JPH04208856A - 全血から血清又は血漿を分離する方法および器具 - Google Patents
全血から血清又は血漿を分離する方法および器具Info
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- JPH04208856A JPH04208856A JP40025990A JP40025990A JPH04208856A JP H04208856 A JPH04208856 A JP H04208856A JP 40025990 A JP40025990 A JP 40025990A JP 40025990 A JP40025990 A JP 40025990A JP H04208856 A JPH04208856 A JP H04208856A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明は体液、例えば全血試料か
ら血清および血漿成分を簡便かつ効率的に分離・回収す
る方法及び器具に係わる。 [0002]本発明による方法及び器具は、緊急時の臨
床化学分析検査、ベツドサイド検査等リアルタイムな検
査をしなければならない際の全血試料からの血清及び血
漿成分の分離・回収に利用される。 [0003] 【従来の技術】全血液からの血清又は血漿の分離は、従
来より、また今日においても遠心分離機による方法が採
られ、一般的になっている。一方、ドライケミストリ試
薬の進歩で、緊急検査、ベツドサイドの迅速検査に対応
できるよう、試薬自体の中に血清又は血漿が分離できる
機構が開発されてきている。 [0004]例えば、Voge lらの米国特許第4,
477.575号にガラス繊維の血球分離部と試薬反応
部分とが一体化した試験紙の方法が開示されている。こ
れによれば全血数10μlから微量(数μm)の血清又
は血漿が分離でき、リアルタイムに測定値が得られると
なっている。また、Mi lesの日本特許公開昭和6
4年第21362号に赤血球凝集活性を有するレクチン
と吸収性材料(親水性無機粉末、セルロース系材料等)
とを用いて吸収性マトリックスを作製し、これを用いて
、全血から血球成分と血清・血漿成分を分離する方法が
開示されている。しかし、後者については実際には血球
分離能が不十分であり、また実用化されていない。 [0005]
ら血清および血漿成分を簡便かつ効率的に分離・回収す
る方法及び器具に係わる。 [0002]本発明による方法及び器具は、緊急時の臨
床化学分析検査、ベツドサイド検査等リアルタイムな検
査をしなければならない際の全血試料からの血清及び血
漿成分の分離・回収に利用される。 [0003] 【従来の技術】全血液からの血清又は血漿の分離は、従
来より、また今日においても遠心分離機による方法が採
られ、一般的になっている。一方、ドライケミストリ試
薬の進歩で、緊急検査、ベツドサイドの迅速検査に対応
できるよう、試薬自体の中に血清又は血漿が分離できる
機構が開発されてきている。 [0004]例えば、Voge lらの米国特許第4,
477.575号にガラス繊維の血球分離部と試薬反応
部分とが一体化した試験紙の方法が開示されている。こ
れによれば全血数10μlから微量(数μm)の血清又
は血漿が分離でき、リアルタイムに測定値が得られると
なっている。また、Mi lesの日本特許公開昭和6
4年第21362号に赤血球凝集活性を有するレクチン
と吸収性材料(親水性無機粉末、セルロース系材料等)
とを用いて吸収性マトリックスを作製し、これを用いて
、全血から血球成分と血清・血漿成分を分離する方法が
開示されている。しかし、後者については実際には血球
分離能が不十分であり、また実用化されていない。 [0005]
【発明が解決しようとする課題】従来技術(遠心分離機
による分離方法等)によれば、多数の検体を検査する大
病院などには好適であるが、小さな個人病院などでは、
このような遠心分離機は高価でほとんど有していなだめ
、数項目〜10項目程度の基本検査するのもままならな
い状態であり、このような施設では全血のまま保存し、
その後臨床検査センター等に検査を外注しているのが現
状である。その結果、検査結果をリアルタイムに得るこ
とができず、時には数日かかってしまうこともある。ま
た、全血のまま保存することがら溶血等で、検査項目に
よっては、検査値に誤差を生ずることもあり、簡易分離
方法の開発が切望されていた。 [0006]また、Vogelらの米国特許第4,47
7.575号に開示されている方法は血球分離部と試薬
反応部分とが一体化とした方法であり、この場合、分離
された血清・血漿成分も微量であり、当然のことながら
、他の検査項目に用いることは不可能である。この測定
システムが用意している検査項目以外は検査できないと
いう欠点を有している。 [0007]
による分離方法等)によれば、多数の検体を検査する大
病院などには好適であるが、小さな個人病院などでは、
このような遠心分離機は高価でほとんど有していなだめ
、数項目〜10項目程度の基本検査するのもままならな
い状態であり、このような施設では全血のまま保存し、
その後臨床検査センター等に検査を外注しているのが現
状である。その結果、検査結果をリアルタイムに得るこ
とができず、時には数日かかってしまうこともある。ま
た、全血のまま保存することがら溶血等で、検査項目に
よっては、検査値に誤差を生ずることもあり、簡易分離
方法の開発が切望されていた。 [0006]また、Vogelらの米国特許第4,47
7.575号に開示されている方法は血球分離部と試薬
反応部分とが一体化とした方法であり、この場合、分離
された血清・血漿成分も微量であり、当然のことながら
、他の検査項目に用いることは不可能である。この測定
システムが用意している検査項目以外は検査できないと
いう欠点を有している。 [0007]
【発明の目的】従って、本発明は体液、例えば全血から
数項目〜10項目程度の検査に供せられる血清又は血漿
成分を迅速にかつ簡便な方法により分離・回収すること
に係わり、これによって、従来技術における上述の問題
点を解決することを目的としている。 [0008]
数項目〜10項目程度の検査に供せられる血清又は血漿
成分を迅速にかつ簡便な方法により分離・回収すること
に係わり、これによって、従来技術における上述の問題
点を解決することを目的としている。 [0008]
【課題を解決するための手段及び方法】本発明者らは、
血球分離素材としてガラス繊維での血球分離能を鋭意研
究したところ、ガラス繊維単独では微量(数10μI程
度)の全血液から数lLlの血清または血漿を分離する
