JP2000249207A - 変位拡大機構 - Google Patents
変位拡大機構Info
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- JP2000249207A JP2000249207A JP11056818A JP5681899A JP2000249207A JP 2000249207 A JP2000249207 A JP 2000249207A JP 11056818 A JP11056818 A JP 11056818A JP 5681899 A JP5681899 A JP 5681899A JP 2000249207 A JP2000249207 A JP 2000249207A
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
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- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 101710109733 ECF RNA polymerase sigma-E factor Proteins 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】小型で且つ大きな変位を得ることが可能な共振
周波数の高い変位拡大機構を提供する。 【解決手段】基端側が第1の弾性部18を介して支持部
材20に支持された第1のアーム22と、基端側が第2
の弾性部24を介して支持部材に支持された第2のアー
ム26と、第1のアームと第2のアームとを連結する連
結部材28と、第1のアームに所定の押圧力を作用させ
ることが可能なアクチュエータ30とを備えており、第
1及び第2の弾性部は、相対的に異なる形状を成して構
成されている。
周波数の高い変位拡大機構を提供する。 【解決手段】基端側が第1の弾性部18を介して支持部
材20に支持された第1のアーム22と、基端側が第2
の弾性部24を介して支持部材に支持された第2のアー
ム26と、第1のアームと第2のアームとを連結する連
結部材28と、第1のアームに所定の押圧力を作用させ
ることが可能なアクチュエータ30とを備えており、第
1及び第2の弾性部は、相対的に異なる形状を成して構
成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば走査型プロ
ーブ顕微鏡や走査型レーザー顕微鏡等のテーブルを微動
させる際に用いられる変位拡大機構に関する。
ーブ顕微鏡や走査型レーザー顕微鏡等のテーブルを微動
させる際に用いられる変位拡大機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図4(a)に示すように、
基端側が弾性部(例えば、円弧状ヒンジ)2を介してベ
ース4に支持されたアーム6と、このアーム6の弾性部
2寄りの部分に設けられた押圧部8を介して所定の押圧
力をアーム6に作用させることが可能なアクチュエータ
(例えば、積層型圧電体)10とを備えた変位拡大機構
が知られている。なお、アクチュエータ10は、ベース
4に固定されている。
基端側が弾性部(例えば、円弧状ヒンジ)2を介してベ
ース4に支持されたアーム6と、このアーム6の弾性部
2寄りの部分に設けられた押圧部8を介して所定の押圧
力をアーム6に作用させることが可能なアクチュエータ
(例えば、積層型圧電体)10とを備えた変位拡大機構
が知られている。なお、アクチュエータ10は、ベース
4に固定されている。
【0003】このような変位拡大機構によれば、アクチ
ュエータ10を所定長さY1 だけ変位させて押圧部8に
所定の押圧力を作用させると、アーム6の先端(変位出
力端)6aをY2 だけ変位させることができる。
ュエータ10を所定長さY1 だけ変位させて押圧部8に
所定の押圧力を作用させると、アーム6の先端(変位出
力端)6aをY2 だけ変位させることができる。
【0004】この場合、アクチュエータ10の変位量Y
1 とアーム6の先端(変位出力端)6aの変位量Y2 と
は、以下の関係を満足する。 Y2 /Y1 =L2 /L1 L1 :弾性部2から押圧部8までの長さ L2 :弾性部2からアーム6の先端6aまでの長さ この関係から明らかなように、アーム6の長さL2 を長
くするに従って、アーム6の先端(変位出力端)6aの
変位量Y2 を大きくすることができる。
1 とアーム6の先端(変位出力端)6aの変位量Y2 と
は、以下の関係を満足する。 Y2 /Y1 =L2 /L1 L1 :弾性部2から押圧部8までの長さ L2 :弾性部2からアーム6の先端6aまでの長さ この関係から明らかなように、アーム6の長さL2 を長
くするに従って、アーム6の先端(変位出力端)6aの
変位量Y2 を大きくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アーム
6の先端(変位出力端)6aの変位量Y2 を大きくする
ためには、アーム6の長さL2 を長くする必要があり、
このため、変位拡大機構が長さ方向に大型化してしま
う。
6の先端(変位出力端)6aの変位量Y2 を大きくする
ためには、アーム6の長さL2 を長くする必要があり、
このため、変位拡大機構が長さ方向に大型化してしま
う。
【0006】そこで、小型で且つ大きな変位を得ること
が可能な変位拡大機構を実現するために、例えば図4
(b)に示すような変位拡大機構が提案されている
(「圧電アクチュエータの種類と応用」岩附信行,機械
設計,36,8(1992) 参照)。
が可能な変位拡大機構を実現するために、例えば図4
(b)に示すような変位拡大機構が提案されている
(「圧電アクチュエータの種類と応用」岩附信行,機械
設計,36,8(1992) 参照)。
