクト18には送風ファン16が
設けられており、送風ファン16は外気を外気吸引ダク
ト18に吸引するとともに、外気吸引ダクト18内に吸
引された外気を熱風発生源14へ送るほか、熱風を乾燥
炉10内へ供給する機能を備えており、送風ファン16
は後述する熱風の供給量を制御する風量制御手段32の
一部を構成している。
設けられており、送風ファン16は外気を外気吸引ダク
ト18に吸引するとともに、外気吸引ダクト18内に吸
引された外気を熱風発生源14へ送るほか、熱風を乾燥
炉10内へ供給する機能を備えており、送風ファン16
は後述する熱風の供給量を制御する風量制御手段32の
一部を構成している。
【0064】送風ファン16が設けられた外気吸引ダク
ト18の上流側には、外気の乾球温度(以下、単に外気
温度という)を測定するための外気温度センサ20と外
気の相対湿度(以下、単に外気相対湿度という)を測定
するための外気湿度センサ22が設けられている。
ト18の上流側には、外気の乾球温度(以下、単に外気
温度という)を測定するための外気温度センサ20と外
気の相対湿度(以下、単に外気相対湿度という)を測定
するための外気湿度センサ22が設けられている。
【0065】外気温度センサ20と外気相対湿度センサ
22は、測定された外気温度と外気相対湿度を別に設け
られた演算手段24に伝達できるように、演算手段24
に接続されている。なお、外気吸引ダクト18に設けら
れた両センサ20、22のさらに上流側に外気用ダンパ
を設ければ、外気用ダンパの開閉により外気の吸引量を
制御することができる。
22は、測定された外気温度と外気相対湿度を別に設け
られた演算手段24に伝達できるように、演算手段24
に接続されている。なお、外気吸引ダクト18に設けら
れた両センサ20、22のさらに上流側に外気用ダンパ
を設ければ、外気用ダンパの開閉により外気の吸引量を
制御することができる。
【0066】(演算手段)演算手段24は、乾燥に最適
な熱風の目標の乾球温度(以下、単に目標温度という)
を求めるほか、目標温度に基づいて後述する加熱制御手
段26を制御する機能を有するものである。そして、演
算手段24には、乾燥炉10内の湿球温度を予め設定し
た設定湿球温度のデータが格納されているほか、乾燥炉
10内の設定湿球温度、測定された外気温度と外気相対
湿度により熱風の目標温度を求めるためのプログラムが
格納されている。
な熱風の目標の乾球温度(以下、単に目標温度という)
を求めるほか、目標温度に基づいて後述する加熱制御手
段26を制御する機能を有するものである。そして、演
算手段24には、乾燥炉10内の湿球温度を予め設定し
た設定湿球温度のデータが格納されているほか、乾燥炉
10内の設定湿球温度、測定された外気温度と外気相対
湿度により熱風の目標温度を求めるためのプログラムが
格納されている。
【0067】熱風の目標温度を演算手段24により求め
るプログラムは、図4に示される湿度図表に基づいて以
下の要素を求める手順から構成されている。 乾燥炉10内の設定湿球温度に対応する相対湿度10
0%における断熱冷却線。 測定された外気温度および外気相対湿度における絶対
湿度(kg/kg)。 乾燥炉10内の設定湿球温度と相対湿度100%にお
ける断熱冷却線と、測定された外気温度および外気相対
湿度における絶対湿度(kg/kg)との交点における
温度(目標温度)。
るプログラムは、図4に示される湿度図表に基づいて以
下の要素を求める手順から構成されている。 乾燥炉10内の設定湿球温度に対応する相対湿度10
0%における断熱冷却線。 測定された外気温度および外気相対湿度における絶対
湿度(kg/kg)。 乾燥炉10内の設定湿球温度と相対湿度100%にお
ける断熱冷却線と、測定された外気温度および外気相対
湿度における絶対湿度(kg/kg)との交点における
温度(目標温度)。
【0068】この湿度図表に基づいて、乾燥炉10内の
設定湿球温度、測定された外気温度および外気相対湿度
とにより目標温度を求める意図は、とくに恒率乾燥期間
における窯業成形物の変形や亀裂の抑制を図るため、熱
風の温度制御により乾燥炉10内の湿球温度の制御を図
るためである。
設定湿球温度、測定された外気温度および外気相対湿度
とにより目標温度を求める意図は、とくに恒率乾燥期間
における窯業成形物の変形や亀裂の抑制を図るため、熱
風の温度制御により乾燥炉10内の湿球温度の制御を図
るためである。
【0069】(加熱制御手段)加熱制御手段26は、先
に述べた演算手段24に接続されるとともに、熱風発生
源14と接続されており、演算手段24により求められ
た熱風の目標温度に基づいて熱風発生源14の外気に対
する加熱を制御するためのものである。
に述べた演算手段24に接続されるとともに、熱風発生
源14と接続されており、演算手段24により求められ
た熱風の目標温度に基づいて熱風発生源14の外気に対
