JP2000247265A - 車載用画像記録システム - Google Patents

車載用画像記録システム

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JP2000247265A
JP2000247265A JP11376609A JP37660999A JP2000247265A JP 2000247265 A JP2000247265 A JP 2000247265A JP 11376609 A JP11376609 A JP 11376609A JP 37660999 A JP37660999 A JP 37660999A JP 2000247265 A JP2000247265 A JP 2000247265A
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vehicle
image
road surface
camera
vehicle body
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JP11376609A
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Tamaki Ohashi
環 大橋
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TUNER KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自車の動きを記録することで、自車の運転の
仕方を監視し、運転者自身の安全運転の意識が向上する
ので、自動車事故が減少すると共に、万が一事故に遭遇
した場合でも、運転者自身の安全運転の証である自車の
動きが証明できるように、自車と路面との関係を捉える
画像記録システムを提供する。 【解決手段】 自車Pの車体の一部と、自車Pの動きに
関連する路面B1とを撮像する路面視カメラ2aを自車
Pのフロント前方側部に後方下向きに、また自車Pの車
体の一部と、前方の路面および外景を撮像する前方向視
カメラ2bを車内天井の前方位置にそれぞれ設け、前記
各カメラにより撮像された画像を運転中、常に蓄画する
画像記録手段4及びその画像を表示し作動を点検するモ
ニター手段5を備えて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願は、運転者自身が運転す
る自己の自動車(以下単に自車という)の動き及びその
周辺の状況を自車の一部と自車の動きに関連する路面と
を写すように取り付けられた撮像手段によって撮像し
て、自車の動きを画像情報として記録し運転者に自分の
運転状況が全て記録されることを自覚させることで、安
全運転をうながすとともに、万が一に自動車事故に遭遇
した場合でも前記画像情報の記録により、事故の瞬間及
びその直前における自車の動きを証明して、事故の原因
究明に大きく役立たせることができるので、運転者自身
に安全運転の遂行の重要性を意識づけることを目的とし
た車載用画像記録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車が事故に遭遇した場合の事
故発生前の一定時間から事故発生までの状況を記録し
て、事故原因の解析資料に供するための自動車運行状況
記録方法およびその実施装置は、例えば特開平5−20
59号公報、同5−29418号公報、同5−1371
44号公報及び同5−345547号公報などにおいて
公知である。
【0003】即ち、特開平5−20592号公報(以下
第1公知例という)に示されるものは、自動車前方位置
に、その前方における自動車外景を画像情報として入力
する画像入力装置を備え、さらに、この画像入力装置
を、エンジンの始動により作動し、エンジンの停止信号
によりその作動を停止するように構成されると共に、時
刻、車速及び自動車の加速・減速データのうち少なくと
も一つのデータが入力されるように構成された制御装置
と、該制御装置からの出力データを記録する記録装置と
を備えて成るものである。
【0004】また特開平5−294188号公報(以下
第2公知例という)に示されるものは、車室内に、車両
外の映像を撮像する車載カメラを備え、さらに車載カメ
ラの映像を画面に映し出す車載ディスプレーと、この車
載ディスプレーの映像を記録する耐熱性筺体に収納され
た車載用画像記録装置と、前記車載カメラからの信号を
前記車載ディスプレイ、または前記車載用画像記録装置
へ選択的に切り換えて出力する信号切換手段と、車両の
所定時間当たりの急制動量を検出する急制動検出手段
と、この急制動検出手段の検出結果が予め設定された制
動量を越えた時のみ、前記信号切換え手段を前記車載用
画像記録装置に切り換えると同時に、該車載用画像記録
装置に映像信号の記録動作を行なわせるように制御する
制御手段とを具備して成るものである。
【0005】また特開平5−137144号公報(以下
第3公知例という)に示されるものは、ディジタル電子
カメラを車両の座席の天井部に設置し、運転時は常時前
方の状況を撮影し、その撮影した像をメモリカードに記
録し、メモリ容量が一杯になった後は、順次最も古いデ
ータが最新のデータでオーバライトされ、運転中に急ブ
レーキを踏んだとき、急ブレーキ状態のセンサにより緊
急信号が発生し、急ブレーキ発生位置が画像に記録され
ると共に、その位置から一定駒数撮影されて記録動作が
停止する構成のものである。
【0006】さらにまた特開平5−345547号公報
(以下第4公知例という)に示されるものは、車両の前
方の領域または/および車両の後方の領域を指向する電
子的検査装置を例えば自動車のフロントバンパ上又は内
側等に備え、さらにこの電子的検査装置に画像蓄積装置
を接続して成るものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今日自動車
は、人間生活上近来全く不可欠の必需用具であるが、反
対に殺人凶器ともなり、年間自動車事故に依る死者は世
界中で数万人以上と推定され、それに関連してケガする
人はその数十倍とも推定出来る。それ程自動車運転は恐
ろしい危険を有するものであるため、これの運転には法
で定められた免許を与えて制限しているが、一旦免許を
有した者は、運転の都度どのような状況下で自動車を運
転しているかについては、只法律が有るのみで、法規の
遵守をしているか否かだけでは、安全運転をしている証
明とはなり得ない所に現在の自動車事故の増加が有ると
言っても過言ではない。
【0008】この問題について、本願発明者は経験上か
ら以下のように思料する。即ち、今や自動車は人類の日