【0007】この変位拡大機構は、図4(a)に示され
た構成に加えて、更に、アーム6の上方に平行に出力ア
ーム12が増設されている。出力アーム12は、その基
端側が弾性部(例えば、円弧状ヒンジ)14を介してベ
ース4に支持されており、この出力アーム12の弾性部
14寄りの部分は、弾性を有する接続部(例えば、円弧
状ヒンジ)16を介してアーム6の先端6a側に接続さ
れている。
た構成に加えて、更に、アーム6の上方に平行に出力ア
ーム12が増設されている。出力アーム12は、その基
端側が弾性部(例えば、円弧状ヒンジ)14を介してベ
ース4に支持されており、この出力アーム12の弾性部
14寄りの部分は、弾性を有する接続部(例えば、円弧
状ヒンジ)16を介してアーム6の先端6a側に接続さ
れている。
【0008】このような変位拡大機構によれば、アクチ
ュエータ10を所定長さY1 だけ変位させて、アーム6
の先端(変位出力端)6aをY2 だけ変位させると、こ
の変位量Y2 に対応した押圧力が接続部16を介して出
力アーム12に作用し、その結果、出力アーム12の先
端(変位出力端)12aをY3 だけ大きく変位させるこ
とができる。
ュエータ10を所定長さY1 だけ変位させて、アーム6
の先端(変位出力端)6aをY2 だけ変位させると、こ
の変位量Y2 に対応した押圧力が接続部16を介して出
力アーム12に作用し、その結果、出力アーム12の先
端(変位出力端)12aをY3 だけ大きく変位させるこ
とができる。
【0009】しかしながら、図4(b)に示された変位
拡大機構では、アーム6及び出力アーム12の長手方向
の長さ寸法L(具体的には、アーム6の弾性部2から出
力アーム12の弾性部14までの長さ寸法L)を短くす
ることは可能であるが、アーム6の上方に平行に出力ア
ーム12を増設した分だけ変位拡大機構の高さ方向の寸
法Hが大きくなってしまう。この結果、変位拡大機構が
高さ方向に大型化してしまうといった問題が発生する。
拡大機構では、アーム6及び出力アーム12の長手方向
の長さ寸法L(具体的には、アーム6の弾性部2から出
力アーム12の弾性部14までの長さ寸法L)を短くす
ることは可能であるが、アーム6の上方に平行に出力ア
ーム12を増設した分だけ変位拡大機構の高さ方向の寸
法Hが大きくなってしまう。この結果、変位拡大機構が
高さ方向に大型化してしまうといった問題が発生する。
【0010】また、上述したような変位拡大機構(図4
(a),(b)参照)を例えば走査型プローブ顕微鏡に
用いる場合、探針と試料の測定ポイントとの間の位置決
め速度の速い応答性に優れた変位拡大機構を構成するこ
とが要求される。この要求を満足するためには、変位拡
大機構全体の共振周波数を高くする必要がある。しか
し、上述したような変位拡大機構(特に、図4(b)参
照)では、アーム6の弾性部2と出力アーム12の弾性
部14とは、変位拡大機構全体の共振周波数を高くする
といった構成上の考慮がされていない(弾性部2と弾性
部14とは、同一形状で作製される)。
(a),(b)参照)を例えば走査型プローブ顕微鏡に
用いる場合、探針と試料の測定ポイントとの間の位置決
め速度の速い応答性に優れた変位拡大機構を構成するこ
とが要求される。この要求を満足するためには、変位拡
大機構全体の共振周波数を高くする必要がある。しか
し、上述したような変位拡大機構(特に、図4(b)参
照)では、アーム6の弾性部2と出力アーム12の弾性
部14とは、変位拡大機構全体の共振周波数を高くする
といった構成上の考慮がされていない(弾性部2と弾性
部14とは、同一形状で作製される)。
【0011】本発明は、上述したような問題を解決する
ために成されており、その目的は、小型で且つ大きな変
位を得ることが可能な共振周波数の高い変位拡大機構を
提供することにある。
ために成されており、その目的は、小型で且つ大きな変
位を得ることが可能な共振周波数の高い変位拡大機構を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の変位拡大機構は、基端側が第1の弾
性部を介して支持部材に支持された第1のアームと、基
端側が第2の弾性部を介して支持部材に支持された第2
のアームと、第1のアームと第2のアームとを連結する
連結部材と、第1のアームに所定の押圧力を作用させる
ことが可能なアクチュエータとを備えており、第1及び
第2の弾性部は、相対的に異なる形状を成して構成され
ている。
るために、本発明の変位拡大機構は、基端側が第1の弾
性部を介して支持部材に支持された第1のアームと、基
端側が第2の弾性部を介して支持部材に支持された第2
のアームと、第1のアームと第2のアームとを連結する
連結部材と、第1のアームに所定の押圧力を作用させる
ことが可能なアクチュエータとを備えており、第1及び
第2の弾性部は、相対的に異なる形状を成して構成され
ている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る変位拡大機構について、添付図面を参照して説明す
る。
る変位拡大機構について、添付図面を参照して説明す
る。
【0014】図1(a)〜(c)に示すように、本実施
の形態の変位拡大機構は、基端側が第1の弾性部18を
介して支持部材20に支持された第1のアーム22と、
基端側が第2の弾性部24を介して支持部材20に支持
された第2のアーム26と、第1のアーム22と第2の
アーム26とを連結する連結部材28と、第1のアーム
22に所定の押圧力を作用させることが可能なアクチュ
エータ30とを備えており、第1及び第2の弾性部1
8,24は、相対的に異なる形状を成して構成されてい
る。
の形態の変位拡大機構は、基端側が第1の弾性部18を
介して支持部材20に支持された第1のアーム22と、
基端側が第2の弾性部24を介して支持部材20に支持
