JP2000256642A - 導電性接着剤およびそれを用いてなる半導体装置 - Google Patents
導電性接着剤およびそれを用いてなる半導体装置Info
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Abstract
緩和効果に優れ、かつ作業性、保存安定性に優れた導電
性接着剤を得る。 【解決手段】 (A)両末端にヒドロキシフェニル基を
有するジメチルポリシロキサンと、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂の1核体からなる両末端エポキシ変性シリ
コーン化合物で分子量が12000〜26000のも
の、(B)ジアリルビスフェノールFおよびジシアンジ
アミド、(C)2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロ
キシメチルイミダゾール、および(D)導電性フィラー
を必須成分とする導電性接着剤で、半導体素子とリード
フレームや基板などの支持部材を接合する。
Description
に詳しくはICやLSI等の半導体素子または半導体モ
ジュールをリードフレーム、プリント配線板、放熱用基
材等の支持部材に接着するのに好適な低応力導電性接着
剤およびこれを用いた半導体装置に関する。
ードフレームや基板等の支持部材との接着には、量産時
の作業性やコストの面からAu−Si共晶法や半田法に
代わり、導電性接着剤を用いる方法が一般化している。
化、高集積化、軽量・コンパクト化の要請により、半導
体素子の配線は微細になり、かつ素子そのものは薄く小
さく脆弱になる一方、大電流、大容量化の要求に対して
は半導体素子が大形化し、高い発熱を伴う。また、半導
体素子を搭載するリードフレームは従来の42アロイに
代わって、熱伝導性が良好で低コストの銅製になり、基
板は高密度化、高多層化する傾向にある。
らの電気・電子部品を搭載した場合、稼動時の環境温度
変化や発熱などにより、電子部品と支持部材との熱膨張
係数の差による応力歪みが生じ、電子部品および支持部
材そのものだけでなく接着剤層にもそりやクラックが発
生する。このため電子部品の信頼性を低下させるという
問題があった。
と支持部材との間で生じる応力を吸収できるような低弾
性で、高い接着性を具備し、低粘度で作業性に優れ、ま
た長期保存安定性にも優れた導電性接着剤がなかった。
て、(1)両末端にカルボキシル基を有するジメチルシ
ロキサンと、1分子内に2個以上のエポキシ基を有する
エポキシ樹脂との反応で得られるエポキシ変性シリコー
ン化合物、硬化剤および導電性フィラーを含有してなる
導電性接着剤(特開平3−43482号公報)、(2)
銀粉、エポキシ樹脂、硬化剤および可撓性付与剤よりな
る導電性樹脂ペーストにおいて、可撓性付与剤がエポキ
シ基またはアミノ基またはヒドロキシ基を有するジメチ
ルシロキサン化合物である導電性樹脂ペースト(特開昭
63−161014号公報)、(3)1分子中にヒドロ
キシフェニル基を2個有するシリコーンオイルとエポキ
シ樹脂との反応物からなる可撓化剤、マイクロカプセル
化イミダゾール誘導体および/または融点が70℃以上
の固形イミダゾール誘導体からなる硬化剤を配合してな
る低応力接着剤樹脂組成物を介して、半導体チップとリ
ードフレームとが接続されてなる半導体装置(特開平5
−126020号公報)、(4)両末端にヒドロキシフ
ェニル基を有するジメチルポリシロキサンと1分子中に
2個以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂との反応で
得られるシリコーン変性エポキシ樹脂および硬化剤から
なるシリコーン変性エポキシ樹脂組成物(特開平3―2
58827号公報)などが提案されている。
では、シリコーン末端のカルボキシル基とエポキシ樹脂
のエポキシ基を反応させているため、反応生成物はエス
テル結合をとり、容易に加水分解されて、ジメチルシロ
キサンが分離してしまう問題があった。
ルシロキサン化合物とエポキシ樹脂との相互溶融性が低
く、かつエポキシ樹脂とシリコーンをあらかじめ反応さ
せていないため、導電性ペ−ストの硬化中や保存中に、
マトリクス樹脂のエポキシ樹脂とシリコーンが分離を起
こす問題があった。
は、エポキシ変性シリコ−ンオイル可撓化剤がエポキシ
樹脂と相互溶融せず、エポキシ樹脂硬化物中に分散して
