JP2000237369A - スノーボードビンディング - Google Patents

スノーボードビンディング

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JP2000237369A
JP2000237369A JP3937999A JP3937999A JP2000237369A JP 2000237369 A JP2000237369 A JP 2000237369A JP 3937999 A JP3937999 A JP 3937999A JP 3937999 A JP3937999 A JP 3937999A JP 2000237369 A JP2000237369 A JP 2000237369A
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cup member
binding
locking
shaft
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Hironobu Takemae
浩伸 竹前
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TAKEMAE KK
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ソフトブーツのサイズに合わせて
比較的簡単にその前後のストラップとヒールカップとの
相対位置が変更できると共に、該ヒールカップ底部分の
踏み込みに連動して両ストラップを大きく開閉駆動する
ことにより、完全なステップイン形式のスノーボードビ
ンディングを得ることを目的としている。 【解決手段】 ベースプレート内側の前後部支持部材
と、外側の後部支持部材と、該内側の前後部の支持部材
に回動自在に軸支された前後部2本のリンクと、該2本
のリンクによりその中央部分の2点で揺動自在に軸支さ
れたアームと、ヒールカップ部材及びハイバック部とを
有するスノーボード用ビンディングにおいて、ヒールカ
ップ部材はその内外両側に各係止腕部を有し、更に上記
内側後部支持部材及び外側後部支持部に傾動可能に軸支
されており、少なくとも上記後部リンクと上記内側係止
腕部は相対的に同一軸線上においてのみ位置調節可能に
係合することによって、上記ヒールカップ部材をブーツ
のサイズに合わせて段階的に移動調節可能であることを
特徴とするビンディング。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はスノーボードのビン
ディング装置に関し、特にいわゆるノーマルブーツを使
用する場合に最適な、脱着が容易でしかもブーツのサイ
ズに簡単に適合調節可能な手段を有し、ハイバック部分
の角度調節が可能なビンディングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スノーボード自体はその歴史が比較的新
しく、そのためのビンディング装置も種々提供されては
いるけれども、従来改良の進んでいるビンディング装置
の殆どは、専用ブーツを使用する形式のものである。従
って、ビンディングの機構が複雑である上に、ブーツ自
体にも特殊な加工を施し又は特別な機能を持たせること
によって、これらを総合してビンディングの各種機能を
向上させようとするものである。
【0003】これに対し、ソフトブーツすなわちノーマ
ルブーツを利用するスノーボ―ダーの人口は極めて多い
にもかかわらず、その利便性、特に異なるブーツサイズ
に対する適用性及びその脱着時の操作の簡便性に優れた
ビンディング装置は、未だ十分な物が考案されていない
のが実状である。
【0004】図22に示す従来公知のタイプのものを含
めて、従来技術における問題点を検討すると次の様な点
が明確となる。図22は、スノーボード本体に夫々ネジ
により固定される左右一対のビンディング装置におい
て、例えば右足用ブーツ(ノーマルブーツ)を脱着固定
自在である右足用ビンディング装置60を示している。
なお、左右のビンディングは互に対称形状に構成される
のが一般的であるので、以後本発明の明細書においては
右足用のものについて説明することとし、単に(スノー
ボード)ビンディングと呼ぶこととする。
【0005】図示しないスノーボードの盤面に一体的に
設けられた、又は別途固定された固定部分に、ネジによ
