JP2000237321A - 医療用y字形コネクター - Google Patents

医療用y字形コネクター

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JP2000237321A
JP2000237321A JP11335697A JP33569799A JP2000237321A JP 2000237321 A JP2000237321 A JP 2000237321A JP 11335697 A JP11335697 A JP 11335697A JP 33569799 A JP33569799 A JP 33569799A JP 2000237321 A JP2000237321 A JP 2000237321A
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Kazuo Tani
和雄 谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターベンション器具の出入、薬剤の注入
等の操作を迅速に行うことができ、しかも、Y字形コネ
クターの使用中に、血液、薬剤等の漏洩が殆ど無いY字
形コネクターを提供すること。 【解決手段】 ほぼ直線状に延びる主管と、該主管の延
長方向に対して鋭角方向に分岐して延びた枝管とからな
るコネクター本体及び該枝管の延長方向と同じ側におい
て、該主管の端部を閉鎖するゴムシールを含んで成り;
該主管の端部からインターベンション器具の出入を行
う;医療用Y字形コネクターにおいて、前記ゴムシール
により閉鎖された前記主管の端部には、天面部とその周
囲から垂下するスカート部とから成るほぼ円筒形状キャ
ップが係合しており;該キャップの天面部中央には、貫
通孔とその周囲から垂下するほぼ円筒状の突起が設けら
れており;該キャップは、該主管の側壁に沿って摺動可
能であり;前記ゴムシールには、該突起が該ゴムシール
を貫通できるような大きさの切り込みが設けられてい
る;ことを特徴とするY字形コネクター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用、特に、経
皮的冠状動脈拡張術(PTCA)、脳血管内治療などに
有用な、Y字形コネクターに関するものであり、より詳
しくは、ガイドワイヤー等のインターベンション器具の
出入、薬剤の注入等の操作を迅速に行うことができ、し
かも、Y字形コネクターの使用中に、血液、薬剤等の漏
洩が殆ど無いY字形コネクターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、心臓外科手術、脳外科手術等の医
療行為は、開胸術や人工心肺装置の使用、あるいは頭部
切開を伴うため、高度な医療設備が必要なだけでなく患
者にも相当の身体的な負担を強いるものであった。かか
る事情に鑑み、近年では、開胸や人工心肺の使用を行わ
ずに、生理的に不活性な材料からなるガイドワイヤーを
血管を経て心臓に、あるいは脳内に、到達させ、このガ
イドワイヤーにより種々の医療行為を心臓内、あるいは
脳内、から行う経皮的手術が行われている。かかる経皮
的手術としては、経皮的冠状動脈拡張術(PTCA)が
代表的であり、この術式は、冠状動脈内に到達させたガ
イドワイヤーにより、血栓の除去、薬液の投与、不活性
金属からなる血管拡張部材の設置等を行うものである。
また、脳血管内治療も代表的であり、この治療は、脳血
管内に、コイル、留置型バルーン等の設置を行うもので
ある。
【0003】上記術式において使用する器具の基本構成
を示す図1において、1及び1’はガイドワイヤー、2
は血管拡張用バルーン、3はガイドカテーテル、4はY
字形コネクター、5はバルーン拡張用カテーテル、6は
バルーン拡張装置、7は圧力調節装置、8は薬液注入用
シリンジをそれぞれ示している。図1から容易に理解で
きるように、表皮の内外にわたって延びたガイドカテー
テル3を通してガイドワイヤー先端部1やバルーン2を
体内に送り込み、これらガイドワイヤー1やバルーン2
を、圧力調節装置7で血管内との圧力差の調整を行いな
がら、Y字形コネクター4により分岐させて設置したガ
イドワイヤー末端部1’、バルーン拡張装置6、薬液注
入用シリンジ8等により操作するのである。
【0004】図1から明らかなとおり、Y字形コネクタ
ー4は、カテーテルを分岐させるための単なる接続部材
としての役割のみならず、ガイドワイヤー末端部1’の
操作口或いはガイドワイヤー(インターベンション器
具)交換時の交換口としての役割を果たす。この役割を
果たすために、Y字形コネクターの主管の末端は、シリ
コーンゴム等の弾性に富む材料からなる切り込みが設け
られたゴムシールで閉鎖されており、外部から力を加え
なければ主管の末端が開口しないように設計されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のY字形コネクタ
ーでは、内側に円筒状突起を備えたキャップが、主管の
末端に螺合されており、主管の末端の開閉操作は、この
キャップを螺旋回転させることにより、キャップを主管
に沿って移動させ、キャップの円筒状突起を上記ゴムシ
ールの切り込みに貫通させることにより行われていた。
しかしながら、この開閉操作には、キャップの螺旋回転
が煩雑であるために、開から閉状態、閉から開状態に至
る間に血液が漏洩するという問題があった。特に、上記
術式を動脈を経由して行う場合には、動脈内の圧力が高
いために大量の血液が流出するという問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、インターベンシ
ョン器具の出入、薬剤の注入等の操作を迅速に行うこと
ができ、しかも、Y字形コネクターの使用中に、血液、
薬剤等の漏洩が殆ど無いY字形コネクターを提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ほぼ直
線状に延びる主管と、該主管の延長方向に対して鋭角方
向に分岐して延びた枝管とからなるコネクター本体及び
該枝管の延長方向と同じ側において、該主管の端部を閉
鎖するゴムシールを含んで成り;該主管の端部からイン
ターベンション器具の出入を行う;医療用Y字形コネク
ターにおいて、前記ゴムシールにより閉鎖された前記主
管の端部には、天面部とその周囲から垂下するスカート
部とから成るほぼ円筒形状キャップが係合しており;該
キャップの天面部中央には、貫通孔とその周囲から垂下
するほぼ円筒状の突起が設けられており;該キャップ
は、該主管の側壁に沿って摺動可能であり;前記ゴムシ
ールには、該突起が該ゴムシールを貫通できるような大
きさの切り込みが設けられている;ことを特徴とするY
字形コネクターが提供される。
【0008】上記Y字形コネクターにおいては、 1.前記枝管が主管に対して約20乃至80゜の角度で
延びていること、 2.前記ゴムシールがシリコーンゴムから成ること、 3.前記ゴムシールの厚さが1.0乃至5.0mmであ
ること、 4.前記ゴムシールに設けられた切り込みが、ゴムシー
ルの中心から三方向に放射状に延びていること、即ち、
ゴムシールが三尖弁であること、 5.前記円筒状の突起の直径が、前記キャップ天面部の
直径の0.02乃至0.5倍であること、 6.前記コネクター本体及び前記キャップがポリカーボ
ネートから成ること、が好ましい。 また、上記Y字形コネクターは、前記主管の端部に対し
て前記キャップの位置を固定するためのロック機構を備
えていることが、インターベンション器具の出入を円滑
