JP2000240030A - レール清掃装置及びそのブラシ部材 - Google Patents

レール清掃装置及びそのブラシ部材

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JP2000240030A JP11047553A JP4755399A JP2000240030A JP 2000240030 A JP2000240030 A JP 2000240030A JP 11047553 A JP11047553 A JP 11047553A JP 4755399 A JP4755399 A JP 4755399A JP 2000240030 A JP2000240030 A JP 2000240030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥した堆積物であっても湿った堆積物であ
っても容易に払拭除去が可能であり、且つブラシ部材の
消耗度合いが容易に判断できてブラシ部材の交換も容易
なレール清掃装置及び堆積物の性状に応じて交換可能な
種々のブラシ部材を提供するものである。 【解決手段】 レールR上を走行する走行体Mに取り付
けられて該走行体の走行と共に前記レールの上面を移動
しつつ清掃するレール清掃装置であって、前記走行体に
固着される取付板1と、連結部材を介して上下方向に回
動自在に前記取付板に保持されたブラシ板3と、該ブラ
シ板に取り付けられたブラシ部材Bとを有し、前記ブラ
シ板とブラシ部材との自重によって該ブラシ部材を前記
レール上面に押圧しつつ該レール上面の付着物或いは堆
積物を除去すようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行クレーン等の
レール上を走行する走行体に装着されて該走行体の走行
と共にレール上面を清掃するためレール清掃装置及びこ
れに使用するブラシ部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セメント工場、製鉄工場、石炭貯蔵場、
スクラップ工場等のダストやミストを発生する場所で使
用される走行クレーンや台車その他のレール上を走行す
る走行体を使用する現場では、ダストやミストがレール
上面に付着したり堆積したりするため、その付着物や堆
積物によって走行体の車輪がスリップする場合がある。
特に、車輪の片方のみがスリップすると、走行体に蛇行
する様な力が作用するため、レールや車輪に損傷を生じ
る場合があった。
【0003】又、走行体が走行クレーンの如く運転席に
電気系統が配線されている場合に、車輪を通してレール
にアースする方式を取っているものや、静電気を車輪か
らレールにアースする様にしたものがあるが、レール上
の堆積物が石灰や小麦粉等の非導電性の場合には、堆積
物によるアース不足により運転者が感電する場合があ
る。
【0004】従って、常時レールの清掃が必要となる
が、清掃用具或いは専用の清掃装置を用いてレールの清
掃を行う場合には、清掃要員と共に、場合によっては専
用装置が必要となり、大規模工場に適用するには不適当
である。そこで走行体に清掃装置を装着し、走行体の走
行時にレールの清掃を行う方式が種々提案されている。
【0005】例えば、実公昭52−130366号公報
には、走行クレーンの車輪近傍に吸引フードを配置して
塵埃を吸引除去する装置が示されており、又、実公昭5
3−38245公報には、走行クレーンの車輪前部にブ
ラシ板を配置し、走行体の走行によってレール上面の堆
積物を除去する方式が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
装置は、レール側面に堆積した塵埃を吸引するものであ
って、レール上面の堆積物までは除去し難く、又、吸引
方式では、水や油で湿った付着物は除去し難い問題があ
る。
【0007】又、後者の装置は、図13にその平面図を
示し、図14にその断面図を示している様に、複数のブ
ラシ105を所定間隔で配置したワイパー106を箱状
の枠体101内に挿入し、該枠体101をブラケット1
02によって走行体に取り付ける様にしたものである。
