JP2000252958A - マルチユーザ受信機 - Google Patents
マルチユーザ受信機Info
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- JP2000252958A JP2000252958A JP4894999A JP4894999A JP2000252958A JP 2000252958 A JP2000252958 A JP 2000252958A JP 4894999 A JP4894999 A JP 4894999A JP 4894999 A JP4894999 A JP 4894999A JP 2000252958 A JP2000252958 A JP 2000252958A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 判定誤りの改善、および正確な干渉成分のキ
ャンセルを実現し、復号後のデータの品質向上を実現可
能なCDMAマルチユーザ受信機を得ること。 【解決手段】 受信拡散信号から、全ユーザに個別に割
り当てられた拡散符号の相互相関に起因して発生する干
渉成分を、ユーザ単位に除去する少なくとも1つの干渉
除去ステージと、前干渉除去ステージから受け取る、前
記受信拡散信号から、すべてのユーザもしくは一部のユ
ーザの干渉成分を除去した受信拡散残差信号に基づい
て、ユーザ単位に復調処理を行い、さらに、該受信拡散
残差信号に基づいて、周波数オフセットを推定する最終
ステージと、から構成され、前記周波数オフセットを利
用して各ユーザに対応する伝送路特性をパス毎に推定
し、該推定伝送路特性を用いて、干渉除去処理または復
調処理を行う。
ャンセルを実現し、復号後のデータの品質向上を実現可
能なCDMAマルチユーザ受信機を得ること。 【解決手段】 受信拡散信号から、全ユーザに個別に割
り当てられた拡散符号の相互相関に起因して発生する干
渉成分を、ユーザ単位に除去する少なくとも1つの干渉
除去ステージと、前干渉除去ステージから受け取る、前
記受信拡散信号から、すべてのユーザもしくは一部のユ
ーザの干渉成分を除去した受信拡散残差信号に基づい
て、ユーザ単位に復調処理を行い、さらに、該受信拡散
残差信号に基づいて、周波数オフセットを推定する最終
ステージと、から構成され、前記周波数オフセットを利
用して各ユーザに対応する伝送路特性をパス毎に推定
し、該推定伝送路特性を用いて、干渉除去処理または復
調処理を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車電話、携帯
電話等の無線通信分野における符号分割多重アクセス
(CDMA:Code Division Multiple Access )マルチ
ユーザ受信機に関するものであり、特に、受信拡散信号
の位相ずれを補正することにより品質の良い通信を実現
するCDMAマルチユーザ受信機に関するものである。
電話等の無線通信分野における符号分割多重アクセス
(CDMA:Code Division Multiple Access )マルチ
ユーザ受信機に関するものであり、特に、受信拡散信号
の位相ずれを補正することにより品質の良い通信を実現
するCDMAマルチユーザ受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のCDMAマルチユーザ受信
機について説明する。まず、CDMAを利用した通信シ
ステムの概要について説明する。たとえば、1つの基地
局に収容されるN個の移動機は、それぞれ内部の送信機
によって個別の拡散符号で拡散した送信拡散信号を生成
し、さらに、発振器の生成する周波数に基づいて送信拡
散信号をアップコンバートし、アンテナを経由して該信
号を送信する。N個の移動機から送信された送信波は、
多重化された受信波として、アンテナを経由して基地局
にて受信される。そして、その受信波は、発振器の生成
する周波数に基づいてダウンコンバートされ、基地局内
部のアナログ/ディジタル(A/D)変換器によりディ
ジタルの受信拡散信号に変換される。A/D変換器より
出力される受信拡散信号は、各ユーザ(各移動機)に対
応した受信機により復調および復号される。
機について説明する。まず、CDMAを利用した通信シ
ステムの概要について説明する。たとえば、1つの基地
局に収容されるN個の移動機は、それぞれ内部の送信機
によって個別の拡散符号で拡散した送信拡散信号を生成
し、さらに、発振器の生成する周波数に基づいて送信拡
散信号をアップコンバートし、アンテナを経由して該信
号を送信する。N個の移動機から送信された送信波は、
多重化された受信波として、アンテナを経由して基地局
にて受信される。そして、その受信波は、発振器の生成
する周波数に基づいてダウンコンバートされ、基地局内
部のアナログ/ディジタル(A/D)変換器によりディ
ジタルの受信拡散信号に変換される。A/D変換器より
出力される受信拡散信号は、各ユーザ(各移動機)に対
応した受信機により復調および復号される。
【0003】このようなCDMA方式を利用した通信で
は、通信を行う複数のユーザに個別の拡散符号を割り当
てることにより、全ユーザが同一の周波数帯を共有す
る。この場合、それぞれのユーザに割り当てられた拡散
符号の相互相関により他ユーザの拡散信号が干渉信号と
なり、受信特性が劣化することがある。
は、通信を行う複数のユーザに個別の拡散符号を割り当
てることにより、全ユーザが同一の周波数帯を共有す
る。この場合、それぞれのユーザに割り当てられた拡散
符号の相互相関により他ユーザの拡散信号が干渉信号と
なり、受信特性が劣化することがある。
【0004】この相互相関に起因する干渉を低減する技
術として、たとえば、マルチステージ干渉キャンセラ方
式を採用するマルチユーザ受信機が検討されている。こ
れは、各ユーザ単位に受信拡散信号を仮判定し、その仮
判定を基に干渉信号レプリカ(干渉成分)を受信側で推
定し、それを受信拡散信号から差し引くことにより、以
降のユーザに対する信号電力対干渉電力比(SIR)を
向上させ、受信特性を改善する受信機である。
術として、たとえば、マルチステージ干渉キャンセラ方
式を採用するマルチユーザ受信機が検討されている。こ
れは、各ユーザ単位に受信拡散信号を仮判定し、その仮
判定を基に干渉信号レプリカ(干渉成分)を受信側で推
定し、それを受信拡散信号から差し引くことにより、以
降のユーザに対する信号電力対干渉電力比(SIR)を
向上させ、受信特性を改善する受信機である。
【0005】上記、マルチステージ干渉キャンセラ方式
を採用するマルチユーザ受信機に関する文献として、た
とえば、深澤、佐藤(拓朗)川辺、佐藤(慎一)、およ
び杉本による「パイロット信号を用いた伝搬路推定に基
づく干渉キャンセラの構成とその特性」(電子情報通信
学会論文誌、B−II Vol.J77-B-II No11 1994年11月)
がある(特開平7−273713と同様)。本文献で
は、残差信号伝送型構成をとり、ユーザ単位の硬判定シ
ンボルを干渉レプリカとして用いている。しかし、干渉
の影響を大きく受ける最初のステージで推定した伝送路
特性を、以降の全ステージで利用しているため、伝送路
特性の推定誤差が大きいときは、干渉除去特性が大きく
劣化する。
を採用するマルチユーザ受信機に関する文献として、た
とえば、深澤、佐藤(拓朗)川辺、佐藤(慎一)、およ
び杉本による「パイロット信号を用いた伝搬路推定に基
づく干渉キャンセラの構成とその特性」(電子情報通信
学会論文誌、B−II Vol.J77-B-II No11 1994年11月)
がある(特開平7−273713と同様)。本文献で
は、残差信号伝送型構成をとり、ユーザ単位の硬判定シ
ンボルを干渉レプリカとして用いている。しかし、干渉
の影響を大きく受ける最初のステージで推定した伝送路
特性を、以降の全ステージで利用しているため、伝送路
特性の推定誤差が大きいときは、干渉除去特性が大きく
劣化する。
【0006】そこで、このマルチユーザ受信機の応用と
して、最初のステージにおいてのみ伝送路特性を推定す
るのではなく、各ステージ毎に伝送路特性を推定し、推
定誤差による干渉除去特性の劣化を抑える方式のマルチ
ユーザ受信機が提案されている。
して、最初のステージにおいてのみ伝送路特性を推定す
るのではなく、各ステージ毎に伝送路特性を推定し、推
定誤差による干渉除去特性の劣化を抑える方式のマルチ
ユーザ受信機が提案されている。
【0007】このマルチユーザ受信機に関する文献とし
ては、たとえば、吉田、後川による「シンボルレプリカ
処理を活用した逐次伝送路推定型CDMAマルチステー
ジ干渉キャンセラ」(電子情報通信学会、無線通信シス
テム研究会技術報告、RCS96-171 、1997年2月(特開平
10−51353と同様))がある。以下、従来例とし
て「シンボルレプリカ処理を活用した逐次伝送路推定型
CDMAマルチステージ干渉キャンセラ」について説明
する。なお、この逐次伝送路推定型CDMAマルチステ
ージ干渉キャンセラのことを、以降、単にCDMAマル
チユーザ受信機と呼ぶ。
ては、たとえば、吉田、後川による「シンボルレプリカ
処理を活用した逐次伝送路推定型CDMAマルチステー
ジ干渉キャンセラ」(電子情報通信学会、無線通信シス
テム研究会技術報告、RCS96-171 、1997年2月(特開平
10−51353と同様))がある。以下、従来例とし
て「シンボルレプリカ処理を活用した逐次伝送路推定型
CDMAマルチステージ干渉キャンセラ」について説明
する。なお、この逐次伝送路推定型CDMAマルチステ
ージ干渉キャンセラのことを、以降、単にCDMAマル
チユーザ受信機と呼ぶ。
【0008】図10は、従来のCDMAマルチユーザ受
信機の構成を示す。このCDMAマルチユーザ受信機
は、たとえば、N個(N≧1の整数)のユーザに対応す
る受信信号を受信可能な、Mステージ構成(M≧1の整
数)の受信機である。なお、ここでは、説明の便宜上、
M=3とする。具体的にいうと、第1ステージ101、
第2ステージ102、第3ステージ103から構成さ
れ、受け取った受信拡散信号から、各ユーザ単位に得ら
れる干渉成分(推定拡散信号)を除去し、復調信号をそ
れぞれユーザ単位に出力する。
信機の構成を示す。このCDMAマルチユーザ受信機
は、たとえば、N個(N≧1の整数)のユーザに対応す
る受信信号を受信可能な、Mステージ構成(M≧1の整
数)の受信機である。なお、ここでは、説明の便宜上、
M=3とする。具体的にいうと、第1ステージ101、
第2ステージ102、第3ステージ103から構成さ
れ、受け取った受信拡散信号から、各ユーザ単位に得ら
れる干渉成分(推定拡散信号)を除去し、復調信号をそ
れぞれユーザ単位に出力する。
【0009】また、上記第1ステージ101において、
104,105,…106は干渉除去回路(以降、IE
Uと呼ぶ)であり、107は遅延回路であり、108,
109,…は加算回路であり、110は重み付け回路で
あり、111は減算回路である。なお、第2ステージ1
02は、受信拡散信号の代わりに、第1ステージ101
による干渉除去後の受信拡散残差信号が入力され、各ユ
ーザ単位のレプリカが入力されているが、それ以外の構
成は同一である。また、第3ステージにおいて、11
2,113,…114は復調回路(以降、DEMと呼
ぶ)である。なお、IEU、DEM、および加算回路の
数は上記ユーザ数(N個)に対応する。
104,105,…106は干渉除去回路(以降、IE
Uと呼ぶ)であり、107は遅延回路であり、108,
109,…は加算回路であり、110は重み付け回路で
あり、111は減算回路である。なお、第2ステージ1
02は、受信拡散信号の代わりに、第1ステージ101
による干渉除去後の受信拡散残差信号が入力され、各ユ
ーザ単位のレプリカが入力されているが、それ以外の構
成は同一である。また、第3ステージにおいて、11
2,113,…114は復調回路(以降、DEMと呼
ぶ)である。なお、IEU、DEM、および加算回路の
数は上記ユーザ数(N個)に対応する。
【0010】つぎに、上記のように構成されるCDMA
マルチユーザ受信機の動作について説明する。 まず、
第1ステージ101において、IEU104,105,
…106には受信拡散信号が入力される。なお、ここで
は、前ステージが存在しないので、レプリカは入力され
ない。信号が入力されたIEU104,105,…10
6では、各ユーザ単位のレプリカと、それに関する拡散
信号(干渉成分)とを出力する。そして、加算回路10
8、109…にてその拡散信号を加算し、さらに、重み
付け回路110にて該拡散信号の総和を重み付けする。
なお、ここでは、1より小さい値で拡散信号の総和を重
み付けする。
マルチユーザ受信機の動作について説明する。 まず、
第1ステージ101において、IEU104,105,
…106には受信拡散信号が入力される。なお、ここで
