JP2000258237A - 計量装置及び定周期振動波除去方法 - Google Patents

計量装置及び定周期振動波除去方法

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JP2000258237A
JP2000258237A JP11066487A JP6648799A JP2000258237A JP 2000258237 A JP2000258237 A JP 2000258237A JP 11066487 A JP11066487 A JP 11066487A JP 6648799 A JP6648799 A JP 6648799A JP 2000258237 A JP2000258237 A JP 2000258237A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号に対する出力信号の応答遅れを軽減
すると共に、補正前重量信号から定周期振動波を効果的
に除去すること。 【解決手段】 稼働状態において定周期振動波Nが重畳
されている補正前重量信号Wから定周期振動波Nを除去
して補正済み重量信号Rを生成する計量装置において、
定周期振動波Nの2周期分の信号が記憶される記憶部
と、ロードセルが出力する補正前重量信号Wと記憶部に
記憶されている定周期振動波信号Nの両者の位相差を順
次変更する位相差変更手段と、n個の各位相差ごとの補
正前重量信号Wと定周期振動波信号Nとを加算して各位
相差ごとに合成重量信号R0 、R1 、・・・、Rn-1
算出する合成重量信号算出手段と、n個の合成重量信号
のうち信号の標準偏差が最も小さい合成重量信号Rを選
択する選択手段と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばロードセ
ル等の荷重検出器の出力信号に例えば機械振動や電気ノ
イズ等のような定周期振動波が重畳されている場合に、
この出力信号から定周期振動波を除去することができる
計量装置及び定周期振動波除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、定周期振動波がノイズとして重畳
している荷重検出器(以下、ロードセルという。)の補
正前重量信号を、例えばノッチフィルタにより処理して
定周期振動波のノイズを除去する方法がある。しかし、
ノッチフィルタでは、1周期以上の定周期振動波が重畳
する重量信号のデータを必要とするので、物品の計量の
ために重量信号の取得可能な時間が定周期振動波の1周
期未満である場合は、ノッチフィルタによって補正前重
量信号から定周期振動波を効果的に除去することができ
ず、補正済み重量信号に許容できない誤差を含むことが
ある。従って、ノッチフィルタでは、重量信号の取得時
間を、除去しようとする定周期振動波の1周期以上にす
る必要があり、これによって、入力信号に対する出力信
号の応答が1周期以上遅れるという問題がある。勿論、
重量信号に重畳する複数個の定周期振動波を除去する場
合は、その個数に応じた時間だけ遅れが生じることとな
る。従って、例えば重量選別機にノッチフィルタを使用
すると、このフィルタが物品の重量選別速度の高速化の
妨げとなっている。
【0003】そこで、本願出願人は、先に、重量信号の
取得可能な時間が定周期振動波の1周期未満であって
も、入力信号に対する出力信号の応答に遅れを生じるこ
となく、定周期振動波が重畳する補正前重量信号からそ
の定周期振動波を効果的に除去することができる方法を
特願昭55−156602号(特公平1−30083
号)で提案している。この定周期振動波除去方法が適用
されている計量装置は、例えば図4に示すように、計量
コンベア1がロードセル2によって支持されている。こ
の計量コンベア1は、駆動プーリ3と従動プーリ4とを
備えており、駆動プーリ3と従動プーリ4には搬送ベル
ト5を掛けてある。駆動プーリ3には第1のモータ6の
回転軸が連結しており、第1のモータ6が回転すると、
駆動プーリ3及び従動プーリ4はこの第1のモータ6と
同期して回転する。第1のモータ6と駆動プーリ3及び
従動プーリ4との回転周期の比は、1:N又は1:1/
Nである。ただし、Nは整数である。これら駆動プーリ
3、従動プーリ4、及び第1のモータ6の各回転体の各
偏心重心によってこれら駆動プーリ3等の回転周期と同
期する定周期振動波N(図1(a))が発生し、この定
周期振動波Nがノイズとしてロードセル2が出力する重
量信号W(図1(b))に重畳する。また、計量装置に
は、この定周期振動波と同期する同期信号を得るための
例えばフォトセンサから成る回転周期検出センサ(図示
せず)を設けてある。回転周期検出センサは、駆動プー
リ3、従動プーリ4、及び第1のモータ6のうち回転周
期の最も長いものが1回転するごとに同期信号を発生す
るものである。
【0004】この定周期振動波除去方法によると、ま
ず、計量装置を調整モードにする。そして、計量コンベ
ア1に荷重を掛けていない状態で重量信号を含まない定
周期振動波信号NのみをA/D変換(アナログ・デジタ
ル変換)して、そのデジタル定周期振動波信号Nを同期
信号に合わせてCPUが読み取り記憶部に記憶する。こ
のデジタル定周期振動波信号Nは、定周期振動波を精度
良く再現できるように十分短い時間間隔でサンプリング
したデータである。つまり、同期信号の直後に読み込ま
れた定周期振動波信号のデータを記憶部の先頭番地に配
置し、これ以降のデータを時系列に配置していくことで
同期信号に対する定周期振動波信号の時間的関係を明確
にしている。
【0005】次に、本稼働時に本稼働モードにする。物
品7を計量コンベア1により搬送中に定周期振動波信号
Nが重畳した補正前重量信号Wと共に、回転周期検出セ
ンサが生成する同期信号をCPUが読み込む。ここで、
本稼働中に、重量信号Wの取得可能な時間内で同期信号
をCPUが読み込むことにより、補正前重量信号Wに重
畳している定周期振動波信号Nの各データが記憶部に記
憶されている定周期振動波信号Nの各データのどれであ
るかをCPUが認識することができる。次に、CPUが
同期信号を基準にして補正前重量信号Wと定周期振動波
信号Nとを比較して、前者から後者を減算することによ
って定周期振動波信号Nを除去した補正済み重量信号を
生成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記定周期振
動波除去方法では、回転周期検出センサ及び同期信号を
CPUに入力させる入力装置が必要であり、この分のコ
ストが嵩むという問題がある。そして、回転周期検出セ
ンサの取付けが困難である場合があるし、その取付けス
ペースを必要とするという問題がある。また、例えば本
稼働時に第1のモータ6の回転速度を変更した場合は、
定周期振動波信号の周期、振幅、又は波形が調整モード
で記憶したものと本稼働モードで記憶したものとが相違
することとなり、調整モードで記憶した定周期振動波信
号Nを使用して本稼働時に得られた補正前重量信号Wか
ら変更後の定周期振動波信号N’を除去することができ
ないという問題がある。
【0007】本発明は、回転周期検出センサを設けず
に、入力信号に対する出力信号の応答遅れを軽減すると
共に、補正前の重量信号から定周期振動波を除去するこ
とができ、また、定周期振動波の周期、振幅が本稼働中
に変化しても、予め記憶している定周期振動波信号を修
正して補正前重量信号から変更後の定周期振動波を除去