この装置は、ブラシ105によってレーン上面の付着物
や堆積物(以下単に『堆積物』とのみ記載する)を払拭
するものであるから、ブラシの剛性次第で、乾いた堆積
物であっても湿った堆積物であっても除去できる可能性
を有しているが、ブラシ105はワイパー106の自重
のみでレール状面に当接しているので、堆積物を払拭す
るための押圧力が不足する傾向にある。従って、油や水
で湿った堆積物の場合には払拭力が不足する場合があっ
た。
【0008】又、ブラシ105は、箱状の枠体101内
に挿入されているので、外部からはブラシの消耗状態が
判別し難く、取り替え時期が遅れるおそれがある。特
に、ブラシ105がゴムで形成されているので、堆積物
が硬質のダストの場合には磨耗が激しく、頻繁に取り替
える必要があった。
【0009】本発明は、係る従来技術の問題点に鑑み、
乾燥した堆積物であっても湿った堆積物であっても容易
に払拭除去が可能であり、且つブラシ部材の消耗度合い
が容易に判断できてブラシ部材の交換も容易なレール清
掃装置及び堆積物の性状に応じて交換可能な種々のブラ
シ部材を提供する事を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、係る観点の元
になされたものであって、本発明のレール清掃装置はレ
ール上を走行する走行体に取り付けられて該走行体の走
行と共に前記レールの上面を移動しつつ清掃するレール
清掃装置であって、前記走行体に固着される取付板と、
連結部材を介して上下方向に回動自在に前記取付板に保
持されたブラシ板と、該ブラシ板に取り付けられたブラ
シ部材とを有し、前記ブラシ板とブラシ部材との自重に
よって該ブラシ部材を前記レール上面に押圧しつつ該レ
ール上面の付着物或いは堆積物を除去する様にしてなる
点に特徴を有するものである。係る構成により、ブラシ
部材の自重のみならず、これを装着したブラシ板の自重
との合計した重力によって、ブラシ部材をレール上面に
押圧しつつレール上面の堆積物を払拭するので、該堆積
物の除去を確実に行う事が可能となる。
【0011】尚、ブラシ板の取付板への回動自在な装着
手段としては、該取付板の両側に連結部材を介して一対
の支持棹を回動自在に装着し、該支持棹の先端側に前記
ブラシ板の両側部を固着する方式が簡便な方式である。
【0012】又、前記回動自在な連結部材の構造として
は、前記支持棹と前記取付板とを連結するシャフトと、
該シャフトに装嵌されたベアリングとを配設し、前記支
持棹を前記取付板に対してベアリングを介して回動自在
となすのが好ましい方式である。特に、連結部材の近傍
に、前記ブラシ板の回動下限を規定するストッパを配設
する事により、ブラシ板がレールに接触して損傷するの
を防止すると共に、ブラシ部材の消耗度合いと交換時期
を容易に判断できる様にしている。
【0013】又、前記取付板と前記ブラシ板との間にス
プリングを張架する事により、前記ブラシ部材の前記レ
ール上面への押圧力を調整可能となし、ブラシ部材のレ
ール上面への過度の押圧によるブラシ部材の不要な消耗
を防止する様になす事も好ましい態様である。
【0014】ブラシ部材の材質としては、ステンレスワ
イヤやナイロンワイヤの如く硬質の線材を所定長に切断
したものを束ねて形成したステンレスワイヤブラシやナ
イロンワイヤブラシ、或いはフェルト材や平ベルトを積
層して所定形状に成形したフェルトブラシやベルト材ブ
ラシがあり、堆積物の種類や状況に応じて適宜使い分け
る事が可能である。ブラシ部材のブラシ板への取付方式
には、ステンレスワイヤブラシやナイロンワイヤブラシ
の場合には、前記ブラシ板に形成された多数の孔内に束
ねたステンレスワイヤやナイロンワイヤを植設する方式
がある。又、各ブラシ材を所定形状に成形し、その上端
部をブラシ保持枠に挿入固定してブラシユニットを形成
し、これを前記ブラシ板に着脱自在に装着する方式があ
り、この場合には、ブラシユニット毎の交換が可能であ
り、且つ堆積物の状況に応じて異なった種類のブラシ材
質のブラシユニットとの組合せも可能となる。
【0015】又、前記ブラシ板の前記レールに沿う前後
方向の中間部に、前記ブラシ部材の存在しない空間部が
前記レールと斜めに交差する方向に形成される様にブラ
