JP2000247570A - フック - Google Patents

フック

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JP2000247570A
JP2000247570A JP11052947A JP5294799A JP2000247570A JP 2000247570 A JP2000247570 A JP 2000247570A JP 11052947 A JP11052947 A JP 11052947A JP 5294799 A JP5294799 A JP 5294799A JP 2000247570 A JP2000247570 A JP 2000247570A
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Hiroshi Nemoto
博 根本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フックに対する吊荷の着脱、特に装着を容易
とし、脱落を確実に防止する。 【解決手段】 フック本体1の基部2に形成された孔部
35内に、第1のピン部材31とこの一端に回動自在と
された第2のピン部材32から成るピン34を装着す
る。ピン34は周方向の回転が阻止されている。ピン3
4はスプリングとストッパにより直線状に維持されてお
り、先端部1a方向に付勢されているが、係止されて、
その先端が先端部1aに設けられた凹部44に係合した
状態で停止している。この状態で鉄板11の引掛孔11
aに先端部1aを差し通し、引掛孔11aの周縁部を第
2のピン部材32に押し当てながら移動させると、何等
他の操作をすることなく容易に鉄板11をフック本体1
に装着することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄板などを吊り上
げる際に用いられるフックに関する。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9にこの種のフックの従来の
一例の構成を示す。図8において、ほぼU字状に形成さ
れたフック本体1の基部2には、支軸3を介してレバー
4が回動可能に取り付けられている。レバー4の一端に
は円環状の吊り部5が一体に形成されており、吊り部5
にはワイヤ6の一端が固定されている。またレバー4の
他端は回動によってフック本体1の先端部分1aに当接
するようになっている。
【0003】フック本体1の基部2には支軸7を介して
係止棒8の一端が回動可能に取り付けられており、係止
棒8の他端は基部2の外側に突出している。支軸7には
図9に示すようにねじりコイルスプリング9が巻回され
ており、ねじりコイルスプリング9の一端は係止棒8に
係止されている。また、ねじりコイルスプリング9の他
端はフック本体1の基部2に植設されたピン10に係止
されており、係止棒8を図7における反時計方向に回動
付勢している。さらに係止棒8の支軸7方向の端部には
凸部8aが一体に形成されており、ねじりコイルスプリ
ング9の付勢力によりレバー4の支軸3の外周に形成さ
れた凹部4aに嵌合するようになっている。
【0004】上記のように構成された従来のフックを用
いて吊荷としての鉄板11を吊り上げるときは、まず係
止棒8をねじりコイスプリング9の付勢力に抗して指で
矢印A方向に回動し、係止棒8の凸部8aをレバー4の
凹部4aから離脱させて係合を解除する。この結果、レ
バー4はフック本体1に対して回動可能となり、レバー
4の先端をフック本体1の先端部分1aから離脱させ、
鉄板11に設けられた引掛孔11aに先端部分1aを挿
通させることができる。挿通後レバー4を支軸3を中心
として矢印B方向に回動し、レバー4の先端をフック本
体1の先端部分1aに当接させると、係止棒8の凸部8
aがレバー4の凹部4aに嵌合し、レバー4のフック本
体1に対する回動をロックすることができる。この結
果、鉄板11のフック本体1からの脱落を防止すること
ができる。
【0005】しかしながら、上記のように構成された従
