JP2000255796A - 原稿分離装置および分離用ユニット - Google Patents
原稿分離装置および分離用ユニットInfo
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- JP2000255796A JP2000255796A JP11057303A JP5730399A JP2000255796A JP 2000255796 A JP2000255796 A JP 2000255796A JP 11057303 A JP11057303 A JP 11057303A JP 5730399 A JP5730399 A JP 5730399A JP 2000255796 A JP2000255796 A JP 2000255796A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 より確実に原稿を分離することができ、しか
も従来に比べてより簡単な構造を有する、新規な原稿分
離装置と、この原稿分離装置を、メンテナンスなどの作
業を容易に行えるようにするためにユニット化した分離
用ユニットとを提供する。 【解決手段】 原稿分離装置1は、弾力性のある面状体
12を、所定の張力を付与した状態で、原稿を所定の方
向へ搬送するための給紙ローラ11の周面に対して一定
の圧接力で圧接させた。分離用ユニットは、上記原稿分
離装置1の、給紙ローラ11以外の部分を、自動原稿搬
送装置に対して着脱自在とされたガイド板上に搭載して
ユニット化した。
も従来に比べてより簡単な構造を有する、新規な原稿分
離装置と、この原稿分離装置を、メンテナンスなどの作
業を容易に行えるようにするためにユニット化した分離
用ユニットとを提供する。 【解決手段】 原稿分離装置1は、弾力性のある面状体
12を、所定の張力を付与した状態で、原稿を所定の方
向へ搬送するための給紙ローラ11の周面に対して一定
の圧接力で圧接させた。分離用ユニットは、上記原稿分
離装置1の、給紙ローラ11以外の部分を、自動原稿搬
送装置に対して着脱自在とされたガイド板上に搭載して
ユニット化した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば静電式複
写機などにおいて、複写原稿を順次、自動的にコンタク
トガラス上に搬送して複写を行うための自動原稿搬送装
置に組み込まれて、積み重ねられた原稿を一枚ずつ分離
して搬送に供するための原稿分離装置、並びにそれをユ
ニット化した分離用ユニットに関するものである。
写機などにおいて、複写原稿を順次、自動的にコンタク
トガラス上に搬送して複写を行うための自動原稿搬送装
置に組み込まれて、積み重ねられた原稿を一枚ずつ分離
して搬送に供するための原稿分離装置、並びにそれをユ
ニット化した分離用ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば静電式複写機、ファクシミリ装
置、コンピュータ用の画像読み取り装置(スキャナ)な
どにおいては、多量の複写原稿を順次、自動的にコンタ
クトガラス上に搬送して複写を行うための自動原稿搬送
装置が一般化している。自動原稿搬送装置には、原稿載
置台上に積み重ねられた原稿を一枚ずつ分離して搬送に
供するための原稿分離装置が組み込まれる。
置、コンピュータ用の画像読み取り装置(スキャナ)な
どにおいては、多量の複写原稿を順次、自動的にコンタ
クトガラス上に搬送して複写を行うための自動原稿搬送
装置が一般化している。自動原稿搬送装置には、原稿載
置台上に積み重ねられた原稿を一枚ずつ分離して搬送に
供するための原稿分離装置が組み込まれる。
【0003】原稿分離装置としては、たとえば図6(a)
に示すように、積み重ねられた一番下の原稿を、図中一
点鎖線の矢印で示す方向へ搬送するために、同図中に実
線の矢印で示す方向へ回転駆動される給紙ローラ91
と、搬送される一番下の原稿と、その上に積み重ねられ
た原稿とを分離すべく上記給紙ローラ91に圧接され
た、板状の分離パッド92とを組み合わせたものや、あ
るいは図6(b)に示すように、上記給紙ローラ91と、
当該給紙ローラ91に圧接された、上記分離パッド92
と同様の働きをする分離ローラ93とを組み合わせたも
のなどが一般的である。
に示すように、積み重ねられた一番下の原稿を、図中一
点鎖線の矢印で示す方向へ搬送するために、同図中に実
線の矢印で示す方向へ回転駆動される給紙ローラ91
と、搬送される一番下の原稿と、その上に積み重ねられ
た原稿とを分離すべく上記給紙ローラ91に圧接され
た、板状の分離パッド92とを組み合わせたものや、あ
るいは図6(b)に示すように、上記給紙ローラ91と、
当該給紙ローラ91に圧接された、上記分離パッド92
と同様の働きをする分離ローラ93とを組み合わせたも
のなどが一般的である。
【0004】上記のうち前者の原稿分離装置において
は、給紙ローラ91、原稿、および分離パッド92の摩
擦の違いにより、原稿が分離される。すなわち、給紙ロ
ーラ91と分離パッド92との間に2枚以上の原稿が挟
まれると、給紙ローラ91と接触する一番下の原稿は、
両者の摩擦により、給紙ローラ91の回転にともなって
搬送されるが、その上の原稿は、上記一番下の原稿との
摩擦よりも分離パッド92との摩擦が大きいために給紙
ローラ91の回転には追従せず、分離されてその場に残
る。一方、給紙ローラ91と分離パッド92との間に一
枚だけ原稿が挟まれた場合には、当該原稿と分離パッド
92との摩擦よりも、原稿と給紙ローラ91との摩擦の
方が大きめに設定されているため、原稿は、給紙ローラ
91の回転にともなって搬送される。
は、給紙ローラ91、原稿、および分離パッド92の摩
擦の違いにより、原稿が分離される。すなわち、給紙ロ
ーラ91と分離パッド92との間に2枚以上の原稿が挟
まれると、給紙ローラ91と接触する一番下の原稿は、
両者の摩擦により、給紙ローラ91の回転にともなって
搬送されるが、その上の原稿は、上記一番下の原稿との
摩擦よりも分離パッド92との摩擦が大きいために給紙
ローラ91の回転には追従せず、分離されてその場に残
る。一方、給紙ローラ91と分離パッド92との間に一
枚だけ原稿が挟まれた場合には、当該原稿と分離パッド
