JP2000252817A - Pll回路 - Google Patents
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- JP2000252817A JP2000252817A JP11054900A JP5490099A JP2000252817A JP 2000252817 A JP2000252817 A JP 2000252817A JP 11054900 A JP11054900 A JP 11054900A JP 5490099 A JP5490099 A JP 5490099A JP 2000252817 A JP2000252817 A JP 2000252817A
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 EMIピークエネルギを低減することで、E
MIによる悪影響を低減する。 【解決手段】 PLL回路の電圧制御発振器VCOの入
力に設ける、位相周波数比較回路の出力から直流成分な
いしは低周波数成分を抽出するループ・フィルタLF
が、抵抗R1及びR2と、コンデンサCとで構成されて
いる。ノードAから、電圧制御発振器VCOから出力さ
れるクロック信号より周波数が低い揺動変調信号を入力
することで、電圧制御発振器VCOに対する制御信号を
変化させ、電圧制御発振器VCOが出力するクロック信
号を揺動させる。これにより、スペクトルを分散し、E
MIピークエネルギを低減する。
MIによる悪影響を低減する。 【解決手段】 PLL回路の電圧制御発振器VCOの入
力に設ける、位相周波数比較回路の出力から直流成分な
いしは低周波数成分を抽出するループ・フィルタLF
が、抵抗R1及びR2と、コンデンサCとで構成されて
いる。ノードAから、電圧制御発振器VCOから出力さ
れるクロック信号より周波数が低い揺動変調信号を入力
することで、電圧制御発振器VCOに対する制御信号を
変化させ、電圧制御発振器VCOが出力するクロック信
号を揺動させる。これにより、スペクトルを分散し、E
MIピークエネルギを低減する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ループ・フィルタ
(Loop Filter:LF)のグランド・ノードに変調波を
与えることで電圧制御発振器(Voltage Controlled O
scillator:VCO)の発振周波数に揺らぎを与え、E
MI(EMI:Electromagnetic Interference)スペ
クトルの分散を図ることができるPLL(Phase−lock
Loop)回路に関する。
(Loop Filter:LF)のグランド・ノードに変調波を
与えることで電圧制御発振器(Voltage Controlled O
scillator:VCO)の発振周波数に揺らぎを与え、E
MI(EMI:Electromagnetic Interference)スペ
クトルの分散を図ることができるPLL(Phase−lock
Loop)回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、マイクロプロセッサなどの半
導体集積回路は、これを搭載するボード上のクロック信
号を入力しながら、その内部回路は該クロック信号の整
数倍又は分数倍の周波数のクロック信号で動作してい
る。このような半導体集積回路内部のクロック信号を、
外部から供給されるクロック信号から生成するために、
PLL回路が用いられている。
導体集積回路は、これを搭載するボード上のクロック信
号を入力しながら、その内部回路は該クロック信号の整
数倍又は分数倍の周波数のクロック信号で動作してい
る。このような半導体集積回路内部のクロック信号を、
外部から供給されるクロック信号から生成するために、
PLL回路が用いられている。
【0003】まず基本的なPLL回路の構成とその動作
及び用途について説明する。
及び用途について説明する。
【0004】図1に基本的なPLL回路の構成をブロッ
ク図で示す。
ク図で示す。
【0005】本PLL回路に電源が投入されると、ある
いは動作開始を指示する図示されない信号が入力される
と、本PLL回路は動作を開始する。その際、電圧制御
発振器VCOは自走発振をはじめ、0UTCLK端子に
クロック信号を出力する。このクロック信号OUTCL
Kは、逓倍用の符号7の分周器DIV(Divider)を通
り、フィードバック・クロック信号FBCLKとなる。
いは動作開始を指示する図示されない信号が入力される
と、本PLL回路は動作を開始する。その際、電圧制御