来のフックによると、フック本体1に鉄板11を引掛け
るときに、係止棒8を回動させてレバー4のフック本体
1に対するロックを解除した後に、さらにレバー4を回
動させなければならず、操作が面倒であるという問題が
あった。また鉄板11を吊るときに、クレーンのワイヤ
が激しく揺れた場合などには、係止棒8を指で回動させ
るときに親指がフック本体1との間に挟まれて怪我をす
るおそれもあった。
【0006】そこで本願出願人は、先に図10に示すよ
うなフックを提案した(特願平8-240152号)。このフッ
ク本体1の形状は上記のフックと同様にほぼU字状に形
成されているが、レバー4及び係止棒8はない。吊り部
5は基部2に一体に形成されている。基部2内には先端
部1aの先端に向って、所定の内径、断面円形の孔部1
2が、直線状に貫通して形成されている。また先端部1
aにも孔部12と同軸上に等しい内径の孔部13が貫通
して形成されている。
【0007】孔部12内には所定の外径の丸棒状のピン
部材としてのピン14が軸方向に摺動自在に装着されて
いる。
【0008】基部2に形成された孔部12の外側の端部
には図11、図12に示すような六角ボルト15が螺着
されており、六角ボルト15の頭部には三角形状の係止
孔16が形成されている。また六角ボルト15の中心に
は係止孔16と連通する貫通孔17が軸方向に形成され
ている。そして六角ボルト15の内側の端面には圧縮コ
イルスプリング18の一端が係止され、圧縮コイルスプ
リング18の他端はピン14に当接して、ピン14を先
端部分1aの方向に付勢している。また孔部12内には
油が充填されている。
【0009】ピン14の基部2側の一端にはワイヤ19
の一端が固定されており、ワイヤ19の他端は六角ボル
ト15に形成された貫通孔17及び係止孔16を通して
外部に引き出されている。そして外部に引き出されたワ
イヤ19の端部には円環状の止めリング20が固定され
ており、ワイヤ19の中間の所定の位置には球状の凸部
21が一体に固定されている。ワイヤ19の長さは図1
0に示すように、ピン14の先端が先端部1aの孔部1
3に嵌合したときに止めリング20が六角ボルト15の
頭部に係止される長さとなっている。またピン14が図
13に示すように基部2の孔部12内に収納されたとき
に、ワイヤ19の中間に固定された凸部21が係止孔1
6の三角形の頂部に係止されるようになっている。
【0010】吊荷としての鉄板11をフック本体1に装
着するときは、まず止めリング20に指を引掛けてワイ
ヤ19を図13に示すように矢印Cの方向に引張る。こ
の結果ピン14は圧縮コイルスプリング18の付勢力に
抗して基部2に形成された孔部12内に引き込まれる。
そしてワイヤ19に固定された凸部21を六角ボルト1
5に形成された係止孔16の三角形の頂部に係止するこ
とにより、ピン14は孔部12内に収納保持される。
【0011】この状態では基部2と先端部1aとの間に
は大きな空間が形成されるので、鉄板11の引掛孔11
aに容易に先端部1aを挿入することができる。鉄板1
1をフック本体1に装着した後、ワイヤ19の凸部21
を係止孔16から離脱させると、図10に示すようにピ
ン14は圧縮コイルスプリング18の付勢力により孔部
12内を矢印D方向に移動し、先端部分1aの孔部13
に嵌合する。そして止めリング20が六角ボルト15の
端面に当接することにより、ピン14をその位置に保持
することができる。この状態でワイヤ6を介して図示し
ないクレーンなどでフック本体1とともに鉄板11を吊
り上げたとき、鉄板11はピン14により脱落が防止さ
れる。
【0012】鉄板11を地面に下ろした後、フック本体
1を鉄板11から取り外すときは、鉄板装着時と同様に
ワイヤ19を矢印C方向(図13参照)に引張ってピン
14を基部2の孔部12内に挿入し、凸部21を六角ボ
ルト15の係止孔16に係止させることにより、容易に
取り外すことができる。
【0013】このようなフックによれば、図8、図9に
示したフックと比べ、吊荷の着脱が容易で脱落を確実に
防止することができる。しかし、吊荷を装着する際、ワ
イヤを引張るという作業が必要であり、更なる作業の容