常生活と一体不可欠の時代に来ている。従って自動車事
故の起きない交通ルールが求められるが、現状では自動
車運転の法規をいくら厳しくしても、運転者の考え方が
安全運転よりも先を急ぐという気持ちが優先している状
態では、自動車事故を減少するという方向は全く望めな
い。
【0009】自動車に乗り一旦運転を始めると、誰でも
ガラリと人格が変わるとまで言われている。このこと
は、ドア一枚で車内が密閉され外部とのコミュニケーシ
ョンが断たれてしまうことで、運転者自身が精神的に閉
鎖的になる所に在るとも言われているので、自動車外の
教室で、いくら道路交通法規の講習を繰り返しても、自
動車の運転はできるようになるが、運転の仕方、運転の
善し悪しは、運転者本人のマナーに依存するので、自動
車事故は簡単に減少しない。
【0010】そして、万が一自動車事故が発生した場合
には、事故後になってその事故の原因究明をすることに
なることから、事故現場での原因究明には、当事者の証
言が重視されるため、事故に不慣れな者または被害者で
ありながら死亡した場合は、その被害者がむしろ事故の
原因者にされるケースが多くあるように感じる。残念な
ことに、どのような運転をしていたかを明確に証明する
手段がないことから、加害者の側が真実を証言するので
はなく、言い逃れしたほうが得であるというような風潮
さえ生まれてくる。
【0011】自動車事故が皆無になることは、萬人が願
っていることであり、往々にして「この車は法規を守っ
て運転しています」とか、「高速道で八十キロ以下で運
転しています」とか、「遵法運転車ですからどうぞお先
に」とかの文言が車体の一部に書いて有る車を見掛けま
すが、もし、この様な自ら安全運転を宣言している車が
事故に関係し、しかも自分の側に事故に対する手落ちが
全く無いとしても、本当にそう言う運転がされているか
どうかは監視装置もなければ、それをどう証明出来るか
である。
【0012】自動車事故の原因は、最後に止まった位置
や、それぞれの関係車輌の向き具合や、それぞれの車の
キズ跡また路面に残されたタイヤの跡などの状況証拠で
判断されるが、実際上は、それだけでは、事故の本当の
原因解明には不充分であり、場合によっては、原因が全
く分からぬ状況の形になることさえ有る。それ故、事故
の時全く非の打ち所の無い安全運転を行っていたとして
も、それが証明できなければ単なる言い逃れにしか取ら
れず、その結果、重大な事故の原因者にされてしまう様
なことも想定される。ましてや真実被害者で有った場合
でも、死亡してしまった後に検証の結果で加害者にされ
ても、釈明の方法が無く、遺族が多額の賠償金の請求を
受けるという憂き目に落とされることも想定される。
【0013】ところで、自動車が事故に遭遇する態様に
ついて検討するに、例えば交叉点において自車が一時停
止している状態で他人が運転している自動車(以下他車
という)が右折または左折して接触事故を起こし、或い
は支線から本線に侵入すべく、その分岐地点で一時停止
している状態で、本線を走行中の他車と接触事故を起こ
し、或いは、自車が、直進している状態で他車が側方か
ら近接して接触事故を起こした場合において、自車が事
故時に真実一時停止中であったか或いは真実直進中であ
ったかが事故発生原因の究明に極めて重要であることは
明らかなところである。
【0014】そこで事故に遭遇した場合に最も重要とな
るのは、事故の瞬間及びその直前における自車の動きで
ある。即ち自車が一時停止していたか或いは直進してい
たかを明らかにするのは、路面に対する自車の動きであ
り、この事実は、自車の車体の一部と自車の動きに関連
する路面、および、自車の車体の一部と前方、後方また
は側方の路面および外景との関係の記録によって担保さ
れる。
【0015】ところが、すでに述べた従来公知の構成に
よれば、第1公知例における画像入力装置は、ダッシュ
ボード部分や車外のラジェターグリル近傍などに設けて
専ら自動車の前方における外景を撮像する構成のもので
あり、また第2公知例における車載カメラは、フロント
の位置に設けて車両の外の映像をとらえる構成のもので
あり、また第3公知例におけるディジタル電子カメラ
は、座席の天井部に設けてバックミラーに写る背景も含
むように車両の前方の状況を撮像する構成のものであ
り、さらにまた第4公知例における電子的検査装置は、
前部バンパーまたは/および後部バンパーに設けて専ら
車両の前方または/および車両の後方の外景を撮像する
構成のものである。
【0016】即ち上記したいづれの公知例の場合も、撮
像手段は走行路面の一部を撮像可能であるとしても、車
両の外景の状況変化を概括的に捉えて自車に対する対象
物の関係を把握する思想のものであって、運転中は常時
自車の動きを監視する役目をはたしたり、自車を運転す
る運転者自身の運転の仕方を取り締まるということはで
きない。万が一に自車が事故に遭遇した場合にも、自車
の直接的な事故乃至その事故に基因して続いて発生する
二次的事故などにおいて、極めて重要な証となる自車の
動きを明瞭に証明する資料としては、極めて不充分で信
頼性の乏しいものであった。
【0017】特に第2公知例によれば、急ブレーキが作
動しないかぎり、事故に遭遇したときの自車の動きを撮
像することができないので、例えば、自車が停車中であ
ることを明らかにする撮像の記録ができないという欠点
を有する。
【0018】そこで、上記した点に鑑み、本願車載用画
像記録システムは、あくまでも自車の車体の一部と自車
の動きに関連する路面を写すように取り付けられた路面
視カメラと、自車の車体の一部と前方、後方または側方
の路面および外景を写すように取り付けられた方向視カ
メラとにより、自車の動きを少なくも運転中は常に記録
することで自車を監視する役目をはたし、自車を運転す
る運転者自身の運転の仕方を取り締まることを第一の目
的にしたものである。
【0019】従って、自車に本システムを装備し、適時
カメラの作動点検をするとともに、運転中は常に本シス
テムを作動させておくことでカメラにより自車の車体の
一部と車体直下の近傍の路面および自車の車体の一部と
自車の前方、後方または側方の路面および外景とを写す
ことによって、運転者自身の運転状況が微に入り細に入
り常に監視されていることから、運転者自身が本システ
ムの監視の基に運転していることになり、これを運転者
自身が意識して間違いの無い安全運転を常に心掛けるこ
とになる。
【0020】そして本願は、上記したように自動車の運
転中は常に自車の動きを監視記録する装置であり、萬一
の事故時に、其の記録が重要な証拠として残すことを目
的としたもので有るから、萬一の事故時に装置に不具合
なことが有り、目的としての記録が不満足な状態の発生
を防ぐためには、可能な限り自車の運転時に常時装置の