に行う上で好ましい。この場合のロック機構の好適な例
としては、(1)前記主管の端部の側壁外面及び前記キ
ャップのスカート部内面のそれぞれ対応する位置に設け
られた凸部及び凹部の互いの嵌合によるもの、(2)前
記主管の端部の側壁外面及び前記キャップのスカート部
内面のそれぞれ対応する位置に設けられた凸部及び傾斜
面の互いの摩擦係合によるもの、を挙げることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】[作用]本発明の医療用Y字形コ
ネクターの特徴は、 (A)前記ゴムシールにより閉鎖された前記主管の端部
には、天面部とその周囲から垂下するスカート部とから
成るほぼ円筒形状キャップが係合していること; (B)該キャップの天面部中央には、貫通孔とその周囲
から垂下するほぼ円筒状の突起が設けられていること; (C)該キャップは、該主管の側壁に沿って摺動可能で
あること; (D)前記ゴムシールには、該突起が該ゴムシールを貫
通できるような大きさの切り込みが設けられているこ
と;の組合せを採用したことである。即ち、主管の末端
にキャップが単に係合しているにすぎないので、該キャ
ップは、該主管の側壁に沿って容易に摺動可能となって
いる。従って、主管の末端の開閉を、キャップの直線的
移動により迅速に行うことができ、血液の漏洩を有効に
防止することができるのである。本発明のゴムシールの
基本的な開閉機構を説明するための概念図である図2に
おいて、上から下に向かってゴムシールの閉状態、中間
状態、開状態が示されている。閉状態においては、キャ
ップ20は上方に引き上げられており、円筒状突起24
はゴムシール34とは接触していない。キャップ20の
スカート部22と主管端部33或は任意にその周りに設
けられるスライドサポーター35との間で摺擦させなが
ら、キャップ20を下方に移動させると、円筒状突起2
4はゴムシール34と接触し、更に、ゴムシール34の
切り欠きを割ってゴムシール内に徐々に進入していく
(図2の中間状態)。キャップ20が更に下方に移動す
ると、円筒状突起24の先端28がゴムシール34の反
対側に達し、開状態となり、円筒状突起24の内側を通
じてインターベンション器具の出入が可能となる。再び
閉状態とするには、キャップ20を上方に引くのみでよ
い。ゴムシールは、弾性に富むので、インターベンショ
ン器具を挿入したままキャップ20を引き上げても、シ
ール性を保ったまま、インターベンション器具を保持す
ることができる。ゴムシールは柔軟性、弾性に富んでい
るので、一旦挿入したインターベンション器具を更に進
める操作や、剛性に富む部材を押し入れる操作は、ゴム
シールが閉じた状態であっても行うことができる。以下
に本発明のY字形コネクターについて詳細に説明する。
【0010】[コネクター本体]コネクター本体は、大
まかに言って、ほぼ直線状に延びる主管と、該主管の延
長方向に対して鋭角方向に分岐して延びた枝管とからな
る。主管の一方の端部は、インターベンション器具出入
用に、上述したキャップ、ゴムシールが装着可能になっ
ており、他方の端部は、他のコネクター、機器等に装着
可能なように、通常、接続機構が設けられる。この接続
機構は、特に、手術中に迅速な装置組立、操作が可能な
ように、統一した規格で設計されていることが好まし
い。枝管は、体内に向かって、血圧測定、薬剤注入のた
めに使用されるので、主管から鋭角(θ)で分岐してお
り、チューブ等が差込み易いように、通常、主管よりも
細く設計される。角度θは、20乃至80゜、特に30
乃至70゜、特に45乃至70゜であることが、操作性
の点で好ましい。コネクター本体は、通常、熱可塑性樹
脂の成形品からなるが、この熱可塑性樹脂としては、ポ
リカーボネート、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等が挙
げられる。樹脂の配合剤には人体に有害なものもあるた
め、熱可塑性樹脂としては、重合触媒、その他の添加剤
は、特定の化合物以外は極力使用されていないことが好
ましい。また、操作性、患者の体液の観察等の理由か
ら、コネクター本体は、透明性に優れた熱可塑性樹脂で
形成することが好ましい。最も好ましい樹脂は、強度、
透明性の点から、ポリカーボネートである。コネクター
本体は、複数の成形品を組み立てて構成することもでき
るが、気密性、強度、製造効率等の点から、なるべく、
一つの成形品として構成することが好ましい。
【0011】[ゴムシール]ゴムシールは、主管端部に
おいて、インターベンション器具出入の際に弁(止血
弁)として機能するものである。ゴムシールは、枝管の
延長方向と同じ側において、該主管の端部を閉鎖してお
り、前述した機構により、キャップと共に主管端部の開
閉を行う。このゴムシールには、キャップの中央の円筒
状突起を進入させるための切り込みが設けられている。
この切り込みの形態は、特に限定されるものではなく、
点状、一文字状、十字状、円錐状、放射状等が採用でき
る。特に、三方向に放射状に伸びた切り欠き(三尖弁)
が、シール性、操作性、インターベンション器具の保持
性等の多くの点で好ましい。ゴムシールの材質は、弾性
に富むものであれば特に限定されないが、医療用という
点では、通常、シリコーンゴムが好適である。
【0012】[キャップ]キャップは、ゴムシールによ
り閉鎖された主管の端部を包囲するように設計され、天
面部とその周囲から垂下するスカート部とから成るほぼ
円筒形状をしている。キャップは、円筒形状をしている
ので、主管の側壁に沿って円滑に摺動可能である。キャ
ップの天面部中央には、貫通孔とその周囲から垂下する
ほぼ円筒状の突起が設けられており、前述した機構によ
り、キャップが主管に沿って摺動すると、該突起が該ゴ
ムシールを貫通できるように設計されている。キャップ
天面部中央の貫通孔は、インターベンション器具出入用
なので、これら器具に対応した寸法であればよいが、通
常、1乃至5mm程度の直径であればよい。円筒状突起
の長さは、ゴムシールの厚さに対応するものであるが、
長過ぎると開閉操作が煩雑になり、短過ぎると気密性が
低下するので、通常、0.3乃至10mm程度、特に
0.5乃至5.0mm程度が好適である。キャップ天面
の直径は、通常10乃至50mmなので、前記円筒状の
突起(貫通孔)の直径が、前記キャップ天面部の直径の
0.02乃至0.5倍であることが好ましい。キャップ
の材質は、コネクター本体と同様の熱可塑性樹脂を使用
することが好ましい。キャップは、複数の成形品を組み
立てて構成することもできるが、気密性、強度、製造効
率等の点から、なるべく、一つの成形品として構成する
ことが好ましい。
【0013】[その他の部材] 三方活栓及びチューブ:本発明のY字形コネクターにお
いて、枝管は主に薬剤等の注入用に使用されるが、実際
の手術、治療等においては、複数の薬剤投与、血液採
取、血圧測定等をほぼ同時に行うことが多く、インター
ベンション器具はかなり複雑である。このため、枝管か
ら、チューブを延ばし、その末端を三方活栓等に接続す
ることにより、複数の薬剤注入等を容易に行うことがで
きる。三方活栓の材質も、コネクター本体と同様の熱可
塑性樹脂を使用することが好ましいが、回転弁の部分な
ど摺動性が要求される部分には、ポリオレフィン、ポリ
アセタール等が好適である。チューブの材質としては、
シリコーンゴム、ポリウレタン、四フッ化ポリエチレン
等が挙げられる。 ガイドワイヤー:インターベンション器具の代表的なも
のである。通常、長さ300乃至2500mm、直径
