JP2000242007A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP2000242007A
JP2000242007A JP11038547A JP3854799A JP2000242007A JP 2000242007 A JP2000242007 A JP 2000242007A JP 11038547 A JP11038547 A JP 11038547A JP 3854799 A JP3854799 A JP 3854799A JP 2000242007 A JP2000242007 A JP 2000242007A
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electrophotographic
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JP11038547A
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Tatsuji Oda
達司 織田
Makoto Okaji
誠 岡地
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子写真プロセス内で繰り返し使用するにあた
り、高感度で残留電位が小さく、かつ繰り返し特性の優
れた電子写真感光体を提供する。 【解決手段】感光層内に電荷移動物質として下記一般式
1で示されるエナミン化合物及び下記一般式2で示され
るエナミン化合物を含有することを特徴とする電子写真
感光体。 【化1】 一般式1、2中、R1、R2は水素原子、アルキル基また
はアルコキシ基を、X1、X2はハロゲン原子を、R3
7はアルキル基、置換基を有してもよいアリール基ま
たはアラルキル基を、R4、R8は水素原子または置換基
を、R5、R6、R9、R10は水素原子、ハロゲン原子、
置換基を有してもよいアルキル基、アリール基または複
素環基を示す。但し、R5及びR6、R9及びR10がとも
に水素原子の場合を除く。n、mは0〜2の整数を表
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー等電子写真プロセスにより画像形成を行う際に用いら
れる電子写真感光体に関するものであり、詳しくは高感
度でかつ繰り返し特性の優れた電子写真感光体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の利用は複写機の分
野に限らず印刷版材、スライドフィルム、マイクロフィ
ルム等の従来では写真技術が使われていた分野へ広が
り、またレーザーやLED、CRTを光源とする高速プ
リンターへの応用も検討されている。また最近では光導
電性材料の電子写真感光体以外の用途、例えば静電記録
素子、センサー材料、EL素子等への応用も検討され始
めた。従って光導電性材料及びそれを用いた電子写真感
光体に対する要求も高度で幅広いものになりつつある。
これまで電子写真方式の感光体としては無機系の光導電
性物質、例えばセレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛、シ
リコンなどが知られており、広く研究され、かつ実用化
されている。これらの無機物質は多くの長所を持ってい
るのと同時に、種々の欠点をも有している。例えばセレ
ンには製造条件が難しく、熱や機械的衝撃で結晶化し易
いという欠点があり、硫化カドミウムや酸化亜鉛は耐湿
性、耐久性に難がある。シリコンについては帯電性の不
足や製造上の困難さが指摘されている。更に、セレンや
硫化カドミウムには毒性の問題もある。
【0003】これに対して有機系の光導電性物質は成膜
性がよく、可撓性も優れていて軽量であり、透明性もよ
く、適当な増感方法により広範囲の波長域に対する感光
体の設計が容易であり、また一般にセレン感光体に比べ
て熱安定性が優れている等多くの利点を有することから
現在では感光体の主流となっており、大量に生産されて
いる。
【0004】ところで、電子写真技術に於て使用される
感光体は、一般的に基本的な性質として次のような事が
要求される。即ち、(1) 暗所におけるコロナ放電に対し
て帯電性が高いこと、(2) 得られた帯電電荷の暗所での
漏洩(暗減衰)が少ないこと、(3) 光の照射によって帯
電電荷の散逸(光減衰)が速やかであること、(4) 光照
射後の残留電荷が少ないことなどである。
【0005】今日まで有機系光導電性物質としてポリビ
ニルカルバゾールを始めとする光導電性ポリマーに関し
て多くの研究がなされてきた。しかしながら、これらは
必ずしも皮膜性、可撓性、接着性が十分でなく、また上
述の感光体としての基本的な性質を十分に具備している
とはいい難い。
【0006】一方、有機系の低分子光導電性化合物につ
いては、感光体形成に用いる結着剤などを選択すること
により、皮膜性や接着性、可撓性など機械的強度に優れ
た感光体を得ることができ得るものの、高感度の特性を
保持し得るのに適した化合物を見出すことは困難であ
る。
【0007】このような点を改良するために電荷発生機