する加熱を制御するためのものである。
【0070】したがって、熱風発生源14は加熱制御手
段26の制御を受けつつ外気を加熱するが、外気を加熱
して得られた熱風の温度が目標温度となるまで外気を加
熱する。この実施の形態では、熱風発生源14による外
気の加熱温度の正確性をより高めるために、熱風の温度
を測定する熱風温度センサ34が、熱風供給ダクト12
に設けられ、熱風温度センサ34は加熱制御手段26に
接続されている。
段26の制御を受けつつ外気を加熱するが、外気を加熱
して得られた熱風の温度が目標温度となるまで外気を加
熱する。この実施の形態では、熱風発生源14による外
気の加熱温度の正確性をより高めるために、熱風の温度
を測定する熱風温度センサ34が、熱風供給ダクト12
に設けられ、熱風温度センサ34は加熱制御手段26に
接続されている。
【0071】したがって、熱風温度センサ34により測
定された熱風の温度(以下、単に熱風温度という)は加
熱制御手段26へ伝達され、測定された熱風温度と熱風
の目標温度が比較され、その結果により熱風発生源14
に対する制御を行うので、熱風の温度制御が極めて正確
に行われる。
定された熱風の温度(以下、単に熱風温度という)は加
熱制御手段26へ伝達され、測定された熱風温度と熱風
の目標温度が比較され、その結果により熱風発生源14
に対する制御を行うので、熱風の温度制御が極めて正確
に行われる。
【0072】(風量制御手段)一方、乾燥炉10内の温
度を測定するための炉内温度センサ28が乾燥炉10に
設けられている。そして、炉内温度センサ28は測定さ
れた炉内の温度(以下、単に炉内温度という)を別に設
けられた送風用制御器30に伝達できるよう送風用制御
器30に接続されている。送風用制御器30は、外気吸
引ダクト18に設けられた送風ファン16の運転を制御
するためのものであり、送風用制御器30と送風ファン
16により風量制御手段32が構成される。
度を測定するための炉内温度センサ28が乾燥炉10に
設けられている。そして、炉内温度センサ28は測定さ
れた炉内の温度(以下、単に炉内温度という)を別に設
けられた送風用制御器30に伝達できるよう送風用制御
器30に接続されている。送風用制御器30は、外気吸
引ダクト18に設けられた送風ファン16の運転を制御
するためのものであり、送風用制御器30と送風ファン
16により風量制御手段32が構成される。
【0073】送風用制御器30を詳しく述べると、炉内
温度センサ28により測定された炉内温度と予め設定さ
れた乾燥炉10内の設定温度(以下、単に炉内設定温度
という)との比較が送風用制御器30により行われ、炉
内温度が炉内設定温度よりも高い場合は、送風ファン1
6による乾燥炉10への熱風の供給量を減少させ、一
方、炉内温度が炉内設定温度よりも低い場合は、送風フ
ァン16による熱風の供給量を増大させるように送風用
制御器30により送風ファン16の運転を制御し、乾燥
炉10内の温度を炉内設定温度に保つように図られてい
る。
温度センサ28により測定された炉内温度と予め設定さ
れた乾燥炉10内の設定温度(以下、単に炉内設定温度
という)との比較が送風用制御器30により行われ、炉
内温度が炉内設定温度よりも高い場合は、送風ファン1
6による乾燥炉10への熱風の供給量を減少させ、一
方、炉内温度が炉内設定温度よりも低い場合は、送風フ
ァン16による熱風の供給量を増大させるように送風用
制御器30により送風ファン16の運転を制御し、乾燥
炉10内の温度を炉内設定温度に保つように図られてい
る。
【0074】送風ファン16と送風用制御器30からな
る風量制御手段32の目的は、とくに恒率乾燥期間にお
ける窯業成形物の変形や亀裂を抑制しつつ、熱風の供給
量の制御により乾燥炉内の温度の制御を図ることにあ
る。
る風量制御手段32の目的は、とくに恒率乾燥期間にお
ける窯業成形物の変形や亀裂を抑制しつつ、熱風の供給
量の制御により乾燥炉内の温度の制御を図ることにあ
る。
【0075】なお、この実施の形態において予め設定さ
れる炉内設定温度は、窯業成形物の乾燥時間をより短縮
化するために、恒率乾燥期間においては経時的に上昇す
るように設定されており、炉内設定温度のデータは送風
用制御器30に格納される。
れる炉内設定温度は、窯業成形物の乾燥時間をより短縮
化するために、恒率乾燥期間においては経時的に上昇す
るように設定されており、炉内設定温度のデータは送風
用制御器30に格納される。
【0076】また、炉内設定温度を経時的に上昇するよ
うに設定することにより、温度上昇に伴って窯業成形物
に含まれる水分が低下して窯業成形物の強度が増加する
ことから、乾燥に伴う著しい収縮の差による変形や亀裂
の抑制を図ることができる。
うに設定することにより、温度上昇に伴って窯業成形物
に含まれる水分が低下して窯業成形物の強度が増加する
