JP2000243033A - データ再生システム - Google Patents
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Abstract
呈する場合であっても、適正データ再生のためのサンプ
リング値に対するマージンの低下を防止し、より正確な
データ再生が可能となるデータ再生システムを提供する
ことである。 【解決手段】この課題は、パーシャルレスポンス波形の
記録信号に従ってデータ記録のなされた記録媒体からの
再生信号を所定周期にてサンプリングし、ビタビ復号ア
ルゴリズムに従って、上記パーシャルレスポンス波形に
て定まる期待値と当該サンプリング値とから演算される
ブランチメトリック値に基づいてパスメトリック値を演
算し、そのパスメトリック値の比較演算結果に基づいて
再生データを決めるようにしたデータ再生システムにお
いて、再生信号の非線形性を呈する所定部位を検出した
ときに、当該再生信号に含まれる非線形量を取得し、設
定される期待値を当該取得された非線形量に基づいて調
整するように構成することによって達成される。
Description
光磁気ディスク装置または磁気ディスク装置等のデータ
記録装置に適用される記録媒体のデータ再生システムに
関する。
ディスク記録媒体(光ディスク、光磁気ディスク)は、
大容量、可換性、高信頼性等により、画像・イメージ情
報の記録再生やコンピュータ用のコード記録等、種々の
分野での利用が図られている。このような光ディスク装
置では、記録密度の増大に伴ってより精度の高いデータ
の記録・再生の手法が望まれている。この光ディスク記
録媒体に対する精度の高いデータの記録・再生を行なう
手法として、例えば、記録データ信号を所謂パーシャル
レスポンス(PR)波形に変調して光ディスク記録媒体
に記録する一方、この光ディスク記録媒体からの再生信
号を所定周期でサンプリングした後に、所謂ビタビ検出
器(最尤データ検出器)にて最も確からしいデータを検
出する手法が提案されている。
構成は、例えば、図1に示すようになっている。図1に
おいて、ビタビ検出器は、ブランチメトリック計算ユニ
ット10、ACS(Add-Compare-Select)ユニット1
1、パスメトリックメモリ12およびパスメモリ13を
有している。このビタビ検出器を例えば光磁気ディスク
装置の再生システムに適用される場合、ブランチメトリ
ック計算ユニット10は、光磁気ディスクからの再生信
号のサンプリング値yt と期待値との差となるブランチ
メトリック値(BM値)を演算する。この期待値は、デ
ータ記録の際に用いられたパーシャルレスポンス(P
R)波形に依存する値であり、再生信号において本来と
りうる値である。このブランチメトリック値(BM値)
は、1つのサンプリング値yt が得られると、各期待値
に対して演算される。
リック値(BM値)とパスメトリックメモリ12に格納
された1クロック前の(前回演算した)パスメトリック
値(PM値)とを加算(Add)し、この加算後のパスメト
リック値(PM値)を2つずつ比較して(Compare )、
小さい方のパスメトリック値(PM)を選択(Select)
する。この選択されたパスメトリック値(PM値)が新
たなパスメトリック値としてパスメトリックメモリ12
に格納される。上記の処理の結果、パスメトリック値
(PM値)は、ブランチメトリック値(BM値)の積算
値となる。上記のように小さい方のパスメトリック値を
選択することは、状態遷移のパスを選択することに相当
する。即ち、ACSユニット11では、常に、パスメト
リック値が最小となるパスが選択される。
るデータ(2値データ)がACSユニット11からパス
メモリ13に供給される。パスメモリ13では、選択さ
れた各パスに対応したデータが順次シフトされると共
に、その過程で、選択されなかった各パスに対応するデ
ータが順次淘汰されて生き残りパスに相当するデータが
パスメモリ13から検出データとして出力される。
波形にてデータを記録すると共に、ビタビ検出器を用い
て最も確からしいデータを検出することにより、高密度
記録のなされた光磁気ディスクから精度良くデータの再
生が可能となる。
スクから、例えば、図2(a)に示すような再生信号波
形が得られる場合、そのサンプリング値のヒストグラム
は、例えば、図2(b)、(c)に示すようになる。こ
の例は、PR(1,1)波形にて記録したデータをビタ
ビ検出(最尤検出)する場合を示している。白色雑音だ
けを考慮した場合、そのサンプリング値の分布は、図2
(b)に示すように期待値に対応した3つのレベルをピ
ークとする分布となる。
誤差、非線形ずれ成分等が有る場合、図2(c)に示す
ように、サンプリング値が、バラバラに分布するように
なり、このように分布するサンプリング値から一定値に
固定された期待値を用いてビタビ検出しても、十分なエ
ラーレート特性をえることができない。PR(パーシャ
ルレスポンス)波形の拘束長を大きくする(例えば、P
R(1,2,1)やPR(1,2,2,1))等)と、
データの検出精度の改善効果が大きくなることが一般に
知られているが、拘束長を大きくすると、1つの期待値
当たりの振幅マージンが減少し、過渡応答、オフセット
変動、位相誤差等の影響を受けやすくなって、かえって
エラーレートが劣化してしまうという問題がある。
ために、磁気超解像効果(MSR(Magnetically induc
ed Super Resolution ))を持つ媒体、(例えば、RA
D(Rear Aperture Detection )媒体)が実用化されよ
うとしてる。このMSR効果を有する媒体では、光ビー
ムの熱分布を利用したマスクを形成することにより超解
像効果をつくりだすため、媒体上を移動する光ビームの
熱分布には偏りによって再生信号に非線形ずれ成分が発
生し、この非線形ずれ成分のために再生波形が歪む。そ
の結果、理想的なサンプリング値が得られず、この場合
も、エラーレートが劣化してしまうという問題がある。
ば、RAD媒体)を用いる場合、再生信号波形が非線形
性を示すが、この非線形性は、例えば、図3に示すよう
に再生信号の立ち下がり部分で表れる。図3は、PR
(1、1)の記録信号を再生した場合を示し、その再生
信号の立ち下がりにおけるサンプリング点E1、E2、
E3、E4のレベルが、非線形性の影響で、期待値から
大きく低下する(肩下がり現象)。
録ピットの前後のエッジの対象性を利用するPRML記
録再生方式では、再生信号の後エッジに対応した部分に
おける適正データ再生のためのマージンが少なくなる。
そこで、本発明の課題は、特に、再生信号が非線形性を
呈する場合であっても、適正データ再生のためのサンプ
リング値に対するマージンの低下を防止し、より正確な
データ再生が可能となるデータ再生システムを提供する
ことである。
め、本発明は、請求項1に記載されるように、パーシャ
ルレスポンス波形の記録信号に従ってデータ記録のなさ
れた記録媒体からの再生信号を所定周期にてサンプリン
グし、ビタビ復号アルゴリズムに従って、上記パーシャ
ルレスポンス波形にて定まる期待値と当該サンプリング
値とから演算されるブランチメトリック値に基づいてパ