発振器VCOは自走発振をはじめ、0UTCLK端子に
クロック信号を出力する。このクロック信号OUTCL
Kは、逓倍用の符号7の分周器DIV(Divider)を通
り、フィードバック・クロック信号FBCLKとなる。
【0006】位相周波数比較器PFD(Phase&Frequen
cy Detector)には、クロック信号FBCLKと共に、
周波数の基準となるクロック信号REFCLKも入力さ
れている。これら信号の位相及び周波数が、該位相周波
数比較器PFDにおいて比較される。該比較により、位
相周波数比較器PFDは、2つのクロック信号間の、位
相及び周波数の誤差を検出する。そして、該誤差に応じ
た補正信号の出力が、位相周波数比較器PFDからチャ
ージ・ポンプCP(Charge Pump)に入力される。チャ
ージ・ポンプCPは、位相周波数比較器PFDからの入
力に応じたレベル(電圧)の補正信号を出力する。該チ
ャージ・ポンプCPは、誤差に応じたパルス信号である
位相周波数比較器PFDの出力を、誤差に応じたレベル
(電圧)の信号に変換する。
cy Detector)には、クロック信号FBCLKと共に、
周波数の基準となるクロック信号REFCLKも入力さ
れている。これら信号の位相及び周波数が、該位相周波
数比較器PFDにおいて比較される。該比較により、位
相周波数比較器PFDは、2つのクロック信号間の、位
相及び周波数の誤差を検出する。そして、該誤差に応じ
た補正信号の出力が、位相周波数比較器PFDからチャ
ージ・ポンプCP(Charge Pump)に入力される。チャ
ージ・ポンプCPは、位相周波数比較器PFDからの入
力に応じたレベル(電圧)の補正信号を出力する。該チ
ャージ・ポンプCPは、誤差に応じたパルス信号である
位相周波数比較器PFDの出力を、誤差に応じたレベル
(電圧)の信号に変換する。
【0007】ここで、符号5で示すような、位相周波数
比較器PFD及びチャージ・ポンプCPの部分におい
て、電圧制御発振器VCOから得られるクロック信号O
UTCLKを分周しフィードバックしたクロック信号F
BCLKと、基準のクロック信号REFCLKとの、位
相及び周波数を比較する位相周波数比較回路が構成され
ている。該位相周波数比較回路5が出力する信号、即ち
チャージ・ポンプCPが出力する信号は、位相及び周波
数の誤差に応じた電圧の信号である。
比較器PFD及びチャージ・ポンプCPの部分におい
て、電圧制御発振器VCOから得られるクロック信号O
UTCLKを分周しフィードバックしたクロック信号F
BCLKと、基準のクロック信号REFCLKとの、位
相及び周波数を比較する位相周波数比較回路が構成され
ている。該位相周波数比較回路5が出力する信号、即ち
チャージ・ポンプCPが出力する信号は、位相及び周波
数の誤差に応じた電圧の信号である。
【0008】又、該信号は、ループ・フィルタLF(Lo
op Filter)でDC信号(DCレベル)に変換され、電
圧制御発振器VCOの制御信号となる。そして該制御信
号のレベル(電圧)により、電圧制御発振器VCOは発
振周波数を変化させる。
op Filter)でDC信号(DCレベル)に変換され、電
圧制御発振器VCOの制御信号となる。そして該制御信
号のレベル(電圧)により、電圧制御発振器VCOは発
振周波数を変化させる。
【0009】更に、電圧制御発振器VCOの出力する、
このように制御されるクロック信号OUTCLKは、分
周器DIVに入力され、該分周器DIVはクロック信号
FBCLKを出力して、上述の処理を繰り返す。この一
連の動作の繰り返しによりFBCLKの位相、及び周波
数は、クロック信号REFCLKのものと一致するよう
になる。
このように制御されるクロック信号OUTCLKは、分
周器DIVに入力され、該分周器DIVはクロック信号
FBCLKを出力して、上述の処理を繰り返す。この一
連の動作の繰り返しによりFBCLKの位相、及び周波
数は、クロック信号REFCLKのものと一致するよう
になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】回路内で電流が生じた
場合、その電流に依存した電磁波が輻射される。最近の
動作周波数の高速化においては、このように輻射される
電磁波により、他の電子機器が妨害を受ける度合いが増
加する傾向が知られており、大きな問題となっている。
場合、その電流に依存した電磁波が輻射される。最近の
動作周波数の高速化においては、このように輻射される
電磁波により、他の電子機器が妨害を受ける度合いが増
加する傾向が知られており、大きな問題となっている。
