JP2000247021A - インクジェット記録体 - Google Patents
インクジェット記録体Info
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- JP2000247021A JP2000247021A JP11056837A JP5683799A JP2000247021A JP 2000247021 A JP2000247021 A JP 2000247021A JP 11056837 A JP11056837 A JP 11056837A JP 5683799 A JP5683799 A JP 5683799A JP 2000247021 A JP2000247021 A JP 2000247021A
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】特に白紙部および印字部の光沢、印字濃度、イ
ンク吸収性、記録画質等のインクジェット記録適性に優
れ、さらに表面強度に優れたインクジェット記録体を提
供するものである。 【解決手段】基材上に記録層を1層以上設けたインクジ
ェット記録用紙において、いずれかの記録層が、シラノ
ール基及び第3級アミノ基若しくは第4級アンモニウム
塩基を含有するカチオン性共重合体、並びに1次粒子の
平均粒子径が3nm以上40nm以下で且つ2次粒子の
平均粒子径が10nm以上500nm以下であるシリカ
微細粒子を含有することを特徴とするインクジェット記
録体。
ンク吸収性、記録画質等のインクジェット記録適性に優
れ、さらに表面強度に優れたインクジェット記録体を提
供するものである。 【解決手段】基材上に記録層を1層以上設けたインクジ
ェット記録用紙において、いずれかの記録層が、シラノ
ール基及び第3級アミノ基若しくは第4級アンモニウム
塩基を含有するカチオン性共重合体、並びに1次粒子の
平均粒子径が3nm以上40nm以下で且つ2次粒子の
平均粒子径が10nm以上500nm以下であるシリカ
微細粒子を含有することを特徴とするインクジェット記
録体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録用紙に関し、特に白紙部および印字部の光沢および表
面強度に優れ、インクジェット記録適性に優れたインク
ジェット記録用紙に関する。
録用紙に関し、特に白紙部および印字部の光沢および表
面強度に優れ、インクジェット記録適性に優れたインク
ジェット記録用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタによる記録は、
騒音が少なく、高速記録が可能であり、かつ多色化が容
易なために多方面で利用されている。インクジェット記
録用紙としては、インク吸収性に富むように工夫された
上質紙や、表面に多孔性顔料を塗工した塗工紙等が適用
されている。ところで、これらの用紙はすべて表面光沢
の低い、いわゆるマット調のインクジェット記録用紙が
主体であるため、表面光沢の高い、優れた外観を持つイ
ンクジェット記録用紙が要望されている。一般に、表面
光沢の高い用紙としては、表面に板状顔料を塗工し、さ
らに必要に応じてキャレンダー処理を施した高光沢を有
する塗工紙、あるいは湿潤塗工層を鏡面を有する加熱ド
ラム面に圧着、乾燥することにより、その鏡面を写し取
ることによって得られる、いわゆるキャスト塗工紙が知
られている。このキャスト塗工紙はスーパーキャレンダ
ー仕上げされた通常の塗工紙に比較して高い表面光沢と
より優れた表面平滑性を有し、優れた印刷効果が得られ
ることから、高級印刷物等の用途に専ら利用されている
が、インクジェット記録用紙に利用した場合、種々の難
点を抱えている。
騒音が少なく、高速記録が可能であり、かつ多色化が容
易なために多方面で利用されている。インクジェット記
録用紙としては、インク吸収性に富むように工夫された
上質紙や、表面に多孔性顔料を塗工した塗工紙等が適用
されている。ところで、これらの用紙はすべて表面光沢
の低い、いわゆるマット調のインクジェット記録用紙が
主体であるため、表面光沢の高い、優れた外観を持つイ
ンクジェット記録用紙が要望されている。一般に、表面
光沢の高い用紙としては、表面に板状顔料を塗工し、さ
らに必要に応じてキャレンダー処理を施した高光沢を有
する塗工紙、あるいは湿潤塗工層を鏡面を有する加熱ド
ラム面に圧着、乾燥することにより、その鏡面を写し取
ることによって得られる、いわゆるキャスト塗工紙が知
られている。このキャスト塗工紙はスーパーキャレンダ
ー仕上げされた通常の塗工紙に比較して高い表面光沢と
より優れた表面平滑性を有し、優れた印刷効果が得られ
ることから、高級印刷物等の用途に専ら利用されている
が、インクジェット記録用紙に利用した場合、種々の難
点を抱えている。
【0003】すなわち、一般に従来のキャスト塗工紙
は、例えばUS5275846号に開示されており、そ
の塗工層を構成する顔料組成物中の接着剤等の成膜性物
質がキャストコーターの鏡面ドラム表面を写し取ること
により高い光沢を得ている。他方、この成膜性物質の存
在によって塗工層の多孔性が失われ、インクジェット記
録時のインクの吸収を極端に低下させる。そして、この
インク吸収性を改善するには、キャスト塗工層がインク
を容易に吸収できるようにポーラスにしてやることが重
要であり、そのためには成膜性を減ずることが必要とな
るが、成膜性物質の量を減らすことにより、結果として
白紙光沢が低下する。以上の如く、キャスト塗工紙の表
面光沢とインクジェット記録適性の両方を同時に満足さ
せることは極めて困難であった。
は、例えばUS5275846号に開示されており、そ
の塗工層を構成する顔料組成物中の接着剤等の成膜性物
質がキャストコーターの鏡面ドラム表面を写し取ること
により高い光沢を得ている。他方、この成膜性物質の存
在によって塗工層の多孔性が失われ、インクジェット記
録時のインクの吸収を極端に低下させる。そして、この
インク吸収性を改善するには、キャスト塗工層がインク
を容易に吸収できるようにポーラスにしてやることが重
要であり、そのためには成膜性を減ずることが必要とな
るが、成膜性物質の量を減らすことにより、結果として
白紙光沢が低下する。以上の如く、キャスト塗工紙の表
面光沢とインクジェット記録適性の両方を同時に満足さ
せることは極めて困難であった。
【0004】上記問題を解決する方法として、顔料およ
び接着剤を主成分とする記録層を設けた原紙上に、エチ
レン性不飽和結合を有するモノマーを重合させてなる4
0℃以上のガラス転移点を有する共重合体組成物を主成
分とする塗工液を塗工してキャスト用塗工層を形成せし
め、該キャスト用塗工層が湿潤状態にある間に加熱され
た鏡面ドラムに圧接、乾燥して仕上げることにより、優
れた光沢とインク吸収性を兼ね備えるインクジェット記
録用キャスト紙が得られることを本発明者等は見出した
(特開平7−89220号公報)。
び接着剤を主成分とする記録層を設けた原紙上に、エチ
レン性不飽和結合を有するモノマーを重合させてなる4
0℃以上のガラス転移点を有する共重合体組成物を主成
分とする塗工液を塗工してキャスト用塗工層を形成せし
め、該キャスト用塗工層が湿潤状態にある間に加熱され
た鏡面ドラムに圧接、乾燥して仕上げることにより、優
れた光沢とインク吸収性を兼ね備えるインクジェット記
録用キャスト紙が得られることを本発明者等は見出した
(特開平7−89220号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さらに本発明者等は、
特定粒子径を有する微細シリカ二次粒子をキャスト塗工
層に用いることにより、光沢と極めて優れた印字品位が
得られることを見出した(特願平9−132021
号)。上記技術により光沢と極めて優れた印字品位が得
られるようになったが、高いインク吸収性を持たせるた
めに、基材上の塗工層に多孔性顔料を含有させた結果、
表面強度が低下し、様々な問題を招いてきた。例えば、
インクジェットプリンターの搬送部に設置されている紙
のピックアップロール等が光沢紙表面に当たると圧迫さ
れることにより型が入り、損傷を受ける問題があった。
このため、高品位なインクジェット記録画像を得ても、
結果として画質が低下してしまう。また、光沢加工後の
様々な後工程(印刷、断裁等)によって、一旦得られた
光沢性が低下してしまい、これが印字画質の低下の原因
となっていた。
特定粒子径を有する微細シリカ二次粒子をキャスト塗工
層に用いることにより、光沢と極めて優れた印字品位が
得られることを見出した(特願平9−132021
号)。上記技術により光沢と極めて優れた印字品位が得
られるようになったが、高いインク吸収性を持たせるた
めに、基材上の塗工層に多孔性顔料を含有させた結果、
表面強度が低下し、様々な問題を招いてきた。例えば、
インクジェットプリンターの搬送部に設置されている紙
のピックアップロール等が光沢紙表面に当たると圧迫さ
れることにより型が入り、損傷を受ける問題があった。
このため、高品位なインクジェット記録画像を得ても、
結果として画質が低下してしまう。また、光沢加工後の
様々な後工程(印刷、断裁等)によって、一旦得られた
光沢性が低下してしまい、これが印字画質の低下の原因
となっていた。
【0006】本発明は、特に白紙部および印字部の光
沢、印字濃度、インク吸収性、記録画質等のインクジェ
ット記録適性に優れ、さらに表面強度に優れたインクジ
ェット記録体を提供するものである。
沢、印字濃度、インク吸収性、記録画質等のインクジェ
ット記録適性に優れ、さらに表面強度に優れたインクジ
ェット記録体を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の態様を含
む。 [1]基材上に記録層を1層以上設けたインクジェット
記録用紙において、いずれかの記録層が、シラノール基
及び第3級アミノ基若しくは第4級アンモニウム塩基を
含有するカチオン性共重合体、並びに1次粒子の平均粒
子径が3nm以上40nm以下で且つ2次粒子の平均粒
子径が10nm以上500nm以下であるシリカ微細粒
子を含有することを特徴とするインクジェット記録体。 [2]カチオン性共重合体が、(a)重合性ビニル単量体
60〜99重量%、(b)分子中に第3級アミノ基又は第
4級アンモニウム塩基を有するビニル単量体0.5〜2
0重量%、および(c)エチレン性不飽和シラン単量体
0.5〜20重量%、を共重合させてなることを特徴と
する[1]記載のインクジェット記録体。 [3]前記いずれかの記録層が、インクが付与される側
の層(上層)であり、且つキャスト方式で形成されてな
る[1]または[2]記載のインクジェット記録体。 [4]前記カチオン性共重合体を含有する記録層が前記
シリカ微細粒子を含む顔料を含有し、全顔料100重量
部に対して、前記カチオン性共重合体を10〜100重
量部含有することを特徴とする[1]、[2]または
[3]記載のインクジェット記録体。 [5](a)重合性ビニル単量体が、スチレン、ビニル
トルエン、α−メチルスチレン、及びアルキル基の炭素
数が1〜18の範囲にある(メタ)アクリル酸アルキル
エステル類よりなる群から選ばれる少なくとも1種であ
る、カチオン性共重合体を含有することを特徴とする
[2]、[3]または[4]記載のインクジェット記録
体。 [6]前記カチオン性共重合体が、第3級アミノ基若し
くは第4級アンモニウム塩基を有するカチオン性単量体
をその構成単量体として含み、該カチオン性単量体が一
般式(I)
む。 [1]基材上に記録層を1層以上設けたインクジェット
記録用紙において、いずれかの記録層が、シラノール基
及び第3級アミノ基若しくは第4級アンモニウム塩基を
含有するカチオン性共重合体、並びに1次粒子の平均粒
子径が3nm以上40nm以下で且つ2次粒子の平均粒
子径が10nm以上500nm以下であるシリカ微細粒
子を含有することを特徴とするインクジェット記録体。 [2]カチオン性共重合体が、(a)重合性ビニル単量体
60〜99重量%、(b)分子中に第3級アミノ基又は第
4級アンモニウム塩基を有するビニル単量体0.5〜2
0重量%、および(c)エチレン性不飽和シラン単量体
0.5〜20重量%、を共重合させてなることを特徴と
する[1]記載のインクジェット記録体。 [3]前記いずれかの記録層が、インクが付与される側
の層(上層)であり、且つキャスト方式で形成されてな
る[1]または[2]記載のインクジェット記録体。 [4]前記カチオン性共重合体を含有する記録層が前記
シリカ微細粒子を含む顔料を含有し、全顔料100重量
部に対して、前記カチオン性共重合体を10〜100重
量部含有することを特徴とする[1]、[2]または
[3]記載のインクジェット記録体。 [5](a)重合性ビニル単量体が、スチレン、ビニル
トルエン、α−メチルスチレン、及びアルキル基の炭素
数が1〜18の範囲にある(メタ)アクリル酸アルキル
エステル類よりなる群から選ばれる少なくとも1種であ
る、カチオン性共重合体を含有することを特徴とする
[2]、[3]または[4]記載のインクジェット記録
体。 [6]前記カチオン性共重合体が、第3級アミノ基若し
くは第4級アンモニウム塩基を有するカチオン性単量体
をその構成単量体として含み、該カチオン性単量体が一
般式(I)
【化2】 (式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2及びR
3はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を示し、
XはO(酸素原子)又はNH基を示し、R4は炭素数2
〜5のアルキレン基を示し、水酸基を置換基として有し
ていてもよい。)で表されるジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリレートおよびジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリルアミドか、並びにそれらの第4級アン
モニウム塩よりなる群ら選ばれる少なくとも1種である
