JP2000241408A - 血液濾過器 - Google Patents
血液濾過器Info
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- JP2000241408A JP2000241408A JP11046633A JP4663399A JP2000241408A JP 2000241408 A JP2000241408 A JP 2000241408A JP 11046633 A JP11046633 A JP 11046633A JP 4663399 A JP4663399 A JP 4663399A JP 2000241408 A JP2000241408 A JP 2000241408A
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Abstract
濾過できる安価な血液濾過器を提供する。 【解決手段】 上記課題は、筒状容器の開口端に針挿入
可能な栓が装着されており、容器内部は血液濾過材料で
2つの筒状室に仕切られており、容器内部全体が減圧に
なっている血液濾過器によって解決される。
Description
試料を調製する際に使用される血液濾過器に関するもの
である。
質、脂質、電解質、酵素、抗原、抗体などの種類や濃度
の測定は通常全血を遠心分離して得られる血漿または血
清を検体として行われている。ところが、遠心分離は手
間と時間がかかる。特に少数の検体を急いで処理したい
ときや、現場検査などには、電気を動力とし、遠心分離
機を必要とする遠心法は不向きである。そこで、濾過に
より全血から血漿や血清を分離する方法が検討されてき
た。
ムに充填し、カラムの一方から全血を注入し、加圧や減
圧を行なって他方から血漿や血清を得るいくつかの方法
が公知化されている(特公昭44−14673号公報、
特開平2−208565号公報、特開平4−20885
6号公報、特公平5−52463号公報等)。
よる測定に必要な量の血漿や血清を得る方法に関しては
血糖など一部の項目を除いては、いまだ試行の段階にあ
り、広く実用化されるに至っていない。
あっても血漿や血清を効率よく分離しうる血液濾過器と
して、濾材にガラス繊維濾紙と微多孔性膜を組み合わせ
るとともに濾材の血漿出口側にシール部材を設けて濾過
材料の開口面積を狭めた血液濾過器を完成した(特開平
9−196911号公報)。
も既に開発した(特開平9−276631号公報)。
液濾過器はその下端に装着した吸引ノズルを血液に挿入
して吸引するタイプのものであるため血液を全量濾過す
ることができず、そのため血液を過剰に採血しなければ
ならなかった。また、採血した血液は経時とともに血球
成分が沈降し、そのままでは血球の濃い部分を吸引して
濾過に悪影響を及ぼすので、濾過前に血液を転倒混和し
なければならず、これが煩瑣であった。さらに、血液濾
過器の構造が複雑で高価なものになることも問題であっ
た。
液を容易に全量濾過できる安価な血液濾過器を提供する
ことにある。
を解決するべく鋭意検討の結果、筒状容器である採血管
自体を血液濾過器に使用することを着想した。そして、
これによって、血液濾過器を安価かつ簡単な構造にでき
るばかりでなく、採血した血液は全量濾過が可能である
こと、採血後直ちに濾過ができるので転倒混和が不要で
あること等の数々の利点を見出して本発明を完成するこ
とができた。
針挿入可能な栓が装着されており、容器内部は血液濾過
材料で2つの筒状室に仕切られており、容器内部全体が
減圧になっている血液濾過器に関するものである。
血した血液を入れる容器であって、かつ血液濾過を行う
ところでもある。この容器の両端は開口端であって、そ
の一方には針挿通可能な栓が嵌め込まれる。容器の他端
は栓又は蓋が装着される。
相当程度硬さを有し、しかも外部から見えるよう透明で
あるものが好ましい。具体例としては、ガラスのほか、
各種プラスチック、例えば、ポリメタアクリル酸エステ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナ
イロン、ポリカーボネート等が好ましい。
ム等の管も可能である。
ム、合成ゴム、シリコンゴム等よりなる各種ゴム栓や軟
質プラスチック等を使用できる。この栓は、使用時まで
容器内部の減圧状態を維持し、かつこの栓を通じて血液
を容器内に注入する際にも注入した血液によって血液濾
過材料で仕切られた他側の室を遮断してその減圧状態を
維持できるものを用いる。
で容器内部の減圧状態を維持できるものを用いればよ
い。この栓や蓋は血液濾過後そこから濾過液である血漿
や血清を取り出し、そのため着脱が容易であることが好
ましい。一方、血漿や血清をシリンジ等で引抜いて取り
出すこともでき、その場合、栓や蓋は針の挿通が可能で
あれば着脱性は問わない。この針の挿通は瞬時に減圧状
態を破壊するものであってもよい。
態を維持するために容器の開口端周縁部、必要によりさ
らに栓や蓋全体にシール材を塗着してもよい。このシー
ル材はロウその他各種のものを使用できる。
2〜10ml程度あればよい。容器の内径は2〜25m
mφ程度が適当である。
ことも可能である。
ースを確保できるよう減圧されている必要があり、0.