には適当であるが、数項目〜10項目程度の検査に供す
る血清又は血漿量100〜数百IL1程度を得るには、
分離中に溶血現象を起こし易く、困難であることがわか
った。しかしながら、ポリアクリルエステル誘導体の特
に、ポリアクリル酸ブチル(以下PBAと略す)、ポリ
アクリル酸メチル(以下PMAと略す)またはポリアク
リル酸エチル(以下PEAと略す)及びポリエチレング
リコール(以下PEGと略す)を含有したガラス繊維を
用いた場合、約1mlの全血から数百μmの血清または
血漿が容易に数分以内に分離できることを、また加えて
レクチン含浸層を設けることにより、より効率的に分離
できることを見出だして本発明を完成するに至った。 [00091本発明は、血球分離層(〜1)単独、ある
いはレクチン含浸層(〜2)の2層が一体化したカラム
やフィルターによる方法及び器具で、ガラス繊維に分離
促進剤として、ポリアクリルエステル誘導体とポリエチ
レングリコールを含有する血球分離層を有することを特
徴としている。 [00101ポリアクリル工ステル誘導体としては、P
BA及びPMAまたはPEAが適しており、またPEG
との混合重量比として、 (10〜12): (1〜
4):(1〜4)で、総計含有量が2〜3%である時、
血球分離能が良好である。 [0011] (〜1)の血球分離層の上に設ける
(〜2)のレクチン含浸層に用いる血球凝集剤としては
、血液型非特異性のレクチンであればいかなるものでも
良く、その濃度は0.01〜0.005%の微量で十分
な効果があった。使用できるレクチンは、例えば、Ab
rus precatoris (アプリン、ト
ウアズキ)、Bauhhinia purpurea
(モクワンジユ)、Caragana arbore
scens(シベリア豆)、Codium frag
ile (海緑藻)、Concanava l in
A (タチナタ豆)、Glyc ine max
(大豆)、Lathyrusodoratus (
スィートピー)Lens culinaris(レン
ズ豆)、Limulus polyphemus(カ
ブトガニ)、Lycopers iconescule
ntum (トマト)、Mac lurapomif
era(オセージオレンジ)、Mycoplasma
gallisepticum、Perseau a
mericana(アボガド)、PhaSeOlus
coccineus (ベニバナインゲンハナササ
ゲ)、Phaseolus Vulgaris (
赤インゲン豆)、Phytolaccaamer 1c
ana(アメリカヤマゴボウ)、Pisum sat
ivum(エンドウ豆)、Psophocarpus
tetragonolobus (ウィングピーシ
)、Ricinus communis (ヒマ)
、Solanum tuberosum(ジャガイモ
)、Triticumvulgaris (コムギ麦
芽)、Vicia faba(ソラ豆)、Vigna
radiata (緑豆)、vi scum a l
bum (ヨーロッパヤドリギ)、Wisteria
floribunta(フジ)などである。以下、本
発明に係る実施例で、更に詳細に説明する。 [0012]
血球分離素材としてガラス繊維での血球分離能を鋭意研
究したところ、ガラス繊維単独では微量(数10μI程
度)の全血液から数lLlの血清または血漿を分離する
には適当であるが、数項目〜10項目程度の検査に供す
る血清又は血漿量100〜数百IL1程度を得るには、
分離中に溶血現象を起こし易く、困難であることがわか
った。しかしながら、ポリアクリルエステル誘導体の特
に、ポリアクリル酸ブチル(以下PBAと略す)、ポリ
アクリル酸メチル(以下PMAと略す)またはポリアク
リル酸エチル(以下PEAと略す)及びポリエチレング
リコール(以下PEGと略す)を含有したガラス繊維を
用いた場合、約1mlの全血から数百μmの血清または
血漿が容易に数分以内に分離できることを、また加えて
レクチン含浸層を設けることにより、より効率的に分離
できることを見出だして本発明を完成するに至った。 [00091本発明は、血球分離層(〜1)単独、ある
いはレクチン含浸層(〜2)の2層が一体化したカラム
やフィルターによる方法及び器具で、ガラス繊維に分離
促進剤として、ポリアクリルエステル誘導体とポリエチ
レングリコールを含有する血球分離層を有することを特
徴としている。 [00101ポリアクリル工ステル誘導体としては、P
BA及びPMAまたはPEAが適しており、またPEG
との混合重量比として、 (10〜12): (1〜
4):(1〜4)で、総計含有量が2〜3%である時、
血球分離能が良好である。 [0011] (〜1)の血球分離層の上に設ける
(〜2)のレクチン含浸層に用いる血球凝集剤としては
、血液型非特異性のレクチンであればいかなるものでも
良く、その濃度は0.01〜0.005%の微量で十分
な効果があった。使用できるレクチンは、例えば、Ab
rus precatoris (アプリン、ト
ウアズキ)、Bauhhinia purpurea
(モクワンジユ)、Caragana arbore
scens(シベリア豆)、Codium frag
ile (海緑藻)、Concanava l in
A (タチナタ豆)、Glyc ine max
(大豆)、Lathyrusodoratus (
スィートピー)Lens culinaris(レン
ズ豆)、Limulus polyphemus(カ
ブトガニ)、Lycopers iconescule
ntum (トマト)、Mac lurapomif
era(オセージオレンジ)、Mycoplasma
gallisepticum、Perseau a
mericana(アボガド)、PhaSeOlus
coccineus (ベニバナインゲンハナササ
ゲ)、Phaseolus Vulgaris (
赤インゲン豆)、Phytolaccaamer 1c
ana(アメリカヤマゴボウ)、Pisum sat
ivum(エンドウ豆)、Psophocarpus
tetragonolobus (ウィングピーシ
)、Ricinus communis (ヒマ)
、Solanum tuberosum(ジャガイモ
)、Triticumvulgaris (コムギ麦
芽)、Vicia faba(ソラ豆)、Vigna
radiata (緑豆)、vi scum a l
bum (ヨーロッパヤドリギ)、Wisteria
floribunta(フジ)などである。以下、本
発明に係る実施例で、更に詳細に説明する。 [0012]
【実施例】血清・血漿分離用カラムの作製東洋濾紙製ガ
ラス繊維GB100Rをポリアクリル酸ブチル、ポリア
