JP2000255048A - インクジェットプリント装置 - Google Patents
インクジェットプリント装置Info
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクを吐出させるためのヒーター等の熱変
換体の熱エネルギの一部は、インク滴の吐出によって排
出されるが、残ったエネルギがプリントヘッドに蓄熱し
てプリントヘッドの温度が上昇し、これによって、イン
クが一層温められてインクの粘度が下がるので、粘度の
下がったインクは同じエネルギでも、より多くのインク
が吐出してしまい、結果的に、印字枚数の増加につれて
画像濃度が増大していく問題があった。 【解決手段】 吐出口からインクを吐出可能なプリント
ヘッドを用いてプリント媒体に画像をプリントするイン
クジェットプリント装置において、前記プリントヘッド
にインク供給経路を設けて、印字途中に入るインク供給
と同時に、印字によって昇温した前記プリントヘッドを
冷却することを特徴とする。
換体の熱エネルギの一部は、インク滴の吐出によって排
出されるが、残ったエネルギがプリントヘッドに蓄熱し
てプリントヘッドの温度が上昇し、これによって、イン
クが一層温められてインクの粘度が下がるので、粘度の
下がったインクは同じエネルギでも、より多くのインク
が吐出してしまい、結果的に、印字枚数の増加につれて
画像濃度が増大していく問題があった。 【解決手段】 吐出口からインクを吐出可能なプリント
ヘッドを用いてプリント媒体に画像をプリントするイン
クジェットプリント装置において、前記プリントヘッド
にインク供給経路を設けて、印字途中に入るインク供給
と同時に、印字によって昇温した前記プリントヘッドを
冷却することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吐出口からインク
を吐出可能なプリントヘッドを用いて、プリント媒体に
画像をプリントするインクジェットプリント装置に関す
るものである。
を吐出可能なプリントヘッドを用いて、プリント媒体に
画像をプリントするインクジェットプリント装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】今日、プリント装置として種々のプリン
ト方式が開発されているが、その中でもインクジェット
プリント方式は、プリント媒体に対して非接触であるた
めに静粛性およびプリントの高速性に優れ、かつ高密度
プリントが可能であって、カラー化および小型化が容易
であることから広く用いられている。
ト方式が開発されているが、その中でもインクジェット
プリント方式は、プリント媒体に対して非接触であるた
めに静粛性およびプリントの高速性に優れ、かつ高密度
プリントが可能であって、カラー化および小型化が容易
であることから広く用いられている。
【0003】インク吐出を行わせるために利用されるエ
ネルギとして熱エネルギを発生する手段などの代表的な
構成や原理については、液体(インク)が保持されてい
る液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録
情報に対応していて核沸騰を超える急速な温度上昇を与
える少なくとも1つの駆動信号を印加することによって
電気熱変換体に熱エネルギを発生し、プリントヘッドの
熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号
に一対一で対応した液体(インク)内に気泡を形成でき
るので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用
開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも
1つの滴を形成する。
ネルギとして熱エネルギを発生する手段などの代表的な
構成や原理については、液体(インク)が保持されてい
る液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録
情報に対応していて核沸騰を超える急速な温度上昇を与
える少なくとも1つの駆動信号を印加することによって
電気熱変換体に熱エネルギを発生し、プリントヘッドの
熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号
に一対一で対応した液体(インク)内に気泡を形成でき
るので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用
開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも
1つの滴を形成する。
【0004】このような基本原理を応用した従来のプリ
ント装置におけるインク循環系の回路構成の概略が図5
に示されている。
ント装置におけるインク循環系の回路構成の概略が図5
に示されている。
【0005】図5に示されるように、従来のプリント装
置は、プリントヘッド101と、回復桶102と、イン
クカートリッジ103と、サブタンク104と、インク
タンク105と、メインポンプ106と、リサイクルポ
ンプ107と、サブポンプ108と、インクカートリッ
ジ103とサブタンク104を接続するチューブ109
と、インクカートリッジ103とインクタンク105を
接続するチューブ110と、サブタンク104とプリン
トヘッド101を接続するチューブ111と、プリント
ヘッド101とインクタンク105を接続し途中にサブ
ポンプ108が設けられたチューブ112と、回復桶1
02とインクタンク105を接続し間にリサイクルポン
プ107と一方向弁114およびフィルター115が設
けられたチューブ113とから形成されたインク流路を
有している。このようなインクの循環を行うインク流路
においては、プリントヘッド101の下流側のインク流
路のチューブ113において、インクタンク105とリ
サイクルポンプ107の間に、インク中のゴミをとる目
的でフィルター115が一方向弁114と共に設けられ
ている。
置は、プリントヘッド101と、回復桶102と、イン
クカートリッジ103と、サブタンク104と、インク
タンク105と、メインポンプ106と、リサイクルポ
ンプ107と、サブポンプ108と、インクカートリッ
ジ103とサブタンク104を接続するチューブ109
と、インクカートリッジ103とインクタンク105を
接続するチューブ110と、サブタンク104とプリン
トヘッド101を接続するチューブ111と、プリント
