JP2000256973A - 編み毛布及びその製造方法 - Google Patents
編み毛布及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 風合いに優れる上に、安全衛生面での向上を
図ることができ、かつ十分なボリューム感が得られると
共に、淡く、柔らかい感じのする透かし状の趣のある染
色図柄を形成し得て爽やかな印象を与えることのできる
編み毛布及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 捺染染料に対して染着性である繊維から
なるパイルが片面のみに設けられたパイル編地の非パイ
ル面側から捺染を施し、該捺染によって染料を地編組織
2を介してパイル根元部6に浸透させて、パイル先端部
7を染色することなく、パイル根元部6を選択的に染色
する。
図ることができ、かつ十分なボリューム感が得られると
共に、淡く、柔らかい感じのする透かし状の趣のある染
色図柄を形成し得て爽やかな印象を与えることのできる
編み毛布及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 捺染染料に対して染着性である繊維から
なるパイルが片面のみに設けられたパイル編地の非パイ
ル面側から捺染を施し、該捺染によって染料を地編組織
2を介してパイル根元部6に浸透させて、パイル先端部
7を染色することなく、パイル根元部6を選択的に染色
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、片面にパイルが
設けられた編み毛布に関し、更に詳しくは、風合いに優
れると共に、淡く、柔らかい感じのする透かし状の趣の
ある染色図柄を形成し得て爽やかな印象を与えることの
できる編み毛布及びその製造方法に関する。
設けられた編み毛布に関し、更に詳しくは、風合いに優
れると共に、淡く、柔らかい感じのする透かし状の趣の
ある染色図柄を形成し得て爽やかな印象を与えることの
できる編み毛布及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マイヤー毛布等に代表される
片面にパイルが設けられた編み毛布としては、多くの場
合、該パイルに捺染によって多種多様の染色図柄が形成
されたものが上市されている。このようなパイルに付与
された染色図柄は、毛布としての意匠性の質、品位等を
左右する重要な構成要素である。
片面にパイルが設けられた編み毛布としては、多くの場
合、該パイルに捺染によって多種多様の染色図柄が形成
されたものが上市されている。このようなパイルに付与
された染色図柄は、毛布としての意匠性の質、品位等を
左右する重要な構成要素である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の編み毛布においては、パイルに捺染を施すに際して
は、当然のことながらパイルが存在するパイル面側より
捺染が行われているが、このようなパイル面側からの捺
染によってパイル先端部あるいはパイル全体に染色図柄
を形成させているものであることから、以下のような問
題があった。
来の編み毛布においては、パイルに捺染を施すに際して
は、当然のことながらパイルが存在するパイル面側より
捺染が行われているが、このようなパイル面側からの捺
染によってパイル先端部あるいはパイル全体に染色図柄
を形成させているものであることから、以下のような問
題があった。
【0004】即ち、従来の編み毛布は、少なくともパイ
ル先端部に染色図柄が形成されていることから、輪郭が
明瞭で、色の境界部もはっきりした鮮明な染色図柄が構
成されるものであるが、このような鮮明な染色図柄は毛
布の用途との関係においては必ずしも適合するものでは
なかった。例えば、温和な春秋期では、鮮明な染色図柄
により使用者に対して暑苦しい印象を与えることがある
し、特に涼感を求める夏期においては、鮮明な染色図柄
はこのような使用者の要求に応え得るものではなかっ
た。
ル先端部に染色図柄が形成されていることから、輪郭が
明瞭で、色の境界部もはっきりした鮮明な染色図柄が構
成されるものであるが、このような鮮明な染色図柄は毛
布の用途との関係においては必ずしも適合するものでは
なかった。例えば、温和な春秋期では、鮮明な染色図柄
により使用者に対して暑苦しい印象を与えることがある
し、特に涼感を求める夏期においては、鮮明な染色図柄
はこのような使用者の要求に応え得るものではなかっ
た。
【0005】また、従来の編み毛布では、上述のように
少なくともパイル先端部に染料が付与されていることか
ら、この付着染料によって、風合い、肌触りが低下する
という問題があった。即ち、染色前の風合い、肌触りを
そのまま維持することができず、従って優れた風合い、
肌触りを確保することができなかった。
少なくともパイル先端部に染料が付与されていることか
ら、この付着染料によって、風合い、肌触りが低下する
という問題があった。即ち、染色前の風合い、肌触りを
そのまま維持することができず、従って優れた風合い、
肌触りを確保することができなかった。
【0006】更に、人の肌等と直接に接触するパイル先
端部に化学物質である染料が付与されていることから、
安全衛生上必ずしも好ましいものではなかった。
端部に化学物質である染料が付与されていることから、
安全衛生上必ずしも好ましいものではなかった。
【0007】加えて、従来の編み毛布では、パイルのボ
リューム感が低下するという問題もあった。
リューム感が低下するという問題もあった。
【0008】この発明は、かかる技術的背景に鑑みてな
されたものであって、風合いに優れる上に、安全衛生面
での向上を図ることができ、かつ十分なボリューム感が
得られると共に、淡く、柔らかい感じのする透かし状の
趣のある染色図柄を形成し得て爽やかな印象を与えるこ
とのできる編み毛布及びその製造方法を提供することを
目的とする。
されたものであって、風合いに優れる上に、安全衛生面
での向上を図ることができ、かつ十分なボリューム感が
得られると共に、淡く、柔らかい感じのする透かし状の
趣のある染色図柄を形成し得て爽やかな印象を与えるこ
とのできる編み毛布及びその製造方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は鋭意研究の結果、パイル編地において、
従来のようにパイル面側からの捺染を行うのではなく、
非パイル面側からの捺染処理を行うことによって、パイ
ル先端部が染色されることなく、パイル根元部に染色図
柄が付与された構成とすれば、パイル糸間を透かして外
観されるパイル根元部の該染色図柄が、淡い透かし状の
興趣性のあるものとなり、ひいては爽やかな印象を強く
与えることができると共に、パイル先端部に染料が付与
されないことから、優れた風合いを確保できると共に、
安全衛生面での向上を図ることができ、かつ十分なボリ
ューム感を具備せしめ得ることを見出すに至り、この発
明を完成したものである。
に、本発明者は鋭意研究の結果、パイル編地において、
従来のようにパイル面側からの捺染を行うのではなく、
非パイル面側からの捺染処理を行うことによって、パイ
ル先端部が染色されることなく、パイル根元部に染色図
柄が付与された構成とすれば、パイル糸間を透かして外
観されるパイル根元部の該染色図柄が、淡い透かし状の
興趣性のあるものとなり、ひいては爽やかな印象を強く
与えることができると共に、パイル先端部に染料が付与
されないことから、優れた風合いを確保できると共に、
安全衛生面での向上を図ることができ、かつ十分なボリ
ューム感を具備せしめ得ることを見出すに至り、この発
明を完成したものである。
【0010】即ち、この発明に係る編み毛布は、片面の
みにパイルが設けられ、該パイルによる毛羽が形成され
てなるパイル編地において、非パイル面側から捺染され
ることによってパイル先端部は染色されることなくパイ
ル根元部に染色図柄が付与されて、該根元部の染色図柄
がパイル糸間を透かして外観されるようになされている
ことを特徴とするものである。
みにパイルが設けられ、該パイルによる毛羽が形成され
てなるパイル編地において、非パイル面側から捺染され
ることによってパイル先端部は染色されることなくパイ
ル根元部に染色図柄が付与されて、該根元部の染色図柄
がパイル糸間を透かして外観されるようになされている
ことを特徴とするものである。
【0011】非パイル面側からの捺染によって反対側の
パイル根元部が染色されて図柄が形成されたものであ
り、即ち捺染染料が地編組織を介してパイル根元部に浸
透していくことによって該根元部が染色されたものであ
り、このような浸透過程を経た染色であるから、パイル
根元部の染色図柄自体がおぼろげな、ぼかし状の独特の
雰囲気を有した図柄を構成することとなる。かつ、この
ようなパイル根元部の染色図柄がパイル糸間を透かして
外観されるので、その図柄を淡く、柔らかい感じのする
透かし状の図柄となし得て、爽やかな印象を与えること
ができる。このようにパイル糸間を透かして外観される
ことで、これまでの編み毛布にはなかった奥行き感を有
する染色図柄が形成される。以上のように、それ自体ぼ
かし状の独特の雰囲気を有するパイル根元部の染色図柄
が、更にパイル糸間を透かして外観されることで、淡い
透かし状の興趣性のあるものとなし得てこれまでにない
斬新な意匠が形成されることとなり、意匠性を著しく向
上できて、毛布としての付加価値を顕著に高め得る。更
に、このような透かし状の図柄の形成によって爽やかな
印象、涼感を与えることができるから、例えば春秋物、
夏物としても使用者の要求に適合した十分に好適なもの