シ部材を配置して堆積物がブラシ内に溜まり難くするの
も好ましい方式である。
【0016】
【発明の実施の態様】以下に本発明に係るレール清掃装
置の構成を、図面に基づいて説明する。先ず図1は、本
発明に係るレール清掃装置の代表例を示す斜視図であ
り、図2は、その平面図、図3は、その正面図、図4は
その側面図である。これらの図面において、レール清掃
装置は、走行クレーン等の走行体(図示せず)の車輪の
前部に該レール清掃装置を取り付けるための取付穴6が
形成されている取付板1と、該取付板1の先端両側部に
突出して配設された一対のブラケット7a,7bと、各
ブラケットに連結部材Cによって回動可能に取り付けら
れた左右一対のブラシ支持棹2a,2bと、該支持棹2
a,2bの先端部位にボルト4bとナット4aとによっ
て保持されたブラシ板3と、該ブラシ板3の下面に取り
付けられたブラシ部材Bと、前記取付板1と前記支持棹
2(左右一対の支持棹2a,2bの両方を指す場合には
単に支持棹2と記載する。他のケースについても以下同
じ)との間に張架された一対のスプリング5a,5bと
を主要構成部材として有している。
【0017】これによりブラシ部材Bは、該ブラシ部材
B自体の自重に加えて前記ブラシ板3及びブラシ支持棹
2との合計重量によりレールRの上面に押圧されてレー
ルR上面の堆積物を払拭する事になるが、前記ブラシ板
3や前記支持棹2を鉄板で形成すると相当の重量になり
ブラシ部材Bの磨耗が激しくなるおそれがあるので、前
記スプリング5によって、前記支持棹2、即ちブラシ板
3に上方に引き上げる力を作用させてブラシ部材Bのレ
ールRへの押圧力を調整可能にしている。
【0018】前記ブラシ部材Bは、種々のものが使用可
能であるが、図1〜4には、セメント工場や鋳物工場の
様に乾燥したダストがレール上に堆積する場合に有効な
ステンレスやナイロン製のワイヤブラシを用いた場合の
一例を示している。このワイヤブラシは、適当な太さの
ステンレスワイヤやナイロンワイヤの如き剛性の高いワ
イヤを所定寸法に切断してその複数本を束ね、これをブ
ラシ板3に多数形成されている小孔8内に植設してブラ
シ部材Bを形成している。この植設方式は任意である
が、図2に示している様に、ブラシが植設されていない
空間部Sが、部板3の中間部にレールRの長さ方向と交
差する方向に形成される様にブラシの植設を行うのが好
ましい。
【0019】該空間部Sは、レールRの清掃過程でブラ
シ間に溜まってきた塵埃等をブラシ部から排出する機能
を有するもので、例えば、図2中の矢印イの方向に走行
体が進行してレールRの上面の清掃が行なわれている場
合には、主としてブラシ板3の前部植設部3aのブラシ
部材Bにより清掃が行われ、レールR上面に堆積してい
た塵埃はワイヤブラシでレールR上面から払拭されてレ
ール側部に払い落とされるが、一部はワイヤブラシの植
設部の間に入り込み、次第に蓄積されると共に後方に移
動して空間部Sに押し出される。この空間部Sに押し出
された塵埃は、その後方に位置して前進してくる後部植
設部3bのブラシ群によって払拭され、レールの側部に
払い落とされる事になる。この結果、ブラシの目詰まり
が防止され、ブラシ機能が長期に亘って維持される事に
なる。尚、走行体が図中の矢印ロの方向に進行する場合
にも空間部Sが前部植設部3aと後部植設部3bとの間
にあって同様の作用をなす事はいうまでもない。
【0020】次に、図5は、前記支持棹2を前記取付板
1に対して回動可能に連結する連結部材Cの構造を示す
要部断面図であり、取付板1のブラケット7の側から六
角穴付ボルト10が挿入され、支持棹2側の端部は平ワ
ッシャ11aとスプリングワッシャ11bとナット12
とで締結されている。前記ボルト10のシャフト部10
aは、前記ブラケット7に形成されている開孔7aに遊
嵌され、その外周部にはスリーブ13が嵌合されてい
る。又、該シャフト10aの前記ブラケット7の内側に
はベアリング14が嵌合され、その外側にベアリングカ
バー15が配設されている。これにより、シャフト10
aに固定されている支持棹2は、ブラケット7、即ち取
付板1に対して回動自在となっている。