は、前ステージが存在しないので、レプリカは入力され
ない。信号が入力されたIEU104,105,…10
6では、各ユーザ単位のレプリカと、それに関する拡散
信号(干渉成分)とを出力する。そして、加算回路10
8、109…にてその拡散信号を加算し、さらに、重み
付け回路110にて該拡散信号の総和を重み付けする。
なお、ここでは、1より小さい値で拡散信号の総和を重
み付けする。
【0011】このとき、遅延回路107では、受信拡散
信号を、拡散信号の出力に関する処理時間だけ遅延させ
る。その後、減算回路111では、遅延回路107の出
力信号から拡散信号を差し引き、受信拡散残差信号を出
力する。
信号を、拡散信号の出力に関する処理時間だけ遅延させ
る。その後、減算回路111では、遅延回路107の出
力信号から拡散信号を差し引き、受信拡散残差信号を出
力する。
【0012】つぎに、第2ステージ102において、I
EU104,105,…106には、前記受信拡散残差
信号と、前ステージにて各ユーザ単位に出力されたレプ
リカが入力される。そして、それぞれIEU104,1
05,…106では、現ステージにおけるレプリカを出
力すると共に、現ステージのレプリカと前ステージのレ
プリカとの差に関する拡散信号を出力する。さらに、加
算回路108、109…にてその拡散信号を加算し、重
み付け回路110にて該拡散信号の総和を重み付けす
る。
EU104,105,…106には、前記受信拡散残差
信号と、前ステージにて各ユーザ単位に出力されたレプ
リカが入力される。そして、それぞれIEU104,1
05,…106では、現ステージにおけるレプリカを出
力すると共に、現ステージのレプリカと前ステージのレ
プリカとの差に関する拡散信号を出力する。さらに、加
算回路108、109…にてその拡散信号を加算し、重
み付け回路110にて該拡散信号の総和を重み付けす
る。
【0013】このとき、遅延回路107では、受信拡散
信号を、拡散信号の出力に関する処理時間だけ遅延させ
る。その後、減算回路111では、遅延回路107の出
力信号から拡散信号を差し引き、更新された受信拡散残
差信号を出力する。
信号を、拡散信号の出力に関する処理時間だけ遅延させ
る。その後、減算回路111では、遅延回路107の出
力信号から拡散信号を差し引き、更新された受信拡散残
差信号を出力する。
【0014】最後に、第3ステージ103において、D
EM112,113,…114には、前記更新された受
信拡散残差信号と、前ステージにて各ユーザ単位に出力
されたレプリカが入力される。なお、DEM112,1
13,…114では、現ステージのレプリカを再推定す
る必要はなく、ここでは、各ユーザ単位に復調処理を行
い、その結果を復調信号として出力する。
EM112,113,…114には、前記更新された受
信拡散残差信号と、前ステージにて各ユーザ単位に出力
されたレプリカが入力される。なお、DEM112,1
13,…114では、現ステージのレプリカを再推定す
る必要はなく、ここでは、各ユーザ単位に復調処理を行
い、その結果を復調信号として出力する。
【0015】図11は、図10で使用される従来のIE
U104,105,…106の内部構成を示す。従来の
IEUは、たとえば、K個(K≧1の整数)のマルチパ
ス伝送路に対応し、パス単位に伝送路特性を推定するた
めの前段部121,122(逆拡散回路125,加算回
路126,伝送路特性推定回路127,複素共役計算回
路128,乗算回路129を含む)と、合成回路130
と、判定回路131と、パス単位に現ステージのレプリ
カと干渉成分である拡散信号を生成するための後段部1
23,124(乗算回路132,加算回路133,再拡
散回路134を含む)と、合成回路135から構成さ
れ、前記各減算回路111に対応する干渉除去処理の前
処理を行う。
U104,105,…106の内部構成を示す。従来の
IEUは、たとえば、K個(K≧1の整数)のマルチパ
ス伝送路に対応し、パス単位に伝送路特性を推定するた
めの前段部121,122(逆拡散回路125,加算回
路126,伝送路特性推定回路127,複素共役計算回
路128,乗算回路129を含む)と、合成回路130
と、判定回路131と、パス単位に現ステージのレプリ
カと干渉成分である拡散信号を生成するための後段部1
23,124(乗算回路132,加算回路133,再拡
散回路134を含む)と、合成回路135から構成さ
れ、前記各減算回路111に対応する干渉除去処理の前
処理を行う。
【0016】つぎに、上記のように構成されるIEUの
動作について説明する。逆拡散回路125では、たとえ
ば、k番目(K≧k≧1の整数)のパスに同期したタイ
ミングで、対応するユーザの拡散符号を用いて、入力さ
れた受信拡散信号または受信拡散残差信号を逆拡散す
る。ここでは、たとえば、トレーニング信号と情報信号
を分離して抽出する。
動作について説明する。逆拡散回路125では、たとえ
ば、k番目(K≧k≧1の整数)のパスに同期したタイ
ミングで、対応するユーザの拡散符号を用いて、入力さ
れた受信拡散信号または受信拡散残差信号を逆拡散す
る。ここでは、たとえば、トレーニング信号と情報信号
を分離して抽出する。
【0017】抽出後、加算回路126では、この逆拡散
信号と前ステージで推定された当該ユーザのk番目のパ
スに対応するレプリカを加算し、各パスに対応した受信
信号を出力する。なお、前記レプリカは、後述する前ス
テージにて硬判定された判定値とそのパスの推定伝送路
特性の積であり、パス毎に異なる値をとる。また、第1
ステージ101のIEUでは前ステージが存在しないの
で、レプリカが存在せず、加算回路126は処理を行わ
ない。
信号と前ステージで推定された当該ユーザのk番目のパ
スに対応するレプリカを加算し、各パスに対応した受信
信号を出力する。なお、前記レプリカは、後述する前ス
テージにて硬判定された判定値とそのパスの推定伝送路
特性の積であり、パス毎に異なる値をとる。また、第1
ステージ101のIEUでは前ステージが存在しないの
で、レプリカが存在せず、加算回路126は処理を行わ
ない。
【0018】伝送路特性推定回路127では、加算回路
126の出力に対して伝送路特性を推定する。具体的に
いうと、式(1)の処理によって、m番目(任意の整
数)のスロットに対応する推定伝送路特性h(m,k)
を計算する(k=1,…,K)。 h(m,k)=ΣrT (n,m,k)×I(n,m)* ・・(1) ただし、rT (n,m,k)は、受信信号におけるm番
目のスロットの、k番目のパスの、トレーニング信号部
分のn番目のシンボルを示すものである。また、I
(n,m)は、m番目のスロットの送信されたトレーニ
ング信号のn番目のシンボルである。また、a* は、a
の複素共役である。また、式(1)のΣは、n=1,
…,NT の総和を示すものであり、ここでいうNT は、
スロット内のトレーニング信号のシンボル数である。
126の出力に対して伝送路特性を推定する。具体的に
いうと、式(1)の処理によって、m番目(任意の整
数)のスロットに対応する推定伝送路特性h(m,k)
を計算する(k=1,…,K)。 h(m,k)=ΣrT (n,m,k)×I(n,m)* ・・(1) ただし、rT (n,m,k)は、受信信号におけるm番
目のスロットの、k番目のパスの、トレーニング信号部
分のn番目のシンボルを示すものである。また、I
(n,m)は、m番目のスロットの送信されたトレーニ
ング信号のn番目のシンボルである。また、a* は、a
の複素共役である。また、式(1)のΣは、n=1,
…,NT の総和を示すものであり、ここでいうNT は、
スロット内のトレーニング信号のシンボル数である。
【0019】複素共役計算回路128では、推定伝送路
特性h(m,k)の複素共役値を出力する。そして、乗
算回路129では、加算回路126からの出力、すなわ
ち、情報信号rD (n,m,k)と前記複素共役値との
積を計算することにより、情報信号の位相を補償する
(k=1,…,K、n=1,…,ND )。具体的にいう
と、(2)式により補正される。 rD ´(n,m,k)=rD (n,m,k)×h(m,k)* ・・(2) ただし、rD ´(n,m,k)は、補正された情報信号
である。また、ND はスロット内の情報信号のシンボル
数である。
特性h(m,k)の複素共役値を出力する。そして、乗
算回路129では、加算回路126からの出力、すなわ
ち、情報信号rD (n,m,k)と前記複素共役値との
積を計算することにより、情報信号の位相を補償する
(k=1,…,K、n=1,…,ND )。具体的にいう
と、(2)式により補正される。 rD ´(n,m,k)=rD (n,m,k)×h(m,k)* ・・(2) ただし、rD ´(n,m,k)は、補正された情報信号
である。また、ND はスロット内の情報信号のシンボル
数である。
【0020】合成回路130では、K個の補正後の情報
信号を合成する。すなわち、補正された情報信号rD ´
(n,m,k)の総和を計算する(n=1,…,ND 、
k=1,…,K)。合成後、判定回路131では、合成
回路130の出力をもとに硬判定を行う。たとえば、拡
散前の送信データが1もしくは−1の場合、その硬判定
結果は、合成回路130の出力値が0以上であれば、
「送信データは1である」と判定し、逆に0より小さい
場合は「送信データは−1である」と判定する。なお、
この結果を硬判定信号と呼ぶ。
信号を合成する。すなわち、補正された情報信号rD ´
(n,m,k)の総和を計算する(n=1,…,ND 、
k=1,…,K)。合成後、判定回路131では、合成
回路130の出力をもとに硬判定を行う。たとえば、拡
散前の送信データが1もしくは−1の場合、その硬判定
結果は、合成回路130の出力値が0以上であれば、
「送信データは1である」と判定し、逆に0より小さい
場合は「送信データは−1である」と判定する。なお、
この結果を硬判定信号と呼ぶ。
【0021】該硬判定信号の出力後、たとえば、k番目
のパスの乗算回路132では、硬判定信号と、同一パス
の伝送路特性推定回路127にて推定された推定値h
(m,k)との積を計算する。このとき、先に出力され
た硬判定信号は、全パスの乗算回路132に入力され、
パス毎に同様の計算が行われる。この乗算回路132の
出力は、現ステージにおける当該パスのレプリカとし
て、加算回路133と、次ステージの同一ユーザのIE
Uに出力される。
のパスの乗算回路132では、硬判定信号と、同一パス
の伝送路特性推定回路127にて推定された推定値h
(m,k)との積を計算する。このとき、先に出力され
た硬判定信号は、全パスの乗算回路132に入力され、
パス毎に同様の計算が行われる。この乗算回路132の
出力は、現ステージにおける当該パスのレプリカとし
て、加算回路133と、次ステージの同一ユーザのIE
Uに出力される。
【0022】その後、減算回路133では、この現ステ
ージのレプリカから前ステージのレプリカをパス毎に差
し引く。そして、再拡散回路134では、k番目のパス
に同期するタイミングで、対応するユーザの拡散符号を
用いて、減算回路133の出力を拡散処理する。最後
に、合成回路135では、各拡散信号を合成し、対応す
るユーザ単位の拡散信号を生成し、出力する。
ージのレプリカから前ステージのレプリカをパス毎に差
し引く。そして、再拡散回路134では、k番目のパス
に同期するタイミングで、対応するユーザの拡散符号を
用いて、減算回路133の出力を拡散処理する。最後
に、合成回路135では、各拡散信号を合成し、対応す
るユーザ単位の拡散信号を生成し、出力する。
【0023】なお、第3ステージにおけるDEM11
2,113,…114は、IEU104,105,…1
06の合成回路130の演算結果を、軟判定信号(復調
信号)として出力する。また、DEM112,113,
…114においては、IEUでいう合成回路130より
後の処理が不要となるので、判定回路131、乗算回路
132、減算回路133、再拡散回路134、合成回路
135が省略された構成となる。
2,113,…114は、IEU104,105,…1
06の合成回路130の演算結果を、軟判定信号(復調
信号)として出力する。また、DEM112,113,
…114においては、IEUでいう合成回路130より
後の処理が不要となるので、判定回路131、乗算回路
132、減算回路133、再拡散回路134、合成回路
135が省略された構成となる。
【0024】このように、従来のCDMAマルチユーザ
受信機では、各ステージ毎に伝送路特性を推定すること
により、すなわち、すべてのユーザに対応するIEUの
各パス毎に伝送路特性を逐次推定することにより、推定
誤差を減少させ、干渉除去特性の劣化を抑える方式が採
用されている。
受信機では、各ステージ毎に伝送路特性を推定すること
により、すなわち、すべてのユーザに対応するIEUの
各パス毎に伝送路特性を逐次推定することにより、推定
