JP2000238342A - レーザプリンタの走査線長を制御するシステムおよび方法 - Google Patents

レーザプリンタの走査線長を制御するシステムおよび方法

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JP2000238342A JP2000037481A JP2000037481A JP2000238342A JP 2000238342 A JP2000238342 A JP 2000238342A JP 2000037481 A JP2000037481 A JP 2000037481A JP 2000037481 A JP2000037481 A JP 2000037481A JP 2000238342 A JP2000238342 A JP 2000238342A
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ジェラルド・ジェイ・カールソン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラー・レーザプリンタ等で使用されるレーザ
走査装置における走査線長を制御するシステムにおい
て、インライン・レーザカラープリンタにおけるレー
ザ、光伝導体等の機械的公差に対して、廉価で簡単に、
4つの色平面のサイズを制御することを課題とする。 【解決手段】本願発明では、レーザ走査装置は、画素デ
ータストリームをレーザ書込み周波数で書込み、それを
走査線に沿って走査されるレーザビームに変換する。レ
ーザ走査装置は、レーザビームの画素データストリーム
に対しわずかな遅延を挿入または削除することにより、
レーザ書込み周波数を調整する。それによって印刷され
る走査線の長さを広げるまたは短くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ等
で使用されるレーザ走査装置に関し、特に、レーザ走査
装置における走査線長を制御するシステムおよび方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラーレーザプリンタでは、4つ
の異なる色平面(例えば、シアン、黄、マゼンタおよび
黒、すなわち「CYMK」)を印刷して、カラー化した
印刷物を生成する。初期のカラーレーザプリンタは、
「シーケンシャル(sequential)」カラープリンタとし
て知られており、1つのレーザ・光伝導体現像システム
を採用し、各色平面を連続して印刷していた。すなわ
ち、同じレーザユニットが同じ光伝導体ユニット上に、
4回、すなわち各CYMK色平面につき1回、データを
書込んでいた。シーケンシャル・カラープリンタには、
同じ機構が各平面を書込むため4つの色平面が常に同じ
サイズであるという利点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近のプリンタは、4
つのレーザ・光伝導体現像システムを用いて、4つのC
YMK色平面を同時に露光および現像する。これらのプ
リンタは、「インライン」カラープリンタとして知られ
ており、「シーケンシャル」プリンタに比べて4倍も印
刷速度を大きく向上させた。しかしながら、速度を向上
させるために、複雑さが増大し、印刷品質を維持するよ
う行われなければならない平面対平面の相互作用が追加
された。この主な相互作用のいくつかは、以下のパラメ
ータによって制御される。 A)X方向の色平面開始位置 B)Y方向の色平面開始位置 C)色平面方向の回転誤差(スキュー(skew)) D)色平面毎のサイズの変化
【0004】インライン・プリンタ内において4つの色
平面を位置合せするために、これら4つの誤差原因(列
挙していない他のものと同様)を制御する必要がある。
色平面の位置合せが不適切であると、印刷品質が低下
し、適切に調整されていないカラーTVまたはカラー新
聞の漫画の悪質に印刷されたコピーと同様なアーティフ
ァクト(artifact)が生成される。色のフリンジ(frin
ging)および明確でないエッジは、そのような望ましく
ないアーティファクトの例である。
【0005】本発明は、特に問題Dを解決することを目
的としている。4つの別個の光伝導体ユニット上にデー
タを書込む4つのレーザがあるため、レーザユニット、
光伝導体ユニットおよびそれらを保持するシャシにおけ
る機械的公差が積み重なることにより、各平面は殆ど必
ず、他の3つの平面からわずかではあるがサイズが異な