92との摩擦よりも、原稿と給紙ローラ91との摩擦の
方が大きめに設定されているため、原稿は、給紙ローラ
91の回転にともなって搬送される。
【0005】また後者の原稿分離装置においては、分離
ローラ93と固定軸(図示せず)との間に組み込まれた
トルクリミッタ94の機能によって原稿の分離が行われ
る。すなわち、両ローラ91、93間に原稿が挟まれて
いない場合、または原稿が一枚のみ挟まれた場合には、
給紙ローラ91の回転による原稿送りのトルクのほぼ全
量が分離ローラ93に伝わるため、分離ローラ93は、
給紙ローラ91の回転駆動に合わせて従動回転し、原稿
が一枚のみ挟まれた場合にはこの原稿が、両ローラ9
1、93の回転によって搬送される。
ローラ93と固定軸(図示せず)との間に組み込まれた
トルクリミッタ94の機能によって原稿の分離が行われ
る。すなわち、両ローラ91、93間に原稿が挟まれて
いない場合、または原稿が一枚のみ挟まれた場合には、
給紙ローラ91の回転による原稿送りのトルクのほぼ全
量が分離ローラ93に伝わるため、分離ローラ93は、
給紙ローラ91の回転駆動に合わせて従動回転し、原稿
が一枚のみ挟まれた場合にはこの原稿が、両ローラ9
1、93の回転によって搬送される。
【0006】一方、原稿が2枚以上、両ローラ91、9
3間に挟まれた際には、原稿間のすべりによって、給紙
ローラ91の回転による原稿送りのトルクの全量が分離
ローラ93まで伝わらないために、分離ローラ93は、
トルクリミッタ94の機能によって停止状態を維持す
る。このため、分離ローラ93と接触している上側の原
稿は、当該分離ローラ93によってその搬送が阻止さ
れ、一番下の原稿のみ給紙ローラ91によって搬送され
る。
3間に挟まれた際には、原稿間のすべりによって、給紙
ローラ91の回転による原稿送りのトルクの全量が分離
ローラ93まで伝わらないために、分離ローラ93は、
トルクリミッタ94の機能によって停止状態を維持す
る。このため、分離ローラ93と接触している上側の原
稿は、当該分離ローラ93によってその搬送が阻止さ
れ、一番下の原稿のみ給紙ローラ91によって搬送され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
原稿分離装置においてはいずれも、給紙ローラ91と、
分離パッド92や分離ローラ93とのニップ面積、すな
わち上記の機構によって原稿を分離する作業をするため
の領域が小さいために原稿の分離が十分に行われず、2
枚以上の原稿が誤って搬送されてしまうおそれがあっ
た。
原稿分離装置においてはいずれも、給紙ローラ91と、
分離パッド92や分離ローラ93とのニップ面積、すな
わち上記の機構によって原稿を分離する作業をするため
の領域が小さいために原稿の分離が十分に行われず、2
枚以上の原稿が誤って搬送されてしまうおそれがあっ
た。
【0008】とくに前者の、給紙ローラ91と分離パッ
ド92とを組み合わせた原稿分離装置は、前記のように
それぞれの部材と原稿との摩擦の違いのみによって原稿
を分離するものであるため分離性能が不十分で、複写速
度の遅い複写機用や、あるいはスキャナ用などの、原稿
搬送速度の低い原稿搬送装置にしか使用することができ
なかった。
ド92とを組み合わせた原稿分離装置は、前記のように
それぞれの部材と原稿との摩擦の違いのみによって原稿
を分離するものであるため分離性能が不十分で、複写速
度の遅い複写機用や、あるいはスキャナ用などの、原稿
搬送速度の低い原稿搬送装置にしか使用することができ
なかった。
【0009】また後者の、給紙ローラ91と分離ローラ
93とを組み合わせた原稿分離装置においては、当該装
置を、より原稿搬送速度の高い原稿搬送装置にも利用可
能とすべく、分離ローラ93を、上記図中に実線の矢印
で示したように、原稿の搬送方向と反対方向に回転駆動
させることで原稿分離の確実性を高めることが行われて
いる。
93とを組み合わせた原稿分離装置においては、当該装
置を、より原稿搬送速度の高い原稿搬送装置にも利用可
能とすべく、分離ローラ93を、上記図中に実線の矢印
で示したように、原稿の搬送方向と反対方向に回転駆動
させることで原稿分離の確実性を高めることが行われて
いる。
【0010】トルクリミッタ94の調整や分離ローラ9
3の駆動調整などによって、上記の試みは現在、ある程
度の成功を収めているものの、近年の、原稿搬送速度の
更なる高速化の傾向に対しては十分に対応し切れなくな
りつつあるのが現状である。また、上記のように分離ロ
ーラ93を回転駆動するために駆動機構が複雑化すると
いった問題もある。
3の駆動調整などによって、上記の試みは現在、ある程
度の成功を収めているものの、近年の、原稿搬送速度の
更なる高速化の傾向に対しては十分に対応し切れなくな
りつつあるのが現状である。また、上記のように分離ロ
ーラ93を回転駆動するために駆動機構が複雑化すると
いった問題もある。
【0011】そこで、原稿搬送速度のさらなる高速化に
対応すべく前記ニップ面積を増加するために、分離ロー
ラ93に代えて、図7にみるように一対のローラ95、
95間に架け渡したエンドレス状の分離ベルト96を採
用した原稿分離装置が開発されている。なお図において
符号97は、棒材97bを、スプリング97aの押圧力
によって、分離ベルト96に一定の圧力で押圧すること
で、当該分離ベルト96の張力、ならびに給紙ローラ9
1への圧接力を一定に維持するための張力調整部材を示
している。
対応すべく前記ニップ面積を増加するために、分離ロー
ラ93に代えて、図7にみるように一対のローラ95、
95間に架け渡したエンドレス状の分離ベルト96を採
用した原稿分離装置が開発されている。なお図において
符号97は、棒材97bを、スプリング97aの押圧力
によって、分離ベルト96に一定の圧力で押圧すること
で、当該分離ベルト96の張力、ならびに給紙ローラ9
1への圧接力を一定に維持するための張力調整部材を示
している。
【0012】ところが、上記の原稿分離装置で使用する
分離ベルト96は、上記の構造によって一定の張力、な
らびに圧接力を確保するために、ポリエステル繊維製の
シームレス織布などの、伸び率の小さい芯材(たとえば
引っ張り伸びが6%以下程度)の表面に、ウレタンゴム
