JP2000246744A - モールド装置およびモールド装置の製造装置 - Google Patents
モールド装置およびモールド装置の製造装置Info
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- JP2000246744A JP2000246744A JP11051046A JP5104699A JP2000246744A JP 2000246744 A JP2000246744 A JP 2000246744A JP 11051046 A JP11051046 A JP 11051046A JP 5104699 A JP5104699 A JP 5104699A JP 2000246744 A JP2000246744 A JP 2000246744A
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】離型性がよく、同時に量産コストの低減が可能
な真空注型用のモールド装置を実現する。 【解決手段】金型(1、1a)のキャビティ面に係合部
(21、21a)を有する離型性樹脂膜(2、2a)を
射出成形法を用いてモールド装置(10、10a)を形
成することで、モールド装置の生産準備を軽減し、形状
が複雑な樹脂製品の製造をも容易とする。
な真空注型用のモールド装置を実現する。 【解決手段】金型(1、1a)のキャビティ面に係合部
(21、21a)を有する離型性樹脂膜(2、2a)を
射出成形法を用いてモールド装置(10、10a)を形
成することで、モールド装置の生産準備を軽減し、形状
が複雑な樹脂製品の製造をも容易とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に真空注型を用
いた樹脂成形法におけるモールド装置、およびモールド
装置をメンテナンス又は形成する製造装置に関する。
いた樹脂成形法におけるモールド装置、およびモールド
装置をメンテナンス又は形成する製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】真空注型による樹脂成形法は、熱硬化性
の樹脂を成形する方法の一つであって、液状の樹脂を真
空雰囲気下で脱泡処理し、硬化剤を配合した上で、樹脂
製品を型どったモールド装置に注入し、その後例えば1
00°C程度の高温雰囲気で数十分間保持して注入した
樹脂を固化させる方法である。近年、この真空注型は、
複数の電子部品をまとめて一体の機能部品としてまとめ
る方法等にも利用されており、例えばマイコン等からな
る電子制御装置を樹脂で完全シールし一体の部品とする
等に広く適用されている。
の樹脂を成形する方法の一つであって、液状の樹脂を真
空雰囲気下で脱泡処理し、硬化剤を配合した上で、樹脂
製品を型どったモールド装置に注入し、その後例えば1
00°C程度の高温雰囲気で数十分間保持して注入した
樹脂を固化させる方法である。近年、この真空注型は、
複数の電子部品をまとめて一体の機能部品としてまとめ
る方法等にも利用されており、例えばマイコン等からな
る電子制御装置を樹脂で完全シールし一体の部品とする
等に広く適用されている。
【0003】真空注型による樹脂成形法では、モールド
装置に液状の樹脂を注型し、液状の樹脂が熱硬化した
後、形成した樹脂をモールド装置より取り出して製品と
しているが、この製品を離型して取り出す際に、製品表
面がモールド装置に密着して剥離する不具合が生じる場
合があるので、その防止対策が必要とされている。従
来、この防止対策として、モールド装置である金型の内
面に密着防止作用のある離型剤を塗布したり、離型剤に
代えて離型性の良い樹脂フィルムを装着したりすること
が行われている。離型剤を塗布する場合には、モールド
装置のキャビティとなる金型内面にモールド装置の使用
の都度、数μm厚の離型剤を塗布する必要がある。ま
た、モールド装置の再使用の前には、離型剤を洗浄除去
する必要がある。ところが、離型剤の均一な塗布や、金
型に付着した離型剤の洗浄除去の作業は生産ラインにと
り負担であり、作業の改善が求められてきた。これまで
にも、この離型剤塗布、洗浄除去の手間を簡略化して解
決する方法として、離型性の良い樹脂フィルムをモール
ド装置の内面に貼り付ける方法が考案されている。
装置に液状の樹脂を注型し、液状の樹脂が熱硬化した
後、形成した樹脂をモールド装置より取り出して製品と
しているが、この製品を離型して取り出す際に、製品表
面がモールド装置に密着して剥離する不具合が生じる場
合があるので、その防止対策が必要とされている。従
来、この防止対策として、モールド装置である金型の内
面に密着防止作用のある離型剤を塗布したり、離型剤に
代えて離型性の良い樹脂フィルムを装着したりすること
が行われている。離型剤を塗布する場合には、モールド
装置のキャビティとなる金型内面にモールド装置の使用
の都度、数μm厚の離型剤を塗布する必要がある。ま
た、モールド装置の再使用の前には、離型剤を洗浄除去
する必要がある。ところが、離型剤の均一な塗布や、金
型に付着した離型剤の洗浄除去の作業は生産ラインにと
り負担であり、作業の改善が求められてきた。これまで
にも、この離型剤塗布、洗浄除去の手間を簡略化して解
決する方法として、離型性の良い樹脂フィルムをモール
ド装置の内面に貼り付ける方法が考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、真空注型法
を用いて電子部品や配線基板などを樹脂シールし、ブロ
ック状の樹脂製品として形づくる場合には、樹脂製品の
外観形状上の凹凸の度合いが大きいため、樹脂フィルム
を用いた方法で対処しようとすると、樹脂フィルムの金
型への倣い性や密着性に限界があり、必要な外観形状を
実現できないという難点がある。そこで、更めて離型性
がよく、同時に複雑な形状の樹脂製品にも対応可能な量
