JP2000241146A - シートの製造方法およびその装置 - Google Patents
シートの製造方法およびその装置Info
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- JP2000241146A JP2000241146A JP11042869A JP4286999A JP2000241146A JP 2000241146 A JP2000241146 A JP 2000241146A JP 11042869 A JP11042869 A JP 11042869A JP 4286999 A JP4286999 A JP 4286999A JP 2000241146 A JP2000241146 A JP 2000241146A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】シートの表面全体における凹凸を短時間で計測
してシートの品質評価を行うシートの製造方法および製
造装置を提供する。 【解決手段】シートの表面に光を斜め方向から照射する
とともに、シートからの反射光に基づく受光画像を作成
し、その受光画像に表れるシートの凹凸に基づいてシー
トの品質を評価してシートを製造する。
してシートの品質評価を行うシートの製造方法および製
造装置を提供する。 【解決手段】シートの表面に光を斜め方向から照射する
とともに、シートからの反射光に基づく受光画像を作成
し、その受光画像に表れるシートの凹凸に基づいてシー
トの品質を評価してシートを製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートの凹凸およ
び品質を好適に評価するシートの製造方法およびその装
置に関する。
び品質を好適に評価するシートの製造方法およびその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート、たとえば発泡剤を添加したポリ
マシートを加熱、発泡して製造される樹脂発泡体は、そ
の樹脂発泡体に接着剤をロールコータ等で塗布してレザ
ーシート等を張り合わせて車のドアの内装などに用いら
れる。
マシートを加熱、発泡して製造される樹脂発泡体は、そ
の樹脂発泡体に接着剤をロールコータ等で塗布してレザ
ーシート等を張り合わせて車のドアの内装などに用いら
れる。
【0003】しかしながら、このようなシートは、その
製造工程で種々の欠点が発生する。特に、加熱媒体が液
体であり、この液体の中にポリマシートを浸して発泡さ
せる場合には、ポリマシート下面と液体との境界に、発
泡によって発生した気泡が空気中へ放出されずに残り、
その気泡によって樹脂発泡体下面全体に凹凸が形成され
る。この結果、樹脂発泡体にロールコータ等で接着剤を
塗布しようとしても、表面に形成された凹凸によって接
着剤が塗布されない部分ができ、レザーシート等を張り
合わせた後には空気が残ってしまう。さらに、この空気
が膨張することによってレザーシート面に凹凸を生じ外
観を損ねる結果となる。そのため、接着剤を塗布する前
に、シートの凹凸を評価する必要がある。
製造工程で種々の欠点が発生する。特に、加熱媒体が液
体であり、この液体の中にポリマシートを浸して発泡さ
せる場合には、ポリマシート下面と液体との境界に、発
泡によって発生した気泡が空気中へ放出されずに残り、
その気泡によって樹脂発泡体下面全体に凹凸が形成され
る。この結果、樹脂発泡体にロールコータ等で接着剤を
塗布しようとしても、表面に形成された凹凸によって接
着剤が塗布されない部分ができ、レザーシート等を張り
合わせた後には空気が残ってしまう。さらに、この空気
が膨張することによってレザーシート面に凹凸を生じ外
観を損ねる結果となる。そのため、接着剤を塗布する前
に、シートの凹凸を評価する必要がある。
【0004】ところで、上記のようなシートの品質を評
価する方法としては、そのシート表面の凹凸を触針式の
粗さ計で測定する方法が一般的である。しかし、この方
法では、対象としているシートの表面全体を測定するに
は膨大な時間を要するという問題がある。
価する方法としては、そのシート表面の凹凸を触針式の
粗さ計で測定する方法が一般的である。しかし、この方
法では、対象としているシートの表面全体を測定するに
は膨大な時間を要するという問題がある。
【0005】また、特公平7−18695号公報には、
画像処理を利用して平坦面に形成された凹凸の観測装置
が記載されている。この装置は、観測対象の平坦面上を
覆いかつ平坦面との間に微小間隙が生ずるように配置さ
れた遮蔽体と、その微小間隙から遮蔽体の内側へ板状光
を平坦面に平行に照射することができるように遮蔽体の
外側に設けられた投光装置と、対物レンズが観測対象の
平坦面の上方で、かつ、遮蔽体の内側に平坦面と対向さ
せて配置された撮像装置とによって、紙や布などシート