クリル酸メチル及びポリエチレングリコールを重量比で
12:2:1で含有させた2、5%メタノール溶液に含
浸させ後、乾燥したものを細かく粉砕し、内径7mm高
さ30mmの円柱状カラムに10mm充填し、次に、そ
の上にGlyc inemax (大豆)の0.01%
レクチン生理食塩液を含浸させ、室温で約1時間乾燥さ
せた本州製紙製不織布キノクロスに70を同じ大きさに
カットし、重ねて、ミニカラムを作製した。 [00131次に実施例で作製したミニカラムを用い、
実際に分離した血清または血漿中の成分量が従来の遠心
分離法で行った場合のそれと差があるかをみるため、以
下の試験を行った。 [0014]試験例1 血清グルコース測定 濃度の異なる3種類の検体を用い、一方を遠心分離にて
血清分離を行ない(方法(〜1))、他方は本発明の血
清分離カラムを用いて、血清分離を行ない(方法(〜2
))、市販の試薬(酵素法)により、双方のグルコース
濃度を測定した。その結果を表1に示す。結果は以下表
に示すごとく、 得られた。 分離法の差はみられず、 良好な結果が * 10015] 表1 回 数 検体 ■ 検体 II
検体 III方法〜1 方法〜2 方法〜1 方法〜
2 方法〜1 方法〜2単位:mg/di 試験例2 血清3−ヒドロキシ酪酸測定 濃度の異なる3種類の検体を用い、一方を遠心分離にて
血清分離を行ない(方法(〜1))、他方は本発明の血
清分離カラムを用いて、血清分離を行ない(方法(〜※
※2))、市販の試薬(酵素法)により、双方の3−ヒ
ドロキシ酪酸濃度を測定した。その結果を表2に示す。 結果は以下表に示すごとく、分離法の差はみられず、良
好な結果が得られた。 表2 回 数 検体 I 検体 II
検体 III方法〜1 方法〜2 方法〜1 方法〜2
方法〜1 方法〜2単位:μmol/1 試験例3 濃度の異なる3種類の検体を用い、一方を遠心分離にて
血清分離を行ない(方法(〜1))、他方は本発明の血
清分離カラムを用いて、血清分離を行ない(方法(〜★
★2))、市販の試薬(酵素法)により、双方の3−ヒ
ドロキシ酪酸濃度を測定した。その結果を表3に示す。 結果は以下表に示すごとく、分離法の差はみられず、良
好な結果が得られた。 表3 回 数 検体 I 検体 II
検体 III方法〜1 方法〜2 方法〜1 方法〜2
方法〜1 方法〜21 10.5 10.9 17
.2 17.8 33.1 33.42 10.6
10.9 17.2 18.1 33.0 33.6単
位:mg/al [0016]
ラス繊維GB100Rをポリアクリル酸ブチル、ポリア
クリル酸メチル及びポリエチレングリコールを重量比で
12:2:1で含有させた2、5%メタノール溶液に含
浸させ後、乾燥したものを細かく粉砕し、内径7mm高
さ30mmの円柱状カラムに10mm充填し、次に、そ
の上にGlyc inemax (大豆)の0.01%
レクチン生理食塩液を含浸させ、室温で約1時間乾燥さ
せた本州製紙製不織布キノクロスに70を同じ大きさに
カットし、重ねて、ミニカラムを作製した。 [00131次に実施例で作製したミニカラムを用い、
実際に分離した血清または血漿中の成分量が従来の遠心
分離法で行った場合のそれと差があるかをみるため、以
下の試験を行った。 [0014]試験例1 血清グルコース測定 濃度の異なる3種類の検体を用い、一方を遠心分離にて
血清分離を行ない(方法(〜1))、他方は本発明の血
清分離カラムを用いて、血清分離を行ない(方法(〜2
))、市販の試薬(酵素法)により、双方のグルコース
濃度を測定した。その結果を表1に示す。結果は以下表
に示すごとく、 得られた。 分離法の差はみられず、 良好な結果が * 10015] 表1 回 数 検体 ■ 検体 II
検体 III方法〜1 方法〜2 方法〜1 方法〜
2 方法〜1 方法〜2単位:mg/di 試験例2 血清3−ヒドロキシ酪酸測定 濃度の異なる3種類の検体を用い、一方を遠心分離にて
血清分離を行ない(方法(〜1))、他方は本発明の血
清分離カラムを用いて、血清分離を行ない(方法(〜※
※2))、市販の試薬(酵素法)により、双方の3−ヒ
ドロキシ酪酸濃度を測定した。その結果を表2に示す。 結果は以下表に示すごとく、分離法の差はみられず、良
好な結果が得られた。 表2 回 数 検体 I 検体 II
検体 III方法〜1 方法〜2 方法〜1 方法〜2
方法〜1 方法〜2単位:μmol/1 試験例3 濃度の異なる3種類の検体を用い、一方を遠心分離にて
血清分離を行ない(方法(〜1))、他方は本発明の血
清分離カラムを用いて、血清分離を行ない(方法(〜★
★2))、市販の試薬(酵素法)により、双方の3−ヒ
ドロキシ酪酸濃度を測定した。その結果を表3に示す。 結果は以下表に示すごとく、分離法の差はみられず、良
好な結果が得られた。 表3 回 数 検体 I 検体 II
検体 III方法〜1 方法〜2 方法〜1 方法〜2
方法〜1 方法〜21 10.5 10.9 17
.2 17.8 33.1 33.42 10.6
10.9 17.2 18.1 33.0 33.6単
位:mg/al [0016]
【発明の効果】数項目〜10項目程度の検査に供する多
量の血液を血清又は血漿に採血と同時に簡便器具を用い
て分離する方法は分離中に溶血現象を起こすため、これ
まで実用化されてはいない。本発明はポリアクリルエス
テル誘導体、特にポリアクリル酸ブチル、ポリアクリル
酸メチルまたはポリアクリル酸エチル及びポリエチレン
グリコールを特定の比で含有したガラス繊維を用いた分
離層を設置し、また加えてレクチン含浸層を設けること
驕☆により採取血液の溶血を防止し、約1mlの全血か
ら数百μlの血清または血漿が容易に数分以内に分離で
きる効率的な分離方法及び器具を提供するものである。
量の血液を血清又は血漿に採血と同時に簡便器具を用い
て分離する方法は分離中に溶血現象を起こすため、これ
まで実用化されてはいない。本発明はポリアクリルエス
テル誘導体、特にポリアクリル酸ブチル、ポリアクリル
酸メチルまたはポリアクリル酸エチル及びポリエチレン
グリコールを特定の比で含有したガラス繊維を用いた分
離層を設置し、また加えてレクチン含浸層を設けること
驕☆により採取血液の溶血を防止し、約1mlの全血か
ら数百μlの血清または血漿が容易に数分以内に分離で
きる効率的な分離方法及び器具を提供するものである。
【図1】本発明による一実施例を示す真空自動採血、血
清分離器具全形図(分離型)
清分離器具全形図(分離型)
【図2】本発明による一実施例を示す真空自動採血、血
清分離器具断面図(分離型)
清分離器具断面図(分離型)
