JP2000254253A - 硬式野球用ボール及びその製造装置 - Google Patents

硬式野球用ボール及びその製造装置

Info

Publication number
JP2000254253A
JP2000254253A JP11062896A JP6289699A JP2000254253A JP 2000254253 A JP2000254253 A JP 2000254253A JP 11062896 A JP11062896 A JP 11062896A JP 6289699 A JP6289699 A JP 6289699A JP 2000254253 A JP2000254253 A JP 2000254253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
ball
mold
core
baseball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11062896A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Okuyama
茂 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furuya Industrial Co Ltd
Original Assignee
Furuya Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furuya Industrial Co Ltd filed Critical Furuya Industrial Co Ltd
Priority to JP11062896A priority Critical patent/JP2000254253A/ja
Publication of JP2000254253A publication Critical patent/JP2000254253A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯体(1) を硬式野球用ボールの中央部に配設
して重心の偏心を防止し、第一接合面(3a) と第二接合
面(3b)を一体化させて確実に溶融接合することにより、
耐久性を高めるとともに、手数を要しない簡便で製造効
率の高い硬式野球用ボールの製造装置を提供すること。 【解決手段】 熱容量が小さく接合面積を広げる接合部
(4) を第一接合面(3a)に設けた、合成樹脂製の第一球皮
(2a)を芯体(1) の半球部分に被覆し、残りの半球部分に
被覆する溶融樹脂の熱により前記接合部(4) を溶融させ
て、第一球皮(2a)と融合接合する第二球皮(2b)を形成し
て芯体(1) の周囲を球皮(2) で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、芯体の表面に合成
樹脂製の球皮を被覆した硬式野球用ボール及びその製造
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の硬式野球用ボールはコルク芯に糸
をボール状に巻き、その表面を繭型に切断した二枚の皮
革で被い、この皮革の接合縁を強靭な糸で縫着して製造
しているが、この硬式野球用ボールは、表面が皮革製の
ため水分を吸収しやすく、またバッティングにより皮革
が破れたり、縫い糸が切断して縫い目が剥離する欠点が
あった。また皮革を手作業で縫着するためコスト高とな
り、練習用ボールとしては不適当であった。
【0003】このため、芯体を合成樹脂製の球皮で覆う
硬式野球用ボールが開発され、その製造方法として特開
昭59-156359号公報に記載されているように、ポリアミ
ド系エラストマー又はポリウレタン系エラストマーで適
当な肉厚を有する半球状球皮を作成し、二個の半球状球
皮内に芯体をいれてカプセル状に被覆した後、二個の半
球状金型内にセットし、圧着下で160〜250℃に加熱溶融
後硬化させて、ポリアミド系又はポリウレタン系エラス
トマーの球皮層を形成する、硬式野球用ボールの製造方
法が開発されている。
【0004】また、特開昭62-152485号公報に記載され
ているように、球皮を一体に成形し、且つ芯体を硬式野
球用ボールの中央に配設すべく、芯体用型内に硬式野球
用ボールの直径よりも長い細線部材を配置し、芯体用型
を閉型して、この中に溶融状態の芯体用合成樹脂を流し
込んで細線部材が外部に突出した芯体を形成し、次に細
線部材の着座部分を有した球皮用型の着座部分に前記芯
体を配置して、該芯体を球皮用型の中心に位置させ、閉
