JP2000247970A - 5−アミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキノリン−3−カルボン酸誘導体の製造法及びその製造中間体 - Google Patents

5−アミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキノリン−3−カルボン酸誘導体の製造法及びその製造中間体

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JP2000247970A
JP2000247970A JP11049225A JP4922599A JP2000247970A JP 2000247970 A JP2000247970 A JP 2000247970A JP 11049225 A JP11049225 A JP 11049225A JP 4922599 A JP4922599 A JP 4922599A JP 2000247970 A JP2000247970 A JP 2000247970A
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methyl
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acid derivative
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JP11049225A
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Noriyuki Kato
典幸 加戸
Nobuhiko Iwasaki
信彦 岩崎
Takahiro Azuma
隆洋 東
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Abbott Japan Co Ltd
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Hokuriku Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】5−アミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキ
ノリン−3−カルボン酸誘導体の新規な製造法、及びそ
の製造中間体を提供すること。 【解決手段】5−アミノ−1−シクロプロピル−6,7
−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸の5位アミノ基を保護し
た後、3位アミノ基を保護した3−アミノピロリジン誘
導体を反応させ、その後、脱保護化することを特徴とす
る5−アミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキノリン
−3−カルボン酸誘導体の製造法は効率的であり、実生
産スケールでの製造に有用である。この製造法で得られ
る5−アミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキノリン
−3−カルボン酸誘導体は抗菌剤として極めて有用であ
り、又、製造中間体となる5位アミノ基を保護した新規
な7−ピロリジニルキノリン−3−カルボン酸誘導体は
抗菌剤の製造中間体として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は優れた抗菌作用を有
する5−アミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキノリ
ン−3−カルボン酸誘導体の新規な製造法及びその製造
中間体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の製造に係る5−アミノ−8−メ
チル−7−ピロリジニルキノリン−3−カルボン酸誘導
体に関しては、ケミカル・アンド・ファルマシューティ
カル・ブレチン(Chemical & Pharmaceutical Bulleti
n),44巻,1376〜1386頁,1996年,日本
国特許第2673937号及び特開平8−259561
号に、その優れた抗菌作用及びその製造法が記載されて
いる。具体的な製造法としては、5−アミノ−1−シク
ロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−
8−メチル−4−オキソキノリン−3−カルボン酸に、
3位アミノ基を保護した3−アミノピロリジン誘導体を
縮合させ、その後脱保護化して製造する方法(以下、A
法)、又は5−アミノ−1−シクロプロピル−6,7−
ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸を三フッ化ホウ素ジエチル
エーテル錯体(BF3・OEt2)で対応するホウ素キレート誘
導体に変換した後、3位アミノ基を保護した3−アミノ
ピロリジン誘導体を縮合させ、その後脱キレート化及び
脱保護化して製造する方法(以下、B法)が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、A法の
縮合反応では100℃以上の高い反応温度が必要な為、
望ましくない副反応が起こり、純度の高い目的物を得る
ためには煩雑な分離・精製操作が必要であり、総収率も
それほど高くない。又、B法では縮合反応が室温付近の
反応温度で進行するものの、その温度でもホウ素キレー
ト誘導体の分解が徐々に起こる為、同じく総収率がそれ