り締結固定自在であるベースプレート61は、そのほぼ
中央部分に固定手段80と、該ベースプレート61の左
右に起立状に一体形成された左右の側枠部62、62
と、該側枠部62の夫々に設けた溝部63、63にその
脚部71、71が嵌入して前後方向にスライド可能であ
る、ブーツ用ヒールカップ部材70から構成されてい
る。
【0006】そして、該ヒールカップ部材70は、その
上記脚部71、71に、ブーツの足首部分を固定するた
めの後方ストラップST1を着脱可能に固定する係止具
73、73を有している。また、ブーツの前方を締付固
定する前方ストラップST2は、上記ベースプレート6
1の左右側枠部62、62の前方端に穿設された複数の
ボルト孔64を用いて、その係止位置の変更とストラッ
プ調節により使用ブーツに合わせて締め具合を加減する
ものである。
【0007】一方、ブーツのサイズに対応する手段とし
ては、上記ヒールカップ部材70の両脚部71、71に
穿設されているボルト孔と、同じく該脚部材71、71
が嵌入してスライドする上記側枠部62、62に複数設
けられているボルト孔65とにより、該脚部材71、従
ってヒールカップ部材70をベースプレート61に対し
て前後方向にスライド及び固定することにより、対応す
る構造である。そして、ヒールカップ部材70の後方
は、上方に延設されたいわゆるハイバック74となって
いる。
【0008】ところで、この様な従来公知のスノーボー
ドビンディングにあっては、スノーボーダーがブーツを
履いたままスノーボードを装着する場合、ビンディング
の例えば後方ストラップST1をその両端係止金具部分
において係止具73から外し、自分のブーツサイズに合
った位置にヒールカップ部材70を移動させた後に、ボ
ルト・ナット66を用いて上記両側枠部62、62と脚
部71、71を固定する。その後、ストラップST1を
通常の手法により調節してブーツの足首部分を締付固定
するものである。
【0009】更に、ブーツの爪先部分は図から明らかな
ように、任意のボルト孔64に対してボルト・ナット6
7を用いて前方ストラップST2を移動固定すると共
に、ストラップST1と同様に通常の締付固定をするも
のである。なお、ビンディング60自体はそのベースプ
レート61のほぼ中央部において、固定手段80を用い
てスノーボード本体の任意の固定金具部分(図示せず)
に固定盤81のボルト82、82により締着すると共
に、左右のビンディング位置又は角度等を調節する場合
には、任意位置のボルト孔83を選択して締着するごと
き構成とされている。しかしながら、この様な形式のビ
ンディングにあってはヒールカップ部材70の角度は不
変である。
【0010】更に、図示しないがその他の形式のビンデ
ィングにおいては、同様のヒールカップ部材を両側枠部
材に設けた支持部において回動可能とし、該ヒールカッ
プ部材の下端に一体に設けた踏み下げバーを連動させ、
ヒールカップ部材のハイバック部分を前後方向に傾動さ
せることによってブーツの脱着を容易にしているものも
ある。しかし、この様な形式のビンディングにあって
は、上記回動可能なヒールカップ部材の支持部が固定的
であって、ブーツのサイズに対応したヒールカップ部の
移動がなされないので、サイズ調節による適応性に乏し
い欠点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来公
知のノーマルブーツ用のスノーボードビンディングにあ
っては、ブーツのサイズに対応してヒールカップ部材の
みを移動調節するか、ヒールカップ部材の支持部は不動
にして、これを回動させる操作のみをブーツの踏み込み
動作を連動させる、いわゆるステップイン形式のビンデ
ィングしかなく、ブーツの脱着固定操作が不自由であっ
た。
【0012】本発明はこの様な不具合を解消し、ブーツ
のサイズに合わせて比較的簡単にその前後のストラップ
とヒールカップとの相対位置が変更できると共に、該ヒ
ールカップ底部分の踏み込みに連動して両ストラップを
大きく開閉駆動することにより、完全なステップイン形
式のスノーボードビンディングを得ることを目的として
いる。また、ヒールカップ部はハイバック部分を有し、
これとヒールカップ部材との間でその連結角度を可変と
することによって、種々形状のソフトブーツ(ノーマル
ブーツ)及びそれらの種々の寸法に対して容易に適合で
き、その安定性及び脱着の容易性を格段に向上させたス
