JP2000258201A - 水道メータ - Google Patents

水道メータ

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JP2000258201A
JP2000258201A JP11123491A JP12349199A JP2000258201A JP 2000258201 A JP2000258201 A JP 2000258201A JP 11123491 A JP11123491 A JP 11123491A JP 12349199 A JP12349199 A JP 12349199A JP 2000258201 A JP2000258201 A JP 2000258201A
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泰秀 土田
Akira Koizumi
章 小泉
Toshio Murakami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量調整可能な機構を備えた水道メータを提
案すること。 【解決手段】 水道メータ1は、流量検出部2と流量制
御部3と制御ユニット4を有している。流量制御部3
は、流路開口32を開閉可能な弁体34と、この弁体3
4を開閉駆動するステッピングモータ35を備えてお
り、ステッピングモータ35の駆動は制御ユニット4に
よって制御される。例えば、圧力センサ27により検出
された水圧に基づき弁体34の開度を制御することによ
り、水圧変動に影響されることのない給水を実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道メータに関する
ものであり、更に詳しくは、流量制御機構を備えた水道
モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の水道メータは、流量の検出のみに
使用されており、流量調整、管路の開閉、逆流防止等
は、水道管に別途取り付けられている、流量調整弁、止
水弁、逆止弁等により行われている。
【0003】また、高地等での給水圧力を確保するため
に、低地にとって必要以上の高い供給圧力で給水が行わ
れる場合には、低地の給水管には流量を抑制するために
流量調整弁等が取り付けられる。
【0004】更に、節水時あるいは給水制限時には、水
道メータに取り付けられるパッキンの穴径を小さくした
ものに交換することにより、流量を絞る方法が採用され
ている。
【0005】一方、近年においては各家庭での水道等の
使用状態等を通信回線を介して集中監視するシステムが
利用されるようになってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、流量
検出のみでなく、流量調整、管路の開閉等の機能も備
え、集中監視システムに採用するのに適した水道メータ
を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の水道メータは、
管路に取り付けた流量検出部と、この流量検出部に対し
て水流方向の上流側あるいは下流側に配置した流量制御
機構とを有し、この流量制御機構は、弁手段と、この弁
手段を駆動するためのモータと、このモータを駆動制御
して前記弁手段により管路の開閉および流量調整のうち
の少なくとも一方の動作を行なわせる弁制御手段とを有
することを特徴としている。
【0008】ここで、前記モータとしては回転角度の位
置決めが容易なステッピングモータを用いることが望ま
しい。
【0009】また、ソレノイドを単独又は複数個用い
て、段階的な制御を行うことも考えられる。
【0010】ステッピングモータを用いる場合には、そ
の駆動パルスのパルス数をカウントすることにより弁手
段の開度を検出することができる。
【0011】弁手段の駆動制御は水圧に基づき行うこと
ができる。この場合には、前記流水管内の水圧を検出す
る圧力センサを配置し、前記弁制御手段により、前記圧
力センサの出力に基づき、前記弁手段を駆動制御すれば
よい。
【0012】この構成によれば、例えば、低地等におい
て給水圧力が高い場合等には自動的に流量調整を行うこ
とができる。また、節水時等のように給水圧力が低い場
合にも同様に自動的に流量を絞ることもできる。
【0013】さらに、圧力センサの出力に基づき、断水
状態を検出することができる。すなわち、水圧が異常に