存在する、いわゆる海島構造をとっているため、硬化物
の弾性率が高く、十分な応力緩和効果が得られないとい
う問題があった。
は、両末端にフェノール性ヒドロキシル基を有するジメ
チルポリシロキサンと1分子中に2個以上のエポキシ基
を有するエポキシ樹脂との反応で得られるシリコーン変
性エポキシ樹脂を用いるが、このシリコーン変性エポキ
シ樹脂の粘度、および均一性が検討されていない。また
低応力導電性接着剤としての最適な性能(低粘度、低応
力、保存安定性、接着力)を与える硬化剤、硬化促進剤
の配合量の詳細な検討がなされていない。さらには導電
性接着剤を半導体装置として用いるための検討もなされ
ていない。
み、本発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、両末端エポキシ変性シリコーン化合物が完
全に均一かつ低粘度溶液となり、硬化剤、硬化促進剤は
マトリクス中に分散状態となるため、作業性、保存安定
性に優れるとともに熱応力の緩和に優れ、接着強度が高
い導電性接着剤を提供することを目的としている。
体素子又は半導体モジュールと支持部材とを接着してな
る半導体装置を提供することを目的とするものである。
接着剤は、(A)一般式(1):
2価の有機基を示し、それぞれ同一であっても異なって
いてもよく、nは整数である。)で示される両末端にヒ
ドロキシフェニル基を有する重量分子量Mwが2000
〜10000のジメチルポリシロキサンと、ビスフェノ
ールF型エポキシ樹脂の1核体との反応で得られる、両
末端エポキシ変性シリコーン化合物で、重量分子量Mw
が12000〜26000のもの、(B)ジアリルビス
フェノールFおよびジシアンジアミド、(C)2―フェ
ニル−4―メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール
および(D)導電性フィラーを必須成分とするものであ
る。
両末端にヒドロキシフェニル基を有する重量分子量Mw
が2000〜10000のジメチルポリシロキサンが、
その原材料であるアリルフェノールおよび内部異性化物
などの不純物残留量が10重量%以下であることが好ま
しい。
前記導電性接着剤を用いて半導体素子または半導体モジ
ュ−ルと支持部材とを接着してなるものである。
する。
である両末端エポキシ変性シリコーン化合物は、(A)
一般式(1):
2価の有機基を示し、それぞれ同一であっても異なって
いてもよく、nは整数である。)で示される両末端にヒ
ドロキシフェニル基を有する重量平均分子量2000〜
10000のジメチルポリシロキサンと、ビスフェノー
ルF型エポキシ樹脂の1核体との反応で得られる。
R2はメチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テト
ラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、
ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、キシリレン基な
どの2価の有機基であるのが好ましく、さらに、より効
果的に応力緩和をはかるという点から、トリメチレン基
であるのが好ましい。
シフェニル基を有するジメチルポリシロキサンの重量平
均分子量Mwとしては、2000〜10000の範囲で
あるのが好ましい。さらに好ましくは、応力緩和効果の
大きい4500〜7500の範囲である。すなわち、1
0000をこえる場合には、エポキシ樹脂と完全に分離
して反応せず、攪拌しても白濁状態となり、長期保存中
には完全分離する。一方、2000未満の場合には、エ
ポキシ樹脂とジメチルポリシロキサンは反応して相互溶
融するが、反応熱の発生によりさらに反応が加速され
て、エポキシ変性シリコーン樹脂の粘度の上昇が激し
く、また得られる導電性接着剤の応力緩和効果は小さく
なる傾向にある。かかる理由により、両末端にヒドロキ
シフェニル基を有するジメチルポリシロキサンの分子量
を上記の範囲に限定するものである。
れるジメチルシロキサンは、白金系の触媒存在下、アリ
ルフェノールとケイ素に結合した水素を有するシロキサ
ンをヒドロシリル化させる方法により得ることができ
る。
シロキサンにおいて、原材料であるアリルフェノールや
内部異性化物などの不純物残留量は10重量%以下であ
ることが好ましい。すなわち不純物残留量が10重量%
よりもさらに多くなると、エポキシ樹脂と不純物との反