された第2のアーム26と、第1のアーム22と第2の
アーム26とを連結する連結部材28と、第1のアーム
22に所定の押圧力を作用させることが可能なアクチュ
エータ30とを備えており、第1及び第2の弾性部1
8,24は、相対的に異なる形状を成して構成されてい
る。
【0015】第1及び第2のアーム22,26は、共
に、矢印X方向に延出しており、第1のアーム22に
は、アクチュエータ30の押圧力を第1のアーム22に
伝達することが可能な押圧部32が第1の弾性部18寄
りに設けられている。この場合、押圧部32は、第1の
アーム22よりも剛性が高い材料で形成することが好ま
しいと共に、アクチュエータ30の押圧力を集中させる
こと無く分散して第1のアーム22に伝達することがで
きるような形状(例えば、丸形状、略三角形状)を成し
ていることが好ましい。
に、矢印X方向に延出しており、第1のアーム22に
は、アクチュエータ30の押圧力を第1のアーム22に
伝達することが可能な押圧部32が第1の弾性部18寄
りに設けられている。この場合、押圧部32は、第1の
アーム22よりも剛性が高い材料で形成することが好ま
しいと共に、アクチュエータ30の押圧力を集中させる
こと無く分散して第1のアーム22に伝達することがで
きるような形状(例えば、丸形状、略三角形状)を成し
ていることが好ましい。
【0016】支持部材20は、ベース34に固定されて
おり、アクチュエータ30を矢印Y方向(矢印X方向に
直交する方向)に挿通配置することが可能な寸法の開口
36(図1(b)参照)を備えている。
おり、アクチュエータ30を矢印Y方向(矢印X方向に
直交する方向)に挿通配置することが可能な寸法の開口
36(図1(b)参照)を備えている。
【0017】アクチュエータ30は、ベース34に固定
されており、このベース34から支持部材20の開口3
6を通して第1のアーム22に向かって矢印Y方向に延
出している。そして、このアクチュエータ30の延出端
は、第1のアーム22に設けられた押圧部32に当接し
ている。アクチュエータ30としては、例えば積層型圧
電体を用いることが可能であり、所定の電圧を印加する
ことによって、このアクチュエータ30を矢印Y方向に
所望量だけ伸縮させることができる。
されており、このベース34から支持部材20の開口3
6を通して第1のアーム22に向かって矢印Y方向に延
出している。そして、このアクチュエータ30の延出端
は、第1のアーム22に設けられた押圧部32に当接し
ている。アクチュエータ30としては、例えば積層型圧
電体を用いることが可能であり、所定の電圧を印加する
ことによって、このアクチュエータ30を矢印Y方向に
所望量だけ伸縮させることができる。
【0018】連結部材28は、矢印Y方向に延出した連
結アーム38と、この連結アーム38の矢印Y方向の両
端に設けられた第1及び第2の連結用弾性部40,42
とから構成されており、連結アーム38は、第1及び第
2の連結用弾性部40,42を介して第1及び第2のア
ーム22,26に連結されている。具体的には、連結ア
ーム38は、第1の連結用弾性部40を介して第1のア
ーム22の先端側に連結され、且つ、第2の連結用弾性
部42を介して第2のアーム26の第2の弾性部24寄
りに連結されている。
結アーム38と、この連結アーム38の矢印Y方向の両
端に設けられた第1及び第2の連結用弾性部40,42
とから構成されており、連結アーム38は、第1及び第
2の連結用弾性部40,42を介して第1及び第2のア
ーム22,26に連結されている。具体的には、連結ア
ーム38は、第1の連結用弾性部40を介して第1のア
ーム22の先端側に連結され、且つ、第2の連結用弾性
部42を介して第2のアーム26の第2の弾性部24寄
りに連結されている。
【0019】本実施の形態において、第1及び第2の弾
性部18,24並びに第1及び第2の連結用弾性部4
0,42には、その一例として、図1(c)に示すよう
な円弧状ヒンジが夫々適用されている。この円弧状ヒン
ジは、後述する通り、その剛性を設定する形状パラメー
タとして円弧半径R及び円弧半径間の最小幅tを適宜選
択可能であり、これら形状パラメータを詳細に設定でき
ることからも変位拡大機構を構成する上で有効な形状と
いえる。なお、本実施の形態においては、変位拡大機構
全体としての厚さを一定と考えており、厚さ方向を円弧
状ヒンジの形状パラメータとしていないが、これを形状
パラメータとして設定可能にしても構わない。また、図
面上、第1及び第2の弾性部18,24は、第1及び第
2のアーム22,26と支持部材20とに一体的に連結
して構成しているが、第1及び第2の弾性部18,24
を第1及び第2のアーム22,26と支持部材20とは
別体の材料で形成しても良い。同様に、第1及び第2の
連結用弾性部40,42は、連結アーム38と第1及び
第2のアーム22,26とに一体的に連結して構成して
いるが、第1及び第2の連結用弾性部40,42を連結
アーム38と第1及び第2のアーム22,26とは別体
の材料で形成しても良い。
性部18,24並びに第1及び第2の連結用弾性部4
0,42には、その一例として、図1(c)に示すよう
な円弧状ヒンジが夫々適用されている。この円弧状ヒン
ジは、後述する通り、その剛性を設定する形状パラメー
タとして円弧半径R及び円弧半径間の最小幅tを適宜選
択可能であり、これら形状パラメータを詳細に設定でき
ることからも変位拡大機構を構成する上で有効な形状と
いえる。なお、本実施の形態においては、変位拡大機構
全体としての厚さを一定と考えており、厚さ方向を円弧
状ヒンジの形状パラメータとしていないが、これを形状
パラメータとして設定可能にしても構わない。また、図
面上、第1及び第2の弾性部18,24は、第1及び第
2のアーム22,26と支持部材20とに一体的に連結
して構成しているが、第1及び第2の弾性部18,24