低下した場合には断水状態が発生するものと判断するこ
とができる。この場合は、当該異常状態を通信回線を介
して監視センターに自動通報するように構成すれば、監
視センターの側において、断水状態が発生する前に、必
要な対策を講ずることが可能になる。
【0014】弁手段の駆動制御は時間に基づき行うこと
もできる。この場合には、タイマー機能を配置し、前記
弁制御手段により、前記タイマー機能によるタイマーカ
ウントに基づき、前記弁手段を駆動制御すればよい。例
えば、カレンダータイマ等のように、時間単位、1日単
位、1週間単位、1カ月単位等で流量制御状況を予めプ
ログラムしておくことができる。
【0015】弁手段の駆動制御は流量に基づき行うこと
もできる。例えば、流量が多い場合には全開状態にし、
逆に流量が少ない場合には流量を絞れば、蛇口での流量
調整量が少なくて済むなどといった利点がえられる。
【0016】ここにおいて、一般にモータによる弁手段
の駆動力は小さいので、弁手段を確実に駆動するために
は、前記弁手段と前記モータの出力軸の間に減速比の大
きな減速機構を連結すればよい。
【0017】この代わりに、前記弁手段を開閉するため
の補助駆動力を発生するソレノイドを備えた構成として
もよい。
【0018】あるいは、弁手段をパイロット方式のもの
とすれば、弁手段により開閉すべき管路の径は小さいの
で、モータ出力によっても確実に弁手段を駆動すること
ができる。
【0019】このような手段を講ずる代わりに、次の構
成を採用することもできる。すなわち、弁手段により開
閉される流水管の部分に、第1および第2の管路部分を
形成する。第1の管路部分には第1の流水方向に移動し
て当該管路を閉鎖可能な第1の弁手段を配置し、第2の
管路部分には第1の流水方向とは逆方向に移動して当該
管路を閉鎖可能な第2の弁手段を配置する。また、第1
および第2の弁手段を、弁制御手段によって、個別に制
御することにより、流水管の全開状態、全閉状態および
半開状態を形成する。
【0020】例えば、水が第1の流水方向に流れている
場合には、同一方向に移動して第1の管路部分を閉鎖可
能な第1の弁手段を駆動して流水管の半開状態を形成す
ればよい。第1の弁手段を流水方向に駆動するために必
要な力は小さな力で済むので、電池駆動のステッピング
モータを用いた場合でも、このような駆動を簡単に実現
できる。
【0021】次に、このようなモータで駆動される弁手
段を備えている場合には、モータの故障、弁制御手段の
故障等によって弁手段が止まってしまう可能性がある。
このような場合に、手動操作によって管路を遮断できる
ようにするためには、弁手段の状態の如何に関わりなく
強制的に管路を遮断可能な止水栓を配置することが望ま
しい。
【0022】逆に、このような場合に手動操作によって
給水を確保できるようにするためには、弁手段の状態の
如何に関わりなく強制的に管路を開放可能な出水栓を配
置することが望ましい。
【0023】一方、本発明は、更に、前記弁手段が着座
する弁座をクリーニングするためのクリーニング手段を
有していることを特徴としている。長期間の使用によ
り、弁座や弁手段には水垢が付着し、この水垢に別のご
みが付着すると水漏れ等が発生する原因となってしま
う。このような水垢、ごみを除去するためには、弁手段
と弁座を擦り合わせるようにすればよい。あるいは、水
路に突起等のような水流に渦、キャビテーションを発生
させる部位を設けるようにしてもよい。
【0024】次に、上記構成の水道メータは、モータに
よって流水管の開閉が行われるので、モータ駆動電源に
異常が発生して駆動電力の供給が停止すると動作しなく
なる。従って、駆動電力を監視して所定の値以下に低下
したことを検出する電力センサを配置し、そのような場
合には、流水管を強制的に全開状態に切り換えることが
望ましい。このようにすれば、常に給水を確保できる。
駆動電力が低下する場合とは、電池切れ、停電、漏電等
がある。また、この場合には、強制的に全開状態に切り
換えたことを通信回線を介して監視センターに通報でき
るように構成することが望ましい。
【0025】次に、本発明は水道メータの集中監視シス
テムに関するものであり、上記のような弁手段を備えた
水道メータと、当該水道メータを集中監視するための監
視センターと、前記水道メータの検針結果、前記弁手段
の状態等の情報を、通信回線を介して、前記集中センタ
ーに通報すると共に前記監視センターからの指令を受信