応が、エポキシ樹脂とジメチルポリシロキサンとの反応
より速く、分子量の小さい化合物が多く発生することに
より、エポキシ樹脂とジメチルポリシロキサンの反応が
阻害されやすく、また、樹脂溶液全体の均一性が得難く
なる。また、そのような不均一な樹脂を用いた導電性接
着剤は、硬化中に分離したり、応力緩和効果が小さくな
るなどの問題が起こる。
る両末端にヒドロキシフェニル基を有するジメチルポリ
シロキサンと反応させるエポキシ樹脂としては、以下の
〜の観点から1核体を主成分とするビスフェノール
F型エポキシ樹脂が好ましい。すなわち架橋密度を上
げない、低弾性率を保つ、低温で反応する、反応
生成物の粘度を低く抑える、室温で低粘度のエポキシ
樹脂、シリコーンとの相互溶融性である。
にビスフェノールFとエピクロロヒドリンとの反応によ
って合成することができる。このビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂は、合成の段階で二量体化、三量体化などの
ように多量体化する場合がある。しかし、本発明で用い
るビスフェノールF型エポキシ樹脂の1核体とは、この
ような多量体のエポキシ樹脂の含有量が少なく、1核体
を主成分とするものをいう。
1核体は、蒸留により精製し、多量体の含有量を減少さ
せたものであることが好ましい。
エポキシ樹脂としては例えば大日本インキ(株)のEX
A−830LVPなどが挙げられる。
シフェニル基を有するジメチルポリシロキサンとエポキ
シ樹脂とを反応させる方法としては、両成分と触媒を混
合、乾燥下で加熱・攪拌することにより得ることができ
る。
を得る反応において、両末端にヒドロキシフェニル基を
有するジメチルポリシロキサンとエポキシ樹脂の配合割
合は、以下の理由により、両末端フェノールジメチルポ
リシロキサンのフェノールの当量に対してエポキシ樹脂
のエポキシ当量が1.5〜2倍になるのが望ましい。す
なわち、反応系を制御し、短時間で均一溶液になる、
ジメチルシロキサンの両末端にエポキシ樹脂が反応し
て付加する、樹脂が硬化する、硬化した樹脂が低弾
性率を保持するという4点である。
を用いればよく、例えばトリフェニルフォスフィン、ト
リシクロヘキシルフォスフィンなどのフォスフィン、2
−メチルイミダゾール、2−エチル−4―メチルイミダ
ゾールなどのイミダゾールなどがあげられるが、分散性
が良好で、均一反応させるという点から、トリフェニル
フォスフィンを用いるのが好ましい。また、触媒の添加
量についてはエポキシ樹脂100重量部に対して0.1
〜20重量部であることが好ましく、さらには、適当な
反応速度と発熱、反応の均一性という点から、1重量部
以下であることが好ましい。
の終了は混合溶液が無色透明になること、溶液の粘度、
反応物の分子量を測定することにより確認することがで
きる。
コ−ン化合物は室温で液体であり、粘度は2000〜5
000cps(25℃/10rpm)の範囲となり、好
ましくは3000〜4000cpsの範囲で反応を終了
する。また、反応物の重量平均分子量は12000〜2
6000の範囲となり、さらには16000〜2200
0の範囲であるのが好ましい。また本発明の組成物とし
て用いる際には、一般のエポキシ樹脂と同様に取り扱う
ことができる。
しての作用に加え接着性を付与する作用をもつものであ
り、かつ低粘度であるという点からジアリルビスフェノ
ールFを用いる。また、3次元架橋網目構造をなして硬
化する点、また分散性がよく、潜在性を伴わせもつもの
としてジシアンジアミドと併用する必要がある。
脂ペーストの低粘度化、接着性の付与という点から、ジ
アリルビスフェノ−ルFおよびジシアンジアミドの混合
物中65〜90重量%であることが好ましく、75〜8
0重量%であることがより好ましい。
(B)の使用量としては、両末端エポキシ変性シリコー
ン化合物(A)100重量部に対して、1〜20重量部
であればよく、均一反応と接着力の付与という点、接着
剤の硬化後、未反応物がアウトガスとなって素子を汚染
するのを防ぐという点から、エポキシ樹脂のエポキシ当
量1当量に対してOH当量が0.5〜1.0当量となる
量であるのが特に好ましい。
(C)としては、反応速度を制御し、潜在性を有し、樹
脂の長期保存安定性を保つという点から、イミダゾール
系硬化促進剤を用いるのが好ましく、特に融点が高く、
分散性がよい点から、微粉砕の2−フェニル−4−メチ
ル−5−ヒドロキシメチルイミダゾールを用いることが
