JP2000255285A - ハイブリッド車両 - Google Patents
ハイブリッド車両Info
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- JP2000255285A JP2000255285A JP11061775A JP6177599A JP2000255285A JP 2000255285 A JP2000255285 A JP 2000255285A JP 11061775 A JP11061775 A JP 11061775A JP 6177599 A JP6177599 A JP 6177599A JP 2000255285 A JP2000255285 A JP 2000255285A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K6/00—Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines
- B60K6/20—Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
- B60K6/50—Architecture of the driveline characterised by arrangement or kind of transmission units
- B60K6/54—Transmission for changing ratio
- B60K6/543—Transmission for changing ratio the transmission being a continuously variable transmission
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータ単独での走行中であっても、車速域に
関わらずスムーズなエンジンの始動を可能とするハイブ
リッド車両を提供する。 【解決手段】 ハイブリッド車両は、その駆動源にエン
ジン2及びモータ4を備えており、エンジン2はモータ
4の出力軸6にエンジンクラッチ10を介して接続され
ている。また、ハイブリッド車両はその駆動系に発進ク
ラッチ16を有しており、この発進クラッチ16によ
り、駆動輪Wへの伝達トルクを可変することができる。
ECU22は、モータ4単独での走行中にエンジン2を
始動させる場合、発進クラッチ16をスリップ制御しな
がらモータ4の回転を上昇させ、所定の回転速度に達し
たとき、エンジンクラッチ10を接続させる。
関わらずスムーズなエンジンの始動を可能とするハイブ
リッド車両を提供する。 【解決手段】 ハイブリッド車両は、その駆動源にエン
ジン2及びモータ4を備えており、エンジン2はモータ
4の出力軸6にエンジンクラッチ10を介して接続され
ている。また、ハイブリッド車両はその駆動系に発進ク
ラッチ16を有しており、この発進クラッチ16によ
り、駆動輪Wへの伝達トルクを可変することができる。
ECU22は、モータ4単独での走行中にエンジン2を
始動させる場合、発進クラッチ16をスリップ制御しな
がらモータ4の回転を上昇させ、所定の回転速度に達し
たとき、エンジンクラッチ10を接続させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両駆動源として
内燃機関及び電動機を搭載したハイブリッド車両に係
り、特に、その電動機単独での走行中に内燃機関の始動
をスムーズに実行するハイブリッド車両に関する。
内燃機関及び電動機を搭載したハイブリッド車両に係
り、特に、その電動機単独での走行中に内燃機関の始動
をスムーズに実行するハイブリッド車両に関する。
【0002】
【関連する背景技術】この種のハイブリッド車両は例え
ば、特開平6−17727号公報に開示されている。こ
の公知のハイブリッド車両は、内燃機関と電気モータと
を接続するクラッチを備えており、電気モータのみによ
る走行中に内燃機関を始動する場合、このクラッチを接
続させるとともに、モータの発生トルクを増大させてい
る。この場合、モータトルクが増大されている分、クラ
ッチ接続による駆動力の落ち込みが補償されるので、内
燃機関の始動時にショックが発生するのを防止できると
考えられる。
ば、特開平6−17727号公報に開示されている。こ
の公知のハイブリッド車両は、内燃機関と電気モータと
を接続するクラッチを備えており、電気モータのみによ
る走行中に内燃機関を始動する場合、このクラッチを接
続させるとともに、モータの発生トルクを増大させてい
る。この場合、モータトルクが増大されている分、クラ
ッチ接続による駆動力の落ち込みが補償されるので、内
燃機関の始動時にショックが発生するのを防止できると
考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公知のハイブリッド車両の場合、電気モータは車両の
駆動トルクを確保した上で、更に内燃機関をクランキン
グするだけのトルクを発生させる必要があるため、モー
タ回転数とその出力特性との関係から、クランキングト
ルクを更に発生できるモータ回転数には一定の上限があ
る。
た公知のハイブリッド車両の場合、電気モータは車両の
駆動トルクを確保した上で、更に内燃機関をクランキン
グするだけのトルクを発生させる必要があるため、モー
タ回転数とその出力特性との関係から、クランキングト
ルクを更に発生できるモータ回転数には一定の上限があ
る。
【0004】このため、公知のハイブリッド車両にあっ
ては、電気モータ単独での走行中にショックを発生させ
ることなく内燃機関を始動することができる車速域は、
上述したモータ回転数の上限以下で走行できる車速以下
に制限されてしまう。この点、モータ回転数の上限をよ
り高くすれば、内燃機関の始動が可能となる上限車速を
