JP2000246338A - テンションレベラおよびストリップの矯正方法 - Google Patents
テンションレベラおよびストリップの矯正方法Info
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Abstract
でも任意の張力分布の形成が可能なテンションレベラお
よびそれを用いた矯正方法を提供する。 【解決手段】 上流および下流のブライドルロールユニ
ット間に形成されるストリップの張力域に、ストリップ
の進行方向に向かってストリップに伸びを付与する伸張
ロールユニットと、その伸長ロールユニットの下流に、
ストリップの反りを矯正する矯正ロールユニットとを順
次設けるとともに、伸長ロールユニットの入側にロール
軸方向に表面温度の変更が可能な冷却ロールを設け、こ
の冷却ロールにてストリップの幅方向に温度差を形成さ
せた後に、伸長ロールユニットおよび矯正ロールユニッ
トで平坦矯正をおこなう。
Description
状不良を曲げと張力を付与して矯正するテンションレベ
ラに係わり、特にストリップの幅端部や幅中央部などの
部分的な平坦度不良を矯正するテンションレベラおよび
その矯正方法に関する。
下、単に「ストリップ」という)は完全に平坦ではなく
いわゆる中伸び、耳波などが生じており矯正処理を施し
平坦なコイルとした後に出荷される。この矯正には従来
よりテンションレベラが用いられている。
に示す概要図である。図1に示すように、従来のテンシ
ョンレベラでは、ブライドルロールユニット4、4とに
よってストリップ11に張力域を形成し、この張力域に
ストリップ11に伸びを付与する伸長ロールユニット2
と矯正ロールユニット3とを設け、被矯正材のストリッ
プ11に張力と曲げによる複合応力を与えてストリップ
11を0.2〜1.5%伸長することで、幅方向の伸び
差を消去し平坦矯正がおこなわれる。なお、符号5はデ
フレクターロールである。
下でロールに沿わして曲げ伸ばす加工をおこなうと、ス
トリップの幅端部は幅方向の拘束がないため板幅中央部
と端部で変形が相違することや、板幅中央部に比べ幅端
部付近の降伏応力が低い等の理由により幅端部と中央部
で僅かに伸びが異なり、板幅全体を矯正しても幅端部や
中央部に平坦不良が残存する場合がある。
形でなく、エッジドロップやロール撓みによる板クラウ
ンがあり、このようなストリップを矯正しても、板厚の
減少が幅方向伸び差として現れ、製品精度の低下や歩留
まり低下をもたらす。
る。図2は、特公昭51−8830号公報に提示された
技術の模式図で、ワークロール21の片側端部のロール
径を軸端に向かって漸次小径化させることによってスト
リップ11に幅方向伸び差を形成させるものである。
示された技術の模式図で、同図(A)は平面図、同図
(B)は側面図であり、ワークロール21に隣接するア
ンチクリンピングローラ22の片側に端部に向かって漸
次小径となるようにテーパを形成させストリップ11に
幅方向張力差を付与するものである。
での曲げ引張り加工を受けるストリップに張力差を付与
することで、張力による加工量つまり伸び量の差を発生
させる方法である。また、特開昭63−90319号公
報には、伸長ロールに対向して押えロールを配置し、そ
れぞれのロールには互いに反対位置の一方端にロール端
部に向かって直径が減少するようにクラウニングを設
け、両ロールにてストリップをはさんでストリップを矯
正する方法が開示されている。これは曲げ引張り加工を
受けるストリップに対して板厚方向の応力に幅方向の偏
差をつけて負荷することで伸び差を調整する方法であ
る。
技術は幅方向に張力差を発生させて幅方向に伸び歪み差
を付与することは可能であるが、ロールのクラウニング
とロールの押し込み量によって幅方向の伸び差を調整す
るため、形成される張力差は通板経路長さの幅方向差で
決定され、ロールの加工精度や機械精度の影響をうける
ことになり微小量の設定が難しい。また、板端をテーパ
部の所定位置に合わせるにはロールのシフトで対応でき
るが、テーパ形状の変更にはロールの交換が必要であ
り、作業能率の低下やロール在庫数の増加によるコスト
