JP2000254515A - 脱臭殺菌機能付き収納ボックス - Google Patents

脱臭殺菌機能付き収納ボックス

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JP2000254515A
JP2000254515A JP11061011A JP6101199A JP2000254515A JP 2000254515 A JP2000254515 A JP 2000254515A JP 11061011 A JP11061011 A JP 11061011A JP 6101199 A JP6101199 A JP 6101199A JP 2000254515 A JP2000254515 A JP 2000254515A
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Japan
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titanium oxide
honeycomb structure
storage box
light source
ultraviolet light
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JP11061011A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Minami
敏明 南
Hisami Satake
寿巳 佐竹
Mamoru Suzuki
守 鈴木
Tomoaki Nagai
共章 永井
Hajime Inui
一 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Pal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Pal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納ボックス本体内の汚染空気を効率よく脱
臭・殺菌する。 【解決手段】 収納ボックス本体内に、円柱状直管型紫
外線光源を内包した酸化チタン担持シートからなる円筒
状ハニカム構造体を設置し、自然対流による循環により
汚染空気を浄化する。 【効果】 紫外線を照射することにより、汚染物質を分
解し、殺菌する活性種を放出する酸化チタン担持シート
がハニカム構造体を構成しているので、汚染空気との接
触効率がよい。また、ハニカム構造体と紫外線光源とは
至近距離に設置されているので、紫外線の受光効率がよ
く、脱臭・殺菌効果も優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臭気物質や雑菌を
効率良く光分解除去する玄関収納、クローゼット、下駄
箱、システムキッチンなどの収納ボックスに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、環境衛生に関する意識の向上に伴
って、室内の臭気や複写機等の事務用機器から発生する
臭気を脱臭し、殺菌を行うために、脱臭、殺菌機能を有
した空調装置、空調機器、空気清浄機等が広く利用され
て来ている。特に、老朽化した鉄筋コンクリート建物や
保健衛生の設計に問題のある建物においては、建物内の
空気汚染の問題が顕在化し、脱臭機能と共に殺菌機能を
有する空調機器が求められている。
【0003】また、室内には玄関収納、クローゼット、
下駄箱、システムキッチンなどの様々な収納ボックスが
設置されている。これらの収納ボックスは密閉構造のも
のが多いため、ボックス内部に臭気物質や雑菌が繁殖し
やすく衛生上好ましくないため、脱臭機能と共に殺菌機
能を有する収納ボックスが求められている。従来、一般
に脱臭は活性炭等の臭気吸着物質により、殺菌は紫外光
線の照射やオゾンにより行っている。活性炭等の臭気吸
着物質は、比較的短期間に飽和状態となる為、交換が必
要であり、紫外光線の照射やオゾンの使用は人体に対し
て有害となるおそれがある為、防護手段の設置や使用上