【0021】尚、回動自在となす連結部材Cの構造は、
図示のものに限定されるのではなく他の構造のものを採
用する事も可能である。例えば、ブラケット7と支持棹
2との間に中空のスペーサを配置してベアリング14を
省略する事も可能である。要は、取付板1に対して支持
棹2が回動可能に連結されればよいのであり、そのため
には如何なる構成の採用も任意である。
【0022】次に、本装置の使用過程において、ブラシ
の消耗に連れてブラシ板3は次第に前傾し、ブラシ機能
も次第に低下してゆく事になるので、該ブラシ板3の前
傾終端を規定しておかないと、該ブラシ板3がレールR
に直接接触してレールRを損傷したりレール清掃装置自
体を損傷するおそれが生じる。そこで本発明では、図1
〜4に示している様に、ブラケット7にストッパーピン
9を突設し、該ピン9が支持棹2の下面に接触して該支
持棹2のそれ以上の前傾を防止する様にしている。該ス
トッパー9は、上記のもののほか、前記連結部材Cの中
に組み込んだものでもよく、その構造は任意である。
【0023】次に、図6は、図1〜4に示した実施例の
変形例を示す側面図であって、ステンレスワイヤブラシ
を用いる場合の変形例であり、走行体Mに取付板1を取
り付け、該取付板1のブラケット7にブラシ支持棹2を
連結部材Cによって回動可能に連結し、その先端部位に
ステンレスワイヤブラシBを植設されたブラシ板3をボ
ルト4b,ナット4aによって保持させている点は先の
実施例のものと同一であるが、本実施例では、アース用
リード線21の一端を前記取付板1にボルト,ナット2
0a,20bによって固着し、他端を前記ブラシ板3に
ボルト,ナット22a,22bによって固着している点
が相違している。即ち、本実施例では、走行体Mとレー
ルRとを、アース用リード線21,ブラシ板3及びステ
ンレスワイヤブラシBを介して電気的に接続する事によ
り、レールR上面に非電導性の粉塵等が堆積して走行体
の車輪を通じてのアースが不良となった場合でも、この
レール清掃装置を介してアースされる様になっているの
で、走行クレーン等の運転席に電気配線がなされている
場合或いは乾燥した雰囲気下で帯電した静電気による乗
員の感電事故を防止できる構成となっている。
【0024】以上は、乾燥した粉塵に適したステンレス
ブラシに代表されるワイヤブラシを用いた場合の例につ
いて説明したが、次に、水や油で湿った粉塵がレール上
面に堆積した環境に適した所謂湿式ブラシ部材の構成に
ついて説明する。図7は、そのブラシ部材Bの実施例を
示す正面図であり、図8は、その側面図である。同図に
おいて、ブラシ部材Bは適当な肉厚のフェルト材を所定
寸法に裁断してフェルトブラシBを形成し、この上端部
をアルミニウム等で形成した断面コ字状のブラシ保持枠
30に挿入して接着材或いはネジ33等によって固定し
てブラシユニットBuを形成している。このブラシユニ
ットBuは、頭部31aを前記保持枠30内に埋設され
て本体部31bを該保持枠外に突出させている取付ボル
ト31とナット32とによって、前記ブラシ板3に取り
付けられる様になっている。
【0025】この湿式ブラシ部材の材質としては、上記
フェルト部材の他、綿布を積層してゴムを含浸させて固
めたもの,伝動用平ベルトを積層したもの及びこれをゴ
ム或いは他の接着剤で固めたもの等がある。
【0026】次に、図9は、このブラシユニットBuを
ブラシ板3に取り付けた一例を示す平面図であり、ブラ
シ板3に、3つのブラシユニットBuを所定間隔で、各
ブラシユニットBu間に空間ブラシSが形成される様に
且つレールRの長手方向と斜めに交差する様に配置して
いる。これにより、レールR上面に堆積している湿った
堆積物を、各ブラシユニットによって掻き取り乍ら該ブ
ラシ面に沿って斜めに移動させてレールR側部に落下さ
せる事になる。尚、同図における他の構成は図1と同一
であるので、同一符号を付して説明は省略する。
【0027】次に、図10は、本発明で使用する他のブ
ラシユニットの実施例を示す側面図であり、図11は、
その正面図である。同図は前述の所定形状に成形された
フェルト等の3枚のブラシ材B1〜B3を纏めて1つの
ブラシユニットBuとしたものであり、中央のブラシ材
