JP2000239833A - 成膜装置 - Google Patents
成膜装置Info
- Publication number
- JP2000239833A JP2000239833A JP11049077A JP4907799A JP2000239833A JP 2000239833 A JP2000239833 A JP 2000239833A JP 11049077 A JP11049077 A JP 11049077A JP 4907799 A JP4907799 A JP 4907799A JP 2000239833 A JP2000239833 A JP 2000239833A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- film forming
- film
- chuck
- forming chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 110
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 72
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 15
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 claims description 13
- 230000008021 deposition Effects 0.000 claims description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 88
- 238000007733 ion plating Methods 0.000 description 22
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 16
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012159 carrier gas Substances 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 229910052715 tantalum Inorganic materials 0.000 description 1
- GUVRBAGPIYLISA-UHFFFAOYSA-N tantalum atom Chemical compound [Ta] GUVRBAGPIYLISA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被処理面を上側にして処理を行う装置と被処
理面を下側にして成膜を行う成膜装置との間での円滑な
基板の受け渡しを簡易にすること。 【解決手段】 ハンド26bによって成膜室41中に搬
入された基板Wは、チャック駆動機構70に駆動された
チャック60によって把持され反転される。温調板駆動
機構80は、温度調節部材65を下降させて基板Wの裏
面に接触させる。基板Wは、温調された状態で下側の被
処理面に成膜される。成膜が終了した基板Wは、温度調
節部材65を上方に待避させ、チャック60を回転させ
ることにより、反転する。これにより、基板Wの上面が
成膜面となる。
理面を下側にして成膜を行う成膜装置との間での円滑な
基板の受け渡しを簡易にすること。 【解決手段】 ハンド26bによって成膜室41中に搬
入された基板Wは、チャック駆動機構70に駆動された
チャック60によって把持され反転される。温調板駆動
機構80は、温度調節部材65を下降させて基板Wの裏
面に接触させる。基板Wは、温調された状態で下側の被
処理面に成膜される。成膜が終了した基板Wは、温度調
節部材65を上方に待避させ、チャック60を回転させ
ることにより、反転する。これにより、基板Wの上面が
成膜面となる。
Description
【0001】
【発明の属する枝術分野】本発明は、膜材料を蒸発させ
基板上に膜を形成する成膜装置に関し、特に半導体製造
装置のクラスタツールに取り付けるのに適したイオンプ
レーティング装置等の成膜装置に関する。
基板上に膜を形成する成膜装置に関し、特に半導体製造
装置のクラスタツールに取り付けるのに適したイオンプ
レーティング装置等の成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の処理部を多角形のハンドリング装
置の周りに配置した所謂クラスタツールが知られてい
る。このようなクラスタツールには、イオンプレーティ
ング装置等の成膜装置が一処理部として組み込まれる。
置の周りに配置した所謂クラスタツールが知られてい
る。このようなクラスタツールには、イオンプレーティ
ング装置等の成膜装置が一処理部として組み込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなクラスタ
ツールにおいて、クラスタツールを構成する処理部とし
て、例えば基板の被処理面を上側にして特定の処理を行
うある処理部と、基板の被処理面を下側にして成膜を行
う他の処理部(成膜装置)とを併存させる必要が生じる
場合がある。
ツールにおいて、クラスタツールを構成する処理部とし
て、例えば基板の被処理面を上側にして特定の処理を行
うある処理部と、基板の被処理面を下側にして成膜を行
う他の処理部(成膜装置)とを併存させる必要が生じる
場合がある。
【0004】このような場合、基板をこれらの装置間で
円滑に受け渡す必要が生じる。ここで、ハンドリング装
置に基板を反転させる機構を付加することが考えられる
が、ハンドリング装置の構造が必要以上に複雑化し、各
処理部との間で基板を受け渡す作業が却って円滑でなく
なり、フットプリントの増大にもつながる。
円滑に受け渡す必要が生じる。ここで、ハンドリング装
置に基板を反転させる機構を付加することが考えられる
が、ハンドリング装置の構造が必要以上に複雑化し、各
処理部との間で基板を受け渡す作業が却って円滑でなく
なり、フットプリントの増大にもつながる。
【0005】また、他の処理部として、基板の反転用処
理部を別に設けることも考えられるが、装置の構成が複
雑となり、各処理部との間で基板を受け渡す作業が一回
余分となるため、スループットの増大、フットプリント
の増大にもつながる。
理部を別に設けることも考えられるが、装置の構成が複
雑となり、各処理部との間で基板を受け渡す作業が一回
余分となるため、スループットの増大、フットプリント
の増大にもつながる。
【0006】そこで、本発明は、被処理面を上側にして
処理を行う装置と被処理面を下側にして成膜を行う成膜
装置との間での円滑な基板の受け渡しを、フットプリン
トの増大を抑制しつつ簡易手段で可能にすることを目的
とする。