ほど高くない。この様な現状から、優れた抗菌作用を有
する5−アミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキノリ
ン−3−カルボン酸誘導体の実生産スケールでの製造法
には未だ改良の余地があり、十分に確立されているとは
言い難い。
【0004】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ため、本発明者らは、医薬品開発に望まれる高純度の5
−アミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキノリン−3
−カルボン酸誘導体を実生産スケールで収率良く得る製
造法について鋭意研究した結果、5−アミノ−1−シク
ロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−
8−メチル−4−オキソキノリン−3−カルボン酸の5
位アミノ基に保護基を導入した後、3位アミノ基を保護
した3−アミノピロリジン誘導体を縮合させ、しかる
後、脱保護化することにより、目的とする5−アミノ−
8−メチル−7−ピロリジニルキノリン−3−カルボン
酸誘導体を実生産スケールで収率良く、しかも高純度で
得ることができることを見出し、本発明を完成させた。
【0005】即ち、本発明は次式(I)
【化8】 で示される化合物の5位アミノ基を保護して、次の一般
式(II)
【化9】 (式中、R1はアシル基,置換基を有してもよいアルコ
キシカルボニル基又は置換基を有してもよいアラルキル
オキシカルボニル基を表す。)で示されるキノリン−3
−カルボン酸誘導体に変換した後、次の一般式(III)
【化10】 (式中、R2はアシル基、置換基を有してもよいアルコ
キシカルボニル基又は置換基を有してもよいアラルキル
オキシカルボニル基を、R3及びR4はそれぞれ独立して
水素原子,メチル基を表すか、又はR3及びR4が一緒に
なってエチレン鎖(ピロリジン環と共にスピロ環状構造
を形成する)を表す。)で示される3位アミノ基を保護
した3−アミノピロリジン誘導体を反応させ、次の一般
式(IV)
【化11】 (式中、R1,R2,R3及びR4は前述と同意義を表
す。)で示される7−ピロリジニルキノリン−3−カル
ボン酸誘導体に導き、しかる後に、脱保護化することを
特徴とする、次の一般式(V)
【化12】 (式中、R3及びR4は前述と同意義を表す。)で示され
る5−アミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキノリン
−3−カルボン酸誘導体の新規な製造法に関するもので
ある。
【0006】本発明の好ましい態様において、前記一般
式(I)から(V)に至る製造法において、前記一般式
(II),(III)及び(IV)で示される化合物中、R1
アセチル基及びR2がtert-ブトキシカルボニル基である
製造法が提供される。
【0007】又、本発明の別の態様においては、前記一
般式(IV)で示される化合物、及び次の一般式(VI)
【化13】 (式中、R1,R3及びR4は前述と同意義を表す。)で
示される新規な7−ピロリジニルキノリン−3−カルボ
ン酸誘導体及びそれらの塩が提供される。提供される一
般式(IV)及び(VI)で示される化合物は、前記一般式
(V)で示される化合物の製造中間体として有用な化合
物であり、本発明の製造工程において、保護基を有する
7−ピロリジニルキノリン−3−カルボン酸誘導体とし
て単離される新規な化合物である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の前記一般式(V)で示さ
れる化合物の新規な製造法について、以下詳細に説明す
る。以下に例示した製造法においては、工程3及び工程
4における脱保護化の工程を2工程で記載しているが、
化合物(IV)における保護基R1とR2の組合せによって
は、脱保護化を1工程で行うことができることは言うま
でもない。
【化14】 (式中、R1,R2,R3及びR4は前述と同意義を表
す。)
【0009】本発明の製造法において、前記一般式(I
I),(III),(IV)及び(VI)で示される化合物中、
1及びR2で示されるアミノ基の保護基としては、アシ
ル基に代表されるアミド型保護基、及びアルコキシカル
ボニル基,アラルキルオキシカルボニル基に代表される
ウレタン型保護基を用いることができる。R1及びR2
示されるアシル基としては、例えば、ホルミル基,アセ
チル基,プロピオニル基,ブチリル基,ピバロイル基,
クロロアセチル基,ジクロロアセチル基,トリクロロア
セチル基,ジフルオロアセチル基,トリフルオロアセチ
ル基,メトキシアセチル基,ベンゾイル基,フェニルア
セチル基等が、置換基を有してもよいアルコキシカルボ
ニル基としては、例えば、メトキシカルボニル基,エト
キシカルボニル基,2,2,2−トリクロロエトキシカ
ルボニル基,tert-ブトキシカルボニル基,1−アダマ
ンチルオキシカルボニル基等が、置換基を有してもよい
アラルキルオキシカルボニル基としては、例えば、ベン
ジルオキシカルボニル基,p-メトキシベンジルオキシカ
ルボニル基,p-ブロモベンジルオキシカルボニル基,p-
ニトロベンジルオキシカルボニル基等が挙げられる。こ
れら保護基の導入及び脱保護化はそれ自体公知の反応を
用いることができ、例えば、プロテクティブ・グループ
ス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Gro
ups in Organic Synthesis),第2版,T.W.Greene,P.