点検をすることは重要なことである。
【0021】従って、各カメラが正常に作動しているか
否かの作動点検が最重要の課題であり、常に作動点検は
繰り返し行う必要がある。たとえば、この監視装置は運
転開始前に作動点検を必ずやることと決めてあったとし
ても、忘れずにその都度行うことはなかなか出来るもの
ではなく、いつどこででも容易で簡単に作動点検ができ
る必要がある。
【0022】そこで本願は、カメラの方向がズレていた
り、泥や雨によりカメラのレンズが汚れていたり、断
線、カメラ自体の故障等々があって、万が一の事故が発
生したときに故障を知らなかったとか、あとで蓄画され
ていなかったということがないように、常にシステムの
作動各カメラの点検確認をすることを目的として、運転
中に交差点での左右の確認をしたり、車庫入れの時の後
方を見たりして点検をするための表示機能を備えたシス
テムである。
【0023】即ち、本願システムでは、作動点検用のモ
ニター手段を車内に設け、適時カメラの作動試験を行え
る機能を備えている。例えば交差点等において簡単に触
れるだけで瞬時に任意のカメラの画像を切り換えてディ
スプレーに表示することで、運転の安全確認を行いなが
ら常に作動試験を行える。つまり、これから点検をする
のだという意識をもつことなく、通常の運転中に必然的
に点検をしていることになる。
【0024】このように本願は非常に簡単で常に点検を
行える機能を有したシステムである。従って、本願シス
テムを装備することで、車の運転中が常に遵法と安全運
転に終始することになる。自動車事故の減少にはこのこ
とが一番大切なことである。また、万が一事故に遭遇し
た場合でも、自ら安全運転をして自車の車体の一部と車
体直下の近傍路面および自車の車体の一部と前方、後方
または側方の路面および外景とを写すことで、自車の動
きの一部始終が確実に記録された本システムにより、自
己の運転の正当性が証明できることから、安心感をもっ
て運転をすることができる。従って多額の費用を負担し
ても、人命に代え難いことから、本システムを装備する
ことで、本当の意味での安全運転宣言車となり、これが
通常化することにより安全運転の徹底がはかられて、自
動車事故の著しい減少をもたらすものを期待するところ
である。この本システムが全部の車に装着されれば、自
動車事故はこの世の中から全く消えてなくなると言って
も過言ではない。これが本システムの最終の目的であ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するために、自車の車体の一部と自車の動きに関
連する路面を撮像する路面視カメラと、自車の車体の一
部と前方の路面および外景を撮像する前方向視カメラま
たは自車の車体の一部と後方の路面および外景を撮像す
る後方向視カメラまたは自車の車体の一部と側方の路面
および外景を撮像する側方向視カメラの少なくとも一つ
の方向視カメラとを有した撮像手段及び該撮像手段の画
像を蓄画する画像記録手段とを備え、自車の運転中は常
に作動し蓄画することを特徴とするものである。
【0026】上記した各撮像手段の組合せは、各カメラ
の撮像する自車の車体の一部と、車体直下の近傍路面お
よび外景との関係で、自車の動きが明確になるので特に
重要である。
【0027】また上記において、車体直下の近傍の路面
が、車体の直下の路面を含み好ましくは車輪の近傍路面
を含む車体の側方の路面である。
【0028】路面視カメラは、好ましくは、車体の前方
側部に後方下向きに、または、後方側部に前方下向きに
設けられ、さらに車体の前後または/および左右の各位
置に設けられる。また、走行中における撮像の明瞭さを
確保するために、路面視カメラを車体の上方側部に下向
きに設ける。
【0029】また、自車の走行状態をより明瞭に確認す
るために、方向視カメラが車体の一部を含む路面および
外景を撮像し、自車の周辺を広く撮像できるように、前
方向視カメラまたは後方向視カメラを車体の前後または
/および左右位置に設ける。
【0030】また、接触事故に多く関係する自車の側方
路面の撮像をより確実に行うために、前方向視カメラを
車体後方側部に前方を指向するように、また後方向視カ
メラを車体の前方側部に後方を指向するように設ける。
【0031】また、自車の運転の安全を確保し撮像手段
の点検確認をするために、自車内に、撮像手段の撮像画
像を表示するモニター手段を備える。
【0032】また、画像記録手段が、各カメラから得ら
れた画像情報をそれぞれ蓄画する記録部から成る。
【0033】また、画像記録手段が、各カメラから得ら
れた画像情報を、カメラ数に相当して分割した複数の領
域にそれぞれ割り当てて一画面に合成するアダプタと、
該合成アダプタからの合成画像を蓄画する記録部とから
成り、前記モニター手段が、各カメラで撮像される撮像
画像を選択する選択手段と、それにより選択された画像
を表示するディスプレーとから成る。
【0034】さらにまた、撮像手段による撮像画像に撮
像の日時情報を付加する手段を備えて成るものである。
【0035】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本願発明の実
施の態様を詳述する。本願は、自動車の種類としては、
大型自動車、普通自動車、小型自動車、軽自動車及び特
殊自動車などがあるがこれら全てを包含し、運転者自身
が運転するこれらの自動車を以下自車Pという。
【0036】図1において、横長方形状の輪郭線1は自
車P(普通自動車)の車体を直上から平行光線により投
影した輪郭を示し、また輪郭線1で囲まれた交叉斜線で
示す領域Aは自車Pの直下に相当し、さらに輪郭線1の
外側の一方向斜線で示す領或Bは、自車Pの車体直下の
近傍を示している。
【0037】図2及び3は、撮像手段2としてビデオカ
メラ、ディジタル電子カメラなどに用いられるCCDカ
メラから成る路面視カメラ2aおよび方向視カメラ2b
とから成り、路面視カメラ2aを自車Pのフロント上面
前方の左側部に後方下向きに取り付けて、自車Pの車体
の一部および車輪の左前輪3aの近傍領域の路面を撮像
可能とし、かつ、方向視カメラ2bを自車Pの例えば車
内天井前方の左右幅の中央位置に前方を指向するように
取り付けて、自車Pの車体のフロント一部および前方向
に広がる路面および外景、例えば路肩,ガードレール,
道路標示、風景などを撮像可能とした場合の第1実施例
における平面図及び側面図を示している。
【0038】この構成によれば、路面視カメラ2aによ
り自車Pが走行する車体直下の近傍の前方領域B1の路
面と、前輪3a近傍の車体の一部とを捉えることができ
ると同時に、前方向視カメラ2bにより、自車Pのフロ
ント一部とその走行方向の前方に広がる路面および外景
