JP2000246758A - 樹脂製成形品およびその製造方法 - Google Patents
樹脂製成形品およびその製造方法Info
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Abstract
確実に製造することができる樹脂製成形品およびその製
造方法を提供する。 【解決手段】 予め雌型2上に加飾材9が吸着配置され
る。次に雄型3上に軟質性のメッシュ状電磁波シールド
繊維11が配置され、ストリッパ8により固定される。
このとき軟質性の電磁波シールド繊維11は雄型3の表
面形状に追従して変形する。次に雄型3と雌型2とが型
締めされ、雌型2のゲート2aから射出樹脂12が射出
される。射出樹脂12は加飾材9の開口9aからキャビ
ティ7内に入り、電磁波シールド繊維11を雄型3側
へ、加飾材9を雌型2側へ押付ける。
Description
びその製造方法に係り、とりわけ内部にインサート物を
有する樹脂製成形品およびその製造方法に関する。
脂製成形品が知られている。またこのような樹脂製成形
品は、成形品の形状に対応したインサート物を成形金型
内に予め配置し、その後成形金型内に射出樹脂を射出す
ることにより得られる。
ト物を有する樹脂製成形品を製造する際、成形品の形状
に対応したインサート物を予め成形金型内に配置する必
要がある。この場合、インサート物として複数、例えば
加飾材および電磁波シールド繊維を挿入することができ
れば、多機能をもつ樹脂製成形品を製造することができ
て都合が良い。
ものであり、加飾材を含め複数のインサート物を挿入し
た樹脂製成形品およびその製造方法を提供することを目
的とする。
この射出樹脂に接着された加飾材および軟質性メッシュ
状物と、を備えたことを特徴とする樹脂製成形品、およ
び雄型と雌型との間のキャビティに加飾材と軟質性メッ
シュ状物を配置する工程と、キャビティ内に射出樹脂を
充てんする工程と、を備えたことを特徴とする樹脂製成
形品の製造方法である。
施の形態について説明する。図1乃至図5は、本発明に
よる樹脂製成形品およびその製造方法を示す図である。
図1に示すように、樹脂製成形品10は射出樹脂12
と、この射出樹脂12の一側に配置されるとともに開口
9aを有する加飾材9と、射出樹脂12の他側に配置さ
れた軟質性の電磁波シールド繊維(メッシュ状物)11
とを備えている。このうち電磁波シールド繊維11は、
インサート物として電磁波を遮へいするものであり、具
体的には図5(a)(b)に示すように多数の線状体1
5からなるメッシュ状の多孔性繊維からなっている。
エステル製の芯材15aと、この芯材15aの外面を覆
う金属層15bとからなっており、金属層15bは銅ま
たはニッケルを芯材15aの外面に無電解メッキするこ
とにより形成される。なお、線状体15をガラス製芯材
15aと、このガラス性芯材15aの外面を覆う金属層
15bとから構成してもよく、また線状体15を金属芯
材のみから構成しても良い。
樹脂を用いることができるが、例えばPC、HIPS、
PS、PP、PE、ABS、PVC、ナイロン等を用い
ることができる。
かつ電磁波シールド繊維11が所望の光透過率を有する
ことにより、電磁波シールド特性に優れ、かつ全体とし
て透明性を有する樹脂成形品10を得ることができる。
製造方法について説明する。まず図2に示すように、ゲ
ート2aが設けられた雌型2と、雄型3とを準備する。
次に、予め十文字形の展開形状に形成された加飾材9が
雌型2内に配置され、加飾材9は真空バキューム口13
により吸着される。このとき、加飾材9の開口9aはゲ
ート2aに対応する位置に配置される。次に、雌型2と
雄型3とを開とした状態で、電磁波シールド繊維11が
巻出ロール5から巻出されて雌型2と雄型3との間のキ
ャビティ7内に配置される。
配置された電磁波シールド繊維11は、巻出ロール5と
巻取ロール6との間で張力をかけない状態または雄型3
と雌型2との型締めのときに電磁波シールド繊維11が
切れない程度や型締めの動作に支障のない程度に張力が
かけられた状態で保持されている。
し、雄型3とストリッパ8との間で電磁波シールド繊維
11が挟持される。
磁波シールド繊維11は軟質性となっており、かつ張力
がかけられていないか適当な力の張力がかけられている
ので、キャビティ7内において電磁波シールド繊維11
は雄型3の表面形状に追従して変形する。このようにし
て、雄型3の表面上の所定位置に、所望の形状に変形し
た電磁波シールド繊維11を配置することができる。
3と雌型2との型締めが行なわれる。このとき、加飾材
9はキャビティ7内の雌型2側(一側)に配置され、電
磁波シールド繊維11はキャビティ7内の雄型3側(他
側)に配置されることになる。次に雌型2のゲート2a
から射出樹脂12が加飾材9の開口9aを介してキャビ
ティ7内に射出され、射出樹脂に押されて電磁波シール
ド繊維11が雄型3側へ押付けられ、加飾材9が雌型2
側へ押付けられる。
性を有するため、その表面に適度な凹凸を有している。
このため電磁波シールド繊維11の凹凸部分に射出樹脂
12が入り込むことによって、電磁波シールド繊維11
と射出樹脂12との密着性を向上させることができる。
向上させるため、その表面にヒートシール層を有してい
てもよく、また射出樹脂12と同一材料から構成しても
よい。
内で樹脂成形品10が得られる。その後、電磁波シール
ド繊維11が樹脂成形品10の形状分だけ図示しないカ
ッターで破断され、電磁波シールド繊維11の破断かす