産手段の開発が課題となってきた。また、1セットのモ
ールド装置で、1時間に2個程度の処理能力しかないた
め、1時間当たりに数十、数百個を生産する量産に際し
ては、生産量に応じた多数のモールド装置を、樹脂製品
の外観形状を写した凹形状のキャビティで磨き仕上げレ
ベルで準備することとなり、このため生産準備コストの
負担が大きく、コスト改善が望まれてきた。即ち、コス
ト改善の観点から、モールド装置の母型である基準模型
(凸形状)を作成してこれを転写する転写型の採用が検
討されてきた。(この場合、外観形状を写した凸形状の
研磨仕上げで済み、凹形状の仕上げに比べて研磨費用が
低く、また研磨仕上げの個数も大幅に減少する。) 本発明の目的は、樹脂製品への離型性および離型剤の金
型への接合性がよく、複雑な形状の樹脂製品にも対応可
能で、同時に量産コストの低減が可能なモールド装置、
およびモールド装置の製造装置を実現することにある。
を用いて電子部品や配線基板などを樹脂シールし、ブロ
ック状の樹脂製品として形づくる場合には、樹脂製品の
外観形状上の凹凸の度合いが大きいため、樹脂フィルム
を用いた方法で対処しようとすると、樹脂フィルムの金
型への倣い性や密着性に限界があり、必要な外観形状を
実現できないという難点がある。そこで、更めて離型性
がよく、同時に複雑な形状の樹脂製品にも対応可能な量
産手段の開発が課題となってきた。また、1セットのモ
ールド装置で、1時間に2個程度の処理能力しかないた
め、1時間当たりに数十、数百個を生産する量産に際し
ては、生産量に応じた多数のモールド装置を、樹脂製品
の外観形状を写した凹形状のキャビティで磨き仕上げレ
ベルで準備することとなり、このため生産準備コストの
負担が大きく、コスト改善が望まれてきた。即ち、コス
ト改善の観点から、モールド装置の母型である基準模型
(凸形状)を作成してこれを転写する転写型の採用が検
討されてきた。(この場合、外観形状を写した凸形状の
研磨仕上げで済み、凹形状の仕上げに比べて研磨費用が
低く、また研磨仕上げの個数も大幅に減少する。) 本発明の目的は、樹脂製品への離型性および離型剤の金
型への接合性がよく、複雑な形状の樹脂製品にも対応可
能で、同時に量産コストの低減が可能なモールド装置、
およびモールド装置の製造装置を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するもので、樹脂製品をモールドするモールド装置に
おいて、キャビティを有する金型と、前記金型のキャビ
ティ面に形成され、前記樹脂製品における樹脂とは非結
合性である樹脂を有する離型性樹脂膜とからなり、前記
離型性樹脂膜の背面側に設けられた係合部が前記金型に
係合してなることを特徴とする。
決するもので、樹脂製品をモールドするモールド装置に
おいて、キャビティを有する金型と、前記金型のキャビ
ティ面に形成され、前記樹脂製品における樹脂とは非結
合性である樹脂を有する離型性樹脂膜とからなり、前記
離型性樹脂膜の背面側に設けられた係合部が前記金型に
係合してなることを特徴とする。
【0006】また、前記金型にはその背面からキャビテ
ィにかけて形成されたイジェクト孔が設けられ、前記係
合部が前記イジェクト孔に係合してなることを特徴とす
る。
ィにかけて形成されたイジェクト孔が設けられ、前記係
合部が前記イジェクト孔に係合してなることを特徴とす
る。
【0007】また、キャビティを有する金型と、前記金
型のキャビティ面に形成され、前記樹脂製品における樹
脂とは非結合性である樹脂を有する離型性樹脂膜と、前
記金型の背面からキャビティにかけて形成されたイジェ
クト孔と、前記離型性樹脂膜の背面側に設けられた係合
部が前記イジェクト孔に係合してなるモールド装置の製
造装置であって、前記イジェクト孔を介して前記金型の
背面からキャビティにむけて突き出されるイジェクトピ
ンを有し、前記係合部を前記イジェクトピンにより突き
出し、前記離型性樹脂膜を前記金型のキャビティ面から
除去してなることを特徴とする。
型のキャビティ面に形成され、前記樹脂製品における樹
脂とは非結合性である樹脂を有する離型性樹脂膜と、前
記金型の背面からキャビティにかけて形成されたイジェ
クト孔と、前記離型性樹脂膜の背面側に設けられた係合
部が前記イジェクト孔に係合してなるモールド装置の製
造装置であって、前記イジェクト孔を介して前記金型の
背面からキャビティにむけて突き出されるイジェクトピ
ンを有し、前記係合部を前記イジェクトピンにより突き
出し、前記離型性樹脂膜を前記金型のキャビティ面から
除去してなることを特徴とする。
【0008】また、キャビティを有する金型と、前記金
型のキャビティ面に形成され、前記樹脂製品における樹
脂とは非結合性である樹脂を有する離型性樹脂膜と、前
記金型の背面からキャビティにかけて形成されたイジェ
クト孔と、前記離型性樹脂膜の背面側に設けられた係合
部が前記イジェクト孔に係合してなるモールド装置の製
造装置であって、樹脂射出側に設けられ、前記離型性樹
脂膜の形状に対応したコア面を有してなる射出成形コア
金型と、前記イジェクト孔を介して前記金型の背面から
キャビティにむけて突き出されるイジェクトピンと、前
記射出成形コア金型と対向する側に設けられ、前記金型
の背面側をインモールド保持する保持金型とを有し、前
記イジェクトピンの先端が前記係合部の背面側に相当す
る位置にある状態で、前記射出成形コア金型より前記コ
ア面に対して樹脂が射出され、前記保持金型によりイン
モールド保持された前記金型のキャビティ面と、前記射
出成形コア金型のコア面と前記イジェクトピンの先端と
で囲まれた空間に前記離型性樹脂膜および前記係合部を
形成してなることを特徴とする。
型のキャビティ面に形成され、前記樹脂製品における樹
脂とは非結合性である樹脂を有する離型性樹脂膜と、前
記金型の背面からキャビティにかけて形成されたイジェ