ことから、乾燥に伴う著しい収縮の差による変形や亀裂
の抑制を図ることができる。
【0077】(排気ダクト)乾燥炉10内の空気を排出
するために乾燥炉10に排気ダクト36が設けられ、排
気量を調節する排気ダンパ38が排気ダクト36に設け
られている。一方、乾燥炉10内に炉内圧力センサ40
が設けられ、炉内圧力センサ40により測定された乾燥
炉10内の圧力に応じて排気ダンパ38の開閉を制御
し、排気を図るように構成されている。
するために乾燥炉10に排気ダクト36が設けられ、排
気量を調節する排気ダンパ38が排気ダクト36に設け
られている。一方、乾燥炉10内に炉内圧力センサ40
が設けられ、炉内圧力センサ40により測定された乾燥
炉10内の圧力に応じて排気ダンパ38の開閉を制御
し、排気を図るように構成されている。
【0078】排気ダンパ38の開閉制御により乾燥炉1
0内の圧力を調整する目的は、乾燥炉10内の圧力が高
くなると、熱風の乾燥炉10への供給が阻害されるほ
か、乾燥炉10の内壁が物理的損傷を受けるおそれのあ
ることに鑑み、乾燥炉10内への熱風の供給を安定して
行うことと併せて乾燥炉10の内壁の物理的損傷を防止
することにある。
0内の圧力を調整する目的は、乾燥炉10内の圧力が高
くなると、熱風の乾燥炉10への供給が阻害されるほ
か、乾燥炉10の内壁が物理的損傷を受けるおそれのあ
ることに鑑み、乾燥炉10内への熱風の供給を安定して
行うことと併せて乾燥炉10の内壁の物理的損傷を防止
することにある。
【0079】次に、実施の形態その1に係る窯業成形物
の乾燥装置の制御の説明と併せてその乾燥方法の制御に
ついて説明する。この実施の形態の乾燥炉10内の湿球
温度の制御については、外気温度センサ20により測定
された外気温度と、外気湿度センサ22により測定され
た外気相対湿度と、予め設定された乾燥炉10内の設定
湿球温度とから演算手段24により熱風の目標温度が求
められ、目標温度に基づいて加熱制御手段26を制御さ
せ、熱風発生源14による外気の加熱が制御される。
の乾燥装置の制御の説明と併せてその乾燥方法の制御に
ついて説明する。この実施の形態の乾燥炉10内の湿球
温度の制御については、外気温度センサ20により測定
された外気温度と、外気湿度センサ22により測定され
た外気相対湿度と、予め設定された乾燥炉10内の設定
湿球温度とから演算手段24により熱風の目標温度が求
められ、目標温度に基づいて加熱制御手段26を制御さ
せ、熱風発生源14による外気の加熱が制御される。
【0080】この熱風の温度制御による乾燥炉10内の
湿球温度の制御は、窯業成形物の乾燥時における変形お
よび亀裂を防止するために有効である。未乾燥の窯業成
形物は水分を含んだ湿潤なものであるから、窯業成形物
の温度は、窯業成形物の周囲の雰囲気の湿球温度(温度
計に湿ったガ−ゼを付けて測定した温度)とほぼ等しく
扱うことができる。
湿球温度の制御は、窯業成形物の乾燥時における変形お
よび亀裂を防止するために有効である。未乾燥の窯業成
形物は水分を含んだ湿潤なものであるから、窯業成形物
の温度は、窯業成形物の周囲の雰囲気の湿球温度(温度
計に湿ったガ−ゼを付けて測定した温度)とほぼ等しく
扱うことができる。
【0081】そこで、加熱期間を経過して恒率乾燥期間
における窯業成形物の温度と、恒率乾燥期間における乾
燥炉10内の湿球温度を等しく保つことができると、熱
風の熱は水分の蒸発にのみ使用され、適切な乾燥速度で
窯業成形物を乾燥させることができる。したがって、窯
業成形物の一部に急激な乾燥や窯業成形物の表面への結
露が発生することなく、恒率乾燥期間における窯業成形
物の変形や亀裂を抑制できる。
における窯業成形物の温度と、恒率乾燥期間における乾
燥炉10内の湿球温度を等しく保つことができると、熱
風の熱は水分の蒸発にのみ使用され、適切な乾燥速度で
窯業成形物を乾燥させることができる。したがって、窯
業成形物の一部に急激な乾燥や窯業成形物の表面への結
露が発生することなく、恒率乾燥期間における窯業成形
物の変形や亀裂を抑制できる。
【0082】ほぼ密閉された乾燥炉10内において、熱
風が窯業成形物の乾燥に使用されても近似的に断熱冷却
され、熱風が断熱冷却される場合、断熱冷却の過程にお
いて熱風の湿球温度が変化しない。
風が窯業成形物の乾燥に使用されても近似的に断熱冷却
され、熱風が断熱冷却される場合、断熱冷却の過程にお
いて熱風の湿球温度が変化しない。
【0083】そして、乾燥炉10内の湿球温度が設定湿
球温度に維持されるためには、乾燥炉10内の設定湿球
温度に対応する断熱冷却線上に位置するように熱風の目
標温度を求め、求められた目標温度となるように外気を
加熱すればよい。
球温度に維持されるためには、乾燥炉10内の設定湿球
温度に対応する断熱冷却線上に位置するように熱風の目
標温度を求め、求められた目標温度となるように外気を
加熱すればよい。
