JP2000257162A - ユニット式建物およびその組立方法 - Google Patents

ユニット式建物およびその組立方法

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JP2000257162A
JP2000257162A JP11059331A JP5933199A JP2000257162A JP 2000257162 A JP2000257162 A JP 2000257162A JP 11059331 A JP11059331 A JP 11059331A JP 5933199 A JP5933199 A JP 5933199A JP 2000257162 A JP2000257162 A JP 2000257162A
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JP
Japan
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building
unit
floor
beams
building units
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JP11059331A
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English (en)
Inventor
Takami Mukoyama
孝美 向山
Koji Nakano
公史 仲野
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相互に隣接する建物ユニットに跨って階段が
設けられても、工業化率が損なわれないユニット式建物
を提供すること。 【解決手段】 二つの建物ユニット10B、10Cの境
界部分の梁が省略された部分に、各建物ユニット10
B、10Cに跨って、階段60を収納する収納空間50
を設け、この収納空間50に、階段本体62と、この階
段本体62の周囲に隣接して設けられる3枚の間仕切り
パネル63とを備えた階段アッセンブリー61を収納す
る。階段アッセンブリー61は、仕上げ作業までを工場
で行うとともに、建物ユニット毎に分割する必要がな
い。これにより、階段60を設ける際の現場作業が軽減
でき、ユニット式建物の工業化率を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱状に形成された
複数の建物ユニットを組み合わせて形成されるユニット
式建物およびその組立方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より、工場で製造した箱状の建物ユニ
ットを、建築現場で複数組み合わせて建築されるユニッ
ト式建物が利用されている。このユニット式建物では、
上階と下階との連絡をするための階段を設けるにあた
り、通常、当該階段を収納する階段室全体を一つの建物
ユニットの内部に設けることが多い。一方、下階の間取
りとの関係から、隣接する2つの建物ユニットに跨った
階段を設置する場合がある。この場合、階段は、これら
2つの建物ユニット毎に分割され、工場でそれぞれの部
分が建物ユニットに取り付けられる。そして、建築現場
でこれら2つの建物ユニットを隣接配置した後、当該建
物ユニットの接続部分に、各建物ユニットに分割された
階段部分を相互に連結する段板やささら桁、間仕切り壁
等が取り付けられている(特開平8−312091号公
報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなユニット式
建物では、二つの建物ユニットに跨った階段を設ける
と、建築現場で、階段部分を相互に連結する段板やささ
ら桁、間仕切り壁等を取り付ける作業や、階段の組立や
間仕切り壁の仕上げ、階段の仕上げ等の現場作業が増
え、ユニット式建物の工業化率を損なうという問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、相互に隣接する建物ユニ
ットに跨って階段が設けられても、工業化率が損なわれ
ないユニット式建物およびその組立方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、図
面を参照して説明すると、箱状に形成された複数の建物
ユニット10A〜10C、20A〜20Cを組み合わせ