処理を行う装置と被処理面を下側にして成膜を行う成膜
装置との間での円滑な基板の受け渡しを、フットプリン
トの増大を抑制しつつ簡易手段で可能にすることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の成膜装置は、デポアップ型の成膜装置にお
いて、膜形成面を上側にして成膜室まで搬送されてきた
基板を反転させて前記膜形成面を下側にする反転機構を
備える。ここで、デポアップ型の成膜装置とは、成膜材
料源が下方にあってその上方に成膜対象の基板が被処理
面を下側にして配置される成膜装置を意味し、成膜材料
源が上方にあってその下方に成膜対象の基板が被処理面
を上側にして配置されるデポダウン型の成膜装置とは成
膜物質の流れが上下反転した構造となっている。なお、
反転機構としては、例えば機械的なチャック機構とこの
チャック機構全体を回転させる回転機構とからなるもの
等が考えられる。また、成膜室内部が有る程度の真空に
保たれる場合や内部雰囲気が制御されている場合、成膜
室を開放することなく反転機構を動作させ得ることがス
ループット等の観点から望ましい。
め、本発明の成膜装置は、デポアップ型の成膜装置にお
いて、膜形成面を上側にして成膜室まで搬送されてきた
基板を反転させて前記膜形成面を下側にする反転機構を
備える。ここで、デポアップ型の成膜装置とは、成膜材
料源が下方にあってその上方に成膜対象の基板が被処理
面を下側にして配置される成膜装置を意味し、成膜材料
源が上方にあってその下方に成膜対象の基板が被処理面
を上側にして配置されるデポダウン型の成膜装置とは成
膜物質の流れが上下反転した構造となっている。なお、
反転機構としては、例えば機械的なチャック機構とこの
チャック機構全体を回転させる回転機構とからなるもの
等が考えられる。また、成膜室内部が有る程度の真空に
保たれる場合や内部雰囲気が制御されている場合、成膜
室を開放することなく反転機構を動作させ得ることがス
ループット等の観点から望ましい。
【0008】上記成膜装置では、反転機構が、膜形成面
を上側にして成膜室まで搬送されてきた基板を反転させ
て前記膜形成面を下側にするので、斯かるデポアップ型
の成膜装置が基板の被処理面を上側にして特定の処理を
行う処理部とともにクラスタツールに組み込まれた場合
であっても、クラスタツールの中央に配置するハンドリ
ング装置に基板を反転させる機構を設けたり、別に基板
反転用の処理部を設ける必要がなくなる。よって、ハン
ドリング装置の構造を変更することなくクラスタツール
を構成する他の処理部との間での基板を受け渡す作業を
円滑に実行することができ、フットプリントの増大も最
小限に抑えることができる。
を上側にして成膜室まで搬送されてきた基板を反転させ
て前記膜形成面を下側にするので、斯かるデポアップ型
の成膜装置が基板の被処理面を上側にして特定の処理を
行う処理部とともにクラスタツールに組み込まれた場合
であっても、クラスタツールの中央に配置するハンドリ
ング装置に基板を反転させる機構を設けたり、別に基板
反転用の処理部を設ける必要がなくなる。よって、ハン
ドリング装置の構造を変更することなくクラスタツール
を構成する他の処理部との間での基板を受け渡す作業を
円滑に実行することができ、フットプリントの増大も最
小限に抑えることができる。
【0009】また、好ましい態様によれば、前記成膜室
が、内部空間の下部に蒸発物質を発生する蒸発物質源を
備え、前記反転機構が、前記蒸発物質源の上方に搬送さ
れてきた前記基板をその場で反転させる。
が、内部空間の下部に蒸発物質を発生する蒸発物質源を
備え、前記反転機構が、前記蒸発物質源の上方に搬送さ
れてきた前記基板をその場で反転させる。
【0010】上記成膜装置では、前記成膜室が内部空間
の下部に蒸発物質を発生する蒸発物質源を備え、前記反
転機構が前記蒸発物質源の上方に搬送されてきた前記基
板をその場で反転させるので、成膜室中の空間を効率よ
く利用して基板を回転させることができ、反転機構によ
る空間の増加を最小限に抑えることができる。
の下部に蒸発物質を発生する蒸発物質源を備え、前記反
転機構が前記蒸発物質源の上方に搬送されてきた前記基
板をその場で反転させるので、成膜室中の空間を効率よ
く利用して基板を回転させることができ、反転機構によ
る空間の増加を最小限に抑えることができる。
【0011】また、好ましい態様によれば、前記成膜室
が、記反転機構によって反転された前記基板の上面に接
して当該基板の温度を調節する温度調節部材を備え、当
該温度調節部材の動作位置と、前記反転機構による前記
基板の反転を許容する待避位置との間で、前記反転機構
及び前記温度調節部材の一方あるいは両方を進退可能と
する。
が、記反転機構によって反転された前記基板の上面に接
して当該基板の温度を調節する温度調節部材を備え、当
該温度調節部材の動作位置と、前記反転機構による前記
基板の反転を許容する待避位置との間で、前記反転機構
及び前記温度調節部材の一方あるいは両方を進退可能と
する。
【0012】上記成膜装置では、前記反転機構及び前記
温度調節部材の少なくとも一方が、温度調節部材の動作
位置と、前記反転機構による前記基板の反転を許容する
待避位置との間で進退可能であるので、基板の成膜室へ
の搬入に際しては前記反転機構による基板の回転を省ス
ペースで実行でき、基板への成膜に際しては基板の温度
を精密に調節することができる。例えば、反転機構を進
退させる場合、基板が温度調節部材に接する動作位置
と、基板の反転を許容する待避位置との間で反転機構を
移動させる。また、温度調節部を進退させる場合、基板
に接する動作位置と、基板の反転を許容する待避位置と
の間で温度調節部を移動させる。要は、基板の反転に際
して、反転機構及び温度調節部材が互いに干渉しないよ
うに相対的に離間して待避すればよい。
温度調節部材の少なくとも一方が、温度調節部材の動作
位置と、前記反転機構による前記基板の反転を許容する
待避位置との間で進退可能であるので、基板の成膜室へ
の搬入に際しては前記反転機構による基板の回転を省ス
ペースで実行でき、基板への成膜に際しては基板の温度
を精密に調節することができる。例えば、反転機構を進
退させる場合、基板が温度調節部材に接する動作位置
と、基板の反転を許容する待避位置との間で反転機構を
移動させる。また、温度調節部を進退させる場合、基板
に接する動作位置と、基板の反転を許容する待避位置と
の間で温度調節部を移動させる。要は、基板の反転に際
して、反転機構及び温度調節部材が互いに干渉しないよ
うに相対的に離間して待避すればよい。
【0013】また、好ましい態様によれば、前記成膜室
中にプラズマビームを供給するプラズマ源と、前記成膜
室中に配置されて前記蒸発物質を収容可能であるととも
に前記プラズマビームを導くハースと、前記材料収容部
の上方の近接した領域の磁界を制御する磁場制御部材と
を更に備える。