ことを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載のイ
ンクジェット記録体。
3はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を示し、
XはO(酸素原子)又はNH基を示し、R4は炭素数2
〜5のアルキレン基を示し、水酸基を置換基として有し
ていてもよい。)で表されるジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリレートおよびジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリルアミドか、並びにそれらの第4級アン
モニウム塩よりなる群ら選ばれる少なくとも1種である
ことを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載のイ
ンクジェット記録体。
【0008】[7]インクが付与される側の層(上層)
の記録層と紙基材の間に、顔料および接着剤を含有する
下塗り層を少なくとも1層設けたことを特徴とする
[1]〜[6]のいずれかに記載のインクジェット記録
体。 [8]基材に顔料および接着剤を含有する下塗り層を少
なくとも一層設け、次に該下塗り層上に上層の記録層用
塗工液を塗工し半乾燥した後、加熱された鏡面ドラムに
圧接、乾燥して仕上げることを特徴とする[1]〜
[7]のいずれかに記載のインクジェット記録体。 [9]半乾燥した上層の記録層用塗工液の固形分100
重量部に対して水分を20〜400重量部含む[8]記
載のインクジェット記録体。 [10]カチオン性共重合体が、エチレン性不飽和シラ
ン単量体と分子中に第3級アミノ基又は第4級アンモニ
ウム塩基を有するビニル単量体と炭素数1〜6のアルキ
ル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル50
重量%以上からなるシェル層と、スチレン系単量体50
〜100重量%と炭素数8〜12のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸アルキルエステル0〜50重量%か
らなるコア・シェル共重合体であることを特徴とする
[1]〜[9]のいずれかに記載のインクジェット体。
の記録層と紙基材の間に、顔料および接着剤を含有する
下塗り層を少なくとも1層設けたことを特徴とする
[1]〜[6]のいずれかに記載のインクジェット記録
体。 [8]基材に顔料および接着剤を含有する下塗り層を少
なくとも一層設け、次に該下塗り層上に上層の記録層用
塗工液を塗工し半乾燥した後、加熱された鏡面ドラムに
圧接、乾燥して仕上げることを特徴とする[1]〜
[7]のいずれかに記載のインクジェット記録体。 [9]半乾燥した上層の記録層用塗工液の固形分100
重量部に対して水分を20〜400重量部含む[8]記
載のインクジェット記録体。 [10]カチオン性共重合体が、エチレン性不飽和シラ
ン単量体と分子中に第3級アミノ基又は第4級アンモニ
ウム塩基を有するビニル単量体と炭素数1〜6のアルキ
ル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル50
重量%以上からなるシェル層と、スチレン系単量体50
〜100重量%と炭素数8〜12のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸アルキルエステル0〜50重量%か
らなるコア・シェル共重合体であることを特徴とする
[1]〜[9]のいずれかに記載のインクジェット体。
【0009】[11]基材上に記録層を1層以上設けた
インクジェット記録用紙において、いずれかの記録層
が、シラノール基を有する単量体及び第3級アミノ基若
しくは第4級アンモニウム塩基を有する単量体を含む単
量体を重合させたカチオン性共重合体、並びに1次粒子
の平均粒子径が3nm以上40nm以下で且つ2次粒子
の平均粒子径が10nm以上500nm以下であるシリ
カ微細粒子を含有することを特徴とするインクジェット
記録体。
インクジェット記録用紙において、いずれかの記録層
が、シラノール基を有する単量体及び第3級アミノ基若
しくは第4級アンモニウム塩基を有する単量体を含む単
量体を重合させたカチオン性共重合体、並びに1次粒子
の平均粒子径が3nm以上40nm以下で且つ2次粒子
の平均粒子径が10nm以上500nm以下であるシリ
カ微細粒子を含有することを特徴とするインクジェット
記録体。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者等は、鋭意検討を重ねた
結果、基材上に、特定のシリカ微細粒子および特定のカ
チオン性共重合体を含有する塗工層を設けることによ
り、本発明の所望する白紙部および印字部の光沢、イン
クジェット記録適性、および表面強度に優れたインクジ
ェット記録用紙が得られることを見出し、本発明を完成
するに至った。即ち本発明において、特定のシリカ微細
粒子とは、シリカ微細粒子(実質的に2次粒子が主体)
の平均粒子径が、10nm以上500nm以下であり、
好ましくは10nm以上400nm以下であり、より好
ましくは10nm以上300nm以下、更に好ましくは
15nm以上150nm以下、最も好ましくは20nm
以上100nm以下に調整される。シリカ微細粒子の2
次粒子の平均粒子径が500nmを越えると、塗工層の
透明性が低下し、塗工層中に定着された染料の発色性が
低下し、所望とする印字濃度が得られない。また、2次
粒子の平均粒径が極めて小さいシリカ微細粒子を使用す
ると、インキ吸収性が低下し、所望とする画像品位を得
ることが出来ない。
結果、基材上に、特定のシリカ微細粒子および特定のカ
チオン性共重合体を含有する塗工層を設けることによ
り、本発明の所望する白紙部および印字部の光沢、イン
クジェット記録適性、および表面強度に優れたインクジ
ェット記録用紙が得られることを見出し、本発明を完成
するに至った。即ち本発明において、特定のシリカ微細
粒子とは、シリカ微細粒子(実質的に2次粒子が主体)
の平均粒子径が、10nm以上500nm以下であり、
好ましくは10nm以上400nm以下であり、より好
ましくは10nm以上300nm以下、更に好ましくは
15nm以上150nm以下、最も好ましくは20nm
以上100nm以下に調整される。シリカ微細粒子の2
次粒子の平均粒子径が500nmを越えると、塗工層の
透明性が低下し、塗工層中に定着された染料の発色性が
低下し、所望とする印字濃度が得られない。また、2次
粒子の平均粒径が極めて小さいシリカ微細粒子を使用す
ると、インキ吸収性が低下し、所望とする画像品位を得
ることが出来ない。
【0011】また、シリカ微細粒子の1次粒子の平均粒
子径は、3nm以上40nm以下に調整する必要があ
り、好ましくは5nm以上30nm以下、より好ましく
は7nm以上20nm以下である。この1次粒子が3n
m未満になると1次粒子間の空隙が著しく小さくなり、
インキ中の溶剤や染料を吸収する能力が低下し、所望と
する画像品位を得ることが出来ない。また、1次粒子径
の平均が40nmを越えると、凝集した2次粒子が大き
くなり、塗工層の透明性が低下し、塗工層中に定着され
た染料の発色性が低下し、所望とする印字濃度が得られ
ない。
子径は、3nm以上40nm以下に調整する必要があ
り、好ましくは5nm以上30nm以下、より好ましく
は7nm以上20nm以下である。この1次粒子が3n
m未満になると1次粒子間の空隙が著しく小さくなり、
インキ中の溶剤や染料を吸収する能力が低下し、所望と
する画像品位を得ることが出来ない。また、1次粒子径
の平均が40nmを越えると、凝集した2次粒子が大き
くなり、塗工層の透明性が低下し、塗工層中に定着され
た染料の発色性が低下し、所望とする印字濃度が得られ
ない。
【0012】記録層に含まれるカチオン性共重合体は、
第3級アミノ基若しくは第4級アンモニウム塩基及びシ
ラノール基を含有するカチオン性共重合体であり、好ま
しくは、(a)重合性ビニル単量体60〜99重量%、
(b)分子中に第3級アミノ基又第4級アンモニウム塩基
を有するビニル単量体0.5〜20重量%、および
(c)エチレン性不飽和シラン単量体0.5〜20重量
%からなる単量体混合物を共重合させてなるカチオン共
重合体である。重合性ビニル単量体(a)はカチオン性共
重合体の基本的な主成分であり、該カチオン性共重合体
を含有する塗工層の支持体(或いは下層)への密着性を
与えるほか、塗工層表面に強度、機械的安定性、耐水性
を与える。このような(a)重合性ビニル単量体は、分子
中に第3級アミノ基又は第4級アンモニウム塩基をもた
ない以外は、特に限定されるものではないが、具体例と
して例えば、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルス
チレン、ブタジエン、イソプレン、エチレン、塩化ビニ
ル、臭化ビニル、塩化ビニリデン等のようなハロゲン化
ビニル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニ
ル、ピバリン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、バーサチッ
ク酸ビニル等のようなビニルエステル類、(メタ)アク
リル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)ア
クリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等のような
アルキル基の炭素数が1〜18である(メタ)アクリル
酸アルキルエステル類、(メタ)アクリルアミド、マレ
イン酸ジブチル等のようなマレイン酸エステル類、(メ
タ)アクリロニトリル等を例示できる。これらのビニル
単量体は、単独で、または2種類以上の混合物として用
いられる。これらのなかでも、特にスチレン、ビニルト
ルエン、α−メチルスチレン等のようなスチレン系単量
体や(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、特にアル
キル基の炭素数が1〜4の範囲にある(メタ)アクリル
酸アルキルエステル類が、得られるカチオン性共重合体
の強度、機械的安定性、耐水性の点で好ましく用いられ
る。
第3級アミノ基若しくは第4級アンモニウム塩基及びシ
ラノール基を含有するカチオン性共重合体であり、好ま
しくは、(a)重合性ビニル単量体60〜99重量%、
(b)分子中に第3級アミノ基又第4級アンモニウム塩基
を有するビニル単量体0.5〜20重量%、および
(c)エチレン性不飽和シラン単量体0.5〜20重量
%からなる単量体混合物を共重合させてなるカチオン共
重合体である。重合性ビニル単量体(a)はカチオン性共
重合体の基本的な主成分であり、該カチオン性共重合体
を含有する塗工層の支持体(或いは下層)への密着性を
与えるほか、塗工層表面に強度、機械的安定性、耐水性
を与える。このような(a)重合性ビニル単量体は、分子
中に第3級アミノ基又は第4級アンモニウム塩基をもた
ない以外は、特に限定されるものではないが、具体例と
して例えば、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルス
チレン、ブタジエン、イソプレン、エチレン、塩化ビニ
ル、臭化ビニル、塩化ビニリデン等のようなハロゲン化
ビニル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニ
ル、ピバリン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、バーサチッ
ク酸ビニル等のようなビニルエステル類、(メタ)アク
リル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)ア
クリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等のような
アルキル基の炭素数が1〜18である(メタ)アクリル
酸アルキルエステル類、(メタ)アクリルアミド、マレ
イン酸ジブチル等のようなマレイン酸エステル類、(メ
タ)アクリロニトリル等を例示できる。これらのビニル
単量体は、単独で、または2種類以上の混合物として用
いられる。これらのなかでも、特にスチレン、ビニルト
ルエン、α−メチルスチレン等のようなスチレン系単量
体や(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、特にアル
キル基の炭素数が1〜4の範囲にある(メタ)アクリル
酸アルキルエステル類が、得られるカチオン性共重合体
の強度、機械的安定性、耐水性の点で好ましく用いられ
る。
【0013】分子中に第3級アミノ基又は第4級アンモ
ニウム塩基を有するビニル単量体(b)は、分子内に第3
級アミノ基又は第4級アンンモニウム塩基と重合性ビニ
ル基を含む重合性単量体であって、好ましい例として、
例えば、一般式(I)を例示できる。
ニウム塩基を有するビニル単量体(b)は、分子内に第3
級アミノ基又は第4級アンンモニウム塩基と重合性ビニ
ル基を含む重合性単量体であって、好ましい例として、
例えば、一般式(I)を例示できる。
【0014】
【化3】
【0015】(式中、R1は水素原子又はメチル基を示
し、R2及びR3はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキ
ル基を示し、XはO(酸素原子)又はNH基を示し、R
4は炭素数2〜5のアルキレン基を示し、水酸基を置換
基として有していてもよい。)で表されるジアルキルア
ミノアルキル(メタ)アクリレートおよびジアルキルア
ミノアルキル(メタ)アクリルアミド類を挙げることが
できる。このようなジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリレート類の具体例として、例えば、ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルエチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ−2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート等を挙げることができ