B2は、前記図7,8に示したものと同様に、保持枠3
0に上端が保持されている。このブラシ材B2の両側に
同様のブラシ材B1,B3を配置し、これら3枚のブラ
シ材の上端両側に当金40a,40bを配置し、これら
を締結ネジ41とナット42とにより一体化したもので
ある。そして、このユニットBu内に頭部31aを埋設
されたボルト31とナット32とによって該ユニットB
uはブラシ板3に取り付けられる様に構成されている点
は、図7,8のブラシユニットと同様である。
【0028】図12は、この3枚組ブラシユニットBu
をブラシ板3に取り付けた一例を示すブラシ板の平面図
であり、ブラシ板3の中央部に3枚組部ユニットBu3
が配置され、両側には前述のブラシユニットBu1が夫
々1つづつ所定間隔で、レールの長手方向と斜めに交差
する様に配置されている。これにより、レール上面に堆
積している湿った堆積物を、掻き取り乍ら該ブラシ面に
沿って斜めに移動させてレール側部に落下させる様にし
ている。
【0029】本発明のレール清掃装置は、以上に図面を
用いて説明したものの他、特許請求の範囲に記載されて
いる思想の範囲で種々のバリエーションを取り得るもの
であり、例えば、前述のステンレスワイヤブラシにおい
ても、図7,8及び図10,11に示したものの様なブ
ラシユニットBuとなす事も可能である。即ち、ステン
レスワイヤの端部を結束して前記ブラシ保持枠30内に
挿入固定する事によってブラシユニットを形成する事も
可能である。この様なブラシユニットとなす事ににより
図1〜4の例では、ステンレスブラシが磨耗により消耗
すると、ブラシ板ごと取り替える必要があったが、図
7,8或いは図10,11の如きブラシユニットとなせ
ば、ブラシ板3はそのまま使用し、ブラシユニットのみ
を交換すればよい事になるので、交換時のコスト低減を
図る事が可能となる。
【0030】又、図示の例では、ブラシ板3は、一対の
ブラシ支持棹2a,2bの先端部位にボルト,ナットに
よって装着する様になっているが、これも、両者を一体
化して構成する事も可能である。即ち、ブラシ板3の両
側に突出した支持棹2を一体的に有する部材を溶接或い
は切削により成形する事も可能である。
【0031】又、ブラシ部材の材質の組合せも、対象と
するレール上の堆積物の性状に応じて適宜採用すればよ
く、例えば、多少湿り気を有する堆積物の場合には、前
後にステンレスワイヤブラシを配置し、中央に前述のフ
ェルトブラシ或いは平ベルトを積層して形成したブラシ
を配置することにより、乾式と湿式の両方に対応できる
様になす事も可能である。
【0032】更に、ブラシ部材をレールの長手方向と斜
めに交差する様に配置するに当り、前述したブラシユニ
ット自体をブラシ板に斜めに装着する方式の他、ブラシ
板3を支持棹2に平行に取り付ける(図示の例)のでは
なく、支持棹2に対して斜めに配置して取り付ける事に
よりブラシユニットをレールの長手方向に対して傾めに
交差させる様になす事も可能である。同様に、前記支持
棹2を取付板1に対して斜めに取り付けたり、前記取付
板1の片側を走行体に対して少し浮かせて取り付ける様
にする事も可能である。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によると、ブ
ラシ部材が、ブラシ部材自体の重量のみならず、これを
保持したブラシ板3や支持棹2の自重を加味した大きな
自重の押圧力によってレールに押圧されるので、レール
に強固に付着した堆積物も比較的容易に払拭する事が可
能となる。又、ブラシ板3と取付板1との間にスプリン
グ5を張架させる事により、ブラシ板3を上方に引き上
げる力を作用させて、ブラシ部材のレール上面への押圧
力を最適に調整する事も可能となる。
【0034】特に、ブラシ部材を前述のブラシユニット
となす事により、ステンレスワイヤブラシとフェルトブ
ラシ或いは平ベルトの積層体との組合せの如く、種々の
ブラシ材を堆積物の性状に応じて単種或いは複数の種類
の組合が可能となるので、レール堆積物への適用範囲が
広がり、その結果レール清掃装置の有効性が一段と向上
する事になる。
【0035】又、ブラシ部材のブラシ板への取り付けに
当り、中間部にブラシ部材の存在しない空間部Sを形成