状物の表面に生成されるシワの有無を観測したり、物体
の平坦面に生成されるうねりや凹凸を観測するものであ
る。しかし、この装置では、平坦面に対して平行に板状
光を照射するので、投光部に最も近い凹凸には光は当た
るが、それよりも投光部から離れて存在する凹凸には、
最も近い凹凸の影となるため光が当たらない。したがっ
て、この装置では平坦な面における凹凸の有無の判断に
は使用できるが、面全体に凹凸が形成された対象物にお
ける凹凸の周期や高さを評価することはできない。
画像処理を利用して平坦面に形成された凹凸の観測装置
が記載されている。この装置は、観測対象の平坦面上を
覆いかつ平坦面との間に微小間隙が生ずるように配置さ
れた遮蔽体と、その微小間隙から遮蔽体の内側へ板状光
を平坦面に平行に照射することができるように遮蔽体の
外側に設けられた投光装置と、対物レンズが観測対象の
平坦面の上方で、かつ、遮蔽体の内側に平坦面と対向さ
せて配置された撮像装置とによって、紙や布などシート
状物の表面に生成されるシワの有無を観測したり、物体
の平坦面に生成されるうねりや凹凸を観測するものであ
る。しかし、この装置では、平坦面に対して平行に板状
光を照射するので、投光部に最も近い凹凸には光は当た
るが、それよりも投光部から離れて存在する凹凸には、
最も近い凹凸の影となるため光が当たらない。したがっ
て、この装置では平坦な面における凹凸の有無の判断に
は使用できるが、面全体に凹凸が形成された対象物にお
ける凹凸の周期や高さを評価することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シートの表
面全体における凹凸を短時間で計測してシートの品質評
価を行うシートの製造方法および製造装置を提供するこ
とを目的とする。
面全体における凹凸を短時間で計測してシートの品質評
価を行うシートの製造方法および製造装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、シートの表面に光を斜め方向から照射する
とともに、シートからの反射光に基づく受光画像を作成
し、その受光画像に表れるシートの凹凸に基づいてシー
トの品質を評価するシートの製造方法を特徴とするもの
である。
の本発明は、シートの表面に光を斜め方向から照射する
とともに、シートからの反射光に基づく受光画像を作成
し、その受光画像に表れるシートの凹凸に基づいてシー
トの品質を評価するシートの製造方法を特徴とするもの
である。
【0008】このとき、シートの表面に対して5〜20
度の範囲の角度で光を照射するとともに、シートの上方
で反射光を受光することや、受光画像の濃度分布の標準
偏差に基づいてシートを評価することが好ましい。ま
た、受光画像の縦方向の平均画像データ値プロファイル
f(x)と横方向の平均画像データ値プロファイルg
(y)とを求め、画素位置(xi,yj)の画像データ値
f(xi)およびg(yj)の平均値から平均画像を作成
するとともに、その平均画像の画像データ値を、受光画
像の同一位置の画素の画像データ値で除算または減算
し、演算後の画像に基づいてシートを評価すること、さ
らには、受光画像に対して凹凸の周期のバンドパスフィ
ルタ処理を施し、処理後の画像に基づいてシートを評価
することが好ましい。そして、ポリマーおよび発泡剤に
よって得られたシートを評価することや、浴上発泡法に
よって製造された樹脂発泡体のシートを評価すること、
また、評価結果に基づいてシートの製造工程を管理する
ことも好ましい。
度の範囲の角度で光を照射するとともに、シートの上方
で反射光を受光することや、受光画像の濃度分布の標準
偏差に基づいてシートを評価することが好ましい。ま
た、受光画像の縦方向の平均画像データ値プロファイル
f(x)と横方向の平均画像データ値プロファイルg
(y)とを求め、画素位置(xi,yj)の画像データ値
f(xi)およびg(yj)の平均値から平均画像を作成
するとともに、その平均画像の画像データ値を、受光画
像の同一位置の画素の画像データ値で除算または減算
し、演算後の画像に基づいてシートを評価すること、さ
らには、受光画像に対して凹凸の周期のバンドパスフィ
ルタ処理を施し、処理後の画像に基づいてシートを評価
することが好ましい。そして、ポリマーおよび発泡剤に
よって得られたシートを評価することや、浴上発泡法に
よって製造された樹脂発泡体のシートを評価すること、
また、評価結果に基づいてシートの製造工程を管理する
ことも好ましい。
【0009】また、上記目的を達成するための本発明
は、上述のいずれかの方法を行う手段を備えているシー
トの製造装置も特徴とするものである。
は、上述のいずれかの方法を行う手段を備えているシー
トの製造装置も特徴とするものである。
【0010】ここで、光を照射する手段が、光ファイバ
