JP2000257201A - 屋根の構造、デッキプレートの施工方法及びデッキプレートパネル - Google Patents

屋根の構造、デッキプレートの施工方法及びデッキプレートパネル

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JP2000257201A
JP2000257201A JP11063206A JP6320699A JP2000257201A JP 2000257201 A JP2000257201 A JP 2000257201A JP 11063206 A JP11063206 A JP 11063206A JP 6320699 A JP6320699 A JP 6320699A JP 2000257201 A JP2000257201 A JP 2000257201A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根梁へのデッキプレートの取付けを容易に
行え、しかも、建物解体時等に屋根梁とデッキプレート
とを容易に分離できて、それらの再使用を図れ、また、
建物の解体において、断熱材と防水シートとをきれいに
分離でき、断熱材の再使用を図れる屋根の構造を提供す
ること。 【解決手段】 デッキプレート5にフレーム6が溶接に
より一体的に接合されたデッキプレート屋根パネル2の
フレーム6が鉄骨屋根梁1にボルト10にて接合される
ことで、デッキプレート5が屋根梁1に固定されてい
る。また、デッキプレート6上の断熱材3の上面に敷き
込まれた防水シート4が、パッキン付き座金12を用い
て、断熱材3を介しデッキプレート5にビスにて固定さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根の構造、デッ
キプレートの施工方法及びデッキプレートパネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、屋根のシート防水工法(外断熱
工法)として、図5に示すように、H形鋼などによる鉄
骨の屋根梁51にデッキプレート52を取り付け、デッ
キプレート52上に断熱材53を敷き込み、断熱材53
の上に防水シート54を施工するものがある。この工法
では、屋根梁51へのデッキプレート52の取付けは、
デッキプレート52を建設現場で屋根梁51に溶接Wす
るというようにして行われていた。また、防水シート5
4の取付けは、防水シート54を接着剤Bにて断熱材5
3の上面に貼り付けるというようにして行われていた。
なお、断熱材53は、ビス55にてデッキプレート52
に取り付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、屋根梁
51へのデッキプレート52の取付けを溶接Wで行うや
り方では、取付けに特殊技能が必要となり、専門工を用
意しなければならないという問題があった。のみなら
ず、建物の解体時に、屋根梁51とデッキプレート52
とを容易には分離できず、解体作業が非常に厄介である
と共に、屋根梁51やデッキプレート52を再使用可能
に解体するのがほとんど困難で、廃棄するしかなく、資
源の有効利用を果たせないという問題もあった。
【0004】また、防水シート54は断熱材53に接着
剤Bにて貼り付けられているため、建物解体時に、断熱
材53と防水シート54とをきれいに分離できず、断熱
材53の再使用が困難で、やはり廃棄することが多いと
いう問題があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点に鑑み、屋
根梁へのデッキプレートの取付けを容易に行うことがで
き、しかも、建物解体時等において屋根梁とデッキプレ
ートとを容易に分離でき、それらの再使用を図っていく
ことができる、屋根の構造、デッキプレートの施工方法
及びデッキプレートパネルを提供することを課題とす
る。また、本発明は、建物の解体において、断熱材と防
水シートとをきれいに分離でき、断熱材の再使用を図っ
ていくことができる屋根の構造を提供することを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、デッキプ
レートにフレームが一体的に接合され、このフレームが
鉄骨屋根梁にボルト等のネジ締結手段にて接合されるこ
とで、デッキプレートが屋根梁に固定されており、か
つ、デッキプレート上に配置された断熱材の上面に防水
シートが配置され、この防水シートは、デッキプレート
又は断熱材に、ビス等のネジ締結手段にて固定されてい
ることを特徴とする屋根の構造によって解決される。
【0007】この屋根構造では、屋根梁へのデッキプレ
ートの取付けが、デッキプレートのフレームを屋根梁に
ボルト等のネジ締結手段にて接合することで達せられる
構造であるから、建築現場でのデッキプレートの取付け
に、溶接の場合のような特殊技能が不要で、デッキプレ
ートの取付けを容易に行うことができる。なお、デッキ
プレートとフレームとの接合は、例えば、工場などにお
いて、予め溶接などにより、接合一体化しておけばよ
い。
【0008】しかも、建物解体時には、屋根梁とフレー
ムとを接合しているボルト等のネジ締結手段を取り外す
ことで、容易に、屋根梁とデッキプレートとを分離する
ことができて解体が容易であり、加えて、屋根梁やデッ
キプレートを傷つけることもなくてそれらの再使用を図
っていくことも可能となる。
【0009】また、防水シートは、これを、デッキプレ
ート又は断熱材に、ビス等のネジ締結手段にて固定する