能と電荷輸送機能とを異なる物質に分担させ、より高感
度の特性を有する有機感光体が開発されている。機能分
離型と称されているこのような感光体の特徴はそれぞれ
の機能に適した材料を広い範囲から選択できることであ
り、任意の性能を有する感光体を容易に作製し得ること
から多くの研究が進められてきた。
【0008】また、最近ではパソコンの普及により、デ
ジタル化した画像情報を用い画像形成する方式のレーザ
ープリンターやLEDプリンターが広く使用されてい
る。また、従来アナログ的な画像形成が主流であった通
常の複写機の分野にも、カラー画像等の高画質な画像を
得るためや入力画像を記憶したり自由に編集したりする
ために、デジタル的に画像形成を行う方式が採用されて
きている。
【0009】この様なデジタル的画像形成を行う場合、
デジタル化された画像情報は感光体に対して光信号とし
て入力される。このようなデジタル信号の光入力には、
主としてレーザー光やLED光が用いられる。また現像
方式としては、入力光の有効利用や解像度向上の目的で
反転現像方式を採用することが多い。反転現像方式にお
いては感光体上の未露光部が白地となり、露光部が画像
部になる。
【0010】ここで、前述の有機電荷発生物質として
は、露光光の波長が650nmから900nmにかけて
の近赤外光である場合、主にフタロシアニン顔料が検討
され実用化されている。また、露光光の波長が400n
mから800nmにかけての可視光から近赤外光である
場合、主にアゾ顔料が検討されている。
【0011】一方、電荷輸送機能を担当する物質には正
孔輸送物質と電子輸送物質がある。正孔輸送物質として
はヒドラゾン化合物やスチルベン化合物など、電子輸送
性物質としては2,4,7−トリニトロ−9−フルオレ
ノン、ジフェノキノン誘導体など多種の物質が検討さ
れ、実用化も進んでいるが、こちらも膨大な合成研究を
積み重ねて最適の構造を探索しているのが実情である。
【0012】前記正孔輸送物質として前記一般式1で示
されるエナミン化合物を含有する電子写真感光体は特開
平10−69107号公報に記載されている。また、正
孔輸送物質として前記一般式2で示されるエナミン化合
物を含有する電子写真感光体は特願平10−12641
号に記載した。しかしながら、より高感度化が必要とさ
れる中〜高速の複写機及びプリンター用の感光体として
は、前者の感光体は繰り返し特性、後者の感光体は残留
電位において必ずしも満足できるものではなかった。
【0013】以上述べたように電子写真感光体の作製に
は種々の改良が成されてきたが、先に掲げた感光体とし
て要求される基本的な性質や高い耐久性などの要求を十
分に満足するものは未だ得られていないのが現状であ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高感
度にして、残留電位が小さく、かつ電子写真プロセス内
で繰り返し使用にあたっての電気特性及び画像特性の安
定性に優れた電子写真感光体を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成するために種々の検討をした結果、電子写真感光
体中に電荷移動物質として下記一般式1で示されるエナ
ミン化合物及び下記一般式2で示されるエナミン化合物
を同時に含有させることが有効であることを見いだし、
本発明に至ったものである。
【0016】
【化2】
【0017】一般式1、2中、R1、R2は水素原子、ア
ルキル基またはアルコキシ基を、X1、X2はハロゲン原
子を、R3、R7はアルキル基、置換基を有してもよいア
リール基またはアラルキル基を、R4、R8は水素原子ま
たは置換基を、R5、R6、R9、R10は水素原子、ハロ
ゲン原子、置換基を有してもよいアルキル基、アリール
基または複素環基を示す。但し、R5及びR6、R9及び
10がともに水素原子の場合を除く。n、mは0〜2の
整数を表す。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、導電性支持体上に少な
くとも電荷発生物質、電荷移動物質を含有する感光層を
設けてなる電子写真感光体において、前記電荷移動物質
として前記一般式1で示されるエナミン化合物及び前記
一般式2で示されるエナミン化合物を同時に含有するこ
とを特徴とする電子写真感光体である。
【0019】ここでR1、R2の具体例としては、水素原
子、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、
これらが酸素と結合したアルコキシ基、等を挙げること
ができる。
【0020】R3、R7の具体例としては、メチル基、エ
チル基等のアルキル基、フェニル基、ナフチル基等のア
リール基、ベンジル基、1−ナフチルメチル基等のアラ
ルキル基を挙げることができる。また、R3、R7は置換
機を有していてもよく、その具体例としては上述のアル
キル基、これらが酸素と結合したアルコキシ基、フッ素
原子、塩素原子等のハロゲン原子を挙げることができ
る。
【0021】R4、R8の具体例としては、水素原子、メ
