JP2000235734A - 光記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

光記録媒体及びその製造方法

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JP2000235734A
JP2000235734A JP11033256A JP3325699A JP2000235734A JP 2000235734 A JP2000235734 A JP 2000235734A JP 11033256 A JP11033256 A JP 11033256A JP 3325699 A JP3325699 A JP 3325699A JP 2000235734 A JP2000235734 A JP 2000235734A
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resin
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Noriyuki Arakawa
宣之 荒川
Asao Kurousu
朝男 黒臼
Yuji Akiyama
雄治 秋山
Toshiyuki Kashiwagi
俊行 柏木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反りやヒケ等の変形がなく十分な回転性能を
有し、且つ高記録密度化に十分に対応する。 【解決手段】 信号記録層3と、光反射層4と、保護膜
5とが順次積層される基板2を、スキン層6とコア層7
とにより積層して形成する。これらスキン層6とコア層
7とを、レーザ光11に対して透光性を有し、物理的特
性及び/又は機械的特性が異なる異種材料によって形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に信号記録
層が形成されてなる光記録媒体及びその製造方法に関
し、さらに詳しくは、基板を多層構造とすることによっ
て耐久性に優れ、且つ高記録密度化に十分対応可能とさ
れた光記録媒体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体は、記録再生装置に対して用
いられ、この記録再生装置によって、例えば、音声情
報、画像情報、或いは文字情報等の各種情報の記録及び
/又は再生(以下、記録再生という。)が行われる記録
媒体である。光記録媒体は、一般にディスク状を呈して
なり、例えば、ピットと称される物理的な凹凸形状によ
って記録信号が予め書き込まれてなる光ディスクや、信
号記録層の相変化を利用して記録信号が書き込まれる相
変化型光ディスクや、信号記録層の磁気光学効果を利用
して記録信号の記録再生が行われる光磁気ディスク等の
種類がある。
【0003】光記録媒体には、その主面上で円周方向
に、記録トラックと称される記録信号の記録部位が設け
られている。そして、記録再生装置は、この記録トラッ
クに向けて光を照射し、記録信号の記録再生を行う。
【0004】光記録媒体には、例えば、記録トラックに
対応した物理的な凹凸形状であるランド・グルーブや、
予め書き込まれたピット等の微細な凹凸パターンが、そ
の信号記録面に形成されている。これらの微細な凹凸パ
ターンは、通常、樹脂性材料によってディスク基板を射
出成形するときに、このディスク基板の信号記録面とな
る側に、スタンパによって転写することによって形成さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ィスク基板の射出成形工程においては、溶融した樹脂材
料を射出充填する際の圧力変化及び温度変化や、樹脂材
料と金型との摩擦等の影響により、この樹脂材料に応力
が発生する。そして、この射出成形工程においては、溶
融した樹脂材料が金型内で冷却硬化されるまでの過程
で、樹脂材料に発生する応力が緩和されるが、緩和され
ずに残った一部の応力が、完成したディスク基板内に残
留応力として残ってしまう。光記録媒体においては、デ
ィスク基板に内部応力が残留していると、反りやうねり
等の変形や、不均一な複屈折分布等が生じてしまう。
【0006】また、ディスク基板は、樹脂材料によって
形成されることから、射出成形工程中の特に冷却工程に
おける収縮変形を避けることが困難である。具体的に
は、ディスク基板は、内周部での収縮よりも外周部での
収縮が大きい場合に、プロペラ状に変形してしまう。ま
た、ディスク基板は、内周部でのよりも外周部での収縮
が大きい場合に、椀状に変形してしまう。
【0007】そのため、従来の射出成形工程において
は、この収縮変形や上述した残留内部応力によるディス
ク基板の変形を極力抑えるために、金型の型締め圧を弱
くしたり、樹脂材料の射出速度を遅くしたり、樹脂材料
の射出圧力を弱くしたりといった複雑な手間が必要とさ
れている。また、従来の射出成形工程は、このような変
形が生じることによって、ディスク基板の外周部でヒケ
(くぼみ)や膨らみが生じたり、スタンパの凹凸パター
ンを精度よく転写することが困難となるといった問題を
有している。
【0008】そのため、従来の射出成形工程において
は、小さい分子量を有することによって高い流動性を備
える樹脂材料を用いたり、この樹脂材料の射出時の温度
及び金型の温度を高くすることによって、ディスク基板
の複屈折の低減を図るとともに、スタンパからの転写性
を確保している。しかしながら、従来の射出成形工程に
おいては、樹脂材料の分子量を小さくすることによっ
て、ディスク基板の剛性等の機械的特性が劣化してしま
うといった問題があった。また、従来の射出成形工程に
おいては、金型温度を高くすることによって、ディスク
基板を取り出す際に熱変形が生じてしまったり、成形サ
イクルが長くなってしまうといった問題がある。
【0009】一方、光記録媒体は、近年、記録再生装置
の小型化や記録信号の大容量化に対応して、高記録密度
化を図ることが望まれている。光記録媒体は、上述した
ように剛性の低いディスク基板によって構成されていた
り、ディスク基板に変形が生じていたりすると、特に高
記録密度化に対応して焦点深度を浅く構成された高NA
光学系に対して用いる場合に、正常な記録再生を行うこ
とが困難となってしまうといった問題がある。
【0010】また、光記録媒体は、記録再生動作の高速
化に対応して、記録再生時の回転数を早めることが望ま
れている。したがって、光記録媒体は、ディスク基板の
共振特性が良好で、高速回転時でも安定した記録再生が
可能であることが要求されている。
【0011】光記録媒体において、ディスク基板は、上
述したように、スタンパからの転写性、面内方向及び厚
み方向の複屈折、吸水率、剛性、共振特性等の様々な物
理的特性/機械的特性を満足することが要求されてい
る。ところが、これらの様々な物理的特性/機械的特性
は、単一の樹脂材料によって十分に満足することが困難
である。
【0012】そこで、本発明は、ディスク基板の反りや
ヒケ等の変形がなく、十分な回転性能を有し、且つ高記
録密度化に十分対応することができる光記録媒体及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光記録媒体
は、基板上に少なくとも信号記録層が形成されてなり、
当該基板側から入射される入射光によって上記信号記録
層に対して記録信号の記録及び/又は再生が行われる光
記録媒体である。上記基板は、第1の樹脂層と第2の樹
脂層とが2層以上に積層されてなる。また、上記第1の
樹脂層と第2の樹脂層とは、それぞれ上記入射光に対し
て透光性を有するとともに、物理的特性及び/又は機械
的特性が異なる異種材料によって形成されてなる。
【0014】以上のように構成された光記録媒体は、入
射光に対して透光性を有する第1の樹脂層及び第2の樹
