JP2000244268A - Lc複合部品及びその共振周波数調整方法 - Google Patents

Lc複合部品及びその共振周波数調整方法

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JP2000244268A
JP2000244268A JP11038761A JP3876199A JP2000244268A JP 2000244268 A JP2000244268 A JP 2000244268A JP 11038761 A JP11038761 A JP 11038761A JP 3876199 A JP3876199 A JP 3876199A JP 2000244268 A JP2000244268 A JP 2000244268A
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Norihiro Shimada
規広 島田
Tomoya Bando
知哉 坂東
Ken Tonegawa
謙 利根川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LC共振回路における共振周波数の調整を容
易かつ高精度に行うことができ、かつ、小型化を達成し
たLCフィルタ、並びに、その共振周波数調整方法を提
供すること。 【解決手段】 多層基板2内に、LC共振回路の共振周
波数を調整するための複数のパターン電極7a、7b及
び7cが設けられているLCフィルタ1であって、多層
基板2の一方主面3にキャビティ6を形成し、キャビテ
ィ6内にはパターン電極7a、7b及び7cをそれぞれ
設ける。また、LCフィルタ1の一方主面3側からキャ
ビティ6を介してパターン電極7a、7b及び7cをト
リミングすることにより、LC共振回路の共振周波数を
調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層基板内にLC
共振回路の共振周波数を調整するためのパターン電極が
設けられているLC複合部品及びその共振周波数調整方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信機器等の高周波電子部
品においては、小型化、高機能化、高性能化等への要求
が厳しく、例えば、LCフィルタ等のLC複合部品は、
特にその小型化を目的として、LC共振回路を構成する
C成分及びL成分を多層基板内に内蔵した積層型チップ
部品として商品化されている。
【0003】一般に、LC共振回路を有するLC複合部
品においては、LC共振回路の共振周波数を調整する必
要がある。
【0004】例えば、特開平9−153737号公報に
は、発振器における発振周波数を調整する手法として、
発振周波数を調整するためのコンデンサを有する発振器
にて、そのコンデンサを構成する多層電極を多層基板内
に形成し、この多層電極を多層基板の底面側から設けた
孔により削除するといった方法が開示されている。
【0005】この方法によれば、コンデンサを構成する
多層電極を多層基板内に形成しているので発振器の小型
化を図ることができ、また、各種実装部品を保護するた
めの金属ケースを被せた後に周波数調整を行えば、周波
数調整の高精度化が図られる。さらに、コンデンサの多
層電極をそれぞれ貫通する孔によって一部を削除して周
波数調整をなすもので、孔の径を小さくすることがで
き、シールド効果をほとんど低下させることなく、周波
数調整を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−153737号公報に開示された周波数調整方法で
は、例えばレーザーを用いて前記孔を形成する場合、基
板材料の炭化が進行して、前記孔にあたかもカーボン等
の抵抗材料が詰められたような状態になることがあり、
これによって発振周波数の変動や基板特性の劣化を招く
ことがあった。また、コンデンサを構成する多層電極を
それぞれトリミングする場合、貫通孔を形成するために
高強度のレーザーを照射する必要がある。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するもの
であり、その目的は、LC共振回路における共振周波数
の調整を容易かつ高精度に行うことができ、かつ、小型
化を達成したLC複合部品、並びに、その共振周波数調
整方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、多層基
板内に、LC共振回路の共振周波数を調整するためのパ
ターン電極が設けられているLC複合部品であって、前
記多層基板の一方主面にキャビティが形成されており、
前記キャビティ内に前記パターン電極が設けられている
ことを特徴とする、LC複合部品に係るものである。
【0009】また、本発明のLC複合部品は、前記キャ
ビティ内に複数のLC共振回路にそれぞれ導通した複数
の前記パターン電極が設けられていることを特徴とす
る。