などの層を積層した構造を有しており、給紙ローラ91
に対する追従性が十分でないために、やはり確実な分離
を行うためには、図中実線の矢印で示すように分離ベル
ト96を、原稿の搬送方向と反対方向に回転駆動させる
必要があり、駆動機構が複雑化するといった、分離ロー
ラ93と同様の問題は、依然として解決されないままで
ある。
分離ベルト96は、上記の構造によって一定の張力、な
らびに圧接力を確保するために、ポリエステル繊維製の
シームレス織布などの、伸び率の小さい芯材(たとえば
引っ張り伸びが6%以下程度)の表面に、ウレタンゴム
などの層を積層した構造を有しており、給紙ローラ91
に対する追従性が十分でないために、やはり確実な分離
を行うためには、図中実線の矢印で示すように分離ベル
ト96を、原稿の搬送方向と反対方向に回転駆動させる
必要があり、駆動機構が複雑化するといった、分離ロー
ラ93と同様の問題は、依然として解決されないままで
ある。
【0013】本発明の主たる目的は、原稿搬送速度のさ
らなる高速化に対応してより確実に原稿を分離すること
ができ、しかも従来に比べてより簡単な構造を有する、
新規な原稿分離装置を提供することにある。また本発明
の他の目的は、かかる原稿分離装置を、そのメンテナン
スなどの作業を容易に行えるようにするためにユニット
化した分離用ユニットを提供することにある。
らなる高速化に対応してより確実に原稿を分離すること
ができ、しかも従来に比べてより簡単な構造を有する、
新規な原稿分離装置を提供することにある。また本発明
の他の目的は、かかる原稿分離装置を、そのメンテナン
スなどの作業を容易に行えるようにするためにユニット
化した分離用ユニットを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の原稿分離装置は、原稿を所定の方向へ搬送
するための給紙ローラと、弾力性のある面状体と、面状
体に所定の張力を付与する手段と、所定の張力が付与さ
れた面状体を前記給紙ローラの周面に対して一定の圧接
力で圧接させる手段とを含むことを特徴とするものであ
る。
の、本発明の原稿分離装置は、原稿を所定の方向へ搬送
するための給紙ローラと、弾力性のある面状体と、面状
体に所定の張力を付与する手段と、所定の張力が付与さ
れた面状体を前記給紙ローラの周面に対して一定の圧接
力で圧接させる手段とを含むことを特徴とするものであ
る。
【0015】かかる本発明において給紙ローラに圧接さ
せた、上記のように弾力性があるゴムシートなどの面状
体は、従来の分離ベルトなどに比べて給紙ローラの周面
に対する追従性が良好で、当該給紙ローラとのニップ面
積をこれまでよりも広く取ることができる。また上記面
状体は、自身の持つ弾力性によって、上記の圧接状態に
おいて、給紙ローラの周面に対して良好に圧接される。
せた、上記のように弾力性があるゴムシートなどの面状
体は、従来の分離ベルトなどに比べて給紙ローラの周面
に対する追従性が良好で、当該給紙ローラとのニップ面
積をこれまでよりも広く取ることができる。また上記面
状体は、自身の持つ弾力性によって、上記の圧接状態に
おいて、給紙ローラの周面に対して良好に圧接される。
【0016】したがって本発明によれば、上記面状体
を、従来の分離ベルトやローラなどのように、複雑な機
構を用いて回転駆動などさせることなく固定した状態の
ままで使用して、なおかつ原稿を、これまでに比べてよ
り確実に分離することが可能となる。また本発明の分離
用ユニットは、ベース板およびベース板に取り付けられ
る弾力性のある面状体を含み、前記ベース板には、面状
体の一端を固定する第1固定部と、第1固定部と所定距
離隔てて設けられ、面状体の他端を固定する第2固定部
と、第1固定部および第2固定部間に張設される面状体
に対して所定の張力を付与するために、第1固定部およ
び第2固定部の間に設けられ、これら2つの固定部を含
む平面に対して交差方向に突出する一定間隔隔てて配置
された平行な一対の突条とを有し、前記一対の突条間に
張設された面状体の表面が給紙ローラ周面に圧接される
ようになっていることを特徴とするものである。
を、従来の分離ベルトやローラなどのように、複雑な機
構を用いて回転駆動などさせることなく固定した状態の
ままで使用して、なおかつ原稿を、これまでに比べてよ
り確実に分離することが可能となる。また本発明の分離
用ユニットは、ベース板およびベース板に取り付けられ
る弾力性のある面状体を含み、前記ベース板には、面状
体の一端を固定する第1固定部と、第1固定部と所定距
離隔てて設けられ、面状体の他端を固定する第2固定部
と、第1固定部および第2固定部間に張設される面状体
に対して所定の張力を付与するために、第1固定部およ
び第2固定部の間に設けられ、これら2つの固定部を含
む平面に対して交差方向に突出する一定間隔隔てて配置
された平行な一対の突条とを有し、前記一対の突条間に
張設された面状体の表面が給紙ローラ周面に圧接される
ようになっていることを特徴とするものである。
【0017】かかる本発明の分離用ユニットは、前記原
稿分離装置のうち給紙ローラ以外の各部を、自動原稿搬
送装置に対して着脱自在に設けたベース板上にユニット
化して搭載したものゆえ、当該分離用ユニットを自動原
稿搬送装置から取り外した状態で、たとえば面状体の交
換や張力の調整といったメンテナンスの作業などを行え
るため、その作業性が向上するという利点がある。
稿分離装置のうち給紙ローラ以外の各部を、自動原稿搬
送装置に対して着脱自在に設けたベース板上にユニット
化して搭載したものゆえ、当該分離用ユニットを自動原
稿搬送装置から取り外した状態で、たとえば面状体の交
換や張力の調整といったメンテナンスの作業などを行え
るため、その作業性が向上するという利点がある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明を、その実施の形態
の一例を示す図面を参照しつつ、説明する。この例の原
稿分離装置1は、たとえば図5に示した自動原稿搬送装
置3の、複数枚の原稿を積み重ねて載置するための原稿
載置台31が接続された、図において左側の筐体32内
に配置されるもので、図1(a)(b)および図2(a)(b)に示