高くすることができると考えられるが、この場合、過度
に大型で高出力の電気モータを使用しなければならな
い。
ては、電気モータ単独での走行中にショックを発生させ
ることなく内燃機関を始動することができる車速域は、
上述したモータ回転数の上限以下で走行できる車速以下
に制限されてしまう。この点、モータ回転数の上限をよ
り高くすれば、内燃機関の始動が可能となる上限車速を
高くすることができると考えられるが、この場合、過度
に大型で高出力の電気モータを使用しなければならな
い。
【0005】本発明は上述の事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは、電動モータのトルク性
能による車速域の制限を少なくしながら、電動モータ単
独での走行中にスムーズな内燃機関の始動を可能とし、
また、そのために不所望に過大なトルク性能の電動モー
タを必要としないハイブリッド車両を提供することにあ
る。
ので、その目的とするところは、電動モータのトルク性
能による車速域の制限を少なくしながら、電動モータ単
独での走行中にスムーズな内燃機関の始動を可能とし、
また、そのために不所望に過大なトルク性能の電動モー
タを必要としないハイブリッド車両を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のハイブリッド車
両(請求項1)は、その車両駆動源から駆動輪への出力
の伝達を発進クラッチ手段により断接することができ、
そして、電動機単独での走行中に内燃機関を始動させる
場合、この発進クラッチ手段を滑らせながら電動機の回
転数を所定回転数まで上昇させ、この後、伝達軸系路と
内燃機関とを機関クラッチ手段により接続させるべく制
御を行うものとしている。
両(請求項1)は、その車両駆動源から駆動輪への出力
の伝達を発進クラッチ手段により断接することができ、
そして、電動機単独での走行中に内燃機関を始動させる
場合、この発進クラッチ手段を滑らせながら電動機の回
転数を所定回転数まで上昇させ、この後、伝達軸系路と
内燃機関とを機関クラッチ手段により接続させるべく制
御を行うものとしている。
【0007】上述したハイブリッド車両によれば、内燃
機関のクランキング開始に先立ち、回転数の上昇により
電動機のイナーシャトルクが高められる。この状態で機
関クラッチ手段が接続されると、電動機の出力トルクに
加えて、回転上昇により高められたイナーシャトルクを
利用して内燃機関のクランキングを行うことができる。
また、このとき発進クラッチ手段を滑らせているので、
電動機の回転上昇による車速の変動がないし、機関クラ
ッチ手段の接続時のショックが駆動輪に伝達されること
もない。
機関のクランキング開始に先立ち、回転数の上昇により
電動機のイナーシャトルクが高められる。この状態で機
関クラッチ手段が接続されると、電動機の出力トルクに
加えて、回転上昇により高められたイナーシャトルクを
利用して内燃機関のクランキングを行うことができる。
また、このとき発進クラッチ手段を滑らせているので、
電動機の回転上昇による車速の変動がないし、機関クラ
ッチ手段の接続時のショックが駆動輪に伝達されること
もない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、一実施例のハ
イブリッド車両の駆動系が概略的に示されている。この
ハイブリッド車両は、車両駆動源としてエンジン2(内
燃機関)及びモータ4(電動機)を有しており、駆動輪
Wにはこれらエンジン2及びモータ4から図示の駆動系
を介して出力が伝達される。
イブリッド車両の駆動系が概略的に示されている。この
ハイブリッド車両は、車両駆動源としてエンジン2(内
燃機関)及びモータ4(電動機)を有しており、駆動輪
Wにはこれらエンジン2及びモータ4から図示の駆動系
を介して出力が伝達される。
【0009】駆動系について具体的には、モータ4の出
力軸6とエンジン2のクランク軸8とは、互いにエンジ
ンクラッチ(機関クラッチ)10を介して断接されるよ
うになっており、それ故、エンジン2及びモータ4の出
力は、何れも出力軸6を通じて伝達される。また、出力
軸6は変速機12に接続されており、この変速機12は
例えば、ベルト式無段変速機を内蔵している。更に、変
速機12の出力軸14は、発進クラッチ16を介してデ
ファレンシャル18に接続されており、左右の駆動輪W
はそれぞれ、駆動軸20を介してデファレンシャル18
に接続されている。
力軸6とエンジン2のクランク軸8とは、互いにエンジ
ンクラッチ(機関クラッチ)10を介して断接されるよ
うになっており、それ故、エンジン2及びモータ4の出
力は、何れも出力軸6を通じて伝達される。また、出力
軸6は変速機12に接続されており、この変速機12は
例えば、ベルト式無段変速機を内蔵している。更に、変
速機12の出力軸14は、発進クラッチ16を介してデ
ファレンシャル18に接続されており、左右の駆動輪W
はそれぞれ、駆動軸20を介してデファレンシャル18
に接続されている。
【0010】上述したエンジンクラッチ10及び発進ク
ラッチ16は、例えば湿式多板クラッチから実現されて
おり、それぞれ図示しない油圧アクチュエータにより断
接及び接合力の可変を操作されている。なお、これら油
圧アクチュエータには図示しない油圧駆動回路が接続さ
れており、これら油圧アクチュエータ及び油圧駆動回路
の作動は、電子制御ユニット(ECU)22により制御
されている。
ラッチ16は、例えば湿式多板クラッチから実現されて
おり、それぞれ図示しない油圧アクチュエータにより断
接及び接合力の可変を操作されている。なお、これら油
圧アクチュエータには図示しない油圧駆動回路が接続さ
れており、これら油圧アクチュエータ及び油圧駆動回路
の作動は、電子制御ユニット(ECU)22により制御
されている。