型した球皮用型の中に溶融状態の球皮用合成樹脂を射出
し、芯体を球皮で被覆することにより細線部材が外部に
突出したボールを成形し、成形したボールから細線部材
を抜き取る製造方法も開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の特開昭
59-156359号公報に記載されている硬式野球用ボールの
製造方法によると、芯体を合成樹脂製の二個の半球状球
皮でカプセル状に被覆し高温下で圧着する際に、二個の
半球状球皮が一体化するように樹脂が完全に溶融する温
度まで加熱すると、芯体が自重で沈み込み、半球状球皮
の中央位置から移動するため重心が偏心し、動きの不安
定な硬式野球用ボールとなる問題がある。また、完全に
硬化した半球状球皮を再加熱して溶融するため、溶融す
るまで長時間を要し、効率的な硬式野球用ボールの製造
が困難である。
【0006】また、芯体の移動による偏心を防止するた
め、半球状球皮を完全に溶融しない温度で圧着すると、
加熱は半球状金型を介して外部から行うので芯体と半球
状球皮は十分に融着せず、また硬化した状態の半球状球
皮を接合面で当接するだけで、接合面が完全に一体化し
ないため、接合強度が低く使用中に球皮が分離してしま
う虞があるなど、耐久性に問題がある。また、接合面の
形状は突き当て形状であるため、接合面積が狭く、十分
な接合強度を確保することができない。
【0007】一方、後者の特開昭62-152485号公報に記
載されている硬式野球用ボールの製造方法によると、芯
体に細線部材を設け、球皮で覆ったのち前記細線部材を
抜き取る工程が必要なため、手数を要し、製造効率を向
上させることが困難である。また、硬式野球用ボール表
面に細線部材を抜脱した後に孔が開いてしまい、該孔か
ら水分が浸透し、重量の変化、内部の損傷が発生すると
いう問題がある。
【0008】そこで本発明は、球皮の接合面を一体化さ
せて確実に接合することにより、耐久性を高めて長期間
の使用を可能とし、水分の浸透を防止して、重量の変
化、内部の損傷の発生を防止し、芯体を硬式野球用ボー
ルの中央部に配設して重心の偏心による不安定な動きを
防止するとともに、手数を要しない簡便で製造効率の高
い硬式野球用ボールの製造装置を提供することを課題と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであって、熱容量が小さく接
合面積を広げる接合部を第一接合面に設けた、合成樹脂
製の第一球皮が芯体の半球部分に被覆され、残りの半球
部分に被覆する溶融樹脂の熱により前記接合部が溶融し
て、第一球皮と融合接合する第二球皮を形成して芯体の
周囲を球皮で被覆した硬式野球用ボールを基本とする。
【0010】また、硬式野球用ボールの製造装置は、硬
式野球用ボールの直径を有する半球形状の第一キャビテ
ィを形成した第一型と、開口部が円形で芯体をその赤道
とパーティングラインとが一致するように保持する保持
部及び硬式野球用ボールの直径を有する半球形状の第二
キャビティを形成した第二型とから構成され、前記保持
部の開口部周囲に、球皮の接合部分の表面積を広くして
融合接合を確保する接合部用キャビティを形成し、該接
合部用キャビティ又は第一キャビティの開口部に臨むピ
ンポイントゲートを複数箇所に設けるとともに、第二キ
ャビティ内に臨むゲートを設けている。
【0011】そして、芯体を保持させた保持部と第一キ
ャビティの両開口円の中心を一致させて閉型した第一型
と第二型により芯体の周囲に第一球皮用キャビティを形
成し、また、開型後、芯体と第一球皮が残置した第一キ
ャビティと第二キャビティの両開口円の中心が一致する
ように第一型と第二型を閉型して芯体の周囲に第二球皮
用キャビティが形成されるようにしている。
【0012】また、保持部の開口部周囲に形成した接合
部用キャビティを、保持部と連通する、球皮の厚み以下
であって半径方向の傾斜を形成した断面楔形状としても
よい。
【0013】さらに、第一キャビティ、第二キャビティ
の型面を皮革様の微細凹凸のある粗面としてもよい。
【0014】
【発明の効果】上記説明した本発明に係る硬式野球用ボ
ールによれば、第一球皮(2a)の第一接合面(3a)に熱容量
が小さく、接合部分の表面積が広い、すなわち溶融しや
すい形状の接合部(4) を形成したため、第二球皮用キャ
ビティ(14a) 内に第二球皮(2b)を形成する溶融樹脂を射
出すると、溶融樹脂の有する熱が第一接合面(3a)と接合
部(4) の表面に十分伝達され、溶融樹脂の熱だけで前記
接合部(4) の表面が再度溶融し、第一球皮(2a)と第二球
皮(2b)が確実に溶融接合される。したがって接合強度が