G.M.Wuts編,John Wiley & Sons,Inc.,New York,1
991年,第7章に記載されている方法で導入及び脱保
護化することができる。
【0010】尚、本発明の製造法におけるこれら保護基
の組合せとしては、それぞれ独立して任意な選択が可能
であり、R1及びR2にそれぞれ異なるタイプの保護基を
導入しても、同一の保護基を導入しても良い。尚、同一
の保護基を導入した場合、上記製造ルートの工程3及び
工程4の2工程で示される脱保護化反応を1工程に短縮
することもできるが、各製造中間体での精製効果を考慮
すると、脱保護化の反応条件が異なる保護基をR1及び
2に導入する組合せが好ましい。更に工程2における
縮合反応をより容易に進行させるため、特に好ましい保
護基は、R1がアミド型保護基、R2がウレタン型保護基
の組合せである。
【0011】以下、好ましい保護基の組合せであるR1
がアミド型保護基、R2がウレタン型保護基の場合を例
として、本発明の製造方法について各工程毎に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0012】(工程1)本発明の製造法において、前記
一般式(II)で示される5位アミノ基にアミド型保護基
を導入したキノリン−3−カルボン酸誘導体は、前記式
(I)で示される化合物に溶媒中、塩基の存在下又は非
存在下、アミド型保護基導入試薬を反応させることで製
造することができる。本工程で使用されるアミド型保護
基導入試薬としては、対応するハロゲン化アシル,カル
ボン酸無水物,活性化カルボン酸エステル,カルボン酸
/カルボン酸無水物,カルボン酸/脱水縮合剤等が用い
られ、例えば、アセチル基を保護基として導入する場
合、塩化アセチル,無水酢酸,酢酸p-ニトロフェニル,
酢酸/無水酢酸,酢酸/N,N−ジシクロヘキシルカル
ボジイミド等が挙げられる。アミド型保護基導入試薬の
使用量は前記式(I)で示される化合物に対して、通
常、1〜10倍モル、好ましくは1〜5倍モルである。
本工程で使用される溶媒としては、反応を阻害しない限
りいかなるものでも良く、例えば、アセトニトリル,テ
トラヒドロフラン,酢酸エチル,N,N−ジメチルホル
ムアミド,ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性
溶媒、ベンゼン,トルエン,キシレン等の芳香族炭化水
素系溶媒、ジクロロメタン,クロロホルム,1,2−ジ
クロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ピリジ
ン,ピコリン,ルチジン等の有機塩基系溶媒、酢酸等の
有機酸系溶媒あるいはこれら溶媒の混合溶媒等が挙げら
れ、これら溶媒の使用量は特に限定されない。本工程で
使用される塩基としては、例えば、トリエチルアミン,
N,N−ジイソプロピルエチルアミン,1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン,ピリジン,
炭酸ナトリウム,炭酸カリウム,炭酸水素ナトリウム,
炭酸水素カリウム,酢酸ナトリウム等が挙げられる。塩
基の使用量は前記式(I)で示される化合物に対して、
通常、1〜50倍モル、好ましくは1〜10倍モルであ
る。尚、溶媒として有機塩基系溶媒を用いた場合、使用
する塩基をこれに代用することもできる。反応温度は使
用するアミド型保護基導入試薬によって異なるが、通
常、0〜150℃である。反応時間は特に制限されるこ
とはなく、反応終点はTLC又はHPLCにより確認す
ることができる。
【0013】(工程2)本発明の前記一般式(IV)で示
される新規な7−ピロリジニルキノリン−3−カルボン
酸誘導体は、工程1で得られた前記一般式(II)で示さ
れるキノリン−3−カルボン酸誘導体に溶媒中、塩基の
存在下又は非存在下、前記一般式(III)で示される3
位アミノ基にウレタン型保護基を導入した3−アミノピ
ロリジン誘導体を反応させることで製造することができ
る。本工程で使用される前記一般式(III)で示される
3−アミノピロリジン誘導体の使用量は前記一般式(I
I)で示されるキノリン−3−カルボン酸誘導体に対し
て、通常、1〜5倍モル、好ましくは1〜3倍モルであ
る。本工程で使用される溶媒としては、反応を阻害しな
い限りいかなるものでも良く、例えば、アセトニトリ
ル,テトラヒドロフラン,N,N−ジメチルホルムアミ
ド,テトラメチレンスルホキシド,テトラメチレンスル
ホン,ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶
媒、ベンゼン,トルエン,キシレン等の芳香族炭化水素
系溶媒、ジクロロメタン,クロロホルム,1,2−ジク
ロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ピリジン,
ピコリン,ルチジン等の有機塩基系溶媒、あるいはこれ
ら溶媒の混合溶媒等が挙げられ、特に好ましい溶媒とし
ては、アセトニトリル,N,N−ジメチルホルムアミ
ド,テトラメチレンスルホン,ジメチルスルホキシドが
挙げられる。これら溶媒の使用量は前記一般式(II)で
示されるキノリン−3−カルボン酸誘導体に対して、通
常1〜50倍量(V/W)、好ましくは3〜10倍量(V/