ヘッド101とインクタンク105を接続し途中にサブ
ポンプ108が設けられたチューブ112と、回復桶1
02とインクタンク105を接続し間にリサイクルポン
プ107と一方向弁114およびフィルター115が設
けられたチューブ113とから形成されたインク流路を
有している。このようなインクの循環を行うインク流路
においては、プリントヘッド101の下流側のインク流
路のチューブ113において、インクタンク105とリ
サイクルポンプ107の間に、インク中のゴミをとる目
的でフィルター115が一方向弁114と共に設けられ
ている。
【0006】図示のこのようなインク流路において、メ
インポンプ106を反時計方向に回転させることによっ
て、インクカートリッジ103から金属パイプないしは
プラスチックチューブ等のチューブ109を経てサブタ
ンク104にインクが供給される。所定容積を超えたイ
ンクはチューブ110を経由してインクカートリッジ1
03に戻される。このインク供給動作は、インク消費量
が一定量に達した場合に、印字途中でも印字の一時中止
が行われるようになっている。
インポンプ106を反時計方向に回転させることによっ
て、インクカートリッジ103から金属パイプないしは
プラスチックチューブ等のチューブ109を経てサブタ
ンク104にインクが供給される。所定容積を超えたイ
ンクはチューブ110を経由してインクカートリッジ1
03に戻される。このインク供給動作は、インク消費量
が一定量に達した場合に、印字途中でも印字の一時中止
が行われるようになっている。
【0007】印字中に、不吐等のプリントヘッド101
の不具合が起きた場合には、クリーニングが実施されて
プリントヘッド101のノズルが清掃される。
の不具合が起きた場合には、クリーニングが実施されて
プリントヘッド101のノズルが清掃される。
【0008】図5に示されるメインポンプ106が時計
方向に回転されて、インクがインクタンク105から加
圧によって送出され、チューブ111を経て、プリント
ヘッド101の点線で示す液路101aを通ってプリン
トヘッド101にインクが充填される。一部のインク
が、プリントヘッド101の図示しないノズル内に混入
された空気と一緒に排出され、回復桶102に吐出され
て一時的に受けられた後に、リサイクルポンプ107に
よってインクタンク105に戻される。メインポンプ1
06の回転と同時にサブポンプ108も回転されること
によって、プリントヘッド101における余分なインク
が吸引されてチューブ112を経てインクタンク105
に戻されることによって、加圧吸引循環が完了される。
方向に回転されて、インクがインクタンク105から加
圧によって送出され、チューブ111を経て、プリント
ヘッド101の点線で示す液路101aを通ってプリン
トヘッド101にインクが充填される。一部のインク
が、プリントヘッド101の図示しないノズル内に混入
された空気と一緒に排出され、回復桶102に吐出され
て一時的に受けられた後に、リサイクルポンプ107に
よってインクタンク105に戻される。メインポンプ1
06の回転と同時にサブポンプ108も回転されること
によって、プリントヘッド101における余分なインク
が吸引されてチューブ112を経てインクタンク105
に戻されることによって、加圧吸引循環が完了される。
【0009】図6にプリントヘッド1のノズル1a内部
の詳細が示されている。プリントヘッド1は、本体であ
るベースプレート1bに形成されたインクを吐出するた
めのノズル1aにヒーター11が設けられており、ヒー
ター11に記録情報に応じた電気エネルギを印加するこ
とによって、ヒーター11周囲のインクに核沸騰を超え
る急速な温度上昇を与え、成長した気泡が収縮してノズ
ル1a内のインクを押出すことによって、メディアに画
像を形成させている。
の詳細が示されている。プリントヘッド1は、本体であ
るベースプレート1bに形成されたインクを吐出するた
めのノズル1aにヒーター11が設けられており、ヒー
ター11に記録情報に応じた電気エネルギを印加するこ
とによって、ヒーター11周囲のインクに核沸騰を超え
る急速な温度上昇を与え、成長した気泡が収縮してノズ
ル1a内のインクを押出すことによって、メディアに画
像を形成させている。
【0010】しかしながら、このようなプリントヘッド
1においては、インクを吐出させるために、ヒーター2
0という電気熱変換体に電圧を印加している。従って、
ヒーター20の熱エネルギの一部は、インク滴の吐出に
よって排出されるが、残ったエネルギがプリントヘッド
1に蓄熱して、プリントヘッド1の温度が上昇する。こ
れによって、プリントヘッド1内のインクが一層温めら
れる。一方、インクの物性から温度の上昇につれてイン
クの粘度が下がる傾向にあり、従って、粘度の下がった
インクは同じエネルギでも、より多くのインクが吐出し
てしまって、結果的に、印字枚数の増加につれて画像濃
度が増大していく問題があった。この影響の程度は、多
数のノズルが高密度に分布している長尺のプリントヘッ
ドにおいて一層顕著に表われる。
1においては、インクを吐出させるために、ヒーター2
0という電気熱変換体に電圧を印加している。従って、
ヒーター20の熱エネルギの一部は、インク滴の吐出に
よって排出されるが、残ったエネルギがプリントヘッド
1に蓄熱して、プリントヘッド1の温度が上昇する。こ
れによって、プリントヘッド1内のインクが一層温めら
れる。一方、インクの物性から温度の上昇につれてイン
クの粘度が下がる傾向にあり、従って、粘度の下がった
インクは同じエネルギでも、より多くのインクが吐出し
てしまって、結果的に、印字枚数の増加につれて画像濃
度が増大していく問題があった。この影響の程度は、多
数のノズルが高密度に分布している長尺のプリントヘッ
ドにおいて一層顕著に表われる。
【0011】従来においては、上記のような問題を解決
するために、印字途中で自動的に入るインク供給期間中
の自然冷却のほかに、冷却ファンによる強制空冷等の手
段によってプリントヘッドの温度が一定の上限値を超え
ないように対応してきた。
するために、印字途中で自動的に入るインク供給期間中
の自然冷却のほかに、冷却ファンによる強制空冷等の手
段によってプリントヘッドの温度が一定の上限値を超え
ないように対応してきた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、冷却ファンを駆動するための電力消費が必
要であるほか、空気の伝熱特性等から、その効果は十分
