JP2000246870A - 印刷機の版万力装置 - Google Patents
印刷機の版万力装置Info
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- JP2000246870A JP2000246870A JP11054788A JP5478899A JP2000246870A JP 2000246870 A JP2000246870 A JP 2000246870A JP 11054788 A JP11054788 A JP 11054788A JP 5478899 A JP5478899 A JP 5478899A JP 2000246870 A JP2000246870 A JP 2000246870A
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- printing plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 二度通し、あるいは多色印刷に際してシート
が伸び変形し、画線が天地方向、及び左右方向において
部分的にずれる現象、つまりファンアウトに対処できる
版万力装置を提供する。 【解決手段】 枚葉印刷機の版胴2に、版尻側を胴表面
に対し略直角に折り曲げた刷版20を固定する形式の印
刷機の版万力装置において、刷版20を咥える上歯9、
下歯6を備えたユニットUA、UBを版胴軸方向に設
け、上記ユニットUA、UBの間隔を拡縮する調整ネジ
を設け、上記上歯9、下歯6の刷版咥え面であって、少
なくとも版胴の表面に対し略直角である版尻側の咥え面
P1、P2に滑り止め加工部34を設けたことを特徴とす
る。
が伸び変形し、画線が天地方向、及び左右方向において
部分的にずれる現象、つまりファンアウトに対処できる
版万力装置を提供する。 【解決手段】 枚葉印刷機の版胴2に、版尻側を胴表面
に対し略直角に折り曲げた刷版20を固定する形式の印
刷機の版万力装置において、刷版20を咥える上歯9、
下歯6を備えたユニットUA、UBを版胴軸方向に設
け、上記ユニットUA、UBの間隔を拡縮する調整ネジ
を設け、上記上歯9、下歯6の刷版咥え面であって、少
なくとも版胴の表面に対し略直角である版尻側の咥え面
P1、P2に滑り止め加工部34を設けたことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷機において
版胴へ巻着する刷版の咥え側及び咥え尻側を固定する版
万力装置に関するものである。
版胴へ巻着する刷版の咥え側及び咥え尻側を固定する版
万力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】輪転印刷機には連続的にウェブ(印刷
紙)を供給するウェブ式輪転印刷機や、間欠的に印刷紙
であるシートを供給する枚葉印刷機等の種々の形式があ
る。一般的な枚葉印刷機は図12に示すように、給紙装
置26、複数組みの印刷装置25a〜25d、排紙装置
27及び該排紙装置27の下流端下側に設けたシート積
重装置28等々によって構成されている。給紙装置26
から1枚ずつ送り出されたシート1は次工程印刷装置2
5を経由する途中で所定の印刷が施され、続いて排紙装
置27の下方に位置するシート積重装置28の排紙テー
ブル上へ積重された後、所定枚数の束として外部へ搬出
されることになる。尚、図12においてFLはフロアを
示し、Tは中間胴を示す。このような枚葉印刷機では、
インキ色の異なる複数組みの印刷装置25a〜25dを
シート1の進行方に並設しており、該印刷装置25a〜
25dへ順次シート1へ通紙させ、インキを重ね合わせ
ることによって、多色印刷ができるように構成されてい
る。
紙)を供給するウェブ式輪転印刷機や、間欠的に印刷紙
であるシートを供給する枚葉印刷機等の種々の形式があ
る。一般的な枚葉印刷機は図12に示すように、給紙装
置26、複数組みの印刷装置25a〜25d、排紙装置
27及び該排紙装置27の下流端下側に設けたシート積
重装置28等々によって構成されている。給紙装置26
から1枚ずつ送り出されたシート1は次工程印刷装置2
5を経由する途中で所定の印刷が施され、続いて排紙装
置27の下方に位置するシート積重装置28の排紙テー
ブル上へ積重された後、所定枚数の束として外部へ搬出
されることになる。尚、図12においてFLはフロアを
示し、Tは中間胴を示す。このような枚葉印刷機では、
インキ色の異なる複数組みの印刷装置25a〜25dを
シート1の進行方に並設しており、該印刷装置25a〜