ることにより形成されるユニット式建物1であって、上
下階を連絡する階段本体62と、この階段本体62の周
囲に隣接して設けられる間仕切りパネル63とを含んで
形成された箱状の階段アッセンブリー61を備え、この
階段アッセンブリー61は、相互に隣接する建物ユニッ
ト10B、10Cに跨って設けられていることを特徴と
する。このような本発明によれば、相互に隣接する建物
ユニットに跨って階段を設けるにあたり、階段アッセン
ブリーは、建物ユニットと同様に、工場で製作されると
ともに、建物ユニット毎に分割される必要がない。ま
た、階段アッセンブリーを製作するにあたり、階段本体
や、この階段本体の周囲の間仕切りパネルの仕上げ作業
までを工場で行うことが可能となるので、建築現場で
は、階段部分を相互に連結する段板やささら桁、間仕切
り壁等を取り付ける作業や、その仕上げ作業を行う必要
がない。これにより、階段を設ける際の現場作業が軽減
されるので、ユニット式建物の工業化率を向上させるこ
とが可能となる。
【0006】以上において、建物ユニット10D、10
E、20D、20Eは、四隅の柱3の上下端を梁4、5
で連結した略直方体状のフレーム6D、6Eを有し、相
互に隣接する建物ユニット10D、10Eは、少なくと
も当該階段アッセンブリー61が設けられる部分の天井
側の梁4Bが下方にずれた位置に設けられ、これら相互
に隣接する建物ユニット10D、10Eの上方に設置さ
れる建物ユニット20D、20Eは、少なくとも当該階
段アッセンブリー61が設けられる部分に応じた床側の
梁5Bが上方にずれた位置に設けられていることが好ま
しい。このようにすれば、上階建物ユニットの床梁およ
び下階建物ユニットの天井梁が階段室の中程を横切って
配置されることがなくなり、相互に隣接する建物ユニッ
トに跨って階段を設けても、階段の通行の障害となる障
害物が生じることがない。また、階段アッセンブリーを
設けるにあたり、階段アッセンブリーと梁との干渉がな
く、当該階段アッセンブリーを容易に設けることが可能
となるうえ、梁を省略することがないので、当該建物ユ
ニットの剛性が損なわれることがない。
【0007】また、建物ユニット10B、10C、20
B、20Cは、四隅の柱3の上下端を梁4、5で連結し
た略直方体状のフレーム6B、6Cを有し、相互に隣接
する建物ユニット10B、10Cは、少なくとも当該階
段アッセンブリー61が設けられる部分の天井側の梁が
省略され、これら相互に隣接する建物ユニット10B、
10Cの上方に設置される建物ユニット20B、20C
は、少なくとも当該階段アッセンブリー61が設けられ
る部分に応じた床側の梁が省略されていることが望まし
い。このようにしても、上階建物ユニットの床梁および
下階建物ユニットの天井梁が階段室の中程を横切って配
置されることがなくなり、相互に隣接する建物ユニット
に跨って階段を設けても、階段の通行の障害となる障害
物が生じることがない。また、階段アッセンブリーを設
けるにあたり、階段アッセンブリーと梁との干渉がない
ので、当該階段アッセンブリーを容易に設けることが可
能となる。ここで、梁を省略しても、間柱等で建物ユニ
ットのフレームを補強しておけばよく、このフレームの
補強は、工場等で行えばよいので、ユニット式建物の工
業化率を損なうことがない。
【0008】本発明の第2発明は、図面を参照して説明
すると、箱状に形成された複数の建物ユニット10、2
0を組み合わせることにより形成されるユニット式建物
1の組立方法であって、ユニット式建物1は、上下階を
連絡する階段本体62と、この階段本体62の周囲に隣
接して設けられる間仕切りパネル63とを含んで形成さ
れた箱状の階段アッセンブリー61を備えたものであ
り、建物ユニット10A、10B、10Cを一階部分に
設置した後、相互に隣接する建物ユニット10B、10
Cに跨って階段アッセンブリー61を設置することを特
徴とする。このような本発明によれば、相互に隣接する
建物ユニットに跨って階段を設けるにあたり、階段アッ
センブリーは、建物ユニットと同様に、工場で製作され
るとともに、建物ユニット毎に分割される必要がない。
また、階段アッセンブリーを製作するにあたり、階段本
体や、この階段本体の周囲の間仕切りパネルの仕上げ作
業までを工場で行うことが可能となるので、建築現場で
は、階段部分を相互に連結する段板やささら桁、間仕切
り壁等を取り付ける作業や、その仕上げ作業を行う必要