を線状に配置したラインライトガイドであること、さら
に、ラインライトガイドの出射部に集光手段を備えてい
ることが好ましい。
を線状に配置したラインライトガイドであること、さら
に、ラインライトガイドの出射部に集光手段を備えてい
ることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のシートの製造方法は、図
1に示すような、検査対象であるシート4に光を照射す
る照射手段1と、シート4からの反射光を受光する受光
手段2と、その受光手段2からの信号に基づいて受光画
像を作成する画像処理装置3とが設けられた装置を用い
る。受光手段2は、シート4からの反射光を受光してア
ナログ電気信号に変換してその信号を画像処理装置3に
発信するように、画像処理装置3に接続されており、画
像処理装置3は、取り込んだアナログ電気信号のA/D
変換器と、変換後の信号から受光画像を作成し、その受
光画像の濃度分布の標準偏差を算出する手段を有してい
る。
1に示すような、検査対象であるシート4に光を照射す
る照射手段1と、シート4からの反射光を受光する受光
手段2と、その受光手段2からの信号に基づいて受光画
像を作成する画像処理装置3とが設けられた装置を用い
る。受光手段2は、シート4からの反射光を受光してア
ナログ電気信号に変換してその信号を画像処理装置3に
発信するように、画像処理装置3に接続されており、画
像処理装置3は、取り込んだアナログ電気信号のA/D
変換器と、変換後の信号から受光画像を作成し、その受
光画像の濃度分布の標準偏差を算出する手段を有してい
る。
【0012】照射手段1は、シート4の表面において照
射手段から離れて存在する凹凸が、それよりも照射手段
に近い位置に存在する凹凸の影にならないように、評価
対象であるシート4の表面に対して斜め方向から照射す
ることが必要である。そして、受光画像上で凹凸による
明暗の差が大きく現れるように、照射角は5〜20度の
範囲であることが好ましい。また、受光手段2は、シー
ト4の上方から反射光を受光するように設けられるが、
ピントがずれないようにするために受光角はシート4の
表面に対して70〜120度の範囲であることが好まし
い。
射手段から離れて存在する凹凸が、それよりも照射手段
に近い位置に存在する凹凸の影にならないように、評価
対象であるシート4の表面に対して斜め方向から照射す
ることが必要である。そして、受光画像上で凹凸による
明暗の差が大きく現れるように、照射角は5〜20度の
範囲であることが好ましい。また、受光手段2は、シー
ト4の上方から反射光を受光するように設けられるが、
ピントがずれないようにするために受光角はシート4の
表面に対して70〜120度の範囲であることが好まし
い。
【0013】上述の製造装置では、照射手段1から発せ
られた光が、シート4の表面を照射する。そして、シー
ト表面で反射した光が受光手段2によって受光されてア
ナログ電気信号に変換され、そのアナログ電気信号が画
像処理手段3に送られる。画像処理手段3では、送られ
てきたアナログ電気信号をA/D変換し、変換後の信号
から受光画像を作成する。そして、この受光画像の濃度
分布の標準偏差を算出し、受光画像に表れたシート表面
の凹凸によってシートを評価する。
られた光が、シート4の表面を照射する。そして、シー
ト表面で反射した光が受光手段2によって受光されてア
ナログ電気信号に変換され、そのアナログ電気信号が画
像処理手段3に送られる。画像処理手段3では、送られ
てきたアナログ電気信号をA/D変換し、変換後の信号
から受光画像を作成する。そして、この受光画像の濃度
分布の標準偏差を算出し、受光画像に表れたシート表面
の凹凸によってシートを評価する。
【0014】ここで、シート4の表面における光の反射
の様子について説明する。図2に示すようにシート表面
の凹凸の高さが大きいときは、シートに対して5〜20
度の角度で照射することによって、シート表面の凹凸の
照明手段側の斜面は明るく、反対側の斜面は影で暗くな
るため受光画像は明暗の差が大きい画像となる。一方、
シート表面の凹凸の高さが小さいときは、光はシート表
面全体にほぼ均一に照射されるため、受光画像は明暗の
差が小さい画像となる。このように受光画像の明暗の差
は、凹凸の高さが大きいほど大きくなる。凹凸の高さが
大きい場合と小さい場合の受光画像の濃度分布を図3に
示す。これらの分布の標準偏差を求めると、凹凸の高さ
が大きいシートではその値は大きく、凹凸の高さが小さ
くなるにしたがいその値は小さくなる。したがって、濃
度分布の標準偏差からシート表面に存在する凹凸の程度
を、さらにはシートの品質を評価することができる。ま
た、濃度分布の標準偏差で評価するとシート表面の地合
の色の影響を受けないので、より正確にシートを評価す
ることができる。
の様子について説明する。図2に示すようにシート表面