する伝送装置とを有することを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用した水道メータを説明する。
【0027】図1は本発明の一実施例に係る水道メータ
の概略断面図である。この図を参照して説明すると、本
例の水道メータ1は、流量検出部2と、流量制御部3
と、制御ユニット4から構成されている。流量検出部2
は、円筒状の流水管部分21と、この内部において水流
の上流側から下流側に向けて配列されたストレーナ2
2、整流器23、羽根車24および磁気センサ部25を
備えている。
【0028】羽根車24は軸流式のものであり、その下
流側の端面には磁石24aが取り付けられており、羽根
車24と共に回転する磁石24aによって発生する回転
磁界を磁気センサ部25によって検出し、検出結果に基
づき、制御ユニット4においては当該流水管部分21を
流れる流量が演算される。
【0029】流水管部分21における流量検出部2の下
流側の部位には圧力取り出し口26が開いており、ここ
を介して取り込まれた水圧が圧力センサ27によって検
出される。
【0030】流水管部分21の下流側に接続されている
流量制御部3は、流水管部分21の下流側に差し込まれ
た状態の小径の流水管部分31の上流端開口32を規定
している円環状の弁座33と、この開口32を開閉可能
な円板状の弁体34と、この弁体34を開閉駆動するた
めのステッピングモータ35とを有している。図におい
て弁体34によって開口32が封鎖された状態が示され
ている。
【0031】図2は、流量制御部3および制御ユニット
4の構成を示す説明図である。この図を参照して説明す
ると、流量制御部3のステッピングモータ35は、一般
的なものであり、モータケース35aと、この内周面に
取り付けられているステータ35bと、モータ出力軸3
5cの外周に一体化されているロータマグネット35d
から構成されている。モータ出力軸35cの先端部分の
外周面には、スクリューねじ35eが形成されている。
弁体34は、円板状の弁本体34aと、この背面に取り
付けた筒34bとを備え、この筒34bの端にはスクリ
ューねじ35eに噛み合うナット部分34cが形成され
ている。弁体34は常に、コイルばね36によって弁座
33の側に押されている。
【0032】ステッピングモータ35を回転駆動する
と、その出力軸35cに噛み合っている弁体34は出力
軸35cの軸線方向に往復移動する。本例では、図2に
おいて実線で示す全開位置Aから、弁座33に押しつけ
られた想像線で示す全閉位置Bまでの間を往復移動可能
となっている。
【0033】制御ユニット4はマイクロコンピュータに
より構成された制御部41を備え、ここには、流量セン
サ部25からの検出信号、圧力センサ27からの検出信
号が入力される。また、設定器42を介して各種の指令
を入力可能となっている。制御部41では、入力された
検出信号に基づき、流量および水圧を演算し、表示部4
3に表示する。また、制御部41はモータドライバ44
を介してステッピングモータ35を駆動制御することに
より、弁体34の開度を制御する。モータドライバ44
から出力される駆動パルス44Sは制御部41にフィー
ドバックされ、当該制御部41において駆動パルスをカ
ウントすることにより、弁体34の開度を演算する。演
算された開度は表示部43を介して表示可能となってい
る。
【0034】制御ユニット4は伝送装置5に接続されて
おり、制御ユニット4において演算された流量、圧力、
弁開度等の情報は、伝送装置5から、通信回線6を介し
て、遠隔地にある集中監視センター7に送信可能となっ
ている。また、集中監視センター7では、各種の指令、
情報等を通信回転7、伝送装置5を介して、制御ユニッ
ト4に供給可能となっている。
【0035】このように構成した本例の水道メータ1は
流量制御部3を備え、この流量制御部3はステッピング
モータ35によって弁体34の開度を調整可能となって
いる。従って、流量を精度良く制御することができる。
また、節水時等には流量を絞る等の制御も簡単に実現で
きる。
【0036】さらに、給水状況等に応じて多様な流量制
御を自動的に行うことができる。例えば、圧力センサ2
7により得られる水圧に基づき、給水圧力が低い場合に
は弁を全開状態にし、給水圧力が高すぎる場合には、流
量を絞る等の制御を行うことができる。また、検出され
る流量に基づき弁の給水の遮断等を行うこともできる。