となし得る。
パイル根元部が染色されて図柄が形成されたものであ
り、即ち捺染染料が地編組織を介してパイル根元部に浸
透していくことによって該根元部が染色されたものであ
り、このような浸透過程を経た染色であるから、パイル
根元部の染色図柄自体がおぼろげな、ぼかし状の独特の
雰囲気を有した図柄を構成することとなる。かつ、この
ようなパイル根元部の染色図柄がパイル糸間を透かして
外観されるので、その図柄を淡く、柔らかい感じのする
透かし状の図柄となし得て、爽やかな印象を与えること
ができる。このようにパイル糸間を透かして外観される
ことで、これまでの編み毛布にはなかった奥行き感を有
する染色図柄が形成される。以上のように、それ自体ぼ
かし状の独特の雰囲気を有するパイル根元部の染色図柄
が、更にパイル糸間を透かして外観されることで、淡い
透かし状の興趣性のあるものとなし得てこれまでにない
斬新な意匠が形成されることとなり、意匠性を著しく向
上できて、毛布としての付加価値を顕著に高め得る。更
に、このような透かし状の図柄の形成によって爽やかな
印象、涼感を与えることができるから、例えば春秋物、
夏物としても使用者の要求に適合した十分に好適なもの
となし得る。
【0012】また、パイル先端部が染色されていないの
で、風合い、肌触りが低下することがなく、本来の優れ
た風合い、肌触りが確保される。かつ、パイル先端部に
染料が付着されていないので、化学物質である染料が肌
等の人体と直接に接触することが顕著に低減され、ひい
ては安全衛生面での向上を図り得る。更に、パイルのボ
リューム感も十分に確保される。
で、風合い、肌触りが低下することがなく、本来の優れ
た風合い、肌触りが確保される。かつ、パイル先端部に
染料が付着されていないので、化学物質である染料が肌
等の人体と直接に接触することが顕著に低減され、ひい
ては安全衛生面での向上を図り得る。更に、パイルのボ
リューム感も十分に確保される。
【0013】また、この発明に係る編み毛布の製造方法
は、捺染に用いられる染料に対して染着性の繊維からな
るパイルが片面のみに設けられたパイル編地の非パイル
面側から捺染を施し、該捺染によってパイル先端部を染
色することなくパイル根元部を選択的に染色することを
特徴とするものである。
は、捺染に用いられる染料に対して染着性の繊維からな
るパイルが片面のみに設けられたパイル編地の非パイル
面側から捺染を施し、該捺染によってパイル先端部を染
色することなくパイル根元部を選択的に染色することを
特徴とするものである。
【0014】非パイル面側から捺染を施すものであるか
ら、パイル先端部を染色することなくパイル根元部を染
色するという選択的染色を行うことができる。しかも、
選択的染色を行うために特別の煩雑な工程を必要とする
ものではなく、単に非パイル面側から捺染するだけで済
むので、生産性を高めることができると共に、低コスト
にて製造することができる。また、捺染によって染料が
地編組織を介してパイル根元部に回り込んで浸透してい
ってパイル根元部を染色するという浸透拡散による染色
過程を経るものであるから、形成される染色図柄はおぼ
ろげな、ぼかし状の独特の雰囲気を有したものとなる。
この製造方法で製造された編み毛布は、上述した発明に
係る編み毛布であるから、淡く、柔らかい感じのする透
かし状の趣のある染色図柄が形成されて爽やかな印象を
与える斬新な意匠を有するものとなる。また、パイル先
端部が染色されないので、風合いに優れると共に、十分
なボリューム感を有し、かつ安全衛生面での向上も図り
得る編み毛布を製造することができる。
ら、パイル先端部を染色することなくパイル根元部を染
色するという選択的染色を行うことができる。しかも、
選択的染色を行うために特別の煩雑な工程を必要とする
ものではなく、単に非パイル面側から捺染するだけで済
むので、生産性を高めることができると共に、低コスト
にて製造することができる。また、捺染によって染料が
地編組織を介してパイル根元部に回り込んで浸透してい
ってパイル根元部を染色するという浸透拡散による染色
過程を経るものであるから、形成される染色図柄はおぼ
ろげな、ぼかし状の独特の雰囲気を有したものとなる。
この製造方法で製造された編み毛布は、上述した発明に
係る編み毛布であるから、淡く、柔らかい感じのする透
かし状の趣のある染色図柄が形成されて爽やかな印象を
与える斬新な意匠を有するものとなる。また、パイル先
端部が染色されないので、風合いに優れると共に、十分
なボリューム感を有し、かつ安全衛生面での向上も図り
得る編み毛布を製造することができる。
【0015】上記パイル編地としては、ダブルラッセル
編機により、捺染に用いられる染料に対して染着性の繊
維からなるパイル糸が、地編組織に所定間隔毎に編み込
まれて、パイル糸群の立ち上げ領域が分散状態に配置さ
れたパイル編地を用いるのが好ましい。パイル糸群の非
立ち上げ領域が設けられているから、該領域を介して捺
染染料のパイル根元部側への回り込みを促進させること
ができ、これによって捺染染料の地編組織を介してのパ
イル根元部への浸透を十分に行わせることができる。更
に、このように捺染染料のパイル根元部への回り込みは
非立ち上げ領域が優先的なものとなるから、非立ち上げ
領域近傍における図柄を立ち上げ領域の図柄よりも深み
を増したものとすることができ、一層立体感、奥行き感
のある透かし状の図柄を形成させることができる。更
に、地編組織に非立ち上げ領域が設けられているから、
通気性に優れる上に、パイル糸の使用量が減って全面に
パイルを有する従来の毛布と比較して軽量化を図ること
ができるし、またコストの低減にもなる。かつ非立ち上
げ領域が分散状態に配置されているから、毛布としての
風合い(触感)を一層柔らかい良好なものとなし得る。
編機により、捺染に用いられる染料に対して染着性の繊
維からなるパイル糸が、地編組織に所定間隔毎に編み込
まれて、パイル糸群の立ち上げ領域が分散状態に配置さ
れたパイル編地を用いるのが好ましい。パイル糸群の非
立ち上げ領域が設けられているから、該領域を介して捺
染染料のパイル根元部側への回り込みを促進させること
ができ、これによって捺染染料の地編組織を介してのパ
イル根元部への浸透を十分に行わせることができる。更
に、このように捺染染料のパイル根元部への回り込みは
非立ち上げ領域が優先的なものとなるから、非立ち上げ
領域近傍における図柄を立ち上げ領域の図柄よりも深み
を増したものとすることができ、一層立体感、奥行き感
のある透かし状の図柄を形成させることができる。更
に、地編組織に非立ち上げ領域が設けられているから、
通気性に優れる上に、パイル糸の使用量が減って全面に
パイルを有する従来の毛布と比較して軽量化を図ること
ができるし、またコストの低減にもなる。かつ非立ち上
げ領域が分散状態に配置されているから、毛布としての
風合い(触感)を一層柔らかい良好なものとなし得る。
【0016】パイル糸群の立ち上げ領域の地編組織に対
する面積比率は10〜90%であるのが好ましく、この
ような範囲とすることによって、一層淡く、柔らかい感
じの透かし状の染色図柄を形成できると共に、一層奥行
き感のあるものとすることができる。
する面積比率は10〜90%であるのが好ましく、この
ような範囲とすることによって、一層淡く、柔らかい感
じの透かし状の染色図柄を形成できると共に、一層奥行
き感のあるものとすることができる。
【0017】上記地編組織を構成する繊維としてはポリ
エステル繊維を用い、またパイル糸を構成する繊維とし
てはアクリル繊維を用いると共に、捺染染料として分散
染料を用いるのが望ましい。一般に分散染料はアクリル
繊維の淡色染に用いられるものであり、従って染色図柄
をより一層淡く、柔らかい感じのするものとすることが
できる。また、地編組織を分散染料に対して高染着性で
あるポリエステル繊維で構成しているから、地編組織も
良好に捺染することができ、このようにパイル根元部、
地編組織の両方の染色を同時に行うことができ、生産効
率に優れる。更に、この地編組織の染色図柄、特に地編
組織における非立ち上げ領域の染色図柄も、パイル糸群
間を透かして外観されるので、前記パイル根元部の染色
図柄とも相俟って、一層奥行き感、立体感のある透かし
状の図柄となし得る。
エステル繊維を用い、またパイル糸を構成する繊維とし
てはアクリル繊維を用いると共に、捺染染料として分散
染料を用いるのが望ましい。一般に分散染料はアクリル
繊維の淡色染に用いられるものであり、従って染色図柄
をより一層淡く、柔らかい感じのするものとすることが
できる。また、地編組織を分散染料に対して高染着性で
あるポリエステル繊維で構成しているから、地編組織も
良好に捺染することができ、このようにパイル根元部、
地編組織の両方の染色を同時に行うことができ、生産効
率に優れる。更に、この地編組織の染色図柄、特に地編
組織における非立ち上げ領域の染色図柄も、パイル糸群
間を透かして外観されるので、前記パイル根元部の染色
図柄とも相俟って、一層奥行き感、立体感のある透かし
状の図柄となし得る。
【0018】また、その他の好適に用いられるパイル編
地としては、地編組織の地糸に対してパイルがウエール
方向に1〜6本とびで編み付けられたパイル編地が挙げ
られる。1〜6本とびで存在するパイルのない部位を介
して捺染染料のパイル根元部側への回り込みを促進させ
ることができ、従って捺染染料の地編組織を介してのパ
イル根元部への浸透を十分に行わせることができ、パイ
ル根元部を一層確実に染色することができる。
地としては、地編組織の地糸に対してパイルがウエール
方向に1〜6本とびで編み付けられたパイル編地が挙げ