とを捉えることができ、これらによって自車Pと車体直
下の近傍路面との関係のみならず、自車Pとその運転環
境を同時に撮像することができ、このことはまた、自車
Pが万が一の事故に遭遇したときの事故現場における仔
細な情報や事故に遭遇するまでの自車Pの動きを記録し
て、事故の公正な解明資料に提供することができる。
【0039】そして、実施図における矢印で示す広い領
域は、カメラ画角を約60°とした場合を示している
が、約60°に限定されるものではなく、配置場所から
の車体近傍の鮮明さや視界範囲、取付時の調整の簡便さ
や車体振動による経時的ズレを考慮すると好ましくは、
50°〜85°の範囲が有効である。またカメラの画角
が広い場合には、近くのものが広く写り、画角が狭い場
合には、遠くの物が大きく撮せるので、それぞれカメラ
の取付場所によって必要な画角で配置される。
【0040】また、本願は、自車Pの車体の一部と車体
直下の近傍路面および自車Pの車体の一部と前方、後方
または側方の路面と外景の関係を写すカメラ配置である
以上、どこに取り付けた場合でも自車Pの車体の一部が
入るのは当然である。
【0041】なお、自車Pの車体の一部と車体直下の近
傍路面および自車Pの車体の一部と前方、後方または側
方の路面と外景との関係を撮像する他の方法としては、
自車Pの本体側面から突出しているサイドミラーにカメ
ラ2aを設けてもよく、この場合は、撮像画面に前輪3
aを含ませることも可能である。
【0042】また、図示していないが、カメラ2aは、
レンズ前面が汚れた場合に洗浄する機能が備えられてい
てもよく、またさらに防水された保護ケースに納めら
れ、撮像方向がケース内または外から調整可能である場
合も含む。
【0043】図4Aは、撮像手段2と、画像記録手段4
とモニター手段5と、日時記録手段6とから成る画像記
録システムの構成を示しており、撮像手段2により撮像
した画像は、例えば後部座席の下部などに内蔵した画像
記録手段(フイルム、ビデオテープ、光,磁気ディス
ク、半導体メモリーなどの記録媒体を用いた装置)4の
記録部に蓄画される。また、この画像記録手段4に、撮
像手段2により撮像した画像に撮像日時を同時に記録す
るための日時記録手段6が設けてある。
【0044】前記撮像手段2は、路面視カメラ2aと方
向視カメラ2bとから成り、また画像記録手段4は、前
記撮像手段2を構成する2台のカメラ2a,2bにより
それぞれ撮像された画像を、それぞれ蓄画する記録部8
a,8bとから成り、この画像記録手段4は、例えば自
動車が事故に遭遇した場合でも破損する惧れのない例え
ば後部座席の下部に堅牢な筐体で内蔵される。さらにま
た、撮像手段の作動を点検するモニター手段5が、前記
路面視カメラ2aと方向視カメラ2b及びテレビ画像、
ナビゲーション画像のうち、そのいづれかを選択する選
択手段9とディスプレー10とから成り、これが、例え
ば運転者の最も見易いダッシュボード上に設置される。
なお本願発明において、画像記録手段4は上記以外の如
何なる手段も限定するものではなく、その時代が最も適
合した方式を採用することは当然のことである。
【0045】また、画像記録手段4は、好ましくは、記
録媒体の取り出し交換及び記録部8a,8bの運搬など
比較的取り扱いが容易な構造であるものと、機械的強度
に優れた保護ボックス内に納められ、かつ、外気を遮断
した若干減圧された状態の構造のものとの2組を備え
て、車内の異なる箇所に設置される。
【0046】しかして、例えばエンジンが始動したとき
に作動する自動作動手段11により、撮像手段2および
画像記録手段4を作動すると、カメラ2aおよび2bに
より撮像された各画像は、日時記録手段6による日時情
報と共に画像記録手段4の記録部8aおよび8bに蓄画
される。また、モニター手段5の選択手段9を操作する
ことにより、カメラ2a,2bによって、それぞれ撮像
された画像、テレビ画像及びナビゲーション画像のいづ
れか一つの画像がディスプレー10に表示される。
【0047】このモニター手段5は、カメラの方向がズ
レていたり、泥や雨によりカメラのレンズが汚れていた
り、断線、カメラ自体の故障等々があって、万が一の事
故が発生したときに、故障を知らなかったとか、あとで
蓄画されていなかったということがないように、常にシ
ステムの作動各カメラの点検確認をすることを目的とし
て、運転中に交差点での左右の確認をしたり、車庫入れ
の時の後方を見たりして点検をするための表示機能であ
る。
【0048】即ち本願システムでは、作動点検用のモニ
ター手段を車内に設け、適時カメラの作動試験を行える
機能を備えている。例えば交差点等において簡単に触れ
るだけで瞬時に任意のカメラの画像を切り換えてディス
プレーに表示することで、運転の安全確認を行いながら
常に作動試験を行える。つまり、これから点検をするの
だという意識をもつことなく、通常の運転中に必然的に
点検をすることができる。
【0049】例えば図2における路面視カメラ2aを、
図4Aにおける路面視カメラ2aに対応させると、運転
中において、左折する時に自車Pの車体の前位置に取り
付けられた路面視カメラ2aの撮像画像を、前記選択手
段9の選択操作によりディスプレー10に表示して車体
直下の近傍路面の安全確認を行うことで、常に本システ
ムの写り具合や故障がないかを点検確認することができ
るので、極めて重要な機能である。
【0050】さらに、この単独に蓄画される各画像に日
時情報が共通に蓄画されていることにより、万が一の事
故の後で検証等に日時の特定のみならず、複数の画像を
選んで再生したときに、それぞれの画像に時間的ずれが
生じた場合でも、これを日時情報に合わせて時間のずれ
が無いように容易に調整を行うことができる。
【0051】このようにして、撮像手段2は、少なくと
もエンジンの作動中、撮像を継続し、その画像は、画像
記録手段4に蓄画される。なお、撮像及び蓄画状態はエ
ンジンが停止してから一定時間後自動的に停止する。
【0052】また、この自動作動とは別にエンジン作動
にかかわりなく人為的操作による例えば手動作動手段1
2により任意に撮像及び蓄画の作動制御を行えることは
もちろんである。
【0053】そして、通常は、エンジンの再始動により
画像の記録は、その以前の蓄画停止状態から続いて蓄画
開始され、たとえば磁気テープによる蓄画方法では、複
数の磁気テープを用い、蓄画中の磁気テープの終端付近
で、次の磁気テープに同じく蓄画を始め一定の間両テー
プに同一画像が蓄画されてエンドレスに画像情報が途切
れることなく蓄画する方式がとられる。
【0054】しかして、自車Pが万が一の事故に遭遇し
たとき、画像記録手段4の記録部8aおよび/または8
bから磁気テープを引き出して再生し、事故原因の解明