【図3】本発明による一実施例を示す真空自動採血、血
清分離器具断面図(一体型)
清分離器具断面図(一体型)
【図4】本発明による一実施例を示す真空自動採血、血
清分離器具断面図(一体型)
清分離器具断面図(一体型)
【図5】本発明による一実施例を示す手動採血、血清分
離器具全形図
離器具全形図
1〜注射釦
2〜ガラスまたは樹脂性(真空)採血管3〜両両瞳台針
4〜両両極台劃保持具
5〜ガラスまたは樹脂性(真空)分門血Iへ採取管a〜
本発明■m清分離素+4設置カラムまたはフィルタ一部
l〕〜ゴj1または非通気性樹脂からなる栓C〜・吸引
ピペット d〜11〜射器
本発明■m清分離素+4設置カラムまたはフィルタ一部
l〕〜ゴj1または非通気性樹脂からなる栓C〜・吸引
ピペット d〜11〜射器
【提出日】平成4年3月2日
【手続補正1】
【補正対象項目名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【古類名】 明細書
【発明の名称】 血清・血漿針一方法
【請求項1】ポリアクリルニスデル誘導体及びポリエチ
レンゲリコールを含有するガラス繊維材をもって構成し
た血球分離層からなるフィルターに全血試料を希釈する
ことなく透過させることにより全血から血清・血漿成分
を分離させる血清・血漿分離方法。
レンゲリコールを含有するガラス繊維材をもって構成し
た血球分離層からなるフィルターに全血試料を希釈する
ことなく透過させることにより全血から血清・血漿成分
を分離させる血清・血漿分離方法。
【請求項2】ポリアクリルエステル誘導体及びポリエチ
レングリコールを含有するガラス繊維材をもって構成し
た血球分離層と、不織布等の繊維質基材にレクチンを含
浸させたレクチン含浸層とからなるフィルターに全血を
、試料を希釈することなく透過させることにより全血か
ら血清・血漿成分を分離させる血清・血漿分離方法。
レングリコールを含有するガラス繊維材をもって構成し
た血球分離層と、不織布等の繊維質基材にレクチンを含
浸させたレクチン含浸層とからなるフィルターに全血を
、試料を希釈することなく透過させることにより全血か
ら血清・血漿成分を分離させる血清・血漿分離方法。
【請求項3】血球分離層のガラス繊維は平均直径が、0
.5〜2.5μmである請求項1又は2に記載の血清・
血漿分離方法。
.5〜2.5μmである請求項1又は2に記載の血清・
血漿分離方法。
【請求項4】ガラス繊維に含有するポリアクリルエステ
ル誘導体が、a、ポリアクリル酸ブチル、b、ポリアク
リル酸メチル及び/又はC,ポリアクリル酸エチルであ
り、これらのの総計含有量が2〜3%で、その際のそれ
らの重量比が、a:b:c=(10〜12): (1〜
4): (1〜4)の範囲内にあることを特徴とする
請求項1,2又は3に記載の血清・血漿分離方法。
ル誘導体が、a、ポリアクリル酸ブチル、b、ポリアク
リル酸メチル及び/又はC,ポリアクリル酸エチルであ
り、これらのの総計含有量が2〜3%で、その際のそれ
らの重量比が、a:b:c=(10〜12): (1〜
4): (1〜4)の範囲内にあることを特徴とする
請求項1,2又は3に記載の血清・血漿分離方法。
【請求項5】レクチン含浸層に用いる素材が、不織布、
ガラス繊維、セルロース等の繊維材であり、レクチン含
浸層に用いるレクチンが、アプリン、トウアズキ、モク
ワンジユ、シベリア豆、海緑藻、タチナタ豆、大豆、ス
ィートピー、レンズ豆、カブトガニ、トマト、オセージ
オレンジ、アボガド、ベニバナインゲンハナササゲ、類
インゲン豆、アメリカヤマゴボウ、エンドウ豆、ウィン
グビーン、ヒマ、ジャガイモ、コムギ麦芽、ソラ豆、ヨ
ーロッパヤドリギ、フジからなる群より選択される血液
型非特異性レクチン及びこれらの混合物であることを特
徴とする請求項1〜4又は5に記載の血清・血漿分離方
法・
ガラス繊維、セルロース等の繊維材であり、レクチン含
浸層に用いるレクチンが、アプリン、トウアズキ、モク
ワンジユ、シベリア豆、海緑藻、タチナタ豆、大豆、ス
ィートピー、レンズ豆、カブトガニ、トマト、オセージ
オレンジ、アボガド、ベニバナインゲンハナササゲ、類
インゲン豆、アメリカヤマゴボウ、エンドウ豆、ウィン
グビーン、ヒマ、ジャガイモ、コムギ麦芽、ソラ豆、ヨ
ーロッパヤドリギ、フジからなる群より選択される血液
型非特異性レクチン及びこれらの混合物であることを特
徴とする請求項1〜4又は5に記載の血清・血漿分離方
法・
[00011
【産業上の利用分野]本発明は体液、例えば全血試料か
ら血清及びけ血漿成分を簡便かつ効率的に分離・回収す
る方法に係わる。 [0002]本発明による方法は、緊急時の臨床化学分
析検査、ベツドサイド検査等リアルタイムな検査をしな
ければならない際の全血試料からの血清及び血漿成分の
分離・回収に利用される。 [0003] 【従来の技術】全血液からの血清又は血漿の分離は、従
来より、又今日においても遠心分離機による方法が採ら
れ、一般的になっている。一方、ドライケミストリ試薬
の進歩で、緊急検査、ベツドサイドの迅速検査に対応で
きるよう、試薬自体の中に血清又は血漿が分離できる機
構が開発されてきている。 [0004]例えば、ボーゲル(■oel)らの米国特
許第4.477.575号明細書にガラス繊維の血球分
離部と試薬反Lコニ部分とが一体化した試験紙の方法が
開示されている。これによれば全血数10μlから微量
(数μl)の血清又は血漿が分離でき、リアルタイムに
測定値が得られるとなっている。また、マイルス(Mi
les)の特回照64二21362号」に赤血球凝集活
性を有するレクチンと、吸収性材料(親水性無機粉末セ
ルロース系材料等)とを用いて吸収性マトリックスを作
製し、これを用いて全血から酊球成分と血清・血漿成分
を分離する方法が開示されている。 [0005]
ら血清及びけ血漿成分を簡便かつ効率的に分離・回収す
る方法に係わる。 [0002]本発明による方法は、緊急時の臨床化学分
析検査、ベツドサイド検査等リアルタイムな検査をしな
ければならない際の全血試料からの血清及び血漿成分の
分離・回収に利用される。 [0003] 【従来の技術】全血液からの血清又は血漿の分離は、従
来より、又今日においても遠心分離機による方法が採ら
れ、一般的になっている。一方、ドライケミストリ試薬
の進歩で、緊急検査、ベツドサイドの迅速検査に対応で
きるよう、試薬自体の中に血清又は血漿が分離できる機
構が開発されてきている。 [0004]例えば、ボーゲル(■oel)らの米国特
許第4.477.575号明細書にガラス繊維の血球分
離部と試薬反Lコニ部分とが一体化した試験紙の方法が
開示されている。これによれば全血数10μlから微量