なものではなかった。
来技術では、冷却ファンを駆動するための電力消費が必
要であるほか、空気の伝熱特性等から、その効果は十分
なものではなかった。
【0013】従って、本発明は、上記従来における課題
を解決するものであり、その目的は、消費電力と余分な
装置を極力抑えた手段によって、印字濃度の増大を引き
起こすプリントヘッドの昇温を有効に抑制することがで
きるインクジェットプリント装置を提供することにあ
る。
を解決するものであり、その目的は、消費電力と余分な
装置を極力抑えた手段によって、印字濃度の増大を引き
起こすプリントヘッドの昇温を有効に抑制することがで
きるインクジェットプリント装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリント装置は、吐出口からインクを吐出可能なプリン
トヘッドを用いてプリント媒体に画像をプリントするイ
ンクジェットプリント装置において、前記プリントヘッ
ドにインク供給経路を設けて、印字途中に入るインク供
給と同時に、印字によって昇温した前記プリントヘッド
を冷却することを特徴とする。
プリント装置は、吐出口からインクを吐出可能なプリン
トヘッドを用いてプリント媒体に画像をプリントするイ
ンクジェットプリント装置において、前記プリントヘッ
ドにインク供給経路を設けて、印字途中に入るインク供
給と同時に、印字によって昇温した前記プリントヘッド
を冷却することを特徴とする。
【0015】また、本発明のインクジェットプリント装
置は、前記プリントヘッドのインク供給経路が、前記プ
リントヘッドの長手方向および垂直方向の断面全体に亙
って屈曲して連続的に延びる長い流路を形成しているこ
とを特徴とする。
置は、前記プリントヘッドのインク供給経路が、前記プ
リントヘッドの長手方向および垂直方向の断面全体に亙
って屈曲して連続的に延びる長い流路を形成しているこ
とを特徴とする。
【0016】さらに、本発明のインクジェットプリント
装置は、前記プリントヘッドのインク供給経路が冷却流
路を兼ねていることを特徴とする。
装置は、前記プリントヘッドのインク供給経路が冷却流
路を兼ねていることを特徴とする。
【0017】さらにまた、本発明のインクジェットプリ
ント装置は、前記プリントヘッドのインク供給経路を流
れるインクが冷却媒体として作用して前記プリントヘッ
ドを冷却するよう作用することを特徴とする。
ント装置は、前記プリントヘッドのインク供給経路を流
れるインクが冷却媒体として作用して前記プリントヘッ
ドを冷却するよう作用することを特徴とする。
【0018】本発明のインクジェットプリント装置は、
前記プリントヘッドのインク供給経路が、一端がインク
カートリッジに接続され、他端がサブタンクに接続され
ていることを特徴とする。
前記プリントヘッドのインク供給経路が、一端がインク
カートリッジに接続され、他端がサブタンクに接続され
ていることを特徴とする。
【0019】また、本発明のインクジェットプリント装
置は、前記インク供給経路が、前記プリントヘッドのパ
イプ状回路と、前記プリントヘッドと前記インクカート
リッジを接続するチューブと、前記プリントヘッドとサ
ブタンクを接続するチューブとによって形成されている
ことを特徴とする。
置は、前記インク供給経路が、前記プリントヘッドのパ
イプ状回路と、前記プリントヘッドと前記インクカート
リッジを接続するチューブと、前記プリントヘッドとサ
ブタンクを接続するチューブとによって形成されている
ことを特徴とする。
【0020】さらに、本発明のインクジェットプリント
装置は、前記インク供給経路が、前記パイプ状回路を有
する前記プリントヘッドと、回復桶と、前記インクカー
トリッジと、前記サブタンクと、インクタンクと、メイ
ンポンプと、リサイクルポンプとを有することを特徴と
する。
装置は、前記インク供給経路が、前記パイプ状回路を有
する前記プリントヘッドと、回復桶と、前記インクカー
トリッジと、前記サブタンクと、インクタンクと、メイ
ンポンプと、リサイクルポンプとを有することを特徴と
する。
【0021】さらにまた、本発明のインクジェットプリ
ント装置は、前記サブタンクと前記インクタンクの間に
前記メインポンプが接続され、前記回復桶と前記インク
タンクの間に前記リサイクルポンプが接続されているこ
とを特徴とする。
ント装置は、前記サブタンクと前記インクタンクの間に
前記メインポンプが接続され、前記回復桶と前記インク
タンクの間に前記リサイクルポンプが接続されているこ
とを特徴とする。
【0022】本発明のインクジェットプリント装置は、
前記プリントヘッドがインクを吐出するために利用され
る熱エネルギを発生する電気熱変換体を有することを特
徴とする。
前記プリントヘッドがインクを吐出するために利用され
る熱エネルギを発生する電気熱変換体を有することを特
徴とする。
【0023】また、本発明のインクジェットプリント装
置は、前記電気熱変換体が、インクに膜沸騰を生じさせ
る電気エネルギを発生することを特徴とする。
置は、前記電気熱変換体が、インクに膜沸騰を生じさせ
る電気エネルギを発生することを特徴とする。
【0024】なお、本明細書において、「プリント」
(以下においては「プリント」という場合もある)と
は、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみなら
ず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るよ
うに顕在化したものであるか否かを問わず、広くプリン
ト媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または
媒体の加工を行う場合も言うものとする。
(以下においては「プリント」という場合もある)と
は、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみなら
ず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るよ
うに顕在化したものであるか否かを問わず、広くプリン
ト媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または
媒体の加工を行う場合も言うものとする。
【0025】ここで、「プリント媒体」とは、一般的な
プリント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プ