の資料に供するものである。
【0055】上記において、仮に自車Pが事故により大
破したり或いは燃えた場合でも、画像記録手段4は、機
械的強度にすぐれた保護ボックス内に収められていれば
事故原因の解明を支障無く達成することができる。
【0056】なお、停車中等の蓄画を停止している時に
すでに蓄画された画像情報を車載のディスプレー10に
再生表示して、正常に蓄画されているかなど本システム
の作動点検を行えることはもちろんである。
【0057】図5は、ディスプレー10に写し出された
画像を示しており、図5Aは路面視カメラ2aにより、
また図5Bは前方視カメラ2bによりそれぞれ撮像され
た画像の一例を示している。
【0058】即ち、路面視カメラ2aによれば、図5A
で示すように、路面Rと前輪3aをカバーするフェンダ
ー15の一部を含む自車Pの車体の一部とを同時に撮像
することができ、かつ、撮像された画像と共に日時記録
手段6により記録部8aに蓄画された日時16も表示さ
れる。また前方視カメラ2bによれば、図5Bで示すよ
うに、走行路面と共に自車Pのフロントの一部と路肩1
7と道路標示(車線)18と対向車P’とを同時に撮像
することができ、かつ、日時記録手段6により記録部8
aと同時に記録部8bに蓄画された撮影の日時16も表
示される。なお、この日時16の表示は必要に応じ非表
示することもできる。
【0059】図4Bは、図4Aにおける画像記録手段4
の他の方式を用いた実施例を示すシステム図であり、撮
像手段2は、路面視カメラ2aと方向視カメラ2bとか
ら成り、また画像記録手段4は、前記撮像手段2を構成
する2台のカメラ2a,2bによりそれぞれ撮像された
画像をそのカメラ数に相当して分割した2個の領域即ち
図中Hで示すように、2個の領域HaとHbにそれぞれ
割り当てて、一画面に合成する合成アダプタ7と記録部
8とから成り、この画像記録手段4は、例えば自車Pが
事故に遭遇した場合でも、破損する惧れのない例えば後
部座席の下部に堅牢な筐体で内蔵される。さらにまた、
撮像手段2の作動を点検するモニター手段5は選択手段
9とディスプレー10とから成り、これが運転者の最も
見易い例えばダッシュボード上に設置される。なお本願
発明において、画像記録手段4は、上記以外の如何なる
手段も限定するものではなく、その時代の最も適合した
方式を採用することは当然のことである。
【0060】しかして、例えばエンジンが始動したとき
に作動する自動作動手段11により、撮像手段2および
画像記録手段4を作動すると、路面視カメラ2aと前方
向視カメラ2bとによりそれぞれ撮像された各画像は、
合成アダプタ7により一画面に合成され、この合成画像
は日時と共に記録部8に蓄画される。
【0061】また、選択手段9を操作することにより、
カメラ2a,2bによってそれぞれ撮像された画像、テ
レビ画像、ナビゲーション画像及び合成画像のいづれか
一つの画像がディスプレー10に表示される。そして前
記同様に、走行前の撮像手段の作動点検、また、車庫出
入れ時の周囲の安全確認や交差点等での周囲の安全確認
を行うことで、常に撮像手段の写り具合や故障がないか
点検確認をすることができる。
【0062】このようにして、エンジンの作動中、撮像
手段2は撮像を継続し、その画像は画像記録手段4に蓄
画される。なお、撮像及び蓄画状態はエンジンが停止し
てから一定時間後自動的に停止する。また、この自動作
動とは別に、エンジン作動にかかわりなく人為的操作に
より例えば手動作動手段12により任意に撮像及び蓄画
の作動制御を行えることはもちろんである。
【0063】しかして、自車Pが万が一の事故に遭遇し
たとき、前記同様に画像記録手段4の記録部8から磁気
テープを引き出して再生し、事故原因の解明の資料に供
するものである。
【0064】なお、停車中等の蓄画を停止している時
に、すでに蓄画された画像情報を車載のディスプレー1
0に再生表示して、正常に蓄画されているかなど本シス
テムの作動点検を行えることは前記と同様である。
【0065】なお図2,3で示す実線は、前方向カメラ
2bを車内における天井前方の左右幅の中央位置に、前
方を指向するように取り付けた場合を示したが、同図仮
想線は、前方向視カメラ2bに代えて、後方向視カメラ
2cを車内における天井後方の左右幅の中央位置に後方
を指向するように取り付けた場合を示している。
【0066】この構成によれば、路面視カメラ2aによ
り自車Pが走行する車体直下の近傍の前方領域B1の路
面と、前輪3a近傍の車体の一部とを捉えることができ
ると共に、後方向視カメラ2cにより、走行路面と共に
自車Pのリヤ一部と後方に広がる路面および外景とを捉
えることができる。
【0067】なお上記において、前方向視カメラ2bと
後方向視カメラ2cとをそれぞれ取り付けてもよいこと
は勿論であり、この構成によれば、自車Pの前後方向に
おける路面および外景を同時に捉えることができる。
【0068】図6,7は、路面視カメラ2aの取付状態
を変更することなしに、自車Pの側方を指向するように
側方向視カメラ2dを、自車Pの天井の前後方向におけ
る中間位置の左側部に取り付けた場合の第2実施例にお
ける平面図と側面図を示している。
【0069】この構成によれば、路面視カメラ2aによ
り、車体直下の近傍領域B1の路面と前輪3aの近傍の
車体の一部とを撮像することができると共に、側方向視
カメラ2dにより自車Pの車体左側部の一部と走行中に
おける左側方に広がる路面および外景をも同時に撮像す
ることができる。
【0070】図6の仮想線は、第2実施例において、側
方向視カメラ2dを自車Pの天井の前後方向における中
間位置の右側部に取り付けた場合を示している。
【0071】なお、上記において、側方向視カメラ2d
を、自車Pの天井の前後方向における中間位置の左,右
側部にそれぞれ取り付けてもよいことは勿論であり、こ
の構成によれば、自車Pの車体左右側部の一部と走行中
における路面および外景を同時に捉えることができる。
【0072】図8,9は、路面視カメラ2aの取付状態
を変更することなしに、後方向視カメラ2cを、自車P
のフロント前方の左側部に後方を指向するように、取り
付けた場合の第3実施例における平面図と側面図とを示
している。
【0073】この構成によれば、後方向視カメラ2cに
より、自車Pのほぼ全長にわたる側面部および車体直下
の近傍路面を含む広い範囲の後方の路面および外景を捉
えることができる。そして、この場合、カメラ2cの取
付位置は路面視カメラ2aとほぼ同一位置で並べる他に
同一の保護ケース内に納めることもでき、この場合撮像
装置として小型化に出来る。
【0074】図8,9の仮想線は、第3実施例におい
て、後方向視カメラ2cに代えて、前方向視カメラ2b