る。平面サイズが異なると、そのプリンタが印刷する画
像は収束し得ない画像となる。その印刷された画像に
は、常にどこかに色のハロー(halo)が発生し、そのよ
うなハローによって印刷された画像の印刷品質が大きく
低下する。
【0006】図1aおよび図1bは、レーザ光伝導体ユ
ニットが異なることで印刷される平面サイズが異なる状
態を示している。図1aは、光伝導体ユニット26上に
レーザビーム24を向けるスキャナ22を有するレーザ
スキャナ20を示す。スキャナ22は、光伝導体ユニッ
ト26から距離Xの位置に配置された回転ミラー(例え
ば、六角形のミラーとして示されている)を有してい
る。スキャナ22は、光伝導体ユニット26上に幅Yの
走査線を生成する。
【0007】同様に、図1bは、光伝導体ユニット36
上にレーザビーム34を向けるスキャナ32を有するレ
ーザスキャナ30を示す。機械的誤差により、スキャナ
32の回転ミラーは、光伝導体ユニット36から距離X
+dの位置に配置されている。その結果、スキャナ32
は、光伝導体ユニット36上に幅Y+eの走査線を引
く。なお、ここで「e」は、第1のレーザユニットの幅
Yと比較した誤差オフセットである。従って、異なるレ
ーザスキャナを用いることにより、固有に異なるサイズ
の色平面が生成される。なお、このような状態は、シー
ケンシャル・カラーレーザプリンタでは、同じスキャナ
および光伝導体を用いて個々の色平面を書込むため発生
しない。
【0008】平面サイズの問題に対する従来の解決法に
は、2つの主なステップが含まれている。すなわち、 1)印刷された走査線の誤差を測定する。 2)以下の手段のうちの1つにより誤差を補正する。 a)レーザを機械的に光伝導体の間隔に合わせる。 b)レーザ書込み周波数を増大または低減することによ
り、印刷された走査線の幅を狭くまたは広くする。
【0009】方法(2)(a)は、自動較正のためにマ
ニュアルでの調整またはモータ制御による調整が必要で
あるという欠点がある。これは費用がかかり、そのた
め、実用的でなく広くは使用されていない。
【0010】方法(2)(b)は、レーザ書込み周波数
が電子的により容易に制御が可能であり、そのため、周
期的な較正サイクルの間に誤差を自動的に補正すること
ができることから、方法(2)(a)より好ましい。レ
ーザ書込み周波数の電子的制御は一般に、位相同期ルー
プ(PLL)を介する周波数合成を用いて実現される。
PLLは典型的な周波数合成方法であるが、いくつかの
欠点を有している。すなわち、 1)PLLは比較的高価である。 2)PLLは混合信号(アナログおよびデジタル)技術
であり、従ってより特殊化している。 3)PLLは純デジタル的な論理よりノイズの影響を受
け易い。
【0011】従って、高価な機械的調整またはレーザ書
込み周波数のPLLベースの電子的制御を用いることな
く、インライン・レーザカラープリンタにおけるレー
ザ、光伝導体および他の関連する機械的システムのあら
ゆる機械的公差に関わらず、4つの色平面のサイズを制
御するということは未だに必要とされている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、カラーレーザ
プリンタ等において採用されるレーザ走査装置に関す
る。更に、本発明は、レーザ走査装置の走査線長を制御
する方法に関する。
【0013】ここで説明する実現例では、レーザ走査装
置は、画素データストリームをレーザ書込み周波数で書
込み、それを走査線に沿って走査されるレーザビームに
変換する。レーザ走査装置は、レーザビームの画素デー
タストリームに対しわずかな遅延を削除または挿入する
ことにより、レーザ書込み周波数を調整する。わずかな
遅延を挿入することにより、レーザ書込み周波数が低減
し、それによって印刷される走査線の長さを広げること
ができる。逆に、印刷された画像の一部を削除すると、
レーザ書込み周波数が増大し、それによって印刷される
走査線の長さを短くすることができる。わずかな遅延を
走査線の長さ全体に亙って加えることにより、小さいギ
ャップがレーザ出力データに広がり、そのギャップが目
に見えにくくなる。
【0014】以下、すべての図面において、同じ参照番
号を用いて同じ構成要素および機能を参照している。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、レーザプリンタ等にお
いて使用されるレーザ走査装置、およびレーザ走査装置
