JP2000247716A - 粉粒状セメント系グラウト組成物 - Google Patents

粉粒状セメント系グラウト組成物

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JP2000247716A JP11049757A JP4975799A JP2000247716A JP 2000247716 A JP2000247716 A JP 2000247716A JP 11049757 A JP11049757 A JP 11049757A JP 4975799 A JP4975799 A JP 4975799A JP 2000247716 A JP2000247716 A JP 2000247716A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 セメント、骨材、膨張材、トリアジン誘
導体のホルムアルデヒド縮合物並びに式(1)及び
(2)の単位を有する高分子水溶液の乾燥粉末を含む粉
粒状セメントグラウト組成物。 【化1】 (式中、R1 、R2 及びR3 は水素原子又はメチル基を
示し、R4 は炭素数1〜3のアルキル基を示し、M1 は
水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニ
ウム又は有機アミンを示し、Yは−CH2O−又は−C
OO−を示し、nは20〜109の数を示す) 【効果】 低温下でも充填性が安定である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木・建築分野に
おいて使用されるグラウト組成物であって、水以外の材
料を既調合で供給することが可能な粉粒状セメント系グ
ラウト組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】土木・建築工事において、コンクリート
構造物の細かい空隙、トンネルの履行背面と地山との間
の空隙、鉄筋スリープ内の空隙、逆打ち工法における空
隙、構造物の補修及び補強、ロックアンカー及びアース
アンカー、橋梁支承及び機械のベースプレート下、軌道
床板下などヘモルタルやセメントペーストを充填するグ
ラウト工事が行われており、各種のグラウト材が開発さ
れている(特開平9−263438号、特開平10−9
5652号)。近年はグラウト材を用いる対象である構
造体が複雑化する傾向にあり、グラウト材に要求される
用途や性能が高度化してきており、原子力発電所格納器
下グラウトをはじめ、斜張橋の斜材継手グラウト、鋼材
継手グラウトなどの新たな用途に適応することが求めら
れている。
【0003】このような新用途に適応するためには、従
来のグラウト材に比べより高い充填性を安定して保持す
る必要がある。
【0004】グラウト材には充填性を向上させるために
セメント分散剤が使用されているが、充填性を高めるた
めにセメント分散剤を大量に使用したり、混練水量を増
したりすると、充填後に材料分離が発生したり、体積収
縮、硬化遅延等の不具合が生じることがある。また、一
般にセメント分散剤の分散性能には温度依存性があり、
既調合グラウト材に多用されているナフタレンスルホン
酸塩ホルムアルデヒド縮合物又はメラミンスルホン酸塩
ホルムアルデヒド縮合物を主成分とするセメント分散剤
は、低温では分散性が経時的に低下する傾向がある。こ
のように経時的に分散性が低下する場合には充填性が低
下し、充填不良が生じ易くなるという問題があった。
【0005】そこで、このようなセメント分散剤を用い
る場合は、環境温度が低いときにはセメント分散剤添
加量あるいは混練水量を増し適当な充填性を確保する、
温水を用いて混練し、グラウト材の温度を調整して適
正な充填性を確保する、などの方法がとられてきた。し
かしながら、既調合のグラウト材ではセメント分散剤添
加量の調整は不可能であり、混練水量の増減でグラウト
材混練時の流動性を調整しても、経時的に分散性能の低
下による充填性低下、更には、硬化遅延や強度低下等が
生じることもあった。また、温水の使用は不経済であ
り、作業の煩雑化という問題があった。
【0006】更に、近年では分散性保持効果の高いポリ
カルボン酸系高分子を主成分とするセメント分散剤も使
用されるようになり、高い減水性能により高強度のグラ
ウト材の製造が可能となったが、これはナフタレンスル
ホン酸塩ホルムアルデヒド縮合物又はメラミンスルホン