ノーボードビンディングを得るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベースプレー
ト内側の前後部支持部材と、外側の後部支持部材と、該
内側の前後部の支持部材に回動自在に軸支された前後部
2本のリンクと、該2本のリンクによりその中央部分の
2点で揺動自在に軸支されたアームと、ヒールカップ部
材及びハイバック部とを有するスノーボード用ビンディ
ングにおいて、ヒールカップ部材はその内外両側に各係
止腕部を有し、更に上記内側後部支持部材及び外側後部
支持部に傾動可能に軸支されており、少なくとも上記後
部リンクと上記内側係止腕部は相対的に同一軸線上にお
いてのみ位置調節可能に係合することによって、上記ヒ
ールカップ部材をブーツのサイズに合わせて段階的に移
動調節可能であることを特徴とするビンディングであ
る。また、上記ヒールカップ部材の外側係止腕部には、
係止レバーが相対的に同一軸線上においてのみ位置調節
可能に係合し、該係止レバー端部ストラップの一端が係
止されており、更に、上記後部リンク及び係止レバーに
は多角形筒軸が結合され、該多角形筒軸には円筒体が嵌
装されており、該多角形筒軸の端部が上記ヒールカップ
の両側係止腕部に穿設された多数の多角形凹部のいずれ
かに選択的に嵌入可能であり、該円筒体により内側後部
支持部材及び外側後部支持部材に夫々回動自在に軸支さ
れていることを特徴とするビンディングである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る1つの実施例の全体
構造を図1乃至図5により説明する。また、各構成部分
の詳細は図6乃至図21において説明する。図1は、本
発明に係るスノーボードビンディング10の全体斜視図
であって、図示しないスノーボードの表面に設けられた
固定盤に別途(詳細説明は省略する)固定調節手段59
(図2参照)を用いて、その取付け固定角度すなわちブ
ーツの向きを調節自在に取り付けるベースプレート11
を有している。
【0015】符号12及び13は、夫々該ベースプレー
ト11と一体に成形され又は一体的に固着された内側ブ
ラケット及び外側ブラケットであって、両ブラケット1
2、13は図示のようにその下端部において、ベースプ
レート11の後方両側面に夫々一体成形又は固着により
固定されると共に、その上方端近傍には後述するヒール
カップ部材21を軸支するための軸孔が穿設されてい
る。
【0016】また、ベースプレート11の前方両側に、
その内側には前方ブラケット14が外側にはストラップ
支持体15が、同様に一体成形又は固着により一体的に
固定されている。そして、これらの各ブラケット及び支
持体はいずれも形状、大きさを異にしているが、内側ブ
ラケット12と外側ブラケット13はその高さをほぼ同
じくしている。
【0017】図2は、本発明のビンディング10の平面
図であって、ベースプレート11に対する各ブラケット
12、13、14及びストラップ支持体15の位置とヒ
ールカップ部材21との関係が明らかである。また、後
に詳述する各ブラケットとアームA及び後方リンク1
6、前方リンク17、ストラップ係止レバー18の関係
も明瞭に示している。
【0018】図2、図3、図5に特に明らかな様に、本
発明の特徴的構成部材の一つであるアームAは、上記内
側ブラケット12と前方ブラケット14に夫々回動自在
に軸支された後方リンク16及び前方リンク17によっ
て連結されており、その結果アームAは、ベースプレー
ト11に対して上下方向にほぼ平行に移動可能であるば
かりでなく、特にアームAの後方部分を大きく上方に移
動できる構造である。
【0019】すなわち、アームAはその中央2個所に軸
孔を有し、内側ブラケット12の端部にその一端が軸P
1で軸支された後方リンク16の他端と軸P4で、前方
ブラケット14にその一端が軸P3で軸支された前方リ
ンク17の他端と軸P5で夫々連結軸支され、各リンク
16、17が各軸P1、P3を中心に回動することによ
って、その夫々のリンク先端である軸P4、P5の軌跡
に従って上方に移動されるものである(図5参照)。
【0020】ここで重要なことは、後にその作用を詳述
するが、該アームAは後方リンク16の軸P4に回動自
在に支持されているので、該後方リンク16を軸P2を
中心に大きく回動すると軸P4が大きく上方に持ち上げ
られ、その結果、アームAの後方端部が非常に大きく開
放方向に移動されることである。