はさらに巻取ロール6によって巻取られる。
シールド特性を有する樹脂成形品10を容易かつ簡単に
製造することができる。
品10のメッシュ状物として電磁波シールド繊維11を
用いた例について説明したが、これに限らず電磁波シー
ルド繊維11の代わりに合成樹脂製不織布を用いてもよ
く、また多数の孔を有する合成樹脂製フィルムを用いて
もよい。
シールド繊維11を破断した例を説明したが、ストリッ
パ8にカッターを設け、ストリッパ8を雄型3へ押付け
る時に予め電磁波シールド繊維11を破断しておいても
よい。
て述べる。実施例1および2のようにして樹脂製成形品
10を作成したところ、良好に樹脂製成形品10を成形
することができた。
S 図4に示す形状のもの) 射出樹脂:HIPS 樹脂製成形品:150×100×20mm 電磁波シールド繊維:線径φ50μ,100メッシュ/
インチ実施例2 加飾材:シート成形品(PSシートt=0.3 真空成
形品 150×100×20mm) 射出樹脂:HIPS 樹脂製成形品:150×100×20mm 電磁波シールド繊維:線径φ50μ,100メッシュ/
インチ 次に図6乃至図8により本発明の変形例について説明す
る。図6および図7に示す変形例は、雄型3にゲート3
aを設けるとともに、電磁波シールド繊維11に開口2
1を設けたものであり、他は図1乃至図5に示す実施の
形態と略同一である。
ず雌型2内にインモールドラベル、シート成形品等から
なる加飾材9が配置され、真空バキューム口13によっ
て吸着される。次に電磁波シールド繊維11が雄型3と
ストリッパ8との間に供給される。次に雄型3と雌型2
とが型締めされ、雄型3のゲート3aから射出樹脂12
が電磁波シールド繊維11の開口21を介してキャビテ
ィ7内に射出され、電磁波シールド繊維11が雄型3側
へ、加飾材9が雌型2側へ押付けられる。
形品10が得られる。
て、電磁波シールド繊維11の目が粗い場合は、開口2
1は必ずしも設けなくてもよい。また加飾材9としてイ
ンモールドラベル、シート成形品を用いた例を示した
が、これに限らず、布または転写箔からなる加飾材9を
設けてもよい。
ロール5aから雌型2側へ供給され、巻取ロール6aに
よって巻取られる(図8)。
変形例について説明する。図9乃至図11に示す変形例
は電磁波シールド繊維11を雌型2とストリッパ8との
間で挟持するとともに、雄型3にゲート3aを設けたも
のであり、他は図1乃至図5に示す実施の形態と略同一
である。
とが型締めされ、雄型3のゲート3aから射出樹脂12
が射出されると、電磁波シールド繊維11がキャビティ
7の雌型2側(一側)へ移動する。次に電磁波シールド
繊維11は雌型2に予め真空バキューム口13より吸着
された加飾材9上に重ね合わされる。
維11の開孔11aを通って加飾材9側へ達し、この加
飾材9と接着する。この場合、加飾材9と射出樹脂12
との接着性を向上させるため、加飾材9の表面にヒート
シール層を設けたり加飾材9の材料を射出樹脂12のも
のと同一とすることができる。
うに、射出樹脂12と、射出樹脂12の一側に設けられ
た加飾材9および電磁波シールド繊維11とからなる樹
脂製成形品10を得ることができる。このとき成形品1
0の外面に加飾材9が位置している。
て述べる。 加飾材:PET/Ny/Al/HS 電磁波シールド繊維:ポリエステル性芯材にCu+Ni
の無電解メッキ 線径φ50μ 100メッシュ/イン
チ 射出樹脂:HIPS 上記材料により良好な樹脂製成形品10を得た。
他の変形例について説明する。
材9と電磁波シールド繊維11とを予め接着しておき、
このように接着された加飾材9と電磁波シールド繊維1
1とをキャビティ7内に配置したものであり、他は図9
乃至図11に示す例と略同一である。
2は電磁波シールド繊維11の開孔11a内に進入し、
射出樹脂12と電磁波シールド繊維11との接着性を向
上させるとともに、予め加飾材9と電磁波シールド繊維
11とが接着されているので、樹脂製成形品10を一体
として堅固に成形することができる。
について述べる。まず−に示すように、加飾材6と
電磁波シールド繊維11とを積層して接着する。 加飾材(PET/Al/Ny)/電磁波シールド繊維 加飾材(PET/Al/PC)/電磁波シールド繊維 加飾材(PET/印刷)/電磁波シールド繊維 加飾材(Ny/印刷)/電磁波シールド繊維 加飾材(Al)/電磁波シールド繊維 加飾材(PET/印刷)/電磁シールド繊維/Ny 加飾材(PET/印刷)/電磁波シールド繊維/PC 次にこのように積層された加飾材6と電磁波シールド繊
維11に対して射出樹脂12を射出したところ良好な樹
脂製成形品10が得られた。
P,PET,PE,Ny)またはメッシュ(ポリエステ
ル,ナイロン,PP,アクリルなど)を用いた。いずれ
も電磁波シールド用に銅+Niメッキをしてもよい。
S,HIPS,PP,PET,Nyを用いた。その他P
PS,PEEK,PES,ポリアセタール等の適当なヒ
ートシール材がない樹脂に対しても、繊維の開孔に樹脂
が入り込むため、接着が可能となり、絵付けを行なうこ
とができる。
軟質性メッシュ状物を有する樹脂製成形品を容易かつ確
実に成形することができる。
雌型と雄型とが開いた状態を示す概略図。
図。
Claims (9)
- 【請求項1】射出樹脂と、 この射出樹脂に接着された加飾材および軟質性メッシュ
状物と、 を備えたことを特徴とする樹脂製成形品。 - 【請求項2】加飾材は射出樹脂の一側に設けられ、軟質
性メッシュ状物は射出樹脂の他側に設けられていること