スメトリック値を演算し、そのパスメトリック値の比較
演算結果に基づいて再生データを決めるようにしたデー
タ再生システムにおいて、上記ブランチメトリック値の
演算に用いられる期待値を設定する期待値設定ユニット
と、再生信号の非線形性を呈する部位を検出する非線形
部位検出ユニットと、該非線形部位検出ユニットが再生
信号の非線形性を呈する所定部位を検出したときに、再
生信号に含まれる非線形量を取得する非線形量取得ユニ
ットと、該非線形量演算ユニットにて演算された非線形
量に基づいて上記期待値設定ユニットにて設定される期
待値を調整する期待値調整ユニットとを備えるように構
成される。
信号の非線形性を呈する部位の非線形量に基づいてブラ
ンチメトリック値の演算にて用いられる期待値が調整さ
れる。その結果、再生信号が非線形性を呈する場合であ
っても、その非線形性を呈する部位に対する期待値が非
線形量に基づいて調整されることから、その非線形性を
呈する部位から適正なデータを再生するためのサンプリ
ング値に対するマージンが向上する。
特性から決まる非線形量を予め保持し、その保持された
非線形量を取得するように構成することができる。ま
た、種々の媒体に対応できるという観点から、この非線
形量取得ユニットは、請求項2に記載されるように、再
生信号のサンプリング値に基づいて非線形量を演算する
非線形量演算手段を備えるように構成することができ
る。
から再生された再生信号のサンプリング値に基づいて非
線形量が演算される。特に、上述したようなMSR効果
を有する媒体では、再生信号の立ち下がり部位または立
ち上がり部位に非線形性が表れるということを考慮する
と、上記非線形部位検出手段は、請求項3に記載される
ように、再生信号の立ち下がり部位または立ち上がり部
位を再生信号の非線形性を呈する部位として検出するよ
うに構成することができる。
という観点から、本発明は、請求項4に記載されるよう
に、上記各システムにおいて、上記非線形部位検出手段
は、再生データから所定ビット数構成のビット列を抽出
するビット列抽出手段と、ビット列抽出ユニットにて抽
出されるビット列のパターンが非線形部位に対応するビ
ットパターンとして予め定められた基準パターンと一致
するか否かを判定するパターン判定手段とを備えるよう
に構成することができる。
データから抽出される所定ビット数のビット列のパター
ンが基準パターンと一致したときに、再生信号の非線形
性を呈する部位が検出される。非線形量を容易に定量化
できるという観点から、本発明は、請求項5に記載され
るように、上記非線形量演算手段を有するデータ再生シ
ステムにおいて、当該非線形量演算手段は、期待値設定
手段にて設定された期待値とサンプリング値との差を演
算する減算手段と、該減算手段にて演算された差値に基
づいて非線形量を演算する手段とを備えるように構成す
ることができる。
ンプリング値は期待値に一致する。従って、この期待値
とサンプリング値との差が非線形性を表すことになる。
そして、当該差値から具体的な非線形量が演算される。
非線形量を容易に演算できるという観点から、上記非線
形量を演算する手段は、請求項6に記載されるように、
上記減算手段にて演算された差値に所定の倍率を乗ずる
乗算器を有し、乗算器からの出力値を非線形量とするよ
うに構成することができる。
値とサンプリング値との差値に単に所定の倍率を乗ずる
だけで非線形量が得られる。この所定の倍率は、媒体の
種類や各媒体の領域毎に設定することができる。また、
再生データのエラーの状況等から適宜変更する(学習す
る)こともできる。この倍率は、一般的に1より小さい
値に設定される。
(例えば、RAD媒体)等のように、信号レベルが低下
するという再生信号の非線形性を考慮すると、本発明
は、請求項7に記載されるように、上記各データ再生シ
ステムにおいて、上記期待値調整手段は、期待値設定手
段にて設定される期待値から非線形量取得手段にて取得
される非線形量を減ずる減算手段を備え、減算手段から
の出力値を調整済の期待値としてブランチメトリック値
の演算に供するように構成することができる。
号の非線形性を呈する部位として検出された部位に続く
サンプリング点にも非線形性の影響が及ぶ場合も考慮し
て、本発明は、請求項8に記載されるように、パーシャ
ルレスポンス波形の記録信号に従ってデータ記録のなさ
れた記録媒体からの再生信号を所定周期にてサンプリン
グし、ビタビ復号アルゴリズムに従って、上記パーシャ
ルレスポンス波形にて定まる期待値と当該サンプリング
値とから演算されるブランチメトリック値に基づいてパ
スメトリック値を演算し、そのパスメトリック値の比較
演算結果に基づいて再生データを決めるようにしたデー
タ再生システムにおいて、上記ブランチメトリック値の
演算に用いられる期待値を設定する期待値設定手段と、
再生信号の非線形性を呈する部位を検出する非線形部位
検出手段と、該非線形部位検出手段が再生信号の非線形
性を呈する所定部位を検出したときに、再生信号のサン
プリング値に基づいて再生信号の当該検出部位での第一
の非線形量を演算する第一の非線形量演算手段と、該再
生信号からのサンプリング値に基づいて、上記第一の非
線形量より少ない、上記再生信号の当該検出部位に続く
サンプリング点での第二の非線形量を演算する第二の非
線形量演算手段と、再生信号の当該検出部位にてサンプ
ルされるサンプリング値に対して上記期待値設定手段に
て設定される期待値を上記第一の非線形量演算手段にて
演算された第一の非線形量に基づいて調整し、再生信号
の当該検出部位に続くサンプリング点でのサンプリング
値に対して上記期待値設定手段にて設定される期待値を
上記第二の非線形量演算手段にて演算される第二の線形
量に基づいて調整する期待値調整手段とを備えるように
構成される。
形性を呈する部位として検出された部位のサンプリング
値に対する期待値がその第一の非線形量に基づいて調整
されると共に、その再生信号の非線形性を呈する部位と
して検出された部位に続くサンプリング点でのサンプリ
ング値に対する期待値が上記第一の非線形量より少ない
第二の非線形量に基づいて調整される。その結果、更
に、正確なデータ再生が可能となる。
容易に演算できるという観点から、本発明は、請求項1
0に記載されるように、上記データ再生システムおい
て、上記第一の非線形量演算手段は、再生信号の当該検
出部位にてサンプリングされるサンプリング値に基づい
て第一の非線形量を演算し、上記第二の非線形量演算手
段は、再生信号の当該検出部位にてサンプリングされる
サンプリング値に基づいて上記第一の非線形量より少な
い第二の非線形量を演算するように構成することができ
る。
信号の非線形性を呈する部位として検出された部位に基
づいて、第一の非線形量及び第二の非線形量が演算され
る。。
面に基づいて説明する。図4は、光磁気ディスク装置の
データ再生系の構成例を示す。図4において、光ディス
ク記録媒体となる光磁気ディスク200には、例えば、
拘束長4のRR(1,2,2,1)波形に従ってデータ
が記録されている。このような光磁気ディスク200か
ら光学ヘッド20を介して記録データに対応した再生信