誤差を減少させ、干渉除去特性の劣化を抑える方式が採
用されている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来のCDMA受信機においては、たとえば、ユーザ固
有の拡散符号によって多重化された複数の移動機の送信
拡散信号を受信する場合、各移動機における発振器の絶
対精度のばらつきにより、各送信拡散信号が個別の周波
数オフセット(周波数ずれ)を持つことになる。
従来のCDMA受信機においては、たとえば、ユーザ固
有の拡散符号によって多重化された複数の移動機の送信
拡散信号を受信する場合、各移動機における発振器の絶
対精度のばらつきにより、各送信拡散信号が個別の周波
数オフセット(周波数ずれ)を持つことになる。
【0026】この場合、従来のCDMAマルチユーザ受
信機では、周波数オフセットによって位相のずれた受信
拡散信号をもとに推定伝送路特性を計算することにな
り、推定伝送路特性の推定精度が悪くなる。また、合成
後の信号も周波数オフセットによる位相回転を含むこと
になり、IEUおよびDEMにおける判定結果に誤りが
多く発生する。さらに、前記推定精度の悪化に伴い、干
渉成分である拡散信号の精度も悪くなり、受信拡散信号
から干渉成分を正確にキャンセルすることができなくな
る。以上、これらの劣化要因により、従来のCDMAマ
ルチユーザ受信機では、復号した後のデータの品質が悪
くなる、という問題があった。
信機では、周波数オフセットによって位相のずれた受信
拡散信号をもとに推定伝送路特性を計算することにな
り、推定伝送路特性の推定精度が悪くなる。また、合成
後の信号も周波数オフセットによる位相回転を含むこと
になり、IEUおよびDEMにおける判定結果に誤りが
多く発生する。さらに、前記推定精度の悪化に伴い、干
渉成分である拡散信号の精度も悪くなり、受信拡散信号
から干渉成分を正確にキャンセルすることができなくな
る。以上、これらの劣化要因により、従来のCDMAマ
ルチユーザ受信機では、復号した後のデータの品質が悪
くなる、という問題があった。
【0027】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、受信信号の位相ずれを補正してからの推定伝送路
特性を計算し、さらに受信信号の位相ずれを考慮して位
相補償を行うことにより、判定誤りの改善、正確な干渉
成分のキャンセルを実現し、これにより、復号後のデー
タの品質向上を実現可能なCDMAマルチユーザ受信機
を得ることを目的とする。
って、受信信号の位相ずれを補正してからの推定伝送路
特性を計算し、さらに受信信号の位相ずれを考慮して位
相補償を行うことにより、判定誤りの改善、正確な干渉
成分のキャンセルを実現し、これにより、復号後のデー
タの品質向上を実現可能なCDMAマルチユーザ受信機
を得ることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるCDMAマルチ
ユーザ受信機にあっては、直列に接続された複数のステ
ージにて構成され、複数ユーザに対応する拡散信号が同
一周波数帯に重ね合わされた受信拡散信号に基づいて、
全ユーザの復調信号を個々に出力することを特徴とし、
さらに、前記複数のステージは、前記受信拡散信号か
ら、全ユーザに個別に割り当てられた拡散符号の相互相
関に起因して発生する干渉成分を、ユーザ単位に除去す
る少なくとも1つの干渉除去ステージ(後述する実施の
形態の第1ステージ1,第2ステージ2,…に相当)
と、前干渉除去ステージから受け取る、前記受信拡散信
号からすべてのユーザもしくは一部のユーザの干渉成分
を除去した受信拡散残差信号に基づいて、ユーザ単位に
復調処理を行い、さらに、該受信拡散残差信号に基づい
て、周波数オフセットを推定する最終ステージ(第3ス
テージ3に相当)と、から構成され、前記周波数オフセ
ットを利用して各ユーザに対応する伝送路特性をパス毎
に推定し、該推定伝送路特性を用いて、干渉除去処理ま
たは復調処理を行うことを特徴とする。
目的を達成するために、本発明にかかるCDMAマルチ
ユーザ受信機にあっては、直列に接続された複数のステ
ージにて構成され、複数ユーザに対応する拡散信号が同
一周波数帯に重ね合わされた受信拡散信号に基づいて、
全ユーザの復調信号を個々に出力することを特徴とし、
さらに、前記複数のステージは、前記受信拡散信号か
ら、全ユーザに個別に割り当てられた拡散符号の相互相
関に起因して発生する干渉成分を、ユーザ単位に除去す
る少なくとも1つの干渉除去ステージ(後述する実施の
形態の第1ステージ1,第2ステージ2,…に相当)
と、前干渉除去ステージから受け取る、前記受信拡散信
号からすべてのユーザもしくは一部のユーザの干渉成分
を除去した受信拡散残差信号に基づいて、ユーザ単位に
復調処理を行い、さらに、該受信拡散残差信号に基づい
て、周波数オフセットを推定する最終ステージ(第3ス
テージ3に相当)と、から構成され、前記周波数オフセ
ットを利用して各ユーザに対応する伝送路特性をパス毎
に推定し、該推定伝送路特性を用いて、干渉除去処理ま
たは復調処理を行うことを特徴とする。
【0029】この発明によれば、最終ステージにて推定
された周波数オフセットを利用して各ユーザに対応する
パス毎に伝送路特性を推定することにより、情報信号の
位相を補償し、該補償後の情報信号を用いて、干渉除去
処理または復調処理を行う。これにより、ユーザ固有の
周波数オフセットを精度良く推定することができ、伴っ
て、伝送路特性も精度良く推定することができ、その結
果、復号後のデータの品質向上を実現することができ
る。また、復号後のデータの品質向上を実現することに
より、回線容量を増加させることができる。
された周波数オフセットを利用して各ユーザに対応する
パス毎に伝送路特性を推定することにより、情報信号の
位相を補償し、該補償後の情報信号を用いて、干渉除去
処理または復調処理を行う。これにより、ユーザ固有の
周波数オフセットを精度良く推定することができ、伴っ
て、伝送路特性も精度良く推定することができ、その結
果、復号後のデータの品質向上を実現することができ
る。また、復号後のデータの品質向上を実現することに
より、回線容量を増加させることができる。
【0030】つぎの発明にかかるCDMAマルチユーザ
受信機において、前記各干渉除去ステージは、前干渉除
去ステージから入力される、当該ユーザに対応する受信
信号の硬判定値と、当該ユーザの各パスに対応する前記
推定伝送路特性に基づいて、当該ユーザの各パスに対応
したレプリカを生成し、さらに、現干渉除去ステージの
推定伝送路特性および硬判定値、並びに前記レプリカか
ら、干渉成分である拡散信号を推定する干渉レプリカ推
定手段(後述する実施の形態のIEU11,12,13
に相当)を備えることを特徴とする。
受信機において、前記各干渉除去ステージは、前干渉除
去ステージから入力される、当該ユーザに対応する受信
信号の硬判定値と、当該ユーザの各パスに対応する前記
推定伝送路特性に基づいて、当該ユーザの各パスに対応
したレプリカを生成し、さらに、現干渉除去ステージの
推定伝送路特性および硬判定値、並びに前記レプリカか
ら、干渉成分である拡散信号を推定する干渉レプリカ推
定手段(後述する実施の形態のIEU11,12,13
に相当)を備えることを特徴とする。
【0031】この発明によれば、前干渉除去ステージか
ら入力される位相補償後の情報信号の硬判定値と当該ユ
ーザの各パスに対応する前記推定伝送路特性とを乗算す
ることにより、当該ユーザのレプリカを生成する。これ
により、従来のように各パス毎のレプリカを保存する必
要がなく、前記硬判定値と推定伝送路特性に分解して保
存可能であるため、それらを記憶するメモリの小型化が
可能となり、構成を簡単にすることができる。
ら入力される位相補償後の情報信号の硬判定値と当該ユ
ーザの各パスに対応する前記推定伝送路特性とを乗算す
ることにより、当該ユーザのレプリカを生成する。これ
により、従来のように各パス毎のレプリカを保存する必
要がなく、前記硬判定値と推定伝送路特性に分解して保
存可能であるため、それらを記憶するメモリの小型化が
可能となり、構成を簡単にすることができる。
【0032】つぎの発明にかかるCDMAマルチユーザ
受信機において、前記最終ステージは、前干渉除去ステ
ージから入力される、当該ユーザに対応する受信信号の
硬判定値と、当該ユーザの各パスに対応する前記推定伝
送路特性と、前記受信拡散残差信号に基づいて、各パス
の受信信号に対応する推定伝送路特性を計算する伝送路
特性推定手段(伝送路特性推定回路951,95Kに相
当)と、前記推定伝送路特性に基づいて、各パスに対応
する推定位相偏差を計算する位相偏差推定手段(伝送路
特性推定回路961,96Kに相当)と、前記推定位相
偏差を合成し、合成位相偏差を計算する位相偏差合成手
段(位相偏差合成回路97に相当)と、前記合成位相偏
差を平均化して、推定周波数オフセットを計算する平均
化手段(平均化回路98、角度変換回路99に相当)
と、各パスに対応した前期推定伝送路特性と前記受信信
号に基づいて軟判定値を計算する復調手段(後述する実
施の形態のDEM22,23,24に相当)と、を備え
ることを特徴とする。
受信機において、前記最終ステージは、前干渉除去ステ
ージから入力される、当該ユーザに対応する受信信号の
硬判定値と、当該ユーザの各パスに対応する前記推定伝
送路特性と、前記受信拡散残差信号に基づいて、各パス
の受信信号に対応する推定伝送路特性を計算する伝送路
特性推定手段(伝送路特性推定回路951,95Kに相
当)と、前記推定伝送路特性に基づいて、各パスに対応
する推定位相偏差を計算する位相偏差推定手段(伝送路
特性推定回路961,96Kに相当)と、前記推定位相
偏差を合成し、合成位相偏差を計算する位相偏差合成手
段(位相偏差合成回路97に相当)と、前記合成位相偏
差を平均化して、推定周波数オフセットを計算する平均
化手段(平均化回路98、角度変換回路99に相当)
と、各パスに対応した前期推定伝送路特性と前記受信信
号に基づいて軟判定値を計算する復調手段(後述する実
施の形態のDEM22,23,24に相当)と、を備え
ることを特徴とする。
【0033】この発明によれば、最終ステージにおいて
周波数オフセットの計算を行い、この計算値により各ス
テージで受信信号の位相回転を補正しつつ、推定伝送路
特性を計算する。これにより、推定伝送路特性の平均化
時間を長くすることができ、より精度の高い補正信号を
生成することができる。
周波数オフセットの計算を行い、この計算値により各ス
テージで受信信号の位相回転を補正しつつ、推定伝送路
特性を計算する。これにより、推定伝送路特性の平均化
時間を長くすることができ、より精度の高い補正信号を
生成することができる。
【0034】つぎの発明にかかるCDMAマルチユーザ
受信機において、前記最終ステージは、さらに、伝送路
特性の変動に応じて、平均化を行うスロット数を決定す
る構成とし、各ステージでは、その平均化スロット数に
基づいて、各ユーザに対応するパス毎に伝送路特性を推
定することを特徴とする。
受信機において、前記最終ステージは、さらに、伝送路
特性の変動に応じて、平均化を行うスロット数を決定す
る構成とし、各ステージでは、その平均化スロット数に
基づいて、各ユーザに対応するパス毎に伝送路特性を推
定することを特徴とする。
【0035】この発明によれば、伝送路特性が緩やかに
変動する場合は、推定伝送路特性の平均化時間を比較的
長くし、一方、伝送路特性が速く変動する場合は、伝送
路推定伝送路特性の平均化時間を短くする。このよう
に、伝送路特性の変動量(変動の速さ)によって、推定
伝送路特性の平均化時間を変えることにより、伝送路特
性の変動量によらず、精度の高い推定伝送路特性を計算
することができる。
変動する場合は、推定伝送路特性の平均化時間を比較的
長くし、一方、伝送路特性が速く変動する場合は、伝送
路推定伝送路特性の平均化時間を短くする。このよう
に、伝送路特性の変動量(変動の速さ)によって、推定
伝送路特性の平均化時間を変えることにより、伝送路特
性の変動量によらず、精度の高い推定伝送路特性を計算
することができる。
【0036】つぎの発明にかかるCDMAマルチユーザ
受信機において、前記各干渉除去ステージは、重み付け
後の干渉成分を除去することを特徴とする。
受信機において、前記各干渉除去ステージは、重み付け
後の干渉成分を除去することを特徴とする。
【0037】この発明によれば、たとえば、受信拡散信
号から干渉信号をキャンセルするときに、1より小さい
値で重み付けを行い、精度の悪い推定干渉信号による誤
ったキャンセルを抑圧する。これにより、最終段ステー
ジにて計算される軟判定信号(復調信号)の精度が高く
なり、復号後のデータの品質向上を実現することができ
る。
号から干渉信号をキャンセルするときに、1より小さい
