JP2000239621A - 両面粘着テープ及び有孔化粧シート - Google Patents

両面粘着テープ及び有孔化粧シート

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JP2000239621A
JP2000239621A JP11044084A JP4408499A JP2000239621A JP 2000239621 A JP2000239621 A JP 2000239621A JP 11044084 A JP11044084 A JP 11044084A JP 4408499 A JP4408499 A JP 4408499A JP 2000239621 A JP2000239621 A JP 2000239621A
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Takeshi Matsushima
健 松嶋
Yasushi Tsuchiya
靖史 土屋
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Teraoka Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一面の粘着剤層のみを選択的にタックフリー
とすることができる両面粘着テープを提供する。 【解決手段】 支持体の一面に、表面凹凸が形成されて
おりかつ紫外線照射によって実質的に非粘着性となる粘
着剤層を有する両面粘着テープ、及び、該両面粘着テー
プと有孔シートとからなり、該両面テープの紫外線照射
によって実質的に非粘着性となる粘着剤層面と該有孔シ
ートの裏面とを対面貼着し、有孔シート側から紫外線照
射してなる、裏面に粘着剤層が設けられた有孔シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持体の両面に粘
着剤層を有する両面粘着テープに関する。また、本発明
は、該両面粘着テープによって形成された粘着剤層を裏
面に有する、有孔化粧シートに関する。特に本発明は、
支持体の少なくとも一面の粘着剤層が、表面に凹凸が形
成されており、かつ紫外線照射によって硬化して、その
露出面が非粘着性(「タックフリー」ともいう)となる
粘着剤からなる両面粘着テープに関する。さらに、本発
明は、該両面粘着テープを配設することによって形成さ
れた粘着剤層を裏面に有する有孔化粧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、テレビやラジオのキャビネッ
トに接着固定されているスピーカーネットのように、多
数の開孔を有する多孔シート部材をキャビネットへ接着
固定する場合、両面接着テープを使用するのが普通であ
る。
【0003】このような多孔シート部材の場合、通常、
両面粘着テープで電気製品のキャビネット等に貼着した
場合、多孔シート部材中の多数の開孔内に両面粘着テー
プの粘着剤層が露出して外部から見える状態となってい
るため、両面粘着テープ面が塵埃付着等の原因となると
いう問題を有している。また、多孔シート側から光が当
たると、開孔内に露出している平滑な両面接着テープ面
が光を反射して、通常は艶消し面とされていることが多
い多孔シート外面と調和しなくなり、多孔シート部分の
外観を損ねる結果となるという問題がある。
【0004】上記の問題を解決するために、黒の紗を粘
着剤層と多孔シート部材との間に配置したり、紗を多孔
シート面を覆って張りつけたりして、開孔内に粘着剤面
が露出することを防ぐ手段がとられることが行われてお
り、他に、黒の艶消し塗料のスプレーを開孔部内の接着
剤面に噴射して艶消しと同時に粘着剤層面をタックフリ
ー状態に変えることなどが行われているが、いずれも工
程数が多くなるし、また材料費が嵩むという問題があ
る。
【0005】他には、多孔シートに貼着する側の粘着剤
層を加熱膨張剤を添加したホットメルトで形成した両面
粘着テープも提案されている(特開平4−198290
号公報)。この両面粘着テープによれば、化粧シートの
開孔内に露出している粘着剤層の粘着性はホットメルト
が冷却された時点で消滅するし(タックフリー状態にな
る)、該露出面が光を反射する点も、膨張剤の膨張によ
って形成される表面凹凸によって解決されるという利点
がある。しかし、多孔シートが熱可塑性樹脂シートの場
合は、ホットメルトを溶融させる際の熱に耐えることが
できないため、使用できない場合が多いし、仮に適用で
きるような融着温度条件を採用したとしても、ホットメ
ルト融着時の加熱による化粧シートの変形や寸法変化を