例えば、流量が長時間に渡って異常に多い場合には、何
らかの異常が発生したものと判断して、給水を遮断する
等の制御を行うことができる。これに加えて、予め設定
したプログラムに従って制御ユニット4の制御部41に
より弁の開度調整を行うこともできる。
【0037】さらには、圧力センサ27の検出結果に基
づき水圧が異常に低下した場合には、断水状態に陥った
ものと判断し、この判断結果を監視センター7に通報す
るようにしてもよい。勿論、監視センター7の側におい
て通信回線を介して受信した水圧情報に基づき、断水状
態の発生の有無を判別してもよい。このように断水状態
の番別も行うようにすれば、断水発生前の事前対策を迅
速に講ずることができるので便利である。
【0038】更にまた、図2において想像線で示すよう
に、モータ駆動用の電源回路45から供給されるモータ
駆動電力を監視し、当該電力が所定の値以下に降下した
場合には、制御部41において強制的に弁を全開状態に
切り換えてモータ駆動を停止することが望ましい。この
ようにすれば、例えば電池切れの場合や停電時におい
て、弁が閉鎖状態のまま開かずに、給水ができないとい
った不具合を回避できる。モータ駆動電力の監視として
は、電圧あるいは電流センサを用いればよい。
【0039】また、かかる異常状態は、伝送装置5を介
して監視センター7に通報することが望ましい。監視セ
ンター7の側では、電池交換等の事後処理の対策を迅速
に講ずることができる。
【0040】このように、本例の水道メータ1を採用す
れば、水道メータの所謂インテリジェント化を容易に実
現できる。
【0041】(流量制御部の第1の変形例)ここで、ス
テッピングモータ35による弁駆動力はそれほど大きい
ものではない。特に、電池駆動の場合は特にそのように
言える。
【0042】従って、弁体34の開閉駆動が小さな駆動
力によって確実に行われるようにするためには、ステッ
ピングモータ35の出力軸35cと弁体34の間に大き
な減速比の減速機構を連結することが望ましい。このよ
うにすれば、弁体の動作速度が低下するが、駆動力を大
幅に高めることができる。
【0043】減速機構を採用する代わりに、図3に示す
ように、ソレノイドを付加した駆動機構を採用すること
もできる。図3を参照して説明すると、ここに示す弁体
駆動機構は、ステッピングモータ135と、電磁ソレノ
イド8とを備えている。弁体134に連結されているス
クリューねじ135eが形成されている出力軸135c
は、ステッピングモータ135の出力軸であると共に電
磁ソレノイド8の作動ロッド8aである。従って、出力
軸135cには、ステッピングモータ135による回転
力が作用すると共に、電磁ソレノイド8による弁体開閉
方向への駆動力が作用する。
【0044】これらステッピングモータ135および電
磁ソレノイド8の駆動制御部9によって、最も大きな駆
動力が必要とされる弁体移動時において、ステッピング
モータ135による弁体駆動力を補助するような駆動力
が発生するように電磁ソレノイド8を駆動すれば、弁体
134の駆動を滑らかにしかも確実に行うことができ
る。この結果、弁体134の開度調整による流量制御を
精度良く行うことが可能になる。
【0045】(流量制御部の第2の変形例)小さな駆動
力により弁体の開閉を行うためには、パイロット方式の
弁機構を採用することもできる。図4(a)、(b)に
は、パイロット方式の弁機構を備えた流量調整部を示し
てある。この流量調整部3Aは、弁体としてダイヤフラ
ム弁234を備え、このダイヤフラム弁234によっ
て、開口32の開閉が行われる。
【0046】ダイヤフラム弁234の弁体234aはダ
イヤフラム234bに取り付けられており、ダイヤフラ
ム234bは、水流入側の水圧が作用する圧力室11
と、水流出側である小径の流水管部分31の内部31a
とを仕切っている。圧力室11は、水流入側に連通して
いると共に、パイロット弁236を介して水流出側31
aに連通可能となっている。パイロット弁236は図
1、2に示すステッピングモータと同様な構成のステッ
ピングモータ235によって開閉駆動される。
【0047】通常はパイロット弁236は開いており、
従って、圧力室11には水流出側の低い圧力状態となっ
ている。この結果、ダイヤフラム弁234は図から分か
るように流入側の水圧によって弁座33から離されて押
し上げられ、開口32は全開状態に保持される。よっ
て、流水状態(給水状態)が形成される。