値で重み付けを行い、精度の悪い推定干渉信号による誤
ったキャンセルを抑圧する。これにより、最終段ステー
ジにて計算される軟判定信号(復調信号)の精度が高く
なり、復号後のデータの品質向上を実現することができ
る。
【0038】つぎの発明にかかるCDMAマルチユーザ
受信機にあっては、個別の拡散符号で拡散され、多重化
された複数ユーザの送信拡散信号を、複数のアンテナに
より受信する構成とし、到来時間の異なる複数の受信拡
散信号を復調することを特徴とする。
受信機にあっては、個別の拡散符号で拡散され、多重化
された複数ユーザの送信拡散信号を、複数のアンテナに
より受信する構成とし、到来時間の異なる複数の受信拡
散信号を復調することを特徴とする。
【0039】この発明によれば、多重化された複数ユー
ザの送信拡散信号を、複数のアンテナにより受信する。
これにより、ダイバーシチ受信が可能となり、さらに高
品質な通信が行える。
ザの送信拡散信号を、複数のアンテナにより受信する。
これにより、ダイバーシチ受信が可能となり、さらに高
品質な通信が行える。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるマルチユ
ーザ受信機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、この実施の形態によりこの発明が限定される
ものではない。
ーザ受信機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、この実施の形態によりこの発明が限定される
ものではない。
【0041】図1は、本発明にかかるマルチユーザ受信
機の構成を示す図である。まず、CDMA(符号分割多
重アクセス)通信システムにおけるCDMA受信機の位
置付けを説明する。
機の構成を示す図である。まず、CDMA(符号分割多
重アクセス)通信システムにおけるCDMA受信機の位
置付けを説明する。
【0042】図2は、CDMAを利用した通信システム
の概要を示す図である。図2において、41,42,…
43は複数(本実施例ではN個)の移動機であり、51
はそれらの移動機を収容する基地局である。なお、Nは
任意の整数とする。また、前記移動機41,42,…4
3において、44は送信信号を個別の拡散符号で拡散す
る送信機であり、45は送信周波数を発生する発振器で
あり、46は送信拡散信号をアップコンバートするミキ
サであり、47はアンテナである。また、基地局51に
おいて、52はアンテナであり、53は発振器であり、
54は受信拡散信号をダウンコンバートするミキサであ
り、55はディジタルの受信拡散信号に変換するA/D
変換器であり、56は受信信号を復調するマルチユーザ
受信機であり、57,58,…59は復調された信号を
復号する復号回路である。
の概要を示す図である。図2において、41,42,…
43は複数(本実施例ではN個)の移動機であり、51
はそれらの移動機を収容する基地局である。なお、Nは
任意の整数とする。また、前記移動機41,42,…4
3において、44は送信信号を個別の拡散符号で拡散す
る送信機であり、45は送信周波数を発生する発振器で
あり、46は送信拡散信号をアップコンバートするミキ
サであり、47はアンテナである。また、基地局51に
おいて、52はアンテナであり、53は発振器であり、
54は受信拡散信号をダウンコンバートするミキサであ
り、55はディジタルの受信拡散信号に変換するA/D
変換器であり、56は受信信号を復調するマルチユーザ
受信機であり、57,58,…59は復調された信号を
復号する復号回路である。
【0043】ここで、CDMA通信システムにおける上
記各構成の動作を簡単に説明する。たとえば、N個の移
動機41,42,…43は、それぞれ送信機44にて個
別の拡散符号で拡散した送信拡散信号を生成する。そし
て、対応する発振器45の生成する周波数に基づいて、
送信拡散信号をミキサ46にてアップコンバートし、そ
れぞれアンテナ47を経由し、該送信拡散信号を各移動
機から送信する。
記各構成の動作を簡単に説明する。たとえば、N個の移
動機41,42,…43は、それぞれ送信機44にて個
別の拡散符号で拡散した送信拡散信号を生成する。そし
て、対応する発振器45の生成する周波数に基づいて、
送信拡散信号をミキサ46にてアップコンバートし、そ
れぞれアンテナ47を経由し、該送信拡散信号を各移動
機から送信する。
【0044】N個の移動機41,42,…43から送信
された送信波は、基地局51において、多重化された受
信波として、アンテナ52を経由して受信される。その
受信波は、発振器53の生成する周波数に基づいて、ミ
キサ54でダウンコンバートされ、A/D(アナログ/
ディジタル)変換器55によって、ディジタルの受信拡
散信号に変換される。A/D変換器55から出力される
受信拡散信号は、各ユーザ(移動機)を収容するマルチ
ユーザ受信機56にてユーザ単位に復調され、復号回路
57,58,…59にてそれぞれ復号される。
された送信波は、基地局51において、多重化された受
信波として、アンテナ52を経由して受信される。その
受信波は、発振器53の生成する周波数に基づいて、ミ
キサ54でダウンコンバートされ、A/D(アナログ/
ディジタル)変換器55によって、ディジタルの受信拡
散信号に変換される。A/D変換器55から出力される
受信拡散信号は、各ユーザ(移動機)を収容するマルチ
ユーザ受信機56にてユーザ単位に復調され、復号回路
57,58,…59にてそれぞれ復号される。
【0045】上記のように構成されるCDMA通信シス
テムにおいて、図1に示す本発明のCDMAマルチユー
ザ受信機の構成は、前記マルチユーザ受信機56に相当
する部分として位置付けられる。なお、上記図2におい
て、各移動機が送信する送信拡散信号の具体例を図3に
示す。たとえば、図示の送信信号は、図3(a)に示す
ように、スロットと呼ばれる信号のブロックが連続して
構成され、さらに、図3(b),(c),(d)では、
前記各スロットの構成例が示されている。
テムにおいて、図1に示す本発明のCDMAマルチユー
ザ受信機の構成は、前記マルチユーザ受信機56に相当
する部分として位置付けられる。なお、上記図2におい
て、各移動機が送信する送信拡散信号の具体例を図3に
示す。たとえば、図示の送信信号は、図3(a)に示す
ように、スロットと呼ばれる信号のブロックが連続して
構成され、さらに、図3(b),(c),(d)では、
前記各スロットの構成例が示されている。
【0046】具体的にいうと、図3(b)は、先頭に受
信機側で既知であるトレーニング信号があり、その後に
情報信号(符号化された信号であり、制御信号なども含
む)が続く構成である。また、図3(c)は、情報信号
(符号化された信号)の途中に、受信機側で既知である
トレーニング信号がある構成であり、最後尾にトレーニ
ング信号があるような構成も考えられる。また、図3
(d)は、情報信号とトレーニング信号が別の拡散符号
で拡散され、符号分割多重して送信する構成である。な
お、その他に図3(d)のトレーニング信号部分が、図
3(b)や(c)の構成をとるこも考えられるが、以降
は、説明の便宜上、図3(d)の構成を前提とする。
信機側で既知であるトレーニング信号があり、その後に
情報信号(符号化された信号であり、制御信号なども含
む)が続く構成である。また、図3(c)は、情報信号
(符号化された信号)の途中に、受信機側で既知である
トレーニング信号がある構成であり、最後尾にトレーニ
ング信号があるような構成も考えられる。また、図3
(d)は、情報信号とトレーニング信号が別の拡散符号
で拡散され、符号分割多重して送信する構成である。な
お、その他に図3(d)のトレーニング信号部分が、図
3(b)や(c)の構成をとるこも考えられるが、以降
は、説明の便宜上、図3(d)の構成を前提とする。
【0047】上記、CDMAを利用した通信システムに
おいて、本発明のCDMAマルチユーザ受信機は、図1
に示すとおり、たとえば、N個(N≧1の整数)のユー
ザに対応する送信拡散信号を受信可能な、Mステージ構
成(M≧1の整数)の受信機である。なお、本実施の形
態においては、説明の便宜上、M=3とする。具体的に
いうと、第1ステージ1、第2ステージ2、および第3
ステージ3から構成され、受け取った受信拡散信号か
ら、各ユーザ単位に得られる干渉成分(推定拡散信号)
を除去し、復調信号をそれぞれユーザ単位に出力する。
おいて、本発明のCDMAマルチユーザ受信機は、図1
に示すとおり、たとえば、N個(N≧1の整数)のユー
ザに対応する送信拡散信号を受信可能な、Mステージ構
成(M≧1の整数)の受信機である。なお、本実施の形
態においては、説明の便宜上、M=3とする。具体的に
いうと、第1ステージ1、第2ステージ2、および第3
ステージ3から構成され、受け取った受信拡散信号か
ら、各ユーザ単位に得られる干渉成分(推定拡散信号)
を除去し、復調信号をそれぞれユーザ単位に出力する。
【0048】また、上記第1ステージ1において、1
1,12,…13は干渉除去回路(以降、IEUと呼
ぶ)であり、14,15,…16は伝送路特性推定回路
(以降、CEUと呼ぶ)であり、20は遅延回路であ
り、17,18,…は加算回路であり、19は重み付け
回路であり、21は減算回路である。なお、第2ステー
ジ2は、受信拡散信号の代わりに、第1ステージ1によ
る干渉除去後の受信拡散残差信号が入力され、各ユーザ
単位のレプリカが入力されているが、それ以外の構成は
第1ステージ1と同一である。また、第3ステージ3に
おいて、22,23,…24は復調回路(以降、DEM
と呼ぶ)であり、25,26,…27はCEUであり、
28,29,…30は周波数オフセット推定回路(以
降、FOEUと呼ぶ)である。なお、IEU、CEU、
DEM、FOEUおよび加算回路の数は上記ユーザ数
(N個)に対応する。
1,12,…13は干渉除去回路(以降、IEUと呼
ぶ)であり、14,15,…16は伝送路特性推定回路
(以降、CEUと呼ぶ)であり、20は遅延回路であ
り、17,18,…は加算回路であり、19は重み付け
回路であり、21は減算回路である。なお、第2ステー
ジ2は、受信拡散信号の代わりに、第1ステージ1によ
る干渉除去後の受信拡散残差信号が入力され、各ユーザ
単位のレプリカが入力されているが、それ以外の構成は
第1ステージ1と同一である。また、第3ステージ3に
おいて、22,23,…24は復調回路(以降、DEM
と呼ぶ)であり、25,26,…27はCEUであり、
28,29,…30は周波数オフセット推定回路(以
降、FOEUと呼ぶ)である。なお、IEU、CEU、
DEM、FOEUおよび加算回路の数は上記ユーザ数
(N個)に対応する。
【0049】つぎに、上記のように構成されるCDMA
マルチユーザ受信機の動作について説明する。 まず、
第1ステージ1において、IEU11,12,…13に
は受信拡散信号が入力される。なお、ここでは、前ステ
ージが存在しないので、レプリカは入力されない。信号
が入力されたIEU11,12,…13では、CEU1
4,15,…16にて推定される推定伝送路特性と、各
ユーザ単位の判定値と、それに関する拡散信号(干渉成
分)とを出力する。そして、加算回路17、18…にて
その拡散信号を加算し、さらに、重み付け回路19にて
該拡散信号の総和を重み付けする。なお、ここでは、1
より小さい値で拡散信号の総和を重み付けする。
マルチユーザ受信機の動作について説明する。 まず、
第1ステージ1において、IEU11,12,…13に
は受信拡散信号が入力される。なお、ここでは、前ステ
ージが存在しないので、レプリカは入力されない。信号
が入力されたIEU11,12,…13では、CEU1
4,15,…16にて推定される推定伝送路特性と、各
ユーザ単位の判定値と、それに関する拡散信号(干渉成
分)とを出力する。そして、加算回路17、18…にて
その拡散信号を加算し、さらに、重み付け回路19にて
該拡散信号の総和を重み付けする。なお、ここでは、1
より小さい値で拡散信号の総和を重み付けする。
【0050】このとき、遅延回路20では、受信拡散信
号を、拡散信号の出力に関する処理時間だけ遅延させ
る。その後、減算回路21では、遅延回路20の出力信
号から拡散信号を差し引き、更新された受信拡散残差信
号を出力する。
号を、拡散信号の出力に関する処理時間だけ遅延させ
る。その後、減算回路21では、遅延回路20の出力信
号から拡散信号を差し引き、更新された受信拡散残差信
号を出力する。
【0051】つぎに、第2ステージ2において、IEU
11,12,…13には、前記受信拡散残差信号と、前
ステージにて各ユーザ単位に出力されたレプリカが入力
される。そして、それぞれIEU11,12,…13で
は、CEU14,15,…16にて推定される推定伝送
路特性と、現ステージにおける判定値を出力すると共