皆無とすることはできないため好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、通常の両面
粘着テープの製造装置で製造することができる支持体付
両面粘着テープであり、少なくとも一面の粘着剤層が黒
色で、紫外線照射によってその粘着剤層面が非粘着性
(タックフリー)に変化する粘着剤層で形成されている
両面粘着テープと、該両面粘着テープを裏面に配設して
なる有孔シート部材を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの本発明は、次の各発明を包含する。
【0008】(1) 支持体の一面に設けられている粘着剤
層が、紫外線照射によって実質的に非粘着性に変化する
粘着剤層からなることを特徴とする、両面粘着テープ。
【0009】(2) 前記紫外線照射によって実質的に非粘
着性となる粘着剤層に凹凸面を有する剥離ライナーを配
設したことを特徴とする、(1) 項記載の両面粘着テー
プ。 (3) 前記凹凸面を有する剥離ライナーを配設した粘着剤
層の反対側粘着剤層にも剥離ライナーを有することを特
徴とする、(2) 項記載の両面接着テープ。
【0010】(4) 有孔シートと、支持体の一面の粘着剤
層が、表面に凹凸が形成されておりかつ紫外線照射によ
って実質的に非粘着性となる粘着剤層である両面粘着テ
ープとからなり、該両面粘着テープの該紫外線照射によ
って非粘着性となる粘着剤層面と有孔シートの裏面とを
対面貼着し、ついで該有孔シート側から紫外線照射して
形成されていることを特徴とする、裏面に粘着剤層が設
けられた有孔シート。
【0011】(5) 前記有孔シートは、紫外線非透過性の
熱可塑性合成樹脂製で、パンチング加工された多孔化粧
シートであることを特徴とする、(4) 項記載の裏面に粘
着剤層が設けられた有孔シート。 (6) 前記有孔シートは、スピーカーネットであることを
特徴とする、(4) 項又は(5) 項に記載の裏面に粘着剤層
が設けられた有孔シート。 (7) 紫外線非透過性の有孔シートの裏面に、紫外線照射
によって非粘着性となる粘着剤層を一面に有する両面粘
着テープを、該紫外線照射によって非粘着性となる粘着
剤層側を対面貼着して一体化し、ついで、該有孔シート
側から紫外線照射して該有孔シートの開孔内に露出して
いる粘着剤面を硬化させることによって非粘着性面(タ
ックフフリー面)とすることを特徴とする、裏面に粘着
剤層を有する有孔シートの製造方法。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の両面粘着テープは、支持
体の少なくとも一面に紫外線照射によって硬化して非粘
着性、すなわち、タックフリー状態に変化する性質を有
する粘着剤層を有している。上記両面粘着テープに使用
される、紫外線照射によって硬化してタックフリー状態
に変化する粘着剤としては、上記の特性を有する粘着剤
として既に知られている種類の粘着剤を使用することが
できる。
【0013】たとえば、特公平1−56112号公報に
記載されている、ウエハダイシング用粘着シートに用い
られている、ポリエステル型又はポリエーテル型のポリ
オール化合物と、多価イソシアナート化合物とを反応さ
せて得られる末端イソシアナートウレタンプレポリマー
にヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレートを反応
させて得られる、分子量が3000〜10000のウレ
タンアクリレート系オリゴマー、特公平7−12064
0号公報に記載されている半導体用放射線硬化性粘着テ
ープに使用されている、アクリル系粘着剤と、炭素−炭
素二重結合を有するシアヌレート化合物及び/又はイソ
シアヌレート化合物の組合せからなる粘着剤、特公平6
−35569号公報に記載されている感圧接着性シート
に使用されている粘着剤等が使用できる。
【0014】また、特開昭60−196956号公報、
特開昭60−223139号公報に記載されているよう
な、光照射によって三次元網状化する、分子内に光重合
性炭素−炭素二重結合を2個以上有する低分子量化合物
からなる粘着剤も使用することができる。また、特公平
6−16524号公報、に記載されているような光重合
性粘着剤組成物を含む接着剤組成物も使用可能である。
これらの接着剤は、支持体上に30〜150μm、好ま
しくは50〜80μmの厚さで設けられる。
【0015】本発明の両面接着テープの紫外線硬化型粘
着剤以外の粘着剤としては、通常の両面接着テープに使
用されている粘着剤を使用することができる。たとえ