【0010】また、本発明のLC複合部品は、前記多層
基板の他方主面に実装部品が搭載されていることを特徴
とする。
【0011】さらに、本発明は、本発明のLC複合部品
におけるLC共振回路の共振周波数を調整するに際し、
前記キャビティ内に設けられた前記パターン電極をトリ
ミングすることを特徴とする、LC複合部品の共振周波
数調整方法を提供するものである。
【0012】本発明のLC複合部品によれば、多層基板
内にLC共振回路の共振周波数を調整するためのパター
ン電極が設けられているLC複合部品であって、前記多
層基板の一方主面にキャビティが形成されており、前記
キャビティ内に前記パターン電極が設けられているの
で、LC複合部品の小型化が達成され、また、そのLC
共振回路における共振周波数の調整を容易かつ高精度に
行うことができる。
【0013】また、本発明の共振周波数調整方法によれ
ば、本発明のLC複合部品におけるLC共振回路の共振
周波数を調整するに際し、前記キャビティ内に設けられ
た前記パターン電極をトリミングするので、共振周波数
の変動や基板特性の劣化を招くことなく、前記LC共振
回路における共振周波数の調整を容易かつ高精度に行う
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のLC複合部品及び
その共振周波数調整方法を実施の形態例に従って説明す
る。
【0015】第1の実施の形態 図1に示すように、本実施の形態によるLC複合部品
は、誘電体層2a、2b及び2cを積層してなる多層基
板2の一方主面3に形成されたキャビティ6内に、LC
共振回路の共振周波数を調整するためのパターン電極7
a、7b及び7cを設け、さらに、多層基板2の側面に
は、内部のLC共振回路に導通した外部電極5a及び5
bを形成してなるLCフィルタ1である。
【0016】即ち、図2に示すように、LCフィルタ1
は、所定サイズのキャビティ6を有する誘電体層2a、
LC共振回路の共振周波数を調整するためのパターン電
極7a、7b及び7cを有する誘電体層2b、LC共振
回路のC成分やL成分を構成する電極やビアホール(図
示省略)を有する誘電体層2cを順次積層してなる。
【0017】また、LCフィルタ1は、図3に示すよう
に、C1及びL1からなる第1のLC共振回路、C2及
びL2からなる第2のLC共振回路、並びに、C3及び
L3からなる第3のLC共振回路の3つの共振回路をそ
れぞれ内蔵している。そして、L成分であるL1とL
2、L2とL3はそれぞれ互いに電磁的に結合(M1、
M2)しており、パターン電極7a、7b及び7cは、
C1、C2及びC3の各C成分を形成する電極となって
いる。
【0018】従って、各LC共振回路のC成分を形成す
るパターン電極7a、7b及び7cをそれぞれトリミン
グすることにより、第1のLC共振回路、第2のLC共
振回路、第3のLC共振回路それぞれの共振周波数が調
整され、LCフィルタ1の共振周波数が設定されること
になる。
【0019】このように、本実施の形態によるLCフィ
ルタ1によれば、パターン電極7a、7b及び7cをは
じめとして、LC共振回路の構成部品を多層基板2内に
形成しているので、LCフィルタ1の小型化が達成され
ている。
【0020】また、パターン電極7a、7b及び7cは
キャビティ6内に設けられており、一方主面側から例え
ばレーザーを照射し、キャビティ6を介して各パターン
電極をトリミングするので、基板材料の炭化を進行させ
ることが殆ど無く、また、比較的強度の小さなレーザー
でも十分にトリミングできる。従って、共振周波数や基
板特性を保持したまま、共振周波数の調整を容易かつ高
精度に行うことができる。
【0021】また、LCフィルタ1を実装基板上に搭載
するに際し、パターン電極7a、7b及び7cと実装基
板とが非接触であるため、実装基板との接触(密着)に
よる特性変動を回避できる。特に、実装基板にスルーホ
ールが形成されている場合、実装基板とパターン電極と
が接触すると、トリミングした後のパターン電極が実装
基板のグランド等に接触してしまい、トリミングの意味
を成さなくなることがあり、他方、LC共振回路のL成
分が実装基板のグランドと接触してしまい、特性が大き
く変動してしまうことがある。さらに、実装基板にスル
ーホールが形成されていない場合であっても、実装基板
とパターン電極とが接触すると、パターン電極と実装基
板との間に容量成分が発生して、特性が大きく変動して
しまうことがある。
【0022】さらに、複数のLC共振回路に導通した複
数のパターン電極7a、7b及び7cがそれぞれキャビ
ティ6内に設けられているので、例えば、パターン電極
7a、7b及び7cのトリミング量を決定した後、その
共振周波数を測定し、さらにその結果をフィードバック
して再度パターン電極7a、7b及び7cをそれぞれト
リミングするというように、繰り返してトリミングを行
っても、共振周波数の調整を容易かつ高精度に行うこと
ができる。これに対して、基板材料を介してトリミング
する場合、その度に強度の大きなレーザー等を必要と