(数μl)の血清又は血漿が分離でき、リアルタイムに
測定値が得られるとなっている。また、マイルス(Mi
les)の特回照64二21362号」に赤血球凝集活
性を有するレクチンと、吸収性材料(親水性無機粉末セ
ルロース系材料等)とを用いて吸収性マトリックスを作
製し、これを用いて全血から酊球成分と血清・血漿成分
を分離する方法が開示されている。 [0005]
【発明が解決しようとする課題】従来技術(遠心分離機
による分離方法等)によれば、多数の検体を検査する大
病院等には好適であるが、小さな個人病院等では、この
ような遠心分離機は高価でほとんど設置されていないた
め、数項目〜10項目程度の基本検査するのもままなら
ない状態であり、このような施設では全血のまま保存し
、その後臨床検査センター等の外部の検査機関に検査を
依頼しているのが現状である。その結果、検査結果をリ
アルタイムに得ることができず、時には数日かかってし
まうこともある。また、全血のまま保存することから溶
血等で、検査項目によっては、検査値に誤差を生ずるこ
ともあり、簡易分離方法の開発が切望されていた。 [0006]また、ポーゲルらの米国特許第4,477
.575号に開示されている方法は血球分離部と試薬反
応部分とが一体化した試験片を使用する方法であり、こ
の場合、分離された血清・血漿成分も微量であり、当然
のことながら、他の検査項目に用いることは不可能であ
る。この測定システムが用意している検査項目以外は検
査できないという欠点を有している。更にマイルスの特
開昭64−21362号公報に示されている方法は、実
際には血球分離能が不充分であり、実用化もされていな
い。 [0007]このような従来の各種問題にかんがみ、本
発明は体液、例えば全血から数項目〜10項目程度の検
査に供せられる血清又は血漿成分を迅速に、かつ簡便な
方法により分離・回収することができる方法の堤供を目
的としてなされたものである。 [0008]
による分離方法等)によれば、多数の検体を検査する大
病院等には好適であるが、小さな個人病院等では、この
ような遠心分離機は高価でほとんど設置されていないた
め、数項目〜10項目程度の基本検査するのもままなら
ない状態であり、このような施設では全血のまま保存し
、その後臨床検査センター等の外部の検査機関に検査を
依頼しているのが現状である。その結果、検査結果をリ
アルタイムに得ることができず、時には数日かかってし
まうこともある。また、全血のまま保存することから溶
血等で、検査項目によっては、検査値に誤差を生ずるこ
ともあり、簡易分離方法の開発が切望されていた。 [0006]また、ポーゲルらの米国特許第4,477
.575号に開示されている方法は血球分離部と試薬反
応部分とが一体化した試験片を使用する方法であり、こ
の場合、分離された血清・血漿成分も微量であり、当然
のことながら、他の検査項目に用いることは不可能であ
る。この測定システムが用意している検査項目以外は検
査できないという欠点を有している。更にマイルスの特
開昭64−21362号公報に示されている方法は、実
際には血球分離能が不充分であり、実用化もされていな
い。 [0007]このような従来の各種問題にかんがみ、本
発明は体液、例えば全血から数項目〜10項目程度の検
査に供せられる血清又は血漿成分を迅速に、かつ簡便な
方法により分離・回収することができる方法の堤供を目
的としてなされたものである。 [0008]
【課題を解決するための手段及び作里】本発明者らは、
血球分離素材としてガラス繊維での血球分離能を鋭意研
究したところ、ガラス繊維単独では微量(数10μm程
度)の全血液から数μlの血清又は血漿を分離するには
適当であるが、数項目〜10項目程度の検査に供する血
清・血漿量100〜数百μm程度を得るには、分離中に
溶血現象を起こし易く、困難であることがわかった。し
かしながら、ポリアクリルエステル誘導体の特に、ポリ
アクリル酸ブチル(以下PBAと略す)、ポリアクリル
酸メチル(以下PMAと略す)又はポリアクリル酸エチ
ル(以下PEAと略す)及びポリエチレングリコール(
以下PEGと略す)を含有したガラス繊維を用いた場合
、約1mlの全血から数百μlの血清又は血漿が容易に
数分以内に分離できることを、また加えてレクチン含浸
層を設けることにより、より効率的に分離できることを
見出だして本発明を完成するに至った。 [0009]然して、本発明の要旨とする構成は、ポリ
アクリルエステル誘導体及びポリエチレングリコールを
含有するガラス繊維材をもって構成した血球分離層から
なるフィルターに全血試料を希釈することなく透過させ
ることにより全血から血清・血漿成分を分離させる血清
・血漿分離方法(請求項1)ある。 [00101なお上記フィルターには、血球分離層と合
せて不織布等の繊維質基材にレクチンを含浸させたレク
チン含浸層を一体に設けてもよい(請求項2)。 [00111ポリアクリル工ステル誘導体としては、P
BA、PMA及び/又はPEAが適しており、またPE
Gとの混合重量比として、 (10〜12):(1〜4
) : (1〜4)で、総計含有量が2〜3%であ
るとき、血球分離能が良好である(請求項4)。 [0012]レクチン含浸層に用いる血球凝集剤として
は、血液型非特異性のレクチンであればいかなるもので
も良く、その濃度は0.01〜0.005%の微量で十
分な効果があった。使用できるレクチンは、例えばアプ
リン、トウアズキ(Abrus precatoris
) 、モクワンジユ(Bauhhinia purp
urea) 、シベリア豆(Caragana ar
borescens) 、海緑藻(Codium fr
agile) 、タチナタ豆(C。 ncanavalin A) 、大豆(Glycine
max)、スィートピー(ILathyrus od
oratus)、レンズ豆(Lens culinar
is)、カブトガニ(Limulus polyphe
mus) 、トマト(Lycopersicon e
sculentum)、オセージオレンジ(Mac f
ur a pomi fera)、アボガド(Myco
plasma gal 1iseptic um 、
Perseau americana)、ベニバナイン
ゲンハナササゲ(Phaseolus Cocc 1n
eus )、赤インゲン豆(Phaseolus Vu
lgaris)、アメリカヤマゴボウ(Phytola
ccaamericana )、エンドウ豆(Pisu
m sativum) 、ウィングビーン(Psop
hocarpus tetragonolobus)
、ヒマ(Ricinus communis )、ジャ
