JP2000255277A - 内燃機関の懸架装置 - Google Patents
内燃機関の懸架装置Info
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- JP2000255277A JP2000255277A JP11063473A JP6347399A JP2000255277A JP 2000255277 A JP2000255277 A JP 2000255277A JP 11063473 A JP11063473 A JP 11063473A JP 6347399 A JP6347399 A JP 6347399A JP 2000255277 A JP2000255277 A JP 2000255277A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】運転中に燃焼特性が変化する内燃機関について
も、その機関振動の支持体への伝達を効果的に低減する
ことのできる内燃機関の懸架装置を提供する。 【解決手段】希薄燃焼と理論空燃比燃焼とを切り換える
内燃機関Eは、アクティブコントロールマウント(AC
M)30を介して車体Bに懸架支持されている。ACM
30は、負圧切換弁(VSV)20のオン/オフ切り換
えに基づく負圧の給排により出力される制動振動によっ
て、機関振動の車体Bへの伝達を低減する。電子制御装
置24は、VSV20のオン/オフ切り換え時期を内燃
機関Eの燃料噴射量及び機関回転数に基づいて算出し
て、ACM30の発生する制動振動を制御する。
も、その機関振動の支持体への伝達を効果的に低減する
ことのできる内燃機関の懸架装置を提供する。 【解決手段】希薄燃焼と理論空燃比燃焼とを切り換える
内燃機関Eは、アクティブコントロールマウント(AC
M)30を介して車体Bに懸架支持されている。ACM
30は、負圧切換弁(VSV)20のオン/オフ切り換
えに基づく負圧の給排により出力される制動振動によっ
て、機関振動の車体Bへの伝達を低減する。電子制御装
置24は、VSV20のオン/オフ切り換え時期を内燃
機関Eの燃料噴射量及び機関回転数に基づいて算出し
て、ACM30の発生する制動振動を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関を車体そ
の他の支持体に懸架支持する内燃機関の懸架装置に関す
るものであり、特に機関振動に対する制動振動を自己発
生する自己振動型の懸架装置に採用して好適な制御構造
の具現に関する。
の他の支持体に懸架支持する内燃機関の懸架装置に関す
るものであり、特に機関振動に対する制動振動を自己発
生する自己振動型の懸架装置に採用して好適な制御構造
の具現に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の内燃機関の懸架装置とし
ては、例えば特開平10−331663号公報に記載の
装置が知られている。この懸架装置では、当該機関のア
イドル運転時に、アクティブコントロールマウント(A
CM)内に設けられた空気室に対する吸気負圧の給排に
よってダイヤフラムを変位させて制動振動を発生させる
ようにしている。
ては、例えば特開平10−331663号公報に記載の
装置が知られている。この懸架装置では、当該機関のア
イドル運転時に、アクティブコントロールマウント(A
CM)内に設けられた空気室に対する吸気負圧の給排に
よってダイヤフラムを変位させて制動振動を発生させる
ようにしている。
【0003】また、この懸架装置では、内燃機関の運転
条件(エアコンディショナのオン/オフ切り換え)に応
じて制御マップを切り換えながら上記発生する制動振動
を制御する。このように制動振動を制御することで、当
該機関の負荷の変化に起因する機関振動の変化に応じ
て、その都度適切な制動振動を発生させることができる
ようになる。
条件(エアコンディショナのオン/オフ切り換え)に応
じて制御マップを切り換えながら上記発生する制動振動
を制御する。このように制動振動を制御することで、当
該機関の負荷の変化に起因する機関振動の変化に応じ
て、その都度適切な制動振動を発生させることができる
ようになる。
【0004】ところで、このように内燃機関の運転条件
に応じて制御マップを切り換えるだけの制御でも、アイ
ドル運転時のような内燃機関の運転状態の変動の少ない
運転時に限れば、機関振動の伝達を適切に抑制すること
はできる。しかしながら、内燃機関の運転状態が激しく
変動する通常の運転時には、機関振動の発生態様も複雑
に変動するため、単に運転条件に応じて制御マップを切
り換えるだけでは、こうした機関振動の変動に対応した
適切な制動振動を得ることは困難である。
に応じて制御マップを切り換えるだけの制御でも、アイ
ドル運転時のような内燃機関の運転状態の変動の少ない
運転時に限れば、機関振動の伝達を適切に抑制すること
はできる。しかしながら、内燃機関の運転状態が激しく
変動する通常の運転時には、機関振動の発生態様も複雑
に変動するため、単に運転条件に応じて制御マップを切
り換えるだけでは、こうした機関振動の変動に対応した
適切な制動振動を得ることは困難である。
【0005】そこで従来は、内燃機関の運転条件に応じ
て制御マップを切り換えるのではなく、当該機関の負荷
状態を反映するパラメータである吸入空気量に基づいて
制動振動を制御することも考えられている。このように
制動振動を制御することとすれば、アイドル運転時にお
ける運転条件毎の機関負荷の変化ばかりでなく、上記通
常の運転時の機関負荷の激しい変動に対応しても適切な
制動振動が得られるようになる。
て制御マップを切り換えるのではなく、当該機関の負荷
状態を反映するパラメータである吸入空気量に基づいて
制動振動を制御することも考えられている。このように
制動振動を制御することとすれば、アイドル運転時にお
ける運転条件毎の機関負荷の変化ばかりでなく、上記通
常の運転時の機関負荷の激しい変動に対応しても適切な
制動振動が得られるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように吸入空気量
に基づいて制動振動を制御することで、機関負荷の変動
に伴い機関振動が変化する場合でも、同機関振動の支持
体(車載用内燃機関にあっては車体)への伝達を効果的
に抑制することができるようになる。
に基づいて制動振動を制御することで、機関負荷の変動
に伴い機関振動が変化する場合でも、同機関振動の支持
体(車載用内燃機関にあっては車体)への伝達を効果的
に抑制することができるようになる。
【0007】しかしながら、運転中に、例えば空燃比や
圧縮比、膨張比、筒内直接噴射時の燃料圧力などの燃焼
特性が変化する内燃機関の場合には、上記のように吸入
空気量に基づき制動振動を制御したとしても、適切な振
動低減効果が得られないことがある。
圧縮比、膨張比、筒内直接噴射時の燃料圧力などの燃焼
特性が変化する内燃機関の場合には、上記のように吸入
空気量に基づき制動振動を制御したとしても、適切な振
動低減効果が得られないことがある。
【0008】例えば、理論空燃比での燃焼と希薄空燃比
での燃焼とを切り換える内燃機関では、吸入空気量が同
一であっても、理論空燃比での燃焼時と希薄空燃比での
燃焼時とでは出力トルクが異なるため、トルク発生に伴
う機関振動の発生態様も自ずと変化する。このため、吸
入空気量に基づいて制御を行ったとしても、必ずしも機
関振動に対応した適切な制動振動が得られるとは限らな
くなる。
での燃焼とを切り換える内燃機関では、吸入空気量が同
一であっても、理論空燃比での燃焼時と希薄空燃比での
燃焼時とでは出力トルクが異なるため、トルク発生に伴
う機関振動の発生態様も自ずと変化する。このため、吸
入空気量に基づいて制御を行ったとしても、必ずしも機
関振動に対応した適切な制動振動が得られるとは限らな
くなる。
【0009】このように、燃焼特性が異なると吸入空気
量と機関振動の発生態様との対応関係も変化してしまう
ため、運転中に燃焼特性の変化する内燃機関では、吸入
空気量に基づいただけでは、機関振動に応じた適切な制
動振動を得ることは困難なものとなっている。
量と機関振動の発生態様との対応関係も変化してしまう
ため、運転中に燃焼特性の変化する内燃機関では、吸入
空気量に基づいただけでは、機関振動に応じた適切な制
動振動を得ることは困難なものとなっている。
【0010】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、運転中に燃焼特性が変化す
る内燃機関についても、その機関振動の支持体への伝達
を効果的に低減することのできる内燃機関の懸架装置を
提供することにある。
ものであって、その目的は、運転中に燃焼特性が変化す
る内燃機関についても、その機関振動の支持体への伝達
を効果的に低減することのできる内燃機関の懸架装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、運転中に燃焼特性の変化する内燃
機関を支持体に懸架支持する内燃機関の懸架装置であっ
て、前記内燃機関の振動に対する制動振動を発生して同
機関振動の前記支持体への伝達を低減する振動低減機構
と、当該機関の出力トルクに基づき前記振動低減機構の
前記制動振動発生態様を制御する制御手段とを備えるこ
とをその要旨とするものである。
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、運転中に燃焼特性の変化する内燃
機関を支持体に懸架支持する内燃機関の懸架装置であっ
て、前記内燃機関の振動に対する制動振動を発生して同
機関振動の前記支持体への伝達を低減する振動低減機構
と、当該機関の出力トルクに基づき前記振動低減機構の
前記制動振動発生態様を制御する制御手段とを備えるこ
とをその要旨とするものである。
【0012】上記構成によれば、機関振動の直接的な発
生要因となる当該機関の出力トルクを振動低減機構の駆
動制御に用いることで、機関振動の発生態様を適切に推
定して制動振動を制御することができるようになる。こ
のため、運転中、燃焼特性が変更されて機関振動の発生
態様が変化した場合にも、機関振動に対応して適切に制
動振動を調整することができるようになる。したがっ
て、運転中に燃焼特性の変化する内燃機関であれ、その
機関振動の支持体への伝達をより効率的に低減すること
ができるようになる。
生要因となる当該機関の出力トルクを振動低減機構の駆
動制御に用いることで、機関振動の発生態様を適切に推
定して制動振動を制御することができるようになる。こ
のため、運転中、燃焼特性が変更されて機関振動の発生
態様が変化した場合にも、機関振動に対応して適切に制
動振動を調整することができるようになる。したがっ
て、運転中に燃焼特性の変化する内燃機関であれ、その
機関振動の支持体への伝達をより効率的に低減すること
ができるようになる。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、運転中に
燃焼特性の変化する内燃機関を支持体に懸架支持する内
燃機関の懸架装置であって、前記内燃機関の振動に対す
る制動振動を発生して同機関振動の前記支持体への伝達
を低減する振動低減機構と、当該機関の出力トルクを反
映する運転状態量に基づき前記振動低減機構の前記制動
振動発生態様を制御する制御手段と、を備えることをそ
の要旨とするものである。
燃焼特性の変化する内燃機関を支持体に懸架支持する内
燃機関の懸架装置であって、前記内燃機関の振動に対す
る制動振動を発生して同機関振動の前記支持体への伝達
を低減する振動低減機構と、当該機関の出力トルクを反
映する運転状態量に基づき前記振動低減機構の前記制動
振動発生態様を制御する制御手段と、を備えることをそ
の要旨とするものである。
【0014】上記構成によれば、出力トルクを反映する
機関運転状態量を用いて制動振動を制御することで、燃
焼特性の変化に拘わらず機関振動の発生態様を適切に推
定して制動振動を制御することができるようになる。こ
のため、運転中に燃焼特性の変化する内燃機関であれ、
その機関振動の支持体への伝達をより効率的に低減する
ことができるようになる。
機関運転状態量を用いて制動振動を制御することで、燃
焼特性の変化に拘わらず機関振動の発生態様を適切に推
定して制動振動を制御することができるようになる。こ
のため、運転中に燃焼特性の変化する内燃機関であれ、
その機関振動の支持体への伝達をより効率的に低減する
ことができるようになる。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の内燃機関の懸架装置において、前記制御手段が
参照する前記運転状態量は、当該機関の燃料噴射量であ
ることをその要旨とするものである。
に記載の内燃機関の懸架装置において、前記制御手段が
参照する前記運転状態量は、当該機関の燃料噴射量であ
ることをその要旨とするものである。
【0016】上記構成によれば、燃焼特性の変化に拘わ
らず、ほぼ直接的に内燃機関の出力トルクを反映する燃
料噴射量を用いて制動振動が調整されるようになる。し
たがって、当該機関の燃焼特性が変化した場合にも、機
関振動に対応した適切な制動振動が得られるようにな
り、機関振動の支持体への伝達をより効率的に低減する
ことができるようになる。
らず、ほぼ直接的に内燃機関の出力トルクを反映する燃
料噴射量を用いて制動振動が調整されるようになる。し
たがって、当該機関の燃焼特性が変化した場合にも、機
関振動に対応した適切な制動振動が得られるようにな
り、機関振動の支持体への伝達をより効率的に低減する
ことができるようになる。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、請求項2
に記載の内燃機関の懸架装置において、前記制御手段が
参照する前記運転状態量は、当該機関の燃料噴射量及び
機関回転数であることをその要旨とするものである。
に記載の内燃機関の懸架装置において、前記制御手段が
参照する前記運転状態量は、当該機関の燃料噴射量及び
機関回転数であることをその要旨とするものである。
【0018】上記構成によれば、燃料噴射量及び機関回
転数を用いて制動振動が制御されるようになる。これら
燃料噴射量と機関回転数とを併せ用いることで、内燃機
関の出力トルク及びその発生時期を更に正確に推定する
ことができる。このため、より適切な制動振動が得られ
るようになり、機関振動の支持体への伝達を更に効率的
に低減することができるようになる。
転数を用いて制動振動が制御されるようになる。これら