【0048】パイロット弁236を閉じると、圧力室1
1は水流入側の高い圧力状態となるので、弁座33に押
しつけられ、図4に示す状態となる。この結果、開口3
2が全閉状態となり、水の供給が遮断される。
【0049】ここにおいて、何らかの原因によってパイ
ロット弁236の駆動機構が故障して動作しなくなった
場合に、強制的に、給水、あるいは遮断する必要があ
る。このために、本例の流量制御機構3Aにおいては、
ダイヤフラム弁234を手動により強制的に閉じること
のできる手動止水弁12が取り付けられている。この手
動止水弁12は、ダイヤフラム弁234を全閉状態にす
ると共に、そのねじ込み部分12aのねじ込み量、すな
わち、ダイヤフラム弁234の押しつけ量を調整するこ
とにより、ダイヤフラム弁234の開度を調整可能な流
量調整機構として機能する。
【0050】また、本例では、パイロット弁236が故
障等により動作しなくなった場合に、強制的にダイヤフ
ラム弁234を開くことのできる手動出水弁13が取り
付けられている。この手動出水弁13を開くことによ
り、パイロット弁236を迂回して、圧力室11を低圧
力の水流出側に連通させることが可能となっている。
【0051】このように構成した本例の流量調整部3A
によれば、ステッピングモータによりパイロット弁を駆
動するようにしているので、比較的小さな駆動力によ
り、給水路の開閉を行うことができる。
【0052】また、手動止水弁および手動出水弁を備え
ているので、ステッピングモータの故障時等において、
必要に応じて、給水開始、給水遮断を行うことができる
ので、安全性の点、利便性の点で有利である。
【0053】さらに、手動止水弁を調整することによ
り、ダイヤフラム弁の開度を調整できるので、結果とし
て、流量調整もある程度行うことができるという利点も
ある。
【0054】(流量制御部の第3の変形例)なお、管路
を全開、全閉する必要の無い場合における流量調整を行
う機構としては、図5に示すように、先端が円錐状に尖
っている円柱状の弁体をステッピングモータによって管
路に対して直交する方向に駆動する機構を用いることが
できる。弁体の差込み量を調整することにより、管路面
積を変更でき、結果として、流量を調整できる。
【0055】(流量制御部の第4の変形例)図7には、
流量制御部の更に別の例の主要部分を示す説明図であ
る。この図に示すように、流量制御部が取り付けられて
いる流水管部分には、同一内径の第1および第2の管路
部分401、402が形成されている。第1の管路部分
401の一端側の開口33Aは第1の弁体434Aによ
って開閉可能となっている。すなわち、第1の弁体43
4Aは第1の水流方向に移動して、円環状の弁座33A
に着座して当該第1の管路部分401を封鎖可能であ
る。
【0056】これに対して、第2の管路部分402にお
いては、反対側の開口33Bが第2の弁体434Bによ
って開閉可能となっている。すなわち、第2の弁体43
4Bは第1の水流方向とは逆方向に移動して円環状の弁
材33Bに着座して当該第2の管路部分402を封鎖可
能である。
【0057】これら第1および第2の弁体434A、4
34Bは単一あるいは個別のステッピングモータ(図示
せず)によって駆動される。
【0058】これらの弁体を個別に駆動することによ
り、水流管の全開、全閉および半開状態を形成できる。
駆動制御のシーケンス例を図7(b)に一覧表として纏
めてある。この図に示すように、状態は、第1の弁体
が開で第2の弁体が閉であり、全体として半開状態であ
る。状態は、双方の弁体が閉であり、全体として全閉
状態である。状態は、第1の弁体が閉で第2の弁体が
開であり、全体として半開状態である。状態は、双方
の弁体が開で、全体として全開状態である。
【0059】各状態間の切り換え動作においては、同時
に2個の弁体が駆動されることはなく、常に一方の弁体
のみが開閉される。また、水流方向が図7(a)に示す
方向であるとすると、初期状態が状態の半開状態であ
るとすると、全閉状態(状態)を形成するためには、
第1の弁体を水流方向に移動すればよいので、小さな駆
動力でこのような閉じ動作を行うことができる。また、
状態の半開状態から全開状態である状態に切り換え
る場合にも、第2の弁体を水流方向に移動すればよいの
で小さな駆動力で開き動作を行うことができる。
【0060】ここで、全開状態である状態から半開状
態である状態への切り換え時には、第2の弁体を水流