クト孔と、前記離型性樹脂膜の背面側に設けられた係合
部が前記イジェクト孔に係合してなるモールド装置の製
造装置であって、樹脂射出側に設けられ、前記離型性樹
脂膜の形状に対応したコア面を有してなる射出成形コア
金型と、前記イジェクト孔を介して前記金型の背面から
キャビティにむけて突き出されるイジェクトピンと、前
記射出成形コア金型と対向する側に設けられ、前記金型
の背面側をインモールド保持する保持金型とを有し、前
記イジェクトピンの先端が前記係合部の背面側に相当す
る位置にある状態で、前記射出成形コア金型より前記コ
ア面に対して樹脂が射出され、前記保持金型によりイン
モールド保持された前記金型のキャビティ面と、前記射
出成形コア金型のコア面と前記イジェクトピンの先端と
で囲まれた空間に前記離型性樹脂膜および前記係合部を
形成してなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施の形態に係わ
る真空注型に用いるモールド装置を説明する。図1は、
本発明の実施の形態に係わるモールド装置の構成を示す
構成図(断面図)である。なお、本図ではモールド装置
を構成する複数のモールド装置のうちの一方のモールド
装置についてのみ説明する。
る真空注型に用いるモールド装置を説明する。図1は、
本発明の実施の形態に係わるモールド装置の構成を示す
構成図(断面図)である。なお、本図ではモールド装置
を構成する複数のモールド装置のうちの一方のモールド
装置についてのみ説明する。
【0010】1は、樹脂製品の形状に応じたキャビティ
を有する真空注型用金型で、型用鋼ブロックからなり、
機械切削等により樹脂製品の形状に応じたキャビティ面
が形成されている。2は、注型された樹脂に接触するキ
ャビティ面を形成する離型性樹脂膜で、ポリプロピレン
樹脂等からなり、射出成形法を用いて真空注型用金型1
のキャビティ面に密着した膜(膜厚1〜2mm程度)と
して形成される。離型性樹脂膜2は、真空注型用金型1
に設けられた背面側へ拡がりを持つ空間部11(金型の
キャビティ側表面の孔径5mm、深さ5mm、最深部の
孔径8mm)に係合する複数の係合部21を有し、係合
部21を介して真空注型用金型1のキャビティ側表面へ
の密着性を保持するようにされている。この係合部21
は上述した空間部11に係合できるよう真空注型用金型
1の背面側へ拡がるテーパ形状を有している。また、ポ
リプロピレン樹脂等からなる離型性樹脂膜2は、真空注
型される例えばウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂と融着、
或いは接着等で結合する性質を持たないので、真空注型
された熱硬化性樹脂は硬化した後でモールド装置10か
ら容易に型離れ可能となる。
を有する真空注型用金型で、型用鋼ブロックからなり、
機械切削等により樹脂製品の形状に応じたキャビティ面
が形成されている。2は、注型された樹脂に接触するキ
ャビティ面を形成する離型性樹脂膜で、ポリプロピレン
樹脂等からなり、射出成形法を用いて真空注型用金型1
のキャビティ面に密着した膜(膜厚1〜2mm程度)と
して形成される。離型性樹脂膜2は、真空注型用金型1
に設けられた背面側へ拡がりを持つ空間部11(金型の
キャビティ側表面の孔径5mm、深さ5mm、最深部の
孔径8mm)に係合する複数の係合部21を有し、係合
部21を介して真空注型用金型1のキャビティ側表面へ
の密着性を保持するようにされている。この係合部21
は上述した空間部11に係合できるよう真空注型用金型
1の背面側へ拡がるテーパ形状を有している。また、ポ
リプロピレン樹脂等からなる離型性樹脂膜2は、真空注
型される例えばウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂と融着、
或いは接着等で結合する性質を持たないので、真空注型
された熱硬化性樹脂は硬化した後でモールド装置10か
ら容易に型離れ可能となる。
【0011】3は、離型性樹脂膜2を取り外す際に用い
る真空注型用金型1に設けたイジェクト孔で、このキャ
ビティ面側に空間部11を有し、係合部21のそれぞれ
の背面の開孔(直径5mm)として形成される。イジェ
クト孔3は、離型性樹脂膜2が繰り返し真空注型処理に
使用され、摩耗等で使用限界となった後で取り外される
際には、後述する図3に示すように、イジェクトピン3
1がイジェクト孔3にガイドされて真空注型用金型1の
背面より挿入され、離型性樹脂膜2を係合部21ととも
に押し出して、真空注型用金型1から分離、除去する。
る真空注型用金型1に設けたイジェクト孔で、このキャ
ビティ面側に空間部11を有し、係合部21のそれぞれ
の背面の開孔(直径5mm)として形成される。イジェ
クト孔3は、離型性樹脂膜2が繰り返し真空注型処理に
使用され、摩耗等で使用限界となった後で取り外される
際には、後述する図3に示すように、イジェクトピン3
1がイジェクト孔3にガイドされて真空注型用金型1の
背面より挿入され、離型性樹脂膜2を係合部21ととも
に押し出して、真空注型用金型1から分離、除去する。
【0012】4は、真空注型の際に液状の熱硬化性樹脂
を注入する経路としての注入ランナー部で、点線で示し
た位置に、キャビティ面側に半割りの管状の経路として
形成される。注入ランナー部4は、後述する図2に示す
ように、モールド装置10に対向する対向モールド装置
10aの注入ランナー部4aとともに、熱硬化性樹脂を
注入する管状の経路を形成するものである。10は、真
空注型に用いるキャビティ面を有する半割りのモールド
装置で、真空注型用金型1および離型性樹脂膜2(含む
係合部21)で構成される。なお、半割りのキャビティ
面を有するモールド装置10は、相手側の半割りのキャ
ビティ面を有する対向モールド装置10a(図2に図
示)と締結されるため、図示されていない締結用の締結