【0021】後方リンク16及び前方リンク17は、な
るべく図2、図3に示すように、内側ブラケット12、
前方ブラケット14及びアームAの厚さ内又はその側端
部に設けたスリット又は切欠部内に格納されるごとく設
けるのが、外観上極めて望ましい。
【0022】図2、図4、図5において、バック部20
は内側ブラケット12、外側ブラケット13に夫々軸P
1、P2において回動自在に支持されると共に、後述す
るごとく該バック部20のヒールカップ部材21の左右
前方と後方リンク16及びストラップ係止レバー18の
各後部とは、相対的に回動しないが、連結軸方向にその
連結位置を調節可能に結合可能である。即ち、後方リン
ク16及びストラップ係止レバー18に設けられた六角
軸孔に回動不能に固定された六角筒軸と、その端部を受
入れる多数の六角軸受凹部が選択的に係合されることに
より、相対的に回動不能に位置を調節可能である。
【0023】続いて図6乃至図21により各部の詳細を
説明する。符号20で包括的に示すバック部は概略、ヒ
ールカップ部材21、ハイバック部材50、ハイバック
ピース30によって構成されている。ヒールカップ部材
21は、図2及び図7、図8、図9に特に明らかなごと
く、その平面視形状が略コ字状に形成され、やや湾曲し
た背面部22の左右両側から前方に側板部23、25が
突出し、その夫々の側板部23、25の前端近傍から斜
前方下向きに夫々係止腕部24、26が垂下した状態に
一体形成されている。各係止腕部24、26のベースプ
レート11に対する傾斜度合は、ブーツのサイズに対応
してヒールカップ部全体を前後方向と同時に上下方向に
移動させるためのものであるから、例えば35度〜55
度程度が適当である。
【0024】また、図8、図9に明らかなごとく、該ヒ
ールカップ部材21はその背面部22の下方にヒールカ
ップ27が、同様に一体形成にされている。そして、上
記左右の係止腕部24、26の夫々には、本発明の特徴
的構成の一つであって(後述する)図示のごとく一直線
に配列された複数のボルト挿通孔のごとき軸孔H1〜H
5が穿設されていると共に、その各軸孔と同心的に、該
係止腕部24、26の各外側面でその部材の中間位置ま
で達する、六角形状の軸受凹部G1〜G5が穿設されて
いる。ここで、軸孔Hn及び六角形状の軸受凹部Gnの
穿設数は特に限定されていないが、例えば等間隔に各々
6個設け、各挿通孔の中心距離を5〜8mmとすることが
できる。この様にしてヒールカップ部材21は、例えば
約3cm移動することができる。
【0025】ヒールカップ部材21の背面上方に設けら
れた角穴28は、後述するごとく該ヒールカップ部材2
1の上方の凹部に嵌挿されるハイバックピース30を用
いて、ハイバック部材50をヒールカップ部材21に対
してその相対角度を調節しながら固定するために用いら
れる、バック傾斜角調節部材のための引杆挿通穴であ
る。
【0026】図10乃至図12は、図4、図6に示すご
ときバック部20におけるハイバックピース30の平
面、背面及び側断面を夫々示している。該ハイバックピ
ース30の下端両側に突出するように一体形成された肘
杆31、31は、図6、図9に示されているごとく、ヒ
ールカップ部材21の背面部22の前面に設けられた凹
部29、29内に収納され、各肘杆31、31の軸孔H
7、H7とヒールカップ部材21の両側に穿設された一
対の軸孔H6(図3、図5の破線円参照)を介して、適
宜の(図示されない)支持ボルト等により回動可能に軸
支される。
【0027】ハイバックピース30の上部中央には、そ
の詳細構造は省略するが、図6に明らかな様にハイバッ
ク部材50のための左右方向傾動調節固定手段55を装
着する装着孔33を設けられている。そして、本発明に
おけるハイバック部材50は、その固定手段の装着位置
を変更することによって、中央固定状態と左右の傾斜状
態で揺動可能な二種類のハイバック位置を可能としてい
る。ハイバックピース30の下方中央部には、側面視弧
状で一対の係止片34、34が一体に突設されている。
該一対の弧状係止片34、34は、その中間部が下方に
開放する凹欠部35により分割されていて、両弧状係止
片34、34の内方湾曲面に多数の鋸歯条36が刻設さ
れている。
【0028】図4、図6で特に明らかなごとく、上記ハ
イバックピース30はその両肘杆31、31の軸孔H
7、H7においてヒールカップ部材21の側板部23、
25に回動可能に軸支されると共に、上記一対の弧状係