を、自車Pのリア後方の左側部に前方を指向するように
取り付けた場合を示している。
【0075】この構成によれば、前方向視カメラ2cに
より、自車Pのほぼ全長にわたる側面部および車体直下
の近傍路面を含む広い範囲の前方の路面および外景を捉
えることができる。
【0076】なお、上記において、後方向視カメラ2c
と前方向視カメラ2bを、それぞれ自車Pのフロント前
方の左側部とリヤ後方の左側部に取り付けてもよいこ
と、さらに自車Pの右側部にも取り付けてもよいことは
勿論であり、自車Pの側面部および車体直下の近傍路面
を含む前後方向の路面および外景を支障なく捉えられる
ことができ、この構成によれば、同一側部において後方
向視カメラ2d乃至前方向視カメラ2bのいづれか一方
がレンズの汚損や故障などにより撮像が困難となった場
合でも、そのいづれか他方によって、自車Pの側面部お
よび車体直下の近傍路面をを支障なく捉えられることが
でき、カメラレンズの洗浄機能にたよることなく撮像記
録の保持ができ信頼性を高めることができる。
【0077】図10,11は、図2,3に示す第1実施
例において、前方向視カメラ2b乃至後方向視カメラ2
cの取付状態を変更することなしに、路面視カメラ2a
のみの取付状態を変更した場合の第4実施例における平
面図及び側面図を示している。
【0078】即ち、路面視カメラ2aを、自車Pの後方
の左側部に前方下向きに取り付けて成り、この構成によ
れば、路面視カメラ2aにより、自車Pが走行する車体
直下の近傍の後方領域B2と後輪3b近傍の車体の一部
とを捉えられることができる。
【0079】図12,13は、図2,3に示す第1実施
例において、前方向視カメラ2b及び後方向視カメラ2
cの取付状態を変更することなしに、路面視カメラ2a
をフロントバンパー13aの左側部位置に取り付けた場
合の第5実施例における平面図及び側面図を示してい
る。
【0080】この構成によれば、図14で示すように自
車Pの車体直下の領域Aを含み、かつ、前輪3aの左車
輪の一部とその近傍領域B2の路面を撮像することがで
き、これによって、路面上における車輪の軌跡を記録す
ることができる。
【0081】図15,16は、図2,3に示す第1実施
例において、前方向視カメラ2b及び後方向視カメラ2
cの取付状態を変更することなしに、路面視カメラ2a
をリアバンパー13bの左側部位置に取り付けた場合の
第6実施例における平面図及び側面図を示している。
【0082】この構成によれば、自車Pの車体直下の領
域Aの一部を含み、かつ、後輪3bの左車輪の一部とそ
の近傍領域B4の路面を撮像することができ、これによ
って路面上における車輪の軌跡を記録することができ
る。
【0083】なお、上記したいづれの実施例も、単一の
路面視カメラ2aと、単一の方向視カメラ(前方向視カ
メラ2b,後方向視カメラ2c,側方向視カメラ2d)
を用いた場合について示したが、複数の路面視カメラ2
aを自車Pの前後または/および左右位置に取り付ける
と共に、複数の方向視カメラも亦死角領域が生じないよ
うに自車Pの前後または/および左右位置に取り付けて
もよいことは勿論である。
【0084】図17,18は、撮像手段2として、4台
の路面視カメラ2aを自車Pのフロント前方及びリア後
方の左右側部位置に後方下向きおよび前方下向きにそれ
ぞれ取り付け、さらに、前方向視カメラ2b及び後方向
視カメラ2cを自車Pの車内の天井前方及び天井後方の
左右幅の中央位置に、前方及び後方に指向するように取
り付けて、ほぼ死角の生じない撮像状態とした場合の第
7実施例における平面図及び側面図を示している。
【0085】この構成によれば、4台の路面視カメラ2
aにより自車Pの車体直下の近傍領域のほとんどの路面
を捉えることができると共に、自車Pの車体前後の一部
と走行方向における前後の路面および外景を広い範囲で
捉えることができ、これによって、信頼性の極めて高い
撮像情報を蓄画することができる。
【0086】図19は、上記した第7実施例における画
像記録システムの構成例を示している。即ち撮像手段2
が4台の路面視カメラ2aと2台の方向視カメラ2b,
2cとから成り、この6台のカメラにより、それぞれ撮
像された画像は、カメラ数に相当して分割した6個の領
域即ち図中Hで示すHa乃至Hfにそれぞれ割り当て
て、一画面を合成する合成アダプタ7を介して画像記録
手段4の記録部8に蓄画される。
【0087】また、この画像記録手段4に蓄画された画
像には、日時記録手段6により、その撮像日時が同時に
記録される。
【0088】さらにまた、自車Pの例えばダッシュボー
ド上には、各カメラによって撮像される画像を表示し作
動を点検するモニター手段5が設置されている。このモ
ニター手段5は、前記各カメラによってそれぞれ撮像し
た画像のほかにテレビ画像,ナビゲーション画像及び前
記合成アダプタ7において合成された合成画像のそれぞ
れを選択する選択手段9と、該選択手段9により選択さ
れた画像を表示するディスプレー10とから成る。
【0089】しかして、例えば、エンジンが始動したと
きに作動する自動作動手段11により、撮像手段2およ
び画像記録手段4を作動すると、各カメラによりそれぞ
れ撮像された画像は、合成アダプタ7により一画面に合
成され、その合成画像は記録部8に日時記録手段6によ
る日時情報とともに蓄画される。
【0090】また、選択手段9を操作することにより、
各カメラ2a乃至2cによってそれぞれ撮像された画
像,テレビ画像,ナビゲーション画像及び合成画像のい
づれか一つの画像がディスプレー10に写し出される。
【0091】そして前記同様に走行前の撮像手段の作動
点検、また、車庫出入れの時の周囲の安全確認や交差点
等での周囲の安全確認を行なうことで、常に撮像手段の
よい具合や故障がないか点検確認をすることができる。
【0092】このようにして、撮像手段2は、少なくと
もエンジンの作動中、つまり自車Pの運転中は撮像を継
続し、その画像は、画像記録手段4に蓄画される。な
お、撮像及び蓄画状態はエンジンが停止してから一定時
間後自動的に停止する。また、この自動作動とは別に、
エンジン作動にかかわりなく、人為的操作による例えば
手動作動手段12により任意に撮像及び蓄画の作動制御
を行えることはもちろんである。
【0093】しかして、自車Pが万が一の事故に遭遇し
たとき、前記同様に画像記録手段4の記録部8から磁気
テープを引き出して再生し、事故原因の解明の資料に供
するものである。
【0094】なお、停車中等の蓄画を停止している時、
すでに蓄画された画像情報を車載のディスプレー10に
再生表示して、正常に蓄画されているかを本システムの
作動点検を行えることは前記同様である。
【0095】そして、この実施例によれば、6台のカメ