0.13乃至2.23mmのものが使用されるが、本発
明のY字形コネクターは、その寸法を適宜設計すること
により、直径0.1乃至3.0mmにわたる幅広い範囲
のガイドワイヤーにも適用可能である。 イントロデューサー:ゴムシールは、気密性を担保する
反面、外部から何らかの力を加えなければインターベン
ション器具を通過させることができない。一方、多くの
インターベンション器具の先端は、血管内部を傷つけな
いように可撓性乃至屈曲性に富む構成となっている。従
って、通常、インターベンション器具がゴムシールをス
ムーズに通過できるように、通常剛性に富む材料からな
る管状のイントロデューサーが使用される。このイント
ロデューサーは、ガイドワイヤー用、バルーンカテーテ
ル用等が代表的である。イントロデューサーは、対応す
るインターベンション器具に応じて適宜選択される。一
般にその構造は、生理的に不活性な金属(ステンレス、
金、白金)で形成された導入管部と、挿入を容易にし且
つ他の機器との接続を容易にするための中空で幅広の基
部とからなるものが多い。操作性及びインターベンショ
ン器具の用途から、導入管部の長さは長くとも10cm
程度であり、導入管部の内径は0.3乃至5mm程度で
ある。特にゴムシールの厚さを小さく設計したり、ゴム
シールを可撓性に富む材料で形成した場合には、このイ
ントロデューサーの導入管部を押し込むことにより、キ
ャップをスライドさせなくとも、イントロデューサーが
ゴムシールを通過できるので、更にインターベンション
操作を迅速且つ臨機応変に行うことができる。 ロック機構:本発明のY字形コネクターは、前記主管の
端部に対して前記キャップの位置を固定するためのロッ
ク機構を備えていることが、インターベンション器具の
出入を円滑に行う上で好ましい。即ち、本発明によれば
キャップの移動によって主管端部の開閉が可能となる
が、インターベンション器具の出入を円滑に行うため
に、キャップの位置を固定して主管端部を開状態、閉状
態、或いはそれらの中間状態に維持することが必要な場
合がある。この場合のロック機構の好適な例としては、
(1)前記主管の端部の側壁外面及び前記キャップのス
カート部内面のそれぞれ対応する位置に設けられた凸部
及び凹部の互いの嵌合によるもの、(2)前記主管の端
部の側壁外面及び前記キャップのスカート部内面のそれ
ぞれ対応する位置に設けられた凸部及び傾斜面の互いの
摩擦係合によるもの、等が考えられる。上記態様(1)
において、凹部は凸部と嵌合可能で有ればよいので、凹
部には貫通孔の態様が含まれることが理解されるべきで
ある。また、主管端部の周囲に前述したスライドサポー
ターが形成されている場合には、ロック機構は対応する
位置であるスライドサポーター外面に形成されることも
理解されるべきである。主管の端部の側壁外面及び前記
キャップのスカート部内面の何れに凸部を設け、何れに
凹部又は傾斜面を設けるかは、Y字形コネクターの全体
の形状のバランスにより適宜決定される。通常、キャッ
プのスカート部は薄肉に成形されるので、凸部、凹部と
しての貫通孔、傾斜面等を設ける。更に、凸部の移動を
直線的にスムーズにするために、主管の端部の側壁外面
及び前記キャップのスカート部内面の何れかに主管の延
長方向に延びる溝を形成することもできる。更に、ロッ
クの際(例えば、凸部と凹部とが嵌合する際)のキャッ
プの移動方向としては、主管の延長方向の他に、主管の
周方向へ回転させる場合がある。即ち、ロックの際のキ
ャップの移動方向が主管の延長方向のみからなる場合、
ロック時の衝撃が主管の延長方向、即ち人体に直接伝わ
る恐れがある。一方、ロックの際のキャップの移動方向
が主管の周方向へ回転させる場合は、ロック時の衝撃が
人体に伝わり難く、安全性の点で有利である。
【0014】
【実施例】本発明を以下の例により具体的に説明する
が、本発明は以下の例に限定されるものではない。図3
は本発明のY字形コネクターを付属の三方活栓とともに
示す斜視図であり、図4はコネクター本体の側面図であ
り、図5はキャップの斜視図であり、図6は図3のA−
A断面図、即ちゴムシールを含む主管端部の断面図であ
り、図7は三方活栓の側面図であり、図8はガイドワイ
ヤー用イントロデューサーの側面図である。
【0015】図3において、本発明のY字形コネクター
は、大まかに言って、コネクター本体30、キャップ2
0とから成っている。コネクター本体30内部には、ほ
ぼ直線状に延びる主管31(長さ約70mm、最狭部内
径2.0乃至3.0mm、最大内径7.0乃至9.0m
m)と、主管31の延長方向に対して鋭角(角度θで示
す)方向に分岐して延びた枝管32(長さ約20mm、
内径3.0乃至4.0mm)が貫通している。枝管32
の延長方向と同じ側において、主管31の端部33をゴ
ムシール34(厚さ3.0乃至4.0mm)が閉鎖して
いる。枝管32にはチューブ40(長さ50乃至400
mm)の一端が約14mm程差し込まれており、接着剤
等により固定されている。チューブ40の他端は三方活
栓50の排出口51に差し込まれており、同様に、接着
剤等により固定されている。
【0016】コネクター本体30の側面図である図4に
おいて、主管31の端部33はゴムシール34により閉
鎖されており、この端部33を覆うようにスライドサポ
ーター35が端部33の側壁に接着されている。特に図
示しないが、このスライドサポーター35も、キャップ
20と同様に天面及びスカート部を有しており、該天面
中央には、キャップ20の貫通孔とほぼ同じ径の貫通孔
形成されており、ガイドワイヤーの交換等を阻害しない
ように設計されている。主管の端部33に対する反対側
の端部39には、連結部材36がゴム環37を介して回
転可能な状態で係合している。この連結部材36の内面
には、螺旋状にネジ山38が形成されており、例えば、
統一した規格で設計された連結端部(例えば、図7の三
方活栓50における第1導入口52の端部56と同様の
端部)と螺合可能になっている。
【0017】キャップ20の斜視図である図5におい
て、キャップ20は天面部21とその周囲から垂下する
スカート部22とから成るほぼ円筒形状をしており、ゴ
ムシール34により閉鎖された主管の端部33及びスラ
イドサポーター35を包む程度の寸法に設計されてい
る。スライドサポーター35のスカート部外側面とキャ
ップ20のスカート部22の内側面とが摺擦可能になっ
ており、キャップ20の主管31の側壁に沿った移動を
円滑に行うことができるようになっている。天面部21
の中央には、貫通孔23とその周囲から垂下するほぼ円
筒状の突起24が設けられている。キャップ20のスカ
ート部22の末端には、内側に張り出した環状に並んだ
複数の小突起26が設けられており、この小突起26が
スライドサポーター35のスカート部末端と係合するよ
うに設計されている。従って、キャップの移動は、天面
部21と小突起26により制限されている。キャップ2
0のスカート部22の外側面には複数の環状リブ25が
上下方向に一定間隔で設けられており、キャップ20の
移動操作の際の滑り止めとして機能するようになってい
る。また、キャップ20のスカート部22の末端には、
切り欠き27が環状に複数設けられている。キャップ2
0は主管の端部33に嵌合固定されるが、この嵌合の
際、環状に並んだ複数の切り欠き27とキャップ20を
形成する樹脂の可撓性とによりスカート部22の末端は
押し広げることができ、キャップ20の嵌合固定が容易
になっている。
【0018】主管31の端部33の断面図である図6に
おいて、主管端部33の内側にゴムシール34が一定の