脂層を積層して基板が形成されていることによって、各
々の樹脂層を形成する樹脂材料を適宜選択し、全体とし
て優れた物理的特性及び/又は機械的特性を備えること
ができる。また、入射光に対して透光性を有する材料に
よって基板が形成されていることから、基板側から入射
される入射光を透過させることができ、光学的な記録再
生特性に影響を与えることがない。
【0015】また、本発明に係る光記録媒体の製造方法
は、基板上に少なくとも信号記録層が形成されてなり、
当該基板側から入射される入射光によって上記信号記録
層に対して記録信号の記録及び/又は再生が行われ、上
記基板が上記入射光に対して透光性を有する第1の樹脂
層及び第2の樹脂層によって形成される光記録媒体の基
板を射出成形する際に用いられる方法である。特に、本
発明に係る光記録媒体の製造方法は、2色成形工程によ
って、上記第1の樹脂層とは物理的特性及び/又は機械
的特性が異なる異種材料によって第2の樹脂層を形成す
る。
【0016】したがって、このような光記録媒体の製造
方法によれば、入射光に対して透光性を有する第1の樹
脂層及び第2の樹脂層を積層して基板を形成することか
ら、各々の樹脂層を形成する樹脂材料を適宜選択し、全
体として優れた物理的特性及び/又は機械的特性を備え
る光記録媒体を製造することができる。また、入射光に
対して透光性を有する材料によって基板を形成すること
から、基板側から入射される入射光を透過させることが
できる光記録媒体を製造することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の
説明では、光記録媒体として、相変化材料により形成さ
れた信号記録層を備えて形成され、この信号記録層に対
して強度の異なる光を照射することによって記録信号の
記録再生を行い、いわゆる相変化記録方式により記録信
号を記録再生する相変化型光ディスクを例に挙げる。た
だし、本発明は、光記録媒体に対して記録信号の記録再
生を行う光ディスクに広く適用可能であり、例えば、光
記録媒体に対する記録信号の記録だけが可能な再生専用
の光ディスク等であってもよい。
【0018】以下の説明においては、図1及び図2に示
すような光ディスク1について説明する。光ディスク1
は、図1に示すように、全体略円盤状を呈してなり、そ
の中央部にセンターホール1aが穿孔されている。
【0019】光ディスク1は、図2に示すように、基板
2上に、信号記録層3と、光反射層4と、保護膜5とが
順次積層されてなる。また、基板2は、スキン層6とコ
ア層7とからなり、コア層7の両主面側に、それぞれ第
1のスキン層6aと第2のスキン層6bとが形成され
て、いわゆるサンドイッチ構造とされてなる。
【0020】光ディスク1は、光ディスク装置(図示せ
ず)に対して着脱自在に用いられ、この光ディスク装置
に配設された記録再生ヘッド(図示せず)により、信号
記録層3に記録された記録信号の再生が行われるもので
ある。光ディスク1は、信号再生時に、記録再生ヘッド
に配設された光学レンズ10によってレーザ光11が集
光され、このレーザ光11が基板2側から信号記録層3
に向けて入射される。そして、光ディスク装置は、レー
ザ光11が信号記録層3及び光反射層4に反射して戻っ
てきた戻り光をピックアップが検出することによって、
光ディスク1に対して記録信号の記録再生を行う。
【0021】基板2において、スキン層6とコア層7と
は、レーザ光11に対して透光性を有し、且つそれぞれ
物理的特性及び/又は機械的特性が異なる異種材料によ
って形成されている。光ディスク1は、基板2がレーザ
光11に対して透光性を有していることによって、この
基板2側から信号記録層3に向けてレーザ光11を入射
させることができる。
【0022】第1のスキン層6aは、基板2において、
レーザ光11が入射される側の面、すなわち光入射面2
a側に形成されている。また、第2のスキン層6bは、
基板2において、信号記録層3が形成される側の面、す
なわち信号記録面2b側に形成されている。
【0023】また、基板2には、信号記録面2bに、凹
凸パターン2cが形成されている。凹凸パターン2c
は、プリグルーブ等の微細な凹凸が物理的形状の変化と
して形成されたものであり、光ディスク装置が光ディス
ク1に対して記録再生を行う際の位置決め基準となるも
のである。なお、凹凸パターン2cは、光ディスク1が
例えばCD(Compact Disc)等の再生専用の光ディスク
とされる場合に、記録信号を示すピットであってもよ
い。
【0024】スキン層6は、流動性の良好な材料によっ
て形成されることが望ましい。これにより、スキン層6
は、転写性に優れたものとなる。したがって、基板2に
は、第2のスキン層6b側の信号記録面2bに、凹凸パ
ターン2cを確実に且つ精度よく成形することができ
る。そのため、光ディスク1は、記録信号を示すピット
や、プリグルーブ等に対応した凹凸パターン2cを高密
度・高精度に形成することができ、高記録密度化に対応
した光ディスクとすることができる。
【0025】また、光ディスク1は、スキン層6が流動
性の良好な材料によって形成されることにより、基板2
に生じる残留応力を低減することができる。したがっ
て、光ディスク1は、基板2でのレーザ光11の複屈折
を低減することができる。また、流動性の良好な樹脂材
料は、一般に光弾性定数が小さい。したがって、光ディ
スク1は、基板2に入射されたレーザ光11を安定して
信号記録層3に導くことができるとともに、戻り光を確
実にピックアップに反射させることができ、高記録密度
化に対応した場合でも、記録信号の再生を安定して確実
に行うことができる。
【0026】また、スキン層6は、コア層7と比較し
て、吸水率が低い材料によって形成されていることが望
ましい。これにより、光ディスク1は、スキン層6が大
気中に含まれる水分等を吸水してしまうことによる反り
変形を抑えることができる。
【0027】一般に、光ディスクにおいては、基板と、
信号記録層が形成された側の表面に形成される保護膜と
の吸水率が異なり、通常、この保護膜の吸水率が基板に
比べて低い。そのため、光ディスクは、基板が大気中の
水分等を吸収した際に基板側が凸となるように反り変形
が生じ、乾燥した環境において基板から脱水が行われ、
信号記録層側が凸となるように反り変形が生じてしま
う。特に、光ディスクは、記録再生装置に装着された際
に外環境が急激に変化する場合が多く、基板に吸水変形
が生じると、トラッキングエラーやフォーカスエラー等
の発生が増加し、正常な記録再生を行うことが困難とな
る。
【0028】例えば、光ディスクの規格の一つであるD
VD(Digital Versatile Disk)においては、許容され
る反り変形角度が0.4゜である。このDVDは、通
常、0.3%以上の吸水率を示すポリカーボネイトによ
って0.6mmの厚みに形成された基板を、信号記録層
が形成された側で2つ張り合わせて構成されている。そ
のため、DVDは、それぞれの基板の反り応力が打ち消
し合うことによって、吸水変形が抑えられている。
【0029】しかしながら、光ディスクは、単一の基板
で構成された場合に、上述したように、基板が吸水変形
することによって正常な記録再生を行うことが困難とな
る。
【0030】そこで、光ディスク1においては、基板2
の外方に臨む側に形成されたスキン層6が吸水率の低い
材料によって形成されることが望ましいとされる。これ
により、光ディスク1は、基板2の吸水変形を抑えるこ
とができ、高密度に記録信号が記録された場合でも安定
して確実な再生を行うことができる。
【0031】具体的には、吸水率が0.15%以下であ
る材料によってスキン層6が形成されていることが望ま
しい。これにより、光ディスク1は、例えば0.6mm
の厚みに形成された場合の基板2の反り変形角度を0.