に、現ステージのレプリカと前ステージのレプリカとの
差に関する拡散信号を出力する。さらに、加算回路1
7、18…にてその拡散信号を加算し、重み付け回路1
9にて該拡散信号の総和を重み付けする。
11,12,…13には、前記受信拡散残差信号と、前
ステージにて各ユーザ単位に出力されたレプリカが入力
される。そして、それぞれIEU11,12,…13で
は、CEU14,15,…16にて推定される推定伝送
路特性と、現ステージにおける判定値を出力すると共
に、現ステージのレプリカと前ステージのレプリカとの
差に関する拡散信号を出力する。さらに、加算回路1
7、18…にてその拡散信号を加算し、重み付け回路1
9にて該拡散信号の総和を重み付けする。
【0052】このとき、遅延回路20では、受信拡散信
号を、拡散信号の出力に関する処理時間だけ遅延させ
る。その後、減算回路21では、遅延回路20の出力信
号から拡散信号を差し引き、更新された受信拡散残差信
号を出力する。
号を、拡散信号の出力に関する処理時間だけ遅延させ
る。その後、減算回路21では、遅延回路20の出力信
号から拡散信号を差し引き、更新された受信拡散残差信
号を出力する。
【0053】最後に、第3ステージ3において、DEM
22,23,…24には、前記更新された受信拡散残差
信号と、前ステージにて各ユーザ単位に出力されたレプ
リカが入力される。なお、DEM22,23,…24で
は、現ステージのレプリカを再推定する必要はなく、こ
こでは、CEU25,26,…27にて推定される推定
伝送路特性を利用して、各ユーザ単位に復調処理を行
い、その結果を復調信号として出力する。また、第3ス
テージ3においては、FOEU28,29,…30にて
各ユーザの周波数オフセットを計算し、この計算値を全
ステージの対応する各ユーザに個別に出力する。
22,23,…24には、前記更新された受信拡散残差
信号と、前ステージにて各ユーザ単位に出力されたレプ
リカが入力される。なお、DEM22,23,…24で
は、現ステージのレプリカを再推定する必要はなく、こ
こでは、CEU25,26,…27にて推定される推定
伝送路特性を利用して、各ユーザ単位に復調処理を行
い、その結果を復調信号として出力する。また、第3ス
テージ3においては、FOEU28,29,…30にて
各ユーザの周波数オフセットを計算し、この計算値を全
ステージの対応する各ユーザに個別に出力する。
【0054】図4は、図1で使用される本発明にかかる
IEU11,12,…13およびCEU14,15,…
16の内部構成を示す。本発明にかかるIEUは、たと
えば、K個(K≧1の整数)のマルチパス伝送路に対応
し、情報信号の位相補償を行うための前段部(逆拡散回
路61、遅延回路62,66,69、乗算回路64,6
8、加算回路65、複素共役計算回路67を含む)と、
遅延回路63,70と、合成回路71と、判定回路72
と、パス単位に現ステージの干渉成分である拡散信号を
生成するための後段部(乗算回路73,74、加算回路
75、再拡散回路76を含む)と、合成回路77から構
成され、前記各減算回路21に対応する干渉除去処理の
前処理を行う。また、本発明にかかるCEUは、パス単
位に伝送路特性を推定するための伝送路特性推定回路8
11,…81Kから構成され、第3ステージからの各ユ
ーザに対応する周波数オフセットを利用して、パス単位
に伝送路特性を推定する。
IEU11,12,…13およびCEU14,15,…
16の内部構成を示す。本発明にかかるIEUは、たと
えば、K個(K≧1の整数)のマルチパス伝送路に対応
し、情報信号の位相補償を行うための前段部(逆拡散回
路61、遅延回路62,66,69、乗算回路64,6
8、加算回路65、複素共役計算回路67を含む)と、
遅延回路63,70と、合成回路71と、判定回路72
と、パス単位に現ステージの干渉成分である拡散信号を
生成するための後段部(乗算回路73,74、加算回路
75、再拡散回路76を含む)と、合成回路77から構
成され、前記各減算回路21に対応する干渉除去処理の
前処理を行う。また、本発明にかかるCEUは、パス単
位に伝送路特性を推定するための伝送路特性推定回路8
11,…81Kから構成され、第3ステージからの各ユ
ーザに対応する周波数オフセットを利用して、パス単位
に伝送路特性を推定する。
【0055】つぎに、上記のように構成されるIEUの
動作について説明する。逆拡散回路61では、たとえ
ば、k番目(K≧k≧1の整数)のパスに同期したタイ
ミングで、対応するユーザの拡散符号を用いて、入力さ
れた受信拡散信号または受信拡散残差信号を逆拡散す
る。ここでは、たとえば、トレーニング信号と情報信号
を分離して抽出する。なお、このとき、遅延回路62で
は、逆拡散回路61で生じる遅延分だけ、前ステージに
て推定された(後述する)パス単位の推定伝送路特性を
遅延させ、遅延回路63は、同様の遅延分だけ、前ステ
ージに硬判定された(後述する)ユーザ単位の判定値を
遅延させる。そして、乗算回路64では、この推定伝送
路特性と判定値との積を計算し、その結果をレプリカと
して出力する。
動作について説明する。逆拡散回路61では、たとえ
ば、k番目(K≧k≧1の整数)のパスに同期したタイ
ミングで、対応するユーザの拡散符号を用いて、入力さ
れた受信拡散信号または受信拡散残差信号を逆拡散す
る。ここでは、たとえば、トレーニング信号と情報信号
を分離して抽出する。なお、このとき、遅延回路62で
は、逆拡散回路61で生じる遅延分だけ、前ステージに
て推定された(後述する)パス単位の推定伝送路特性を
遅延させ、遅延回路63は、同様の遅延分だけ、前ステ
ージに硬判定された(後述する)ユーザ単位の判定値を
遅延させる。そして、乗算回路64では、この推定伝送
路特性と判定値との積を計算し、その結果をレプリカと
して出力する。
【0056】逆拡散回路61にて情報信号抽出後、加算
回路65では、その逆拡散信号と先に計算しておいたk
番目のパスに対応するレプリカを加算し、各パスに対応
した受信信号を遅延回路66と伝送路特性推定回路81
1,…81Kに出力する。なお、このレプリカは、後述
する前ステージにて硬判定された判定値とそのパスの推
定伝送路特性の積であり、パス毎に異なる値をとる。ま
た、第1ステージ1のIEUでは前ステージが存在しな
いので、レプリカが存在せず、乗算回路64および加算
回路65は処理を行わない。
回路65では、その逆拡散信号と先に計算しておいたk
番目のパスに対応するレプリカを加算し、各パスに対応
した受信信号を遅延回路66と伝送路特性推定回路81
1,…81Kに出力する。なお、このレプリカは、後述
する前ステージにて硬判定された判定値とそのパスの推
定伝送路特性の積であり、パス毎に異なる値をとる。ま
た、第1ステージ1のIEUでは前ステージが存在しな
いので、レプリカが存在せず、乗算回路64および加算
回路65は処理を行わない。
【0057】受信信号を受け取った各CEUの伝送路特
性推定回路811,…81Kでは、加算回路65の出力
に対して伝送路特性を推定する。詳細には、伝送路特性
推定回路811,…81Kが、それぞれ各パスに対応し
た受信信号を入力とし、受信信号の周波数オフセット
(周波数ずれ)による位相回転を補正しつつ、推定伝送
路特性を計算する。
性推定回路811,…81Kでは、加算回路65の出力
に対して伝送路特性を推定する。詳細には、伝送路特性
推定回路811,…81Kが、それぞれ各パスに対応し
た受信信号を入力とし、受信信号の周波数オフセット
(周波数ずれ)による位相回転を補正しつつ、推定伝送
路特性を計算する。
【0058】図5は、推定伝送路特性の平均化に(m−
2)番目からm番目の3スロット利用し、(m−1)番
目のスロットにおいて、その平均化の結果を利用する場
合の動作を示したものである。そのときの処理を式
(3)に示す(k=1,…,K)。 h´(m−1,k)= ΣΣrT (n,m−2+i,k)×I(n,m−2+i)* ×exp(j(3×NT /2−(n+i×NT )) ×f(m−Ndel )/NT ) ・・(3) ただし、rT (n,m,k)は、受信信号におけるm番
目のスロットの、k番目のパスの、トレーニング信号部
分のn番目のシンボルである。また、I(n,m)は、
m番目のスロットの送信されたトレーニング信号のn番
目のシンボルである。
2)番目からm番目の3スロット利用し、(m−1)番
目のスロットにおいて、その平均化の結果を利用する場
合の動作を示したものである。そのときの処理を式
(3)に示す(k=1,…,K)。 h´(m−1,k)= ΣΣrT (n,m−2+i,k)×I(n,m−2+i)* ×exp(j(3×NT /2−(n+i×NT )) ×f(m−Ndel )/NT ) ・・(3) ただし、rT (n,m,k)は、受信信号におけるm番
目のスロットの、k番目のパスの、トレーニング信号部
分のn番目のシンボルである。また、I(n,m)は、
m番目のスロットの送信されたトレーニング信号のn番
目のシンボルである。
【0059】また、f(m)は、FOEUより出力され
る推定周波数オフセットであり、N del は、周波数オフ
セット推定のために生じる遅延スロット数である。ま
た、a * は、aの複素共役である。また、式(3)の外
側のΣは、i=0,・・・ ,2の総和を示すものであり、
内側のΣは、n=1,…,NT の総和を示すものであ
る。なお、ここでいうNT は、スロット内のトレーニン
グ信号のシンボル数である。また、j2 =−1である。
る推定周波数オフセットであり、N del は、周波数オフ
セット推定のために生じる遅延スロット数である。ま
た、a * は、aの複素共役である。また、式(3)の外
側のΣは、i=0,・・・ ,2の総和を示すものであり、
内側のΣは、n=1,…,NT の総和を示すものであ
る。なお、ここでいうNT は、スロット内のトレーニン
グ信号のシンボル数である。また、j2 =−1である。
【0060】以上のように計算された推定伝送路特性h
´(m−1,k)を、各IEUに出力することにより、
図5の信号補正区間の位相補償を行うことができる。さ
らに、式(4)の処理により、推定伝送路特性h´(m
−1,k)をシンボル毎に周波数オフセットの補正を行
ったものを位相補償に利用することもできる。 H(n,m−1,k)= h´(m−1,k)×exp(j(n−NT /2) ×f(m−Ndel )/NT ) ・・(4)
´(m−1,k)を、各IEUに出力することにより、
図5の信号補正区間の位相補償を行うことができる。さ
らに、式(4)の処理により、推定伝送路特性h´(m
−1,k)をシンボル毎に周波数オフセットの補正を行
ったものを位相補償に利用することもできる。 H(n,m−1,k)= h´(m−1,k)×exp(j(n−NT /2) ×f(m−Ndel )/NT ) ・・(4)
【0061】また、図6に示すように、伝送路の変動量
(たとえば、ドップラー周波数)を既知の方法により推
定し、その値に応じて、推定伝送路特性の平均化に利用
するスロットの長さを切り替えることも可能である。
(たとえば、ドップラー周波数)を既知の方法により推
定し、その値に応じて、推定伝送路特性の平均化に利用
するスロットの長さを切り替えることも可能である。
【0062】また、図7に示すように、式(3)に代え
て、式(5)により計算できるm番目のスロットに対応
した推定伝送路特性h(m,k)を利用して、式(6)
の処理により、推定伝送路特性の平均化を行うことも可
能である(k=1,…,K)。 h(m,k)=ΣrT (n,m,k)×I(n,m)* ・・(5) h´(m−INT(Nslot/2),k)= Σh(m−i,k)×exp(j(i−INT(Nslot/2)) ×f(m−Ndel )) ・・(6) ただし、式(5)のΣは、n=1,…,NT の総和を示
すものであり、式(6)のΣは、i=0,・・・ ,2の総
和を示すものである。また、INT(a)は、aの小数
点以下を切り捨てた値であり、Nslotは、推定伝送路特
性の平均化を行うスロット数である。また、伝送路の変
動量に応じてNslotを変化させることも可能である。
て、式(5)により計算できるm番目のスロットに対応
した推定伝送路特性h(m,k)を利用して、式(6)
の処理により、推定伝送路特性の平均化を行うことも可
能である(k=1,…,K)。 h(m,k)=ΣrT (n,m,k)×I(n,m)* ・・(5) h´(m−INT(Nslot/2),k)= Σh(m−i,k)×exp(j(i−INT(Nslot/2)) ×f(m−Ndel )) ・・(6) ただし、式(5)のΣは、n=1,…,NT の総和を示
すものであり、式(6)のΣは、i=0,・・・ ,2の総
和を示すものである。また、INT(a)は、aの小数
点以下を切り捨てた値であり、Nslotは、推定伝送路特
性の平均化を行うスロット数である。また、伝送路の変
動量に応じてNslotを変化させることも可能である。