構造(例えばボルト締め構造)を有している。
を注入する経路としての注入ランナー部で、点線で示し
た位置に、キャビティ面側に半割りの管状の経路として
形成される。注入ランナー部4は、後述する図2に示す
ように、モールド装置10に対向する対向モールド装置
10aの注入ランナー部4aとともに、熱硬化性樹脂を
注入する管状の経路を形成するものである。10は、真
空注型に用いるキャビティ面を有する半割りのモールド
装置で、真空注型用金型1および離型性樹脂膜2(含む
係合部21)で構成される。なお、半割りのキャビティ
面を有するモールド装置10は、相手側の半割りのキャ
ビティ面を有する対向モールド装置10a(図2に図
示)と締結されるため、図示されていない締結用の締結
構造(例えばボルト締め構造)を有している。
【0013】次に、本発明の実施の形態に係わる真空注
型時のモールド装置構成を説明する。図2は、本発明の
実施の形態に係わる真空注型時のモールド装置の構成を
説明する説明図(断面図)である。なお、図1で説明し
たと同様の部分は、同じ番号を付し、説明を省略する。
また、真空注型に用いる半割りのモールド装置10に対
向する、他の半割りの対向モールド装置10aの同様の
内容の各部は、同じ番号の末尾にaを付し、説明を省略
する。
型時のモールド装置構成を説明する。図2は、本発明の
実施の形態に係わる真空注型時のモールド装置の構成を
説明する説明図(断面図)である。なお、図1で説明し
たと同様の部分は、同じ番号を付し、説明を省略する。
また、真空注型に用いる半割りのモールド装置10に対
向する、他の半割りの対向モールド装置10aの同様の
内容の各部は、同じ番号の末尾にaを付し、説明を省略
する。
【0014】10aは、真空注型に用いるキャビティ面
(モールド装置10のキャビティ面に対向)を有する半
割りの対向モールド装置である。対向モールド装置10
aは、真空注型用金型1aおよび離型性樹脂膜2a(含
む係合部21a)で構成され、係合のための空間部(係
合部21a)、イジェクト孔3a、注入ランナー部4a
等で形成されている。また、半割りのキャビティ面を有
する対向モールド装置10aは、相手側の半割りのキャ
ビティ面を有する対向モールド装置10a(図2に図
示)と締結するため、図示されていない締結用の締結構
造(例えばボルト締め構造)を有しており、モールド装
置10、および対向モールド装置10aが締結されて図
2に示す真空注型時のモールド装置構成が形成される。
なお、対向モールド装置10aの離型性樹脂膜2aもま
た取り替えのため取り外す際には、モールド装置10で
の説明と同様、イジェクトピン31により真空注型用金
型1aより分離、除去される。
(モールド装置10のキャビティ面に対向)を有する半
割りの対向モールド装置である。対向モールド装置10
aは、真空注型用金型1aおよび離型性樹脂膜2a(含
む係合部21a)で構成され、係合のための空間部(係
合部21a)、イジェクト孔3a、注入ランナー部4a
等で形成されている。また、半割りのキャビティ面を有
する対向モールド装置10aは、相手側の半割りのキャ
ビティ面を有する対向モールド装置10a(図2に図
示)と締結するため、図示されていない締結用の締結構
造(例えばボルト締め構造)を有しており、モールド装
置10、および対向モールド装置10aが締結されて図
2に示す真空注型時のモールド装置構成が形成される。
なお、対向モールド装置10aの離型性樹脂膜2aもま
た取り替えのため取り外す際には、モールド装置10で
の説明と同様、イジェクトピン31により真空注型用金
型1aより分離、除去される。
【0015】5は、真空注型された熱硬化性樹脂である
樹脂製品で、離型性樹脂膜2、離型性樹脂膜2aにより
形成されたキャビティ(樹脂製品5に相対する形状)に
充填された例えばウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂で形成
される。なお、樹脂製品5を形成する熱硬化性樹脂の真
空注型処理の概要を次に説明する。まず、液状の熱硬化
性樹脂(例えばウレタン樹脂では液状の主材料ポリオー
ルに硬化剤イソシアネートが添加され高温(例えば80
°C)で混合されて液状の熱硬化性樹脂となる)が、反
応して重合硬化する前の液状樹脂素材として生成され
る。次に、この液状樹脂素材が、樹脂中の気泡欠陥を取
り除くための真空雰囲気(例えば、10Torr)のも
とで、注入ランナー部4、注入ランナー部4aで形成さ
れた管状の経路を経由してモールド装置10、および対
向モールド装置10aの離型性樹脂膜2、離型性樹脂膜
2aで形成したキャビティ(樹脂製品5に相当する形
状)に注入される。なお、このキャビティ内には、樹脂
シールを受ける電子部品、或いは電子制御部品等の被封
止品が位置決めされて保持されている。また、モールド
装置10、および対向モールド装置10aは加熱保温手
段により高温(例えば80°C)に維持されており、注
入された後に熱硬化性樹脂の重合反応が進行し、熱硬化
性樹脂は時間とともに液状から固体へと変態する。所定
時間(例えば、20分間)の後、熱硬化性樹脂は変態硬
化して固体となっているので、真空雰囲気から大気圧雰
囲気に取り出し、図2の一対のモールド装置構成が半割
りのモールド装置10、および対向モールド装置10a
に分解され、樹脂製品5が取り出される。分解された一
対のモールド装置10、10aは、再び締結されて、次
回の真空注入処理に供される。
樹脂製品で、離型性樹脂膜2、離型性樹脂膜2aにより
形成されたキャビティ(樹脂製品5に相対する形状)に
充填された例えばウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂で形成
される。なお、樹脂製品5を形成する熱硬化性樹脂の真
空注型処理の概要を次に説明する。まず、液状の熱硬化