の凹凸の高さが大きいときは、シートに対して5〜20
度の角度で照射することによって、シート表面の凹凸の
照明手段側の斜面は明るく、反対側の斜面は影で暗くな
るため受光画像は明暗の差が大きい画像となる。一方、
シート表面の凹凸の高さが小さいときは、光はシート表
面全体にほぼ均一に照射されるため、受光画像は明暗の
差が小さい画像となる。このように受光画像の明暗の差
は、凹凸の高さが大きいほど大きくなる。凹凸の高さが
大きい場合と小さい場合の受光画像の濃度分布を図3に
示す。これらの分布の標準偏差を求めると、凹凸の高さ
が大きいシートではその値は大きく、凹凸の高さが小さ
くなるにしたがいその値は小さくなる。したがって、濃
度分布の標準偏差からシート表面に存在する凹凸の程度
を、さらにはシートの品質を評価することができる。ま
た、濃度分布の標準偏差で評価するとシート表面の地合
の色の影響を受けないので、より正確にシートを評価す
ることができる。
【0015】また、本発明は、図4に示すように、図1
における画像処理手段3に別の演算手段11を付加した
装置でも実施することができる。
における画像処理手段3に別の演算手段11を付加した
装置でも実施することができる。
【0016】本発明では、用いる照射手段によっては、
シートを一方向から照射するため、受光画像は照明手段
に近いほど明るく、照明手段から離れるにしたがい暗く
なる場合がある。また、照射方向に垂直な方向に対して
も、中央部が明るく端ほど暗くなる場合がある。しか
し、本発明は、受光画像の濃度分布の標準偏差によって
シート表面の凹凸を評価するため、前述したような照明
ムラがあると濃度分布にはシート表面の凹凸による明暗
以外に照明ムラによる明暗が影響を及ぼすことになる。
そのため正確にシート表面の凹凸を評価することができ
なくなる。そこで演算手段11により、以下の方法で照
明ムラを除去する。
シートを一方向から照射するため、受光画像は照明手段
に近いほど明るく、照明手段から離れるにしたがい暗く
なる場合がある。また、照射方向に垂直な方向に対して
も、中央部が明るく端ほど暗くなる場合がある。しか
し、本発明は、受光画像の濃度分布の標準偏差によって
シート表面の凹凸を評価するため、前述したような照明
ムラがあると濃度分布にはシート表面の凹凸による明暗
以外に照明ムラによる明暗が影響を及ぼすことになる。
そのため正確にシート表面の凹凸を評価することができ
なくなる。そこで演算手段11により、以下の方法で照
明ムラを除去する。
【0017】受光画像の縦方向の平均画像データ値プロ
ファイルf(x)と横方向の平均画像データ値プロファ
イルg(y)を求め、画素位置(xi,yj)の画像デー
タ値f(xi)およびg(yj)の平均値から平均画像を
作成する。そして、その平均画像を、受光画像の同一位
置の画素の画像データ値で除算あるいは減算演算し、さ
らに、演算後のデータを一定の倍率で増幅しオフセット
を加える。受光画像において、シート表面の凹凸による
明暗は画像全体に周期的に分布しているので、縦、横方
向の平均画像データプロファイルには凹凸による明暗は
ほとんど影響は無く、平均画像には照明ムラの情報のみ
が含まれる。そして、受光画像と平均画像を除算あるい
は減算演算することによって、演算後の画像にはシート
表面の凹凸による明暗の情報だけが含まれる。
ファイルf(x)と横方向の平均画像データ値プロファ
イルg(y)を求め、画素位置(xi,yj)の画像デー
タ値f(xi)およびg(yj)の平均値から平均画像を
作成する。そして、その平均画像を、受光画像の同一位
置の画素の画像データ値で除算あるいは減算演算し、さ
らに、演算後のデータを一定の倍率で増幅しオフセット
を加える。受光画像において、シート表面の凹凸による
明暗は画像全体に周期的に分布しているので、縦、横方
向の平均画像データプロファイルには凹凸による明暗は
ほとんど影響は無く、平均画像には照明ムラの情報のみ
が含まれる。そして、受光画像と平均画像を除算あるい
は減算演算することによって、演算後の画像にはシート
表面の凹凸による明暗の情報だけが含まれる。
【0018】こうして凹凸による明暗の情報だけを含む
画像を得た後は、図1に示す装置と同様に、濃度分布の
標準偏差を算出することによってシートの評価する。
画像を得た後は、図1に示す装置と同様に、濃度分布の
標準偏差を算出することによってシートの評価する。
【0019】また、本発明は、図5に示すように、図1
における画像処理手段3にさらに別の演算手段12を付
加した装置でも実施することができる。
における画像処理手段3にさらに別の演算手段12を付
加した装置でも実施することができる。
【0020】本発明は、上述したように、受光画像の濃
度分布の標準偏差によってシート表面の凹凸を評価す
る。このとき凹凸の周期は考慮されていない。しかし、