燃料噴射量と機関回転数とを併せ用いることで、内燃機
関の出力トルク及びその発生時期を更に正確に推定する
ことができる。このため、より適切な制動振動が得られ
るようになり、機関振動の支持体への伝達を更に効率的
に低減することができるようになる。
【0019】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
または4に記載の内燃機関の懸架装置において、前記駆
動制御手段が参照する当該機関の運転状態量は、当該機
関の点火時期を更に含むことをその要旨とするものであ
る。
または4に記載の内燃機関の懸架装置において、前記駆
動制御手段が参照する当該機関の運転状態量は、当該機
関の点火時期を更に含むことをその要旨とするものであ
る。
【0020】上記構成によれば、当該機関の出力トルク
の発生時期に直接影響を及ぼす点火時期によっても、制
動振動が調整されるようになる。このため、制動振動を
機関振動に応じた更に適切な制動振動が得られるように
なり、機関振動の支持体への伝達を更に効率的に低減す
ることができるようになる。
の発生時期に直接影響を及ぼす点火時期によっても、制
動振動が調整されるようになる。このため、制動振動を
機関振動に応じた更に適切な制動振動が得られるように
なり、機関振動の支持体への伝達を更に効率的に低減す
ることができるようになる。
【0021】特に、ノック制御が行われている場合な
ど、機関回転数や燃料噴射量とは無関係に点火時期が変
更される場合には、点火時期を用いることで制動振動の
発生時期を適正化でき、適切な制動振動が得られるよう
になる。
ど、機関回転数や燃料噴射量とは無関係に点火時期が変
更される場合には、点火時期を用いることで制動振動の
発生時期を適正化でき、適切な制動振動が得られるよう
になる。
【0022】また、請求項6に記載の発明は、請求項3
〜5のいずれか1項に記載の内燃機関の懸架装置におい
て、前記駆動制御手段が参照する当該機関の運転状態量
は、当該機関の吸入空気量を更に含むことをその要旨と
するものである。
〜5のいずれか1項に記載の内燃機関の懸架装置におい
て、前記駆動制御手段が参照する当該機関の運転状態量
は、当該機関の吸入空気量を更に含むことをその要旨と
するものである。
【0023】燃料噴射量が一定でも吸入空気量が異な
る、すなわち空燃比が異なると、混合気の燃焼速度が変
化するため、当該機関の出力トルクの発生時期も変化す
るようになる。上記構成によれば、吸入空気量によって
も制動振動の発生態様が調整されるため、こうした燃焼
速度の変化に起因する機関振動の発生時期の変化を吸収
し、より効率的な機関振動の支持体への伝達を低減でき
るようになる。
る、すなわち空燃比が異なると、混合気の燃焼速度が変
化するため、当該機関の出力トルクの発生時期も変化す
るようになる。上記構成によれば、吸入空気量によって
も制動振動の発生態様が調整されるため、こうした燃焼
速度の変化に起因する機関振動の発生時期の変化を吸収
し、より効率的な機関振動の支持体への伝達を低減でき
るようになる。
【0024】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
〜6のいずれか1項に記載の内燃機関の懸架装置におい
て、前記制御手段は、前記振動低減機構から発生される
制動振動の位相を制御するものであることをその要旨と
するものである。
〜6のいずれか1項に記載の内燃機関の懸架装置におい
て、前記制御手段は、前記振動低減機構から発生される
制動振動の位相を制御するものであることをその要旨と
するものである。
【0025】上記構成によれば、出力トルクに応じて制
動振動の位相が調整されるようになる。このため、機関
の燃焼特性の変化に伴う機関振動の位相の変化に対応し
て、より適切な位相にて制動振動を発生することがで
き、機関振動の支持体への伝達を更に効果的に低減する
ことができるようになる。
動振動の位相が調整されるようになる。このため、機関
の燃焼特性の変化に伴う機関振動の位相の変化に対応し
て、より適切な位相にて制動振動を発生することがで
き、機関振動の支持体への伝達を更に効果的に低減する
ことができるようになる。
【0026】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
〜7のいずれか1項に記載の内燃機関の懸架装置におい
て、前記駆動制御手段は、前記振動低減機構から発生さ
れる制動振動の大きさを制御するものであることをその
要旨とするものである。
〜7のいずれか1項に記載の内燃機関の懸架装置におい
て、前記駆動制御手段は、前記振動低減機構から発生さ
れる制動振動の大きさを制御するものであることをその
要旨とするものである。
【0027】上記構成によれば、機関の出力トルクに応
じて制動振動の大きさが調整されるようになる。このた
め、機関の燃焼特性の変化に伴う機関振動の大きさの変
化に対応して、より適切な大きさの制動振動を発生する
ことができ、機関振動の支持体への伝達を更に効果的に
低減することができるようになる。
じて制動振動の大きさが調整されるようになる。このた
め、機関の燃焼特性の変化に伴う機関振動の大きさの変
化に対応して、より適切な大きさの制動振動を発生する
ことができ、機関振動の支持体への伝達を更に効果的に
低減することができるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明にかかる内燃機関の懸架装置を具体化した第1の実施
の形態について詳細に説明する。
明にかかる内燃機関の懸架装置を具体化した第1の実施
の形態について詳細に説明する。
【0029】まず、本実施の形態の懸架装置の適用対象
となる内燃機関の構成について図1に基づき説明する。
図1は、本実施の形態の懸架装置によって車体に懸架支
持される車載用内燃機関の模式構造を示すものである。
となる内燃機関の構成について図1に基づき説明する。
図1は、本実施の形態の懸架装置によって車体に懸架支
持される車載用内燃機関の模式構造を示すものである。
【0030】なお、本実施の形態の適用対象となる内燃
機関Eは、直列4気筒の自動車用ガソリン機関であり、
第1気筒#1〜第4気筒#4までの4つの気筒を備えて
いる。また、この内燃機関Eは、同機関Eの運転状態に
応じて、理論空燃比での燃焼と希薄空燃比での燃焼とを
切り換えながら運転されている。一方、本実施の形態の
適用対象となる内燃機関Eが搭載された自動車には、電
子制御式のオートマティック・トランスミッションが採
用されている。
機関Eは、直列4気筒の自動車用ガソリン機関であり、
第1気筒#1〜第4気筒#4までの4つの気筒を備えて
いる。また、この内燃機関Eは、同機関Eの運転状態に
応じて、理論空燃比での燃焼と希薄空燃比での燃焼とを
切り換えながら運転されている。一方、本実施の形態の
適用対象となる内燃機関Eが搭載された自動車には、電
子制御式のオートマティック・トランスミッションが採
用されている。
【0031】同図1に示すように、内燃機関Eの吸気通
路10には、スロットルバルブ11が設けられている。
このスロットルバルブ11は、電子制御装置24によっ
て駆動制御されるスロットル駆動装置12によって開閉
駆動され、同機関Eのアイドル運転時も含めて、吸気通
路10を通る吸入空気量を調整する。そして、このスロ
ットルバルブ11は基本的に内燃機関Eの理論空燃比で
の燃焼時には、アクセルペダル17の踏み込み量に対応
して開閉駆動される。一方、希薄空燃比での燃焼が行わ
れる運転時には、理論空燃比での燃焼時のアクセルペダ
ル17の踏み込み量に対応した開度よりもその開度が大
きくなるように設定される。
路10には、スロットルバルブ11が設けられている。
このスロットルバルブ11は、電子制御装置24によっ
て駆動制御されるスロットル駆動装置12によって開閉
駆動され、同機関Eのアイドル運転時も含めて、吸気通
路10を通る吸入空気量を調整する。そして、このスロ
ットルバルブ11は基本的に内燃機関Eの理論空燃比で
の燃焼時には、アクセルペダル17の踏み込み量に対応
して開閉駆動される。一方、希薄空燃比での燃焼が行わ
れる運転時には、理論空燃比での燃焼時のアクセルペダ
ル17の踏み込み量に対応した開度よりもその開度が大
きくなるように設定される。
【0032】また、吸気通路10のスロットルバルブ1
1の下流側には、燃料を噴射するインジェクタ15が設
けられている。電子制御装置24は、上記吸入空気量や
機関回転数などに基づいて燃料噴射量(燃料噴射時間)
を演算し、この演算された燃料噴射量に応じてインジェ
クタ15を駆動制御している。
1の下流側には、燃料を噴射するインジェクタ15が設
けられている。電子制御装置24は、上記吸入空気量や
機関回転数などに基づいて燃料噴射量(燃料噴射時間)
を演算し、この演算された燃料噴射量に応じてインジェ
クタ15を駆動制御している。
【0033】インジェクタ15から噴射された燃料の点
火は、イグナイタ16によって行われる。このイグナイ
タ16は、内燃機関Eの運転状態に応じて電子制御装置
24が演算した点火時期に基づきセットされたタイミン
グに点火コイルに電流を流し、点火プラグを通じて燃料
を点火させる。
火は、イグナイタ16によって行われる。このイグナイ
タ16は、内燃機関Eの運転状態に応じて電子制御装置
24が演算した点火時期に基づきセットされたタイミン
グに点火コイルに電流を流し、点火プラグを通じて燃料
を点火させる。
【0034】電子制御装置24は、内燃機関Eや車体B
の各所に設けられた各種センサの検出結果によって同機
関Eの運転状態や運転条件を検知している。以下、これ
らの各種センサについて説明する。
の各所に設けられた各種センサの検出結果によって同機
関Eの運転状態や運転条件を検知している。以下、これ
らの各種センサについて説明する。
【0035】まず、上記吸気通路10のスロットルバル
ブ11の上流側には、エアフロメータS01が設けられ
ている。このエアフロメータS01は、同吸気通路10
を通って内燃機関Eに導入される吸入空気量を検出し、
その検出された吸入空気量に応じた出力信号を電子制御
装置24へと出力する。
ブ11の上流側には、エアフロメータS01が設けられ
ている。このエアフロメータS01は、同吸気通路10
を通って内燃機関Eに導入される吸入空気量を検出し、
その検出された吸入空気量に応じた出力信号を電子制御
装置24へと出力する。
【0036】また、機関出力軸であるクランクシャフト
18の周辺には、同クランクシャフト18の回転位相を
検出するためのクランク角センサS02が設けられてい
る。このクランク角センサS02は、電磁ピックアップ
からなり、クランクシャフト18の一端部に設けられた
ロータ19の外周に形成された信号歯を検出してパルス
状の信号(NE信号)を出力する。ロータ19の信号歯
は、一部が欠歯しており、この欠歯に対応した検出信号
からクランクシャフト18の基準回転位相を検出し、各
気筒#1〜#4の正確な上死点を把握することができ
る。上記電子制御装置24では、このクランク角センサ
S02から出力されるパルス状の信号をカウントするこ
とによってクランクシャフト18の回転位相並びに機関
回転数を把握している。
18の周辺には、同クランクシャフト18の回転位相を
検出するためのクランク角センサS02が設けられてい
る。このクランク角センサS02は、電磁ピックアップ
からなり、クランクシャフト18の一端部に設けられた
ロータ19の外周に形成された信号歯を検出してパルス
状の信号(NE信号)を出力する。ロータ19の信号歯
は、一部が欠歯しており、この欠歯に対応した検出信号
からクランクシャフト18の基準回転位相を検出し、各
気筒#1〜#4の正確な上死点を把握することができ
る。上記電子制御装置24では、このクランク角センサ
S02から出力されるパルス状の信号をカウントするこ
とによってクランクシャフト18の回転位相並びに機関
回転数を把握している。
【0037】また、上記スロットル駆動装置12には、
スロットル開度センサS03が設けられている。電子制
御装置24は、このスロットル開度センサS03の出力
信号からスロットルバルブ11の開度を検出するように
している。
スロットル開度センサS03が設けられている。電子制
御装置24は、このスロットル開度センサS03の出力
信号からスロットルバルブ11の開度を検出するように
している。
【0038】更に、電子制御装置24には、車速センサ
S04及びアクセル開度センサS06の出力信号も入力
されている。電子制御装置24は、車速センサS04の
出力信号からそのときの車速を、アクセル開度センサS
06の出力信号からアクセルペダル17の踏み込み量を
検知している。この検出されるアクセルペダル17の踏
み込み量がスロットルバルブ11の操作量に反映される
ことは上述の通りである。
S04及びアクセル開度センサS06の出力信号も入力
されている。電子制御装置24は、車速センサS04の
出力信号からそのときの車速を、アクセル開度センサS
06の出力信号からアクセルペダル17の踏み込み量を
検知している。この検出されるアクセルペダル17の踏
み込み量がスロットルバルブ11の操作量に反映される
ことは上述の通りである。
【0039】また、電子制御装置24には、上記オート
マッティック・トランスミッションに設けられたシフト
位置センサS05の出力信号が入力されている。電子制
御装置24は、このシフト位置センサS05の出力信号
から、シフト位置が「N」レンジ(ニュートラル・レン
ジ)及び「P」レンジ(パーキング・レンジ)の位置に
あるか、それ以外のレンジの位置にあるかを検知してい
る。以下の説明では、シフト位置が「N」及び「P」レ
ンジに位置しているときを「N」レンジ時、それ以外の
レンジに位置しているときを「D」レンジ(ドライブ・
レンジ)時という。
マッティック・トランスミッションに設けられたシフト
位置センサS05の出力信号が入力されている。電子制
御装置24は、このシフト位置センサS05の出力信号
から、シフト位置が「N」レンジ(ニュートラル・レン
ジ)及び「P」レンジ(パーキング・レンジ)の位置に
あるか、それ以外のレンジの位置にあるかを検知してい
る。以下の説明では、シフト位置が「N」及び「P」レ
ンジに位置しているときを「N」レンジ時、それ以外の
レンジに位置しているときを「D」レンジ(ドライブ・
レンジ)時という。
【0040】オートマティック・トランスミッションを
備える自動車では、上記「D」レンジ時には、車体の停
止時においても内燃機関Eから車軸へと若干のトルクが