の制約があった。
【0004】最近、酸化チタン等の光反応性半導体と活
性炭等の吸着物質を組み合わせた脱臭剤が開発され実用
化されつつある。この脱臭剤は、光反応性半導体に紫外
線が照射されるとき、大気中の水蒸気や酸素を分解して
生成する活性酸素で、吸着物質が吸着した臭気物質や細
菌を分解、殺菌する機能を有しており、飽和した吸着物
質を再生することが出来ると共に、殺菌効果を発揮する
ため、前述したように、脱臭機能と殺菌機能とを有し、
脱臭・殺菌に好適である。
【0005】この脱臭剤は、光反応性半導体単独による
光分解速度に比べて、吸着物質の吸着作用による脱臭が
はるかに早い速度で起こることが知られている。このた
め、脱臭負荷が光分解速度より高い高負荷状態で連続す
るような環境での使用には適していないが、短時間の高
脱臭負荷と長時間の低脱臭負荷の組み合わせからなる負
荷パターンに適した脱臭剤であり、昼間の一時的な高脱
臭負荷と夜間の長時間の低脱臭負荷の負荷パターンを有
する家庭やオフィスのような場所で使用される脱臭・殺
菌装置に用いるのに好適な脱臭剤である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−25124
1号公報では、紫外線照射ランプの周囲に金属酸化物触
媒からなる中空円筒状ハニカム構造体を設置した光触媒
装置について記載されている。しかしながら、この方法
を空気清浄機に応用しているが、汚染空気の流れ方向に
対して中空円筒状ハニカム構造体をどのように配置する
かに関しては詳細な記載がなされていない。また、特開
平9−206136号公報では、学習机などの家具の外
側表面に光触媒を配設し、室内光により雑菌、たばこ等
の臭気成分を除去する方法が記載されている。さらに、
特開平10−137098号公報では、光触媒を励起さ
せる光源を設けた食器保管庫に、光触媒を塗布した食器
を収納する防汚食器用収納装置が記載されている。しか
しながら、収納ボックス内部に光反応性半導体担持シー
トからなる円筒状ハニカム構造体により被覆された紫外
線光源を設けた収納ボックスはまだ提案されていない。
本発明の目的は、臭気物質や雑菌を効率良く光分解除去
する玄関収納、クローゼット、下駄箱、システムキッチ
ンなどの収納ボックスを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究を
重ねた結果、収納ボックス内の臭気物質や雑菌を含む汚
染空気を最も効率よく光分解除去するには、第一に光反
応性半導体担持体を紫外線光源に対して至近距離に配置
し紫外線受光強度を高めること、第二に光反応性半導体
担持体が受ける紫外線受光面積をできるだけ大きくする
こと、第三に光反応性半導体担持体を汚染空気と効率よ
く接触させることが重要であることが実験で確認され
た。
【0008】上記条件をすべて満足させるため、本発明
では、光触媒構造体として、支持体上に光反応性半導体
を含む液剤を塗布又は含浸した光反応性半導体コートシ
ートからなる光触媒構造体及び光反応性半導体または光
反応性半導体複合粒子を支持体に内添した光反応性半導
体担持シートからなる光触媒構造体を採用した。そし
て、紫外線光源の外周面を上記光触媒構造体で被覆し、
汚染空気を光触媒構造体の外周面に沿って流れるように
した。さらに、この光触媒構造体の内周面と紫外線光源
の外周面との間の要所にスペーサーを挿入し、光触媒構
造体と紫外線光源との間の間隔にも汚染空気が流れるよ
うにした。光触媒構造体を利用することにより、光反応
性半導体担持体の紫外線受光面積を増加させるととも
に、汚染空気と光反応性半導体担持体との接触面積を増
加させることができる。光触媒構造体としては、ハニカ
ム構造体、コルゲ−ト構造体、格子体又はフィルタ−な
どがあげられるが、特に筒状ハニカム構造体が好まし
く、円筒状ハニカム構造体が最も好ましい。
【0009】本発明の円筒状とは必ずしも完全な円筒で
ある必要はなく、光源の外周全部または外周一部に直接
接することができるような筒状であればよく、例えば、
断面が円、楕円、半円、半楕円、湾曲形、三角、四角、