上昇の問題もある。更に、大きなクラウニングを用いる
場合には、テーパ部での折れや光沢差を誘発する危険性
も高い。
の張力分布を付与しておこなう平坦矯正において、小さ
な量の張力差でも任意の張力分布の形成が可能なテンシ
ョンレベラおよびそれを用いた矯正方法を提供すること
にある。
では、通常、ストリップに負荷される張力が増加すると
ロール径やロール配置が適切であれば伸び量が増加する
ことは周知であり、幅方向に張力差を付加することで幅
方向の伸び差が得られる。したがって、形成させる張力
差を精度良く設定できれば、正確な伸び差が得られ平坦
度の改善効果を高めることが可能である。
意に形成させる手段としてストリップの熱膨張を利用す
ることを検討した。熱膨張による歪みは熱膨張係数と温
度変化量の積で求まるのは周知である。例えば、普通鋼
であれば10℃の温度差を付与すれば1.2×10-4程
度の歪み差を形成できる。この歪み差と弾性係数の積で
求まる応力差が形成される。よって、幅方向の所定の位
置を適宜加熱または冷却できればストリップに幅方向の
温度差が発生し、張力差が形成されるため、その状態で
テンションレベリングをおこなえば幅方向に伸び差を変
更できる。すなわち、通常のテンションレベリングでは
伸び差が残存する場合でも、温度差を与えて矯正するこ
とできわめて平坦に矯正できると考えられる。
差を形成させる手法を検討した。ストリップの加熱では
加熱炉内を通板して昇温する方法が一般的ではあるが、
この方法ではストリップの幅方向に温度差を形成するの
が困難である。誘導加熱による方法では部分的な加熱は
可能であるが、正確な幅方向位置に限定した加熱は難し
い。また、ストリップの冷却では幅方向全体または部分
的に冷却ガスを吹き付ける方法が一般的であるが、この
方法も正確な幅方向位置に限定した冷却は難しい。
却ロールと接触させてストリップの幅方向に温度差を付
与する方法を検討し、冷却ロールでストリップを冷却す
るとロールと接触した箇所の張力が高まるためロールと
の接触面圧が高まり伝熱が向上することに注目し、ロー
ル冷却の適用を試みた。
の接触熱伝達で熱の授受がおこなわれ、単位時間、単位
面積当たりの抜熱量qは下記の式で与えられる。
ロールへのストリップの巻き付き角度を変更しストリッ
プとロールとの接触時間を変更することによりおこなわ
れるが、従来の冷却ロールは軸方向にわたってロール表
面温度が均一であるため、基本的にはストリップは幅方
向に同じ温度となる。
を付けるには、ロール軸方向でαを変更するか軸方向で
ロール表面に温度差を形成させればよい。
却流路を備えた冷却ロールとロール内部に軸方向に通電
制御が可能な複数の熱電素子を備えた冷却ロールを製作
しストリップの冷却をおこなったところ、いずれの冷却
ロールでもストリップの幅方向にロール表面の温度と冷
却前のストリップ温度との差に比例した温度分布が形成
された。また、冷却ロール巻き付け時の張力が小さくと
も、熱収縮の影響でロールと接触した箇所の張力が高ま
り、ストリップがロールから浮き上がることもなく温度
差の付与が可能であることが判った。さらに、冷却ロー
ルの温度分布を変更することで、ストリップの幅方向の
温度分布も変化するが、冷却ロールを軸方向にシフトす
ることで、ストリップに形成される温度分布も即座に移
動し、ロール温度そのものを変更するよりも早期にスト
リップの温度分布を変更できることが判った。
要旨は(1) 〜(6) のとおりである。 (1) 上流および下流のブライドルロールユニットの間に
形成されるストリップの張力域に、ストリップの進行方
向に向かってストリップに伸びを付与する伸張ロールユ
ニットと、該伸長ロールユニットの下流に、ストリップ
の反りを矯正する矯正ロールユニットとを順次設けたテ
ンションレベラであって、上記伸長ロールユニットの入
側にロール軸方向に表面温度の変更が可能な冷却ロール
を設けたことを特徴とするテンションレベラ。
した冷却流路を備えたことを特徴とする上記(1) 項に記
載のテンションレベラ。
冷却する複数個の熱電素子を配置したことを特徴とする
上記(1) 項に記載のテンションレベラ。