ラスチック・フィルム、金属板等、インクを受容可能な
物も言うものとする。
プリント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プ
ラスチック・フィルム、金属板等、インクを受容可能な
物も言うものとする。
【0026】さらに、「インク」とは、上記「プリン
ト」の定義と同様広く解釈されるべきもので、プリント
媒体上に付与されることによって、画像、模様、パター
ン等の形成またはプリント媒体の加工に供され得る液体
を言うものとする。
ト」の定義と同様広く解釈されるべきもので、プリント
媒体上に付与されることによって、画像、模様、パター
ン等の形成またはプリント媒体の加工に供され得る液体
を言うものとする。
【0027】また、ノズルとは、本明細書において、特
にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路お
よびインク吐出に利用されるエネルギを発生する素子を
総括して言うものとする。
にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路お
よびインク吐出に利用されるエネルギを発生する素子を
総括して言うものとする。
【0028】
【発明の実施の形態】このように構成された本発明のイ
ンクジェットプリント装置においては、プリントヘッド
に、インク供給回路の一部を設けることにより印字途中
で自動的に入るインク供給期間において液体(インク)
の伝熱特性が空気よりはるかに優れていることを利用し
て、プリントヘッドにおける昇温抑制効果を高めること
を特徴とする。
ンクジェットプリント装置においては、プリントヘッド
に、インク供給回路の一部を設けることにより印字途中
で自動的に入るインク供給期間において液体(インク)
の伝熱特性が空気よりはるかに優れていることを利用し
て、プリントヘッドにおける昇温抑制効果を高めること
を特徴とする。
【0029】以下、本発明のインクジェットプリント装
置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0030】(実施例)図1は本発明を適用したインク
ジェットプリント装置のインク循環系を示す概略図で、
図2はプリントヘッドの正面縦断面図、図3は図2のプ
リントヘッドの横断面図で、図4は本発明におけるイン
クジェットプリント装置の概略構成図である。
ジェットプリント装置のインク循環系を示す概略図で、
図2はプリントヘッドの正面縦断面図、図3は図2のプ
リントヘッドの横断面図で、図4は本発明におけるイン
クジェットプリント装置の概略構成図である。
【0031】図4に示されるように、本発明が適用され
るインクジェットプリント装置は、プリント媒体として
カード用紙Sを供給する供給手段201と、給送された
カード用紙Sを搬送する搬送手段202と、搬送される
カード用紙Sに印字を行う印字手段203と、印字され
たカード用紙Sを排出する排出手段204とを有してい
る。
るインクジェットプリント装置は、プリント媒体として
カード用紙Sを供給する供給手段201と、給送された
カード用紙Sを搬送する搬送手段202と、搬送される
カード用紙Sに印字を行う印字手段203と、印字され
たカード用紙Sを排出する排出手段204とを有してい
る。
【0032】カード用紙Sは給送手段201に積載され
て搬送手段202に送られる。搬送手段202によって
搬送されるカード用紙Sに対して印字手段203が印字
を行い、画像を形成する。この印字手段203は、プリ
ントヘッド3b、3c、3m、3yからインクを吐出す
るインクジェット方式である。本実施例の場合、発熱素
子として発熱抵抗体が、印字幅仕様範囲(4インチ)に
高密度(360dpi)でノズルに分布され、シリアル
ヘッドよりも印字速度がはるかに向上する一方、発熱に
よるヘッド昇温の影響も大きい。
て搬送手段202に送られる。搬送手段202によって
搬送されるカード用紙Sに対して印字手段203が印字
を行い、画像を形成する。この印字手段203は、プリ
ントヘッド3b、3c、3m、3yからインクを吐出す
るインクジェット方式である。本実施例の場合、発熱素
子として発熱抵抗体が、印字幅仕様範囲(4インチ)に
高密度(360dpi)でノズルに分布され、シリアル
ヘッドよりも印字速度がはるかに向上する一方、発熱に
よるヘッド昇温の影響も大きい。
【0033】本実施例においては、カード用紙Sの搬送
方向に沿って順に、ブラックインク用のプリントヘッド
3b、シアンインク用のプリントヘッド3c、マゼンタ
インク用のプリントヘッド3m、イエローインク用のプ
リントヘッド3yが配置されている。カード用紙Sを搬
送するモータの回転パルス信号と、プリントヘッド3
b、3c、3m、3yの夫々の吐出口からのインクの吐
出を制御するデジタル化された画像信号との同期がとら
れて、各プリントヘッド3b、3c、3m、3yの夫々
の画像信号に応じて発熱抵抗体であるヒーター20に通
電し、その熱エネルギによってインクに生じる膜沸騰を
利用して、インクに気泡の成長、収縮を生じさせること
によって、インクをカード用紙Sに吐出して画像を形成
する。
方向に沿って順に、ブラックインク用のプリントヘッド
3b、シアンインク用のプリントヘッド3c、マゼンタ
インク用のプリントヘッド3m、イエローインク用のプ
リントヘッド3yが配置されている。カード用紙Sを搬
送するモータの回転パルス信号と、プリントヘッド3
b、3c、3m、3yの夫々の吐出口からのインクの吐
出を制御するデジタル化された画像信号との同期がとら
れて、各プリントヘッド3b、3c、3m、3yの夫々
の画像信号に応じて発熱抵抗体であるヒーター20に通
電し、その熱エネルギによってインクに生じる膜沸騰を
利用して、インクに気泡の成長、収縮を生じさせること
によって、インクをカード用紙Sに吐出して画像を形成
する。
【0034】図1に示されるように、本発明のインクジ
ェットプリント装置は、プリントヘッド1と、回復桶2
と、インクカートリッジ3と、サブタンク4と、インク
タンク5と、メインポンプ6と、リサイクルポンプ7
と、サブポンプ8と、カートリッジ3とプリントヘッド
1を接続するチューブ10と、プリントヘッド1とサブ
タンク4を接続するチューブ11と、インクカートリッ
ジ3とインクタンク5を接続するチューブ13と、サブ
タンク4とプリントヘッド1を接続するチューブ14
と、プリントヘッド1とインクタンク5を接続し途中に
サブポンプ8が設けられたチューブ15と、回復桶2と