る。また、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリル
アミド類の具体例として、例えば、ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリルアミド等を挙げることができる。
し、R2及びR3はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキ
ル基を示し、XはO(酸素原子)又はNH基を示し、R
4は炭素数2〜5のアルキレン基を示し、水酸基を置換
基として有していてもよい。)で表されるジアルキルア
ミノアルキル(メタ)アクリレートおよびジアルキルア
ミノアルキル(メタ)アクリルアミド類を挙げることが
できる。このようなジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリレート類の具体例として、例えば、ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルエチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ−2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート等を挙げることができ
る。また、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリル
アミド類の具体例として、例えば、ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリルアミド等を挙げることができる。
【0016】アミン単量体として上記以外にも、ジメチ
ルアミノエチルビニルエーテル等のようなジアルキルア
ミノアルキルビニルエーテル類や、この他、2−ビニル
ピリジン、4−ビニルピリジン、2−ビニルイミダゾー
ル、N−ビニルイミダゾール、N−ビニルピロリドン等
のようなビニル基を有する複素環式化合物等も用いるこ
とが出来る。上述したアミン単量体は、単独で、または
2種類以上の混合物が用いられるが、本発明において
は、前記一般式(I)で表されるジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリレート類が、共重合の際の重合安定
性や得られるカチオン性共重合体の耐水性の点で好まし
く、特に、ジアルキルアミノ基におけるアルキル基の炭
素数が1〜4の範囲にあるジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリレート類が好ましく用いられる。また、
2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピルトリメ
チルアンモニウムクロライドは、予めその第3級アミノ
基が第4級アンモニウム塩化されていて、水溶性である
ので、カチオン性ビニル単量体として好適に用いること
ができる。この様なアミン単量体はそのまま酸で中和す
ることなく共重合に用いても良いが、好ましくはその一
部または全部を適宜の酸で中和し、第4級塩として共重
合に用い、得られた共重合体を、必要に応じて更に酸で
中和してカチオン性共重合体とするのが好ましい。
ルアミノエチルビニルエーテル等のようなジアルキルア
ミノアルキルビニルエーテル類や、この他、2−ビニル
ピリジン、4−ビニルピリジン、2−ビニルイミダゾー
ル、N−ビニルイミダゾール、N−ビニルピロリドン等
のようなビニル基を有する複素環式化合物等も用いるこ
とが出来る。上述したアミン単量体は、単独で、または
2種類以上の混合物が用いられるが、本発明において
は、前記一般式(I)で表されるジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリレート類が、共重合の際の重合安定
性や得られるカチオン性共重合体の耐水性の点で好まし
く、特に、ジアルキルアミノ基におけるアルキル基の炭
素数が1〜4の範囲にあるジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリレート類が好ましく用いられる。また、
2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピルトリメ
チルアンモニウムクロライドは、予めその第3級アミノ
基が第4級アンモニウム塩化されていて、水溶性である
ので、カチオン性ビニル単量体として好適に用いること
ができる。この様なアミン単量体はそのまま酸で中和す
ることなく共重合に用いても良いが、好ましくはその一
部または全部を適宜の酸で中和し、第4級塩として共重
合に用い、得られた共重合体を、必要に応じて更に酸で
中和してカチオン性共重合体とするのが好ましい。
【0017】本発明においては、このようなカチオン性
ビニル単量体は、単量体混合物中に、好ましくは0.5
〜20重量%、より好ましくは1〜10重量%の範囲で
用いられる。0.5重量%よりも少ないときは、得られ
るカチオン性共重合体のカチオン性が不十分であり、塗
工層中の微細シリカや必要に応じ配合するカチオン性樹
脂等との混和性が不十分となる。20重量%を超えて多
いと、共重合の際に重合安定性が悪く、凝集物の発生が
多くなり、さらに得られる塗工層の耐水性が劣る。エチ
レン性不飽和シラン単量体(c)とは、分子中にエチレ
ン性不飽和基を有するとともに、分子中にケイ素原子に
結合した加水分解性基を有すると共に、分子中にケイ素
原子に結合した加水分解性基を有するシラン化合物であ
って、具体例としては、例えばビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリブトキシシ
ラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、
アリルトリエトキシシラン、トリメトキシシリルプロピ
ルアリルアミン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピル
トリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)アクリ
ロキシプロピルトリス(β−メトキシエトキシ)シラ
ン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノ)エチル−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、2−スチリルエ
チルトリメトキシシラン、3−(N−スチリルメチル−
2−アミノエチルアミノ)プロピルメトキシシラン、
(メタ)アクリロキシエチルジメチル(3−トリメトキ
シシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ビニルト
リアセトキシシラン、ビニルトリクロロシラン等を挙げ
ることができる。
ビニル単量体は、単量体混合物中に、好ましくは0.5
〜20重量%、より好ましくは1〜10重量%の範囲で
用いられる。0.5重量%よりも少ないときは、得られ
るカチオン性共重合体のカチオン性が不十分であり、塗
工層中の微細シリカや必要に応じ配合するカチオン性樹
脂等との混和性が不十分となる。20重量%を超えて多
いと、共重合の際に重合安定性が悪く、凝集物の発生が
多くなり、さらに得られる塗工層の耐水性が劣る。エチ
レン性不飽和シラン単量体(c)とは、分子中にエチレ
ン性不飽和基を有するとともに、分子中にケイ素原子に
結合した加水分解性基を有すると共に、分子中にケイ素
原子に結合した加水分解性基を有するシラン化合物であ
って、具体例としては、例えばビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリブトキシシ
ラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、
アリルトリエトキシシラン、トリメトキシシリルプロピ
ルアリルアミン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピル
トリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)アクリ
ロキシプロピルトリス(β−メトキシエトキシ)シラ
ン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノ)エチル−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、2−スチリルエ
チルトリメトキシシラン、3−(N−スチリルメチル−
2−アミノエチルアミノ)プロピルメトキシシラン、
(メタ)アクリロキシエチルジメチル(3−トリメトキ
シシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ビニルト
リアセトキシシラン、ビニルトリクロロシラン等を挙げ
ることができる。
【0018】このようなエチレン性不飽和シラン単量体
は、前述した他の単量体と共重合する過程において、ケ
イ素原子に結合する加水分解性基の一部または全部が加
水分解を受けてシラノール基を形成しており、塗工層中
のシリカ微細粒子と反応し、Si−O−R結合(R:重
合体成分)を起こし、結着力を高めることにより、今ま
でにない表面強度の優れたインクジェット記録用紙を作
成することができる。
は、前述した他の単量体と共重合する過程において、ケ
イ素原子に結合する加水分解性基の一部または全部が加
水分解を受けてシラノール基を形成しており、塗工層中
のシリカ微細粒子と反応し、Si−O−R結合(R:重
合体成分)を起こし、結着力を高めることにより、今ま
でにない表面強度の優れたインクジェット記録用紙を作
成することができる。
【0019】上記エチレン性不飽和シラン単量体は、単
量体混合物中好ましくは0.5〜20重量%、好ましく
は1〜10重量%の範囲で用いられる。0.5重量%よ
りも少ないときは、塗工層中の微細シリカとの結合力が
弱くなり所望の表面強度が得られない。20重量%を超
えて多いと、得られる共重合体の成膜性が悪く、塗工層
の光沢が不十分となる。さらにエチレン性不飽和シラン
単量体は、高価であるのでコスト的にも不利となる。本
発明のカチオン性共重合体は、上述した様な重合性ビニ
ル単量体(A)とカチオン性ビニル単量体(B)とエチ
レン性不飽和シラン単量体(C)とからなる単量体混合
物を水性媒体中、乳化剤または分散剤の存在下または不
存在下にて共重合させ、得られた共重合体を必要に応じ
て、更に酸で中和して、カチオン性共重合体のエマルジ
ョンまたは水分散体として得ることができる。
量体混合物中好ましくは0.5〜20重量%、好ましく
は1〜10重量%の範囲で用いられる。0.5重量%よ
りも少ないときは、塗工層中の微細シリカとの結合力が
弱くなり所望の表面強度が得られない。20重量%を超
えて多いと、得られる共重合体の成膜性が悪く、塗工層
の光沢が不十分となる。さらにエチレン性不飽和シラン
単量体は、高価であるのでコスト的にも不利となる。本
発明のカチオン性共重合体は、上述した様な重合性ビニ
ル単量体(A)とカチオン性ビニル単量体(B)とエチ
レン性不飽和シラン単量体(C)とからなる単量体混合
物を水性媒体中、乳化剤または分散剤の存在下または不
存在下にて共重合させ、得られた共重合体を必要に応じ
て、更に酸で中和して、カチオン性共重合体のエマルジ
ョンまたは水分散体として得ることができる。
【0020】前記単量体混合物の共重合の方法は特に限
定されるものではなく、従来より知られている通常の方
法によれば良い。尚、単量体混合物のカチオン性ビニル
単量体を使用するため、乳化剤、分散剤を用いる場合、
ノニオン性またはカチオン性のものが好ましい。また、
共重合体粒子は、コア・シェル重合体からなる粒子であ
っても良い。この場合、シリカ微細粒子と反応し本発明
の目的の優れた強度を発現させるシラノール基をシェル
部に多く局在させることができるため、トータルのエチ
レン性不飽和性シラン単量体の量を低減させることがで
き、品質のバランスに優れたものが得られやすい。
定されるものではなく、従来より知られている通常の方
法によれば良い。尚、単量体混合物のカチオン性ビニル
単量体を使用するため、乳化剤、分散剤を用いる場合、
ノニオン性またはカチオン性のものが好ましい。また、
共重合体粒子は、コア・シェル重合体からなる粒子であ
っても良い。この場合、シリカ微細粒子と反応し本発明
の目的の優れた強度を発現させるシラノール基をシェル
部に多く局在させることができるため、トータルのエチ
レン性不飽和性シラン単量体の量を低減させることがで
き、品質のバランスに優れたものが得られやすい。
【0021】記録層に対するカチオン性共重合体の配合
量は、シリカ微細粒子に100重量部に対し、10〜1
00重量部が好ましい。より好ましくは30〜60重量
部である。配合量が10重量部未満となると表面強度向
上の効果に乏しい傾向が有り、100重量部を越えて用
いると印字濃度、インク吸収性の低下などを引き起こす
可能性が生じる。
量は、シリカ微細粒子に100重量部に対し、10〜1
00重量部が好ましい。より好ましくは30〜60重量
部である。配合量が10重量部未満となると表面強度向
上の効果に乏しい傾向が有り、100重量部を越えて用
いると印字濃度、インク吸収性の低下などを引き起こす
可能性が生じる。
【0022】記録層の樹脂として、上記のカチオン性共
重合体以外の接着剤として水溶性樹脂(例えばポリビニ
ルアルコール、カチオン変性ポリビニルアルコール、シ
リル変性ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコー
ル類、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白質類、でんぷん、
