JP2000256162A - シート状パック - Google Patents

シート状パック

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JP2000256162A JP11056689A JP5668999A JP2000256162A JP 2000256162 A JP2000256162 A JP 2000256162A JP 11056689 A JP11056689 A JP 11056689A JP 5668999 A JP5668999 A JP 5668999A JP 2000256162 A JP2000256162 A JP 2000256162A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】過剰皮脂除去作用と閉塞性による有効成分吸収
促進作用を損なわずに、肌からの剥離・水洗性を向上さ
せた新規機能を有するシート状パックを提供する。 【解決手段】無水珪酸、タルク、ベントナイト、含硫珪
酸アルミニウム及びカオリンから選ばれる1種乃至2種
である珪酸塩1〜50重量%を含有することを特徴とす
る、シート状パック用のマトリックスを支持体に塗工し
貼付剤とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パック料に好適な
化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】パック化粧料は、泥状、粘性半流動体、
泡状の化粧料組成物を皮膚に塗布し、この閉塞性を利用
して有効成分の吸収を促進したり、過剰な皮脂などを除
去したりする目的で、この様な処置の必要性が極めて高
くなったときに用いられる。これは、パックの機能は確
かに優れるものの、そのパック動作は決して、気軽にた
易くできるものではないからである。この取り扱い動作
を改善したものにシート状パックがあり、シート状パッ
ク料は、化粧水などを含浸させた不織布などの支持体を
顔に貼り付け、有用な成分を経皮吸収さる含浸タイプ
や、不織布などの支持体上に粘着性高分子ポリマーを塗
工し、過剰な皮脂や角栓等を高分子ポリマーで固着・除
去したりする角栓除去タイプのものが既に知られてい
る。しかしながら、この様な機能は、パックの機能の極
一部であり、他の機能を有するシート状パックは知られ
ておらず、かかるパック機能の簡便化は図られていない
のが現状である。これは、剤形的な可能性の制限による
ものが多く、例えば、ピールオフタイプのパックをシー
ト状に加工しても、その粘着力と経皮吸収性の促進作用
等のバランスを取ることは難しいし、泡状パックのシー
ト化は泡の維持が困難であるし、泥状パックはシート状
に加工しても、皮膚への延展時の手指の汚れは予防でき
ても、パック剥離・水洗後、泥が残存し易く、結局手間
は変わらないためにそのメリットは少ないと信じられて
いた。それ故、この様なシート状パック剤形はまだ開発
されていなかった。
【0003】一方、シート状パックに於いて、珪酸塩1
〜50重量%を含有するものは、まだ知られておらず、
従って、この様なシート状パックが優れた新規機能を有
することも全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、新規機能を有するシート状パ
ックを提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑み、本発明者ら
は、新規機能を有するシート状パックを求めて鋭意研究
努力を重ねた結果、珪酸塩1〜50重量%を含有するこ
とを特徴とする、シート状パック用のマトリックスを不
織布などの支持体上に塗工したシート状パックが、泥状
パックの過剰皮脂除去作用と閉塞性による有効成分吸収
促進作用を兼ね備えた特性を有しているにも関わらず、
その剥離・水洗性に優れ、シート状パックを剥離・水洗
した後も殆どマトリックス残存しないことを見出し、発
明を完成させるに至った。以下、本発明について、実施
の形態を中心に詳細に説明を加える。
【0006】
【発明に実施の形態】(1)本発明のシート状パック用
のマトリックス 本発明のシート状パック用のマトリックスは珪酸塩1〜
50重量%、更に好ましくは5〜25重量%を含有する
ことを特徴とする。これは、珪酸塩をこの配合範囲に制