止片34、34部分において後述のバック傾斜角調節部
材40によって、そのヒールカップ部材に対して前後方
向の相対角度、すなわちバック傾斜角を調節可能に固定
することができる。ここで、軸孔H7、H7及び両肘杆
31、31における回動軸支部によって、ヒールカップ
部20は少なくとも60度程度回動可能であることが望
ましい。
【0029】図13乃至図16は、バック傾斜角調節部
材40の各構成部分を示している。図13及び図14
は、前記図6及び図12に明示されているハイバックピ
ース30の弧状係止片34に係合する係止駒41及びそ
の外方湾曲面に刻設された多数の鋸歯条42と、該係止
駒41の中央部に結合された引杆43からなる調節部材
40の本体であって、該引杆43の端部には軸孔H8を
有している。
【0030】図15、図16にその平面及び側面形状が
示されている締付レバー44は、その夫々に軸孔H9、
H9を有する頭部45、45を有し、該頭部の外周には
カム面部46が形成されている。この様な締付レバー4
4を、その頭部切欠部47において上記引杆43の端部
に係合させ、軸孔H8及び軸孔H9、H9にピン等を挿
通して回動自在に連結する。この様な構造によって、締
付レバー44を上下に回動させると頭部45、45のカ
ム面46がヒールカップ部材21の背面に当接すること
により、引杆43を前後方向に移動させる。
【0031】ハイバックピース30のヒールカップ部材
21への取付けは、図6、図7等で明らかな様にその背
面部22の凹所29内にハイバックピース30の弧状係
止片34、34を収納し、その中央の凹欠部35と上記
背面部22の中央部に設けられた角穴28を通して係止
駒41の引杆43を貫通し、その後軸孔H8を跨いで締
付レバー44の頭部45、45に設けた軸孔H9、H9
を一致させた後、任意のピン等で回動自在に連結する。
【0032】この様な構成のバック傾斜角調節部材40
を用いて、図6に明らかなごとくバックピース30下方
の弧状係止片34、34を上記締付レバー44のカム面
46の回動によってヒールカップ部材21の背面部22
に圧着し、ハイバックピース30の任意の傾斜状態で両
鋸歯条同志を係合させることにより、その相対角度を強
固に固定維持することができる。
【0033】図17は、ハイバック部材50の断面形状
を表している。ハイバック部材の中央部は、ブーツの足
首部から上方にかけての後方の形状に合わせて、上下方
向に適度な反りが付与され、また、巾方向においてもほ
ぼブーツの外形に合わせて前方に湾曲している。その中
間やや下方にはハイバックピース30に対する左右方向
傾動調節固定手段55を挿通する開口51が設けられて
いる。開口51は左右に平行部分を有する縦長の長円形
状であって、該平行部分の開口内に固定手段が有する六
角形の固定柱体が係合して任意の上下位置に固定でき
る。また、必要に応じてハイバック部材50をハイバッ
クピース30に対して任意設定量、左右に傾動調節可能
としている。なお、傾動調節固定手段55の詳細説明は
省略する。
【0034】図18は図2、図3に示された後方リンク
16の側面図である。後方リンク16がその上端部にお
いて内側ブラケット12に軸支される部分は、本発明の
特徴的構成の一つであって、該上端部に例えば正六角形
の軸孔Hmが穿設されている。この正六角形の軸孔Hm
は、後述する六角筒軸cを介して上記ヒールカップ部材
21の左右係止腕部24、26に設けられた六角軸受凹
部G1〜G5と対応し、これらの選択されたいずれかの
六角凹部と六角軸により連結することによって、これら
後方リンク16とヒールカップ部材21とを一体的に結
合するための手段である。なお、後方リンク16にはそ
の他に、該リンク16の軸P1を中心とした回動を阻止
するストッパー用軸孔H9と、アームAとの連結点P4
に対応する軸孔Hnが穿設されている。また、ストッパ
ー用軸孔H9に対応する内側ブラケット12の対向位置
には、ストッパーツマミ56が設けられている。
【0035】ストッパーツマミ56の構造の詳細は省略
するが、例えば先端に固定用ネジ部を有する軸又は常時
嵌入方向にばね等で付勢されたピン体のごときもので構
成することができる。そして、内側ブラケット12に設
けた軸孔等に上記ストッパー用軸孔H9を一致させた状
態で、上記ストッパーツマミ56の軸部を挿通すること
によって内側ブラケット12と後方リンク16を回動不
能とし、これによってビンディングの固定状態を維持す