カルボキシルメチルセルロースやメチルセルロース等の
セルロース誘導体)、スチレン−ブタジエン共重合体、
メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジ
エン系重合体ラテックス、スチレン−酢酸ビニル共重合
体等のビニル系共重合体ラテックス等の水分散性樹脂、
水性アクリル樹脂、水性ポリウレタン樹脂、水性ポリエ
ステル樹脂等、その他一般に塗工紙分野で公知公用の各
種接着剤を併用して使用することができる。
重合体以外の接着剤として水溶性樹脂(例えばポリビニ
ルアルコール、カチオン変性ポリビニルアルコール、シ
リル変性ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコー
ル類、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白質類、でんぷん、
カルボキシルメチルセルロースやメチルセルロース等の
セルロース誘導体)、スチレン−ブタジエン共重合体、
メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジ
エン系重合体ラテックス、スチレン−酢酸ビニル共重合
体等のビニル系共重合体ラテックス等の水分散性樹脂、
水性アクリル樹脂、水性ポリウレタン樹脂、水性ポリエ
ステル樹脂等、その他一般に塗工紙分野で公知公用の各
種接着剤を併用して使用することができる。
【0023】記録層(塗工層ともいう)には、上述した
カチオン性共重合体以外にインク中の染料成分を定着さ
せる目的で、カチオン性化合物を配合するのが好まし
い。カチオン性化合物としては、カチオン性樹脂や低分
子カチオン性化合物(例えばカチオン性界面活性剤等)
が例示できる。印字濃度向上の効果の点ではカチオン性
樹脂が好ましく、水溶性樹脂あるいはエマルジョンとし
て使用できる。更にカチオン性樹脂を架橋等の手段によ
り不溶化し粒子状の形態としたカチオン性有機顔料とし
ても使用できる。このようなカチオン性有機顔料は、カ
チオン性樹脂を重合する際、多官能性モノマーを共重合
し架橋樹脂とする、あるいは反応性の官能基(水酸基、
カルボキシル基、アミノ基、アセトアセチル基等)を有
するカチオン性樹脂に必要に応じ架橋剤を添加し、熱、
放射線等の手段により架橋樹脂としたものである。カチ
オン性化合物、特にカチオン性樹脂は接着剤としての役
割を果たす場合もある。
カチオン性共重合体以外にインク中の染料成分を定着さ
せる目的で、カチオン性化合物を配合するのが好まし
い。カチオン性化合物としては、カチオン性樹脂や低分
子カチオン性化合物(例えばカチオン性界面活性剤等)
が例示できる。印字濃度向上の効果の点ではカチオン性
樹脂が好ましく、水溶性樹脂あるいはエマルジョンとし
て使用できる。更にカチオン性樹脂を架橋等の手段によ
り不溶化し粒子状の形態としたカチオン性有機顔料とし
ても使用できる。このようなカチオン性有機顔料は、カ
チオン性樹脂を重合する際、多官能性モノマーを共重合
し架橋樹脂とする、あるいは反応性の官能基(水酸基、
カルボキシル基、アミノ基、アセトアセチル基等)を有
するカチオン性樹脂に必要に応じ架橋剤を添加し、熱、
放射線等の手段により架橋樹脂としたものである。カチ
オン性化合物、特にカチオン性樹脂は接着剤としての役
割を果たす場合もある。
【0024】カチオン性樹脂は下記のものが例示でき
る。具体的には、1)ポリエチレンポリアミンやポリプ
ロピレンポリアミンなどのポリアルキレンポリアミン類
またはその誘導体、2)第2級アミン基や第3級アミン
基や第4級アンモニウム基を有するアクリル樹脂、3)
ポリビニルアミン、ポリビニルアミジン類、4)ジシア
ンジアミド−ホルマリン重縮合物に代表されるジシアン
系カチオン樹脂、5)ジシアンジアミド−ジエチレント
リアミン重縮合物に代表されるポリアミン系カチオン樹
脂、6)エピクロルヒドリン−ジメチルアミン付加重合
物、7)ジメチルジアリルアンモニウムクロライド−S
02共重合物、8)ジアリルアミン塩−S02共重合物、
9)ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合物、
10)アリルアミン塩の重合物、11)ジアルキルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート4級塩重合物、12)ア
クリルアミド−ジアリルアミン塩共重合物等のカチオン
性化合物。カチオン性化合物は、さらに印字画像耐水性
を向上させる効果も有する。
る。具体的には、1)ポリエチレンポリアミンやポリプ
ロピレンポリアミンなどのポリアルキレンポリアミン類
またはその誘導体、2)第2級アミン基や第3級アミン
基や第4級アンモニウム基を有するアクリル樹脂、3)
ポリビニルアミン、ポリビニルアミジン類、4)ジシア
ンジアミド−ホルマリン重縮合物に代表されるジシアン
系カチオン樹脂、5)ジシアンジアミド−ジエチレント
リアミン重縮合物に代表されるポリアミン系カチオン樹
脂、6)エピクロルヒドリン−ジメチルアミン付加重合
物、7)ジメチルジアリルアンモニウムクロライド−S
02共重合物、8)ジアリルアミン塩−S02共重合物、
9)ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合物、
10)アリルアミン塩の重合物、11)ジアルキルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート4級塩重合物、12)ア
クリルアミド−ジアリルアミン塩共重合物等のカチオン
性化合物。カチオン性化合物は、さらに印字画像耐水性
を向上させる効果も有する。
【0025】塗工層に配合するカチオン性化合物は顔料
100重量部に対し、1〜100重量部、より好ましく
は5〜50重量部の範囲で使用することができる。配合
量が少ないと印字濃度向上の効果が得られにくく、多い
と逆に印字濃度が低下したり、画像のニジミが発生する
恐れもある。塗工層用塗工組成物中には白色度、粘度、
流動性等を調節するために、一般の印刷用塗工紙やイン
クジェット用紙に使用されている顔料、消泡剤、着色
剤、蛍光増白剤、帯電防止剤、防腐剤及び分散剤、増粘
剤等の各種助剤が適宜添加される。また、後述するよう
な加熱した鏡面ドラムを用いるキャスト法やフィルム転
写法(両者を含み、平滑な成形面を利用して上層を設け
る方式をキャスト方式とする)を採用する場合、キャス
トドラムやフィルム等からの離型性を付与する目的で、
離型剤を添加することができる。
100重量部に対し、1〜100重量部、より好ましく
は5〜50重量部の範囲で使用することができる。配合
量が少ないと印字濃度向上の効果が得られにくく、多い
と逆に印字濃度が低下したり、画像のニジミが発生する
恐れもある。塗工層用塗工組成物中には白色度、粘度、
流動性等を調節するために、一般の印刷用塗工紙やイン
クジェット用紙に使用されている顔料、消泡剤、着色
剤、蛍光増白剤、帯電防止剤、防腐剤及び分散剤、増粘
剤等の各種助剤が適宜添加される。また、後述するよう
な加熱した鏡面ドラムを用いるキャスト法やフィルム転
写法(両者を含み、平滑な成形面を利用して上層を設け
る方式をキャスト方式とする)を採用する場合、キャス
トドラムやフィルム等からの離型性を付与する目的で、
離型剤を添加することができる。
【0026】本発明で用いる基材としては、特に限定さ
れるものではなく、一般の塗工紙に使用される酸性紙、
あるいは中性紙等の紙基材、各種合成樹脂フィルムシー
ト、ラミネート紙等が適宜使用される。ただし後述する
ようなキャスト方式やフィルム転写法を採用する場合、
透気性基材を使用するのが好ましく、紙基材または透気
性を有する樹脂フィルムシート類を用いることができ
る。
れるものではなく、一般の塗工紙に使用される酸性紙、
あるいは中性紙等の紙基材、各種合成樹脂フィルムシー
ト、ラミネート紙等が適宜使用される。ただし後述する
ようなキャスト方式やフィルム転写法を採用する場合、
透気性基材を使用するのが好ましく、紙基材または透気
性を有する樹脂フィルムシート類を用いることができ
る。
【0027】紙基材は木材パルプと必要に応じ顔料を主
成分として構成される。木材パルプは、各種化学パル
プ、機械パルプ、再生パルプ等を使用することができ、
これらのパルプは、紙力、抄紙適性等を調整するため
に、叩解機により叩解度を調整できる。パルプの叩解度
(フリーネス)は特に限定しないが、一般に250〜5
50ml(CSF:JIS P−8121)程度であ
る。顔料(填料)は不透明性等を付与したり、インク吸
収性を調整する目的で配合し、炭酸カルシウム、焼成カ
オリン、シリカ、酸化チタン等が使用できる。この場
合、配合量は1〜20重量%程度が好ましい。多すぎる
と紙力が低下するおそれがある。助剤としてサイズ剤、
定着剤、紙力増強剤、カチオン化剤、歩留り向上剤、染
料、蛍光増白剤等を添加することができる。さらに、抄
紙機のサイズプレス工程において、デンプン、ポリビニ
ルアルコール、カチオン樹脂等を塗布・含浸させ、表面
強度、サイズ度等を調整できる。サイズ度は1〜200
秒程度が好ましい。サイズ度が低いと、塗工時に皺が発
生する等操業上問題となる場合があり、高いとインク吸
収性が低下したり、インクの裏抜けが発生したり印字後
のカールやコックリングが著しくなる場合がある。基材
の坪量は、特に限定されないが、20〜400g/m2
程度である。
成分として構成される。木材パルプは、各種化学パル
プ、機械パルプ、再生パルプ等を使用することができ、
これらのパルプは、紙力、抄紙適性等を調整するため
に、叩解機により叩解度を調整できる。パルプの叩解度
(フリーネス)は特に限定しないが、一般に250〜5
50ml(CSF:JIS P−8121)程度であ
る。顔料(填料)は不透明性等を付与したり、インク吸
収性を調整する目的で配合し、炭酸カルシウム、焼成カ
オリン、シリカ、酸化チタン等が使用できる。この場
合、配合量は1〜20重量%程度が好ましい。多すぎる
と紙力が低下するおそれがある。助剤としてサイズ剤、
定着剤、紙力増強剤、カチオン化剤、歩留り向上剤、染
料、蛍光増白剤等を添加することができる。さらに、抄
紙機のサイズプレス工程において、デンプン、ポリビニ
ルアルコール、カチオン樹脂等を塗布・含浸させ、表面
強度、サイズ度等を調整できる。サイズ度は1〜200
秒程度が好ましい。サイズ度が低いと、塗工時に皺が発
生する等操業上問題となる場合があり、高いとインク吸
収性が低下したり、インクの裏抜けが発生したり印字後
のカールやコックリングが著しくなる場合がある。基材
の坪量は、特に限定されないが、20〜400g/m2
程度である。
【0028】基材上には、直接本発明による記録層を設
けてもよいが、インクの吸収容量、吸収速度を高める目
的で、下塗り層である記録層を1層以上設けるのが好ま
しい。基材上に設けられる下塗り層は、顔料と接着剤を
主成分として構成される。 下塗り層中の顔料は、カオ
リン、クレー、焼成クレー、非晶質シリカ(無定形シリ
カともいう)、合成非晶質シリカ、酸化亜鉛、酸化アル
ミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、サチ
ンホワイト、珪酸アルミニウム、アルミナ、コロイダル
シリカ、ゼオライト、合成ゼオライト、セピオライト、
スメクタイト、合成スメクタイト、珪酸マグネシウム、
炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、珪藻土、スチレ
ン系プラスチックピグメント、ハイドロタルサイト、尿
素樹脂系プラスチックピグメント、ベンゾグアナミン系
プラスチックピグメント等、一般塗工紙製造分野で公知
公用の各種顔料が1種もしくはそれ以上、併用すること
が出来る。これらの中でも、インク吸収性の高い無定形
シリカ、アルミナ、ゼオライトを主成分として使用する
のが好ましい。
けてもよいが、インクの吸収容量、吸収速度を高める目
的で、下塗り層である記録層を1層以上設けるのが好ま
しい。基材上に設けられる下塗り層は、顔料と接着剤を
主成分として構成される。 下塗り層中の顔料は、カオ
リン、クレー、焼成クレー、非晶質シリカ(無定形シリ
カともいう)、合成非晶質シリカ、酸化亜鉛、酸化アル
ミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、サチ
ンホワイト、珪酸アルミニウム、アルミナ、コロイダル
シリカ、ゼオライト、合成ゼオライト、セピオライト、
スメクタイト、合成スメクタイト、珪酸マグネシウム、
炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、珪藻土、スチレ
ン系プラスチックピグメント、ハイドロタルサイト、尿
素樹脂系プラスチックピグメント、ベンゾグアナミン系
プラスチックピグメント等、一般塗工紙製造分野で公知
公用の各種顔料が1種もしくはそれ以上、併用すること
が出来る。これらの中でも、インク吸収性の高い無定形
シリカ、アルミナ、ゼオライトを主成分として使用する
のが好ましい。
【0029】下塗り層接着剤としては、カゼイン、大豆
蛋白、合成蛋白等の蛋白質類、澱粉や酸化澱粉等の各種
澱粉類、ポリビニルアルコール、カチオン性ポリビニル
アルコール、シリル変性ポリビニルアルコール等のポリ
ビニルアルコール類、カルボキシメチルセルロースやメ
チルセルロース等のセルロース誘導体等の水溶性樹脂、
スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート
−ブタジエン共重合体の共役ジエン系重合体ラテック
ス、アクリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等のビニル系重合体ラテックス等の疎水性樹
脂、等一般に塗工紙用として用いられている従来公知の
接着剤が単独、あるいは併用して用いられる。顔料と接
着剤の配合割合は、その種類にもよるが、一般に顔料1
00重量部に対し接着剤1〜100重量部、好ましくは