することができる計量装置及び定周期振動波除去方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る計量装
置は、稼働状態において定周期振動波が重畳されている
補正前重量信号から上記定周期振動波を除去して補正済
み重量信号を生成する計量装置において、定周期振動波
の少なくとも1周期分の信号が記憶される記憶手段と、
荷重検出手段が出力する上記補正前重量信号と上記記憶
手段に記憶されている定周期振動波信号の両者の位相差
を順次変更する位相差変更手段と、複数の各位相差ごと
の上記補正前重量信号と上記定周期振動波信号とを加算
し又は一方から他方を減算して各位相差ごとに合成重量
信号を算出する合成重量信号算出手段と、上記複数の合
成重量信号のうち信号のばらつき又は最大値と最小値の
差が比較的小さい合成重量信号を選択する選択手段と、
を具備することを特徴とするものである。
【0009】第2の発明に係る計量装置は、第1の発明
において、上記位相差変更手段は、所定の重量値演算用
信号取得区間の補正前重量信号に対して上記記憶手段に
記憶されている定周期振動波信号の位相をこの定周期振
動波信号の1周期時間よりも短い所定時間ずつ相対的に
シフトさせて両者の位相差を順次変更することを特徴と
するものである。第3の発明に係る計量装置は、第1又
は第2の発明において、上記定周期振動波の周期及び振
幅を決定する定周期振動波発生源の速度情報によって上
記記憶手段に記憶されている定周期振動波信号を修正す
る修正手段を設けたことを特徴とするものである。
【0010】第4の発明に係る計量装置は、第1又は第
2の発明において、定周期振動波の少なくとも1周期分
の信号を重量信号の零点調整の際に上記記憶手段に記憶
することを特徴とするものである。第5の発明に係る計
量装置は、第1又は第2の発明において、定周期振動波
除去フィルタによって補正前重量信号に重畳する定周期
振動波を除去させて、これによって得られた補正済み重
量信号を使用して零点調整手段により零点調整を行わせ
る切り替え位置と、零点調整済みの補正前重量信号に重
畳する定周期振動波を上記記憶手段に記憶させる切り替
え位置と、に切り替える切り替え手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0011】第6の発明に係る定周期振動波除去方法
は、補正前の重量信号に第1と第2の2つの定周期振動
波が重畳される荷重検出器において、第1の定周期振動
波を生じさせ第1の定周期振動波の少なくとも1周期分
の信号を記憶する段階と、第2の定周期振動波を生じさ
せ第2の定周期振動波の少なくとも1周期分の信号を記
憶する段階と、第1と第2の定周期振動波が重畳されて
いる補正前重量信号と上記記憶された第1の定周期振動
波信号の両者の位相差を順次変更し、複数の各位相差ご
との上記補正前重量信号と第1の定周期振動波信号とを
加算し又は一方から他方を減算して各位相差ごとに第1
の合成重量信号を算出する段階と、複数の第1の合成重
量信号のうち信号のばらつき又は最大値と最小値の差が
比較的小さい第2の合成重量信号を選択する段階と、第
2の合成重量信号と上記記憶された第2の定周期振動波
信号の両者の位相差を順次変更し、複数の各位相差ごと
の第2の合成重量信号と第2の定周期振動波信号とを加
算し又は一方から他方を減算して各位相差ごとに第3の
合成重量信号を算出する段階と、複数の第3の合成重量
信号のうち信号のばらつき又は最大値と最小値の差が比
較的小さい第4の合成重量信号を選択する段階と、を具
備することを特徴とするものである。
【0012】第7の発明に係る計量装置は、稼働状態に
おいて定周期振動波が重畳されている補正前重量信号か
ら上記定周期振動波を除去して補正済み重量信号を生成
する計量装置において、定周期振動波の少なくとも1周
期分の信号が記憶される記憶手段と、荷重検出手段が出
力する上記補正前重量信号と上記記憶手段に記憶されて
いる定周期振動波信号に基づいて両者の位相差を0度若
しくは180度、又はそれに近い角度に変更する位相差
変更手段と、上記補正前重量信号と上記定周期振動波信
号の位相差を0度若しくは180度、又はそれに近い角
度とした状態における両者の合成重量信号を算出して上
記定周期振動波を除去した補正済み重量信号を生成する
合成重量信号算出手段と、を具備することを特徴とする
ものである。
【0013】第8の発明に係る計量装置は、稼働状態に
おいて定周期振動波が重畳されている補正前重量信号か
ら上記定周期振動波を除去して補正済み重量信号を生成
する計量装置において、定周期振動波の少なくとも1周
期分の信号が記憶される記憶手段と、荷重検出手段が出
力する上記補正前重量信号と上記記憶手段に記憶されて
いる定周期振動波信号に基づいて両者の位相差を検出す
る位相差検出手段と、上記補正前重量信号と上記定周期
振動波信号の位相差を0度若しくは180度、又はそれ
に近い角度とした状態における両者の合成重量信号を算
出して上記定周期振動波を除去した補正済み重量信号を
生成する合成重量信号算出手段と、を具備することを特
徴とするものである。第9の発明に係る計量装置は、第
8の発明において、上記位相検出手段が位相差を検出す
るために使用する上記補正前重量信号の取得開始時点
が、上記合成重量信号算出手段が上記合成重量信号を算
出するために使用する上記補正前重量信号の取得開始時
点よりも先であることを特徴とするものである。
【0014】第1乃至第5の各発明によると、補正前重
量信号と予め記憶部に記憶されている定周期振動波信号
の位相差を順次変更し、これら複数の各位相差ごとの合
成重量信号のうち信号のばらつき又は最大値と最小値の
差が比較的小さい合成重量信号を選択することができ
る。この選択された合成重量信号は、補正前重量信号に
重畳している定周期振動波信号と予め記憶部に記憶して
おいた定周期振動波信号との位相差が180度又は0度
になった時、即ち、両方の信号値の大きさが等しく符号
が逆になった時又は両者が重なり合った時、に算出され
たものであり、従って、この選択された合成重量信号に
は定周期振動波信号が完全に又は殆ど残っておらず、定
周期振動波信号であるノイズを除去した補正済み重量信
号を生成することができる。
【0015】第2の発明によると、補正前重量信号を所
定の重量値演算用信号取得区間で取得する計量装置に適
用することができ、補正前重量信号に対して定周期振動
波信号の位相をこの定周期振動波信号の1周期時間より
も短い所定時間ずつ相対的にシフトさせて両者の位相差
を変更することができる。第3の発明によると、定周期
振動波発生源の速度が変化して、それに応じて補正前重
量信号に重畳する定周期振動波の周期及び振幅が変化し
たときに、記憶手段に記憶されている定周期振動波信号
を速度の変化後の定周期振動波に対応する信号に修正す
ることができる。第4の発明によると、零点調整の際に
定周期振動波の少なくとも1周期分の信号を記憶手段に
記憶することができる。
【0016】第5の発明によると、零点調整を行うとき
は、定周期振動波除去フィルタによって補正前重量信号
に重畳する定周期振動波を除去する補正を行い、零点調
整手段はこの補正済み重量信号を使用して零点調整を行
うことができる。そして、定周期振動波を記憶手段に記
憶するときは、切り替え位置を切り替えて、零点調整済
みの補正前重量信号に重畳する定周期振動波を記憶する
ことができる。
【0017】第6の発明は、第1と第2の2つの定周期
振動波が重畳する補正前重量信号から第1と第2の定周