を第1及び第2のアーム22,26と支持部材20とは
別体の材料で形成しても良い。同様に、第1及び第2の
連結用弾性部40,42は、連結アーム38と第1及び
第2のアーム22,26とに一体的に連結して構成して
いるが、第1及び第2の連結用弾性部40,42を連結
アーム38と第1及び第2のアーム22,26とは別体
の材料で形成しても良い。
【0020】このような構成によれば、図2(b)に示
すように、アクチュエータ30を伸縮させると、このア
クチュエータ30の押圧力が押圧部32を介して第1の
アーム22に伝達され、第1のアーム22の先端22a
が第1の弾性部18を中心に所定の傾き角θ1 だけ回動
する。このとき、第1のアーム22の回動運動は、上述
した連結部材28を介して第2のアーム26に伝達さ
れ、その結果、第2のアーム26の先端(変位出力端)
26aを第2の弾性部24を中心に所定の傾き角θ
2 (>θ1 )だけ回動させることができる。
すように、アクチュエータ30を伸縮させると、このア
クチュエータ30の押圧力が押圧部32を介して第1の
アーム22に伝達され、第1のアーム22の先端22a
が第1の弾性部18を中心に所定の傾き角θ1 だけ回動
する。このとき、第1のアーム22の回動運動は、上述
した連結部材28を介して第2のアーム26に伝達さ
れ、その結果、第2のアーム26の先端(変位出力端)
26aを第2の弾性部24を中心に所定の傾き角θ
2 (>θ1 )だけ回動させることができる。
【0021】図2(b)から分かるように、第1のアー
ム22の傾き角θ1 と第2のアーム26の傾き角θ2 と
は異なる値(θ2 >θ1 )となるため、第1及び第2の
弾性部18,24並びに第1及び第2の連結用弾性部4
0,42に適用した円弧状ヒンジに生じる応力も各々異
なる。この場合、第1及び第2の弾性部18,24並び
に第1及び第2の連結用弾性部40,42(即ち、円弧
状ヒンジ18,24,40,42)は、各円弧状ヒンジ
18,24,40,42の材料の持つ最大許容応力を越
えないような形状に設定する必要がある。具体的には、
第2のアーム26の先端(変位出力端)26aにおいて
予定した変位量(即ち、傾き角θ2 )が得られるよう
に、各円弧状ヒンジ18,24,40,42の両側の円
弧半径R、及び、これら円弧半径R間の最小幅tが設定
される(図1(c)参照)。
ム22の傾き角θ1 と第2のアーム26の傾き角θ2 と
は異なる値(θ2 >θ1 )となるため、第1及び第2の
弾性部18,24並びに第1及び第2の連結用弾性部4
0,42に適用した円弧状ヒンジに生じる応力も各々異
なる。この場合、第1及び第2の弾性部18,24並び
に第1及び第2の連結用弾性部40,42(即ち、円弧
状ヒンジ18,24,40,42)は、各円弧状ヒンジ
18,24,40,42の材料の持つ最大許容応力を越
えないような形状に設定する必要がある。具体的には、
第2のアーム26の先端(変位出力端)26aにおいて
予定した変位量(即ち、傾き角θ2 )が得られるよう
に、各円弧状ヒンジ18,24,40,42の両側の円
弧半径R、及び、これら円弧半径R間の最小幅tが設定
される(図1(c)参照)。
【0022】また、このような設定条件に基づいて、第
1及び第2のアーム22,26のてこ比が設定される。
具体的には、図2(a)に示すように、第1のアーム2
2の長さL1 (具体的には、第1の弾性部18から第1
の連結用弾性部40までの第1のアーム22の長さ)、
第1の弾性部18から押圧部32までの長さb1 、第2
のアーム26の長さL2 (具体的には、第2の弾性部2
4から第2のアーム26の先端(変位出力端)26aま
での長さ)、第2の弾性部24から第2の連結用弾性部
42までの長さb2 が、夫々、設定される。
1及び第2のアーム22,26のてこ比が設定される。
具体的には、図2(a)に示すように、第1のアーム2
2の長さL1 (具体的には、第1の弾性部18から第1
の連結用弾性部40までの第1のアーム22の長さ)、
第1の弾性部18から押圧部32までの長さb1 、第2
のアーム26の長さL2 (具体的には、第2の弾性部2
4から第2のアーム26の先端(変位出力端)26aま
での長さ)、第2の弾性部24から第2の連結用弾性部
42までの長さb2 が、夫々、設定される。
【0023】この場合、第1及び第2のアーム22,2
6のてこ比に基づいて、変位拡大機構全体の矢印X方向
の長さL(図2(a)参照)も変化するが、第1及び第
2の弾性部18,24並びに第1及び第2の連結用弾性
部40,42(即ち、円弧状ヒンジ18,24,40,
42)の材料の持つ最大許容応力を越えない範囲で各々
の円弧状ヒンジ18,24,40,42の形状を設定す
ることによって、変位拡大機構全体の矢印X方向の長さ
Lを最小にすることができる。
6のてこ比に基づいて、変位拡大機構全体の矢印X方向
の長さL(図2(a)参照)も変化するが、第1及び第
2の弾性部18,24並びに第1及び第2の連結用弾性
部40,42(即ち、円弧状ヒンジ18,24,40,
42)の材料の持つ最大許容応力を越えない範囲で各々
の円弧状ヒンジ18,24,40,42の形状を設定す
ることによって、変位拡大機構全体の矢印X方向の長さ
Lを最小にすることができる。
【0024】以下、各々の円弧状ヒンジ18,24,4
0,42の形状と、変位拡大機構全体の矢印X方向の長
さLとの関係について詳述する。
0,42の形状と、変位拡大機構全体の矢印X方向の長
さLとの関係について詳述する。
【0025】ここで、アクチュエータ30の矢印Y方向
の変位をyPZT 、第1のアーム22の先端22aの矢印
Y方向の変位(具体的には、第1のアーム22と第1の
連結用弾性部40との連結部分の変位)をy1 、第2の
アーム26の先端(変位出力端)26aの矢印Y方向の
変位をyとすると、以下の式が成立する。