インクタンク5を接続して間にリサイクルポンプ7と一
方向弁17およびフィルター18が設けられたチューブ
16とから形成されたインク流路を有している。このよ
うなインクの循環を行うインク流路においては、プリン
トヘッド1の下流側のインク流路のチューブ16におい
て、インクタンク5とリサイクルポンプ7の間に、イン
ク中のゴミをとる目的でフィルター18が一方向弁17
と共に設けられている。
ェットプリント装置は、プリントヘッド1と、回復桶2
と、インクカートリッジ3と、サブタンク4と、インク
タンク5と、メインポンプ6と、リサイクルポンプ7
と、サブポンプ8と、カートリッジ3とプリントヘッド
1を接続するチューブ10と、プリントヘッド1とサブ
タンク4を接続するチューブ11と、インクカートリッ
ジ3とインクタンク5を接続するチューブ13と、サブ
タンク4とプリントヘッド1を接続するチューブ14
と、プリントヘッド1とインクタンク5を接続し途中に
サブポンプ8が設けられたチューブ15と、回復桶2と
インクタンク5を接続して間にリサイクルポンプ7と一
方向弁17およびフィルター18が設けられたチューブ
16とから形成されたインク流路を有している。このよ
うなインクの循環を行うインク流路においては、プリン
トヘッド1の下流側のインク流路のチューブ16におい
て、インクタンク5とリサイクルポンプ7の間に、イン
ク中のゴミをとる目的でフィルター18が一方向弁17
と共に設けられている。
【0035】次に、プリントヘッド1の昇温を抑制する
ための冷却手段を、プリントヘッド1の構成が示されて
いる図2および図3を用いて説明するに、プリントヘッ
ド1は、ノズル1aのヒーター20が高密度に分布され
ているベースプレート1bから成り、例えば銅やアルミ
ニウム等の金属材料のような伝熱性の優れた材料で作ら
れたパイプ状回路12が一体的に形成されている。そし
て、インクカートリッジ3からプリントヘッド1へのイ
ンク供給経路のチューブ10と、そしてプリントヘッド
1からサブタンク4へのインク供給経路のチューブ11
とがこのプリントヘッド1のパイプ状回路12を介して
接続されている(図1)。
ための冷却手段を、プリントヘッド1の構成が示されて
いる図2および図3を用いて説明するに、プリントヘッ
ド1は、ノズル1aのヒーター20が高密度に分布され
ているベースプレート1bから成り、例えば銅やアルミ
ニウム等の金属材料のような伝熱性の優れた材料で作ら
れたパイプ状回路12が一体的に形成されている。そし
て、インクカートリッジ3からプリントヘッド1へのイ
ンク供給経路のチューブ10と、そしてプリントヘッド
1からサブタンク4へのインク供給経路のチューブ11
とがこのプリントヘッド1のパイプ状回路12を介して
接続されている(図1)。
【0036】プリントヘッド1のこのようなパイプ状回
路12は、プリントヘッド1の本体であるベースプレー
ト1bの長手方向および垂直方向の断面全体に亙って屈
曲して連続的に延びる長い流路を形成するように、上述
したような伝熱性の優れた材料から作られており、この
パイプ状回路12内をインクが流れることによってイン
ク自体が冷却媒体として作用して、プリントヘッド1を
冷却することによってプリントヘッド1の冷却効果を一
層高めることができる。このように、プリントヘッド1
のパイプ状回路12と、プリントヘッド1とインクカー
トリッジ3を接続するチューブ10と、プリントヘッド
1とサブタンク4を接続するチューブ11とによって、
本発明におけるインク供給経路が形成されている。
路12は、プリントヘッド1の本体であるベースプレー
ト1bの長手方向および垂直方向の断面全体に亙って屈
曲して連続的に延びる長い流路を形成するように、上述
したような伝熱性の優れた材料から作られており、この
パイプ状回路12内をインクが流れることによってイン
ク自体が冷却媒体として作用して、プリントヘッド1を
冷却することによってプリントヘッド1の冷却効果を一
層高めることができる。このように、プリントヘッド1
のパイプ状回路12と、プリントヘッド1とインクカー
トリッジ3を接続するチューブ10と、プリントヘッド
1とサブタンク4を接続するチューブ11とによって、
本発明におけるインク供給経路が形成されている。
【0037】従って、印字中にプリントヘッド1に熱が
発生すると、このような熱は先ず、プリントヘッド1の
ベースプレート1b自体に蓄熱されると共に、さらにパ
イプ状回路12に満たされているインクに蓄熱される
が、印字途中にインク消費量が一定量に達した場合に
は、自動的にインク供給が行われるために、インクカー
トリッジ3とサブタンク4との間のインク供給経路のチ
ューブ10、11およびチューブ状回路12を経て循環
流動するインクが従来の空冷方式に比べて、はるかに大
きな熱吸収能力を有するために、印字中に発生した熱を
流動するインクが残すことなく捕らえて吸収して、外部
へ逃すようになっている。
発生すると、このような熱は先ず、プリントヘッド1の
ベースプレート1b自体に蓄熱されると共に、さらにパ
イプ状回路12に満たされているインクに蓄熱される
が、印字途中にインク消費量が一定量に達した場合に
は、自動的にインク供給が行われるために、インクカー
トリッジ3とサブタンク4との間のインク供給経路のチ
ューブ10、11およびチューブ状回路12を経て循環
流動するインクが従来の空冷方式に比べて、はるかに大
きな熱吸収能力を有するために、印字中に発生した熱を
流動するインクが残すことなく捕らえて吸収して、外部
へ逃すようになっている。
【0038】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0039】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4、723、129号明細書、同第4、
740、796号明細書に開示されている基本的な原理
を用いて行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマ
ンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であ
るが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(イン
ク)が保持されているシートや液路に対応して配置され
ている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰
を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動
信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネル
ギを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じ
させて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4、463、359号
明細書,同第4、345、262号明細書に記載されて
いるようなものが適している。なお、上記熱作用面の温
度上昇率に関する発明の米国特許第4、313、124
号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優
れた記録を行うことができる。
ば、米国特許第4、723、129号明細書、同第4、
740、796号明細書に開示されている基本的な原理
を用いて行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマ
ンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であ
るが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(イン
ク)が保持されているシートや液路に対応して配置され
ている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰
を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動
信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネル
ギを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じ
させて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4、463、359号
明細書,同第4、345、262号明細書に記載されて
いるようなものが適している。なお、上記熱作用面の温
度上昇率に関する発明の米国特許第4、313、124
号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優
れた記録を行うことができる。
【0040】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4、558、333号明細書,米国特許第
4、459、600号明細書を用いた構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成
を開示する特開昭59−138461号公報に基いた構
成としても本発明の効果は有効である。すなわち、記録
ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によ
れば記録を確実に効率よく行うことができるようになる
からである。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4、558、333号明細書,米国特許第
4、459、600号明細書を用いた構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成
を開示する特開昭59−138461号公報に基いた構
成としても本発明の効果は有効である。すなわち、記録
ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によ
れば記録を確実に効率よく行うことができるようになる
からである。
【0041】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0042】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0043】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0044】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0045】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0046】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0047】
【発明の効果】このように構成された本発明の請求項1
記載のインクジェットプリント装置は、吐出口からイン
クを吐出可能なプリントヘッドを用いてプリント媒体に
画像をプリントするインクジェットプリント装置におい
て、前記プリントヘッドにインク供給経路を設けて、印
字途中に入るインク供給と同時に、印字によって昇温し
た前記プリントヘッドを冷却するので、プリントヘッド
の長手方向および垂直方向の断面全体に亙って屈曲して
連続的に延びる長い流路が形成されて、余分な装置を設
けずに、従来の冷却ファンを駆動する強制空冷よりも優
れた効果を有する水冷に近い冷却効果が得られ、冷気フ
ァンを無くすなど、装置の簡略化と消費電力の減少の効
果なども期待できる。
記載のインクジェットプリント装置は、吐出口からイン
クを吐出可能なプリントヘッドを用いてプリント媒体に
画像をプリントするインクジェットプリント装置におい
て、前記プリントヘッドにインク供給経路を設けて、印
字途中に入るインク供給と同時に、印字によって昇温し
た前記プリントヘッドを冷却するので、プリントヘッド
の長手方向および垂直方向の断面全体に亙って屈曲して
連続的に延びる長い流路が形成されて、余分な装置を設
けずに、従来の冷却ファンを駆動する強制空冷よりも優
れた効果を有する水冷に近い冷却効果が得られ、冷気フ
ァンを無くすなど、装置の簡略化と消費電力の減少の効
果なども期待できる。
【0048】本発明の請求項2記載のインクジェットプ
リント装置は、前記プリントヘッドのインク供給経路
は、前記プリントヘッドの長手方向および垂直方向の断
面全体に亙って屈曲して連続的に延びる長い流路を形成
しているので、大きな熱吸収能力を有するために、印字
中に発生した熱を流動するインクが残さずに捕らえて外
部へ逃して良好な冷却を行うことができる。
リント装置は、前記プリントヘッドのインク供給経路
は、前記プリントヘッドの長手方向および垂直方向の断