られる。1〜6本とびで存在するパイルのない部位を介
して捺染染料のパイル根元部側への回り込みを促進させ
ることができ、従って捺染染料の地編組織を介してのパ
イル根元部への浸透を十分に行わせることができ、パイ
ル根元部を一層確実に染色することができる。
【0019】後者の形態のパイル編地において、地編組
織を構成する繊維としてはポリエステル繊維を用い、ま
たパイル糸を構成する繊維としてアクリル繊維を用いる
と共に、捺染染料として分散染料を用いるのが望まし
い。一般に分散染料はアクリル繊維の淡色染に用いられ
るものであり、従って染色図柄をより一層淡く、柔らか
い感じのするものとすることができる。また、地編組織
を分散染料に対して高染着性であるポリエステル繊維で
構成しているから、地編組織も良好に捺染することがで
きる。そして、この地編組織の染色図柄、特に地編組織
におけるパイルのない部位の染色図柄も、パイル糸間を
透かして外観されるので、前記パイル根元部の染色図柄
とも相俟って、一層奥行き感、立体感のある透かし状の
図柄となし得る。
織を構成する繊維としてはポリエステル繊維を用い、ま
たパイル糸を構成する繊維としてアクリル繊維を用いる
と共に、捺染染料として分散染料を用いるのが望まし
い。一般に分散染料はアクリル繊維の淡色染に用いられ
るものであり、従って染色図柄をより一層淡く、柔らか
い感じのするものとすることができる。また、地編組織
を分散染料に対して高染着性であるポリエステル繊維で
構成しているから、地編組織も良好に捺染することがで
きる。そして、この地編組織の染色図柄、特に地編組織
におけるパイルのない部位の染色図柄も、パイル糸間を
透かして外観されるので、前記パイル根元部の染色図柄
とも相俟って、一層奥行き感、立体感のある透かし状の
図柄となし得る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、この発明に係る編み毛布の
一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜4に示さ
れる編み毛布(1)において、(2)は地編組織、
(3)はパイル糸(毛羽)である。
一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜4に示さ
れる編み毛布(1)において、(2)は地編組織、
(3)はパイル糸(毛羽)である。
【0021】この編み毛布(1)は、マイヤー毛布であ
って、地編組織(2)に碁盤目の縦横1つ置きにパイル
糸群が編み付けられてパイル糸群の立ち上げ領域(1
0)と非立ち上げ領域(11)とが相互に分散状態に配
置されてなる毛布生地(4)の周縁部に縁布(6)が縫
い付けられたものであって、パイル糸によって毛羽
(3)が形成されると共に、パイル先端部(7)は染色
されることなく、パイル根元部(6)に染色図柄が付与
されたものであり、かつ該パイル根元部(6)の染色図
柄の形成は、非パイル面側からの捺染によってなされた
ものである。
って、地編組織(2)に碁盤目の縦横1つ置きにパイル
糸群が編み付けられてパイル糸群の立ち上げ領域(1
0)と非立ち上げ領域(11)とが相互に分散状態に配
置されてなる毛布生地(4)の周縁部に縁布(6)が縫
い付けられたものであって、パイル糸によって毛羽
(3)が形成されると共に、パイル先端部(7)は染色
されることなく、パイル根元部(6)に染色図柄が付与
されたものであり、かつ該パイル根元部(6)の染色図
柄の形成は、非パイル面側からの捺染によってなされた
ものである。
【0022】前記毛布生地(4)における碁盤目の各升
目単位は、地編組織の数コース(横)及び数ウエール
(縦)にわたる略正方形状であり、この碁盤目の縦横1
つ置きにパイル糸群が編み付けられてパイル糸群の立ち
上げ領域(10)が地編組織に対して分散状態に形成さ
れている。このパイル糸の毛捌き処理等により毛羽
(3)が形成され、この立ち上げ領域(10)の毛羽
(3)により毛布(1)としての保温性が付与される。
目単位は、地編組織の数コース(横)及び数ウエール
(縦)にわたる略正方形状であり、この碁盤目の縦横1
つ置きにパイル糸群が編み付けられてパイル糸群の立ち
上げ領域(10)が地編組織に対して分散状態に形成さ
れている。このパイル糸の毛捌き処理等により毛羽
(3)が形成され、この立ち上げ領域(10)の毛羽
(3)により毛布(1)としての保温性が付与される。
【0023】一方、非立ち上げ領域(11)は、図3に
示すように、パイル糸が編み付けられていない地編組織
(2)のみからなる地部領域(11a)と、地編組織
(2)にパイル糸が平面的に編み付けられた平面編領域
(11b)とが縦横方向共に交互に配置された構成とな
されており、前者の地部領域(11a)はメッシュ状で
あるから空気が通過しやすく、毛布(1)として優れた
通気性を付与させることができる。
示すように、パイル糸が編み付けられていない地編組織
(2)のみからなる地部領域(11a)と、地編組織
(2)にパイル糸が平面的に編み付けられた平面編領域
(11b)とが縦横方向共に交互に配置された構成とな
されており、前者の地部領域(11a)はメッシュ状で
あるから空気が通過しやすく、毛布(1)として優れた
通気性を付与させることができる。
【0024】このように立ち上げ領域(10)の密集し
た毛羽(3)により保温性が付与される一方で、地部領
域(11a)により優れた通気性が付与されるから、毛
布(1)全体としては暑苦しくない適度な保温性を確保
できると同時に、優れた通気性も確保できるものとな
り、春秋物や夏物として好適である。なお、平面編領域
(11b)は、メッシュ状地編組織(2)にパイル糸が
平面的に編み付けられているから、丁度立ち上げ領域
(10)と地部領域(11a)の中間的な性能(適度な
保温性及び通気性)を有するものであり、非立ち上げ領
域(11)における平面編領域(11b)の形成割合を
適宜設定することにより、毛布としての意匠性を変える
ことなく、所望の機能(保温性、通気性)を有する毛布
(1)を得ることができる。もちろん、非立ち上げ領域
(11)の全部が地部領域(11a)となるように構成
されていても良いし、あるいは非立ち上げ領域(11)
の全部が平面編領域(11b)となされる構成であって
も良い。
た毛羽(3)により保温性が付与される一方で、地部領
域(11a)により優れた通気性が付与されるから、毛
布(1)全体としては暑苦しくない適度な保温性を確保
できると同時に、優れた通気性も確保できるものとな
り、春秋物や夏物として好適である。なお、平面編領域
(11b)は、メッシュ状地編組織(2)にパイル糸が
平面的に編み付けられているから、丁度立ち上げ領域
(10)と地部領域(11a)の中間的な性能(適度な
保温性及び通気性)を有するものであり、非立ち上げ領
域(11)における平面編領域(11b)の形成割合を
適宜設定することにより、毛布としての意匠性を変える
ことなく、所望の機能(保温性、通気性)を有する毛布
(1)を得ることができる。もちろん、非立ち上げ領域
(11)の全部が地部領域(11a)となるように構成
されていても良いし、あるいは非立ち上げ領域(11)
の全部が平面編領域(11b)となされる構成であって
も良い。
【0025】また、非立ち上げ領域(11)を設けた構
成とすることで、地編組織の全体にパイル層を形成させ
たものと比較して、パイル糸の使用量が減少するので、
その分軽量化を図ることができると共に、コストの低減
も実現できる利点がある。更に、非立ち上げ領域(1
1)と立ち上げ領域(10)とが相互に分散状態に配置
されているから、毛布としての風合い(触感)を柔らか
い良好なものとなし得る。
成とすることで、地編組織の全体にパイル層を形成させ
たものと比較して、パイル糸の使用量が減少するので、
その分軽量化を図ることができると共に、コストの低減
も実現できる利点がある。更に、非立ち上げ領域(1
1)と立ち上げ領域(10)とが相互に分散状態に配置
されているから、毛布としての風合い(触感)を柔らか
い良好なものとなし得る。
【0026】一方、染色図柄については、パイル先端部
(7)は染色されることなく、パイル根元部(6)に染
色図柄が付与されているが、上述のように、立ち上げ領
域(10)のパイル糸は毛羽立たされているため、その
毛羽(3)の一部は非立ち上げ領域(11)の上部位置
において隙間を有しつつ覆い被さる態様となっている
が、このようなパイル糸の間から、即ち毛羽(3)の隙
間からパイル根元部(6)の染色図柄(6a)が外観さ
れることとなるので、該染色図柄(6a)は淡い、透か
し状のものとなり、見る者に爽やかな印象を与えること
ができると共に、奥行き感をも有する斬新なものとな
る。
(7)は染色されることなく、パイル根元部(6)に染
色図柄が付与されているが、上述のように、立ち上げ領
域(10)のパイル糸は毛羽立たされているため、その
毛羽(3)の一部は非立ち上げ領域(11)の上部位置
において隙間を有しつつ覆い被さる態様となっている
が、このようなパイル糸の間から、即ち毛羽(3)の隙
間からパイル根元部(6)の染色図柄(6a)が外観さ
れることとなるので、該染色図柄(6a)は淡い、透か
し状のものとなり、見る者に爽やかな印象を与えること
ができると共に、奥行き感をも有する斬新なものとな
る。
【0027】また、パイル根元部(6)の染色図柄(6
a)の形成は、非パイル面側からの捺染によってなされ
たものであり、即ち捺染染料が地編組織(2)を介して
パイル根元部(6)に浸透していく浸透拡散過程を経て
なされたものであるから、パイル根元部の染色図柄(6