期振動波を除去する方法であり、第1の定周期振動波
は、第1の発明と同様にして、補正前重量信号から除去
することができ、第1の定周期振動波が除去された重量
信号が第2の合成重量信号である。そして、第2の定周
期振動波は、第1の発明と同様にして、第2の合成重量
信号から除去することができ、このようにして第1と第
2の定周期振動波が除去された重量信号が第4の合成重
量信号である。
【0018】第7の発明によると、補正前重量信号と予
め記憶部に記憶されている定周期振動波信号に基づいて
両者の位相差を0度若しくは180度、又はそれに近い
角度にして、この状態における両者の合成重量信号を算
出することができる。この合成重量信号は、定周期振動
波信号であるノイズを除去した補正済み重量信号であ
る。
【0019】第8及び第9の各発明によると、補正前重
量信号と予め記憶部に記憶されている定周期振動波信号
に基づいて両者の位相差を検出し、この検出した位相差
に基づいて補正前重量信号と定周期振動波信号の位相差
を0度若しくは180度、又はそれに近い角度にして、
この状態における両者の合成重量信号を算出することが
できる。この合成重量信号は、定周期振動波信号である
ノイズを除去した補正済み重量信号である。
【0020】第9の発明によると、過渡状態において減
衰度合が比較的大きい領域での補正前重量信号を重量演
算用データとして使用すると重量誤差が大きくなるので
重量演算用データとして使用しづらいが、位相差を算出
するために使用することができることに鑑み、位相差を
算出するために使用する補正前重量信号の取得開始時点
を、合成重量信号を算出するために使用する補正前重量
信号の取得開始時点よりも先にすることによって、多く
の補正前重量信号のデータを取得して、これらのデータ
を使用して補正前重量信号と定周期振動波信号の両者の
位相差を検出することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係る定周期振動波除去方
法を適用した計量装置の第1実施形態を各図を参照して
説明する。この計量装置は、重量選別機に適用されてい
る。計量装置は、図4に示すように、ロードセル2によ
って支持されている計量コンベア1を備えている。そし
て、計量コンベア1の前段に送り込みコンベア8が設け
られている。この計量装置は、駆動プーリ3、従動プー
リ4、及び第1のモータ6の夫々の偏心重心に基づく所
定の定周期振動波N(図1(a))の1周期Tがこの計
量装置の重量信号に重畳する計量コンベア1の固有振動
波の周期に比べて長く、そして、物品7の計量のために
設定された重量信号取得時間(図1(b)のP〜Q)の
長さが上記所定の定周期振動波Nの1周期Tよりも短い
ものである。従って、従来の例えばデジタルノッチフィ
ルタにより重量信号Wからその所定の定周期振動波Nを
除去しようとすると、重量信号の立上がり部分のデータ
を重量演算に加えなければならなくなり、これによって
計量精度を低下させることとなる。そして、補正前重量
信号Wに対する補正済み重量信号の応答の遅れが大きく
なる。そこで、本発明は、このような運転条件が要求さ
れている装置において、従来よりもコストが低廉であ
り、補正済み重量信号の応答の遅れを極めて短くするこ
とができて、定周期振動波Nを効果的に除去することが
できる計量装置を提案するものである。
【0022】図5は、この重量選別機の計量演算回路の
ブロック図である。ロードセル2から出力されたアナロ
グ重量信号は、増幅器9で増幅されてA/D変換器(ア
ナログ・デジタル変換器)10でデジタル重量信号Wに
変換され、そして、I/O回路(入出力回路)11を通
ってCPU(マイクロプロセッサ)12に入力する。設
定表示部13は、I/O回路11と接続しており、例え
ば記憶部14に記憶されている定周期振動波信号Nのサ
ンプリング値(ノイズデータ)及び補正前重量信号Wの
サンプリング値(重量データ)を表示することができる
し、定周期振動波信号Nのサンプリング値と補正前重量
信号Wのサンプリング値を合成した合成重量信号Rのサ
ンプリング値等を表示することができるものである。ま
た、補正前重量信号Wの取得時間P〜Q等の各種データ
や命令等を入力することができるものである。
【0023】記憶部14は、この重量選別機(計量装
置)を作動させるためのプログラムを記憶しているし、
更に、定周期振動波信号Nのサンプリング値及び補正前
重量信号Wのサンプリング値、並びに合成重量信号Rの
サンプリング値を記憶することができる。そして、プロ
グラムの進行に伴って各種データが演算されて得られた
その演算結果及び各種データ等を記憶することができる
ものである。CPU12は、位相差変更手段、合成重量
信号算出手段、選択手段、定周期振動波除去フィルタ、
零点調整手段、及び切り替え手段を備えている。これら
各手段及び定周期振動波除去フィルタの各処理は、記憶
部14に記憶されているプログラムに従ってCPU12
が行う。
【0024】位相差変更手段は、図1(d)〜図1
(f)に示すように、所定の重量信号取得時間(重量値
演算用信号取得区間)P〜Qの補正前重量信号Wに対し
て記憶部14に記憶されている定周期振動波信号Nの位
相をこの定周期振動波信号Nの1周期時間よりも短い所
定時間t1 ずつ相対的にシフトさせて両者の位相差を順
次変更する手段である。合成重量信号算出手段は、図1
(c)〜図1(f)に示すように、複数の各位相差ごと
の補正前重量信号Wと定周期振動波信号Nとを加算し
て、各位相差ごとに合成重量信号R(R0 〜Rn-1 )を
算出する手段である。選択手段は、複数の合成重量信号
0 〜Rn-1 のうち信号のばらつきが最も小さい合成重
量信号RM を選択する手段である。
【0025】定周期振動波除去フィルタは、補正前重量
信号Wに重畳する計量コンベア1の固有振動波(図示せ
ず)を除去して補正済み重量信号WF1を生成するデジタ
ルノッチフィルタ(第1の定周期振動波除去フィルタ)
と、駆動プーリ3等に基づく定周期振動波Nを除去して
補正済み重量信号WF2を生成するデジタルノッチフィル
タ(第2の定周期振動波除去フィルタ)と、を備えてい
る。なお、第1及び第2の定周期振動波除去フィルタ
は、補正前重量信号Wに重畳する固有振動波と定周期振
動波Nを除去して補正済み重量信号WF12 を生成するフ
ィルタである。零点調整手段は、第1及び第2の定周期
振動波除去フィルタが生成する補正済み重量信号WF12
を使用して重量信号の零点を調整する手段である。切り
替え手段は、第1及び第2の定周期振動波除去フィルタ
が補正前重量信号Wに重畳する計量コンベア1の固有振
動波、及び定周期振動波Nを除去し、これによって得ら
れた補正済み重量信号WF12 を零点調整手段が使用して
零点調整を行う切り替え位置と、第1の定周期振動波除
去フィルタが固有振動波を除去する演算を行い、この零
点調整済みの補正済み重量信号WF1に重畳する定周期振
動波Nを記憶部14に記憶させることができる切り替え
位置と、に切り替える手段である。
【0026】次に、上記のように構成された計量装置の
本稼働前の調整段階において定周期振動波信号Nのデー
タを記憶部14に記憶する手順、及び本稼働時において
定周期振動波Nを除去した補正済み重量信号RMHを生成
する演算の手順を図7及び図8に示すフローチャート等
の各図を参照して説明する。まず、図7に示すフローチ
ャートに従って調整段階の処理内容を説明する。物品7
が計量コンベア1上に載っていない状態において、オペ