25dへ順次シート1へ通紙させ、インキを重ね合わせ
ることによって、多色印刷ができるように構成されてい
る。
【0003】ところで、版胴2には刷版20を設備する
ために版万力装置が設けられており、この版万力装置
は、図8に示す咥え側万力Rと、図9に示す咥え尻側万
力Sにより構成されている。上記刷版20の装着にあた
っては、まず咥え側万力Rにおいて開口した上歯22と
下歯23の中間に、刷版20の前端を挿入して把持さ
せ、続いて押さえローラ24にて刷版20の表面を押し
つけた状態で版胴2を図8中矢印の方向に回転させた
後、最後に咥え尻側万力Sにおいて開口した上歯9と下
歯6の中間へ刷版20の後端折り曲げ部を挿入して把持
させる。尚、咥え尻側万力Sは、刷版20を把持した状
態で図9の右側へ移動することにより装着した刷版20
に所定の張力を付加させ得るようになっている。
ために版万力装置が設けられており、この版万力装置
は、図8に示す咥え側万力Rと、図9に示す咥え尻側万
力Sにより構成されている。上記刷版20の装着にあた
っては、まず咥え側万力Rにおいて開口した上歯22と
下歯23の中間に、刷版20の前端を挿入して把持さ
せ、続いて押さえローラ24にて刷版20の表面を押し
つけた状態で版胴2を図8中矢印の方向に回転させた
後、最後に咥え尻側万力Sにおいて開口した上歯9と下
歯6の中間へ刷版20の後端折り曲げ部を挿入して把持
させる。尚、咥え尻側万力Sは、刷版20を把持した状
態で図9の右側へ移動することにより装着した刷版20
に所定の張力を付加させ得るようになっている。
【0004】次に、印刷装置25のインキ供給部から順
次転移したインキは、上記版胴2へ装着した刷版20か
ら図10に示すブランケット胴(ゴム胴)29へ転写さ
れ、さらに該ブランケット胴29と圧胴30の中間を走
行するシート1へ転写され、これによって、印刷が行な
われる。この種の技術としては、例えば特公平7−24
17号公報に示されたものがある。
次転移したインキは、上記版胴2へ装着した刷版20か
ら図10に示すブランケット胴(ゴム胴)29へ転写さ
れ、さらに該ブランケット胴29と圧胴30の中間を走
行するシート1へ転写され、これによって、印刷が行な
われる。この種の技術としては、例えば特公平7−24
17号公報に示されたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にあっては、印刷に際して以下に示す不具合点
(ファンアウト)がある。上記多色印刷を施す印刷機で
はシート1上の印刷を施した絵柄が咥え側から咥え尻側
へ向かうに従い湿し水の付加、あるいは刷版20からの
印圧等によって徐々に横幅、及び天地方向へ伸びを生
じ、これによって図11に示すように、平行、直角が歪
み、同一シート1上に転写する絵柄(インキ)がずれる
といった傾向(S0<S1となるファンアウト)が発生す
る。
来技術にあっては、印刷に際して以下に示す不具合点
(ファンアウト)がある。上記多色印刷を施す印刷機で
はシート1上の印刷を施した絵柄が咥え側から咥え尻側
へ向かうに従い湿し水の付加、あるいは刷版20からの
印圧等によって徐々に横幅、及び天地方向へ伸びを生
じ、これによって図11に示すように、平行、直角が歪
み、同一シート1上に転写する絵柄(インキ)がずれる
といった傾向(S0<S1となるファンアウト)が発生す
る。
【0006】尚、図11において、矢印はシート1の進
行方向を示し、S1は咥え側の幅寸法、S0は咥え尻側の
幅寸法を示す。また、図11中一点鎖線は1色目、鎖線
は2色目、実線は3色目を示す。したがって、上記見当
ずれ(ファンアウト)によって印刷面が不鮮明になる等
品質を著しく低下させるといった問題がある。
行方向を示し、S1は咥え側の幅寸法、S0は咥え尻側の
幅寸法を示す。また、図11中一点鎖線は1色目、鎖線
は2色目、実線は3色目を示す。したがって、上記見当
ずれ(ファンアウト)によって印刷面が不鮮明になる等
品質を著しく低下させるといった問題がある。
【0007】上記問題に対処する手段として、予めファ
ンアウト(見当ずれ)に相当する量だけ刷版20を変形
させておき、印刷後に該ファンアウトの影響を零にする
方法がある。すなわち、刷版20の咥え側から咥え尻側
に向かって順次拡大するシート1の変形を見越して、各
刷版20の咥え尻側の横幅を縮小させた状態で取り付け
ておき、印刷後において各印刷装置で転写した絵柄の直
角、平行が正確に重なるように設定する方法が採用され
ている。
ンアウト(見当ずれ)に相当する量だけ刷版20を変形
させておき、印刷後に該ファンアウトの影響を零にする