【0011】ECU22は上述した変速機12の変速制
御を実行するほか、エンジン2の出力制御や、モータ4
に対する給電制御を実行する。また、ECU22には、
多数のセンサ類からセンサ信号が供給されており、これ
らセンサ類には、エンジン回転数センサ24、モータ回
転数センサ26、冷却水温センサ28、油温センサ3
0、アクセル開度センサ32等がある。
御を実行するほか、エンジン2の出力制御や、モータ4
に対する給電制御を実行する。また、ECU22には、
多数のセンサ類からセンサ信号が供給されており、これ
らセンサ類には、エンジン回転数センサ24、モータ回
転数センサ26、冷却水温センサ28、油温センサ3
0、アクセル開度センサ32等がある。
【0012】図1のハイブリッド車両は、モータ4のみ
の出力により走行することができる。この場合、エンジ
ン2は停止されており、また、エンジンクラッチ10は
切断された状態にある(モータ単独走行モード)。ハイ
ブリッド車両が上述のモータ単独走行モードにあると
き、ECU22はアクセル開度センサ32から供給され
るセンサ信号APSに基づき、運転者による要求駆動力
や加速要求の有無等の情報を検出することができる。そ
して、ECU22はこれら検出した情報に基づいて、モ
ータ4に対する給電制御や変速機12の変速制御を具体
的に実行し、ハイブリッド車両を車体速ωVにて走行さ
せる。
の出力により走行することができる。この場合、エンジ
ン2は停止されており、また、エンジンクラッチ10は
切断された状態にある(モータ単独走行モード)。ハイ
ブリッド車両が上述のモータ単独走行モードにあると
き、ECU22はアクセル開度センサ32から供給され
るセンサ信号APSに基づき、運転者による要求駆動力
や加速要求の有無等の情報を検出することができる。そ
して、ECU22はこれら検出した情報に基づいて、モ
ータ4に対する給電制御や変速機12の変速制御を具体
的に実行し、ハイブリッド車両を車体速ωVにて走行さ
せる。
【0013】また、ECU22は上述のモータ単独走行
モードにおいてエンジン2を始動させるための制御プロ
グラムを有しており、走行中にエンジン2の出力を必要
とする場合、所定の制御手順に沿ってエンジン2を始動
させる。図2を参照すると、上述の制御手順が具体的に
示されており、ECU22は図示のエンジン始動ルーチ
ンに沿ってエンジン2の始動制御を実行する。
モードにおいてエンジン2を始動させるための制御プロ
グラムを有しており、走行中にエンジン2の出力を必要
とする場合、所定の制御手順に沿ってエンジン2を始動
させる。図2を参照すると、上述の制御手順が具体的に
示されており、ECU22は図示のエンジン始動ルーチ
ンに沿ってエンジン2の始動制御を実行する。
【0014】先ず、ステップS10ではエンジン始動指
示の成立が判別され、その判別結果が真(Yes)のと
き、実際にエンジン2の始動制御が開始される。この始
動指示の成立条件は適宜に設定することができ、例え
ば、運転者による加速要求が検出されたとき、また、バ
ッテリ充電状態の低下や電力消費量の増加等の情報が検
出されたとき等、モータ単独走行モードにおいてエンジ
ン2の出力が必要とされる状況では、各種の条件に基づ
きその始動指示を成立させることができる。
示の成立が判別され、その判別結果が真(Yes)のと
き、実際にエンジン2の始動制御が開始される。この始
動指示の成立条件は適宜に設定することができ、例え
ば、運転者による加速要求が検出されたとき、また、バ
ッテリ充電状態の低下や電力消費量の増加等の情報が検
出されたとき等、モータ単独走行モードにおいてエンジ
ン2の出力が必要とされる状況では、各種の条件に基づ
きその始動指示を成立させることができる。
【0015】上述の始動指示が成立すると(ステップS
10=真)、次にステップS12が実行され、ここでは
各種の必要なパラメータが読み込まれる。パラメータは
上述の各種センサ信号に基づいて得ることができ、具体
的には、アクセル開度APS、冷却水温WT、油温OT、
エンジン回転速度ωE、モータ回転速度ωM及び車体速ω
Vが含まれる。
10=真)、次にステップS12が実行され、ここでは
各種の必要なパラメータが読み込まれる。パラメータは
上述の各種センサ信号に基づいて得ることができ、具体
的には、アクセル開度APS、冷却水温WT、油温OT、
エンジン回転速度ωE、モータ回転速度ωM及び車体速ω
Vが含まれる。
【0016】ステップS14では、エンジン2の始動の
ため、モータ4に必要とされる回転数、つまり、所定回
転数としての必要回転速度ωM0が設定される。すなわ
ち、本発明のハイブリッド車両は、モータ単独走行モー
ドにおいてエンジン2を始動させる場合、後述するよう
に予めモータ4の回転数をこの必要回転速度ωM0まで上
昇させるものとしている。
ため、モータ4に必要とされる回転数、つまり、所定回
転数としての必要回転速度ωM0が設定される。すなわ
ち、本発明のハイブリッド車両は、モータ単独走行モー
ドにおいてエンジン2を始動させる場合、後述するよう
に予めモータ4の回転数をこの必要回転速度ωM0まで上
昇させるものとしている。
【0017】必要回転速度ωM0の設定は、ステップS1
2にて読み込んだ各種のパラメータに基づいて行うこと
ができる。ECU22は、必要回転速度ωM0を算出する
ための演算回路をも内蔵しており、この演算回路では、
上述の各種パラメータを用いて必要回転速度ωM0を算出
することができる。なお、必要回転速度ωM0の演算手法
については後述する。
2にて読み込んだ各種のパラメータに基づいて行うこと
ができる。ECU22は、必要回転速度ωM0を算出する
ための演算回路をも内蔵しており、この演算回路では、
上述の各種パラメータを用いて必要回転速度ωM0を算出
することができる。なお、必要回転速度ωM0の演算手法