【0011】特に一定の周波数のクロックを刻む回路に
おいては、輻射される電磁波の周波数スペクトルの特定
周波数において、鋭いピークが生じる。このため、悪影
響を及ぼし易いEMIエネルギが大きくなり、他の機器
への妨害を引き起こしやすくなる。
おいては、輻射される電磁波の周波数スペクトルの特定
周波数において、鋭いピークが生じる。このため、悪影
響を及ぼし易いEMIエネルギが大きくなり、他の機器
への妨害を引き起こしやすくなる。
【0012】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、EMIピークエネルギを低減するこ
とで、EMIによる悪影響を低減することができるPL
L回路を提供することを目的とする。
くなされたもので、EMIピークエネルギを低減するこ
とで、EMIによる悪影響を低減することができるPL
L回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、電圧制御発振
回路で信号を発振すると共に、該電圧制御発振回路から
得られる信号をフィードバックし、位相周波数比較回路
で基準信号と位相を比較するようにしたPLL回路にお
いて、前記電圧制御発振回路の入力に設ける、前記位相
周波数比較回路の出力から直流成分ないしは低周波数成
分を抽出するループフィルタ回路のグランド・ノードか
ら、前記電圧制御発振回路から出力される信号より周波
数が低い揺動変調信号を入力するようにしたことによ
り、前記課題を解決したものである。
回路で信号を発振すると共に、該電圧制御発振回路から
得られる信号をフィードバックし、位相周波数比較回路
で基準信号と位相を比較するようにしたPLL回路にお
いて、前記電圧制御発振回路の入力に設ける、前記位相
周波数比較回路の出力から直流成分ないしは低周波数成
分を抽出するループフィルタ回路のグランド・ノードか
ら、前記電圧制御発振回路から出力される信号より周波
数が低い揺動変調信号を入力するようにしたことによ
り、前記課題を解決したものである。
【0014】又、前記PLL回路において、前記揺動変
調信号を、PLL回路が元々有する分周回路の信号を利
用して得るようにしたことにより、本発明を適用する際
に必要とする素子の数を低減することができる。
調信号を、PLL回路が元々有する分周回路の信号を利
用して得るようにしたことにより、本発明を適用する際
に必要とする素子の数を低減することができる。
【0015】更に、前記PLL回路において、前記揺動
変調信号を、外部から供給するようにしたことにより、
外部に揺動変調信号に利用できる信号がある場合、該信
号を活用し、本発明を適用する際に必要となる素子の数
を低減することができる。
変調信号を、外部から供給するようにしたことにより、
外部に揺動変調信号に利用できる信号がある場合、該信
号を活用し、本発明を適用する際に必要となる素子の数
を低減することができる。
【0016】以下、本発明の作用について、簡単に説明
する。
する。
【0017】本発明では、電圧制御発振回路で信号を発
振すると共に、該電圧制御発振回路から得られる信号を
フィードバックし、位相周波数比較回路で基準信号と位
相を比較するようにしたPLL回路の特徴に注目してい
る。本発明では、電圧制御発振回路の入力に設ける、位
相周波数比較回路の出力から直流成分ないしは低周波数
成分を抽出するループフィルタ回路のグランド・ノード
から、電圧制御発振回路から出力される信号より周波数
が低い揺動変調信号を入力する。即ち、本発明において
は、ループ・フィルタ回路を、位相周波数比較回路の出
力に対して揺動変調信号を加算する加算器として用いて
いる。
振すると共に、該電圧制御発振回路から得られる信号を
フィードバックし、位相周波数比較回路で基準信号と位
相を比較するようにしたPLL回路の特徴に注目してい
る。本発明では、電圧制御発振回路の入力に設ける、位
相周波数比較回路の出力から直流成分ないしは低周波数
成分を抽出するループフィルタ回路のグランド・ノード
から、電圧制御発振回路から出力される信号より周波数
が低い揺動変調信号を入力する。即ち、本発明において
は、ループ・フィルタ回路を、位相周波数比較回路の出
力に対して揺動変調信号を加算する加算器として用いて
いる。
【0018】これにより、ループ・フィルタのグランド
・ノードに変調波を与え、電圧制御発振器の制御信号を
揺らすことで、電圧制御発振器の発信周波数を分散さ
せ、EMIエネルギの特定周波数でのピークを低減させ
る。このように、EMIピークエネルギを低減すること
で、EMIによる悪影響を低減することができる。