方法がある。すなわち、刷版20の咥え側から咥え尻側
に向かって順次拡大するシート1の変形を見越して、各
刷版20の咥え尻側の横幅を縮小させた状態で取り付け
ておき、印刷後において各印刷装置で転写した絵柄の直
角、平行が正確に重なるように設定する方法が採用され
ている。
【0008】しかし、従来形式の版万力装置では刷版2
0と該刷版20の咥え尻側を把持する上歯9、下歯6の
摩擦抵抗が小さいため、把持した状態で刷版20の横幅
を縮小させる場合、上記シート把持部でスリップが起き
てしまい十分に機能させることができなかった。しか
も、今日刷版20の自動装着に際して後端(咥え尻側)
を版胴2の外周面に対し略直角に折り曲げ形成した刷版
20が採用されることが多くなり、該曲げ形状により剛
性が高くなって、幅の拡大、縮小変形がより一層難しく
なっている現状では上記初期調整はますます困難となっ
てきている。そこで、この発明は、二度通し、あるいは
多色印刷に際してシートが伸び変形し、画線が天地方
向、及び左右方向において部分的にずれる現象、つまり
ファンアウトに対処できる版万力装置を提供するもので
ある。
0と該刷版20の咥え尻側を把持する上歯9、下歯6の
摩擦抵抗が小さいため、把持した状態で刷版20の横幅
を縮小させる場合、上記シート把持部でスリップが起き
てしまい十分に機能させることができなかった。しか
も、今日刷版20の自動装着に際して後端(咥え尻側)
を版胴2の外周面に対し略直角に折り曲げ形成した刷版
20が採用されることが多くなり、該曲げ形状により剛
性が高くなって、幅の拡大、縮小変形がより一層難しく
なっている現状では上記初期調整はますます困難となっ
てきている。そこで、この発明は、二度通し、あるいは
多色印刷に際してシートが伸び変形し、画線が天地方
向、及び左右方向において部分的にずれる現象、つまり
ファンアウトに対処できる版万力装置を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、枚葉印刷機の版胴に、
版尻側を胴表面に対し略直角に折り曲げた刷版を固定す
る形式の印刷機の版万力装置において、刷版を咥える上
歯、下歯を備えたユニットを版胴軸方向に複数個設け、
上記ユニットの間隔を拡縮する拡縮手段を設け、上記上
歯、下歯の刷版咥え面であって、少なくとも版胴の表面
に対し略直角である版尻側の咥え面に、版抜け抵抗増大
手段を設けたことを特徴とする。
に、請求項1に記載した発明は、枚葉印刷機の版胴に、
版尻側を胴表面に対し略直角に折り曲げた刷版を固定す
る形式の印刷機の版万力装置において、刷版を咥える上
歯、下歯を備えたユニットを版胴軸方向に複数個設け、
上記ユニットの間隔を拡縮する拡縮手段を設け、上記上
歯、下歯の刷版咥え面であって、少なくとも版胴の表面
に対し略直角である版尻側の咥え面に、版抜け抵抗増大
手段を設けたことを特徴とする。
【0010】このように構成することで、刷版を咥える
上歯、下歯を備え版胴軸方向に複数個設けたユニットの
間隔を、拡縮手段により拡縮することで、刷版のファン
アウトに相当する分を予め変形させ修正量として与えて
おくことができる。また、上記刷版に変形を与える場合
に、上記上歯、下歯にはズレ方向の力が作用するが、上
歯、下歯に咥えられた刷版は、上歯、下歯の刷版の咥え
面に施された版抜け抵抗手段によって抜け防止される。
上歯、下歯を備え版胴軸方向に複数個設けたユニットの
間隔を、拡縮手段により拡縮することで、刷版のファン
アウトに相当する分を予め変形させ修正量として与えて
おくことができる。また、上記刷版に変形を与える場合
に、上記上歯、下歯にはズレ方向の力が作用するが、上
歯、下歯に咥えられた刷版は、上歯、下歯の刷版の咥え
面に施された版抜け抵抗手段によって抜け防止される。
【0011】請求項2に記載した発明は、咥え尻側の刷
版端を版胴の表面に対し略直角に折り曲げている刷版で
あって、前記上歯、下歯を構成するユニットを分割して
いる分割部に相当する部分に位置する直角折り曲げ部に
切り欠き部を設けたものを利用することを特徴とする。
このように構成することで、切り欠き部によって、刷版
を幅方向に変位し易くすることができる。ここで、上記
ファンアウトは使用する印刷シートの材質、印刷にあた
って付加する湿し水、印圧等機械的要素等々に起因して
発生するシートの部分的伸び変形を要因とするものであ
る。
版端を版胴の表面に対し略直角に折り曲げている刷版で
あって、前記上歯、下歯を構成するユニットを分割して
いる分割部に相当する部分に位置する直角折り曲げ部に
切り欠き部を設けたものを利用することを特徴とする。
このように構成することで、切り欠き部によって、刷版