伝達される。このため、「D」レンジ時には「N」レン
ジ時に比してアイドル運転時の内燃機関Eの負荷が若干
大きくなる。したがって、電子制御装置24は、アイド
ル回転数として、「D」レンジ時には「N」レンジ時に
比べ、高めの回転数を設定するようにしている。
備える自動車では、上記「D」レンジ時には、車体の停
止時においても内燃機関Eから車軸へと若干のトルクが
伝達される。このため、「D」レンジ時には「N」レン
ジ時に比してアイドル運転時の内燃機関Eの負荷が若干
大きくなる。したがって、電子制御装置24は、アイド
ル回転数として、「D」レンジ時には「N」レンジ時に
比べ、高めの回転数を設定するようにしている。
【0041】他にも、電子制御装置24には、その他の
各種センサS00からの出力信号が入力されている。こ
れらその他のセンサS00によって電子制御装置24
は、例えば機関冷却水の温度状態やエアコンディショナ
のオン/オフ、ノッキングの発生の有無などの内燃機関
Eの運転状態や運転条件を検知している。
各種センサS00からの出力信号が入力されている。こ
れらその他のセンサS00によって電子制御装置24
は、例えば機関冷却水の温度状態やエアコンディショナ
のオン/オフ、ノッキングの発生の有無などの内燃機関
Eの運転状態や運転条件を検知している。
【0042】以上説明したように構成される内燃機関E
は、同図1に示すように、複数の(同図1では2つの)
アクティブ・コントロール・マウント(ACM)30を
介してその支持体である車体Bに懸架支持されている。
は、同図1に示すように、複数の(同図1では2つの)
アクティブ・コントロール・マウント(ACM)30を
介してその支持体である車体Bに懸架支持されている。
【0043】次に、このACM30について、その具体
構造を図2に基づき説明する。図2は、ACM30の内
部構造を示す断面図である。同図2に示すように、AC
M30は、車体Bに固定され、筒状に形成された本体ケ
ース32を備えている。この本体ケース32の内側上部
には、ゴムなどの弾性体からなる弾性部材39が嵌め込
まれている。そして、本体ケース32の上部には、この
弾性部材39を介して同本体ケース32に連結された連
結具31が遊動可能に配設されている。この連結具31
は、内燃機関Eに固定されている。
構造を図2に基づき説明する。図2は、ACM30の内
部構造を示す断面図である。同図2に示すように、AC
M30は、車体Bに固定され、筒状に形成された本体ケ
ース32を備えている。この本体ケース32の内側上部
には、ゴムなどの弾性体からなる弾性部材39が嵌め込
まれている。そして、本体ケース32の上部には、この
弾性部材39を介して同本体ケース32に連結された連
結具31が遊動可能に配設されている。この連結具31
は、内燃機関Eに固定されている。
【0044】一方、この本体ケース32の内側底部に
は、ゴムなど弾性体からなる緩衝部材33が充填されて
いる。そして、本体ケース32の内部において、上記弾
性部材39と緩衝部材33との間の空間には、オイル等
の流体が充填される液室40,41が形成されている。
液室40,41は、本体ケース32の内側に嵌め込まれ
たゴムなどの弾性体からなる隔離部材34によって、上
下2つに区画されている。これら2つの液室40及び4
1は、図示しない小径の通路によって連通されており、
両液室40,41間を流体が往来可能となっている。
は、ゴムなど弾性体からなる緩衝部材33が充填されて
いる。そして、本体ケース32の内部において、上記弾
性部材39と緩衝部材33との間の空間には、オイル等
の流体が充填される液室40,41が形成されている。
液室40,41は、本体ケース32の内側に嵌め込まれ
たゴムなどの弾性体からなる隔離部材34によって、上
下2つに区画されている。これら2つの液室40及び4
1は、図示しない小径の通路によって連通されており、
両液室40,41間を流体が往来可能となっている。
【0045】これら2つの液室40,41を区画する隔
離部材34の上面には、シート状のダイヤフラム35が
設けられている。このダイヤフラム35は、固定具36
によってその縁部を隔離部材34に固定されており、ダ
イヤフラム35と隔離部材34の上面との間には空気室
37が形成されている。また、この空気室37には、給
排通路23が接続されており、この給排通路23を通じ
て空気室37内へ空気が給排されることによって同空気
室37の容積が拡大、縮小するようになる。
離部材34の上面には、シート状のダイヤフラム35が
設けられている。このダイヤフラム35は、固定具36
によってその縁部を隔離部材34に固定されており、ダ
イヤフラム35と隔離部材34の上面との間には空気室
37が形成されている。また、この空気室37には、給
排通路23が接続されており、この給排通路23を通じ
て空気室37内へ空気が給排されることによって同空気
室37の容積が拡大、縮小するようになる。
【0046】この空気室37に接続された給排通路23
は、先の図1に示すように、負圧切換弁(VSV)20
に接続されている。このVSV20は、更に負圧通路2
1及び大気圧通路22によって、吸気通路10のスロッ
トルバルブ11の下流側及び上流側にそれぞれ接続され
ている。
は、先の図1に示すように、負圧切換弁(VSV)20
に接続されている。このVSV20は、更に負圧通路2
1及び大気圧通路22によって、吸気通路10のスロッ
トルバルブ11の下流側及び上流側にそれぞれ接続され
ている。
【0047】また、VSV20は、電磁ソレノイドを備
えており、同電磁ソレノイドに対する印加電圧の有無に
応じてオン/オフ作動する。そして、このオン/オフ作
動に応じて、上記給排通路23に対し負圧通路21及び
大気圧通路22のいずれか一方を選択的に連通させる。
なお、大気圧通路22が接続された吸気通路10のスロ
ットルバルブ11の上流側を流れる吸入空気は、大気圧
となっている。また、負圧通路21が接続された吸気通
路10のスロットルバルブ11の下流側を流れる吸入空
気は、同スロットルバルブ11が絞られることによって
負圧となっている。
えており、同電磁ソレノイドに対する印加電圧の有無に
応じてオン/オフ作動する。そして、このオン/オフ作
動に応じて、上記給排通路23に対し負圧通路21及び
大気圧通路22のいずれか一方を選択的に連通させる。
なお、大気圧通路22が接続された吸気通路10のスロ
ットルバルブ11の上流側を流れる吸入空気は、大気圧
となっている。また、負圧通路21が接続された吸気通
路10のスロットルバルブ11の下流側を流れる吸入空
気は、同スロットルバルブ11が絞られることによって
負圧となっている。
【0048】次に、図1及び図2を参照して、このAC
M30の動作を説明する。上記VSV20では、電磁ソ
レノイドに対して電圧が引火されたとき、すなわちVS
V20がオン作動したときに、給排通路23と負圧通路
21とが連通されるようになる。このとき、ACM30
の空気室37からは、スロットルバルブ11の下流側の
負圧によって空気が排出され、その容積が縮小するよう
になる。一方、VSV20の電磁ソレノイドに対する電
圧の印加が停止されたとき、すなわちVSV20がオフ
作動したときには、給排通路23と大気圧通路22とが
連通される。このとき、ACM30の空気室37には、
スロットルバルブ11の上流側の大気圧によって空気が
供給され、その容積が拡大するようになる。なお、この
VSV20のオン/オフ作動、すなわち上記電磁ソレノ
イドに対する印加電圧の有無は、上記電子制御装置24
によって制御されている。
M30の動作を説明する。上記VSV20では、電磁ソ
レノイドに対して電圧が引火されたとき、すなわちVS
V20がオン作動したときに、給排通路23と負圧通路
21とが連通されるようになる。このとき、ACM30
の空気室37からは、スロットルバルブ11の下流側の
負圧によって空気が排出され、その容積が縮小するよう
になる。一方、VSV20の電磁ソレノイドに対する電
圧の印加が停止されたとき、すなわちVSV20がオフ
作動したときには、給排通路23と大気圧通路22とが
連通される。このとき、ACM30の空気室37には、
スロットルバルブ11の上流側の大気圧によって空気が
供給され、その容積が拡大するようになる。なお、この
VSV20のオン/オフ作動、すなわち上記電磁ソレノ
イドに対する印加電圧の有無は、上記電子制御装置24
によって制御されている。
【0049】ちなみに、内燃機関Eの機関振動は、上記
連結具31を通じてACM30に入力される。こうして
入力された振動によって連結具31に連結された弾性部
材39が変形すると、隔離部材34の上側に形成された
液室40の容積が変化し、各液室40,41内に充填さ
れた流体が上記小径の通路を通じて往来するようにな
る。こうした機関振動の入力に対する緩衝部材33や隔
離部材34、弾性部材39などの変形や各液室40,4
1内に充填された流体の流動を通じて、内燃機関Eから
車体Bへの機関振動の伝達が抑制されるようになる。
連結具31を通じてACM30に入力される。こうして
入力された振動によって連結具31に連結された弾性部
材39が変形すると、隔離部材34の上側に形成された
液室40の容積が変化し、各液室40,41内に充填さ
れた流体が上記小径の通路を通じて往来するようにな
る。こうした機関振動の入力に対する緩衝部材33や隔
離部材34、弾性部材39などの変形や各液室40,4
1内に充填された流体の流動を通じて、内燃機関Eから
車体Bへの機関振動の伝達が抑制されるようになる。
【0050】なお、ACM30の緩衝材としての特性、
すなわちそのばね特性や減衰特性などは、上記空気室3
7に対する空気の給排に基づきその容積を変更すること
で可変とされるようになる。ちなみに、本実施の形態の
ACM30では、VSV20をオン作動した状態に保持
することで、空気室37内の空気量は「0」となり、A
CM30は緩衝材として最もハードに(固く)なる。ま
た、同VSV20をオフ作動した状態に保持すること
で、空気室37内の空気量は最大となり、ACM30は
緩衝材として最もソフトに(柔らかく)なる。このよう
にACM30の緩衝材としての特性を、内燃機関Eの運
転状態に応じて適宜に可変とすることで、機関振動の発
生態様の変化に応じて、車体Bへの振動伝達を適切に抑
制することができるようになる。
すなわちそのばね特性や減衰特性などは、上記空気室3
7に対する空気の給排に基づきその容積を変更すること
で可変とされるようになる。ちなみに、本実施の形態の
ACM30では、VSV20をオン作動した状態に保持
することで、空気室37内の空気量は「0」となり、A
CM30は緩衝材として最もハードに(固く)なる。ま
た、同VSV20をオフ作動した状態に保持すること
で、空気室37内の空気量は最大となり、ACM30は
緩衝材として最もソフトに(柔らかく)なる。このよう
にACM30の緩衝材としての特性を、内燃機関Eの運
転状態に応じて適宜に可変とすることで、機関振動の発
生態様の変化に応じて、車体Bへの振動伝達を適切に抑
制することができるようになる。
【0051】また、本実施の形態のACM30では、上
記のようにその緩衝材としての特性を可変とするばかり
でなく、ACM30自体が機関振動に応じて制動振動を
発生するという積極的な手法によっても、機関振動の車
体Bへの伝達を抑制することができるようになってい
る。すなわちこのACM30では、VSV20の電磁ソ
レノイドに対する電圧印加を同期的に繰り返し、空気室
37の容積の拡大/縮小を繰り返すことで、上記制動振
動を発生する。そして、この発生する制動振動を機関振
動に応じて適切に制御することで、機関振動の車体Bへ
の伝達を更に効率的に抑制することとしている。
記のようにその緩衝材としての特性を可変とするばかり
でなく、ACM30自体が機関振動に応じて制動振動を
発生するという積極的な手法によっても、機関振動の車
体Bへの伝達を抑制することができるようになってい
る。すなわちこのACM30では、VSV20の電磁ソ
レノイドに対する電圧印加を同期的に繰り返し、空気室
37の容積の拡大/縮小を繰り返すことで、上記制動振
動を発生する。そして、この発生する制動振動を機関振
動に応じて適切に制御することで、機関振動の車体Bへ
の伝達を更に効率的に抑制することとしている。
【0052】次に、電子制御装置24による上記VSV
20の具体的な駆動制御手順について、図3〜図8に基
づき詳細に説明する。まず、主にVSV20を駆動制御
するための制御装置の構成について、図3に示した機能
ブロック図に基づき説明する。
20の具体的な駆動制御手順について、図3〜図8に基
づき詳細に説明する。まず、主にVSV20を駆動制御
するための制御装置の構成について、図3に示した機能
ブロック図に基づき説明する。
【0053】なお、この図3において、電子制御装置2
4を構成する回転数演算部P01及び燃料噴射量演算部
P02、点火時期演算部P03、VSV駆動時期演算部
P04は、実際にはマイクロコンピュータを中心とする
算術論理演算回路の一部として構造されている。また、
同じく電子制御装置24を構成するVSV駆動回路P0
5は、実際にはこのマイクロコンピュータの所定の出力
ポートにセットされる時間情報に基づいて上記VSV2
0を駆動制御する回路である。
4を構成する回転数演算部P01及び燃料噴射量演算部
P02、点火時期演算部P03、VSV駆動時期演算部
P04は、実際にはマイクロコンピュータを中心とする
算術論理演算回路の一部として構造されている。また、
同じく電子制御装置24を構成するVSV駆動回路P0
5は、実際にはこのマイクロコンピュータの所定の出力
ポートにセットされる時間情報に基づいて上記VSV2
0を駆動制御する回路である。
【0054】さて先述したように、本実施の形態の懸架
装置の適用対象となる内燃機関Eや同機関Eが搭載され
た自動車には、同機関Eの運転状態や運転条件を検出す
るための各種センサが設けられている。そして同図3に
示すように、エアフロメータS01は吸気通路10を通
る吸入空気量に対応する信号を、クランク角センサS0
2はクランクシャフト18に設けられたロータ19の信
号歯の検出信号に対応するパルス信号(NE信号)を、
車速センサS04は内燃機関Eが搭載された自動車の車
速に対応する信号を、シフト位置センサS05はトラン
スミッションのシフト位置(「N」レンジ又は「D」レ
ンジ)に対応する信号をそれぞれ出力している。
装置の適用対象となる内燃機関Eや同機関Eが搭載され
た自動車には、同機関Eの運転状態や運転条件を検出す