易性が求められていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような状
況に鑑みてなされたもので、吊荷の着脱がより一層容易
であり脱落を確実に防止することができるフックを提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、吊り部を有する基部
と、吊荷を着脱可能に保持する先端部とが一体に形成さ
れたほぼU字状のフック本体を有するフックにおいて、
前記先端部に向けて前記基部に直線状に形成された孔部
と、該孔部に摺動自在となるように挿通された第1のピ
ン部材と、該第1のピン部材の周方向の回転を阻止する
回転阻止手段と、前記第1のピン部材をその一端が前記
先端部に至る方向に付勢する第1の付勢部材と、該第1
の付勢部材により付勢され前記第1のピン部材の前記一
端が前記基部と前記先端部の間の所定の位置に至ったと
きに前記第1のピン部材の移動を阻止する第1のストッ
パと、前記第1のピン部材の一端に設けられた軸と、前
記第1のピン部材に前記軸を介して回動自在となるよう
に取り付けられた第2のピン部材と、該第2のピン部材
を所定の方向に回転付勢する第2の付勢部材と、前記第
2のピン部材と前記第1のピン部材がほぼ直線状をなす
ときに前記第2の付勢部材による前記第2のピン部材の
回転を阻止する第2のストッパと、前記第2のピン部材
が前記先端部から離れる方向に前記第1のピン部材を引
張る引張部材とを具備することを特徴とする。
【0016】上記のように構成されたフックにあって
は、先端部分に吊荷を引掛けると第2のピン部材が第1
のピン部材の一端を中心としてフック本体の内側方向に
回転する。そして吊荷が装着されると第2の付勢部材の
付勢により第2のピン部材はもとの位置に戻る。この結
果吊荷のフックからの脱落を防止することができる。吊
荷をフックから外すときは、引張部材を引くことにより
第1および第2のピン部材を基部の孔部内に収納するな
らば基部と先端部の間は開口し、吊荷を容易に外すこと
ができる。
【0017】請求項2に記載のフックは、請求項1に記
載のフックにおいて、前記先端部に設けられ、前記第1
のピン部材が前記第1のストッパにより停止した状態に
ありかつ前記第2のピン部材が前記第2のストッパによ
り停止した状態にあるときに前記第2のピン部材の先端
と係合し前記第2のピン部材の前記所定の方向の回転を
阻止する係合部を具備することを特徴とする。これによ
れば、第2のピン部材の先端は前記先端部により支持さ
れるので、より確実に吊荷のフックからの脱落を防止す
ることができる。
【0018】請求項3に記載のフックは、請求項1また
は2に記載のフックにおいて、前記第1のピン部材が前
記引張部材により引っ張られるときに前記第1のピン部
材と共に前記第2のピン部材も前記孔部に収納されるこ
とを特徴とする。これによれば、基部と先端部の間の空
間を大きくすることができるので、吊荷の取り外しが容
易となる。また、吊荷の引掛け部が厚い場合や幅広の場
合には着脱いずれの際にも有用である。
【0019】請求項4に記載のフックは、請求項1乃至
3のいずれかに記載のフックにおいて、前記引張部材を
係止する係止部材を設けたことを特徴とする。これによ
れば、基部と先端部の間を開けた状態を維持されるので
より一層着脱の作業が容易となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフックの一実施の
形態を図面を参照して説明する。図1乃至図4に本発明
の一実施の形態の構成を示す。これらの図において、図
10乃至図13に示す従来例の部分と対応する部分には
同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0021】本実施の形態において、図10乃至図13
に示したフックと異なるのは、ピン14と、先端部1a
の構造である。すなわち、図1の全体構成図および図2
の要部拡大図に示すように、ピン14の代わりに、第1
のピン部材31と、この第1のピン部材31の一端に軸