2〜50重量部の範囲で調節される。その他、一般塗工
紙の製造において使用される分散剤、増粘剤、消泡剤、
帯電防止剤、防腐剤等の各種助剤が適宜添加される。下
塗り層中には蛍光染料、着色剤を添加することもでき
る。
蛋白、合成蛋白等の蛋白質類、澱粉や酸化澱粉等の各種
澱粉類、ポリビニルアルコール、カチオン性ポリビニル
アルコール、シリル変性ポリビニルアルコール等のポリ
ビニルアルコール類、カルボキシメチルセルロースやメ
チルセルロース等のセルロース誘導体等の水溶性樹脂、
スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート
−ブタジエン共重合体の共役ジエン系重合体ラテック
ス、アクリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等のビニル系重合体ラテックス等の疎水性樹
脂、等一般に塗工紙用として用いられている従来公知の
接着剤が単独、あるいは併用して用いられる。顔料と接
着剤の配合割合は、その種類にもよるが、一般に顔料1
00重量部に対し接着剤1〜100重量部、好ましくは
2〜50重量部の範囲で調節される。その他、一般塗工
紙の製造において使用される分散剤、増粘剤、消泡剤、
帯電防止剤、防腐剤等の各種助剤が適宜添加される。下
塗り層中には蛍光染料、着色剤を添加することもでき
る。
【0030】下塗り層の記録層中には、インクジェット
記録用インク中の染料成分を定着する目的で、カチオン
性化合物を配合することもできる。ただし、インク染料
は下塗り層上に設ける上層の記録層にできるだけ定着さ
せた方が、印字(記録)濃度が高くなるため好ましく、
このためには、下塗り層中よりも上層中にカチオン性化
合物を多く配合するのが好ましい。更に好ましくは、上
層のみにカチオン性化合物を配合し、下塗り層中にはカ
チオン性化合物が実質的に存在しないのが良い。実質的
に存在しないとは、カチオン性界面活性剤等を助剤的に
微量添加することは除外される。上層のみにカチオン性
化合物を配合し、下塗り層中にはカチオン性化合物が実
質的に存在しない場合に、上層を設けた際の光沢が最も
発現し易い。下塗り層中には、コロイダルシリカとエチ
レン性不飽和結合を有するモノマーを重合させてなる重
合体樹脂との複合体を配合すると、上層を設けた際の光
沢がより発揮される。この理由は必ずしも明らかではな
いが、前記複合体の存在が、下塗り層のインク吸収性を
維持したまま、上層用塗工組成物の下塗り層への浸透を
抑制するためと推定される。更にその理由は不明である
がキャスト方式により上層を設けた場合のキャストドラ
ムからの離型性が向上する傾向がある。
記録用インク中の染料成分を定着する目的で、カチオン
性化合物を配合することもできる。ただし、インク染料
は下塗り層上に設ける上層の記録層にできるだけ定着さ
せた方が、印字(記録)濃度が高くなるため好ましく、
このためには、下塗り層中よりも上層中にカチオン性化
合物を多く配合するのが好ましい。更に好ましくは、上
層のみにカチオン性化合物を配合し、下塗り層中にはカ
チオン性化合物が実質的に存在しないのが良い。実質的
に存在しないとは、カチオン性界面活性剤等を助剤的に
微量添加することは除外される。上層のみにカチオン性
化合物を配合し、下塗り層中にはカチオン性化合物が実
質的に存在しない場合に、上層を設けた際の光沢が最も
発現し易い。下塗り層中には、コロイダルシリカとエチ
レン性不飽和結合を有するモノマーを重合させてなる重
合体樹脂との複合体を配合すると、上層を設けた際の光
沢がより発揮される。この理由は必ずしも明らかではな
いが、前記複合体の存在が、下塗り層のインク吸収性を
維持したまま、上層用塗工組成物の下塗り層への浸透を
抑制するためと推定される。更にその理由は不明である
がキャスト方式により上層を設けた場合のキャストドラ
ムからの離型性が向上する傾向がある。
【0031】エチレン性不飽和結合を有するモノマーを
重合させてなる重合体樹脂としては、例えばメチルアク
リレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、
2エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、グリシジルア
クリレート等のアルキル基炭素数が1〜18個のアクリ
ル酸エステル、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、グリシジルメタクリ
レート等のアルキル基炭素数が1〜18個のメタクリル
酸エステル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、エチレン、ブタジ
エン等のエチレン性モノマーを重合して得られる重合体
が挙げられる。
重合させてなる重合体樹脂としては、例えばメチルアク
リレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、
2エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、グリシジルア
クリレート等のアルキル基炭素数が1〜18個のアクリ
ル酸エステル、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、グリシジルメタクリ
レート等のアルキル基炭素数が1〜18個のメタクリル
酸エステル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、エチレン、ブタジ
エン等のエチレン性モノマーを重合して得られる重合体
が挙げられる。
【0032】後述する加熱した鏡面ドラムを用いるキャ
スト法により上層の光沢性を高める態様においては、上
記の(共)重合体成分のTg(ガラス転移点)は40℃
以上が好ましく、50〜100℃の範囲がより望まし
い。Tgが低いと乾燥の際に成膜が進みすぎるためか、
インクの吸収が遅くなりにじみが発生する場合が生じ
る。なお、重合体は、必要に応じて2種類以上のエチレ
ン性モノマーを併用した共重合体であっても良いし、さ
らに、これら重合体あるいは共重合体の置換誘導体でも
良い。因みに、置換誘導体としては、例えばカルボキシ
ル基化したもの、またはそれをアルカリ反応性にしたも
の等が例示される。
スト法により上層の光沢性を高める態様においては、上
記の(共)重合体成分のTg(ガラス転移点)は40℃
以上が好ましく、50〜100℃の範囲がより望まし
い。Tgが低いと乾燥の際に成膜が進みすぎるためか、
インクの吸収が遅くなりにじみが発生する場合が生じ
る。なお、重合体は、必要に応じて2種類以上のエチレ
ン性モノマーを併用した共重合体であっても良いし、さ
らに、これら重合体あるいは共重合体の置換誘導体でも
良い。因みに、置換誘導体としては、例えばカルボキシ
ル基化したもの、またはそれをアルカリ反応性にしたも
の等が例示される。
【0033】上記重合体樹脂はコロイダルシリカと複合
化することもできる。上記のエチレン性モノマーをシラ
ンカップリング剤等とコロイダルシリカの存在下で重合
させ、Si−O−R結合(R:重合体成分)によって複
合体にする、あるいは必要に応じシラノール基等で変性
した重合体樹脂とコロイダルシリカを反応させ、Si−
O−R結合(R:重合体成分)によって複合体にする方
法が挙げられる。上記材料をもって構成される下塗り層
用組成物は、一般に固形分濃度を5〜50重量%程度に
調整し、紙基材上に乾燥重量で2〜100g/m2、好
ましくは5〜50g/m2程度、更に好ましくは10〜
20g/m2程度になるように塗工する。塗工量が少な
いと、インク吸収性が劣ったり、表層を設けた際に光沢
が十分に出なかったりする場合があり、多いと、印字濃
度が低下したり、塗工層の強度が低下し粉落ちや傷が付
き易くなる場合がある。下塗り層用組成物は、ブレード
コーター、エアーナイフコーター、ロールコーター、ブ
ラシコーター、チャンプレックスコーター、バーコータ
ー、リップコーター、グラビアコーター、カーテンコー
ター等の各種公知公用の塗工装置により塗工、乾燥され
る。さらに、必要に応じて記録層の乾燥後にスーパーキ
ャレンダー、ブラシ掛け等の平滑化処理を施すこともで
きる。
化することもできる。上記のエチレン性モノマーをシラ
ンカップリング剤等とコロイダルシリカの存在下で重合
させ、Si−O−R結合(R:重合体成分)によって複
合体にする、あるいは必要に応じシラノール基等で変性
した重合体樹脂とコロイダルシリカを反応させ、Si−
O−R結合(R:重合体成分)によって複合体にする方
法が挙げられる。上記材料をもって構成される下塗り層
用組成物は、一般に固形分濃度を5〜50重量%程度に
調整し、紙基材上に乾燥重量で2〜100g/m2、好
ましくは5〜50g/m2程度、更に好ましくは10〜
20g/m2程度になるように塗工する。塗工量が少な
いと、インク吸収性が劣ったり、表層を設けた際に光沢
が十分に出なかったりする場合があり、多いと、印字濃
度が低下したり、塗工層の強度が低下し粉落ちや傷が付
き易くなる場合がある。下塗り層用組成物は、ブレード
コーター、エアーナイフコーター、ロールコーター、ブ
ラシコーター、チャンプレックスコーター、バーコータ
ー、リップコーター、グラビアコーター、カーテンコー
ター等の各種公知公用の塗工装置により塗工、乾燥され
る。さらに、必要に応じて記録層の乾燥後にスーパーキ
ャレンダー、ブラシ掛け等の平滑化処理を施すこともで
きる。
【0034】前述した上層用塗工液を基材上または下塗
り層上に塗工する場合、ブレードコーター、エアーナイ
フコーター、ロールコーター、ブラシコーター、チャン
プレックスコーター、バーコーター、グラビアコーター
等の各種公知の塗工装置が使用できる。上層の塗工量
は、乾燥固形分で1〜30g/m2、好ましくは1.5
〜20g/m2、より好ましくは、3〜15g/m2であ
る。ここで、1g/m2未満では印字濃度や光沢が十分
に出ない場合があり、30g/m2を越えて多いと効果
は飽和し、乾燥に負担がかかり操業性が低下する恐れが
ある。記録層の光沢性を高めると銀塩写真にも相当する
記録濃度、画像品位が得られる。上層用塗工液を基材上
または下塗り層上に塗工し乾燥した後、スーパーカレン
ダー等による平滑化処理により、光沢を付与することも
できる。高い光沢と優れたインクジェット記録適性を付
与するには、後述するキャスト方式やフィルム転写法を
採用するのが好ましい。
り層上に塗工する場合、ブレードコーター、エアーナイ
フコーター、ロールコーター、ブラシコーター、チャン
プレックスコーター、バーコーター、グラビアコーター
等の各種公知の塗工装置が使用できる。上層の塗工量
は、乾燥固形分で1〜30g/m2、好ましくは1.5
〜20g/m2、より好ましくは、3〜15g/m2であ
る。ここで、1g/m2未満では印字濃度や光沢が十分
に出ない場合があり、30g/m2を越えて多いと効果
は飽和し、乾燥に負担がかかり操業性が低下する恐れが
ある。記録層の光沢性を高めると銀塩写真にも相当する
記録濃度、画像品位が得られる。上層用塗工液を基材上
または下塗り層上に塗工し乾燥した後、スーパーカレン
ダー等による平滑化処理により、光沢を付与することも
できる。高い光沢と優れたインクジェット記録適性を付
与するには、後述するキャスト方式やフィルム転写法を
採用するのが好ましい。
【0035】キャスト方式とは、塗工層を、平滑性を有
するキャストドラム(鏡面仕上げした金属、プラスチッ
ク、ガラス等のドラム)、鏡面仕上げした金属板、プラ
スチックシートやフィルム、ガラス板等上で乾燥し、平
滑面を塗工層上に写し取ることにより、平滑で光沢のあ
る塗工層表面を得る方式である。この中で加熱した鏡面
ドラムを利用するキャスト法により上層を設ける方法と
しては、上記の上層用塗工液を基材上または下塗り層
上に塗工して、該塗工層が湿潤状態にある間に加熱され
た鏡面ドラムに圧接、乾燥して仕上げる方法(ウェット
キャスト法)、一旦乾燥後再湿潤した後加熱された鏡
面ドラムに圧接、乾燥して仕上げる方法(リウェットキ
ャスト法)あるいはゲル化キャスト法等が例示でき
る。また加熱された鏡面ドラムに直接上層用塗工液を
塗工した後、基材若しくは基材上に設けた下塗り層面に
圧接、乾燥して仕上げる方法(プレキャスト法)も採用
することができる。
するキャストドラム(鏡面仕上げした金属、プラスチッ
ク、ガラス等のドラム)、鏡面仕上げした金属板、プラ
スチックシートやフィルム、ガラス板等上で乾燥し、平
滑面を塗工層上に写し取ることにより、平滑で光沢のあ
る塗工層表面を得る方式である。この中で加熱した鏡面
ドラムを利用するキャスト法により上層を設ける方法と
しては、上記の上層用塗工液を基材上または下塗り層
上に塗工して、該塗工層が湿潤状態にある間に加熱され
た鏡面ドラムに圧接、乾燥して仕上げる方法(ウェット
キャスト法)、一旦乾燥後再湿潤した後加熱された鏡
面ドラムに圧接、乾燥して仕上げる方法(リウェットキ
ャスト法)あるいはゲル化キャスト法等が例示でき
る。また加熱された鏡面ドラムに直接上層用塗工液を
塗工した後、基材若しくは基材上に設けた下塗り層面に
圧接、乾燥して仕上げる方法(プレキャスト法)も採用
することができる。
【0036】加熱された鏡面ドラムの温度は例えば50
〜150℃、好ましくは70〜120℃である。さら
に、キャスト方式として、フィルム転写方式を採用する
こともできる。フィルム転写方式とは、(イ)上記の塗
工層用塗工液を基材上または下塗り層上に塗工して、該
塗工層が湿潤状態にある間に平滑なフィルムやシートを
重ね、乾燥した後平滑なフィルムやシートを剥離して仕
上げる方法、あるいは(ロ)平滑なフィルムやシート上
に塗工液を塗工して、塗工層(記録層)あるいは、貼り
合せようとする基材面または下塗り層面がある程度湿潤
状態にある間に、基材に圧接し、乾燥した後平滑なフィ
ルムやシートを剥離して仕上げる方法である。フィルム
転写法に比べ、加熱した鏡面ドラムを用いるキャスト法
のほうが、表面平滑性に優れる傾向があり、生産性やコ
ストの点で有利である場合が多い。
〜150℃、好ましくは70〜120℃である。さら