を特徴とする請求項1記載の樹脂製成形品。 - 【請求項3】加飾材と軟質性メッシュ状物は、射出樹脂
の一側に、加飾材を外方に向けて設けられていることを
特徴とする請求項1記載の樹脂製成形品。 - 【請求項4】軟質性メッシュ状物が、電磁波シールド繊
維で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の樹成形品。 - 【請求項5】雄型と雌型との間のキャビティに加飾材と
軟質性メッシュ状物を配置する工程と、 キャビティ内に射出樹脂を充てんする工程と、 を備えたことを特徴とする樹脂製成形品の製造方法。 - 【請求項6】開口を有する加飾材をキャビティの一側に
配置するとともに、軟質性メッシュ状物をキャビティの
他側に配置し、 射出樹脂を加飾材側から加飾材の開口を介して充てんし
て加飾材を射出樹脂の一側に、軟質性メッシュ状物を射
出樹脂の他側にもってくることを特徴する請求項5記載
の樹脂製成形品の製造方法。 - 【請求項7】加飾材をキャビティの一側に配置するとと
もに、開口を有する軟質性メッシュ状物をキャビティの
他側に配置し、 射出樹脂を軟質性メッシュ状物側からメッシュ状物の開
口を介して充てんして加飾材を射出樹脂の一側に、軟質
性メッシュ状物を射出樹脂の他側にもってくることを特
徴とする請求項5記載の樹脂製成形品の製造方法。 - 【請求項8】加飾材をキャビティの一側に配置し、 射出樹脂を軟質性メッシュ状物側から充てんして、軟質
性メッシュ状物をキャビティの一側へもってきて加飾材
上に重ねることを特徴とする請求項5記載の樹脂製成形
品の製造方法。 - 【請求項9】予め加飾材と軟質性メッシュ状物を接着す
る工程を更に備え、 接着された加飾材と軟質性メッシュ状物をキャビティ内
に配置することを特徴とする請求項5記載の樹脂製成形
品の製造方法。
Priority Applications (7)
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|---|---|---|---|
| JP5141899A JP4384282B2 (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 樹脂製成形品の製造方法 |
| US09/285,726 US6291369B1 (en) | 1998-04-08 | 1999-04-05 | Resin molding |
| EP19990106144 EP0949052B1 (en) | 1998-04-08 | 1999-04-07 | Resin molding, method of manufacturing the same, apparatus for carrying out the method, and case |
| TW88105539A TW404921B (en) | 1998-04-08 | 1999-04-07 | Formed article of resin, its manufacture method, its manufacture device, and the housing |
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
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| Country | Link |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2106895A1 (en) | 2008-04-02 | 2009-10-07 | Pegatron Corporation | Case of electronic device and method for manufacturing the same |
| WO2023094552A1 (de) * | 2021-11-24 | 2023-06-01 | Syntech Plastics Gmbh | Verfahren zur herstellung eines kombinationsbauteils und kombinationsbauteil |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP5141899A patent/JP4384282B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2106895A1 (en) | 2008-04-02 | 2009-10-07 | Pegatron Corporation | Case of electronic device and method for manufacturing the same |
| WO2023094552A1 (de) * | 2021-11-24 | 2023-06-01 | Syntech Plastics Gmbh | Verfahren zur herstellung eines kombinationsbauteils und kombinationsbauteil |
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| JP4384282B2 (ja) | 2009-12-16 |
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