その他矩形などのものであってもよい。また、筒の一部
分が開裂したものであってもよい。また、紫外線光源の
形状としては、ハニカム構造体で被覆できる形状であれ
ば、直管形、U字形、湾曲形などのどんな形状でもよい
が、円柱状直管型が性能の点で最も良い。
【0010】円筒状ハニカム構造体を装着した紫外線光
源は収納ボックス内のどの位置に配置してもよいが、光
源から発生する熱による空気循環を考慮すると、収納ボ
ックス本体内の下部に配置するのが最もよい。収納ボッ
クス内には一つ以上の通気口を設けることにより、光源
からの熱放散及び自然換気も可能となる。また、収納ボ
ックス内への虫などの侵入を防止するために、メッシュ
状の通気口を設けることもできる。さらに、本発明で
は、収納ボックス内の空気は自然循環で浄化されるもの
であるが、ファンを収納ボックス内の適切な位置に設置
したり、円筒状ハニカム構造体を装着した紫外線光源と
ファンを一体化した装置にすることにより、収納ボック
ス内の空気を強制循環し、浄化能力を高めることも可能
である。
【0011】また、一般的に収納ボックス内には棚板が
設けられている場合が多いが、収納ボックス内での空気
の対流による循環を効率良く行うために、棚板に複数個
の通気口又はメッシュ状の通気口を設けることも可能で
ある。紫外線光源から放射される紫外線により収納ボッ
クスの内面が劣化しないように、金属製光反射板を紫外
線光源近傍の収納ボックスの内面に設けることもでき
る。
【0012】さらに、紫外線光源から放射される紫外線
により収納ボックス内の収納物が劣化しないようにする
ため、円筒状ハニカム構造体を装着した紫外線光源を金
属製のメッシュ状のカバーで覆うことも可能である。
【0013】本発明による収納ボックスの一例を図1に
示す。収納ボックス本体内には円筒状ハニカム構造体を
装着した紫外線光源が少なくとも一個配置されている。
該円筒状ハニカム構造体は、支持体に光反応性半導体と
して酸化チタンを含む塗液を塗布又は含浸したシ−トか
ら構成されたハニカム構造体または支持体に酸化チタン
を内添したシートから構成されたハニカム構造体であ
る。ハニカム構造体は、紫外線光源と至近距離で装着さ
れていることが望ましいので、ハニカム構造体を紫外線
光源に直接接触させてもよい。また、ハニカム構造体の
酸化チタン担持シートを汚染空気と効率よく接触させる
ために、紫外線光源とハニカム構造体との間にスペーサ
ーを入れ、導入された汚染空気が、ハニカム構造体の外
周部に沿って流れるとともに、一部は酸化チタン担持シ
ートで囲われる6角形のハニカム空間に入り込み又は更
にその空間を通り抜け、紫外線光源の外周面とハニカム
構造体の内周面との間隔を通過するようにしてもよい。
【0014】本発明で用いるハニカム構造体の一例を示
せば、酸化チタン微粉末とシリカゾルまたはアルミナゾ
ルの何れか一方又は両方を含む無機結着剤と、有機高分
子結着剤とを含有する酸化チタン含有層を備え、該酸化
チタン含有層における酸化チタン微粉末と上記無機結着
剤の配合比率が重量比で5:1〜1:5であり、かつ上
記有機高分子結着剤の配合比率が酸化チタン含有層の全
固形分に対して3〜25重量%である酸化チタンコ−ト
シ−トから形成された円筒状ハニカム構造体である。
【0015】本発明で用いるハニカム構造体の他の例を
示せば、酸化チタン微粉末と該酸化チタン微粉末に対し
て5:1〜1:5の混合比率のシリカゾルまたはアルミ
ナゾルからなる酸化チタン複合粒子を乾式または湿式粉
砕機にて平均粒子径3〜15ミクロンに粉砕した酸化チ
タン複合粒子を支持体に内添してなる酸化チタン担持シ
ートから形成された円筒状ハニカム構造体である。
【0016】
【発明の効果】本発明では、収納ボックス内に円筒状酸
化チタン担持ハニカム構造体を装着した紫外線光源を設
けることにより、酸化チタン担持ハニカム構造体を紫外
線光源に対して至近距離に配置し、紫外線受光強度を高
めるとともに、均等に紫外線を受光させたこと、円筒状
酸化チタン担持ハニカム構造体により紫外線受光面積を
大きくしたこと、汚染空気が円筒状酸化チタン担持ハニ