るための各種センサが設けられている。そして同図3に
示すように、エアフロメータS01は吸気通路10を通
る吸入空気量に対応する信号を、クランク角センサS0
2はクランクシャフト18に設けられたロータ19の信
号歯の検出信号に対応するパルス信号(NE信号)を、
車速センサS04は内燃機関Eが搭載された自動車の車
速に対応する信号を、シフト位置センサS05はトラン
スミッションのシフト位置(「N」レンジ又は「D」レ
ンジ)に対応する信号をそれぞれ出力している。
【0055】上記各制御部P01〜P04は、これらの
各種センサの出力信号に基づきVSV20の駆動制御に
係る処理を実行する。以下、これら各制御部P01〜P
04が実行する処理についてそれぞれ説明する。
各種センサの出力信号に基づきVSV20の駆動制御に
係る処理を実行する。以下、これら各制御部P01〜P
04が実行する処理についてそれぞれ説明する。
【0056】まず、回転数演算部P01は、クランク角
センサS02の出力するNE信号に基づき機関回転数を
演算している。また、燃料噴射量演算部P02は、上記
回転数演算部P01によって演算された機関回転数やエ
アフロメータS01によって検出された吸入空気量など
に基づき燃料噴射量を演算する。図3においては図示を
割愛したが、電子制御装置24は、ここで演算された燃
料噴射量に対応する時間だけ、その対応する駆動回路を
通じてインジェクタ15(図1)を開弁駆動する。
センサS02の出力するNE信号に基づき機関回転数を
演算している。また、燃料噴射量演算部P02は、上記
回転数演算部P01によって演算された機関回転数やエ
アフロメータS01によって検出された吸入空気量など
に基づき燃料噴射量を演算する。図3においては図示を
割愛したが、電子制御装置24は、ここで演算された燃
料噴射量に対応する時間だけ、その対応する駆動回路を
通じてインジェクタ15(図1)を開弁駆動する。
【0057】一方、点火時期演算部P03は、機関回転
数や吸入空気量などに基づき点火時期を演算する。これ
も図3においては図示を割愛したが、電子制御装置24
は、ここで演算された点火時期を基にイグナイタ16
(図1)に点火信号を出力し、この演算された時期に点
火プラグを通じて点火を行わせる。
数や吸入空気量などに基づき点火時期を演算する。これ
も図3においては図示を割愛したが、電子制御装置24
は、ここで演算された点火時期を基にイグナイタ16
(図1)に点火信号を出力し、この演算された時期に点
火プラグを通じて点火を行わせる。
【0058】また、VSV駆動時期演算部P04は、上
記VSV20のオン/オフ作動を切り換える時期を設定
するためのVSVオン時間(基準時期から電磁ソレノイ
ドに対する電圧印加を開始するまでの時間)T0及びV
SVオフ時間(同じく基準時期から電磁ソレノイドに対
する電圧印加を停止するまでの時間)T1を算出する。
この時間T0及びT1は、上記回転数演算部P01及び燃
料噴射量演算部P02によってそれぞれ演算された機関
回転数及び燃料噴射量、更には上記車速センサS04に
よって検出された車速やシフト位置センサS05によっ
て検出されたシフト位置(「N」レンジ又は「D」レン
ジ)などの機関運転条件に基づいて演算される。このV
SV駆動時期演算部P04によって行われる算出処理の
詳細については後述する。
記VSV20のオン/オフ作動を切り換える時期を設定
するためのVSVオン時間(基準時期から電磁ソレノイ
ドに対する電圧印加を開始するまでの時間)T0及びV
SVオフ時間(同じく基準時期から電磁ソレノイドに対
する電圧印加を停止するまでの時間)T1を算出する。
この時間T0及びT1は、上記回転数演算部P01及び燃
料噴射量演算部P02によってそれぞれ演算された機関
回転数及び燃料噴射量、更には上記車速センサS04に
よって検出された車速やシフト位置センサS05によっ
て検出されたシフト位置(「N」レンジ又は「D」レン
ジ)などの機関運転条件に基づいて演算される。このV
SV駆動時期演算部P04によって行われる算出処理の
詳細については後述する。
【0059】そしてVSV駆動回路P05は、このVS
V駆動時期演算部P04によって算出された上記時間T
0及びT1に基づき、VSV20の電磁ソレノイドへの電
圧印加態様を切り換えて、VSV20を駆動する。
V駆動時期演算部P04によって算出された上記時間T
0及びT1に基づき、VSV20の電磁ソレノイドへの電
圧印加態様を切り換えて、VSV20を駆動する。
【0060】続いて、これらVSV駆動時期演算部P0
4及びVSV駆動回路P05によるVSV20の具体的
な駆動態様について、図4に基づき説明する。図4のタ
イムチャートは、VSV20の電磁ソレノイドへの印加
電圧の推移を示している。
4及びVSV駆動回路P05によるVSV20の具体的
な駆動態様について、図4に基づき説明する。図4のタ
イムチャートは、VSV20の電磁ソレノイドへの印加
電圧の推移を示している。
【0061】同図4に示すように、上記VSVオン時間
T0及びVSVオフ時間T1を算出したVSV駆動時期演
算部P04は、対象となる気筒(図4では第1気筒#
1)の上死点となる位相にクランクシャフト18が位置
するタイミングを基準に、同VSVオン時間T0及びV
SVオフ時間T1をセットする。これによりVSV駆動
回路P05では、これらVSVオン時間T1及びVSV
オフ時間T1がセットされたタイミング、すなわち当該
気筒の上死点となる位相にクランクシャフト18が位置
する時点からVSVオン時間T0が経過したとき、電磁
ソレノイドへの電圧印加電圧を開始する。なお、本実施
の形態の懸架装置の適用対象となる内燃機関Eは、直列
4気筒式であって、クランクシャフト18の回転位相が
180°CA(クランク角)進む毎に気筒#1、#4、
#2、#3の順に上死点となる。
T0及びVSVオフ時間T1を算出したVSV駆動時期演
算部P04は、対象となる気筒(図4では第1気筒#
1)の上死点となる位相にクランクシャフト18が位置
するタイミングを基準に、同VSVオン時間T0及びV
SVオフ時間T1をセットする。これによりVSV駆動
回路P05では、これらVSVオン時間T1及びVSV
オフ時間T1がセットされたタイミング、すなわち当該
気筒の上死点となる位相にクランクシャフト18が位置
する時点からVSVオン時間T0が経過したとき、電磁
ソレノイドへの電圧印加電圧を開始する。なお、本実施
の形態の懸架装置の適用対象となる内燃機関Eは、直列
4気筒式であって、クランクシャフト18の回転位相が
180°CA(クランク角)進む毎に気筒#1、#4、
#2、#3の順に上死点となる。
【0062】その後、VSV駆動回路P05は、各気筒
#1〜#4の上死点後、VSVオフ時間T1が経過する
までの間、上記電磁ソレノイドに電圧を印加した状態を
持続する。したがって、この期間、すなわち上死点後、
VSVオン時間T0が経過してからVSVオフ時間T1が
経過するまでの期間、上記ACM30の空気室37から
は空気が排出され、同空気室37の容積が縮小されるよ
うになる。
#1〜#4の上死点後、VSVオフ時間T1が経過する
までの間、上記電磁ソレノイドに電圧を印加した状態を
持続する。したがって、この期間、すなわち上死点後、
VSVオン時間T0が経過してからVSVオフ時間T1が
経過するまでの期間、上記ACM30の空気室37から
は空気が排出され、同空気室37の容積が縮小されるよ
うになる。
【0063】そして、VSV駆動回路P05は、上死点
後、上記VSVオフ時間T1が経過した時点で、VSV
20の電磁ソレノイドへの電圧印加を停止する。そして
その後、次の気筒(図4では第4気筒#4)の上死点
後、VSVオン時間T0が経過するまでの間、VSV駆
動回路P05は、この電圧印加を停止した状態を維持す
るようになる。この期間、上記ACM30の空気室37
には空気が供給され、同空気室37の容積が拡大される
ようになる。
後、上記VSVオフ時間T1が経過した時点で、VSV
20の電磁ソレノイドへの電圧印加を停止する。そして
その後、次の気筒(図4では第4気筒#4)の上死点
後、VSVオン時間T0が経過するまでの間、VSV駆
動回路P05は、この電圧印加を停止した状態を維持す
るようになる。この期間、上記ACM30の空気室37
には空気が供給され、同空気室37の容積が拡大される
ようになる。
【0064】こうして空気室37に対して空気の給排を
繰り返すことで、ダイヤフラム35が上下動され、制動
振動が発生されるようになる。また、上記VSVオン時
間T0及びVSVオフ時間T1を変更することで、この制
動振動の発生時期及び、その大きさ(ダイヤフラム35
の最大移動位置までの移動量、移動度合い)などが調整
される。そして、機関振動の発生態様、すなわち機関振
動の発生時期やその大きさに応じてこの制動振動を適切
に調整することで、同機関振動の車体Bへの伝達が低減
されるようになる。
繰り返すことで、ダイヤフラム35が上下動され、制動
振動が発生されるようになる。また、上記VSVオン時
間T0及びVSVオフ時間T1を変更することで、この制
動振動の発生時期及び、その大きさ(ダイヤフラム35
の最大移動位置までの移動量、移動度合い)などが調整
される。そして、機関振動の発生態様、すなわち機関振
動の発生時期やその大きさに応じてこの制動振動を適切
に調整することで、同機関振動の車体Bへの伝達が低減
されるようになる。
【0065】次に、VSVオン時間T0及びVSVオフ
時間T1を算出するVSV駆動時期演算部P04の処理
手順について、図5〜図8に基づき説明する。図5は、
VSV駆動時期演算部P04によって(実際には電子制
御装置24の行う内燃機関制御の一環として)実行され
る一連の処理の手順を示すフローチャートである。
時間T1を算出するVSV駆動時期演算部P04の処理
手順について、図5〜図8に基づき説明する。図5は、
VSV駆動時期演算部P04によって(実際には電子制
御装置24の行う内燃機関制御の一環として)実行され
る一連の処理の手順を示すフローチャートである。
【0066】同図5に示すように、VSV駆動時期演算
部P04は、そのときの上記各センサの出力信号から、
車速や機関回転数、シフト位置などに関する情報を取得
する(ステップS10)。
部P04は、そのときの上記各センサの出力信号から、
車速や機関回転数、シフト位置などに関する情報を取得
する(ステップS10)。
【0067】そしてVSV駆動時期演算部P04は、こ
れらの情報に基づいて、現在の内燃機関Eの運転条件を
判定する(ステップS11〜S13)。ここでは、車速
及び機関回転数から、内燃機関Eが高速運転、中低速運
転、アイドル運転のいずれの運転条件にあるかを判定し
ている。本実施の形態では、車速が50km/h以上で
ある場合に、高速運転と判定している(ステップS1
1)。また、車速が50km/h未満、3km/h以上
であるか、あるいは車速が3km/h未満であっても機
関回転数が1000rpm以上である場合に、中低速運
転と判定している(ステップS12,S13)。厳密に
いえば、ここでの中低速運転には、自動車が中低速で走
行している場合と、微速走行中あるいは自動車停止中に
あっても機関回転数が充分に低下しておらず、アイドル
運転とは見なせない場合とが含まれている。
れらの情報に基づいて、現在の内燃機関Eの運転条件を
判定する(ステップS11〜S13)。ここでは、車速
及び機関回転数から、内燃機関Eが高速運転、中低速運
転、アイドル運転のいずれの運転条件にあるかを判定し
ている。本実施の形態では、車速が50km/h以上で
ある場合に、高速運転と判定している(ステップS1
1)。また、車速が50km/h未満、3km/h以上
であるか、あるいは車速が3km/h未満であっても機
関回転数が1000rpm以上である場合に、中低速運
転と判定している(ステップS12,S13)。厳密に
いえば、ここでの中低速運転には、自動車が中低速で走
行している場合と、微速走行中あるいは自動車停止中に
あっても機関回転数が充分に低下しておらず、アイドル
運転とは見なせない場合とが含まれている。
【0068】更に、車速が3km/h未満であって、且
つ機関回転数が1000rpm未満である場合に、アイ
ドル運転と判定している(ステップS13)。こうして
内燃機関Eの運転条件を判定した後、VSV駆動時期演
算部P04は、各運転条件に応じてVSV20の駆動制
御パラメータである制御デューティ比指令値と制御位相
指令値とを算出する。
つ機関回転数が1000rpm未満である場合に、アイ
ドル運転と判定している(ステップS13)。こうして
内燃機関Eの運転条件を判定した後、VSV駆動時期演
算部P04は、各運転条件に応じてVSV20の駆動制
御パラメータである制御デューティ比指令値と制御位相
指令値とを算出する。
【0069】ここで、この制御デューティ比指令値は、
VSV20をオン作動する期間の比率を表すパラメータ
であり、本実施の形態ではある気筒の上死点から次の気
筒の上死点までの期間、すなわちクランクシャフト18
が180°CA回転する期間に対するオン作動期間の割
合を示している。
VSV20をオン作動する期間の比率を表すパラメータ
であり、本実施の形態ではある気筒の上死点から次の気
筒の上死点までの期間、すなわちクランクシャフト18
が180°CA回転する期間に対するオン作動期間の割
合を示している。
【0070】これに対して、制御位相指令値は、VSV
20の電磁ソレノイドへの電圧印加を開始する時期、す
なわち同VSV20のオン作動時期に対応するパラメー
タで、ここでは対象となる気筒の上死点から上記電圧印
加を開始するまでのクランクシャフト18の回転角(ク
ランク角)で示している。
20の電磁ソレノイドへの電圧印加を開始する時期、す
なわち同VSV20のオン作動時期に対応するパラメー
タで、ここでは対象となる気筒の上死点から上記電圧印
加を開始するまでのクランクシャフト18の回転角(ク
ランク角)で示している。
【0071】上記の運転条件判定において、高速運転と
判定された場合には、VSV駆動時期演算部P04は、
上記制御デューティ比指令値を0%に(ステップS1
4)、制御位相指令値を0°CAに(ステップS15)
それぞれ設定する。また、中低速運転と判定された場合
には、制御デューティ比指令値を100%に(ステップ
16)、制御位相指令値を0°CAに(ステップS1
7)それぞれ設定する。
判定された場合には、VSV駆動時期演算部P04は、
上記制御デューティ比指令値を0%に(ステップS1
4)、制御位相指令値を0°CAに(ステップS15)