レータが計量コンベア1を駆動して設定表示部13の零
点調整キーを操作する(S100)。すると、CPU1
2が切り替え手段の切り替え位置を零点調整位置に切り
替える。これによって、第1及び第2の定周期振動波除
去フィルタが補正前重量信号Wに重畳する計量コンベア
1の固有振動波、及び定周期振動波Nを除去する処理を
行い、そして、零点調整手段がこの処理によって得られ
た補正済み零点重量信号WF12を使用して零点調整を行
いその零点重量値を記憶部14に記憶する(S10
2)。零点調整時は、比較的長い重量信号取得時間を許
容できるので、第1及び第2の定周期振動波除去フィル
タによって補正前重量信号Wに重畳する固有振動波、及
び定周期振動波Nを除去する処理を行うこととしてい
る。
【0027】そして、CPU12が切り替え手段の切り
替え位置を、第2の定周期振動波除去フィルタを切離
し、第1の定周期振動波除去フィルタが固有振動波を除
去する演算を行う位置に切り替えて(S104)、零点
調整済みの補正前零点重量信号Wに重畳する定周期振動
波Nのm周期分のノイズデータ(図6参照)を記憶部1
4に記憶させる(S106)。なお、定周期振動波Nの
1周期Tは、計量モータ、駆動プーリ3、及び従動プー
リ4の回転周期のうち最も長いものを使用する。ここで
は、駆動及び従動プーリ4の回転周期を定周期振動波N
の1周期Tとする。そして、1周期がTであるので、1
周期分の定周期振動波信号NのA/Dサンプリングノイ
ズデータの個数はn(=T/t)である。tはサンプリ
ング時間間隔である。
【0028】ここで、図6に示すように、A/D変換器
10によりサンプリングされた定周期振動波Nの1周期
目のn個のノイズデータの各時刻がt01、t11、・・
・、t n-1.1 、各時刻のノイズデータがW01、W11、・
・・、Wn-1.1 、2周期目のn個のノイズデータの各時
刻がt02、t12、・・・、tn-1.2 、各時刻のノイズデ
ータがW02、W12、・・・、Wn-1.2 、・・・・、m周
期目のn個のノイズデータの各時刻がt0m、t1m、・・
・、tn-1.m 、各時刻のノイズデータがW0m、W 1m、・
・・、Wn-1.m とする。次に、m周期分の定周期振動波
信号Nの各周期中の同一タイミングのノイズデータの平
均値を演算し、平均定周期振動波信号Nを算出する(S
108)。つまり、m個の各周期の同じ第1番目のタイ
ミング(同じ位相)t01、t02、・・・、t0mの時刻に
おけるノイズデータW01、W02、・・・、W0mの平均値
Z0、・・・・、第n番目のタイミング(同じ位相)t
n-1.1 、tn-1.2 、・・・、tn- 1.m の時刻におけるノ
イズデータWn-1.1 、Wn-1.2 、・・・、Wn-1.m の平
均値WZ.n-1 とする。これにより、n個の各時刻t0
1 、・・・、tn-1 における平均ノイズデータは、W
Z0、WZ1、・・・、WZ.n-1 となる。そして、この平均
ノイズデータ列の2周期分を時刻の順番に記憶部14に
記憶する(S110)。これで調整段階が終了する。
【0029】次に、図8に示すフローチャートに従って
本稼働段階の処理内容を説明する。この本稼働の状態で
は、CPU12が切り替え手段の切り替え位置を、第1
の定周期振動波除去フィルタが固有振動波を除去する演
算は行うが、第2の定周期振動波除去フィルタを切り離
してあり、定周期振動波Nを除去する演算を行わない位
置に切り替えてある。従って、図1(b)に示す補正前
重量信号Wは、第2の定周期振動波除去フィルタによる
過渡応答の比較的長い遅れがないが、定周期振動波Nが
混入している。まず、物品7が送り込みコンベア8によ
り搬送されて、計量コンベア1の手前に設けられている
物品検出センサ(フォトセンサ)15により検出される
と(S200)、CPU12が物品7の重量データを取
得して記憶するタイミングP、及び取得区間(取得時
間)P〜Qを予め設定されている条件に従って自動的に
指定する(S202)。重量データ取得区間P〜Qは、
重量値を求めるための最適なタイミングであり区間とし
て指定される。そして、CPU12が図1(b)に示す
指定区間P〜Q内の定周期振動波Nが重畳する補正前重
量信号Wの重量データ列をA/Dサンプリング時間間隔
1 で読み込み、時系列に記憶部14に記憶する(S2
04)。
【0030】この補正前重量信号Wの重量データ列がW
0 、W1 、・・・、Wk とする。CPU12は、この重
量データ列W0 、W1 、・・・、Wk に対して予め記憶
部14に記憶されている図1(a)に示す定周期振動波
Nの2周期分のノイズ成分データ(以下、単に「ノイズ
データ」と言う。)列WZ0、WZ1、・・・、WZ.n-1
Z0、WZ1、・・・、WZ.n-1 を呼出し、同じタイミン
グ(位相)のデータどうしを加算する演算を行う。即
ち、 Wd00 =W0 +WZ0、Wd10 =W1 +WZ1、・・・、W
dk0 =Wk +WZk と演算する。この演算は、合成重量信号算出手段が行
い、Wd00 〜Wdk0 は合成重量信号である。この演算結
果は、図1(c)のR0 である。次に、位相差変更手段
は、図1(a)に示すノイズデータ列WZ0、WZ1、・・
・をサンプリング時間間隔t1 だけ、つまりデータ1個
分だけ同図の左側にシフトさせて、上記と同様に合成重
量信号算出手段が重量データ列とノイズデータ列の同じ
タイミングのデータどうしを加算する。 Wd01 =W0 +WZ1、Wd11 =W1 +WZ2、・・・、W
dk1 =Wk +WZ.k+1 と演算する。この演算結果は、図1(d)のR1 であ
る。
【0031】更に、図1(d)に示すノイズデータ列を
サンプリング時間間隔t1 だけ同図の左側に更にシフト
させて、上記と同様に重量データ列とノイズデータ列の
同じタイミングのデータどうしを加算する。 Wd02 =W0 +WZ2、Wd12 =W1 +WZ3、・・・、W
dk2 =Wk +WZ.k+2 と演算する。この演算結果は、図1(e)のR2 であ
る。この合成重量信号データR2 は一定値となってお
り、補正前重量信号Wの重量データ列から定周期振動波
Nのノイズデータ列が完全に除去されたものである。同
様にして順次t1 ずつノイズデータ列をシフトして定周
期振動波Nの1周期に至るまでの合成重量信号データ列
3 、R4 、・・・、Rn-1 を求める。 Wd0.n-1=W0 +WZ.n-1 、Wd1.n-1=W1 +WZ0、・
・・、Wdk.n-1=Wk +WZ.k-1 と演算する。この演算結果は、図1(f)のRn-1 であ
る。このようにしてノイズデータ列を順次シフトさせる
ことを1周期行うことにより、以下に示すようにn個の
合成重量信号データ列R0 、R1 、・・・、Rn-1を求
めることができる。
【0032】 R0 :Wd00 、Wd10 、・・・、Wdk01 :Wd01 、Wd11 、・・・、Wdk1 ・ ・ ・ ・ Rn-1 :Wd0.n-1、Wd1.n-1、・・・、Wdk.n-1 上記の処理をCPU12がステップS206、S208
で行う。
【0033】次に、n個の合成重量信号データ列R0
1 、・・・、Rn-1 のそれぞれの標準偏差(ばらつ
き)を計算し、標準偏差が最小となる合成重量信号デー
タ列R M (図1の例ではR2 )を選択手段が選択する
(S210)。そして、CPU12が標準偏差が最小と
なる合成重量信号データ列R2 の平均値を算出してこの
平均値を補正済み重量信号RMHとして生成する(S21