すように給紙ローラ11と、たとえばゴムシートなどの
弾力性のある面状体12とを備えている。
の一例を示す図面を参照しつつ、説明する。この例の原
稿分離装置1は、たとえば図5に示した自動原稿搬送装
置3の、複数枚の原稿を積み重ねて載置するための原稿
載置台31が接続された、図において左側の筐体32内
に配置されるもので、図1(a)(b)および図2(a)(b)に示
すように給紙ローラ11と、たとえばゴムシートなどの
弾力性のある面状体12とを備えている。
【0019】上記のうち給紙ローラ11は、1本の回転
軸11aと、この回転軸11aの長手方向に一定の間隔
をあけて配列され、その周面が搬送する原稿と接する複
数のローラ11b…とを有する、いわゆる櫛歯状に形成
されている。上記各ローラ11bの、少なくとも原稿と
接する周面は、給紙ローラ11と面状体12との間に原
稿が一枚のみ挟まれた際に、当該原稿をスムースに搬送
するために、後述する面状体12の表面よりも摩擦係数
の大きな材料にて形成されるか、または多数の凹溝を設
けるなどして、上記面状体12よりも摩擦係数の大きな
構造に形成されるのが好ましい。各ローラ11bの周面
を、上記のように多数の凹溝を設けるなどして摩擦係数
の大きな構造とする場合、少なくともその周面を形成す
る材料としては、後述する面状体12と同様の材料が、
いずれも使用できる。
軸11aと、この回転軸11aの長手方向に一定の間隔
をあけて配列され、その周面が搬送する原稿と接する複
数のローラ11b…とを有する、いわゆる櫛歯状に形成
されている。上記各ローラ11bの、少なくとも原稿と
接する周面は、給紙ローラ11と面状体12との間に原
稿が一枚のみ挟まれた際に、当該原稿をスムースに搬送
するために、後述する面状体12の表面よりも摩擦係数
の大きな材料にて形成されるか、または多数の凹溝を設
けるなどして、上記面状体12よりも摩擦係数の大きな
構造に形成されるのが好ましい。各ローラ11bの周面
を、上記のように多数の凹溝を設けるなどして摩擦係数
の大きな構造とする場合、少なくともその周面を形成す
る材料としては、後述する面状体12と同様の材料が、
いずれも使用できる。
【0020】上記給紙ローラ11と組み合わされる面状
体12は、これらの図では図示していない張力付与手段
によって、図中白矢印で示すように原稿の搬送方向に張
力を付与しつつ、やはり図示していない圧接手段によっ
て、給紙ローラ11を構成する各ローラ11b…の周面
に対して、図中黒矢印で示す方向に、図1(b)および図
2(b)に示したようにその表面に、当該各ローラ11b
…による凹凸が形成される程度の一定の力で圧接した状
態で使用される。
体12は、これらの図では図示していない張力付与手段
によって、図中白矢印で示すように原稿の搬送方向に張
力を付与しつつ、やはり図示していない圧接手段によっ
て、給紙ローラ11を構成する各ローラ11b…の周面
に対して、図中黒矢印で示す方向に、図1(b)および図
2(b)に示したようにその表面に、当該各ローラ11b
…による凹凸が形成される程度の一定の力で圧接した状
態で使用される。
【0021】そしてこの状態で給紙ローラ11が回転し
た際には、当該給紙ローラ11の周面に沿って原稿D1
が湾曲することで当該原稿D1に発生する、面状体12
を上方へ押し戻す力〔図1(b)中に実線の矢印で示す〕
によって、原稿D1が2枚以上、重なっている場合には
上側の原稿が、広い面積に亘って面状体12に圧接され
て、その搬送が確実に阻止され、一番下の原稿のみ分離
された状態で、給紙ローラ11によって搬送される。
た際には、当該給紙ローラ11の周面に沿って原稿D1
が湾曲することで当該原稿D1に発生する、面状体12
を上方へ押し戻す力〔図1(b)中に実線の矢印で示す〕
によって、原稿D1が2枚以上、重なっている場合には
上側の原稿が、広い面積に亘って面状体12に圧接され
て、その搬送が確実に阻止され、一番下の原稿のみ分離
された状態で、給紙ローラ11によって搬送される。
【0022】かかる面状体12としては、上記の使用状
態において、給紙ローラ11に対して良好に追従して、
当該給紙ローラ11とのニップ面積をこれまでよりも広
く取ることができ、しかも自身の持つ弾力性によって、
給紙ローラ11の、各ローラ11b…の周面に良好に圧
接されて、挟まれた原稿をより確実に分離しうる十分な
摩擦力を生じるために、弾力性にすぐれたゴムシートな
どが好適に使用される。
態において、給紙ローラ11に対して良好に追従して、
当該給紙ローラ11とのニップ面積をこれまでよりも広
く取ることができ、しかも自身の持つ弾力性によって、
給紙ローラ11の、各ローラ11b…の周面に良好に圧
接されて、挟まれた原稿をより確実に分離しうる十分な
摩擦力を生じるために、弾力性にすぐれたゴムシートな
どが好適に使用される。
【0023】ただし、面状体12としての上記ゴムシー
トは、給紙ローラ11との間に原稿が一枚のみ挟まれた
際に、当該原稿をスムースに搬送するために、前述した
各ローラ11b…の周面よりも、その表面の摩擦係数が
小さいことが好ましい。これらの条件を満たすゴムシー
トとしては、これに限定されないがたとえばエチレン−
プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)やシリコー
ンゴムなどの、前記スプリング式硬さA形(JIS−
A)が30〜100°程度のゴムからなる、厚み1〜3
mm程度のゴムシートが好適に使用される。
トは、給紙ローラ11との間に原稿が一枚のみ挟まれた
際に、当該原稿をスムースに搬送するために、前述した
各ローラ11b…の周面よりも、その表面の摩擦係数が
小さいことが好ましい。これらの条件を満たすゴムシー
トとしては、これに限定されないがたとえばエチレン−
プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)やシリコー
ンゴムなどの、前記スプリング式硬さA形(JIS−
A)が30〜100°程度のゴムからなる、厚み1〜3
mm程度のゴムシートが好適に使用される。
【0024】ゴムシートの硬さが上記の範囲未満、また
はその厚みが上記の範囲未満では、その表面の摩擦係数
が大きくなって、前述したように給紙ローラ11との間