W)である。本工程で使用される塩基としては、例え
ば、トリエチルアミン,N,N−ジイソプロピルエチル
アミン,1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−
ウンデセン,ピリジン,炭酸ナトリウム,炭酸カリウ
ム,炭酸水素ナトリウム,炭酸水素カリウム,酢酸ナト
リウム等が挙げられ、塩基の使用量は前記一般式(II)
で示されるキノリン−3−カルボン酸誘導体に対して、
通常1〜50倍モル、好ましくは1〜10倍モルであ
る。尚、溶媒として有機塩基系溶媒を用いた場合、使用
する塩基をこれに代用することもできる。反応温度は通
常40〜90℃、好ましくは60〜80℃である。反応
時間は特に制限されることはなく、反応終点はTLC又
はHPLCにより確認することができる。
【0014】(工程3)本発明の前記一般式(VI)で示
される新規な7−ピロリジニルキノリン−3−カルボン
酸誘導体は、工程2で得られた前記一般式(IV)で示さ
れる7−ピロリジニルキノリン−3−カルボン酸誘導体
のウレタン型保護基を脱保護化することで製造すること
ができる。この脱保護化反応はそれ自体公知の反応で、
例えば、ウレタン型保護基としてtert-ブトキシカルボ
ニル基を用いた場合、通常、酸又はルイス酸を用いて適
当な溶媒中で行うことができる。酸を用いる脱保護化の
場合、使用される酸としては、例えば、塩酸,臭化水素
酸,硫酸,酢酸,トリフルオロ酢酸,メタンスルホン
酸,p-トルエンスルホン酸等が挙げられ、酸は水溶液
中、もしくはメタノール,エタノール,n-プロパノー
ル,イソプロパノール,アセトン,テトラヒドロフラ
ン,1,4−ジオキサン,酢酸エチル等の有機溶媒中、
又はこれらの含水混合溶媒中で使用される。酸の使用量
は前記一般式(IV)で示される7−ピロリジニルキノリ
ン−3−カルボン酸誘導体に対して、通常、触媒量から
100倍モル、好ましくは1〜10倍モルである。尚、
溶媒の使用量は特に限定されない。反応温度は使用する
酸及び溶媒によって異なるが、通常、0〜150℃であ
る。反応時間は特に制限されることはなく、反応終点は
TLC又はHPLCにより確認することができる。
【0015】ルイス酸を用いる脱保護化の場合、使用さ
れるルイス酸としては、例えば、塩化アルミニウム,イ
ッテルビウムトリフルオロメタンスルホナート,ヨード
トリメチルシラン,トリメチルシリルトリフルオロメタ
ンスルホナート等が挙げられる。ルイス酸はベンゼン,
トルエン,キシレン,テトラヒドロフラン,ジクロロメ
タン,クロロホルム,1,2−ジクロロエタン等の溶媒
中、あるいはこれらの混合溶媒中で使用される。ルイス
酸の使用量は前記一般式(IV)で示される7−ピロリジ
ニルキノリン−3−カルボン酸誘導体に対して、通常、
触媒量から100倍モル、好ましくは1〜10倍モルで
ある。尚、溶媒の使用量は特に限定されない。反応温度
は使用するルイス酸及び溶媒によって異なるが、通常、
−50〜100℃である。反応時間は特に制限されるこ
とはなく、反応終点はTLC又はHPLCにより確認す
ることができる。
【0016】(工程4)本発明の製造方法において、前
記一般式(V)で示される5−アミノ−8−メチル−7
−ピロリジニルキノリン−3−カルボン酸誘導体は、工
程3で得られた前記一般式(VI)で示される7−ピロリ
ジニルキノリン−3−カルボン酸誘導体のアミド型保護
基を加水分解(脱保護化)することで製造することがで
きる。この加水分解反応はそれ自体公知の反応で、通
常、アルカリを用いて行われる。使用されるアルカリと
しては、例えば、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,
炭酸ナトリウム,炭酸カリウム等が挙げられ、アルカリ
は水溶液中、もしくはメタノール,エタノール,n-プロ
パノール,イソプロパノール等の有機溶媒中、又はこれ
らの含水混合溶媒中で使用される。アルカリの使用量は
前記一般式(VI)で示される7−ピロリジニルキノリン
−3−カルボン酸誘導体に対して、通常、触媒量から1
00倍モル、好ましくは1〜10倍モルである。尚、溶
媒の使用量は特に限定されない。反応温度は使用する塩
基及び溶媒によって異なるが、通常、0〜200℃であ
る。反応時間は特に制限されることはなく、反応終点は
TLC又はHPLCにより確認することができる。
【0017】尚、工程4で得られた前記一般式(V)で
示される5−アミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキ
ノリン−3−カルボン酸誘導体は、常法により再結晶、
あるいは酸付加塩又はアルカリ付加塩への変換及び/又
は再遊離を行うことで高純度の製品に精製することがで
きる。精製に用いられる酸付加塩としては、塩酸塩,硫
酸塩,酢酸塩,メタンスルホン酸塩,p-トルエンスルホ
ン酸塩等が挙げられ、又、アルカリ付加塩としては、ナ
トリウム塩,カリウム塩,カルシウム塩,トリエチルア
ミン塩,エタノールアミン塩,ジエタノールアミン塩,
トリエタノールアミン塩等が挙げられる。又、この精製
操作で得られた5−アミノ−8−メチル−7−ピロリジ
ニルキノリン−3−カルボン酸誘導体は、必要に応じて
薬理学的に許容しうる塩に変換することもできる。