中にプラズマビームを供給するプラズマ源と、前記成膜
室中に配置されて前記蒸発物質を収容可能であるととも
に前記プラズマビームを導くハースと、前記材料収容部
の上方の近接した領域の磁界を制御する磁場制御部材と
を更に備える。
【0014】上記成膜装置では、前記成膜室中にプラズ
マビームを供給するプラズマ源と、前記成膜室中に配置
されて前記蒸発物質を収容可能であるとともに前記プラ
ズマビームを導くハースと、前記材料収容部の上方の近
接した領域の磁界を制御する磁場制御部材とを備えるの
で、プラズマを用いてイオンプレーティングを行う成膜
装置において前記蒸発物質を使用することからデポアッ
プ型の成膜を行わざるを得ない場合であっても、クラス
タツール全体のフットプリントの増大を最小限に抑えつ
つ、他の処理部との間での基板を受け渡す作業を円滑に
実行することができる。
マビームを供給するプラズマ源と、前記成膜室中に配置
されて前記蒸発物質を収容可能であるとともに前記プラ
ズマビームを導くハースと、前記材料収容部の上方の近
接した領域の磁界を制御する磁場制御部材とを備えるの
で、プラズマを用いてイオンプレーティングを行う成膜
装置において前記蒸発物質を使用することからデポアッ
プ型の成膜を行わざるを得ない場合であっても、クラス
タツール全体のフットプリントの増大を最小限に抑えつ
つ、他の処理部との間での基板を受け渡す作業を円滑に
実行することができる。
【0015】また、好ましい態様によれば、前記磁場制
御部材が、前記ハースの周囲に環状に配置された磁石で
ある。
御部材が、前記ハースの周囲に環状に配置された磁石で
ある。
【0016】上記成膜装置では、前記磁場制御部材が前
記ハースの周囲に環状に配置された磁石であるので、他
の処理部との間で基板を受け渡す作業が省スペースで円
滑に行われるだけでなく、ハースに入射するプラズマビ
ームがカプス状磁場によって修正されてより均一な厚み
の膜を形成することができる。
記ハースの周囲に環状に配置された磁石であるので、他
の処理部との間で基板を受け渡す作業が省スペースで円
滑に行われるだけでなく、ハースに入射するプラズマビ
ームがカプス状磁場によって修正されてより均一な厚み
の膜を形成することができる。
【0017】また、好ましい態様によれば、前記プラズ
マ源が、圧力勾配型のプラズマガンである。
マ源が、圧力勾配型のプラズマガンである。
【0018】上記成膜装置では、前記プラズマ源が圧力
勾配型のプラズマガンであるので、他の処理部との間で
基板を受け渡す作業が省スペースで円滑に行われるだけ
でなく、高品質の膜を形成することができる。
勾配型のプラズマガンであるので、他の処理部との間で
基板を受け渡す作業が省スペースで円滑に行われるだけ
でなく、高品質の膜を形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る成膜装置の
一実施形態であるイオンプレーティング装置を組み込ん
だクラスタツールの全体構造を示す平面図である。
一実施形態であるイオンプレーティング装置を組み込ん
だクラスタツールの全体構造を示す平面図である。
【0020】正多角形の搬送室10の側方の3つの隣接
する端面には、複数の処理装置として、第1イオンプレ
ーティング装置11と、第2イオンプレーティング装置
12と、他の処理装置13とが接続されており、第1イ
オンプレーティング装置11の反対側端面には、基板W
を搬送室10からクラスタツール外に搬出し若しくはク
ラスタツール外から内部に搬入するための入口/出口室
14が接続されている。ここで、第1イオンプレーティ
ング装置11と第2イオンプレーティング装置12と
は、基板Wの膜形成面すなわち被処理面を下側にして処
理する成膜装置(処理部)であり、処理装置13は、基
板Wの被処理面を上側にして処理する処理部である。な
お、図示のクラスタツールでは、入口/出口室14に接
続された端面に隣接する搬送室10の2つの端面に何も
接続してないが、クラスタツールの用途に応じてこれら
の端面にも他の処理装置をそれぞれ接続できることは言
うまでもない。
する端面には、複数の処理装置として、第1イオンプレ
ーティング装置11と、第2イオンプレーティング装置
12と、他の処理装置13とが接続されており、第1イ
オンプレーティング装置11の反対側端面には、基板W
を搬送室10からクラスタツール外に搬出し若しくはク
ラスタツール外から内部に搬入するための入口/出口室
14が接続されている。ここで、第1イオンプレーティ
ング装置11と第2イオンプレーティング装置12と
は、基板Wの膜形成面すなわち被処理面を下側にして処
理する成膜装置(処理部)であり、処理装置13は、基
板Wの被処理面を上側にして処理する処理部である。な
お、図示のクラスタツールでは、入口/出口室14に接
続された端面に隣接する搬送室10の2つの端面に何も
接続してないが、クラスタツールの用途に応じてこれら
の端面にも他の処理装置をそれぞれ接続できることは言
うまでもない。
【0021】図2は、図1のクラスタツールのAA断面
を示す図である。入口/出口室14は、基板Wを一時的
に支持する支持部材21を備えている。入口/出口室1
4と搬送室10とは、ゲート弁23を介して開閉可能に
接続されている。搬送室10の中心には、多関節型のハ
ンドリング装置である搬送用真空ロボット26が配置さ
れている。この搬送用真空ロボット26は、伸縮すると
ともに中心軸CXの回りに回転可能であるアーム26a
と、アーム26aの先端に固定されて基板Wを支持する
ハンド26bとを備える。ハンド26bは、アーム26
aに送られて、周囲の処理装置11、12、13や入口
/出口室14の内部に基板Wを進退させることができ
る。
を示す図である。入口/出口室14は、基板Wを一時的
に支持する支持部材21を備えている。入口/出口室1
4と搬送室10とは、ゲート弁23を介して開閉可能に
接続されている。搬送室10の中心には、多関節型のハ
ンドリング装置である搬送用真空ロボット26が配置さ
れている。この搬送用真空ロボット26は、伸縮すると
ともに中心軸CXの回りに回転可能であるアーム26a
と、アーム26aの先端に固定されて基板Wを支持する
ハンド26bとを備える。ハンド26bは、アーム26
aに送られて、周囲の処理装置11、12、13や入口
/出口室14の内部に基板Wを進退させることができ
る。
【0022】なお、搬送室10と第1イオンプレーティ
ング装置11とは、ゲート弁24を介して開閉可能に接
続されており、図示していないが、第2イオンプレーテ
ィング装置12や処理装置13も、ゲート弁を介して搬
送室10と開閉可能に接続されている。
ング装置11とは、ゲート弁24を介して開閉可能に接
続されており、図示していないが、第2イオンプレーテ
ィング装置12や処理装置13も、ゲート弁を介して搬
送室10と開閉可能に接続されている。
【0023】第1イオンプレーティング装置11は、真