号が得られる。この再生信号は、アンプ21にて増幅さ
れた後にフィルタ22、イコライザ23にて波形成形さ
れる。このように増幅、波形成形のなされた再生信号
は、アナログ・デジタル変換器(ADC)24にてデジ
タル信号に変換される。このアナログ・デジタル変換器
24は、同期クロック生成回路25からの同期クロック
信号に同期して作動する。即ち、上記再生信号の信号値
yt が同期クロック信号に同期して(同期クロック信号
の周期にて)サンプリングされる。
ング値yt )が上記同期クロック信号に同期してビタビ
検出100に供給される。ビタビ検出器100は、順次
供給される再生信号のサンプリング値からビタビ復号ア
ルゴリズムに従って記録データを検出し、出力する。こ
のビタビ検出器100は、後述するように、同期クロッ
ク信号の位相誤差の検出機能を有している。ビタビ検出
器100からの位相誤差信号は、同期クロック生成回路
25に供給され、同期クロック生成回路25は、この位
相誤差信号を用いて同期クロック信号の生成を行なう。
すように構成さる。図4において、このビタビ検出器1
00は、一般的なビタビ検出器(図1参照)と同様に、
ブランチメトリック計算ユニット10、ACSユニット
11、パスメトリックメモリ12及びパスメモリ13を
有している。更に、このビタビ検出器100は、期待値
設定ユニット14、初期値設定ユニット15、オフセッ
ト検出ユニット16、位相誤差検出ユニット18、非線
形量抽出ユニット50及び期待値調整ユニット51を備
えている。
1)波形のPRと期待値との関係が図6に示される。こ
の場合、取りうる状態の数Nが8つで(S0 、S1 、S
2 、S3 、S4 、S5 、S6 、S7 )、取りうる期待値
は16(P0 、P1 、P2 、P3 、P4 、P5 、P6 、
P7 、P8 、P9 、P10、P11、P12、P13、P14、P
15)である。状態S0 から状態S0への遷移は期待値P0
=0に対応し、状態S0から状態S4 への遷移は期待値
P8 =1に対応する。状態S1 から状態S0 への遷移は
期待値P1 =cに対応し、状態S1 から状態S4 への遷
移は期待値P9 =(1+c)に対応する。状態S2 から
状態S1 への遷移は期待値P2 =bに対応し、状態S2
から状態S5 への遷移は期待値P10=(1+b)に対応
する。状態S3 から状態S1への遷移は期待値P3 =
(b+c)に対応し、状態S3 から状態S5 への遷移は
期待値P11=(1+b+c)に対応する。状態S4 から
状態S2 への遷移は期待値P4 =aに対応し、状態S4
から状態S6 への遷移は期待値P12=(1+a)に対応
する。状態S5 から状態S2 への遷移は期待値P5 =a
+cに対応し、状態S5 から状態S6 への遷移は期待値
P13=(1+a+c)に対応する。状態S6 から状態S
3 への遷移は期待値P6 =a+bに対応し、状態S6 か
ら状態S7 への遷移は期待値P14=(1+a+b)に対
応する。また、状態S7 から状態S3 への遷移は期待値
P7 =a+b+cに対応し、状態S7 から状態S7 への
遷移は期待値P15=(1+a+b+c)に対応する。
は、前述したようにサンプリング値と期待値との差に対
応したブランチメトリック値を演算するものであるが、
具体的には、図7に示すように、サンプリング値yt が
与えられると、このサンプリング値yt と上記16の各
期待値Ph (h=0 〜16)との差の2乗(yt −Ph) 2
をブランチメトリック値BMh として演算する。この1
6のブランチメトリック値BM0 〜BM15はACSユニ
ット11に供給される。ここでは、サンプリング値yt
と各期待値Phとの差の2乗をブランチメトリック値B
Mh としたが、当該差の絶対値をブランチメトリック値
としても同様にビタビ検出動作を行ないうる。
算(Add )、比較(Compare )、選択(Select9)の各
演算を行なうものであるが、例えば、図8に示すように
構成される。図8において、このACSユニット11
は、上記16のブランチメトリック値BM0 〜BM15が
セットされる16のレジスタ111(0)〜111(1
5)、16の加算器113(0)〜113(15)、8
つの比較器114(0)〜114(7)及び8つのセレ
クタ115(0)〜115(7)を有している。
ク値BM0(t)と前回パスメトリックメモリ12に格納さ
れたパスメトリック値PMM0(t-1)とを加算する。加算
器113(1)は、ブランチメトリック値BM1(t) と
前回パスメトリックメモリ12に格納したパスメトリッ
ク値PMM1(t-1)とを加算する。比較器114(0)
は、加算器113(0)からの出力値(BM0(t)+PM
M0(t-1)) と加算器113(1)からの出力値(BM1
(t)+PMM1(t-1))とを比較する。そして、比較器1
14(0)は、出力値( BM0(t)+PMM0(t-1)) が出
力値(BM1(t)+PMM1(t-1)) より小さい場合、”
1”を出力し、逆に出力値(BM1(t)+PMM1(t-1))
が出力値( BM0(t)+PMM0(t-1)) より小さい場
合、”0”を出力する。この比較器114(0)からの
出力値(0または1)がACSユニット11の出力値D
0 となる。
(0)の出力値に応じて、各加算器113(0)及び1
13(1)の出力値((BM0(t)+PMM0(t-1)、(B
M1(t)+PMM1(t-1))のうち小さい方を選択し、その
選択された値PMT0 を出力する。上記ブランチメトリ
ック値BM0(t)と前回のパスメトリック値PMM0(t-1)
の加算値( BM0(t)+PMM0(t-1))は、状態S0 から
状態S0 への遷移に対応し、また、ブランチメトリック
値BM1(t)と前回のパスメトリック値PMM1(t-1)との
加算値( BM1(t)+PMM1(t-1))は、状態S1 から状
態S0 への遷移に対応する(図6参照)。従って、これ
らの加算値のいずれか小さい方を選択するセレクタ11
5(0)の機能は、状態S0 に至る2本のパスのうちパ
スメトリック値が小さい(尤度が高い)パスを選択する
ことに相当する。
スメトリック値PMM2(t-1)及びブランチメトリック値
BM3(t)と前回のパスメトリック値PMM3(t-1)に対し
て加算器113(2)、113(3)、比較器114
(1)及びセレクタ115(1)が、ブランチメトリッ
ク値BM4(t)と前回のパスメトリック値PMM4(t-1)及
びブランチメトリック値BM5(t)と前回のパスメトリッ
ク値PMM5(t-1)に対して加算器113(4)、113
(5)、比較器114(2)及びセレクタ115(2)
が、ブランチメトリック値BM6(t)と前回のパスメトリ
ック値PMM6(t-1)及びブランチメトリック値BM7(t)
と前回のパスメトリック値PMM7(t-1)に対して加算器
113(6)、113(7)、比較器114(3)及び
セレクタ115(3)が、それぞれ上記と同様の処理を
実行する。その結果、各比較器114(1)、114
(2)、114(3)の出力値(0または1)が当該A
CSユニット11の出力値D1 、D2 、D3 となる。