好ましい。
制御し、未反応分が残留しないという点から、両末端エ
ポキシ変性シリコーン化合物(A)100重量部に対し
て1〜5重量部添加されるのが特に好ましい。
(D)としては、従来から導電性接着剤に用いられてい
るものであればよく、金、銀、銅、ニッケルなどの導電
性金属、導電性カ−ボンブラック微粉末、アルミナ、ガ
ラスなどの絶縁体の表面を導電性金属で被覆したものな
どが挙げられる。なかでも、高い導電性を得るという点
から、金、銀、銅、鉄を用いるのが好ましく、さらに、
酸化されにくく、安価で、形状の加工が容易という点か
ら、銀を用いるのが特に好ましい。
り、フレーク状、球状、樹枝状、繊維状などが用いられ
るが、高充填が可能で、高い導電性を確保するという点
から、フレーク状のものを用いるのが好ましい。また、
さらに高い導電性を付与するための高充填化と、樹脂ペ
ーストの粘度とチクソ性を調整するために、球状を混合
して用いてもよい。
ら導電性接着剤に用いられているものの範囲であればよ
く、たとえば0.1〜100μmのものを用いるのが、
導電性接着剤としての低粘度で流動性がよい点で好まし
い。また、作業のしやすさなどの点、さらには接着層厚
みの制御の点から、最大粒径で30μm、平均で3〜1
0μmのものを用いるのが好ましい。
としては、平均で0.1〜5μmのものが好ましい。
は、フレーク状7〜10に対して球状3〜0となるのが
好ましい。
である両末端エポキシ変性ジメチルシロキサンとジアリ
ルビスフェノールF、ジシアンジアミド、イミダゾール
硬化触媒等となじみがよく、熱処理後もマトリクス樹脂
との接着力がある。また、導電性接着剤としての粘度を
低く保つために、マトリクス樹脂と類似の材料で表面処
理していることが好ましく、特に少量のシリコーン化合
物で銀の表面を処理したものが好ましい。
電性を付与するための高充填化および樹脂ペーストの粘
度とチクソ性を調整して作業性を良好にするという点か
ら、両末端エポキシ変性シリコーン化合物(A)100
重量部に対して350〜530重量部であることが好ま
しく、400〜470重量部であることがより好まし
い。
は、従来からの方法であればよいが、たとえば両末端エ
ポキシ変性シリコーン化合物(A)、硬化剤(B)およ
び硬化促進剤(C)の所定量を計量してライカイ機であ
らかじめ混合したのち、次に所定量の導電性フィラー
(D)をライカイ機で混合し、最後に3本ロールやニー
ダなどで混練する方法を用いる。
接着剤は、被着剤との接着強度が高く、熱応力緩和効果
に優れる。また、容易に分解したり保存中に分離したり
しないので長期保存安定性に優れる。さらには低粘度で
あるので、粘度調整のための反応性希釈剤や溶剤を用い
る必要がなく、硬化時にボイドの発生やアウトガスの発
生がない。また、チクソ性を有するので作業性に優れ
る。したがって、本発明の導電性接着剤を用いて、Ga
Asチップ、DRAM、CSPなどの半導体素子または
トランジスタ、ダイオードなどを搭載した半導体モジュ
ールと、鉄・ニッケルフレーム、銅フレーム、ガラスエ
ポキシ基板、セラミック基板などの支持部材とを接着す
ると、耐熱衝撃性、放熱性、電気伝導性に優れた半導体
装置を得ることができる。
図を示すが、これらに限られるものではない。図1にお
いて、1は導電性接着剤、2は銅製フレーム、3はGa
Asチップである。図2において、4はガラスエポキシ
基板、5はシリコンチップであり、6は封止材である。
封止材としては従来から用いられているものであればよ
い。図3において、7はアルミニウム基材、8はアルミ
ナ基板である。
に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるもので
はない。
示す。
コーン化合物(A−1)〜(A−11)の製造) 攪拌機、温度計を備えた500mlセパラブルフラスコ
に、表2に示す配合割合で両末端にヒドロキシフェニル
基を有するジメチルポリシロキサンとエポキシ樹脂とを
入れ、攪拌し、乾燥チッソもしくは乾燥エアーをフロー
しながら120℃に加熱し、そのまま2時間攪拌、混合
した。
ンをエポキシ樹脂100重量部に対して1重量部添加し
た。触媒の添加直後に発熱し、溶液の色はオレンジ色に
変わった。E型粘度計を用いて粘度を測定し、目的の粘
度に到達したことにより反応の終了を確認し、得られた
反応物を冷却(空冷)して本発明における両末端エポキ
シ変性シリコーン化合物(A−1)〜(A−11)を得