については後述する。
【0018】上述のステップS14にて必要回転速度ω
M0が設定されると、次のステップS16では、発進クラ
ッチ16を一定伝達トルク(エンジン始動指示時のモー
タ出力トルク相当)に保ちながらモータ4の回転数を上
昇させることで、発進クラッチ16をスリップさせる制
御が行われる。ここで、図3を参照すると、エンジン始
動ルーチンの実行に伴うモータ回転速度ωM、エンジン
回転速度ωE及び車体速ωVの時間的な変化が示されてい
る。
M0が設定されると、次のステップS16では、発進クラ
ッチ16を一定伝達トルク(エンジン始動指示時のモー
タ出力トルク相当)に保ちながらモータ4の回転数を上
昇させることで、発進クラッチ16をスリップさせる制
御が行われる。ここで、図3を参照すると、エンジン始
動ルーチンの実行に伴うモータ回転速度ωM、エンジン
回転速度ωE及び車体速ωVの時間的な変化が示されてい
る。
【0019】ある時刻aに上述のエンジン始動指示が成
立すると(ステップS10=真)、この時点からモータ
4の回転数が必要回転速度ωM0に向けて引き上げられる
(ステップS12〜S16)。なお、図3中、この時刻
aまでモータ回転速度ωMと車体速ωVとは同一である。
また、ECU22は発進クラッチ16をスリップ制御
し、その伝達トルクTVを制限する。このとき、図3に
示されているように、時刻aからモータ回転速度ωMが
上昇しているのに対し、車体速ωVは時刻aまでと同一
の速度に維持されている。
立すると(ステップS10=真)、この時点からモータ
4の回転数が必要回転速度ωM0に向けて引き上げられる
(ステップS12〜S16)。なお、図3中、この時刻
aまでモータ回転速度ωMと車体速ωVとは同一である。
また、ECU22は発進クラッチ16をスリップ制御
し、その伝達トルクTVを制限する。このとき、図3に
示されているように、時刻aからモータ回転速度ωMが
上昇しているのに対し、車体速ωVは時刻aまでと同一
の速度に維持されている。
【0020】モータ回転速度ωMが必要回転速度ωM0に
達するまでの間、ステップS18での判別は偽であり、
この間、ルーチンはステップS18にてリターンされ
る。この後、例えば時刻bにモータ回転速度ωEが必要
回転速度ωM0に達すると、次にステップS20が実行さ
れる。ステップS20の実行によりエンジンクラッチ1
0が接続されると、エンジン2のクランキングが開始さ
れ、図3に示されるように、時刻bからエンジン回転速
度ωEが立ち上がる。このとき、エンジン2のクランキ
ングはモータ4のトルクに加えて、必要回転速度ωM0ま
での上昇によって高められたイナーシャトルクにより行
われる。それ故、時刻bからモータ回転速度ωMは大き
く落ち込んでおり、その分のイナーシャトルクはエンジ
ン2のクランキングに消費される。
達するまでの間、ステップS18での判別は偽であり、
この間、ルーチンはステップS18にてリターンされ
る。この後、例えば時刻bにモータ回転速度ωEが必要
回転速度ωM0に達すると、次にステップS20が実行さ
れる。ステップS20の実行によりエンジンクラッチ1
0が接続されると、エンジン2のクランキングが開始さ
れ、図3に示されるように、時刻bからエンジン回転速
度ωEが立ち上がる。このとき、エンジン2のクランキ
ングはモータ4のトルクに加えて、必要回転速度ωM0ま
での上昇によって高められたイナーシャトルクにより行
われる。それ故、時刻bからモータ回転速度ωMは大き
く落ち込んでおり、その分のイナーシャトルクはエンジ
ン2のクランキングに消費される。
【0021】この後、例えば時刻cにエンジン2が完爆
すると、その回転は所定の完爆回転速度ωE1に達してお
り、この時点からエンジン回転速度ωEは大きく上昇す
る。なお、ステップS20が実行された後、ECU22
はエンジン始動ルーチンを終了する。ここで、図3から
明らかなように、エンジン2の完爆時(時刻c)にて、
モータ回転速度ωMeは車体速ωVを充分に上回っており
(ωMe>ωV)、それ故、この時点でモータ4及びエン
ジン2の回転に車体の運動エネルギーが消費されること
はない。つまり、図1の駆動系でみて、駆動輪Wからモ
ータ4に向けてトルクは伝達されておらず、これによ
り、車体に加速変動が生じることはない。
すると、その回転は所定の完爆回転速度ωE1に達してお
り、この時点からエンジン回転速度ωEは大きく上昇す
る。なお、ステップS20が実行された後、ECU22
はエンジン始動ルーチンを終了する。ここで、図3から
明らかなように、エンジン2の完爆時(時刻c)にて、
モータ回転速度ωMeは車体速ωVを充分に上回っており
(ωMe>ωV)、それ故、この時点でモータ4及びエン
ジン2の回転に車体の運動エネルギーが消費されること
はない。つまり、図1の駆動系でみて、駆動輪Wからモ
ータ4に向けてトルクは伝達されておらず、これによ
り、車体に加速変動が生じることはない。
【0022】また、図3では車体速ωVを一定として説
明しているが、発進クラッチ16を適切に制御して車体
速ωVが増加あるいは減少する場合にも適用できる。次
に、上述したステップS14での必要回転速度ωM0の設
定について詳細に説明する。図4を参照すると、ECU
22の演算回路が具体的に示されており、この演算回路
では先ず、読み込んだパラメータのうち、エンジン2の
冷却水温WTに基づき、そのクランキング開始に必要な
初期トルク、つまり、始動トルクTE0が求められる。具
体的には、演算回路はエンジン2の冷却水温WTから決
定される始動トルクTE0の値を予め記録したマップ40
を有しており、このマップから始動トルクTE0が求めら
れる。なお、この始動トルクTE0は、モータ4からエン
ジンクラッチ10に供給するべき初期トルクの目標値と
して設定される。
明しているが、発進クラッチ16を適切に制御して車体