回のパスメトリック値PMM0(t-1)及びブランチメトリ
ック値BM9(t)と前回のパスメトリック値PMM1(t-1)
に対して加算器113(8)、113(9)、比較器1
14(4)及びセレクタ115(4)が、ブランチメト
リック値BM10(t) と前回のパスメトリック値PMM2
(t-1)及びブランチメトリック値BM11(t) と前回のパ
スメトリック値PMM3(t-1)に対して加算器113(1
0)、113(11)、比較器114(5)及びセレク
タ115(5)が、ブランチメトリック値BM12(t) と
前回のパスメトリック値PMM4(t-1)及びブランチメト
リック値BM13(t) と前回のパスメトリック値PMM5
(t-1)に対して加算器113(12)、113(1
3)、比較器114(6)及びセレクタ115(6)
が、ブランチメトリック値BM14(t) と前回のパスメト
リック値PMM6(t-1)及びブランチメトリック値BM15
(t) と前回のパスメトリック値PMM7(t-1)に対して加
算器113(14)、113(15)、比較器114
(7)及びセレクタ115(7)が、それぞれ上記と同
様の処理を実行する。その結果、各比較器114
(4)、114(5)、114(6)、114(7)の
出力値(0または1)が当該ACSユニット11の出力
値D4 、D5 、D6 、D7 となる。
クタ115(0)〜115(7)に対応させて減算器1
16(0)〜116(7)、比較器117(0)〜11
7(7)及びセレクタ118(0)〜118(7)を備
えると共にオア回路119を備えている。各減算器11
6(i)(i=0〜7)は、対応するセレクタ115
(i)からの出力値PMTiから定数(128)d (十
進数)を減算する。この定数は、8 ビットのフルスケー
ルで表現される数値の1/2の値である。また、各比較
器117(i)は、対応する減算器116(i)からの
出力値QMTi と最小基準値MIN(=−256)とを
比較してその比較結果CMi を出力する。この最小基準
値MINは、各減算器116(i)からの出力値QMT
i がアンダーフローしたか否かを判定するための基準値
となる。
i は、減算器出力QTMi が最小基準値MINを下回っ
たときに、例えば、ハイレベルとなる。各比較器117
(0)〜117(7)からの比較結果CM0〜CM7が
オア回路119に入力している。また、各セレクタ11
8(i)は、オア回路119からの出力CMTレベルに
応じて、対応するセレクタ115(i)からの出力値P
MTi 及び対応する減算器116(i)からの出力値Q
MTi のいずれかを選択する。各セレクタ118(i)
からの出力値が対応するパスメトリック値PMMi
(t)としてパスメトリックメモリ12に格納される。
このパスメトリックメモリ12に格納された各パスメト
リック値PMMi(t)が次回の(次クロックタイミン
グ(t+1)での)パスメトリック値PMMi(t+
1)を得るための演算に用いられる。上記のような回路
構成において、セレクタ118(i)は、オア回路11
9からの出力CMTレベルがローレベル(対応する減算
器116(i)の出力値QMTi が最小基準値MINよ
り大きい) の場合に、対応する減算器116(i)の出力
値QMTi を新たなパスメトリック値PMMi(t)として
パスメトリックメモリ12に供給する。一方、オア回路
119からの出力CMTレベルがハイレベル(対応する
減算器116(i)の出力値QMTi が最小基準値MI
Nより小さい)場合に、セレクタ118(i)は、対応
するセレクタ115(i)からの出力値PMTi 、即
ち、前回のパスメトリック値PMMi(t-1)にブランチメ
トリック値BMi(t)を加算した値そのものを新たなパス
メトリック値PMMi(t)としてパスメトリックメモリ1
2に供給する。
トリック値との加算値から一定値(=128)を減算し
た値(減算器116(i)の出力値) を新たなパスメトリ
ック値として、パスメトリック値とブランチメトリック
値との加算演算を繰り返す一方、その過程で、当該減算
値が最小基準値MIN(−256)を下回ったときに、
パスメトリック値とブランチメトリック値との加算値そ
のもの(一定値を減算しない)を新たなパスメトリック
値するようにしたため、ブランチメトリック値の加算に
よって順次増加するパスメトリック値がオーバーフロー
することも、また、アンダーフローすることも防止され
る。
ータD0 、D1 、D2 、D3 、D4、D5 、D6 、D7
がパスメモリ13に供給される。このパスメモリ13で
は、前述したように、ACSユニット11によって選択
された各パスに対応したデータが順次シフトされると共
に、その過程で、選択されなかった各パスに対応するデ
ータが順次淘汰されて生き残りパスに相当するデータが
パスメモリ13から検出データとして出力される。この
パスメモリ13は、例えば、図9に示すように構成され
る。
ユニット11からのデータD0 、D1 、D2 、D3 、D
4 、D5 、D6 、D7 が並列的にセットされるフリップ
フロップ131(0)〜131(7)及びセレクタ13
2(0)〜132(7)、フリップフロップ133
(0)〜133(7)、セレクタ134(0)〜134
(7)、フリップフロップ135(0)〜135
(7)、・・・セレクタ136(0)〜136(7)、
フリップフロップ137(0)〜137(7)、多数デ
ータ選択ユニット138を有している。
列されており、各フリップフロップの出力が次段の2つ
のセレクタに入力するようになっている。そして、初段
のフリップフロップ131(0)〜131(7)にセッ
トされた選択されたパスを表すデータD0 、D1 、D2
、D3 、D4 、D5 、D6 、D7 から始まって、順次
選択及びシフト処理を繰り返す過程で、各フリップフロ
ップにセットされるデータが生き残りのパスに対応した
データに書き換えられてゆく。そして、最終段の各フリ
ップフロップ137(0)〜137(7)にセットされ
たデータ(0または1)から多数データ(majority)が
多数データ選択ユニット138にて選択され、その選択
されたデータが当該パスメモリ13の出力データとして
得られる。
4について説明する。期待値設定ユニット14は、初期
値設定ユニット15及びオフセット検出ユニット16と
接続されており、初期値設定ユニット15からの初期の
オフセット量Init 及びオフセット検出ユニット16か
らの検出されたオフセット量Offsetに基づいて期待値
{Ph }を決定している。この期待値設定ユニット14
は、例えば、図10に示すように構成される。
は、最小値検出ユニット140、セレクタ141、14
2、143、144、加算器146、ラッチ回路148
及びデフォルト期待値設定ユニット149を有してい
る。最小値検出ユニット140は、ACSユニット11
にて演算されたパスメトリック値{PMh}のうちの最
小値を検出する。PR波形の拘束長が4の場合、上述し
たようにパスメトリック値{PMh }は16種類あり
(h =0,1,...,15)(図8における加算器1
13(0)〜113(15)の出力)、この最小値検出