カム構造体に接触する際に無数の渦からなる乱流を発生
させ、汚染空気を効率よくハニカム構造体の酸化チタン
層内部に深く浸透させたことで、臭気物質、雑菌などを
含む汚染空気を最も効率よく光分解除去できた。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明における光反応性半導体と
しては、酸化亜鉛、三酸化タングステン、二酸化チタ
ン、酸化セリウム、過酸化チタン等の金属酸化物粒子が
良く、特に二酸化チタンが好ましい。以下、二酸化チタ
ンを光反応性半導体として使用した例について述べる。
本発明における1実施形態として、紫外線光源は、円筒
状酸化チタンハニカム構造体が装着し易い円柱状直管型
紫外線光源である。また、円筒状酸化チタンハニカム構
造体と円柱状直管型紫外線光源とは、先に述べたよう
に、円筒状酸化チタンハニカム構造体が円柱状直管型紫
外線光源を包み込むように、相互に直接接触した状態で
装着されている場合が最も受光効率がよい。
【0018】しかし、ハニカム構造体の紫外線受光強度
が、さほど低下しない範囲であれば、直接接触させず、
紫外線光源の外周面との間に一定間隔を保持して取り囲
む状態で装着されていてもよい。ただし、この場合、ハ
ニカム構造体の内周面と紫外線光源の外周面との距離が
1cm以下であることが望ましい。上記間隔を保持する
ためには、ハニカム構造体の内周面と紫外線光源の外周
面との間の要所に、その間隔寸法に応じたスペーサーを
少なくとも1個以上挿入する必要がある。
【0019】円筒状酸化チタンハニカム構造体の見かけ
上の肉厚、即ち内径と外径との差の1/2は、紫外線光
源から放射される紫外線の受光効率及び臭気物質や雑菌
との接触効率を考慮すると、0.3〜3cmが望まし
い。さらに、円柱状紫外線光源に酸化チタンハニカム構
造体を装着する場合は、ハニカム構造体を側面から見た
場合に同心円状になるように多重装着することにより、
光分解機能を大幅に高めることも可能である。特に二重
または三重に重ねて装着した場合が最も良い。
【0020】汚染空気がハニカム構造体の空間内部に誘
導されると、汚染空気がハニカム構造体の壁に接触する
際に、無数の渦からなる乱流が発生し、臭気物質、雑菌
などを含む汚染空気は効率よく酸化チタン担持シート層
内部に深く浸透し光分解除去される。
【0021】このように、汚染された空気が自然循環に
より円筒状酸化チタンハニカム構造体に効率よく接触し
ながら流れるので、汚染空気に含まれる臭気物質や雑菌
が分解又は殺菌されるのである。光反応性半導体コ−ト
シ−トからなる円筒状ハニカム構造体は、酸化チタン微
粉末とシリカゾル又はアルミナゾルの何れか一方又は両
方を含む無機結着剤と、有機高分子結着剤とを含有する
酸化チタン含有層を備え、該酸化チタン含有層における
酸化チタン微粉末と上記無機結着剤の配合比率が5:1
〜1:5であり、かつ該有機高分子結着剤の配合比率が
酸化チタン含有層の全固形分に対して3〜25重量%で
ある酸化チタンコ−トシ−トから製造された平板状ハニ
カム構造体を円筒状に成形したものである。
【0022】円筒状の酸化チタンハニカム構造体を構成
する酸化チタンコートシートは、天然セルロース繊維、
合成繊維等からなる織布又は不織布、或はこれらの混合
物からなるシート、プラスチックシート等の基材に酸化
チタン含有組成物をコーティングまたは含浸したシート
から構成される。
【0023】ハニカム構造体を構成する酸化チタンコ−
トシートは、例えば、次の方法で製造できる。酸化チタ
ン微粉末を分散剤とともに水に分散し、次にシリカまた
はアルミナのコロイダル溶液を一定の割合で添加し数時
間撹拌する。その後、有機高分子結着剤を添加・撹拌し
酸化チタン塗料分散液を調製し、上記の支持体の両面に
塗布乾燥し目的の酸化チタンコートシ−トが得られる。
この塗布後の乾燥工程中に、先ず、酸化チタン微粒子と
ミリミクロンオ−ダ−の粒子径を有する超微粒子からな
るシリカまたはアルミナとの複合化が優先的に起こり、
酸化チタン複合粒子が形成される。続いて有機高分子結