高く、長期間使用しても第一球皮(2a)と第二球皮(2b)
の分離、損傷が発生せず、水分の浸透等も発生しない。
【0015】また、第一球皮(2a)、第二球皮(2b)とも溶
融状態で芯体(1) の表面に被覆されることから、芯体
(1) の表面と球皮(2) が確実に接合しており、長期間使
用した場合でも、芯体(1) と球皮(2) が分離する虞がな
い。
【0016】さらに、第一接合面(3a)に芯体(1) の赤道
周面に沿う断面楔形状の接合部(4)を形成することによ
り、該接合部(4) の表面に、第二球皮(2b)を形成するた
めに射出した溶融樹脂の流れが生じ、射出された溶融樹
脂の有する熱が第一接合面(3a)と接合部(4) の表面に十
分伝達されて、これが溶融して、第一球皮(2a)と第二球
皮(2b)とが融合接合され、強い接合強度を確保すること
ができる。
【0017】また、本発明に係る硬式野球用ボールの製
造装置によれば、芯体(15)を保持させた保持部(15)と第
一キャビティ(13)の両開口円の中心を一致させて閉型
し、芯体(1) の周囲の第一球皮用キャビティ(13a) に溶
融樹脂を射出して第一球皮(2a)を被覆し、次に、開型
後、芯体と第一球皮が残置した第一キャビティ(13)と第
二キャビティ(14)の両開口円の中心が一致するように閉
型して芯体(1) の周囲の第二球皮用キャビティ(14a) に
溶融樹脂を射出して第二球皮(2b)を被覆するため、芯体
(1) が硬式野球用ボールの中心からずれる虞が無く、確
実且つ容易に重心を硬式野球用ボールの中心に位置させ
ることができ、重心の中心に対する偏心による硬式野球
用ボールの不安定な動きを防止することができる。
【0018】また、第一キャビティ(13)で芯体(1) の半
球部分に第一球皮(2a)を形成して保持部(15)を開型後、
速やかに第一キャビティ(13)と第二キャビティ(14)を閉
型するため、第一球皮(2a)と第二球皮(2b)の被覆工程に
要する時間を短縮でき、迅速かつ効率的に硬式野球用ボ
ールを製造することができる。
【0019】また、第一球皮(2a)の被覆後、第一キャビ
ティ(13)から芯体(1) を抜脱せずに連続して第二球皮(2
b)の被覆を行うため、芯体(1) の抜脱及び嵌入の手数を
削減するとともに、表面に縫い目を形成した場合でも該
縫い目がずれる虞がなく、外観体裁の良い硬式野球用ボ
ールを製造することができる。
【0020】そして、複数のピンポイントゲート(17)を
接合部用キャビティ(16)又は第一キャビティ(13)の開口
部に臨む位置に設けたことにより、第一球皮(2a)の表面
にピンポイントゲート(17)の跡を残すことがなく、また
接合部(4) における空洞の発生を防止することができ
る。
【0021】さらに、第一キャビティ(13)、第二キャビ
ティ(14)の型面を皮革様の微細凹凸のある粗面として、
硬式野球用ボールの表面に皮革様の模様を形成したこと
により、樹脂で球皮(2) を形成しながら外観体裁が良
く、皮革と同様の指掛かりを持たせることができ、品質
のよい硬式野球用ボールとすることができる。
【0022】以上により、球皮の接合面を一体化させて
確実に接合することにより、耐久性を高めて長期間の使
用を可能とし、水分の浸透を防止して、重量の変化、内
部の損傷の発生を防止し、芯体を硬式野球用ボールの中
央部に配設して重心の偏心による不安定な動きを防止す
るとともに、手数を要しない簡便で製造効率の高い硬式
野球用ボールの製造装置を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態及び実施例】本発明の実施例に係る
硬式野球用ボール(B) 及びその製造装置について図を用
いて説明すると、図1は硬式野球用ボール(B) の断面
図、図2は本発明の実施例に係る硬式野球用ボール(B)
の製造装置の第一型(11)と第二型(12)を水平面で切断し
た断面図、図3は芯体(1) を保持した保持部(15)と第一
キャビティ(13)を閉型した状態の断面図、図4は第一キ
ャビティ(13)と保持部(15)を開型した状態の断面図、図
5は第二型(12)をスライドさせて第一キャビティ(13)と
第二キャビティ(14)を対向させた状態の断面図、図6は
第一キャビティ(13)と第二キャビティ(14)を閉型した状
態の断面図、図7は第一型(11)を離脱して第一キャビテ
ィ(13)内に硬式野球用ボール(B) を保持した状態の断面
図である。
【0024】まず図1に示すように、本発明に係る硬式
野球用ボール(B) は、芯体(1) の表面に合成樹脂製の球
皮(2) を被覆して構成されており、該芯体(1) は、公認