に原稿が一枚のみ挟まれた際に、当該原稿をスムースに
搬送できなくなるおそれがある他、その弾力性が低下し
て、前記の使用状態において発生する、給紙ローラ11
の各ローラ11b…に対する圧接力が不十分となって、
原稿を確実に分離できなくなるおそれもある。
はその厚みが上記の範囲未満では、その表面の摩擦係数
が大きくなって、前述したように給紙ローラ11との間
に原稿が一枚のみ挟まれた際に、当該原稿をスムースに
搬送できなくなるおそれがある他、その弾力性が低下し
て、前記の使用状態において発生する、給紙ローラ11
の各ローラ11b…に対する圧接力が不十分となって、
原稿を確実に分離できなくなるおそれもある。
【0025】一方、ゴムシートの硬さが上記の範囲を超
えるか、または厚みが上記の範囲を超えた場合には、前
記の使用状態において、給紙ローラ11に対する追従性
が低下して、ニップ面積をこれまでより広く取ることが
できなくなって、原稿を確実に分離できなくなるおそれ
がある。なお、上記各特性のバランスを考慮すると、ゴ
ムシートの硬さは、前記の範囲内でもとくに40〜70
°程度であるのが好ましい。
えるか、または厚みが上記の範囲を超えた場合には、前
記の使用状態において、給紙ローラ11に対する追従性
が低下して、ニップ面積をこれまでより広く取ることが
できなくなって、原稿を確実に分離できなくなるおそれ
がある。なお、上記各特性のバランスを考慮すると、ゴ
ムシートの硬さは、前記の範囲内でもとくに40〜70
°程度であるのが好ましい。
【0026】また、とくに原稿として、カラーコピーや
カラーレーザープリンタなどによる出力物を使用する場
合は、上記ゴムシートとして、シリコーンゴムのシート
が好適に使用される。すなわち、上記カラーコピーなど
の出力物の表面には、その画像形成の工程上での必要性
から、定着オイルとしてのシリコーンオイルが付着して
おり、かかる出力物が原稿として多数、繰り返して原稿
分離装置1に通されると、通常のゴムシートでは、その
表面にシリコーンオイルが油膜状に蓄積されて摩擦係数
が低下し、原稿との間でスリップを生じやすくなって、
原稿を確実に分離できなくなるおそれがある。
カラーレーザープリンタなどによる出力物を使用する場
合は、上記ゴムシートとして、シリコーンゴムのシート
が好適に使用される。すなわち、上記カラーコピーなど
の出力物の表面には、その画像形成の工程上での必要性
から、定着オイルとしてのシリコーンオイルが付着して
おり、かかる出力物が原稿として多数、繰り返して原稿
分離装置1に通されると、通常のゴムシートでは、その
表面にシリコーンオイルが油膜状に蓄積されて摩擦係数
が低下し、原稿との間でスリップを生じやすくなって、
原稿を確実に分離できなくなるおそれがある。
【0027】しかし、シリコーンオイルと類似した分子
構造を有するシリコーンゴムは、その内部にシリコーン
オイルを吸収、吸着してしまうために、シートの表面に
は油膜が形成されにくく、当該表面は、初期とほぼ同じ
摩擦係数を維持する。それゆえシリコーンゴム製のゴム
シートを使用すれば、たとえ上記カラーコピーなどの出
力物が多数、繰り返して通されたあとでも、原稿を確実
に分離することができる。
構造を有するシリコーンゴムは、その内部にシリコーン
オイルを吸収、吸着してしまうために、シートの表面に
は油膜が形成されにくく、当該表面は、初期とほぼ同じ
摩擦係数を維持する。それゆえシリコーンゴム製のゴム
シートを使用すれば、たとえ上記カラーコピーなどの出
力物が多数、繰り返して通されたあとでも、原稿を確実
に分離することができる。
【0028】上記ゴムシートなどからなる面状体12に
付与する張力の範囲は、これに限定されないが、およそ
1〜5kgf/cm2程度であるのが好ましい。張力が
この範囲未満では、前記の使用状態において発生する、
各ローラ11b…の周面に対する面状体12の圧接力が
不十分となって、原稿を確実に分離できなくなるおそれ
がある。
付与する張力の範囲は、これに限定されないが、およそ
1〜5kgf/cm2程度であるのが好ましい。張力が
この範囲未満では、前記の使用状態において発生する、
各ローラ11b…の周面に対する面状体12の圧接力が
不十分となって、原稿を確実に分離できなくなるおそれ
がある。
【0029】一方、張力がこの範囲を超えた場合には、
上記の圧接力が強くなりすぎて、給紙ローラ11との間
に原稿が一枚のみ挟まれた際に、当該原稿をスムースに
搬送できなくなるおそれがある。なお面状体12に付与
する張力は、上記各特性のバランスを考慮すると、上記
の範囲内でもとくに1〜3kgf/cm2程度であるの
が好ましい。
上記の圧接力が強くなりすぎて、給紙ローラ11との間
に原稿が一枚のみ挟まれた際に、当該原稿をスムースに
搬送できなくなるおそれがある。なお面状体12に付与
する張力は、上記各特性のバランスを考慮すると、上記
の範囲内でもとくに1〜3kgf/cm2程度であるの
が好ましい。
【0030】また上記面状体12を、各ローラ11b…
の周面に圧接させるための圧接力は、前記のようにその
表面に、当該各ローラ11b…による凹凸が形成される
程度であればよいが、たとえば前記ゴムシートなどを面
状体12として使用する場合の圧接力は、およそ50〜
300g程度であるのが好ましい。圧接力が上記の範囲
未満では、面状体12の表面に、各ローラ11b…によ
る凹凸が十分に形成されず、したがって面状体12と給
紙ローラ11とのニップ面積をこれまでよりも広く取る
ことができないために、原稿を確実に分離できないおそ
れがある。
の周面に圧接させるための圧接力は、前記のようにその
表面に、当該各ローラ11b…による凹凸が形成される
程度であればよいが、たとえば前記ゴムシートなどを面
状体12として使用する場合の圧接力は、およそ50〜
300g程度であるのが好ましい。圧接力が上記の範囲
未満では、面状体12の表面に、各ローラ11b…によ
る凹凸が十分に形成されず、したがって面状体12と給
紙ローラ11とのニップ面積をこれまでよりも広く取る
ことができないために、原稿を確実に分離できないおそ
れがある。
【0031】また逆に圧接力が上記の範囲を超えた場合
には、給紙ローラ11との間に原稿が一枚のみ挟まれた