速ωVが増加あるいは減少する場合にも適用できる。次
に、上述したステップS14での必要回転速度ωM0の設
定について詳細に説明する。図4を参照すると、ECU
22の演算回路が具体的に示されており、この演算回路
では先ず、読み込んだパラメータのうち、エンジン2の
冷却水温WTに基づき、そのクランキング開始に必要な
初期トルク、つまり、始動トルクTE0が求められる。具
体的には、演算回路はエンジン2の冷却水温WTから決
定される始動トルクTE0の値を予め記録したマップ40
を有しており、このマップから始動トルクTE0が求めら
れる。なお、この始動トルクTE0は、モータ4からエン
ジンクラッチ10に供給するべき初期トルクの目標値と
して設定される。
【0023】マップ40はスイッチ42の一方の入力ポ
ートに接続されており、マップ40にて求められた始動
トルクTE0は、このスイッチ42を介して次のマップ4
4に入力される。マップ44では、エンジンクラッチ1
0の接続時点(t=0)から、その伝達トルクT(t)の
立ち上がりを一次遅れモデルにて求めることができ、こ
のマップ44では、油温OTに基づいてその時定数τを
設定している。
ートに接続されており、マップ40にて求められた始動
トルクTE0は、このスイッチ42を介して次のマップ4
4に入力される。マップ44では、エンジンクラッチ1
0の接続時点(t=0)から、その伝達トルクT(t)の
立ち上がりを一次遅れモデルにて求めることができ、こ
のマップ44では、油温OTに基づいてその時定数τを
設定している。
【0024】一方、冷却水温WTは3次元マップ46に
も入力されており、このマップ46では、上述したクラ
ンキング開始時点(t=0)からのエンジン回転速度ω
E(t)及び冷却水温WTに基づき、そのクランキングに必
要なフリクショントルクのリアルタイム値TE(t)を求め
ることができる。なお、エンジン回転速度の初期値ω
E(0)には0が与えられている。
も入力されており、このマップ46では、上述したクラ
ンキング開始時点(t=0)からのエンジン回転速度ω
E(t)及び冷却水温WTに基づき、そのクランキングに必
要なフリクショントルクのリアルタイム値TE(t)を求め
ることができる。なお、エンジン回転速度の初期値ω
E(0)には0が与えられている。
【0025】マップ44,46からそれぞれ出力された
クラッチ伝達トルクT(t)、フリクショントルクTE(t)
は、次の演算ブロック48に入力される。図3でみて、
時刻bから時刻cまでのクランキング中、エンジン2に
関する運動方程式は、 T(t)−TE(t)=IE・dωE/dt …(1) IE:エンジン2についての回転部分の慣性モーメント により表され、演算ブロック48では、上記の運動方程
式(1)に基づいて、この間のエンジン回転速度ωE(t)を
リアルタイムに算出することができる。具体的には、エ
ンジン回転速度はその初期値ωE(0)=0であることか
ら、上式(1)の解は、 ωE(t)=∫0 tdωE …(2) で与えられる。
クラッチ伝達トルクT(t)、フリクショントルクTE(t)
は、次の演算ブロック48に入力される。図3でみて、
時刻bから時刻cまでのクランキング中、エンジン2に
関する運動方程式は、 T(t)−TE(t)=IE・dωE/dt …(1) IE:エンジン2についての回転部分の慣性モーメント により表され、演算ブロック48では、上記の運動方程
式(1)に基づいて、この間のエンジン回転速度ωE(t)を
リアルタイムに算出することができる。具体的には、エ
ンジン回転速度はその初期値ωE(0)=0であることか
ら、上式(1)の解は、 ωE(t)=∫0 tdωE …(2) で与えられる。
【0026】この間、演算ブロック48にて算出された
エンジン回転速度ωE(t)は、次の比較ブロック50に入
力され、ここで、上述の完爆回転速度ωE1との大小を比
較される。この完爆回転速度ωE1はエンジン2のクラン
キング開始後、その完爆を判定可能とする値に設定され
ており、比較ブロック50では、入力されたエンジン回
転速度ωE(t)がこの完爆回転速度ωE1に達しない間(N
o)は、その値ωE(t)をマップ46に供給する。
エンジン回転速度ωE(t)は、次の比較ブロック50に入
力され、ここで、上述の完爆回転速度ωE1との大小を比
較される。この完爆回転速度ωE1はエンジン2のクラン
キング開始後、その完爆を判定可能とする値に設定され
ており、比較ブロック50では、入力されたエンジン回
転速度ωE(t)がこの完爆回転速度ωE1に達しない間(N
o)は、その値ωE(t)をマップ46に供給する。
【0027】マップ46では、比較ブロック50から供
給された値ωE(t)に基づき、新たにフリクショントルク
TE(t)を出力し、演算ブロック48に供給する。一方、
マップ44では、一次遅れモデルの過渡応答が終了した
後はクラッチ伝達トルクT(t)として目標トルクT
E0(一定値)を出力する。比較ブロック50での判定が
(No)である間は、上述の演算ループによりエンジン
回転速度ωE(t)の演算が繰り返される。
給された値ωE(t)に基づき、新たにフリクショントルク
TE(t)を出力し、演算ブロック48に供給する。一方、
マップ44では、一次遅れモデルの過渡応答が終了した
後はクラッチ伝達トルクT(t)として目標トルクT
E0(一定値)を出力する。比較ブロック50での判定が
(No)である間は、上述の演算ループによりエンジン
回転速度ωE(t)の演算が繰り返される。
【0028】これに対し、エンジン回転速度ωE(t)が完
爆回転速度ωE1に達したとき(Yes)、その時点で比
較ブロック50は、クランキング開始(t=0)からの
経過時間tを次のクリップブロック52に供給する。ク
リップブロック52は、供給された経過時間tを保存
し、その値を所定の始動所要時間t1として出力する。