・ノードに変調波を与え、電圧制御発振器の制御信号を
揺らすことで、電圧制御発振器の発信周波数を分散さ
せ、EMIエネルギの特定周波数でのピークを低減させ
る。このように、EMIピークエネルギを低減すること
で、EMIによる悪影響を低減することができる。
【0019】クロック信号の電力のスペクトルは、多く
の高調波を含んでいる。本発明によりPLL回路が出力
するクロック信号の周波数を揺動させると、このような
高調波においては、該クロック信号の基本波に比較し
て、その周波数の揺動は大きくなり、電力のスペクトル
は幅広く分散されやすい。従って、このような高調波で
は、EMIピークエネルギが効果的に低減され、EMI
による悪影響も効果的に低減される。
の高調波を含んでいる。本発明によりPLL回路が出力
するクロック信号の周波数を揺動させると、このような
高調波においては、該クロック信号の基本波に比較し
て、その周波数の揺動は大きくなり、電力のスペクトル
は幅広く分散されやすい。従って、このような高調波で
は、EMIピークエネルギが効果的に低減され、EMI
による悪影響も効果的に低減される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を詳細に説明する。
形態を詳細に説明する。
【0021】図2は、本発明が適用された実施形態のP
LL回路における要部の回路図である。
LL回路における要部の回路図である。
【0022】この図では、本実施形態における、本発明
の適用部分であるループ・フィルタLFが示される。該
ループ・フィルタLFは、抵抗R1及びR2と、コンデ
ンサCとの時定数で定まる、ローパス・フィルタとして
機能する。本実施形態ではループ・フィルタLFとし
て、ラグ・リード型を示している。しかしながら、他の
種類のフィルタを用いても、同様の効果が得られる。
の適用部分であるループ・フィルタLFが示される。該
ループ・フィルタLFは、抵抗R1及びR2と、コンデ
ンサCとの時定数で定まる、ローパス・フィルタとして
機能する。本実施形態ではループ・フィルタLFとし
て、ラグ・リード型を示している。しかしながら、他の
種類のフィルタを用いても、同様の効果が得られる。
【0023】図2においてノードAを接地し、図3のよ
うにすると、従来の図1のループ・フィルタLFと同等
になる。そして、図3のものを用いると、従来のPLL
回路と同じ動作をする。ノードAは、図3から明らかな
ように、このように従来と同等に動作させる場合、グラ
ンドGNDに接続されるので、グランド・ノードと呼ぶ
ことにする。
うにすると、従来の図1のループ・フィルタLFと同等
になる。そして、図3のものを用いると、従来のPLL
回路と同じ動作をする。ノードAは、図3から明らかな
ように、このように従来と同等に動作させる場合、グラ
ンドGNDに接続されるので、グランド・ノードと呼ぶ
ことにする。
【0024】このノードAとグランドGNDとの間に、
図2の符号Bで示される、本発明で揺動変調信号と称す
る信号を入力する。該信号は、電圧制御発振器VCOか
ら出力される信号より周波数が低い信号である。該揺動
変調信号は、PLL回路自身が発生する、もしくは外部
で生成した、所定の周波数/振幅の変調波である。
図2の符号Bで示される、本発明で揺動変調信号と称す
る信号を入力する。該信号は、電圧制御発振器VCOか
ら出力される信号より周波数が低い信号である。該揺動
変調信号は、PLL回路自身が発生する、もしくは外部
で生成した、所定の周波数/振幅の変調波である。
【0025】このように揺動変調信号を与えると、抵抗
R1及びR2の比に応じ、チャージ・ポンプCPからの
信号に揺動変調信号が加算され、電圧制御発振器VCO
に出力する信号に変調が加えられる。加算後の、チャー
ジ・ポンプCPからの信号と、揺動変調信号との電圧比
は、ほぼ、{(R2/(R1+R2)):(R1/(R
1+R2))}である。又、このように揺動変調信号で
変調し制御信号を変化させることで、電圧制御発振器V
COの発信周波数を変化させ、ほぼ揺動変調信号の周波
数でクロック信号OUTCLKを揺動させることができ
る。
R1及びR2の比に応じ、チャージ・ポンプCPからの
信号に揺動変調信号が加算され、電圧制御発振器VCO
に出力する信号に変調が加えられる。加算後の、チャー
ジ・ポンプCPからの信号と、揺動変調信号との電圧比
は、ほぼ、{(R2/(R1+R2)):(R1/(R
1+R2))}である。又、このように揺動変調信号で
変調し制御信号を変化させることで、電圧制御発振器V
COの発信周波数を変化させ、ほぼ揺動変調信号の周波