a)それ自体が、おぼろげな、ぼかし状の独特の雰囲気
を有した図柄となる。このように、それ自体おぼろげな
独特の雰囲気を有するパイル根元部の染色図柄が、パイ
ル糸間を透かして外観されるので、一層淡い透かし状の
興趣性のある、これまでにない斬新な意匠が構成される
ものである。このような透かし状染色図柄の形成によっ
て、爽やかな印象、涼感を与えることができるから、例
えば春秋物、夏物として使用者の要求に十分に適合した
ものとなし得る。
a)の形成は、非パイル面側からの捺染によってなされ
たものであり、即ち捺染染料が地編組織(2)を介して
パイル根元部(6)に浸透していく浸透拡散過程を経て
なされたものであるから、パイル根元部の染色図柄(6
a)それ自体が、おぼろげな、ぼかし状の独特の雰囲気
を有した図柄となる。このように、それ自体おぼろげな
独特の雰囲気を有するパイル根元部の染色図柄が、パイ
ル糸間を透かして外観されるので、一層淡い透かし状の
興趣性のある、これまでにない斬新な意匠が構成される
ものである。このような透かし状染色図柄の形成によっ
て、爽やかな印象、涼感を与えることができるから、例
えば春秋物、夏物として使用者の要求に十分に適合した
ものとなし得る。
【0028】更に、パイル先端部(7)が染色されてい
ないので、染色によって風合い、肌触りの低下を来すこ
とがなく、従って本来の優れた風合い、肌触りを確保す
ることができる。かつ、人の肌等と直接に接触するパイ
ル先端部(7)に化学物質である染料が付与されていな
いので、安全衛生面での向上を図ることができる。加え
て、パイルのボリューム感も十分に確保することができ
る。
ないので、染色によって風合い、肌触りの低下を来すこ
とがなく、従って本来の優れた風合い、肌触りを確保す
ることができる。かつ、人の肌等と直接に接触するパイ
ル先端部(7)に化学物質である染料が付与されていな
いので、安全衛生面での向上を図ることができる。加え
て、パイルのボリューム感も十分に確保することができ
る。
【0029】上記の編み毛布は、マイヤー毛布であり、
従来と同様にダブルラッセル編機を用いて製造すること
ができる。即ち、2枚の地編組織を編成しつつ、この2
枚の地編組織間にパイル糸を掛けわたすように編み付け
ると共に、パイル糸をその中間で切り離して(センター
カットして)2枚のパイル編地に分割し、パイル糸を毛
捌き処理等して毛羽を形成させるが、パイル糸群の立ち
上げ領域(10)を地編組織(2)に対して分散状態に
配置させるために、上記編成の際に、パイル糸が地編組
織(2)の数コース及び数ウエール置きに、数コース及
び数ウエール縦横に編み付けられるように設定すれば良
い。
従来と同様にダブルラッセル編機を用いて製造すること
ができる。即ち、2枚の地編組織を編成しつつ、この2
枚の地編組織間にパイル糸を掛けわたすように編み付け
ると共に、パイル糸をその中間で切り離して(センター
カットして)2枚のパイル編地に分割し、パイル糸を毛
捌き処理等して毛羽を形成させるが、パイル糸群の立ち
上げ領域(10)を地編組織(2)に対して分散状態に
配置させるために、上記編成の際に、パイル糸が地編組
織(2)の数コース及び数ウエール置きに、数コース及
び数ウエール縦横に編み付けられるように設定すれば良
い。
【0030】詳述すると、図9に示すダブルラッセル編
機において、針床(5)(5)に沿って配置されたニー
ドル(6F)(6B)に対して、ガイド(7)…のそれ
ぞれより緯糸(挿入糸)(L1 )、経糸(鎖糸)
(L2 )、パイル糸(L3 )(L4)、経糸(L5 )、
緯糸(L6 )を供給して、緯糸(L1 )と経糸(L2 )
によって前側の地編組織(2F)を、経糸(L5 )と緯
糸(L6 )によって後側の地編組織(2B)を編成する
一方、パイル糸(L3 )(L4 )は両地編組織(2F)
(2B)間に掛けわたして編み付けるのであるが、これ
ら編成の際に、一方のパイル糸(L3 )については、数
ウエールの幅で数コース毎に、両地編組織(2F)(2
B)間への掛けわたしと前側の地編組織(2F)への経
糸(L2 )に沿う平面的編み込みとを交互に行い、他方
のパイル糸(L4 )については、前記パイル糸(L3 )
を編み込んだ列の隣の列に同じく数ウエールの幅で数コ
ース毎に両地編組織(2F)(2B)間への掛けわたし
と後側の地編組織(2B)への経糸(L5 )に沿う平面
的編み込みとを交互に行う。この時、図8に示すように
前記パイル糸(L4 )の掛けわたしを、パイル糸
(L3 )を編み込んだ列の平面的編み込み部分(11
b)に隣接する位置で行う。即ちもう一方のパイル糸
(L3)の掛けわたし部分(立ち上げ領域)(10)と
隣接しないように1ピッチずらせて編成する。このよう
な編成を行いつつ、カッター(8)で掛けわたしたパイ
ル(L3 )(L4 )の中間(M)を切断することによ
り、2枚のパイル編地を得る。図10に上記編成の際の
編み組織図を示す。なお、図7及び8においては、図示
の簡略化のために、地編組織(2)の碁盤目の升目単位
を3コース及び3ウエールにわたるものとしているが、
これらの数値は種々設定することができ、通常は5コー
ス、5ウエール程度である。また、ダブルラッセル編機
のゲージ数は、通常14〜20ゲージ/インチ程度であ
る。
機において、針床(5)(5)に沿って配置されたニー
ドル(6F)(6B)に対して、ガイド(7)…のそれ
ぞれより緯糸(挿入糸)(L1 )、経糸(鎖糸)
(L2 )、パイル糸(L3 )(L4)、経糸(L5 )、
緯糸(L6 )を供給して、緯糸(L1 )と経糸(L2 )
によって前側の地編組織(2F)を、経糸(L5 )と緯
糸(L6 )によって後側の地編組織(2B)を編成する
一方、パイル糸(L3 )(L4 )は両地編組織(2F)
(2B)間に掛けわたして編み付けるのであるが、これ
ら編成の際に、一方のパイル糸(L3 )については、数
ウエールの幅で数コース毎に、両地編組織(2F)(2
B)間への掛けわたしと前側の地編組織(2F)への経
糸(L2 )に沿う平面的編み込みとを交互に行い、他方
のパイル糸(L4 )については、前記パイル糸(L3 )
を編み込んだ列の隣の列に同じく数ウエールの幅で数コ
ース毎に両地編組織(2F)(2B)間への掛けわたし
と後側の地編組織(2B)への経糸(L5 )に沿う平面
的編み込みとを交互に行う。この時、図8に示すように
前記パイル糸(L4 )の掛けわたしを、パイル糸
(L3 )を編み込んだ列の平面的編み込み部分(11
b)に隣接する位置で行う。即ちもう一方のパイル糸
(L3)の掛けわたし部分(立ち上げ領域)(10)と
隣接しないように1ピッチずらせて編成する。このよう
な編成を行いつつ、カッター(8)で掛けわたしたパイ
ル(L3 )(L4 )の中間(M)を切断することによ
り、2枚のパイル編地を得る。図10に上記編成の際の
編み組織図を示す。なお、図7及び8においては、図示
の簡略化のために、地編組織(2)の碁盤目の升目単位
を3コース及び3ウエールにわたるものとしているが、
これらの数値は種々設定することができ、通常は5コー
ス、5ウエール程度である。また、ダブルラッセル編機
のゲージ数は、通常14〜20ゲージ/インチ程度であ
る。
【0031】上記において、パイル糸を構成する繊維と
しては、後の捺染に用いられる染料に対して染着性の繊
維を用いる。地編組織(2)を構成する繊維としては、
捺染染料に対して染着性、非染着性いずれであっても構
わないが、染着性のものを用いるのが好ましい。染着性
とすれば地編組織(2)にも染色図柄を形成させること
ができ、この地編組織(2)の染色図柄、特に地編組織
(2)における非立ち上げ領域(11)の染色図柄も、
パイル糸群間を透かして外観されるので、前記パイル根
元部(6)の染色図柄(6a)とも相俟って、一層奥行
き感、立体感のある透かし状の図柄とすることができる
からである。そして、立ち上げ・非立ち上げ領域による
凹凸感と、このような立体感のある透かし状の図柄の形
成とが相俟ってこれまでにない斬新な意匠が形成され
る。
しては、後の捺染に用いられる染料に対して染着性の繊
維を用いる。地編組織(2)を構成する繊維としては、
捺染染料に対して染着性、非染着性いずれであっても構
わないが、染着性のものを用いるのが好ましい。染着性
とすれば地編組織(2)にも染色図柄を形成させること
ができ、この地編組織(2)の染色図柄、特に地編組織
(2)における非立ち上げ領域(11)の染色図柄も、
パイル糸群間を透かして外観されるので、前記パイル根
元部(6)の染色図柄(6a)とも相俟って、一層奥行
き感、立体感のある透かし状の図柄とすることができる
からである。そして、立ち上げ・非立ち上げ領域による
凹凸感と、このような立体感のある透かし状の図柄の形
成とが相俟ってこれまでにない斬新な意匠が形成され
る。
【0032】捺染に用いる染料としては、例えば分散染
料、カチオン染料、酸性染料等が挙げられる。また、パ
イル糸を構成する繊維としては、特に限定されないが、
例えばアクリル繊維、綿繊維、レーヨン繊維、ウール繊
維、ポリエステル繊維等が挙げられ、地糸を構成する繊
維としては、特に限定されないが、例えばポリエステル
繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維等が挙げられる。
料、カチオン染料、酸性染料等が挙げられる。また、パ
イル糸を構成する繊維としては、特に限定されないが、
例えばアクリル繊維、綿繊維、レーヨン繊維、ウール繊
維、ポリエステル繊維等が挙げられ、地糸を構成する繊
維としては、特に限定されないが、例えばポリエステル
繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維等が挙げられる。
【0033】例えば、捺染染料として分散染料を用いる
場合には、地編組織(2)を構成する繊維としてポリエ
ステル繊維を用いる一方、パイル糸を構成する繊維とし
てアクリル繊維を用いるのが好ましい。一般に分散染料
はアクリル繊維の淡色染に用いられるものであり、従っ
てパイル根元部(6)の染色図柄(6a)をより一層淡
く、柔らかい感じのするものとなし得て、一段と爽やか
な印象、涼感を与えることができる。また、地編組織
(2)を分散染料に対して高染着性であるポリエステル
繊維で構成しているから、地編組織(2)も良好にムラ
なく染色することができる。またポリエステル繊維は安
価で、強度に優れるという利点もある。
場合には、地編組織(2)を構成する繊維としてポリエ
ステル繊維を用いる一方、パイル糸を構成する繊維とし
てアクリル繊維を用いるのが好ましい。一般に分散染料
はアクリル繊維の淡色染に用いられるものであり、従っ
てパイル根元部(6)の染色図柄(6a)をより一層淡
く、柔らかい感じのするものとなし得て、一段と爽やか
な印象、涼感を与えることができる。また、地編組織
(2)を分散染料に対して高染着性であるポリエステル
繊維で構成しているから、地編組織(2)も良好にムラ
なく染色することができる。またポリエステル繊維は安
価で、強度に優れるという利点もある。
【0034】また、パイル糸群の立ち上げ領域(10)
の地編組織(2)に対する面積比率は、10〜90%と
するのが好ましい。10%未満では捺染染料のパイル面
側への回り込みが過剰となりやすく、パイル先端部
(7)にも捺染が施される傾向が強く、透かし状の奥行
き感のある図柄の形成が困難となるので好ましくない。
一方、90%を超えると捺染染料のパイル根元部(6)
への回り込みが不十分となって該根元部(6)に所望の
染色図柄を形成させるのが困難となるので好ましくな
い。中でも、該面積比率は30〜70%とするのがより
好ましい。30%未満では地編組織(2)が外観されや
すくなるからである。
の地編組織(2)に対する面積比率は、10〜90%と
するのが好ましい。10%未満では捺染染料のパイル面
側への回り込みが過剰となりやすく、パイル先端部
(7)にも捺染が施される傾向が強く、透かし状の奥行
き感のある図柄の形成が困難となるので好ましくない。
一方、90%を超えると捺染染料のパイル根元部(6)
への回り込みが不十分となって該根元部(6)に所望の
染色図柄を形成させるのが困難となるので好ましくな
い。中でも、該面積比率は30〜70%とするのがより
好ましい。30%未満では地編組織(2)が外観されや
すくなるからである。
【0035】地編組織(2)における縦糸と緯糸の編み
形態は、上記実施形態のものに特に限定されるものでは
なく、種々の組織形態を採用することができる。
形態は、上記実施形態のものに特に限定されるものでは
なく、種々の組織形態を採用することができる。
【0036】次に、このようにしてパイル糸群の立ち上
げ領域(10)が分散状態に配置されたパイル編地に対
して、染色図柄形成のための捺染処理を施すが、該捺染
処理は非パイル面側(地編組織(2)の裏側)から施
す。非パイル面側から捺染を行うことによってパイル先
端部(7)を染色することなく、パイル根元部(6)の
みを選択的に染色することができる。そして、図柄の形
成は、捺染染料が地編組織(2)を介してパイル根元部
(6)に浸透していく浸透拡散過程を経てなされたもの
であるから、パイル根元部の染色図柄(6a)それ自体
を、おぼろげな、ぼかし状の独特の雰囲気を有した図柄
となすことができる。このように、それ自体おぼろげな
独特の雰囲気を有するパイル根元部の染色図柄(6a)
が、パイル糸間を透かして外観されるので、両者の作用
が相俟って、一層淡い透かし状の興趣性のある斬新な染
色図柄を形成させることができる。
げ領域(10)が分散状態に配置されたパイル編地に対
して、染色図柄形成のための捺染処理を施すが、該捺染
処理は非パイル面側(地編組織(2)の裏側)から施
す。非パイル面側から捺染を行うことによってパイル先
端部(7)を染色することなく、パイル根元部(6)の
みを選択的に染色することができる。そして、図柄の形
成は、捺染染料が地編組織(2)を介してパイル根元部
(6)に浸透していく浸透拡散過程を経てなされたもの
であるから、パイル根元部の染色図柄(6a)それ自体
を、おぼろげな、ぼかし状の独特の雰囲気を有した図柄
となすことができる。このように、それ自体おぼろげな
独特の雰囲気を有するパイル根元部の染色図柄(6a)
が、パイル糸間を透かして外観されるので、両者の作用
が相俟って、一層淡い透かし状の興趣性のある斬新な染
色図柄を形成させることができる。
【0037】捺染方法としては、特に限定されないが、
例えばスクリーン捺染法、ローラプリント法等が挙げら
れる。例えばスクリーン捺染機として、チンマー社製自
動スクリーン捺染機(型式FM2−28、FM2−5
8)を用いる場合には、マグネット圧を4〜6(目盛
り)にするのが、パイル根元部(6)を確実にかつムラ
なく染色する観点から、好ましい。なお、このチンマー
社製自動スクリーン捺染機(型式FM2−28、FM2
−58)は、ローラスキージが、マグネットの磁力によ
って下方に引き付けられながら回転するように構成され
たものである。
例えばスクリーン捺染法、ローラプリント法等が挙げら
れる。例えばスクリーン捺染機として、チンマー社製自
動スクリーン捺染機(型式FM2−28、FM2−5
8)を用いる場合には、マグネット圧を4〜6(目盛
り)にするのが、パイル根元部(6)を確実にかつムラ
なく染色する観点から、好ましい。なお、このチンマー
社製自動スクリーン捺染機(型式FM2−28、FM2
−58)は、ローラスキージが、マグネットの磁力によ
って下方に引き付けられながら回転するように構成され
たものである。
【0038】上記スクリーン捺染に用いる染料液として
は、通常、捺染糊を配合して用いられるが、このような
捺染糊としては、例えばグアガム糊、アルギン酸ソーダ
糊等が挙げられる。
は、通常、捺染糊を配合して用いられるが、このような
捺染糊としては、例えばグアガム糊、アルギン酸ソーダ
糊等が挙げられる。
【0039】次いで、パイル糸に毛羽(3)を形成させ
ることにより、この発明の編み毛布(1)を得ることが
できる。例えば、上記パイル編地の地編組織(2)に起
毛処理を施すとともに、立ち上げ領域(10)のパイル
に毛捌き処理を施すことによってパイル糸による毛羽を
形成させる。もちろん、立ち上げ領域(10)のパイル
のみに毛羽を形成させるものとしても良い。
ることにより、この発明の編み毛布(1)を得ることが
できる。例えば、上記パイル編地の地編組織(2)に起
毛処理を施すとともに、立ち上げ領域(10)のパイル
に毛捌き処理を施すことによってパイル糸による毛羽を
形成させる。もちろん、立ち上げ領域(10)のパイル
のみに毛羽を形成させるものとしても良い。
【0040】なお、上記製造法は、その好適な一例を示
したに過ぎず、この発明の編み毛布(1)は、特にこの
ような方法によって製造されるものに限定されるもので
はない。
したに過ぎず、この発明の編み毛布(1)は、特にこの
ような方法によって製造されるものに限定されるもので
はない。
【0041】次に、別の実施形態に係る編み毛布を図面
に基づいて説明する。図5、6に示すように、この編み
毛布(1)も、マイヤー毛布であって、地編組織(2)
の地糸に対してパイルがウエール方向に1〜6本とびで
編み付けられてなる毛布生地(4)の周縁部に縁布
(6)が縫い付けられたものであって、パイル糸によっ
て毛羽(3)が形成されると共に、パイル先端部(7)
は染色されることなく、パイル根元部(6)に染色図柄
が付与されたものであり、かつ該パイル根元部(6)の
染色図柄(6a)の形成が、非パイル面側からの捺染に
よってなされたものである。中でも、地編組織(2)の
地糸に対してパイルがウエール方向に1〜3本とびで編
み付けられているのが望ましい。3本を超えると地編組
織(2)が外観されやすくなるので好ましくない。な
お、図6に示したものは、「パイル1植え、2本とび」
の繰り返しに係るものであるが、例えば「パイル2植
え、2本とび」、あるいは「パイル3植え、1本とび」
であっても良いことはいうまでもない。
に基づいて説明する。図5、6に示すように、この編み
毛布(1)も、マイヤー毛布であって、地編組織(2)
の地糸に対してパイルがウエール方向に1〜6本とびで
編み付けられてなる毛布生地(4)の周縁部に縁布
(6)が縫い付けられたものであって、パイル糸によっ
て毛羽(3)が形成されると共に、パイル先端部(7)
は染色されることなく、パイル根元部(6)に染色図柄
が付与されたものであり、かつ該パイル根元部(6)の
染色図柄(6a)の形成が、非パイル面側からの捺染に
よってなされたものである。中でも、地編組織(2)の
地糸に対してパイルがウエール方向に1〜3本とびで編
み付けられているのが望ましい。3本を超えると地編組
織(2)が外観されやすくなるので好ましくない。な
お、図6に示したものは、「パイル1植え、2本とび」
の繰り返しに係るものであるが、例えば「パイル2植
え、2本とび」、あるいは「パイル3植え、1本とび」
であっても良いことはいうまでもない。
【0042】地糸に対してパイルがウエール方向に1〜
6本とびで編み付けられてなる毛布生地(4)は、例え
ばダブルラッセル編機等の公知の手段を用いて編成する
ことができる。