2、S214)。補正済み重量信号RMHは、定周期振動
波Nが重畳する補正前重量信号Wからその定周期振動波
Nを効果的に除去した信号である。
【0034】この実施形態の計量装置によると、従来の
計量装置のように、定周期振動波Nの同期信号を読み込
むための回転周期検出センサ及び同期信号をCPU12
に入力させる入力装置を設けずとも、重量データ列に重
畳するノイズデータ列を効果的に除去することができる
ノイズデータ列の位相を自動的に判定して、補正済み重
量信号RMHを生成することができる。そして、本稼働時
には、時定数の比較的大きい第2の定周期振動波除去フ
ィルタを使用していないので、補正前重量信号Wに対す
る補正済み重量信号RMHの応答の遅れを従来よりも短縮
することができ、これによって、計量速度の高速化を図
ることができる。
【0035】なお、標準偏差が最小となる合成重量信号
データ列R2 は、記憶部14に記憶されているノイズデ
ータ列が、重量データ列に重畳するノイズデータ列に対
して位相差が180度となるようにシフトして両者の和
を算出したときの数列の値であるので、この合成重量信
号データ列R2 が最も効果的にノイズが除去されてい
る。
【0036】次に、本稼働中において、計量コンベア1
に設けられている第1のモータ6の回転速度を変更した
場合は、定周期振動波信号Nの周期、振幅、又は波形が
調整モードで記憶したものと本稼働モードで記憶したも
のとが相違することとなり、調整モードで記憶したノイ
ズデータNをそのまま使用すると、本稼働時に得られた
補正前重量信号Wから変更後の定周期振動波を効果的に
除去することができないこととなる。そこで、調整モー
ドで記憶部14に記憶した定周期振動波信号Nのノイズ
データ列に対してCPU12の修正手段が所定の修正処
理を行うことにより変更後の定周期振動波を効果的に除
去することができる方法を説明する。修正手段は、CP
U12が記憶部14に記憶されている所定にプログラム
に従って、定周期振動波Nの周期及び振幅を決定する定
周期振動波発生源である第1のモータ6の回転速度情報
V(変更前)、VX (変更後)を使用して、記憶部14
に記憶されているノイズデータNを修正する処理を行う
手段である。
【0037】今、記憶部14に記憶されている定周期振
動波信号Nのノイズデータ列が図2(a)に示すように
周期がTであり、本稼働時において第1のモータ6の回
転速度が減速して図2(b)に示すように周期がTX
なったとし、この周期TX のノイズデータ列の求め方を
説明する。記憶部14に記憶されているノイズデータの
個数は、n(=T/t1 )であるので、速度変更後のデ
ータの時間間隔はtX =TX /nとなる。また、ノイズ
データの振幅は、第1のモータ6の回転速度の2乗に比
例して変化するので(遠心力の垂直成分)、調整モード
及び本稼働時における第1のモータ6の回転速度をV、
X とすると、記憶部14に記憶されている各ノイズデ
ータW0 〜Wn-1 に(VX /V)2 をそれぞれ乗算する
ことにより変更後の回転速度VX におけるノイズデータ
Z0〜WZ.n-1 を算出することができる。従って、調整
モードで記憶されているノイズデータ列Nは、図2
(a)に示すように、データの時間間隔がt1 であり、
各時刻t0 〜tn-1 におけるノイズデータがW0 〜W
n-1 とすると、修正手段がこのノイズデータ列Nを、図
2(b)に示すように、データの時間間隔がtX であ
り、各時刻tZ0、tZ1、・・・、t Z.n-1 におけるノイ
ズデータがWZ0、WZ1、・・・、WZ.n-1 のノイズデー
タ列NX に変換して記憶部14に記憶させることができ
る。ただし、tZ1−tZ0=tZ2−tZ1=・・・・=t
Z.n-1 −tZ.n-2 =tXZ0=(VX /V)2 ×W0
Z1=(VX /V)2 ×W1 、・・・・、WZ.n- 1
(VX /V)2 ×Wn-1 である。
【0038】ところで、本稼働時の補正前重量信号Wの
サンプリング時間間隔がt1 であるので、ノイズ除去演
算を行うには、ノイズデータ列NX をサンプリング時間
間隔t1 ごとのデータに変換する必要があるので、修正
手段は、補間法を使用してノイズデータ列NX を時間間
隔がt1 (時刻t0 、t1 、・・・、tk-1 、tk )の
ノイズデータ列NY (ノイズデータ値WY0、WY1、・・
・、WY.k-1 、WY.k)に変換して記憶部14に記憶さ
せることができる。つまり、図2(b)に示すように、
1周期TX を時刻t0 、t1 、・・・、t k-1 、tk
分割してそれぞれの時刻におけるノイズデータWY.0
Y.1 、・・・、WY.k-1 、WY.k を算出して記憶部1
4に記憶する。例えば、図2(b)に示す時刻tZ.n-2
とtZ.n-1 の間の時刻tk-2 、tk-1におけるノイズデ
ータWY.k-2 、WY.k-1 を求める場合について説明す
る。図3に示すように、まず、時刻tZ.n-2 とtZ.n-1
におけるノイズデータのyの値WZ.n-2 とWZ.n-1 を直
線で結ぶ。この直線pをxyの方程式で表すと、 y=−{(WZ.n-2 −WZ.n-1 )/tx }×x+WZ.n-2 (1) となる。ただし、tZ.n-2 −tZ.n-1 =tx とする。こ
こで、x=tk-2 −tZ.n-2 を(1)式に代入して時刻
k-2 におけるノイズデータ値WY.k-2 を求めると、 y=WY.k-2 =−{(WZ.n-2 −WZ.n-1 )/tx }×
(tk-2 −tZ.n-2 )+WZ.n-2 となる。このようにして、各時刻t0 、t1 、・・・、
k-1 、tk におけるノイズデータ値WY0、WY1、・・
・、WY.k-1 、WY.k を求めることができる。なお、図
2では、ノイズデータの1周期分について説明したが、
記憶部14には2周期分のノイズデータが記憶されてい
るので、上記と同様にして2周期分のノイズデータを変
換することができる。
【0039】ただし、第1のモータ6の回転速度が本稼
働中に加速してVX >Vとなった場合のノイズデータ列
X は、図2(c)に示すような波形となるが、VX
Vの場合と同様にして、修正手段は、図2(a)に示す
各時刻t0 〜tn-1 におけるノイズデータ値W0 〜W
n-1 を、各時刻t0 、t1 、・・・におけるノイズデー
タ値WY0、WY1、・・・(図2(c)参照)に変換する
ことができる。そして、図2(a)に示すサンプリング
時間間隔t1 が十分に短いときは、修正手段は、各時刻
0 〜tn-1 におけるノイズデータ値W0 〜Wn-1 に対
して上記のような変換の演算を行わずに、図2(b)の
場合において、各時刻t0 〜t k に最も接近する時刻t
Zmにおけるノイズデータ値WY0〜WY.k を当てはめても
よい。mは、0からn−1までの整数である。例えば、
時刻t1 、t2 のノイズデータ値としてWZ1を当ては
め、時刻t3 、t4 のノイズデータ値としてWZ2を当て
はめることができる。
【0040】次に、第2実施形態の計量装置を説明す
る。第2実施形態の計量装置は、第1実施形態の計量装
置において、位相差変更手段、合成重量信号算出手段、
及び選択手段に代えて、位相差検出手段、及び合成重量
信号算出手段を設けたものである。これ以外は、第1実
施形態と同等であるので同等部分の詳細な説明を省略す
る。第2実施形態の位相差検出手段、及び合成重量信号
算出手段が行う各処理は、記憶部14に記憶されている
プログラムに従ってCPU12が行う。