【0018】本発明の製造法において前記一般式(II
I),(IV),(V)及び(VI)で示される化合物は1
個又は2個の不斉炭素を有しており、いくつかの立体異
性体が存在し得るが、本発明にはこれら異性体及びその
混合物を用いた製造法も包含される。即ち、工程2にお
いて、前記一般式(III)で示される3−アミノピロリ
ジン誘導体の光学異性体又はその混合物をそれぞれ用い
ることで、工程3及び工程4を経て、一般式(V)で示
される5−アミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキノ
リン−3−カルボン酸誘導体の光学異性体又はその混合
物をそれぞれ合成することができる。
【0019】本発明の製造法において製造される、前記
一般式(IV)及び(VI)で示される7−ピロリジニルキ
ノリン−3−カルボン酸誘導体は新規な化合物であり、
前記一般式(V)で示される抗菌剤として有用な5−ア
ミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキノリン−3−カ
ルボン酸誘導体の製造中間体として有用な化合物であ
る。これらの化合物(IV)及び(VI)は所望により塩、
好ましくは薬理学的に許容しうる塩に変換することがで
き、又、生成した塩から塩基又は酸を遊離させて遊離形
態の化合物に変換することもできる。
【0020】本発明の前記一般式(IV)及び(VI)で示
される7−ピロリジニルキノリン−3−カルボン酸誘導
体の塩、好ましくは薬理学的に許容しうる塩としては、
酸付加塩又はアルカリ付加塩が挙げられる。酸付加塩と
しては、例えば、塩酸塩,臭化水素酸塩,ヨウ化水素酸
塩,硝酸塩,硫酸塩,燐酸塩等の鉱酸塩、又は酢酸塩,
マレイン酸塩,フマル酸塩,シュウ酸塩,クエン酸塩,
リンゴ酸塩,マンデル酸塩,酒石酸塩,乳酸塩,メタン
スルホン酸塩,p-トルエンスルホン酸塩,10−カンフ
ァースルホン酸塩等の有機酸塩が挙げられ、又、アルカ
リ付加塩としては、例えば、ナトリウム塩,カリウム
塩,カルシウム塩,マグネシウム塩,アンモニウム塩等
の無機アルカリ塩又はエタノールアミン塩,トリエタノ
ールアミン塩,N,N−ジアルキルエタノールアミン塩
等の有機塩基の塩が挙げられる。
【0021】本発明の前記一般式(IV)及び(VI)で示
される化合物は、1個又は2個の不斉炭素を有してお
り、立体異性体が存在し得るが、本発明にはこれら異性
体及びそれらの混合物も含まれる。又、任意の結晶形と
して存在する本発明の化合物(IV),(VI)及びそれら
の塩、並びに本発明の化合物(IV),(VI)及びそれら
の塩の任意の水和物,溶媒和物及びそれらの混合物も本
発明の範囲に包含される。
【0022】本発明の前記一般式(IV)及び(VI)で示
される化合物としては、例えば、以下のような化合物及
びその立体異性体が挙げられるが、本発明はこれらの例
に限定されるものではない。 (1) 5−アセチルアミノ−7−(7−tert-ブトキシカ
ルボニルアミノ−5−アザスピロ[2.4]ヘプト−5
−イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4
−ジヒドロ−8−メチル−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸 (2) 5−アセチルアミノ−7−(7−アミノ−5−アザ
スピロ[2.4]ヘプト−5−イル)−1−シクロプロ
ピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸 (3) 5−アセチルアミノ−7−(3−tert-ブトキシカ
ルボニルアミノ−4−メチル−1−ピロリジニル)−1
−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−
8−メチル−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 (4) 5−アセチルアミノ−7−(3−アミノ−4−メチ
ル−1−ピロリジニル)−1−シクロプロピル−6−フ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸
【0023】本発明の製造法において出発原料となった
前記式(I)で示される化合物は、日本国特許第267
3937号に開示されている公知の化合物である。又、
本発明の製造法で用いた前記一般式(III)で示される
3位アミノ基を保護した3−アミノピロリジン誘導体、
例えば、保護基がtert-ブトキシカルボニル基である化
合物は、日本国特許第2673937号及び第2714
597号に開示されている公知の化合物である。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0025】実施例1 5−アセチルアミノ−1−シクロプロピル−6,7−ジ
フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸の製造法(工程1)5−アミ
ノ−1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4