6本とびで編み付けられてなる毛布生地(4)は、例え
ばダブルラッセル編機等の公知の手段を用いて編成する
ことができる。
【0043】上記後者の実施形態において、パイル密度
は9コース〜29コースとするのが好ましい。9コース
未満では捺染染料のパイル面側への回り込みが過剰とな
りやすく、パイル先端部(7)にも捺染が施される傾向
が強く、透かし状の奥行き感のある図柄の形成が困難と
なるので好ましくない。一方、29コースを超えると捺
染染料のパイル根元部(6)への回り込みが不十分とな
って該根元部(6)に所望の染色図柄を形成させるのが
困難となるので好ましくない。なお、1枚もの毛布(合
わせ毛布でない)の場合には、中でもパイル密度は15
〜25コースとするのがより好ましい。
は9コース〜29コースとするのが好ましい。9コース
未満では捺染染料のパイル面側への回り込みが過剰とな
りやすく、パイル先端部(7)にも捺染が施される傾向
が強く、透かし状の奥行き感のある図柄の形成が困難と
なるので好ましくない。一方、29コースを超えると捺
染染料のパイル根元部(6)への回り込みが不十分とな
って該根元部(6)に所望の染色図柄を形成させるのが
困難となるので好ましくない。なお、1枚もの毛布(合
わせ毛布でない)の場合には、中でもパイル密度は15
〜25コースとするのがより好ましい。
【0044】更に、後者の実施形態において、パイル糸
を構成する繊維としては、捺染に用いられる染料に対し
て染着性の繊維を用いる。地編組織(2)を構成する繊
維としては、捺染染料に対して染着性、非染着性いずれ
であっても構わないが、染着性のものを用いるのが好ま
しい。染着性とすれば地編組織(2)にも染色図柄を形
成させることができ、この地編組織(2)の染色図柄、
特に地編組織(2)におけるパイルのない部位の染色図
柄も、パイル糸間を透かして外観されるので、前記パイ
ル根元部(6)の染色図柄(6a)とも相俟って、一層
奥行き感、立体感のある透かし状の図柄とすることがで
きるからである。
を構成する繊維としては、捺染に用いられる染料に対し
て染着性の繊維を用いる。地編組織(2)を構成する繊
維としては、捺染染料に対して染着性、非染着性いずれ
であっても構わないが、染着性のものを用いるのが好ま
しい。染着性とすれば地編組織(2)にも染色図柄を形
成させることができ、この地編組織(2)の染色図柄、
特に地編組織(2)におけるパイルのない部位の染色図
柄も、パイル糸間を透かして外観されるので、前記パイ
ル根元部(6)の染色図柄(6a)とも相俟って、一層
奥行き感、立体感のある透かし状の図柄とすることがで
きるからである。
【0045】捺染に用いる染料、パイル糸を構成する繊
維、地糸を構成する繊維としては、前述したものと同様
のものを例示できる。
維、地糸を構成する繊維としては、前述したものと同様
のものを例示できる。
【0046】例えば、捺染染料として分散染料を用いる
場合には、地編組織(2)を構成する繊維としてポリエ
ステル繊維を用いる一方、パイル糸を構成する繊維とし
てアクリル繊維を用いるのが好ましい。一般に分散染料
はアクリル繊維の淡色染に用いられるものであり、従っ
てパイル根元部(6)の染色図柄(6a)をより一層淡
く、柔らかい感じのするものとなし得て、一段と爽やか
な印象、涼感を与えることができる。また、地編組織
(2)を分散染料に対して高染着性であるポリエステル
繊維で構成しているから、地編組織(2)も良好にムラ
なく染色することができる。またポリエステル繊維は安
価で、強度に優れるという利点もある。
場合には、地編組織(2)を構成する繊維としてポリエ
ステル繊維を用いる一方、パイル糸を構成する繊維とし
てアクリル繊維を用いるのが好ましい。一般に分散染料
はアクリル繊維の淡色染に用いられるものであり、従っ
てパイル根元部(6)の染色図柄(6a)をより一層淡
く、柔らかい感じのするものとなし得て、一段と爽やか
な印象、涼感を与えることができる。また、地編組織
(2)を分散染料に対して高染着性であるポリエステル
繊維で構成しているから、地編組織(2)も良好にムラ
なく染色することができる。またポリエステル繊維は安
価で、強度に優れるという利点もある。
【0047】次に、このような毛布生地(4)に対し
て、染色図柄形成のための捺染処理を施すが、該捺染処
理は前記同様に非パイル面側(地編粗域(2)の裏側)
から施す。非パイル面側から捺染を行うことによってパ
イル先端部(7)を染色することなく、パイル根元部
(6)のみを選択的に染色することができる。捺染方
法、染料液に含有せしめる捺染糊に関しては、前記と全
く同様のことが言える。次いで、パイル糸に毛羽(3)
を形成させることにより編み毛布(1)を得ることがで
きる。
て、染色図柄形成のための捺染処理を施すが、該捺染処
理は前記同様に非パイル面側(地編粗域(2)の裏側)
から施す。非パイル面側から捺染を行うことによってパ
イル先端部(7)を染色することなく、パイル根元部
(6)のみを選択的に染色することができる。捺染方
法、染料液に含有せしめる捺染糊に関しては、前記と全
く同様のことが言える。次いで、パイル糸に毛羽(3)
を形成させることにより編み毛布(1)を得ることがで
きる。
【0048】この発明の編み毛布(1)は、淡く、柔ら
かい感じのする透かし状に外観されるものとするべく、
非パイル面側から捺染されることで、パイル先端部
(7)は染色されることなく、パイル根元部(6)に染
色図柄が付与されてなるものであるが、この発明の上記
効果を阻害しない範囲であれば、例えばパイル先端部
(7)が均一な淡い色(白色、白系色、淡色等)を有す
る構成としたり、あるいはパイル先端部(7)の一部に
又は点在的に染色を施した構成としても良い。
かい感じのする透かし状に外観されるものとするべく、
非パイル面側から捺染されることで、パイル先端部
(7)は染色されることなく、パイル根元部(6)に染
色図柄が付与されてなるものであるが、この発明の上記
効果を阻害しない範囲であれば、例えばパイル先端部
(7)が均一な淡い色(白色、白系色、淡色等)を有す
る構成としたり、あるいはパイル先端部(7)の一部に
又は点在的に染色を施した構成としても良い。
【0049】また、上記いずれの実施形態も、地編組織
(2)に対してその両面を起毛した両面毛布としている
が、その片面のみを起毛した片面毛布としても良い。
(2)に対してその両面を起毛した両面毛布としている
が、その片面のみを起毛した片面毛布としても良い。
【0050】更に、上記いずれの実施形態も、1枚のパ
イル編地を用いて構成しているが、特にこのような構成
のみに限定されるものではなく、例えばパイル編地を2
枚重ねた構成であっても良い、即ち2枚の毛布生地を背
面(非パイル面)同士で重ね合わせた構成(合わせ毛
布)であっても良い。
イル編地を用いて構成しているが、特にこのような構成
のみに限定されるものではなく、例えばパイル編地を2
枚重ねた構成であっても良い、即ち2枚の毛布生地を背
面(非パイル面)同士で重ね合わせた構成(合わせ毛
布)であっても良い。
【0051】なお、上記いずれの実施形態も、その形態
はマイヤー毛布であるが、特にこれに限定されるもので
はなく、片面にパイルが設けられた編み毛布であればど
のようなものにも適用することができる。
はマイヤー毛布であるが、特にこれに限定されるもので
はなく、片面にパイルが設けられた編み毛布であればど
のようなものにも適用することができる。
【0052】
【実施例】次に、この発明の具体的実施例について説明
する。
する。
【0053】<実施例1>図9に示すダブルラッセル編
機(16ゲージ/インチ)を用い、パイル糸(L3 )
(L4 )として32番双糸のアクリル糸、緯糸(L1 )
(L6 )として100デニール48フィラメントのポリ
エステルフィラメント糸、経糸(L2 )(L5 )として
100デニール48フィラメントのポリエステルフィラ
メント糸をそれぞれ使用し、図10に示す編組織(碁盤
目の1つの升目単位の縦が5ウエール、横が5コース)
で、図7に示すように2枚の地編組織(2F)(2B)
を編成しつつ、両地編組織(2F)(2B)間へのパイ
ル糸(L3 )(L4 )の掛けわたし及び経糸に沿う編み
込みを行うと共に、掛けわたされたパイル糸(L3 )
(L4 )の中間(M)をカッター(8)で切断して、2
つのパイル編地に分割し、毛布生地(4)を得た。な
お、パイル糸群の立ち上げ領域(10)の地編組織
(2)に対する面積比率は50%であった。
機(16ゲージ/インチ)を用い、パイル糸(L3 )
(L4 )として32番双糸のアクリル糸、緯糸(L1 )
(L6 )として100デニール48フィラメントのポリ
エステルフィラメント糸、経糸(L2 )(L5 )として
100デニール48フィラメントのポリエステルフィラ
メント糸をそれぞれ使用し、図10に示す編組織(碁盤
目の1つの升目単位の縦が5ウエール、横が5コース)
で、図7に示すように2枚の地編組織(2F)(2B)
を編成しつつ、両地編組織(2F)(2B)間へのパイ
ル糸(L3 )(L4 )の掛けわたし及び経糸に沿う編み
込みを行うと共に、掛けわたされたパイル糸(L3 )
(L4 )の中間(M)をカッター(8)で切断して、2
つのパイル編地に分割し、毛布生地(4)を得た。な
お、パイル糸群の立ち上げ領域(10)の地編組織
(2)に対する面積比率は50%であった。
【0054】次に、この毛布生地(4)の非パイル面側
から分散染料を用いてスクリーン捺染法により捺染を行
った後、100℃で15分間蒸熱処理を行い、更に水
洗、乾燥を行った。スクリーン捺染機として、チンマー