空気密を保ち得る密閉構造の成膜室41で構成される。
成膜室41内部の下方には、蒸発物質を収容する凹部を
有する蒸発物質源でありかつ陽極であるハース42a
と、このハース42aを中心としてその周囲に環状に配
置される環状補助陽極42bとからなる陽極部材42の
ほか、磁場制御部材として環状補助陽極42bの直下に
配置される環状磁石42cが配置されている。成膜室4
1の下部側壁の一側面には、成膜室41の内部を臨むよ
うにプラズマ源であるプラズマガン43が設けられてい
る。このプラズマガン43は、特開平8−232060
号公報等に開示されている圧力勾配型のプラズマガンで
あり、モリブデン製の外筒とキャリアガスを導入するタ
ンタル製の内パイプとからなる2重円筒の一端を円盤状
の陰極で固定し他端にLaB6製の円盤を配置すること
によって形成したガン本体43aと、ガン本体43aか
ら出射するプラズマビームを収束させる環状の磁石コイ
ル部43bと、磁石コイル部43bを成膜室41に連結
する筒状部43cとを備える。また、プラズマガン43
は、筒状部43cの周囲にプラズマビームを成膜室41
内に導くための環状のステアリングコイル43dを有し
ている。
空気密を保ち得る密閉構造の成膜室41で構成される。
成膜室41内部の下方には、蒸発物質を収容する凹部を
有する蒸発物質源でありかつ陽極であるハース42a
と、このハース42aを中心としてその周囲に環状に配
置される環状補助陽極42bとからなる陽極部材42の
ほか、磁場制御部材として環状補助陽極42bの直下に
配置される環状磁石42cが配置されている。成膜室4
1の下部側壁の一側面には、成膜室41の内部を臨むよ
うにプラズマ源であるプラズマガン43が設けられてい
る。このプラズマガン43は、特開平8−232060
号公報等に開示されている圧力勾配型のプラズマガンで
あり、モリブデン製の外筒とキャリアガスを導入するタ
ンタル製の内パイプとからなる2重円筒の一端を円盤状
の陰極で固定し他端にLaB6製の円盤を配置すること
によって形成したガン本体43aと、ガン本体43aか
ら出射するプラズマビームを収束させる環状の磁石コイ
ル部43bと、磁石コイル部43bを成膜室41に連結
する筒状部43cとを備える。また、プラズマガン43
は、筒状部43cの周囲にプラズマビームを成膜室41
内に導くための環状のステアリングコイル43dを有し
ている。
【0024】成膜室41の上部であってプラズマガン4
3上方には、成膜室41中を適当な真空度に維持する排
気系45が設けられている。この排気系45は、排気室
45aと、排気遮断弁45bと、高真空用排気ポンプ4
5cとから構成される。
3上方には、成膜室41中を適当な真空度に維持する排
気系45が設けられている。この排気系45は、排気室
45aと、排気遮断弁45bと、高真空用排気ポンプ4
5cとから構成される。
【0025】成膜室41の中間部であってプラズマガン
43と排気系45との間の側壁には、成膜室41中で基
板Wを保持するチャック60を必要なタイミングで動作
させるチャック駆動機構70が設けられている。このチ
ャック駆動機構70は、後に詳細に説明するが、チャッ
ク60を基板Wを保持する保持状態と基板Wの保持を解
除する解除状態との間で開閉動作させることができると
ともに、基板Wの反転機構として、基板Wを保持した保
持状態のチャック60をその場で基板Wの中心線の回り
に回転させることができる。
43と排気系45との間の側壁には、成膜室41中で基
板Wを保持するチャック60を必要なタイミングで動作
させるチャック駆動機構70が設けられている。このチ
ャック駆動機構70は、後に詳細に説明するが、チャッ
ク60を基板Wを保持する保持状態と基板Wの保持を解
除する解除状態との間で開閉動作させることができると
ともに、基板Wの反転機構として、基板Wを保持した保
持状態のチャック60をその場で基板Wの中心線の回り
に回転させることができる。
【0026】成膜室41内部の上方には、成膜中におけ
る基板Wの温度を調節する温度調節部材65が配置され
ている。この温度調節部材65は、温調板駆動機構80
によって上下に駆動され、基板Wの上面(裏面)に接し
て基板Wの温度を調節する下方の動作位置と、チャック
駆動機構70による基板Wの反転を許容する上方の待避
位置との間で進退可能である。
る基板Wの温度を調節する温度調節部材65が配置され
ている。この温度調節部材65は、温調板駆動機構80
によって上下に駆動され、基板Wの上面(裏面)に接し
て基板Wの温度を調節する下方の動作位置と、チャック
駆動機構70による基板Wの反転を許容する上方の待避
位置との間で進退可能である。
【0027】以下、図1及び図2に示すクラスタツール
の動作について説明する。このクラスタツールで処理す
べき未処理の基板Wは、被処理面(膜形成面)を上側に
して一旦入口/出口室14に搬入され、ここで一時的に
保管される。その後、搬送室10に設けた搬送用真空ロ
ボット26によって、入口/出口室14中の基板Wを内
側から搬送室10中に取り込み、続いて第1及び第2イ
オンプレーティング装置11、12や他の処理装置13
の内部に順次搬送する。これらの処理装置11、12、
13では必要な成膜処理等が所望の手順で進行する。必
要な処理が終了した基板Wは、被処理面(膜形成面)を
上側にした状態で搬送室10を経て一旦入口/出口室1
4に搬入される。入口/出口室14中の処理済みの基板
Wは、適当なタイミングでクラスタツール外に搬出され
る。
の動作について説明する。このクラスタツールで処理す
べき未処理の基板Wは、被処理面(膜形成面)を上側に
して一旦入口/出口室14に搬入され、ここで一時的に
保管される。その後、搬送室10に設けた搬送用真空ロ
ボット26によって、入口/出口室14中の基板Wを内
側から搬送室10中に取り込み、続いて第1及び第2イ
オンプレーティング装置11、12や他の処理装置13
の内部に順次搬送する。これらの処理装置11、12、
13では必要な成膜処理等が所望の手順で進行する。必
要な処理が終了した基板Wは、被処理面(膜形成面)を
上側にした状態で搬送室10を経て一旦入口/出口室1
4に搬入される。入口/出口室14中の処理済みの基板
Wは、適当なタイミングでクラスタツール外に搬出され
る。
【0028】図3は、図1に示す第1イオンプレーティ
ング装置11の内部を詳細に説明する一部破断斜視図で
ある。第1イオンプレーティング装置11の構造と動作
の詳細について説明する。
ング装置11の内部を詳細に説明する一部破断斜視図で
ある。第1イオンプレーティング装置11の構造と動作
の詳細について説明する。
【0029】チャック60は、互いに近接したり離間す
る一対の円弧状のハンド60a、60bからなり、各ハ
ンド60a、60bは、基板Wの縁を支えるための横向
きの溝が形成された保持部材61をそれぞれ2ずつ有し