実際にシート表面に接着剤を塗布する際、凹凸の周期が
小さければ接着剤が塗布されない部分は少なくなるので
問題とならない場合がある。したがって、受光画像の濃
度分布が同じであっても、凹凸の周期が小さい場合は評
価値を小さくする必要がある。そのために標準偏差を算
出する前に受光画像に対してバンドパスフィルタ処理を
行うことが好ましい。凹凸の周期と同程度の幅のバンド
パスフィルタ処理を行うことによって、周期が小さい凹
凸の明暗差を小さくすることができる。この処理画像に
対して濃度分布の標準偏差を算出することによって、凹
凸の周期まで考慮してシート表面の凹凸を評価すること
ができる。
度分布の標準偏差によってシート表面の凹凸を評価す
る。このとき凹凸の周期は考慮されていない。しかし、
実際にシート表面に接着剤を塗布する際、凹凸の周期が
小さければ接着剤が塗布されない部分は少なくなるので
問題とならない場合がある。したがって、受光画像の濃
度分布が同じであっても、凹凸の周期が小さい場合は評
価値を小さくする必要がある。そのために標準偏差を算
出する前に受光画像に対してバンドパスフィルタ処理を
行うことが好ましい。凹凸の周期と同程度の幅のバンド
パスフィルタ処理を行うことによって、周期が小さい凹
凸の明暗差を小さくすることができる。この処理画像に
対して濃度分布の標準偏差を算出することによって、凹
凸の周期まで考慮してシート表面の凹凸を評価すること
ができる。
【0021】また、照射手段1に、指向性が強い、光フ
ァイバを線状に配置したラインライトガイドを用いるこ
とにより、シート表面の凹凸によって生じる影が場所に
依らず同程度になり、正確にシートの品質を評価するこ
とができる。さらに、ラインライトガイドの出射部に集
光手段、たとえばシリンドリカルレンズを用いることに
よって、照射手段1の指向性が強くなるので、さらに正
確にシートの品質を評価することができる。
ァイバを線状に配置したラインライトガイドを用いるこ
とにより、シート表面の凹凸によって生じる影が場所に
依らず同程度になり、正確にシートの品質を評価するこ
とができる。さらに、ラインライトガイドの出射部に集
光手段、たとえばシリンドリカルレンズを用いることに
よって、照射手段1の指向性が強くなるので、さらに正
確にシートの品質を評価することができる。
【0022】以上のように、本発明は、受光画像に現れ
るシートの濃度分布の標準偏差からシートの凹凸の程度
およびシートの品質を評価するので、熟練した検査員で
なくても簡便かつ精度良く評価することができる。ま
た、本発明は、上述の評価をシートの製造工程において
適用するので、製造工程の不具合箇所を直ちに修正して
製造工程を管理することができ、シートの製造コストを
低減することができる。また、出荷前に欠点不良も除去
できるので、不良シートによる損害を抑えることができ
る。
るシートの濃度分布の標準偏差からシートの凹凸の程度
およびシートの品質を評価するので、熟練した検査員で
なくても簡便かつ精度良く評価することができる。ま
た、本発明は、上述の評価をシートの製造工程において
適用するので、製造工程の不具合箇所を直ちに修正して
製造工程を管理することができ、シートの製造コストを
低減することができる。また、出荷前に欠点不良も除去
できるので、不良シートによる損害を抑えることができ
る。
【0023】なお、本発明は、ポリマーと発泡剤によっ
て得られたシート、さらには、図10に示すような浴上
発泡法によって形成される、ポリエチレンやポリプロピ
レンなどのポリマーとアゾジカルボンアミドなどを主成
分とする樹脂発泡体など、凹凸が形成されるシートの製
造工程において好適に実施できる。
て得られたシート、さらには、図10に示すような浴上
発泡法によって形成される、ポリエチレンやポリプロピ
レンなどのポリマーとアゾジカルボンアミドなどを主成
分とする樹脂発泡体など、凹凸が形成されるシートの製
造工程において好適に実施できる。
【0024】
【実施例】実施例1 図1に示す装置を用いて、ポリエチレンと発泡剤を主成
分とする浴上発泡法によって製造された、凹凸の高さが
大きいものと小さいもの2種類のシートの評価を行っ
た。
分とする浴上発泡法によって製造された、凹凸の高さが
大きいものと小さいもの2種類のシートの評価を行っ
た。
【0025】なお、照射手段はシート表面に対して5度
の角度から照射するように配置し、受光手段はシート上
方に、シートに対向するように配置した。照射手段1と
しては、光ファイバを線状に100mm幅で配列した、
ハロゲンを光源とするものを用いた。受光部2として
は、CCD素子が512×480個、2次元に配列され
たエリアセンサカメラを使用した。
の角度から照射するように配置し、受光手段はシート上
方に、シートに対向するように配置した。照射手段1と
しては、光ファイバを線状に100mm幅で配列した、