ガイモ(Solanum tuberosum) 、コ
ムギ麦芽(Triticum vulgaris)、ソ
ラ豆(Vicia faba)、緑豆(Vignara
diata) 、ヨーロッパヤドリギffiscum
album)、フジ(Wisteria florib
unta)等である。 (請求項5)。 [0013]
血球分離素材としてガラス繊維での血球分離能を鋭意研
究したところ、ガラス繊維単独では微量(数10μm程
度)の全血液から数μlの血清又は血漿を分離するには
適当であるが、数項目〜10項目程度の検査に供する血
清・血漿量100〜数百μm程度を得るには、分離中に
溶血現象を起こし易く、困難であることがわかった。し
かしながら、ポリアクリルエステル誘導体の特に、ポリ
アクリル酸ブチル(以下PBAと略す)、ポリアクリル
酸メチル(以下PMAと略す)又はポリアクリル酸エチ
ル(以下PEAと略す)及びポリエチレングリコール(
以下PEGと略す)を含有したガラス繊維を用いた場合
、約1mlの全血から数百μlの血清又は血漿が容易に
数分以内に分離できることを、また加えてレクチン含浸
層を設けることにより、より効率的に分離できることを
見出だして本発明を完成するに至った。 [0009]然して、本発明の要旨とする構成は、ポリ
アクリルエステル誘導体及びポリエチレングリコールを
含有するガラス繊維材をもって構成した血球分離層から
なるフィルターに全血試料を希釈することなく透過させ
ることにより全血から血清・血漿成分を分離させる血清
・血漿分離方法(請求項1)ある。 [00101なお上記フィルターには、血球分離層と合
せて不織布等の繊維質基材にレクチンを含浸させたレク
チン含浸層を一体に設けてもよい(請求項2)。 [00111ポリアクリル工ステル誘導体としては、P
BA、PMA及び/又はPEAが適しており、またPE
Gとの混合重量比として、 (10〜12):(1〜4
) : (1〜4)で、総計含有量が2〜3%であ
るとき、血球分離能が良好である(請求項4)。 [0012]レクチン含浸層に用いる血球凝集剤として
は、血液型非特異性のレクチンであればいかなるもので
も良く、その濃度は0.01〜0.005%の微量で十
分な効果があった。使用できるレクチンは、例えばアプ
リン、トウアズキ(Abrus precatoris
) 、モクワンジユ(Bauhhinia purp
urea) 、シベリア豆(Caragana ar
borescens) 、海緑藻(Codium fr
agile) 、タチナタ豆(C。 ncanavalin A) 、大豆(Glycine
max)、スィートピー(ILathyrus od
oratus)、レンズ豆(Lens culinar
is)、カブトガニ(Limulus polyphe
mus) 、トマト(Lycopersicon e
sculentum)、オセージオレンジ(Mac f
ur a pomi fera)、アボガド(Myco
plasma gal 1iseptic um 、
Perseau americana)、ベニバナイン
ゲンハナササゲ(Phaseolus Cocc 1n
eus )、赤インゲン豆(Phaseolus Vu
lgaris)、アメリカヤマゴボウ(Phytola
ccaamericana )、エンドウ豆(Pisu
m sativum) 、ウィングビーン(Psop
hocarpus tetragonolobus)
、ヒマ(Ricinus communis )、ジャ
ガイモ(Solanum tuberosum) 、コ
ムギ麦芽(Triticum vulgaris)、ソ
ラ豆(Vicia faba)、緑豆(Vignara
diata) 、ヨーロッパヤドリギffiscum
album)、フジ(Wisteria florib
unta)等である。 (請求項5)。 [0013]
【実施例】次に本発明の実施例を図面について説明す*
*盃。 a)血球分離層材料の作製 線維化されたガラス1 に、メタノール10m1中にポ
リアクリル酸ブチル24m 、ポリアクリル酸メチル4
m 及びポリエチレングリコール2m を溶かし込んだ
溶液を吹付け、適当なサイズの形状、シート状、破砕小
片状、柱状、筒状等に加工し、100度Cで乾燥して作
製した。 b)血清・血漿分離用カラムの作製 上記で作製した破砕小片状材料を図1に示すように内径
7mm高さ30mmの円筒状のカラム1内に10mm充
填して血球分離層2を形成し、その上に大豆 1 ci
ne max)の0.01%レクチン生理食塩液を含浸
させ、室温で約1時間乾燥させた株式会社本州製紙製造
の不織布「キノクロスに70J (商標)を同じ大き
さ(内径7mm)にカットし、重ねてレクチン含浸層3
を一体化させてフィルター4としたミニカラムを作製し
た。 [0014] なお、ポリアクリル酸ブチル、ポリア
クリル酸メチル及びポリエチレングリコールを含有させ
ずに作製したミニカラムを別途調製して、全血500μ
mから血清又は血漿が分離できるか否かを目視によって
判定したところ、ポリアクリル酸ブチル、ポリアクリル
酸メチル及びポリエチレングリコールを含有せしめて調
製したカラムに著しい分離能が認められた。一方、ポリ
アクリル酸ブチル、ポリアクリル酸メチル及びポリアク
リルグリコールを含有しないカムは分離能なしと判断し
た。 [0015]次に実施例で作製したミニカラムを用い、
実際に分離した血清又は血漿中の成分量が従来の遠心分
離法で行った場合のそれと差があるかをみるため、以下
の試験を行った。 一〇−試験例1 血清グリコース測定 濃度の異なる3種類の検体を用い、一方を遠心分離機に
て血清分離を行い(方法〜1)、他方は上記ミニカラム
を用いて血清分離を行い(方法〜2)、市販の試薬(酵
素法)により、双方のグルコース濃度を測定し、その結
果を表1に示した。結果は以下表に示す如く分離法の差
はみられず、良好な結果が得られた。 [0016] 表1 回数 検体I 検体II
検体III方法〜1 方法〜2 方法〜1 方
法〜2 方法〜1 方法〜2単位:mg/dl d)試験例2 血清3−ヒドロキシ酪酸測定 濃度の異なる3種類の検体を用い、 一方を遠心分離にて※ ※血清分離を行い(方法〜1)、他方は本発明の血清分
離カラムを用いて血清分離を行い(方法〜2)、市販の
試薬(酵素法)により、双方の3−ヒドロキシ酪酸濃度
を測定し、その結果を表2に示した。結果は以下表に示
す如く分離法の差はみられず、良好な結果が得られた。 *”[0017] 表2 回数 検体I 検体Ir
検体III方法〜1 方法〜2 方法〜1 方法
〜2 方法〜1 方法〜2単位:μmol/1 e)試験例3 総胆汁酸測定 濃度の異なる3種類の検体を用い、一方の遠心分離にて