の走査線長を制御する方法に関する。より詳細には、本
発明に従って実現される技術によって、レーザビームの
画素ストリームに対しわずかな遅延を削除または挿入す
ることにより、レーザ書込み周波数を調整することがで
きる。わずかな遅延を挿入する(例えば、ある有効期間
に1画素以下)ことにより、レーザ書込み周波数を低減
し、それによって印刷される走査線の幅を広げることが
できる。逆に印刷された画像の一部を削除する(例え
ば、一度に1画素以下)ことにより、レーザ書込み周波
数を増大し、それによって印刷される走査線の幅を短く
することができる。
【0016】本発明は、インライン・カラーレーザプリ
ンタのコンテキストで説明する。インライン・カラーレ
ーザプリンタは、レーザ書込み周波数を増大または低減
することにより、レーザ、光伝導体および他の関連する
機械的システムにおけるあらゆる機械的公差に関わら
ず、4つの色平面のサイズを制御することができる。し
かしながら、本発明は、モノクロレーザプリンタ、スキ
ャナ、写真複写機、およびファクシミリ機等、他のコン
テキストにおいて実現することも可能であることに留意
されたい。
【0017】概略システム 図2は、インライン・カラーレーザプリンタ50であ
り、4つの色平面(例えば、CYMK)を同時に露光お
よび現像する4つのレーザユニット52、54、56、
58を有している。また、インライン・カラーレーザプ
リンタ50は、スペース挿入・削除ユニット60を有し
ている。このスペース挿入・削除ユニット60は、レー
ザビームの画素ストリームに対しわずかな遅延を選択的
に挿入または削除することにより、印刷されたドットパ
ターンにおいてスペースが挿入または削除されるように
する。あるいは、破線ボックス62で表すように、各レ
ーザユニット52〜58に専用のスペース挿入・削除ユ
ニットを設けるようにしてもよい。
【0018】スペース挿入・削除ユニット60(または
62)がどのように作用するかを説明するために、スペ
ース挿入・削除ユニット60(または62)が、(1)
走査線に1ドット幅を挿入することによって、レーザ書
込み周波数を低減し印刷される走査線の幅を広げるか、
または(2)走査線から1ドット幅を削除することによ
って、レーザ書込み周波数を増大し印刷される走査線の
幅を短くすることを要求しているものとする。これを行
うためには多くの方法がある。1つの方法は単純に、画
素ストリームのどこかにおいて1ドット分の遅延を挿入
または削除するという方法である。しかしながら、この
方法では、望ましくない可視のアーティファクト(arti
fact)がもたらされる可能性がある。
【0019】第2の方法は、そのようなアーティファク
トを低減するものであり、ストリームにおいて多数の部
分的な画素(画素の一部)を挿入または削除し、そのよ
うな画素を走査線全体に分散させるという方法である。
第3の方法は、可視のアーティファクトを低減するとい
う点でより優れていると考えられるが、挿入または削除
する部分的な画素をランダムに配置することにより、走
査方向に対して垂直または直角の可視線が生成されない
ようにするという方法である。
【0020】図3〜図5は、3つの異なる挿入/削除方
法の結果である印刷出力を示す。説明のために、これら
の図面は挿入の場合を示しており、この場合、レーザデ
ータストリームに小さい副画素の遅延が加えられてい
る。なお、画素スペースの削除は、本質的に同じ原理に
従うが、ドットが広げられるのではなく押しつぶされる
結果となる。
【0021】図3〜図5において、4つの平面のうちの
3つの短い走査線が、最長の走査線の長さに一致するよ
うに伸長されている。すなわち、スペース挿入・削除ユ
ニット60(図2)は、いずれのレーザユニット52〜
58が最長の走査線を有しているかを判断し、その後、
他の3つのレーザユニットの走査線を調整する。3つの
図面はすべて、28ドットの行を29ドットに伸長する
必要があるものと仮定している。各図面における第1行
目は、28ドット幅の走査線に沿って印刷される28ド
ットを示している。残りの3行は、29ドット幅の走査
線に伸長されている。
【0022】図3は、印刷出力70において走査線の1
つの列に1ドットそのままの幅が加えられている場合を
示す。印刷出力70は、4つの行72、74、76、7
8を有している。行72は、走査線に沿って印刷された
28ドットを有している。行74、76、78もまた2
8ドットを有しているが、各行を29ドットに伸長する