し、さらに、基板材料に形成される孔が大きくなって、
そのバラツキが大きくなり、共振周波数が変動してしま
うことがある。或いは、トリミングによって炭化した材
料が電極に付着して高周波特性を劣化させることがあ
る。
【0023】なお、本実施の形態において、パターン電
極7a、7b及び7cを各LC共振回路のC成分を形成
するための電極として形成したが、各パターン電極は、
ストリップライン、マイクロストリップライン等のL成
分を形成するための電極であってもよいし、或いは、共
振周波数を調整するための調整用ランドであってもよ
い。但し、LC共振回路のL成分をトリミングして共振
周波数の調整を行うよりも、C成分をトリミングして共
振周波数の調整を行う方が容易であるので、前記各パタ
ーン電極はLC共振回路のC成分を構成する電極である
方が望ましい。
【0024】第2の実施の形態 図4に示すように、本実施の形態によるLC複合部品
は、複数の誘電体層を積層してなる多層基板12の一方
主面13に形成されたキャビティ16内に、LC共振回
路の共振周波数を調整するためのパターン電極17a、
17b及び17cを設け、さらに多層基板12の側面に
外部電極15a及び15b、18a及び18bをそれぞ
れ形成してなる高周波複合部品11である。
【0025】そして、図5に示すように、高周波複合部
品11の他方主面14には、多層基板12内のLC共振
回路や他方主面14上の表層配線等に接続したICチッ
プ、チップコンデンサ等の実装部品19を搭載してお
り、また、第1の実施の形態と同様に、パターン電極1
7a、17b及び17cは、3つのLC共振回路の各C
成分を形成する電極となっている。従って、各LC共振
回路のC成分を形成するパターン電極17a、17b及
び17cをそれぞれキャビティ16を介してトリミング
することにより、高周波複合部品11におけるLC共振
回路の共振周波数が調整されることになる。
【0026】このように、本実施の形態による高周波複
合部品11によれば、LC共振回路の共振周波数を調整
するためのパターン電極17a、17b及び17cを多
層基板12内に形成しているので、他方主面14に周波
数調整用のランド等を設ける必要がなく、実装部品19
の実装密度を高めることができ、高周波複合部品11の
小型化を達成できる。
【0027】また、パターン電極17a、17b及び1
7cはキャビティ16内に設けられているので、パター
ン電極17a、17b及び17cのトリミングを行うに
際して、例えばレーザーを用いてトリミングする場合で
あっても、基板材料の炭化を進行させることが殆ど無
い。また、他方主面14にシールド用の金属ケース等を
被せた後に共振周波数の調整を行うことができる。さら
に、比較的小さな強度のレーザーでトリミングを行うこ
とができる。従って、共振周波数や基板特性を保持した
まま、共振周波数の調整を容易かつ高精度に行うことが
できる。また、高周波複合部品11をプリント基板等の
上に実装するに際し、パターン電極17a、17b及び
17cと実装基板とが非接触であるため、実装基板との
接触(密着)による特性変動を回避できる。
【0028】さらに、第1の実施の形態と同様に、複数
のLC共振回路に導通した複数のパターン電極17a、
17b及び17cがそれぞれキャビティ16内に設けら
れているので、例えば、パターン電極17a、17b及
び17cのトリミング量を決定した後、その共振周波数
を測定し、さらにその結果をフィードバックして再度パ
ターン電極17a、17b及び17cをそれぞれトリミ
ングするというように、繰り返してトリミングを行って
も、共振周波数の調整を容易かつ高精度に行うことがで
きる。これに対して、基板材料を介してトリミングする
場合、その度に強度の大きなレーザー等を必要とし、さ
らに、基板材料に形成される孔が大きくなってそのバラ
ツキが大きくなり、共振周波数が変動してしまうことが
ある。或いは、トリミングによって炭化した材料が電極
に付着して高周波特性を劣化させることがある。
【0029】以上、本発明を第1の実施の形態及び第2
の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実
施の形態に限定されるものではない。
【0030】例えば、LCフィルタ1を樹脂やセラミッ
クからなる母基板上に実装するに際しては、LCフィル
タ1の一方主面3を母基板との接触面としてもよいし、
他方主面4を母基板との接触面としてもよい。
【0031】また、LCフィルタ1や高周波複合部品1
1において、LC共振回路の共振周波数の調整を行った
後、誘電体等を埋め込むことよってキャビティ6又は1
6を封止してもよい。このような構造であると、各パタ
ーン電極と母基板との接触を避けると同時に、パターン
電極の外気との接触を避けることができる。
【0032】また、LC共振回路の共振周波数を調整す
るための前記パターン電極のトリミングは、レーザーに
よるトリミングに限定されるものではなく、ブラスト法
等の他の処理によるものであってもよい。