に、キャスト方式として、フィルム転写方式を採用する
こともできる。フィルム転写方式とは、(イ)上記の塗
工層用塗工液を基材上または下塗り層上に塗工して、該
塗工層が湿潤状態にある間に平滑なフィルムやシートを
重ね、乾燥した後平滑なフィルムやシートを剥離して仕
上げる方法、あるいは(ロ)平滑なフィルムやシート上
に塗工液を塗工して、塗工層(記録層)あるいは、貼り
合せようとする基材面または下塗り層面がある程度湿潤
状態にある間に、基材に圧接し、乾燥した後平滑なフィ
ルムやシートを剥離して仕上げる方法である。フィルム
転写法に比べ、加熱した鏡面ドラムを用いるキャスト法
のほうが、表面平滑性に優れる傾向があり、生産性やコ
ストの点で有利である場合が多い。
【0037】加熱した鏡面ドラムを用いるキャスト法に
よる場合、上記の上層用塗工液を基材上または基材に設
けた下塗り層上に塗工して、この塗工層をある程度乾燥
し、半乾燥の状態にある間に、加熱された鏡面ドラムに
圧接、乾燥して仕上げると、均一な塗工層が形成されや
すく、印字濃度が高く、光沢の優れた上層が得られ易い
ため特に好ましい。ここで半乾燥とは、塗工層の流動性
はほとんど無くなっているが、水分は多く含んでいる状
態を意味し、塗工層絶乾重量に対して20〜400%
(即ち塗工層の絶乾重量100重量部に対し20〜40
0重量部の水分を含む)程度とするのが好ましく、より
好ましくは50〜200%の範囲で調整される。水分が
少ないと鏡面ドラム(キャストドラム)に圧接した際の
鏡面の転写が不十分となり、十分に光沢が発揮されにく
い。多いと鏡面ドラムに圧接した際、塗工層が押しつぶ
され均一で十分な塗工量の塗工層が得られず、印字濃度
や光沢が不十分となり易い。さらに、塗工層が鏡面ドラ
ムに転移付着して光沢が低下したり、鏡面ドラムが汚れ
て操業上問題となるおそれが生じる。
よる場合、上記の上層用塗工液を基材上または基材に設
けた下塗り層上に塗工して、この塗工層をある程度乾燥
し、半乾燥の状態にある間に、加熱された鏡面ドラムに
圧接、乾燥して仕上げると、均一な塗工層が形成されや
すく、印字濃度が高く、光沢の優れた上層が得られ易い
ため特に好ましい。ここで半乾燥とは、塗工層の流動性
はほとんど無くなっているが、水分は多く含んでいる状
態を意味し、塗工層絶乾重量に対して20〜400%
(即ち塗工層の絶乾重量100重量部に対し20〜40
0重量部の水分を含む)程度とするのが好ましく、より
好ましくは50〜200%の範囲で調整される。水分が
少ないと鏡面ドラム(キャストドラム)に圧接した際の
鏡面の転写が不十分となり、十分に光沢が発揮されにく
い。多いと鏡面ドラムに圧接した際、塗工層が押しつぶ
され均一で十分な塗工量の塗工層が得られず、印字濃度
や光沢が不十分となり易い。さらに、塗工層が鏡面ドラ
ムに転移付着して光沢が低下したり、鏡面ドラムが汚れ
て操業上問題となるおそれが生じる。
【0038】本発明の塗工層(上層)用塗工液を基材上
または基材に設けた下塗り層上に塗工して、下塗り層が
湿潤状態にある間に加熱された鏡面ドラムに圧接、乾燥
して仕上げる場合、均一で十分な塗工量の塗工層を得る
目的で、上層用塗工液の不動化を促進する方法を採るこ
ともできる。この方法としては例えば、(1)基材中ま
たは下塗り層中に上層用塗工液の不動化を促進する様な
ゲル化剤を配合しておく、(2)基材上または下塗り層
上に上層用塗工液の不動化を促進する様なゲル化剤を塗
工・含浸させる、(3)上層用塗工液を塗工した後、上
層用塗工液の不動化を促進する様なゲル化剤を表面に塗
工・含浸させる、(4)上層用塗工液中に塗工液が乾燥
する過程で不動化が促進されるようなゲル化剤を配合し
ておくことが挙げられる。この様なゲル化剤としては、
上層用塗工液中の接着剤の架橋剤であるほう酸、ぎ酸等
およびそれらの塩、アルデヒド化合物、エポキシ化合物
等が挙げられる。上層用塗工組成物と同様の組成物を、
基材上または下塗り層上に塗工し乾燥または半乾燥した
後、該塗工層上にさらに上層用組成物を塗工し、キャス
トドラム上で乾燥することもできる。上層をキャスト仕
上げにより設けた後で、さらにスーパーカレンダー等に
より平滑化処理を行うこともできる。
または基材に設けた下塗り層上に塗工して、下塗り層が
湿潤状態にある間に加熱された鏡面ドラムに圧接、乾燥
して仕上げる場合、均一で十分な塗工量の塗工層を得る
目的で、上層用塗工液の不動化を促進する方法を採るこ
ともできる。この方法としては例えば、(1)基材中ま
たは下塗り層中に上層用塗工液の不動化を促進する様な
ゲル化剤を配合しておく、(2)基材上または下塗り層
上に上層用塗工液の不動化を促進する様なゲル化剤を塗
工・含浸させる、(3)上層用塗工液を塗工した後、上
層用塗工液の不動化を促進する様なゲル化剤を表面に塗
工・含浸させる、(4)上層用塗工液中に塗工液が乾燥
する過程で不動化が促進されるようなゲル化剤を配合し
ておくことが挙げられる。この様なゲル化剤としては、
上層用塗工液中の接着剤の架橋剤であるほう酸、ぎ酸等
およびそれらの塩、アルデヒド化合物、エポキシ化合物
等が挙げられる。上層用塗工組成物と同様の組成物を、
基材上または下塗り層上に塗工し乾燥または半乾燥した
後、該塗工層上にさらに上層用組成物を塗工し、キャス
トドラム上で乾燥することもできる。上層をキャスト仕
上げにより設けた後で、さらにスーパーカレンダー等に
より平滑化処理を行うこともできる。
【0039】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明するが、勿論これらに限定されるものではない。
また、例中の部および%は特に断らない限り、それぞれ
重量部および重量%を示す。 「紙基材の作製」木材パルプ(LBKP;ろ水度500
mlCSF)100部、焼成カオリン(商品名:アンシ
レックス、エンゲルハード&ミネラルズ社)9部、市販
サイズ剤0.05部、硫酸バンド1.5部、湿潤紙力剤
0.5部、澱粉0.75部よりなる製紙材料を使用し、
長網抄紙機にて坪量120g/m2の紙基材を製造し
た。この紙基材のステキヒトサイズ度は10秒であっ
た。本発明の実施例、比較例ではすべてこの紙基材を用
いた。 「カチオン性共重合体の製造」 [カチオン性共重合体A] 脱イオン水60部を70℃
に昇温し、重合開始剤0.2部を加えた。次に脱イオン
水40部、カチオン性乳化剤(塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウム)0.5部、ノニオン性乳化剤(ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル)2部及び酢酸1
部からなる混合物に、メタクリル酸メチル30部、アク
リル酸ブチル60部、メタクリル酸ジメチルアミノエチ
ル(ライトエステルDM;共栄社化学(株)製)5部、ビ
ニルトリメトキシシラン(KBM-503;信越化学工業
(株)製)5部よりなる単量体混合物(乳化混合物)を
連続的に3時間かけて滴下した。その後反応混合物の温
度を70℃に2時間保持して重合を終了させた。この後
反応混合物を室温まで冷却した後、塩酸でpHを5に調
整して、カチオン性共重合体エマルジョンを得た。
に説明するが、勿論これらに限定されるものではない。
また、例中の部および%は特に断らない限り、それぞれ
重量部および重量%を示す。 「紙基材の作製」木材パルプ(LBKP;ろ水度500
mlCSF)100部、焼成カオリン(商品名:アンシ
レックス、エンゲルハード&ミネラルズ社)9部、市販
サイズ剤0.05部、硫酸バンド1.5部、湿潤紙力剤
0.5部、澱粉0.75部よりなる製紙材料を使用し、
長網抄紙機にて坪量120g/m2の紙基材を製造し
た。この紙基材のステキヒトサイズ度は10秒であっ
た。本発明の実施例、比較例ではすべてこの紙基材を用
いた。 「カチオン性共重合体の製造」 [カチオン性共重合体A] 脱イオン水60部を70℃
に昇温し、重合開始剤0.2部を加えた。次に脱イオン
水40部、カチオン性乳化剤(塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウム)0.5部、ノニオン性乳化剤(ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル)2部及び酢酸1
部からなる混合物に、メタクリル酸メチル30部、アク
リル酸ブチル60部、メタクリル酸ジメチルアミノエチ
ル(ライトエステルDM;共栄社化学(株)製)5部、ビ
ニルトリメトキシシラン(KBM-503;信越化学工業
(株)製)5部よりなる単量体混合物(乳化混合物)を
連続的に3時間かけて滴下した。その後反応混合物の温
度を70℃に2時間保持して重合を終了させた。この後
反応混合物を室温まで冷却した後、塩酸でpHを5に調
整して、カチオン性共重合体エマルジョンを得た。
【0040】[カチオン性共重合体B] 脱イオン水1
00部にカチオン性ポリマー(2−ヒドロキシ−3−メ
タクリルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロラ
イドとアクリルアミドの共重合物)5部を加え70℃に
昇温して溶解し、重合開始剤を0.2部加えた。これに
カチオン性共重合体Aと同様の単量体混合物を乳化剤を
用いることなく3時間かけて滴下した。この後、カチオ
ン性共重合体Aと同様に処理してソープフリー型のカチ
オン性共重合体エマルジョンを得た。
00部にカチオン性ポリマー(2−ヒドロキシ−3−メ
タクリルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロラ
イドとアクリルアミドの共重合物)5部を加え70℃に
昇温して溶解し、重合開始剤を0.2部加えた。これに
カチオン性共重合体Aと同様の単量体混合物を乳化剤を
用いることなく3時間かけて滴下した。この後、カチオ
ン性共重合体Aと同様に処理してソープフリー型のカチ
オン性共重合体エマルジョンを得た。
【0041】[カチオン性共重合体C] カチオン性共
重合体Aと同様にして、メタクリル酸メチル30部、ア
クリル酸ブチル60部、ビニルトリメチルアンモニウム
クロライド(ブレンマーQA;日本油脂(株)製)5
部、ビニルトリメトキシシラン(KBM-503;信越化学工
業(株)製)5部を用いてカチオン性共重合体エマルジ
ョンを得た。 [カチオン性共重合体D] カチオン性共重合体Aと同
様にして、アクリル酸ブチル60部、スチレン30部、
メタクリル酸ジメチルアミノブチル(ライトエステルD
M;共栄社化学(株)製)5部、ビニルトリメトキシシ
ラン(KBM-503;信越化学工業(株)製)5部を用いて
カチオン性共重合体エマルジョンを得た。 [カチオン性共重合体E] 脱イオン水40部を80℃
に昇温し、重合開始剤0.2部を加え、この中に、脱イ
オン水20部、カチオン性乳化剤(塩化ステアリルトリ
メチルアンモニウム)0.4部との混合物に、アクリル
酸エチル38部、メタクリル酸ジメチルアミノブチル
(ライトエステルDM;共栄社化学(株)製)1部、ビニ
ルトリメトキシシラン(KBM-503;信越化学工業(株)
製)1部を加えて調製した単量体混合物を連続的に1時
間かけて滴下し更に1時間放置後冷却し、親水性シード
粒子エマルジョンを調製した。次いで、50℃の温度に
てこのシード粒子エマルジョンにスチレン6部に重合開
始剤0.6部を溶解させた単量体溶液を添加し、30分
50℃で撹拌して、シード粒子に吸収させた。続いて8
0℃まで昇温し重合を開始させ20分反応させた。つい
で予め脱イオン水40部とカチオン性乳化剤(塩化ステ
アリルトリメチルアンモニウム)0.6部との混合物に
スチレン54部を撹拌下に加えて調製したスチレンの乳
化物を連続的に3時間かけて滴下し、この後80℃で2
時間放置し、スチレン重合体をコアとし、アクリル酸エ
チル、ビニルトリメトキシシラン、メタクリル酸ジメチ
ルアミノエチルからなる共重合体をシェル層とするカチ
オン性コア・シェル重合体のエマルジョンを得た。
重合体Aと同様にして、メタクリル酸メチル30部、ア
クリル酸ブチル60部、ビニルトリメチルアンモニウム
クロライド(ブレンマーQA;日本油脂(株)製)5
部、ビニルトリメトキシシラン(KBM-503;信越化学工
業(株)製)5部を用いてカチオン性共重合体エマルジ
ョンを得た。 [カチオン性共重合体D] カチオン性共重合体Aと同
様にして、アクリル酸ブチル60部、スチレン30部、
メタクリル酸ジメチルアミノブチル(ライトエステルD
M;共栄社化学(株)製)5部、ビニルトリメトキシシ
ラン(KBM-503;信越化学工業(株)製)5部を用いて
カチオン性共重合体エマルジョンを得た。 [カチオン性共重合体E] 脱イオン水40部を80℃
に昇温し、重合開始剤0.2部を加え、この中に、脱イ
オン水20部、カチオン性乳化剤(塩化ステアリルトリ
メチルアンモニウム)0.4部との混合物に、アクリル
酸エチル38部、メタクリル酸ジメチルアミノブチル
(ライトエステルDM;共栄社化学(株)製)1部、ビニ
ルトリメトキシシラン(KBM-503;信越化学工業(株)
製)1部を加えて調製した単量体混合物を連続的に1時
間かけて滴下し更に1時間放置後冷却し、親水性シード
粒子エマルジョンを調製した。次いで、50℃の温度に
てこのシード粒子エマルジョンにスチレン6部に重合開
始剤0.6部を溶解させた単量体溶液を添加し、30分
50℃で撹拌して、シード粒子に吸収させた。続いて8
0℃まで昇温し重合を開始させ20分反応させた。つい
で予め脱イオン水40部とカチオン性乳化剤(塩化ステ
アリルトリメチルアンモニウム)0.6部との混合物に
スチレン54部を撹拌下に加えて調製したスチレンの乳
化物を連続的に3時間かけて滴下し、この後80℃で2
時間放置し、スチレン重合体をコアとし、アクリル酸エ
チル、ビニルトリメトキシシラン、メタクリル酸ジメチ
ルアミノエチルからなる共重合体をシェル層とするカチ
オン性コア・シェル重合体のエマルジョンを得た。
【0042】「シリカ微細粒子の調製」 [シリカ微細粒子A] 合成無定型シリカ(トクヤマ社
製、商品名:ファインシールX−45、2次粒子径4.