を幅方向に変位し易くすることができる。ここで、上記
ファンアウトは使用する印刷シートの材質、印刷にあた
って付加する湿し水、印圧等機械的要素等々に起因して
発生するシートの部分的伸び変形を要因とするものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
8を援用し図面と共に説明する。尚、前記従来の構成と
同一態様部分には同一符号を付して説明する。図1に示
すように版万力装置の咥え尻側万力Sは、版胴2の溝部
において軸方向に固設したレール3、該レール3に沿っ
て移動できる摺動板4、該摺動板4に対して移動可能に
設備した台座5、該台座5に対して図中左右方向に移動
できるようにした下歯6、該下歯6へボルト7、球面座
金8を介して取り付けた上歯9、上歯9を閉口すべく作
用する圧縮バネ10、上歯9の開閉用カム11、及び上
歯9、下歯6を一体的、かつ上記レール3と直角方向へ
移動させるカム12等々にて構成されている。
8を援用し図面と共に説明する。尚、前記従来の構成と
同一態様部分には同一符号を付して説明する。図1に示
すように版万力装置の咥え尻側万力Sは、版胴2の溝部
において軸方向に固設したレール3、該レール3に沿っ
て移動できる摺動板4、該摺動板4に対して移動可能に
設備した台座5、該台座5に対して図中左右方向に移動
できるようにした下歯6、該下歯6へボルト7、球面座
金8を介して取り付けた上歯9、上歯9を閉口すべく作
用する圧縮バネ10、上歯9の開閉用カム11、及び上
歯9、下歯6を一体的、かつ上記レール3と直角方向へ
移動させるカム12等々にて構成されている。
【0013】図2に示すように、台座5、下歯6、及び
上歯9等々は、版胴2の軸方向おいて分割した2組のユ
ニットUA、UBとして構成されている。各ユニットの
台座5a、5bにはネジブロック13a、13bが取り
付けられ、一方、摺動板4の軸方向中央には支持ブロッ
ク14が取り付けられ、これらネジブロック13a、1
3bと摺動板4にはネジ軸15が挿通されている。そし
て、このネジ軸15は調整ネジ16a、16b(拡縮手
段)を介してネジブロック13a、13bに連結されて
いる。
上歯9等々は、版胴2の軸方向おいて分割した2組のユ
ニットUA、UBとして構成されている。各ユニットの
台座5a、5bにはネジブロック13a、13bが取り
付けられ、一方、摺動板4の軸方向中央には支持ブロッ
ク14が取り付けられ、これらネジブロック13a、1
3bと摺動板4にはネジ軸15が挿通されている。そし
て、このネジ軸15は調整ネジ16a、16b(拡縮手
段)を介してネジブロック13a、13bに連結されて
いる。
【0014】上記調整ネジ16aと調整ネジ16bは互
いに逆ネジとして形成したもので、同一方向へ回転させ
ることによって前記ユニットUA、UBを互いに接離さ
せることができ、また、片側ユニットを固定しておき別
側のユニットのみを単独で移動させることができるよう
になっている。また、摺動板4は両端部にはネジブロッ
ク17が固設され、該ネジブロック17に、版胴フラン
ジ18に挿通されたネジ棒19の先端が螺合している。
したがって、上記ネジ棒19a、19bを相対的に調整
することによって摺動板4上に取り付けた上歯9、下歯
6からなる2組のユニットUA、UBを装置横幅方向
(版胴軸方向)へ一体的に移動させることができるよう
になっている。
いに逆ネジとして形成したもので、同一方向へ回転させ
ることによって前記ユニットUA、UBを互いに接離さ
せることができ、また、片側ユニットを固定しておき別
側のユニットのみを単独で移動させることができるよう
になっている。また、摺動板4は両端部にはネジブロッ
ク17が固設され、該ネジブロック17に、版胴フラン
ジ18に挿通されたネジ棒19の先端が螺合している。
したがって、上記ネジ棒19a、19bを相対的に調整
することによって摺動板4上に取り付けた上歯9、下歯
6からなる2組のユニットUA、UBを装置横幅方向
(版胴軸方向)へ一体的に移動させることができるよう
になっている。
【0015】加えて、上記装置は刷版20の後端部を把
持する上歯9及び下歯6の係合面、つまり図3に示す咥
え面P1、P2には、滑り止め加工部(セレーション加工
部)34が設けられている。上記滑り止め加工部34と
しては、例えば、図4の(a)、(b)、(c)に例示
するように上記上歯9、下歯6の係合面である咥え面P
1、P2に複数条の小さな溝を形成したり(a)、七子目
を施したり(b)、梨地加工を施したり(c)、あるい
はそれらの加工を施したプレートをボルトやロー付けに