【0063】なお、たとえば、各FOEUにて伝送路の
変動量を推定し、推定伝送路特性の平均化を行うスロッ
ト数Nslotを各ステージのCEUに出力することも可能
である。これにより、各ステージのCEUでは、通知さ
れるNslotの値に応じて、式(6)の処理を行う構成と
することが可能となる。
変動量を推定し、推定伝送路特性の平均化を行うスロッ
ト数Nslotを各ステージのCEUに出力することも可能
である。これにより、各ステージのCEUでは、通知さ
れるNslotの値に応じて、式(6)の処理を行う構成と
することが可能となる。
【0064】さらに、式(7)の処理により、推定伝送
路特性h´(m−INT(Nslot/2),k)をシンボ
ル毎に周波数オフセットの補正を行ったものを各IEU
に出力し、位相補償に利用することもできる。 H(n,m−INT(Nslot/2),k)= h´(m−INT(Nslot/2),k) ×exp(j(n−NT /2)×f(m−Ndel )/NT ) ・・(7) なお、以降の処理では、式(3)より計算した推定伝送
路特性h´(m,k)を利用して、位相補償を行う場合
について説明するが、上記、式(4)〜(7)の推定伝
送路特性を利用することも当然可能である。また、ここ
で計算された各ユーザに対応する各パスの伝送路特性
は、複素共役計算回路に通知されるとともに、次ステー
ジの対応するIEUにそれぞれ通知される。
路特性h´(m−INT(Nslot/2),k)をシンボ
ル毎に周波数オフセットの補正を行ったものを各IEU
に出力し、位相補償に利用することもできる。 H(n,m−INT(Nslot/2),k)= h´(m−INT(Nslot/2),k) ×exp(j(n−NT /2)×f(m−Ndel )/NT ) ・・(7) なお、以降の処理では、式(3)より計算した推定伝送
路特性h´(m,k)を利用して、位相補償を行う場合
について説明するが、上記、式(4)〜(7)の推定伝
送路特性を利用することも当然可能である。また、ここ
で計算された各ユーザに対応する各パスの伝送路特性
は、複素共役計算回路に通知されるとともに、次ステー
ジの対応するIEUにそれぞれ通知される。
【0065】上記のように、伝送路特性推定後、各IE
Uの複素共役計算回路67では、先に求めた推定伝送路
特性h(m,k)の複素共役値を出力する。そして、乗
算回路68では、加算回路65からの出力、すなわち、
情報信号rD (n,m,k)と前記複素共役値との積を
計算することにより、情報信号の位相を補償する(k=
1,…,K、n=1,…,ND )。具体的にいうと、
(8)式により補正される。 rD ´(n,m,k)=rD (n,m,k)×h(m,k)* ・・(8) ただし、rD ´(n,m,k)は、補正された情報信号
である。また、ND はスロット内の情報信号のシンボル
数である。なお、遅延回路66では、推定伝送路特性の
計算のために生じる遅延分だけ受信信号を遅延させる。
Uの複素共役計算回路67では、先に求めた推定伝送路
特性h(m,k)の複素共役値を出力する。そして、乗
算回路68では、加算回路65からの出力、すなわち、
情報信号rD (n,m,k)と前記複素共役値との積を
計算することにより、情報信号の位相を補償する(k=
1,…,K、n=1,…,ND )。具体的にいうと、
(8)式により補正される。 rD ´(n,m,k)=rD (n,m,k)×h(m,k)* ・・(8) ただし、rD ´(n,m,k)は、補正された情報信号
である。また、ND はスロット内の情報信号のシンボル
数である。なお、遅延回路66では、推定伝送路特性の
計算のために生じる遅延分だけ受信信号を遅延させる。
【0066】合成回路71では、K個の補正後の情報信
号を合成する。すなわち、補正された情報信号rD ´
(n,m−2,k)の総和を計算する(n=1,…,N
D 、k=1,…,K)。合成後、判定回路72では、合
成回路71の出力をもとに硬判定を行う。たとえば、拡
散前の送信データが1もしくは−1の場合、その硬判定
結果は、合成回路71の出力値が0以上であれば、「送
信データは1である」と判定し、逆に0より小さい場合
は「送信データは−1である」と判定する。なお、この
結果を硬判定信号と呼ぶ。
号を合成する。すなわち、補正された情報信号rD ´
(n,m−2,k)の総和を計算する(n=1,…,N
D 、k=1,…,K)。合成後、判定回路72では、合
成回路71の出力をもとに硬判定を行う。たとえば、拡
散前の送信データが1もしくは−1の場合、その硬判定
結果は、合成回路71の出力値が0以上であれば、「送
信データは1である」と判定し、逆に0より小さい場合
は「送信データは−1である」と判定する。なお、この
結果を硬判定信号と呼ぶ。
【0067】該硬判定信号の出力後、たとえば、k番目
のパスの乗算回路73では、受信した硬判定信号と、同
一パスの伝送路特性推定回路にて推定された推定値h
(m,k)との積を計算する。このとき、先に出力され
た硬判定信号は、全パスの乗算回路73に入力され、パ
ス毎に同様の計算が行われる。この乗算回路73の出力
は、現ステージにおける当該パスのレプリカとして、減
算回路75に出力される。
のパスの乗算回路73では、受信した硬判定信号と、同
一パスの伝送路特性推定回路にて推定された推定値h
(m,k)との積を計算する。このとき、先に出力され
た硬判定信号は、全パスの乗算回路73に入力され、パ
ス毎に同様の計算が行われる。この乗算回路73の出力
は、現ステージにおける当該パスのレプリカとして、減
算回路75に出力される。
【0068】その後、減算回路75では、この現ステー
ジのレプリカから、乗算回路74にて計算される前ステ
ージのレプリカをパス毎に差し引く。そして、再拡散回
路76では、k番目のパスに同期するタイミングで、対
応するユーザの拡散符号を用いて、減算回路75の出力
を拡散処理する。最後に、合成回路77では、各拡散信
号を合成し、対応するユーザ単位の拡散信号を生成し、
出力する。
ジのレプリカから、乗算回路74にて計算される前ステ
ージのレプリカをパス毎に差し引く。そして、再拡散回
路76では、k番目のパスに同期するタイミングで、対
応するユーザの拡散符号を用いて、減算回路75の出力
を拡散処理する。最後に、合成回路77では、各拡散信
号を合成し、対応するユーザ単位の拡散信号を生成し、
出力する。
【0069】図8は、図1で使用される本発明にかかる
DEM22,23,…24、CEU25,26,…27
およびFOEU28,29,…29の内部構成を示す。
本発明にかかるDEMは、たとえば、K個(K≧1の整
数)のマルチパス伝送路に対応し、情報信号の位相補償
を行うための回路(逆拡散回路85、遅延回路86,9
0、乗算回路88,92、加算回路89、複素共役計算
回路91を含む)と、遅延回路87と、合成回路93か
ら構成され、復調信号として図示の軟判定信号を出力す
る。また、本発明にかかるCEUは、パス単位に伝送路
特性を推定するための伝送路特性推定回路941,…9
4Kから構成され、後述する本ステージからの各ユーザ
に対応する周波数オフセットを利用して、パス単位に伝
送路特性推定を推定する。
DEM22,23,…24、CEU25,26,…27
およびFOEU28,29,…29の内部構成を示す。
本発明にかかるDEMは、たとえば、K個(K≧1の整
数)のマルチパス伝送路に対応し、情報信号の位相補償
を行うための回路(逆拡散回路85、遅延回路86,9
0、乗算回路88,92、加算回路89、複素共役計算
回路91を含む)と、遅延回路87と、合成回路93か
ら構成され、復調信号として図示の軟判定信号を出力す
る。また、本発明にかかるCEUは、パス単位に伝送路
特性を推定するための伝送路特性推定回路941,…9
4Kから構成され、後述する本ステージからの各ユーザ
に対応する周波数オフセットを利用して、パス単位に伝
送路特性推定を推定する。
【0070】また、本発明にかかるFOEUは、各パス
に対応した加算回路89の出力に基づいて、各パスの情
報信号に対応する推定伝送路特性を計算する伝送路特性
推定回路951,…95Kと、推定伝送路特性に基づい
て各パスに対応する推定位相偏差を計算する伝送路特性
推定回路961,…96Kと、前記推定位相偏差を合成
し合成位相偏差を計算する位相偏差合成回路97と、前
記合成位相偏差を平均化して推定周波数オフセットを計
算する平均化回路98および角度変換回路99から構成
される。
に対応した加算回路89の出力に基づいて、各パスの情
報信号に対応する推定伝送路特性を計算する伝送路特性
推定回路951,…95Kと、推定伝送路特性に基づい
て各パスに対応する推定位相偏差を計算する伝送路特性
推定回路961,…96Kと、前記推定位相偏差を合成
し合成位相偏差を計算する位相偏差合成回路97と、前
記合成位相偏差を平均化して推定周波数オフセットを計
算する平均化回路98および角度変換回路99から構成
される。
【0071】つぎに、上記のように構成されるDEMの
動作について説明する。なお、逆拡散回路85、遅延回
路86,87,90、乗算回路88,92、加算回路8
9、複素共役計算回路91については、先に説明したI
EUの構成(逆拡散回路61、遅延回路62,63,6
6、乗算回路64,68、加算回路65、複素共役計算
回路67)と同様の処理を行うため、説明を省略する。
動作について説明する。なお、逆拡散回路85、遅延回
路86,87,90、乗算回路88,92、加算回路8
9、複素共役計算回路91については、先に説明したI
EUの構成(逆拡散回路61、遅延回路62,63,6
6、乗算回路64,68、加算回路65、複素共役計算
回路67)と同様の処理を行うため、説明を省略する。
【0072】上記、DEMにおいて、合成回路93で
は、乗算回路92より位相補償された各パスの情報信号
が入力されると、該補正された情報信号の総和を計算
し、その結果を軟判定信号として復号回路に出力する。
は、乗算回路92より位相補償された各パスの情報信号
が入力されると、該補正された情報信号の総和を計算
し、その結果を軟判定信号として復号回路に出力する。
【0073】また、各FOEUでは、対応するDEMよ
り出力されるパス単位の受信信号(加算回路89の出
力)をもとに、ユーザ単位の推定周波数オフセットを計
算する。各FOEUの詳細な動作例は、以下の通りであ
る。伝送路特性推定回路951,…95Kでは、式
(9)の処理によって、m番目のスロットに対応する推
定伝送路特性h(m,k)をそれぞれ計算する(k=
1,…,K)。 h(m,k)=ΣrT (n,m,k)×I(n,m)* ・・(9) ただし、式(9)のΣは、n=1,…,NT の総和を示
すものである。
り出力されるパス単位の受信信号(加算回路89の出
力)をもとに、ユーザ単位の推定周波数オフセットを計
算する。各FOEUの詳細な動作例は、以下の通りであ
る。伝送路特性推定回路951,…95Kでは、式
(9)の処理によって、m番目のスロットに対応する推
定伝送路特性h(m,k)をそれぞれ計算する(k=
1,…,K)。 h(m,k)=ΣrT (n,m,k)×I(n,m)* ・・(9) ただし、式(9)のΣは、n=1,…,NT の総和を示
すものである。
【0074】つぎに、伝送路特性推定回路961,96
Kでは、式(10)に示すように、先に計算した現在の
推定伝送路特性h(m,k)と、1スロット過去の推定
伝送路特性h(m−1,k)の複素共役との積をそれぞ
れ計算し、その結果を複素位相偏差θ(m,k)とし
て、それぞれ出力する(k=1,…,K)。 θ(m,k)=h(m,k)×h(m−1,k)* ・・(10)
Kでは、式(10)に示すように、先に計算した現在の
推定伝送路特性h(m,k)と、1スロット過去の推定
伝送路特性h(m−1,k)の複素共役との積をそれぞ
れ計算し、その結果を複素位相偏差θ(m,k)とし
て、それぞれ出力する(k=1,…,K)。 θ(m,k)=h(m,k)×h(m−1,k)* ・・(10)
【0075】つぎに、位相偏差合成回路97では、式
(11)に示すように、先に計算した各パスの複素位相
偏差の総和を計算し、合成位相偏差φ(m)として出力
する。 φ(m)=Σθ(m,k) ・・(11) ただし、式(11)のΣは、k=1,…,Kについての
総和を示すものである。
(11)に示すように、先に計算した各パスの複素位相
偏差の総和を計算し、合成位相偏差φ(m)として出力
する。 φ(m)=Σθ(m,k) ・・(11) ただし、式(11)のΣは、k=1,…,Kについての
総和を示すものである。
【0076】つぎに、平均化回路98では、先に合成し
た合成位相偏差φ(m)の時間平均をとり、その結果を
推定複素周波数オフセットとして出力する。たとえば、
平均化の方法の一例として次式等がある。 F(m)=Σφ(m+1−i) ・・(12) ただし、式(12)のΣは、i=1,…,NAVE につい