5μm、1次粒子径15nm)の水分散液を用い、圧力
式ホモジナイザー(SMT社製、商品名:超高圧式ホモ
ジナイザーGM−1)を用いて粉砕の操作を繰り返した
(加圧500kg/cm2)。処理後の分散液中のシリ
カの平均2次粒子径は50nm、固形分濃度は12%で
あった(一次粒子径は15nmのまま)。 「シリカ微細粒子とカチオン性化合物の混合」 以下の
実施例、比較例で、上記したシリカ微細粒子Aとカチオ
ン性化合物を混合する際は、両者を混合分散して一旦シ
リカを凝集させた後、さらに圧力式ホモジナイザー(S
MT社製、商品名:超高圧式ホモジナイザーGM−1)
を用いて粉砕し(加圧500kg/cm2)、分散液中
のシリカの平均2次粒子径が、もとのシリカ微細粒子の
平均2次粒子径50nmになるまで処理した(一次粒子
径はそのまま)。
製、商品名:ファインシールX−45、2次粒子径4.
5μm、1次粒子径15nm)の水分散液を用い、圧力
式ホモジナイザー(SMT社製、商品名:超高圧式ホモ
ジナイザーGM−1)を用いて粉砕の操作を繰り返した
(加圧500kg/cm2)。処理後の分散液中のシリ
カの平均2次粒子径は50nm、固形分濃度は12%で
あった(一次粒子径は15nmのまま)。 「シリカ微細粒子とカチオン性化合物の混合」 以下の
実施例、比較例で、上記したシリカ微細粒子Aとカチオ
ン性化合物を混合する際は、両者を混合分散して一旦シ
リカを凝集させた後、さらに圧力式ホモジナイザー(S
MT社製、商品名:超高圧式ホモジナイザーGM−1)
を用いて粉砕し(加圧500kg/cm2)、分散液中
のシリカの平均2次粒子径が、もとのシリカ微細粒子の
平均2次粒子径50nmになるまで処理した(一次粒子
径はそのまま)。
【0043】実施例1 紙基材上に、下記下塗り層用塗工液を、乾燥重量で12
g/m2になるように、エアーナイフコーターで塗工、
乾燥した。次に、下記上層用塗工液を、上記の下塗り層
上にエアーナイフコーターで塗工し、冷風で20秒乾燥
し半乾燥状態にした後(塗工層絶乾量に対する水分率1
50%)、表面温度が90℃の鏡面ドラムに圧接し、乾
燥後、離型させ、光沢タイプのインクジェット記録用紙
を得た。このときの上層の塗工量は固形分重量で、5g
/m2であった。[下塗り層用塗工液](固形分濃度17%、部は固形分
重量部を示す。) 合成無定型シリカ(ファインシールX−60;トクヤマ
製、平均二次粒子径6.0μm、一次粒子径15nm)
80部、ゼオライト(トヨビルダー;トーソー製、平均
粒子径1.5μm)20部、シリル変性ポリビニルアル
コール(R1130;クラレ製)20部、ガラス転移点
75℃のスチレン−2メチルヘキシルアクリレート共重
合体と粒子径30nmのコロイダルシリカとの複合体エ
マルジョン(共重合体とコロイダルシリカは重量比で4
0:60、エマルジョンの粒子径は80nm)40部、
蛍光染料(WhitexBPSH;住友化学製)2部。
g/m2になるように、エアーナイフコーターで塗工、
乾燥した。次に、下記上層用塗工液を、上記の下塗り層
上にエアーナイフコーターで塗工し、冷風で20秒乾燥
し半乾燥状態にした後(塗工層絶乾量に対する水分率1
50%)、表面温度が90℃の鏡面ドラムに圧接し、乾
燥後、離型させ、光沢タイプのインクジェット記録用紙
を得た。このときの上層の塗工量は固形分重量で、5g
/m2であった。[下塗り層用塗工液](固形分濃度17%、部は固形分
重量部を示す。) 合成無定型シリカ(ファインシールX−60;トクヤマ
製、平均二次粒子径6.0μm、一次粒子径15nm)
80部、ゼオライト(トヨビルダー;トーソー製、平均
粒子径1.5μm)20部、シリル変性ポリビニルアル
コール(R1130;クラレ製)20部、ガラス転移点
75℃のスチレン−2メチルヘキシルアクリレート共重
合体と粒子径30nmのコロイダルシリカとの複合体エ
マルジョン(共重合体とコロイダルシリカは重量比で4
0:60、エマルジョンの粒子径は80nm)40部、
蛍光染料(WhitexBPSH;住友化学製)2部。
【0044】[上層用塗工液](固形分濃度12%、部
は固形分重量部を示す) シリカ微細粒子A100部、ジアリルジメチルアンモニ
ウムクロライド−アクリルアミド共重合体(PAS−J
−81:日東紡績社製)10部、カチオン樹脂(PAA
−HCL−3L;日東紡績社製、ポリアリルアミン)5
部、カチオン樹脂(CP−91;センカ製、ジアリルジ
メチルアンモニウムクロライド)5部、カチオン性共重
合体A60部、離型剤(ペルトールN−856;近代化
学工業製、ポリエチレンワックス)10部。
は固形分重量部を示す) シリカ微細粒子A100部、ジアリルジメチルアンモニ
ウムクロライド−アクリルアミド共重合体(PAS−J
−81:日東紡績社製)10部、カチオン樹脂(PAA
−HCL−3L;日東紡績社製、ポリアリルアミン)5
部、カチオン樹脂(CP−91;センカ製、ジアリルジ
メチルアンモニウムクロライド)5部、カチオン性共重
合体A60部、離型剤(ペルトールN−856;近代化
学工業製、ポリエチレンワックス)10部。
【0045】実施例2 実施例1で用いた表層用塗工液において、カチオン性共
重合体Aの部数を60部から30部に変更した以外は、
実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェット記録
用紙を得た。 実施例3 実施例1で用いた表層用塗工液において、カチオン性共
重合体Aの部数を60部から100部に変更した以外
は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェット
記録用紙を得た。
重合体Aの部数を60部から30部に変更した以外は、
実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェット記録
用紙を得た。 実施例3 実施例1で用いた表層用塗工液において、カチオン性共
重合体Aの部数を60部から100部に変更した以外
は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェット
記録用紙を得た。
【0046】実施例4 上層用塗工液においてカチオン性共重合体Bを使用した
以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェ
ット記録用紙を得た。 実施例5 上層用塗工液においてカチオン性共重合体Cを使用した
以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェ
ット記録用紙を得た。 実施例6 上層用塗工液においてカチオン性共重合体Dを使用した
以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェ
ット記録用紙を得た。
以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェ
ット記録用紙を得た。 実施例5 上層用塗工液においてカチオン性共重合体Cを使用した
以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェ
ット記録用紙を得た。 実施例6 上層用塗工液においてカチオン性共重合体Dを使用した
以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェ
ット記録用紙を得た。
【0047】実施例7 上層用塗工液においてカチオン性共重合体Eを使用した
以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェ
ット記録用紙を得た。 実施例8 実施例1で用いた表層用塗工液において、シリカ微細粒
子Aの2次粒子径を50nmから200nmに変更した
以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェ
ット記録用紙を得た。 比較例1 実施例1で用いた上層用塗工液において、カチオン性共
重合体をポリビニルアルコール(R-140H;クラレ製)に
変更した以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのイ
ンクジェット記録用紙を得た。 比較例2 実施例1で用いた上層用塗工液において、カチオン性共
重合体をシラノール基を有しないカチオン性ポリウレタ
ン樹脂(F-8564D;第一工業化学製)30部配合に変更
した以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインク
ジェット記録用紙を得た。 比較例3 比較例2において、カチオン性ポリウレタン樹脂(F-85
64D;第一工業化学製)の配合を60部に変更した以外
は、比較例2と同様にして光沢タイプのインクジェット
記録用紙を得た。
以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェ
ット記録用紙を得た。 実施例8 実施例1で用いた表層用塗工液において、シリカ微細粒
子Aの2次粒子径を50nmから200nmに変更した
以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェ
ット記録用紙を得た。 比較例1 実施例1で用いた上層用塗工液において、カチオン性共
重合体をポリビニルアルコール(R-140H;クラレ製)に
変更した以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのイ
ンクジェット記録用紙を得た。 比較例2 実施例1で用いた上層用塗工液において、カチオン性共
重合体をシラノール基を有しないカチオン性ポリウレタ
ン樹脂(F-8564D;第一工業化学製)30部配合に変更
した以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインク
ジェット記録用紙を得た。 比較例3 比較例2において、カチオン性ポリウレタン樹脂(F-85
64D;第一工業化学製)の配合を60部に変更した以外
は、比較例2と同様にして光沢タイプのインクジェット
記録用紙を得た。
【0048】比較例4 実施例1で用いた表層用塗工液において、カチオン性共
重合体をシラノール基を有しないカチオン性アクリル酸
エステル共重合体樹脂(ポリゾールAE802;昭和高
分子製)に変更した以外は、実施例1と同様にして光沢
タイプのインクジェット記録用紙を得た。 比較例5 実施例1で用いた表層用塗工液において、シリカ微細粒
子Aの2次粒子径を圧力ホモジナイザーの処理条件を変
えて600nmに変更した以外は、実施例1と同様にし
て光沢タイプのインクジェット記録用紙を得た。 比較例6 実施例1で用いた表層用塗工液において、シリカ微細粒
子Aを無粉砕物(粒子径4.5μm)に変更した以外
は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェット
記録用紙を得た。
重合体をシラノール基を有しないカチオン性アクリル酸
エステル共重合体樹脂(ポリゾールAE802;昭和高
分子製)に変更した以外は、実施例1と同様にして光沢
タイプのインクジェット記録用紙を得た。 比較例5 実施例1で用いた表層用塗工液において、シリカ微細粒
子Aの2次粒子径を圧力ホモジナイザーの処理条件を変
えて600nmに変更した以外は、実施例1と同様にし
て光沢タイプのインクジェット記録用紙を得た。 比較例6 実施例1で用いた表層用塗工液において、シリカ微細粒
子Aを無粉砕物(粒子径4.5μm)に変更した以外
は、実施例1と同様にして光沢タイプのインクジェット
記録用紙を得た。
【0049】実施例9 紙基材上に実施例1と同様の下塗り層用塗工液を、乾燥
重量で12g/m2になるように、エアーナイフコータ
ーで塗工、乾燥した。次に、実施例1で用いた上層用塗
工液を、上記の下塗り層上にエアーナイフコーターで塗
工し、乾燥後、熱スーパーキャレンダーを圧力50Kg
で2回行ない仕上げた光沢タイプのインクジェット記録
用紙を得た。この時の上層の塗工量は固形分重量で5g
/m2であった。
重量で12g/m2になるように、エアーナイフコータ
ーで塗工、乾燥した。次に、実施例1で用いた上層用塗
工液を、上記の下塗り層上にエアーナイフコーターで塗