際に、当該原稿をスムースに搬送できなくなるおそれが
ある。なお面状体12の圧接力は、上記各特性のバラン
スを考慮すると、上記の範囲内でもとくに100〜20
0g程度であるのが好ましい。
には、給紙ローラ11との間に原稿が一枚のみ挟まれた
際に、当該原稿をスムースに搬送できなくなるおそれが
ある。なお面状体12の圧接力は、上記各特性のバラン
スを考慮すると、上記の範囲内でもとくに100〜20
0g程度であるのが好ましい。
【0032】上記面状体12を含み、かつ給紙ローラ1
1を除く原稿分離装置1の各部は、前述したように、ま
た図3(a)(b)に示すように、自動原稿搬送装置3に対し
て着脱自在に設けたベース板2上に、ユニット化して搭
載されるのが好ましい。図のユニットUは、自動原稿搬
送装置3の、原稿搬送のための上ガイドを兼ねるベース
板2の下面に配置した面状体12の一端を、ベース板2
に形成したスリット2aを通してベース板2の上面に挿
通して、当該上面に設けた第1固定部21に固定すると
ともに、面状体12の他端を、同じくベース板2に形成
したスリット2bを通してベース板2の上面に挿通し
て、上記第1固定部21と所定距離隔てて設けた第2固
定部22に固定することで、上記面状体12を、両固定
部21、22間に張設するとともに、上記ベース板2の
下面から下方へ、互いに一定間隔を隔てて突出された平
行な一対の突条23、24によって、上記張設された面
状体12に、所定の張力を付与するようにしたものであ
る。
1を除く原稿分離装置1の各部は、前述したように、ま
た図3(a)(b)に示すように、自動原稿搬送装置3に対し
て着脱自在に設けたベース板2上に、ユニット化して搭
載されるのが好ましい。図のユニットUは、自動原稿搬
送装置3の、原稿搬送のための上ガイドを兼ねるベース
板2の下面に配置した面状体12の一端を、ベース板2
に形成したスリット2aを通してベース板2の上面に挿
通して、当該上面に設けた第1固定部21に固定すると
ともに、面状体12の他端を、同じくベース板2に形成
したスリット2bを通してベース板2の上面に挿通し
て、上記第1固定部21と所定距離隔てて設けた第2固
定部22に固定することで、上記面状体12を、両固定
部21、22間に張設するとともに、上記ベース板2の
下面から下方へ、互いに一定間隔を隔てて突出された平
行な一対の突条23、24によって、上記張設された面
状体12に、所定の張力を付与するようにしたものであ
る。
【0033】そして上記ベース板2を、図(b)にみるよ
うに、自動原稿搬送装置3の内部シャーシ33の、所定
の位置に、ネジN1によって着脱自在に固定すること
で、前記図1(a)(b)などに示したように面状体12が、
原稿の搬送方向に張力を付与しつつ、給紙ローラ11を
構成する各ローラ11b…の周面に対して一定の力で圧
接した状態とされる。
うに、自動原稿搬送装置3の内部シャーシ33の、所定
の位置に、ネジN1によって着脱自在に固定すること
で、前記図1(a)(b)などに示したように面状体12が、
原稿の搬送方向に張力を付与しつつ、給紙ローラ11を
構成する各ローラ11b…の周面に対して一定の力で圧
接した状態とされる。
【0034】つまり図の例のユニットUにおいては、上
記両固定部21、22と、突条23、24とが、面状体
12に張力を付与する張力付与手段として機能するとと
もに、ベース板2自体が、上記面状体12を、各ローラ
11b…周面に対して一定の圧接力で圧接させる圧接手
段として機能するように構成されている。また図の例で
は、面状体12の一端に固定された断面略L字状の固定
金具L1と、ベース板2を補強すべくその周囲に立ち上
げられた外縁部のうちの1辺2cと、当該1辺2cに設
けた通孔2dにその外側から挿通され、先端に設けた雄
ネジ部B1aが固定金具L1に設けた雌ネジ部L1aに
螺着されたボルトB1と、このボルトB1の頭部B1b
と、上記1辺2cとの間に介装されたコイルばねS1と
によって、上記各部のうち第1固定部21が構成されて
いる。
記両固定部21、22と、突条23、24とが、面状体
12に張力を付与する張力付与手段として機能するとと
もに、ベース板2自体が、上記面状体12を、各ローラ
11b…周面に対して一定の圧接力で圧接させる圧接手
段として機能するように構成されている。また図の例で
は、面状体12の一端に固定された断面略L字状の固定
金具L1と、ベース板2を補強すべくその周囲に立ち上
げられた外縁部のうちの1辺2cと、当該1辺2cに設
けた通孔2dにその外側から挿通され、先端に設けた雄
ネジ部B1aが固定金具L1に設けた雌ネジ部L1aに
螺着されたボルトB1と、このボルトB1の頭部B1b
と、上記1辺2cとの間に介装されたコイルばねS1と
によって、上記各部のうち第1固定部21が構成されて
いる。
【0035】上記第1固定部21は、ボルトB1の雄ネ
ジ部B1aと、固定金具L1の雌ネジ部L1aとの螺着
量を調整することによって、固定金具L1の位置、すな
わち面状体12の一端を固定する位置を調整し、それに
よって面状体12の張力を調整するための調整手段とし
ても機能する。また面状体12の他端を固定する第2固
定部22は、当該他端に固定された固定金具L2と、ベ
ース板2から立ち上げられ、上記固定金具L2に設け
た、図示しない通孔に引っ掛けられる、断面逆L字状の
突起2eとで構成されている。
ジ部B1aと、固定金具L1の雌ネジ部L1aとの螺着
量を調整することによって、固定金具L1の位置、すな
わち面状体12の一端を固定する位置を調整し、それに
よって面状体12の張力を調整するための調整手段とし
ても機能する。また面状体12の他端を固定する第2固
定部22は、当該他端に固定された固定金具L2と、ベ
ース板2から立ち上げられ、上記固定金具L2に設け
た、図示しない通孔に引っ掛けられる、断面逆L字状の
突起2eとで構成されている。
【0036】そして、前記第1固定部21のうちボルト
B1を図3(b)に示すように取り外したのち、上記第2
固定部22の、固定金具L2の通孔と突起2eとの係合
を解除してやれば、面状体12を、ユニットUから簡単
に取り外すことができる。したがって図3(a)(b)の構成
によれば、前述したようにユニットUが、自動原稿搬送