がない。これにより、階段を設ける際の現場作業が軽減
されるので、ユニット式建物の工業化率を向上させるこ
とが可能となる。
【0009】以上において、建物ユニット10B、10
C、20B、20Cは、四隅の柱3の上下端を梁4、5
で連結した略直方体状のフレーム6B、6Cを有し、相
互に隣接する建物ユニット10B、10Cは、少なくと
も当該階段アッセンブリー61が設置される部分の梁が
上方または下方にずらされ、あるいは、省略されて、階
段アッセンブリー61を収納する収納空間50が設けら
れていることが好ましい。このように、階段アッセンブ
リーを収納する収納空間を、階段アッセンブリーを設置
する部分の梁を上方または下方にずらして設ければ、上
階建物ユニットの床梁および下階建物ユニットの天井梁
が階段室の中程を横切って配置されることがなくなり、
相互に隣接する建物ユニットに跨って階段を設けても、
階段の通行の障害となる障害物が生じることがない。ま
た、この収納空間に階段アッセンブリーを収納するにあ
たり、階段アッセンブリーと梁との干渉がなく、当該階
段アッセンブリーを容易に設置することが可能となるう
え、梁を省略することがないので、当該建物ユニットの
剛性が損なわれることがない。一方、階段アッセンブリ
ーを収納する収納空間を、階段アッセンブリーを設置す
る部分の梁を省略して設けても、上階建物ユニットの床
梁および下階建物ユニットの天井梁が階段室の中程を横
切って配置されることがなくなり、相互に隣接する建物
ユニットに跨って階段を設けても、階段の通行の障害と
なる障害物が生じることがない。また、この収納空間に
階段アッセンブリーを収納するにあたり、階段アッセン
ブリーと梁との干渉がないので、当該階段アッセンブリ
ーを容易に設置することが可能となる。ここで、梁を省
略しても、間柱等で建物ユニットのフレームを補強して
おけばよく、このフレームの補強は、工場等で行えばよ
いので、ユニット式建物の工業化率を損なうことがな
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明の第1実施形態
に係るユニット式建物1が示されている。このユニット
式建物1は、基礎2上において、箱状に形成された複数
の建物ユニット10、20を組み合わせたものである。
ユニット式建物1の一階部分には、下階建物ユニット1
0A、10B、10Cが相互に接合された状態で配置さ
れている。ユニット式建物1の二階部分には、上階建物
ユニット20A、20B、20Cが相互に接合された状
態で配置されている。
【0011】これらのうち、下階建物ユニット10Aお
よび上階建物ユニット20Aは、図2に示されるよう
に、四隅の柱3の上下端を天井梁4および床梁5で連結
した直方体状の骨組み6Aを有する通常の建物ユニット
である。建物ユニット10A、20Aの天井梁4として
は、長さの異なる長辺天井梁4Aおよび短辺天井梁4B
の二種類が設けられている。建物ユニット10A、20
Aの床梁5としては、天井梁4と同様に、長さの異なる
長辺床梁5Aおよび短辺床梁5Bの二種類が設けられて
いる。対向する長辺天井梁4Aの間には、天井を形成す
る図示しない天井面材を支持するための複数の天井小梁
7が架け渡されている。対向する長辺床梁5Aの間に
は、床を形成する図示しない床面材を支持するための複
数の床根太8が架け渡されている。
【0012】図1に戻って、下階建物ユニット10B、
10Cおよび上階建物ユニット20A、20Bには、互
いに隣接する建物ユニットに跨った部分に、上下階に連
通する図示しない階段室が形成されている。
【0013】詳しくは、下階建物ユニット10Bは、図
3に示されるように、四隅の柱3の上下端を天井梁4お
よび床梁5で連結した略直方体状の骨組み6Bを有する
階段用下階建物ユニットである。建物ユニット10Bの
天井梁4としては、長さの異なる長辺天井梁4Aおよび
短辺天井梁4Bの二種類が設けられている。建物ユニッ
ト10Bの床梁5としては、天井梁4と同様に、長さの
異なる長辺床梁5Aおよび短辺床梁5Bの二種類が設け
られている。
【0014】長辺天井梁4Aおよび長辺床梁5Aの中間
部分には、建物ユニット10Bを補強する四角枠状の補
強枠材30が設けられている。補強枠材30は、対向す
る長辺天井梁4Aの中間部分を相互に連結する天井補強
梁31と、対向する長辺床梁5Aの中間部分を相互に連
結する床補強梁32と、上下に配置された長辺天井梁4
Aおよび長辺床梁5Aをそれぞれ相互に連結する補強間