硬式野球用ボールと同一のもので、焼きコルクを有する
ゴム芯の周囲に毛糸を巻き、その周囲に綿糸を巻いた構
成であり、前記球皮(2) を形成する第一球皮(2a)と第二
球皮(2b)は、硬度90度のポリウレタン樹脂を射出成形で
芯体(1) の周囲を均一な厚みで被覆しており、直径を72
mm、全重量を142gとし、芯体(1) が硬式野球用ボール
(B) の中央に位置するとともに、該球皮(2) が均質なポ
リウレタン樹脂で構成されているため重心が硬式野球用
ボール(B) の中心に位置している。
【0025】また、前記第一球皮(2a)の第一接合面(3a)
には、上周面を末広の斜面とした断面楔形状の接合部
(4) が芯体(1) に沿って形成され、該第一接合面(3a)と
第二球皮(2b)の第二接合面(3b)とが全面に渡って溶融接
合している。第一接合面(3a)と第二接合面(3b)は接合面
積も広く完全に一体化していることから、接合強度も極
めて高い。尚、図では説明の都合上、第一接合面(3a)と
第二接合面(3b)を明確に示しているが、実際は上述のよ
うに完全に融合して一体化している。
【0026】次に、本発明に係る硬式野球用ボール(B)
の製造装置について説明すると、成形型は、図2に示す
ように第一キャビティ(13)を設けた第一型(11)と、第二
キャビティ(14)及び保持部(15)を設けた第二型(12)とか
ら構成されている。
【0027】上記第一キャビティ(13)は、直径72mmの半
球形状であり、その型面に公認硬式野球用ボールと同様
の縫い目の形状が刻設(図示せず)されている。
【0028】また、前記第二キャビティ(14)も、第一キ
ャビティ(13)と同様に直径72mmの半球形状で、型面に
公認硬式野球用ボールと同様の縫い目の形状が刻設(図
示せず)されており、第一型(11)と第二型(12)を閉型し
たときに第一キャビティ(13)と第二キャビティ(14)が真
球形状の空間を形成し、且つ、第一キャビティ(13)と第
二キャビティ(14)に刻設した縫い目が連続するようにさ
れている。
【0029】さらに、前記保持部(15)は、芯体(1) の直
径より僅かに小さい直径を有する半球形状であり、芯体
(1) をその赤道と第二型(12)のパーティングラインとが
一致するように保持する。該保持部(15)の開口部の全周
には半径方向の幅1.5mm、開口面からの深さ2mmで断
面楔形状の接合部用キャビティ(16)が形成されている。
【0030】そして、上記接合部用キャビティ(16)の型
面には、4個所にピンポイントゲート(17)が周方向に等
間隔に設けられて、接合部用キャビティ(16)に臨んでお
り、第一型(11)の裏面(12a)に設けられた第一スプルー
(21a)から4本のランナー(20)が放射状に形成されて、
その端部から4本のゲートスプルー(19)が第一型(11)を
貫通するように形成され、前記ピンポイントゲート(17)
に連通されている。
【0031】また、第二キャビティ(14)の頂部には、第
二キャビティ(14)に臨むゲート(18)が設けられており、
第一型(11)の裏面(12a)に設けられた第二スプルー(21b)
から連通するゲートスプルー(19)が前記ゲート(18)と連
通している。
【0032】上記第一型(11)は、第二型(12)に対して離
間方向に開閉自在に支持され、油圧による開閉手段によ
り第一型(12)と第二型(12)の開型と閉型を自在に行うこ
とができる。一方、第二型(12)は第一型(11)に対して移
動手段で平行にスライドするよう支持されている。
【0033】また上記第二型(12)の裏面(12a) には、支
持板(23)を介して射出機のノズル(22)が連結されてお
り、第二型(12)をスライドさせることによって射出機の
ノズル(22)を第一スプルー(21a) または第二スプルー(2
1b) に嵌合させることができ、第一キャビティ(13) ま
たは第二キャビティ(14)に対し選択的に溶融樹脂を射出
することができる。
【0034】次に、上記説明した硬式野球用ボール(B)
の製造装置の使用について説明すると、まず、図2のよ
うに第一型(11)と第二型(12)を開型した状態で、保持部
(15)に芯体(1) を嵌入し、該芯体(1) の赤道と第二型(1
2)のパーティングラインとが一致するように保持する。
半球形状の保持部(15)の直径は芯体(1) の弾性限度内を
条件として芯体(1) の直径より僅かに小さく、該保持部
(15)に芯体(1) を嵌入すると、保持部(15)に確実に保持
される。
【0035】次に図3のように、前記第一型(11)に設け
られた開閉手段により第一型(11)を第二型(12)の方向へ