血清分離を行い(方法〜1)、他方は本発明の血清分離
カラムを用いて血清分離を行い(方法〜2)、市販の※
※拭薬(酵素法)により、双方の総胆汁酸濃度を測定し
、その結果を表3に示した。結果は以下表に示す如く、
分離法の差はみられず、良好な結果が得られた。 [0018] 表3 回数 検体I 検体II
検体III方法〜1 方法〜2 方法〜1 方
法〜2 方法〜1 方法〜21 10.5 10.9
17.2 17.8 33.1 33.42 1
0.6 10.9 17.2 18.1 33.0
33.6単位:mg/dl f)血清・血漿分離器具 図2に示すようにガラス製のピペット10内に前述と同
じ組成の血球分離層2とレクチン含浸層3とを一体化さ
せたフィルター4を収容する。また吸引ポンプとして注
射器11を使用する。 [0019]このように構成される器具の使用に際して
は、ピペット10を注射器11の先端に装着し、ピペッ
ト先端を採血容器12内の全血13内に挿入し、注射器
11のピストンllaを引いて吸引させる。これによっ
て全血13はピペット10内に吸い上げられ、フィルタ
ー4を透過することによって血球成分が除かれ、血清・
血漿成分14が注射器11内に吸引される。 [00201なお、予め全血を注射器11内に吸引して
おき、これをピペット10内に押し出してもよい。 [00211またピペット10は、図4に示すようにフ
ィルタ一部分を太径に成形したものでもよい。 [00221 【発明の効果]上述したように、数項目〜10項目程度
の検査に供する多量の血液を血清又は血漿に採血と同時
に簡便器具を用いて分離する方法は分離中に溶血現象を
起こすため、これまで実用化されてはいなかったが、本
発明はポリアクリルエステル誘導体、特にポリアクリル
酸ブチル、ポリアクリル酸メチル及びポリアクリル酸エ
チル、及びボレエチレングリコールを特定の比で含有し
たガラス繊維を用いた分離層を設置し、また加えてレク
チン含浸層を設けることにより採取血液の溶血を防止★
★し、約1mlの全血から数百μlの血清又は血漿が容
易に数分以内に分離できる効率的な分離方法を提供する
ものである。
*盃。 a)血球分離層材料の作製 線維化されたガラス1 に、メタノール10m1中にポ
リアクリル酸ブチル24m 、ポリアクリル酸メチル4
m 及びポリエチレングリコール2m を溶かし込んだ
溶液を吹付け、適当なサイズの形状、シート状、破砕小
片状、柱状、筒状等に加工し、100度Cで乾燥して作
製した。 b)血清・血漿分離用カラムの作製 上記で作製した破砕小片状材料を図1に示すように内径
7mm高さ30mmの円筒状のカラム1内に10mm充
填して血球分離層2を形成し、その上に大豆 1 ci
ne max)の0.01%レクチン生理食塩液を含浸
させ、室温で約1時間乾燥させた株式会社本州製紙製造
の不織布「キノクロスに70J (商標)を同じ大き
さ(内径7mm)にカットし、重ねてレクチン含浸層3
を一体化させてフィルター4としたミニカラムを作製し
た。 [0014] なお、ポリアクリル酸ブチル、ポリア
クリル酸メチル及びポリエチレングリコールを含有させ
ずに作製したミニカラムを別途調製して、全血500μ
mから血清又は血漿が分離できるか否かを目視によって
判定したところ、ポリアクリル酸ブチル、ポリアクリル
酸メチル及びポリエチレングリコールを含有せしめて調
製したカラムに著しい分離能が認められた。一方、ポリ
アクリル酸ブチル、ポリアクリル酸メチル及びポリアク
リルグリコールを含有しないカムは分離能なしと判断し
た。 [0015]次に実施例で作製したミニカラムを用い、
実際に分離した血清又は血漿中の成分量が従来の遠心分
離法で行った場合のそれと差があるかをみるため、以下
の試験を行った。 一〇−試験例1 血清グリコース測定 濃度の異なる3種類の検体を用い、一方を遠心分離機に
て血清分離を行い(方法〜1)、他方は上記ミニカラム
を用いて血清分離を行い(方法〜2)、市販の試薬(酵
素法)により、双方のグルコース濃度を測定し、その結
果を表1に示した。結果は以下表に示す如く分離法の差
はみられず、良好な結果が得られた。 [0016] 表1 回数 検体I 検体II
検体III方法〜1 方法〜2 方法〜1 方
法〜2 方法〜1 方法〜2単位:mg/dl d)試験例2 血清3−ヒドロキシ酪酸測定 濃度の異なる3種類の検体を用い、 一方を遠心分離にて※ ※血清分離を行い(方法〜1)、他方は本発明の血清分
離カラムを用いて血清分離を行い(方法〜2)、市販の
試薬(酵素法)により、双方の3−ヒドロキシ酪酸濃度
を測定し、その結果を表2に示した。結果は以下表に示
す如く分離法の差はみられず、良好な結果が得られた。 *”[0017] 表2 回数 検体I 検体Ir
検体III方法〜1 方法〜2 方法〜1 方法
〜2 方法〜1 方法〜2単位:μmol/1 e)試験例3 総胆汁酸測定 濃度の異なる3種類の検体を用い、一方の遠心分離にて
血清分離を行い(方法〜1)、他方は本発明の血清分離
カラムを用いて血清分離を行い(方法〜2)、市販の※
※拭薬(酵素法)により、双方の総胆汁酸濃度を測定し
、その結果を表3に示した。結果は以下表に示す如く、
分離法の差はみられず、良好な結果が得られた。 [0018] 表3 回数 検体I 検体II
検体III方法〜1 方法〜2 方法〜1 方
法〜2 方法〜1 方法〜21 10.5 10.9
17.2 17.8 33.1 33.42 1
0.6 10.9 17.2 18.1 33.0
33.6単位:mg/dl f)血清・血漿分離器具 図2に示すようにガラス製のピペット10内に前述と同
じ組成の血球分離層2とレクチン含浸層3とを一体化さ
せたフィルター4を収容する。また吸引ポンプとして注
射器11を使用する。 [0019]このように構成される器具の使用に際して
は、ピペット10を注射器11の先端に装着し、ピペッ
ト先端を採血容器12内の全血13内に挿入し、注射器
11のピストンllaを引いて吸引させる。これによっ
て全血13はピペット10内に吸い上げられ、フィルタ
ー4を透過することによって血球成分が除かれ、血清・
血漿成分14が注射器11内に吸引される。 [00201なお、予め全血を注射器11内に吸引して
おき、これをピペット10内に押し出してもよい。 [00211またピペット10は、図4に示すようにフ
ィルタ一部分を太径に成形したものでもよい。 [00221 【発明の効果]上述したように、数項目〜10項目程度
の検査に供する多量の血液を血清又は血漿に採血と同時
に簡便器具を用いて分離する方法は分離中に溶血現象を