それぞれ設定する。また、中低速運転と判定された場合
には、制御デューティ比指令値を100%に(ステップ
16)、制御位相指令値を0°CAに(ステップS1
7)それぞれ設定する。
【0072】一方、アイドル運転と判定された場合に
は、下記の処理手順にて、内燃機関Eの運転状態に応じ
て、制御デューティ比指令値と制御位相指令値とをそれ
ぞれ設定する(ステップS20)。
は、下記の処理手順にて、内燃機関Eの運転状態に応じ
て、制御デューティ比指令値と制御位相指令値とをそれ
ぞれ設定する(ステップS20)。
【0073】以下、このアイドル運転の場合の制御指令
値算出の処理手順について、図6のフローチャートに基
づき説明する。アイドル運転と判定された場合、VSV
駆動時期演算部P04は、まず上記シフト位置センサS
05の出力信号に基づき、現在のシフト位置が「N」レ
ンジにあるか「D」レンジにあるかを判定する(ステッ
プS201)。
値算出の処理手順について、図6のフローチャートに基
づき説明する。アイドル運転と判定された場合、VSV
駆動時期演算部P04は、まず上記シフト位置センサS
05の出力信号に基づき、現在のシフト位置が「N」レ
ンジにあるか「D」レンジにあるかを判定する(ステッ
プS201)。
【0074】そしてシフト位置が「N」レンジにある場
合、VSV駆動時期演算部P04は、図7(a)に示す
制御マップM01に基づき制御デューティ比指令値を
(ステップS202)、また図8(a)に示す制御マッ
プM03に基づき制御位相指令値を(ステップS20
3)をそれぞれ設定する。一方、シフト位置が「D」レ
ンジにある場合には、図7(b)に示す制御マップM0
2に基づき制御デューティ比指令値を(ステップS20
4)、また図8(b)に示す制御マップM04に基づき
制御位相指令値を(ステップS205)をそれぞれ設定
する。なお、これらの制御マップM01〜M04には、
先述の回転数演算部P01及び燃料噴射量演算部P02
にて演算された機関回転数及び燃料噴射量に応じた制御
位相指令値あるいは制御デューティ比指令値が予め記憶
されている。
合、VSV駆動時期演算部P04は、図7(a)に示す
制御マップM01に基づき制御デューティ比指令値を
(ステップS202)、また図8(a)に示す制御マッ
プM03に基づき制御位相指令値を(ステップS20
3)をそれぞれ設定する。一方、シフト位置が「D」レ
ンジにある場合には、図7(b)に示す制御マップM0
2に基づき制御デューティ比指令値を(ステップS20
4)、また図8(b)に示す制御マップM04に基づき
制御位相指令値を(ステップS205)をそれぞれ設定
する。なお、これらの制御マップM01〜M04には、
先述の回転数演算部P01及び燃料噴射量演算部P02
にて演算された機関回転数及び燃料噴射量に応じた制御
位相指令値あるいは制御デューティ比指令値が予め記憶
されている。
【0075】ちなみに、先述したように、シフト位置が
「N」レンジ(実際には「P」レンジあるいは「N」レ
ンジ)にある時と、「D」レンジ(「P」レンジまたは
「N」レンジ以外のシフト位置)にある時とでは、内燃
機関Eにかかる負荷が異なるため、機関振動の発生態様
も異なっている。ここでは、この機関振動の発生態様の
違いに応じて適切な制御指令値を設定できるように、そ
れらシフト位置毎に制御マップを使い分けるようにして
いる。なお、本実施の形態では、図7及び図8に示した
制御マップM01〜M04から明らかなように、「N」
レンジ時に対して「D」レンジ時の方が、同一の機関回
転数並びに燃料噴射量であっても、制御デューティ比指
令値及び制御位相指令値が大きくなるよう設定されてい
る。
「N」レンジ(実際には「P」レンジあるいは「N」レ
ンジ)にある時と、「D」レンジ(「P」レンジまたは
「N」レンジ以外のシフト位置)にある時とでは、内燃
機関Eにかかる負荷が異なるため、機関振動の発生態様
も異なっている。ここでは、この機関振動の発生態様の
違いに応じて適切な制御指令値を設定できるように、そ
れらシフト位置毎に制御マップを使い分けるようにして
いる。なお、本実施の形態では、図7及び図8に示した
制御マップM01〜M04から明らかなように、「N」
レンジ時に対して「D」レンジ時の方が、同一の機関回
転数並びに燃料噴射量であっても、制御デューティ比指
令値及び制御位相指令値が大きくなるよう設定されてい
る。
【0076】こうしてそのときの内燃機関Eの運転条件
に応じた各制御指令値を設定した後、VSV駆動時期演
算部P04は、この設定された各制御指令値に基づいて
VSVオン時間T0及びVSVオフ時間T1を演算する
(図5のフローチャートのステップS18)。
に応じた各制御指令値を設定した後、VSV駆動時期演
算部P04は、この設定された各制御指令値に基づいて
VSVオン時間T0及びVSVオフ時間T1を演算する
(図5のフローチャートのステップS18)。
【0077】VSVオン時間T0は、次の式に基づいて
演算される。すなわち、 T0=(180°CA回転する時間) *(制御位相指令値[°CA])/(180[°C
A]) である。なお、上式において「180°CA回転する時
間」とは、クランクシャフト18が、ある気筒の上死点
から次の気筒の上死点まで回転するために要する時間で
ある。本実施の形態の適用対象となる内燃機関Eは直列
4気筒であるため、この時間は、クランクシャフト18
が180°CA回転する時間に相当している。
演算される。すなわち、 T0=(180°CA回転する時間) *(制御位相指令値[°CA])/(180[°C
A]) である。なお、上式において「180°CA回転する時
間」とは、クランクシャフト18が、ある気筒の上死点
から次の気筒の上死点まで回転するために要する時間で
ある。本実施の形態の適用対象となる内燃機関Eは直列
4気筒であるため、この時間は、クランクシャフト18
が180°CA回転する時間に相当している。
【0078】一方、VSVオフ時間T1は、次の式に基
づいて演算される。すなわち、 T1=T0+(180°CA回転する時間) *(制御デューティ比指令値[%])/(100
[%]) である。
づいて演算される。すなわち、 T1=T0+(180°CA回転する時間) *(制御デューティ比指令値[%])/(100
[%]) である。
【0079】このようにしてVSV駆動時期演算部P0
4は、VSVオン時間T0及びVSVオフ時間T1を算出
している。そして、VSV駆動時期演算部P04がこの
算出したVSVオン時間T0及びVSVオフ時間T1に同
期してセットすることにより、VSV駆動回路P05が
これらセットされた時間T0及びT1に基づいてVSV2
0の電磁ソレノイドへに対する電圧印加の有無を切り換
え、ひいては同VSV20のオン/オフ作動態様を切り
換えるようになることは、先述したとおりである。
4は、VSVオン時間T0及びVSVオフ時間T1を算出
している。そして、VSV駆動時期演算部P04がこの
算出したVSVオン時間T0及びVSVオフ時間T1に同
期してセットすることにより、VSV駆動回路P05が
これらセットされた時間T0及びT1に基づいてVSV2
0の電磁ソレノイドへに対する電圧印加の有無を切り換
え、ひいては同VSV20のオン/オフ作動態様を切り
換えるようになることは、先述したとおりである。
【0080】ちなみに、内燃機関Eの運転条件が高速運
転であると判定され、制御位相指令値が0°CAに、制
御デューティ比指令値が0%に設定された場合、VSV
オン時間T0は「0」に、VSVオフ時間T1も「0」に
なる。このとき、VSV20の電磁ソレノイドに対する
印加電圧は、対象となる気筒の上死点から次の気筒の上
死点までの間、オフされたままとなり、ACM30の空
気室37には、同室37内の圧力が大気圧となるまで空
気が供給され続けるようになる。したがって、高速運転
時にはACM30の空気室37内の空気量は最大とな
り、ACM30は緩衝材として最もソフトに(柔らか
く)なる。
転であると判定され、制御位相指令値が0°CAに、制
御デューティ比指令値が0%に設定された場合、VSV
オン時間T0は「0」に、VSVオフ時間T1も「0」に
なる。このとき、VSV20の電磁ソレノイドに対する
印加電圧は、対象となる気筒の上死点から次の気筒の上
死点までの間、オフされたままとなり、ACM30の空
気室37には、同室37内の圧力が大気圧となるまで空
気が供給され続けるようになる。したがって、高速運転
時にはACM30の空気室37内の空気量は最大とな
り、ACM30は緩衝材として最もソフトに(柔らか
く)なる。
【0081】また、内燃機関Eの運転条件が中低速運転
であると判定され、制御位相指令値が0°CAに、制御
デューティ比指令値が100%に設定された場合、VS
Vオン時間T0は「0」に、VSVオフ時間T1は上記
「180°CA回転する時間」になる。このとき、VS
V20の電磁ソレノイドに対する印加電圧は、対象とな
る気筒の上死点から次の気筒の上死点までの間、オンさ
れたままとなる。したがって、中低速運転時にはACM
30の空気室37からは空気が排出され続け、やがて空
気室37内の空気量は0となり、ACM30は緩衝材と
して最もハード(固く)なる。
であると判定され、制御位相指令値が0°CAに、制御
デューティ比指令値が100%に設定された場合、VS
Vオン時間T0は「0」に、VSVオフ時間T1は上記
「180°CA回転する時間」になる。このとき、VS
V20の電磁ソレノイドに対する印加電圧は、対象とな
る気筒の上死点から次の気筒の上死点までの間、オンさ
れたままとなる。したがって、中低速運転時にはACM
30の空気室37からは空気が排出され続け、やがて空
気室37内の空気量は0となり、ACM30は緩衝材と
して最もハード(固く)なる。
【0082】このように内燃機関Eの運転条件が高速運
転あるいは中低速運転であると判定された場合には、A
CM30は制動振動の発生は行っておらず、単にACM
30自身の緩衝材としての特性をそれぞれの運転条件に
応じて切り換えることで、機関振動の車体Bへの伝達を
抑制するようにしている。
転あるいは中低速運転であると判定された場合には、A
CM30は制動振動の発生は行っておらず、単にACM
30自身の緩衝材としての特性をそれぞれの運転条件に
応じて切り換えることで、機関振動の車体Bへの伝達を
抑制するようにしている。
【0083】これに対して、内燃機関Eの運転条件がア
イドル運転であると判定された場合には、VSV20を
繰り返しオン/オフ作動を所定の態様で繰り返して制動
振動を発生させることで、機関振動の車体Bへの伝達が
抑制されるようにしている。
イドル運転であると判定された場合には、VSV20を
繰り返しオン/オフ作動を所定の態様で繰り返して制動
振動を発生させることで、機関振動の車体Bへの伝達が
抑制されるようにしている。
【0084】ちなみに、自動車が停止中あるいは微速走
行中のアイドル運転時には、路面からの走行振動が全
く、あるいはほとんど伝達されないため、自動車の乗員
は内燃機関Eから伝達される振動を極めて体感し易い状
態にある。このため、アイドル運転時には、ACM30
が制動振動を発生することで、自動車走行中よりも更に
効果的に機関振動の車体Bへの伝達を低減して、乗員の
乗り心地の向上を図るようにしている。
行中のアイドル運転時には、路面からの走行振動が全
く、あるいはほとんど伝達されないため、自動車の乗員
は内燃機関Eから伝達される振動を極めて体感し易い状
態にある。このため、アイドル運転時には、ACM30
が制動振動を発生することで、自動車走行中よりも更に
効果的に機関振動の車体Bへの伝達を低減して、乗員の
乗り心地の向上を図るようにしている。
【0085】なお、このときの制動振動の発生時期やそ
の大きさなどは、上記VSVオン時間T0及びVSVオ
フ時間T1によって決定されるようになる。そして本実
施の形態では、先述のように、これら各時間T0及びT1
を、主に燃料噴射量と機関回転数とに基づいて設定する
ようにしている。
の大きさなどは、上記VSVオン時間T0及びVSVオ
フ時間T1によって決定されるようになる。そして本実
施の形態では、先述のように、これら各時間T0及びT1
を、主に燃料噴射量と機関回転数とに基づいて設定する
ようにしている。
【0086】ところで、本実施の形態の適用対象となる
内燃機関Eのように、運転中に希薄空燃比での燃焼と理
論空燃比での燃焼とが切り換わる内燃機関では、希薄空
燃比での燃焼時と理論空燃比での燃焼時とでは、吸入空
気量が同一であっても、同機関Eの出力トルクは異なっ
ている。
内燃機関Eのように、運転中に希薄空燃比での燃焼と理
論空燃比での燃焼とが切り換わる内燃機関では、希薄空
燃比での燃焼時と理論空燃比での燃焼時とでは、吸入空
気量が同一であっても、同機関Eの出力トルクは異なっ
ている。
【0087】ただし、このように燃焼特性が異なる場合
にも燃料噴射量は、出力トルクをほぼ直接的に反映して
いる。また、この燃料噴射量に加え、機関回転数を用い
れば、燃焼特性の違いに依らず、内燃機関Eの出力トル
クの大きさやその発生時期などを充分に推定することが
できるようになる。
にも燃料噴射量は、出力トルクをほぼ直接的に反映して
いる。また、この燃料噴射量に加え、機関回転数を用い
れば、燃焼特性の違いに依らず、内燃機関Eの出力トル
クの大きさやその発生時期などを充分に推定することが
できるようになる。
【0088】本実施の形態では、これら燃料噴射量と機
関回転数とを併せて制御パラメータとして用いること
で、機関振動の直接的な発生要因となる内燃機関Eの出
力トルクに応じて制動振動を制御するようにしている。
したがって、燃焼特性が変化した場合にも、機関振動の
発生態様に応じた適切な制動振動を発生し、車体Bへの
機関振動の伝達を効果的に抑制することができるように
なる。
関回転数とを併せて制御パラメータとして用いること
で、機関振動の直接的な発生要因となる内燃機関Eの出
力トルクに応じて制動振動を制御するようにしている。
したがって、燃焼特性が変化した場合にも、機関振動の
発生態様に応じた適切な制動振動を発生し、車体Bへの
機関振動の伝達を効果的に抑制することができるように
なる。
【0089】以上説明したように、本実施の形態の内燃
機関の懸架装置によれば、以下に記載する効果を得るこ
とができるようになる。 (1)機関振動に直接的に関係する内燃機関Eの出力ト
ルク及びその発生時期を反映する燃料噴射量と機関回転
数とを制御パラメータとして制動振動を制御すること
で、機関振動の発生態様に応じた適切な制動振動を発生