ために、列2において空のドットスペースが挿入されて
いる。この方法は走査線の幅を広げるが、列2において
顕著なギャップが発生し、印刷出力70において好まし
くない可視のアーティファクトが現れる結果となる。
【0023】図4は、印刷出力80が1ドット分のギャ
ップを有しており、そのギャップは各々が1/4ドット
である4つのより小さいギャップに分割され、走査線に
沿って同じ4つの場所に分散している場合を示す。印刷
出力80は、4つの行82、84、86、88を有して
いる。行82は、走査線に沿って印刷された28ドット
を有しており、行84、86、88は、28ドットを有
しているが、各々が1/4ドットである4つのより小さ
いギャップによって伸長されている。部分的なドットの
スペースは、列1と列2の間、列6と列7の間、列13
と列14の間および列20と列21の間に配置されてい
る。挿入されたギャップはまだ目に見えるが、図3の1
ドットそのままのアーティファクトに比べると顕著では
ない。
【0024】図5は、印刷出力90が1ドット分のギャ
ップを有しており、そのギャップは各々が1/4ドット
である4つのより小さいギャップに分割され、走査線全
体に亙ってランダムに分散している場合を示す。印刷出
力90は、4つの行92、94、96、98を有してい
る。行92は、走査線に沿って印刷された28ドットを
有している。行94、96、98もまた28ドットを有
しているが、各々が1/4ドットである4つのより小さ
いギャップによって伸長されている。このギャップは、
いずれの行におけるギャップも隣接する行の別のギャッ
プに接することがないように、行毎にランダムに分散さ
れている。このようにランダムに分散することにより、
スペースを加えることによってもたらされる可視のアー
ティファクトを最小化するということに、最も近づくこ
とができる。これは、図3および図4のようにギャップ
が垂直に一列に並ぶことがないためである。
【0025】スペース挿入・削除ユニット 図6は、スペース挿入・削除ユニット60をより詳細に
示している。スペース挿入・削除ユニット60は、走査
線バッファ100、レーザドライバ102およびドット
挿入/削除状態機械104(以下、状態機械104とす
る)を有している。走査線バッファ100は、印刷され
るデータを保持する。この走査線バッファ100は、レ
ーザドライバ102の構成によって、1ビット/画素バ
ッファでもマルチビット/画素バッファでもよい。例え
ば、実現例によっては、走査線バッファ100は、8ビ
ット/画素を送信してレーザドライバの遅延、パルス
幅、または駆動電流等のパラメータを制御するようにし
てもよい。
【0026】レーザドライバ102は、1画素ラッチ1
06を備えるように構成されている。レーザドライバ1
02は、各画素にグレイスケールのいくつかのレベルの
うちの1つを提供する、1ビット/画素(バイナリ)レ
ーザドライバまたはパルス幅変調器(PWM)とするこ
とができる。他のあり得る変形例には、画素内のパルス
の位置を制御するPWMがある。なお、多くの変形例が
可能である。
【0027】状態機械104は、走査線においてスペー
スを挿入または削除することにより、書込み周波数を調
整して走査線長を制御するものである。状態機械104
は、ビーム検出108、ビデオクロック110、行長さ
112および挿入信号114を含むいくつかの入力信号
を受信する。そして、状態機械104は、レーザドライ
バ102に対し「レーザドットクロック」信号116を
出力し、走査線バッファ100に対し「画素取得(get
pixel)」信号118を出力する。
【0028】図7は、状態機械104に対し入出力され
るいくつかの信号の一例としてのタイミング図を示して
いる。ビデオクロック110は、状態機械104を駆動
するクロック信号である。ビーム検出108は、走査線
毎に1回発生し、各走査線の開始を示す信号である。ビ
ーム検出108と同時またはわずかに後に、レーザがデ
ータ出力を開始する。
【0029】レーザドットクロック116は、1画素の
データ(すなわち、1ドット)をレーザに送信して印刷
させるために、レーザドライバ102に入力される信号
である。レーザドットクロック116は、予め定義され
たビデオクロック110の倍数においてトリガされる。
この例では、ビデオクロック110は、レーザドットク
ロック116の4倍である。30ページ/分(PPM)
で8.5インチ(21.59cm)×11インチ(2
7.94cm)のページを印刷することができるプリン