構造となされているから、建物の解体においては、ビス
等のネジ締結手段を取り外すことで、断熱材と防水シー
トとをきれいに分離でき、断熱材の再利用を図ることが
可能となる。
【0010】特に、防水シートの取付けを、断熱材を介
してデッキプレートにビス等のネジ締結手段にて固定す
る構造とするときは、防水シートを簡易な構造にて安定
良くしっかりと固定することができる。
【0011】とりわけ、断熱材が、スチロール類などの
ような、それ自身、ネジ締結手段による取付けになじみ
にくいものであるような場合には、防水シートを、断熱
材を介してデッキプレートに対してネジ締結手段にて固
定する構造とするのがよい。そのような類の断熱材の場
合はネジ締結手段を断熱材に貫通させるのも容易であ
る。
【0012】上記の屋根構造において、フレームが、デ
ッキプレートに一体的に接合されて、デッキプレートと
ともに屋根パネルを形成しており、この屋根パネルは、
所定の単位平面寸法に設計されてモジュール化されてお
り、この屋根パネルが屋根梁に固定されている構造であ
る場合は、屋根パネルが規格化されて、建物相互間の互
換性が確保されやすくなり、デッキプレートの再利用に
大いに資する。
【0013】また、梁と屋根パネルのフレームとのいず
れか一方に差込み凸が設けられると共に、他方にこの差
込み凸を差し込ませる差込み凹が設けられ、これら凹凸
を嵌合させることで、屋根パネルが屋根梁上の所定の配
置位置に位置決め状態にセットされるものとなされてい
る場合は、屋根梁への屋根パネルのセッティングを正確
にしかも容易に行っていくことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1乃至図3に示す屋根の構造にお
いて、1は屋根梁、2は屋根パネル、3はスチロールな
どのよる断熱材、4は防水シートである。
【0015】屋根梁1は、鉄骨造の建物などにおけるも
ので、例えば、図示のようなH形鋼などからなる。
【0016】屋根パネル2は、デッキプレート5にフレ
ーム6を取り付けて構成されているもので、このデッキ
プレートパネル2は、例えば、溝形鋼よりなるフレーム
構成材を方形枠状に組み合わせ、その中にデッキプレー
ト5を割付し、デッキプレート5とフレーム6とを溶接
などにより接合一体化したものからなる。この屋根パネ
ル2の製作は、予め、工場などにおいて行われる。
【0017】そして、この屋根パネル2は、建物間の互
換性確保などのため、所定の単位平面寸法に設計されて
モジュール化されている。具体的には例えば、図1及び
図2に示すように、縦横の寸法が(m*(モジュー
ル))*(n*(モジュール))の方形パネルに設計、
製作される。
【0018】屋根の施工の手順に特段の制限はないが、
例えば、次のようにして行われる。即ち、工場などにお
いて予め断熱材3を、フレーム6やデッキプレート5に
ビス7等の接合手段にて接合して屋根パネル2に取り付
けておくとよい。なお、防水性能を高める必要がある場
合は、断熱材3の下に耐火野地板などを敷き込むように
してもよい。建設現場では、上記の屋根パネル2を、ワ
イヤーなどで吊り上げ、図1及び図2に示すように、屋
根梁1上にフレーム6を載せるようにセットする。
【0019】屋根パネル2のこのセッティング作業にお
いて、屋根パネル2を屋根梁1上の所定の適正な位置に
位置決め状態にセットできるようにするため、図2及び
図4(イ)に示すように、屋根梁1に、上方に突出する
ダボ8等の差込み凸を溶接等により取り付けておくと共
に、屋根パネル2のフレーム6に、ダボ8を差し込ませ
るダボ孔9などの差込み凹を設けておくとよい。このダ
ボ孔9にダボ8が差し込まれるように、屋根パネル2を
屋根梁1上にセットするだけで、屋根パネル2は、屋根
梁1上の所定の適正な位置に位置決め状態にセットされ
る。とりわけ、屋根面にある程度の傾斜が与えられてい
るような場合には、これら差込み凹凸8,9同士の嵌合
により、屋根パネル2を屋根梁1上にしっかりと位置決
め状態に保持することができて、施工を容易に行うこと
ができる。なお、ダボ8やダボ孔9等の差込み凹凸は、
予め、工場などにおいて設けておけばよい。差込み用凸
を屋根パネル2に設け、差込み凹を屋根梁1に設ける構
成としてもよいことはいうまでもない。
【0020】こうして屋根梁1上に屋根パネル2をセッ
トした後、屋根パネル2のフレーム6を、図1に示すよ
うに、屋根梁1にボルト10等のネジ締結手段にて固定
する。これにより、デッキプレート5は、屋根梁1に対
してしっかりと取り付けられる。従来のようにデッキプ
レートを直接に屋根梁1に溶接で取り付けていた場合に
比べ、屋根梁1に対するデッキプレートの取付けをきわ
めて容易に行うことができる。
【0021】しかる後、隣り合う屋根パネル2…間にゴ
ムガスケット11を押し込み、屋根下地面を一体化し、
そして、断熱材3の上面に防水シート4を敷き込み、こ
の防水シート4を、図4(ロ)に示すようなパッキン付
き座金12を用い、ビス13等のネジ締結手段にて、断
熱材3を介して屋根パネル2のデッキプレート5に螺合
させ、固定する。
【0022】建物の解体時には、ビス13を取り外せ
ば、防水シート4と断熱材3とをきれいに分離すること
ができる。また、ボルト13を取り外せば、デッキプレ
ートパネル2を屋根梁1からきれいに分離することがで
きる。更に、ビス7を取り外せば、断熱材3をデッキプ
レートパネル2からきれいに分離することができる。従
って、ボルト10やビス7,13等のネジ締結手段の取