御することにより、泥パックの有している、過剰皮脂除
去作用と閉塞性による有効成分吸収促進作用を損なわず
に、肌からの剥離・水洗性を向上させ、シート状パック
を剥離・水洗しても、パックのマトリックスが肌上に残
存しないように出来るからである。即ち、この量より少
ないと、閉塞性や皮脂吸収性が発揮できない場合があ
り、この量を超すと肌残存率が多くなり、シート状に加
工したメリットが現れない場合があるからである。ここ
で、本発明で言う珪酸塩とは、水不溶性の珪酸塩であっ
て化粧料などの分野で使用されうるものを意味し、例え
ば、タルク、カオリン、雲母、ベントナイト、珪酸マグ
ネシウム、珪酸カルシウム、無水珪酸、珪酸アルミニウ
ム、含硫珪酸アルミニウムなどが例示でき、これらの中
では、無水珪酸、タルク、ベントナイト、含硫珪酸アル
ミニウム及びカオリンから選ばれる1種乃至は2種以上
であることが好ましく、含硫珪酸アルミニウムを含有す
ることが更に好ましい。この含硫珪酸アルミニウムとし
ては、海草由来の海泥化石を乾燥・粉砕したものが好ま
しく、「ミロネクトン」の商品名で大日本化成株式会社
より市販されているものが市販品の中では好ましい。こ
のものの含硫率は約1%である。これら珪酸塩は何れも
化粧料の汎用原料であり、その入手に問題はない。
【0007】本発明のマトリックスに於いては、上記必
須成分である珪酸塩以外に、化粧料で通常使用されてい
る任意成分を、本発明の効果を損なわない範囲に於い
て、含有することが出来る。かかる任意成分としては、
例えば、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス等の
ような炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル
類、牛脂、オリーブ油等のトリグリセライド類、セタノ
ール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、ステ
アリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリンや1,3
−ブタンジオール等の多価アルコール類、非イオン界面
活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両
性界面活性剤、エタノール、カーボポール等の増粘剤、
防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、粉体類等が例
示できる。この中では、皮脂の除去性とマトリックスの
剥離・水洗性を向上させる理由から、ポリオキシエチレ
ンヤシ油脂肪酸グリセリンを含有することが好ましい。
このもののポリオキシエチレンの付加モル数としては、
5〜10が好ましく、このもの含有量としては、0.1
〜3重量%が好ましい。これはこの範囲のものが、皮脂
の除去性とマトリックスの剥離・水洗性に特に好ましい
作用を発揮するからである。又、パックの製剤的特徴か
ら、ビタミン類、美白剤、細胞賦活剤、美肌成分などの
有効成分も含有でき、この様な有効成分を含有すること
が好ましい。本発明のマットリックスの特徴が珪酸塩を
含有することから、有効成分としては、この様な成分と
調和して効果を発揮する有効成分が好ましく、例えば、
ハマメリスエキス、ホップエキス、オトギリソウエキス
(ヨハニスクロイターエキス)等の各種ハーブエキスや
海草エキスが好ましく例示できる。又、通常パック料に
於いては、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリメタクリル
酸ナトリウム、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポ
リマー及び/又はその塩等のアクリル酸系ポリマーは、
マトリックスの残存率を上げることが多いので含有しな
いことが特に好ましい。更に、通常のオイル類も含有し
ない方が好ましい。本発明のマトリクスは、この様な成
分を常法に従って処理することにより製造できる。
【0008】(2)本発明のパック料 本発明のパック料は、上記シート状パック用のマトリッ
クスを支持体上に塗工したシート状パックであることを
特徴とする。本発明のパック料で使用できる支持体とし
ては、シート状パック料で使用されているものであれば
特段の限定なく使用することが出来、例えば、リント