4゜以内に抑えることができる。さらに、光ディスク1
は、吸水率が0.1%以下である材料によってスキン層
6が形成されていることが望ましい。これにより、光デ
ィスク1は、使用環境での温度や湿度変化による基板2
の変形を、無視できる程度に抑えることができる。
【0032】なお、スキン層6を形成する材料として
は、例えば、ポリカーボネートST−3000(帝人化
成株式会社製)、熱可塑性環状オレフィン系樹脂である
ゼオネックスE−28R(日本ゼオン株式会社製)、ア
クリペットVH(三菱レイヨン株式会社製)等の合成樹
脂が挙げられる。
【0033】コア層7は、スキン層6と比較して、高い
ガラス転移温度を有する材料によって形成されているこ
とが望ましい。これにより、光ディスク1は、基板2の
耐熱性が向上する。したがって、光ディスク1は、ディ
スクドライブ装置の内部に生じる熱等によって高温に晒
された場合でも、反り変形を抑えることができる。
【0034】また、コア層7は、スキン層6と比較し
て、高い機械的内部損失を有する材料によって形成され
ていることが望ましい。これにより、光ディスク1は、
ディスクドライブ装置に装着されて回転駆動される際
に、共振現象が生じて大きな振動が発生することを防止
することができる。したがって、光ディスク1は、安定
して確実に再生を行うことができる。
【0035】また、光ディスク1は、コア層7が高い機
械的強度を有する材料によって形成されていることによ
って、基板2の剛性が高くなり、径方向の曲げ強度が高
くなる。したがって、光ディスク1は、従来の光ディス
クと比較して基板2の厚みを薄くした場合でも、反り変
形に対して十分な強度を有することができる。したがっ
て、光ディスク1は、高NA化に伴って、記録再生光が
透過する光透過層の厚みを薄く形成された光ディスクと
して用いること容易に対応することができる。
【0036】また、一般に、光ディスク装置には、光デ
ィスクの重量の2乗に比例して回転駆動機構のイナーシ
ャが増加する関係がある。したがって、光ディスク1
は、基板2の厚みを薄く形成することによって、従来の
光ディスクと比較して重量が軽くなり、光ディスク装置
の回転駆動機構への負荷が軽減されて、この光ディスク
装置の消費電力を低減することができる。
【0037】なお、コア層7を形成する材料としては、
例えば、ポリカーボネート9000TG(帝人化成株式
会社製)、ゼオネックスL−6(日本ゼオン株式会社
製)、アクリペットIR50(三菱レイヨン株式会社
製)等の合成樹脂が挙げられる。
【0038】また、スキン層6とコア層7とは、全体と
して、1.55±0.1以内の屈折率を有することが望
ましい。これにより、光ディスク1は、従来から用いら
れている各種光ディスクの規格で定められている光学特
性を満足することができる。したがって、光ディスク1
は、従来から用いられている各種の光ディスクに対応し
たものとすることが容易にできる。
【0039】信号記録層3は、基板2の信号記録面2b
上に薄膜状に形成されている。信号記録層3は、光ディ
スク装置から照射されるレーザ光11によって、結晶と
非結晶との間で可逆的な相変化をする相変化材料によっ
て形成されている。相変化材料としては、例えば、単体
のカルコゲンやカルコゲン化合物等が用いられる。具体
的には、Te,Seの各単体、Ge−Sb−Te,Ge
−Te,In−Sb−Te,In−Se−Te−Ag,
In−Se,In−Se−Tl−Co,In−Sb−S
e,Bi2Te3,BiSe,Sb2Se3,Sb2Te3
のカルコゲナイト系材料が用いられる。
【0040】光反射層4は、信号記録層3上に薄膜状に
形成されてなり、信号記録層3を透過した光を反射する
反射層としての機能を有するとともに、信号記録層3に
向けて照射されたレーザ光11によって、この信号記録
層3に熱が蓄熱されることを防止するヒートシンクとし
ての機能を有する。光反射層4を形成する材料として
は、例えば、金属元素、半金属元素、半導体元素及びこ
れらの化合物を単独で、あるいは複合させて用いること
が望ましい。光反射層4は、具体的には、例えば、A
u,Al等によって形成される。
【0041】保護膜5は、例えば紫外線硬化樹脂等によ
って、光反射層4上に薄膜状に形成されている。保護膜
5は、信号記録層3及び光反射層4の酸化を防止する機
能を有するとともに、これら各層に傷が生じることを防
止する機能を有する。保護膜5は、各種樹脂シートによ
って作製された薄板円盤を紫外線硬化樹脂で光反射層4
上に接着固定したものであってもよい。
【0042】以上のように構成された光ディスク1は、
基板2がスキン層6とコア層7とによって形成されてい
ることによって、様々な物理的特性及び/又は機械的特
性を合わせ持つことができる。
【0043】すなわち、光ディスク1は、基板2の光入
射面2a側と信号記録面2b側がスキン層6によって形
成されていることによって、基板2が空気中の水分等を
吸水してしまうことを抑えることができ、反り変形を防
止することができるとともに、信号記録面2b側に微細
な凹凸パターン2cを高密度・高精度に形成することが
できる。これにより、光ディスク1は、例えば深さ16
0nm、ピッチ0.5μm程度の微細な凹凸パターン2
cを高精度に形成することができるとともに、安定した
再生を行うことができる。
【0044】また、光ディスク1は、基板2の中心部が
コア層7によって形成されていることによって、高い耐
熱性を有するとともに、高い剛性及び機械的内部損失を
有する。したがって、光ディスク1は、十分な強度を有
するとともに、回転駆動時の共振現象を抑えることがで
き、また、反りやヒケ等の変形を抑えることができる。
【0045】言い換えると、光ディスク1は、基板2が
スキン層6とコア層7とによって形成されたことによっ
て、高記録密度化に対応して凹凸パターン2cを微細に
形成された場合であっても、安定して確実な再生を行う
ことができる。
【0046】また、光ディスク1においては、スキン層
6とコア層7とが、レーザ光11に対して透光性を有し
て形成されていることによって、基板2側からレーザ光
11を入射させ、信号記録層3に向けて透過させる構成
とすることができる。
【0047】なお、光ディスク1においては、上述した
構成に加えて誘電体層を備える構成としてもよい。光デ
ィスク1は、誘電体層を備えることにより、多重干渉効
果によって反射率等の光学的特性を制御したり、熱的特
性を制御することができる。
【0048】また、上述の説明においては、基板2の両
主面側にそれぞれ第1のスキン層6aと第2のスキン層
6bとが形成されるとしたが、本発明はかかる構成に限
定されるものではない。本発明を適用した光ディスク
は、入射光に対して透光性を有するとともに、物理的特
性及び/又は機械的特性が異なる異種材料によって形成
された第1の樹脂層と第2の樹脂層とを備えていればよ
い。具体的には、例えば、図3に示すような光ディスク
20のように、基板2が2層構造によって形成されてい
てもよい。
【0049】以下では、基板2が2層構造で形成された
光ディスク20について説明する。なお、光ディスク2
0は、上述した光ディスク1との相違点が基板2の層構
造のみである。したがって、以下の説明においては、上
述した光ディスク1と同一又は同等の部位についての説
明を省略し、図面において同一の符号を付すこととす
る。
【0050】また、光ディスク20は、2層構造によっ
て基板2が形成されているが、この基板2を構成する2