【0041】位相差検出手段は、図9に示すように、本
稼働時において得られた補正前重量信号Wの時刻R〜Q
における重量データ列W-R、・・・、W-1、W0
1 、・・・、Wk と記憶部14に記憶されている図1
(a)に示す定周期振動波信号のノイズデータ列WZ0
Z1、・・・、WZ.n-1 に基づいて両者の位相差を検出
する手段である。なお、時刻R〜Qの時間間隔TN は、
T(1周期)/2以上としている。そして、図9に破線
で示す時刻Q以降の補正前重量信号Wは、この補正前重
量信号Wの波形と振動の周期Tを説明するためのもので
ある。合成重量信号算出手段は、重量データ列W-R、・
・・、W-1、W0 、W1 、・・・、Wk とノイズデータ
列WZ0、WZ1、・・・、WZ.n-1 の位相差を0度とした
状態における、P〜Q領域の重量データ列W0 、W1
・・・、Wk (時刻P〜Qの重量データ)とノイズデー
タ列WZ0、WZ1、・・・、WZ.n-1 の互いに対応するタ
イミングの重量データからノイズデータを減算して合成
重量信号を算出する手段である。
【0042】第2実施形態の計量装置によると、本稼働
前の調整段階において定周期振動波信号Nのデータを記
憶部に記憶する手順は、第1実施形態の図7に示す手順
と同等であるのでその説明を省略する。次に、本稼働の
状態において、図8に示すステップS200及び202
の処理と同等の処理を行う。そして、CPU12が図9
に示す指定区間R〜Q内の定周期振動波Nが重畳する補
正前重量信号Wの重量データ列W-R 〜W0 〜Wk をA
/Dサンプリング時間間隔t1 で読み込み、時系列に記
憶部14に記憶する。そして、重量データW-R〜W0
k を微分演算して極大値又は極小値と対応する重量デ
ータを検出する。その検出した重量データが極大値又は
極小値であるかの判定は、例えばその検出した重量デー
タとその前後の重量データの大きさを比較することによ
り判定することができる。次に、重量データ列W-R〜W
0 〜W k の極大値又は極小値の重量データ、例えば図9
では、極小値の重量データW-Sのタイミングと図1
(a)に示すノイズデータNの極小値のノイズデータW
K のタイミングとを比較して、この2つの重量データ列
とノイズデータ列の位相差を算出する。このようにし
て、重量及びノイズデータ列の位相差を算出するのが位
相差検出手段である。そして、合成重量信号算出手段
は、この算出した位相差に基づいて、2つのデータ列の
位相差が0度となるように両者のデータを対応させ、両
者の互いに対応するタイミングの重量データからノイズ
データを減算して合成重量信号を算出することができ
る。このようにして、第1実施形態と同様に、定周期振
動波信号Nを含む補正前重量信号Wから定周期振動波信
号Nであるノイズを除去した補正済み重量信号を生成す
ることができる。上記位相差検出手段、及びこの算出し
た位相差に基づいて2つのデータ列の位相差が0度とな
るように両者のデータを対応させるのが請求項7に記載
の位相差変更手段である。
【0043】なお、位相差を検出するために使用する重
量データ列W-R〜W0 〜Wk の取得開始時点Rを、図9
に示すように、合成重量信号を算出するために使用する
重量データ列W0 〜Wk の取得開始時点Pよりも先のタ
イミング(時刻)にしてあり、更に、R〜Qの時間間隔
がノイズデータNのT(1周期)/2以上の領域の重量
データを取得するように取得開始時点Rを設定してあ
る。これによって、R〜Qの領域の重量データのうちか
ら必ず極大値又は極小値の重量データを取得することが
でき、これらの重量データ列W-R〜W0 〜Wk を使用し
て補正前重量信号Wと定周期振動波信号Nの両者の位相
差を正確に検出できるようにしている。また、図9に示
すR〜Q間の重量データは、過渡状態であって減衰度合
が比較的大きい領域であるので、この重量データを合成
重量信号データの算出のために使用すると重量誤差が大
きくなるのでそれには使用しづらいが、位相差を算出す
る際にはR〜Q間の重量データのうちから極大値又は極
小値を表すデータを検出できればよいのでR〜Q間の重
量データを使用しても支障がないので使用している。
【0044】ただし、上記実施形態の修正手段によるノ
イズデータ値の振幅の変換方法は、各ノイズデータ値W
0 〜Wn-1 に対して(VX /V)2 を乗算してWZ0〜W
Z.n- 1 を算出することとしたが、第1のモータ6の速度
可変範囲が狭い場合や、回転速度に対するノイズの振幅
の変動特性式が複雑であったり、不明である場合は、上
記の方法に代えて、速度可変範囲の最高及び最低速度の
ときのノイズの最大振幅及び最小振幅を実測して記憶部
14に記憶しておき、可変範囲内の各速度における振幅
を、最大振幅と最小振幅とを結ぶ直線を使用して近似値
で求めてもよい。
【0045】更に、上記実施形態では、本稼働前の調整
段階における零点調整の際に定周期振動波Nのノイズデ
ータ列Nを記憶部14に記憶する例で説明したが、本稼
働中に零点調整を自動的又は手動で行う計量装置では、
本稼働中の零点調整の際に上記実施形態と同様にしてノ
イズデータ列Nを読み取り、前回に記憶されているノイ
ズデータ列Nに置き換えて記憶部14に記憶してもよ
い。このように、本稼働中の零点調整の際にノイズデー
タ列Nを記憶部14に記憶することとすると、その時点
での第1のモータ6の回転速度におけるノイズデータ列
Nを記憶することができるので、修正手段によるノイズ
データ列Nの変換演算を省略することができる。そし
て、本稼働中に定周期振動波Nの周期、振幅のみならず
波形が変化した場合でも、その変化後の定周期振動波N
の正確なノイズデータ列NX を得ることができるので、
修正手段により変換した場合よりも正確なノイズデータ
列NX を得ることができる。本稼働中に定周期振動波N
の波形が変化する場合として、計量コンベア1の駆動プ
ーリ3と従動プーリ4の回転の位相がずれた時がある。
駆動プーリ3と従動プーリ4は搬送ベルト5で連結され
ているので、各プーリ3、4と搬送ベルト5との間で滑
りが生じて各プーリの回転によって生じる両者の定周期
振動の位相がずれることによりこの計量コンベア1全体
としての定周期振動波Nの波形が変化する。
【0046】そして、上記実施形態では、第1のモータ
6の回転に基づいて生じる定周期振動波Nを記憶部14
に記憶して、補正前重量信号Wからこの振動波Nを除去
する構成としたが、これに代えて、第1のモータ6の回
転に基づいて生じる定周期振動波Nと第2のモータ16
の回転に基づいて生じる定周期振動波Mの両方を記憶部
14に記憶しておいて、補正前重量信号Wからこの2つ
の振動波N、Mを除去する構成としてもよい。このよう
に構成された計量装置では、定周期振動波N、Mの夫々
の第1及び第2のノイズデータを記憶部14に記憶する
必要がある。つまり、図8に示すステップS200〜S
204において、第1のモータ6の回転に基づく第1の
ノイズデータ列を記憶部14に記憶するときは、第2の
モータ16を停止させておいて上記実施形態と同様にし
て第1のノイズデータ列を記憶部14に記憶する。そし
て、第2のモータ16の回転に基づく第2のノイズデー
タ列を記憶部14に記憶するときは、第1のモータ6を
停止させておいて上記実施形態と同様にして第2のノイ
ズデータ列を記憶部14に記憶する。次に、補正前重量
信号Wから第1のノイズデータを除去するためにステッ
プS206〜S210の処理を行い、標準偏差が最小と
なる合成重量信号データ列R i を選択手段が選択する