させることができ、車体Bへの機関振動の伝達を効果的
に抑制することができるようになる。
機関の懸架装置によれば、以下に記載する効果を得るこ
とができるようになる。 (1)機関振動に直接的に関係する内燃機関Eの出力ト
ルク及びその発生時期を反映する燃料噴射量と機関回転
数とを制御パラメータとして制動振動を制御すること
で、機関振動の発生態様に応じた適切な制動振動を発生
させることができ、車体Bへの機関振動の伝達を効果的
に抑制することができるようになる。
【0090】(2)また、内燃機関Eの出力トルク及び
その発生時期を反映する燃料噴射量と機関回転数とを制
御パラメータとすることで、燃焼特性の違いによって生
じる機関振動の発生態様の変化に依存しない適切な制動
振動を発生させることができる。したがって、燃焼特性
が変化する内燃機関においても、機関振動の伝達を適切
に抑制することができるようになる。
その発生時期を反映する燃料噴射量と機関回転数とを制
御パラメータとすることで、燃焼特性の違いによって生
じる機関振動の発生態様の変化に依存しない適切な制動
振動を発生させることができる。したがって、燃焼特性
が変化する内燃機関においても、機関振動の伝達を適切
に抑制することができるようになる。
【0091】(3)また、これら燃料噴射量と機関回転
数とからVSV20のオン作動時期、すなわち制動振動
の発生時期を制御することで、内燃機関Eの運転状態や
燃焼特性による機関振動の発生時期の変化に応じて、常
に適切な時期に制動振動を発生させることができるよう
になる。
数とからVSV20のオン作動時期、すなわち制動振動
の発生時期を制御することで、内燃機関Eの運転状態や
燃焼特性による機関振動の発生時期の変化に応じて、常
に適切な時期に制動振動を発生させることができるよう
になる。
【0092】(4)また、同様に燃料噴射量と機関回転
数とからVSV20をオン作動しておく期間、すなわち
制動振動の大きさを制御することで、内燃機関Eの運転
状態や燃焼特性による機関振動の大きさの変化に応じた
適切な大きさの制動振動を得ることができるようにな
る。
数とからVSV20をオン作動しておく期間、すなわち
制動振動の大きさを制御することで、内燃機関Eの運転
状態や燃焼特性による機関振動の大きさの変化に応じた
適切な大きさの制動振動を得ることができるようにな
る。
【0093】(5)更に、機関振動の発生態様を直接的
に反映する燃料噴射量と機関回転数とを制御パラメータ
とすることで、当該機関の燃焼特性の変化に応じて制御
態様を変更(燃焼特性毎の制御マップの切り換えや補正
など)を行わずとも、適切な制動振動が得られるように
なる。したがって、吸入空気量などの他の運転状態量を
制御パラメータとして用いた場合に比して簡易な制御構
造でも、充分な振動伝達の抑制効果を得られるようにな
る。
に反映する燃料噴射量と機関回転数とを制御パラメータ
とすることで、当該機関の燃焼特性の変化に応じて制御
態様を変更(燃焼特性毎の制御マップの切り換えや補正
など)を行わずとも、適切な制動振動が得られるように
なる。したがって、吸入空気量などの他の運転状態量を
制御パラメータとして用いた場合に比して簡易な制御構
造でも、充分な振動伝達の抑制効果を得られるようにな
る。
【0094】なお、本実施の形態では、希薄空燃比での
燃焼と理論空燃比での燃焼とを切り換える内燃機関に当
該懸架装置を適用した場合について説明した。そして、
燃料噴射量と機関回転数を用いて制動振動を制御するこ
とで、希薄空燃比での燃焼時と理論空燃比での燃焼時と
の燃焼特性の変化に伴う内燃機関の出力トルクの変化、
すなわち機関振動の発生態様の変化に依存せず、機関振
動の伝達を効果的に低減できることについて述べた。
燃焼と理論空燃比での燃焼とを切り換える内燃機関に当
該懸架装置を適用した場合について説明した。そして、
燃料噴射量と機関回転数を用いて制動振動を制御するこ
とで、希薄空燃比での燃焼時と理論空燃比での燃焼時と
の燃焼特性の変化に伴う内燃機関の出力トルクの変化、
すなわち機関振動の発生態様の変化に依存せず、機関振
動の伝達を効果的に低減できることについて述べた。
【0095】しかし、このように希薄空燃比での燃焼と
理論空燃比での燃焼とを切り換える場合以外にも、例え
ばアイドル回転数の変動を抑える、あるいは機関始動直
後や冷間運転時などに燃焼状態を安定化するため、一時
的に燃料噴射量を増量する場合などにも、空燃比が変化
して上記のような機関振動の発生態様を変化させる燃焼
特性の変化が生じる。また、空燃比の変化に限らず、圧
縮比、膨張比、筒内噴射時の燃料圧力などを変化させた
場合にも、燃焼特性が変化して機関振動の発生態様が変
化する。
理論空燃比での燃焼とを切り換える場合以外にも、例え
ばアイドル回転数の変動を抑える、あるいは機関始動直
後や冷間運転時などに燃焼状態を安定化するため、一時
的に燃料噴射量を増量する場合などにも、空燃比が変化
して上記のような機関振動の発生態様を変化させる燃焼
特性の変化が生じる。また、空燃比の変化に限らず、圧
縮比、膨張比、筒内噴射時の燃料圧力などを変化させた
場合にも、燃焼特性が変化して機関振動の発生態様が変
化する。
【0096】こうした場合にも、上記実施の形態のよう
に、燃焼特性の変化に依らず機関の出力トルクを直接的
に反映する燃料噴射量及び機関回転数を用いて制動振動
を制御することで、機関振動の伝達を効果的に抑制する
ことができるようになる。
に、燃焼特性の変化に依らず機関の出力トルクを直接的
に反映する燃料噴射量及び機関回転数を用いて制動振動
を制御することで、機関振動の伝達を効果的に抑制する
ことができるようになる。
【0097】(第2の実施の形態)次に、本発明の内燃
機関の懸架装置を具体化した第2の実施の形態につい
て、図9〜図11に基づき、詳細に説明する。
機関の懸架装置を具体化した第2の実施の形態につい
て、図9〜図11に基づき、詳細に説明する。
【0098】なお、本実施の形態は、VSV20の電磁
ソレノイドへの電圧印加態様を算出設定する前記VSV
駆動時期演算部P04のみが、第1の実施の形態と相違
している。したがって、共通する部材又は構成要素につ
いての重複する説明は省略する。
ソレノイドへの電圧印加態様を算出設定する前記VSV
駆動時期演算部P04のみが、第1の実施の形態と相違
している。したがって、共通する部材又は構成要素につ
いての重複する説明は省略する。
【0099】本実施の形態の懸架装置を制御する装置に
おいても、第1の実施の形態と同様に、VSV20の電
磁ソレノイドに対する電圧印加の有無に基づき、ACM
30を作動制御するようにしている。そして、VSV駆
動時期演算部P04は基本的に、先の図5に示したフロ
ーチャートと同様の処理によって、上記VSVオン時間
T0及びVSVオフ時間T1を設定するようにしている。
おいても、第1の実施の形態と同様に、VSV20の電
磁ソレノイドに対する電圧印加の有無に基づき、ACM
30を作動制御するようにしている。そして、VSV駆
動時期演算部P04は基本的に、先の図5に示したフロ
ーチャートと同様の処理によって、上記VSVオン時間
T0及びVSVオフ時間T1を設定するようにしている。
【0100】ただし、本実施の形態では、内燃機関Eの
運転条件がアイドル運転であると判定されたときの前記
制御デューティ比指令値及び制御位相指令値の算出(図
5のフローチャートのステップS20)に際して、燃料
噴射量及び機関回転数の制御マップM01〜M04に基
づき算出した各制御指令値を、吸入空気量及び点火時期
に基づいて補正するようにしている。
運転条件がアイドル運転であると判定されたときの前記
制御デューティ比指令値及び制御位相指令値の算出(図
5のフローチャートのステップS20)に際して、燃料
噴射量及び機関回転数の制御マップM01〜M04に基
づき算出した各制御指令値を、吸入空気量及び点火時期
に基づいて補正するようにしている。
【0101】以下、本実施の形態におけるVSV20の
制御指令値の算出処理手順について、図9〜図11に基
づき説明する。VSV駆動時期演算部P04は、VSV
20のオン/オフ作動時期の算出に際して、図5のフロ
ーチャートのステップS10〜S13の処理と同様に内
燃機関Eの運転条件が高速運転、中低速運転、アイドル
運転のいずれであるかを判定する。そして、運転条件が
アイドル運転と判定された場合、VSV駆動時期演算部
P04は、図9のフローチャートに示す一連の処理に基
づいて制御デューティ比指令値と制御位相指令値とを算
出する。以下、この処理について説明する。
制御指令値の算出処理手順について、図9〜図11に基
づき説明する。VSV駆動時期演算部P04は、VSV
20のオン/オフ作動時期の算出に際して、図5のフロ
ーチャートのステップS10〜S13の処理と同様に内
燃機関Eの運転条件が高速運転、中低速運転、アイドル
運転のいずれであるかを判定する。そして、運転条件が
アイドル運転と判定された場合、VSV駆動時期演算部
P04は、図9のフローチャートに示す一連の処理に基
づいて制御デューティ比指令値と制御位相指令値とを算
出する。以下、この処理について説明する。
【0102】これら各制御指令値の算出に際して、上記
シフト位置センサS05の出力信号に基づいて現在のシ
フト位置を判定し(ステップS251)、シフト位置毎
に各別に設けられた制御マップM01〜M04(図7,
図8)に基づいて制御デューティ比指令値と制御位相指
令値とを算出する(ステップS252〜S255)まで
の処理は、先の第1の実施の形態と同様である。
シフト位置センサS05の出力信号に基づいて現在のシ
フト位置を判定し(ステップS251)、シフト位置毎
に各別に設けられた制御マップM01〜M04(図7,
図8)に基づいて制御デューティ比指令値と制御位相指
令値とを算出する(ステップS252〜S255)まで
の処理は、先の第1の実施の形態と同様である。
【0103】ここで本実施の形態では、こうして燃料噴
射量及び機関回転数に基づいて算出された各制御指令値
をそれぞれ吸入空気量及び点火時期に応じて補正するよ
うにしている(ステップS256,S257)。吸入空
気量については、図10(a)及び(b)に示す両制御
指令値毎の制御マップM05及びM06に基づいて(ス
テップS256)、また点火時期については、図11
(a)及び(b)に示す制御マップM07及びM08に
基づいて(ステップS257)それぞれ補正量を算出す
るようにしている。そしてVSV駆動時期演算部P04
は、こうして求められた補正量に基づいて補正を行い、
最終的な制御デューティ比指令値及び制御位相指令値を
算出している。
射量及び機関回転数に基づいて算出された各制御指令値
をそれぞれ吸入空気量及び点火時期に応じて補正するよ
うにしている(ステップS256,S257)。吸入空
気量については、図10(a)及び(b)に示す両制御
指令値毎の制御マップM05及びM06に基づいて(ス
テップS256)、また点火時期については、図11
(a)及び(b)に示す制御マップM07及びM08に
基づいて(ステップS257)それぞれ補正量を算出す
るようにしている。そしてVSV駆動時期演算部P04
は、こうして求められた補正量に基づいて補正を行い、
最終的な制御デューティ比指令値及び制御位相指令値を
算出している。
【0104】なお、図10(a)に示す制御マップM0
5には、吸入空気量に対する制御デューティ比指令値の
補正量が、図10(b)に示す制御マップM06には同
じく吸入空気量に対する制御位相指令値の補正量がそれ
ぞれ記憶されている。また、図11(a)に示す制御マ
ップM07には、点火時期に対する制御デューティ比指
令値の補正量が、図11(b)に示す制御マップM08
には、点火時期に対する制御位相指令値の補正量がそれ
ぞれ記憶されている。
5には、吸入空気量に対する制御デューティ比指令値の
補正量が、図10(b)に示す制御マップM06には同
じく吸入空気量に対する制御位相指令値の補正量がそれ
ぞれ記憶されている。また、図11(a)に示す制御マ
ップM07には、点火時期に対する制御デューティ比指
令値の補正量が、図11(b)に示す制御マップM08
には、点火時期に対する制御位相指令値の補正量がそれ
ぞれ記憶されている。
【0105】その後、こうして求められた各制御指令値
を用いて演算されたVSVオン時間T0及びVSVオフ
時間T1(図5のフローチャートのステップS18)に
基づき、VSV20をオン/オフ切り換えして、ACM
30に制動振動を発生させることは、先の第1の実施の
形態と同様である。
を用いて演算されたVSVオン時間T0及びVSVオフ
時間T1(図5のフローチャートのステップS18)に
基づき、VSV20をオン/オフ切り換えして、ACM
30に制動振動を発生させることは、先の第1の実施の
形態と同様である。
【0106】このように、本実施の形態では、ACM3
0の発生する制動振動の制御指令値を、内燃機関Eの出
力トルクを反映する制御パラメータである燃料噴射量及
び機関回転数に基づいて算出し、更に吸入空気量と点火
時期とで算出された制御指令値を補正するようにしてい
る。なお、こうした補正は、以下の理由により行われて
いる。
0の発生する制動振動の制御指令値を、内燃機関Eの出
力トルクを反映する制御パラメータである燃料噴射量及
び機関回転数に基づいて算出し、更に吸入空気量と点火
時期とで算出された制御指令値を補正するようにしてい
る。なお、こうした補正は、以下の理由により行われて
いる。
【0107】まず、吸入空気量によって補正を行う理由
について説明する。燃料噴射量が同一であっても吸入空
気量が異なるような場合、すなわち空燃比が異なる場合
には、混合気の燃焼速度が変わり、内燃機関Eの出力ト
ルクの発生時期もこれに伴って変化する。例えば、空燃
比が薄いときには、混合気の燃焼速度は濃い空燃比のと
きよりも遅くなり、出力トルクの発生時期も遅くなる。
こうして内燃機関Eの出力トルクの発生時期が変化すれ
ば、これに連動して機関振動の発生時期も変化する。
について説明する。燃料噴射量が同一であっても吸入空
気量が異なるような場合、すなわち空燃比が異なる場合
には、混合気の燃焼速度が変わり、内燃機関Eの出力ト
ルクの発生時期もこれに伴って変化する。例えば、空燃
比が薄いときには、混合気の燃焼速度は濃い空燃比のと
きよりも遅くなり、出力トルクの発生時期も遅くなる。
こうして内燃機関Eの出力トルクの発生時期が変化すれ
ば、これに連動して機関振動の発生時期も変化する。
【0108】また、上記燃焼速度の変化に起因して、空
燃比が変化した場合には、内燃機関Eの出力トルクの大