布、リネン、木綿などの布類、ポリエチレンテレフタレ
ートシートや塩化ビニルシート等のポリマーシート、不
織布などが例示できる。これらの中では、マトリックス
配向性の点で不織布が特に好ましい。即ち、マトリック
スが支持体である不織布と親和性が高いため、顔にシー
ト状パックを貼付して剥離・水洗しても、顔の方にマト
リックスが残りにくいからである。マトリックスの支持
体上への塗工手段は、通常知られている方法に従って行
えば良く、例えば、支持体上へドクターブレード等を使
用して塗工することが例示できる。この時、好ましい塗
工厚は0.1〜100ミルである。更に、本発明のシー
ト状パックとしては、顔の一部に貼付する部分貼付型の
ものも、顔全面に貼付するものも利用できる、このう
ち、特に好ましいものは顔全面に貼付するタイプのもの
である。これは、本発明のパックの効果に有効成分の吸
収促進が含まれており、この様な効果は、顔の全面に好
適な効果であるためである。
【0009】
【実施例】以下に、実施例を示して本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明が、これら実施例にのみ
限定を受けないことは言うまでもない。
【0010】<実施例1〜8>下記に示す処方に従っ
て、化粧料を作成した。即ち、イ、ロをそれぞれ80℃
に加熱し、イにハをディスパーで分散し、これらに徐々
にロを加え、撹拌冷却し、泥状の本発明のマトリックス
を得た。これを顔型の不織布上に10ミルの厚さにドク
ターブレードで塗工し、剥離紙を裏打ちし、アルミラミ
ネートの包装に密封し、本発明の顔全面用のシート状パ
ックを得た。この本発明のパックを用いて、専門パネラ
ーにより、剥離・水洗性(顔への残存量の少なさ)と過
剰な皮脂の除去性を、++:非常によい、+:良い、
±:やや良い、−:悪いの基準で判定した。比較例1と
して、実施例1のカオリンを酸化亜鉛に置換したもの、
比較例2として、実施例1のカオリンを二酸化チタンに
置換したものを、比較例3として、実施例1のカオリン
を結晶セルロースに置換したものを作成し同様に評価し
た。結果を表1に示す。これより、本発明のシート状パ
ックが前述の如く優れた作用を有していること、及びこ
の作用が珪酸塩に由来すること、珪酸塩としては無水珪
酸、タルク、ベントナイト、含硫珪酸アルミニウム及び
カオリンが好ましいことがわかる。 イ 1,3−ブタンジオール 15 重量部 キサンテンガム 0.3重量部 エタノール 0.8重量部 パラベン 0.1重量部 ハマメリスエキス 1 重量部 海草エキス 0.1重量部 ホップエキス 0.1重量部 オトギリソウエキス 0.1重量部 水 57.5重量部 ロ セタノール 5.5重量部 ポリオキシエチレン(20)セスキオレート 0.9重量部 ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリン 0.9重量部 ハ 珪酸塩* 18 重量部 *詳細は表1に記載する。
【0011】
【表1】
【0012】<実施例9>下記に示す処方に従って、化
粧料を作成した。即ち、イ、ロをそれぞれ80℃に加熱
し、イにハをディスパーで分散し、これらに徐々にロを
加え、撹拌冷却し、泥状の本発明のマトリックスを得
た。これを顔型の不織布上に10ミルの厚さにドクター
ブレードで塗工し、剥離紙を裏打ちし、アルミラミネー
トの包装に密封し、本発明の顔全面用のシート状パック
を得た。このものを実施例1〜8と同様に剥離・水洗性
と皮脂除去性を評価した結果何れの項目も++であっ
た。このことより、本発明のパック料では、無水珪酸、
タルク、ベントナイト、含硫珪酸アルミニウム及びカオ
リンの全てを含有するのが好ましいことがわかる。 イ 1,3−ブタンジオール 15 重量部 キサンテンガム 0.3重量部 エタノール 0.8重量部 パラベン 0.1重量部 ハマメリスエキス 1 重量部 海草エキス 0.1重量部 ホップエキス 0.1重量部 オトギリソウエキス 0.1重量部 水 57.5重量部 ロ セタノール 5.5重量部 ポリオキシエチレン(20)セスキオレート 0.9重量部 ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリン 0.9重量部 ハ ベントナイト 5 重量部 シリカ 4 重量部 含硫珪酸アルミニウム 5 重量部 カオリン 4 重量部