タは、600ドット/インチ(dpi)の解像度で、1
6.830MHzのレーザドットクロック速度を有する
(すなわち、垂直600dpi×水平600dpi×1
1インチ×8.5インチ×30PPM/60(秒/分)
=16.830MHz)。なお、この例では、簡単のた
めに、ページ間のマージンおよびスペースの発生を無視
している。
【0030】「画素取得」信号118は、走査線バッフ
ァ100に入力され、走査線バッファ100がレーザド
ライバ102に次の画素を出力する時をトリガする。
【0031】「挿入」信号114は、状態機械104が
完全なまたは部分的なスペースを挿入する時を制御す
る。この信号は、多くの方法によって生成することがで
きる。挿入信号114を生成する2つの異なる手段は、
ルックアップテーブルの使用または疑似乱数発生器の使
用による。これらの技術については、図9および図10
を参照して後に詳述する。
【0032】「行長さ」信号112(図7には図示せ
ず)は、状態機械104内でカウンタを事前設定する構
成パラメータである。状態機械104は、行長さに等し
くなる数のレーザドットクロックを出力する。
【0033】各レーザユニットは、レーザに対する単一
の一様のパルス、可変幅のパルス、レーザに対する可変
パワードライブ信号または他の種類の制御等、多くの方
法で「ドット」を配置することができる。
【0034】図8に、状態機械104の各遷移状態を示
す。 状態130:待機/リセット 状態132:行長さパラメータの再ロード 状態134:走査線バッファからの画素のロード 状態136:レーザドットクロック信号出力 状態138:列カウンタをインクリメント 状態140:ノーオペレーション2(NOP2) 状態142:ノーオペレーション1(NOP1) ここで、図8の状態遷移図について詳細に説明する。状
態機械104は、ビデオクロック110によって実行す
る。まず、状態機械104は、待機/リセット状態13
0から開始する。状態機械104は、走査線の開始を示
すビーム検出信号108を受信すると、その列カウンタ
に、行長さ信号112として予め受信された行長さパラ
メータを再ロードする(状態132)。そして、走査線
バッファ100から第1の画素をロードし、レーザドラ
イバ102に送信する(状態134)。
【0035】ビデオクロック110がレーザドットクロ
ック116の4倍であることにより、状態機械104の
各状態遷移は1/4ドット時間で発生する。正常動作に
おいて、状態機械104は、以下の4つの状態を周期的
に移行する。 状態134:走査線バッファ100から画素取得 状態136:レーザドットクロック信号116出力 状態138:列カウンタをインクリメント 状態140:ノーオペレーション2(NOP2)
【0036】この周期により、ビデオクロック110の
4パルス毎にレーザドットクロック116が生成され
る。これは、プリンタに対し適切な速度である。なお、
状態機械104を実行させるために、2X、3X、…、
nX等の他のビデオクロック速度を用いてもよい。それ
らの場合、状態機械104は、レーザドットクロック毎
に「n」個の状態を循環することによって、適当なレー
ザドットクロック周波数を生成するよう設計される。
【0037】状態機械104は、スペースを挿入すべき
であることを示す挿入信号114を受信すると、ノーオ
ペレーション1(NOP1)である5番目の状態142
に遷移する。これにより、状態136において次のレー
ザドットクロック116が出力される前にビデオクロッ
ク110がもう1回発生することができる。その結果、
連続的なドットクロックパルス間の時間が、1ビデオク
ロックパルスの期間だけ長くなる。これは、図7のドッ
トクロック信号116における「IS」、すなわち、
「挿入スペース」、として示されている。この周期にお
ける5つのステップを以下に示す。 状態134:走査線バッファ100から画素取得 状態136:レーザドットクロック信号116出力 状態142:ノーオペレーション1(NOP1) 状態138:列カウンタをインクリメント 状態140:ノーオペレーション2(NOP2)
【0038】クロック倍数「n」の値を大きくするほ
ど、ドットの配置の調整がより精密になる。例えば、n
=8である場合、走査線を伸長するためにビデオストリ
ームに1/8ドットスペースが挿入される。nの値が大
きくなるためには、ビデオ周波数を高くする必要がある
が、より小さいスペースを走査線内に挿入することがで
きるため、印刷出力における可視のアーティファクトの