きさ、ひいては機関振動の大きさも、ある程度は変化し
てしまう。
燃比が変化した場合には、内燃機関Eの出力トルクの大
きさ、ひいては機関振動の大きさも、ある程度は変化し
てしまう。
【0109】こうした吸入空気量の変化に伴う機関振動
の発生時期やその大きさの変化に対して、ACM30の
発生する制動振動の制御指令値を吸入空気量によって調
整することで、更に適切な制動振動を出力することがで
きるようになり、機関振動の伝達を更に効果的に抑制で
きるようになる。
の発生時期やその大きさの変化に対して、ACM30の
発生する制動振動の制御指令値を吸入空気量によって調
整することで、更に適切な制動振動を出力することがで
きるようになり、機関振動の伝達を更に効果的に抑制で
きるようになる。
【0110】本実施の形態では、図10(b)に示した
制御マップM06から明らかなように、吸入空気量の増
大に応じて制御位相指令値を大きくする、すなわちVS
Vオン時間T0が遅くなるように補正が行われている。
このため、本実施の形態では、制動振動の発生時期は、
吸入空気量の増大に応じて遅れるように調整されるよう
になる。また、図10(a)の制御マップM05に示す
ように、吸入空気量の増大に応じて制御デューティ比指
令値を減少し、VSV20をオン作動しておく期間を短
縮するように、いわば制動振動の大きさを小さくするよ
うに調整が行われている。
制御マップM06から明らかなように、吸入空気量の増
大に応じて制御位相指令値を大きくする、すなわちVS
Vオン時間T0が遅くなるように補正が行われている。
このため、本実施の形態では、制動振動の発生時期は、
吸入空気量の増大に応じて遅れるように調整されるよう
になる。また、図10(a)の制御マップM05に示す
ように、吸入空気量の増大に応じて制御デューティ比指
令値を減少し、VSV20をオン作動しておく期間を短
縮するように、いわば制動振動の大きさを小さくするよ
うに調整が行われている。
【0111】次に、点火時期によって補正を行う理由に
ついて説明する。点火時期が異なれば、当然ながら混合
気の爆発によって生じる内燃機関Eの出力トルクの発生
時期が異なり、よって機関振動の発生時期も異なるよう
になる。すなわち、点火時期が遅くなれば、機関振動の
発生時期も遅れるようになる。また、点火時期に応じて
内燃機関Eの出力トルクの大きさも、やはり変化する。
したがって、点火時期に応じて調整を行えば、機関振動
の発生態様に応じて制動振動を適切に調整することがで
き、よって機関振動の伝達を更に効果的に低減できるよ
うになる。
ついて説明する。点火時期が異なれば、当然ながら混合
気の爆発によって生じる内燃機関Eの出力トルクの発生
時期が異なり、よって機関振動の発生時期も異なるよう
になる。すなわち、点火時期が遅くなれば、機関振動の
発生時期も遅れるようになる。また、点火時期に応じて
内燃機関Eの出力トルクの大きさも、やはり変化する。
したがって、点火時期に応じて調整を行えば、機関振動
の発生態様に応じて制動振動を適切に調整することがで
き、よって機関振動の伝達を更に効果的に低減できるよ
うになる。
【0112】本実施の形態では、図11(b)に示した
制御マップM08から明らかなように、点火時期の遅れ
に応じて制御位相指令値を大きくして、制動振動の発生
時期を遅らせるように調整が行われている。また、図1
1(a)の制御マップM07に示すように、点火時期の
遅れに応じて制御デューティ比指令値を小さくして、制
動振動の大きさを小さくするように調整が行われてい
る。
制御マップM08から明らかなように、点火時期の遅れ
に応じて制御位相指令値を大きくして、制動振動の発生
時期を遅らせるように調整が行われている。また、図1
1(a)の制御マップM07に示すように、点火時期の
遅れに応じて制御デューティ比指令値を小さくして、制
動振動の大きさを小さくするように調整が行われてい
る。
【0113】なお、一般に内燃機関では、ノッキングの
発生に応じて点火時期を遅角させて燃焼状態を安定化さ
せる、いわゆるノック制御が行われることがある。こう
したノック制御が行われると、点火時期以外の機関運転
状態を示す制御パラメータ、例えば燃料噴射量や機関回
転数などとは無関係に点火時期が変更されてしまうこと
がある。このような場合にも、本実施の形態のように点
火時期によって制御指令値を調整するようにすれば、点
火時期の変化に応じて制動振動を充分適切に調整でき、
充分に機関振動の伝達を低減できるようになる。
発生に応じて点火時期を遅角させて燃焼状態を安定化さ
せる、いわゆるノック制御が行われることがある。こう
したノック制御が行われると、点火時期以外の機関運転
状態を示す制御パラメータ、例えば燃料噴射量や機関回
転数などとは無関係に点火時期が変更されてしまうこと
がある。このような場合にも、本実施の形態のように点
火時期によって制御指令値を調整するようにすれば、点
火時期の変化に応じて制動振動を充分適切に調整でき、
充分に機関振動の伝達を低減できるようになる。
【0114】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、先の第1の実施の形態の前記(1)〜(5)に記載
した効果に加え、更に以下の効果を得ることができるよ
うになる。
ば、先の第1の実施の形態の前記(1)〜(5)に記載
した効果に加え、更に以下の効果を得ることができるよ
うになる。
【0115】(6)吸入空気量(空燃比)に応じてVS
V20の制御指令値を調整するようにしたことで、空燃
比に伴い変化する機関振動の発生態様に応じて制動振動
を適切に調整でき、機関振動の伝達を更に効果的に低減
できるようになる。
V20の制御指令値を調整するようにしたことで、空燃
比に伴い変化する機関振動の発生態様に応じて制動振動
を適切に調整でき、機関振動の伝達を更に効果的に低減
できるようになる。
【0116】(7)また、点火時期に応じてVSV20
の制御指令値を調整するようにしたことによっても、同
点火時期に伴い変化する機関振動の発生態様に応じて制
動振動を適切に調整でき、機関振動の伝達を更に効果的
に低減できるようになる。なお、こうした点火時期に応
じた調整を、燃焼の安定化のため点火時期を変更するノ
ック制御とともに行う場合には、特に効果的である。
の制御指令値を調整するようにしたことによっても、同
点火時期に伴い変化する機関振動の発生態様に応じて制
動振動を適切に調整でき、機関振動の伝達を更に効果的
に低減できるようになる。なお、こうした点火時期に応
じた調整を、燃焼の安定化のため点火時期を変更するノ
ック制御とともに行う場合には、特に効果的である。
【0117】なお、以上説明した各実施の形態の懸架装
置は、以下のように変更することもできる。 ・上記第2の実施の形態では、VSV20の各制御指令
値を吸入空気量によって補正するようにしているが、空
燃比によって補正するようにしてもよい。こうした場合
にも、同様の効果を得ることができる。
置は、以下のように変更することもできる。 ・上記第2の実施の形態では、VSV20の各制御指令
値を吸入空気量によって補正するようにしているが、空
燃比によって補正するようにしてもよい。こうした場合
にも、同様の効果を得ることができる。
【0118】・また、上記第2の実施の形態では、吸入
空気量及び点火時期によって制御デューティ比指令値及
び制御位相指令値のいずれも補正する構成としている
が、それら両制御指令値のうちの一方だけを補正する構
成としてもよい。
空気量及び点火時期によって制御デューティ比指令値及
び制御位相指令値のいずれも補正する構成としている
が、それら両制御指令値のうちの一方だけを補正する構
成としてもよい。
【0119】・また、上記第2の実施の形態では、VS
V20の制御指令値を吸入空気量と点火時期とによって
補正する構成としているが、吸入空気量及び点火時期の
一方の補正だけを行う構成としてもよい。こうした場合
にも、前記(1)〜(5)に記載の効果に加え、上記
(6)または(7)のいずれか一方の効果を得ることは
できる。
V20の制御指令値を吸入空気量と点火時期とによって
補正する構成としているが、吸入空気量及び点火時期の
一方の補正だけを行う構成としてもよい。こうした場合
にも、前記(1)〜(5)に記載の効果に加え、上記
(6)または(7)のいずれか一方の効果を得ることは
できる。
【0120】・更に、上記各実施の形態では、内燃機関
Eの運転条件がアイドル運転であると判定されたときに
限り、ACM30から機関振動に応じた制動振動を発生
させるようにしているが、他の運転条件の場合にもこう
した制動振動による機関振動の伝達低減を行うようにし
てもよい。
Eの運転条件がアイドル運転であると判定されたときに
限り、ACM30から機関振動に応じた制動振動を発生
させるようにしているが、他の運転条件の場合にもこう
した制動振動による機関振動の伝達低減を行うようにし
てもよい。
【0121】・また、上記各実施の形態では、シフト位
置に応じてそれぞれ各別に設けられた制御マップM01
〜M04を用いて各制御指令値を算出するようにしてい
るが、シフト位置毎の差異を予め盛り込んだ制御マップ
を作成し、いずれのシフト位置のときも同じ制御マップ
から制御指令値を算出するようにしてもよい。また、各
制御指令値をシフト位置に依らずそれぞれ同一の制御マ
ップから算出してから、シフト位置に応じて補正するよ
うにしてもよい。なお、本発明の懸架装置をマニュアル
・トランスミッションを備える自動車に適用した場合に
は、上記シフト位置毎の対応、すなわちシフト位置に応
じた制御マップの切り換えなどはそもそも不要である。
置に応じてそれぞれ各別に設けられた制御マップM01
〜M04を用いて各制御指令値を算出するようにしてい
るが、シフト位置毎の差異を予め盛り込んだ制御マップ
を作成し、いずれのシフト位置のときも同じ制御マップ
から制御指令値を算出するようにしてもよい。また、各
制御指令値をシフト位置に依らずそれぞれ同一の制御マ
ップから算出してから、シフト位置に応じて補正するよ
うにしてもよい。なお、本発明の懸架装置をマニュアル
・トランスミッションを備える自動車に適用した場合に
は、上記シフト位置毎の対応、すなわちシフト位置に応
じた制御マップの切り換えなどはそもそも不要である。
【0122】・また、上記各実施の形態では、制御デュ
ーティ比指令値及び制御位相指令値を用いてVSV20
を駆動制御する、すなわちACM30の発生する制動振
動の出力時期とその大きさのいずれも制御する構成とし
ているが、そのいずれか一方だけを制御する構成として
もよい。
ーティ比指令値及び制御位相指令値を用いてVSV20
を駆動制御する、すなわちACM30の発生する制動振
動の出力時期とその大きさのいずれも制御する構成とし
ているが、そのいずれか一方だけを制御する構成として
もよい。
【0123】・また、上記各実施の形態では、燃料噴射
量と機関回転数とをパラメータとしてVSV20の制御
指令値を求める、すなわち燃料噴射量と機関回転数とに
基づき制動振動を制御する構成としているが、機関回転
数は用いず燃料噴射量のみに基づき制動振動を制御する
構成としてもよい。こうした場合にも、出力トルクの発
生時期は正確に推定し難いものの、燃料噴射量から出力
トルクを推定して、制動振動を制御することはできる。
また、こうした場合にも、機関回転数以外の機関運転状
態量、例えば点火時期や燃料噴射時期などから出力トル
クの発生時期を推定して制動振動の制御を行うことはで
きる。
量と機関回転数とをパラメータとしてVSV20の制御
指令値を求める、すなわち燃料噴射量と機関回転数とに
基づき制動振動を制御する構成としているが、機関回転
数は用いず燃料噴射量のみに基づき制動振動を制御する
構成としてもよい。こうした場合にも、出力トルクの発
生時期は正確に推定し難いものの、燃料噴射量から出力
トルクを推定して、制動振動を制御することはできる。
また、こうした場合にも、機関回転数以外の機関運転状
態量、例えば点火時期や燃料噴射時期などから出力トル
クの発生時期を推定して制動振動の制御を行うことはで
きる。
【0124】・また、上記各実施の形態では、燃料噴射
量及び機関回転数をパラメータとしてVSV20の制御
指令値を求める構成としているが、出力トルクを予め算
出し、この算出された出力トルクをパラメータとして制
御指令値を求める構成としてもよい。例えば、予め実験
や理論などから燃料噴射量及び機関回転数、あるいはこ
れらに加え吸入空気量や点火時期などと、内燃機関Eの
出力トルクの大きさ、あるいはその大きさと出力時期と
の相関関係を求めておく。そして、この相関関係に基づ
き推定した出力トルクの大きさ、またはその大きさと出
力時期に応じた制御マップを作成し、この制御マップか
ら制御指令値を算出するようにする。このような構成と
することで、上記出力トルクをパラメータとして制御指
令値を求める構成を具体化できる。なお、こうした構成
とした場合には、制御構造をより簡易化することができ
る。
量及び機関回転数をパラメータとしてVSV20の制御
指令値を求める構成としているが、出力トルクを予め算
出し、この算出された出力トルクをパラメータとして制
御指令値を求める構成としてもよい。例えば、予め実験
や理論などから燃料噴射量及び機関回転数、あるいはこ
れらに加え吸入空気量や点火時期などと、内燃機関Eの
出力トルクの大きさ、あるいはその大きさと出力時期と
の相関関係を求めておく。そして、この相関関係に基づ
き推定した出力トルクの大きさ、またはその大きさと出
力時期に応じた制御マップを作成し、この制御マップか
ら制御指令値を算出するようにする。このような構成と
することで、上記出力トルクをパラメータとして制御指
令値を求める構成を具体化できる。なお、こうした構成
とした場合には、制御構造をより簡易化することができ
る。
【0125】・また、上記各実施の形態では、燃料噴射
量から内燃機関Eの出力トルクを推定して制動振動を制
御する構成としているが、出力トルク、あるいは出力ト
ルクとその発生時期を燃焼特性の変化に依らず反映する
他の機関運転状態量を用いて制動振動を制御する構成と
してもよい。
量から内燃機関Eの出力トルクを推定して制動振動を制
御する構成としているが、出力トルク、あるいは出力ト
ルクとその発生時期を燃焼特性の変化に依らず反映する
他の機関運転状態量を用いて制動振動を制御する構成と
してもよい。
【0126】・更に、出力トルクの代用値を用いず、出
力トルクそのものを直接測定して、制動振動の制御に用
いるようにしてもよい。 ・また、上記各実施の形態では、吸気負圧の給排に基づ