酸塩ホルムアルデヒド縮合物を主成分とするセメント分
散剤とは逆に、低温では逆に分散性が経時的に増進する
傾向があり材料分離を生じることがあった。しかし、低
温での分散性が経時的に増進する現象については、防止
策はなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、低温環境下でも高い充填性を安定的に長時間保持
し、且つ充填後に材料分離や体積収縮等の不具合を生じ
ない既調合グラウト材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる実情に鑑み本発明
者は鋭意研究を行った結果、セメント、骨材及び2種類
の粉末状有機化合物(下記に示す(メタ)アクリレート
系水溶性高分子、トリアジン誘導体のホルムアルデヒド
縮合物)を配合することにより、低温環境下でも高い充
填性を安定的に長時間保持し、且つ充填後に材料分離等
の不具合を生じない既調合グラウト材が得られることを
見い出し本発明を完成した。
【0009】すなわち本発明は、セメント、骨材並びに
粉末状有機化合物(A)及び(B)を含有する粉粒状セ
メント系グラウト組成物を提供するものである。 (A)分子内に少なくとも下記式(1)及び(2)
【化2】 (式中、R1 、R2 及びR3 は同一又は異なって水素原
子又はメチル基を示し、R4 は炭素数1〜3のアルキル
基を示し、M1 は水素原子、アルカリ金属、アルカリ土
類金属、アンモニウム又は有機アミンを示し、Yは−C
H2O−又は−COO−を示し、nは20〜109の数
を示す)で表される構成単位を有し、数平均分子量が4
000〜50000である(メタ)アクリレート系水溶
性高分子化合物水溶液の乾燥粉末 セメント100重量
部に対して0.05〜0.5重量部。 (B)トリアジン誘導体のホルムアルデヒド縮合物 セ
メント100重量部に対して0.05〜1.5重量部。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いる粉末状セメント分
散剤(A)の(メタ)アクリレート系水溶性高分子化合
物(A)は、式(1)及び式(2)の構成単位を含むも
のであり、構成単位(1)は40〜80モル%であるこ
とが好ましく、特に45〜75モル%であることが好ま
しく、構成単位(2)は、1種類の場合1〜45モル%
であることが好ましく、特に3〜40モル%であること
が好ましい。構成単位(1)中のM1 は、水素原子;ナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マ
グネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム又はエ
タノールアミン等のアルカノールアミン等が挙げられ
る。また、構成単位(2)中のnは、20〜109の数
を示すが、nが20未満であると、乾燥粉末化工程でガ
ム状となり、乾燥粉末化が困難になることがある。ま
た、nが109を超えると、分散力が低下し、セメント
組成物の流動性が低下するため、好ましくない。特に好
ましいnの範囲は30〜109である。R4 で示される
アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、i−プロピル基が挙げられる。
【0011】なお、構成単位(2)は、Yが−CH2O
−のものと−COO−のものの2種類が存在するが、こ
れらは、いずれか一方でも両方が存在するものであって
もよい。両方が存在する場合は、Yが−COO−である
(2)が1〜30モル%でYが−CH2O−である
(2)が1〜30モル%であるものが好ましく、特にY
が−COO−である(2)が5〜25モル%であり、Y
が−CH2O−である(2)が3〜25モル%であるも
のが好ましい。また、(2)が混在する場合、いずれか
一方の構成単位のnが20〜109の範囲であればよ
い。
【0012】本発明に用いるポリカルボン酸系高分子化
合物(A)は、更に次に示す構成単位の1又は2以上を
有するものであってもよい。
【0013】
【化3】
【0014】〔式中、R5 は水素原子又はメチル基を示
し、R6 は炭素数1〜3のアルキル基を示し、Xは−S
O3M2 又は−O−Ph−SO3M2 (ここで、M2 は水
素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウ
ム又は有機アミンを示し、Phはフェニレン基を示す)
を示す〕