厚さで充填されており、主管端部33をスライドサポー
ター35のスカート部が包囲し、更にその外側をキャッ
プ20のスカート部22が包囲している。図6におい
て、主管端部33の外面とスライドサポーター35のス
カート部の内面との間は、スライドサポーター35を主
管端部33に固定するための接着剤乃至螺合機構が存在
している。また、スライドサポーター35のスカート部
の外面とキャップ20のスカート部22の内面との間に
は、両者の摺擦を行わせつつもキャップの移動を円滑に
すべく若干の空間が存在している。ゴムシール34に
は、キャップ20の円筒状突起24がゴムシール34を
貫通できるような切り込みが設けられている。この切り
込みは、ゴムシールの中心軸から三方向(34a、34
b、34c)に放射状に延びた形状をしている(三尖止
血弁)。この切り込み形状の採用により造影剤の注入お
よびカテーテルのポジショニングが同時に行えるように
なり、ステント(血管拡張支持部材)の位置設定がより
正確に行えるようになっている。
【0019】本発明のY字形コネクターの枝管32に
は、チューブ40を介して三方活栓50を装着できる。
この三方活栓50の側面図を示す図7において、三方活
栓50は、大まかに言って、チューブ40の他端が差し
込まれた排出口51と、薬剤注入用シリンジ、圧力調整
装置、血液採取用器具等を取り付ける第1導入口52及
び第2導入口53との3つの口、並びに、これら3つの
口の間の流通を制御する回転弁54とこれら3つの口及
び回転弁を連結する活栓本体59を有している。回転弁
54は、活栓本体59に差し込む形で収納され、円筒形
の本体とその片側につまみ58を備えた形状をしている
(詳細は図示せず)。つまみ58には滑り止めのための
小突起が形成されている。回転弁54の円筒形本体の内
部には、三方向に延びる貫通孔が形成されており、回転
弁54が円筒形本体の軸を中心として回転すると、3つ
の口の内で所望の口の間でのみ流通が生じるようになっ
ている。回転弁54のつまみ側には流通方向を示す三角
形のマーカー55が表示されている(図7ではマーカー
55の位置に貫通口が形成されている)。第1導入口5
2及び第2導入口53の端部には、他のチューブ、器具
等を取り付けるための統一された規格の連結端部56が
形成されている(図7では、第2導入口53の端部に封
鎖栓57が螺合されている)。
【0020】図8は、主管末端33からのガイドワイヤ
ーの挿入を容易にするための器具であるガイドワイヤー
用イントロデューサーの側面図である。図8において、
このガイドワイヤー用イントロデューサーは、大まかに
言って、ステンレス製の挿入管61と基部62とからな
っている。挿入管61は、屈曲性に富むガイドワイヤー
の先端部をゴムシール34の切り込みを容易に通過さ
せ、操作の迅速性を図るためのものである。従って、挿
入管の内径は0.5乃至1mm程度に、その長さは、1
00mm程度に設計されていることが好ましい。基部6
2は、その内部に、導入管61と連通する幅広で先が狭
くなっている管が形成されている。基部62の外部は、
主として屈曲部66からなり、この屈曲部66の表面は
該基部62を指で摘んで支持するために指の表面に対応
した2対の計4つの屈曲面からなる。屈曲面は、操作性
を向上させるため、対向する1対の面同士が同じ態様を
している。即ち、一方の対の表面は共に滑らかであり、
他方の対の表面には共に滑り止めのリブ67が複数設け
られている。挿入管61は、基部62の屈曲部66の下
方に突出した接続凸部63に差し込まれており、接着剤
64により固定されている。接続凸部63と屈曲部66
との間には、外側に張り出した停止片65が設けられて
おり、ガイドワイヤーイントロデューサーの差し込みす
ぎや血液の逆流を防止できるように設計されている。屈
曲部66の上部には、他の機器との接続が可能なように
統一した規格の末端管68が設けられており、更にこの
末端管68の端部には、他の部材と螺合可能なように小
突起69が設けられている。
【0021】本発明のY字形コネクターのゴムシールの
他の態様を示す図9において、(A)はゴムシール34
の切り欠きの形状が円錐形状のものであり、(B)はゴ
ムシール34’及び34’’を複数並べたものである。
本発明のY字形コネクターでは、ゴムシールに一定の厚
みが必要なために、その厚みに応じてキャップの円筒状
突起の径(即ち、そこを通過するインターベンション機
器の径)が制限されてしまう場合があった。例えば、径
の小さい機器から径の大きな別の機器へと交換して使用
する場合には、キャップ又はY字形コネクターをも交換
する必要があった。しかしながら、ゴムシールの切り欠
きが円錐形状である(A)の態様の場合、切り欠きの入
口が広くなっているので、径の大きなキャップの円筒状
突起も進入でき、しかも、ゴムシール下部の密着してい
る部分の厚みが小さいので、容易にゴムシールを貫通す
ることができるという利点がある。また、ゴムシールの
厚みが比較的小さいものを複数設けた(B)の態様の場
合、ゴムシールの厚みが小さいので、(A)と同じく、
径の大きなキャップの円筒状突起も容易に貫通でき、し
かも、ゴムシールが複数存在しているので、厚みが小さ
くとも十分なシール性が得られるという利点がある。
【0022】本発明のY字形コネクターの一般的な操作
方法及び使用時の留意点を以下に説明すると共に、イン
ターベンションの代表的な手法であるオーバーザワイヤ
ー法及びモノレール法に従ってバルーンカテーテルを挿
入する場合についても以下に説明する。ここで、オーバ
ーザワイヤー法とは、図10(A)に示すように、カテ
ーテル71等の全長に亙ってガイドワイヤー70を貫通
させ、このガイドワイヤー70に沿ってカテーテル71
等を体内へ進入させて行く方法であり、モノレール法と
は、図10(B)に示すように、カテーテル71等の一
部にガイドワイヤー70を貫通させ、この一部貫通した
状態でガイドワイヤー70に沿ってカテーテル71等を
体内へ進入させて行く方法である。
【0023】一般的使用方法: (1)本発明のY字形コネクターとガイドカテーテルと
を接続する。この際、三方活栓から生理食塩水を自然落
下させ、ガイドカテーテルからの血液の逆流と拮抗させ
る。内腔の空気を止血弁を押すことにより開放させ、血
液を生理食塩水と共に排出させる。その後止血弁を引い
て閉じる。 (2)陰圧(心臓拡張時の吸引圧に応じた圧力)の調節
を行わずに、血液をシリンジ内に逆流させ、インターベ
ンション器具の回路内に空気の無いことを確認する。 (3)強い陰圧は絶対にかけてはいけない(止血弁から
空気が混入してくる。)。 (4)ステント、ローターブレター等の径の大きな器具
を使用する場合、ステント通過時、バー通過時には止血
弁を開放にしておく。
【0024】一般的留意点: (1)空気の混入の防止 強い陰圧をかけないことによって空気の混入を防ぐ。こ
の場合、造影剤注入用のディスポシリンジは摩擦抵抗が
一般に強く、自然な血液の逆流を判断しにくい。従っ
て、ロック付きのシリンジを使用することが好ましい。 (2)混入した空気の除去 混入した空気は従来のY字形コネクターと異なり、明瞭
に観察することができる。空気の混入を認めたときは止
血弁を開放して、完全に血液乃至生理食塩水でY字形コ
ネクター内を満たすようにしておく。即ち、カテーテル
からの逆流血を利用するか、三方活栓からの生理食塩水
の自然落下により、混入した空気の除去を行う。 (3)モノレールバルーンを使用する場合、止血弁を開
放することなく進めることが可能であるが、ガイドカテ
ーテルのバックアップの力が弱いと、ガイドカテーテル