よって上記上歯9、下歯6の係合面へ固定する等種々の
形式が採用可能である。上記滑り止め加工部34が版抜
け抵抗増大手段を構成している。
持する上歯9及び下歯6の係合面、つまり図3に示す咥
え面P1、P2には、滑り止め加工部(セレーション加工
部)34が設けられている。上記滑り止め加工部34と
しては、例えば、図4の(a)、(b)、(c)に例示
するように上記上歯9、下歯6の係合面である咥え面P
1、P2に複数条の小さな溝を形成したり(a)、七子目
を施したり(b)、梨地加工を施したり(c)、あるい
はそれらの加工を施したプレートをボルトやロー付けに
よって上記上歯9、下歯6の係合面へ固定する等種々の
形式が採用可能である。上記滑り止め加工部34が版抜
け抵抗増大手段を構成している。
【0016】ここで、上記版万力装置において使用する
刷版20について説明する。図5に示すように、刷版2
0の前端には咥え側万力Rに対し位置を規定する一対の
U字状切り欠き21a、21bが設けられ共に、咥え尻
側端には、咥え尻側万力Sへの自動装着を容易にすべく
略直角に折り曲げた直角折り曲げ部35が形成されてい
る。また、この直角折り曲げ部35の中央には、図7の
(a)、(b)、(c)に各々例示するように、丸孔3
1、長孔32を加工したり、あるいはU字状の切り欠き
溝33を形成して、刷版横幅方向の剛性を低下させる形
状としている。ここで、上記丸孔31、長孔32、ある
いはU字状の切り欠き溝33が切り欠き部を構成してい
る。
刷版20について説明する。図5に示すように、刷版2
0の前端には咥え側万力Rに対し位置を規定する一対の
U字状切り欠き21a、21bが設けられ共に、咥え尻
側端には、咥え尻側万力Sへの自動装着を容易にすべく
略直角に折り曲げた直角折り曲げ部35が形成されてい
る。また、この直角折り曲げ部35の中央には、図7の
(a)、(b)、(c)に各々例示するように、丸孔3
1、長孔32を加工したり、あるいはU字状の切り欠き
溝33を形成して、刷版横幅方向の剛性を低下させる形
状としている。ここで、上記丸孔31、長孔32、ある
いはU字状の切り欠き溝33が切り欠き部を構成してい
る。
【0017】次に、作用について説明する。上記版胴2
へ刷版20を装着するにあたっては、まず刷版20の前
端を版万力装置の咥え側万力Rへ挿入し、同部の上歯2
2と下歯23を介して固定する(図8参照)。次いで、
図1に示すように押さえローラ24にて該刷版20を版
胴2の外周面へ押圧した状態で版胴2を回転させ、刷版
20の後端の直角折り曲げ部35を版万力装置の咥え尻
側万力Sへ挿入し、同部の上歯9と下歯6を介して固定
する。
へ刷版20を装着するにあたっては、まず刷版20の前
端を版万力装置の咥え側万力Rへ挿入し、同部の上歯2
2と下歯23を介して固定する(図8参照)。次いで、
図1に示すように押さえローラ24にて該刷版20を版
胴2の外周面へ押圧した状態で版胴2を回転させ、刷版
20の後端の直角折り曲げ部35を版万力装置の咥え尻
側万力Sへ挿入し、同部の上歯9と下歯6を介して固定
する。
【0018】次に、上記刷版20の咥え尻側を把持した
両ユニットUA,UBの上下歯9a、6aと上下歯9
b、6bとの間隔を調整(接離)する。つまり、一例と
して下流側印刷装置を基準とする場合には第1色目の刷
版20aは咥え尻側の横幅を調整ネジ16a、16bに
より縮小させておく。尚、第2色目、第3色目と下流側
に位置する印刷装置では、上記横幅縮小量を徐々に小さ
くし、最終印刷装置における刷版20は元の形状に近い
状態のまま取り付ける。
両ユニットUA,UBの上下歯9a、6aと上下歯9
b、6bとの間隔を調整(接離)する。つまり、一例と
して下流側印刷装置を基準とする場合には第1色目の刷
版20aは咥え尻側の横幅を調整ネジ16a、16bに
より縮小させておく。尚、第2色目、第3色目と下流側
に位置する印刷装置では、上記横幅縮小量を徐々に小さ
くし、最終印刷装置における刷版20は元の形状に近い
状態のまま取り付ける。
【0019】上記設定によりファンアウトに起因するシ
ート1の伸び変形は僅かであり、上述のように変形させ
る機構で刷版20を変形させるのであるが、刷版20を
版胴12に対して張る方向は刷版20の咥え面が直角に
なっているため、大きな力の伝達ができるのに加え、咥
え面P1、P2から刷版20がずれて抜ける力に対抗する
ように咥え面P1、P2、すなわち、咥え尻側の上歯9、
下歯6の咥え面P1、P 2にセレーション等の抵抗が大き
くなるように滑り止め加工部34が設けられているた
め、僅かな修正量に対するずれを無くし、確実に修正量