工し、乾燥後、熱スーパーキャレンダーを圧力50Kg
で2回行ない仕上げた光沢タイプのインクジェット記録
用紙を得た。この時の上層の塗工量は固形分重量で5g
/m2であった。
【0050】実施例10 紙基材上に直接、実施例1で用いた表層用塗工液を、エ
アーナイフコーターで塗工し、冷風で20秒乾燥し半乾
燥状態にした後、表面温度が90℃の鏡面ドラムに圧接
し、乾燥後、離型させ、光沢タイプのインクジェット記
録用紙を得た。このときの塗工量は固形分重量で、5g
/m2であった。
アーナイフコーターで塗工し、冷風で20秒乾燥し半乾
燥状態にした後、表面温度が90℃の鏡面ドラムに圧接
し、乾燥後、離型させ、光沢タイプのインクジェット記
録用紙を得た。このときの塗工量は固形分重量で、5g
/m2であった。
【0051】比較例7 実施例1において、下塗り層まで設けたものを用いた。
(上層を設けてない) 比較例8 実施例1で用いた原紙をそのまま用いた。 比較例9 実施例1で用いた表層用塗工液において、シリカ微細粒
子Aをコロイダルシリカ(日産化学工業株式会社製、商
品名スノーテックスO、粒子径10〜20nm)に変更
した以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインク
ジェット記録用紙を得た。
(上層を設けてない) 比較例8 実施例1で用いた原紙をそのまま用いた。 比較例9 実施例1で用いた表層用塗工液において、シリカ微細粒
子Aをコロイダルシリカ(日産化学工業株式会社製、商
品名スノーテックスO、粒子径10〜20nm)に変更
した以外は、実施例1と同様にして光沢タイプのインク
ジェット記録用紙を得た。
【0052】このようにして得られたインクジェット記
録用紙の表面強度、インクジェット記録適性および白紙
光沢を下記に示す方法で評価し、表1にまとめて示し
た。 [表面強度]JIS−L0849に定められた摩擦試験機
II型(学振型)を用い(摩擦荷重200g)、摩擦子に
黒画用紙を貼り付け、インクジェット記録用紙の光沢面
上を5回往復擦過し、黒画用紙上の紙粉付着部の目視に
より、表面強度を次の基準で判定した。 ○ :黒画用紙に若干紙粉が付着する程度であり、表面
強度が高い。 ○−:黒画用紙に紙粉が付着するが、問題とならないレ
ベル。 × :黒画用紙にかなり紙粉が付着し、表面強度が著し
く弱い。
録用紙の表面強度、インクジェット記録適性および白紙
光沢を下記に示す方法で評価し、表1にまとめて示し
た。 [表面強度]JIS−L0849に定められた摩擦試験機
II型(学振型)を用い(摩擦荷重200g)、摩擦子に
黒画用紙を貼り付け、インクジェット記録用紙の光沢面
上を5回往復擦過し、黒画用紙上の紙粉付着部の目視に
より、表面強度を次の基準で判定した。 ○ :黒画用紙に若干紙粉が付着する程度であり、表面
強度が高い。 ○−:黒画用紙に紙粉が付着するが、問題とならないレ
ベル。 × :黒画用紙にかなり紙粉が付着し、表面強度が著し
く弱い。
【0053】[光沢度]JIS−P8142に準じて白紙
部の75℃光沢を測定した。 [目視光沢感]光沢感を目視により評価。 ○ :優れる。 ○−:やや劣る。 △ :劣る。 × :光沢感が全く無い。 [インクジェット記録適性]インクジェットプリンターB
JC420J(キヤノン(株)製、フォトインクカート
リッジBC−22eを使用)を用いて印字を行なった。 (ベタ印字部の均一性)シアンインクとマゼンタインク
の2色混合のベタ印字部の印字ムラ(濃淡ムラ)を目視
にて評価した。 ○ :印字ムラは見られず良好なレベル。 ○−:印字ムラがややあり、実用上やや問題となるレベ
ル。 × :印字ムラが著しく、実用上重大な問題となるレベ
ル。
部の75℃光沢を測定した。 [目視光沢感]光沢感を目視により評価。 ○ :優れる。 ○−:やや劣る。 △ :劣る。 × :光沢感が全く無い。 [インクジェット記録適性]インクジェットプリンターB
JC420J(キヤノン(株)製、フォトインクカート
リッジBC−22eを使用)を用いて印字を行なった。 (ベタ印字部の均一性)シアンインクとマゼンタインク
の2色混合のベタ印字部の印字ムラ(濃淡ムラ)を目視
にて評価した。 ○ :印字ムラは見られず良好なレベル。 ○−:印字ムラがややあり、実用上やや問題となるレベ
ル。 × :印字ムラが著しく、実用上重大な問題となるレベ
ル。
【0054】(印字ニジミ)ブラック、シアン、マゼン
タ、イエローの各色インクのベタ印字部を境界部が互い
に接するように印字し、境界でのニジミを目視にて評価
した。 ○:ニジミは見られず良好なレベル。 △:ニジミがややあり、実用上やや問題となるレベル。 ×:ニジミはが著しく、実用上重大な問題となるレベ
ル。 (インクジェット記録後の印字濃度)黒ベタ印字部の印
字濃度をマクベスRD−914で測定。
タ、イエローの各色インクのベタ印字部を境界部が互い
に接するように印字し、境界でのニジミを目視にて評価
した。 ○:ニジミは見られず良好なレベル。 △:ニジミがややあり、実用上やや問題となるレベル。 ×:ニジミはが著しく、実用上重大な問題となるレベ
ル。 (インクジェット記録後の印字濃度)黒ベタ印字部の印
字濃度をマクベスRD−914で測定。
【0055】[総合評価]印字品位、光沢、表面強度を総
合的に評価。 5:非常に優れる。 4:優れる。 3:普通。 2:やや劣る。 1:劣る。
合的に評価。 5:非常に優れる。 4:優れる。 3:普通。 2:やや劣る。 1:劣る。
【0056】
【表1】
【0057】
【発明の効果】実施例1〜8と比較例1〜6を比較して
明らかなように、本発明で規定するカチオン性共重合体
およびシリカ微細粒子を含有する塗工層を設けたインク
ジェット記録用紙は、優れたインクジェット記録適性お
よび光沢を有する。また、実施例1と実施例9を比較す
ると、キャスト方式で上層を形成した場合の方がより品
質(光沢、印字濃度等)に優れることがわかる。実施例
1と実施例10を比較すると、下塗り層を設けた場合の
方がより品質(にじみ、印字濃度等)に優れることがわ
かる。
明らかなように、本発明で規定するカチオン性共重合体
およびシリカ微細粒子を含有する塗工層を設けたインク
ジェット記録用紙は、優れたインクジェット記録適性お
よび光沢を有する。また、実施例1と実施例9を比較す
ると、キャスト方式で上層を形成した場合の方がより品
質(光沢、印字濃度等)に優れることがわかる。実施例
1と実施例10を比較すると、下塗り層を設けた場合の
方がより品質(にじみ、印字濃度等)に優れることがわ
かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA13 FC06 2H086 BA16 BA33 BA34 BA45 4L055 AG18 AG28 AG62 AG63 AG64 AG65 AG71 AG73 AG89 AG94 AG98 AH50 AJ04 BE09 EA16 EA30 EA32 FA12 FA13 GA09 GA20
Claims (6)
- 【請求項1】基材上に記録層を1層以上設けたインクジ
ェット記録用紙において、いずれかの記録層が、シラノ
ール基及び第3級アミノ基若しくは第4級アンモニウム
塩基を含有するカチオン性共重合体、並びに1次粒子の
平均粒子径が3nm以上40nm以下で且つ2次粒子の
平均粒子径が10nm以上500nm以下であるシリカ
微細粒子を含有することを特徴とするインクジェット記
録体。 - 【請求項2】カチオン性共重合体が、(a)重合性ビニル
単量体60〜99重量%、(b)分子中に第3級アミノ基
又は第4級アンモニウムを有するビニル単量体0.5〜
20重量%、および(c)エチレン性不飽和シラン単量
体0.5〜20重量%、を共重合させてなることを特徴
とする請求項1記載のインクジェット記録体。 - 【請求項3】前記いずれかの記録層が、インクが付与さ
れる側の層(上層)であり、且つキャスト方式で形成さ
れてなる請求項1または2記載のインクジェット記録
体。 - 【請求項4】前記カチオン性共重合体を含有する記録層
が前記シリカ微細粒子を含む顔料を含有し、全顔料10
0重量部に対して、前記カチオン性共重合体を10〜1
00重量部含有することを特徴とする請求項1、2また
は3記載のインクジェット記録体。 - 【請求項5】(a)重合性ビニル単量体が、スチレン、
ビニルトルエン、α−メチルスチレン、及びアルキル基
の炭素数が1〜18の範囲にある(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル類よりなる群から選ばれる少なくとも1
種である、カチオン性共重合体を含有することを特徴と
する請求項2、3または4記載のインクジェット記録
体。 - 【請求項6】前記カチオン性共重合体が、第3級アミノ
基若しくは第4級アンモニウム塩基を有するカチオン性
単量体をその構成単量体として含み、該カチオン性単量
体が一般式(I) 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2及びR
3はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を示し、
XはO(酸素原子)又はNH基を示し、R4は炭素数2
〜5のアルキレン基を示し、水酸基を置換基として有し
ていてもよい。)で表されるジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリレートおよびジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリルアミド、並びにそれらの第4級アンモ
ニウム塩よりなる群から選ばれる少なくとも1種である
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のイン
クジェット記録体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056837A JP2000247021A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | インクジェット記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002293002A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-09 | Sakata Corp | インクジェット記録媒体 |
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| US6743850B2 (en) * | 2001-10-26 | 2004-06-01 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Cationic polymer and inkjet recording sheet |
| WO2006077858A1 (ja) * | 2005-01-18 | 2006-07-27 | Oji Paper Co., Ltd. | 光沢インクジェット記録用紙 |
| JP2006272857A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット記録シート |
| JP2008260299A (ja) * | 2001-08-31 | 2008-10-30 | Eastman Kodak Co | インクジェット記録要素 |
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| CN115821275A (zh) * | 2022-07-15 | 2023-03-21 | 宁波吉海金属科技有限公司 | 一种航空铝管常温酸洗光亮液 |
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-
1999
- 1999-03-04 JP JP11056837A patent/JP2000247021A/ja active Pending
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