が環動脈孔から脱落する等の問題がある。従って、モノ
レールバルーン挿入の10〜15cm程度までのところ
までは透視を見ておくか、止血弁を少しの間開放してお
くとよい。 (4)バルーンを進めるときにガイドカテーテルが移動
しそうになったり、使用中に問題が生じたときは、本発
明の機構により止血弁を速やかに開放するとよい。
【0025】モノレール法: (1)ガイドワイヤーイントロデューサーを止血弁を開
放することなく挿入する。 (2)ガイドワイヤーを操作して、ガイドワイヤーが病
変部を通過するようにする。 (3)モノレールバルーンカテーテルを止血弁を開放す
ることなく、挿入する。 (4)バルーンの最終位置決定も止血弁を開放すること
なく、造影をしながら微妙に動かすことが可能である。 (5)拡張後やはり止血弁を開放することなく、バルー
ンカテーテルを抜去する。 (6)止血弁の開け閉めなしに、最終造影をして終了す
る。
【0026】オーバーザワイヤー法: (1)止血弁を開放してワイヤー付きバルーンカテーテ
ルを挿入する。 (2)バルーンカテーテルの硬い部分に到達する10c
mくらいまで開放したまま進める。 (3)硬い軸の部分にくると止血弁を閉鎖しバルーンカ
テーテルを進める。 (4)ガイドワイヤーを操作して、ガイドワイヤーが病
変部を通過するようにする。 (5)バルーンカテーテルを止血弁を開放することな
く、更に進める。 (6)バルーンの最終位置決定も止血弁を開放すること
なく、造影をしながら微妙に動かすことが可能である。 (7)拡張後やはり止血弁を開放することなく、バルー
ンカテーテルを抜去する。 (8)止血弁の開け閉めなしに、最終造影をして終了す
る。
【0027】図11乃至15は、本発明のY字形コネク
ターのロック機構を説明するための図である。即ち、図
11は、本発明のY字形コネクターにおける、キャップ
を周方向に回転してロックするロック機構の一例を示す
図であり((a)はキャップを省略した主管端部の斜視
図、(b)は主管端部及びキャップのA−A断面図、
(c)はキャップの側断面図);図12は、本発明のY
字形コネクターにおける、キャップを周方向に回転して
ロックするロック機構の他の例を示す図であり((a)
はキャップを省略した主管端部の斜視図、(b)は主管
端部及びキャップのB−B断面図、(c)はキャップの
側断面図);図13は、図12のロック機構を説明する
ための図であり((a)は閉状態、(b)は中間状態、
(c)は開状態);図14は、本発明のY字形コネクタ
ーにおける、キャップを主管の延長方向に移動してロッ
クするロック機構の一例を示す図であり((a)は主管
端部の側面図、(b)はキャップの側断面図);図15
は、本発明のY字形コネクターにおける、キャップを主
管の延長方向に移動してロックするロック機構の他の例
を示す図である((a)は主管端部の側面図、(b)は
キャップの側断面図)。
【0028】図11(a)において、主管端部80に
は、スライドサポーターとして機能する厚肉の端部壁8
1がゴムシール82に対応する位置に形成されている。
厚肉の端部壁81には、主管延長方向に、ほぼ厚肉の端
部壁の長さにわたって、延長方向溝83が延びている。
更に、延長方向溝83の施術者側端部には周方向に延び
る第一の周方向溝84が、延長方向溝83の患者側端部
には周方向に延びる第二の周方向溝85が、それぞれ設
けられている。第一の周方向溝84は、その一端が延長
方向溝83の施術者側端部と連結しており、その他端が
第一の凹部86で終了している。また、第二の周方向溝
85も同様に、その一端が延長方向溝83の患者側端部
と連結しており、その他端が第二の凹部87で終了して
いる。図11(b)及び(c)に示すように、キャップ
90のスカート部91の内面には、延長方向溝83、第
一の周方向溝84及び第二の周方向溝85と嵌合し、そ
れら溝内を移動可能な凸部92が形成されている。延長
方向溝83の深さ及び幅は、凸部92が嵌まり込む程度
の深さ及び幅であり、施術者側端部から患者側端部にか
けて一定である。また、図11では、延長方向溝の幅
と、第一及び第二周方向溝の幅とはほぼ同じである。図
11(b)から明らかなように、第一の周方向溝84の
一端は延長方向溝83と同じ深さであるが、他端までの
間に周方向に傾斜した第一の傾斜面88が存在し、徐々
にその深さが浅くなり、第一の凹部86へのアプローチ
面となっている。第一の凹部86の深さは、延長方向溝
83の深さよりもやや浅いが、ロックを確実にするため
に、第一の凹部86と第一の傾斜面88との第一の境界
89で落ち込んでいる。図示していないが、第二の周方
向溝85にも、第一の周方向溝84と同様に、第二の傾
斜面及び第二の凹部が形成されている。
【0029】図11のロック機構の作用について説明す
る。まず、主管端部を閉状態で保持する場合について説
明する。キャップ90を施術者側に引き、キャップ天面
93の中央の円筒状突起94をゴムシール82から引き
離す。この際、キャップのスカート部91の凸部92が
延長方向溝83内を直線的に移動するので、キャップ9
0の移動もブレがなくスムーズである。凸部92が第一
の周方向溝84の一端に当接してキャップ90を引き終
えたところで、キャップ90を周方向へ回転させる。凸
部92が第一の周方向溝84へ侵入すると、キャップ9
0は主管延長方向へ移動不可能となり、主管端部の閉状
態が保持される。更に、キャップ90を周方向へ回転さ
せると、凸部92は第一の傾斜面88を登り、凸部92
と第一の傾斜面88との摩擦係合を強めて行く。凸部9
2が第一の傾斜面88を登り切り、第一の境界89に達
すると凸部92と第一の傾斜面88との摩擦係合が最も
強く、この状態でもキャップの位置固定がある程度強固
に行われる。更にキャップ90を周方向へ回転すると、
凸部92は、第一の凹部86に嵌まり込むので、凸部9
2は第一の境界89を乗り越えなければ、第一の周方向
溝84内を移動することができない。このため、キャッ
プ90の位置固定が確実なものとなる。図11(b)で
は、第一の境界89は丸みを帯びて形成されているの
で、凸部92の乗り越えが比較的容易で、閉状態の解除
が可能であるように設計されていることが理解されるべ
きである。次に、主管端部を開状態で保持する場合につ
いて説明する。キャップ90を患者側に押し込み、キャ
ップ天面93の中央の円筒状突起94をゴムシール82
に押し込む。この際、キャップのスカート部91の凸部
92が延長方向溝83内を直線的に移動するので、キャ
ップ90の移動もブレがなくスムーズである。凸部92
が第二の周方向溝85の一端に当接してキャップ90を
押し終え、開状態となったところで、キャップ90を周
方向へ回転させる。凸部92が第二の周方向溝85へ侵
入すると、キャップ90は主管延長方向へ移動不可能と
なり、主管端部の開状態が保持される。更に、キャップ
90を周方向へ回転させると、凸部92は第二の傾斜面
(図示せず)を登り、凸部92と第二の傾斜面との摩擦
係合を強めて行く。凸部92が第二の傾斜面を登り切
り、凹部87と第二の傾斜面との第二の境界89’に達
すると凸部92と第二の傾斜面との摩擦係合が最も強
く、この状態でもキャップの位置固定がある程度強固に
行われる。更にキャップ90を周方向へ回転すると、凸
部92は、第二の凹部87に嵌まり込むので、凸部92
は第二の境界89’を乗り越えなければ、第二の周方向
溝85内を移動することができない。このため、キャッ
プ90の位置固定が確実なものとなる。第二の境界8
9’も丸みを帯びて形成されているので、凸部92の乗