社製自動スクリーン捺染機(型式FM2−58)を用い
た。なお、ローラスキージの直径は50mmであり、ス
キージの速度は30m/分で、磁石の磁力強度はマグネ
ット圧6であり、また印捺は2往復行った。
から分散染料を用いてスクリーン捺染法により捺染を行
った後、100℃で15分間蒸熱処理を行い、更に水
洗、乾燥を行った。スクリーン捺染機として、チンマー
社製自動スクリーン捺染機(型式FM2−58)を用い
た。なお、ローラスキージの直径は50mmであり、ス
キージの速度は30m/分で、磁石の磁力強度はマグネ
ット圧6であり、また印捺は2往復行った。
【0055】次いで、仕上げ工程として、起毛機を用い
て地編組織裏側への起毛処理を行うと共に、表側のパイ
ルに対して毛捌き処理を施した後、毛布生地(4)の周
縁に縁布(9)を縫い付けて、図3に示す構成からなる
マイヤー毛布を得た。
て地編組織裏側への起毛処理を行うと共に、表側のパイ
ルに対して毛捌き処理を施した後、毛布生地(4)の周
縁に縁布(9)を縫い付けて、図3に示す構成からなる
マイヤー毛布を得た。
【0056】<実施例2>パイル糸(L3 )(L4 )と
して、20番双糸の綿糸を用い、捺染染料として反応染
料を用いた以外は、実施例1と同様にしてマイヤー毛布
を得た。
して、20番双糸の綿糸を用い、捺染染料として反応染
料を用いた以外は、実施例1と同様にしてマイヤー毛布
を得た。
【0057】<実施例3>パイル糸(L3 )(L4 )と
して、48番双糸のウール糸を用い、捺染染料として酸
性染料を用いた以外は、実施例1と同様にしてマイヤー
毛布を得た。
して、48番双糸のウール糸を用い、捺染染料として酸
性染料を用いた以外は、実施例1と同様にしてマイヤー
毛布を得た。
【0058】<実施例4>パイル糸(L3 )(L4 )と
して、20番双糸のポリエステル糸を用いた以外は、実
施例1と同様にしてマイヤー毛布を得た。
して、20番双糸のポリエステル糸を用いた以外は、実
施例1と同様にしてマイヤー毛布を得た。
【0059】<実施例5>緯糸(L1 )(L6 )として
30番双子のレーヨン糸、経糸(L2 )(L5 )として
30番双子のレーヨン糸を用いた以外は、実施例1と同
様にしてマイヤー毛布を得た。
30番双子のレーヨン糸、経糸(L2 )(L5 )として
30番双子のレーヨン糸を用いた以外は、実施例1と同
様にしてマイヤー毛布を得た。
【0060】<実施例6>ダブルラッセル編機(16ゲ
ージ/インチ)を用い、パイル糸として32番双糸のア
クリル糸、緯糸として100デニール48フィラメント
のポリエステルフィラメント糸、経糸として100デニ
ール48フィラメントのポリエステルフィラメント糸を
それぞれ使用し、図11に示す編組織(地糸に対してパ
イルをウエール方向に2本とびで編み付ける)で編成し
た後、2つのパイル編地に分割し、毛布生地を得た。な
お、この毛布生地におけるパイル密度は、17〜18コ
ースであった。
ージ/インチ)を用い、パイル糸として32番双糸のア
クリル糸、緯糸として100デニール48フィラメント
のポリエステルフィラメント糸、経糸として100デニ
ール48フィラメントのポリエステルフィラメント糸を
それぞれ使用し、図11に示す編組織(地糸に対してパ
イルをウエール方向に2本とびで編み付ける)で編成し
た後、2つのパイル編地に分割し、毛布生地を得た。な
お、この毛布生地におけるパイル密度は、17〜18コ
ースであった。
【0061】次に、この毛布生地の非パイル面側から分
散染料を用いてスクリーン捺染法により捺染を行った
後、100℃で15分間蒸熱処理を行い、更に水洗、乾
燥を行った。なお、スクリーン捺染機としては実施例1
で用いたのと同じものを使用した。
散染料を用いてスクリーン捺染法により捺染を行った
後、100℃で15分間蒸熱処理を行い、更に水洗、乾
燥を行った。なお、スクリーン捺染機としては実施例1
で用いたのと同じものを使用した。
【0062】次いで、仕上げ工程として、起毛機を用い
て地編組織裏側への起毛処理を行うと共に、表側のパイ
ルに対して毛捌き処理を施した後、毛布生地の周縁に縁
布を縫い付けて、マイヤー毛布を得た。
て地編組織裏側への起毛処理を行うと共に、表側のパイ
ルに対して毛捌き処理を施した後、毛布生地の周縁に縁
布を縫い付けて、マイヤー毛布を得た。
【0063】<実施例6>パイル糸として、48番双糸
のウール糸を用いた以外は、実施例5と同様にしてマイ
ヤー毛布を得た。
のウール糸を用いた以外は、実施例5と同様にしてマイ
ヤー毛布を得た。
【0064】上記いずれのマイヤー毛布も、それ自体ぼ
かし状のパイル根元部の染色図柄がパイル糸間を透かし
て外観されることで、淡く、柔らかい感じのする透かし
状の趣のある図柄となり、爽やかな印象を受けるもので
あった。更に、風合い、肌触りに優れると共に、十分な
ボリューム感も具備していた。
かし状のパイル根元部の染色図柄がパイル糸間を透かし
て外観されることで、淡く、柔らかい感じのする透かし
状の趣のある図柄となり、爽やかな印象を受けるもので
あった。更に、風合い、肌触りに優れると共に、十分な
ボリューム感も具備していた。
【0065】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る編み毛布
は、非パイル面側からの捺染によってそれ自体ぼかし状
の独特の雰囲気を有するものとなされたパイル根元部の
染色図柄がパイル糸間を透かして外観されるから、その
染色図柄を、淡く、柔らかい感じのする透かし状の奥行
き感のある趣あるものとなすことができ、爽やかな印
象、涼感を与えることができ、例えば春秋物、夏物とし
ても使用者の要求に適合した十分に好適なものとするこ
とができる。
は、非パイル面側からの捺染によってそれ自体ぼかし状
の独特の雰囲気を有するものとなされたパイル根元部の
染色図柄がパイル糸間を透かして外観されるから、その
染色図柄を、淡く、柔らかい感じのする透かし状の奥行
き感のある趣あるものとなすことができ、爽やかな印
象、涼感を与えることができ、例えば春秋物、夏物とし
ても使用者の要求に適合した十分に好適なものとするこ
とができる。
【0066】また、パイル先端部が染色されていないの
で、風合い、肌触り感に優れると共に、十分なボリュー
ム感を具備し、かつ安全衛生面での向上も図ることがで
きる。
で、風合い、肌触り感に優れると共に、十分なボリュー
ム感を具備し、かつ安全衛生面での向上も図ることがで
きる。
【0067】また、この発明の編み毛布の製造方法によ
れば、非パイル面側から捺染を施すから、パイル先端部
を染色することなくパイル根元部を選択性良く染色する
ことができる。また、このような選択的染色を、特別の
煩雑な工程を要することなく、単に非パイル面側からの
捺染を行うだけでなし得るから、生産性を顕著に向上さ
せることができ、ひいては低コストにて製造することが
できる。捺染によって染料が地編組織を介してパイル根
元部に回り込む浸透拡散過程を経るものであるから、パ
イル根元部の染色図柄そのものをぼかし状の独特の雰囲
気を有したものとでき、該図柄がパイル糸間を透かして
外観されることで、淡く、柔らかい感じのする透かし状
の奥行き感のあるものとなり、ひいては爽やかな印象、
涼感を与えるものとすることができる。また、得られる
編み毛布は、パイル先端部が染色されないので、風合
い、肌触りに優れると共に、十分なボリューム感を具備
し、かつ安全衛生面でも優れたものとなる。
れば、非パイル面側から捺染を施すから、パイル先端部
を染色することなくパイル根元部を選択性良く染色する
ことができる。また、このような選択的染色を、特別の
煩雑な工程を要することなく、単に非パイル面側からの
捺染を行うだけでなし得るから、生産性を顕著に向上さ
せることができ、ひいては低コストにて製造することが
できる。捺染によって染料が地編組織を介してパイル根
元部に回り込む浸透拡散過程を経るものであるから、パ
イル根元部の染色図柄そのものをぼかし状の独特の雰囲
気を有したものとでき、該図柄がパイル糸間を透かして
外観されることで、淡く、柔らかい感じのする透かし状
の奥行き感のあるものとなり、ひいては爽やかな印象、
涼感を与えるものとすることができる。また、得られる
編み毛布は、パイル先端部が染色されないので、風合
い、肌触りに優れると共に、十分なボリューム感を具備
し、かつ安全衛生面でも優れたものとなる。
【0068】パイル編地として、ダブルラッセル編機に
より、捺染に用いられる染料に対して染着性の繊維から
なるパイル糸が、地編組織に所定間隔毎に編み込まれ
て、パイル糸群の立ち上げ領域が分散状態に配置された
パイル編地を用いる場合には、捺染染料のパイル根元部
への浸透を十分に行わせることができると共に、一層立
体感、奥行き感のある透かし状図柄を形成させることが
できる。更に、パイル糸群の非立ち上げ領域が設けられ
ているから、通気性に優れる上に、軽量化及びコスト低
減を図ることができる。加えて、非立ち上げ領域が分散
状態に配置されているから風合いを一層柔らかい良好な
ものとすることができる。
より、捺染に用いられる染料に対して染着性の繊維から
なるパイル糸が、地編組織に所定間隔毎に編み込まれ
て、パイル糸群の立ち上げ領域が分散状態に配置された
パイル編地を用いる場合には、捺染染料のパイル根元部
への浸透を十分に行わせることができると共に、一層立
体感、奥行き感のある透かし状図柄を形成させることが
できる。更に、パイル糸群の非立ち上げ領域が設けられ
ているから、通気性に優れる上に、軽量化及びコスト低
減を図ることができる。加えて、非立ち上げ領域が分散
状態に配置されているから風合いを一層柔らかい良好な