の変位をyPZT 、第1のアーム22の先端22aの矢印
Y方向の変位(具体的には、第1のアーム22と第1の
連結用弾性部40との連結部分の変位)をy1 、第2の
アーム26の先端(変位出力端)26aの矢印Y方向の
変位をyとすると、以下の式が成立する。
【0026】
【数1】
【0027】
【数2】
【0028】また、このときの第1及び第2のアーム2
2,26の傾き角θ1 ,θ2 は、以下の式で表される。
2,26の傾き角θ1 ,θ2 は、以下の式で表される。
【0029】
【数3】
【0030】
【数4】
【0031】一般に、円弧状ヒンジ18,24,40,
42の回転モーメントMは、以下の式で表される。
42の回転モーメントMは、以下の式で表される。
【0032】
【数5】
【0033】この場合、Eは縦弾性係数、wは変位拡大
機構の幅寸法(図1(b)参照)である。
機構の幅寸法(図1(b)参照)である。
【0034】ここで、第1の弾性部である円弧状ヒンジ
18の両側の円弧半径をR18、これら円弧半径間の最小
幅をt18とし、また、第2の弾性部である円弧状ヒンジ
24の両側の円弧半径をR24、これら円弧半径間の最小
幅をt24とすると、各円弧状ヒンジ18,24の回転モ
ーメントM18,M24は、以下の式で表される。
18の両側の円弧半径をR18、これら円弧半径間の最小
幅をt18とし、また、第2の弾性部である円弧状ヒンジ
24の両側の円弧半径をR24、これら円弧半径間の最小
幅をt24とすると、各円弧状ヒンジ18,24の回転モ
ーメントM18,M24は、以下の式で表される。
【0035】
【数6】
【0036】
【数7】
【0037】なお、第1及び第2の連結用弾性部である
円弧状ヒンジ40,42は、上述したように、第2のア
ーム26の先端(変位出力端)26aにおいて予定した
変位量(即ち、傾き角θ2 )が得られる形状に適宜設定
されるため、ここでは特に説明を加えない。
円弧状ヒンジ40,42は、上述したように、第2のア
ーム26の先端(変位出力端)26aにおいて予定した
変位量(即ち、傾き角θ2 )が得られる形状に適宜設定
されるため、ここでは特に説明を加えない。
【0038】また、第1の弾性部である円弧状ヒンジ1
8の最小肉厚部(最小幅t18に相当する部分)の弾性係
数をZ18、第2の弾性部である円弧状ヒンジ24の最小
肉厚部(最小幅t24に相当する部分)の弾性係数をZ24
とすると、各円弧状ヒンジ18,24の弾性係数Z18,
Z24は、以下の式で表される。
8の最小肉厚部(最小幅t18に相当する部分)の弾性係
数をZ18、第2の弾性部である円弧状ヒンジ24の最小
肉厚部(最小幅t24に相当する部分)の弾性係数をZ24
とすると、各円弧状ヒンジ18,24の弾性係数Z18,
Z24は、以下の式で表される。
【0039】
【数8】
【0040】
【数9】
【0041】更に、第1の弾性部である円弧状ヒンジ1
8の応力集中係数をα18、第2の弾性部である円弧状ヒ
ンジ24の応力集中係数をα24とすると、各円弧状ヒン
ジ18,24の応力σ18,σ24は、以下の式で表され
る。
8の応力集中係数をα18、第2の弾性部である円弧状ヒ
ンジ24の応力集中係数をα24とすると、各円弧状ヒン
ジ18,24の応力σ18,σ24は、以下の式で表され
る。
【0042】
【数10】
【0043】
【数11】
【0044】この場合、各円弧状ヒンジ18,24の応
力σ18,σ24は、各円弧状ヒンジ18,24の持つ最大
許容応力σa 以下(σ18≦σa 、σ24≦σa )である必
要がある。
力σ18,σ24は、各円弧状ヒンジ18,24の持つ最大
許容応力σa 以下(σ18≦σa 、σ24≦σa )である必
要がある。
【0045】ここで、第1の弾性部である円弧状ヒンジ
18について考察すると、最大許容応力σa となる円弧
状ヒンジ18の形状は、(9)式のb1 を定数とする
と、アクチュエータ30の変位yPZT のみで決まること
が分かる。
18について考察すると、最大許容応力σa となる円弧
状ヒンジ18の形状は、(9)式のb1 を定数とする
と、アクチュエータ30の変位yPZT のみで決まること
が分かる。
【0046】図3(a)には、(9)式がグラフ化され
ており、第1のアーム22を傾き角θ1 だけ変位させる
場合を想定し、第1の弾性部である円弧状ヒンジ18の
形状パラメータR18,t18と応力σ18との関係が示され
ている。なお、このグラフにおいて、横軸は、円弧半径
R18を示しており、縦軸は、応力σ18を示している。ま
た、図中の実線、点線、破線は、夫々、円弧半径間の最
小幅t18を変化(矢印方向に最小幅を増加)させた場合
を示しており、実線、点線、破線の順に最小幅t18が大
きくなっている。
ており、第1のアーム22を傾き角θ1 だけ変位させる
場合を想定し、第1の弾性部である円弧状ヒンジ18の
形状パラメータR18,t18と応力σ18との関係が示され
ている。なお、このグラフにおいて、横軸は、円弧半径
R18を示しており、縦軸は、応力σ18を示している。ま
た、図中の実線、点線、破線は、夫々、円弧半径間の最
小幅t18を変化(矢印方向に最小幅を増加)させた場合
を示しており、実線、点線、破線の順に最小幅t18が大
きくなっている。
【0047】これら実線、点線、破線の各グラフから分
かるように、円弧半径R18を大きくすると、応力σ18が
小さくなり、円弧半径間の最小幅t18を大きくすると、
応力σ18も大きくなる。
かるように、円弧半径R18を大きくすると、応力σ18が
小さくなり、円弧半径間の最小幅t18を大きくすると、
応力σ18も大きくなる。
【0048】また、図中横軸に平行に延出している一点
鎖線は、第1の弾性部である円弧状ヒンジ18の材料の
持つ最大許容応力σa を規定しており、第1の弾性部と
して使用する円弧状ヒンジ18の形状パラメータR18,