ハロゲンを光源とするものを用いた。受光部2として
は、CCD素子が512×480個、2次元に配列され
たエリアセンサカメラを使用した。
【0026】図6に凹凸の高さが大きい樹脂発泡体の受
光画像を、図7に凹凸の高さが小さい樹脂発泡体の受光
画像を示す。それぞれの受光画像の濃度分布の標準偏差
は、27と22であり、この値からシート表面の凹凸を
評価することができた。 実施例2 図4に示す装置を用いて、シート表面の凹凸評価を行っ
た。サンプルは実施例1と同じシートを用いた。
光画像を、図7に凹凸の高さが小さい樹脂発泡体の受光
画像を示す。それぞれの受光画像の濃度分布の標準偏差
は、27と22であり、この値からシート表面の凹凸を
評価することができた。 実施例2 図4に示す装置を用いて、シート表面の凹凸評価を行っ
た。サンプルは実施例1と同じシートを用いた。
【0027】受光画像の縦方向の平均画像データ値プロ
ファイルf(x)と横方向の平均画像データ値プロファ
イルg(y)を求め、画素位置(xi,yj)の画像デー
タ値f(xi)およびg(yj)の平均値から2次元平均
画像を作成し、2次元平均画像との間で同一位置の画素
の画像データ値を除算演算した。演算後の画像データに
ついては、実施例1と同様の方法で処理を行った。
ファイルf(x)と横方向の平均画像データ値プロファ
イルg(y)を求め、画素位置(xi,yj)の画像デー
タ値f(xi)およびg(yj)の平均値から2次元平均
画像を作成し、2次元平均画像との間で同一位置の画素
の画像データ値を除算演算した。演算後の画像データに
ついては、実施例1と同様の方法で処理を行った。
【0028】図8に処理前の受光画像を、図9に演算後
の受光画像を示す。これらの画像から照明ムラが除去さ
れていることがわかる。2つのサンプルの演算後の画像
の濃度分布の標準偏差を算出したところ、それぞれの値
の比は実施例1の1.23から1.65になっており、
さらに正確にシートの凹凸評価をすることができた。 実施例3 図5に示す装置を用いて、シート表面の凹凸評価を行っ
た。サンプルは実施例1、2と同じシートを用いた。
の受光画像を示す。これらの画像から照明ムラが除去さ
れていることがわかる。2つのサンプルの演算後の画像
の濃度分布の標準偏差を算出したところ、それぞれの値
の比は実施例1の1.23から1.65になっており、
さらに正確にシートの凹凸評価をすることができた。 実施例3 図5に示す装置を用いて、シート表面の凹凸評価を行っ
た。サンプルは実施例1、2と同じシートを用いた。
【0029】凹凸の高さが大きいシート表面の凹凸の周
期は約5mmであるので、それに相当する受光画像の画
素数でバンドパス処理を行った。2つのサンプルの処理
画像の濃度分布の標準偏差を求め、それぞれの比を求め
ると2.16であり、さらに正確にシートの評価をする
ことができた。
期は約5mmであるので、それに相当する受光画像の画
素数でバンドパス処理を行った。2つのサンプルの処理
画像の濃度分布の標準偏差を求め、それぞれの比を求め
ると2.16であり、さらに正確にシートの評価をする
ことができた。
【0030】
【発明の効果】本発明は、シートの表面に光を斜め方向
から照射するとともに、シートからの反射光に基づく受
光画像を作成し、その受光画像に表れるシートの凹凸に
基づいてシートの品質を評価しつつシートを製造するの
で、熟練した検査員でなくても簡便にかつ正確にシート
表面の凹凸を評価でき、その結果、製造工程の不具合箇
所を直ちに修正することができるようになり、シートの
製造コストを低減することができるようになる。
から照射するとともに、シートからの反射光に基づく受
光画像を作成し、その受光画像に表れるシートの凹凸に
基づいてシートの品質を評価しつつシートを製造するの
で、熟練した検査員でなくても簡便にかつ正確にシート
表面の凹凸を評価でき、その結果、製造工程の不具合箇
所を直ちに修正することができるようになり、シートの
製造コストを低減することができるようになる。
【0031】このとき、シートの表面に対して5〜20
度の範囲の角度で光を照射するとともに、シートの上方
で反射光を受光すると、シート表面の凹凸の高さ情報を
正確に受光画像として得ることができる。また、受光画
像の濃度分布の標準偏差に基づいてシートを評価する
と、シート表面の地合の色の影響を受けず、正確にシー
ト表面の凹凸を評価できる。
度の範囲の角度で光を照射するとともに、シートの上方
で反射光を受光すると、シート表面の凹凸の高さ情報を
正確に受光画像として得ることができる。また、受光画
像の濃度分布の標準偏差に基づいてシートを評価する
と、シート表面の地合の色の影響を受けず、正確にシー
ト表面の凹凸を評価できる。
【0032】そして、受光画像の縦方向の平均画像デー
タ値プロファイルf(x)と横方向の平均画像データ値
プロファイルg(y)とを求め、画素位置(xi,yj)