−ジヒドロ−8−メチル−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸20.0g(68mmol),無水酢酸12.8ml
(136mmol)及び酢酸60mlの混合物を80℃で40
時間加熱攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、
室温攪拌下、水400ml中に注いだ。析出結晶を濾取
し、水で洗浄した後、60℃で23時間温風乾燥して、
淡黄色結晶の5−アセチルアミノ−1−シクロプロピル
−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸22.0g(収
率:96%)を得た。1 H−NMR(DMSO-d6)δ(ppm):0.94-1.04(2H,m),
1.16-1.26(2H,m),2.15(3H,s),2.77(3H,d,J=3.5Hz),4.33
-4.42(1H,m),8.81(1H,s),10.37(1H,s)
【0026】実施例2 (S)−5−アセチルアミノ−7−(7−tert-ブトキ
シカルボニルアミノ−5−アザスピロ[2.4]ヘプト
−5−イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−
1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸の製造法(工程2) 実施例1で得られた5−アセチルアミノ−1−シクロプ
ロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−
メチル−4−オキソキノリン−3−カルボン酸21.2
g(63mmol),(S)−7−tert-ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン20.1
g(95mmol),トリエチルアミン8.8ml(63mmo
l)及びジメチルスルホキシド85mlの混合物を、窒素
雰囲気下、70℃で96時間加熱攪拌した。反応混合物
を室温まで冷却した後、室温攪拌下、水430ml中に注
いだ。10%塩酸を加え、pH5〜6に調整した後、室
温で1時間攪拌した。析出結晶を濾取し、水で洗浄した
後、50℃で21時間減圧乾燥、続いて60℃で24時
間温風乾燥して、淡黄色結晶の(S)−5−アセチルア
ミノ−7−(7−tert-ブトキシカルボニルアミノ−5
−アザスピロ[2.4]ヘプト−5−イル)−1−シク
ロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メ
チル−4−オキソキノリン−3−カルボン酸の粗生成物
32.8gを得た。得られた粗生成物を熱メチルイソブ
チルケトンで洗浄して、融点217〜219℃(分解)
の淡黄色結晶を得た。1 H−NMR(DMSO-d6)δ(ppm):0.50-0.60(1H,m),
0.61-0.70(2H,m),0.73-0.89(3H,m),1.10-1.22(2H,m),1.
39(9H,s),2.10(3H,s),2.52(3H,s),3.25-3.35(1H,m),3.4
5-3.54(1H,m),3.71-3.80(1H,m),3.83-3.97(2H,m),4.22-
4.32(1H,m),7.05(1H,brs),8.74(1H,s),10.05(1H,s)
【0027】実施例3 (S)−5−アセチルアミノ−7−(7−アミノ−5−
アザスピロ[2.4]ヘプト−5−イル)−1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチ
ル−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・塩酸塩の製
造法(工程3) 実施例2で得られた(S)−5−アセチルアミノ−7−
(7-tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−アザスピ
ロ[2.4]ヘプト−5−イル)−1−シクロプロピル
−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸の粗生成物32.5g
(約62mmol),36%濃塩酸12.7ml(148mmo
l)及びイソプロパノール488mlの混合物を、1時間
加熱還流した。反応混合物を5℃まで冷却し、5℃で1
時間攪拌した。析出結晶を濾取し、冷イソプロパノール
で洗浄した後、60℃で19時間温風乾燥して、融点2
45〜250℃(分解)の淡黄色結晶として、(S)−
5−アセチルアミノ−7−(7−アミノ−5−アザスピ
ロ[2.4]ヘプト−5−イル)−1−シクロプロピル
−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸・塩酸塩22.3g
(実施例2,3の2工程収率:77%)を得た。1 H−NMR(DMSO-d6)δ(ppm):0.70-0.95(5H,m),
1.08-1.25(3H,m),2.11(3H,s),2.59(3H,s),3.10-3.17(1
H,m),3.42-3.52(1H,m),3.67-3.75(1H,m),3.95-4.02(1H,
m),4.10-4.18(1H,m),4.26-4.34(1H,m),8.36(3H,brs),8.