り越えが比較的容易で、開状態の解除が可能であるよう
に設計されていることが理解されるべきである。
【0030】キャップを周方向に回転してロックするロ
ック機構の他の例を示す図12(a)において、主管端
部100には、スライドサポーターとして機能する厚肉
の端部壁101がゴムシール102に対応する位置に形
成されている。厚肉の端部壁101には、主管延長方向
に、ほぼ厚肉の端部壁の長さにわたって一定の幅を持っ
た帯状の延長方向帯103が延びている。図12(b)
及び(c)に示すように、キャップ90のスカート部9
1の内面には、延長方向帯103と嵌合し、それら帯内
を移動可能な凸部92が形成されている。延長方向帯1
03は、凸部92が嵌まり込む程度の深さ及び幅を備
え、主管の延長方向に延びる第一の端部104と;端部
壁101の表面をやや削った程度の深さ及び凸部92と
同程度の幅を備え、主管の延長方向に延びる第二の端部
105と;第一の端部104と第二の端部105との間
の傾斜帯106とから成っている。図12(b)から明
らかなように、第一の端部104が最も深く、傾斜帯1
06と経て、徐々にその深さが浅くなり、第二の端部1
05で深さがほとんどなくなっている。
【0031】図13に基づき、図12のロック機構の作
用について説明する。図12のロック機構の重要な作用
効果は、延長方向帯103の任意の位置でキャップ90
の位置固定をすることができる点である。説明を簡単に
するために、延長方向帯103の図12(a)に示した
a,b,cの3つの位置における位置固定について説明
する。ここで、位置aは閉状態、位置bは中間状態、位
置cは開状態に相当する。まず、主管端部を閉状態で保
持する場合について位置aで説明する。第一の端部10
4の深さが最も深く、キャップのスカート部91の凸部
92の高さに対応しているので、凸部92が第一の端部
104に嵌合している場合にキャップ90がスムーズに
移動可能となっている。従って、この場合にキャップ9
0を施術者側に引き、キャップ天面93の中央の円筒状
突起94をゴムシール102から引き離す。この際、キ
ャップのスカート部91の凸部92が第一の端部104
内をこの端部に沿って直線的に移動させることができる
ので、キャップ90の移動もブレがなく比較的スムーズ
に行うことができる。凸部92が第一の端部104の施
術者側の一端(位置a)に当接してキャップ90を引き
終えたところで、キャップ90を周方向へ回転させる。
凸部92が傾斜帯106を登り、凸部92と傾斜帯10
6との摩擦係合を強めて行く。凸部92が傾斜帯106
を登り切り、第二の端部105に達すると凸部92と第
二の端部との摩擦係合が最も強く、この状態でキャップ
の位置固定が強固に行われ、閉状態(図13(a))が
保持される。キャップ90を逆回転させ、キャップ90
を患者側に押し込めば、閉状態を容易に解除できる。次
に、主管端部を開状態で保持する場合について位置cで
説明する。上記と同様、第一の端部104の深さが最も
深く、キャップのスカート部91の凸部92の高さに対
応しているので、凸部92が第一の端部104に嵌合し
ている場合にキャップ90がスムーズに移動可能となっ
ている。従って、この場合にキャップ90を患者側に押
し込み、キャップ天面93の中央の円筒状突起94をゴ
ムシール102に押し込む。この際、キャップのスカー
ト部91の凸部92が延長方向帯103内を直線的に移
動するので、キャップ90の移動もブレがなくスムーズ
である。凸部92が第一の端部104の患者側の一端
(位置c)に当接してキャップ90を押し終え、開状態
となったところで、キャップ90を周方向へ回転させ
る。凸部92が傾斜帯106を登り、凸部92と傾斜帯
106との摩擦係合を強めて行く。凸部92が傾斜帯1
06を登り切り、第二の端部105に達すると凸部92
と第二の端部との摩擦係合が最も強く、この状態でキャ
ップの位置固定が強固に行われ、開状態(図13
(c))が保持される。キャップ90を逆回転させ、キ
ャップ90を施術者側に引けば、開状態を容易に解除で
きる。更に、主管端部を中間状態で保持する場合につい
て位置bで説明する。上記と同様、第一の端部104の
深さが最も深く、キャップのスカート部91の凸部92
の高さに対応しているので、凸部92が第一の端部10
4に嵌合している場合にキャップ90がスムーズに移動
可能となっている。従って、この場合にキャップ90を
施術者側と患者側との中間位置(位置b)に移動させ
る。凸部92が位置bに達し、主管端部が中間状態とな
ったところで、キャップ90を周方向へ回転させる。凸
部92が傾斜帯106を登り、凸部92と傾斜帯106
との摩擦係合を強めて行く。凸部92が傾斜帯106を
登り切り、第二の端部105に達すると凸部92と第二
の端部との摩擦係合が最も強く、この状態でキャップの
位置固定が強固に行われ、中間状態(図13(b))が
保持される。キャップ90を逆回転させ、キャップ90
を施術者側或いは患者側へ移動させれば、中間状態を容
易に解除できる。
【0032】図12のロック機構の重要な作用効果は、
図13に示されているように、ゴムシール102がガイ
ドワイヤー等のインターベンション器具107を挟んで
シールする密着度を適宜調節できる点である。即ち、主
管端部を通して挿入されるインターベンション器具は、
一つに限られず複数の場合も考えられるし、各器具毎に
太さも異なっている。図12のロック機構で有れば、使
用するインターベンション器具の数や太さに応じたロッ
ク状態を実現することが可能となり、操作性がより向上
しているのである。
【0033】本発明のY字形コネクターにおける、キャ
ップを主管の延長方向に移動してロックするロック機構
の一例を示す図14(a)において、主管端部110に
は、スライドサポーターとして機能する厚肉の端部壁1
11がゴムシール(図示せず)に対応する位置に形成さ
れている。厚肉の端部壁111には、施術者側に第一の
周方向溝112が、患者側に第二の周方向溝113が厚
肉の端部壁の全周にわたって設けられている。図14
(b)に示すように、キャップ120のスカート部12
1の内面には、第一の周方向溝112及び第二の周方向
溝113と嵌合する、キャップのスカート部全周にわた
る周状凸部122が形成されている。キャップ120の
天面123の中央からは、円筒状突起124が垂下して
いる。第一及び第二の周方向溝の深さ及び幅は、周状凸
部122が嵌まり込む程度の深さ及び幅である。これら
溝内は緩やかな曲面を形成しており、周状凸部の出し入
れが比較的容易となっている。厚肉の端部壁111は、
第一の周方向溝112及び第二の周方向溝113によっ
て3つに分割され、施術者側端部壁115、患者側端部
壁116、これらの中間の中間壁114となっている。
図14(a)では、中間壁114、施術者側端部壁11
5、患者側端部壁116は、それぞれ同一半径のものと
して示されているが、キャップ120が第一の周方向溝
112及び第二の周方向溝113を越えて行き過ぎない
ようにするために、中間壁114の半径を小さくし、施
術者側端部壁115及び患者側端部壁116の半径を大
きくすることもできる。
【0034】図14のロック機構の作用について説明す
る。まず、主管端部を閉状態で保持する場合について説
明する。キャップ120を施術者側に引き、キャップ天
面123の中央の円筒状突起124を主管端部のゴムシ
ールから引き離す。この際、キャップのスカート部12
1の周状凸部122が厚肉の端部壁111上を移動する
ので、キャップ90の移動もブレがなくスムーズであ