装置3に対して着脱自在とされたことと相まって、面状
体12の張力の調整や、あるいは面状体12の交換など
の、メンテナンスの作業性が向上するという利点があ
る。
B1を図3(b)に示すように取り外したのち、上記第2
固定部22の、固定金具L2の通孔と突起2eとの係合
を解除してやれば、面状体12を、ユニットUから簡単
に取り外すことができる。したがって図3(a)(b)の構成
によれば、前述したようにユニットUが、自動原稿搬送
装置3に対して着脱自在とされたことと相まって、面状
体12の張力の調整や、あるいは面状体12の交換など
の、メンテナンスの作業性が向上するという利点があ
る。
【0037】上記の原稿分離装置1は、前述したように
図5に示した自動原稿搬送装置3の、複数枚の原稿を積
み重ねて載置するための原稿載置台31が接続された、
図において左側の筐体32内に配置される。すなわち図
1(a)に示すように、上記原稿載置台31から、前送り
コロ34、ガイド板35、および搬送補助ローラ対36
を経て、静電式複写機などのコンタクトガラスに接する
搬送ベルト37に原稿を搬送する搬送経路上の、上記前
送りコロ34と、ガイド板35との間に配置される。
図5に示した自動原稿搬送装置3の、複数枚の原稿を積
み重ねて載置するための原稿載置台31が接続された、
図において左側の筐体32内に配置される。すなわち図
1(a)に示すように、上記原稿載置台31から、前送り
コロ34、ガイド板35、および搬送補助ローラ対36
を経て、静電式複写機などのコンタクトガラスに接する
搬送ベルト37に原稿を搬送する搬送経路上の、上記前
送りコロ34と、ガイド板35との間に配置される。
【0038】なお図において符号38は、支軸39の回
転によって、図中実線で示す開状態と、破線で示す閉状
態との間で回動し、破線で示す閉状態において、原稿分
離装置1による原稿の分離に先だって、原稿載置台31
から搬送された原稿を上方から加圧し、それによって原
稿を一枚ずつずらした状態で、原稿分離装置1に送るた
めの加圧板である。
転によって、図中実線で示す開状態と、破線で示す閉状
態との間で回動し、破線で示す閉状態において、原稿分
離装置1による原稿の分離に先だって、原稿載置台31
から搬送された原稿を上方から加圧し、それによって原
稿を一枚ずつずらした状態で、原稿分離装置1に送るた
めの加圧板である。
【0039】上記の加圧板38は、これに限定されるも
のではないが、たとえば図4に示すように、支軸39に
固定された金属製の加圧板本体38aと、当該加圧板本
体38aの、原稿と接触する下面側に貼設された、フェ
ルトなどの摩擦部材38bとで構成されているのが好ま
しい。このように構成すると、たとえばトレーシングペ
ーパーや伝票用紙などの薄葉紙などをも、確実に、1枚
ずつずらした状態で、原稿分離装置1に送ることがで
き、当該原稿分離装置1において上記の薄葉紙が紙詰ま
りを生じるといった問題が発生するのを、より確実に防
止することが可能となる。
のではないが、たとえば図4に示すように、支軸39に
固定された金属製の加圧板本体38aと、当該加圧板本
体38aの、原稿と接触する下面側に貼設された、フェ
ルトなどの摩擦部材38bとで構成されているのが好ま
しい。このように構成すると、たとえばトレーシングペ
ーパーや伝票用紙などの薄葉紙などをも、確実に、1枚
ずつずらした状態で、原稿分離装置1に送ることがで
き、当該原稿分離装置1において上記の薄葉紙が紙詰ま
りを生じるといった問題が発生するのを、より確実に防
止することが可能となる。
【0040】なお本発明の原稿分離装置、および分離用
ユニットの構成は、以上で説明した図の例のものには限
定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で、種々の設
計変更を施すことができる。
ユニットの構成は、以上で説明した図の例のものには限
定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で、種々の設
計変更を施すことができる。
【0041】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
原稿搬送速度のさらなる高速化に対応してより確実に原
稿を分離することができ、しかも従来に比べてより簡単
な構造を有する、新規な原稿分離装置を提供できるとい
う特有の作用効果を奏する。また本発明によれば、上記
の原稿分離装置を、そのメンテナンスなどの作業を容易
に行えるようにするためにユニット化した分離用ユニッ
トを提供することも可能となる。
原稿搬送速度のさらなる高速化に対応してより確実に原
稿を分離することができ、しかも従来に比べてより簡単
な構造を有する、新規な原稿分離装置を提供できるとい
う特有の作用効果を奏する。また本発明によれば、上記
の原稿分離装置を、そのメンテナンスなどの作業を容易
に行えるようにするためにユニット化した分離用ユニッ
トを提供することも可能となる。
【図1】同図(a)は、本発明の原稿分離装置の、実施の
形態の一例を組み込んだ、自動原稿搬送装置の内部構造
を簡略して示した断面図、同図(b)は、上記例の原稿分
離装置の正面図である。
形態の一例を組み込んだ、自動原稿搬送装置の内部構造
を簡略して示した断面図、同図(b)は、上記例の原稿分
離装置の正面図である。
【図2】同図(a)は、上記例の原稿分離装置を構成する
給紙ローラと、面状体との圧接を解除した状態を示す斜
視図、同図(b)は圧接した状態を示す斜視図である。
給紙ローラと、面状体との圧接を解除した状態を示す斜
視図、同図(b)は圧接した状態を示す斜視図である。
【図3】同図(a)は、上記例の原稿分離装置のうち面状
体を搭載したユニットの断面図、同図(b)は、上記ユニ
ットを自動原稿搬送装置に装着した状態を示す斜視図で
ある。
体を搭載したユニットの断面図、同図(b)は、上記ユニ
ットを自動原稿搬送装置に装着した状態を示す斜視図で
ある。
【図4】上記例の原稿分離装置が組み込まれた自動原稿
搬送装置の、加圧板の部分の拡大断面図である。
搬送装置の、加圧板の部分の拡大断面図である。