の画像データ値f(xi)およびg(yj)の平均値から
平均画像を作成するとともに、その平均画像の画像デー
タ値を、受光画像の同一位置の画素の画像データ値で除
算または減算し、演算後の画像に基づいてシートを評価
する場合には、照明ムラの影響を受けず正確にシート表
面の凹凸を評価することができ、さらに、受光画像に対
して凹凸の周期のバンドパスフィルタ処理を施し、処理
後の画像に基づいてシートを評価する場合には、凹凸の
周期も考慮して評価することができる。
タ値プロファイルf(x)と横方向の平均画像データ値
プロファイルg(y)とを求め、画素位置(xi,yj)
の画像データ値f(xi)およびg(yj)の平均値から
平均画像を作成するとともに、その平均画像の画像デー
タ値を、受光画像の同一位置の画素の画像データ値で除
算または減算し、演算後の画像に基づいてシートを評価
する場合には、照明ムラの影響を受けず正確にシート表
面の凹凸を評価することができ、さらに、受光画像に対
して凹凸の周期のバンドパスフィルタ処理を施し、処理
後の画像に基づいてシートを評価する場合には、凹凸の
周期も考慮して評価することができる。
【0033】さらに、照射手段に、指向性が強い、光フ
ァイバを線状に配置したラインライトガイドを用いるこ
とにより、シート表面の凹凸によって生じる影が場所に
依らず同程度になるので正確にシート表面の凹凸を評価
することができ、ラインライトガイドの出射部に集光手
段を設けると照射手段1の指向性がさらに強くなるの
で、さらに正確にシート表面を評価することができる。
ァイバを線状に配置したラインライトガイドを用いるこ
とにより、シート表面の凹凸によって生じる影が場所に
依らず同程度になるので正確にシート表面の凹凸を評価
することができ、ラインライトガイドの出射部に集光手
段を設けると照射手段1の指向性がさらに強くなるの
で、さらに正確にシート表面を評価することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るシートの製造装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】シート表面における光の反射の様子を示す図で
ある。
ある。
【図3】受光画像の濃度分布を示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係るシートの製造装置
のブロック図である。
のブロック図である。
【図5】本発明のさらに別の実施形態に係るシートの製
造装置のブロック図である。
造装置のブロック図である。
【図6】実施例1で得られた凹凸の高さが大きい樹脂発
泡体の受光画像である。
泡体の受光画像である。
【図7】実施例1で得られた凹凸の高さが小さい樹脂発
泡体の受光画像である。
泡体の受光画像である。
【図8】実施例2で得られた受光画像(処理前)であ
る。
る。
【図9】実施例2で得られた受光画像(処理後)であ
る。
る。
【図10】浴上発泡法によるシートの製造工程の概略図
である。
である。
1 : 照射手段 2 : 受光手段 3 : 画像処理手段 4 : シート 11 : 演算手段 12 : 演算手段 20 : 浴槽 21 : 加熱媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA49 AA61 BB26 CC00 CC02 FF04 FF42 HH03 HH12 JJ03 JJ26 LL03 LL08 QQ03 QQ26 QQ33 QQ41 QQ42 QQ43 QQ45 UU01
Claims (11)
- 【請求項1】シートの表面に光を斜め方向から照射する
とともに、シートからの反射光に基づく受光画像を作成
し、その受光画像に表れるシート表面の凹凸に基づいて
シートの品質を評価することを特徴とするシートの製造
方法。 - 【請求項2】シートの表面に対して5〜20度の範囲の
角度で光を照射するとともに、シートの上方で反射光を
受光する、請求項1に記載のシートの製造方法。 - 【請求項3】受光画像の濃度分布の標準偏差に基づいて
シートを評価する、請求項1または2に記載のシートの
製造方法。 - 【請求項4】受光画像の縦方向の平均画像データ値プロ
ファイルf(x)と横方向の平均画像データ値プロファ
イルg(y)とを求め、画素位置(xi,yj)の画像デ
ータ値f(xi)およびg(yj)の平均値から平均画像
を作成するとともに、その平均画像の画像データ値を、
受光画像の同一位置の画素の画像データ値で除算または
減算し、演算後の画像に基づいてシートを評価する、請
求項1〜3のいずれかに記載のシートの製造方法。 - 【請求項5】受光画像に対してシート表面の凹凸の周期
のバンドパスフィルタ処理を施し、処理後の画像に基づ
いてシートを評価する、請求項1〜4のいずれかに記載