面全体に亙って屈曲して連続的に延びる長い流路を形成
しているので、大きな熱吸収能力を有するために、印字
中に発生した熱を流動するインクが残さずに捕らえて外
部へ逃して良好な冷却を行うことができる。
【0049】本発明の請求項3記載のインクジェットプ
リント装置は、前記プリントヘッドのインク供給経路が
冷却流路を兼ねているので、余分な装置を設けず、装置
の簡略化と消費電力の減少を図ることができる。
リント装置は、前記プリントヘッドのインク供給経路が
冷却流路を兼ねているので、余分な装置を設けず、装置
の簡略化と消費電力の減少を図ることができる。
【0050】本発明の請求項4記載のインクジェットプ
リント装置は、前記プリントヘッドのインク供給経路を
流れるインクが冷却媒体として作用して前記プリントヘ
ッドを冷却するよう作用するので、簡単な構成で確実に
プリントヘッドを冷却することができる。
リント装置は、前記プリントヘッドのインク供給経路を
流れるインクが冷却媒体として作用して前記プリントヘ
ッドを冷却するよう作用するので、簡単な構成で確実に
プリントヘッドを冷却することができる。
【0051】本発明の請求項5記載のインクジェットプ
リント装置は、前記プリントヘッドのインク供給経路
が、一端がインクカートリッジに接続され、他端がサブ
タンクに接続されているので、インクによるプリントヘ
ッドの冷却流路を連続的に長く、かつ簡単な構成に作る
ことができ、インクを好適に供給することができる。
リント装置は、前記プリントヘッドのインク供給経路
が、一端がインクカートリッジに接続され、他端がサブ
タンクに接続されているので、インクによるプリントヘ
ッドの冷却流路を連続的に長く、かつ簡単な構成に作る
ことができ、インクを好適に供給することができる。
【0052】本発明の請求項6記載のインクジェットプ
リント装置は、前記インク供給経路が、前記プリントヘ
ッドのパイプ状回路と、前記プリントヘッドと前記イン
クカートリッジを接続するチューブと、前記プリントヘ
ッドとサブタンクを接続するチューブとによって形成さ
れているので、インク供給経路を簡単に構成することが
できる。
リント装置は、前記インク供給経路が、前記プリントヘ
ッドのパイプ状回路と、前記プリントヘッドと前記イン
クカートリッジを接続するチューブと、前記プリントヘ
ッドとサブタンクを接続するチューブとによって形成さ
れているので、インク供給経路を簡単に構成することが
できる。
【0053】本発明の請求項7記載のインクジェットプ
リント装置は、前記インク供給経路が、前記パイプ状回
路を有する前記プリントヘッドと、回復桶と、前記イン
クカートリッジと、前記サブタンクと、インクタンク
と、メインポンプと、リサイクルポンプとを有するの
で、プリントヘッドに対するインク供給経路を簡単な構
成に作ることができる。
リント装置は、前記インク供給経路が、前記パイプ状回
路を有する前記プリントヘッドと、回復桶と、前記イン
クカートリッジと、前記サブタンクと、インクタンク
と、メインポンプと、リサイクルポンプとを有するの
で、プリントヘッドに対するインク供給経路を簡単な構
成に作ることができる。
【0054】本発明の請求項8記載のインクジェットプ
リント装置は、前記サブタンクと前記インクタンクの間
に前記メインポンプが接続され、前記回復桶と前記イン
クタンクの間に前記リサイクルポンプが接続されている
ので、インク供給経路を簡単に構成することができる。
リント装置は、前記サブタンクと前記インクタンクの間
に前記メインポンプが接続され、前記回復桶と前記イン
クタンクの間に前記リサイクルポンプが接続されている
ので、インク供給経路を簡単に構成することができる。
【0055】本発明の請求項9記載のインクジェットプ
リント装置は、前記プリントヘッドがインクを吐出する
ために利用される熱エネルギを発生する電気熱変換体を
有するので、熱エネルギを利用してインクを吐出するこ
とによりプリントの高密度化と高精細化を達成でき、き
れいなプリントが得られる。
リント装置は、前記プリントヘッドがインクを吐出する
ために利用される熱エネルギを発生する電気熱変換体を
有するので、熱エネルギを利用してインクを吐出するこ
とによりプリントの高密度化と高精細化を達成でき、き
れいなプリントが得られる。
【0056】本発明の請求項10記載のインクジェット
プリント装置は、前記電気熱変換体が、インクに膜沸騰
を生じさせる電気エネルギを発生するので、電気エネル
ギを利用してインクを吐出し、これによってプリントの
高密度化と高精細化を達成でき、きれいなプリントが得
られる。
プリント装置は、前記電気熱変換体が、インクに膜沸騰
を生じさせる電気エネルギを発生するので、電気エネル
ギを利用してインクを吐出し、これによってプリントの
高密度化と高精細化を達成でき、きれいなプリントが得
られる。
【図1】本発明のインクジェットプリント装置における
インク循環系を示す回路図である。
インク循環系を示す回路図である。
【図2】本発明におけるインクジェットプリント装置の
プリントヘッドの正面縦断面図である。
プリントヘッドの正面縦断面図である。
【図3】図2の本発明におけるプリントヘッドの横断面
図である。
図である。
【図4】本発明におけるインクジェットプリント装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図5】従来のインクジェットプリント装置のインク循
環系の概略回路図である。
環系の概略回路図である。
【図6】プリントヘッドのノズル内部の詳細部分断面図
である。
である。
1 プリントヘッド 2 回復桶 3 インクカートリッジ 4 サブタンク 5 インクタンク 6 メインポンプ 7 リサイクルポンプ 8 サブポンプ 10 チューブ 11 チューブ 12 パイプ状回路 13 チューブ 14 チューブ 15 チューブ 16 チューブ 17 一方向弁 18 フィルター 20 ヒーター
Claims (10)
- 【請求項1】 吐出口からインクを吐出可能なプリント
ヘッドを用いてプリント媒体に画像をプリントするイン
クジェットプリント装置において、 前記プリントヘッドにインク供給経路を設けて、印字途
中に入るインク供給と同時に、印字によって昇温した前
記プリントヘッドを冷却することを特徴とするインクジ
ェットプリント装置。 - 【請求項2】 前記プリントヘッドのインク供給経路
は、前記プリントヘッドの長手方向および垂直方向の断
面全体に亙って屈曲して連続的に延びる長い流路を形成