きACM30が制動振動を出力する構成としたが、例え
ば電磁式のアクチュエータなどの他の方法によって制動
振動を発生する懸架装置についても、上記各実施の形態
に準じた制御構造を適用することができる。
力トルクそのものを直接測定して、制動振動の制御に用
いるようにしてもよい。 ・また、上記各実施の形態では、吸気負圧の給排に基づ
きACM30が制動振動を出力する構成としたが、例え
ば電磁式のアクチュエータなどの他の方法によって制動
振動を発生する懸架装置についても、上記各実施の形態
に準じた制御構造を適用することができる。
【0127】・また、上記各実施の形態では、本発明の
懸架装置を直列4気筒の自動車用ガソリン機関に対して
適用した場合について説明したが、本発明にかかる内燃
機関の懸架装置は、例えばディーゼル機関や車載用以外
の内燃機関といった他の形式の内燃機関に対しても、そ
れが燃焼特性の変化する内燃機関であれば、上記各実施
の形態と同様にして適用することができる。なお、ディ
ーゼル機関に適用した場合、上記第2の実施の形態にお
ける点火時期に基づく補正に準じた補正を燃料噴射時期
に基づき行うことで、これに準じた効果を得ることがで
きる。
懸架装置を直列4気筒の自動車用ガソリン機関に対して
適用した場合について説明したが、本発明にかかる内燃
機関の懸架装置は、例えばディーゼル機関や車載用以外
の内燃機関といった他の形式の内燃機関に対しても、そ
れが燃焼特性の変化する内燃機関であれば、上記各実施
の形態と同様にして適用することができる。なお、ディ
ーゼル機関に適用した場合、上記第2の実施の形態にお
ける点火時期に基づく補正に準じた補正を燃料噴射時期
に基づき行うことで、これに準じた効果を得ることがで
きる。
【0128】・なお、上記各実施の形態では、理論空燃
比での燃焼と希薄空燃比での燃焼とを切り換えて運転を
行う内燃機関について本発明にかかる懸架装置を適用し
た場合について説明した。そして、空燃比の切り換えに
伴う燃焼特性の変化に拘わらず効果的に機関振動の支持
体(車体)への伝達を抑制できることを述べた。本発明
にかかる懸架装置は、こうした空燃比の切り換え以外の
操作に応じて機関運転中に燃焼特性の変化する内燃機関
にも適用することができ、そしてこの場合にも機関振動
の支持体への伝達を効果的に低減することができる。こ
うした燃焼特性の変化する内燃機関の例として、上記空
燃比の変化以外にも、圧縮比、膨張比、燃料圧力、バル
ブタイミング、バルブリフト量などが変更される内燃機
関が考えられる。このような場合、燃料噴射量以外に、
例えばバルブタイミングなどの作動状態を出力トルクを
反映するパラメータとして制御振動発生態様を制御する
こととなる。
比での燃焼と希薄空燃比での燃焼とを切り換えて運転を
行う内燃機関について本発明にかかる懸架装置を適用し
た場合について説明した。そして、空燃比の切り換えに
伴う燃焼特性の変化に拘わらず効果的に機関振動の支持
体(車体)への伝達を抑制できることを述べた。本発明
にかかる懸架装置は、こうした空燃比の切り換え以外の
操作に応じて機関運転中に燃焼特性の変化する内燃機関
にも適用することができ、そしてこの場合にも機関振動
の支持体への伝達を効果的に低減することができる。こ
うした燃焼特性の変化する内燃機関の例として、上記空
燃比の変化以外にも、圧縮比、膨張比、燃料圧力、バル
ブタイミング、バルブリフト量などが変更される内燃機
関が考えられる。このような場合、燃料噴射量以外に、
例えばバルブタイミングなどの作動状態を出力トルクを
反映するパラメータとして制御振動発生態様を制御する
こととなる。
【図1】本発明の内燃機関の懸架装置の第1実施形態に
ついてその適用対象となる内燃機関の模式構造を示す略
図。
ついてその適用対象となる内燃機関の模式構造を示す略
図。
【図2】同実施の形態の懸架装置の内部構造を示す断面
図。
図。
【図3】同実施の形態の懸架装置を制御する装置の概略
構成を示す機能ブロック図。
構成を示す機能ブロック図。
【図4】VSVの駆動制御態様を示すタイムチャート。
【図5】VSV駆動時期演算部の制御手順を示すフロー
チャート。
チャート。
【図6】同じくVSV駆動時期演算部の制御手順を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図7】マップデータである燃料噴射量及び機関回転数
とVSV制御デューティ比との関係を示すグラフ。
とVSV制御デューティ比との関係を示すグラフ。
【図8】マップデータである燃料噴射量及び機関回転数
とVSV制御位相との関係を示すグラフ。
とVSV制御位相との関係を示すグラフ。
【図9】本発明の内燃機関の懸架装置の第2実施形態に
ついてそのVSV駆動時期演算部の制御手順を示すフロ
ーチャート。
ついてそのVSV駆動時期演算部の制御手順を示すフロ
ーチャート。
【図10】マップデータである吸入空気量と制御位相及
び制御デューティ比の補正量との関係を示すグラフ。
び制御デューティ比の補正量との関係を示すグラフ。
【図11】マップデータである点火時期と制御位相及び
制御デューティ比の補正量との関係を示すグラフ。
制御デューティ比の補正量との関係を示すグラフ。
10…吸気通路、11…スロットルバルブ、12…スロ
ットル駆動装置、15…インジェクタ、16…イグナイ
タ、17…アクセルペダル、18…クランクシャフト、
19…ロータ、20…負圧切り換え弁(VSV)、21
…負圧通路、22…大気圧通路、23…給排通路、24
…電子制御装置、30…アクティブコントロールマウン
ト(ACM)、31…連結具、32…本体ケース、33
…緩衝部材、34…隔離部材、35…ダイヤフラム、3
6…固定具、37…空気室、39…弾性部材、40,4
1…液室、S01…エアフロメータ、S02…クランク
角センサ、S03…スロットル開度センサ、S04…車
速センサ、S05…シフト位置センサ、S06…アクセ
ル開度センサ、S00…その他のセンサ、P01…回転
数演算部、P02…燃料噴射量演算部、P03…点火時
期演算部、P04…VSV駆動時期演算部、P05…V
SV駆動回路、B…車体、E…内燃機関。
ットル駆動装置、15…インジェクタ、16…イグナイ
タ、17…アクセルペダル、18…クランクシャフト、
19…ロータ、20…負圧切り換え弁(VSV)、21
…負圧通路、22…大気圧通路、23…給排通路、24
…電子制御装置、30…アクティブコントロールマウン
ト(ACM)、31…連結具、32…本体ケース、33
…緩衝部材、34…隔離部材、35…ダイヤフラム、3
6…固定具、37…空気室、39…弾性部材、40,4
1…液室、S01…エアフロメータ、S02…クランク
角センサ、S03…スロットル開度センサ、S04…車
速センサ、S05…シフト位置センサ、S06…アクセ
ル開度センサ、S00…その他のセンサ、P01…回転
数演算部、P02…燃料噴射量演算部、P03…点火時
期演算部、P04…VSV駆動時期演算部、P05…V
SV駆動回路、B…車体、E…内燃機関。
Claims (8)
- 【請求項1】運転中に燃焼特性の変化する内燃機関を支
持体に懸架支持する内燃機関の懸架装置であって、 前記内燃機関の振動に対する制動振動を発生して同機関
振動の前記支持体への伝達を低減する振動低減機構と、 当該機関の出力トルクに基づき前記振動低減機構の前記
制動振動発生態様を制御する制御手段とを備えることを
特徴とする内燃機関の懸架装置。 - 【請求項2】運転中に燃焼特性の変化する内燃機関を支
持体に懸架支持する内燃機関の懸架装置であって、 前記内燃機関の振動に対する制動振動を発生して同機関
振動の前記支持体への伝達を低減する振動低減機構と、 当該機関の出力トルクを反映する運転状態量に基づき前
記振動低減機構の前記制動振動発生態様を制御する制御
手段とを備えることを特徴とする内燃機関の懸架装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の内燃機関の懸架装置にお
いて、 前記制御手段が参照する前記運転状態量は、当該機関の
燃料噴射量であることを特徴とする内燃機関の懸架装
置。 - 【請求項4】請求項2に記載の内燃機関の懸架装置にお
いて、 前記制御手段が参照する前記運転状態量は、当該機関の
燃料噴射量及び機関回転数であることを特徴とする内燃
機関の懸架装置。 - 【請求項5】請求項3または4に記載の内燃機関の懸架
装置において、 前記駆動制御手段が参照する当該機関の運転状態量は、
当該機関の点火時期を更に含むことを特徴とする内燃機
関の懸架装置。 - 【請求項6】請求項3〜5のいずれか1項に記載の内燃
機関の懸架装置において、 前記駆動制御手段が参照する当該機関の運転状態量は、
当該機関の吸入空気量を更に含むことを特徴とする内燃
機関の懸架装置。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の内燃
機関の懸架装置において、 前記制御手段は、前記振動低減機構から発生される制動
振動の位相を制御するものであることを特徴とする内燃
機関の懸架装置。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項に記載の内燃
機関の懸架装置において、 前記駆動制御手段は、前記振動低減機構から発生される
制動振動の大きさを制御するものであることを特徴とす
る内燃機関の懸架装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11063473A JP2000255277A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 内燃機関の懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11063473A JP2000255277A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 内燃機関の懸架装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000255277A true JP2000255277A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13230250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11063473A Pending JP2000255277A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 内燃機関の懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000255277A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7150257B2 (en) | 2002-10-22 | 2006-12-19 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vibration damping engine mount for internal combustion engine |
| JP2009068528A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-04-02 | Honda Motor Co Ltd | 能動型防振支持装置 |
| JP2009264429A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Oiles Ind Co Ltd | 免震装置及び免震構造物 |
| JP2010247727A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Toyota Motor Corp | 可変圧縮比機構を備えた内燃機関 |
| CN103459178A (zh) * | 2011-04-19 | 2013-12-18 | 瓦锡兰芬兰有限公司 | 保持内燃发动机对准的装置和方法以及对准内燃发动机和保持其对准的方法 |
-
1999
- 1999-03-10 JP JP11063473A patent/JP2000255277A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7150257B2 (en) | 2002-10-22 | 2006-12-19 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vibration damping engine mount for internal combustion engine |
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| JP2009264429A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Oiles Ind Co Ltd | 免震装置及び免震構造物 |
| JP2010247727A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Toyota Motor Corp | 可変圧縮比機構を備えた内燃機関 |
| CN103459178A (zh) * | 2011-04-19 | 2013-12-18 | 瓦锡兰芬兰有限公司 | 保持内燃发动机对准的装置和方法以及对准内燃发动机和保持其对准的方法 |
| CN103459178B (zh) * | 2011-04-19 | 2015-12-02 | 瓦锡兰芬兰有限公司 | 保持内燃发动机对准的装置和方法以及对准内燃发动机和保持其对准的方法 |
| US9777626B2 (en) | 2011-04-19 | 2017-10-03 | Wartsila Finland Oy | Arrangement for and a method of maintaining the alignment of an internal combustion engine, and a method of aligning an internal combustion engine and maintaining its alignment |
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