性樹脂(例えばウレタン樹脂では液状の主材料ポリオー
ルに硬化剤イソシアネートが添加され高温(例えば80
°C)で混合されて液状の熱硬化性樹脂となる)が、反
応して重合硬化する前の液状樹脂素材として生成され
る。次に、この液状樹脂素材が、樹脂中の気泡欠陥を取
り除くための真空雰囲気(例えば、10Torr)のも
とで、注入ランナー部4、注入ランナー部4aで形成さ
れた管状の経路を経由してモールド装置10、および対
向モールド装置10aの離型性樹脂膜2、離型性樹脂膜
2aで形成したキャビティ(樹脂製品5に相当する形
状)に注入される。なお、このキャビティ内には、樹脂
シールを受ける電子部品、或いは電子制御部品等の被封
止品が位置決めされて保持されている。また、モールド
装置10、および対向モールド装置10aは加熱保温手
段により高温(例えば80°C)に維持されており、注
入された後に熱硬化性樹脂の重合反応が進行し、熱硬化
性樹脂は時間とともに液状から固体へと変態する。所定
時間(例えば、20分間)の後、熱硬化性樹脂は変態硬
化して固体となっているので、真空雰囲気から大気圧雰
囲気に取り出し、図2の一対のモールド装置構成が半割
りのモールド装置10、および対向モールド装置10a
に分解され、樹脂製品5が取り出される。分解された一
対のモールド装置10、10aは、再び締結されて、次
回の真空注入処理に供される。
【0016】このように、真空注入処理が行われるの
で、一対のモールド構成が半割りのモールド装置10、
10aに分解された時点で、樹脂製品5は離型性樹脂膜
2、2aから容易に剥離して取り出すことができ、モー
ルド装置10、10aへの樹脂製品5が密着して、樹脂
製品5表面を欠損する等の不具合を生じることはない。
で、一対のモールド構成が半割りのモールド装置10、
10aに分解された時点で、樹脂製品5は離型性樹脂膜
2、2aから容易に剥離して取り出すことができ、モー
ルド装置10、10aへの樹脂製品5が密着して、樹脂
製品5表面を欠損する等の不具合を生じることはない。
【0017】また、離型性樹脂膜2、2aは摩耗等によ
る損傷を受けることが少ないので、モールド装置10、
10aは継続して数十回使用することができる。なお、
真空注型処理では樹脂の硬化時間が必要なため、一対の
モールド装置構成(モールド装置10、10a)で1時
間に2〜3回程度のリピート使用に限られるという制約
があり、量産工程では生産量に応じた数量のモールド装
置10、10aを準備する必要がある。
る損傷を受けることが少ないので、モールド装置10、
10aは継続して数十回使用することができる。なお、
真空注型処理では樹脂の硬化時間が必要なため、一対の
モールド装置構成(モールド装置10、10a)で1時
間に2〜3回程度のリピート使用に限られるという制約
があり、量産工程では生産量に応じた数量のモールド装
置10、10aを準備する必要がある。
【0018】次に、本発明の実施の形態に係わる離型性
樹脂膜2、2aのモールド装置10、10aからの除去
方法を説明する。図3は、本発明の実施の形態に係わる
離型性樹脂膜2、2aの除去を説明する説明図(断面
図)である。モールド装置10、10aからの離型性樹
脂膜2、2aの除去処理は、前述のように、離型性樹脂
膜2、2aが摩耗等による損傷を受けた場合に、離型性
樹脂膜2、2aを更新して形成させる前に行うものであ
る。なお、図1、図2で説明したと同様の部分は、同じ
番号を付し、説明を省略する。また、本図では一方の真
空注型用金型1についてのみ説明する。
樹脂膜2、2aのモールド装置10、10aからの除去
方法を説明する。図3は、本発明の実施の形態に係わる
離型性樹脂膜2、2aの除去を説明する説明図(断面
図)である。モールド装置10、10aからの離型性樹
脂膜2、2aの除去処理は、前述のように、離型性樹脂
膜2、2aが摩耗等による損傷を受けた場合に、離型性
樹脂膜2、2aを更新して形成させる前に行うものであ
る。なお、図1、図2で説明したと同様の部分は、同じ
番号を付し、説明を省略する。また、本図では一方の真
空注型用金型1についてのみ説明する。
【0019】51は、離型性樹脂膜2を真空注型用金型
1にインモールド成形する射出成形機用のインモールド
金型で、型用鋼ブロックからなり、真空注型用金型1を
射出成形機内で、後述する図4に示された樹脂射出側の
射出側金型52に対向して保持するように形成される。
31は、インモールド金型51に設けられた貫通孔51
1および真空注型用金型1に設けられたイジェクト孔3
に貫通されるイジェクトピンで、工具鋼等の硬質の鋼材
で製作され、図中の矢印の方向で移動可能に構成された
ものである。イジェクトピン31が、貫通孔511およ
びイジェクト孔3を介して真空注型用金型1の背面より
挿入され、図示されていないプレス機構(射出成形機の
型セッティングのプレス圧を使用)により真空注型用金
型1に対して圧入力を与え、離型性樹脂膜2およびその
係合部21を背面側よりイジェクトピン31で押し出
す。即ち、この圧入力により、空間部11に係合されて
いた係合部21が空間部11より離脱するとともに、離
型性樹脂膜2が真空注型用金型1から分離する。
1にインモールド成形する射出成形機用のインモールド
金型で、型用鋼ブロックからなり、真空注型用金型1を
射出成形機内で、後述する図4に示された樹脂射出側の
射出側金型52に対向して保持するように形成される。
31は、インモールド金型51に設けられた貫通孔51
1および真空注型用金型1に設けられたイジェクト孔3
に貫通されるイジェクトピンで、工具鋼等の硬質の鋼材
で製作され、図中の矢印の方向で移動可能に構成された
ものである。イジェクトピン31が、貫通孔511およ
びイジェクト孔3を介して真空注型用金型1の背面より
挿入され、図示されていないプレス機構(射出成形機の
型セッティングのプレス圧を使用)により真空注型用金