柱33とを備えている。
【0015】隣接配置される建物ユニット10Cとの境
界部分に配置される短辺床梁5Bの中間部分には、上方
に延びる間柱41が設けられている。間柱41の上端お
よび建物ユニット10C側の柱3のうちの一方の柱3A
の上端間には、短辺天井梁4Bの略半分の長さ寸法を有
する短寸梁4Cが架け渡されている。また、間柱41
と、天井補強梁31の中間部分との間には、中間梁42
が架け渡されている。さらに、間柱41と他方の柱3B
との間に架け渡される梁は、省略されている。これによ
り、間柱41と他方の柱3Bとの間には、空間が形成さ
れている。
【0016】対向する長辺天井梁4Aの間および対向す
る長辺床梁5Aの間には、建物ユニット10A、20A
の骨組み6Aと同様に、それぞれ図示しない複数の天井
小梁および複数の床根太が架け渡されている。
【0017】建物ユニット10Cは、建物ユニット10
Bと同様に、四隅の柱3の上下端を天井梁4および床梁
5で連結した略直方体状の骨組み6Cを有する階段用下
階建物ユニットである。ここで、骨組み6Cは、骨組み
6Bと対称となっている。建物ユニット10B、10C
は、前述した短寸梁4Cを対向させた状態で隣接配置さ
れている。これにより、二つの建物ユニット10B、1
0Cの境界部分の梁が省略された部分には、各建物ユニ
ット10B、10Cに形成された空間に跨って、一階と
二階とを連絡する階段60が収納される収納空間50が
形成されている。
【0018】階段60は、工場等で製造されて建築現場
に輸送されてきたものであり、上下階を連絡する直階段
状の階段本体62と、この階段本体62の周囲に隣接し
て設けられる3枚の間仕切りパネル63とを備え、前述
の収納空間50に隙間なく収納される程度の大きさを有
して箱状に形成された階段アッセンブリー61で構成さ
れている。この階段アッセンブリー61は、相互に隣接
する建物ユニット10B、10Cに跨って設けられるも
のである。
【0019】上階建物ユニット20Bは、下階建物ユニ
ット10Bと同様に、四隅の柱3の上下端を天井梁4お
よび床梁5で連結した略直方体状の骨組み6Bを有する
階段用上階建物ユニットである。建物ユニット20Bの
天井梁4としては、長さの異なる長辺天井梁4Aおよび
短辺天井梁4Bの二種類が設けられている。建物ユニッ
ト20Bの床梁5としては、天井梁4と同様に、長さの
異なる長辺床梁5Aおよび短辺床梁5Bの二種類が設け
られている。
【0020】長辺天井梁4Aおよび長辺床梁5Aの中間
部分には、建物ユニット10Bを補強する四角枠状の補
強枠材30が設けられている。補強枠材30は、対向す
る長辺天井梁4Aの中間部分を相互に連結する天井補強
梁31と、対向する長辺床梁5Aの中間部分を相互に連
結する床補強梁32と、上下に配置された長辺天井梁4
Aおよび長辺床梁5Aをそれぞれ相互に連結する補強間
柱33とを備えている。
【0021】隣接配置される建物ユニット20Cとの境
界部分に配置される短辺床梁5Bの中間部分には、上方
に延びる間柱41が設けられている。間柱41の上端お
よび建物ユニット10C側の柱3のうちの一方の柱3A
の上端間には、短辺天井梁4Bの略半分の長さ寸法を有
する短寸梁5Cが架け渡されている。また、間柱41
と、天井補強梁31の中間部分との間には、中間梁42
が架け渡されている。さらに、間柱41と他方の柱3B
との間に架け渡される梁は、省略されている。これによ
り、間柱41と他方の柱3Bとの間には、空間が形成さ
れている。
【0022】対向する長辺天井梁4Aの間および対向す
る長辺床梁5Aの間には、建物ユニット10A、20A
の骨組み6Aと同様に、それぞれ図示しない複数の天井
小梁および複数の床根太が架け渡されている。
【0023】建物ユニット20Cは、建物ユニット20
Bと同様に、四隅の柱3の上下端を天井梁4および床梁
5で連結した略直方体状の骨組み6Cを有する階段用上
階建物ユニットである。ここで、骨組み6Cは、骨組み
6Bと対称となっている。そして、建物ユニット20
B、20Cは、前述した短寸梁5Cを対向させた状態で
隣接配置されている。これにより、二つの建物ユニット
20B、20Cの境界部分の梁が省略された部分には、
各建物ユニット20B、20Cに形成された空間に跨っ
て、開口51が形成されている。
【0024】これら建物ユニット10B、10Cおよび
建物ユニット20B、20Cの短寸梁4C、5Cは、同
一平面位置に配置されている。従って、収納空間50と