着剤による酸化チタン複合粒子間の結着及び支持体への
固定化が起こると考えられる。こうして、酸化チタン微
粒子はシリカまたはアルミナ微粒子と酸化チタン複合粒
子を形成しており、酸化チタン複合粒子には、気体分子
が通過できる無数の細孔が形成されており、有害物質の
気体分子は容易に酸化チタン微粒子表面に到達できる。
このため酸化チタン微粒子は結着剤及び支持体と直接的
に接触せず、高い光触媒活性を維持しながら、しかも結
着剤及び支持体を分解しないものと考えられる。こうし
て得られた酸化チタンコートシ−トをハニカム加工し、
さらに円筒状に成形することで円筒状の酸化チタンコ−
トシ−トハニカム構造体が得られる。
【0024】さらに、酸化チタンコ−トシ−トの支持体
として難燃紙を使用することにより防炎性を付与させる
ことも可能である。難燃剤としては、例えば、スルファ
ミン酸グアニジン、リン酸グアニジン、テトラホウ酸グ
アニジン、スルファミン酸アンモニウム、リン酸アンモ
ニウム、リン酸メラミン、テトラブロモビスフェノール
A、三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウムなどが挙げられる。難燃剤の含浸法として
は、抄紙工程でのサイズプレスで含浸させてもよいし、
あらかじめ紙料調成の段階で添加し抄紙してもよい。
【0025】光反応性半導体担持シ−トからなる円筒状
ハニカム構造体は、酸化チタン微粉末と該酸化チタン微
粉末に対して5:1〜1:5の混合比率のシリカゾルま
たはアルミナゾルからなる酸化チタン複合粒子を乾式ま
たは湿式粉砕機にて平均粒子径3〜15ミクロンに粉砕
した酸化チタン複合粒子を支持体に内添した酸化チタン
担持シ−トから製造された平板状ハニカム構造体を円筒
状に成形したものである。
【0026】円筒状の酸化チタン担持シートハニカム構
造体を構成する酸化チタン担持シートは、天然セルロー
ス繊維、合成繊維等からなる織布又は不織布、或はこれ
らの混合物からなるシート、プラスチックシート等の基
材に酸化チタンあるいは酸化チタン複合粒子を内添した
シートである。本発明において使用される光触媒酸化チ
タンとしては、比表面積が10〜500m2/gのものが
用いられる。
【0027】紫外線光源としては、ブラックライト、蛍
光灯等の紫外線を放射するものであればいずれも使用可
能である。しかし、発光する光の波長が主に紫外線領域
を含む紫外線ランプがより好ましく、熱陰極型蛍光ラン
プ、熱陰極型殺菌ランプ、冷陰極型蛍光ランプおよび冷
陰極型殺菌ランプのどれでも使用可能であるが、熱の発
生が少ないこと、消費電力が少ないこと、コンパクトで
あること及び寿命が長いという観点から冷陰極型蛍光ラ
ンプおよび冷陰極型殺菌ランプが最も好ましい。
【0028】
【実施例】実施例1 以下に、本発明の実施例を図1に基づいて説明する。本
発明の収納ボックス本体1の内部には、棚板4及び紫外
線光源3に直接接触した状態で装着された円筒状酸化チ
タンコ−トシートハニカム構造体2が収納ボックス本体
の下部に設置されている。そして自然対流による循環で
収納ボックス内の汚染空気がハニカム構造体の外周面に
沿って流れるように設計されている。
【0029】次ぎに、ハニカム構造体の製造について述
べる。先ず、超微粒子酸化チタン微粉末(KEMIRA
製 FINNTI S−150 X線粒径2nm)10
0重量部とポリカルボン酸ソ−ダ(東亜合成 アロンT
−40)2重量部を水に混合し、ラボミキサ−で1時間
高速撹拌し酸化チタン微粉末を分散した。次に、シリカ
ゾル(日産化学製 スノーテックス ST−40)16
0重量部をこの分散液に添加し、1時間高速撹拌し固形
分量20重量%の酸化チタン・シリカゾル分散液を調製
した。さらに、この酸化チタン・シリカゾル分散液に、
水溶性有機高分子化合物としてポリビニルアルコール1
5.3重量部、熱可塑性高分子エマルジョンとしてスチ
レン−ブタジエン共重合体30.6重量部を添加し、泡
を立てないようにゆっくりと30分撹拌し酸化チタン塗
料組成物を調製した。この時の酸化チタン含有層に対す
る有機高分子結着剤の配合比率は15重量%であった。