【0084】したがって、目標温度の加熱を乾燥炉10
内に供給し、乾燥炉10内において熱風が乾燥に使用さ
れても、乾燥炉10内の湿球温度は設定湿球温度と同じ
に維持され、また、乾燥炉10内の湿球温度と窯業成形
物の温度が一致するので、恒率乾燥期間において窯業成
形物の乾燥は安定して進行する。
内に供給し、乾燥炉10内において熱風が乾燥に使用さ
れても、乾燥炉10内の湿球温度は設定湿球温度と同じ
に維持され、また、乾燥炉10内の湿球温度と窯業成形
物の温度が一致するので、恒率乾燥期間において窯業成
形物の乾燥は安定して進行する。
【0085】一方、乾燥炉10内の温度制御は、熱風の
供給量を制御することにより行われる。つまり、乾燥炉
10内の温度が熱風の温度より低い場合、一定の温度の
熱風であっても、供給される熱風の供給量を増大させる
と、供給量に応じて乾燥炉10内の温度は上昇する現象
を利用するものである。
供給量を制御することにより行われる。つまり、乾燥炉
10内の温度が熱風の温度より低い場合、一定の温度の
熱風であっても、供給される熱風の供給量を増大させる
と、供給量に応じて乾燥炉10内の温度は上昇する現象
を利用するものである。
【0086】この実施の形態における窯業成形物の乾燥
の制御の具体例は、以下のようなプログラムに基づいて
行った。加熱期間を約2時間とし、この期間で窯業成形
物の温度が35℃から45℃まで上昇するように乾燥炉
10内の湿球温度を35℃から45℃に上昇させる設定
とした。
の制御の具体例は、以下のようなプログラムに基づいて
行った。加熱期間を約2時間とし、この期間で窯業成形
物の温度が35℃から45℃まで上昇するように乾燥炉
10内の湿球温度を35℃から45℃に上昇させる設定
とした。
【0087】次に、恒率乾燥期間を約8時間とし、この
期間の設定湿球温度を45℃とし、炉内温度を47℃か
ら68℃まで段階的に上昇するように設定した。減率乾
燥期間を約4時間とし、この期間の設定湿球温度につい
ても45℃とする一方、炉内温度を68℃から80℃に
上昇させ、温度80℃で約2時間の保持時間設定した
(図5を参照)。
期間の設定湿球温度を45℃とし、炉内温度を47℃か
ら68℃まで段階的に上昇するように設定した。減率乾
燥期間を約4時間とし、この期間の設定湿球温度につい
ても45℃とする一方、炉内温度を68℃から80℃に
上昇させ、温度80℃で約2時間の保持時間設定した
(図5を参照)。
【0088】この乾燥における外気温度は35℃、外気
の相対湿度は60%であったことから、乾燥炉10内の
設定湿球温度が45℃であることを併せ、演算手段24
により熱風の目標温度は145℃であった(図4を参
照)。
の相対湿度は60%であったことから、乾燥炉10内の
設定湿球温度が45℃であることを併せ、演算手段24
により熱風の目標温度は145℃であった(図4を参
照)。
【0089】以上の設定および条件に基づいて窯業成形
物の乾燥を行ったところ、乾燥された窯業成形物におい
て乾燥による変形や亀裂はほとんど発生しなかった。す
なわち、乾燥炉10内の設定湿球温度、測定された外気
温度と外気相対湿度とにより、乾燥炉10内の設定湿球
温度に対応する熱風の目標温度が求められ、外気を目標
温度まで加熱し、外気の加熱により得られた熱風が乾燥
炉10内に供給され、乾燥炉10内に供給された目標温
度の熱風は乾燥に使用されても湿球温度は変化すること
なく、設定湿球温度に保たれることにより、窯業成形物
の温度と乾燥炉10内の湿球温度が一致する状態を維持
し、窯業成形物の一部に急激な乾燥や表面への結露が生
じないためである。
物の乾燥を行ったところ、乾燥された窯業成形物におい
て乾燥による変形や亀裂はほとんど発生しなかった。す
なわち、乾燥炉10内の設定湿球温度、測定された外気
温度と外気相対湿度とにより、乾燥炉10内の設定湿球
温度に対応する熱風の目標温度が求められ、外気を目標
温度まで加熱し、外気の加熱により得られた熱風が乾燥
炉10内に供給され、乾燥炉10内に供給された目標温
度の熱風は乾燥に使用されても湿球温度は変化すること
なく、設定湿球温度に保たれることにより、窯業成形物
の温度と乾燥炉10内の湿球温度が一致する状態を維持
し、窯業成形物の一部に急激な乾燥や表面への結露が生
じないためである。
【0090】恒率乾燥期間における乾燥炉10内の設定
湿球温度と窯業成形物の温度を常に一致させる制御であ
るから、窯業成形物の種類に応じて設定湿球温度を自由
に変更しても窯業成形物の温度が設定湿球温度と一致す
るように熱風の目標温度が求められ、従来のように温度
と相対湿度の関係を考慮する必要もないので、乾燥炉1
0のオペレ−タによる乾燥の制御の変更が容易となっ
た。
湿球温度と窯業成形物の温度を常に一致させる制御であ
るから、窯業成形物の種類に応じて設定湿球温度を自由
に変更しても窯業成形物の温度が設定湿球温度と一致す