開口51とを重ね合わすことにより、相互に隣接する建
物ユニット10B、10C、20B、20Cに跨って一
階と二階とを連通する階段室52が形成されるようにな
っている。
【0025】次に、このようなユニット式建物1の組立
方法を以下に説明する。まず、工場で建物ユニット10
A〜10C、20A〜20Cを製造する。ここで、建物
ユニット10B、10Cを製造するに当たり、階段アッ
センブリー61を収納する収納空間50を形成するため
に、階段アッセンブリー61を設置する部分の梁を省略
するとともに、各骨組み6B、6Cの剛性を確保するた
めに、補強枠材30等を取り付ける。また、建物ユニッ
ト20B、20Cを製造するに当たり、階段室52を形
成するために、建物ユニット10B、10Cと同様の構
造に形成する。さらに、階段本体62および間仕切りパ
ネル63で階段アッセンブリー61を製作する。ここ
で、階段本体62および間仕切りパネル63には、予め
仕上げ作業をしておく。
【0026】完成した建物ユニット10A〜10C、2
0A〜20Cおよび階段アッセンブリー61を建築現場
に輸送し、まず、建物ユニット10A〜10Cで一階部
分を形成する。この際、2つの建物ユニット10B、1
0Cを、短寸梁4Cが対向するように隣接配置する。そ
して、これら建物ユニット10B、10Cに跨って形成
された収納空間50に、階段アッセンブリー61を上方
から嵌め込んで収納する。階段アッセンブリー61を収
納した後、建物ユニット10A〜10C上に建物ユニッ
ト20A〜20Cを載置し、二階部分を形成する。この
際、建物ユニット10B、10C上に、短寸梁5Cが対
向するように建物ユニット20B、20Cを隣接配置す
る。建物ユニット10B、10Cと、建物ユニット20
B、20Cを上下に重ねると、短寸梁4C、5Cが同一
平面位置に配置され、これにより、上下階を連絡する階
段60が設けられた階段室52が形成される。このよう
にして階段室52を備えたユニット式建物1を組み立て
る。
【0027】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。すなわち、相互に隣接する建物ユニ
ット10B、10Cに跨って階段60を設けるにあた
り、階段アッセンブリー61は、建物ユニット10A〜
10C、20A〜20Cと同様に、工場で製作するの
で、建物ユニット毎に分割する必要がない。また、階段
アッセンブリー61を製作するにあたり、階段本体62
や、この階段本体62の周囲の間仕切りパネル63の仕
上げ作業までを工場で行ったので、建築現場では、階段
部分を相互に連結する段板やささら桁、間仕切り壁等を
取り付ける作業や、その仕上げ作業を行う必要がない。
これにより、階段60を設ける際の現場作業が軽減で
き、ユニット式建物1の工業化率を向上できる。
【0028】さらに、相互に隣接する建物ユニット10
B、10Cの収納空間50が形成される部分の天井側の
梁が省略され、上方に設置される建物ユニット20B、
20Cの、収納空間50に応じた床側の梁も省略されて
いるので、上階建物ユニット20B、20Cの床梁5お
よび下階建物ユニット10B、10Cの天井梁4が階段
室52の中程を横切って配置されることがない。これに
より、相互に隣接する建物ユニット10B、10Cに跨
って階段60を設けても、階段60の通行の障害となる
障害物が生じることがない。
【0029】また、階段アッセンブリー61を設けるに
あたり、階段アッセンブリー61と梁との干渉がないの
で、当該階段アッセンブリー61を容易に設けることが
できる。ここで、階段アッセンブリー61を設置するた
めに梁を省略しても、補強枠材30等で、建物ユニット
10B、10C、20B、20Cの骨組み6B、6Cを
補強しておけばよく、この骨組み6B、6Cの補強は、
工場等で行えばよいので、ユニット式建物1の工業化率
を損なうことがない。
【0030】図4には、本発明の第2実施形態に係る階
段室52が示されている。本第2実施形態は、前記第1
実施形態における各建物ユニット10B、10C、20
B、20Cの梁を省略して形成した階段室52を、骨組
み6D、6Eを有する建物ユニット10D、10E、2
0D、20Eの梁をずらして階段室52を形成したもの
である。
【0031】すなわち、隣接配置される建物ユニット1
0D、10Eの対向する短辺天井梁4Bは、下方にずら
されて階段アッセンブリー61の下側に設けられてい