していることを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
トプリント装置。 - 【請求項3】 前記プリントヘッドのインク供給経路は
冷却流路を兼ねていることを特徴とする請求項1または
2記載のインクジェットプリント装置。 - 【請求項4】 前記プリントヘッドのインク供給経路を
流れるインクが冷却媒体として作用して前記プリントヘ
ッドを冷却するよう作用することを特徴とする請求項1
乃至3いずれか記載のインクジェットプリント装置。 - 【請求項5】 前記プリントヘッドのインク供給経路は
一端がインクカートリッジに接続され、他端がサブタン
クに接続されていることを特徴とする請求項1乃至4い
ずれか記載のインクジェットプリント装置。 - 【請求項6】 前記インク供給経路は、前記プリントヘ
ッドのパイプ状回路と、前記プリントヘッドと前記イン
クカートリッジを接続するチューブと、前記プリントヘ
ッドとサブタンクを接続するチューブとによって形成さ
れていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載
のインクジェットプリント装置。 - 【請求項7】 前記インク供給経路は、前記パイプ状回
路を有する前記プリントヘッドと、回復桶と、前記イン
クカートリッジと、前記サブタンクと、インクタンク
と、メインポンプと、リサイクルポンプとを有すること
を特徴とする請求項1乃至6いずれか記載のインクジェ
ットプリント装置。 - 【請求項8】 前記サブタンクと前記インクタンクの間
に前記メインポンプが接続され、前記回復桶と前記イン
クタンクの間に前記リサイクルポンプが接続されている
ことを特徴とする請求項6または7記載のインクジェッ
トプリント装置。 - 【請求項9】 前記プリントヘッドはインクを吐出する
ために利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体
を有することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載
のインクジェットプリント装置。 - 【請求項10】 前記電気熱変換体は、インクに膜沸騰
を生じさせる電気エネルギーを発生することを特徴とす
る請求項9記載のインクジェットプリント装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193399A JP2000255048A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | インクジェットプリント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193399A JP2000255048A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | インクジェットプリント装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000255048A true JP2000255048A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13185485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6193399A Withdrawn JP2000255048A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | インクジェットプリント装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000255048A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006199021A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-08-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 液滴吐出装置 |
| JP2007090785A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Kyocera Mita Corp | インクジェット記録装置 |
| US7380927B2 (en) | 2004-12-28 | 2008-06-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus |
| CN103240993A (zh) * | 2012-02-02 | 2013-08-14 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置以及油墨贮存部的升温抑制方法 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP6193399A patent/JP2000255048A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006199021A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-08-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 液滴吐出装置 |
| US7380927B2 (en) | 2004-12-28 | 2008-06-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus |
| JP2007090785A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Kyocera Mita Corp | インクジェット記録装置 |
| CN103240993A (zh) * | 2012-02-02 | 2013-08-14 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置以及油墨贮存部的升温抑制方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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