以上の手順により、演算回路はエンジン2のクランキン
グ開始からその完爆までの所要時間t1を求めることが
できる。
爆回転速度ωE1に達したとき(Yes)、その時点で比
較ブロック50は、クランキング開始(t=0)からの
経過時間tを次のクリップブロック52に供給する。ク
リップブロック52は、供給された経過時間tを保存
し、その値を所定の始動所要時間t1として出力する。
以上の手順により、演算回路はエンジン2のクランキン
グ開始からその完爆までの所要時間t1を求めることが
できる。
【0029】一方、演算回路は、エンジン2のクランキ
ング開始から所要時間t1までのモータ回転速度ωM(t)
の変化を以下により算出する。先ず、パラメータとして
読み込まれたアクセル開度APS及び車体速ωVは、3
次元マップ54に入力される。このマップ54では、こ
れらアクセル開度及び車体速ωVに基づいて、モータ4
から発進クラッチ16を介して車体に伝達される伝達ト
ルクTVを求めることができる。なお、エンジン2のク
ランキング中にあっては、ECU22は上述した発進ク
ラッチ16のスリップ制御により車体速ωVを一定に保
持していることから、この伝達トルクTVは一定値とさ
れる。
ング開始から所要時間t1までのモータ回転速度ωM(t)
の変化を以下により算出する。先ず、パラメータとして
読み込まれたアクセル開度APS及び車体速ωVは、3
次元マップ54に入力される。このマップ54では、こ
れらアクセル開度及び車体速ωVに基づいて、モータ4
から発進クラッチ16を介して車体に伝達される伝達ト
ルクTVを求めることができる。なお、エンジン2のク
ランキング中にあっては、ECU22は上述した発進ク
ラッチ16のスリップ制御により車体速ωVを一定に保
持していることから、この伝達トルクTVは一定値とさ
れる。
【0030】また、演算回路はモータ4に関するトルク
性能マップ56を有しており、このマップ56から、モ
ータ回転速度ωM(t)に対応した出力、つまり、モータト
ルクTM(t)を求めることができる。なお、供給ブロック
58は、モータ4の必要回転速度ωM0の暫定値(初期値
=ωV)を保存しており、供給ブロック58はクランキ
ング開始時点(t=0)で、マップ56に対してこの暫
定値ωM0を供給する。
性能マップ56を有しており、このマップ56から、モ
ータ回転速度ωM(t)に対応した出力、つまり、モータト
ルクTM(t)を求めることができる。なお、供給ブロック
58は、モータ4の必要回転速度ωM0の暫定値(初期値
=ωV)を保存しており、供給ブロック58はクランキ
ング開始時点(t=0)で、マップ56に対してこの暫
定値ωM0を供給する。
【0031】マップ54,56からそれぞれ出力された
伝達トルクTV、モータトルクTM(t)は、演算ブロック
60に入力される。また、この演算ブロック60には上
述のマップ44からクラッチ伝達トルクT(t)が入力さ
れている。図3でみて、時刻bから時刻cまでのモータ
4に関する運動方程式は、 TM(t)−T(t)−TV(t)=IM・dωM/dt …(3) IM:変速機12を含むモータ4の回転部分の慣性モー
メント により表され、演算ブロック60では、上記の運動方程
式(3)に基づいて、この間のモータ回転速度ωM(t)の変
化をリアルタイムで算出することができる。クランキン
グ開始時点(t=0)におけるモータ回転速度をωM0と
すれば、上式(3)の解は、 ωM(t)=ωM0+∫0 tdωM …(4) で与えられる。
伝達トルクTV、モータトルクTM(t)は、演算ブロック
60に入力される。また、この演算ブロック60には上
述のマップ44からクラッチ伝達トルクT(t)が入力さ
れている。図3でみて、時刻bから時刻cまでのモータ
4に関する運動方程式は、 TM(t)−T(t)−TV(t)=IM・dωM/dt …(3) IM:変速機12を含むモータ4の回転部分の慣性モー
メント により表され、演算ブロック60では、上記の運動方程
式(3)に基づいて、この間のモータ回転速度ωM(t)の変
化をリアルタイムで算出することができる。クランキン
グ開始時点(t=0)におけるモータ回転速度をωM0と
すれば、上式(3)の解は、 ωM(t)=ωM0+∫0 tdωM …(4) で与えられる。
【0032】ここで、演算ブロック60にて実際に演算
が開始されるとき、必要回転速度の暫定値ωM0の初期値
としては、仮に車体速(=ωV)が与えられる。また、
演算ブロック60にはクリップブロック52から出力さ
れた始動所要時間t1が入力されており、演算ブロック
60では、この所要時間t1でのモータ回転速度ωM(t)
のリアルタイム値が演算される。
が開始されるとき、必要回転速度の暫定値ωM0の初期値
としては、仮に車体速(=ωV)が与えられる。また、
演算ブロック60にはクリップブロック52から出力さ
れた始動所要時間t1が入力されており、演算ブロック
60では、この所要時間t1でのモータ回転速度ωM(t)
のリアルタイム値が演算される。
【0033】一方、必要回転速度の暫定値ωM0は、図3
でみてクランキング開始時点(時刻b)における必要回
転速度に相当しており、また、所要時間経過時のモータ
回転速度ωM(t1)は、エンジン2の完爆時(時刻c)に
おけるモータ回転速度ωMeに相当する。このとき、演算
結果としてのモータ回転速度ωM(t1)が車体速ωVを上回
っていれば、上述したようにエンジン2の始動時に車体
の加速変動を生じることはなく、そのときの必要回転速
度の暫定値ωM0を適正値とすることができる。従って、
演算回路では、上記の条件(ωM(t1)>ωV)を満足させ
るまで、必要回転速度の暫定値ωM0の値を入れ替えなが
らモータ回転速度ωM(t1)の演算を繰り返し実行する。
でみてクランキング開始時点(時刻b)における必要回
転速度に相当しており、また、所要時間経過時のモータ