るものである。なお、この様なストッパーツマミ56部
分の構造はそれ自体が特徴的なものではなく、内側ブラ
ケット12に対して後方リンク16を確実にかつ手軽に
固定又は解除できる手段であればよい。
【0036】図19は、上記後方リンク16の六角軸孔
Hmに、後述する六角筒軸cと円筒体a、bを夫々挿通
した状態の平面図であって、後方リンク16の六角軸孔
Hmに嵌入固定した六角筒軸cの両突出部に長い円筒体
a及びやや短い円筒体bを夫々嵌挿し、その両側の各円
筒体a、b部分において、上記内側ブラケット12の軸
P1部の軸孔Hnにより回動自在に支持し、さらに六角
筒軸cの内方端は、上記ヒールカップ部材21の左側係
止腕部24の外側面に穿設されている一連の六角軸受凹
部G1〜G5のいずれか一つに嵌入固定されている。こ
の様な状態で該六角筒軸cの筒内である中空部に適宜固
定ピン又はボルトを軸P1として挿通し、後方リンク1
6と左側係止腕部24とは非回動に、内側ブラケット1
2とは可回動に軸支するものである(特に図2、図3参
照)。
【0037】ここで、六角筒軸c、長い円筒体a及びや
や短い円筒体bについて更に説明すると、六角筒軸cの
外径は後方リンク16の六角軸孔Hmに挿通されて該リ
ンク16とガタなく一体的に回動可能な大きさであると
共に、上記左右係止腕部24、26に設けた六角凹部内
に嵌入して、該腕部材とも一体的に回動する。また、六
角筒軸cの中心は図21に示すような軸孔が穿たれた筒
体である。従って、これら円筒体a、b及び六角筒軸c
を有するリンク16は、図2に明らかなように軸P1に
あたる固定ピン又はボルトを六角筒の中心孔内に貫通さ
せて、容易に内側ブラケット12により支持することが
できる。
【0038】図20の(A)、(B)は、図2、図5に
も示されている後方ストラップST1固定用の係止レバ
ー18の構造を示しており、側面視略L字形の係止レバ
ー18の後部端には上記後方リンク16と同様の六角軸
孔Hmが穿設され、前方端には通常の軸孔Hnを設けた
膨出部を有している。そして、該前方端の軸孔Hnには
適宜の係止手段を装着することによって、後方ストラッ
プST1の他端部二設けた調節用係止孔のごとき係止部
を固定することができる。
【0039】図21の(A)、(B)は、上記図20に
示す係止レバー18の六角軸孔Hmに、六角筒軸c及び
長い円筒体a、やや短い円筒体bを夫々装着した状態の
側面図及び平面図を示している。同図(A)のごとく、
係止レバー18の後端の六角軸孔Hmに回転不能に挿通
した六角筒軸cの両側に、その内側方にはやや短い円筒
体bを嵌挿すると共に、これより突出した六角筒軸cの
端部を上記後方リンク16の場合と同様に、ヒールカッ
プ部材21の右側係止腕部26の外側に設けられた一連
の六角軸受凹部G1〜G5のいずれか(腕部24と対応
している)に嵌入する。
【0040】一方、外方のやや長い円筒体aは図2、図
5にも示されている通りに、外側ブラケット13の軸P
2部の軸孔Hnに挿通支持し、上記リンク16の場合と
同様に、適宜の固定ピン又はボルトを六角筒軸cの中央
孔に挿通し、ヒールカップ部材21の右側係止腕部26
の内側と外側ブラケット13の外側方から締結すること
によって、係止レバー18とヒールカップ部材の係止腕
部26とは非回動に、外側ブラケット13とは可回動に
軸支するものである。この様にして、内側ブラケット1
2及び外側ブラケット13上の軸P1、P2において、
係止腕部24、26従ってヒールカップ部材21は、締
付位置から開放位置に至る少なくとも40度の回動を可
能としている。
【0041】図1、図3、図5から明らかな様に、前方
ストラップST2の一端と後方ストラップST1の一端
はいずれもアームAの前後適所に埋設固定されており、
アームAの上下動又はその他の揺動に従って開放又は固
定位置間を移動可能である。また、前方ストラップST
2の他端はベースプレート外側前方の固定ブラケット1
5に穿設された複数の軸孔(図5参照)のいずれかに、
選択的に係止固定される。
【0042】更に、後方ストラップST1の他端は、係
止レバー18の前端側軸孔Hnに装着された任意の係止
手段に係止固定され、該係止レバー18の傾動に従って
その係止固定部が大きく上下動する。なお、この様な係
止レバー18の傾動お予備該係止固定部の上下動は、リ
ンク16の動きと一致していることはいうまでもない。