ての総和を示すものであり、ここでいうNAVE は、平均
するサンプル数を示すものである。なお、平均化の実現
方法は、式(13)のような方法でも可能であり、その
他、一般的な平均化方法を適用してもよい。 F(m)=(1−δ)×F(m−1)+δ×φ(m) ・・(13) ただし、δは、平均化の時定数を決定するパラメータで
あり、1より小さい値をとる。
た合成位相偏差φ(m)の時間平均をとり、その結果を
推定複素周波数オフセットとして出力する。たとえば、
平均化の方法の一例として次式等がある。 F(m)=Σφ(m+1−i) ・・(12) ただし、式(12)のΣは、i=1,…,NAVE につい
ての総和を示すものであり、ここでいうNAVE は、平均
するサンプル数を示すものである。なお、平均化の実現
方法は、式(13)のような方法でも可能であり、その
他、一般的な平均化方法を適用してもよい。 F(m)=(1−δ)×F(m−1)+δ×φ(m) ・・(13) ただし、δは、平均化の時定数を決定するパラメータで
あり、1より小さい値をとる。
【0077】最後に、角度変換回路99では、推定複素
周波数オフセットを式(14)のように角度に変換し、
その結果を推定周波数オフセットとして出力する。 f(m)=arctan(F(m)) ・・(14)
周波数オフセットを式(14)のように角度に変換し、
その結果を推定周波数オフセットとして出力する。 f(m)=arctan(F(m)) ・・(14)
【0078】なお、以上説明した本実施の形態は、たと
えば、図9に示すような、ダイバーシチ受信可能な構成
に拡張することも可能である。この場合、基地局51a
は、P本のアンテナ52a,…52bと、発信器53
と、ミキサ54a,…54bと、A/D変換器55a,
…55bと、マルチユーザ受信機56aと、復号回路5
7,58,…59を備える構成となる。なお、Pは任意
の整数とする。
えば、図9に示すような、ダイバーシチ受信可能な構成
に拡張することも可能である。この場合、基地局51a
は、P本のアンテナ52a,…52bと、発信器53
と、ミキサ54a,…54bと、A/D変換器55a,
…55bと、マルチユーザ受信機56aと、復号回路5
7,58,…59を備える構成となる。なお、Pは任意
の整数とする。
【0079】たとえば、P本のアンテナ52a,…52
bを経由して受信される受信波は、発振器53の生成す
る周波数に基づいて、ミキサ54a,…54bでそれぞ
れダウンコンバートされ、A/D変換器55a,55b
によって、ディジタルの受信拡散信号に変換される。P
個のA/D変換器より出力される各受信拡散信号は、マ
ルチユーザ受信機56aにてユーザ毎にそれぞれ復調さ
れ、その結果は軟判定信号としてN個の移動機に対応し
た復号回路57,58,…59に出力される。そして、
復号回路57,58,…59では、各移動機に対応した
軟判定信号をそれぞれ復号し、送信データを再生する。
また、最終ステージで推定するユーザ数と他のステージ
で干渉除去するユーザ数が異なる構成も可能である。
bを経由して受信される受信波は、発振器53の生成す
る周波数に基づいて、ミキサ54a,…54bでそれぞ
れダウンコンバートされ、A/D変換器55a,55b
によって、ディジタルの受信拡散信号に変換される。P
個のA/D変換器より出力される各受信拡散信号は、マ
ルチユーザ受信機56aにてユーザ毎にそれぞれ復調さ
れ、その結果は軟判定信号としてN個の移動機に対応し
た復号回路57,58,…59に出力される。そして、
復号回路57,58,…59では、各移動機に対応した
軟判定信号をそれぞれ復号し、送信データを再生する。
また、最終ステージで推定するユーザ数と他のステージ
で干渉除去するユーザ数が異なる構成も可能である。
【0080】以上、本実施の形態においては、最終ステ
ージの受信信号をもとに周波数オフセットを推定するた
め、ユーザ個別の周波数オフセットを精度良く推定する
ことができる。また、この推定周波数オフセットをもと
に、受信信号の位相回転を補正後、伝送路特性を推定す
るため、伝送路特性も精度良く推定することができる。
さらに、推定周波数オフセットをもとに受信信号の位相
回転の補正を行うことにより、推定伝送路特性の平均化
時間を長くすることができるため、より精度良い推定伝
送路特性を計算することができる。
ージの受信信号をもとに周波数オフセットを推定するた
め、ユーザ個別の周波数オフセットを精度良く推定する
ことができる。また、この推定周波数オフセットをもと
に、受信信号の位相回転を補正後、伝送路特性を推定す
るため、伝送路特性も精度良く推定することができる。
さらに、推定周波数オフセットをもとに受信信号の位相
回転の補正を行うことにより、推定伝送路特性の平均化
時間を長くすることができるため、より精度良い推定伝
送路特性を計算することができる。
【0081】また、上記推定周波数オフセットおよび推
定伝送路特性の改善により、IEUにおいての判定誤り
を改善することができ、各ユーザ毎の拡散信号を正確に
推定することができ、これにより、受信拡散信号中の干
渉信号を精度良くキャンセルすることができる。また、
受信拡散信号中の干渉信号を精度良くキャンセルするこ
とができれば、最終ステージのDEMにおいて計算され
る軟判定信号(復調信号)の精度が高くなる。
定伝送路特性の改善により、IEUにおいての判定誤り
を改善することができ、各ユーザ毎の拡散信号を正確に
推定することができ、これにより、受信拡散信号中の干
渉信号を精度良くキャンセルすることができる。また、
受信拡散信号中の干渉信号を精度良くキャンセルするこ
とができれば、最終ステージのDEMにおいて計算され
る軟判定信号(復調信号)の精度が高くなる。
【0082】また、従来の受信機では、データの品質を
良くするために伝送路特性の平均化時間を長くした場合
は、その処理のために発生する遅延量だけ、前のステー
ジから入力されるレプリカをメモリに保存する必要があ
ったが、本実施の形態では、硬判定値と推定伝送路特性
とを分解して保存することが可能なため、メモリの小型
化が可能である。これにより、受信機の構成を簡単にす
ることができる。
良くするために伝送路特性の平均化時間を長くした場合
は、その処理のために発生する遅延量だけ、前のステー
ジから入力されるレプリカをメモリに保存する必要があ
ったが、本実施の形態では、硬判定値と推定伝送路特性
とを分解して保存することが可能なため、メモリの小型
化が可能である。これにより、受信機の構成を簡単にす
ることができる。
【0083】また、推定伝送路特性の平均化時間は、伝
送路特性の変動がほとんど無いと仮定できる長さの範囲
にする必要があるが、本実施の形態では、伝送路特性が
緩やかに変動する場合は、推定伝送路特性の平均化時間
を比較的長くし、一方、伝送路特性が速く変動する場合
は、推定伝送路特性の平均化時間を短くするように制御
する。これにより、本実施の形態では、伝送路特性の変
動量によらず、精度の高い推定伝送路特性を計算するこ
とができる。
送路特性の変動がほとんど無いと仮定できる長さの範囲
にする必要があるが、本実施の形態では、伝送路特性が
緩やかに変動する場合は、推定伝送路特性の平均化時間
を比較的長くし、一方、伝送路特性が速く変動する場合
は、推定伝送路特性の平均化時間を短くするように制御
する。これにより、本実施の形態では、伝送路特性の変
動量によらず、精度の高い推定伝送路特性を計算するこ
とができる。
【0084】また、本実施の形態では、受信信号から干
渉信号をキャンセルするときに1より小さい値で重み付
けをすることにより、精度の悪い干渉信号が生成された
場合に、誤ったキャンセルを抑圧することができる。こ
れにより、最終段のDEMにおいて計算される軟判定信
号の精度が高くなり、復号した後のデータの品質を良く
することができる。また、本実施の形態は、ダイバーシ
チ受信が可能な構成としたので、さらに高品質な通信が
行える。
渉信号をキャンセルするときに1より小さい値で重み付
けをすることにより、精度の悪い干渉信号が生成された
場合に、誤ったキャンセルを抑圧することができる。こ
れにより、最終段のDEMにおいて計算される軟判定信
号の精度が高くなり、復号した後のデータの品質を良く
することができる。また、本実施の形態は、ダイバーシ
チ受信が可能な構成としたので、さらに高品質な通信が
行える。
【0085】従って、本発明のCDMAマルチユーザ受
信機によれば、より正確に干渉成分のキャンセルを実現
することができ、復号後のデータの品質が向上でき、さ
らに、通信品質の向上により回線容量を増加させること
ができる。
信機によれば、より正確に干渉成分のキャンセルを実現
することができ、復号後のデータの品質が向上でき、さ
らに、通信品質の向上により回線容量を増加させること
ができる。
【0086】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、最終ステージにて推定された周波数オフセットを利
用して各ユーザに対応するパス毎に伝送路特性を推定す
ることにより、情報信号の位相を補償し、該補償後の情
報信号を用いて、干渉除去処理または復調処理を行う。
これにより、ユーザ固有の周波数オフセットを精度良く
推定することができ、伴って、伝送路特性も精度良く推
定することができ、その結果、復号後のデータの品質向
上を実現することができる、という効果を奏する。ま
た、復号後のデータの品質向上を実現することにより、
回線容量を増加させることができる、という効果を奏す
る。
ば、最終ステージにて推定された周波数オフセットを利
用して各ユーザに対応するパス毎に伝送路特性を推定す
ることにより、情報信号の位相を補償し、該補償後の情
報信号を用いて、干渉除去処理または復調処理を行う。
これにより、ユーザ固有の周波数オフセットを精度良く
推定することができ、伴って、伝送路特性も精度良く推
定することができ、その結果、復号後のデータの品質向
上を実現することができる、という効果を奏する。ま
た、復号後のデータの品質向上を実現することにより、
回線容量を増加させることができる、という効果を奏す
る。
【0087】つぎの発明によれば、前干渉除去ステージ
から入力される位相補償後の情報信号の硬判定値と当該
ユーザの各パスに対応する前記推定伝送路特性とを乗算
することにより、当該ユーザのレプリカを生成する。こ
れにより、従来のように各パス毎のレプリカを保存する
必要がなく、前記硬判定値と推定伝送路特性に分解して
保存可能であるため、それらを記憶するメモリの小型化
が可能となり、構成を簡単にすることができる、という
効果を奏する。
から入力される位相補償後の情報信号の硬判定値と当該
ユーザの各パスに対応する前記推定伝送路特性とを乗算
することにより、当該ユーザのレプリカを生成する。こ
れにより、従来のように各パス毎のレプリカを保存する
必要がなく、前記硬判定値と推定伝送路特性に分解して
保存可能であるため、それらを記憶するメモリの小型化
が可能となり、構成を簡単にすることができる、という
効果を奏する。
【0088】つぎの発明によれば、最終ステージにおい
て周波数オフセットの計算を行い、この計算値により各
ステージで受信信号の位相回転を補正しつつ、推定伝送
路特性を計算する。これにより、推定伝送路特性の平均
化時間を長くすることができ、より精度の高い補正信号
を生成することができる、という効果を奏する。
て周波数オフセットの計算を行い、この計算値により各
ステージで受信信号の位相回転を補正しつつ、推定伝送
路特性を計算する。これにより、推定伝送路特性の平均
化時間を長くすることができ、より精度の高い補正信号
を生成することができる、という効果を奏する。
【0089】つぎの発明によれば、伝送路特性が緩やか
に変動する場合は、推定伝送路特性の平均化時間を比較
的長くし、一方、伝送路特性が速く変動する場合は、伝
送路推定伝送路特性の平均化時間を短くする。このよう
に、伝送路特性の変動量(変動の速さ)によって、推定
伝送路特性の平均化時間を変えることにより、伝送路特
性の変動量によらず、精度の高い推定伝送路特性を計算
することができる、という効果を奏する。
に変動する場合は、推定伝送路特性の平均化時間を比較
的長くし、一方、伝送路特性が速く変動する場合は、伝
送路推定伝送路特性の平均化時間を短くする。このよう
に、伝送路特性の変動量(変動の速さ)によって、推定
伝送路特性の平均化時間を変えることにより、伝送路特
性の変動量によらず、精度の高い推定伝送路特性を計算
することができる、という効果を奏する。
【0090】つぎの発明によれば、たとえば、受信拡散
信号から干渉信号をキャンセルするときに、1より小さ
い値で重み付けを行い、精度の悪い推定干渉信号による
誤ったキャンセルを抑圧する。これにより、最終段ステ
ージにて計算される軟判定信号(復調信号)の精度が高
くなり、復号後のデータの品質向上を実現することがで