付き角度を変更するロール押し込み量の変更機構を設け
たことを特徴とする上記(1) 項ないし(3) 項のいずれか
に記載のテンションレベラ。
ロールシフト機構を設けたことを特徴とする上記(1) 項
ないし(4) 項のいずれかに記載のテンションレベラ。
記載のテンションレベラにより、ストリップに幅方向に
温度差を形成させた後に伸長ロールユニットでストリッ
プに伸びを付与することを特徴とするストリップの矯正
方法。
レベラを模式的に示す概要図である。同図に示すよう
に、本発明のテンションレベラは、上流および下流のブ
ライドルロールユニット4、4との間に形成されるスト
リップ11の張力域に、ストリップ11の進行方向に向
かってそのストリップに伸びを付与する伸長ロールユニ
ット2と、その伸長ロールユニットの下流に、ストリッ
プ11に曲げを付与し反りを矯正する矯正ロールユニッ
ト3とを順次設けたテンションレベラであって、伸長ロ
ールユニット2の入側にロール軸方向に表面温度の変更
が可能な冷却ロール1を設けたことを特徴とする。な
お、符号5はストリップのパスラインを規定するデフレ
クタロール、6はストリップの幅方向温度計で冷却ロー
ル1の出側に設けられる。
に曲げ変形を与え伸びを付与することができれば常法の
手段でよく、図示例では、上下2対の伸長ロール2−1
と、それぞれの伸長ロールを保持する中間ロール2−2
とバックアップロール2−3とで構成され、高張力下で
ストリップ11に曲げ変形を加えることにより平坦矯正
がおこなわれる。なお、伸長ロール2−1は上下1対で
もよく、伸長ロールの直径は10〜50mm程度とする
ことができる。
の反りを矯正できれば常法の手段でよく、図示例では、
小径の矯正ロール3−1とその矯正ロールを保持する中
間ロール3−2とバックアップロール3−3を有し、さ
らに矯正ロール3−1に対向してその矯正ロールの前後
に配置した大径のロール3−4を備え、これらのロール
を上下反転した1対のユニットから構成される。
された幅方向反りが矯正され、下流側の矯正ロールで同
じく長手方向反りが矯正される。なお、矯正ロールおよ
び大径ロールの直径はそれぞれ30〜120mm程度、
150〜300mm程度とすることができる。
プに伸びを付与しないように、直径が250mm程度以
上の大径ロールが望ましく300〜500mmのロール
が適切である。冷却ロールの設置数は1個以上で、好ま
しくは、図4に示すようにライン方向に前後しストリッ
プ11を挟んで対向するように2個設けるのがよい。
却について説明する。冷却ロールにストリップを巻き付
けて通板することによるストリップの温度降下量ΔTは
下記(1)式で求められる。なお(1)式は冷却ロール
が1本の場合であるが、冷却ロールが複数本ある場合に
はそれぞれのロール出側位置でのストリップの温度をベ
ースとして温度降下量が加算される。
接触弧長/ライン速度に相当)、 a:ストリップの厚さ、 ρ:ストリップの密度、 c:ストリップの比熱。
度Trを幅方向に変更することによりストリップの温度
降下量ΔTが幅方向で変化して幅方向に温度差が形成さ
れる。例えば、冷却ロール入側のストリップ表面温度T
sが幅方向に均一であり、冷却ロール表面温度が幅方向
のA点とB点でそれぞれTr1とTr2とすると、冷却
ロール通過後のストリップのA点とB点の温度差ΔTs
は下記の(2)式より求まり、この温度差が張力差とし
て得られる。
縦断面図である。同図に示すように、冷却ロール1はそ
の内部に軸方向に分割された複数の冷却流路7を有す
る。冷却流路は軸方向に3個のブロック(b1、b2、
b3)に区分され、各ブロックに設けられた温度センサ
(図示なし)による個別の温度設定に基づき、各ブロッ
クの冷却流路を流れる冷媒体の流量が流量調節弁8の開
度調整により制御されてロール軸方向に温度差が形成さ
れる。なお、図示例は冷却流路を3個のブロックに区分
した例を示したが、ブロック数はこれに限定されない。
他の例を模式的に示す縦断面図である。同図に示すよう
に、冷却ロール1はその内部に軸方向に分割された複数
の冷却流路7を有する。冷却流路7は軸中央部に非対称