ラの撮像画像を単一の記録部8に蓄画することができ、
画像記録手段4の小型化となり、また再生時において、
各撮像手段による画像を時間のずれが無く、同一画面に
全て表示を行うことができる。また、同一画面に全て表
示されるので、走行前の点検や停車中の蓄画画像の確認
においても、カメラ等に故障が有れば直ちにわかるので
直すことができ、不測の事故に備えることができる。
【0096】図20,21は、撮像手段2として、4台
の路面視カメラ2aを自車Pの天井の前後の左右側部位
置に、左右対称に下向きにそれぞれ取り付け、さらに前
方向視カメラ2b及び後方向視カメラ2cを、自車Pの
車内の天井前方及び天井後方の左右幅の中央位置に前方
及び後方に指向するように取り付けて、ほぼ死角の生じ
ない撮像範囲とした場合の第8実施例における平面図及
び側面図を示している。
【0097】この構成によれば、4台の路面視カメラ2
aにより、自車Pの車体直下の近傍領域のほとんどの路
面を捉えることができると共に、自車Pの車体の前後一
部と走行方向における前後の路面を広い範囲で捉えるこ
とができ、これによって、極めて信頼性の高い自車Pの
動きを蓄画することができる。また、路面視カメラを車
体の高い位置に取り付けていることにより、対向車や並
行車または悪路走行などで泥はね等があった場合でも、
カメラの撮像への悪影響を大幅に減少できるので最も有
効な取付方法である。
【0098】上記第7,第8実施例は、撮像手段2とし
て、6台のカメラを設けた場合を示したが、カメラの台
数はこれに限定されるものではなく、車体の形状や大き
さなどにより取付条件が変わるため、適宜に車体の周囲
を網羅して重複撮像する範囲はあっても、死角が生じる
ことのない数は設けられるのはもちろんである。つま
り、取り付けるカメラの増加により、取付位置が増える
場合のみならず、同一位置に異なる指向方向のカメラを
配置する場合、画角の異なるカメラを配置する場合、夜
視用カメラと昼間用カメラと並設する場合、または、同
じカメラを予備に並設する場合等も全て本願のシステム
に含まれる。
【0099】なお、これまでの各実施例において、撮像
された画像に付加される情報は、日時情報のみでなくと
もよく、運行に係わる車速度や停止及び方向指示の各信
号、その他カメラにマイクを備えて、事故の場合の衝撃
音、ブレーキの音、横断歩道のチャイムの音、クラクシ
ョン、車内外の音等も並行して付加されることも含まれ
る。これらの情報は、たとえ事故によりカメラが破損し
たり車体に対して目的以外の方向を向いてしまったとし
ても、後日必ず、自車Pの運転の正当性の証明の手助け
となってくれる。
【0100】
【発明の効果】以上のように、本願発明によれば、自車
の車体の一部と自車の動きに関連する路面を撮像する路
面視カメラと、自車の車体の一部と前方の路面および外
景を撮像する前方向視カメラまたは自車の車体の一部と
後方の路面および外景を撮像する後方向視カメラまたは
自車の車体の一部と側方の路面および外景を撮像する側
方視カメラの少なくとも一つの方向視カメラとを有した
撮像手段及び該撮像手段の画像を蓄画する画像記録手段
とを備え、自車の運転中は常に作動し蓄画することを特
徴とする構成であるから、接触事故などにおいて、最も
重視される自車の車体の一部と該自車が走行する車体直
下の近傍路面との関係を撮像し、かつ自車の車体の一部
と前方、後方または側方の路面および外景を撮像してこ
れらを蓄画することができるので、その蓄画画像の再生
により、自車の動きを正確に立証することができる。
【0101】このことは、自車が安全な運転を行なって
いるか否かを立証することにもなるので、運転者の運転
マナーが担保されて交通事故の減少にも大きく役立つと
いう利点を有する。
【0102】そして、本願システムを自車に装備するこ
とにより、運転者自からの安全運転を律すると共に、安
全運転を宣言したことの証明でもあり、万が一事故に遭
遇した場合でも、自車の安全運転が立証できるので、安
心感が得られ、自動車事故の減少に極めて有効である。
このように、安全運転には不可欠なシステムであるか
ら、全ての自動車に装備されることが通常化することに
よって、日本国内はもちろん、世界各国においても自動
車事故の減少に加速がつくのである。
【0103】また、請求項1記載の発明によれば、自車
の車体の一部と自車の動きに関連する路面とが撮像され
るので、自車の動きを明確に把握することができる。即
ち、自車の車体の一部と、自車の動きに関連する路面と
が撮像されることは、路面の変化との関係で自車の動き
がわかる重要な証明となり得る。
【0104】このことは、従来のように、自車の走行方
向の周囲の外景などを撮像する装置では、事故の様子が
撮像されたとしても、事故の相手の車(他車)及びその
周囲の画像は記録されるが、事故の瞬間およびその直前
における自車と車体直下の近傍の路面との関係が記録さ
れていないので、自車の動きの証明には有効ではない
し、また運転者自身の運転状況を監視するという機能は
なく、この点から本願システムは極めて有効なものであ
る。
【0105】そして、請求項2および3記載の発明によ
れば、路面視カメラにより事故に遭遇したときに、重要
な証拠となる車体の一部と車体直下の路面の状況、すな
わち自車の車輪(タイヤ)の接している路面との変化を
仔細に蓄画することができる。
【0106】また、請求項4記載の発明によれば、自車
の側方位置において、しばしば発生する事故の状況を、
車体の一部とともに捉えることができる。
【0107】また請求項5記載の発明によれば、路面視
カメラにより車体の一部を含み、かつ車体直下近傍の側
部路面の広い領城と共に、自車の側面をも同時に撮像す
ることができる。
【0108】また、請求項6記載の発明によれば、路面
視カメラにより車体の一部を含み、かつ自車の車体直下
の近傍路面の前後または/および左右を対称に撮像する
ことができる。
【0109】また、請求項7記載の発明によれば、路面
視カメラが車体の高い取付位置にあることにより、車体
の一部を含み、かつ自車の車体直下の近傍路面の広い領
域を撮像することができる。さらに、路面の悪い道路ま
たは対向車や並走車により泥等が巻き上げられた場合で
もカメラへ付着する影響が少なく最も有効である。
【0110】また、請求項8記載の発明によれば、方向
視カメラにより車体の一部と路面および外景を、自車の
前後または/および左右方向を対称に撮像することがで
きる。
【0111】また、請求項9記載の発明によれば、方向
視カメラが自車の車体の側部を含み、側面方向の路面お
よび外景をほぼ全長にわたり撮像することができる。
【0112】また、請求項10および13記載の発明に
よれば、運転中必要に応じて撮像画像を表示でき自車の