るように熱風の目標温度が求められ、従来のように温度
と相対湿度の関係を考慮する必要もないので、乾燥炉1
0のオペレ−タによる乾燥の制御の変更が容易となっ
た。
【0091】併せて、乾燥炉10の湿度制御を熱風の供
給量の制御により行うので、乾燥炉10内の温度を変動
させても湿球温度が設定湿球温度に維持されていれば、
一定の範囲内において乾燥時間の変更の自由にでき、こ
の実施の形態では乾燥時間が14時間に短縮することが
できた。
給量の制御により行うので、乾燥炉10内の温度を変動
させても湿球温度が設定湿球温度に維持されていれば、
一定の範囲内において乾燥時間の変更の自由にでき、こ
の実施の形態では乾燥時間が14時間に短縮することが
できた。
【0092】また、乾燥途中において外気温度や外気相
対湿度の変動が生じても、演算手段24により、これら
の変動に対応するように熱風の目標温度が求められ、目
標温度に基づいて加熱制御手段26が制御されるので、
熱風発生源14による熱風の適切な加熱を行うことがで
きる。
対湿度の変動が生じても、演算手段24により、これら
の変動に対応するように熱風の目標温度が求められ、目
標温度に基づいて加熱制御手段26が制御されるので、
熱風発生源14による熱風の適切な加熱を行うことがで
きる。
【0093】次に、実施の形態その2に係る窯業成形物
の乾燥装置について説明する。この実施の形態の乾燥装
置においては、熱風温度センサ42と熱風湿度センサ4
4が熱風供給ダクト12に設けられ、熱風温度センサ4
2により測定された熱風の温度(以下、単に熱風温度と
いう)と熱風湿度センサ44により測定された熱風の相
対湿度(以下、単に熱風相対湿度という)が演算手段4
6に伝達されるように設けられている点が、先の実施の
形態と比較して異なる。
の乾燥装置について説明する。この実施の形態の乾燥装
置においては、熱風温度センサ42と熱風湿度センサ4
4が熱風供給ダクト12に設けられ、熱風温度センサ4
2により測定された熱風の温度(以下、単に熱風温度と
いう)と熱風湿度センサ44により測定された熱風の相
対湿度(以下、単に熱風相対湿度という)が演算手段4
6に伝達されるように設けられている点が、先の実施の
形態と比較して異なる。
【0094】したがって、熱風温度は熱風温度センサ4
2により測定され、また、熱風相対湿度は熱風湿度セン
サ44により測定される。測定された熱風温度と熱風相
対湿度は演算手段46へ伝達され、演算手段46におい
て熱風温度、熱風相対湿度および乾燥炉10内の設定湿
球温度により熱風の目標温度が求められる。求められた
目標温度に基づいて加熱制御手段26が熱風発生源14
による外気の加熱を制御する。
2により測定され、また、熱風相対湿度は熱風湿度セン
サ44により測定される。測定された熱風温度と熱風相
対湿度は演算手段46へ伝達され、演算手段46におい
て熱風温度、熱風相対湿度および乾燥炉10内の設定湿
球温度により熱風の目標温度が求められる。求められた
目標温度に基づいて加熱制御手段26が熱風発生源14
による外気の加熱を制御する。
【0095】この実施の形態においては、熱風供給ダク
ト12の乾燥炉10寄りに熱風温度センサ42が設けら
れており、熱風が乾燥炉10へ供給される直前で熱風温
度を監視することになり、加熱制御手段26による熱風
発生源14の加熱制御は、熱風の目標温度に対するより
繊細な制御とすることができるので、乾燥炉10内へ供
給される熱風の温度制御をより正確に行うことができ
る。
ト12の乾燥炉10寄りに熱風温度センサ42が設けら
れており、熱風が乾燥炉10へ供給される直前で熱風温
度を監視することになり、加熱制御手段26による熱風
発生源14の加熱制御は、熱風の目標温度に対するより
繊細な制御とすることができるので、乾燥炉10内へ供
給される熱風の温度制御をより正確に行うことができ
る。
【0096】次に、実施の形態その3に係る窯業成形物
の乾燥装置について説明する。この実施の形態の乾燥装
置は、熱風供給ダクト12に熱風用ダンパ50が設けら
れ、実施の形態その1における送風用制御器30に代え
て開閉用制御器52が設けられている。開閉用制御器5
2は、炉内温度センサ54により測定された炉内温度を
開閉用制御器52に伝達できるように炉内温度センサ5
4と接続されているほか、熱風用ダンパ50の開閉を制
御するために熱風用ダンパ50とも接続されている。
の乾燥装置について説明する。この実施の形態の乾燥装
置は、熱風供給ダクト12に熱風用ダンパ50が設けら
れ、実施の形態その1における送風用制御器30に代え
て開閉用制御器52が設けられている。開閉用制御器5
2は、炉内温度センサ54により測定された炉内温度を
開閉用制御器52に伝達できるように炉内温度センサ5
4と接続されているほか、熱風用ダンパ50の開閉を制
御するために熱風用ダンパ50とも接続されている。