する事により、堆積物によるブラシの目詰まりが生じ難
くなり、安定した清掃機能を発揮させる事が可能とな
る。
【0036】又、ブラシ部材のユニット化により、磨耗
消耗したブラシ部材の交換が容易となり、メンテナンス
費用の削減効果も期待される。
【0037】更に、ステンレスワイヤブラシを用いる場
合には、取付板1とブラシ板3との間をアース用リード
線5で接続しておく事により、走行体の車輪とレールと
の接触状態が悪く、該車輪によるアース作用が期待し難
い場合でも、該アース用リード線とステンレスワイヤブ
ラシとを経由したアースラインが確保できるので、静電
気による運転者の感電が防止され、走行体の安全性の向
上も期待される事になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレール清掃装置の一例を示す斜視
図である。
【図2】図1に示した装置の平面図である。
【図3】図1に示した装置の正面図である。
【図4】図1に示した装置の側面図である。
【図5】図1に示した装置の装置の連結部材の拡大断面
図である。
【図6】図6は本発明に係るレール清掃装置の他の実施
例を示す側面図である。
【図7】本発明に係るブラシユニットの一例を示す正面
面である。
【図8】図7のブラシユニットの要部断面側面図であ
る。
【図9】図7及び図8に示したブラシユニットを装着し
た本発明に係るレール清掃装置の平面図である。
【図10】本発明に係るブラシユニットの他の例を示す
側面図である。
【図11】図10に示したブラシユニットの正面図であ
る。
【図12】図10及び図11に示したブラシユニットを
装着したブラシ板の平面図である。
【図13】従来のレール清掃装置の平面図である。
【図14】図13の装置の要部断面側面図である。
【符号の説明】
1 取付板 2 支持棹 3 ブラシ板 5 スプリング 7 ブラケット 8 ブラシ板の小孔 9 ストッパー 10 ボルト 10a 連結部材のシャフト 30 ブラシ保持枠 40 当金 B ブラシ部材 Bu ブラシユニット M 走行体 R レール S 空間部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール(R)上を走行する走行体(M)
    に取り付けられて該走行体(M)の走行と共に前記レー
    ル(R)の上面を移動しつつ清掃するレール清掃装置で
    あって、 前記走行体に固着される取付板(1)と、 連結部材(C)を介して上下方向に回動自在に前記取付
    板(1)に保持されたブラシ板(3)と、 該ブラシ板(3)に取り付けられたブラシ部材(B)
    と、を有し、 前記ブラシ板(3)とブラシ部材(B)との自重によっ
    て該ブラシ部材(B)を前記レール(R)上面に押圧し
    つつ該レール上面の付着物或いは堆積物を除去する様に
    してなる事を特徴とするレール清掃装置
  2. 【請求項2】 前記取付板(1)に、前記連結部材
    (C)を介して一対の支持棹(2a,2b)を該取付板
    (1)に対して回動自在に装着し、該支持棹の先端側に
    前記ブラシ板(3)の両側部を装着してなる請求項1に
    記載のレール清掃装置
  3. 【請求項3】 前記連結部材(C)は、前記支持棹(2
    a,2b)と前記取付板(1)とを連結するシャフト
    (10a)と、該シャフトに装嵌されたベアリング(1
    4)とを有しており、該ベアリングを介して前記支持棹
    を前記取付板に対して回動自在にしてなる請求項2に記
    載のレール清掃装置
  4. 【請求項4】 前記連結部材(C)の近傍に、前記ブラ
    シ板(3)の回動下限を規定するストッパ(9)を配設
    してなる請求項1乃至3のいずれかに記載のレール清掃
    装置
  5. 【請求項5】 前記取付板(1)と前記ブラシ板(3)
    との間にスプリング(5)を張架する事により、前記ブ
    ラシ部材(B)の前記レール上面への押圧力を調整する
    様にしてなる請求項1乃至4のいずれかに記載のレール
    清掃装置
  6. 【請求項6】 前記ブラシ部材(B)が、ステンレスワ