数でクロック信号OUTCLKを揺動させることができ
る。
【0026】PLL回路は、発振周波数をフィードバッ
ク制御するフィードバック回路である。このため、フィ
ードバックを受けて、クロック信号FBCLKの周波数
・位相をクロック信号REFCLKに一致させる方向
に、回路動作が作用する。このような作用は、上述した
揺動変調信号によるクロック信号OUTCLKの揺動を
抑えることになる。
ク制御するフィードバック回路である。このため、フィ
ードバックを受けて、クロック信号FBCLKの周波数
・位相をクロック信号REFCLKに一致させる方向
に、回路動作が作用する。このような作用は、上述した
揺動変調信号によるクロック信号OUTCLKの揺動を
抑えることになる。
【0027】このような揺動を抑制する作用を低減する
ためには、ループ・フィルタLFの定数を重くし、チャ
ージ・ポンプCPの駆動能力を小さくし、フィードバッ
クの効果を弱くする必要がある。このようにフィードバ
ック効果を低下させることで、発振周波数が分散したク
ロック信号OUTCLKのスペクトルが得られる。これ
によって、発振周波数が分散しているため特定の周波数
の電磁波が強く輻射されることを防ぐことが出来る。
ためには、ループ・フィルタLFの定数を重くし、チャ
ージ・ポンプCPの駆動能力を小さくし、フィードバッ
クの効果を弱くする必要がある。このようにフィードバ
ック効果を低下させることで、発振周波数が分散したク
ロック信号OUTCLKのスペクトルが得られる。これ
によって、発振周波数が分散しているため特定の周波数
の電磁波が強く輻射されることを防ぐことが出来る。
【0028】なお、本発明では、揺動変調信号をどのよ
うに得るかについて特に限定するものではない。例え
ば、該揺動変調信号を、PLL回路の外部から供給して
もよい。あるいは、該揺動変調信号を、PLL回路の内
部で生成してもよい。内部で生成する場合、例えば図1
の符号7Aのように、PLL回路の内部に新たに分周器
DIVを設けて、該分周器DIVにより揺動変調信号を
生成し、ループ・フィルタLFに供給してもよい。ある
いは、符号7の分周器DIVで既に分周されたクロック
信号を、更に必要なだけ分周するために、符号7Bのよ
うに設けた分周器DIVにより揺動変調信号を生成し、
ループ・フィルタLFに供給してもよい。
うに得るかについて特に限定するものではない。例え
ば、該揺動変調信号を、PLL回路の外部から供給して
もよい。あるいは、該揺動変調信号を、PLL回路の内
部で生成してもよい。内部で生成する場合、例えば図1
の符号7Aのように、PLL回路の内部に新たに分周器
DIVを設けて、該分周器DIVにより揺動変調信号を
生成し、ループ・フィルタLFに供給してもよい。ある
いは、符号7の分周器DIVで既に分周されたクロック
信号を、更に必要なだけ分周するために、符号7Bのよ
うに設けた分周器DIVにより揺動変調信号を生成し、
ループ・フィルタLFに供給してもよい。
【0029】ここで、同一周波数のクロック信号OUT
CLKから、同一周波数の揺動変調信号を得ることを前
提とする。該前提において、符号7Aの分周器DIVに
比べ、符号7の分周器DIVも共に用いている分だけ符
号7Bの分周器DIVは、分周数が少なく、素子数が少
なくなる。
CLKから、同一周波数の揺動変調信号を得ることを前
提とする。該前提において、符号7Aの分周器DIVに
比べ、符号7の分周器DIVも共に用いている分だけ符
号7Bの分周器DIVは、分周数が少なく、素子数が少
なくなる。
【0030】なお、本発明において、揺動変調信号の周
波数を特に限定するものではない。該周波数は、PLL
回路全体における、クロック信号OUTCLKのフィー
ドバック制御のループゲインを考慮して決定することも
できる。又、該揺動変調信号による変調の深さ、即ちル
ープ・フィルタLFによる加算後の、チャージ・ポンプ
CPからの信号と、揺動変調信号との電圧比を特に限定
するものではない。なお、本実施形態においては、揺動
変調信号の周波数を、クロック信号OUTCLKの周波
数の(1/1000)とした場合、EMIによる悪影響
の低減の、良好な効果が得られることが確認されてい
る。
波数を特に限定するものではない。該周波数は、PLL
回路全体における、クロック信号OUTCLKのフィー
ドバック制御のループゲインを考慮して決定することも
できる。又、該揺動変調信号による変調の深さ、即ちル
ープ・フィルタLFによる加算後の、チャージ・ポンプ
CPからの信号と、揺動変調信号との電圧比を特に限定
するものではない。なお、本実施形態においては、揺動