(S210)。次に、合成重量信号データ列Ri を補正
前重量信号データ列として、このデータ列から第2のノ
イズデータを除去するためにステップS206〜S21
0の処理を行い、新たに得られた合成重量信号データ列
0 〜Un-1 のうちから標準偏差が最小となる合成重量
信号データ列Ujを選択手段が選択する(S210)。
そして、CPU12が標準偏差が最小となる合成重量信
号データ列Uj の平均値を算出してこの平均値を補正済
み重量信号UMHとして生成する(S212、S21
4)。補正済み重量信号UMHは、2つの定周期振動波
N、Mが重畳する補正前重量信号Wからその定周期振動
波N、Mを効果的に除去した信号である。
【0047】また、第1実施形態の合成重量信号算出手
段は、図1(b)に示す補正前重量信号Wの重量データ
列W0 〜Wk と図1(a)に示すノイズデータ列WZ0
Z. n-1 を加算して合成重量信号データ列R0 〜Rn-1
を算出する構成としたが、これに代えて、重量データ列
0 〜Wk からノイズデータ列WZ0〜WZ.n-1 を減算し
て合成重量信号データ列S0 〜Sn-1 を算出する構成と
してもよい。
【0048】そして、第2実施形態の合成重量信号算出
手段は、重量データ列W-R、・・・、W-1、W0
1 、・・・、Wk とノイズデータ列WZ0、WZ1、・・
・、WZ. n-1 の位相差を0度とした状態における両者の
互いに対応するタイミングの重量データからノイズデー
タを減算して合成重量信号を算出したが、これに代え
て、重量データ列W-R、・・・、W-1、W0 、W1 、・
・・、Wk とノイズデータ列WZ0、WZ1、・・・、W
Z.n-1 の位相差を180度とした状態における両者の互
いに対応するタイミングの重量データとノイズデータと
を加算して合成重量信号を算出してもよい。
【0049】更に、上記実施形態では、定周期振動波N
の2周期分のノイズデータ列WZ0〜WZ.n-1 、WZ0〜W
Z.n-1 を記憶部14に記憶したが、これに代えて、1周
期分のノイズデータ列WZ0〜WZ.n-1 を記憶部14に記
憶してもよい。この場合、1周期分のノイズデータ列W
Z0〜WZ.n-1 を重量データ列W0 〜Wk に対してサンプ
リング時間間隔t1 ずつシフトさせる度に、先頭のノイ
ズデータWZ0、・・・を最後のノイズデータWZ.n-1
・・・の後ろに移動させることを順次繰り返し行うこと
によって、互いに対応する時刻のノイズデータと重量デ
ータとを加算できるようにする。なお、重量データ列W
0 〜Wk のデータの個数がノイズデータ列WZ0〜WZ.n-
1 の1周期のデータの個数よりも多い場合は、ノイズデ
ータの個数が重量データの個数と同じになるか若しくは
多くなるように複数周期のノイズデータ列を記憶部14
に記憶する。
【0050】そして、上記実施形態の選択手段は、図8
に示すステップS210において、n個の合成重量信号
データR0 〜Rn-1 のそれぞれの標準偏差を計算し、標
準偏差が最小となる合成重量信号データ列RM を選択し
たが、これに代えて、n個の合成重量信号データR0
n-1 のそれぞれの最大値と最小値の差を計算し、その
差が最小となる合成重量信号データ列RM を選択しても
よい。
【0051】
【発明の効果】第1乃至第5の各発明によると、選択手
段により選択された合成重量信号は、補正前重量信号に
重畳している定周期振動波信号と予め記憶部に記憶して
おいた定周期振動波信号との位相差が180度又は0度
になった時に算出されたものであり、この合成重量信号
を選択することにより、定周期振動波信号であるノイズ
を除去した補正済み重量信号を生成することができる。
従って、従来の定周期振動波除去方法で必要であった回
転周期検出センサ及び同期信号をCPUに入力させる入
力装置を不要とすることができ、その分のコストの低減
を図ることができるし、それらの取付けスペースを不要
とすることができる。そして、補正前重量信号に重畳し
ている定周期振動波信号と記憶手段に記憶されている定
周期振動波信号とを重ね合わせて前者から後者を除去し
ているので、補正前重量信号の取得区間が定周期振動波
の1周期未満であっても、補正前重量信号から定周期振
動波を正確に除去することができる。これによって、高
精度での高速計量を実現することができる。
【0052】第2の発明によると、入力信号に対する出
力信号の応答の遅れを従来よりも短縮することができ、
これによって、計量速度の高速化を図ることができるの
で、この発明を重量値演算用信号取得区間が比較的短
く、高速計量が要求されている重量選別機等に適用する
ことができる。第3の発明によると、記憶手段に記憶さ
れている定周期振動波信号を、定周期振動波発生源の速
度が変化したときの定周期振動波に対応する信号に修正
することができる。従って、定周期振動波発生源の速度
が変化して補正前重量信号に重畳する定周期振動波の周
期及び振幅が変化しても、この変化後の定周期振動波を
正確に除去することができる。
【0053】第4の発明によると、零点調整の際に定周
期振動波を記憶手段に記憶することにより、定周期振動
波発生源の運転条件が変化して補正前重量信号に重畳す
る定周期振動波の周期、振幅、及び波形が変化しても、
この変化後の定周期振動波を正確に除去することができ
る。そして、零点調整の際に定周期振動波を記憶手段に
記憶しているので、計量装置の稼働時間を減少させるこ
とはない。第5の発明によると、零点調整を行うとき
は、定周期振動波が除去された補正済み重量信号を使用
して零点調整を行うことができるので、重量信号の正確
な零点調整を行うことができる。そして、定周期振動波
を記憶手段に記憶するときは、零点調整済みの補正前重
量信号に重畳する定周期振動波を記憶することができる
ので、定周期振動波であるノイズ成分を正確に記憶する
ことができる。第6の発明によると、補正前の重量信号
に2以上の定周期振動波が重畳している場合でも、第1
の発明の効果と同様に、回転周期検出センサ等を不要と
することができ、高精度での高速計量を実現することが
できる。
【0054】第7及び第8の各発明によると、合成重量
信号算出手段が算出した合成重量信号は、補正前重量信
号に重畳している定周期振動波信号と予め記憶部に記憶
しておいた定周期振動波信号との位相差を0度若しくは
180度、又はそれに近い角度に変更したときに算出さ
れたものであり、定周期振動波信号であるノイズを除去
した補正済み重量信号を生成することができる。従っ
て、第1の発明と同等の効果を達成することができる。
【0055】第9の発明によると、合成重量信号を算出
するために使用する補正前重量信号を取得する時間とし
て長い時間を確保できない場合でも、位相差を検出する
ために使用する補正前重量信号の取得開始時点を、合成
重量信号を算出するために使用する補正前重量信号の取
得開始時点よりも先にすることによって、多くの補正前
重量信号のデータを取得することができ、これらのデー
タを使用することによって補正前重量信号と定周期振動
波信号の両者の位相差を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る計量装置の記憶
部に記憶される各種データであり、(a)は定周期振動
波のノイズデータ、(b)は補正前重量信号の重量デー
タ、(c)は合成重量信号データ、(d)〜(f)はノ
イズデータを順次シフトした時の合成重量信号データを
示す図である。
【図2】同実施形態に係る計量装置の記憶部に記憶され