起こすため、これまで実用化されてはいなかったが、本
発明はポリアクリルエステル誘導体、特にポリアクリル
酸ブチル、ポリアクリル酸メチル及びポリアクリル酸エ
チル、及びボレエチレングリコールを特定の比で含有し
たガラス繊維を用いた分離層を設置し、また加えてレク
チン含浸層を設けることにより採取血液の溶血を防止★
★し、約1mlの全血から数百μlの血清又は血漿が容
易に数分以内に分離できる効率的な分離方法を提供する
ものである。
【図1】本発明方法における試験例に使用したカラムの
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図2】本発明に係る器具の一実施例の使用状態の断面
図である。
図である。
【図3】本発明に係る器具の他の実施例を示す断面図で
ある。
ある。
2 血球分離層
3 レクチン含浸層
4 フィルター
10 ピペット
11 注射器
11a ピストン
13 全血
14 血清・血漿成分
【手続補正2】
【補正対象項目名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【図1】
Claims (5)
- 【請求項1】血球分離層単独か、あるいはレクチン含浸
層と一体化したカラムあるいはフィルターを用いること
を特徴とする、全血試料を希釈することなく全血から血
球成分と血清又は血漿成分を効率的に分離・回収する方
法。 - 【請求項2】血球分離層が、ポリアクリルエステル誘導
体及びポリエチレングリコール(PEG)を含有するガ
ラス繊維であり平均直径が、0.5〜2.5μmである
事を特徴とする請求項1記載の全血から血球成分と血清
又は血漿成分を効率的に分離・回収する方法。 - 【請求項3】ガラス繊維に含有するポリアクリルエステ
ル誘導体が、ポリアクリル酸ブチル、ポリアクリル酸メ
チルまたはポリアクリル酸エチルであり、a(ポリアク
リル酸ブチル)、b(ポリアクリル酸メチルまたはポリ
アクリル酸エチル)、c(ポリエチレングリコール)の
総計含有量が2〜3%で、その際のそれらの重量比が、
a(10〜12):b(1〜4):c(1〜4)の範囲
内にある事を特徴とする請求項1〜2記載の全血から血
球成分と血清又は血漿成分を効率的に分離・回収する方
法。 - 【請求項4】レクチン含浸層に用いる素材が、不織布、
ガラス繊維、セルロースであり、レクチン含浸層に用い
るレクチンが、 Abrusprecatoris(アプリン、トウアズ
キ) Bauhhiniapurpurea(モクワンジユ)
Caraganaarborescens(シベリア豆
) Codiumfragile(海緑藻) ConcanavalinA(タチナタ豆)Glyci
nemax(大豆) Lathyrusodoratus(スイートピー)L
ensculinaris(レンズ豆) Limulus polyphemus(カブトガニ)
Lycopersiconesculentum(トマ
ト) Maclurapomifera(オセージオレンジ)
MycoplasmagallisepticumPe
rseauamericana(アボガド)Phase
oluscoccineus(ベニバナインゲンハナサ
サゲ) PhaseolusVulgaris(赤インゲン豆)
Phytolaccaamericana(アメリカヤ
マゴボウ) Pisumsativum(エンドウ豆) Psophocarpustetragonolo−b
us(ウィングビーン) Ricinuscommunis(ヒマ) Solanumtuberosum(ジャガイモ)Tr
iticumvulgaris(コムギ麦芽)Vici
afaba(ソラ豆) Viscumalbum(ヨーロッパヤドリギ)Wis
teriafloribunta(フジ)からなる群よ
り選択される血液型非特異性レクチンおよびこられの混
合物であることを特徴とする請求項1〜6記載の方法。 - 【請求項5】接種用注射針、真空採血管、接合針、分離
血清収容のための真空採取管から構成される真空自動採
血用注射器あるいは採血用注射器具内に請求項1〜6記
載の血球分離層(〜1)単独、あるいはレクチン含浸層
(〜2)の2層が一体化した素材をカラムあるいはフィ
ルター様に設置してなる血清又は血漿の直接分離用器具
。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40025990A JPH04208856A (ja) | 1990-12-03 | 1990-12-03 | 全血から血清又は血漿を分離する方法および器具 |
| JP8052992A JPH0593721A (ja) | 1990-12-03 | 1992-03-02 | 血清・血漿分離器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40025990A JPH04208856A (ja) | 1990-12-03 | 1990-12-03 | 全血から血清又は血漿を分離する方法および器具 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8052992A Division JPH0593721A (ja) | 1990-12-03 | 1992-03-02 | 血清・血漿分離器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04208856A true JPH04208856A (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=18510172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40025990A Pending JPH04208856A (ja) | 1990-12-03 | 1990-12-03 | 全血から血清又は血漿を分離する方法および器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04208856A (ja) |
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0785012A1 (en) | 1996-01-19 | 1997-07-23 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Blood filter unit |
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