つの樹脂層の機能や材料が上述した光ディスク1のスキ
ン層6及びコア層7と同じである。したがって、以下の
説明では、基板2を構成する2つの樹脂層を便宜的にス
キン層6及びコア層7と称することとする。
【0051】光ディスク20は、図3に示すように、基
板2がスキン層6とコア層7とにより構成されている。
スキン層6は、基板2において、信号記録層3が形成さ
れる側の面、すなわち信号記録面2b側に形成されてい
る。コア層7は、基板2において、レーザ光11が入射
される側の面、すなわち光入射面2a側に形成されてい
る。また、スキン層6とコア層7とは、記録再生を行う
レーザ光11に対して透光性を有する材料によって形成
されている。
【0052】光ディスク20は、信号記録面2b側にス
キン層6が形成されていることによって、この信号記録
面2b側に微細な凹凸パターン2cを高密度・高精度に
形成することができる。また、光ディスク20は、コア
層7が高い耐熱性を有するとともに、高い剛性及び機械
的内部損失を有する材料によって形成されていることか
ら、十分な強度を有するとともに、回転駆動時の共振現
象を抑えることができ、また、反りやヒケ等の変形を抑
えることができる。
【0053】したがって、光ディスク20は、高記録密
度化に対応して微細な凹凸パターンが形成された場合で
あっても、安定して確実な再生を行うことができるとと
もに、基板2側からレーザ光11を入射させ、信号記録
層3に向けて透過させる構成とすることができる。
【0054】なお、光ディスク20においては、信号記
録面2b側にスキン層6が形成され、光入射面2a側に
コア層7が形成されるとしたが、スキン層6とコア層7
との形成部位を逆にしてもよい。すなわち、光入射面2
a側にスキン層6を形成し、信号記録面2b側にコア層
7を形成してもよい。この場合に、光ディスク20は、
基板2が空気中の水分等を吸収してしまうことを抑える
ことができ、反り変形を防止することができる。
【0055】また、上述の説明において、光ディスク1
及び光ディスク20は、相変化型光ディスクであるとし
たが、本発明はかかる構成に限定されるものではない。
本発明は、記録信号の記録再生を行う光記録媒体に対し
て広く適用可能であり、例えば、光磁気ディスク等に対
しても適用することができる。この場合に、信号記録層
3は、キュリー温度を超えた温度上昇によって保磁力が
なくなり外部磁界の方向に磁化反転する光磁気記録層等
を備えて形成される。光磁気記録層は、例えば、Tb−
Fe−Co等の非晶質合金薄膜等によって形成され、カ
ー効果やファラデー効果等の磁気光学特性を有する構成
とされる。また、本発明は、再生専用の光ディスクに対
しても適用することができる。この場合に、光ディスク
1は、例えば、信号記録層3を備えずに構成され、基板
2の凹凸パターン2cが予め記録信号に対応して形成さ
れたピットとされる。
【0056】次に、図1及び図2に示した光ディスク1
の製造方法について説明する。光ディスク1の基板2
は、図4、図5及び図6に示すような射出成形装置30
を用いて、2色成形工程を経ることにより成形される。
【0057】射出成形装置30は、型締め状態で溶融樹
脂が注入され、この溶融樹脂を成形する金型部31と、
この金型部31に設けられた注入口31aに接続され
て、溶融樹脂を金型部31に射出充填させる第1のシリ
ンダ32及び第2のシリンダ33と、これら第1のシリ
ンダ32及び第2のシリンダ33とそれぞれ連結し、基
板2の原料となる樹脂が導入される第1のホッパ34及
び第2のホッパ35と、第1のスクリュー36及び第2
のスクリュー37と、これら第1のスクリュー36及び
第2のスクリュー37をそれぞれ回転駆動する第1の油
圧モータ部38及び第2の油圧モータ部39と、金型部
31の開閉動作を行う型締めシリンダ40とを備える。
【0058】第1のシリンダ32と第2のシリンダ33
とには、その内部にそれぞれ第1のスクリュー36と第
2のスクリュー37とが設けられている。また、第1の
シリンダ32と第2のシリンダ33とには、その外周部
にヒータ41が複数設けられている。さらに、第1のシ
リンダ32と第2のシリンダ33とには、内部に導入さ
れた樹脂材料の通路として、それぞれ樹脂通路部32a
と樹脂通路部33aとが設けられている。そして、これ
ら樹脂通路部32a及び樹脂通路部33aの先端部に
は、樹脂材料の注入量を制御する注入制御部32b及び
注入制御部33bがそれぞれ設けられている。そして、
注入制御部32b及び注入制御部33bの先端部には、
それぞれの樹脂通路部32a及び樹脂通路部33aを連
結する連結部42が設けられている。
【0059】第1のシリンダ32は、第1のホッパ34
から導入された第2の樹脂材料51を、ヒータ41によ
って加熱しながら第1のスクリュー36によって混練す
る。そして、混練された第2の樹脂材料51は、この第
1のスクリュー36の溝に沿って第1のシリンダ32の
先端部に送られる。
【0060】第2のシリンダ33は、第1のシリンダ3
2と同様に、第2のホッパ35から導入された第1の樹
脂材料50を、ヒータ41によって加熱しながら第2の
スクリュー37によって混練する。そして、混練された
第1の樹脂材料50は、この第2のスクリュー37の溝
に沿って第2のシリンダ33の先端部に送られる。
【0061】なお、第2の樹脂材料51と第1の樹脂材
料50とは、後述するように冷却硬化された状態で、最
終的にそれぞれ光ディスク1のコア層7とスキン層6と
になるものである。したがって、第2の樹脂材料51及
び第1の樹脂材料50は、光ディスク1に対して記録信
号の記録再生を行うレーザ光11に対して透光性を有す
る材料である必要がある。また、第2の樹脂材料51と
第1の樹脂材料50とは、上述したように、コア層7と
スキン層6とを形成するに望ましい材料であることがよ
い。
【0062】金型部31は、詳しくは図6に示すよう
に、樹脂が射出注入される注入口31aを有する固定金
型31bと、この固定金型31bに相対向して設けられ
て接離動作する可動金型31cとを備える。可動金型3
1cは、ピストン43を介して型締めシリンダ40と連
設されており、この型締めシリンダ40が駆動すること
によって、固定設置された固定金型31bに対して接離
自在とされている。そして、金型部31においては、固
定金型31bと可動金型31cとが型締め状態とされる
と、その閉塞された内部空間がキャビティ31dとな
る。
【0063】また、固定金型31bには、可動金型31
cと対向する面に光ディスク1に記録する記録信号に対
応した所定の凹凸パターンが形成されたスタンパ44が
取り付けられている。なお、固定金型31b及び可動金
型31cの中央部には、ゲートカットを行って基板2に
中心孔を形成する図示しない穿孔手段が設けられてい
る。この基板2の中心孔は、光ディスク1においてセン
ターホール1aとなるものである。
【0064】以上のように構成された射出成形装置30
を用いて、光ディスク1の基板2を製造するには、第2
の樹脂材料51と第1の樹脂材料50とを異なる射出速
度で同時に射出する第1の方法と、第2の樹脂材料51
と第1の樹脂材料50とを同じ射出速度で、時間差をも
たせて射出する第2の方法とが挙げられる。
【0065】第1の方法では、先ず、第2の樹脂材料5
1を第1のホッパ34から第1のシリンダ32内に導入
する。そして、第1の油圧モータ部38によって第1の