回転速度ωM(t1)は、エンジン2の完爆時(時刻c)に
おけるモータ回転速度ωMeに相当する。このとき、演算
結果としてのモータ回転速度ωM(t1)が車体速ωVを上回
っていれば、上述したようにエンジン2の始動時に車体
の加速変動を生じることはなく、そのときの必要回転速
度の暫定値ωM0を適正値とすることができる。従って、
演算回路では、上記の条件(ωM(t1)>ωV)を満足させ
るまで、必要回転速度の暫定値ωM0の値を入れ替えなが
らモータ回転速度ωM(t1)の演算を繰り返し実行する。
【0034】演算ブロック60はスイッチ62に接続さ
れており、このスイッチ62は、クランキング開始から
所要時間(0<t<t1)まで、図示の位置から他方の
出力ポートに切り換えられた状態にある。従って、この
間に算出されたモータ回転速度ωM(t)はマップ56に供
給され、マップ56では、新たに求めたモータトルクT
M(t)を演算ブロック60に供給する。
れており、このスイッチ62は、クランキング開始から
所要時間(0<t<t1)まで、図示の位置から他方の
出力ポートに切り換えられた状態にある。従って、この
間に算出されたモータ回転速度ωM(t)はマップ56に供
給され、マップ56では、新たに求めたモータトルクT
M(t)を演算ブロック60に供給する。
【0035】演算ブロック60にて所要時間経過時(t
>t1)のモータ回転速度ωM(t1)が算出されると、スイ
ッチ62は図示の位置に切り換えられ、その算出結果ω
M(t1)は次の比較ブロック64に入力される。比較ブロ
ック64では、算出結果ωM(t1)と車体速ωVとの大小が
比較される。このとき、算出結果ωM(t1)が車体速ωVを
下回っていれば(No)、比較ブロック64はリセット
ブロック66に対して作動信号を出力する。この場合、
リセットブロック66では、上述の必要回転速度の暫定
値ωM0に所定の加算値αを加算することで、次回の演算
に使用されるべき暫定値ωM0を更新する。
>t1)のモータ回転速度ωM(t1)が算出されると、スイ
ッチ62は図示の位置に切り換えられ、その算出結果ω
M(t1)は次の比較ブロック64に入力される。比較ブロ
ック64では、算出結果ωM(t1)と車体速ωVとの大小が
比較される。このとき、算出結果ωM(t1)が車体速ωVを
下回っていれば(No)、比較ブロック64はリセット
ブロック66に対して作動信号を出力する。この場合、
リセットブロック66では、上述の必要回転速度の暫定
値ωM0に所定の加算値αを加算することで、次回の演算
に使用されるべき暫定値ωM0を更新する。
【0036】リセットブロック66にて更新された暫定
値ωM0は、上述の供給ブロック58及び演算ブロック6
0にそれぞれ入力される。また、リセットブロック66
は上述した演算処理における経過時間をリセット(t=
0)し、演算ブロック60における演算を改めて開始
(リスタート)させる。これに対し、算出結果がω
M(t1)が車体速ωVを上回っていれば(Yes)、比較ブ
ロック64は、モータ回転速度の暫定値ωM0を更新する
ことなく、その演算に使用された暫定値ωM0を、必要回
転速度ωM0の算出結果として外部に出力する。
値ωM0は、上述の供給ブロック58及び演算ブロック6
0にそれぞれ入力される。また、リセットブロック66
は上述した演算処理における経過時間をリセット(t=
0)し、演算ブロック60における演算を改めて開始
(リスタート)させる。これに対し、算出結果がω
M(t1)が車体速ωVを上回っていれば(Yes)、比較ブ
ロック64は、モータ回転速度の暫定値ωM0を更新する
ことなく、その演算に使用された暫定値ωM0を、必要回
転速度ωM0の算出結果として外部に出力する。
【0037】エンジン2のクランキング開始時点におけ
るモータ4の必要回転速度は、この出力値ωM0にて確定
することができ、この結果、上述したエンジン始動ルー
チンのステップS14における必要回転速度ωM0の設定
が完了となる。上述したように、本実施例のハイブリッ
ド車両にあっては、モータ単独走行モードの途中でエン
ジン2を始動させる場合、車体加速度の変動を生じるこ
となく、エンジン2をスムーズに始動させることができ
る。また、図3から明らかなように、エンジン2のクラ
ンキングが開始される時刻bから、その完爆時刻cまで
の間、車体速ωVが変動することはない。
るモータ4の必要回転速度は、この出力値ωM0にて確定
することができ、この結果、上述したエンジン始動ルー
チンのステップS14における必要回転速度ωM0の設定
が完了となる。上述したように、本実施例のハイブリッ
ド車両にあっては、モータ単独走行モードの途中でエン
ジン2を始動させる場合、車体加速度の変動を生じるこ
となく、エンジン2をスムーズに始動させることができ
る。また、図3から明らかなように、エンジン2のクラ
ンキングが開始される時刻bから、その完爆時刻cまで
の間、車体速ωVが変動することはない。
【0038】また、エンジン2のクランキングにモータ
4のイナーシャトルクを利用しているから、モータ4を
不所望に大型化する必要がないし、比較的高い車速域で
あっても、クランキングトルクが不足することはない。
本発明のハイブリッド車両は、上述した一実施例に制約
されることなく、種々に変形することができる。例え
ば、図1の駆動系の具体的な構成は、適宜に変更が可能
であり、特に減速機や後進機構を備えていても良い。ま
た、発進クラッチ16は、モータ4と変速機12との間
に設けても良いし、乾式クラッチや電磁式クラッチ等の
トルク伝達量を可変できるクラッチであってもよい。
4のイナーシャトルクを利用しているから、モータ4を
不所望に大型化する必要がないし、比較的高い車速域で
あっても、クランキングトルクが不足することはない。
本発明のハイブリッド車両は、上述した一実施例に制約