に逆らって閉じる必要がある。しかし、この場合には、
他方の第1の弁体は開いているので、それほど大きな駆
動力は要求されない。
【0061】なお、水流方向が逆向きの場合にも同様で
あり、小さな弁駆動力で流量制御を実現することができ
る。
【0062】(弁座クリーニング機構)次に、図6は、
図1、2に示す流量制御部3の弁体駆動部分の変形例を
示すものであり、弁座クリーニング機構が備わってい
る。
【0063】すなわち、弁体334は、円板状の弁本体
334aと、この背面に取り付けられている筒334b
とを有し、筒334bの端には、ステッピングモータ3
35の出力軸335cの先端外周面に形成したスクリュ
ーねじ335eに螺合したナット部分334cが形成さ
れている。このような構成は図1、2に示す例と同一で
ある。
【0064】しかるに、本例では、弁体334のの弁本
体334aは、筒334bに対して回転自在に取り付け
られており、これらの間には、ぜんまい336が連結さ
れている。また、筒334bは通常は回転しないように
保持されているが、この外周面には外歯歯車337が形
成されており、この外歯歯車337は減速機構338を
介してモータ339に連結されている。モータ339は
固定部分340に対してスライド機構341を介して弁
体移動方向にスライド可能となっている。
【0065】この構成の弁体駆動機構においては、ステ
ッピングモータ335を駆動して弁体334を弁座33
に押しつけた時点において、モータ339を駆動して筒
334bを回転させる。弁本体334aは弁座33に押
しつけられているので回転しない。この結果、これらの
間に連結されているぜんまい336が巻き付けられる。
【0066】弁体334を開く方向にステッピングモー
タ335を駆動して、弁本体334aを弁座33に押し
つけている押しつけ力が緩むと、巻き付けられたぜんま
い336の弾性復帰力が勝って、弁本体334は、弁座
33に接触しながら回転する。この回転により、弁座3
3の表面に付着している水垢、ごみ等が除去される。同
時に、弁本体334の表面も弁座33と擦れ合って、そ
こに付着している水垢、ごみ等が取り除かれる。
【0067】このように、本例の機構によれば、弁体3
34を開く際に必ず、弁体と弁座が相互に擦れ合うの
で、それらの表面に付着している水垢、ごみが除去され
る。よって、付着した水垢、ごみ等によって、弁体33
4による封鎖が不完全となり、水漏れ等が発生するとい
った弊害の発生を防止できる。
【0068】なお、弁座クリーニング機構としては、弁
座近傍の管路内周面に、水流に渦、キャビテーションを
発生させるような突起、凹部等を形成したものを採用す
ることもできる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水道メー
タによれば、ステッピングモータ等のモータにより駆動
可能な弁体を備えた流量制御機構が備わっている。従っ
て、本発明によれば、検出した流量に基づく給水制御、
給水圧力に基づく流量制御等といった多様な流量制御を
簡単に実現することができる。
【0070】また、ステッピングモータを用いる場合に
は弁体の開度調整が容易であり、この結果、流量調整も
精度良く行うことができる。さらには、ステッピングモ
ータの駆動パルスのパルス数をカウントすることによ
り、弁体の開度を検出できるので、流量制御が容易にな
る等の効果が得られる。
【0071】次に、本発明では、弁手段とモータの出力
軸の間に減速機構を連結し、あるいは、弁手段を駆動す
るために、モータとソレノイドを併用した構成を採用し
ている。あるいはこの代わりに、弁手段をパイロット方
式のものとしている。このような構成を採用することに
より、ステッピングモータ等のような駆動力が比較的小
さな駆動源を用いた場合においても、弁手段の開閉を確
実にしかも円滑に行うことが可能になる。
【0072】また、逆方向に移動する第1および第2の
弁体を個別に開閉する構成を採用することにより、駆動
力の小さなモータによる円滑な流量制御を実現できる。
【0073】一方、本発明では、ステッピングモータ等
からなる流量制御部の状態の如何に関わりなく強制的に
管路を遮断可能な止水栓、強制的に管路を開放可能な出
水栓を備えた構成を採用している。この構成を採用する
ことにより、ステッピングモータが故障等により動作し
ない場合においても、給水開始、給水遮断を行うことが
できる。