33を介して回動自在に取付けられた第2のピン部材3
2とからなるピン34を設け、先端部1aには第1のピ
ン部材31の先端と係合する凹部44を設けた。第1の
ピン部材31と第2のピン部材32はいずれも丸棒状で
あるが、その径は第2のピン部材32の方が小さい。第
1のピン部材31は、フック本体1の基部2に形成され
た孔部35に挿通されている。孔部35は、図3の断面
図に示すように、溝部36を有する形状であり、第1の
ピン部材31が挿通される。このとき溝部36には第1
のピン部材31に設けられている突起部37が緩く嵌め
入れられている。この突起部37と溝部36によって回
転阻止手段が構成され、第1のピン部材31が孔部35
内で周方向に回転するのを阻止されている。
【0022】第2のピン部材32は、図2に示すように
軸33に巻回されたねじりコイルスプリング38によ
り、その先端がフック本体1の内側から外側方向に至る
ように、すなわち矢印E方向に回転付勢されている。こ
のねじりコイルスプリング38が第2の付勢部材に相当
する。一方、第2のピン部材32が第1のピン部材31
に対し、ほぼ直線状となっている状態よりもさらにフッ
ク本体1の外側方向に至るのを阻止するように、第2の
ピン部材32の基端の一部が第1のピン部材31の受け
部39の壁面に当接するようにされている。この第2の
ピン部材32の基端の一部と第1のピン部材31の受け
部39の壁面とにより第2のストッパが構成されてい
る。
【0023】ここで第1のピン部材31と第2のピン部
材32との結合部の詳細を図4の組立て図により説明す
る。図4(a)は、第1のピン部材31と第2のピン部
材32の側面図、図4(b)は、同じく平面図、図4
(c)は、同じく底面図、図4(d)は、第1のピン部
材31と第2のピン部材32を結合したときの底面図で
ある。図4(a)〜(c)からわかるように、第1のピ
ン部材31の先端中央には受け部39が設けられてお
り、第2のピン部材32の先端中央には凸部40が設け
られている。第1のピン部材31の底面側には、受け部
39の2つの隅をそれぞれ一端とする細い溝41が設け
られている。一方、第2のピン部材32の底面側には、
凸部40の基端側の2つの隅をそれぞれ一端とする細い
溝42が設けられている。受け部39と凸部40の間に
は間隙があり、図4(d)に示すように、第1のピン部
材31と第2のピン部材32が組み立てられると、ねじ
りコイルスプリング38は軸33に巻回され、その両端
部はそれぞれ溝41と溝42に差し込まれた状態とな
る。
【0024】図2に示すように第2のピン部材32の先
端は、ほぼ半球状に形成されている。この第2のピン部
材32と第1のピン部材31から成るピン34がほぼ直
線状をなした状態で、第2のピン部材32の先端がフッ
ク本体1の先端部1aの内側に設けられた凹部44に係
合するようになっている。第1のピン部材31の基端に
取付けられたワイヤ19の長さは図1に示すように、ピ
ン34が圧縮コイルスプリング18により付勢され、そ
の先端が凹部44に係合したときに止めリング20が六
角ボルト15の頭部に係止される長さとなっている。し
たがって、圧縮コイルスプリング18が第1の付勢部材
に相当し、ワイヤ19と止めリング20が第1のストッ
パを構成している。この第1のストッパによって第1の
ピン部材31が停止している状態において、第2のピン
部材32のフック本体1の内側への回転(F方向回転)
は自由であるが、フック本体1の外側への回転(E方向
回転)は阻止される形状に凹部44は形成されている。
凹部44が係合部に相当する。
【0025】次に本実施の形態によるフックの作用を説
明する。まずピン34は図1に示すような状態にしてお
く。すなわち、ワイヤ19の止めリング20は、六角ボ
ルト15の係止孔16に係止された状態となっている。
吊荷としての鉄板11をフック本体1に装着するとき
は、鉄板11の引掛孔11aに先端部1aを挿入し、引
掛孔11aの周縁部で第2のピン部材32を押すように
すれば第2のピン部材32はフック本体1の内側方向
(図2の矢印Fの方向)に回転する。そして更に鉄板1