を確保でき、引っ張って調整した後で抜けて修正量が変
化するようなことがなくなる。
ート1の伸び変形は僅かであり、上述のように変形させ
る機構で刷版20を変形させるのであるが、刷版20を
版胴12に対して張る方向は刷版20の咥え面が直角に
なっているため、大きな力の伝達ができるのに加え、咥
え面P1、P2から刷版20がずれて抜ける力に対抗する
ように咥え面P1、P2、すなわち、咥え尻側の上歯9、
下歯6の咥え面P1、P 2にセレーション等の抵抗が大き
くなるように滑り止め加工部34が設けられているた
め、僅かな修正量に対するずれを無くし、確実に修正量
を確保でき、引っ張って調整した後で抜けて修正量が変
化するようなことがなくなる。
【0020】また、刷版20の中央に刷版20の幅方向
の曲げ剛性を小さくするため処置を施してあるので、上
述修正を無理なく行うことができる。とりわけ、自動版
装着方式の版万力装置の咥え尻側万力Rにおける刷版2
0の端部をほぼ直角に曲げる装置においては、刷版20
の剛性が高くなっているので、上述の措置による効果が
大きい。したがって、僅かな修正を確実に実施すること
ができるので高品質の印刷物を得ることができる。尚、
この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例え
ば、ファンアウトの修正を版万力装置で修正する方法は
上述した方法とは逆に、第1色目の印刷装置を基準にし
て、第2、第3にしたがって版尻を広げる方法にしても
よい。
の曲げ剛性を小さくするため処置を施してあるので、上
述修正を無理なく行うことができる。とりわけ、自動版
装着方式の版万力装置の咥え尻側万力Rにおける刷版2
0の端部をほぼ直角に曲げる装置においては、刷版20
の剛性が高くなっているので、上述の措置による効果が
大きい。したがって、僅かな修正を確実に実施すること
ができるので高品質の印刷物を得ることができる。尚、
この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例え
ば、ファンアウトの修正を版万力装置で修正する方法は
上述した方法とは逆に、第1色目の印刷装置を基準にし
て、第2、第3にしたがって版尻を広げる方法にしても
よい。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、上歯、下歯を備えたユニットの間
隔を拡縮手段によって拡縮することができ、かつ、上
歯、下歯の刷版の咥え面に施された版抜け抵抗手段によ
って刷版を確実にずれ止めすることができるため、刷版
に対する修正量を確実に維持することができる効果があ
る。したがって、ファンアウトが生じない高品質な印刷
物を得ることができる効果がある。請求項2に記載した
発明によれば、切り欠き部によって、刷版を幅方向に変
位し易くすることができるため、上記ユニットの移動に
より付与される修正を容易に行うことができる効果があ
る。
載した発明によれば、上歯、下歯を備えたユニットの間
隔を拡縮手段によって拡縮することができ、かつ、上
歯、下歯の刷版の咥え面に施された版抜け抵抗手段によ
って刷版を確実にずれ止めすることができるため、刷版
に対する修正量を確実に維持することができる効果があ
る。したがって、ファンアウトが生じない高品質な印刷
物を得ることができる効果がある。請求項2に記載した
発明によれば、切り欠き部によって、刷版を幅方向に変
位し易くすることができるため、上記ユニットの移動に
より付与される修正を容易に行うことができる効果があ
る。
【図1】 この発明の一実施形態の版万力装置の咥え尻
側万力の側面図である。
側万力の側面図である。
【図2】 図1の正面図である。
【図3】 図の刷版装着状況を示す側面図である。
【図4】 図3の上歯、下歯の咥え面の滑り止め加工の
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図5】 この発明の一実施形態の刷版の平面図であ
る。
る。
【図6】 図5の正面図である。
【図7】 図5のX部の態様を示す拡大説明図である。
【図8】 従来技術の咥え側万力の側面図である。
【図9】 従来技術、及びこの実施形態の咥え尻側の側
面図である。
面図である。
【図10】 従来技術の多色刷り印刷機における圧胴と
ゴム胴の側面図である。
ゴム胴の側面図である。
【図11】 図10のシートに発生する不具合点(ファ
ンアウト)の説明図である。
ンアウト)の説明図である。
【図12】 一般的な枚葉印刷機の全体概略構成図であ
る。
る。