従って、本発明においては前述のごとく、ヒールカップ
部材又はハイバック部の前後方向傾動に従って、特に後
方ストラップST1部分が大きく開放され又は係止位置
に閉じられる。
【0043】上記本発明のビンディングの作動を説明す
ると、先ずストッパーツマミ56部分において内側ブラ
ケット12と後方リンク16との係合を解除し、ハイバ
ック部を有するバック部20を後方に傾動させると、こ
れに連動してヒールカップ部材21の係止腕部24、2
6が軸部P1、P2を中心として上方に回動する。これ
に伴って、相対回動不能に係止固定された後方リンク1
6及び係止レバー18が上方に回動するので、夫々その
先端に軸支されたアームAの軸P4部及びストラップ係
止軸部Hnは大きく上方に拡開移動し、該ストラップ係
止軸部Hn及びアームAの後方端に固着された後方スト
ラップST1が大きく開放される。また、アームAの前
方端も上方に移動するので、ここに固着された前方スト
ラップST2も適宜量だけ解放される。
【0044】この状態で、スノーボーダーがブーツを上
記後方に傾動したバック部と上方に大きく開放して後方
ストラップST1との間に挿入し、ブーツの踵でヒール
カップ27部分を踏み下げると、ヒールカップ部材21
が上記の逆にそのハイバック部分が前傾し、ブーツ後方
側に沿って当接すると同時に後方リンク16及び一体的
に連結されたアームAと、ストラップ係止レバー18が
下方に回動ないし下降し、これと連動して後方ストラッ
プST1は最終的にブーツ固定位置まで下降し、締付け
る。同時にアームAの前方もリンク16、17の作用で
同時に下降し、図1の締付位置に収まる。
【0045】この状態においては、後方リンク16のス
トッパー用軸孔H9が内側ブラケット12の軸孔Hn
(図面に符号なし)位置と合致しているので、ストッパ
ーツマミ56の操作により又はばね等で自動的に両者を
ロックすることによって、ブーツが簡単確実にストラッ
プに固定される。なお、前後のストラップST1、ST
2は当然にそれ自体が調節手段を有しているので、必要
な場合はその締付け力をこれにより調節可能であること
は言うまでもない。
【0046】ブーツのサイズが異なる場合は、なるべく
上記操作の前に、軸部P1、P2部分におけるピン又は
ボルト等を操作して、上記後方リンク16及び係止レバ
ー18の六角筒軸が係合するヒールカップ部材21の両
係止腕部24、26における、対応する六角形状軸凹部
G1〜G5の位置を変更することによって、そのブーツ
のサイズに応じた最適バック部位置とストラップ位置等
の関係を選択しておくこととなる。
【0047】
【発明の効果】上記のごとき本発明のビンディングにお
いては、ハイバックのヒールカップ部を後方に傾斜させ
ると、これに連動して後方リンク16及び係止レバー1
8が一体的に回動し、これらに直接又はアームAを介し
て連結されているストラップが大きく上昇する。従っ
て、ブーツを容易にビンディングに踏み入れることがで
きる。また、ヒールカップ部材21と後方リンク16、
係止レバー18により予めブーツのサイズに合わせてス
トラップ、ヒールカップ、ハイバック部材等によるブー
ツの締め付け位置を調節しておくだけで、脱着操作はロ
ックつまみ56により後方リンク16と内方ブラケット
12をロックする操作のみで、完全なステップイン形式
のビンディングを得ることができる。更に、ハイバック
部材はヒールカップ部材に対して、締付けレバー44の
回動操作のみで、極めて簡単に角度調節できるので、ア
ームAとストラップとの連動操作と相まって種々の形式
のソフトブーツに対して容易に、適正な締付け力を付与
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスノーボード用ビンディングの斜
視図である。
【図2】図1のビンディングの平面図である。
【図3】図1のビンディングの左側面図である。
【図4】図1のビンディングの背面図である。
【図5】図1のビンディングの右側面図である。
【図6】ヒールカップ部20の側断面図である。
【図7】ヒールカップ部材21の平面図である。
【図8】図7の背面図である。
【図9】図7の左側断面図である。
【図10】ハイバックピース30の平面図である。
【図11】図10の背面図である。
【図12】図10の右側断面図である。
【図13】バック傾斜角調節部材40の平面図である。
【図14】図13の側面図である。
【図15】締付レバー44の平面図である。