    イヤ或いはナイロンワイヤ等の剛性の高いワイヤを束ね
    て形成されたワイヤブラシである請求項1乃至5のいず
    れかに記載のレール清掃装置
  7. 【請求項7】 前記ワイヤブラシが、前記ブラシ板
    (3)に形成された多数の孔(8)内に植設されている
    ものである請求項6に記載のレール清掃装置
  8. 【請求項8】 前記ブラシ板(3)の前記レール(R)
    の長手方向の中間部に、前記ワイヤブラシの存在しない
    空間部(S)が前記レール(R)と斜めに交差する様に
    形成されている請求項6又は7に記載のレール清掃装置
  9. 【請求項9】 前記ワイヤブラシの上端部をブラシ保持
    枠(30)に保持させてブラシユニット(Bu)を形成
    し、該ブラシユニット(Bu)の前記ブラシ保持枠(3
    0)を前記ブラシ板(3)に着脱自在に装着してなる請
    求項6乃至8のいずれかに記載のレール清掃装置
  10. 【請求項10】 前記ブラシユニット(Bu)の複数個
    を前記レール(R)の長手方向と斜めに交差する様に前
    記ブラシ板(3)に装着すると共に、該ブラシユニット
    間に空間部(S)を形成している請求項9に記載のレー
    ル清掃装置
  11. 【請求項11】 前記空間部(S)に他のブラシ部材を
    配設してなる請求項8又は10に記載のレール清掃装置
  12. 【請求項12】 前記他のブラシ部材が、平ベルト積層
    体又はフェルト板の上端部をブラシ保持枠(30)によ
    って保持されたものであり、該保持枠を前記ブラシ板
    (3)に着脱自在に装着してなる請求項11に記載のレ
    ール清掃装置
  13. 【請求項13】 前記ワイヤブラシがステンレスワイヤ
    ブラシであり、前記取付板(1)と前記ブラシ板(3)
    との間にアース用リード線(5)が接続されている請求
    項6乃至10のいずれかに記載のレール清掃装置
  14. 【請求項14】 前記ブラシ部材(B)が、所定寸法に
    成形されたフェルト板又は平ベルト積層体の上端部をブ
    ラシ保持枠(30)に保持させたブラシユニット(B
    u)から形成され、該ブラシユニットが前記ブラシ板
    (3)に着脱自在に装着されている請求項1乃至5のい
    ずれかに記載のレール清掃装置
  15. 【請求項15】 前記フェルト板又は平ベルト積層体か
    らなるブラシユニット(Bu)の複数個を、所定間隔で
    前記レール(R)と斜めに交差する様に前記ブラシ板
    (3)に装着している請求項14に記載のレール清掃装
  16. 【請求項16】 前記ブラシ部材(B)が、ワイヤブラ
    シと、フェルト板で形成したフェルトブラシと、平ベル
    トを積層して形成した平ベルトブラシとを任意に組合せ
    て配置してなるものである請求項1乃至5のいずれかに
    記載のレール清掃装置
  17. 【請求項17】 レール(R)上を走行する走行体
    (M)に取り付けられて該走行体(M)の走行と共に前
    記レール(R)の上面を移動しつつ清掃するレール清掃
    装置に装着されて使用されるブラシ部材(B)であっ
    て、 所定寸法に成形されたブラシ材の上端部を、断面コ字状
    の保持枠(30)に挿入して固定すると共に、該保持枠
    に、前記レール清掃装置への取付け金具を配設してなる
    事を特徴とするレール清掃装置用ブラシ部材
  18. 【請求項18】 前記ブラシ材が、ステンレスワイヤ又
    はナイロンワイヤを所定長に切断したものを束ねて形成
    したワイヤブラシである請求項17に記載のブラシ部材
  19. 【請求項19】 前記ブラシ材が、フェルト材を所定形
    状に成形してなるフェルト板である請求項17に記載の
    ブラシ部材
  20. 【請求項20】 前記ブラシ材が、平ベルトを積層して
    所定形状に成形してなる平ベルト材である請求項17に
    記載のブラシ部材
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