【0030】坪量60g/mの上質紙上に上記の酸化
チタン塗料組成物塗液をメイヤ−バ−を使用して、乾燥
後の塗布量がF面4g/m、W面4g/mになるよ
うに両面塗布又は含浸した後、乾燥し、酸化チタンコー
トシ−トを作製した。上記の方法で作製した酸化チタン
コートシートA4サイズ80枚を、糊付けしながら80
枚重ね合わせ、7mm幅で断裁し縦12cm、横20c
m、厚さ0.7cmの平面状ハニカム体を得た。さら
に、この平面状ハニカム体の横方向二つの両端を糊付け
することにより円筒状酸化チタンコートシートハニカム
構造体を得た。
【0031】次に、光触媒効果の確認試験について述べ
る。上記の長さ20cmのハニカム構造体を冷陰極蛍光
ランプ(東芝ライテック製 FC5BLB/200T1
2)に直接巻き付けて装着した。これを図1に示す20
0リットルの容積を有する収納ボックス内に1本設置し
た。そして、収納ボックス内のアセトアルデヒド初期濃
度が20ppmになるようにアセトアルデヒドガスを収
納家具内に注入し蛍光ランプを点灯した。そして、この
収納ボックス内のアセトアルデヒド濃度をFID付きガ
スクロマトグラフで経時測定した。その結果、表1に示
すように2.5時間で完全にアセトアルデヒドが光分解
されたことが確認された。
【0032】実施例2 次に、本発明の別の実施例を図2に基づいて説明する。
本発明の収納ボックス本体1の内部には、棚板4、通気
口5、光反射板6及び紫外線光源3に直接接触した状態
で装着された半円筒状酸化チタン担持シートハニカム構
造体2が収納ボックス本体の下部に設置されている。そ
して自然対流による循環で収納ボックス内の汚染空気が
ハニカム構造体の外周面に沿って流れるように設計され
ている。
【0033】次ぎに、ハニカム構造体の製造について述
べる。酸化チタン微粉末(KEMIRA製 FINNT
I S−150 X線粒径2nm)100重量部とポリ
カルボン酸ソ−ダ(東亜合成 アロンT−40)2重量
部を水に混合し、ラボミキサ−で1時間高速撹拌し酸化
チタン微粉末を分散した。次に、シリカゾル(日産化学
製 ST−40)160重量部をこの分散液に添加し、
1時間高速撹拌し固形分量20重量%の酸化チタン・シ
リカゾル分散液を調製した。さらに、この分散液を10
0℃の乾燥器で1時間乾燥し酸化チタン・シリカゾル複
合粒子を得た。
【0034】前記の酸化チタン・シリカゾル複合粒子1
00重量部とポリカルボン酸ソ−ダ(東亜合成 アロン
T−40)2重量部を水に混合し、横型湿式粉砕機を使
用して2時間湿式粉砕を行い、平均粒径10ミクロンの
20重量%酸化チタン・シリカゾル複合粒子分散液を得
た。この分散液500重量部と、水4000重量部中に
木材パルプ繊維(NBKP)9重量部を混合した分散液
とを混合し、さらに1重量%アニオン変性ポリアクリル
アミドを加えて、円網型抄紙機にて坪量100g/m2
の酸化チタン・シリカゾル複合粒子を内添するシ−トを
抄造し、120℃で乾燥し酸化チタン複合粒子担持シ−
トを得た。
【0035】前記酸化チタン複合粒子担持シ−トをA4
サイズで80枚、糊付けしながら重ね合わせ、7mm幅
で断裁し縦12cm、横20cm、厚さ0.7cmの平
面状ハニカム体を得た。さらに、この平面状ハニカム体
の横方向二つの両端を糊付けすることにより円筒状酸化
チタン担持シートハニカム構造体を得た。
【0036】次に光触媒効果の確認試験について述べ
る。上記の長さ20cmのハニカム構造体を冷陰極蛍光
ランプ(東芝ライテック製 FC5BLB/200T1
2)に直接巻き付けて装着した。これを図2に示す20
0リットルの容積を有する収納ボックス内に1本設置し
た。そして、収納ボックス内のアセトアルデヒド初期濃
度が20ppmになるようにアセトアルデヒドガスを収
納ボックス内に注入し、蛍光ランプを点灯した。そし
て、この収納ボックス内のアセトアルデヒド濃度をFI
D付きガスクロマトグラフで経時測定した。その結果、
表2に示すように2.5時間で完全にアセトアルデヒド
が光分解されたことが確認された。
【0037】表1 表2