ものとすることができる。
【0069】パイル糸群の立ち上げ領域の地編組織に対
する面積比率が10〜90%である場合には、一層淡
く、柔らかい感じのする透かし状の染色図柄を形成でき
ると共に、一層奥行き感を付与させることができる。
する面積比率が10〜90%である場合には、一層淡
く、柔らかい感じのする透かし状の染色図柄を形成でき
ると共に、一層奥行き感を付与させることができる。
【0070】地編組織を構成する繊維としてポリエステ
ル繊維を用いる一方、前記パイル糸を構成する繊維とし
てアクリル繊維を用いると共に、捺染染料として分散染
料を用いる場合には、パイル根元部の染色図柄を一層淡
い、柔らかい感じのするものとできると共に、地編組織
にも染色図柄を形成することができて、この地編組織の
染色図柄、特に地編組織における非立ち上げ領域の染色
図柄も、パイル糸群間を透かして外観されるので、前記
パイル根元部の染色図柄とも相俟って、一層奥行き感、
立体感のある透かし状の図柄とすることができる。
ル繊維を用いる一方、前記パイル糸を構成する繊維とし
てアクリル繊維を用いると共に、捺染染料として分散染
料を用いる場合には、パイル根元部の染色図柄を一層淡
い、柔らかい感じのするものとできると共に、地編組織
にも染色図柄を形成することができて、この地編組織の
染色図柄、特に地編組織における非立ち上げ領域の染色
図柄も、パイル糸群間を透かして外観されるので、前記
パイル根元部の染色図柄とも相俟って、一層奥行き感、
立体感のある透かし状の図柄とすることができる。
【0071】また、パイル編地として、地編組織の地糸
に対してパイルがウエール方向に1〜6本とびで編み付
けられたパイル編地を用いる場合には、捺染染料のパイ
ル根元部への浸透を十分に行わせることができ、パイル
根元部を一層確実に染色することができる。
に対してパイルがウエール方向に1〜6本とびで編み付
けられたパイル編地を用いる場合には、捺染染料のパイ
ル根元部への浸透を十分に行わせることができ、パイル
根元部を一層確実に染色することができる。
【0072】地編組織を構成する繊維としてポリエステ
ル繊維を用いる一方、前記パイル糸を構成する繊維とし
てアクリル繊維を用いると共に、捺染染料として分散染
料を用いる場合には、パイル根元部の染色図柄を一層淡
い、柔らかい感じのするものとできると共に、地編組織
にも染色図柄を形成することができて、この地編組織の
染色図柄、特に地編組織におけるパイルのない部位の染
色図柄も、パイル糸間を透かして外観されるので、前記
パイル根元部の染色図柄とも相俟って、一層奥行き感、
立体感のある透かし状の図柄とすることができる。
ル繊維を用いる一方、前記パイル糸を構成する繊維とし
てアクリル繊維を用いると共に、捺染染料として分散染
料を用いる場合には、パイル根元部の染色図柄を一層淡
い、柔らかい感じのするものとできると共に、地編組織
にも染色図柄を形成することができて、この地編組織の
染色図柄、特に地編組織におけるパイルのない部位の染
色図柄も、パイル糸間を透かして外観されるので、前記
パイル根元部の染色図柄とも相俟って、一層奥行き感、
立体感のある透かし状の図柄とすることができる。
【図1】この発明の一実施形態に係る編み毛布を示す図
であって、実際に外観される毛布の(透かし状)染色図
柄を示す斜視図である。
であって、実際に外観される毛布の(透かし状)染色図
柄を示す斜視図である。
【図2】同毛布の組織構成(各構成領域の配置関係)を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】上記毛布の要部を示す斜視図である。
【図4】図3におけるA−A線の断面図である。
【図5】別の実施形態に係る編み毛布を示す図であっ
て、実際に外観される毛布の(透かし状)染色図柄を示
す斜視図である。
て、実際に外観される毛布の(透かし状)染色図柄を示
す斜視図である。
【図6】図5の編み毛布の断面図である。
【図7】毛布生地の編成時の状態を示す要部拡大斜視図
である。
である。
【図8】センターカットした後の毛布生地を示す要部拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図9】編成に用いるダブルラッセル編機の側断面図で
ある。
ある。
【図10】図1の毛布生地の編成の際における編み組織
図である。
図である。
【図11】図5の毛布生地の編成の際における編み組織
図である。
図である。
1…編み毛布 2…地編組織 3…パイル糸の毛羽 4…毛布生地 6…パイル根元部 6a…染色図柄 7…パイル先端部 10…パイル糸群の立ち上げ領域 11…非立ち上げ領域
Claims (7)
- 【請求項1】 片面のみにパイルが設けられ、該パイル
による毛羽が形成されてなるパイル編地において、 非パイル面側から捺染されることによってパイル先端部
は染色されることなくパイル根元部に染色図柄が付与さ
れて、該根元部の染色図柄がパイル糸間を透かして外観
されるようになされていることを特徴とする編み毛布。 - 【請求項2】 捺染に用いられる染料に対して染着性の
繊維からなるパイルが片面のみに設けられたパイル編地
の非パイル面側から捺染を施し、該捺染によってパイル
先端部を染色することなくパイル根元部を選択的に染色
することを特徴とする編み毛布の製造方法。 - 【請求項3】 前記パイル編地として、ダブルラッセル
編機により、捺染に用いられる染料に対して染着性の繊
維からなるパイル糸が、地編組織に所定間隔毎に編み込
まれて、パイル糸群の立ち上げ領域が分散状態に配置さ
れたパイル編地を用いる請求項2に記載の編み毛布の製
造方法。 - 【請求項4】 前記パイル糸群の立ち上げ領域の地編組
織に対する面積比率が10〜90%である請求項3に記
載の編み毛布の製造方法。 - 【請求項5】 前記地編組織を構成する繊維としてポリ
エステル繊維を用いる一方、前記パイル糸を構成する繊
維としてアクリル繊維を用いると共に、捺染染料として
分散染料を用いる請求項3または4に記載の編み毛布の
製造方法。 - 【請求項6】 前記パイル編地として、地編組織の地糸
に対してパイルがウエール方向に1〜6本とびで編み付
けられたパイル編地を用いる請求項2に記載の編み毛布
の製造方法。 - 【請求項7】 前記地編組織を構成する繊維としてポリ
エステル繊維を用いる一方、前記パイル糸を構成する繊
維としてアクリル繊維を用いると共に、捺染染料として
分散染料を用いる請求項6に記載の編み毛布の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11063795A JP2000256973A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 編み毛布及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11063795A JP2000256973A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 編み毛布及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000256973A true JP2000256973A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13239682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11063795A Pending JP2000256973A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 編み毛布及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000256973A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007031902A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Otsu Keori Co Ltd | パイル編地 |
| JP2009203575A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Kawashima Selkon Textiles Co Ltd | 透かし捺染パイル布帛 |
| CN102500110A (zh) * | 2011-10-05 | 2012-06-20 | 徐国元 | 抗菌抑菌毛绒玩具面料 |
| CN105167480A (zh) * | 2015-08-14 | 2015-12-23 | 临沂新光毛毯有限公司 | 一种异图案拉舍尔双面绒毛毯及其制备工艺 |
| CN105902081A (zh) * | 2016-06-20 | 2016-08-31 | 大津编物(无锡)有限公司 | 精编毛毯 |
| CN106592087A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-04-26 | 山东中奥毯业有限公司 | 涤纶毛毯的制备方法 |
-
1999
- 1999-03-10 JP JP11063795A patent/JP2000256973A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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