発生する可能性をさらに低減することができる。
【0039】図9および図10は、状態機械104が画
素データストリーム内にスペースを挿入するための挿入
信号を生成する2つの異なるメカニズムを示す。図3〜
図5に示すように、挿入信号は、行を29ドット幅に伸
長するために使用される1/4ドットスペースの各々の
挿入をトリガする。
【0040】図9において、挿入メカニズム150は、
ルックアップテーブル152、行カウンタ154および
列カウンタ156を有している。行カウンタ154は、
行の数を追跡し、ビーム検出信号108を受信する度に
インクリメントされる。列カウンタ156は、列の数を
追跡し、レーザドットクロック116を受信する度にイ
ンクリメントされる。
【0041】ルックアップテーブル152は、以下の入
力信号を受信する。すなわち、(1)必要なスペースの
ドットの数を示す(例えば、0〜60ドット)信号15
8、(2)行カウンタ154によって示される印刷中の
現在のドット行、および(3)列カウンタ156によっ
て示される印刷中の現在の列である。これら3つの入力
信号により、状態機械104がレーザドットクロック1
16に余分の部分的ドット遅延を挿入する時が決定され
る。ルックアップテーブル152は、現在のレーザスキ
ャナ位置に副画素スペースを挿入するか否かを指定する
挿入信号114を出力する。
【0042】1つの例示的な構成として、ルックアップ
テーブルは、メモリ(例えば、ROM)、カウンタ、組
合せ論理またはこれらの組合せにおいて形成されてい
る。列カウントのより下位のビットのみを使用し、スペ
ース挿入にある周期性を持たせることにより、より簡単
なテーブルを用いて適当な結果を得ることができる。こ
れによってスペース挿入のランダム性が低減されるが、
8以上の行の周期性は、人間の視覚系には検出されな
い。
【0043】図10において、挿入メカニズム160
は、乱数発生器162として構成されている。これは、
2つの入力、すなわち、レーザドットクロック116お
よび副画素遅延158を受信する。乱数発生器162
は、これらの入力に基づいて、適当に走査線を伸長する
ために適切な数の5番目の状態をランダムに挿入するこ
とによって、部分的ドットスペースを配置する場所を決
定する。例えば、副画素遅延信号158により、乱数発
生器162を、レーザドットクロック116の適当な数
のパルス毎に1つの挿入信号をランダムに出力するよう
プログラムすることができる。
【0044】例えば、プリンタが600ドット/インチ
で11インチ幅のページに亙って印刷するものとする。
これにより、6,600ドットが生成される。ドット行
を0.1インチ伸長する必要がある場合、60ドット
(すなわち、0.1インチ×600dpi)挿入する必
要がある。1/4ドットの部分的ドットが挿入される場
合、これは240回の挿入(すなわち、60ドット毎に
4回の挿入)または27.5ドット毎に1回の挿入(す
なわち、6,600ドット/240回の挿入)を意味す
る。従って、乱数発生器162を、27ドットの組毎に
4つの1/4ドットスペースをランダムに挿入する挿入
信号をランダムに生成するよう設定することができる。
これにより、6,600ドットの行全体に亙って均一に
スペースが分散し、更に、挿入されたスペースの配置が
ランダムになる。
【0045】上述した説明は、画素ストリームにスペー
スを挿入することに焦点を合せている。画素または副画
素スペースの削除も本質的には同じであるが、その場
合、状態機械は、スペースを挿入して走査線を長くする
代りにスペースを削除して走査線を短くする。削除は、
1周期における1または複数のビデオクロックパルスを
除去することにより、連続するレーザドットクロックパ
ルス間の時間を短くすることによって達成される。この
ような状態機械は、「削除」信号を受信する度に選択的
にバイパスされるNOP状態を用いて構成することがで
きる。例えば、図8を参照して、状態機械が正常に4状
態周期を移行するものとすると、以下のようになる。 状態134:走査線バッファから画素取得 状態136:レーザドットクロック信号出力 状態138:列カウンタをインクリメント 状態140:ノーオペレーション2
【0046】状態機械は、「削除」信号を受信すると、
4番目の状態(NOP2)をバイパスし、それによっ
て、レーザドットクロックパルス間の正常周期が4つの
ビデオクロックのチックから3つのビデオクロックのチ