1を、その引掛孔11aがフック本体1の内側方向に至
るように移動させるならば、第2のピン部材32の先端
が鉄板11の引掛孔11aの周縁部と鉄板11の端部と
の間を摺動する。そして第2のピン部材32の先端が鉄
板11の端部を通過すると、第2のピン部材32は、ね
じりコイルスプリング38の付勢力により図2の矢印E
方向に回転してもとの状態に戻り、鉄板11はフック本
体1に装着される。こうして鉄板11をフック本体1に
装着した後、鉄板11を吊り上げたとき、鉄板11はピ
ン34により脱落が防止される。
【0026】次に、鉄板11を地面に下ろした後、フッ
ク本体1を鉄板11から取り外すときは、ワイヤ19を
矢印C方向に引張ってピン34全体を基部2の孔部35
内に収納するように移動させる。このとき、フック本体
1は開口し、鉄板11を容易に取り外すことができる。
次にワイヤ19を放すならば、ピン34は図1に示した
矢印D方向に移動してもとの位置に戻り、次の鉄板11
の装着に備えることができる。なお、鉄板11を取り外
すときに、図5に示すようにワイヤ19に設けられた凸
部21を六角ボルト15の係止孔16に係止させるなら
ば、フック本体1を開口した状態に維持することができ
るので、一層取り外しが容易となる。ただし、この場合
は、その後、次の鉄板11の装着に備えてその係止を解
除しておく必要がある。尚、開口のままの状態としてお
くと次に鉄板11を装着したときにその係止を解除して
フック本体1を閉じる作業が必要である。
【0027】本実施の形態によれば、フック本体1に対
して鉄板11を装着するときは、ワイヤ19を引っ張っ
て、ワイヤ19を係止する作業が不要となり、極めて容
易かつ迅速に鉄板11を装着することができる。
【0028】また、鉄板11を取り外すときには、ピン
34全体が基部2の孔部35内に収納できるので、基部
2と先端部分1aとの間は大きく開口され、取り外しの
作業を容易に行うことができる。またフック本体1によ
り鉄板11を吊り上げるときは、ピン34の先端が先端
部分1aの凹部44に係合し、圧縮コイルスプリング1
8の付勢力により、この状態が強固に保持されるので、
鉄板11の脱落を防止することができる。さらに鉄板1
1がクレーン操作により激しく地面に落下した場合に
も、鉄板11にはフック本体1の重量が作用するだけ
で、ピン34に鉄板11の全体の重量が作用することは
ない。
【0029】本実施の形態では第2のピン部材32の径
を第1のピン部材31の径よりも小さくした。これによ
って第2のピン部材32は孔部35に確実に収納され
る。またこのように径が異なることにより鉄板11を装
着の際にはピン34の何処が内側に屈折するのかが容易
に見分けられ、吊荷装着作業が容易となる。しかし、強
度の点を特に考慮する場合は、第1のピン部材31と第
2のピン部材32の径を同じとしても良い。
【0030】本実施の形態では、第1のピン部材31の
一端が基部2と先端部1aとの間にあって先端部1a寄
りの位置で停止するようにしている。すなわち、第2の
ピン部材32の長さは、第1のピン部材31の基部2か
ら突出した部分よりも短い。これは吊荷が鉄板11のよ
うに薄いものであって、鉄板11の端部寄りに引掛孔1
1aがある場合に有効であり、吊荷の種類に応じて第2
のピン部材32の長さと第1のピン部材31の停止位置
は決定されるものである。
【0031】本実施の形態では、回転阻止手段は、溝部
36と突起部37とから構成したが、この突起部37は
第1のピン部材31の全体に均一に沿った形状であって
も良いし、また例えば図6(a)(b)の断面図に示す
ように、孔部35と第1のピン部材31の均一な断面形
状が、第1のピン部材31の周方向の回転が起こり得な
い形状として構成しても良い。
【0032】また、本実施の形態では、先端部1aに設
けられる凹部44は、第2のピン部材32の回転面に直
交する方向から切り欠いた形状であるが、図7に示すよ
うに溝状としても良い。このようにすれば第2のピン部
材32の先端は、第2のピン部材32の回転面に直交す
る方向に対しても支持されるので、ピン34は強固にフ