ユニット140の出力は、各ビットがパスメトリック値
に対応するように、16ビットとなる。即ち、図11に
示すように、パスメトリック値PM0 〜PM15が最小値
検出ユニット(比較器)140に入力する場合、 PM0 が最小のとき、"0000000000000001"、 PM1 が最小のとき、"0000000000000010" PM2 が最小のとき、"0000000000000100" ・・・・・ ・・・・・ PM13が最小のとき、"0010000000000000" PM14が最小のとき、"0100000000000000" PM15が最小のとき、"1000000000000000" がそれぞれ最小値検出ユニット140から出力される。
は、セレクタ142の制御信号として用いられる。この
セレクタ142は、セレクタ141を介してデフォルト
期待値設定ユニット149から供給されるデフォルト期
待値のなかから制御信号(最小値検出ユニット140の
出力Min _no)に対応したデフォルト期待値を選択す
る。このデフォルト期待値設定ユニット149には、デ
ータ記録時に用いられるPR波形によって決まる理想状
態での期待値(16種類)が設定されている。このセレ
クタ142にて選択されたデフォルト期待値Phs は、
後述するような構造となるオフセット検出ユニット16
に供給される。
定されたデフォルト期待値は、更に、セレクタ141を
介して、後述するような構造の初期値設定ユニット15
に供給される。初期値設定ユニット15によって設定さ
れた初期のオフセット量Init がセレクタ143に入力
している。このセレクタ143には、オフセット検出ユ
ニット16にて検出されたオフセット量Offsetも入力し
ており、切り換え信号( オフセットSEL)によって所
定のタイミングで、初期のオフセット量Initからオフ
セット量Offsetへの選択切り換えが行なわれる。このセ
レクタ143の出力は、セレクタ144に供給されると
共に、非線形抽出ユニット17にOfIN信号として供給さ
れる。セレクタ144は、オフセット量にて期待値を補
正する(オフセット動作) か否かを選択するもので、オ
フセットオン・オフ信号により、セレクタ143にて選
択されたオフセット量(Init またはOffset) または"
0”を選択する。
給される。加算器146にはセレクタ141を介してデ
フォルト期待値{Phs }も供給されており、上記セレ
クタ144からのオフセット量(Init またはOffset)
が各デフォルト期待値{Phs }に加算される。なお、
セレクタ144にて”0”を選択された場合、期待値は
補正されるこなく、デフォルト期待値そのものが加算器
146から出力される。加算器146から出力される期
待値Phは、後述するような期待値調整ユニット51に
供給され、この期待値Phが更に調整された後に、前述
したようなブランチメトリック計算ユニット10に供給
され、パスメトリック値の演算に用いられる。
持ゲートの制御によってラッチ回路148に保持され
る。このラッチ回路148に保持された前セクタの最終
の期待値をセレクタ141によって、次のセクタのデフ
ォルト期待値として選択することができる。光磁気ディ
スクから信号を再生する際に、再生直後において再生信
号がオフセットする現象が生ずる。この再生初期におけ
る再生信号のオフセット量Init を設定する初期値設定
ユニット15は、例えば、図12に示すように構成され
る。
15は、期待値平均計算ユニット151、サンプル値平
均計算ユニット152及び減算器153を有している。
期待値平均計算ユニット151は、期待値設定ユニット
14から供給されるデフォルト期待値{Phs}の平均
値を計算する。初期値設定ユニット15にはサンプリン
グ値yt が供給されており、サンプリング値平均計算ユ
ニット152は、サンプリング値yt が得られる毎にそ
れまで得られたサンプリング値の平均値yt を計算す
る。そして、減算器153が期待値Phs の平均値とサ
ンプリング値ytの平均値との差を演算し、その差を初
期のオフセット値Init として出力する。この初期のオ
フセット値Init が前述したように期待値設定ユニット
14に供給される。
検出するオフセット検出ユニット16は、例えば、図13
に示すように構成される。図13において、このオフセ
ット検出ユニットは、オフセット平均計算ユニット16
1及び減算器162を有している。減算器162は、サ
ンプリング値ytと期待値設定ユニット14からの期待
値Phs との差yt_Phs を演算する。オフセット平均計
算ユニット161は、設定された個数(平均個数)の上
記サンプリング値yt と期待値Phs との差yt_Phs が
得られる毎に当該差の平均値を計算する。この平均計算
の初期値として初期値設定ユニット15からのオフセッ
ト量Init が用いられる。このオフセット平均値計算ユ
ニット161にて計算された平均値がオフセット量Offs
etとして期待値設定ユニット14に供給される。
媒体としてRAD(Rear ApertureDetection )媒体を
用いる場合、前述したように、再生信号波形が非線形性
を示す。この再生信号の非線形性によって適正なデータ
再生のためのサンプリング値に対するマージンが低下す
ることを防止するために、ビタビ検出器100は、図5
に示すように、非線形量抽出ユニット50及び期待値調
整ユニット51を備えている。
13らの出力データに基づいて再生信号の立ち下がり部
位を検出し、その検出された立ち下がり部位でのサンプ
リング値yt に基づいて非線形量を演算する。そして、
期待値調整ユニット51は、非線形量抽出ユニット50
にて得られた非線形量に基づいて期待値設定ユニット1
4からの各期待値Phを調整する。そして、その調整さ
れた各期待値_Phが期待値調整ユニット51からブラ
ンチメトリック計算ユニット10に供給される。
ば、図14に示すように構成されている。図14におい
て、この非線形量抽出ユニット50は、非線形性が表れ
る再生信号の立ち下がり部位を検出するための立ち下が
り検出部520を有している。この立ち下がり検出部5
20は、シフトレジスタ521及び比較器522を備え
ている。シフトレジスタ521は、パスメモリ13から
順次出力されるデータ(ビットデータ)を保持し、例え
ば、5ビットデータを出力する。比較器522は、再生
信号の立ち下がり部位に対応するビットパターンとして
予め設定された基準パターン(例えば、PR(1、1)
の場合、”11000”)と上記シフトレジスタ521
からのビットデータのパターンとを比較し、一致する場
合に有効となる一致信号を出力する。この比較器522
からの一致信号が立ち下がりが検出部520の検出信号
となる。
サンプル値ytを保持するシフトレジスタ501、アン
ド回路502及び保持回路503を有している。アンド
回路502は、上記立ち下がり検出部520からの検出
信号によってゲート制御される。この検出信号が有効と
なる場合(立ち下がり部位を検出した場合)、シフトレ
ジスタ501にセットされたサンプリング値ytがアン
ド回路502を介して保持回路503に供給される。
待値Ph(h=0〜15)に対応した非線形量演算部5