型1に対して圧入力を与え、離型性樹脂膜2およびその
係合部21を背面側よりイジェクトピン31で押し出
す。即ち、この圧入力により、空間部11に係合されて
いた係合部21が空間部11より離脱するとともに、離
型性樹脂膜2が真空注型用金型1から分離する。
【0020】次に、本発明の実施の形態に係わる離型性
樹脂のモールド装置面への形成方法を説明する。図4
は、本発明の実施の形態に係わるモールド装置の形成装
置を説明する説明図(断面図)で、射出成形機の樹脂を
射出成形する金型部の構成を示したものである。この離
型性樹脂2のモールド装置10への形成は、真空注型用
金型1に離型性樹脂膜2を更新(或いは新規に作成)し
て形成する場合に行われる。なお、図1、図2、図3で
説明したと同様の部分は、同じ番号を付し説明を省略す
る。また、本図では一方の真空注型用金型1についての
み説明する。
樹脂のモールド装置面への形成方法を説明する。図4
は、本発明の実施の形態に係わるモールド装置の形成装
置を説明する説明図(断面図)で、射出成形機の樹脂を
射出成形する金型部の構成を示したものである。この離
型性樹脂2のモールド装置10への形成は、真空注型用
金型1に離型性樹脂膜2を更新(或いは新規に作成)し
て形成する場合に行われる。なお、図1、図2、図3で
説明したと同様の部分は、同じ番号を付し説明を省略す
る。また、本図では一方の真空注型用金型1についての
み説明する。
【0021】51は、離型性樹脂膜2を真空注型用金型
1にインモールド成形する射出成形機用のインモールド
金型で、型用鋼ブロックからなり、射出成形機内の固定
側に、真空注型用金型1を樹脂射出側の射出側金型52
に対向して保持するように設けられる。12は、このイ
ンモールド金型51に保持された真空注型用金型1のキ
ャビティ面で、離型性樹脂膜2内面と接するようにされ
る。
1にインモールド成形する射出成形機用のインモールド
金型で、型用鋼ブロックからなり、射出成形機内の固定
側に、真空注型用金型1を樹脂射出側の射出側金型52
に対向して保持するように設けられる。12は、このイ
ンモールド金型51に保持された真空注型用金型1のキ
ャビティ面で、離型性樹脂膜2内面と接するようにされ
る。
【0022】52は、樹脂製品5の凸形状に応じた凸形
状のコア面54を有する射出成形金型で、型用鋼ブロッ
クからなり、射出成形機の可動側に、真空注型用金型1
のキャビティ側の面に対向して設けられている。53
は、射出成形金型52に設けられた離型性樹脂膜2を射
出するランナー部で、溶融した離型性樹脂23が矢印の
方向に射出成形される。54は、射出成形金型52の凸
形状のコア面で、離型性樹脂膜2の表面を型どる面であ
る。
状のコア面54を有する射出成形金型で、型用鋼ブロッ
クからなり、射出成形機の可動側に、真空注型用金型1
のキャビティ側の面に対向して設けられている。53
は、射出成形金型52に設けられた離型性樹脂膜2を射
出するランナー部で、溶融した離型性樹脂23が矢印の
方向に射出成形される。54は、射出成形金型52の凸
形状のコア面で、離型性樹脂膜2の表面を型どる面であ
る。
【0023】次に、真空注型用金型1に離型性樹脂膜2
を更新して形成する手順を説明する。予め、インモール
ド金型51に更新前の真空注型用金型1が取付けられ、
図3で説明したように、イジェクトピン31により離型
性樹脂膜2が除去される。離型性樹脂膜2を除去した
後、イジェクトピン31の先端の位置がイジェクト孔3
の係合部21の背面側の位置となるよう位置決めされ
る。また、射出成形金型52がインモールド金型51に
対向して取付けられ、図4に示す射出成形機内の型構成
が完了する。型構成が完了すると、射出成形機がポリプ
ロピレン樹脂(溶融温度200°C)を図4に示す矢印
の方向に射出し、ランナー樹脂23、離型性樹脂膜2、
および係合部21が形成される。詳細には、まず、素材
であるポリプロピレン樹脂(溶融温度200°C)が射
出されると、ランナー部53を経由して、真空注型用金
型1のキャビティ側の面12と射出成形金型52のコア
面54との間に離型性樹脂膜2が、またテーパ状の形状
の空間部11とイジェクトピン31の先端との間に係合
部21が形成される。なお、イジェクト孔3に対応した
位置のインモールド金型51の上にはイジェクトピン3
1が設けられ、係合部21の背面側の位置までイジェク
トピン31の先端が挿入されているのでイジェクト孔3
は閉塞しており、射出された樹脂が係合部21を経由し
てイジェクト孔3に流れ込むことが阻止されている。ま
た、射出成形が完了すると、型構成は分解され、真空注
型用金型1が取り出される。そして、真空注型用金型1
のキャビィティ面に、係合部21により係合された離型
性樹脂膜2が形成され、図1に示したモールド装置10
が更新される。
を更新して形成する手順を説明する。予め、インモール
ド金型51に更新前の真空注型用金型1が取付けられ、
図3で説明したように、イジェクトピン31により離型
性樹脂膜2が除去される。離型性樹脂膜2を除去した
後、イジェクトピン31の先端の位置がイジェクト孔3
の係合部21の背面側の位置となるよう位置決めされ
る。また、射出成形金型52がインモールド金型51に
対向して取付けられ、図4に示す射出成形機内の型構成
が完了する。型構成が完了すると、射出成形機がポリプ
ロピレン樹脂(溶融温度200°C)を図4に示す矢印
の方向に射出し、ランナー樹脂23、離型性樹脂膜2、
および係合部21が形成される。詳細には、まず、素材
であるポリプロピレン樹脂(溶融温度200°C)が射
出されると、ランナー部53を経由して、真空注型用金
型1のキャビティ側の面12と射出成形金型52のコア
面54との間に離型性樹脂膜2が、またテーパ状の形状
の空間部11とイジェクトピン31の先端との間に係合
部21が形成される。なお、イジェクト孔3に対応した