ック本体1に支持され、吊荷の保持が更に確実となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフックに
よれば、フックに吊荷を着脱を容易にに行うことができ
る。特に、装着する作業が簡単である。しかもフックか
らの吊荷の脱落を確実に防止することができる。またピ
ン部材を基部の孔部内に収納係止する係止部材を設ける
ことにより、吊荷の着脱をさらに容易とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフックの一実施の形態の構成の吊荷時
の状態を示す一部断面正面図。
【図2】図1のフックの要部拡大図。
【図3】図1に示したフックの第1のピン部材31と孔
部35の係合状態を示す断面図。
【図4】図1に示したピン34の組立て図。
【図5】図1のフックの吊荷着脱時の状態を示す一部断
面正面図。
【図6】図1に示した第1のピン部材の他の例の断面形
状を示す図。
【図7】図1に示した凹部44の他の例を示す図。
【図8】従来のフックの一例の構成を示す正面図。
【図9】図8のY矢視拡大図。
【図10】従来のフックの他の例の構成を示す一部断面
正面図。
【図11】図10の側面図。
【図12】図10の要部縦断面図。
【図13】図10のフックの吊荷着脱時の状態を示す一
部断面正面図。
【符号の説明】
1 フック本体 1a 先端部分 2 基部 5 吊り部 11 鉄板(吊荷) 16 係止孔 18 圧縮コイルスプリング 19 ワイヤ 21 凸部 31 第1のピン部材 32 第2のピン部材 33 軸 34 ピン 35 孔部 36 溝部 37 突起部 38 ねじりコイルスプリング 44 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り部を有する基部と、吊荷を着脱可能
    に保持する先端部とが一体に形成されたほぼU字状のフ
    ック本体を有するフックにおいて、 前記先端部に向けて前記基部に直線状に形成された孔部
    と、 該孔部に摺動自在となるように挿通された第1のピン部
    材と、 該第1のピン部材の周方向の回転を阻止する回転阻止手
    段と、 前記第1のピン部材をその一端が前記先端部に至る方向
    に付勢する第1の付勢部材と、 該第1の付勢部材により付勢され前記第1のピン部材の
    前記一端が前記基部と前記先端部の間の所定の位置に至
    ったときに前記第1のピン部材の移動を阻止する第1の
    ストッパと、 前記第1のピン部材の一端に設けられた軸と、 前記第1のピン部材に前記軸を介して回動自在となるよ
    うに取り付けられた第2のピン部材と、 該第2のピン部材を所定の方向に回転付勢する第2の付
    勢部材と、 前記第2のピン部材と前記第1のピン部材がほぼ直線状
    をなすときに前記第2の付勢部材による前記第2のピン
    部材の回転を阻止する第2のストッパと、 前記第2のピン部材が前記先端部から離れる方向に前記
    第1のピン部材を引張る引張部材とを具備することを特
    徴とするフック。
  2. 【請求項2】 前記先端部に設けられ、前記第1のピン
    部材が前記第1のストッパにより停止した状態にありか
    つ前記第2のピン部材が前記第2のストッパにより停止
    した状態にあるときに前記第2のピン部材の先端と係合
    し前記第2のピン部材の前記所定の方向の回転を阻止す
    る係合部を具備することを特徴とする請求項1に記載の
    フック。
  3. 【請求項3】 前記第1のピン部材が前記引張部材によ
    り引っ張られるときに前記第1のピン部材と共に前記第
    2のピン部材も前記孔部に収納されることを特徴とする
    請求項1または2に記載のフック。
  4. 【請求項4】 前記引張部材を係止する係止部材を設け
    たことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    フック。
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