t18は、最大許容応力σa に設定する必要がある。この
場合、この最大許容応力σa を示す一点鎖線上にある円
弧状ヒンジ18の形状パラメータR18,t18を適宜選択
的に組み合わせることによって、最大許容応力σa を越
えない範囲で、第1の弾性部として使用する円弧状ヒン
ジ18の剛性を高くすることが可能となる。以上によ
り、円弧状ヒンジ18の形状が決定される。
鎖線は、第1の弾性部である円弧状ヒンジ18の材料の
持つ最大許容応力σa を規定しており、第1の弾性部と
して使用する円弧状ヒンジ18の形状パラメータR18,
t18は、最大許容応力σa に設定する必要がある。この
場合、この最大許容応力σa を示す一点鎖線上にある円
弧状ヒンジ18の形状パラメータR18,t18を適宜選択
的に組み合わせることによって、最大許容応力σa を越
えない範囲で、第1の弾性部として使用する円弧状ヒン
ジ18の剛性を高くすることが可能となる。以上によ
り、円弧状ヒンジ18の形状が決定される。
【0049】次に、変位拡大機構全体の長さL(図2
(a)参照)を求めるため、第1のアーム22の長さL
1 (図2(a)参照)と第2のアーム26の長さL
2 (図2(a)参照)を円弧状ヒンジ24の形状パラメ
ータR24,t24を用いて以下の通り求める。
(a)参照)を求めるため、第1のアーム22の長さL
1 (図2(a)参照)と第2のアーム26の長さL
2 (図2(a)参照)を円弧状ヒンジ24の形状パラメ
ータR24,t24を用いて以下の通り求める。
【0050】第1のアーム22の長さL1 (図2(a)
参照)は、第1の弾性部である円弧状ヒンジ18の応力
σ24を最大許容応力σa と置き換えることによって、
(10)式から求められる。具体的には、(10)式を
L1 について変形して、σ24を最大許容応力σa と置き
換えると、第1のアーム22の長さL1 は、以下の式で
表される。
参照)は、第1の弾性部である円弧状ヒンジ18の応力
σ24を最大許容応力σa と置き換えることによって、
(10)式から求められる。具体的には、(10)式を
L1 について変形して、σ24を最大許容応力σa と置き
換えると、第1のアーム22の長さL1 は、以下の式で
表される。
【0051】
【数12】
【0052】また、第2のアーム26の長さL2 (図2
(a)参照)は、(2),(11)式から求められる。
具体的には、(11)式を(2)式に代入してからL2
について変形して、以下の式で表される。
(a)参照)は、(2),(11)式から求められる。
具体的には、(11)式を(2)式に代入してからL2
について変形して、以下の式で表される。
【0053】
【数13】
【0054】変位拡大機構全体の長さL(図2(a)参
照)は、
照)は、
【0055】
【数14】
【0056】と表されるため、この(13)式に(1
1)式及び(12)式を代入すると、以下の式が得られ
る。
1)式及び(12)式を代入すると、以下の式が得られ
る。
【0057】
【数15】
【0058】図3(b)には、(14)式がグラフ化さ
れており、第2のアーム26を傾き角θ2 だけ変位させ
る場合を想定し、第2の弾性部である円弧状ヒンジ24
の形状パラメータR24,t24と変位拡大機構全体の長さ
Lとの関係が示されている。なお、このグラフにおい
て、横軸は、円弧半径R24を示しており、縦軸は、変位
拡大機構全体の長さLを示している。また、図中の実
線、点線、破線は、夫々、円弧半径間の最小幅t24を変
化(矢印方向に最小幅を増加)させた場合を示してお
り、実線、点線、破線の順に最小幅t24が大きくなって
いる。なお、本実施の形態では、R24>R18、t24<t
18なる場合を想定している。
れており、第2のアーム26を傾き角θ2 だけ変位させ
る場合を想定し、第2の弾性部である円弧状ヒンジ24
の形状パラメータR24,t24と変位拡大機構全体の長さ
Lとの関係が示されている。なお、このグラフにおい
て、横軸は、円弧半径R24を示しており、縦軸は、変位
拡大機構全体の長さLを示している。また、図中の実
線、点線、破線は、夫々、円弧半径間の最小幅t24を変
化(矢印方向に最小幅を増加)させた場合を示してお
り、実線、点線、破線の順に最小幅t24が大きくなって
いる。なお、本実施の形態では、R24>R18、t24<t
18なる場合を想定している。
【0059】また、図中の一点鎖線は、第1の弾性部で
ある円弧状ヒンジ18と第2の弾性部である円弧状ヒン
ジ24とが同一の形状を有している場合(R24=R18、
t24=t18)の変位拡大機構全体の長さLを示している
(従来技術)。
ある円弧状ヒンジ18と第2の弾性部である円弧状ヒン
ジ24とが同一の形状を有している場合(R24=R18、
t24=t18)の変位拡大機構全体の長さLを示している
(従来技術)。
【0060】このグラフから分かるように、円弧ヒンジ
24の形状パラメータR24,t24に応じて変位拡大機構
全体の長さLは極値を持つ。そして、この極値について
上記の従来技術と本発明とを比較して考察すると、第1
の弾性部である円弧状ヒンジ18と第2の弾性部である
円弧状ヒンジ24との形状が相対的に異なるように、各
円弧状ヒンジ18,24の形状パラメータR18,t18と
R24,t24とを適宜選択的に組み合わせることによっ
て、変位拡大機構全体の長さLを従来技術に比べて短く
することができることが分かる。
24の形状パラメータR24,t24に応じて変位拡大機構
全体の長さLは極値を持つ。そして、この極値について
上記の従来技術と本発明とを比較して考察すると、第1
の弾性部である円弧状ヒンジ18と第2の弾性部である
円弧状ヒンジ24との形状が相対的に異なるように、各
円弧状ヒンジ18,24の形状パラメータR18,t18と
R24,t24とを適宜選択的に組み合わせることによっ
て、変位拡大機構全体の長さLを従来技術に比べて短く