変調信号の周波数を、クロック信号OUTCLKの周波
数の(1/1000)とした場合、EMIによる悪影響
の低減の、良好な効果が得られることが確認されてい
る。
【0031】図4は、クロック信号OUTCLKのスペ
クトルを示すグラフである。
クトルを示すグラフである。
【0032】この図において、横軸は、クロック信号O
UTCLKの目標発振周波数を1とする、正規化された
周波数を示す。一点鎖線により、図1のPLL回路のル
ープ・フィルタLFに図2のものを用いた、本発明が適
用された本実施形態のスペクトルが示される。二点鎖線
により、図1のPLL回路のループ・フィルタLFに図
3のものを用いた、本実施形態に対する比較例のスペク
トルが示される。なお、縦軸は、該比較例におけるスペ
クトルのピークを1として正規化した、信号の電力であ
る。
UTCLKの目標発振周波数を1とする、正規化された
周波数を示す。一点鎖線により、図1のPLL回路のル
ープ・フィルタLFに図2のものを用いた、本発明が適
用された本実施形態のスペクトルが示される。二点鎖線
により、図1のPLL回路のループ・フィルタLFに図
3のものを用いた、本実施形態に対する比較例のスペク
トルが示される。なお、縦軸は、該比較例におけるスペ
クトルのピークを1として正規化した、信号の電力であ
る。
【0033】この図から明らかなように、比較例に対し
て、本実施形態ではスペクトルのピーク電力が(1/
3)以下になっている。このように、本実施形態では本
発明を効果的に適用することができる。従って、EMI
ピークエネルギを低減することで、EMIによる悪影響
を低減することができる。
て、本実施形態ではスペクトルのピーク電力が(1/
3)以下になっている。このように、本実施形態では本
発明を効果的に適用することができる。従って、EMI
ピークエネルギを低減することで、EMIによる悪影響
を低減することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、EMIピークエネルギ
を低減することで、EMIによる悪影響を低減すること
ができる。まず、PLL回路の定常動作時に、当該PL
L回路自身から輻射されるEMIピークエネルギを低減
できる。更には、該PLL回路は、多くの回路で利用さ
れるクロック信号の供給源になっていることから、同P
LL回路のクロック信号で動作する他の回路において、
各部の信号の動作周波数も揺動され、これら信号の電力
のスペクトルが分散されるため、システム全体のEMI
エネルギの低減が効果的に図られる。
を低減することで、EMIによる悪影響を低減すること
ができる。まず、PLL回路の定常動作時に、当該PL
L回路自身から輻射されるEMIピークエネルギを低減
できる。更には、該PLL回路は、多くの回路で利用さ
れるクロック信号の供給源になっていることから、同P
LL回路のクロック信号で動作する他の回路において、
各部の信号の動作周波数も揺動され、これら信号の電力
のスペクトルが分散されるため、システム全体のEMI
エネルギの低減が効果的に図られる。
【図1】基本的なPLL回路の構成を示すブロック図
【図2】本発明が適用された実施形態のPLL回路にお
ける要部のループ・フィルタの回路図
ける要部のループ・フィルタの回路図
【図3】上記ループ・フィルタの比較例の回路図
【図4】前記実施形態のPLL回路が出力するクロック
信号のスペクトルを示すグラフ
信号のスペクトルを示すグラフ
5…位相周波数比較回路 PFD…位相周波数比較器 CP…チャージ・ポンプ LF…ループ・フィルタ VCO…電圧制御発振器 DIV…分周器 R1、R2…抵抗 C…コンデンサ
Claims (3)
- 【請求項1】電圧制御発振回路で信号を発振すると共
に、該電圧制御発振回路から得られる信号をフィードバ
ックし、位相周波数比較回路で基準信号と位相を比較す
るようにしたPLL回路において、 前記電圧制御発振回路の入力に設ける、前記位相周波数
比較回路の出力から直流成分ないしは低周波数成分を抽
出するループフィルタ回路のグランド・ノードから、前
記電圧制御発振回路から出力される信号より周波数が低
い揺動変調信号を入力するようにしたことを特徴とする
PLL回路。 - 【請求項2】請求項1に記載のPLL回路において、 前記揺動変調信号を、PLL回路が元々有する分周回路
の信号を利用して得るようにしたことを特徴とするPL
L回路。 - 【請求項3】請求項1に記載のPLL回路において、 前記揺動変調信号を、外部から供給するようにしたこと