チル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、これら
が酸素と結合したアルコキシ基、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子等を挙げる
ことができる。
【0022】R5、R6、R9、R10の具体例としては水
素原子、メチル基、エチル基等のアルキル基、フェニル
基、ナフチル基等のアリール基、フリル基、チエニル基
等の複素環を挙げることができる。また、R5、R6、R
9、R10は置換基を有していてもよく、その具体例とし
ては、メチル基、エチル基等のアルキル基、メトキシ
基、エトキシ基等のアルコキシ基、フッ素原子、塩素原
子等のハロゲン原子、上述のアリール基を挙げることが
できる。
【0023】本発明に係わる前記一般式1で示されるエ
ナミン化合物の具体例を表1に示すが、これらに限定さ
れるものではない。
【0024】
【表1】
【0025】次に、本発明に係わる前記一般式2で示さ
れるエナミン化合物の具体例を表2に示すが、これらに
限定されるものではない。
【0026】
【表2】
【0027】本発明の電子写真感光体は、前記一般式1
で示されるエナミン化合物及び前記一般式2で示される
エナミン化合物を同時に含有させることにより得られ、
優れた性能を有する。
【0028】以下、本発明の各構成要素について詳細に
説明する。
【0029】本発明に係わる電子写真感光体が形成され
る導電性支持体としては、周知の電子写真感光体に採用
されているものがいずれも使用できる。具体的には、例
えば金、銀、白金、チタン、アルミニウム、銅、亜鉛、
鉄、導電処理をした金属酸化物などのドラム、シート、
ベルト、あるいはこれらの薄膜のラミネート物、蒸着物
などが挙げられる。
【0030】さらに、金属粉末、金属酸化物、カーボン
ブラック、炭素繊維、ヨウ化銅、電荷移動錯体、無機
塩、イオン伝導性の高分子電解質などの導電性物質を適
当なバインダーと共に塗布し、ポリマーマトリックス中
に埋め込んで導電処理を施したプラスチックやセラミッ
ク、紙などで構成されるドラム、シート、ベルトなど
や、このような導電性物質を含有し導電性となったプラ
スチック、セラミック、紙などのドラム、シート、ベル
トなどが挙げられる。
【0031】電子写真感光体は、電荷発生物質と電荷移
動物質を分散混合しバインダー中に封じた単層型、電荷
発生物質をバインダー中に封じた電荷発生層と電荷移動
物質をバインダー中に封じた電荷移動層を積層した機能
分離積層型などにより構成される。本発明はいずれの系
にも適用させることが可能であるが、電荷発生物質と電
荷移動物質の性能を最大限に活かし易い機能分離積層型
感光体の系において用いられるのが好ましい。
【0032】必要に応じて、感光層と導電性支持体の間
にブロッキング層(下引き層)を設けても構わないし、
感光層表面に表面層を設けても構わない。積層型感光体
の場合は電荷発生層と電荷輸送層との間に中間層を設け
ることもできる。
【0033】本発明において感光層に含有させる電荷発
生物質としては、金属フタロシアニン、金属ナフタロシ
アニン、無金属フタロシアニン及び無金属ナフタロシア
ニン等に代表されるフタロシアニン系顔料、モノアゾ顔
料、ポリアゾ顔料、金属錯塩アゾ顔料、ピラゾロンアゾ
顔料、スチルベン顔料及びチアゾールアゾ顔料等に代表
されるアゾ系顔料、ペリレン無水物及びペリレン酸イミ
ド等に代表されるペリレン系顔料、アントラキノン誘導
体、アンスアンスロン誘導体、ジベンズピレンキノン誘
導体、ピラントロン誘導体、ビオラントロン誘導体及び
イソビオラントロン誘導体等に代表されるアントラキノ
ン系または多環キノン系顔料、ポルフィリン誘導体等の
顔料と、メチルバイオレットに代表されるトリフェニル
メタン染料、キニザリン等のキノン染料やピリリウム
塩、チアピリリウム塩、ベンゾピリリウム塩等の染料が
挙げられる。
【0034】これらの電荷発生物質の中で、特にキャリ
ヤー発生効率の高いフタロシアニン系顔料、アゾ顔料を
用いた電子写真感光体は、高い感度を与え、優れた繰り
返し安定性を有するため好ましい。
【0035】フタロシアニン類としては一般色材用もし
くは電子写真用顔料として多くの化合物が知られている
が、本発明にはそのいずれの化合物でも用いることがで
きる。その具体例としては、例えば、τ型、X型等の無
金属フタロシアニン、銅、インジウム、チタン、ガリウ
ム、バナジウム等の金属、またはその酸化物、塩化物、
水酸化物の配位したフタロシアニン類が使用される。こ
れらの中で、τ型無金属フタロシアニンまたはチタニル
フタロシアニン(チタニルオキシフタロシアニン)を用
いた電子写真感光体は高い感度を与え、帯電性が良好に
なるため、特に好ましい。
【0036】機能分離積層型感光体では、少なくとも前
記電荷発生物質とバインダー樹脂と混合で電荷発生層が
構成される。バインダー樹脂としてはスチレン、酢酸ビ
ニル、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステルな
どによるビニル化合物の重合体や共重合体、シリコン樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ホル