することができることが分かる。
【0061】この場合、各円弧状ヒンジ18,24の形
状パラメータを相対的に異ならせる方法としては、以下
の3通りの方法がある。第1の方法としては、円弧半径
R18,R24を同一にして、最小幅t18,t24を相互に異
ならせる方法。第2の方法としては、最小幅t18,t24
を同一にして、円弧半径R18,R24を相互に異ならせる
方法。第3の方法としては、円弧半径R18,R24を相互
に異ならせると共に、最小幅t18,t24を相互に異なら
せる方法。
状パラメータを相対的に異ならせる方法としては、以下
の3通りの方法がある。第1の方法としては、円弧半径
R18,R24を同一にして、最小幅t18,t24を相互に異
ならせる方法。第2の方法としては、最小幅t18,t24
を同一にして、円弧半径R18,R24を相互に異ならせる
方法。第3の方法としては、円弧半径R18,R24を相互
に異ならせると共に、最小幅t18,t24を相互に異なら
せる方法。
【0062】このように本実施の形態によれば、第1の
弾性部である円弧状ヒンジ18と第2の弾性部である円
弧状ヒンジ24との形状が相対的に異なるように、各円
弧状ヒンジ18,24の形状パラメータR18,t18とR
24,t24とを適宜選択的に組み合わせることによって、
変位拡大機構全体の長さL(図2(a)参照)を従来技
術に比べて極めて短くすることができる。更に、本実施
の形態によれば、アクチュエータ30は、ベース34か
ら支持部材20の開口36を通して第1のアーム22に
向かって延出し、その延出端を第1のアーム22の押圧
部32に当接しているため、変位拡大機構全体の高さ方
向の寸法H(図2(a)参照)を従来技術に比べて小さ
くすることができる。この結果として、本実施の形態に
よれば、小型で且つ大きな変位を得ることが可能な変位
拡大機構を実現することが可能となる。別の言い方をす
れば、従来の技術を用いて本実施の形態と同等の外形寸
法の変位拡大機構を構成したとしても、本実施の形態と
同等の変位を得ることはできない。
弾性部である円弧状ヒンジ18と第2の弾性部である円
弧状ヒンジ24との形状が相対的に異なるように、各円
弧状ヒンジ18,24の形状パラメータR18,t18とR
24,t24とを適宜選択的に組み合わせることによって、
変位拡大機構全体の長さL(図2(a)参照)を従来技
術に比べて極めて短くすることができる。更に、本実施
の形態によれば、アクチュエータ30は、ベース34か
ら支持部材20の開口36を通して第1のアーム22に
向かって延出し、その延出端を第1のアーム22の押圧
部32に当接しているため、変位拡大機構全体の高さ方
向の寸法H(図2(a)参照)を従来技術に比べて小さ
くすることができる。この結果として、本実施の形態に
よれば、小型で且つ大きな変位を得ることが可能な変位
拡大機構を実現することが可能となる。別の言い方をす
れば、従来の技術を用いて本実施の形態と同等の外形寸
法の変位拡大機構を構成したとしても、本実施の形態と
同等の変位を得ることはできない。
【0063】また、本実施の形態によれば、第1及び第
2の弾性部である各円弧状ヒンジ18,24の応力
σ18,σ24が各円弧状ヒンジ18,24の持つ最大許容
応力σaとなるように、第1の弾性部である円弧状ヒン
ジ18及び第2の弾性部である円弧状ヒンジ24の形状
パラメータR18,t18とR24,t24とを設定したことに
よって、各円弧状ヒンジ18,24の剛性を高くするこ
とができ、その結果、共振周波数の高い変位拡大機構を
実現することができる。この場合、例えば第2のアーム
26の先端(変位出力端)26aを顕微鏡ステージに接
続すると、その顕微鏡ステージの位置決め速度を高める
ことが可能となる。
2の弾性部である各円弧状ヒンジ18,24の応力
σ18,σ24が各円弧状ヒンジ18,24の持つ最大許容
応力σaとなるように、第1の弾性部である円弧状ヒン
ジ18及び第2の弾性部である円弧状ヒンジ24の形状
パラメータR18,t18とR24,t24とを設定したことに
よって、各円弧状ヒンジ18,24の剛性を高くするこ
とができ、その結果、共振周波数の高い変位拡大機構を
実現することができる。この場合、例えば第2のアーム
26の先端(変位出力端)26aを顕微鏡ステージに接
続すると、その顕微鏡ステージの位置決め速度を高める
ことが可能となる。
【0064】なお、上述した実施の形態では、第1及び
第2の弾性部18,24並びに第1及び第2の連結用弾
性部40,42として、円弧状ヒンジを夫々適用した
が、これに限定されることは無く、円弧状ヒンジをこれ
と等価な剛性を有する例えば板バネやゴムとしても上述
した実施の形態と同様の作用効果を実現することが可能
である。
第2の弾性部18,24並びに第1及び第2の連結用弾
性部40,42として、円弧状ヒンジを夫々適用した
が、これに限定されることは無く、円弧状ヒンジをこれ
と等価な剛性を有する例えば板バネやゴムとしても上述
した実施の形態と同様の作用効果を実現することが可能
である。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、小型で且つ大きな変位
を得ることが可能な共振周波数の高い変位拡大機構を提
供することができる。
を得ることが可能な共振周波数の高い変位拡大機構を提
供することができる。
【図1】(a)は、本発明の一実施の形態に係る変位拡
大機構の構成を示す図、(b)は、同図(a)のb−b
線に沿う断面図、(c)は、本実施の形態に適用した円
弧状ヒンジの構成を示す図。
大機構の構成を示す図、(b)は、同図(a)のb−b
線に沿う断面図、(c)は、本実施の形態に適用した円
弧状ヒンジの構成を示す図。
【図2】(a)は、本発明の一実施の形態に係る変位拡
大機構のてこ比を示す図、(b)は、本発明の一実施の