1atm程度以下、特に0.05atm程度以下にされ
ていることが好ましい。
の濾過材料では、その表面のみで血球をトラップするい
わゆる表面濾過材料ではなく、ガラス繊維濾紙等の厚さ
方向に浸透するに従って、初めは大きな血球成分、後に
は小さな血球成分と徐々に空隙構造にからめ、厚さ方向
に全長にわたって血球を留め除去していく、いわゆる体
積濾過材料によるものが使用される。好ましいものはガ
ラス繊維濾紙等であり、ガラス繊維濾紙に微多孔性膜を
組み合わせたものが特に好ましい。
程度、好ましくは0.03〜0.2程度、特に好ましく
は0.05〜0.13程度で、保留粒子径が0.6〜9μ
m程度、特に1〜5μm程度のものが好ましい。ガラス
繊維の表面を、特開平2−208565号公報、同4−
208856号公報に記載された様な方法で、親水性高
分子で処理することによって濾過をより速やかに円滑に
行なうことができる。また、ガラス繊維の表面をレクチ
ンで処理することもできる。
る微多孔性膜は、実質的に分析値に影響を与える程には
溶血することなく、全血から血球と血漿を特異的に分離
するものである。この微多孔性膜は孔径がガラス繊維濾
紙の保留粒子径より小さくかつ0.2μm以上、好まし
くは0.3〜5μm程度、より好ましくは0.5〜3μ
m程度のものが適当である。また、空隙率は高いものが
好ましく、具体的には、空隙率が約40%から約95
%、好ましくは約50%から約95%、さらに好ましく
は約70%から約95%の範囲のものが適当である。微
多孔性膜の例としてはポリスルホン膜、弗素含有ポリマ
ー膜等がある。
酸セルローズ膜等であり、特に好ましいのはポリスルホ
ン膜である。本発明の血液濾過材料においてはガラス繊
維濾紙が血液側に配置され、微多孔性膜が濾過液側に配
置される。最も好ましい材料は血液側からガラス繊維濾
紙、ポリスルホン膜をこの順に積層した積層体である。
−138756〜8号公報、特開平2−105043号
公報、特開平3−16651号公報等に開示された方法
に従って各層を部分的に配置された接着剤で接着して一
体化することができる。
漿や血清の量とガラス繊維濾紙の密度(空隙率)及び面積
から定められる。分析を乾式分析素子を用いて複数項目
行なう場合の血漿や血清の必要量は100〜500μl
であり、ガラス繊維濾紙の密度が0.02〜0.2程
度、面積が0.03〜5cm2程度が実用的である。こ
の場合ガラス繊維濾紙層の厚さは1〜100mm程度、
好ましくは2〜50mm程度である。このガラス繊維濾
紙は複数枚、例えば2〜100枚程度、好ましくは3〜
50枚程度を積層して上記厚さとすることができる。
程度、特に0.1〜0.3mm程度でよく、通常は1枚
の微多孔性膜を用いればよい。しかしながら、必要によ
り複数枚を用いることもできる。
常は筒状容器の軸と直角方向の断面形状と同一あるいは
それよりやや小さい相似形のディスク状、あるいは皿状
をしている。
する周縁部から血球が漏出しやすく、また、濾過を行う
際に変形しやすいので、通常は血液濾過材料の補強手段
が必要である。この補強手段としては、血液濾過材料の
周縁部に樹脂を含浸させる等の手段もとりうるが、枠体
を併用することが好ましい。
棒、角棒、板等で形成される。断面形状でいえば、円
形、楕円形、4角形、短冊形、台形、L形、コ字形等で
あり、血液濾過材料と接する角部は丸めておくことが好
ましい。環は血球の漏出が起こらない範囲で断点があっ
てもよい。環の内側には、必要により血液濾過材料の上
面を抑止する部材、例えば抑止杆を格子状、放射状等に
設けたり、ネットを張ったり、打抜穴を全体として開口
面積が大きくなるように設けた板を張ったり、抑止突起
を設けたりして濾過の際に血液濾過材料が湾曲しないよ
うにすることができる。
内壁に押し付けて血液濾過材料の周縁部を密接させる形
態でもよく、あるいは枠体自体の周縁部を筒状部内壁に
密接させる形態でもよい。
の層を皿状として枠体をその凹所に押し込んで周縁部を
外側に、すなわち筒状容器内壁に押し付けてもよく、あ
るいは血液濾過材料の一部又は全部の層を容器の筒状部
内径より大径としてこれを筒状容器に押し込むことによ
って皿状に折り曲げて周縁部を容器内壁に押し付けても
よい。いずれにしてもこの皿状にされる層より外側にも
血液濾過材料の層がある場合には、それを散点状に接着
するなどして離脱しないようにしておく。枠体は血液濾
過材料に接着させてもさせなくてもよい。しかしなが
ら、少なくとも枠体の周縁部には血液濾過材料を接着さ
せておくことが好ましい。
(イ)の例の枠体1は丸棒のリングであり、血液濾過材
料2の周縁部をおさえている。血液濾過材料2は複数枚