た。
物(A−1)〜(A−6)を用いて表3に示す配合割合
(重量%)で硬化剤(B)および硬化促進剤(C)を添
加して、ライカイ機で約1時間混練し、マトリクス樹脂
となるシリコーン変性エポキシ樹脂組成物を得た。
物に導電性フィラー(D)を表3に示す配合割合で添加
してライカイ機で約1時間混練し、さらに、3本ロール
で3〜5回混練し、最後に真空脱泡して本発明の導電性
接着剤を得た。
シロキサンの分子量2000、OH当量1189のも
の、実施例2は両末端フェノールジメチルポリシロキサ
ンの分子量4500、OH当量1980のもの、実施例
3は両末端フェノールジメチルポリシロキサンの分子量
7000、OH当量2240のもの、実施例4は両末端
フェノールジメチルポリシロキサンの分子量が1000
0、OH当量4000のもの、実施例5は両末端フェノ
ールジメチルポリシロキサンの分子量4500で、不純
物残留量が10重量%以下のもの、実施例6は両末端フ
ェノールジメチルポリシロキサンの分子量7000で、
不純物残留量が10重量%以下のものを用いた。
合物(A−6)、(A−7)、(A−8)、(A−
9)、(A−10)、(A−11)を用いて表3に示す
配合割合で硬化剤(B)および硬化促進剤(C)を添加
して、ライカイ機で約1時間混練し、マトリクス樹脂と
なるシリコーン変性エポキシ樹脂組成物を得た。
物に導電性フィラー(D)を表3に示す配合割合で添加
してライカイ機で約1時間混練し、さらに、3本ロール
で3回混練し、最後に真空脱泡して比較例の導電性接着
剤を得た。
リシロキサンの分子量500、OH当量230を用いた
もの、比較例2は、両末端フェノールジメチルポリシロ
キサンの分子量12000、OH当量4800のを用い
たもの、比較例3は両末端フェノールジメチルポリシロ
キサンの分子量4500で、不純物残留量が10重量%
以下を用いたもの、比較例4は両末端フェノールジメチ
ルシロキサンの分子量7000で、不純物残留量が10
重量%以下を用いたもの、比較例5は両末端エポキシ変
性シリコーン化合物の合成にビスフェノールAを用いた
もの、比較例6は硬化剤にフェノールノボラック樹脂を
用いたもの、比較例7は硬化剤にジシアンジアミドのみ
用いたもの、比較例8は硬化剤にジアリルビスフェノー
ルFのみを用いたもの、比較例9は硬化促進剤に2E4
Mzを用いたもの、比較例10は硬化促進剤を用いない
ものである。
末端エポキシ変性シリコーン化合物、マトリクス樹脂
(シリコーン変性エポキシ樹脂組成物)および得られた
導電性接着剤について以下の評価を行った。結果を表2
および表3に示す。
ン化合物(A−1)〜(A−11)の粘度値を、東京計
器製のE型粘度計を用い、回転数10rpm、25℃に
て測定した。
分子量 製造例1〜11で得られた両末端エポキシ変性シリコー
ン化合物(A−1)〜(A−11)の分子量をTOSO
製GPC(Gel permeation chromatography)で測定し
た。
相互溶融性 製造例1〜11で得られた両末端エポキシ変性シリコー
ン化合物(A−1)〜(A−11)を室温にて1日放置
する。反応の終了時点からの透明性(白濁性)、また室
温で1日放置して、2層もしくは3層に分離しているか
どうかを目視で観察し、完全透明を保持している場合を
◎、透明〜半透明を○、完全白濁もしくは分離している
場合を×とした。
シ樹脂組成物)の硬化性 実施例1〜6、比較例1〜10で得られた両末端エポキ
シ変性シリコーン化合物(A)、硬化剤(B)、硬化促
進剤(C)を混練して得られたマトリクス樹脂(シリコ
ーン変性エポキシ樹脂組成物)をガラス板の上に塗布
し、125℃のオーブン中に2時間保管した。取り出し
て、硬化しているか、液状のままかを確認した。
体装置を作製した。2mm×2mmのGaAsチップを
20mm×40mmのアルミナ基板に、アルミナ基板を
アルミニウム基材に、125℃で2時間加熱することに
より接着し、熱応力緩和効果評価用の試験片を得た。
々30分間保持するヒートサイクルに100回かけ、超
音波探傷装置にて接着部の剥離の様子を確認し、GaA
sチップ−アルミナ基板間、アルミナ基板−アルミニウ
ム基材間共に剥離、クラックのない場合を◎、若干の剥
離はあるが、実用上問題のない場合を○、接着部に剥
離、クラックが明らかに生じ、実用上問題のある場合を
×とした。
ルミニウム板に、2mm角シリコンチップを、125℃