運転状況を運転者自身が安全確認を行うことで、常に本
システムの撮像手段の作動状態について表示される画像
の写り具合で劣化や故障また撮像方向のずれがあれば直
ちにわかるので点検ができ、不測の事故についても前も
って対処することができ、システムの正確度を高めるこ
とができる安全な運転指向を可能にする。
【0113】また、請求項11記載の発明によれば、車
体に配置したカメラ毎に、その撮像された画像をそのま
ま蓄画するので、そのためのケーブルの引き回しも簡単
で、システム全体の構成も簡単で小型、安価にできる。
【0114】また、請求項12記載の発明によれば、複
数のカメラにより同時刻に撮像される画像を一画面に集
合して画像全部の表示により、瞬時に各カメラの作動点
検を行えるとともに、単一の記録部で蓄画できてシステ
ムを小型にでき、車内の配置も自由にできる。
【0115】さらにまた、請求項14記載の発明によれ
ば、撮像の日時の特定ができ、そして独立して蓄画され
るシステムにおいて、万が一の事故に遭遇した場合の事
故原因解明に際し、各蓄画画像に共通の日時が付加され
ているので、必要とされる任意の画像を正確に時間のず
れ無く容易に合成表示を行えるばかりでなく、再生中に
おいて、表示される日時のずれなどから、各記録部相互
間の機械的バラツキが容易に知得することができる。
【0116】
【図面の簡単な説明】
【図1】自車の直下及び其の近傍を示す図
【図2】第1実施例における自車の平面図
【図3】第1実施例における自車の側面図
【図4A,4B】画像記録システムの構成図
【図5A,5B】画像を示す図
【図6】第2実施例における自車の平面図
【図7】第2実施例における自車の側面図
【図8】第3実施例における自車の上面図
【図9】第3実施例における自車の側面図
【図10】第4実施例における自車の上面図
【図11】第4実施例における自車の側面図
【図12】第5実施例における自車の正面図
【図13】第5実施例における自車の側面図
【図14】第5実施例において路面視カメラにより撮像
された画像を示す図
【図15】第8実施例における自車の上面図
【図16】第6実施例における自車の側面図
【図17】第7実施例における自車の上面図
【図18】第7実施例における自車の側面図
【図19】第7実施例における画像システムの構成図
【図20】第8実施例における自車の上面図
【図21】第8実施例における自車の側面図
【符号の説明】
1 輪郭線 2 撮像手段 2a 路面視カメラ 2b 前方向視カメラ 2c 後方向視カメラ 2d 側方向視カメラ 3a 前車輪 3b 後車輪 4 画像記録手段 5 モニター手段 6 日時記録手段 7 合成アダプター 8 記録部 9 選択手段 10 ディスプレー P 自車 A 直下の領域 B,B1,B2,B3,B4 近傍領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G08G 1/16 G08G 1/16 C

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車の車体の一部と自車の動きに関連す
    る路面とを撮像する路面視カメラと、自車の車体の一部
    と前方の路面および外景を撮像する前方向視カメラまた
    は自車の車体の一部と後方の路面および外景を撮像する
    後方向視カメラまたは自車の車体の一部と側方の路面お
    よび外景を撮像する側方向視カメラの少なくとも一つの
    方向視カメラとを有した撮像手段及び該撮像手段の画像
    を蓄画する画像記録手段とを備え、自車の運転中は常に
    作動し蓄画することを特徴とする車載用画像記録システ
    ム。
  2. 【請求項2】 自車の動きに関連する路面が、車体直下
    の近傍の路面である請求項1記載の車載用画像記録シス
    テム。
  3. 【請求項3】 車体直下の近傍の路面が、車体の直下の
    路面を含む請求項2記載の車載用画像記録システム。
  4. 【請求項4】 車体直下の近傍の路面が、車体の側方の
    路面である請求項2記載の車載用画像記録システム。
  5. 【請求項5】 路面視カメラを、車体の前方側部に後方
    下向きに、または車体の後方側部に前方下向きに設けて
    成る請求項1,2,3または4記載の車載用画像記録シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 路面視カメラを、車体の前後または/お
    よび左右の各位置に対称に設けて成る請求項1,2,3
    または4記載の車載用画像記録システム。
  7. 【請求項7】 路面視カメラを、車体の上方側部に下向
    きに設けて成る請求項1,2,3または4記載の車載用
    画像記録システム。
  8. 【請求項8】 前方向視カメラまたは後方向視カメラ
    を、車体の前後または/および左右の各位置に設けて成
    る請求項1乃至7のいづれか1記載の車載用画像記録シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前方向視カメラを、車体の後方側部に前
    方を指向するように、また後方向視カメラを車体の前方
    側部に後方を指向するように設けて成る請求項1乃至8
    のいづれか1記載の車載用画像記録システム。
  10. 【請求項10】 撮像手段の画像を表示し、該撮像手段
    の作動を点検するモニター手段を備えて成る請求項1乃
    至9のいづれか1記載の車載用画像記録システム。
  11. 【請求項11】 画像記録手段が、各カメラから得られ
    た画像情報をそれぞれ蓄画する記録部から成る請求項1
    乃至10のいづれか1記載の車載用画像記録システム。
  12. 【請求項12】 画像記録手段が、各カメラから得られ
    た画像情報をカメラ数に相当して分割した複数の領域に
    それぞれ割り当てて一画面を合成する合成アダプタと、
    該合成アダプタからの合成画像を蓄画する記録部とから
    成る請求項1乃至10のいづれか1記載の車載用画像記
    録システム。
  13. 【請求項13】 モニター手段が、各カメラで撮像され
    る画像をそれぞれ選択する選択手段と、それぞれ選択さ
    れた画像を表示するディスプレーとから成る請求項1
    0,11または12記載の車載用画像記録システム。
  14. 【請求項14】 撮像手段による画像に撮像の日時を付
    加する手段を備えて成る請求項1乃至13のいづれか1
    記載の車載用画像記録システム。
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