マール樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート、ポリ
アリレート、ポリアミド、ポリイミドなどやエポキシ樹
脂、ウレタン樹脂などの熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂な
どが挙げられる。
【0037】バインダー樹脂は電荷発生物質100重量
部に対し1から1000重量部、好ましくは1から40
0重量部の範囲で用いられる。電荷発生層の厚さは、
0.1から20μmが好ましい。
【0038】前記一般式1で示されるエナミン化合物及
び前記一般式2で示されるエナミン化合物は、本電子写
真感光体において電荷移動物質として用いられる。例え
ば、機能分離積層型電子写真感光体においては電荷移動
層に含有される。この場合、電荷移動層は、少なくと
も、前記一般式1で示されるエナミン化合物、前記一般
式2で示されるエナミン合物及びバインダー樹脂で構成
される。前記エナミン化合物と前記エナミン化合物の重
量比は10:1〜1:3にするのが好ましいが、その中
でも5:1〜1:2が特に好ましい。
【0039】電荷移動層に用いられるバインダー樹脂と
しては、ポリスチレン樹脂、ポリメチルメタクリレート
に代表されるアクリル樹脂、ビスフェノールAやZに代
表される骨格を持つポリカーボネート樹脂、ポリアリレ
ート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリフェニレンエーテル
樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリイミド樹脂等を用いることができる。
【0040】電荷輸送層に含有されるこれらの樹脂は、
電荷輸送物質100重量部に対して20〜1000重量
部が好ましく、50〜500重量部がより好ましい。樹
脂の比率が高すぎると感度が低下し、また、樹脂の比率
が低くなりすぎると繰り返し特性の悪化や塗膜の欠損を
招くおそれがある。電荷移動層の厚さは、10から10
0μmが好ましい。
【0041】感光体中への添加物として酸化防止剤やカ
ール防止剤等、塗工性の改良のためレベリング剤等を必
要に応じて添加することができる。また、成膜性、可と
う性、機械的強度を向上させるために周知の可塑剤等を
使用してもよい。さらに、感光層表面には感光体の耐久
性を向上させるために表面保護層を設けても構わない。
【0042】本発明の電子写真感光体を製造する際は、
感光層を構成する各成分を適当な溶媒に溶解し、その塗
布液を塗布して作製するが、顔料等の溶媒に不溶な成分
を用いる時は、ボールミル、ペイントコンディショナ
ー、縦型ビーズミル、水平型ビーズミル、及びアトライ
ター等の分散機により分散して用いる。感光層に使用す
るバインダー樹脂、その他の添加剤は顔料等の分散時あ
るいは分散後に添加することができる。このようにして
作製した塗布液を回転塗布、ブレード塗布、ナイフ塗
布、リバースロール塗布、ロッドバー塗布、及びスプレ
ー塗布の様な公知の方法で導電性支持体上に塗布乾燥し
て電子写真感光体が得られる。また、特にドラムに塗工
する場合には、浸漬(ディップ)塗布方法等が用いられ
る。
【0043】塗布溶剤としてはクロロホルム、ジクロロ
エタン、ジクロロメタン、トリクロロエタン、トリクロ
ロエチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハ
ロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素、ジオキサン、ジオキソラン、テトラヒ
ドロフラン、エチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル等のエーテル系溶剤、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソプロ
ピルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸
エチル、蟻酸メチル、メチルセロソルブアセテート等の
エステル系溶剤、N,N−ジメチルホルムアミド、アセ
トニトリル、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキ
シド等の非プロトン性極性溶剤及びメタノール、エタノ
ール、プロパノール、ブタノール等のアルコール系溶剤
等を挙げることができる。これらの溶剤は単独または2
種以上の混合溶剤として使用することができる。
【0044】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではな
い。
【0045】実施例1 τ型無金属フタロシアニン1重量部、ポリエステル樹脂
(東洋紡製バイロン220)1重量部、メチルエチルケ
トン100重量部をペイントコンディショナー装置でガ
ラスビーズと共に3時間分散した。得られた分散液を、
アプリケーターにてアルミ蒸着ポリエステル上に塗布し