【0097】また、熱風用ダンパ50により分岐される
熱風の一部を外気吸引ダクト18に循環させる循環ダク
ト56が設けられており、循環ダクト56は熱風用ダン
パ50から外気温度センサ20および外気湿度センサ2
2の上流側の外気吸引ダクト18に向けて接続されてい
る。
熱風の一部を外気吸引ダクト18に循環させる循環ダク
ト56が設けられており、循環ダクト56は熱風用ダン
パ50から外気温度センサ20および外気湿度センサ2
2の上流側の外気吸引ダクト18に向けて接続されてい
る。
【0098】開閉用制御器52は、炉内温度センサ54
により測定された炉内温度の伝達を受け、炉内温度に応
じて熱風用ダンパ50の開閉を制御して熱風の供給量を
制御することができる。したがって、この実施の形態に
おける風量制御手段48は開閉用制御器52と熱風用ダ
ンパ50から構成される。この実施の形態において、外
気吸引ダクト18に設けられた送風ファン58は一定の
回転数を保って運転されるものであり、熱風の供給量を
炉内温度に基づいて制御する風量制御手段48を構成す
るものではない。
により測定された炉内温度の伝達を受け、炉内温度に応
じて熱風用ダンパ50の開閉を制御して熱風の供給量を
制御することができる。したがって、この実施の形態に
おける風量制御手段48は開閉用制御器52と熱風用ダ
ンパ50から構成される。この実施の形態において、外
気吸引ダクト18に設けられた送風ファン58は一定の
回転数を保って運転されるものであり、熱風の供給量を
炉内温度に基づいて制御する風量制御手段48を構成す
るものではない。
【0099】この実施の形態によれば、送風ファン58
により外気吸引ダクト18に吸引された外気は、熱風発
生源14により加熱される。このときの熱風発生源14
による加熱制御は、実施の形態その1と同様に、演算手
段24により乾燥炉10内の設定湿球温度、測定された
外気温度、外気相対湿度とから熱風の目標温度が求めら
れ、求められた熱風の目標温度になるように熱風発生源
14により外気が加熱されるが、熱風発生源14は加熱
制御手段26により制御されるものである。
により外気吸引ダクト18に吸引された外気は、熱風発
生源14により加熱される。このときの熱風発生源14
による加熱制御は、実施の形態その1と同様に、演算手
段24により乾燥炉10内の設定湿球温度、測定された
外気温度、外気相対湿度とから熱風の目標温度が求めら
れ、求められた熱風の目標温度になるように熱風発生源
14により外気が加熱されるが、熱風発生源14は加熱
制御手段26により制御されるものである。
【0100】一方、乾燥炉10内の温度制御は風量制御
手段48による熱風の供給量の制御により行われるが、
風量制御手段48は熱風用ダンパ50と開閉用制御器5
2から構成されているので、炉内温度センサ54により
測定された炉内温度は開閉用制御器52へ伝達され、開
閉用制御器52は炉内温度に応じて熱風用ダンパ50の
開閉を制御して、乾燥炉10内へ供給する熱風の供給量
を制御する。
手段48による熱風の供給量の制御により行われるが、
風量制御手段48は熱風用ダンパ50と開閉用制御器5
2から構成されているので、炉内温度センサ54により
測定された炉内温度は開閉用制御器52へ伝達され、開
閉用制御器52は炉内温度に応じて熱風用ダンパ50の
開閉を制御して、乾燥炉10内へ供給する熱風の供給量
を制御する。
【0101】そして、熱風用ダンパ50により分岐され
た熱風の一部は、乾燥炉10内へ供給する必要がないの
で、循環ダクト56を通じて外気吸引ダクト18へ回収
される。外気吸引ダクト18へ回収された熱風は外気と
混合されて熱風発生源14へ送られ、再び加熱されて熱
風として再利用されるので、熱風発生源14による外気
への加熱量が低減され、乾燥装置の省エネルギ−化を図
ることができる。
た熱風の一部は、乾燥炉10内へ供給する必要がないの
で、循環ダクト56を通じて外気吸引ダクト18へ回収
される。外気吸引ダクト18へ回収された熱風は外気と
混合されて熱風発生源14へ送られ、再び加熱されて熱
風として再利用されるので、熱風発生源14による外気
への加熱量が低減され、乾燥装置の省エネルギ−化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態その1に係る窯業成形物の乾燥装置
の概略図である。
の概略図である。
【図2】実施の形態その2に係る窯業成形物の乾燥装置
の概略図である。
の概略図である。
【図3】実施の形態その3に係る窯業成形物の乾燥装置
の概略図である。
の概略図である。
【図4】湿球温度と温度制御との関係を示す説明図であ
る。
る。
【図5】実施の形態その1に係る窯業成形物の乾燥装置
による乾燥特性を示すグラフ、である。
による乾燥特性を示すグラフ、である。
【図6】従来例の窯業成形物の乾燥装置の概略図であ
る。
る。