を特徴とするPLL回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11054900A JP2000252817A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | Pll回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11054900A JP2000252817A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | Pll回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000252817A true JP2000252817A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12983491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11054900A Pending JP2000252817A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | Pll回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000252817A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020074980A (ko) * | 2001-03-23 | 2002-10-04 | (주)네오마이크로스 | 전자기적 간섭이 감소된 확산 스펙트럼 주파수 변조 클럭펄스 발생장치 |
| KR100374648B1 (ko) * | 2001-06-28 | 2003-03-03 | 삼성전자주식회사 | 전자파를 감소시키기 위한 위상동기루프회로 및 그의제어방법 |
| US6703902B2 (en) | 2001-09-25 | 2004-03-09 | Samsung Electronics Co. Ltd. | Phase locked loop for reducing electromagnetic interference |
| WO2005083887A1 (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-09 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Pll回路 |
| US7224349B2 (en) | 2002-06-18 | 2007-05-29 | Seiko Epson Corporation | Electronic apparatus |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP11054900A patent/JP2000252817A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020074980A (ko) * | 2001-03-23 | 2002-10-04 | (주)네오마이크로스 | 전자기적 간섭이 감소된 확산 스펙트럼 주파수 변조 클럭펄스 발생장치 |
| KR100374648B1 (ko) * | 2001-06-28 | 2003-03-03 | 삼성전자주식회사 | 전자파를 감소시키기 위한 위상동기루프회로 및 그의제어방법 |
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| US7224349B2 (en) | 2002-06-18 | 2007-05-29 | Seiko Epson Corporation | Electronic apparatus |
| WO2005083887A1 (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-09 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Pll回路 |
| US8031015B2 (en) | 2004-02-27 | 2011-10-04 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Phase-locked loop circuit |
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