【図5】上記自動原稿搬送装置の外観を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】同図(a)(b)はともに、従来の原稿分離装置の例
を示す簡略断面図である。
を示す簡略断面図である。
【図7】同じく従来の原稿分離装置の例を示す簡略断面
図である。
図である。
1 原稿分離装置 11 給紙ローラ 12 面状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河本 益雄 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 原田 裕行 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 Fターム(参考) 2H076 BA17 BA47 3F343 FA03 FB02 FB03 FB04 FC01 GA02 GB01 GC01 GD01 HA12 HB01 JA01 JD03 JD08 JD37 KB05 KB13 KB16 KB17 5C062 AA02 AA05 AB31 BA04
Claims (7)
- 【請求項1】原稿を所定の方向へ搬送するための給紙ロ
ーラと、 弾力性のある面状体と、 面状体に所定の張力を付与する手段と、 所定の張力が付与された面状体を前記給紙ローラの周面
に対して一定の圧接力で圧接させる手段とを含むことを
特徴とする原稿分離装置。 - 【請求項2】前記給紙ローラは、回転軸と、回転軸の長
手方向に一定の間隔をあけて配列され、その周面が搬送
する原稿と接する複数のローラとを含み、 前記圧接させる手段は、所定の張力が付与された面状体
の表面に、複数のローラによって凹凸が形成される程度
の力で、面状体を給紙ローラに圧接させることを特徴と
する請求項1記載の原稿分離装置。 - 【請求項3】前記給紙ローラは、回転軸と、回転軸の長
手方向に一定の間隔をあけて配列され、その周面が搬送
する原稿と接する複数のローラとを含み、 前記面状体は、そのスプリング式硬さA形(JIS−
A)が30〜100°であり、 前記張力付与手段は、面状体に、1〜5kgf/cm2
の張力を与えるものであることを特徴とする請求項1記
載の原稿分離装置。 - 【請求項4】前記張力付与手段は、 面状体の一端を固定する第1固定部と、 第1固定部と所定距離隔てて設けられ、面状体の他端を
固定する第2固定部と、 第1固定部および第2固定部間に張設された面状体に対
して所定の張力を付与するために、第1固定部および第
2固定部の間に設けられ、これら2つの固定部を含む平
面に対して交差方向に突出する一定間隔を隔てて配置さ
れた平行な一対の突条とを含むことを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載の原稿分離装置。 - 【請求項5】前記第1固定部には、面状体の一端を固定
する位置を調整するための調整手段が備えられているこ
とを特徴とする請求項4記載の原稿分離装置。 - 【請求項6】給紙ローラの周面に圧接され、給紙ローラ
により搬送される原稿が複数枚重なって送られるのを阻
止するための分離用ユニットであって、 ベース板およびベース板に取り付けられる弾力性のある
面状体を含み、 前記ベース板には、面状体の一端を固定する第1固定部
と、第1固定部と所定距離隔てて設けられ、面状体の他
端を固定する第2固定部と、第1固定部および第2固定
部間に張設される面状体に対して所定の張力を付与する
ために、第1固定部および第2固定部の間に設けられ、
これら2つの固定部を含む平面に対して交差方向に突出
する一定間隔隔てて配置された平行な一対の突条とを有
し、 前記一対の突条間に張設された面状体の表面が給紙ロー
ラ周面に圧接されるようになっていることを特徴とする
分離用ユニット。 - 【請求項7】前記第1固定部には、面状体の一端を固定
する位置を調整するための調整手段が備えられているこ
とを特徴とする請求項6記載の分離用ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11057303A JP2000255796A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 原稿分離装置および分離用ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11057303A JP2000255796A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 原稿分離装置および分離用ユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000255796A true JP2000255796A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13051803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11057303A Pending JP2000255796A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 原稿分離装置および分離用ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000255796A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014198438A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | ブラザー工業株式会社 | 記録装置 |
-
1999
- 1999-03-04 JP JP11057303A patent/JP2000255796A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014198438A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | ブラザー工業株式会社 | 記録装置 |
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