に配置された2個のブロック(b1、b2)に区分さ
れ、各ブロックに設けられた温度センサ(図示無し)の
温度設定に基づき各ブロックの冷却流路を流れる冷媒体
の流量が流量調節弁8の開度調整により制御されてロー
ル軸方向に温度差が形成される。なお、図示例では冷却
流路を2個のブロックに区分した例を示したが、ブロッ
ク数はこれに限定されない。
路9−1から流量調節弁8を備えた複数の入側分配流路
9−2を経てそれぞれの冷却流路7に入り、冷却流路7
を軸方向に流れ、出側分配流路10−2および出側流路
10−1を経てロール外に流出する。なお、冷媒体とし
て水やアルコールや油などを用いるのがよく、冷媒体の
望ましい温度範囲は−10〜10℃である。
造を模式的に示す縦断面図で、同図(A)は縦断面図、
同図(B)は同図(A)のイ−イ線断面図である。
部に幅方向に複数の熱電素子12を有する。熱電素子は
通電することによって熱電素子の厚み方向中央部を境に
して半分が吸熱部となり他の半分が発熱部となる性質を
有しており、吸熱部が冷却ロールの表面側に、発熱部が
中心側に向くように配置される。したがって、吸熱部で
ロールの抜熱が生じる。一方、発熱部は冷却流路13を
流れる冷媒体により抜熱され所定の温度に保たれる。個
々の熱電素子は軸方向位置の各ブロック毎に電源24で
ロール軸端部に取り付けたスリップリング23を介して
通電することができるように構成されており、ブロック
毎に通電電流を制御することによりロール軸方向に任意
の温度分布を形成させることができる。この方法によれ
ば、ロールの表面温度は冷媒体の温度以下となるため、
冷却能力を高めることができる。
えばBi2 Te3 、Bi2 Se3 、Sb2 Te3 、Pb
Te、PbSeなどを用いる。なお、図示例では、熱電
素子のブロックをエッジ列(b1)、センタ列(b
2)、エッジ列(b3)の3区分としているがこれに限
定されない。
へのストリップの巻き付き角度を変更することを特徴と
する図8は、ロール押し込み量の変更機構を説明する模
式図である。同図において、ロール押し込み量の変更機
構は昇降機構14と昇降量制御装置(図示なし)を有
し、昇降量制御装置による昇降機構14の作動により冷
却ロール1を保持するロールチョック15が昇降しロー
ル押し込み量の調整がおこなわれる。ロール押し込み量
の調整により冷却ロールへの巻き付け角度が変更され、
ストリップ1からの抜熱量を調整することができる。
とストリップと冷却ロールとの接触時間が変化し抜熱量
が変化するが、巻き付け角度を変更することによってス
トリップの抜熱量を一定に保つことができる。例えばラ
イン速度を2倍に変更したとき、巻き付き角度を2倍に
すれば、ストリップの抜熱量はほとんど変化しない。
ールを軸方向に移送させるロールシフト機構を設けたこ
とを特徴とする。
概要図である。同図に示すように、ロールシフト機構は
シフト駆動装置17とシフト制御装置(図示なし)を有
し、シフト駆動装置を作動させることにより冷却ロール
1を矢印で示す軸方向に移動させることができ、ストリ
ップの幅方向の温度差を変更することができる。なお、
符号15はロールチョック、18は冷却ロールの回転駆
動用モータである。
方向の温度差付与方法を説明する模式図である。
右を反転してライン方向の前後に冷却ロール1a、冷却
ロール1bを配置し、分割した冷却流路のそれぞれに対
応したロール表面温度をT1 、T2 、T3 、T4 と個別
に設定すれば、冷却ロール1b出側のストリップの温度
を幅方向に分割して設定できる。例えば、図10におい
て、冷却ロール1b出側のストリップの幅方向における
位置をA、B、Cとし、その温度をそれぞれTO1,3 、
TO2,3 、TO2,4 と表示すると、TOi,j は、下記の
(3)式で求めることができる。なお、図中の矢印は通
板方向を示す。
度差付与方法を説明する模式図である。
シフト機構を用いて、冷却ロール1bを矢印の方向にシ
フトすることにより、A、B、Cの各温度域の幅を調整
することができる。なお、図示例では、冷却ロール1b
をシフトする場合であるが、冷却ロール1aをシフトし
てもよく、また両方の冷却ロール1a、1bをそれぞれ