で2時間かけて接着した。接着強度はプッシュプルゲー
ジを用いて室温で測定した。
所定日数経過毎に、25℃、10rpmで測定し調べ
た。
例1〜6では、重量平均分子量Mwが2000〜100
00の両末端フェノールジメチルポリシロキサンとビス
フェノールFエポキシ樹脂とを合成した両末端エポキシ
変性シリコーン化合物、ジアリルビスフェノールF、ジ
シアンジアミド、2−エチル−4−メチル−5−ヒドロ
キシメチルイミダゾールを混合した樹脂組成物を用いる
ことにより応力緩和効果が大きく、接着強度が大きく、
樹脂粘度が低くて作業性がよく、保存安定性に優れた導
電性接着剤を与える。特に、両末端フェノールジメチル
ポリシロキサンの分子量が大きい方が応力緩和効果は大
きい。さらには、両末端フェノールジメチルシロキサン
の不純物残留量が10重量%以下の場合、不純物とエポ
キシ樹脂との反応が優先的に起こることがないため、両
末端エポキシ変性シリコーン化合物の相互溶融性が良好
である。
リコーン化合物の合成に用いる両末端フェノールジメチ
ルポリシロキサンの分子量が低いため、合成したエポキ
シ変性シリコーン化合物の粘度が高くなり、従って導電
性接着剤の粘度も高くなり、作業性に劣る。また熱応力
緩和効果が小さい。
リコーン化合物の合成に用いる両末端フェノールジメチ
ルポリシロキサンの分子量が大きいため、エポキシ樹脂
と相互溶融性が低く、合成反応が進行しない。従って、
両末端フェノールジメチルポリシロキサンとエポキシ樹
脂が分離し、エポキシ樹脂のみが硬化剤と反応して、ジ
メチルポリシロキサンは未反応で残り、硬化性に劣ると
と同時に保存安定性にも劣る。
リコーン化合物の合成において、反応を途中でとめ、分
子量12000以下で用いたため、未反応物が多く残っ
ており、マトリクス樹脂の硬化性が悪く、また、熱応力
緩和効果も低く、接着力も低い。
リコーン化合物の合成において、長時間反応を続けて、
分子量26000以上で用いたため、マトリクス樹脂の
粘度が高くなり、作業性に劣るとともに、接着強度も低
い。
リコーン化合物の合成に用いるエポキシ樹脂にビスフェ
ノールA樹脂を用いるため、樹脂の粘度が高くなり、ま
たジメチルポリシロキサンと不均一反応であるため均一
硬化せず、保存安定性にも劣る。
ールノボラック樹脂を用いているので、高温で溶融して
も樹脂の粘度は高く、また均一溶液にならないので保存
安定性に劣るとともに、熱応力緩和効果も小さく接着力
も低い。
フェノールFを用いていないため、接着性に劣る。
ミドを用いていないため、硬化性に劣る。
4Mzを用いているため、潜在性がなく、保存安定性に劣
ると同時に熱応力緩和硬化にも劣る。
いないため、樹脂は硬化しない。
前記一般式(1)で示される両末端にヒドロキシフェニ
ル基を有するジメチルポリシロキサンと、ビスフェノー
ルF型エポキシ樹脂の1核体との反応で得られる、両末
端エポキシ変性シリコーン化合物で、分子量が1200
0〜26000のもの、(B)ジアリルビスフェノール
Fおよびジシアンジアミド、(C)2−フェニル−4−
メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、(D)導
電性フィラーを必須成分とするので、熱応力緩和効果に
優れ、作業性、長期保存安定性にも優れるという効果が
ある。
末端にヒドロキシフェニル基を有するジメチルポリシロ
キサンにおいて、現材料であるアリルフェノールおよび
内部異性化物などの不純物残留量が10重量%以下であ
るので、ビスフェノールF型エポキシ樹脂との反応物の
均一性に優れ、マトリクス樹脂の硬化性、熱応力緩和
性、保存安定性に優れるという効果がある。
記導電性接着剤を用いて半導体素子または半導体モジュ
ールとリードフレームや基板などの支持部材を接合する
ことを特徴とするものであるので、信頼性が高いという
効果がある。
図である。
面図である。
概略断面図である。
ップ、4 ガラスエポキシ基板、5 シリコンチップ、
6 封止材、7 アルミニウム基材、8 アルミナ基
板。
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)一般式(1): 【化1】 (式中、R1およびR2は炭素数1〜20の2価の有機基
を示し、それぞれ同一であっても異なっていてもよく、
nは整数である。)で示される両末端にヒドロキシフェ
ニル基を有する重量分子量Mwが2000〜10000