【0015】上記構成単位(3)及び(4)において、
R6 で示される炭素数1〜3のアルキル基としては、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基が
挙げられ、M2 としては、水素原子;ナトリウム、カリ
ウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等の
アルカリ土類金属;アンモニウム又はエタノールアミン
等のアルカノールアミン等が挙げられる。構成単位
(3)は2〜25モル%であることが好ましく、特に5
〜20モル%であることが好ましい。構成単位(4)は
3〜20モル%であることが好ましく、特に5〜15モ
ル%であることが好ましい。なお構成単位のモル%は
(1)〜(4)の全構成単位の合計を100モル%とし
た場合の夫々の構成単位のモル%を示す。
【0016】構成単位(1)〜(4)において、R1 〜
R6 はメチル基が特に好ましく、M及びM2 としては、
特にナトリウムが好ましく、Xとしては、−SO3Na
が好ましい。
【0017】また、(メタ)アクリレート系水溶性高分
子化合物としては、構成単位(1)〜(4)のすべてを
含むものが好ましく、この際構成単位(2)は1種でも
2種でもよい。(メタ)アクリレート系水溶性高分子の
数平均分子量は4000〜50000の範囲内のものが
好ましく、特に5000〜30000のものが好まし
い。(GPC法、ポリエチレングリコール換算)。
【0018】粉末状有機化合物(A)は、上記(メタ)
アクリレート系水溶性高分子化合物及び水を含有する混
合物を乾燥粉末化することにより得られる。
【0019】ここで用いる乾燥器としては、スプレード
ライヤー、フラッシュジェットドライヤー、流動層乾燥
器等の熱風乾燥装置、攪拌型乾燥器、バンド型連続真空
乾燥器等の伝導伝熱乾燥装置が好ましい。しかしなが
ら、構成単位(2)中のnが30未満の場合は、単に加
熱乾燥したのみでは、ガム状のものが得られ良好な粉末
とすることができないことがあるため、混合物を混練攪
拌しながら乾燥粉末化することが好ましい。混練攪拌の
温度は40〜120℃程度が好ましく、特に60〜10
0℃程度が好ましい。また混練攪拌は減圧下又は乾燥ガ
ス雰囲気下で行うことが変質防止の観点から好ましい。
更に好ましくは、上記混合物の硬度(ゴム硬度計(テク
ロック(株)社製、型式GS−701、JIS K63
01準拠品)で測定した)が予め30°以上になるまで
濃縮した後、0.5kw/m3/rpm 以上の馬力で混練攪
拌しながら乾燥粉末化する方法が挙げられる。ここで用
いる混練攪拌乾燥器としては、馬力が0.5kw/m3/r
pm 以上のニーダー型混練攪拌乾燥器が好ましい。
【0020】本発明で用いるトリアジン誘導体のホルム
アルデヒド縮合物としては、ベンゾグアナミン、メチル
グアナミンなどのグアナミン類やメラミンなどのホルム
アルデヒド縮合物が挙げられ、特にメラミンスルホン酸
ホルムアルデヒド縮合物が好適に使用できる。メラミン
スルホン酸ホルムアルデヒド縮合物の粉末としては、例
えば市販品の粉末状高性能減水剤メルメントF10M
(SKW)等を用いることができる。
【0021】粉末状有機化合物(A)又は(B)の平均
粒径は5〜2000μmの範囲とすることが好ましく、
特に10〜1000μmとすることが好ましい。平均粒
径が5μm未満になるとこれが凝集しやすくなり、20
00μmを超えると水に対する溶解性が低下し、セメン
トに対する分散性の経時的な変動が大きくなるため好ま
しくない。なお、平均粒径を上記範囲に調整するには、
従来の粉砕・分級方法を用いればよい。
【0022】本発明で用いる粉末状有機化合物である
(メタ)アクリレート系水溶性高分子化合物の配合量は
セメント100重量部に対して0.05〜0.5重量部
とすることが好ましく、特に0.1〜0.3重量部とす
ることが好ましい。(メタ)アクリレート系水溶性高分
子化合物の配合量が0.05重量部未満であると必要な
充填性が得られ難くなり、0.5重量部を超えると凝結
遅延や強度低下を起こすことがある。
【0023】一方、トリアジン誘導体のホルムアルデヒ
ド縮合物の配合量は、セメント100重量部に対して
0.05〜1.5重量部が好ましく、特に0.1〜0.
8重量部が好ましい。トリアジン誘導体のホルムアルデ
ヒド縮合物の配合量が0.05重量部未満であると低温
での分散性の経時的変動が大きくなることがあり、1.