【0033】また、前記パターン電極の数は3つに限定
されるものではなく、1つであってもよいし、2以上の
任意の複数個であってもよい。また、LC共振回路の数
も同様である。さらに、LC共振回路の数とパターン電
極の数とが一致している必要はなく、例えば1つのLC
共振回路に対して2つのパターン電極が形成されていて
もよい。
【0034】また、本発明のLC複合部品は、上述した
構成のLCフィルタ1や高周波複合部品11に限定され
るものではなく、LC共振回路を有する種々の電子回路
部品に適用できる。
【0035】
【発明の効果】本発明のLC複合部品によれば、多層基
板の一方主面にキャビティが形成されており、このキャ
ビティ内にLC共振回路の共振周波数を調整するための
パターン電極が設けられているので、LC複合部品の小
型化が達成され、また、そのLC共振回路における共振
周波数の調整を行う際には、共振周波数の調整を容易か
つ高精度に行うことができる。
【0036】また、本発明のLC複合部品において、キ
ャビティ内に複数のLC共振回路にそれぞれ導通した複
数のパターン電極が設けられていると、特に各パターン
電極をそれぞれ繰り返してトリミングする場合、基板材
料を介してトリミングする方法に比べて、共振周波数の
バラツキや基板材料の炭化による高周波特性の劣化を少
なくして、共振周波数の調整を容易かつ高精度に行うこ
とができる。
【0037】また、本発明のLC複合部品において、他
方主面上に周波数調整用のパターン電極を設ける必要が
無く、多層基板の他方主面にICチップや積層チップ等
の各種の実装部品を搭載する際、ICチップや積層チッ
プ部品等の実装部品の実装密度を向上できる。
【0038】また、本発明の共振周波数調整方法によれ
ば、キャビティ内に設けられたパターン電極を、一方主
面側からキャビティを介してトリミングするので、共振
周波数の変動や基板特性の劣化を招くことなく、LC共
振回路における共振周波数の調整を容易かつ高精度に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるLCフィルタ
における一方主面側の概略斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるLCフィルタ
の一方主面側の概略分解図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態によるLCフィルタ
の等価回路図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態によるLCフィルタ
の他方主面側の概略斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるLC複合部品
の概略斜視図である。
【符号の説明】
1…LCフィルタ 2…多層基板 2a、2b、2c…誘電体層 3…一方主面 4…他方主面 5a、5b…外部電極 6…キャビティ 7a、7b…パターン電極
フロントページの続き Fターム(参考) 5E070 AA05 AB03 AB10 CB13 CB17 CB20 DA05 DB08 EA01 5E082 AA01 BC12 DD08 DD15 MM05 5J014 CA03 CA55 5J024 AA02 AA10 BA19 CA04 CA06 DA03 DA21 DA32 DA35 EA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層基板内に、LC共振回路の共振周波
    数を調整するためのパターン電極が設けられているLC
    複合部品であって、 前記多層基板の一方主面にキャビティが形成されてお
    り、前記キャビティ内に前記パターン電極が設けられて
    いることを特徴とする、LC複合部品。
  2. 【請求項2】 前記キャビティ内に、複数のLC共振回
    路にそれぞれ導通した複数の前記パターン電極が設けら
    れていることを特徴とする、請求項1に記載のLC複合
    部品。
  3. 【請求項3】 前記多層基板の他方主面に、実装部品が
    搭載されていることを特徴とする、請求項1に記載のL
    C複合部品。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のLC
    複合部品におけるLC共振回路の共振周波数を調整する
    に際し、前記キャビティ内に設けられた前記パターン電
    極をトリミングすることを特徴とする、LC複合部品の
    共振周波数調整方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006085465A1 (ja) * 2005-02-10 2006-08-17 Murata Manufacturing Co., Ltd. Lcフィルタ複合モジュール
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