30(0)、530(1)・・・530(15)を有し
ている。各非線形演算部530(0)〜530(15)
は、減算器531、乗算器532、533、切換え回路
534及びレジスタ535を備えている。各非線形量演
算部530(0)〜530(15)には、対応する期待
値Ph及び保持回路503に保持されたサンプリング値
ytが供給されている。
03に保持されたサンプリング値ytとの差(Ph−y
t)を演算する。乗算器532は、減算器531の出力
値(Ph−yt)に所定のゲインG1(1より小さい倍
率)を乗算する(G1(Ph−yt))。乗算器533
は、減算器531の出力値に所定のゲインG2(G1よ
り小さい倍率)を乗算する。
べき信号レベルである期待値Phと、再生信号の立ち下
がり部位で実際にサンプリングされたサンプリング値y
tとの差に所定倍率G1を乗じた値となる。この乗算器
532の出力値が立ち下がり部位にて検出された非線形
量となる。即ち、この例の場合、期待値Phとサンプリ
ング値ytとの差の所定割合(G1)量を再生信号の立
ち下がり部位における非線形量としている。
値Phとサンプリング値ytとの差に倍率G1より小さ
い所定倍率G2を乗じた値となる。これは、非線形量が
大きい再生信号の立ち下がり部位において当該非線形量
に基づいた期待値の調整を行うと、立ち下がり部位の次
のサンプリング値yt+1 に対してのレベルマージンが少
なくなってしまうので、立ち下がり部位に続くサンプリ
ング点においても、立ち下がり部位に対応して得られた
上記非線形量の何割(G2/G1)かを当該サンプリン
グ点における非線形量として得るためのものである。従
って、上記再生信号の立ち下がり部位における非線形量
の所定割合(G2/G1)量を当該立ち下がり部位に続
くサンプリング点での非線形量としている。
ンプリング点での実際のサンプリング値yt+1 と期待値
Phとの差に基づいて、上記立ち下がり部位の場合と同
様のアルゴリズムに従って、当該立ち下がり部位に続く
サンプリング点での非線形量を演算するようにしてもよ
い。また、なお、再生磁場のかけかた、即ち、磁場の方
向によっては再生信号の立ち上がり部位に非線形性が表
れることもある。従って、再生信号の立ち上がり部位を
非線形性の表れる部位として、上記立ち下がり部位の場
合と同様に検出するようにしてもよい。
ビタビ検出器100を制御するMPU(図示せず)から
各乗算器532、533に対して設定される。上記乗算
器532及び533からの出力値は、切換え回路535
に入力している。この切換え回路535は、出力値を再
生信号の立ち上がり部位の検出時に乗算器532の出力
値に切換え、当該立ち上がり部位に続くサンプリング点
のにおいて乗算器533の出力値に切換える。そして、
この切換え回路535からの出力値は、レジスタ535
にセットされ、そのセットされた出力値が当該非線形量
演算部530(h)から非線形量L_yt_PHhとし
て出力される。
の検出信号(比較器522からの一致信号)は、更に、
タイミング調整回路504に入力している。そして、こ
のタイミング調整回路504は、立ち下がり検出部52
0からの検出信号の入力タイミングから、当該立ち下が
り部位に続くサンプリング点までの間有効となるイネー
ブル信号ENを出力する。このイネーブル信号ENは、
後述するような構造となる期待値調整ユニット51に供
給される。
図15に示すように構成されている。図15に示す期待
値調整ユニット51は、期待値設定ユニット14にて設
定された期待値P0を調整するものであるが、他の期待
値P1〜P15についても、同様の構成となる期待値調
整ユニットが設けられている。図15において、この期
待値調整ユニット51は、アンド回路511及び減算器
512を有している。アンド回路511には、期待値P
0の選択信号Sel_P[0]、前述した非線形量抽出
ユニット50における期待値P0に対応した非線形量演
算部530(0)からの非線形量L_yt_PH0及び
イネーブル信号ENが入力されている。従って、このア
ンド回路511は、選択信号Sel_P[0]とイネー
ブル信号ENによってゲート制御され、両信号が有効な
状態のときに、非線形量L_yt_PH0がアンド回路
511を介して減算器512に供給される。
からの期待値P0とアンド回路511を介して供給され
る非線形量L_yt_PH0との差(P0−[L_yt
_PH0])を演算する。そして、この差値が調整され
た期待値_P0として減算器512から出力される。即
ち、期待値設定ユニット14にて設定された期待値Ph
から前述したように演算された非線形量L_yt_PH
hを差し引いた値が調整された新たな期待値_Phとし
て得られる。この調整された期待値_Phがブランチメ
トリック計算ユニット10に供給される。
ニット50が再生信号の非線形性を呈する部位として再
生信号の立ち下がり部位を検出し、サンプリング値yt
及び期待値に基づいて演算される非線形量L_yt_P
Hhを出力する場合には、期待値調整ユニット51は、
期待値設定ユニット14にて設定された期待値Phから
当該非線形量L_yt_PHhを差し引いて得られる新
たな期待値_Phがブランチメトリック計算ユニット1
0に供給される。一方、非線形抽出ユニット50が再生
信号の立ち下がり部位を検出しない場合には、期待値設
定ユニット14にて設定された期待値Phが期待値調整
ユニット51を介してそのまま新たな期待値_Phとし
てブランチメトリック計算ユニット10に供給される。
ト10に期待値_Phが供給されると、前述したよう
に、ビタビ検出アルゴリズムに従って、ブランチメトリ
ック計算ユニット10、ACS11、パスメトリックメ
モリ12及びパスメモリ13での処理が実行される。上
述したような非線形量抽出ユニット50及び期待値調整
ユニット51により、非線形性を呈する再生信号の立ち
下がり部位でのサンプリング値ytに対する期待値がそ
の非線形量だけ差し引かれて低下する。従って、この立
ち下がり部位の非線形性に起因してサンプリング値yt
が大きく低下しても、期待値も低下するので、実際のサ
ンプリング値と期待値の差に対応したブランチメトリッ
ク値が非線形部位において極端に大きくなることがな
く、より確からしいデータの再生が可能となる。
ンプリング点においても、上記再生信号の立ち下がり部
位での非線形量より少ない非線形量を期待値から差し引
いて新たな期待値を得るようにしているので、再生信号
の立ち下がり部位において期待値から非線形量を差し引
いたことに起因してそれに続くサンプリング点でのサン
プル値に対するレベルマージンが少なくなることを防止
することができる。
大きく呈すると見込まれる再生信号の立ち下がり部が検
出される毎に、サンプリング値ytと期待値の差に基づ
いて非線形量を演算するようにしているが、予め媒体
(光磁気ディスク等)のゾーン毎にその非線形量が分か
っている場合には、リード動作において各ゾーンを検出
する都度、対応する非線形量にて期待値を調整するよう
にしてもよい。この場合、リードゲートが有効となる前
に該当のセクタにおける非線形量をセットし、連続する
セクタでは、前回の非線形量をその先頭から使用するこ