10 乾燥炉 12 熱風供給ダクト 14 熱風発生源 16 送風ファン 18 外気吸引ダクト 20 外気温度センサ 22 外気湿度センサ 24 演算手段 26 加熱制御手段 28 炉内温度センサ 30 送風用制御器 32 風量制御手段 34 熱風温度センサ 36 排気ダクト 38 排気ダンパ 40 炉内圧力センサ 42 熱風温度センサ 44 熱風湿度センサ 46 演算手段 48 風量制御手段 50 熱風用ダンパ 52 開閉用制御器 54 炉内温度センサ 56 循環ダクト 58 送風ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 7/06 F27D 7/06 C
Claims (6)
- 【請求項1】 湿式成形された窯業成形物を乾燥炉に収
容し、外気を加熱して熱風を得るとともに熱風を乾燥炉
内へ供給し、供給された熱風により窯業成形物を乾燥さ
せる窯業成形物の乾燥方法において、 乾燥炉内の設定湿球温度と炉内設定温度を予め設定し、 外気の温度と相対湿度を測定して外気温度と外気相対湿
度を求め、 乾燥炉内の設定湿球温度、外気温度および外気相対湿度
に基づいて乾燥炉内に供給する熱風の目標温度を求め、 求められた熱風の目標温度となるように外気を加熱し、 外気を加熱して得られた熱風を乾燥炉へ供給し、 他方、乾燥炉内の温度を測定して炉内温度を求め、炉内
設定温度と測定された炉内温度の差に基づいて乾燥炉内
へ供給する熱風の供給量を制御することを特徴とする窯
業成形物の乾燥方法。 - 【請求項2】 湿式成形された窯業成形物を乾燥炉に収
容し、外気を加熱して熱風を得るとともに熱風を乾燥炉
内へ供給し、供給された熱風により窯業成形物を乾燥さ
せる窯業成形物の乾燥方法において、 乾燥炉内の設定湿球温度と炉内設定温度を予め設定し、 乾燥炉へ供給される熱風の温度と相対湿度を測定して熱
風温度と熱風相対湿度を求め、 乾燥炉内の設定湿球温度、熱風温度および熱風相対湿度
に基づいて乾燥炉内に供給する熱風の目標温度を求め、 求められた熱風の目標温度となるように外気を加熱し、 外気を加熱して得られた熱風を乾燥炉内へ供給し、 他方、乾燥炉内の温度を測定して炉内温度を求め、炉内
設定温度と測定された炉内温度の差に基づいて乾燥炉内
へ供給する熱風の供給量を制御することを特徴とする窯
業成形物の乾燥方法。 - 【請求項3】 湿式成形された窯業成形物を収容する乾
燥炉が備えられ、乾燥炉に接続された熱風供給ダクトに
熱風発生源が設けられ、熱風発生源に外気吸引ダクトが
接続され、乾燥炉に排気ダクトが接続された窯業成形物
の乾燥装置において、 外気の温度を測定する外気温度センサと外気の相対湿度
を測定する外気湿度センサが外気吸引ダクトに設けら
れ、 外気温度センサにより測定された外気温度と外気温度セ
ンサにより測定された外気相対湿度により、予め設定さ
れた乾燥炉内の設定湿球温度に対応する熱風の目標温度
を求める演算手段が設けられ、 乾燥炉内へ供給される熱風の温度が目標温度となるよう
に熱風発生源を制御する加熱制御手段が設けられ、 他方、乾燥炉に該乾燥炉内の温度を測定する炉内温度セ
ンサが設けられ、 炉内温度センサにより測定された炉内温度と予め設定さ
れた炉内設定温度の差に基づいて乾燥炉内へ供給する熱
風の供給量を制御する風量制御手段が設けられたことを
特徴とする窯業成形物の乾燥装置。 - 【請求項4】 湿式成形された窯業成形物を収容する乾
燥炉が備えられ、乾燥炉に接続された熱風供給ダクトに
熱風発生源が設けられ、熱風発生源に外気吸引ダクトが
接続され、乾燥炉に排気ダクトが接続された窯業成形物
の乾燥装置において、 熱風の温度を測定する熱風温度センサと熱風の相対湿度
を測定する熱風湿度センサが熱風供給ダクトに設けら
れ、 熱風温度センサにより測定された熱風温度と熱風湿度セ
ンサにより測定された熱風相対湿度とにより、予め設定
された乾燥炉内の設定湿球温度に対応する熱風の目標温
度を求める演算手段と、 乾燥炉内へ供給される熱風の温度が目標温度となるよう
に熱風発生源を制御する加熱制御手段が設けられ、 他方、乾燥炉に該乾燥炉内の温度を測定する炉内温度セ
ンサが設けられ、 炉内温度センサにより測定された炉内温度と予め設定さ
れた炉内設定温度の差に基づいて熱風の供給量を制御す
る風量制御手段が設けられたことを特徴とする窯業成形
物の乾燥装置。 - 【請求項5】 風量制御手段が、外気吸引ダクトに設け
られた送風ファンと、炉内温度センサにより測定される
炉内温度と炉内設定温度の差に基づいて送風ファンを制
御する送風用制御器とからなることを特徴とする請求項
3または4記載の窯業成形物の乾燥装置。 - 【請求項6】 風量制御手段が、熱風供給ダクトに設け
られ熱風用ダンパと、炉内温度センサにより測定される
炉内温度と炉内設定温度との差に基づいて熱風用ダンパ
を開閉する開閉用制御器とからなり、 熱風用ダンパにより分岐された熱風の一部を外気吸引ダ