スクリュー36を回転駆動することにより、第2の樹脂
材料51を混練するとともに、この第1のスクリュー3
6の溝に沿って第1のシリンダ32の先端部に送る。こ
のとき、第2の樹脂材料51は、第1のシリンダ32の
外周部に設けられたヒータ41によって加熱されるとと
もに、混練作用によって発生する摩擦熱が加わって内部
からも温度が上昇し、溶融状態となる。
【0066】また、第1の樹脂材料50を第2のホッパ
35から第2のシリンダ33内に導入する。そして、第
2の油圧モータ部39によって第2のスクリュー37を
回転駆動することにより、第1の樹脂材料50を混練す
るとともに、この第2のスクリュー37の溝に沿って第
2のシリンダ33の先端部に送る。このとき、第1の樹
脂材料50は、第2の樹脂材料51と同様に、第2のシ
リンダ33の外周部に設けられたヒータ41によって加
熱されるとともに、混練作用によって発生する摩擦熱が
加わって内部からも温度が上昇し、溶融状態となる。
【0067】ここで、金型部31の可動金型31cは、
図6に示すように、型締めシリンダ40によって固定金
型31bと接触する位置まで移動される。そして、第1
のスクリュー36及び第2のスクリュー37によって、
第2の樹脂材料51及び第1の樹脂材料50を、金型部
31の注入口31aからキャビティ31d内に同時に射
出注入する。このとき、注入制御部32b及び注入制御
部33bによって、第1のシリンダ32から射出される
第2の樹脂材料51の射出速度を、第2のシリンダ33
から射出される第1の樹脂材料50の射出速度よりも遅
くする。
【0068】すると、キャビティ31d内で、第2の樹
脂材料51が第1の樹脂材料50を押し出すように射出
充填されて結果的に、図6に示すように、固定金型31
b及び可動金型31cに接する側に第1の樹脂材料50
が分布し、第2の樹脂材料51が第1の樹脂材料50の
内部に分布するようになる。
【0069】そして、金型部31に配設された温度調節
手段(図示せず)によって金型部31を冷却することに
よって、キャビティ31d内に充填された第2の樹脂材
料51及び第1の樹脂材料50が冷却され、硬化する。
これにより、第2の樹脂材料51が光ディスク1におけ
る基板2のコア層7となり、第1の樹脂材料50が基板
2のスキン層6となる。このとき、スタンパ44側の第
1の樹脂材料50には、スタンパ44に設けられた凹凸
パターンが転写され、最終的に光ディスク1の凹凸パタ
ーン2cとなる。
【0070】その後、穿孔手段によって基板2の中央部
にセンターホール1aとなる孔が開けられ、可動金型3
1cが型開き動作をした後、基板取出し手段(図示せ
ず)によって基板2が取り出される。
【0071】第2の方法では、第2の樹脂材料51と第
1の樹脂材料50とがそれぞれ注入制御部32bと注入
制御部33bとに送られる工程まで、上述した第1の方
法と同様である。
【0072】その後、注入制御部33bによって射出時
間及び射出量を制御することによって、第1の樹脂材料
50を、金型部31のキャビティ31d内に短時間射
出、いやゆるショートショットする。その後、第1の樹
脂材料50がまだ半溶融状態であるときに、注入制御部
32bによって射出量等を制御することによって、第2
の樹脂材料51を、金型部31のキャビティ31d内に
射出充填する。
【0073】このとき、第1の樹脂材料50は、表面か
ら冷却硬化されるために、内部で半溶融状態である。そ
のため、第2の樹脂材料51は、第1の樹脂材料50の
内部部分を押し出すように充填されることになる。その
ため、第2の方法においても、第1の方法と同様に、図
6に示すような状態となる。
【0074】その後、冷却工程を経ることにより、この
第2の方法においても、最終的に第2の樹脂材料51が
光ディスク1における基板2のコア層7となり、第1の
樹脂材料50が基板2のスキン層6となる。そして、穿
孔手段によって基板2の中央部に孔が開けられ、可動金
型31cが型開き動作をした後、基板取出し手段(図示
せず)によって基板2が取り出される。
【0075】この第2の方法では、第2の樹脂材料をシ
ョートショットするため、ヒケや転写不良等が生じる可
能性があるが、第2の樹脂材料51が内部を占めて内圧
を高めるため、第2の樹脂材料上の転写状態も良好とな
る。
【0076】そして、上述した第1の方法又は第2の方
法によって成形された基板2上に、信号記録層3、光反
射層4をスパッタリング等の薄膜形成手法により順次積
層形成する。そして、この光反射層4上に、例えば、紫
外線硬化樹脂をスピンコート法によって塗布し、紫外線
照射することによって保護膜5を形成することによっ
て、図2に示した光ディスク1が製造される。
【0077】次に、図3に示した光ディスク20の製造
方法について説明する。光ディスク20の基板2も、上
述した射出成形装置30を用いて、2色成形工程を経る
ことにより成形される。ただし、光ディスク20の製造
方法においては、射出成形装置30のうち、金型部31
の構造のみが上述と異なり、図7に示すような金型部6
0を用いる。
【0078】金型部60は、樹脂材料が注入される注入
口60aを有する固定金型61と、この固定金型に相対
向して設けられて接離動作する第1の可動金型62と、
型締め状態で固定金型61と第1の可動金型62とによ
り閉塞されてなるキャビティ60bの内部に設けられて
固定金型61に相対向して接離動作する第2の可動金型
63と、第2の可動金型63と連動する外周リング64
とを備える。
【0079】第1の可動金型62は、型締めシリンダ4
0によって駆動され、固定金型61に対して接離動作す
る。また、固定金型61には、注入口60aからキャビ
ティ60b内に貫通するノズル61aが設けられてい
る。そして、溶融した樹脂材料は、注入口60aからノ
ズル61aを介してキャビティ60b内に射出充填され
る。
【0080】第2の可動金型63は、図示しない油圧機
構によって、図7中矢印Aで示す方向に、固定金型61
に対して第1の可動金型62とは独立して接離自在とさ
れている。そして、外周リング64は、第2の可動金型
63とともに、固定金型61に対して接離動作する。ま
た、第2の可動金型63には、固定金型61と対向する
面に光ディスク1に記録する記録信号に応じた凹凸パタ
ーンが形成されたスタンパ65が取り付けられている。
なお、第1の可動金型62及び第2の可動金型63の中
央部には、ゲートカットを行って基板2に中心孔を形成
する図示しない穿孔手段が設けられている。この基板2
の中心孔は、光ディスク1においてセンターホール1a
となるものである。
【0081】以上のように構成された金型部60を備え
る射出成形装置30を用いて、光ディスク20の基板2
を製造する際には、上述と同様にして、第2の樹脂材料
51と第1の樹脂材料50とがそれぞれ注入制御部32
bと注入制御部33bとに送られる。このとき、金型部
60は、図8に示すように、第1の可動金型62と外周
リング64とが固定金型61に当接した状態とされる。
【0082】次に、第1の樹脂材料50が、固定金型6
1のノズル61aを介してキャビティ60b内に射出充
填される。その後、金型部60に設けられた温度調節手
段(図示せず)によって、固定金型61、第2の可動金
型63及び外周リング64が冷却されることにより、キ
ャビティ60b内に充填された第1の樹脂材料50が冷
却硬化され、この第1の樹脂材料50の表面にスタンパ
65の凹凸パターンが転写される。このときスタンパ6