【0074】次に、本発明では、弁手段が着座する弁座
をクリーニングするためのクリーニング手段を備えた構
成を採用している。この構成を採用することにより、水
垢、塵等が弁手段等に付着して水漏れ等が発生するとい
う弊害を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した水道メータの一例を示す概略
断面構成図である。
【図2】図1の水道メータの主要部分を取り出して示す
説明図である。
【図3】図1の水道メータの流量制御部における弁駆動
機構の変形例を示す説明図である。
【図4】図1の水道メータの流量制御部の変形例を示す
概略縦断面図および概略横断面図である。
【図5】流量調整用の弁体の例を示す説明図である。
【図6】弁座クリーニング機構の例を示す説明図であ
る。
【図7】流量制御部の変形例を示す概略構成図および制
御状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 水道メータ 2 流量検出部 3 流量制御部 4 制御ユニット 27 圧力センサ 32 開口 33 弁座 34 弁体 35 ステッピングモータ 41 制御部 43 表示部 45 電源回路 5 伝送装置 6 通信回線 7 集中監視センタ 8 電磁ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 俊夫 長野県松本市和田3967番地10 東洋計器株 式会社内 Fターム(参考) 2F030 CA01 CC02 CE09 CE12 CF05 CF08 CG01 2F073 AA07 AB01 BB09 BC01 CC01 DD02

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流水管に取り付けた流量検出部と、この
    流量検出部に対して水流方向の上流側あるいは下流側に
    配置した流量制御機構とを有し、この流量制御機構は、
    弁手段と、この弁手段を駆動するためのモータと、この
    モータを駆動制御して前記弁手段により管路の開閉およ
    び流量調整のうちの少なくとも一方の動作を行なわせる
    弁制御手段とを有することを特徴とする水道メータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記モータはステッピングモータであることを特徴とす
    る水道メータ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記弁制御手段は、前記ステッピングモータの駆動パル
    スのパルス数をカウントすることにより前記弁手段の開
    度を検出する開度検出手段を有することを特徴とする水
    道モータ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のうちの何れかの項に
    おいて、 更に、前記流水管内の水圧を検出する圧力センサを有
    し、 前記弁制御手段は、前記圧力センサの出力に基づき、前
    記弁手段を駆動制御することを特徴とする水道メータ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のうちの何れかの項に
    おいて、 更に、タイマー機能を有し、 前記弁制御手段は、前記タイマー機能によるタイマーカ
    ウントに基づき、前記弁手段を駆動制御することを特徴
    とする水道メータ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のうちの何れかの項に
    おいて、 前記弁制御手段は、前記流量検出部の出力に基づき前記
    弁手段を駆動制御することを特徴とする水道メータ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のうちの何れかの項に
    おいて、 前記弁手段と前記モータの出力軸の間には減速機構が連
    結されていることを特徴とする水道メータ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のうちの何れかの項に
    おいて、 更に、前記弁手段を開閉するための補助駆動力を発生す
    るソレノイドを有していることを特徴とする水道メー
    タ。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし6のうちの何れかの項に