クトへ循環させる循環ダクトが設けられるとともに外気
吸引ダクトに送風ファンが設けられたことを特徴とする
請求項3または4記載の窯業成形物の乾燥装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03309799A JP3455813B2 (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 窯業成形物の乾燥方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03309799A JP3455813B2 (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 窯業成形物の乾燥方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000234862A true JP2000234862A (ja) | 2000-08-29 |
| JP3455813B2 JP3455813B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=12377172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03309799A Expired - Fee Related JP3455813B2 (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 窯業成形物の乾燥方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3455813B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008196813A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Taiheiyo Cement Corp | 乾燥装置の運転方法 |
| US8006407B2 (en) * | 2007-12-12 | 2011-08-30 | Richard Anderson | Drying system and method of using same |
| CN113776319A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-12-10 | 常州恒创热管理有限公司 | 一种烘干机 |
| CN114368219A (zh) * | 2020-10-15 | 2022-04-19 | 精工爱普生株式会社 | 液滴喷出装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106622604B (zh) * | 2017-02-22 | 2019-05-10 | 江苏新鹏重型机电制造有限公司 | 水泥生产线用物料供给装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3115385U (ja) | 2005-08-02 | 2005-11-04 | 株式会社池田地球 | 吊り具付きランドセル |
-
1999
- 1999-02-10 JP JP03309799A patent/JP3455813B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008196813A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Taiheiyo Cement Corp | 乾燥装置の運転方法 |
| US8006407B2 (en) * | 2007-12-12 | 2011-08-30 | Richard Anderson | Drying system and method of using same |
| CN114368219A (zh) * | 2020-10-15 | 2022-04-19 | 精工爱普生株式会社 | 液滴喷出装置 |
| CN114368219B (zh) * | 2020-10-15 | 2026-04-24 | 精工爱普生株式会社 | 液滴喷出装置 |
| CN113776319A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-12-10 | 常州恒创热管理有限公司 | 一种烘干机 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3455813B2 (ja) | 2003-10-14 |
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