【0013】<実施例10〜13>下記に示す処方に従
って、化粧料を作成した。即ち、イ、ロをそれぞれ80
℃に加熱し、イにハをディスパーで分散し、これらに徐
々にロを加え、撹拌冷却し、泥状の本発明のマトリック
スを得た。これを顔型の不織布上に10ミルの厚さにド
クターブレードで塗工し、剥離紙を裏打ちし、アルミラ
ミネートの包装に密封し、本発明の顔全面用のシート状
パックを得た。これを上記と同様に剥離・水洗性と皮脂
除去性を評価した。結果を表2に示す。これより、珪酸
塩の含有量としては1〜50重量%が好ましく、更に好
ましくは5〜25重量%が好ましいことがわかる。 イ 1,3−ブタンジオール 15 重量部 キサンテンガム 0.3重量部 エタノール 0.8重量部 パラベン 0.1重量部 ハマメリスエキス 1 重量部 海草エキス 0.1重量部 ホップエキス 0.1重量部 オトギリソウエキス 0.1重量部 水** 重量部 ロ セタノール 5.5重量部 ポリオキシエチレン(20)セスキオレート 0.9重量部 ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリン 0.9重量部 ハ ベントナイト 5 重量部 含硫珪酸アルミニウム** **詳細は表2に記す。
【0014】
【表2】
【0015】<実施例14>下記に示す処方に従って、
化粧料を作成した。即ち、イ、ロをそれぞれ80℃に加
熱し、イにハをディスパーで分散し、これらに徐々にロ
を加え、撹拌冷却し、泥状の本発明のマトリックスを得
た。これを顔型の不織布上に10ミルの厚さにドクター
ブレードで塗工し、剥離紙を裏打ちし、アルミラミネー
トの包装に密封し、本発明の顔全面用のシート状パック
を得た。このものを実施例1〜8と同様に剥離・水洗性
と皮脂除去性を評価した。これらの結果と実施例9より
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸を含有することが好ま
しいことがわかる。 イ 1,3−ブタンジオール 15 重量部 キサンテンガム 0.3重量部 エタノール 0.8重量部 パラベン 0.1重量部 ハマメリスエキス 1 重量部 海草エキス 0.1重量部 ホップエキス 0.1重量部 オトギリソウエキス 0.1重量部 水 57.5重量部 ロ セタノール 5.5重量部 ポリオキシエチレン(20)セスキオレート 0.9重量部 親油性界面活性剤*** 0.9重量部 ハ ベントナイト 5 重量部 シリカ 4 重量部 含硫珪酸アルミニウム 5 重量部 カオリン 4 重量部 ***詳細は表3に記す。
【0016】
【表3】
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、新規機能を有するシー
ト状パックが提供できる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 珪酸塩1〜50重量%を含有することを
    特徴とする、シート状パック用のマトリックス。
  2. 【請求項2】 珪酸塩が無水珪酸、タルク、ベントナイ
    ト、含硫珪酸アルミニウム及びカオリンから選ばれる1
    種乃至は2種以上であることを特徴とする、請求項1に
    記載のマトリックス。
  3. 【請求項3】 アクリル酸系ポリマーを含有しないこと
    を特徴とする、請求項1又は2に記載のマトリックス。
  4. 【請求項4】 更に、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸
    グリセリンを含有することを特徴とする、請求項1〜3
    の何れか一項に記載のマトリックス。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一項に記載のマト
    リックスを支持体上に塗工してなるシート状パック。
  6. 【請求項6】 支持体が不織布であることを特徴とす
    る、請求項5に記載のシート状パック。
  7. 【請求項7】 全顔用であることを特徴とする、請求項
    5又は6に記載のシート状パック。
  8. 【請求項8】 皮脂除去作用を有することを特徴とす
    る、請求項5〜7の何れか一項に記載のシート状パッ
    ク。
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