る。また、建物ユニット10D、10Eの上方に隣接配
置される建物ユニット20D、20Eの対向する短辺床
梁5Bは、上方にずらされて設けられている。このよう
に、各建物ユニット10D、10E、20D、20Eの
階段アッセンブリー61が設けられる部分の梁4B、5
Bを上下にずらすことで、相互に隣接する建物ユニット
10D、10E、20D、20Eに跨って階段アッセン
ブリー61が収納される収納空間50が設けられるよう
になっている。なお、建物ユニット20D、20Eのず
らした短辺床梁5Bは、人が階段60を利用した際に、
頭等がぶつからない程度の高さ位置に設けられている。
【0032】このような本第2実施形態によれば、前述
の第1実施形態と同様の効果が得られる他、上階建物ユ
ニット20D、20Eの短辺床梁5Bおよび下階建物ユ
ニット10D、10Eの短辺天井梁4Bが階段室52の
中程を横切って配置されることがなくなり、相互に隣接
する建物ユニット10D、10Eに跨って階段60を設
けても、階段60の通行の障害となる障害物が生じるこ
とがない。また、階段アッセンブリー61を設けるにあ
たり、階段アッセンブリー61と各建物ユニット10
D、10E、20D、20Eの梁4B、5Bとの干渉が
なく、当該階段アッセンブリー61を容易に設けること
ができるうえ、梁4B、5Bを省略することがないの
で、当該建物ユニット10D、10E、20D、20E
の剛性を損うことがない。
【0033】図5には、本発明の第3実施形態に係る階
段室82が示されている。本第3実施形態は、前記第1
実施形態における階段アッセンブリー61を構成する直
階段状の階段本体62を、廻り階段状の階段本体72と
したものである。すなわち、階段アッセンブリー71
は、上下階を連絡する廻り階段状の階段本体72と、こ
の階段本体72の周囲に隣接して設けられる間仕切りパ
ネル73と、階段本体72の上階に架かる端部の下方に
形成される空間に設けられた収納スペース74とを備え
ている。
【0034】このような階段アッセンブリー71は、そ
れぞれ骨組み6F、6Gを有するとともに、隣接配置さ
れた建物ユニット10F、10Gに跨って形成された収
納空間80に設けられている。この際、収納空間80
は、建物ユニット10F、10Gの対向する短辺天井梁
と、この短辺天井梁の一端が取り付けられる一方の柱
と、長辺天井梁4Aの一部とがそれぞれ省略されること
で形成されている。建物ユニット10F、10Gの上方
に設置されるとともに、骨組み6F、6Gを有する建物
ユニット20F、20Gは、建物ユニット10F、10
Gに応じた同一平面位置における床側の梁および柱等が
省略されて開口81が形成されている。この収納空間8
0と開口81とを重ね合わすことにより、相互に隣接す
る建物ユニット10F、10G、20F、20Gに跨っ
て一階と二階とを連通する階段室82が形成されるよう
になっている。
【0035】このような第3実施形態によれば、前述の
第1、第2実施形態と同様の効果が得られる他、階段本
体72の上階に係る端部の下方に形成される空間に、物
置となるような収納スペース74を設けたので、階段本
体72の下方の空間を有効に利用することができる。
【0036】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、ユニット式建物の組立手順としては、建物ユニ
ットを一階部分に設置した後、相互に隣接する建物ユニ
ットに跨って形成された収納空間に、階段アッセンブリ
ーを上方から嵌め込んで収納し、この後、二階部分に建
物ユニットを載置していったが、これに限らず、例え
ば、建物ユニットを一階部分に設置した後、先に二階部
分に建物ユニットを載置し、この後、一階部分の相互に
隣接する建物ユニットに跨って形成された収納空間に、
階段アッセンブリーを側方から水平に挿入して収納して
もよい。
【0037】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のユニット
式建物およびその組立方法によれば、相互に隣接する建
物ユニットに跨って階段が設けられても、工業化率が損
なわれないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるユニット式建物
を示す斜視図である。
【図2】前記実施形態における通常の建物ユニットの骨
組みを示す斜視図である。
【図3】前記実施形態における階段室を形成する建物ユ