形態に係る変位拡大機構の動作説明図。
大機構のてこ比を示す図、(b)は、本発明の一実施の
形態に係る変位拡大機構の動作説明図。
【図3】(a)は、第1の弾性部である円弧状ヒンジの
形状パラメータと応力との関係を示す図、(b)は、第
2の弾性部である円弧状ヒンジの形状パラメータと変位
拡大機構全体の長さとの関係を示す図。
形状パラメータと応力との関係を示す図、(b)は、第
2の弾性部である円弧状ヒンジの形状パラメータと変位
拡大機構全体の長さとの関係を示す図。
【図4】(a)は、従来の変位拡大機構を示す図、
(b)は、同図(a)の改良に係る従来の変位拡大機構
の構成を示す図。
(b)は、同図(a)の改良に係る従来の変位拡大機構
の構成を示す図。
18 第1の弾性部 20 支持部材 22 第1のアーム 24 第2の弾性部 26 第2のアーム 28 連結部材 30 アクチュエータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月26日(1999.3.2
6)
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、第1の弾性部である円弧状ヒンジ1
8の最小肉厚部(最小幅t18に相当する部分)の断面係
数をZ18、第2の弾性部である円弧状ヒンジ24の最小
肉厚部(最小幅t24に相当する部分)の断面係数をZ24
とすると、各円弧状ヒンジ18,24の断面係数Z18,
Z24は、以下の式で表される。
8の最小肉厚部(最小幅t18に相当する部分)の断面係
数をZ18、第2の弾性部である円弧状ヒンジ24の最小
肉厚部(最小幅t24に相当する部分)の断面係数をZ24
とすると、各円弧状ヒンジ18,24の断面係数Z18,
Z24は、以下の式で表される。
Claims (3)
- 【請求項1】 基端側が第1の弾性部を介して支持部材
に支持された第1のアームと、 基端側が第2の弾性部を介して支持部材に支持された第
2のアームと、 第1のアームと第2のアームとを連結する連結部材と、 第1のアームに所定の押圧力を作用させることが可能な
アクチュエータとを備えており、 第1及び第2の弾性部は、相対的に異なる形状を成して
構成されていることを特徴とする変位拡大機構。 - 【請求項2】 第1及び第2の弾性部は、その材料の持
つ最大許容応力を越えない形状に設定されていることを
特徴とする請求項1に記載の変位拡大機構。 - 【請求項3】 前記連結部材は、第1の連結用弾性部を
介して前記第1のアームと連結され、且つ、第2の連結
用弾性部を介して前記第2のアームと連結されており、
前記第1及び第2の弾性部、前記第1及び第2の連結用
弾性部は、円弧状ヒンジで構成されていることを特徴と
する請求項1に記載の変位拡大機構。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056818A JP2000249207A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 変位拡大機構 |
| US09/385,560 US6346710B1 (en) | 1998-08-31 | 1999-08-30 | Stage apparatus including displacement amplifying mechanism |
| DE19940124A DE19940124C2 (de) | 1998-08-31 | 1999-08-30 | Plattform mit einem Verschiebungsverstärkungsmechanismus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056818A JP2000249207A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 変位拡大機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000249207A true JP2000249207A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=13037966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11056818A Pending JP2000249207A (ja) | 1998-08-31 | 1999-03-04 | 変位拡大機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000249207A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010054509A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Stabila Messgeraete Gustav Ullrich Gmbh | レーザ装置 |
| JP2016098900A (ja) * | 2014-11-20 | 2016-05-30 | 曙ブレーキ工業株式会社 | ブレーキ圧力分布計測方法及びブレーキ圧力分布計測装置 |
| JP2017184369A (ja) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | 株式会社東芝 | 変位変換機構及びチューナブルフィルタ装置 |
-
1999
- 1999-03-04 JP JP11056818A patent/JP2000249207A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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