2 版胴 6(6a、6b) 下歯 9(9a、9b) 上歯 16(16a、16b) 調整ネジ(拡縮手段) 20 刷版 31 丸孔(切り欠き部) 32 長孔(切り欠き部) 33 切り欠き溝(切り欠き部) 34 滑り止め加工部(版抜け抵抗増大手段) 35 直角折り曲げ部 P1、P2 咥え面 UA、UB ユニット
Claims (2)
- 【請求項1】 枚葉印刷機の版胴に、版尻側を刷胴の表
面に対し略直角に折り曲げた刷版を固定する形式の印刷
機の版万力装置において、刷版を咥える上歯、下歯を備
えたユニットを版胴軸方向に複数個設け、上記ユニット
の間隔を拡縮する拡縮手段を設け、上記上歯、下歯の刷
版咥え面であって、少なくとも版胴の表面に対し略直角
である版尻側の咥え面に、版抜け抵抗増大手段を設けた
ことを特徴とする印刷機の版万力装置。 - 【請求項2】 咥え尻側の刷版端を版胴の表面に対し略
直角に折り曲げている刷版であって、前記上歯、下歯を
構成するユニットを分割している分割部に相当する部分
に位置する直角折り曲げ部に切り欠き部を設けたものを
利用することを特徴とする請求項1に記載の印刷機の版
万力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11054788A JP2000246870A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 印刷機の版万力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11054788A JP2000246870A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 印刷機の版万力装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000246870A true JP2000246870A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12980507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11054788A Pending JP2000246870A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 印刷機の版万力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000246870A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007112037A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Komori Corp | 印刷機の版万力装置 |
| JP2023537731A (ja) * | 2020-08-06 | 2023-09-05 | クレイン アンド カンパニー、 インコーポレイテッド | 改良されたパッキング及びフロンティング張力付与機構及び方法 |
| KR102686386B1 (ko) * | 2023-12-27 | 2024-07-19 | 주식회사 리팩 | 확장형 동판 적용을 위한 조절 가능한 동판 인쇄 장치 |
-
1999
- 1999-03-02 JP JP11054788A patent/JP2000246870A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007112037A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Komori Corp | 印刷機の版万力装置 |
| JP2023537731A (ja) * | 2020-08-06 | 2023-09-05 | クレイン アンド カンパニー、 インコーポレイテッド | 改良されたパッキング及びフロンティング張力付与機構及び方法 |
| JP7829549B2 (ja) | 2020-08-06 | 2026-03-13 | クレイン アンド カンパニー、 インコーポレイテッド | 改良されたパッキング及びフロンティング張力付与機構及び方法 |
| KR102686386B1 (ko) * | 2023-12-27 | 2024-07-19 | 주식회사 리팩 | 확장형 동판 적용을 위한 조절 가능한 동판 인쇄 장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040420 |