る。周状凸部122が第一の周方向溝112に嵌合する
と、キャップ120は主管延長方向へ移動困難となり、
主管端部の閉状態が保持される。図11(a)では、第
一の周方向溝112内は丸みを帯びた曲面で形成されて
いるので、周状凸部122の出し入れが比較的容易で、
閉状態の解除が可能であるように設計されていることが
理解されるべきである。次に、主管端部を開状態で保持
する場合について説明する。キャップ120を患者側に
押し込み、キャップ天面123の中央の円筒状突起12
4を主管端部のゴムシールに押し込む。この際、キャッ
プのスカート部121の周状凸部122が厚肉の端部壁
111上を移動するので、キャップ90の移動もブレが
なくスムーズである。周状凸部122が第二の周方向溝
113に嵌合すると、キャップ120は主管延長方向へ
移動困難となり、主管端部の開状態が保持される。図1
1(a)では、第二の周方向溝113内は丸みを帯びた
曲面で形成されているので、周状凸部122の出し入れ
が比較的容易で、開状態の解除が可能であるように設計
されていることが理解されるべきである。
【0035】本発明のY字形コネクターにおける、キャ
ップを主管の延長方向に移動してロックするロック機構
の他の例を示す図15(a)において、主管端部130
には、スライドサポーターとして機能する厚肉の端部壁
131がゴムシール(図示せず)に対応する位置に形成
されている。厚肉の端部壁131には、半径が最も小さ
い中間部132と、半径が最も大きい施術者側端部壁1
35及び患者側端部壁136と、中間部132と施術者
側端部壁135及び患者側端部壁136との間の第一の
傾斜面133及び第二の傾斜面134とが、それぞれ形
成されている。図15(b)に示すように、キャップ1
20のスカート部121の内面には、第一の周方向溝1
12及び第二の周方向溝113と嵌合する、キャップの
スカート部全周にわたる周状凸部122が形成されてい
る。キャップ120の天面123の中央からは、円筒状
突起124が垂下している。中間部の深さは、周状凸部
122が嵌まり込む程度の深さである。図15(a)で
は、施術者側端部壁135、患者側端部壁136は、そ
れぞれ同一半径のものとして示されているが、キャップ
120が第一の傾斜面133を越えて行き過ぎないよう
にするために、施術者側端部壁135の半径を患者側端
部壁136の半径よりも大きくすることもできる。ま
た、図15(a)では、傾斜面133及び134の断面
は直線的であるが、傾斜面の途中に突起や段差を形成す
ることによって、周状凸部122と傾斜面133及び1
34との間の摩擦係合の態様に用途に応じた変化を持た
せることができる。
【0036】図15のロック機構の作用について説明す
る。まず、主管端部を閉状態で保持する場合について説
明する。キャップ120を施術者側に引き、キャップ天
面123の中央の円筒状突起124を主管端部のゴムシ
ールから引き離す。この際、キャップのスカート部12
1の周状凸部122が厚肉の端部壁131上を第一の傾
斜面133と摺擦しながら移動するので、キャップ12
0の移動もブレがなくスムーズである。周状凸部122
が第一の傾斜面133を登り、周状凸部122と第一の
傾斜面133との摩擦係合を強めて行く。周状凸部12
2が第一の傾斜面133を登り切ると周状凸部122と
第一の傾斜面133との摩擦係合が最も強く、この状態
でキャップの位置固定が強固に行われ、閉状態が保持さ
れる。図15(a)では、第一の傾斜面の断面は直線的
なので、周状凸部122と第一の傾斜面133との摩擦
力も一定割合で変化する。また、第一の傾斜面の断面は
直線的なので、周状凸部122を患者側に押し戻すこと
が比較的容易で、閉状態の解除が容易となるように設計
されていることが理解されるべきである。次に、主管端
部を開状態で保持する場合について説明する。キャップ
120を患者側に押し込み、キャップ天面123の中央
の円筒状突起124を主管端部のゴムシールに押し込
む。この際、キャップのスカート部121の周状凸部1
22が厚肉の端部壁131上を第二の傾斜面134と摺
擦しながら移動するので、キャップ120の移動もブレ
がなくスムーズである。周状凸部122が第二の傾斜面
134を登り、周状凸部122と第二の傾斜面134と
の摩擦係合を強めて行く。周状凸部122が第二の傾斜
面134を登り切ると周状凸部122と第二の傾斜面1
34との摩擦係合が最も強く、この状態でキャップの位
置固定が強固に行われ、開状態が保持される。図15
(a)では、第二の傾斜面の断面は直線的なので、周状
凸部122と第二の傾斜面134との摩擦力も一定割合
で変化する。また、第二の傾斜面の断面は直線的なの
で、周状凸部122を施術者側に引き戻すことが比較的
容易で、開状態の解除が容易となるように設計されてい
ることが理解されるべきである。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、 (A)前記ゴムシールにより閉鎖された前記主管の端部
には、天面部とその周囲から垂下するスカート部とから
成るほぼ円筒形状キャップが係合していること; (B)該キャップの天面部中央には、貫通孔とその周囲
から垂下するほぼ円筒状の突起が設けられていること; (C)該キャップは、該主管の側壁に沿って摺動可能で
あること; (D)前記ゴムシールには、該突起が該ゴムシールを貫
通できるような大きさの切り込みが設けられているこ
と;の組合せを採用したことにより、ガイドワイヤーの
挿入、薬剤の注入等の操作を迅速に行うことができ、し
かも、Y字形コネクターの使用中に、血液、薬剤等の漏
洩が殆ど無い、インターベンション用Y字形コネクター
を提供することができた。特に、本発明の具体的な利点
について列挙すれば、以下のとおりである。 (1)バルーンカテーテル等の径の大きな器具の出し入
れを迅速に出し入れできる。 (2)イントロデューサーを使用することにより、更に
迅速なインターベンション器具の出し入れが可能であ
る。 (3)血管狭搾部において、病変に応じてバルーン(血
管拡張器具)やステント(血管拡張用スペーサー)など
の位置を細かく変動させる場合があるが、本発明のY字
形コネクターはゴムシールが可撓性に富んでいるので、
ゴムシールの弁(切り欠き)が閉じた状態であっても、
シール性を保ちながらガイドワイヤー、カテーテル等を
細かく変動させて、バルーンやステントなどを血管内の
所望の位置に設置することができる。 (4)本発明のY字形コネクターは、枝管を通して、造
影剤の注入、血圧の測定、圧力の調節等が可能であるの
で、造影、バルーンの移動、抜去が動脈圧モニターを観
察しながら連続的に施行できる。 (5)止血弁の操作は前後にスライドさせるだけで開閉
するため、迅速である。 (6)止血弁を解放することが格段に少ないので、Y字
形コネクターからの出血が最小限になる。 (7)Y字形コネクターの操作がシンプルになるので、
PTCAの時間が大幅に短縮される。 (8)ゴムシールは、直径2.4mm程度のものが、良
好なシール性を維持しつつ、通過可能になっているの
で、種々のインターベンション器具の出し入れが可能で
ある。特に、ローターブレター(血管狭搾部の切削器
具)などの太いガイドカテーテルを使用する場合には、
効果的である。 (9)ゴムシールの可撓性、操作性等を考慮すると、6
F(直径2.0mm)程度のガイドカテーテルに使用し
た場合に、特に出血が少なく、好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】経皮的冠状動脈拡張術(PTCA)において使