とが可能である。
ができる。記録媒体を排出する前に、学習した非線形量
を不揮発性メモリに保存するようにしてもよい。このよ
うに保存した非線形量は、次に当該記録媒体からのデー
タ再生を行う場合に用いられる。上記学習機能が有効と
なる前、即ち、第一回目のリードゲートが有効となった
直後で位相誤差のフィードバックが完了していない期間
においては、パスメモリの出力が正確ではないため、立
ち上がり部位の比較は行わないほうがよい。このため、
リードゲートが有効となってから所定時間だけ、立ち下
がり部位のパターン比較処理(立ち下がり検出部520
での処理)を待つように構成することもできる。
は、図4に示すように同期クロック生成回路25にて生
成されるクロック信号に同期して得られる。同期クロッ
ク生成回路25は、ビタビ検出器100からの位相誤差
信号に基づいてクロック信号を生成する。この位相誤差
信号が図5に示す位相誤差検出ユニット18にて生成さ
れる。位相誤差検出ユニット18は、例えば、図16に
示すように構成される。
ト18は、符号検出器181(Sign)、セレクタ18
2、積算器183(Σ)、シフトレジスタ184、18
5(SR)、乗算器186、187及び減算器188を
有している。サンプリング値yt と期待値Phとの差を
表す差データyt_Phがブランチメトリック計算ユニット
10(図4参照)から当該位相誤差検出ユニット18の
符号検出器181に供給されている。この符号検出器1
81は、供給された差データyt_Phの符号が正の場合に
符号値「+1」を出力し、同符号が負の場合に符号値
「−1」を出力し、また、当該差データyt_Phがゼロの
場合に符号値「0」を出力する。セレクタ182は、対
象セレクタ信号に応じて同期を取るべきタイミングで得
られる期待値(16レベルのうちのいずれか)に対応し
た差データyt_Phの符号を選択する。積算器183は、
セレクタ182を介して供給される符号値を積算する。
そして、その積算値がシフトレジスタ184に蓄積され
る。この符号値の積算値は、サンプリング値と対応する
期待値(本来サンプリングされるべき値)との差、即
ち、再生信号の理想波形からの位相ずれに対応する。
に蓄積された符号値の積算値とサンプリング値yt とが
乗算器186によって乗算される。また、積算器183
からの積算値と1クロック前にシフトレジスタ185に
蓄積されたサンプリング値yt-1 とが乗算器187によ
って乗算される。減算器188は、各乗算器186及び
187からの出力値の差を演算し、位相誤差量PEとし
て出力する。
ロック信号を生成する同期クロック生成回路25は、例
えば、図17に示すように構成される。この例では、所
謂セルフクロッキング方式に従って同期用のクロック信
号を生成している。図17において、同期クロック生成
回路25は、デジタル・アナログ変換器(DAC)25
1、ローパスフィルタ252(LPF)及び電圧制御発
振器253(VCO)を有している。このような構成に
より、ビタビ検出器100から得られる位相誤差量PE
がデジタル・アナログ変換器251によってアナログ信
号レベルに変換された後に、ローパスフィルタ252に
よって平滑化される。そして、その平滑化されたレベル
に基づいたVCO制御により発信周波数が制御される。
その結果、周波数及び位相が理想点をサンプリングする
ように調整された同期用のクロック信号(CLK)が生
成され、そのクロック信号がデジタル・アナログ変換器
251、ビタビ検出器100及びアナログ・デジタル変
換器24(ADC)に供給される。
(具体的には、光磁気ディスク)のデータ再生システム
について述べたが、本発明は、これに限られず、磁気デ
ィスク等の記録媒体のデータ再生システムにも適用可能
である。
るデータ再生システムでは、再生信号の非線形性を呈す
る部位を検出したときに、サンプリング値に基づいて非
線形量を取得し、その非線形量に基づいて期待値を調整
するようにしたため、再生信号の非線形性を呈する部位
から適正なデータを再生するためのサンプリング値に対
するマージンが向上する。その結果、再生信号が非線形
性を呈する場合であっても、より正確なデータ再生が可
能となる。
である。
例を示す図である。
る。
である。
ムに用いられるビタビ検出器の構成例を示すブロック図
である。
状態遷移と期待値との関係を示す図である。
トとの処理を示すフローチャートである。
ックメモリの構成例を示すブロック図である。
ック図である。
を示すブロック図である。
ット(比較器)を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
成例を示すブロック図である。
の詳細構成例を示すブロック図である。
詳細構成例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
ブロック図である。
Claims (10)
- 【請求項1】パーシャルレスポンス波形の記録信号に従
ってデータ記録のなされた記録媒体からの再生信号を所
定周期にてサンプリングし、ビタビ復号アルゴリズムに
従って、上記パーシャルレスポンス波形にて定まる期待
値と当該サンプリング値とから演算されるブランチメト
リック値に基づいてパスメトリック値を演算し、そのパ
スメトリック値の比較演算結果に基づいて再生データを
決めるようにしたデータ再生システムにおいて、 上記ブランチメトリック値の演算に用いられる期待値を
設定する期待値設定手段と、 再生信号の非線形性を呈する部位を検出する非線形部位
検出手段と、 該非線形部位検出手段が再生信号の非線形性を呈する所
定部位を検出したときに、再生信号に含まれる非線形量
を取得する非線形量取得手段と、 該非線形量演算手段にて演算された非線形量に基づいて
上記期待値設定手段にて設定される期待値を調整する期
待値調整手段とを備えたデータ再生システム。 - 【請求項2】請求項1記載のデータ再生システムにおい
て、 上記非線形量取得手段は、再生信号のサンプリング値に
基づいて非線形量を演算する非線形量演算手段を備える
データ再生システム。 - 【請求項3】請求項1または2記載のデータ再生システ
ムにおいて、 上記非線形部位検出手段は、再生信号の立ち下がり部位
または立ち上がり部位を再生信号の非線形性を呈する部
位として検出するようにしたデータ再生システム。 - 【請求項4】請求項1乃至3いずれか記載のデータ再生
システムにおいて、 上記非線形部位検出手段は、再生データから所定ビット
数構成のビット列を抽出するビット列抽出手段と、 ビット列抽出ユニットにて抽出されるビット列のパター
ンが非線形部位に対応するビットパターンとしてとして
予め定められた基準パターンと一致するか否かを判定す
るパターン判定手段とを備えたデータ再生システム。 - 【請求項5】請求項2記載のデータ再生システムにおい
て、 上記非線形量演算手段は、期待値設定手段にて設定され
た期待値とサンプリング値との差を演算する減算手段
と、 該減算手段にて演算された差値に基づいて非線形量を演
算する手段とを備えたデータ再生システム。 - 【請求項6】請求項5記載のデータ再生システムにおい