位置のインモールド金型51の上にはイジェクトピン3
1が設けられ、係合部21の背面側の位置までイジェク
トピン31の先端が挿入されているのでイジェクト孔3
は閉塞しており、射出された樹脂が係合部21を経由し
てイジェクト孔3に流れ込むことが阻止されている。ま
た、射出成形が完了すると、型構成は分解され、真空注
型用金型1が取り出される。そして、真空注型用金型1
のキャビィティ面に、係合部21により係合された離型
性樹脂膜2が形成され、図1に示したモールド装置10
が更新される。
【0024】このように、射出成形機を用いて、モール
ド装置10の離型性樹脂膜2が、真空注型用金型1にイ
ンモールド成形されて更新されるので、1つの射出成形
金型52を用いて、繰り返し同一寸法の多数のモールド
装置10を準備することができる。また、モールド装置
10の真空注型用金型1は、損耗することなしに繰り返
し使用することが可能となり、経済的である。また、イ
ンモールド金型51は、例えば樹脂製品A(高さ180
mm)と樹脂製品B(高さ190mm)とに対して、真
空注型用金型1の外形寸法を高さ260mmに標準化し
ておくといったように共通化することが可能であり、モ
ールド装置10の種類数が増えても少ない種類のインモ
ールド金型51で対応でき、量産準備コストが抑制でき
る。
ド装置10の離型性樹脂膜2が、真空注型用金型1にイ
ンモールド成形されて更新されるので、1つの射出成形
金型52を用いて、繰り返し同一寸法の多数のモールド
装置10を準備することができる。また、モールド装置
10の真空注型用金型1は、損耗することなしに繰り返
し使用することが可能となり、経済的である。また、イ
ンモールド金型51は、例えば樹脂製品A(高さ180
mm)と樹脂製品B(高さ190mm)とに対して、真
空注型用金型1の外形寸法を高さ260mmに標準化し
ておくといったように共通化することが可能であり、モ
ールド装置10の種類数が増えても少ない種類のインモ
ールド金型51で対応でき、量産準備コストが抑制でき
る。
【0025】以上のように、本発明の実施の形態に係わ
る真空注型処理が行われ、離型性樹脂膜2、2aでライ
ニングしたキャビティをもつ一対の半割りのモールド装
置10、10aを使用することにより、熱硬化後の樹脂
製品5を離型性樹脂膜2、2aから容易に離型すること
が可能となる。また、モールド装置10、10aへ樹脂
製品5が密着して、樹脂製品5表面の不具合を生じるこ
とが防止される。つまり、従来行われていた離型剤の塗
布や、塗布前の残存離型剤除去のための洗浄作業などの
面倒な作業を省略でき、操業面が改善されることとな
る。また、離型性樹脂膜2、2aは、摩耗等による損傷
を受けることが少なく、モールド装置10、10aは繰
り返し数十回使用される。そして、モールド装置10、
10aが繰り返し数十回使用された後、つまり、離型性
樹脂膜2、2aが摩耗等により損耗し使用に耐えなくな
った後に、真空注型用金型1、1aからイジェクトピン
31を用いて離型性樹脂膜2、2aが除去され、再度、
射出成形機を用いて真空注型用金型1、1aの上に離型
性樹脂膜2、2aが更新される。また、量産工程では生
産量に応じた数量のモールド装置10、10aを準備す
る必要があるが、モールド装置10、10aの離型性樹
脂膜2、2aの更新(或いは新規作成)が射出成形機を
用いて行われるようにしたので、樹脂製品5の種類毎の
射出成形金型と、共通したインモールド金型51を準備
すれば足りることになり、コストを抑制することができ
る。なお、本例では係合部をテーパ状としたが、イジェ
クト孔に係合する形状であれば特にこだわらない。
る真空注型処理が行われ、離型性樹脂膜2、2aでライ
ニングしたキャビティをもつ一対の半割りのモールド装
置10、10aを使用することにより、熱硬化後の樹脂
製品5を離型性樹脂膜2、2aから容易に離型すること
が可能となる。また、モールド装置10、10aへ樹脂
製品5が密着して、樹脂製品5表面の不具合を生じるこ
とが防止される。つまり、従来行われていた離型剤の塗
布や、塗布前の残存離型剤除去のための洗浄作業などの
面倒な作業を省略でき、操業面が改善されることとな
る。また、離型性樹脂膜2、2aは、摩耗等による損傷
を受けることが少なく、モールド装置10、10aは繰
り返し数十回使用される。そして、モールド装置10、
10aが繰り返し数十回使用された後、つまり、離型性
樹脂膜2、2aが摩耗等により損耗し使用に耐えなくな
った後に、真空注型用金型1、1aからイジェクトピン
31を用いて離型性樹脂膜2、2aが除去され、再度、
射出成形機を用いて真空注型用金型1、1aの上に離型
性樹脂膜2、2aが更新される。また、量産工程では生
産量に応じた数量のモールド装置10、10aを準備す
る必要があるが、モールド装置10、10aの離型性樹
脂膜2、2aの更新(或いは新規作成)が射出成形機を
用いて行われるようにしたので、樹脂製品5の種類毎の
射出成形金型と、共通したインモールド金型51を準備
すれば足りることになり、コストを抑制することができ
る。なお、本例では係合部をテーパ状としたが、イジェ
クト孔に係合する形状であれば特にこだわらない。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、真空注型のモールド装置の内面に離型性樹脂膜を
設けたので、樹脂製品をモールドから取り出す際にモー
ルドへ樹脂製品が密着して表面の不具合を生じることも
なく、また離型性樹脂膜の金型に対する接合性も良く、
従来行われていた離型剤の塗布に伴う作業を省略するこ
とができ、量産工程のコストが低減される。
れば、真空注型のモールド装置の内面に離型性樹脂膜を
設けたので、樹脂製品をモールドから取り出す際にモー
ルドへ樹脂製品が密着して表面の不具合を生じることも
なく、また離型性樹脂膜の金型に対する接合性も良く、