シフトしてもよい。
方法は、ストリップの幅方向に温度差を形成させた後に
伸長ロールユニットでストリップに所定の伸びを付与す
ることを特徴とする。ロールの幅方向温度分布の変更、
ロールの巻き付け角度の変更、ロールシフトによるスト
リップ冷却幅方向位置の変更などにより、ストリップの
幅方向温度分布を変更し、ストリップの張力分布を幅方
向に変更した後、通常のテンションレベリングによる伸
長加工で幅方向に伸び差を発生させることができ平坦度
の著しい改善が可能となる。
示す主仕様のロールを有し、図5と表2にそれぞれ基本
構造と主仕様を示す2本の冷却ロールを備えたテンショ
ンレベラを用いて、ストリップとして0.8mm厚×1
200mm幅の冷延鋼帯をライン速度:100m/mi
n、伸長ロール押し込み量:10mm、伸び率(設
定):0.8%の条件で矯正した。なお、矯正ロールは
その出側でストリップの反りがない状態に調整した。
約3kg/mm2 低下していたため従来法(冷却ロール
によるストリップの冷却無しの条件)では若干の耳伸び
となる平坦不良が発生したが、冷却ロール中央部のブロ
ック(b2)の冷却流路に冷媒体(水+アルコール)を
供給してロール中央部を冷却しストリップの中央部温度
を約10℃ほど降下させたところきわめて平坦なストリ
ップが得られた。次いで、ライン速度を120m/mi
nに高めると中央部の温度降下量が減少したため耳波改
善効果が薄らいだが、巻き付け角度の増加とロール設定
温度の低下をそれぞれおこなったところ、どちらの場合
も再度平坦なストリップが得られた。
レベラを用いて、ストリップとして1.6mm厚×14
00mm幅の熱延酸洗上がり鋼帯(板クラウン80μm)
をライン速度:50m/min、伸長ロール押し込み
量:5mm、伸び率(設定):1.0%の条件で矯正し
た。
却無しの条件)では中伸びが残存する傾向が認められた
が、冷却ロール両端部のブロック(b1、b2)の冷却
流路に冷媒体(水+アルコール)を供給してストリップ
エッジの温度を15℃程度降下させると中伸びが改善し
平坦なストリップが得られた。
3にそれぞれ基本構造と主仕様を示す冷却ロールを図1
0に示すように左右反転して配置したテンションレベラ
を用いてストリップとして0.8mm厚×1200mm
幅ならびに1.0mm厚×1300mm幅の冷延焼鈍鋼
帯をライン速度:100m/min、伸長ロール押し込
み量:10mm、伸び率(設定):0.5%の条件で矯
正した。
で約3kg/mm2 低下しており、従来法(冷却ロール
によるストリップの冷却無しの条件)では若干の耳波が
形成されたが、いずれのストリップも両方の冷却ロール
のブロック幅1300mmの冷却流路に冷媒体(水+ア
ルコール)を供給してストリップ幅中央部の温度を約1
0℃低下させると耳波が改善し平坦なストリップが得ら
れた。なお、ストリップ幅の変更の際には、冷却ロール
をそれぞれ互いに反対側に50mmシフトしストリップ
の冷却位置を変更することで即座に対応できた。
4にそれぞれ基本構造と主仕様を示す冷却ロールを配置
したテンションレベラを用いてストリップとして0.5
mm厚×1200mm幅の冷延焼鈍鋼帯をライン速度:
50m/min、伸長ロール押し込み量:10mm、伸
び率(設定):0.5%の条件で矯正した。
g/mm2 低下しており、従来法(冷却ロールによるス
トリップの冷却無しの条件)では若干の耳波が形成され
ていたが、それぞれの冷却ロール中央部に設けた熱電素
子のブロック(b2)に通電してストリップ中央部の出
側温度を約10℃低下したところ耳波が改善し平坦なス
トリップが得られた。なお、冷却流路には冷却水を流
し、熱電素子の発熱部を常時冷却した。
幅中央部などの平坦度不良を改善することができる。詳
述すれば、特に、幅方向に機械特性値が異なる場合や板
クラウンの影響などで十分な平坦が得られない場合に、
ストリップの幅方向に小さな張力差でも任意の張力分布
を形成して矯正することが可能となり、平坦度の優れた
鋼板を生産することができる。
である。
の模式図である。
公報に提示された技術の模式図である。
概要図である。
縦断面図である。