ば、アクリル系、ゴム系等を挙げることができる。これ
らの接着剤は、支持体上に30〜150μm、好ましく
は50〜80μmの厚さで設けられる。
【0016】本発明の両面接着テープの支持体として
は、レーヨン不織布、ポリエステルフィルム、和紙、そ
の他一般的な両面テープ用支持体が使用できる。支持体
は、通常、10〜50μmの厚さのものが使用される。
【0017】本発明の両面接着テープの剥離ライナーと
しては、上質紙やグラシン紙、合成樹脂フィルム等の表
面に、たとえばシリコーン樹脂等による離型剤処理を施
したものが使用される。剥離ライナーは、前記紫外線照
射によって粘着性が失われる粘着剤層と接する面に凹凸
があるものが好ましく、エンボス加工された上質紙やグ
ラシン紙、合成樹脂フィルム等の表面に離型剤処理を施
したものが好ましい。
【0018】本発明における、支持体の少なくとも一面
に紫外線照射によって硬化し、表面がタックフリー状態
に変化する粘着剤層を有する両面接着テープは、支持体
を有する両面接着テープの通常の製造装置を用いて、支
持体の両面に粘着剤層を形成することによって製造する
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0020】実施例1: 両面粘着テープの製造:紫外線によってタックフリーと
なる下記組成の粘着剤層(A)をエンボス加工した剥離
ライナー(1)面に乾燥後厚さ60μmになるように塗
布し、100℃で3分間乾燥した後、40μmのレーヨ
ン不織布からなる支持体(C)を貼り合わせた。つぎ
に、別の剥離ライナー(2)に、下記組成のアクリル系
粘着剤(B)を乾燥後厚さ60μmになるように塗布
し、100℃で3分間乾燥した後、上記支持体(C)の
片側(粘着剤Aの反対面)に貼り合わせ、粘着剤(B)
面を内側にして巻き取って、図1に示す積層構造を有す
る両面粘着テープを製造した。このテープを20mm幅
にスリットし、小巻サンプルとした。
【0021】粘着剤A:アクリル酸2エチルヘキシル7
0部、アクリル酸ブチル25部、アクリル酸5部からな
る配合組成物をトルエン・酢酸エチル溶媒中で重合さ
せ、数平均分子量380000のアクリル系共重合物の
40%溶液を得た。この共重合物溶液100部に、トリ
メチロールプロパントリイソシアネート(日本ポリウレ
タン社製、商品名:コロネートL)2部、多官能オリゴ
エステルアクリレート(東亜合成化学工業社製、商品
名:アロニックスM−8030)15部、カーボンブラ
ック粉体0.5部及びα−ヒドロキシシクロヘキシルフ
ェニルケトン1部を添加して混合し、紫外線によってタ
ックフリーとなる粘着剤Aを調製した。
【0022】粘着剤B:アクリル酸2エチルヘキシル5
0部、アクリル酸ブチル45部、アクリル酸4.8部、
アクリル酸2ヒドロキシエチル0.2部からなる配合組
成物をトルエン・酢酸エチル溶媒中で重合させ、数平均
分子量450000のアクリル系共重合物の40%溶液
を得た。この共重合物溶液100部に、テルペンフェノ
ール樹脂(ヤスハラケミカル社製、商品名:YSポリス
ター2110)4部及びトリメチロールプロパントリイ
ソシアネート(日本ポリウレタン社製、商品名:コロネ
ートL)2.5部を添加して混合し、粘着剤Bを調製し
た。
【0023】剥離ライナー(1):サンドマット処理し
たポリエステルフィルム(75μm)のマット処理面に
シリコン離型剤処理した。 剥離ライナー(2):グラシン紙セパレーター(平滑
面)
【0024】実施例2: 裏面に粘着剤層を有するパンチング加工シートの製造:
ポリスチレン系樹脂を主成分とする樹脂にカーボンブラ
ックを配合した樹脂製の厚さ0.5mmのシートに孔径
0.1〜1.0mmのパンチング孔を多数施したパンチ
ング加工シートを用意し、その裏面に、実施例1で製造
した小巻テープから両面粘着テープの粘着剤(A)側剥
離ライナー(1)を取り除きながら巻出して、露出する
凹凸面を有する粘着剤層(A)を貼着した。ついで、該
パンチング加工シートの表面側から、紫外線照射装置
(フュージョン社製)の高圧水銀ランプにより300m
J/cm2 の紫外線を照射し、パンチング孔内に露出す
る粘着剤(A)層を硬化させた。製造されたパンチング
加工シートは、表面が黒色であり、パンチング孔内の粘
着剤層(A)面は、タックフリー面で、かつ艶消し面で
あり、黒色の粘着剤(B)層によって黒色を呈し、黒色
の加工シート面と調和した外観のパンチング孔を形成し
ていた。
【0025】比較例1:実施例1において、粘着剤組成
物(A)を用いる代わりに、支持体両面に粘着剤組成物
(B)を塗布し、また、剥離ライナーとして、エンボス