て乾燥し、膜厚約0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0046】次に例示化合物A−1のエナミン化合物7
0重量部、例示化合物B−1のエナミン化合物30重量
部、ポリカーボネート樹脂(帝人化成製;パンライトC
−1400)100重量部を、ジクロロエタン2000
重量部に溶解させて、上記の電荷発生層の上にアプリケ
ーターで塗布して膜厚30μmの電荷移動層を形成し
た。
【0047】この様にして作製した積層型感光体につい
て、静電記録試験装置(川口電機製EPA−8200)
を用いて電子写真特性の評価を行なった。その結果を表
3に示す。 測定条件:印加電圧−6kV、スタティックNo. 3(タ
ーンテーブルの回転スピードモード:10m/min
)。
【0048】更に同装置を用いて、帯電−除電(除電
光:白色光で400ルックス×1秒照射)を1サイクル
とする繰返し使用に対する特性評価を行った。1000
0回での繰返しによる帯電電位及び残留電位の変化を求
めた結果を表3に与える。帯電電位及び残留電位共に、
1回目の値に対して10000回目の変化が少なく優れ
た特性を示した。
【0049】
【表3】
【0050】さらに、同感光体を用いて、画像形成装置
(反転現像・デジタル方式)により、画像評価を行った
ところ、良好な画像が得られた。
【0051】実施例2〜9及び比較例1〜4 実施例1の電荷発生物質としてのτ型無金属フタロシア
ニン、電荷移動物質としての例示化合物A−1(70重
量部)及び例示化合物B−1(30重量部)の代わり
に、表4に示す電荷発生物質である例示化合物及び表
1、2に示した例示化合物を用いた以外は実施例1と同
様にして感光体を作製し、実施例1と同様の条件で電子
写真特性及び繰り返し特性を評価した。その組合せを表
5に示し、結果を表6に示す。比較例1及び比較例3で
は、感度及び繰り返しの残留電位は良いが、繰り返しの
帯電電位が悪く、画像評価においてもカブリの発生が観
察された。比較例2及び4では、感度及び繰り返しの帯
電電位は良いが、繰り返しの残留電位が高く、画像のか
すれ及び濃度低下が観察された。それに対し、実施例2
〜9では、良好な画像が得られ、表5からも明らかなよ
うに感度、繰り返しの帯電電位及び繰り返しの残留電位
ともに優れているのがわかる。
【0052】
【表4】
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】
【0055】実施例10 例示化合物C−2のフタロシアニン顔料40重量部とテ
トラヒドロフラン1600重量部を、ペイントコンディ
ショナー装置でガラスビーズと共に4時間分散処理し
た。こうして得た分散液に、例示化合物A−7を70重
量部、例示化合物B−10を30重量部、ポリカーボネ
ート樹脂(PCZ−200;三菱ガス化学製)400重
量部、テトラヒドロフラン2400重量部を加え、さら
に30分間のペイントコンディショナー装置で分散処理
を行った後、アプリケーターにてアルミ蒸着ポリエステ
ル上に塗布し、膜厚約20μmの感光体を形成した。
【0056】この感光体を用いて、実施例1と同様の測
定条件で感光体の電子写真特性及び繰り返し特性の評価
を行った。ただし、印加電圧のみ+5kVに変更した。
結果を表7に示す。感度、繰り返しの帯電電位、繰り返
しの残留電位共に優れた特性を示した。
【0057】
【表7】
【0058】実施例11〜13及び比較例5〜8 実施例10の電荷発生物質としてのフタロシアニン顔
料、電荷移動物質としての例示化合物A−7(70重量
部)及び例示化合物B−10(30重量部)の代わり
に、表8に示す例示化合物を用いた以外は実施例1と同
様にして感光体を作製し、実施例10と同様の条件で電
子写真特性及び繰り返し特性を評価した。結果を表9に
示す。比較例5及び比較例7では、感度及び繰り返しの
残留電位は良いが、繰り返しの帯電電位が悪く、比較例
6及び8では、感度及び繰り返しの帯電電位は良いが、
繰り返しの残留電位が悪い。それに対し、実施例11〜
13では、表9からも明らかなように感度、繰り返しの
帯電電位及び繰り返しの残留電位の変化が少なく優れた
特性を示した。
【0059】
【表8】
【0060】
【表9】
【0061】実施例14 例示化合物化3のビスアゾ顔料1重量部、エポキシ樹脂
(新日本理化製BPO−20E)1重量部、ジメトキシ
エタン100重量部をペイントコンディショナー装置で
ガラスビーズと共に4時間分散した。得られた分散液
を、アプリケーターにてアルミ蒸着ポリエステル上に塗
布して乾燥し、膜厚約0.3μmの電荷発生層を形成し
た。
【0062】次に例示化合物A−8のエナミン化合物5
0重量部、例示化合物B−13のエナミン化合物50重
量部、ポリアリレート樹脂(ユニチカ製;U−ポリマ
ー)100重量部を、ジクロロメタン2000重量部に
溶解させて、上記の電荷発生層の上にアプリケーターで
塗布して膜厚10μmの電荷移動層を形成した。
【0063】この感光体を用いて、実施例1と同様の測
定条件で感光体の電子写真特性及び繰り返し特性の評価
を行った。結果を表10に示す。感度、繰り返しの帯電
電位、繰り返しの残留電位共に優れた特性を示した。
【0064】