ている。チャック駆動機構70は、両ハンド60a、6
0bの間隔を調節することによってチャック60に基板
Wの保持させたり基板Wの保持を解除させることができ
るようになっている。なお、チャック駆動機構70は、
基板Wを保持したチャック60を全体として水平軸の回
りに回転させることもでき、基板Wを成膜室41中のそ
の場で裏返して反転させることができるようになってい
る。
る一対の円弧状のハンド60a、60bからなり、各ハ
ンド60a、60bは、基板Wの縁を支えるための横向
きの溝が形成された保持部材61をそれぞれ2ずつ有し
ている。チャック駆動機構70は、両ハンド60a、6
0bの間隔を調節することによってチャック60に基板
Wの保持させたり基板Wの保持を解除させることができ
るようになっている。なお、チャック駆動機構70は、
基板Wを保持したチャック60を全体として水平軸の回
りに回転させることもでき、基板Wを成膜室41中のそ
の場で裏返して反転させることができるようになってい
る。
【0030】温調板駆動機構80は、シリンダ機構81
から下方に延びるロッド81aの先端に連結部材82を
介して接続された連結棒83を上下に駆動することによ
り、温度調節部材65を上下に移動させることができ
る。温度調節部材65のストロークは、基板Wの半径よ
りも十分大きくなっており、温度調節部材65が最上端
の待避位置にあるときは、成膜面を上にして基板Wを保
持する両ハンド60a、60bの水平軸回りの回転が可
能になり、基板Wを反転させて成膜面を下向きとするこ
とができる。一方、温度調節部材65が最下端の動作位
置にあるときは、成膜面を下向きとした基板Wの上面に
温度調節部材65の下面が一様に接して基板Wの温度調
節が可能になる。
から下方に延びるロッド81aの先端に連結部材82を
介して接続された連結棒83を上下に駆動することによ
り、温度調節部材65を上下に移動させることができ
る。温度調節部材65のストロークは、基板Wの半径よ
りも十分大きくなっており、温度調節部材65が最上端
の待避位置にあるときは、成膜面を上にして基板Wを保
持する両ハンド60a、60bの水平軸回りの回転が可
能になり、基板Wを反転させて成膜面を下向きとするこ
とができる。一方、温度調節部材65が最下端の動作位
置にあるときは、成膜面を下向きとした基板Wの上面に
温度調節部材65の下面が一様に接して基板Wの温度調
節が可能になる。
【0031】以下、動作について説明する。搬送用真空
ロボット26のハンド26bは、第1イオンプレーティ
ング装置11中に基板Wを被処理面すなわち成膜面を上
向きにして搬入し、この基板Wを水平状態のチャック6
0の直下に配置する。この状態で、両ハンド60a、6
0bが離間して解除状態となると、ハンド26bは、基
板Wとともに上昇し、基板Wを両ハンド60a、60b
の間にしてそれらの高さまで上昇させる。この状態で、
両ハンド60a、60bが互いに近接して保持状態に変
化すると、両ハンド60a、60bによって基板Wの縁
が支持される。その後、ハンド26bは、一旦わずかに
降下し、第1イオンプレーティング装置11外に退出す
る。
ロボット26のハンド26bは、第1イオンプレーティ
ング装置11中に基板Wを被処理面すなわち成膜面を上
向きにして搬入し、この基板Wを水平状態のチャック6
0の直下に配置する。この状態で、両ハンド60a、6
0bが離間して解除状態となると、ハンド26bは、基
板Wとともに上昇し、基板Wを両ハンド60a、60b
の間にしてそれらの高さまで上昇させる。この状態で、
両ハンド60a、60bが互いに近接して保持状態に変
化すると、両ハンド60a、60bによって基板Wの縁
が支持される。その後、ハンド26bは、一旦わずかに
降下し、第1イオンプレーティング装置11外に退出す
る。
【0032】次に、温度調節部材65が最上端の待避位
置まで移動しているか否かを確認し、温度調節部材65
が待避位置にないときは温調板駆動機構80を駆動して
温度調節部材65を最上端の待避位置まで移動させ、成
膜面を上にして両ハンド60a、60bに保持された状
態の基板Wを水平軸回りに回転させる。これにより、基
板Wは反転し、成膜面が下向きとなる。
置まで移動しているか否かを確認し、温度調節部材65
が待避位置にないときは温調板駆動機構80を駆動して
温度調節部材65を最上端の待避位置まで移動させ、成
膜面を上にして両ハンド60a、60bに保持された状
態の基板Wを水平軸回りに回転させる。これにより、基
板Wは反転し、成膜面が下向きとなる。
【0033】次に、温度調節部材65が最下端の動作位
置に移動し、成膜面を下向きとして配置された基板Wに
基板Wの上面(裏面)に温度調節部材65の下面が一様
に接して基板Wの温度が調節される。
置に移動し、成膜面を下向きとして配置された基板Wに
基板Wの上面(裏面)に温度調節部材65の下面が一様
に接して基板Wの温度が調節される。
【0034】イオンプレーティングによる成膜は、この
ように成膜面を下向きとし所望の温度に調節された状態
の基板Wに対して行われる。具体的な成膜について説明
すると、ハース42aの凹部には、Cu等の蒸発物質金
属が加熱され溶融状態で溜まっている。この状態で、プ
ラズマガン43からのプラズマビームを環状補助陽極4
2bに入射させている待機状態からハース42aに入射
させる成膜状態にスイッチする。これにより、基板Wの
下面すなわち被処理面に金属被膜が形成され成長する。
基板Wの被処理面に形成された膜が所定の膜厚になった
段階で、プラズマビームを環状補助陽極42bに入射さ
る待機状態にスイッチする。以上により、基板Wの被処
理面への薄膜形成処理は終了する。なお、本実施形態の
プラズマガン43を用いることにより、強力なプラズマ
ビームを連続的に安定して供給することができ、基板W
上に高品質の膜が迅速に形成されることになる。また、
環状磁石42cによってハース42aの上方にカプス磁
場を形成しハース42aに入射するプラズマビームを修
正するので、基板W上により均一な厚さの膜が形成され
ることになる。
ように成膜面を下向きとし所望の温度に調節された状態
の基板Wに対して行われる。具体的な成膜について説明
すると、ハース42aの凹部には、Cu等の蒸発物質金
属が加熱され溶融状態で溜まっている。この状態で、プ
ラズマガン43からのプラズマビームを環状補助陽極4
2bに入射させている待機状態からハース42aに入射
させる成膜状態にスイッチする。これにより、基板Wの
下面すなわち被処理面に金属被膜が形成され成長する。
基板Wの被処理面に形成された膜が所定の膜厚になった
段階で、プラズマビームを環状補助陽極42bに入射さ
る待機状態にスイッチする。以上により、基板Wの被処
理面への薄膜形成処理は終了する。なお、本実施形態の
プラズマガン43を用いることにより、強力なプラズマ
ビームを連続的に安定して供給することができ、基板W