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す透視説明図
【図2】本発明の実施例2を示す透視説明図
【符号の説明】
1 収納ボックス本体 2 ハニカム構造体 3 紫外線光源 4 棚板 5 通気口 6 光反射板
フロントページの続き (72)発明者 佐竹 寿巳 東京都北区王子5丁目21番1号 日本製紙 株式会社中央研究所内 (72)発明者 鈴木 守 東京都北区王子5丁目21番1号 日本製紙 株式会社開発企画部内 (72)発明者 永井 共章 東京都北区王子5丁目21番1号 日本製紙 株式会社開発企画部内 (72)発明者 乾 一 山口県岩国市飯田町2丁目8番1号 株式 会社パル内 Fターム(参考) 4G069 AA03 AA08 AA20 BA01B BA02B BA37 BA48A BC50A CA17 EA06 EA18 4G075 AA70 BA04 CA33 CA54 EE01 EE33 4L055 AG17 AG18 AG19 AG94 AG97 AG98 AH37 AH50 AJ04 BE08 BE10 EA16 EA32 FA30 GA27

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臭気物質及び雑菌を分解除去する収納ボ
    ックスであって、ボックス内部に1個又は複数の紫外線
    光源が配置されており、該紫外線光源の外周面は、光反
    応性半導体担持シートからなる光触媒構造体により被覆
    されていることを特徴とする収納ボックス。
  2. 【請求項2】 光触媒構造体が筒状ハニカム構造体であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の収納ボックス。
  3. 【請求項3】 光反応性半導体担持シートが、光反応性
    半導体を含む液剤を塗布又は含浸してなる担持シートで
    あることを特徴とする請求項1、2に記載の収納ボック
    ス。
  4. 【請求項4】 光反応性半導体担持シートが、光反応性
    半導体を支持体に内添してなる担持シートであることを
    特徴とする請求項1、2に記載の収納ボックス。
  5. 【請求項5】 紫外線光源が円柱状直管型であり、筒状
    ハニカム構造体が円筒状ハニカム構造体または半円筒状
    ハニカム構造体であることを特徴とする請求項2に記載
    の収納ボックス。
  6. 【請求項6】 筒状ハニカム構造体が紫外線光源に直接
    接触した状態で被覆されていることを特徴とする請求項
    2又は5に記載の収納ボックス。
  7. 【請求項7】 光反応性半導体を含む液剤を塗布又は含
    浸したシートが、光反応性半導体と、シリカゾル又はア
    ルミナゾルの何れか一方或いは両方を含む無機結着剤
    と、有機高分子結着剤とを含有する光反応性半導体含有
    層を備え、該光反応性半導体含有層における光反応性半
    導体と上記無機結着剤との配合比率が5:1〜1:5で
    あり、かつ該有機高分子結着剤の配合比率が光反応性半
    導体含有層の全固形分に対して3〜25重量%であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の収納ボックス。
  8. 【請求項8】 光反応性半導体担持シートが光反応性半
    導体と該光反応性半導体に対して5:1〜1:5の混合
    比率のシリカゾルまたはアルミナゾルからなる光反応性
    半導体複合粒子を乾式または湿式粉砕機にて平均粒子径
    3〜15ミクロンに粉砕した光反応性半導体複合粒子を
    支持体に内添してなることを特徴とする請求項4記載の
    収納ボックス。
  9. 【請求項9】 光反応性半導体が二酸化チタンであるこ
    とを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の収納ボッ
    クス。
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