    おいて、 前記弁手段はパイロット方式のものであることを特徴と
    する水道メータ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のうちの何れかの項
    において、 更に、前記弁手段の状態の如何に関わりなく強制的に管
    路を遮断可能な止水栓を有していることを特徴とする水
    道メータ。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし9のうちの何れかの項
    において、 更に、前記弁手段の状態の如何に関わりなく強制的に管
    路を開放可能な出水栓を有していることを特徴とする水
    道メータ。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のうちの何れかの
    項において、 更に、前記弁手段の弁座をクリーニングするためのクリ
    ーニング手段を有していることを特徴とする水道メー
    タ。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記クリーニン
    グ手段は、前記弁手段が前記弁座から離れる際に、前記
    弁手段と前記弁座を擦り合わせるものであることを特徴
    とする水道メータ。
  14. 【請求項14】 請求項12において、前記クリーニン
    グ手段は、前記弁座の近傍に位置している管路の内周面
    部分に形成された突起等のような水流に渦、キャビテー
    ションを発生させる部位から構成されていることを特徴
    とする水道メータ。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし12のうちの何れかの
    項に記載された水道メータと、当該水道メータを集中監
    視するための監視センターと、前記水道メータの検針結
    果、前記弁手段の状態等の情報を、通信回線を介して、
    前記集中センターに通報すると共に前記監視センターか
    らの指令を受信する伝送装置とを有することを特徴とす
    る水道メータの監視システム。
  16. 【請求項16】 請求項4において、前記圧力センサの
    出力に基づき、断水状態を判別することを特徴とする水
    道メータ。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載された水道メータ
    と、当該水道メータを集中監視するための監視センター
    と、前記水道メータの検針結果、前記弁手段の状態、お
    よび前記圧力センサの検出情報を含む情報を、通信回線
    を介して、前記集中センターに通報すると共に前記監視
    センターからの指令を受信する伝送装置とを有し、前記
    監視センターは、前記圧力センサの検出情報に基づき、
    断水状態の発生の有無を判別することを特徴とする水道
    メータの監視システム。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし12のうちの何れかの
    項において、前記弁手段により開閉される前記流水管の
    部分には、第1および第2の管路部分が形成され、前記
    第1の管路部分には第1の流水方向に移動して当該管路
    を閉鎖可能な第1の弁手段が配置され、前記第2の管路
    部分には第1の流水方向とは逆方向に移動して当該管路
    を閉鎖可能な第2の弁手段が配置されており、前記弁制
    御手段は、前記第1および第2の弁手段を個別に制御す
    ることにより、前記流水管の全開状態、全閉状態および
    半開状態を形成することを特徴とする水道メータ。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし12のうちの何れかの
    項において、前記モータの駆動電力の供給状態を監視す
    る電力センサを有し、前記弁制御手段は、この電力セン
    サによって駆動電力が所定の値以下に低下したことが検
    出された場合には、前記管路を強制的に全開状態に保持
    することを特徴とする水道メータ。
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