的に示す縦断面図である。
示す概要図で、同図(A)は縦断面図、同図(B)はイ
−イ線断面図である。
である。
る。
付与方法を説明する模式図である。
を説明する模式図である。
長ロール、2−2:中間ロール、2−3:バックアップ
ロール、3:矯正ロールユニット、3−1:矯正ロー
ル、3−2:中間ロール、3−3:バックアップロー
ル、3−4:大径の押さえロール、4:ブライドルロー
ルユニット、5:デフレクターロール、6:幅方向温度
計、7:冷却流路、8:流量調節弁、9−1:入側流
路、9−2:入側分配流路、10−1:出側流路、10
−2:出側分配流路、11:ストリップ、12:熱電素
子、13:冷却流路、14:昇降機構、15:ロールチ
ョック、17:ロールシフト駆動装置、18:冷却ロー
ル回転駆動用モータ、21:ワークロール、22:アン
チクリンピングロール、23:スリップリング、24:
電源。
Claims (6)
- 【請求項1】 上流および下流のブライドルロールユニ
ットの間に形成されるストリップの張力域に、ストリッ
プの進行方向に向かってストリップに伸びを付与する伸
張ロールユニットと、該伸長ロールユニットの下流に、
ストリップの反りを矯正する矯正ロールユニットとを順
次設けたテンションレベラであって、上記伸長ロールユ
ニットの入側にロール軸方向に表面温度の変更が可能な
冷却ロールを設けたことを特徴とするテンションレベ
ラ。 - 【請求項2】 上記冷却ロールの内部に軸方向に分割し
た冷却流路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
テンションレベラ。 - 【請求項3】 上記冷却ロールの内部にロール表面を冷
却する複数個の熱電素子を配置したことを特徴とする請
求項1に記載のテンションレベラ。 - 【請求項4】 上記冷却ロールへのストリップの巻き付
き角度を変更するロール押し込み量の変更機構を設けた
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
テンションレベラ。 - 【請求項5】 上記冷却ロールを軸方向に移動させるロ
ールシフト機構を設けたことを特徴とする請求項1ない
し4のいずれかに記載のテンションレベラ。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のテ
ンションレベラにより、ストリップに幅方向に温度差を
形成させた後に伸長ロールユニットでストリップに伸び
を付与することを特徴とするストリップの矯正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04655399A JP4277344B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | テンションレベラおよびストリップの矯正方法 |
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|---|---|---|---|
| JP04655399A JP4277344B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | テンションレベラおよびストリップの矯正方法 |
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|---|---|
| JP2000246338A true JP2000246338A (ja) | 2000-09-12 |
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|---|---|---|---|
| JP04655399A Expired - Fee Related JP4277344B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | テンションレベラおよびストリップの矯正方法 |
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