【図16】図15の側面図である。
【図17】ハイバック部材50の側断面図である。
【図18】後方リンク16の側面図である。
【図19】後方リンクに六角筒軸及び長短の円筒体を挿
通した状態の平面図である。
【図20】係止レバー18の平面図及び側面図である。
【図21】係止レバー18に六角筒軸及び長短の円筒体
を挿通した状態の平面図及び側面図である。
【図22】従来公知のスノーボード用ビンディングの斜
視図である。
【符号の説明】
11 ベースプレート 12 内側ブラケット 13 外側ブラケット 14 前方ブラケット 16、17 リンク 18 係止レバー 21 ヒールカップ部材 23、25 ヒールカップ部材の側板部 24、26 係止腕部 27 ヒールカップ 30 ハイバックピース 41 係止駒 44 締付レバー 50 ハイバック部材 55 ハイバック部材の傾動調節固定手段 A アーム a、b 円筒体 c 六角筒軸 H1〜Hn 軸孔 Hm 六角軸孔 G1〜G5 六角形状軸受凹部 ST1、ST2 ストラップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレート内側の前後部支持部材
    と、外側の後部支持部材と、該内側の前後部の支持部材
    に回動自在に軸支された前後部2本のリンクと、該2本
    のリンクによりその中央部分の2点で揺動自在に軸支さ
    れたアームと、ヒールカップ部材及びハイバック部とを
    有するスノーボード用ビンディングにおいて、ヒールカ
    ップ部材はその内外両側に各係止腕部を有し、更に上記
    内側後部支持部材及び外側後部支持部に傾動可能に軸支
    されており、少なくとも上記後部リンクと上記内側係止
    腕部は相対的に同一軸線上においてのみ位置調節可能に
    係合することによって、上記ヒールカップ部材をブーツ
    のサイズに合わせて段階的に移動調節可能であることを
    特徴とするビンディング。
  2. 【請求項2】 上記ヒールカップ部材の外側係止腕部に
    は、係止レバーが相対的に同一軸線上においてのみ位置
    調節可能に係合し、該係止レバー端部ストラップの一端
    が係止されていることを特徴とする、請求項1記載のビ
    ンディング。
  3. 【請求項3】 上記後部リンク及び係止レバーには多角
    形筒軸が結合され、更に該多角形軸筒には円筒体が被嵌
    されており、該多角形筒軸の端部が上記ヒールカップの
    両側係止腕部に列設された多数の多角形凹部のいずれか
    に選択的に嵌入可能であり、該円筒体により内側後部支
    持部材及び外側後部支持部材に夫々回動自在に軸支され
    ていることを特徴とする請求項2記載のビンディング。
  4. 【請求項4】 上記アームには前後のストラップの各一
    端が結合され、前方ストラップの他端は外側固定ブラケ
    ットに、後方ストラップの他端は上記係止レバー先端に
    夫々結合可能であることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載のストラップ。
  5. 【請求項5】 上記ヒールカップ部材とハイバック部材
    がハイバックピースにより連結されており、該ハイバッ
    クピースがヒールカップ部材に対して前後に任意の角度
    で固定可能な係合手段を有していることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載のビンディング。
  6. 【請求項6】 上記ハイバック部材がハイバックピース
    に対して左右に選択的に傾動固定可能な手段により固定
    されていることを特徴とする請求項5記載のビンディン
    グ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6969075B2 (en) 2003-10-21 2005-11-29 The Burton Corporation Snowboard binding with reduced vertical profile
KR101958598B1 (ko) * 2018-08-09 2019-03-14 박순익 대상체 결속 장치 및 이의 결속 방법

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