5から第1の樹脂材料50に転写された凹凸パターン
は、最終的に完成する光ディスク1における基板2の凹
凸パターン2cとなる。
【0083】次に、第1の樹脂材料50が十分に硬化し
た後、図9に示すように、図示しない油圧機構によって
第2の可動金型63を図中矢印Bで示す方向に移動さ
せ、第2の可動金型63の底面63aを第1の可動金型
62の内側底面62aに当接させる。このとき、固定金
型61側からエアー噴射機構(図示せず)によって空気
を噴射し、硬化した第1の樹脂材料50を第2の可動金
型63とともに移動させる。
【0084】次に、図10に示すように、上述と同様に
して、固定金型61、外周リング64及び第1の樹脂材
料50によって空間に第2の樹脂材料51を射出充填す
る。そして、温度調節手段によって固定金型61、第2
の可動金型63及び外周リング64を冷却することによ
り、第2の樹脂材料51が冷却硬化する。これにより、
第2の樹脂材料51が光ディスク1における基板2のコ
ア層7となり、第1の樹脂材料50が基板2のスキン層
6となる。そして、穿孔手段によって基板2の中央部に
孔が開けられ、第1の可動金型62及び第2の可動金型
63が型開き動作をした後、基板取出し手段(図示せ
ず)によって基板2が取り出される。
【0085】その後、上述した光ディスク1を製造する
場合と同様にして、基板2上に信号記録層3、光反射層
4及び保護膜5を順次積層形成することによって、図3
に示した光ディスク20が製造される。
【0086】なお、上述では、キャビティ60b内に、
先に第1の樹脂材料50を射出充填し、その後第2の樹
脂材料51を射出充填するとしたが、先に第2の樹脂材
料51を射出充填し、その後第1の樹脂材料50を射出
充填するとしてもよい。これにより、光ディスク20
は、信号記録面2b側にコア層6が形成され、光入射面
2a側にスキン層7が形成されたものとなる。
【0087】以上説明したように、光ディスク1及び光
ディスク20の製造方法によれば、2色成形工程によっ
て、スキン層6とコア層7とが積層された基板2を有す
る光ディスクを製造することができる。また、上述した
ように、スキン層6及びコア層7を同一の金型部内で製
造することにより、非常に効率よく基板2を成形するこ
とができる。
【0088】また、上述した基板2の成形工程において
は、第1の樹脂材料50として、溶融した状態で第2の
樹脂材料51と比較して高い流動性を有する樹脂材料を
用いることが望ましい。これにより、第1の樹脂材料5
0には、スタンパ44あるいはスタンパ65に形成され
た微細な凹凸パターンを高精度に転写されることができ
る。したがって、最終的に完成する光ディスク1あるい
は光ディスク20を高記録密度化に対応したものとする
ことができる。
【0089】また、基板2の成形工程においては、第1
の樹脂材料50が溶融した状態で第2の樹脂材料51と
比較して高い流動性を有する樹脂材料であることによ
り、基板2に生じる残留応力を低減することができる。
そのため、最終的に完成する光ディスク1あるいは光デ
ィスク20は、基板2でのレーザ光11の複屈折を低減
することができる。
【0090】また、流動性の良好な樹脂材料は、一般に
光弾性定数が小さい。そのため、光ディスク1あるいは
光ディスク20は、基板2に入射されたレーザ光11を
安定して信号記録層3に導くことができるとともに、戻
り光を確実にピックアップに反射させることができるも
のとなる。したがって、高記録密度化に対応して基板2
上に微細な凹凸パターンが形成した場合でも、記録信号
の再生を安定して確実に行うことができる光ディスク1
あるいは光ディスク20を製造することができる。
【0091】なお、本発明に係る光ディスクの製造方法
よれば、上述した説明で例に挙げた光ディスク1や光デ
ィスク20のような相変化型光ディスクだけでなく、例
えば光磁気ディスクや再生専用の光ディスク等のよう
に、記録信号の記録再生を行う光記録媒体に対して広く
適用することができることは云うまでもない。
【0092】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について実験
結果に基づいて説明する。なお、以下の説明において
は、本発明を適用した光ディスクの共振特性や吸水特性
を調べるために、以下に示すような基板を作製して評価
を行った。
【0093】実施例1 実施例1では、上述した光ディスク1と同様に、コア層
の両主面側にそれぞれスキン層が形成されて3層構造を
なす基板を作製した。先ず、スキン層用の樹脂材料及び
コア層用の樹脂材料として、以下に示すものを用意し
た。
【0094】<スキン層用の樹脂材料> 樹脂材料 : ゼオネックスE−28R(日本ゼオン株
式会社製) ガラス転移温度 : 136℃ 曲げ弾性率 : 23,000kgf/cm2 熱変形温度 : 122℃ 吸水率 : 0.01%以下 屈折率 : 1.53 nd25 比重 : 1.01 光弾性定数 : 2×10-13cm2/dyne 損失正接(tanδ) : 0.004 <コア層用の樹脂材料> 樹脂材料 : ゼオネックスL−6(日本ゼオン株式会
社製) ガラス転移温度 : 163℃ 曲げ弾性率 : 28,000kgf/cm2 熱変形温度 : 141℃ 吸水率 : 0.01%以下 屈折率 : 1.53 nd25 比重 : 1.03 光弾性定数 : 6.5×10-13cm2/dyne 損失正接(tanδ) : 0.006 そして、図4に示す射出成形装置30を用いて、スキン
層用の樹脂材料とコア層用の樹脂材料とを異なる射出速
度で同時に射出充填する、上述した第1の方法により、
以下に示す条件の下で、厚さ1.2mm、直径12cm
のディスク状基板を成形した。
【0095】<基板の成形条件> スキン層用の樹脂材料の加熱温度 : 330℃ コア層用の樹脂材料の加熱温度 : 360℃ ノズル部の加熱温度 : 320℃ 金型部の温度 : 130℃ 金型部の冷却時間 : 16秒 スタンパの凹凸パターンの深さ : 100
nm スタンパの凹凸パターンのトラックピッチ : 0.7
μm なお、上述した各層の樹脂材料の特性のうち、損失正接
は、樹脂材料の機械的内部損失を示すものであり、この
測定はJISのK7198に規定されている。
【0096】実施例2 実施例2では、上述した実施例1と同様に、コア層の両
主面側にそれぞれスキン層が形成されて3層構造をなす
基板を作製した。先ず、スキン層用の樹脂材料及びコア
層用の樹脂材料として、以下に示すものを用意した。
【0097】<スキン層用の樹脂材料> 樹脂材料 : ポリカーボネートST−3000(帝人
化成株式会社製) ガラス転移温度 : 145℃ 曲げ弾性率 : 28,700kgf/cm2 熱変形温度 : 133℃ 吸水率 : 0.15% 屈折率 : 1.585 nd25 比重 : 1.13 光弾性定数 : 45×10-13cm2/dyne 損失正接(tanδ) : 0.016 <コア層用の樹脂材料> 樹脂材料 : ポリカーボネートAD−9000TG
(帝人化成株式会社製) ガラス転移温度 : 143℃ 曲げ弾性率 : 24,000kgf/cm2 熱変形温度 : 126℃ 吸水率 : 0.23% 屈折率 : 1.55 nd25 比重 : 1.2 光弾性定数 : 80×10-13cm2/dyne 損失正接(tanδ) : 0.009 そして、上述した実施例1と同様に、図4に示す射出成
形装置30を用いて、以下に示す条件の下で、厚さ1.