5重量部を超えると充填性が低下することがある。
【0024】本発明で用いるセメントとしては、セメン
トはポルトランドセメントとして普通セメント、早強セ
メント、超早強セメント、中庸熱セメント、耐硫酸塩セ
メント等、また混合セメントとして高炉セメント、フラ
イアッシュセメント、シリカセメント等を使用すること
ができる。
【0025】本発明で用いる骨材としては川砂、海砂、
陸砂、砕砂、珪砂等が挙げられ、これらの砂は乾燥砂が
好ましい。また、フライアッシュ、高炉スラグ、炭酸カ
ルシウム等を単独で、あるいは上記の砂と併用すること
もできる。配合する骨材の粒度は5mm以下で、FMが
1.5〜3.0程度のものが好ましい。骨材配合量は結
合材100重量部に対して50〜200重量部である
が、50重量部以下では収縮量が増大し、200重量部
以上では強度及び充填性の低下を招くので好ましくな
い。配合量は特に70〜150重量部が好ましい。
【0026】本発明では必要により更に次の成分を配合
することができる。本発明で用いる膨張材は構造体とグ
ラウト材との付着性を確保する目的で使用するため、収
縮を低減する効果があり、水和反応により膨張作用を示
すものであればよく、例えば、カルシウムサルフォアル
ミネート系無機物質としてアウイン、カルシウムアルミ
ネート系無機物質として非晶質又は結晶質の各種アルミ
ネート、石灰系無機物質として酸化カルシウム、金属系
として金属アルミニウム粉末や鉄粉等が挙げられる。特
に金属アルミニウム粉末と酸化カルシウムあるいはカル
シウムサルフォアルミネートとを併用して用いると、長
期間収縮を低減することができるため、より好ましい。
【0027】本発明で用いる増粘剤は、材料分離を防止
する目的で使用するため、粘性を付与する作用があるも
のであればよく、例えば、メチルセルロースやポリビニ
ルアルコールが挙げられる。
【0028】本発明の粉粒状セメント系グラウト組成物
には上記材料以外に、物性に悪影響を及ぼすものでない
限り、収縮低減剤、消泡剤などの公知の混和剤や増量材
などを使用することもできる。
【0029】本発明の粉粒状セメント系グラウト組成物
は上記材料を調合して、通常袋詰めなどの形態で提供さ
れ、建築現場でミキサーを用いて水と混練した後打設さ
れる。ここで使用されるミキサーは特に限定されるもの
ではなく、水の添加量は通常結合材100重量部に対し
て25〜60重量部が好ましい。
【0030】
〔使用材料〕
(1)結合材 早強ポルトランドセメント(太平洋セメント(株)製) (2)細骨材 石灰石砕砂F.M=2.5(太平洋セメント(株)製) (3)粉末状有機化合物 粉末状(メタ)アクリレート系水溶性高分子 (乾燥粉末の製造方法)
【0031】表1記載の(メタ)アクリレート系水溶性
高分子水溶液800gを容量1Lの混練攪拌乾燥機(入
江商会社製 卓上式ニーダーPNV−1)に仕込み、9
0℃30torrの条件で混練攪拌しながら濃縮し乾燥粉末
化した。得られた粉粒体を粉砕機(マツバラ社製 MC
G180)で粉砕して、粒径50〜500μmとし、表
3に示す粉末状(メタ)アクリレート系水溶性高分子
(A1)を得た。同様にして、表2記載の(メタ)アク
リレート系水溶性高分子水溶液を乾燥粉末化し表3に示
す粉末状(メタ)アクリレート系水溶性高分子(A2)
を得た。(メタ)アクリレート系水溶性高分子水溶液
(L1)(固形分45%水溶液)表1に構成単位及びそ
の反応比(モル%)を示す。
【0032】
【表1】
【0033】(メタ)アクリレート系水溶性高分子水溶
液(L2)(固形分45%水溶液)表2に構成単位及び
その反応比(モル%)を示す。
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】粉末状トリアジン誘導体のホルムアルデ
ヒド縮合物 (メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物塩粉末) 市販品:粉末状高性能減水剤メルメントF10M(SKW
製)を用いた(ME)。
【0037】表4に示す組成のセメント系グラウト組成
物を常法により混合し製造した。
【0038】
【表4】
【0039】試験例 環境温度5℃の条件下で、表4に示す配合に従い調合し
た材料100重量部に対し、水19重量部を加え、ホバ
ートミキサーを用いて3分間混合した後、得られたスラ
リーに対し、流動性(充填性)の評価として、スラリー
の流動に対する抵抗値であるコンシステンシー(J ロ
ート流下時間)を混練直後から75分まで15分毎に測
定した。また、材料分離の評価としてブリーディング