用する器具の基本構成を示す図である。
【図2】ゴムシールの開閉機構を説明するための概念図
である。
【図3】本発明のY字形コネクターを付属の三方活栓と
ともに示す斜視図である。
【図4】コネクター本体の側面図である。
【図5】キャップの斜視図である。
【図6】図3のA−A断面図、即ちゴムシールを含む主
管端部の断面図である。
【図7】三方活栓の側面図である。
【図8】ガイドワイヤー用イントロデューサーの側面図
である。
【図9】本発明のY字形コネクターの他の態様を示す図
である。
【図10】インターベンションの手法を説明するための
図である。(A)はオーバーザワイヤー法であり、
(B)はモノレール法である。
【図11】本発明のY字形コネクターにおける、キャッ
プを周方向に回転してロックするロック機構の一例を示
す図である((a)はキャップを省略した主管端部の斜
視図、(b)は主管端部及びキャップのA−A断面図、
(c)はキャップの側断面図)。
【図12】本発明のY字形コネクターにおける、キャッ
プを周方向に回転してロックするロック機構の他の例を
示す図である((a)はキャップを省略した主管端部の
斜視図、(b)は主管端部及びキャップのB−B断面
図、(c)はキャップの側断面図)。
【図13】図12のロック機構を説明するための図であ
る((a)は閉状態、(b)は中間状態、(c)は開状
態)。
【図14】本発明のY字形コネクターにおける、キャッ
プを主管の延長方向に移動してロックするロック機構の
一例を示す図である((a)は主管端部の側面図、
(b)はキャップの側断面図)。
【図15】本発明のY字形コネクターにおける、キャッ
プを主管の延長方向に移動してロックするロック機構の
他の例を示す図である((a)は主管端部の側面図、
(b)はキャップの側断面図)。
【符号の説明】
1及び1’ ガイドワイヤー 2 血管拡張用バルーン 3 ガイドカテーテル 4 Y字形コネクター 5 バルーン拡張用カテーテル 6 バルーン拡張装置 7 圧力調節装置 8 薬液注入用シリンジ 20 キャップ 21 天面部 22 スカート部 23 貫通孔 24 円筒状突起 25 環状リブ 26 小突起 27 切り欠き 28 円筒状突起の先端 30 コネクター本体 31 主管 32 枝管 33 主管の端部 34 ゴムシール 35 スライドサポーター 36 連結部材 37 ゴム環 38 ネジ山 39 主管の他の端部 40 チューブ 50 三方活栓 51 排出口 52 第1導入口 53 第2導入口 54 回転弁 55 マーカー 56 連結端部 57 封鎖栓 58 つまみ 59 活栓本体 60 ガイドワイヤー用イントロデューサー 61 挿入管 62 基部 63 接続凸部 64 接着剤 65 停止片 66 屈曲部 67 リブ 68 末端管 69 小突起 70 ガイドワイヤー 71 カテーテル 80 主管端部 81 厚肉の端部壁 82 ゴムシール 83 延長方向溝 84 第一の周方向溝 85 第二の周方向溝 86 第一の凹部 87 第二の凹部 88 第一の傾斜面 89 第一の境界 89’第二の境界 90 キャップ 91 スカート部 92 凸部 93 キャップ天面 94 円筒状突起 100 主管端部 101 厚肉の端部壁 102 ゴムシール 103 延長方向帯 104 第一の端部 105 第二の端部 106 傾斜帯 107 インターベンション器具 110 主管端部 111 厚肉の端部壁 112 第一の周方向溝 113 第二の周方向溝 114 中間壁 115 施術者側端部壁 116 患者側端部壁 120 キャップ 121 スカート部 122 周状凸部 123 キャップ天面 124 円筒状突起 130 主管端部 131 厚肉の端部壁 132 中間部 133 第一の傾斜面 134 第二の傾斜面 135 施術者側端部壁 136 患者側端部壁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ直線状に延びる主管と、該主管の延長
    方向に対して鋭角方向に分岐して延びた枝管とからなる
    コネクター本体及び該枝管の延長方向と同じ側におい
    て、該主管の端部を閉鎖するゴムシールを含んで成り;
    該主管の端部からインターベンション器具の出入を行
    う;医療用Y字形コネクターにおいて、 前記ゴムシールにより閉鎖された前記主管の端部には、
    天面部とその周囲から垂下するスカート部とから成るほ
    ぼ円筒形状キャップが係合しており;該キャップの天面
    部中央には、貫通孔とその周囲から垂下するほぼ円筒状
    の突起が設けられており;該キャップは、該主管の側壁
    に沿って摺動可能であり;前記ゴムシールには、該突起
    が該ゴムシールを貫通できるような大きさの切り込みが
    設けられている;ことを特徴とするY字形コネクター。
  2. 【請求項2】前記枝管が主管に対して約20乃至80゜
    の角度で延びている請求項1に記載のY字形コネクタ
    ー。
  3. 【請求項3】前記ゴムシールがシリコーンゴムから成る
    請求項1又は2に記載のY字形コネクター。
  4. 【請求項4】前記ゴムシールの厚さが1.0乃至5.0
    mmである請求項1乃至3の何れかにに記載のY字形コ
    ネクター。
  5. 【請求項5】前記ゴムシールに設けられた切り込みが、
    ゴムシールの中心から三方向に放射状に延びている請求
    項1乃至4の何れかに記載のY字形コネクター。
  6. 【請求項6】前記円筒状の突起の直径が、前記キャップ
    天面部の直径の0.02乃至0.5倍である請求項1乃
    至5の何れかに記載のY字形コネクター。
  7. 【請求項7】前記コネクター本体及び前記キャップがポ
    リカーボネートから成る請求項1乃至6の何れかに記載
    のY字形コネクター。
  8. 【請求項8】前記主管の端部に対して前記キャップの位
    置を固定するためのロック機構を備えている請求項1乃
    至7の何れかに記載のY字形コネクター。
  9. 【請求項9】前記ロック機構が、前記主管の端部の側壁
    外面及び前記キャップのスカート部内面のそれぞれ対応
    する位置に設けられた凸部及び凹部の互いの嵌合による
    ものである請求項8に記載のY字形コネクター。
  10. 【請求項10】前記ロック機構が、前記主管の端部の側
    壁外面及び前記キャップのスカート部内面のそれぞれ対
    応する位置に設けられた凸部及び傾斜面の互いの摩擦係
    合によるものである請求項8に記載のY字形コネクタ
    ー。
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Cited By (4)

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KR200478163Y1 (ko) * 2014-01-08 2015-09-03 재단법인 아산사회복지재단 일체형 관류 조절 장치 및 이를 포함하는 일체형 혈액 역류 방지 밸브 의료 기기
WO2020250603A1 (ja) * 2019-06-13 2020-12-17 株式会社東海メディカルプロダクツ 止血弁付y型コネクタ
JP2022076337A (ja) * 2020-11-09 2022-05-19 株式会社東海メディカルプロダクツ 側管部用キャップ及びy型コネクタ

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