のジメチルポリシロキサンと、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂の1核体との反応で得られる両末端エポキシ変
性シリコーン化合物で、重量分子量Mwが12000〜
26000のもの、(B)ジアリルビスフェノ−ルFお
よびジシアンジアミド、(C)2―フェニル−4―メチ
ル−5−ヒドロキシメチルイミダゾ−ル、および(D)
導電性フィラーを必須成分とする導電性接着剤。 - 【請求項2】 両末端にヒドロキシフェニル基を有する
重量分子量Mwが2000〜10000のジメチルポリ
シロキサンが、その原材料であるアリルフェノールおよ
び内部異性化物などの不純物残留量が10重量%以下で
あることを特徴とする請求項1記載の導電性接着剤。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の導電性接着剤を
用いて、半導体素子又は半導体モジュールとリードフレ
ームや基板などの支持部材を接合した半導体装置。
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|---|---|---|---|
| JP06400899A JP4142797B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 導電性接着剤およびそれを用いてなる半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP06400899A JP4142797B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 導電性接着剤およびそれを用いてなる半導体装置 |
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|---|---|
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| JP06400899A Expired - Fee Related JP4142797B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 導電性接着剤およびそれを用いてなる半導体装置 |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US6680007B2 (en) * | 2001-09-06 | 2004-01-20 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Conductive resin compositions and electronic parts using the same |
| JP2009242508A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Asahi Kasei E-Materials Corp | 接着剤及び接合体 |
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-
1999
- 1999-03-10 JP JP06400899A patent/JP4142797B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US11739238B2 (en) | 2016-09-23 | 2023-08-29 | Nichia Corporation | Electrically conductive adhesive and electrically conductive material |
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| CN117795003A (zh) * | 2021-08-05 | 2024-03-29 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 固化性组合物、预浸料、覆金属箔层叠板、和印刷电路板 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4142797B2 (ja) | 2008-09-03 |
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