きる、という効果を奏する。
信号から干渉信号をキャンセルするときに、1より小さ
い値で重み付けを行い、精度の悪い推定干渉信号による
誤ったキャンセルを抑圧する。これにより、最終段ステ
ージにて計算される軟判定信号(復調信号)の精度が高
くなり、復号後のデータの品質向上を実現することがで
きる、という効果を奏する。
【0091】つぎの発明によれば、多重化された複数ユ
ーザの送信拡散信号を、複数のアンテナにより受信す
る。これにより、ダイバーシチ受信が可能となり、さら
に高品質な通信が行える、という効果を奏する。
ーザの送信拡散信号を、複数のアンテナにより受信す
る。これにより、ダイバーシチ受信が可能となり、さら
に高品質な通信が行える、という効果を奏する。
【図1】 本発明にかかるマルチユーザ受信機の構成を
示す図である。
示す図である。
【図2】 CDMAを利用した通信システムの概要を示
す図である。
す図である。
【図3】 各移動機が送信する送信拡散信号の具体例を
示す図である。
示す図である。
【図4】 本発明にかかるマルチユーザ受信機で使用さ
れるIEUおよびCEUの内部構成を示す図である。
れるIEUおよびCEUの内部構成を示す図である。
【図5】 推定伝送路特性の平均化を説明するための一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図6】 推定伝送路特性の平均化を説明するための一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図7】 推定伝送路特性の平均化を説明するための一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図8】 本発明にかかるマルチユーザ受信機で使用さ
れるDEM、CEUおよびFOEUの内部構成を示す図
である。
れるDEM、CEUおよびFOEUの内部構成を示す図
である。
【図9】 ダイバーシチ受信可能な基地局の構成を示す
図である。
図である。
【図10】 従来におけるCDMAマルチユーザ受信機
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図11】 従来におけるDMAマルチユーザ受信機で
使用されるIEUの内部構成を示す図である。
使用されるIEUの内部構成を示す図である。
1 第1ステージ、2 第2ステージ、3 第3ステー
ジ、11,12,13IEU、14,15,16,2
5,26,27 CEU、17,18 加算回路、19
重み付け回路、20 遅延回路、21,75 減算回
路、22,23,24 DEM、28,29,30 F
OEU、41,42,43 移動機、44 送信機、4
5,53 発振器、46,54 ミキサ、47,52
アンテナ、51 基地局、55 A/D変換器、56
マルチユーザ受信機、57,58,59 復号回路、6
1,85 逆拡散回路、62,63,66,69,7
0,86,87,90 遅延回路、64,68,73,
74,88,92 乗算回路、65,89 加算回路、
67,91 複素共役計算回路、71,77,93合成
回路、72 判定回路、76 再拡散回路、811,8
1K,941,94K,951,95K 伝送路特性推
定回路、961,96K 伝送路特性推定回路、97
位相偏差合成回路、98 平均化回路、99 角度変換
回路。
ジ、11,12,13IEU、14,15,16,2
5,26,27 CEU、17,18 加算回路、19
重み付け回路、20 遅延回路、21,75 減算回
路、22,23,24 DEM、28,29,30 F
OEU、41,42,43 移動機、44 送信機、4
5,53 発振器、46,54 ミキサ、47,52
アンテナ、51 基地局、55 A/D変換器、56
マルチユーザ受信機、57,58,59 復号回路、6
1,85 逆拡散回路、62,63,66,69,7
0,86,87,90 遅延回路、64,68,73,
74,88,92 乗算回路、65,89 加算回路、
67,91 複素共役計算回路、71,77,93合成
回路、72 判定回路、76 再拡散回路、811,8
1K,941,94K,951,95K 伝送路特性推
定回路、961,96K 伝送路特性推定回路、97
位相偏差合成回路、98 平均化回路、99 角度変換
回路。
Claims (6)
- 【請求項1】 直列に接続された複数のステージにて構
成され、複数ユーザに対応する拡散信号が同一周波数帯
に重ね合わされた受信拡散信号に基づいて、全ユーザの
復調信号を個々に出力するマルチユーザ受信機におい
て、 前記複数のステージは、 前記受信拡散信号から、全ユーザに個別に割り当てられ
た拡散符号の相互相関に起因して発生する干渉成分を、
ユーザ単位に除去する少なくとも1つの干渉除去ステー
ジと、 前干渉除去ステージから受け取る、前記受信拡散信号か
らすべてのユーザもしくは一部のユーザの干渉成分を除
去した受信拡散残差信号に基づいて、ユーザ単位に復調
処理を行い、さらに、該受信拡散残差信号に基づいて、
周波数オフセットを推定する最終ステージと、 から構成され、 前記周波数オフセットを利用して各ユーザに対応する伝
送路特性をパス毎に推定し、該推定伝送路特性を用い
て、干渉除去処理または復調処理を行うことを特徴とす
るマルチユーザ受信機。 - 【請求項2】 前記各干渉除去ステージは、 前干渉除去ステージから入力される、当該ユーザに対応
する受信信号の硬判定値と、当該ユーザの各パスに対応
する前記推定伝送路特性に基づいて、当該ユーザの各パ
スに対応したレプリカを生成し、 さらに、現干渉除去ステージの推定伝送路特性および硬
判定値、並びに前記レプリカから、干渉成分である拡散
信号を推定する干渉レプリカ推定手段を備えることを特
徴とする請求項1に記載のマルチユーザ受信機。 - 【請求項3】 前記最終ステージは、 前干渉除去ステージから入力される、当該ユーザに対応
する受信信号の硬判定値と、当該ユーザの各パスに対応
する前記推定伝送路特性と、前記受信拡散残差信号に基
づいて、各パスの情報信号に対応する推定伝送路特性を
計算する伝送路特性推定手段と、 前記推定伝送路特性に基づいて、各パスに対応する推定
位相偏差を計算する位相偏差推定手段と、 前記推定位相偏差を合成し、合成位相偏差を計算する位
相偏差合成手段と、 前記合成位相偏差を平均化して、推定周波数オフセット
を計算する平均化手段と、 各パスに対応した前期推定伝送路特性と前記受信信号に
基づいて軟判定値を計算する復調手段と、 を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のマ
ルチユーザ受信機。 - 【請求項4】 前記最終ステージは、 さらに、伝送路特性の変動に応じて、平均化を行うスロ
ット数を決定する構成とし、 各ステージでは、その平均化スロット数に基づいて、各
ユーザに対応するパス毎に伝送路特性を推定することを
特徴とする請求項1、2または3に記載のマルチユーザ
受信機。 - 【請求項5】 前記各干渉除去ステージは、 重み付け後の干渉成分を除去することを特徴とする請求
項1〜4のいずれか一つに記載のマルチユーザ受信機。 - 【請求項6】 個別の拡散符号で拡散され、多重化され
た複数ユーザの送信拡散信号を、複数のアンテナにより
受信する構成とし、 到来時間の異なる複数の受信拡散信号を復調することを
特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のマルチ
ユーザ受信機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4894999A JP2000252958A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | マルチユーザ受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4894999A JP2000252958A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | マルチユーザ受信機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000252958A true JP2000252958A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12817538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4894999A Pending JP2000252958A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | マルチユーザ受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000252958A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3371956B2 (ja) | 1999-11-09 | 2003-01-27 | 日本電気株式会社 | 干渉キャンセラ装置 |
| EP1471704A3 (en) * | 2003-04-25 | 2006-04-26 | BAE SYSTEMS Information and Electronic Systems Integration, Inc. | Frequency mismatch compensation for multiuser detection |
| EP1589668A3 (en) * | 2004-04-23 | 2008-05-28 | NTT DoCoMo, Inc. | Signal reception device, signal transmission device, radio communication system, and signal reception method |
| JP2008532377A (ja) * | 2005-02-25 | 2008-08-14 | ノキア コーポレイション | 並列残差補償を用いた適応重み付き干渉除去のためのシステム、装置及び方法 |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP4894999A patent/JP2000252958A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3371956B2 (ja) | 1999-11-09 | 2003-01-27 | 日本電気株式会社 | 干渉キャンセラ装置 |
| US7190747B2 (en) | 2002-03-25 | 2007-03-13 | Bae Systems Information And Electronic Systems Integration Inc. | Frequency mismatch compensation for multiuser detection |
| EP1471704A3 (en) * | 2003-04-25 | 2006-04-26 | BAE SYSTEMS Information and Electronic Systems Integration, Inc. | Frequency mismatch compensation for multiuser detection |
| EP1589668A3 (en) * | 2004-04-23 | 2008-05-28 | NTT DoCoMo, Inc. | Signal reception device, signal transmission device, radio communication system, and signal reception method |
| US7418248B2 (en) | 2004-04-23 | 2008-08-26 | Ntt Docomo, Inc. | Signal reception device, signal transmission device, radio communication system, and signal reception method |
| JP2008532377A (ja) * | 2005-02-25 | 2008-08-14 | ノキア コーポレイション | 並列残差補償を用いた適応重み付き干渉除去のためのシステム、装置及び方法 |
| JP4755204B2 (ja) * | 2005-02-25 | 2011-08-24 | ノキア コーポレイション | 並列残差補償を用いた適応重み付き干渉除去のためのシステム、装置及び方法 |
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