のガラス繊維濾紙21と1枚の微多孔性膜22からなっ
ている。最下層のガラス繊維濾紙21と微多孔性膜22
が筒状容器(図示されていない。)の内径より大径にさ
れ、枠体1が押し込まれることによってこれらが上方に
折り曲げられて筒状容器内壁に密接し所定位置に固定さ
れている。
る。血液濾過材料2のうち最上層のガラス繊維濾紙21
と微多孔性膜22が筒状容器の内径より大径にされて折
り曲げられ、所定位置に固定されている。下側のガラス
繊維濾紙21は最上層のガラス繊維濾紙に散点状に接着
されている。
グであり、リングの内側開口には十字状に抑止杆3が設
けられている。
天面には開口面積の大きい穴4が複数設けられている。
天面の処処からは下方に抑止突起3が形成されている。
て血球の漏出を阻止する部分と、血液濾過材料を支持す
る部分とを有し、血液濾過材料と枠体の間から血球が漏
出しない構造になっている。枠体は筒状容器内壁に固定
されるが、枠体と容器内壁との間隙から血球が漏出しな
いよう枠体外周面を容器内壁に融着あるいは接着してお
くのがよい。血液濾過材料の支持は血液濾過材料の周縁
を抱持あるいは掴持したり、接着したりして行う。枠体
と血液濾過材料の間に隙間があって血球がそこを通過す
るおそれがあるときは、シール材を充填したり、血液濾
過材料を枠体に接着したりして隙間をなくすようにす
る。しかしながら、血液濾過材料を隙間を生じないよう
裁断することが最も簡便である。
(ホ)の例の枠体1は溝形材でリングを形成しており、そ
の上下の内フランジ間に血液濾過材料を抱持している。
ングであり、その下端縁からは数個所爪11が内方に突
設され、これで血液濾過材料を支持している。また、枠
体1上部には十字状に抑止材3が設けられている。
ングの内側に逆皿部を連設したものである。逆皿部の天
面には開口面積の大きい穴4が複数設けられ、天面の処
処からは下方に抑止突起3が形成されている。
程度強度を有するものがよく、ステンレス、アルミニウ
ム等の金属やフッ素樹脂、ナイロン、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のプラスチック等が好ましい。
に仕切って、一方を血液室他方を濾過液室とする。仕切
る位置、すなわち、血液濾過材料を固定する位置は、一
方が濾過される血液を収容でき、かつ他方が濾過液であ
る血漿や血清を収容できる容積が確保されればよく、通
常は血液室:濾過液室の容積比で10:90〜90:1
0程度、多くは30:70〜85:15程度でよい。
接着剤で接着したり、加熱融着したり、あるいは枠体を
押し込むことによる圧接を利用できる。加熱融着は容器
内壁と枠体との間で行うことが好ましい。加熱融着や熱
接着する場合の加熱手段は問わないが、超音波加熱が好
ましい。
減圧されている必要があり、そのため、必要により血液
濾過器全体を袋や容器に入れて真空密封包装することが
できる。
針を血液室の栓に挿通して血液を血液室に注入する。次
いで、血液室側の減圧を解放すれば圧力差によって血液
室内の血液が濾過され、血漿や血清が濾過液室に流入し
てくる。血液室側の減圧を解放する手段としては、針を
突刺したままシリンジを取外せばよいが、その他の手段
を別途設けることもできる。別の注射針等を突刺すこと
によって減圧を解放してもよい。血液濾過後の血漿や血
清の取出しは、濾過液室側の栓や蓋を取外したり、注射
針を突刺して注射器で抜き取ったりすればよい。
結びその間を弁、ピンチコック等で閉止できるようにし
ておけば採血器を使用せずに直接血管から血液を血液室
に入れることもできる。これは途中に弁を設けた採血針
の後端を血液室の栓に突刺しても同様である。
この血液濾過器はポリスチレン製筒状容器5の1方の開
口端にはゴム栓6が、他端には皿状蓋7が装着してあ
る。血液濾過材料2はガラス繊維濾紙6枚を積重ね、そ
の濾過液室側に1枚のポリスルホン膜を重ねたものであ
る。この血液濾過材料を図2(ホ)に示したポリスチレン
製枠体1で支持させ、枠体1は超音波加熱によって筒状
容器の内壁を融着させている。血液室8の容積は3m
l、濾過室9の容積は3mlである。
血管から直接血液を採血した。採血の終わった状態を図
1の左から2番目に示す。そこで、図1の左から3番目
に示すように血液濾過器を倒置し、針10の後端を開放
する。そうすると、血液室8内に空気が流入して血液濾
過が行われる。血液濾過終了後、血液濾過器を倒置して
元の位置に戻し、蓋7を取外すと図1の右端に示す状態
になる。そこで、濾過して得られた血漿を採取して分析
等に供する。
を濾過することが可能である。また、採血後直ちに血液
濾過を行えるので濾過前に血液を混和する必要がない。