2mm、直径12cmのディスク状基板を成形した。
【0098】<基板の成形条件> スキン層用の樹脂材料の加熱温度 : 350℃ コア層用の樹脂材料の加熱温度 : 335℃ ノズル部の加熱温度 : 340℃ 金型部の温度 : 130℃ 金型部の冷却時間 : 12秒 スタンパの凹凸パターンの深さ : 100
nm スタンパの凹凸パターンのトラックピッチ : 0.7
μm このように成形した基板は、スキン層の厚みが0.2〜
0.3mmであり、残りの厚みがコア層である構造であ
ることが確認された。この実施例2の基板は、スキン層
とコア層とで屈折率がわずかに異なるが、これらスキン
層とコア層との境界面での屈折異常は生じておらず、高
記録密度化に対応した光ディスクに十分に対応できるこ
とが確認された。
【0099】実施例3 実施例3では、次世代高音質CD(Compact Disk)であ
るスーパーオーディオCD(以下、SA−CDと称す
る)用の基板を作製した。SA−CDは、直径12c
m、厚さ0.6mmの光ディスクを、光学的に透明な光
透過接着剤で2枚張り合わせた構造をなし、各光ディス
クがCD層及びDVD層とされる。SA−CDの規格で
は、従来から用いられている通常のCDの規格を満足す
る必要があるとともに、複屈折が、厚さ0.6mmの光
ディスク単体で60nm以内、2枚の光ディスクを張り
合わせて厚さ1.2mmとされた状態で100nm以内
であることが要求される。また、SA−CDは、反り変
形の角度が、CD層で0.6゜以内、DVD層で0.4
゜以内であることが要求される。
【0100】この実施例3では、CD層及びDVD層
を、それぞれ上述した光ディスク20と同様な2層構造
で作製し、これらCD層及びDVD層を光透過接着剤で
張り合わせた。CD層の基板は、スキン層としてゼオネ
ックスE−28R(日本ゼオン株式会社製)を用い、コ
ア層としてゼオネックスE−48R(日本ゼオン株式会
社製)を用いて作製した。また、DVD層の基板は、コ
ア層としてゼオネックスL−6(日本ゼオン株式会社
製)を用い、スキン層としてゼオネックスE−48R
(日本ゼオン株式会社製)を用いて作製した。
【0101】実施例4 実施例4では、上述した実施例3と同様に、CD層とD
VD層とが張り合わされた2枚積層構造の基板を作製し
た。CD層の基板は、ポリカーボネートST−3000
(帝人化成株式会社製)の単層構造で作製した。また、
DVD層の基板は、ゼオネックスE−28R(日本ゼオ
ン株式会社製)の単層構造で作製した。すなわち、この
実施例4の光ディスクは、CD層とDVD層とがそれぞ
れ単層構造で作製され、全体として、上述した光ディス
ク20と同様に、基板が2種類の材料によって積層され
た構造を呈する。
【0102】比較例1 従来の射出成形装置を用いて、単一の材料からなる基板
を厚さ1.2mm、直径12cmとなるように作製し
た。なお、基板は、従来の光ディスクに一般的に用いら
れている樹脂材料である、ゼオネックスE−28R(日
本ゼオン株式会社製)を用いて作製した。
【0103】比較例2 上述した比較例1と同様に、単一の材料からなる基板を
厚さ1.2mm、直径12cmとなるように作製した。
なお、基板は、ポリカーボネートST−3000(帝人
化成株式会社製)を用いて作製した。
【0104】比較例3 上述した実施例3と同様に、CD層とDVD層とが張り
合わされた2枚積層構造の基板を作製した。ただし、こ
の比較例3では、CD層及びDVD層の基板は、それぞ
れポリカーボネートST−3000(帝人化成株式会社
製)の単層構造で作製した。すなわち、この比較例3の
光ディスクは、CD層とDVD層とが同じ材料によって
作製されてなり、従来のCDと略同等の基板構造を呈し
ている。
【0105】<振動解析試験>以上のように作製した実
施例1、実施例2、比較例1及び比較例2の基板表面
に、それぞれ低反射膜を成膜し、以下のように振動解析
試験を行った。
【0106】各基板を加振装置を用いて加振するととも
に、レーザドップラー振動計によって各基板の振動を測
定し、測定した振動を高速フーリエ解析装置によって解
析した。なお、加振装置としては、B&K社製のTyp
e4810を用い、レーザドップラー振動計としては、
小野測器株式会社製のLV−1100を用いた。また、
各基板の振動を測定する際には、基板表面の49点を測
定し、それら測定値を平均した。
【0107】以上のように測定した結果を図11に示
す。図11において、横軸は各基板に加えた周波数であ
り、縦軸はゲインである。なお、ここでのゲインは、入
力に対する出力の割合であり、ある周波数で一定の変位
を基板に加えたときに、どのような振幅が測定されたか
をみるものである。具体的には、例えば1mmの変位を
加えたときに、測定された振幅が1mmであるときにゲ
インは0dBとなる。また、測定された振幅が入力変位
の10倍である10mmであるときにゲインは20dB
となり、測定された振幅が入力変位の−10倍である
0.1mmであるときにゲインは−20dBとなる。
【0108】図11から明らかであるように、本発明を
適用して3層構造で形成された実施例1及び実施例2の
基板は、従来の基板と同様に単層構造で形成された比較
例1及び比較例2の基板と比較して、共振周波数が高域
にシフトしており、剛性が向上していることがわかる。
【0109】<吸水変形試験>次に、上述した実施例
3、実施例4及び比較例3の基板に対して、以下に示す
ように吸水変形試験を行った。
【0110】各基板を、温度30℃、湿度90%の環境
下に120時間放置し、その後、温度70℃、湿度30
%の環境下に200時間放置した。このとき、各基板の
中心から55.3mmの位置での反り変形の角度を測定
した結果を図12に示す。
【0111】図12から明らかであるように、本発明を
適用して異なる材料によって2層構造で形成された実施
例3及び実施例4の基板は、従来の基板と同様な構造で
形成された比較例3の基板と比較して、吸水変形が抑え
られたことがわかる。また、実施例3及び実施例4の基
板は、反り変形の角度が±0.4゜以内であり、SA−
CDの規格を十分に満足することができるといえる。
【0112】以上、示したように、本発明を適用した光
ディスクの基板は、従来から用いられている基板と比較
して、高い剛性を示すとともに、吸水変形が十分に抑制
されたものとなることがわかる。これにより、本発明を
適用した光ディスクは、微細な凹凸パターンが形成され
て高記録密度化に対応した場合であっても、基板側から
入射させるレーザ光によって、安定して確実な記録再生
を行うことができるといえる。
【0113】なお、上述した実施例1及び実施例2のよ
うに、異なる樹脂材料を同一の金型内に同時に射出成形
して3層構造の基板を作製する場合には、金型内で樹脂
材料同士が混合して不透明となってしまわないように、
それぞれの樹脂材料を選択することが重要である。異な
る樹脂材料同士を同時に射出成形しても不透明とならな
い組み合わせとしては、上述した他に、例えば、スキン
層にアクリル樹脂であるアクリペットVH(三菱レイヨ
ン株式会社製)を用い、コア層に耐衝撃アクリル樹脂で
あるアクリペットIR50(三菱レイヨン株式会社製)
を用いてもよい。このように、スキン層とコア層とを形
成する樹脂材料は、それぞれ同種のポリマーで骨格が異
なるものを選択することが望ましいといえる。
【0114】ただし、本発明は、スキン層とコア層とに
用いる材料に限定されるものではなく、各層が積層され
て形成された際に、入射光に対して透光性を有するよう
な材料の組み合わせによってスキン層とコア層とを形成
すればよい。
【0115】
【発明の効果】本発明に係る光記録媒体は、各々の樹脂
層を形成する樹脂材料を適宜選択することによって、全
体として優れた物理的特性及び/又は機械的特性を備え