【表10】
【0065】以下に実施例で使用したアゾ顔料の構造式
を記す。
【0066】
【化3】
【0067】
【化4】
【0068】
【化5】
【0069】実施例15〜17及び比較例9〜12 実施例14の電荷発生物質としてのビスアゾ顔料、電荷
移動物質としての例示化合物A−8(50重量部)及び
例示化合物B−13(50重量部)の代わりに、表11
に示す例示化合物を用いた以外は実施例14と同様にし
て感光体を作製し、実施例1と同様の条件で電子写真特
性及び繰り返し特性を評価した。結果を表12に示す。
比較例9及び比較例11では、感度及び繰り返しの残留
電位は良いが、繰り返しの帯電電位が悪く、比較例10
及び12では、感度及び繰り返しの帯電電位は良いが、
繰り返しの残留電位が悪い。それに対し、実施例15〜
17では、表12からも明らかなように感度、繰り返し
の帯電電位及び繰り返しの残留電位の変化が少なく優れ
た特性を示した。
【0070】
【表11】
【0071】
【表12】
【0072】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば高感度で、繰り返しにおける帯電電位及び残留電位の
変化が小さく、画像特性の良好な電子写真感光体を提供
することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生物
    質、電荷移動物質を含有する感光層を設けてなる電子写
    真感光体において、前記電荷移動物質として下記一般式
    1で示されるエナミン化合物及び下記一般式2で示され
    るエナミン化合物を含有することを特徴とする電子写真
    感光体。 【化1】 (一般式1、2中、R1、R2は水素原子、アルキル基ま
    たはアルコキシ基を、X1、X2はハロゲン原子を、
    3、R7はアルキル基、置換基を有してもよいアリール
    基またはアラルキル基を、R4、R8は水素原子または置
    換基を、R5、R6、R9、R10は水素原子、ハロゲン原
    子、置換基を有してもよいアルキル基、アリール基また
    は複素環基を示す。但し、R5及びR6、R9及びR10
    ともに水素原子の場合を除く。n、mは0〜2の整数を
    表す。)
  2. 【請求項2】 前記感光層がフタロシアニン顔料を含有
    することを特徴とする請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記フタロシアニン顔料が無金属フタロ
    シアニン顔料またはチタニルフタロシアニン顔料である
    ことを特徴とする請求項2記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記感光層がアゾ顔料を含有することを
    特徴とする請求項1記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 前記一般式1で示されるエナミン化合物
    と前記一般式2で示されるエナミン化合物の重量比が1
    0:1〜1:3であることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の電子写真感光体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6777148B2 (en) 2001-10-25 2004-08-17 Mitsubishi Paper Mills Limited Organic photoconductive material and electrophotographic photoreceptor using the material
JP2007119376A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Kyocera Mita Corp エナミン誘導体およびそれを用いた電子写真感光体
JP2009251103A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Kyocera Mita Corp 電子写真感光体、およびこれを備えた画像形成装置
JP2010163395A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Kyocera Mita Corp エナミン誘導体および電子写真感光体
US7794907B2 (en) 2004-09-07 2010-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Hydrazone compound, electrophotographic photoreceptor comprising the hydrazone compound, and image forming apparatus equipped with the electrophotographic photoreceptor

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