スライドさせ、第一型(11)と第二型(12)を閉型する。こ
のとき保持部(15)に保持した芯体(1) の中心が、第一キ
ャビティ(13)の開口円の中心に位置するように閉型され
ると同時に、射出機のノズル(22)は第一スプルー(21a)
に嵌合される。
【0036】そしてこの状態で射出機のノズル(22)から
溶融樹脂を射出し、保持部(15)の開口部周囲に設けられ
たピンポイントゲート(17)から第一キャビティ(13)と芯
体(1) の間に形成される第一球皮用キャビティ(13a) 及
び接合部用キャビティ(16)に溶融樹脂を充填すると、図
4のように第一キャビティ(13)の内部に配置された状態
で芯体(1) の周囲に第一球皮(2a)が成形される。該第一
球皮(2a)がやや硬化した状態でピンポイントゲート樹脂
部との連結を断った後、開閉手段により第一型(11)と第
二型(12)を開型すると、芯体(1) と第一球皮(2a)が第一
キャビティ(13)内に嵌入された状態となって残る。
【0037】次いで図5のように、開型した状態のま
ま、第二キャビティ(14)を形成した第二型(12)を移動手
段によりスライドさせて第二キャビティ(14)を前記芯体
(1) に対向する位置までスライドさせ、次に図6のよう
に第一型(11)の開閉手段により、第二キャビティ(14)の
開口円の中心が前記芯体(1) の中心と一致するように第
一型(11)と第二型(12)を閉型し、同時に射出機のノズル
(22)を第二スプルー(21b) に嵌合する。
【0038】そしてこの状態で射出機のノズル(22)から
溶融樹脂を射出し、前記第二キャビティ(14)の頂部に設
けたゲート(18)から第二キャビティ(14)と芯体(1) の間
に形成された第二球皮用キャビティ(14a) に溶融樹脂を
充填すると、溶融樹脂が第一球皮(2a)の接合部(4) に接
して、その斜面を微速で移動し、溶融樹脂の有する熱が
第一接合面(3a)と接合部(4) の表面に十分伝達され、接
合部(4) が確実に溶融する。
【0039】また、前記第一接合面(3a)に形成した接合
部(4) は厚みが薄く、突出しているため、熱容量が小さ
く溶融樹脂の保有する熱を受けると迅速に融点に達して
表面が溶融する。そして、溶融した接合部(4) 及び第一
接合面(3a)の表面と第二球皮(2b)とが相互に融合し、そ
のまま硬化して第一球皮(2a)と第二球皮(2b)とが一体化
される。
【0040】そして図7に示すように、やや硬化してゲ
ート樹脂部との連絡を断った後、第一型(11)の開閉手段
により第一型(11)と第二型(12)を開型すると、芯体(1)
の表面に均一の厚みを有するポリウレタン樹脂製の第一
球皮(2a)と第二球皮(2b)とで球皮(2) が形成された硬式
野球用ボール(B) が得られる。
【0041】以上説明した硬式野球用ボール(B) は上記
実施例に限定されるものではなく、成形型に保持部(1
5)、第一キャビティ(13)、第二キャビティ(14)を複数個
づつ形成して一度に複数個の硬式野球用ボール(B) を製
造するようにしてもよく、型の開閉及び移動を油圧シリ
ンダを用いた手段とすることができ、また、型の回転に
よって開型と閉型を行うようにしてもよい。
【0042】ピンポイントゲート(17)の形成位置は、硬
式野球用ボール(B) の表面にゲートの跡が残らない位
置、たとえば接合部用キャビティ(16)の外側且つ硬式野
球用ボール(B) の直径よりも内側、すなわち保持部(15)
と第一キャビティ(13)を閉型した際に第一キャビティ(1
3)の開口部に臨む位置に形成してもよい。
【0043】また、球皮(2) に使用する樹脂は、ポリウ
レタンの他、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミ
ド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル
樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂等の熱可塑性合成樹
脂、熱可塑性合成樹脂のエラストマーを使用することが
でき、硬度は60から100が好ましく、80から100がさらに
好ましい。また、芯体(1) は公認硬式野球用ボール(B)
用の芯体(1) の限られず、練習用ボールとしては、合成
樹脂等で形成した芯体(1) を用いることができる。
【0044】さらに第一接合面(3a)に形成する接合部
(4) は芯体(1) に沿う形状でもよいし球皮(2) の厚みの
範囲内で芯体(1) から離れた位置に独立して立設しても
よい。接合部(4) の断面形状は、凸状のほか凹状でもよ