されることなく、種々に変形することができる。例え
ば、図1の駆動系の具体的な構成は、適宜に変更が可能
であり、特に減速機や後進機構を備えていても良い。ま
た、発進クラッチ16は、モータ4と変速機12との間
に設けても良いし、乾式クラッチや電磁式クラッチ等の
トルク伝達量を可変できるクラッチであってもよい。
【0039】また、上述した一実施例では、所定回転数
として必要回転速度ωM0を演算により求める例を説明し
たが、この必要回転速度ωM0をマップから求めたり、フ
ァジィ推論を使用して求めるものとしても良いし、余裕
を見込んだ固定値として設定しておいても良い。
として必要回転速度ωM0を演算により求める例を説明し
たが、この必要回転速度ωM0をマップから求めたり、フ
ァジィ推論を使用して求めるものとしても良いし、余裕
を見込んだ固定値として設定しておいても良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のハイブリ
ッド車両(請求項1)によれば、電動機単独での走行中
であっても、その車速域に関わらず内燃機関を効率的に
始動させることができる。また、高い車速域まで内燃機
関の始動を実現したり、電動機の小型化や必要トルク性
能の低減を図ることができる。
ッド車両(請求項1)によれば、電動機単独での走行中
であっても、その車速域に関わらず内燃機関を効率的に
始動させることができる。また、高い車速域まで内燃機
関の始動を実現したり、電動機の小型化や必要トルク性
能の低減を図ることができる。
【図1】一実施例のハイブリッド車両の構成を概略的に
示した図である。
示した図である。
【図2】エンジン始動ルーチンを示したフローチャート
である。
である。
【図3】ハイブリッド車両における各部の回転速度の時
間的な変化を示したグラフである。
間的な変化を示したグラフである。
【図4】演算回路の構成を示したブロック図である。
2 エンジン 4 モータ 6 出力軸(伝達軸経路) 10 エンジンクラッチ 12 変速機(伝達軸経路) 14 出力軸(伝達軸経路) 16 発進クラッチ 18 デファレンシャル(伝達軸経路) 20 駆動軸(伝達軸経路) 22 ECU(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 F16D 43/04 F02N 11/04 B60K 9/00 Z F16D 43/04 (72)発明者 後田 祐一 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3D039 AA01 AA02 AA04 AB27 AC03 AC34 AD01 AD06 AD53 3D041 AA28 AA31 AA59 AB00 AC01 AC07 AD01 AD02 AD04 AD10 AD14 AD51 AE02 AE16 AE18 3G093 AA07 BA02 BA21 CA02 DA01 DA05 DA06 DB01 DB05 DB23 EA00 EB02 EC02 FA11 FA12 FB00 FB01 3J068 AA01 AA05 BA03 BB06 GA02 GA19 5H115 PG04 PI13 PU01 PU22 PU25 QH02 QN06 QN12 RB08 RE01 RE03 SE03 SE05 SE08 SJ12 TB01 TE02 TE08 TO05 TO21
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関及び電動機を含む車両駆動源
と、 前記車両駆動源からの出力を車両の駆動輪に伝達する伝
達軸経路と、 前記内燃機関と前記伝達軸経路とを相互に断接する機関
クラッチ手段と、 前記伝達軸経路の途中に設けられ、前記駆動輪への出力
の伝達を断接する発進クラッチ手段と、 前記電動機のみの出力による車両の走行中に前記内燃機
関を始動させるとき、前記発進クラッチ手段を滑らせな
がら前記電動機の回転数を所定回転数まで上昇させた
後、前記機関クラッチ手段を接続するべく制御する制御
手段とを具備したことを特徴とするハイブリッド車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11061775A JP2000255285A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | ハイブリッド車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11061775A JP2000255285A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | ハイブリッド車両 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000255285A true JP2000255285A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13180821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11061775A Withdrawn JP2000255285A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | ハイブリッド車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000255285A (ja) |
Cited By (53)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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