のシートの製造方法。 - 【請求項6】ポリマーおよび発泡剤によって得られたシ
ートを評価する、請求項1〜5のいずれかに記載のシー
トの製造方法。 - 【請求項7】浴上発泡法によって製造された樹脂発泡体
のシートを評価する、請求項1〜6のいずれかに記載の
シートの製造方法。 - 【請求項8】評価結果に基づいてシートの製造工程を管
理する、請求項1〜7のいずれかに記載のシートの製造
方法。 - 【請求項9】請求項1〜8のいずれかの方法を行う手段
を備えている、シートの製造装置。 - 【請求項10】光を照射する手段が、光ファイバを線状
に配置したラインライトガイドであることを特徴とす
る、請求項9に記載のシートの製造装置。 - 【請求項11】ラインライトガイドの出射部に集光手段
を備えていることを特徴とする、請求項10に記載のシ
ートの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11042869A JP2000241146A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | シートの製造方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11042869A JP2000241146A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | シートの製造方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000241146A true JP2000241146A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12648054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11042869A Pending JP2000241146A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | シートの製造方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000241146A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007285869A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Denso Corp | 表面検査装置及び表面検査方法 |
| JP2008298800A (ja) * | 2008-09-12 | 2008-12-11 | Canon Inc | 記録材判別装置および記録材判別方法 |
| JP2008298801A (ja) * | 2008-09-12 | 2008-12-11 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| USRE44152E1 (en) | 2002-04-12 | 2013-04-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording-material type determination apparatus and method and image forming apparatus |
-
1999
- 1999-02-22 JP JP11042869A patent/JP2000241146A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE44152E1 (en) | 2002-04-12 | 2013-04-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording-material type determination apparatus and method and image forming apparatus |
| JP2007285869A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Denso Corp | 表面検査装置及び表面検査方法 |
| JP2008298800A (ja) * | 2008-09-12 | 2008-12-11 | Canon Inc | 記録材判別装置および記録材判別方法 |
| JP2008298801A (ja) * | 2008-09-12 | 2008-12-11 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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