いが、溶融樹脂が第一接合面(3a)上をスムーズに流れ
て、溶融樹脂の有する熱を迅速に伝えることが望まれる
ことから、接合部(4) の断面形状は、頂部が滑らかな形
状が好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】硬式野球用ボール(B) の断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る硬式野球用ボール(B) の
製造装置の第一型(11)と第二型(12)を水平面で切断した
断面図である。
【図3】芯体(1) を保持した保持部(15)と第一キャビテ
ィ(13)を閉型した状態の断面図である。
【図4】第一キャビティ(13)と保持部(15)を開型した状
態の断面図である。
【図5】第二型(12)をスライドさせて第一キャビティ(1
3)と第二キャビティ(14)を対向させた状態の断面図であ
る。
【図6】第一キャビティ(13)と第二キャビティ(14)を閉
型した状態の断面図である。
【図7】第一型(11)を離脱して第一キャビティ(13)内に
硬式野球用ボール(B) を保持した状態の断面図である。
【符号の説明】
(B) 硬式野球用ボール (1) 芯体 (2) 球皮 (2a) 第一球皮 (2b) 第二球皮 (3a) 第一接合面 (3b) 第二接合面 (4) 接合部 (11) 第一型 (12) 第二型 (13) 第一キャビティ (13a) 第一球皮用キャビティ (14) 第二キャビティ (14a) 第二球皮用キャビティ (15) 保持部 (16) 接合部用キャビティ (17) ピンポイントゲート (18) ゲート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱容量が小さく接合面積を広げる接合部
    (4) を第一接合面(3a)に設けた、合成樹脂製の第一球皮
    (2a)が芯体(1) の半球部分に被覆され、残りの半球部分
    に被覆する溶融樹脂の熱により前記接合部(4) が溶融し
    て、第一球皮(2a)と融合接合する第二球皮(2b)を形成し
    て芯体(1) の周囲を球皮(2) で被覆したことを特徴とす
    る硬式野球用ボール。
  2. 【請求項2】 硬式野球用ボールの直径を有する半球形
    状の第一キャビティ(13)を形成した第一型(11)と、開口
    部が円形で芯体(1) をその赤道とパーティングラインと
    が一致するように保持する保持部(15)及び硬式野球用ボ
    ール(B) の直径を有する半球形状の第二キャビティ(14)
    を形成した第二型(12)とから構成され、 前記保持部(15)の開口部周囲に、球皮(2) の接合部分の
    表面積を広くして融合接合を確保する接合部用キャビテ
    ィ(16)を形成し、該接合部用キャビティ(16)又は第一キ
    ャビティ(13)の開口部に臨むピンポイントゲート(17)を
    複数箇所に設けるとともに、第二キャビティ(14)内に臨
    むゲート(18)を設けており、 芯体(15)を保持させた保持部(15)と第一キャビティ(13)
    の両開口円の中心を一致させて閉型した第一型(11)と第
    二型(12)により芯体(1) の周囲に第一球皮用キャビティ
    (13a) が形成され、また、開型後、芯体と第一球皮が残
    置した第一キャビティ(13)と第二キャビティ(14)の両開
    口円の中心が一致するように第一型(11)と第二型(12)を
    閉型して芯体(1) の周囲に第二球皮用キャビティ(14a)
    が形成されるようにしたことを特徴とする硬式野球用ボ
    ールの製造装置。
  3. 【請求項3】 保持部(15)の開口部周囲に形成した接合
    部用キャビティ(16)を、保持部(15)と連通する、球皮の
    厚み以下であって半径方向の傾斜を形成した断面楔形状
    としたことを特徴とする請求項2記載の硬式野球用ボー
    ルの製造装置。
  4. 【請求項4】 第一キャビティ(13)、第二キャビティ(1
    4)の型面を皮革様の微細凹凸のある粗面とすることを特
    徴とする請求項2または3記載の硬式野球用ボールの製
    造装置。