76(1H,s),10.10(1H,s)
【0028】実施例4 (S)−5−アミノ−7−(7−アミノ−5−アザスピ
ロ[2.4]ヘプト−5−イル)−1−シクロプロピル
−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸の製造法(工程4) 実施例3で得られた(S)−5−アセチルアミノ−7−
(7−アミノ−5−アザスピロ[2.4]ヘプト−5−
イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−
ジヒドロ−8−メチル−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸・塩酸塩21.5g(46mmol)及び20%水酸
化カリウム水溶液108mlの混合物を1時間加熱還流し
た。反応混合物を室温まで冷却した後、室温攪拌下、1
0%塩酸を加え、pH8.4(pHメーター使用)に調
整した。析出結晶を濾取し、水で洗浄した後、60℃で
43時間温風乾燥して、黄色結晶の(S)−5−アミノ
−7−(7−アミノ−5−アザスピロ[2.4]ヘプト
−5−イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−
1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸(水和物)の粗生成物17.8gを得
た。
【0029】実施例5 (S)−5−アミノ−7−(7−アミノ−5−アザスピ
ロ[2.4]ヘプト−5−イル)−1−シクロプロピル
−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸の精製法 酢酸2.6ml(45mmol)及びメタノール96mlの混合
物に、50℃で攪拌下、実施例4で得られた(S)−5
−アミノ−7−(7−アミノ−5−アザスピロ[2.
4]ヘプト−5−イル)−1−シクロプロピル−6−フ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸(水和物)の粗生成物17.5
g(約45mmol)を少量ずつ加えた。反応混合物を10
分間加熱還流した後、15℃まで徐々に冷却し、さらに
15℃で2時間攪拌した。析出結晶を濾取し、40℃で
5時間減圧乾燥して、黄色結晶の(S)−5−アミノ−
7−(7−アミノ−5−アザスピロ[2.4]ヘプト−
5−イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,
4−ジヒドロ−8−メチル−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸・酢酸塩17.5gを得た。得られた(S)
−5−アミノ−7−(7−アミノ−5−アザスピロ
[2.4]ヘプト−5−イル)−1−シクロプロピル−
6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸・酢酸塩17.0gに水
85mlを加えて、室温で30分間攪拌溶解し濾過して不
溶物を除いた後、濾液に20%水酸化カリウム水溶液を
加え、pH12に調整した。さらに室温攪拌下、10%
塩酸を加え、pH8.4(pHメーター使用)に調整し
た。析出結晶を濾取し、水で洗浄した後、60℃で20
時間温風乾燥して、黄色結晶の(S)−5−アミノ−7
−(7−アミノ−5−アザスピロ[2.4]ヘプト−5
−イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4
−ジヒドロ−8−メチル−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸(水和物)15.1g(実施例4,5の2工程
収率:84%)を得た。1 H−NMR(DMSO-d6)δ(ppm):0.38-0.47(1H,m),
0.54-0.64(2H,m),0.70-0.88(3H,m),1.05-1.17(2H,m),2.