上に高品質の膜が迅速に形成されることになる。また、
環状磁石42cによってハース42aの上方にカプス磁
場を形成しハース42aに入射するプラズマビームを修
正するので、基板W上により均一な厚さの膜が形成され
ることになる。
【0035】次に、温調板駆動機構80は、温度調節部
材65を最上端の待避位置に移動させる。チャック駆動
機構70は、チャック60を回転させて基板Wを反転さ
せ成膜面を上側にする。この状態で、ハンド26bは、
第1イオンプレーティング装置11内に進入し、基板W
を支持するチャック60の直下に移動する。次に、ハン
ド26bは、基板Wの裏面にほとんど接するまで上昇す
る。この状態で、両ハンド60a、60bが離間して解
除状態となると、両ハンド60a、60bからハンド2
6bに基板が渡される。ハンド26bは、成膜後の被処
理面を上側にした基板Wを第1イオンプレーティング装
置11外に搬出する。
材65を最上端の待避位置に移動させる。チャック駆動
機構70は、チャック60を回転させて基板Wを反転さ
せ成膜面を上側にする。この状態で、ハンド26bは、
第1イオンプレーティング装置11内に進入し、基板W
を支持するチャック60の直下に移動する。次に、ハン
ド26bは、基板Wの裏面にほとんど接するまで上昇す
る。この状態で、両ハンド60a、60bが離間して解
除状態となると、両ハンド60a、60bからハンド2
6bに基板が渡される。ハンド26bは、成膜後の被処
理面を上側にした基板Wを第1イオンプレーティング装
置11外に搬出する。
【0036】図4は、チャック60を開閉動作させると
ともにその場で水平軸HXの回りに回転させるチャック
駆動機構70の構造の一例を示す図である。
ともにその場で水平軸HXの回りに回転させるチャック
駆動機構70の構造の一例を示す図である。
【0037】チャック駆動機構70のケース71中に
は、両ハンド60a、60bから延びる支持ロッド62
の水平方向ABの移動を支持部材72を介して案内する
スライドガイド73が配置されている。なお、支持ロッ
ド62は、支持部材72とベローズ74とによって成膜
室41内部に密封されている。支持部材72の外側から
後方に延びる駆動ロッド75の先端には、ローラ76が
設けてあり、シリンダ機構77から延びるロッド77a
の先端に設けた楔状の部材78によって水平方向ABの
間隔が微調整可能になっている。シリンダ機構77を駆
動してロッド77aを突出させることにより、駆動ロッ
ド75が離間して両ハンド60a、60bも離間し、チ
ャック60は解除状態となる。一方、シリンダ機構77
を駆動してロッド77aを収納することにより、両駆動
ロッド75が近接して両ハンド60a、60bも近接
し、チャック60は保持状態となる。
は、両ハンド60a、60bから延びる支持ロッド62
の水平方向ABの移動を支持部材72を介して案内する
スライドガイド73が配置されている。なお、支持ロッ
ド62は、支持部材72とベローズ74とによって成膜
室41内部に密封されている。支持部材72の外側から
後方に延びる駆動ロッド75の先端には、ローラ76が
設けてあり、シリンダ機構77から延びるロッド77a
の先端に設けた楔状の部材78によって水平方向ABの
間隔が微調整可能になっている。シリンダ機構77を駆
動してロッド77aを突出させることにより、駆動ロッ
ド75が離間して両ハンド60a、60bも離間し、チ
ャック60は解除状態となる。一方、シリンダ機構77
を駆動してロッド77aを収納することにより、両駆動
ロッド75が近接して両ハンド60a、60bも近接
し、チャック60は保持状態となる。
【0038】成膜室41は、ケース71を取り付けた円
板部41cとその周囲との間に環状のシール部材41d
を有している。このシール部材41dは、ケース71と
ともに円板部41cが水平軸HXの回りに回転するのを
許容するとともに、ケース71が回転した場合にも成膜
室41中を気密に保つ。ケース71全体は、制御下で回
転駆動機構91と伝達機構92とによって駆動されて水
平軸HXの回りに適宜回転する。この結果、チャック6
0が全体として回転し、両ハンド60a、60bに保持
された基板Wも上下反転することになる。つまり、基板
Wは、成膜室41中でチャック60に保持されて必要に
応じて被処理面が上になったり下になったりする。
板部41cとその周囲との間に環状のシール部材41d
を有している。このシール部材41dは、ケース71と
ともに円板部41cが水平軸HXの回りに回転するのを
許容するとともに、ケース71が回転した場合にも成膜
室41中を気密に保つ。ケース71全体は、制御下で回
転駆動機構91と伝達機構92とによって駆動されて水
平軸HXの回りに適宜回転する。この結果、チャック6
0が全体として回転し、両ハンド60a、60bに保持
された基板Wも上下反転することになる。つまり、基板
Wは、成膜室41中でチャック60に保持されて必要に
応じて被処理面が上になったり下になったりする。
【0039】図5は、温度調節部材65を昇降させる温
調板駆動機構80の構造の一例を示す図である。温度調
節部材65の上面中央からは、絶縁物を介して連結棒8
3が延びている。この連結棒83は、上壁に設けた穴を
介して成膜室41の外に延びており、その端部には、連
結部材82が取り付けられている。この連結部材82の
反対側には、シリンダ機構81のロッド81aが連結さ
れている。連結部材82は、リニアガイド84に案内さ
れて上下に滑らかに移動する。なお、シリンダ機構81
とリニアガイド84とは、成膜室41の上壁外部に固定
された取付金具85に取り付けられている。連結部材8
2と成膜室41との間には、連結棒83を密封するよう
にベローズ86が取付けられており、成膜室41内を気
密に保っている。つまり、連結棒83が上下に移動して
成膜室41中に突起したり後退した場合にも、ベローズ
86が伸縮し、成膜室41中の真空状態が維持される。
調板駆動機構80の構造の一例を示す図である。温度調
節部材65の上面中央からは、絶縁物を介して連結棒8
3が延びている。この連結棒83は、上壁に設けた穴を
介して成膜室41の外に延びており、その端部には、連
結部材82が取り付けられている。この連結部材82の
反対側には、シリンダ機構81のロッド81aが連結さ
れている。連結部材82は、リニアガイド84に案内さ
れて上下に滑らかに移動する。なお、シリンダ機構81
とリニアガイド84とは、成膜室41の上壁外部に固定
された取付金具85に取り付けられている。連結部材8
2と成膜室41との間には、連結棒83を密封するよう
にベローズ86が取付けられており、成膜室41内を気
密に保っている。つまり、連結棒83が上下に移動して
成膜室41中に突起したり後退した場合にも、ベローズ
86が伸縮し、成膜室41中の真空状態が維持される。
【0040】温度調節部材65の内部には、加熱用のヒ
ータ線、冷却媒体の配管及び基板へのバイアス電圧印加