JP11062896A 1999-03-10 1999-03-10 硬式野球用ボール及びその製造装置 Pending JP2000254253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11062896A JP2000254253A (ja) 1999-03-10 1999-03-10 硬式野球用ボール及びその製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11062896A JP2000254253A (ja) 1999-03-10 1999-03-10 硬式野球用ボール及びその製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000254253A true JP2000254253A (ja) 2000-09-19

Family

ID=13213479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11062896A Pending JP2000254253A (ja) 1999-03-10 1999-03-10 硬式野球用ボール及びその製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000254253A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019037781A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 一般社団法人レッシュ・プロジェクト トレーニングボール、及びトレーニングボールの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019037781A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 一般社団法人レッシュ・プロジェクト トレーニングボール、及びトレーニングボールの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6319451B1 (en) Method of molding a layer around a body
US5122046A (en) Golf ball injection mold
US6685455B2 (en) Golf ball casting mold
JP2004503395A (ja) 複合製造品の射出成形方法および該方法によって得られる歯ブラシ
US5798071A (en) Method for the combined injection and compression molding of golf balls
FR2683728A1 (fr) Procede et appareil pour former un revetement exterieur sans joint sur une balle de golf et cette balle.
US6179732B1 (en) Golf ball and golf ball marking method
US4729566A (en) Game ball
US4822041A (en) Game ball
KR101713594B1 (ko) 립스틱 제조방법
JP2000254253A (ja) 硬式野球用ボール及びその製造装置
US4808272A (en) Method of constructing a mold for making game balls
JPH06297501A (ja) 中空品の成形方法及び成形金型
US20150042010A1 (en) Production method for baseball and softball cover
JP3712011B2 (ja) ゴルフボールの製造方法
JP3189777B2 (ja) 球技用ボール及びその製造方法
JPH0910361A (ja) ゴルフボール射出成形方法及びゴルフボール射出成形用金型
JP2005013354A (ja) 競技用ボールとその製造方法
JP2000271972A (ja) ゴルフボールの製法及びその射出成形用金型
GB2097320A (en) Manufacturing balls
JP2006112014A (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂よりなる安全帽の帽体及びその製造方法
US20040238994A1 (en) Method of manufacturing a fin
TWI768697B (zh) 摩擦滾輪成型模具及摩擦滾輪
JP3636259B2 (ja) ゴルフボール成形金型
JPS59220343A (ja) 合成樹脂製球体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041005