率、硬化時間の評価として凝結時間を測定した。更に体
積収縮の評価として混練後材齢7日と28日の膨張率を
測定した(膨張を正、収縮を負の値で示す)。試験結果
を表5〜7に示す。
【0040】〔コンシステンシー試験方法〕日本道路公
団規格「無収縮モルタル品質管理試験方法(JHS−3
12(1992))」のコンシステンシー試験方法(J
ロートによる試験方法)に準じて試験した。
【0041】〔ブリーディング試験方法〕日本道路公団
規格「無収縮モルタル品質管理試験方法(JHS−31
2(1992))」のブリーディング試験方法に準じて
試験した。
【0042】〔凝結時間試験方法〕日本道路公団規格
「無収縮モルタル品質管理試験方法(JHS−312
(1992))」の凝結時間試験方法に従い、ASTM
−C403T「プロクター貫入抵抗針を用いるコンクリ
ートの凝結試験方法」に準じて試験した。
【0043】〔膨張率試験方法〕日本道路公団規格「無
収縮モルタル品質管理試験方法(JHS−312(19
92))」の膨張収縮試験方法に従い、米国工兵隊規格
「CRD−C−589改良式」に従い膨張率を測定し
た。
【0044】
【表5】
【0045】
【表6】
【0046】
【表7】
【0047】表5〜7に示す結果より、本発明品の粉粒
状セメント系グラウト組成物は、低温環境下においても
安定した高い充填性を長時間保持でき、且つ材料分離を
生じず、硬化時間及び体積収縮についても優れた品質を
有することが判る。
【0048】
【発明の効果】本発明の粉粒状セメント系グラウト組成
物は、低温環境下においても材料分離や体積収縮等の問
題を生じることなく、安定した高い充填性を長時間保持
でき、冬期の施工で複雑な構造体に多量に注入する場合
でも問題なく施工を行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 24:26 24:30) 103:00 111:70 (72)発明者 塚田 和久 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 太平洋 セメント株式会社佐倉研究所 (72)発明者 磯村 弘隆 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 太平洋 セメント株式会社佐倉研究所 (72)発明者 副田 孝一 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 太平洋 セメント株式会社佐倉研究所 (72)発明者 吉田 了三 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 株式会 社小野田開発研究所内 Fターム(参考) 4G012 PA04 PB31 PB35 PC08 PC09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント、骨材、並びに粉末状有機化合
    物(A)及び(B)を含有する粉粒状セメント系グラウ
    ト組成物。 (A)分子内に少なくとも下記式(1)及び(2) 【化1】 (式中、R1 、R2 及びR3 は同一又は異なって水素原
    子又はメチル基を示し、R4 は炭素数1〜3のアルキル
    基を示し、M1 は水素原子、アルカリ金属、アルカリ土
    類金属、アンモニウム又は有機アミンを示し、Yは−C
    H2O−又は−COO−を示し、nは20〜109の数
    を示す)で表される構成単位を有し、数平均分子量が4
    000〜50000である(メタ)アクリレート系水溶
    性高分子化合物水溶液の乾燥粉末 セメント100重量
    部に対して0.05〜0.5重量部。 (B)トリアジン誘導体のホルムアルデヒド縮合物 セ
    メント100重量部に対して0.05〜1.5重量部。
  2. 【請求項2】 粉末状有機化合物(B)がメラミンスル
    ホン酸ホルムアルデヒド縮合物である請求項1記載の粉
    粒状セメント系グラウト組成物。
  3. 【請求項3】 更に、膨張材及び増粘剤から選ばれる1
    種又は2種以上を含有する請求項1又は2記載の粉粒状
    セメント系グラウト組成物。
JP04975799A 1999-02-26 1999-02-26 粉粒状セメント系グラウト組成物 Expired - Lifetime JP4554734B2 (ja)

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