用の配線が収容されておりケーブル88を介して温度調
節部材65の外部に引出されている。このケーブル88
は、上壁に設けた穴を介して成膜室41の外に延びてお
り、その先には、電源装置や冷却媒体供給装置が接続さ
れている。なお、ケーブル88を包むようにして成膜室
41と温度調節部材65との間にはベローズ89が取付
けられており、成膜室41内を気密に保っている。
ータ線、冷却媒体の配管及び基板へのバイアス電圧印加
用の配線が収容されておりケーブル88を介して温度調
節部材65の外部に引出されている。このケーブル88
は、上壁に設けた穴を介して成膜室41の外に延びてお
り、その先には、電源装置や冷却媒体供給装置が接続さ
れている。なお、ケーブル88を包むようにして成膜室
41と温度調節部材65との間にはベローズ89が取付
けられており、成膜室41内を気密に保っている。
【0041】以上実施形態に即してこの発明を説明した
が、この発明は上記実施形態に限定されるものではな
い。例えば、上記実施形態では、反転機構として基板W
を把持するチャック機構70を利用し、このチャック機
構70を全体的に回転させる構造としたが、各種機構を
利用して基板Wを反転させることができる。また、チャ
ック機構70と温度調節部材65との干渉を避けるため
温度調節部材65を上下に移動させているが、温度調節
部材65を固定したままとしてチャック機構70を上下
移動させることもできる。この場合、チャック機構7
0、円板部41c、シール部材41d等を一体として成
膜室41に対して上下移動させる上下駆動機構が必要と
なる。チャック機構70に把持した基板Wを回転させる
際には、この上下駆動機構によってチャック機構70を
降下させて待避位置に移動させ、チャック機構70に把
持した基板Wの温度を調節する際には、この上下駆動機
構によってチャック機構70を上昇させて温度調節部材
65と基板Wの裏面が接する動作位置に移動させる。
が、この発明は上記実施形態に限定されるものではな
い。例えば、上記実施形態では、反転機構として基板W
を把持するチャック機構70を利用し、このチャック機
構70を全体的に回転させる構造としたが、各種機構を
利用して基板Wを反転させることができる。また、チャ
ック機構70と温度調節部材65との干渉を避けるため
温度調節部材65を上下に移動させているが、温度調節
部材65を固定したままとしてチャック機構70を上下
移動させることもできる。この場合、チャック機構7
0、円板部41c、シール部材41d等を一体として成
膜室41に対して上下移動させる上下駆動機構が必要と
なる。チャック機構70に把持した基板Wを回転させる
際には、この上下駆動機構によってチャック機構70を
降下させて待避位置に移動させ、チャック機構70に把
持した基板Wの温度を調節する際には、この上下駆動機
構によってチャック機構70を上昇させて温度調節部材
65と基板Wの裏面が接する動作位置に移動させる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の成膜装置によれば、反転機構が膜形成面を上側にして
成膜室まで搬送されてきた基板を反転させて前記膜形成
面を下側にするので、斯かるデポアップ型の成膜装置が
基板の被処理面を上側にして特定の処理を行う処理部と
ともにクラスタツールに組み込まれた場合であっても、
クラスタツールの中央に配置するハンドリング装置に基
板を反転させる機構を設けたり、別に基板反転用の処理
部を設ける必要がなくなる。よって、ハンドリング装置
の構造を変更することなくクラスタツールを構成する他
の処理部との間での基板を受け渡す作業を円滑に実行す
ることができ、フットプリントの増大も最小限に抑える
ことができる。
の成膜装置によれば、反転機構が膜形成面を上側にして
成膜室まで搬送されてきた基板を反転させて前記膜形成
面を下側にするので、斯かるデポアップ型の成膜装置が
基板の被処理面を上側にして特定の処理を行う処理部と
ともにクラスタツールに組み込まれた場合であっても、
クラスタツールの中央に配置するハンドリング装置に基
板を反転させる機構を設けたり、別に基板反転用の処理
部を設ける必要がなくなる。よって、ハンドリング装置
の構造を変更することなくクラスタツールを構成する他
の処理部との間での基板を受け渡す作業を円滑に実行す
ることができ、フットプリントの増大も最小限に抑える
ことができる。
【図1】実施形態のイオンプレーティング装置を組み込
んだクラスタツールの全体構造を示す平面図である。
んだクラスタツールの全体構造を示す平面図である。
【図2】図1のクラスタツールのAA断面を示す図であ
る。
る。
【図3】図2に示すイオンプレーティング装置の内部を
詳細に説明する一部破断斜視図である。
詳細に説明する一部破断斜視図である。
【図4】チャックを開閉動作させその場で回転させるチ
ャック駆動機構の構造一例を示す図である。
ャック駆動機構の構造一例を示す図である。
【図5】温度調節部材を昇降させる温調板駆動機構の構
造の一例を示す図である。
造の一例を示す図である。
10 搬送室 11,12 イオンプレーティング装置 13 処理装置 14 入口/出口室 21 支持部材 26 搬送用真空ロボット 41 成膜室 42 陽極部材 43 プラズマガン 45 排気系 60a,60b ハンド 61 保持部材 65 温度調節部材 70 チャック駆動機構 80 温調板駆動機構 81 シリンダ機構 91 回転駆動機構 92 伝達機構 W 基板
Claims (6)
- 【請求項1】 デポアップ型の成膜装置において、 膜形成面を上側にして成膜室まで搬送されてきた基板を
反転させて前記膜形成面を下側にする反転機構を備える
ことを特徴とする成膜装置。 - 【請求項2】 前記成膜室は、内部空間の下部に蒸発物
質を発生する蒸発物質源を備え、前記反転機構は、前記
蒸発物質源の上方に搬送されてきた前記基板をその場で
反転させることを特徴とする請求項1記載の成膜装置。 - 【請求項3】 前記成膜室は、前記反転機構によって反
転された前記基板の上面に接して当該基板の温度を調節
する温度調節部材を備え、当該温度調節部材の動作位置
と、前記反転機構による前記基板の反転を許容する待避
位置との間で、前記反転機構及び前記温度調節部材の一
方あるいは両方を進退可能とすることを特徴とする請求
項2記載の成膜装置。 - 【請求項4】 前記成膜室中にプラズマビームを供給す
るプラズマ源と、前記成膜室中に配置されて前記蒸発物
質を収容可能であるとともに前記プラズマビームを導く
ハースと、前記材料収容部の上方の近接した領域の磁界
を制御する磁場制御部材とを更に備えることを特徴とす
る請求項1記載の成膜装置。 - 【請求項5】 前記磁場制御部材は、前記ハースの周囲
に環状に配置された磁石であることを特徴とする請求項
4記載の成膜装置。 - 【請求項6】 前記プラズマ源は、圧力勾配型のプラズ