加工を行わない剥離ライナーを使用すること以外は実施
例1と同様にして両面粘着テープを製造した。ついで、
この両面粘着テープを一面の剥離ライナーを剥離した面
と、実施例1で製造した両面粘着テープの粘着剤(A)
側剥離ライナーを剥離した面とに、実施例2で使用した
紫外線照射装置から紫外線を照射し、両テープの紫外線
照射面について、光沢度、粘着力及びタックを測定し
た。また、両テープの裏面ライナーを除いた粘着剤面に
ついても、紫外線照射を行わずに同様の測定を行った。
【0026】比較例2:実施例1において、粘着剤組成
物(A)の代わりに、カーボンブラック粉体0.5部を
加えた粘着剤組成物(B)を使用した以外は実施例1と
同様にして両面粘着テープを製造した。ついで、この両
面粘着テープの粘着剤組成物(B)側のエンボス加工剥
離ライナーを剥離した面に、実施例2で使用した紫外線
照射装置から紫外線を照射し、光沢度、粘着力及びタッ
クを測定した。また、該テープの裏面ライナーを除いた
粘着剤面についても、紫外線照射を行わずに同様の測定
を行った。
【0027】なお、タック測定は、ポリケンプローブタ
ックテスター「MODEL−TMI−No.480−
2」で、接触時間1.0sec.、スピード1.0cm
/sec.で行った。また、光沢度の測定は、JIS
Z−8741によって行った。また、粘着力の測定は、
JIS Z−0237によって測定した。結果を表1に
示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】表1から明らかなように、本発明の両面
粘着テープを用いたパンチング加工シートは、そのパン
チング孔内の粘着剤(A)の露出面が艶消し面となって
いて光を反射しない面となっており、また、完全に粘着
性を失っていて塵埃等を吸着することがないことから、
黒色のパンチング加工シート面の外観が損なわれること
がない。これに対して、比較例1の両面テープの場合
は、粘着剤面が透明な光沢面であって光を反射し、黒色
のパンチングシートの外観を損なっているものであり、
また、表面が粘着性を呈することに起因して、塵埃等を
吸着し外観を損ねるものであった。また、比較例2の両
面テープの場合も、粘着剤面は黒の艶消しであるが、粘
着性があるため、塵埃の吸着などにより外観を損ねるも
のであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面粘着テープの積層構造を示す図。
【符号の説明】
1:エンボスライナー、2:平滑面ライナー、A:紫外
線硬化型粘着剤層、B:通常粘着剤層、C:支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA05 AA10 AB01 CA02 CA06 CB01 CB02 CC02 DA04 DB00 DB02 EA05 FA01 4J040 FA011 FA291 JA09 JB08 JB09 LA01 PA42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の一面の粘着剤層が、紫外線照射
    によって実質的に非粘着性となる粘着剤層からなること
    を特徴とする、両面粘着テープ。
  2. 【請求項2】 前記紫外線照射によって実質的に非粘着
    性となる粘着剤層に凹凸面を有する剥離ライナーを配設
    したことを特徴とする、請求項1記載の両面粘着テー
    プ。
  3. 【請求項3】 前記凹凸面を有する剥離ライナーを配設
    した粘着剤層の反対側粘着剤層にも剥離ライナーを有す
    ることを特徴とする、請求項2記載の両面接着テープ。
  4. 【請求項4】 有孔シートと、支持体の一面に、表面凹
    凸が形成されておりかつ紫外線照射によって実質的に非
    粘着性となる粘着剤層を有する両面粘着テープとからな
    り、該両面テープの該紫外線照射によって実質的に非粘
    着性となる粘着剤層面と該有孔シートの裏面とを対面貼
    着し、該有孔シート側から紫外線照射してなる、裏面に
    粘着剤層が設けられた有孔シート。
  5. 【請求項5】 前記有孔シートは、熱可塑性合成樹脂製
    の有孔化粧シートであることを特徴とする、請求項4記
    載の裏面に粘着剤層が設けられた有孔シート。
  6. 【請求項6】 前記有孔シートは、スピーカーネット部
    材であることを特徴とする、請求項4又は5に記載の裏
    面に粘着剤層が設けられた有孔化粧シート。
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