ックに低減する。すなわち、 状態134:走査線バッファから画素取得 状態136:レーザドットクロック信号出力 状態138:列カウンタをインクリメント
【0047】結論 本発明は、従来技術による解決法に対し、より費用がか
からず、混合信号(アナログおよびデジタル)技術を必
要としないという点で、優れている。更に、本発明で
は、デジタルエレクトロニクスにおいて発生する電気的
ノイズの影響を受け難く、より容易に使用可能なICプ
ロセスを使用する。また、本発明では、混合信号のAS
ICより設計の専門技術が不要であり、外部フィルタま
たはPLLのような部品が不要である。更に、本発明を
実現する回路のいくつかの複製を、同じダイに配置する
ことができ、他のICエレクトロニクスとより容易に組
合せることが可能であり、ダイスペースを共有すること
ができる。
【0048】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。
【0049】(実施態様1)レーザ走査装置において走
査線長を変更する方法であって、(a) 画素データス
トリームからレーザ書込み周波数でレーザビームを生成
するステップと、(b) 画素データストリームに対し
遅延を削除または挿入することにより前記レーザ書込み
周波数を調整するステップと、を含む方法。
【0050】(実施態様2)前記調整するステップは、
各走査線の間に複数回、前記レーザ書込み周波数を周期
的に調整するステップを含む実施態様1記載の方法。
【0051】(実施態様3)前記調整するステップは、
各走査線の間に複数回、前記レーザ書込み周波数をラン
ダムに調整するステップを含む実施態様1記載の方法。
【0052】(実施態様4)(a)画素データストリー
ムから走査線を生成するレーザユニット(52、54、
56、58)と、(b)前記画素データストリームに対
し遅延を削除または挿入することにより前記走査線の長
さを調整するために結合されたスペース挿入・削除ユニ
ット(60または62)と、を具備するレーザ走査装
置。
【0053】(実施態様5)前記スペース挿入・削除ユ
ニット(60または62)は、前記画素データストリー
ムに対しランダムに遅延を削除または挿入する実施態様
4記載のレーザ走査装置。
【0054】(実施態様6)前記スペース挿入・削除ユ
ニット(60または62)は、前記画素データストリー
ムに対し周期的に遅延を削除または挿入する実施態様4
記載のレーザ走査装置。
【0055】(実施態様7)前記スペース挿入・削除ユ
ニット(60または62)は、「n」(「n」は整数)
個の第1のクロックパルス毎に、1つの第2のクロック
パルスが発生するように、一連の第1のクロックパルス
を受信しまた一連の第2のクロックパルスを出力する状
態機械(104)を備え、該状態機械は、連続する第2
のクロックパルス間の第1のクロックパルスの数を調整
することにより、第2のクロックパルスが出力される周
波数を調整する実施態様4記載のレーザ走査装置。
【0056】(実施態様8)前記スペース挿入・削除ユ
ニット(60または62)は、信号を受信すると走査線
の長さを調整するものであって、更に、前記信号を発生
する乱数発生器を具備する実施態様4記載のレーザ走査
装置。
【0057】(実施態様9)前記スペース挿入・削除ユ
ニット(60または62)は、信号を受信すると走査線
の長さを調整するものであって、更に、前記信号を出力
するルックアップテーブルを具備する実施態様4記載の
レーザ走査装置。
【0058】(実施態様10)実施態様4記載のレーザ
走査装置を具備するプリンタ。
【0059】本発明を、構造的特徴および/または方法
的ステップに特有の専門用語で説明したが、特許請求の
範囲で定義される本発明は、説明した特定の特徴または
ステップに必ずしも限定されるものではない、というこ
とは理解されるべきである。むしろ、特定の特徴および
ステップは、請求した発明を実現する好ましい形態とし
て開示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1a】従来のインライン・カラーレーザプリンタに
おいて採用されるレーザユニットにおいて、一つのレー
ザユニットが印刷する平面サイズ(Y)を示す図であ
る。
【図1b】従来のインライン・カラーレーザプリンタに
おいて採用されるレーザユニットにおいて、他のレーザ
ユニットが印刷する平面サイズ(Y+e)を示す図であ
る。
【図2】インライン・カラーレーザプリンタの概略図で
ある。
【図3】レーザプリンタによって印刷された4行のドッ