マガンであることを特徴とする請求項4記載の成膜装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11049077A JP2000239833A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 成膜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11049077A JP2000239833A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 成膜装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000239833A true JP2000239833A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12821037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11049077A Pending JP2000239833A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 成膜装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000239833A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100889175B1 (ko) | 2003-08-12 | 2009-03-17 | 주식회사 티이에스 | 진공챔버에서 평판디스플레이를 회전시키는 장치 및 방법 |
| TWI556346B (zh) * | 2010-06-25 | 2016-11-01 | 愛發科股份有限公司 | 基板反轉裝置、真空成膜裝置及基板反轉方法 |
| WO2019105671A1 (en) * | 2017-11-30 | 2019-06-06 | Evatec Ag | Evaporation chamber and system |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP11049077A patent/JP2000239833A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100889175B1 (ko) | 2003-08-12 | 2009-03-17 | 주식회사 티이에스 | 진공챔버에서 평판디스플레이를 회전시키는 장치 및 방법 |
| TWI556346B (zh) * | 2010-06-25 | 2016-11-01 | 愛發科股份有限公司 | 基板反轉裝置、真空成膜裝置及基板反轉方法 |
| WO2019105671A1 (en) * | 2017-11-30 | 2019-06-06 | Evatec Ag | Evaporation chamber and system |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4912253B2 (ja) | 基板搬送装置、基板処理装置及び基板搬送方法 | |
| US5404894A (en) | Conveyor apparatus | |
| KR100455226B1 (ko) | 수직 적층된 처리챔버와 단일 축 이중 웨이퍼이송시스템을 갖춘 반도체 웨이퍼 처리시스템 | |
| US8252116B2 (en) | Perimeter partition-valve with protected seals and associated small size process chambers and multiple chamber systems | |
| US6315879B1 (en) | Modular deposition system having batch processing and serial thin film deposition | |
| KR19980033262A (ko) | 기판처리장치 및 방법 | |
| US8741064B2 (en) | Heat treatment method and heat treatment apparatus | |
| US20020070371A1 (en) | Methods of implementing a single shaft, dual cradle vacuum slot valve | |
| KR101329664B1 (ko) | 진공처리장치 및 진공처리장치의 운전방법 | |
| KR20020010657A (ko) | 처리 장치 및 처리 방법 | |
| JPS6040532A (ja) | デイスク又はウエ−ハ取り扱い及びコ−テイング装置 | |
| JP2009062604A (ja) | 真空処理システムおよび基板搬送方法 | |
| JPH08213446A (ja) | 処理装置 | |
| US6251191B1 (en) | Processing apparatus and processing system | |
| JP2004289036A (ja) | 真空処理装置 | |
| US20170352562A1 (en) | Dodecadon transfer chamber and processing system having the same | |
| JPH08321470A (ja) | 処理装置 | |
| JP4642619B2 (ja) | 基板処理システム及び方法 | |
| JPH08239765A (ja) | マルチチャンバースパッタリング装置 | |
| US6042372A (en) | Heat treatment apparatus | |
| JP2000286327A (ja) | 成膜装置 | |
| JP3560633B2 (ja) | 加熱処理装置 | |
| JP4776061B2 (ja) | 薄膜形成装置 | |
| JPH03131542A (ja) | 気相成長装置 | |
| JP2001158962A (ja) | 成膜装置及び方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050408 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080118 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080129 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080617 |