ることができるとともに、基板側から入射光を入射する
ことができる。したがって、光記録媒体は、高記録密度
化に対応して微細な凹凸パターンを高精度・高密度に形
成することができるとともに、安定して確実な記録再生
を行うことができるものとなる。
【0116】また、本発明に係る光記録媒体の製造方法
は、第1の樹脂層と第2の樹脂層とを2層以上に積層し
て基板を形成するとともに、これら第1の樹脂層と第2
の樹脂層とが入射光に対して透光性を有する異種材料に
よって形成する。これにより、各々の樹脂層を形成する
樹脂材料を適宜選択することができ、全体として優れた
物理的特性及び/又は機械的特性を備える光記録媒体を
製造することができる。したがって、高記録密度化に対
応して微細な凹凸パターンが高精度・高密度に形成さ
れ、安定して確実な記録再生を行うことができる光記録
媒体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスクを示す概略斜視図であ
る。
【図2】同光ディスクの要部拡大断面図である。
【図3】本発明に係る他の光ディスクを示す要部拡大断
面図である。
【図4】本発明に係る光ディスクを製造する際に用いる
射出成形装置を示す概略図である。
【図5】同射出成形装置の要部拡大断面図である。
【図6】同射出成形装置の金型部を示す要部拡大断面図
である。
【図7】同射出成形装置の他の金型部を示す断面図であ
る。
【図8】同金型部を示し、基板の第1の樹脂層を成形す
る様子を示す断面図である。
【図9】同金型部を示し、第2の可動金型が移動した状
態を示す断面図である。
【図10】同金型部を示し、基板の第2の樹脂層を成形
する様子を示す断面図である。
【図11】本発明に係る光ディスクと従来の光ディスク
の周波数応答を示す図である。
【図12】本発明に係る光ディスクと従来の光ディスク
の吸水変形を示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク、2 基板、3 信号記録層、4 光反
射層、5 保護膜、6スキン層、7 コア層、10 光
学レンズ、11 レーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 雄治 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 柏木 俊行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D029 KA01 KB06 KB08 KC09 KC13 KC20 5D121 AA02 DD05 DD18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に少なくとも信号記録層が形成さ
    れてなり、当該基板側から入射される入射光によって上
    記信号記録層に対して記録信号の記録及び/又は再生が
    行われる光記録媒体であって、 上記基板は、第1の樹脂層と第2の樹脂層とが2層以上
    に積層されてなり、 上記第1の樹脂層と第2の樹脂層とは、それぞれ上記入
    射光に対して透光性を有するとともに、物理的特性及び
    /又は機械的特性が異なる異種材料によって形成されて
    いることを特徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記基板は、上記第2の樹脂層の両主面
    側に上記第1の樹脂層が積層されて、全体で3層構造を
    呈することを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記第1の樹脂層は、上記第2の樹脂層
    と比較して、低い吸水率を有していることを特徴とする
    請求項1記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記第2の樹脂層は、上記第1の樹脂層
    と比較して、高いガラス転移温度を有していることを特
    徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 上記第2の樹脂層は、上記第1の樹脂層
    と比較して、高い機械的内部損失を有していることを特
    徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  6. 【請求項6】 基板上に少なくとも信号記録層が形成さ
    れてなり、当該基板側から入射される入射光によって上
    記信号記録層に対して記録信号の記録及び/又は再生が
    行われ、上記基板が上記入射光に対して透光性を有する
    第1の樹脂層及び第2の樹脂層によって形成される光記
    録媒体の上記基板を射出成形する際に、 2色成形工程によって、上記第1の樹脂層とは物理的特
    性及び/又は機械的特性が異なる異種材料によって第2
    の樹脂層を形成することを特徴とする光記録媒体の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 上記2色成形工程においては、上記第1
    の樹脂層を形成した後に、当該第1の樹脂層上に上記第
    2の樹脂層を形成することを特徴とする請求項6記載の
    光記録媒体の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記2色成形工程においては、上記第2
    の樹脂層の両主面側に上記第1の樹脂層を積層して形成
    することを特徴とする請求項6記載の光記録媒体の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 上記第1の樹脂層を、上記第2の樹脂層
    を形成する樹脂材料と比較して、高い流動性を有する樹
    脂材料によって形成することを特徴とする請求項6記載
    の光記録媒体の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記2色成形工程を、同一金型内で行
    うことを特徴とする請求項6記載の光記録媒体の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 上記2色成形工程においては、上記第
    1の樹脂層を形成する樹脂材料を金型内に射出する速度
    を、上記第2の樹脂層を形成する樹脂材料を金型内に射
    出する速度よりも速くして、上記第1の樹脂層を形成す
    る樹脂材料と上記第2の樹脂層を形成する樹脂材料と
    を、同一の金型内に同時に射出充填することを特徴とす
    る請求項10記載の光記録媒体の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記2色成形工程においては、上記第
    1の樹脂層を形成する樹脂材料を金型内に射出充填した
    後で、且つ当該樹脂材料の少なくとも一部が溶融状態の
    ときに、当該金型内に上記第2の樹脂層を形成する樹脂
    材料を射出充填することを特徴とする請求項10記載の
    光記録媒体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1333398C (zh) * 2002-10-18 2007-08-22 松下电器产业株式会社 光信息记录媒体

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CN1333398C (zh) * 2002-10-18 2007-08-22 松下电器产业株式会社 光信息记录媒体

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