る各種データであり、(a)は定周期振動波のノイズデ
ータ、(b)は周期が長くなったときの変換後のノイズ
データ、(c)は周期が短くなったときの変換後のノイ
ズデータを示す図である。
【図3】同実施形態の修正手段によりノイズデータの修
正を説明するための図である。
【図4】同実施形態に係る計量装置に設けられている計
量コンベア及び送り込みコンベアを示す図である。
【図5】同実施形態に係る計量装置の電気回路を示すブ
ロック図である。
【図6】同実施形態に係る計量装置によるノイズデータ
の平均値の計算を説明するための図である。
【図7】同実施形態に係る計量装置により定周期振動波
信号のノイズデータを記憶する手順を示すフローチャー
トである。
【図8】同実施形態に係る計量装置により補正前重量信
号から定周期振動波を除去する手順を示すフローチャー
トである。
【図9】同発明の第2実施形態に係る計量装置を説明す
るために使用する図である。
【符号の説明】
1 計量コンベア 2 ロードセル 3 駆動プーリ 6 第1のモータ 12 CPU 14 記憶部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稼働状態において定周期振動波が重畳さ
    れている補正前重量信号から上記定周期振動波を除去し
    て補正済み重量信号を生成する計量装置において、 定周期振動波の少なくとも1周期分の信号が記憶される
    記憶手段と、荷重検出手段が出力する上記補正前重量信
    号と上記記憶手段に記憶されている定周期振動波信号の
    両者の位相差を順次変更する位相差変更手段と、複数の
    各位相差ごとの上記補正前重量信号と上記定周期振動波
    信号とを加算し又は一方から他方を減算して各位相差ご
    とに合成重量信号を算出する合成重量信号算出手段と、
    上記複数の合成重量信号のうち信号のばらつき又は最大
    値と最小値の差が比較的小さい合成重量信号を選択する
    選択手段と、を具備することを特徴とする計量装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の計量装置において、上
    記位相差変更手段は、所定の重量値演算用信号取得区間
    の補正前重量信号に対して上記記憶手段に記憶されてい
    る定周期振動波信号の位相をこの定周期振動波信号の1
    周期時間よりも短い所定時間ずつ相対的にシフトさせて
    両者の位相差を順次変更することを特徴とする計量装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の計量装置におい
    て、上記定周期振動波の周期及び振幅を決定する定周期
    振動波発生源の速度情報によって上記記憶手段に記憶さ
    れている定周期振動波信号を修正する修正手段を設けた
    ことを特徴とする計量装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の計量装置におい
    て、定周期振動波の少なくとも1周期分の信号を重量信
    号の零点調整の際に上記記憶手段に記憶することを特徴
    とする計量装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の計量装置におい
    て、定周期振動波除去フィルタによって補正前重量信号
    に重畳する定周期振動波を除去させて、これによって得
    られた補正済み重量信号を使用して零点調整手段により
    零点調整を行わせる切り替え位置と、零点調整済みの補
    正前重量信号に重畳する定周期振動波を上記記憶手段に
    記憶させる切り替え位置と、に切り替える切り替え手段
    を設けたことを特徴とする計量装置。
  6. 【請求項6】 補正前の重量信号に第1と第2の2つの
    定周期振動波が重畳される荷重検出器において、第1の
    定周期振動波を生じさせ第1の定周期振動波の少なくと
    も1周期分の信号を記憶する段階と、第2の定周期振動
    波を生じさせ第2の定周期振動波の少なくとも1周期分
    の信号を記憶する段階と、第1と第2の定周期振動波が
    重畳されている補正前重量信号と上記記憶された第1の
    定周期振動波信号の両者の位相差を順次変更し、複数の
    各位相差ごとの上記補正前重量信号と第1の定周期振動
    波信号とを加算し又は一方から他方を減算して各位相差
    ごとに第1の合成重量信号を算出する段階と、複数の第
    1の合成重量信号のうち信号のばらつき又は最大値と最
    小値の差が比較的小さい第2の合成重量信号を選択する
    段階と、第2の合成重量信号と上記記憶された第2の定
    周期振動波信号の両者の位相差を順次変更し、複数の各
    位相差ごとの第2の合成重量信号と第2の定周期振動波
    信号とを加算し又は一方から他方を減算して各位相差ご
    とに第3の合成重量信号を算出する段階と、複数の第3
    の合成重量信号のうち信号のばらつき又は最大値と最小
    値の差が比較的小さい第4の合成重量信号を選択する段
    階と、を具備することを特徴とする定周期振動波除去方
    法。
  7. 【請求項7】 稼働状態において定周期振動波が重畳さ
    れている補正前重量信号から上記定周期振動波を除去し
    て補正済み重量信号を生成する計量装置において、 定周期振動波の少なくとも1周期分の信号が記憶される
    記憶手段と、荷重検出手段が出力する上記補正前重量信
    号と上記記憶手段に記憶されている定周期振動波信号に
    基づいて両者の位相差を0度若しくは180度、又はそ
    れに近い角度に変更する位相差変更手段と、上記補正前
    重量信号と上記定周期振動波信号の位相差を0度若しく
    は180度、又はそれに近い角度とした状態における両
    者の合成重量信号を算出して上記定周期振動波を除去し
    た補正済み重量信号を生成する合成重量信号算出手段
    と、を具備することを特徴とする計量装置。
  8. 【請求項8】 稼働状態において定周期振動波が重畳さ
    れている補正前重量信号から上記定周期振動波を除去し
    て補正済み重量信号を生成する計量装置において、 定周期振動波の少なくとも1周期分の信号が記憶される
    記憶手段と、荷重検出手段が出力する上記補正前重量信
    号と上記記憶手段に記憶されている定周期振動波信号に
    基づいて両者の位相差を検出する位相差検出手段と、上
    記補正前重量信号と上記定周期振動波信号の位相差を0
    度若しくは180度、又はそれに近い角度とした状態に
    おける両者の合成重量信号を算出して上記定周期振動波
    を除去した補正済み重量信号を生成する合成重量信号算
    出手段と、を具備することを特徴とする計量装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の計量装置において、上
    記位相検出手段が位相差を検出するために使用する上記
    補正前重量信号の取得開始時点が、上記合成重量信号算
    出手段が上記合成重量信号を算出するために使用する上
    記補正前重量信号の取得開始時点よりも先であることを
    特徴とする計量装置。
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