ニットの骨組みを示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態における階段室を形成す
る建物ユニットの骨組みを示す断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態における階段室を形成す
る建物ユニットの骨組みを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 3 柱 4 天井梁 5 床梁 6A〜6G 骨組み 10、10A〜10G 下階建物ユニット 20、20A〜20G 上階建物ユニット 50 収納空間 61 階段アッセンブリー 62 階段本体 63 間仕切りパネル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱状に形成された複数の建物ユニットを組
    み合わせることにより形成されるユニット式建物であっ
    て、 上下階を連絡する階段本体と、この階段本体の周囲に隣
    接して設けられる間仕切りパネルとを含んで形成された
    箱状の階段アッセンブリーを備え、 この階段アッセンブリーは、相互に隣接する建物ユニッ
    トに跨って設けられていることを特徴とするユニット式
    建物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のユニット式建物におい
    て、 前記建物ユニットは、四隅の柱の上下端を梁で連結した
    略直方体状のフレームを有し、 前記相互に隣接する建物ユニットは、少なくとも当該階
    段アッセンブリーが設けられる部分の天井側の梁が下方
    にずれた位置に設けられ、 前記相互に隣接する建物ユニットの上方に設置される建
    物ユニットは、少なくとも当該階段アッセンブリーが設
    けられる部分に応じた床側の梁が上方にずれた位置に設
    けられていることを特徴とするユニット式建物。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のユニット式建物におい
    て、 前記建物ユニットは、四隅の柱の上下端を梁で連結した
    略直方体状のフレームを有し、 前記相互に隣接する建物ユニットは、少なくとも当該階
    段アッセンブリーが設けられる部分の天井側の梁が省略
    され、 前記相互に隣接する建物ユニットの上方に設置される建
    物ユニットは、少なくとも当該階段アッセンブリーが設
    けられる部分に応じた床側の梁が省略されていることを
    特徴とするユニット式建物。
  4. 【請求項4】箱状に形成された複数の建物ユニットを組
    み合わせることにより形成されるユニット式建物の組立
    方法であって、 前記ユニット式建物は、上下階を連絡する階段本体と、
    この階段本体の周囲に隣接して設けられる間仕切りパネ
    ルとを含んで形成された箱状の階段アッセンブリーを備
    えたものであり、 前記建物ユニットを一階部分に設置した後、相互に隣接
    する建物ユニットに跨って前記階段アッセンブリーを設
    置することを特徴とするユニット式建物の組立方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のユニット式建物の組立方
    法において、 前記建物ユニットは、四隅の柱の上下端を梁で連結した
    略直方体状のフレームを有し、 前記相互に隣接する建物ユニットは、少なくとも当該階
    段アッセンブリーが設置される部分の梁が上方または下
    方にずらされ、あるいは、省略されて、前記階段アッセ
    ンブリーを収納する収納空間が設けられていることを特
    徴とするユニット式建物の組立方法。
JP11059331A 1999-03-05 1999-03-05 ユニット式建物およびその組立方法 Withdrawn JP2000257162A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007138482A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Toyota Motor Corp 建物ユニット及びこれを用いたユニット建物

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