て、 上記非線形量を演算する手段は、上記減算手段にて演算
された差値に所定の倍率を乗ずる乗算器を有し、乗算器
からの出力値を非線形量とするようにしたデータ再生シ
ステム。 - 【請求項7】請求項1乃至6いずれか記載のデータ再生
システムにおいて、 上記期待値調整手段は、期待値設定手段にて設定される
期待値から非線形量取得手段にて取得される非線形量を
減ずる減算手段を備え、減算手段からの出力値を調整済
の期待値としてブランチメトリック値の演算に供するよ
うにしたデータ再生システム。 - 【請求項8】パーシャルレスポンス波形の記録信号に従
ってデータ記録のなされた記録媒体からの再生信号を所
定周期にてサンプリングし、ビタビ復号アルゴリズムに
従って、上記パーシャルレスポンス波形にて定まる期待
値と当該サンプリング値とから演算されるブランチメト
リック値に基づいてパスメトリック値を演算し、そのパ
スメトリック値の比較演算結果に基づいて再生データを
決めるようにしたデータ再生システムにおいて、 上記ブランチメトリック値の演算に用いられる期待値を
設定する期待値設定手段と、 再生信号の非線形性を呈する部位を検出する非線形部位
検出手段と、 該非線形部位検出手段が再生信号の非線形性を呈する所
定部位を検出したときに、再生信号のサンプリング値に
基づいて再生信号の当該検出部位での第一の非線形量を
演算する第一の非線形量演算手段と、 該再生信号からのサンプリング値に基づいて、上記第一
の非線形量より少ない、上記再生信号の当該検出部位に
続くサンプリング点での第二の非線形量を演算する第二
の非線形量演算手段と、 再生信号の当該検出部位にてサンプルされるサンプリン
グ値に対して上記期待値設定手段にて設定される期待値
を上記第一の非線形量演算手段にて演算された第一の非
線形量に基づいて調整し、再生信号の当該検出部位に続
くサンプリング点でのサンプリング値に対して上記期待
値設定手段にて設定される期待値を上記第二の非線形量
演算手段にて演算される第二の線形量に基づいて調整す
る期待値調整手段とを備えたデータ再生システム。 - 【請求項9】請求項8記載のデータ再生システムにおい
て、 上記非線形部位検出手段は、再生信号の立ち下がり部位
を検出するようにしたデータ再生システム。 - 【請求項10】請求項9または10記載のデータ再生シ
ステムにおいて、 上記第一の非線形量演算手段は、再生信号の当該検出部
位にてサンプリングされるサンプリング値に基づいて第
一の非線形量を演算し、 上記第二の非線形量演算手段は、再生信号の当該検出部
位にてサンプリングされるサンプリング値に基づいて上
記第一の非線形量より少ない第二の非線形量を演算する
ようにしたデータ再生システム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04018499A JP3634176B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | データ再生システム及びデータ再生方法 |
| US09/694,066 US6603722B1 (en) | 1998-05-18 | 2000-10-19 | System for reproducing data with increased accuracy by reducing difference between sampled and expected values |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04018499A JP3634176B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | データ再生システム及びデータ再生方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000243033A true JP2000243033A (ja) | 2000-09-08 |
| JP3634176B2 JP3634176B2 (ja) | 2005-03-30 |
Family
ID=12573708
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04018499A Expired - Fee Related JP3634176B2 (ja) | 1998-05-18 | 1999-02-18 | データ再生システム及びデータ再生方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3634176B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007280551A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-10-25 | Ricoh Co Ltd | 情報再生方法、情報再生装置及び光ディスク |
| JP2008165925A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Hitachi Ltd | 光ディスク装置 |
| JP2008176898A (ja) * | 2006-04-21 | 2008-07-31 | Ricoh Co Ltd | 情報再生装置、情報記録再生装置、情報再生方法、及び光ディスク |
| JP2011023055A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Renesas Electronics Corp | 情報再生装置及び情報再生方法 |
-
1999
- 1999-02-18 JP JP04018499A patent/JP3634176B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007280551A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-10-25 | Ricoh Co Ltd | 情報再生方法、情報再生装置及び光ディスク |
| JP2008176898A (ja) * | 2006-04-21 | 2008-07-31 | Ricoh Co Ltd | 情報再生装置、情報記録再生装置、情報再生方法、及び光ディスク |
| JP2008165925A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Hitachi Ltd | 光ディスク装置 |
| JP2011023055A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Renesas Electronics Corp | 情報再生装置及び情報再生方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3634176B2 (ja) | 2005-03-30 |
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