従来行われていた離型剤の塗布に伴う作業を省略するこ
とができ、量産工程のコストが低減される。
【図1】本発明の実施の形態に係わるモールド装置の構
成を示す構成図である。
成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる真空注型時のモー
ルド装置の構成を説明する説明図である。
ルド装置の構成を説明する説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる離型性樹脂膜の除
去を説明する説明図である。
去を説明する説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係わるモールド装置の形
成装置を説明する説明図である。
成装置を説明する説明図である。
1・・・真空注型金型 2・・・離型性樹脂膜 3・・・イジェクト孔 4・・・注入ランナー部 10・・モールド装置 21・・係合部
Claims (4)
- 【請求項1】 樹脂製品をモールドするモールド装置に
おいて、 キャビティを有する金型と、 前記金型のキャビティ面に形成され、前記樹脂製品にお
ける樹脂とは非結合性である樹脂を有する離型性樹脂膜
とからなり、 前記離型性樹脂膜の背面側に設けられた係合部が前記金
型に係合してなることを特徴とするモールド装置。 - 【請求項2】 前記金型にはその背面からキャビティに
かけて形成されたイジェクト孔が設けられ、前記係合部
が前記イジェクト孔に係合してなることを特徴とする請
求項1記載のモールド装置。 - 【請求項3】 キャビティを有する金型と、 前記金型のキャビティ面に形成され、前記樹脂製品にお
ける樹脂とは非結合性である樹脂を有する離型性樹脂膜
と、 前記金型の背面からキャビティにかけて形成されたイジ
ェクト孔と、 前記離型性樹脂膜の背面側に設けられた係合部が前記イ
ジェクト孔に係合してなるモールド装置の製造装置であ
って、 前記イジェクト孔を介して前記金型の背面からキャビテ
ィにむけて突き出されるイジェクトピンを有し、 前記係合部を前記イジェクトピンにより突き出し、前記
離型性樹脂膜を前記金型のキャビティ面から除去してな
ることを特徴とするモールド装置の製造装置。 - 【請求項4】 キャビティを有する金型と、 前記金型のキャビティ面に形成され、前記樹脂製品にお
ける樹脂とは非結合性である樹脂を有する離型性樹脂膜
と、 前記金型の背面からキャビティにかけて形成されたイジ
ェクト孔と、 前記離型性樹脂膜の背面側に設けられた係合部が前記イ
ジェクト孔に係合してなるモールド装置の製造装置であ
って、 樹脂射出側に設けられ、前記離型性樹脂膜の形状に対応
したコア面を有してなる射出成形コア金型と、 前記イジェクト孔を介して前記金型の背面からキャビテ
ィにむけて突き出されるイジェクトピンと、 前記射出成形コア金型と対向する側に設けられ、前記金
型の背面側をインモールド保持する保持金型とを有し、 前記イジェクトピンの先端が前記係合部の背面側に相当
する位置にある状態で、前記射出成形コア金型より前記
コア面に対して樹脂が射出され、前記保持金型によりイ
ンモールド保持された前記金型のキャビティ面と、前記
射出成形コア金型のコア面と前記イジェクトピンの先端
とで囲まれた空間に前記離型性樹脂膜および前記係合部
を形成してなることを特徴とするモールド装置の製造装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11051046A JP2000246744A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | モールド装置およびモールド装置の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11051046A JP2000246744A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | モールド装置およびモールド装置の製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000246744A true JP2000246744A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12875874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11051046A Withdrawn JP2000246744A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | モールド装置およびモールド装置の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000246744A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014096942A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Mitsui High Tec Inc | 積層鉄心の製造方法 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11051046A patent/JP2000246744A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014096942A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Mitsui High Tec Inc | 積層鉄心の製造方法 |
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