構造が簡単であり、安価かつ簡便な血液濾過器を提供で
きる。
態を説明する工程図である。
態を示す部分断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 筒状容器の開口端に針挿入可能な栓が装
着されており、容器内部は血液濾過材料で2つの筒状室
に仕切られており、容器内部全体が減圧になっている血
液濾過器
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11046633A JP2000241408A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 血液濾過器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11046633A JP2000241408A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 血液濾過器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000241408A true JP2000241408A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12752710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11046633A Pending JP2000241408A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 血液濾過器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000241408A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004325412A (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-18 | Sekisui Chem Co Ltd | 血液検査用容器 |
| JP2018008262A (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-18 | 株式会社エフテック | 液体ろ過用減圧カプセルフィルタ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04208856A (ja) * | 1990-12-03 | 1992-07-30 | Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd | 全血から血清又は血漿を分離する方法および器具 |
-
1999
- 1999-02-24 JP JP11046633A patent/JP2000241408A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04208856A (ja) * | 1990-12-03 | 1992-07-30 | Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd | 全血から血清又は血漿を分離する方法および器具 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004325412A (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-18 | Sekisui Chem Co Ltd | 血液検査用容器 |
| JP2018008262A (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-18 | 株式会社エフテック | 液体ろ過用減圧カプセルフィルタ |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040823 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060410 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061205 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071102 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080303 |