35(3H,s),3.11-3.20(1H,m),3.24-3.33(1H,m),3.39-3.46
(1H,m),3.57-3.64(1H,m),3.75-3.84(1H,m),4.08-4.18(1
H,m),7.05(2H,brs),8.60(1H,s) HPLC純度:99% 測定条件 カラム :TSKgel ODS−80Ts カラム温度:30℃ 測定波長 :220nm 移動相 :pH7.0リン酸バッファー:CH3CN(7:3) 流量 :1.0ml/min 注入量 :20μl(500μg/ml)
【0030】実施例6 (S)−5−アミノ−7−(7−アミノ−5−アザスピ
ロ[2.4]ヘプト−5−イル)−1−シクロプロピル
−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸・メタンスルホン酸塩
の製造法 実施例5で得られた(S)−5−アミノ−7−(7−ア
ミノ−5−アザスピロ[2.4]ヘプト−5−イル)−
1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ
−8−メチル−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
(水和物)14.5g(36mmol)及び90%エタノー
ル73mlの混合物に、室温攪拌下、メタンスルホン酸
2.4ml(38mmol)を加えた。反応混合物を室温で3
時間攪拌した後、5℃まで冷却し1.5時間攪拌した。
析出結晶を濾取し、エタノールで洗浄した後、60℃で
10時間温風乾燥して、黄色結晶の(S)−5−アミノ
−7−(7−アミノ−5−アザスピロ[2.4]ヘプト
−5−イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−
1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸・メタンスルホン酸塩16.9g(実施
例5で用いたのと同様の測定条件でのHPLC純度:9
9%以上)を得た。本品の物性データは特許第2673
937号中で開示されたものと一致した。
【0031】
【発明の効果】本発明の製造法によれば、優れた抗菌作
用を有する前記一般式(V)で示される5−アミノ−8
−メチル−7−ピロリジニルキノリン−3−カルボン酸
誘導体を実生産スケールで収率良く、しかも高純度で製
造することができ、又、これら抗菌剤の製造中間体とし
て有用な前記一般式(IV)及び(VI)で示される化合物
が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C063 AA01 BB02 CC14 DD03 EE01 4C086 AA03 AA04 BC29 GA07 GA12 NA20 ZB35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式 【化1】 で示される化合物の5位アミノ基を保護して、次の一般
    式 【化2】 (式中、R1はアシル基,置換基を有してもよいアルコ
    キシカルボニル基又は置換基を有してもよいアラルキル
    オキシカルボニル基を表す。)で示されるキノリン−3
    −カルボン酸誘導体に変換した後、次の一般式 【化3】 (式中、R2はアシル基,置換基を有してもよいアルコ
    キシカルボニル基又は置換基を有してもよいアラルキル
    オキシカルボニル基を、R3及びR4はそれぞれ独立して
    水素原子,メチル基を表すか、又はR3及びR4が一緒に
    なってエチレン鎖(ピロリジン環と共にスピロ環状構造
    を形成する)を表す。)で示される3位アミノ基を保護
    した3−アミノピロリジン誘導体を反応させ、次の一般
    式 【化4】 (式中、R1,R2,R3及びR4は前述と同意義を表
    す。)で示される7−ピロリジニルキノリン−3−カル
    ボン酸誘導体に導き、しかる後に、脱保護化することを
    特徴とする、次の一般式 【化5】 (式中、R3及びR4は前述と同意義を表す。)で示され
    る5−アミノ−8−メチル−7−ピロリジニルキノリン
    −3−カルボン酸誘導体の製造法。
  2. 【請求項2】R1がアセチル基及びR2がtert-ブトキシ
    カルボニル基である請求項1に記載の製造法。
  3. 【請求項3】次の一般式 【化6】 (式中、R1及びR2はそれぞれ独立してアシル基,置換
    基を有してもよいアルコキシカルボニル基又は置換基を
    有してもよいアラルキルオキシカルボニル基を、R3
    びR4はそれぞれ独立して水素原子,メチル基を表す
    か、又はR3及びR4が一緒になってエチレン鎖(ピロリ
    ジン環と共にスピロ環状構造を形成する)を表す。)で
    示される7−ピロリジニルキノリン−3−カルボン酸誘
    導体又はその塩。
  4. 【請求項4】次の一般式 【化7】 (式中、R1はアシル基,置換基を有してもよいアルコ
    キシカルボニル基又は置換基を有してもよいアラルキル
    オキシカルボニル基を、R3及びR4はそれぞれ独立して
    水素原子,メチル基を表すか、又はR3及びR4が一緒に
    なってエチレン鎖(ピロリジン環と共にスピロ環状構造
    を形成する)を表す。)で示される7−ピロリジニルキ
    ノリン−3−カルボン酸誘導体又はその塩。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001062734A1 (en) * 2000-02-25 2001-08-30 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Process for producing quinolonecarboxylic acids and intermediates thereof
US6825353B2 (en) 2000-02-25 2004-11-30 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Process for producing quinolonecarboxylic acids and intermediates thereof

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WO2001062734A1 (en) * 2000-02-25 2001-08-30 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Process for producing quinolonecarboxylic acids and intermediates thereof
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