外しという簡単な作業で容易に解体を行っていくことが
できるのみならず、分離もきれいに行うことができて、
デッキプレートパネル2や断熱材3等の再使用を図って
いくことが可能となる。とりわけ、デッキプレートパネ
ル2については、寸法的にモジュール化されているの
で、寸法調整など行うことなく、他の建物への再使用を
便利に行っていくことができる。
【0023】以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱し
ない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、上記の
実施形態では、デッキプレートパネル2が屋根構造の構
成部材として用いられている場合を示しているが、デッ
キプレートのような波板を各種取付け側に取り付ける場
合に、波板を直接に取付け側に取り付ける構造とするよ
りは、本発明のように、波板にフレームを取付けてパネ
ル化し、フレームをネジ締結手段にて取付け側に取り付
けるという構成を採ることで、取付け側への波板の取付
け、また、取外しを容易に行うことができるのであり、
フレームを一体的に備えた波板のパネルそれ自身もデッ
キプレートパネルとして、本発明に含まれる。なお、デ
ッキプレートの語の概念は、このように、普通の意味の
デッキプレートの語の概念よりも広く、各種の波板を含
む広い意味において解釈されるべきものであることはい
うまでもない。
【0024】
【発明の効果】上述の次第で、本発明は、上記のような
構成を有するものであるから、屋根梁へのデッキプレー
トの取付けを容易に行うことができ、しかも、建物解体
時等に屋根梁とデッキプレートとを容易に分離すること
ができ、加えて、それらをきれいに分離できて、デッキ
プレート等の再使用を図っていくことができる。また、
建物の解体において、断熱材と防水シートとをきれいに
分離できて、断熱材の再使用を図っていくことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】屋根構造の実施形態を示すもので、図3のI−
I線断面図である。
【図2】図3のII−II線断面図である。
【図3】屋根構造の平面図である
【図4】図(イ)は屋根パネルと屋根梁との位置決め機
構を示す断面図、図(ロ)は防水シート取付け用のネジ
締結手段を示す側面図である。
【図5】図(イ)及び(ロ)はそれぞれ従来の屋根構造
を示す断面図である。
【符号の説明】
1…屋根梁(取付け側) 2…屋根パネル(デッキプレートパネル) 3…断熱材 4…防水シート 5…デッキプレート 6…フレーム 10…ボルト(ネジ締結手段) 13…ビス(ネジ締結手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキプレートにフレームが一体的に接
    合され、このフレームが鉄骨屋根梁にボルト等のネジ締
    結手段にて接合されることで、デッキプレートが屋根梁
    に固定されており、かつ、 デッキプレート上に配置された断熱材の上面に防水シー
    トが配置され、この防水シートは、デッキプレート又は
    断熱材に、ビス等のネジ締結手段にて固定されているこ
    とを特徴とする屋根の構造。
  2. 【請求項2】 前記フレームが、デッキプレートに一体
    的に接合されて、デッキプレートとともに屋根パネルを
    形成しており、この屋根パネルは、所定の単位平面寸法
    に設計されてモジュール化されており、この屋根パネル
    が屋根梁に固定されている請求項1に記載の屋根の構
    造。
  3. 【請求項3】 梁と屋根パネルのフレームとのいずれか
    一方に差込み凸が設けられると共に、他方にこの差込み
    凸を差し込ませる差込み凹が設けられ、これら凹凸を嵌
    合させることで、屋根パネルが屋根梁上の所定の配置位
    置に位置決め状態にセットされるものとなされている請
    求項2に記載の屋根の構造。
  4. 【請求項4】 デッキプレートにフレームが予め一体的
    に取り付けられたデッキプレートパネルを用い、このパ
    ネルを現場にて梁等の取付け側に配設し、パネルのフレ
    ームをボルト等のネジ締結手段にて取付け側に固定する
    ことを特徴とするデッキプレートの施工方法。
  5. 【請求項5】 梁等の取付け側にボルト等のネジ締結手
    段にて固定されるパネルフレームがデッキプレートに一
    体的に接合されて備えられていることを特徴とするデッ
    キプレートパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007211441A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Daiwa House Ind Co Ltd 防水シート屋根構造および屋根パネル
JP2017141589A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 Jfe建材株式会社 屋根構築方法および屋根ユニットパネル
CN114000657A (zh) * 2021-11-23 2022-02-01 新城控股集团股份有限公司 一种屋面木瓦固定系统及固定连接件
JP2023073757A (ja) * 2021-11-16 2023-05-26 株式会社大林組 屋根パネル

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