トを示し、上端の行に比べて下3行が1ドット幅分広げ
られており、その1ドット幅は同じ列に配置されている
状態を示す図である。
【図4】レーザプリンタによって印刷された4行のドッ
トを示し、上端の行に比べて下3行が1ドット幅分広げ
られており、その1ドット幅は走査線の同じ4列に1/
4ずつ分散している状態を示す図である。
【図5】レーザプリンタによって印刷された4行のドッ
トを示し、上端の行に比べて下3行が1ドット幅分広げ
られており、その1ドット幅は走査線に亙って異なる列
に1/4ずつ分散している状態を示す図である。
【図6】カラーレーザプリンタにおいて採用されるスペ
ース挿入・削除ユニットのブロック図である。
【図7】スペース挿入・削除ユニットのスペースを挿入
する動作を示すタイミング図である。
【図8】スペース挿入・削除ユニットにおいて採用され
る状態機械の遷移図である。
【図9】1実現例によるスペース挿入・削除ユニットに
よって使用される挿入ルックアップテーブルのブロック
図である。
【図10】別の実現例によるスペース挿入・削除ユニッ
トによって使用されるランダム挿入信号発生器のブロッ
ク図である。
【符号の説明】 50:インライン・カラーレーザプリンタ 52、54、56、58:レーザユニット 60、62:スペース挿入・削除ユニット 104:状態機械 162:乱数発生器 152:ルックアップテーブル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ走査装置において走査線長を変更
    する方法であって、(a) 画素データストリームから
    レーザ書込み周波数でレーザビームを生成するステップ
    と、(b) 画素データストリームに対し遅延を削除ま
    たは挿入することにより前記レーザ書込み周波数を調整
    するステップと、を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記調整するステップは、各走査線の間
    に複数回、前記レーザ書込み周波数を周期的に調整する
    ステップを含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記調整するステップは、各走査線の間
    に複数回、前記レーザ書込み周波数をランダムに調整す
    るステップを含む請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 (a)画素データストリームから走査線
    を生成するレーザユニットと、 (b)前記画素データストリームに対し遅延を削除また
    は挿入することにより前記走査線の長さを調整するため
    に結合されたスペース挿入・削除ユニットと、を具備す
    るレーザ走査装置。
  5. 【請求項5】 前記スペース挿入・削除ユニットは、前
    記画素データストリームに対しランダムに遅延を削除ま
    たは挿入する請求項4記載のレーザ走査装置。
  6. 【請求項6】 前記スペース挿入・削除ユニットは、前
    記画素データストリームに対し周期的に遅延を削除また
    は挿入する請求項4記載のレーザ走査装置。
  7. 【請求項7】 前記スペース挿入・削除ユニットは、
    「n」(「n」は整数)個の第1のクロックパルス毎
    に、1つの第2のクロックパルスが発生するように、一
    連の第1のクロックパルスを受信しまた一連の第2のク
    ロックパルスを出力する状態機械を備え、該状態機械
    は、連続する第2のクロックパルス間の第1のクロック
    パルスの数を調整することにより、第2のクロックパル
    スが出力される周波数を調整する請求項4記載のレーザ
    走査装置。
  8. 【請求項8】 前記スペース挿入・削除ユニットは、信
    号を受信すると走査線の長さを調整するものであって、 更に、前記信号を発生する乱数発生器を具備する請求項
    4記載のレーザ走査装置。
  9. 【請求項9】 前記スペース挿入・削除ユニットは、信
    号を受信すると走査線の長さを調整するものであって、 更に、前記信号を出力するルックアップテーブルを具備
    する請求項4記載のレーザ走査装置。
  10. 【請求項10】 請求項4記載のレーザ走査装置を具備
    するプリンタ。
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